JP2019085819A - ガイドローラユニット及び車両用スライドドア装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車室空間の侵食を抑えつつ、より安定的にスライドドアを支持する。【解決手段】車体側センターローラユニット20BCは、車体2に固定される支持ブラケット45と、この支持ブラケット45に対して回動可能に連結される回動アーム46と、ドア側センターレールに係合するガイドローラを支持する状態で回動アーム46と回動可能に連結されるガイドローラ支持部と、を備える。また、回動アーム46は、スライドドアが車幅方向外側に変位することにより第1方向に回動し、車幅方向内側に変位することにより第2方向に回動する。そして、支持ブラケット45には、スライドドアが全閉位置側の幅方向変位区間を超えて開動作した場合に、回動アーム46に当接して、その第1方向に向かう回動を規制するストッパ部51と、回動アーム46に設けられたロック係合部53に係合して、その第2方向に向かう回動を規制するロックレバー55とが設けられる。【選択図】図12
Description
本発明は、ガイドローラユニット及び車両用スライドドア装置に関するものである。
一般に、車両用のスライドドア装置は、車両前後方向に延びる複数のガイドレールと、これらの各ガイドレールに対し、その延伸方向に沿って相対移動可能に連結される複数のガイドローラユニットと、を備えている。そして、これらの各ガイドレール及びガイドローラユニットを介して車体にスライドドアを支持することにより、その各ガイドレールの延伸方向に沿ったスライドドアの前後移動に基づいて、車体の側面に形成された車両のドア開口部を開閉することが可能となっている。
例えば、特許文献1に記載のスライドドア装置は、ドア開口部の下縁部において車体側に設けられる第1の車体側ガイドレールと、この第1の車体側ガイドレールよりも上方に配置された第2の車体側ガイドレールと、を備えている。また、この従来技術のスライドドア装置は、ドア開口部の下縁部においてスライドドア側に設けられる第1のドア側ガイドレールと、この第1のドア側ガイドレールよりも上方に配置される第2のドア側ガイドレールと、を備えている。そして、このスライドドア装置は、そのスライドドアに支持された状態で第1及び第2の車体側ガイドレールに連結される第1及び第2のドア側ガイドローラユニットと、車体に支持された状態で第1及び第2のドア側ガイドレールに連結される第1及び第2の車体側ガイドローラユニットと、を備えている。
即ち、スライドドア側にもガイドレールを設けることで、そのガイドレールの配置自由度を高めることができる。そして、上記従来例の構成では、第2のドア側ガイドレール及び第2の車体側ガイドレールを窓部下方の所謂ベルトライン付近に配置することで、その窓枠を廃止することが可能となっている。
更に、例えば、特許文献2に記載のスライドドア装置は、第1及び第2の車体側ガイドレールとドア開口部の下縁部においてスライドドア側に設けられたドア側ガイドレールとの三本のガイドレールによりスライドドアを開閉動作させる。そして、このようなスライドドアのベルトライン付近にドア側ガイドレールを設けない構成を採用することで、その車室空間の有効利用が図られている。
しかしながら、スライドドアの開閉動作時、ドア側ガイドローラユニットはスライドドアと一体に移動するのに対し、車体側ガイドローラユニットは移動しない。このため、スライドドアの開動作時には、ドア開口部の下縁部において、そのドア側及び車体側の各ガイドローラユニットが形成するスライドドアの支持点が近づいてしまうという問題がある。そして、上記従来技術のような上方のドア側ガイドレールを廃止する構成では、これにより、そのスライドドアの支持安定性が損なわれるおそれがあることから、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、車室空間の侵食を抑えつつ、より安定的にスライドドアを支持することのできるガイドローラユニット及び車両用スライドドア装置を提供することにある。
上記課題を解決するガイドローラユニットは、車体に固定される支持ブラケットと、前記支持ブラケットに対して回動可能に連結される回動アームと、前記車体に形成されたドア開口部を開閉するスライドドアに設けられたドア側ガイドレールに係合するガイドローラと、前記ガイドローラを支持する状態で前記回動アームと回動可能に連結されるガイドローラ支持部と、を備え、前記スライドドアは、移動経路の全閉位置側に該スライドドアが車幅方向に変位する幅方向変位区間を有して車両前後方向に開閉動作するとともに、前記回動アームは、前記スライドドアが車幅方向外側に変位することにより第1方向に回動し、前記スライドドアが車幅方向内側に変位することにより第2方向に回動するものであって、前記支持ブラケットには、前記スライドドアが前記幅方向変位区間を超えて開動作した場合に、前記第1方向に回動する前記回動アームに当接して該第1方向に向かう前記回動アームの回動を規制するストッパ部と、前記スライドドアが前記幅方向変位区間を超えて開動作した場合に、前記回動アームに設けられたロック係合部に係合するロック位置に移動して前記第2方向に向かう前記回動アームの回動を規制するロックレバーと、が設けられる。
上記構成によれば、スライドドアと一体にドア側ガイドレールが車幅方向に変位した場合、車体に固定された支持ブラケットに対して回動アームが相対回動するとともに、この回動アームとガイドローラ支持部とが相対回動する。そして、これにより、そのスライドドアの開閉動作姿勢(例えば、車体の側面に対して略平行な姿勢)が保たれる。即ち、スライドドアが車幅方向に変位する全閉位置側の幅方向変位区間、つまり全閉位置近傍にある場合に、そのガイドローラが係合する閉動作側の長手方向端部に湾曲形状部を有しない直線的なドア側ガイドレールを用いた場合であっても、円滑に、そのスライドドアを開閉動作させることができる。そして、これにより、このようなドア側ガイドレールを設けることにより生ずる車室空間の侵食を最小限に抑えることができる。
また、スライドドアが幅方向変位区間を超えて開動作した場合には、第1方向に向かう回動アームの回動を規制するストッパ部と第2方向に向かう回動アームの回動を規制するロックレバーとによって、その支持ブラケットに対する回動アームの回動位置が保持される。そして、これにより、その幅方向変位区間を超えた開動作領域において、安定的に、スライドドアを支持することができる。
更に、通常、車両用のスライドドア装置は、スライドドアが開状態にある場合、このスライドドアが車幅方向外側に傾動しようとする状態で当該スライドドアの荷重をガイドローラユニットが支えることにより、そのスライドドアが車体に接触しないように構成されている。このため、上記のように構成されたガイドローラユニットにおいては、スライドドアを車幅方向内側に変位させるような特別の外力が印加された場合を除き、支持ブラケットに設けられたストッパ部によって、その第1方向に向かう回動アームの回動が規制された状態となっている。
即ち、上記構成によれば、通常の使用状態においては、その回動アーム側のロック係合部に係合したロックレバーに大きな負荷がかからないようにすることができる。その結果、小さな操作力でロックレバーをロック位置からアンロック位置に移動させることができる。そして、これにより、そのアンロック動作時におけるロックレバーの引っ掛かりや音の発生を抑えて、円滑に、その回動アームが第2方向に回動可能な状態に移行させることができる。更に、精度よく、適切なタイミングで、ロックレバーをアンロック動作させることが可能になる。そして、これにより、スライドドアが閉動作する際の高い質感を確保することができる。
上記課題を解決するガイドローラユニットにおいて、前記ロックレバーは、前記支持ブラケットに対する前記回動アームの連結軸に並行する支軸回りに回動することにより、前記ロック係合部の移動軌跡から離脱したアンロック位置と前記ロック位置とが切り替わるとともに、前記ロックレバーの支軸は、前記ロック係合部の移動軌跡に対する該ロック係合部と前記ロックレバーとの係合位置における接線方向に設けられることが好ましい。
上記構成によれば、回動アームが第2方向に回動しようとする力を、そのロックレバーの支軸で受けることができる。そして、これにより、簡素な構成にて、高い支持剛性を確保することができる。更に、小さな力でロックレバーをロック位置に保持することができる。そして、これにより、簡素な構成にて、高い信頼性を確保することができる。
上記課題を解決するガイドローラユニットは、前記スライドドアと一体に移動するドア側係合部材と、回動可能な状態で前記車体に支持される解除レバーと、前記解除レバーの回動を前記ロックレバーに伝達する伝達部材と、を備え、前記解除レバーは、前記スライドドアが前記幅方向変位区間を超えて開動作することにより、前記ドア側係合部材が前記解除レバーの第1係合部に係合して該解除レバーがロック方向に回動し、前記幅方向変位区間に進入する前記スライドドアの閉動作に基づき、前記ドア側係合部材が前記解除レバーの第2係合部に係合して該解除レバーがアンロック方向に回動するとともに、前記ロックレバーは、前記解除レバーが前記ロック方向に回動することにより、前記ロック係合部の移動軌跡から離脱したアンロック位置から前記ロック位置に移動し、前記解除レバーが前記アンロック方向に回動することにより、前記ロック位置から前記アンロック位置に移動するように構成されることが好ましい。
上記構成によれば、簡素な構成にて、精度よく、適切なタイミングで、そのロックレバーをロック動作させ、及びアンロック動作させることができる。そして、これにより、スライドドアが開閉動作する際の高い質感を確保することができる。
上記課題を解決するガイドローラユニットにおいて、前記解除レバーは、前記ロック方向に回動することにより前記第1係合部が前記ドア側係合部材の移動軌跡から離脱し、前記アンロック方向に回動することにより前記第2係合部が前記ドア側係合部材の移動軌跡から離脱するものであって、前記解除レバーには、該解除レバーが前記ロック方向に回動した場合には該ロック方向に前記解除レバーを付勢するとともに該解除レバーが前記アンロック方向に回動した場合には該アンロック方向に前記解除レバーを付勢する付勢部材が設けられることが好ましい。
上記構成によれば、ロック方向に回動した位置又はアンロック方向に回動した位置の何れかにおいて、安定的に、その解除レバーを保持することができる。そして、これにより、その伝達部材を介して接続されたロックレバーを確実にロック及びアンロック動作させることができる。
更に、ドア側係合部材の移動軌跡から離脱した解除レバーの第1係合部又は第2係合部の近傍をドア側係合部材が通過する際、大きなクリアランスを確保することができる。そして、これにより、誤作動の発生を抑えて、高い信頼性を確保することができる。
上記課題を解決するガイドローラユニットにおいて、前記伝達部材は、押圧力及び引張力を伝達可能なワイヤーケーブルであることが好ましい。
上記構成によれば、ワイヤーケーブルの配索容易性に基づいて、その解除レバーの高い配置自由度を確保することができる。また、ワイヤーケーブルを介して伝達される押圧力及び引張力の何れか一方に基づきロックレバーがアンロック位置からロック位置に移動し、その押圧力及び引張力の他方によって、ロックレバーがロック位置からアンロック位置に移動するように構成することができる。そして、そのワイヤーケーブルの剛性に基づいて、ロックレバーをロック位置又はアンロック位置の何れかに保持することができる。
上記構成によれば、ワイヤーケーブルの配索容易性に基づいて、その解除レバーの高い配置自由度を確保することができる。また、ワイヤーケーブルを介して伝達される押圧力及び引張力の何れか一方に基づきロックレバーがアンロック位置からロック位置に移動し、その押圧力及び引張力の他方によって、ロックレバーがロック位置からアンロック位置に移動するように構成することができる。そして、そのワイヤーケーブルの剛性に基づいて、ロックレバーをロック位置又はアンロック位置の何れかに保持することができる。
上記課題を解決する車両用スライドドア装置は、車体に設けられたドア開口部の下縁部において前記車体側に設けられる第1の車体側ガイドレールと、前記ドア開口部を開閉するスライドドアに支持された状態で前記第1の車体側ガイドレールに連結される第1のドア側ガイドローラユニットと、前記第1の車体側ガイドレールよりも上方に配置される第2の車体側ガイドレールと、前記第2の車体側ガイドレールに連結される第2のドア側ガイドローラユニットと、前記ドア開口部の下縁部において前記スライドドア側に設けられる第1のドア側ガイドレールと、前記車体に支持された状態で前記第1のドア側ガイドレールに連結される第1の車体側ガイドローラユニットと、前記第1のドア側ガイドレールよりも上方に配置される第2のドア側ガイドレールと、前記第2のドア側ガイドレールに連結される第2の車体側ガイドローラユニットと、を備えるとともに、前記第2の車体側ガイドローラユニットには、上記何れかに記載のガイドローラユニットが用いられる。
上記構成によれば、第1の車体側ガイドレールに連結された第1のドア側ガイドローラユニット、第2の車体側ガイドレールに連結された第2のドア側ガイドローラユニット、及び第1のドア側ガイドレールに連結された第1の車体側ガイドローラユニットもまた、それぞれ、そのスライドドアの支持点を形成する。そして、スライドドアが全閉位置近傍の幅方向変位区間にある場合には、その第1のドア側ガイドローラユニット及び第2のドア側ガイドローラユニット、並びに第1の車体側ガイドローラユニットが形成する3つの支持点により、安定的にスライドドアを支持することができる。
また、スライドドアが開動作することにより、そのスライドドアと一体に移動する第1のドア側ガイドローラユニットが第1の車体側ガイドローラユニットに近接することになる。しかしながら、このとき、第2のドア側ガイドローラユニットが形成するスライドドアの支持点は、そのスライドドアの開動作によって、第2の車体側ガイドローラユニットが形成する支持点から離間する方向に移動する。つまり、これら第2のドア側ガイドローラユニット及び第2の車体側ガイドローラユニットが形成する各支持点、並びに第1のドア側ガイドローラユニットが形成する支持点を結ぶことで、大きな三角形を描くことができる。そして、これにより、スライドドアの開動作時においても、安定的に、そのスライドドアを支持することができる。
本発明によれば、車室空間の侵食を抑えつつ、より安定的にスライドドアを支持することができる。
以下、ガイドローラユニット及び車両用スライドドア装置に関する一実施形態を図面に従って説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の車両1は、車体2の側面に設けられたドア開口部3を開閉するスライドドア5を備えている。本実施形態の車両1において、このスライドドア5は、所謂後開き型の後部ドアとしての構成を有している。即ち、このスライドドア5は、車両後方側(各図中、右側)に移動することにより開動作する。そして、車両前方側(各図中、左側)に移動することにより閉動作する構成になっている。
図1及び図2に示すように、本実施形態の車両1は、車体2の側面に設けられたドア開口部3を開閉するスライドドア5を備えている。本実施形態の車両1において、このスライドドア5は、所謂後開き型の後部ドアとしての構成を有している。即ち、このスライドドア5は、車両後方側(各図中、右側)に移動することにより開動作する。そして、車両前方側(各図中、左側)に移動することにより閉動作する構成になっている。
詳述すると、本実施形態の車両1には、車両前後方向(各図中、左右方向)に延びる複数(4本)のガイドレール10と、これら各ガイドレール10(10BL,10BC,10DL,10DC)に連結される複数のガイドローラユニット20(20DL,20DC,20BL,20BC)と、を備えたスライドドア装置30が設けられている。そして、本実施形態のスライドドア5は、これらの各ガイドレール10及び各ガイドローラユニット20を介して車体2の側方に支持されることにより、車両前後方向(各図中、左右方向)に移動して、その車体2の側面に形成されたドア開口部3を開閉することが可能となっている。
具体的には、図1〜図3に示すように、本実施形態のスライドドア装置30は、ドア開口部3の下縁部3aにおいて車体2側に設けられた車体側ロアレール10BLと、スライドドア5の内側面5bに支持された状態で、この車体側ロアレール10BLに連結されるドア側ロアローラユニット20DLと、を備えている。また、このスライドドア装置30は、上記車体側ロアレール10BLよりも上方となる位置、詳しくは、スライドドア5のベルトライン付近、窓部5wの下方において、そのドア開口部3の後方に設けられた車体側センターレール10BCと、この車体側センターレール10BCに連結されるドア側センターローラユニット20DCと、を備えている。本実施形態では、ドア側ロアローラユニット20DLは、スライドドア5の前方下端部5faに設けられ、ドア側センターローラユニット20DCは、スライドドア5の後端部5rにおいて、そのベルトライン付近に設けられている。そして、本実施形態のスライドドア装置30においては、これらの車体側ロアレール10BL及び車体側センターレール10BCが、それぞれ、その第1及び第2の車体側ガイドレールを構成し、ドア側ロアローラユニット20DL及びドア側センターローラユニット20DCが、それぞれ、その第1及び第2のドア側ガイドローラユニットを構成する。
また、図1、図2及び図4に示すように、本実施形態のスライドドア装置30は、ドア開口部3の下縁部3aにおいてスライドドア5の内側面5bに固定されたドア側ロアレール10DLと、車体2側に支持された状態で、このドア側ロアレール10DLに連結される車体側ロアローラユニット20BLと、を備えている。更に、このスライドドア装置30は、上記ドア側ロアレール10DLよりも上方、詳しくは、窓部5wの下方、上記車体側センターレール10BCよりも上方の位置において、そのスライドドア5に設けられたドア側センターレール10DCと、このドア側センターレール10DCに連結される車体側センターローラユニット20BCと、を備えている。本実施形態では、車体側ロアローラユニット20BLは、ドア開口部3の後方において、その下縁部3aの近傍に設けられ、車体側センターローラユニット20BCは、ドア開口部3の後縁部3rにおいて、そのスライドドア5のベルトライン付近の高さに設けられている。そして、本実施形態のスライドドア装置30においては、これらのドア側ロアレール10DL及びドア側センターレール10DCが、それぞれ、その第1及び第2のドア側ガイドレールを構成し、車体側ロアローラユニット20BL及び車体側センターローラユニット20BCが、それぞれ、その第1及び第2の車体側ガイドローラユニットを構成する。
さらに詳述すると、図3(a)及び図5に示すように、本実施形態の車体側ロアレール10BLは、車両1の下側(図5中、下側)に開口する断面略コ字状の外形を有したガイドローラ係合部32(32BL)を備えている。また、本実施形態のドア側ロアローラユニット20DLは、略L字状の折曲板形状を有してスライドドア5の内側面5bに固定される支持アーム33と、その車幅方向内側(図5中、右側)に向かって延びる支持アーム33の延伸部33aに対して回動可能に連結されたガイドローラ支持部34と、を備えている。更に、このドア側ロアローラユニット20DLは、回転可能な状態で、そのガイドローラ支持部34に支持された一対のガイドローラ35(35DL)を備えている。そして、本実施形態のドア側ロアローラユニット20DLは、断面コ字形状をなすガイドローラ係合部32BLの内側に、これらの各ガイドローラ35DLを配置する状態で車体側ロアレール10BLに連結されている。
即ち、本実施形態の車体側ロアレール10BLは、そのガイドローラ係合部32BLの側壁部32a,32bに対してドア側ロアローラユニット20DLの各ガイドローラ35DLが内側から当接することにより、そのレール幅方向(図5中、左右方向)におけるドア側ロアローラユニット20DLの相対移動を規制する。そして、本実施形態の車体側ロアレール10BLは、これにより、そのガイドローラ係合部32BLの延伸方向にドア側ロアローラユニット20DLを案内する構成になっている。
また、本実施形態のドア側ロアローラユニット20DLは、車両1の上下方向に延びる各ガイドローラ35DLの支軸36DL及びガイドローラ支持部34の連結軸NDLに対して略直交する方向に延びる支軸37DLを有したロードローラ38(38DL)を備えている。具体的には、このロードローラ38DLは、車体側ロアレール10BLに係合する各ガイドローラ35DLの間の位置に設けられている。そして、本実施形態の車両1は、ドア開口部3の下縁部3aとなる位置において、その車体側ロアレール10BLの下方に設けられた支持面S1を備えている。
即ち、本実施形態のドア側ロアローラユニット20DLは、この支持面S1に対し、そのロードローラ38DLが上側から当接する状態で、車体側ロアレール10BLに連結される。そして、本実施形態のスライドドア装置30は、この支持面S1上をロードローラ38DLが転動することにより、スライドドア5の荷重を支えつつ、その車体側ロアレール10BLの延伸方向に沿ってドア側ロアローラユニット20DLが移動する構成になっている。
図3(b)及び図6に示すように、本実施形態の車体側センターレール10BCもまた、上記車体側ロアレール10BLと同様に、車両1の下側(図6中、下側)に開口する断面略コ字状の外形を有したガイドローラ係合部32(32BC)を備えている。また、本実施形態のドア側センターローラユニット20DCは、スライドドア5の内側面5bに固定される支持ブラケット40と、この支持ブラケット40に対して回動可能に連結された回動アーム41と、を備えている。そして、このドア側センターローラユニット20DCもまた、その回動アーム41の先端部41aに設けられた一対のガイドローラ35(35DC)を備えている。
また、本実施形態の車体側センターレール10BCは、上記ガイドローラ係合部32BCの下方となる位置において、その車体2側に固定される断面略L字型の外形を有したロードローラ支持部42を備えている。そして、本実施形態のドア側センターローラユニット20DCもまた、このロードローラ支持部42が形成する支持面S2に対して上側から当接するロードローラ38(38DC)を備えている。
即ち、本実施形態の車体側センターレール10BCもまた、そのガイドローラ係合部32BCの側壁部32a,32bに対してドア側センターローラユニット20DCの各ガイドローラ35DCが内側から当接することにより、そのレール幅方向(図6中、左右方向)におけるドア側センターローラユニット20DCの相対移動を規制する。また、本実施形態の車体側センターレール10BCは、これにより、ガイドローラ係合部32BCの延伸方向に沿ってドア側センターローラユニット20DCを案内するとともに、そのロードローラ支持部42が形成する支持面S2上をドア側センターローラユニット20DCに設けられたロードローラ38DCが転動する。尚、このロードローラ38DCもまた、車両1の上下方向に延びる各ガイドローラ35DCの支軸36DC及び回動アーム41の連結軸NDCに対して略直交する方向に延びる支軸37DCを備えている。そして、本実施形態のスライドドア装置30は、これにより、スライドドア5の荷重を支えつつ、その車体側センターレール10BCの延伸方向に沿ってドア側センターローラユニット20DCが移動する構成になっている。
一方、図4(a)及び図7に示すように、本実施形態のドア側ロアレール10DLもまた、車両1の下側(図7中、下側)に開口する断面略コ字状の外形を有したガイドローラ係合部32(32DL)を備えている。また、本実施形態の車体側ロアローラユニット20BLは、車体2側に固定される支持ブラケット43と、車両1の上下方向に延びる連結軸NBL周りに回動可能な状態で、この支持ブラケット43に連結された回動アーム44を備えている。更に、この回動アーム44の先端部44aには、同じく車両1の上下方向に延びる支軸36BLを有して回動可能に軸支された一対のガイドローラ35(35BL)が設けられている。そして、この車体側ロアローラユニット20BLもまた、断面コ字形状をなすガイドローラ係合部32DLの内側に、これらの各ガイドローラ35BLを配置する状態でドア側ロアレール10DLに連結されている。
即ち、本実施形態のドア側ロアレール10DLは、そのガイドローラ係合部32DLの側壁部32a,32bに対して車体側ロアローラユニット20BLの各ガイドローラ35BLが内側から当接することにより、その車体側ロアローラユニット20BLに対するレール幅方向(図7中、左右方向)の相対移動が規制される。そして、本実施形態のスライドドア装置30は、これにより、ガイドローラ係合部32DLに案内される態様で、その延伸方向に沿ったドア側ロアレール10DLと車体側ロアローラユニット20BLとの相対移動が許容される構成になっている。
また、図4(b)及び図8に示すように、本実施形態のドア側センターレール10DCも同様に、車両1の下側(図8中、下側)に開口する断面略コ字状の外形を有したガイドローラ係合部32(32DC)を備えている。更に、本実施形態の車体側センターローラユニット20BCは、車体2に対して固定される支持ブラケット45と、この支持ブラケット45に対して回動可能に連結された回動アーム46と、この回動アーム46の先端部46aに対して回動可能に連結されたガイドローラ支持部47と、を備えている。そして、本実施形態の車体側センターローラユニット20BCもまた、このガイドローラ支持部47に設けられた支軸36BCにより回動可能に軸支された一対のガイドローラ35(35BC)を備えている。
具体的には、この車体側センターローラユニット20BCにおいてもまた、支持ブラケット45に対する回動アーム46の連結軸NBC1、この回動アーム46に対するガイドローラ支持部47の連結軸NBC2、及び各ガイドローラ35の支軸36BCは、車両1の上下方向に延びている。そして、この車体側センターローラユニット20BCもまた、断面コ字形状をなすガイドローラ係合部32DCの内側に、その各ガイドローラ35BCを配置する状態でドア側センターレール10DCに連結されている。
即ち、本実施形態のドア側センターレール10DCもまた、そのガイドローラ係合部32DCの側壁部32a,32bに対して車体側センターローラユニット20BCの各ガイドローラ35BLが内側から当接することにより、その車体側センターローラユニット20BCに対するレール幅方向(図8中、左右方向)の相対移動が規制される。そして、本実施形態のスライドドア装置30は、これにより、ガイドローラ係合部32DLに案内される態様で、その延伸方向に沿ったドア側センターレール10DCと車体側センターローラユニット20BCとの相対移動が許容される構成になっている。
また、図3及び図4に示すように、本実施形態のスライドドア装置30において、車体側ロアレール10BLは、その車両前方側(図3中、左側)の長手方向端部10BLfに、車両後方側から前方側に向かって車幅方向内側(図3中、下側)に湾曲した湾曲形状部48(48BL)を有している。更に、車体側センターレール10BCもまた、車両前方側の長手方向端部10BCfに、車両後方側から前方側に向かって車幅方向内側に湾曲した湾曲形状部48(48BC)を有している。更に、ドア側ロアレール10DLには、その車両後方側(図4中、右側)の長手方向端部10DLrに、車両前方側から後方側に向かって車幅方向外側(図4中、上側)に湾曲した湾曲形状部48(48DL)が設けられている。そして、本実施形態のスライドドア装置30は、これらの各ガイドレール10(10BL,10BC,10DL)に設けられた湾曲形状部48(48BL,48BC,48DL)に沿うように、車幅方向の変位を伴いつつ、そのスライドドア5が車両前後方向に移動する構成になっている。
即ち、本実施形態のスライドドア装置30は、スライドドア5が全閉状態にある場合(各図中、二点鎖線に示す位置)においては、そのスライドドア5の外表面5aが車体2の側面2aに対して略面一となるように構成されている。また、このような全閉状態からスライドドア5が開動作する場合、このスライドドア5は、車幅方向外側に変位しつつ、車両後方側に移動する。つまり、このスライドドア5は、その移動経路Rの全閉位置P1側に当該スライドドアが車幅方向に変位する幅方向変位区間Rcを有している。尚、各図中、一点鎖線は、その開閉動作するスライドドア5(先端部分)の軌跡を示している。そして、本実施形態のスライドドア装置30は、これにより、その開動作時(及び閉動作時)においても、車体2の側面2aにスライドドア5が干渉しない構成になっている。
具体的には、ドア側ロアローラユニット20DLは、その車体側ロアレール10BL(のガイドローラ係合部32BL)に対するガイドローラ35DLの係合位置が、車体側ロアレール10BLの湾曲形状部48BL上を移動することにより、その連結軸NDL周りに各ガイドローラ35DLを支持したガイドローラ支持部34が回動する。また、ドア側センターローラユニット20DCは、その車体側センターレール10BC(のガイドローラ係合部32BC)に対するガイドローラ35DCの係合位置が、車体側センターレール10BCの湾曲形状部48BC上を移動することで、その連結軸NDC周りに各ガイドローラ35DCを支持した回動アーム41が回動する。更に、車体側ロアローラユニット20BLもまた、そのガイドローラ35BLに対するドア側ロアレール10DL(のガイドローラ係合部32DL)の係合位置が、当該ドア側ロアレール10DLの湾曲形状部48DL上を移動することで、その連結軸NBL周りに各ガイドローラ35BLを支持した回動アーム44が回動する。そして、本実施形態のスライドドア装置30は、これにより、スライドドア5を車体2の側面2aに対して略平行に支持したまま、その開閉動作位置に応じて車幅方向に変位させつつ、そのスライドドア5を車両前後方向に移動させる構成になっている。
ここで、図4(b)に示すように、本実施形態のスライドドア装置30において、ドア側センターレール10DCには、その他の各ガイドレール10(10BL,10BC,10DL)のような湾曲形状部48(48BL,48BC,48DL)が設けられていない。
即ち、図9に示すように、本実施形態の車体側センターローラユニット20BCは、その各ガイドローラ35BCに係合したドア側センターレール10DC(のガイドローラ係合部32DL)がスライドドア5と一体に車幅方向(図9中、上下方向)に変位することで、車体2に固定された支持ブラケット45に対して回動アーム46が相対回動する。そして、このとき、この回動アーム46の先端部46aに連結されたガイドローラ支持部47もまた、その回動アーム46に対して相対回動する。
具体的には、図4(b)及び図9に示すように、例えば、スライドドア5の全閉動作時、このスライドドア5と一体にドア側センターレール10DCが車幅方向内側(図9中、下側)に移動することで、回動アーム46は、その車体2側に固定された支持ブラケット45に対する連結軸NBC1を支点として、各図中、反時計回り方向に回動する。そして、このとき、ガイドローラ支持部47は、その回動アーム46に対する連結軸NBC2を支点として、各図中、時計回り方向に回動する。
一方、スライドドア5が全閉状態(全閉位置P1)から開動作する場合、スライドドア5と一体にドア側センターレール10DCが車幅方向外側(図9中、上側)に移動することで、回動アーム46は、その支持ブラケット45に対する連結軸NBC1を支点として、各図中、時計回り方向に回動する。また、このとき、ガイドローラ支持部47は、その回動アーム46に対する連結軸NBC2を支点として、各図中、反時計回り方向に回動する。そして、本実施形態のスライドドア装置30は、これにより、そのスライドドア5に設けられたドア側センターレール10DCを車体2の側面2aに対して略平行に保つことで、これらのドア側センターレール10DC及び車体側センターローラユニット20BCが、そのスライドドア5の車幅方向変位を妨げない構成になっている。
次に、上記のように構成された本実施形態のスライドドア装置30の作用について説明する。
例えば、図10に示す参考例のスライドドア5Zのように、ドア側センターレール10DCZの長手方向端部10DCrに湾曲形状部48DCを設けた場合には、このドア側センターレール10DCZが、そのスライドドア5Zの内側面5bから車幅方向内側に突出することになる。そして、これにより、そのドア側センターレール10DCZの突出量αに相当する車室空間が侵食されることになる。
例えば、図10に示す参考例のスライドドア5Zのように、ドア側センターレール10DCZの長手方向端部10DCrに湾曲形状部48DCを設けた場合には、このドア側センターレール10DCZが、そのスライドドア5Zの内側面5bから車幅方向内側に突出することになる。そして、これにより、そのドア側センターレール10DCZの突出量αに相当する車室空間が侵食されることになる。
しかしながら、本実施形態のスライドドア装置30においては、そのスライドドア5と一体にドア側センターレール10DCが車幅方向に変位した場合、上記のように、その車体側センターローラユニット20BCを構成する回動アーム46が車体2に対して相対回動するとともに、この回動アーム46とガイドローラ支持部47とが相対回動する。その結果、上記参考例のドア側センターレール10DCZのような湾曲形状部48を長手方向端部10DCrに設定することなく、その車体2の側面2aに対して略平行なスライドドア5の開閉動作姿勢が保たれる。そして、本実施形態のスライドドア装置30は、これにより、そのスライドドア5のベルトライン付近にドア側センターレール10DCを設けることにより生ずる車室空間の侵食を最小限に抑える構成になっている。
また、スライドドア5の開動作時、ドア側センターレール10DCを除いた各ガイドレール10(10BL,10BC,10DL)に対する各ガイドローラ35(35DL,35DC,35BL)の係合位置が、その湾曲形状部48(48BL,48BC,48DL)から移動することで、スライドドア5の車幅方向位置が略一定となる。その結果、車体側センターローラユニット20BCを構成する回動アーム46が、その連結相手となる車体2側及びガイドローラ支持部47に対して相対回動しなくなる。そして、本実施形態のスライドドア装置30は、これにより、この車体側センターローラユニット20BCもまた、スライドドア5の荷重を支える状態となる。
即ち、図2及び図11に示すように、スライドドア5の開動作時、このスライドドア5に設けられたドア側センターローラユニット20DCは、その車体側センターローラユニット20BCから離間する方向(車両後方側、各図中、右側)に移動する。このため、スライドドア5の開動作によって、そのドア側ロアローラユニット20DLが車体側ロアローラユニット20BLに近づいた場合であっても、その車体側センターローラユニット20BCがスライドドア5の支持点(X4)を形成することで、このスライドドア5を安定的に支持することができる。
例えば、図11に示すように、本実施形態のスライドドア装置30は、そのスライドドア5が全開状態となった場合、そのドア側ロアローラユニット20DLと、その車体側ロアローラユニット20BLと、が互いに近接した位置に配置される。しかしながら、このような状態であっても、そのドア側ロアローラユニット20DLが形成する支持点X1、ドア側センターローラユニット20DCが形成する支持点X2、及び車体側センターローラユニット20BCが形成する支持点X4を結ぶことで、大きな三角形δを描くことができる。そして、本実施形態のスライドドア装置30は、これにより、そのスライドドア5の安定した開動作姿勢を維持することが可能になっている。
また、図9に示すように、スライドドア5が車幅方向に変位する全閉位置P1側の幅方向変位区間Rc(図3及び図4参照)にある場合においては、上記のように回動アーム46及びガイドローラ支持部47が回動することで、その車体側センターローラユニット20BCがスライドドア5を支える力が弱くなる。つまり、スライドドア5の全開状態(全閉位置P1)に対応した折り畳み状態β1と、その幅方向変位区間Rcを超えた開動作によってスライドドア5の車幅方向位置が略一定となる展開状態β2との間に車体側センターローラユニット20BCがある場合には、その車体側センターローラユニット20BCがスライドドア5の支持点X4になり難い。尚、本実施形態の車体側センターローラユニット20BCは、スライドドア5の開動作時、図3及び図4中、所定位置P2に示す位置において展開状態β2となる。
しかしながら、図2に示すように、このとき、ドア側ロアローラユニット20DL及び車体側ロアローラユニット20BLは、互いに離間した位置に配置されている。つまり、これらドア側ロアローラユニット20DL及び車体側ロアローラユニット20BLが形成する支持点X1,X3、並びにドア側センターローラユニット20DCが形成する支持点X2を結ぶ大きな三角形δを描くことができる。そして、本実施形態のスライドドア装置30は、これにより、より安定的に、そのスライドドア5を支持することが可能になっている。
(インターロック機構)
次に、本実施形態のスライドドア装置30を構成する上記車体側センターローラユニット20BCに設けられたインターロック機構について説明する。
次に、本実施形態のスライドドア装置30を構成する上記車体側センターローラユニット20BCに設けられたインターロック機構について説明する。
図9及び図12に示すように、本実施形態のスライドドア装置30において、車体側センターローラユニット20BCを構成する支持ブラケット45には、その連結軸NBC1回りに回動する回動アーム46に当接することにより当該回動アーム46の回動を規制するストッパ部51が設けられている。
詳述すると、本実施形態のストッパ部51は、スライドドア5が幅方向変位区間Rcを超えて開動作した場合(図4参照)、即ち車体側センターローラユニット20BCが折り畳み状態β1から展開状態β2に移行した場合に、その展開方向となる第1方向(各図中、時計周り方向)に向かって回動する回動アーム46が当接する位置に設けられている。
具体的には、本実施形態の支持ブラケット45は、車体2に固定された状態において、その支持ブラケット45に対する回動アーム46の連結軸NBC1よりも車幅方向外側(図12中、上側)に配置される側壁部52を備えている。尚、本実施形態の支持ブラケット45は、金属からなる板材を折曲加工することにより形成されている。更に、この支持ブラケット45は、車体側センターローラユニット20BCが展開状態β2にある場合に、その第1方向に回動する回動アーム46の基端部46bが、当該回動アーム46の近傍に位置した側壁部52の長手方向端部52aに当接するように構成されている。そして、本実施形態の車体側センターローラユニット20BCは、この支持ブラケット45に設けられた側壁部52の長手方向端部52aをストッパ部51として、その第1方向に向かう回動アーム46の回動が規制される構成になっている。
また、本実施形態の支持ブラケット45には、このような車体側センターローラユニット20BCが展開状態β2にある場合において、その回動アーム46に設けられたロック係合部53に係合するロックレバー55が設けられている。
詳述すると、図12及び図13に示すように、本実施形態の支持ブラケット45には、回動アーム46の連結軸NBC1に並行(各図中、紙面に直交する方向)して延びる支軸54が設けられている。尚、この支軸54は、互いに対向する支持ブラケット45の壁部に軸方向両端が支持される態様で設けられている。そして、本実施形態のロックレバー55は、この支軸54に軸支されることにより回動可能な状態で、その支持ブラケット45に保持されている。
また、本実施形態の回動アーム46は、支持ブラケット45に対する連結軸NBC1を挟んでアーム本体56の反対側に突出するサブアーム57を備えている。更に、このサブアーム57には、その連結軸NBC1と並行(各図中、紙面に直交する方向)して延びる軸状部58が設けられている。尚、この軸状部58もまた、互いに対向するサブアーム57の壁部に軸方向両端が支持される態様で設けられている。そして、本実施形態のロックレバー55は、スライドドア5が幅方向変位区間Rcを超えて開動作した場合には、この軸状部58をロック係合部53として、その回動アーム46に係合する構成になっている。
具体的には、図13に示すように、本実施形態のロックレバー55は、スライドドア5が幅方向変位区間Rcにある場合、その回動アーム46の回動により移動する軸状部58の移動軌跡Qaから離脱したアンロック位置ε0に保持されている。また、この回動アーム46は、スライドドア5が幅方向変位区間Rcを超えて開動作した場合には、各図中、反時計回り方向に回動することにより、その図13中に示すアンロック位置ε0から図12中に示すロック位置ε1に移動する。そして、本実施形態のロックレバー55は、これにより、先端に設けられた係合凹部59が回動アーム46側の上記軸状部58に係合することで、その車体側センターローラユニット20BCが展開状態β2から折り畳み状態β1に移行する第2方向(各図中、反時計周り方向)に向かう回動アーム46の回動を規制する構成になっている。
また、図12に示すように、本実施形態の支持ブラケット45において、ロックレバー55の支軸54は、ロック係合部53の移動軌跡Qaに対する当該ロック係合部53とロックレバー55との係合位置Paにおける接線方向に設けられている。詳しくは、第2方向に向かう回動アーム46の回動に伴い、その係合位置Paからロック係合部53が移動しようとする方向、つまり、図12中、移動軌跡Qaの接線Maに沿った右側方向に設けられている。そして、本実施形態のロックレバー55は、これにより、回動アーム46が第2方向に回動しようとする力を、その支軸54で受ける構成になっている。
即ち、本実施形態の車体側センターローラユニット20BCは、スライドドア5が幅方向変位区間Rcを超えて開動作した場合には、支持ブラケット45に設けられたストッパ部51と回動アーム46との当接によって、その第1方向に向かう回動アーム46の回動が規制される。更に、このとき、同じく支持ブラケット45に設けられたロックレバー55と回動アーム46に設けられたロック係合部53との係合によって、その第2方向に向かう回動アーム46の回動が規制される。そして、本実施形態の車体側センターローラユニット20BCは、これにより、その支持ブラケット45に対する回動アーム46の回動位置を保持可能なインターロック機構60を形成することで、その幅方向変位区間Rcを超えた開動作領域における安定的なスライドドア5の開閉動作姿勢を確保する構成になっている。
さらに詳述すると、図12及び図13に示すように、本実施形態のロックレバー55には、伝達部材としてのワイヤーケーブル61が接続されている。具体的には、このワイヤーケーブル61は、可撓性を有した樹脂製のチューブ61aに鋼線61bが挿通された周知の構成を有している。更に、このワイヤーケーブル61は、当該ワイヤーケーブル61を介して押圧力及び引張力を伝達可能な高い剛性を有している。そして、本実施形態のロックレバー55は、このワイヤーケーブル61に押圧されることにより各図中、反時計回り方向に回動して、アンロック位置ε0からロック位置ε1に移動するとともに、このワイヤーケーブル61に引張されることにより各図中、時計回り方向に回動して、ロック位置ε1からアンロック位置ε0に移動する構成になっている。
また、図14及び図15に示すように、本実施形態のスライドドア装置30において、ドア側ロアローラユニット20DLを構成するガイドローラ支持部34の先端部分には、そのスライドドア5と一体に移動するドア側係合部材70が設けられている。更に、そのドア側ロアローラユニット20DLが連結された車体側ロアレール10BLが配置されるドア開口部3の下縁部3a(図1参照)には、この車体側ロアレール10BLの近傍において回動可能に軸支された解除レバー(切替レバー)71が設けられている。そして、上記ワイヤーケーブル61の他端側は、この解除レバー71に接続されている。
具体的には、本実施形態の解除レバー71は、スライドドア5が幅方向変位区間Rcを超えて開動作(各図中、左側から右側に移動)することにより車体側センターローラユニット20BCが展開状態β2となる所定位置P2に対応して車体2側に設けられている(図3及び図4参照)。また、この解除レバー71は、スライドドア5が幅方向変位区間Rcを超えて開動作することにより当該スライドドア5に設けられたドア側係合部材70が係合する第1係合部73と、その幅方向変位区間Rcに進入するスライドドア5の閉動作(各図中、右側から左側に移動)に基づきドア側係合部材70が係合する第2係合部74とを備えている。そして、本実施形態のロックレバー55は、この解除レバー71の回動が上記ワイヤーケーブル61を介して伝達されることにより、その図13中に示されるアンロック位置ε0と図12中に示されるロック位置ε1とが切り替わる構成になっている。
詳述すると、図14及び図15に示すように、本実施形態の解除レバー71は、車体側ロアレール10BLの延伸方向(各図中、左右方向)に交差して略水平方向(図15中、紙面に直交する方向)に延びる支軸75を有した支持部材76に支持されている。具体的には、本実施形態の解除レバー71は、略Y字型の平板形状を有している。また、この解除レバー71は、その二股に別れた第1端部71a及び第2端部71bを下側(図15中、下側)に向けた状態で回動可能に軸支されている。そして、本実施形態の解除レバー71は、その支軸75から上側(同図中、上側)に向かって延びる第3端部71cの先端部分に、上記ワイヤーケーブル61が接続される構成になっている。
また、本実施形態のドア側係合部材70は、ドア側ロアローラユニット20DLのガイドローラ支持部34に固定されることにより当該ガイドローラ支持部34の上方(図15中、上側)に突出する枕状の外形を有している。更に、このドア側係合部材70は、スライドドア5と一体に移動することにより、その解除レバー71を回動可能に軸支する支軸75の下方(図15中、下側)を通過する。そして、本実施形態の解除レバー71は、このドア側係合部材70が、スライドドア5の開閉動作に伴い、その第1係合部73を構成する第1端部71a、又は第2係合部74を構成する第2端部71bの何れかに係合することによって、その支軸75回りに回動する構成になっている。
具体的には、図16及び図17に示すように、本実施形態の解除レバー71は、スライドドア5が幅方向変位区間Rcにある場合(図3及び図4参照)には、そのスライドドア5と一体に移動するドア側係合部材70の移動軌跡Qb内に第1係合部73(第1端部71a)が配置される位置に回動した状態となっている。そして、このとき、解除レバー71の第2係合部74(第2端部71b)は、そのドア側係合部材70の移動軌跡Qbから上方側に離脱した位置に配置されている。
即ち、図17及び図18に示すように、本実施形態の解除レバー71は、スライドドア5が幅方向変位区間Rcを超えて開動作した場合(各図中、左側から右側に移動)、その第1係合部73に係合したドア側係合部材70に押し回される態様で、各図中、反時計周り方向に回動する。更に、本実施形態のスライドドア装置30においては、この回動する解除レバー71が当該解除レバー71の第3端部71cに接続されたワイヤーケーブル61(の鋼線61b)を押圧する力が、当該ワイヤーケーブル61を介して上記ドア側ロアローラユニット20DLの支持ブラケット45に設けられたロックレバー55に伝達される。そして、本実施形態のドア側ロアローラユニット20DLは、これにより、そのインターロック機構60を構成するロックレバー55が、図13中に示すアンロック位置ε0から図12中に示すロック位置ε1に移動する構成になっている。
また、図18及び図19に示すように、本実施形態の解除レバー71は、このロック方向の回動によって、スライドドア5が幅方向変位区間Rcを超えた開動作領域にある場合(図3及び図4参照、所定位置P2よりも右側の領域にある場合)には、その第2係合部74がドア側係合部材70の移動軌跡Qb内に配置されるように構成されている。そして、このとき、解除レバー71の第1係合部73は、そのドア側係合部材70の移動軌跡Qbから上方側に離脱した位置に配置されるようになっている。
即ち、図19及び図16に示すように、本実施形態の解除レバー71は、幅方向変位区間Rcに進入するスライドドア5の閉動作(各図中、右側から左側に移動)に基づきスライドドア5と一体に移動するドア側係合部材70が第2係合部74に係合することにより、このドア側係合部材70に押し回される態様で、各図中、時計周り方向に回動する。更に、本実施形態のスライドドア装置30においては、この回動する解除レバー71が当該解除レバー71の第3端部71cに接続されたワイヤーケーブル61(の鋼線61b)を引張する力が、当該ワイヤーケーブル61を介して上記ドア側ロアローラユニット20DLの支持ブラケット45に設けられたロックレバー55に伝達される。そして、本実施形態のドア側ロアローラユニット20DLは、これにより、そのインターロック機構60を構成するロックレバー55が、図12中に示すロック位置ε1から図13中に示すアンロック位置ε0に移動する構成になっている。
尚、本実施形態の解除レバー71は、このアンロック方向の回動によって、再び、その第1係合部73がドア側係合部材70の移動軌跡Qb内に配置される。そして、これに併せて、その第2係合部74がドア側係合部材70の移動軌跡Qbから上方側に離脱した位置に配置されるようになっている。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)車体側センターローラユニット20BCは、車体2に固定される支持ブラケット45と、この支持ブラケット45に対して回動可能に連結される回動アーム46と、ドア側センターレール10DCに係合するガイドローラ35(35BC)を支持する状態で回動アーム46と回動可能に連結されるガイドローラ支持部47と、を備える。また、スライドドア5は、移動経路Rの全閉位置P1側に当該スライドドア5が車幅方向に変位する幅方向変位区間Rcを有して車両前後方向に開閉動作する。更に、回動アーム46は、スライドドア5が車幅方向外側に変位することにより第1方向に回動し、スライドドア5が車幅方向内側に変位することにより第2方向に回動する。そして、支持ブラケット45には、スライドドア5が幅方向変位区間Rcを超えて開動作した場合に、第1方向に回動する回動アーム46に当接して、その第1方向に向かう回動を規制するストッパ部51と、回動アーム46に設けられたロック係合部53に係合して、その第2方向に向かう回動を規制するロックレバー55が設けられる。
(1)車体側センターローラユニット20BCは、車体2に固定される支持ブラケット45と、この支持ブラケット45に対して回動可能に連結される回動アーム46と、ドア側センターレール10DCに係合するガイドローラ35(35BC)を支持する状態で回動アーム46と回動可能に連結されるガイドローラ支持部47と、を備える。また、スライドドア5は、移動経路Rの全閉位置P1側に当該スライドドア5が車幅方向に変位する幅方向変位区間Rcを有して車両前後方向に開閉動作する。更に、回動アーム46は、スライドドア5が車幅方向外側に変位することにより第1方向に回動し、スライドドア5が車幅方向内側に変位することにより第2方向に回動する。そして、支持ブラケット45には、スライドドア5が幅方向変位区間Rcを超えて開動作した場合に、第1方向に回動する回動アーム46に当接して、その第1方向に向かう回動を規制するストッパ部51と、回動アーム46に設けられたロック係合部53に係合して、その第2方向に向かう回動を規制するロックレバー55が設けられる。
上記構成によれば、スライドドア5と一体にドア側センターレール10DCが車幅方向に変位した場合、車体側センターローラユニット20BCを構成する回動アーム46が車体2に固定された支持ブラケット45に対して相対回動するとともに、この回動アーム46とガイドローラ支持部47とが相対回動する。そして、これにより、そのスライドドア5の開閉動作姿勢(例えば、車体2の側面2aに対して略平行な姿勢)が保たれる。即ち、スライドドア5が車幅方向に変位する全閉位置P1側の幅方向変位区間Rc、つまり全閉位置P1近傍にある場合に、そのガイドローラ35BCが係合する閉動作側の長手方向端部10DCrに湾曲形状部48を有しない直線的なドア側センターレール10DCを用いた場合であっても、円滑に、そのスライドドア5を開閉動作させることができる。そして、これにより、このようなドア側センターレール10DCを設けることにより生ずる車室空間の侵食を最小限に抑えることができる。
また、スライドドア5が幅方向変位区間Rcを超えて開動作した場合には、第1方向に向かう回動アーム46の回動を規制するストッパ部51と第2方向に向かう回動アーム46の回動を規制するロックレバー55とがインターロック機構60を形成することにより、その支持ブラケット45に対する回動アーム46の回動位置が保持される。そして、これにより、その幅方向変位区間Rcを超えた開動作領域において、安定的に、スライドドア5を支持することができる。
更に、通常、車両用のスライドドア装置30は、スライドドア5が開状態にある場合、このスライドドア5が車幅方向外側に傾動しようとする状態で当該スライドドア5の荷重を各ガイドローラユニット20が支えることにより、そのスライドドア5が車体2に接触しないように構成されている。このため、上記のように構成された車体側センターローラユニット20BCにおいては、スライドドア5を車幅方向内側に変位させるような特別の外力が印加された場合を除き、支持ブラケット45に設けられたストッパ部51によって、その第1方向に向かう回動アーム46の回動が規制された状態となっている。
即ち、上記構成によれば、通常の使用状態においては、その回動アーム46側のロック係合部53に係合したロックレバー55に大きな負荷がかからないようにすることができる。その結果、小さな操作力でロックレバー55をロック位置ε1からアンロック位置ε0に移動させることができる。そして、これにより、そのアンロック動作におけるロックレバー55の引っ掛かりや音の発生を抑えて、円滑に、その回動アーム46が第2方向に回動可能な状態に移行させることができる。更に、精度よく、適切なタイミングで、ロックレバー55をアンロック動作させることが可能になる。そして、これにより、スライドドア5が閉動作する際の高い質感を確保することができる。
また、ロックレバー55を車体2に固定された支持ブラケット45に設けることで、このロックレバー55が外部(車室及び車外空間)に露出しないようにすることができる。そして、これにより、意匠性の向上を図ることができる。
(2)ロックレバー55は、支持ブラケット45に対する回動アーム46の連結軸NBC1に並行する支軸54回りに回動することにより、アンロック位置ε0とロック位置ε1とが切り替わる。そして、ロックレバー55の支軸54は、ロック係合部53の移動軌跡Qaに対する当該ロック係合部53とロックレバー55との係合位置Paにおける接線方向に設けられる。
上記構成によれば、回動アーム46が第2方向に回動しようとする力を、そのロックレバー55の支軸54で受けることができる。そして、これにより、簡素な構成にて、高い支持剛性を確保することができる。更に、小さな力でロックレバー55をロック位置ε1に保持することができる。そして、これにより、簡素な構成にて、高い信頼性を確保することができる。
(3)スライドドア5には、当該スライドドア5と一体に移動するドア側係合部材70が設けられる。また、車体2には、回動可能な状態で当該車体2に支持される解除レバー71が設けられるとともに、この解除レバー71の回動は、伝達部材としてのワイヤーケーブル61を介してロックレバー55に伝達される。更に、解除レバー71は、スライドドア5が幅方向変位区間Rcを超えて開動作することにより、その第1係合部73にドア側係合部材70が係合してロック方向に回動するとともに、幅方向変位区間Rcに進入するスライドドアの閉動作に基づき、その第2係合部74にドア側係合部材70が係合してアンロック方向に回動する。そして、ロックレバー55は、解除レバー71がロック方向に回動することによりアンロック位置ε0からロック位置ε1に移動するとともに、解除レバー71がアンロック方向に回動することにより、ロック位置ε1からアンロック位置ε0に移動するように構成される。
上記構成によれば、簡素な構成にて、精度よく、適切なタイミングで、そのロックレバー55をロック動作させ、及びアンロック動作させることができる。そして、これにより、スライドドア5が開閉動作する際の高い質感を確保することができる。加えて、ワイヤーケーブル61の配索容易性に基づいて、その解除レバー71の高い配置自由度を確保することができる。
(4)ワイヤーケーブル61は、当該ワイヤーケーブル61を介して押圧力及び引張力を伝達可能な高い剛性を有する。そして、ロックレバー55は、ワイヤーケーブル61に押圧されることによりアンロック位置ε0からロック位置ε1に移動し、そのワイヤーケーブル61に引張されることによりロック位置ε1からアンロック位置ε0に移動するように構成される。
上記構成によれば、簡素な構成にて、解除レバー71がロック方向に回動することによりロックレバー55をロック動作させ、及び解除レバー71がアンロック方向に回動することによりロックレバー55をアンロック動作させることができる。そして、そのワイヤーケーブル61の剛性に基づいて、ロックレバー55をロック位置ε1又はアンロック位置ε0に保持することができる。
(5)スライドドア装置30は、ドア開口部3の下縁部3aにおいて車体2側に設けられる車体側ロアレール10BLと、この車体側ロアレール10BLよりも上方に配置される車体側センターレール10BCと、を備える。そして、スライドドア装置30は、ドア開口部3の下縁部3aにおいてスライドドア5側に設けられるドア側ロアレール10DLと、このドア側ロアレール10DLよりも上方に配置されるドア側センターレール10DCと、を備える。
上記構成によれば、車体側ロアレール10BLに連結されたドア側ロアローラユニット20DL、車体側センターレール10BCに連結されたドア側センターローラユニット20DC、及びドア側ロアレール10DLに連結された車体側ロアローラユニット20BLもまた、それぞれ、そのスライドドア5の支持点を形成する。そして、スライドドア5が全閉位置P1近傍の幅方向変位区間Rcにある場合には、そのドア側ロアローラユニット20DL及びドア側センターローラユニット20DC、並びに車体側ロアローラユニット20BLが形成する3つの支持点X1〜X3により、安定的にスライドドア5を支持することができる。
また、スライドドア5が開動作することにより、そのスライドドア5と一体に移動するドア側ロアローラユニット20DLが車体側ロアローラユニット20BLに近接することになる。しかしながら、このとき、ドア側センターローラユニット20DCが形成するスライドドア5の支持点X2は、スライドドア5の開動作によって、車体側センターローラユニット20BCが形成する支持点X4から離間する方向に移動する。つまり、これらドア側センターローラユニット20DC及び車体側センターローラユニット20BCが形成する各支持点X2,X4、並びにドア側ロアローラユニット20DLが形成する支持点X1を結ぶことで、大きな三角形δを描くことができる。そして、これにより、スライドドア5の開動作時においても、安定的に、そのスライドドア5を支持することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・スライドドア5は、開閉駆動装置を有したパワースライドドアであってもよく、手動式のものであってもよい。
・上記実施形態では、スライドドア5は、車両の後部ドアとしての構成を有することとしたが、フロントドアに適用してもよい。そして、必ずしも車両後方側に開動作する所謂後開き型でなく、車両前方側に開動作する前開き型であってもよい。
・上記実施形態では、スライドドア5は、車両の後部ドアとしての構成を有することとしたが、フロントドアに適用してもよい。そして、必ずしも車両後方側に開動作する所謂後開き型でなく、車両前方側に開動作する前開き型であってもよい。
・上記実施形態では、支持ブラケット45に設けられた側壁部52の長手方向端部52aをストッパ部51として、その第1方向に向かう回動アーム46の回動を規制することとしたが、例えば、別体に形成されたストッパ部材を支持ブラケット45に固定する等、そのストッパ部51の構成については、任意に変更してもよい。
・上記実施形態では、解除レバー71の回動は、ワイヤーケーブル61を介してロックレバー55に伝達される。そして、このワイヤーケーブル61は、当該ワイヤーケーブル61を介して押圧力及び引張力を伝達可能な高い剛性を有することとした。しかし、これに限らず、例えば、このワイヤーケーブル61のような線状体以外のものを伝達部材に用いる構成としてもよい。即ち、ドア側係合部材70が第1係合部73に係合して解除レバー71がロック方向に回動することによりロックレバー55がロック動作し、ドア側係合部材70が第2係合部74に係合して解除レバー71がアンロック方向に回動することによりロックレバー55がアンロック動作するように構成することができればよい。そして、このように解除レバー71とロックレバー55とを連動させることが可能であれば、その伝達部材としてワイヤーケーブル61に、引張力のみを伝達可能なものを用いる構成としてもよい。
・上記実施形態では、サブアーム57に設けられた軸状部58を支持ブラケット45側のロック係合部53として、そのロックレバー55の先端に設けられた係合凹部59が係合することとした。しかし、これに限らず、ロック係合部53の形状及び形成位置は、任意に変更してもよい。そして、ロックレバー55の形状についてもまた、任意に変更してもよい。
・また、上記実施形態では、ロックレバー55は、支持ブラケット45に対する回動アーム46の連結軸NBC1に並行する支軸54回りに回動することにより、そのアンロック位置ε0とロック位置ε1とが切り替わることとした。しかし、これに限らず、例えば、スライド動作によって、そのアンロック位置ε0とロック位置ε1とが切り替わる構成としてもよい。そして、ワイヤーケーブル61のような伝達部材を用いることなく、ソレノイドやモータ等、電気的に作動するアクチュエータの駆動力に基づいて、そのロックレバー55のアンロック位置ε0とロック位置ε1とを切り替える構成についてもまた、これを排除しない。
・上記実施形態では、解除レバー71は、略Y字型の平板形状を有する。そして、その二股に別れた第1端部71a及び第2端部71bが、それぞれ、第1係合部73及び第2係合部74を構成することとした。しかし、これに限らず、解除レバー71の形状は、任意に変更してもよい。
・上記実施形態では、ドア側ロアローラユニット20DLのガイドローラ支持部34にドア側係合部材70が設けられる。そして、解除レバー71は、ドア開口部3の下縁部3aにおいて車体2側に設けられた車体側ロアレール10BLの近傍に配置されることとした。しかし、これに限らず、スライドドア5と一体にドア側係合部材70が移動し、このドア側係合部材70に対して係合可能な車体2側の位置に解除部材となる解除レバー71が設けられる構成であれば、これらドア側係合部材70及び解除レバー71の配置(例えば、上下方向位置)については、任意に変更してもよい。
・また、図20及び図21に示すように、解除レバー81にリターンスプリング82を設ける。そして、このリターンスプリング82の弾性力に基づいて、その解除レバー81がロック方向に回動した場合(図20参照、反時計回り方向)には当該ロック方向に解除レバー81を付勢し、この解除レバー81がアンロック方向に回動した場合(図21参照、時計回り方向)には当該アンロック方向に解除レバー81を付勢する構成としてもよい。
具体的には、図20及び図21に例示するリターンスプリング82には、引張コイルバネが用いられている。また、解除レバー81は、その第1端部81aに設けられた第1掛止部85aに対してリターンスプリング82の第1端部82aが掛止される構成となっている。更に、リターンスプリング82の第2端部82bは、解除レバー81を回動可能に軸支する支軸75よりも上側の位置において、その解除レバー81の支持部材86に設けられた第2掛止部85bに掛止されている。そして、このリターンスプリング82は、解除レバー81の回動に伴い、この解除レバー81に設けられた第1掛止部85aと支持部材86に設けられた第2掛止部85bとを結ぶ直線Mcが解除レバー81の支軸75を超えて移動することによって、その解除レバー81の付勢方向が反転する構成となっている。
このような構成を採用することにより、ロック方向に回動した位置又はアンロック方向に回動した位置の何れかにおいて、安定的に、その解除レバー81を保持することができる。そして、これにより、そのワイヤーケーブル61を介して接続されたロックレバー55を確実にロック及びアンロック動作させることができる。
更に、ドア側係合部材70の移動軌跡Qaから離脱した解除レバー81の第1係合部73(第1端部81a)又は第2係合部74(第2端部81b)の下方をドア側係合部材70が通過する際、大きなクリアランスを確保することができる。そして、これにより、誤作動の発生を抑えて、高い信頼性を確保することができる。
尚、この別例においては、その付勢部材を構成するリターンスプリング82に引張コイルバネを用いることとしたが、その他のバネ部材を用いる構成であってもよい。そして、複数の付勢部材を用いて、このような解除レバー81の回動方向に応じて付勢方向が反転する付勢構造を形成する構成としてもよい。
・上記実施形態では、スライドドア5が全閉位置近傍にある場合にガイドローラ35BCが係合する閉動作側の長手方向端部10DCrに湾曲形状部48を有しない直線的なドア側センターレール10DCを用いることとしたが、必ずしも、完全な直線状でなくともよい。そして、スライドドア5の開閉動作姿勢についてもまた、必ずしも車体2の側面2aに対して平行でなくともよい。
・上記実施形態では、スライドドア5が全閉位置P1側の幅方向変位区間Rcにある場合、即ち車体側センターローラユニット20BCが折り畳み状態β1と展開状態β2との間にある場合には、車体側センターローラユニット20BCがスライドドア5の支持点X4になり難いとしたが、必ずしも、全く荷重を支えないものでなくともよい。
1…車両、2…車体、3…ドア開口部、3a…下縁部、5…スライドドア、5Z…参考例のスライドドア、10…ガイドレール、10BL…車体側ロアレール(第1の車体側ガイドレール)、10BC…車体側センターレール(第2の車体側ガイドレール)、10DL…ドア側ロアレール(第1のドア側ガイドレール)、10DC…ドア側センターレール(第2のドア側ガイドレール)、10DCZ…参考例のドア側センターレール、10BCf,10BLf,10DCr,10DLr…長手方向端部、20…ガイドローラユニット、20BL…車体側ロアローラユニット(第1の車体側ガイドローラユニット)、20BC…車体側センターローラユニット(第2の車体側ガイドローラユニット)、20DL…ドア側ロアローラユニット(第1のドア側ガイドローラユニット)、20DC…ドア側センターローラユニット(第2のドア側ガイドローラユニット)、30…スライドドア装置、32(32BC,32BL,32DC,32DL)…ガイドローラ係合部、35(35BC,35BL,35DC,35DL)…ガイドローラ、38(38DC,38DL)…ロードローラ、45…支持ブラケット、46…回動アーム、46a…先端部、46b…基端部、47…ガイドローラ支持部、48(48BC,48BL,48DC,48DL)…湾曲形状部、51…ストッパ部、52…側壁部、52a…長手方向端部、53…ロック係合部、54…支軸、55…ロックレバー、56…アーム本体、57…サブアーム、58…軸状部、59…係合凹部、60…インターロック機構、61…ワイヤーケーブル(伝達部材)、61a…チューブ、61b…鋼線、70…ドア側係合部材、71…解除レバー、71a…第1端部、71b…第2端部、71c…第3端部、73…第1係合部、74…第2係合部、75…支軸、76…支持部材、81…解除レバー、81a…第1端部、81b…第2端部、82…リターンスプリング(付勢部材)、82a…第1端部、82b…第2端部、85a…第1掛止部、85b…第2掛止部、86…支持部材、R…移動経路、P1…全閉位置、P2…所定位置、β1…折り畳み状態、β2…展開状態、Rc…幅方向変位区間、ε0…アンロック位置、ε1…ロック位置、Pa…係合位置、Qa…移動軌跡、Ma…接線、Qb…移動軌跡、Mc…直線、NBL,NDC,NDL,NBC1,NBC2…連結軸、X1〜X4…支持点、α…突出量、δ…三角形。
Claims (6)
- 車体に固定される支持ブラケットと、
前記支持ブラケットに対して回動可能に連結される回動アームと、
前記車体に形成されたドア開口部を開閉するスライドドアに設けられたドア側ガイドレールに係合するガイドローラと、
前記ガイドローラを支持する状態で前記回動アームと回動可能に連結されるガイドローラ支持部と、を備え、
前記スライドドアは、移動経路の全閉位置側に該スライドドアが車幅方向に変位する幅方向変位区間を有して車両前後方向に開閉動作するとともに、
前記回動アームは、前記スライドドアが車幅方向外側に変位することにより第1方向に回動し、前記スライドドアが車幅方向内側に変位することにより第2方向に回動するものであって、
前記支持ブラケットには、
前記スライドドアが前記幅方向変位区間を超えて開動作した場合に、前記第1方向に回動する前記回動アームに当接して該第1方向に向かう前記回動アームの回動を規制するストッパ部と、
前記スライドドアが前記幅方向変位区間を超えて開動作した場合に、前記回動アームに設けられたロック係合部に係合するロック位置に移動して前記第2方向に向かう前記回動アームの回動を規制するロックレバーと、が設けられたガイドローラユニット。 - 請求項1に記載のガイドローラユニットにおいて、
前記ロックレバーは、前記支持ブラケットに対する前記回動アームの連結軸に並行する支軸回りに回動することにより、前記ロック係合部の移動軌跡から離脱したアンロック位置と前記ロック位置とが切り替わるとともに、
前記ロックレバーの支軸は、前記ロック係合部の移動軌跡に対する該ロック係合部と前記ロックレバーとの係合位置における接線方向に設けられること、
を特徴とするガイドローラユニット。 - 請求項1又は請求項2に記載のガイドローラユニットにおいて、
前記スライドドアと一体に移動するドア側係合部材と、
回動可能な状態で前記車体に支持される解除レバーと、
前記解除レバーの回動を前記ロックレバーに伝達する伝達部材と、を備え、
前記解除レバーは、
前記スライドドアが前記幅方向変位区間を超えて開動作することにより、前記ドア側係合部材が前記解除レバーの第1係合部に係合して該解除レバーがロック方向に回動し、
前記幅方向変位区間に進入する前記スライドドアの閉動作に基づき、前記ドア側係合部材が前記解除レバーの第2係合部に係合して該解除レバーがアンロック方向に回動するとともに、
前記ロックレバーは、
前記解除レバーが前記ロック方向に回動することにより、前記ロック係合部の移動軌跡から離脱したアンロック位置から前記ロック位置に移動し、
前記解除レバーが前記アンロック方向に回動することにより、前記ロック位置から前記アンロック位置に移動するように構成されること、を特徴とするガイドローラユニット。 - 請求項3に記載のガイドローラユニットにおいて、
前記解除レバーは、前記ロック方向に回動することにより前記第1係合部が前記ドア側係合部材の移動軌跡から離脱し、前記アンロック方向に回動することにより前記第2係合部が前記ドア側係合部材の移動軌跡から離脱するものであって、
前記解除レバーには、該解除レバーが前記ロック方向に回動した場合には該ロック方向に前記解除レバーを付勢するとともに該解除レバーが前記アンロック方向に回動した場合には該アンロック方向に前記解除レバーを付勢する付勢部材が設けられること、
を特徴とするガイドローラユニット。 - 請求項3又は請求項4に記載のガイドローラユニットにおいて、
前記伝達部材は、押圧力及び引張力を伝達可能なワイヤーケーブルであること、
を特徴とするガイドローラユニット。 - 車体に設けられたドア開口部の下縁部において前記車体側に設けられる第1の車体側ガイドレールと、
前記ドア開口部を開閉するスライドドアに支持された状態で前記第1の車体側ガイドレールに連結される第1のドア側ガイドローラユニットと、
前記第1の車体側ガイドレールよりも上方に配置される第2の車体側ガイドレールと、
前記第2の車体側ガイドレールに連結される第2のドア側ガイドローラユニットと、
前記ドア開口部の下縁部において前記スライドドア側に設けられる第1のドア側ガイドレールと、
前記車体に支持された状態で前記第1のドア側ガイドレールに連結される第1の車体側ガイドローラユニットと、
前記第1のドア側ガイドレールよりも上方に配置される第2のドア側ガイドレールと、
前記第2のドア側ガイドレールに連結される第2の車体側ガイドローラユニットと、
を備えるとともに、
前記第2の車体側ガイドローラユニットには、請求項1〜請求項5の何れか一項に記載のガイドローラユニットが用いられた車両用スライドドア装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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