JP2019085169A - 包装容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、内部に食品が充填され密封包装された包装容器であって、前記包装容器がガスバリア層を有する多層構造体を備え、JIS−B0601(2001年)に準拠して測定した前記容器表面における最大高さ粗さ(Rz)が1μm以上30μm以下であり、20℃、65%RHの条件下における単位容積当たりの酸素透過度が0.00001cc/cm3・day・atm以上0.001cc/cm3・day・atm以下であり、密封包装後10日目の内部の気体の酸素濃度O(10)が、0体積%以上5体積%以下である。
【選択図】図2
Description
[1]内部に食品が充填され密封包装された包装容器であって、前記包装容器がガスバリア層を有する多層構造体を備え、JIS−B0601(2001年)に準拠して測定した前記容器表面における最大高さ粗さ(Rz)が1μm以上30μm以下であり、前記包装容器の20℃、65%RHの条件下における酸素透過度が0.00001cc/cm3・day・atm以上0.001cc/cm3・day・atm以下であり、密封包装後10日目の包装容器内部の気体の酸素濃度O(10)が0体積%以上5体積%以下である包装容器;
[2]JIS−B0613(2001年)に準拠して測定した容器表面の算術平均粗さ(Ra)が0.1μm以上2.5μ以下である[1]の包装容器;
[3]密封包装直後の内部の気体の酸素濃度O(0)が0.1体積%以上5体積%以下である[1]または[2]の包装容器;
[4]密封包装直後の内部の気体の酸素濃度O(0)に対する上記酸素濃度O(10)の比O(10)/O(0)が、0以上1未満である[1]〜[3]のいずれかの包装容器;
[5]上記気体が、窒素及び二酸化炭素から選ばれる少なくとも一種を含む[1]〜[4]のいずれかの包装容器;
[6]上記気体の二酸化炭素濃度が0.5体積%以上40体積%以下である[5]の包装容器;
[7]上記ガスバリア層が、エチレン−ビニルアルコール共重合体、リン及び多価金属元素を含む複合構造体、又は加工デンプンを主成分として含有する[1]〜[6]のいずれかの包装容器;
を提供することにより達成される。
本発明の包装容器が備える多層構造体におけるガスバリア層は、気体の透過を防止する機能を有する層であり、具体的には20℃、65%RH条件下で、JIS−K7126−2(2006年)第2部(等圧法)に準拠して測定した酸素透過度が、100cc・20μm/(m2・day・atm)以下の化合物をいう。なお、本発明に用いられるガスバリア層の酸素透過度は、50cc・20μm/(m2・day・atm)以下が好ましく、10cc・20μm/(m2・day・atm)以下がより好ましい。なお、「100cc・20μm/(m2・day・atm)」の酸素透過度とは、20μmのバリア材1m2において、酸素1気圧下での1日の酸素透過量が100ccであることを意味する。
EVOHは、通常、エチレン−ビニルエステル共重合体をケン化することで得ることができる。エチレン−ビニルエステル共重合体の製造およびケン化は、公知の方法により行うことができる。ビニルエステルとしては酢酸ビニルが代表的であるが、ギ酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バレリン酸ビニル、カプリン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、ピバリン酸ビニルおよびバーサティック酸ビニル等のその他の脂肪酸ビニルエステルであってもよい。
リン及び多価金属元素を含む複合構造体は、リン化合物と多価金属の化合物とが反応することにより形成されるバリア層を有する。リン化合物を含む溶液と多価金属の化合物を含む溶液又は分散液とを混合してコーティング剤とし、かかるコーティング剤を基材上に塗布し、多価金属の化合物とリン化合物とを反応させて形成することができ、上記多価金属原子をMで表すと、多価金属原子Mとリン原子との間にM−O−Pで表される結合が生成される。M−O−P結合は赤外吸収スペクトルにおける特性吸収帯が1080〜1130cm−1の領域に見られ、当該複合構造体の赤外吸収スペクトルにおいて、800〜1400cm−1の領域における最大吸収波数は1080〜1130cm−1の範囲にあることが好ましい。複合構造体の最大吸収波数が上記範囲内にあると、優れたガスバリア性が得られる傾向にある。
加工デンプンの原料となるデンプンとしては特に限定されず、例えばコムギ、トウモロコシ、タピオカ、ジャガイモ、コメ、エンバク、アロールートおよびエンドウ原料に由来するものが挙げられる。デンプンとしては、ハイアミロースデンプンが好ましく、ハイアミローストウモロコシデンプン及びハイアミロースタピオカデンプンがより好ましい。
本発明の包装容器が備える多層構造体は、少なくとも1層のガスバリア層を備え、多層構造体の層構成は、用途等に応じて適宜設定できる。なお、ガスバリア層及び熱可塑性樹脂層がそれぞれ複数用いられている場合、それぞれの層を構成する材料は同一でも異なっていてもよい。
熱可塑性樹脂層は、熱可塑性樹脂を含む樹脂組成物を主成分とする層である。熱可塑性樹脂層は単一の熱可塑性樹脂を主成分としても、複数の熱可塑性樹脂を主成分としてもよい。本発明における多層構造体は、熱可塑性樹脂を含む樹脂組成物を主成分とする熱可塑性樹脂層を積層することで、延伸性及び熱成形性を向上させることができる。
熱可塑性樹脂層は、本発明の目的を損なわない範囲で添加剤を含んでいてもよい。添加剤としては、上記熱可塑性樹脂以外の樹脂、熱安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、着色剤、フィラー等が挙げられる。熱可塑性樹脂層が添加剤を含む場合、添加剤の含有率は熱可塑性樹脂層の総量に対して20質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましく、5質量%以下がさらに好ましい。
本発明において多層構造体は相関接着力を高めるために接着層(以下、「Ad」と略記する場合がある。)を有していてもよい。接着層としては公知の接着性樹脂を使用でき、多層構造体の製造方法に合わせて適宜選択できる。
本発明の、多層構造体を備える包装容器の種類は特に限定されず、例えば、トレー状容器、カップ状容器、バッグ状容器、ボトル状容器、パウチ状容器等が挙げられる。中でも、小売店での陳列の観点からトレー状容器又はパウチ状容器が好ましい。
本発明の一実施形態である包装容器について、図2に示すトレー状容器を例にとって、具体的に説明する。但し、トレー状容器は包装容器の一例に過ぎず、以下のトレー状容器の説明は、本発明の範囲を限定するものではない。
本発明の食品の密封包装方法は、例えば、成形されたトレー本体に食品を充填し、トレー状容器内部の酸素濃度が5%以下になるようにガス置換した状態でトレー本体のフランジ部に蓋をヒートシールし、トレー状容器を密封包装する方法が挙げられる。
殺菌方法としては、低温殺菌(ホットパック、ボイル殺菌)、高温殺菌(レトルト殺菌)、湿熱殺菌、乾熱殺菌、高周波加熱、赤外線加熱、電気抵抗加熱等が用いられる。殺菌は食品を包装材に充填する前でも充填する後でも良いが、菌の混入を抑制するという観点から、包装材充填後の殺菌が好ましい。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
・「エバール(商標)J171B」:株式会社クラレ製、EVOH、エチレン単位含有量32mol%
・「エバール(商標)E105B」:株式会社クラレ製、EVOH、エチレン単位含有量44mol%
・「エバール(商標)G156B」:株式会社クラレ製、EVOH、エチレン単位含有量48mol%
・「エバール(商標)フィルム EF−XL」:株式会社クラレ製、二軸延伸EVOHフィルム、厚み12μm
・「ノバテック(商標)PP EA7AD」:日本ポリプロ株式会社製、ポリプロピレン(以下、「PP」と略記する場合がある。)
・「アドマー(商標)QF500」:三井化学社製、接着性ポリオレフィン
・「OP U−1」:三井化学東セロ株式会社製、二軸延伸ポリプロピレンフィルム、厚み20μm(以下、「OPP」と略記する場合がある。)
・「タケラック(商標)A−385」:武田薬品工業株式会社製、二液系接着剤
・「タケネート(商標)A−10」:武田薬品工業株式会社製、二液系接着剤
・「エンブレム(商標)ONBC−15」:ユニチカ株式会社製、延伸ナイロンフィルム、厚み15μm(以下、「ONY」と略記する場合がある。)
(1)ダイの表面粗さ
小型表面粗さ測定機サーフテスト「SJ−400」(接触式、株式会社ミツトヨ製)を用い、JIS−B0601(1994年)に準拠して、カットオフ値(λc)2.5mm、評価長さ(l)7.5mmで十点平均粗さ(RzJIS94)及び算術平均粗さ(Ra)を測定し、任意に選択した10か所における平均値を測定値とした。
(2)包装容器の表面粗さ
形状測定レーザマイクロスコープ「VK−X200」(非接触式、キーエンス社製)を用い、JIS−B0601(2001年)に準拠して、カットオフ値(λc)を2.5mmとし、幅1414μm、高さ1060μmの評価面積における容器の最大高さ粗さ(Rz)及び算術平均粗さ(Ra)を測定し、任意に選択した10か所の評価面積における平均値を測定値とした。なお、多層構造体の平均厚みよりも大きい段差は表面粗さの評価値から除外するものとし、任意に選択する観測範囲においてかかる段差が含まれない範囲を選択した。
(3)回収における厚みムラ
80℃に加熱したニップロールを通し、フィルム・シート用粉砕機(株式会社ホーライ製)にてスクリーン開目穴径を15mmに調整して粉砕し、積層したフレーク状のチップを得た。内径100mmの配管50mに10m毎に5か所のL型配管を設置した。このL型配管によって、サイクロンを有するホッパーを備えた空送設備にて、フレーク上チップ1tを気流搬送し、1t搬送後のフレーク状チップを用いて、東洋精機製作所社製の20mm押出機「D2020」(D(mm)=20、L/D=20、圧縮比=2.0、スクリュー:フルフライト)にて単層製膜を以下の条件で行い、単層フィルムを得た。
押出温度:供給部/圧縮部/計量部/ダイ
=180/220/220/220℃
スクリュー回転数:60rpm
吐出量:1.3kg/hr
引取りロール温度:80℃
引取りロール速度:1.1m/min.
フィルム厚み:90μm
連続製膜において、製膜開始から1時間後にMD方向にサンプリングし、2mの長さ範囲における厚みを連続厚み計にて調査した。点数は25mm間隔で採取し、その標準偏差(μm)を求めて、以下の基準で厚みムラを評価した。
A:5.0μm以下
B:5.0μm超7.5μm以下
C:7.5μm超10μm以下
D:10μm超15μm以下
E:15μm超
(4)容器内のドリップシートの滑り性測定
容器内のドリップシートの滑り性を評価するために、トレイメイト(ユニ・チャーム株式会社製)を摩擦測定器(東洋精機製作所社製)のスレッドに取り付け、スリップ板に上記で作製した多層シートを設置した。傾斜板を2.9度/秒で傾斜させ、スレッドが傾斜すると同時に傾斜を停止し、傾斜の角度を測定し、以下のように判断した。
A :15度以上で滑り開始
B :15度より低い角度で滑り開始
(5)容器の酸素透過度測定
MOCON INC.製酸素透過度測定装置OX−TRAN2/20型(検出限界値0.0005cc/pck・day・atm)を用いて多層容器及び多層フィルムの15℃50%RHの条件下でJIS−K7126−2(2006年)第2部(等圧法)に準拠して酸素透過度をそれぞれ測定した。多層容器の大きさを測定し、体積を算出した。多層容器及び多層フィルムの酸素透過度の合計を体積で割ることで、単位あたりの酸素透過度(cc/cm3.day.atm)とした。なお、「0.0005cc/(pck・day・atm)」の酸素透過度とは、容器全体において、酸素1気圧下での1日の酸素透過量が容器(pck)当たりで0.0005ccであることを意味する。
(6)容器内ガス組成の測定
MOCON Europe社製 CheckPoint3にて容器内の酸素濃度を測定した。
(7)一般細菌数(好気性菌数)
15℃、50%RHにて10日間保管した後の食品衛生検査指針・微生物編(2015)を準用し、標準寒天培地法(35℃±1℃、48±3時間)にて測定を行なった。なお、いずれの実施例及び比較例においても密封包装直後の一般細菌は10CFU/g以下であった。
(8)食品の色
15℃、50%RHにて10日間保管後の食品の着色状況を目視で確認し、以下のように判断した。
A :保管前とほとんど変わらない
B :わずかに退色している
C :かなり退色している
(9)食品の匂い
15℃、50%RHにて10日間保管後の食品の匂いを確認し、以下のように判断した。
A :保管前とほとんど変わらない
B :わずかに匂いがしなくなった
C :ほとんど匂いがしなくなった
(10)食品の味
15℃、50%RHにて10日間保管後の食品の味を確認し、以下のように判断した。
A :保管前とほとんど変わらない
B :わずかに味がしなくなった
C :味が薄くなった
(多層構造体(トレー本体用)の作製)
ガスバリア層としてEVOH「エバール(商標)J171B」、熱可塑性樹脂層としてポリプロピレン「ノバテック(商標)PP EA7AD」(PP)及び接着層として接着性ポリオレフィン「アドマー(商標)QF500」(Ad)を用いて、以下の方法/条件にて3種5層の多層構造体(PP/Ad/EVOH/Ad/PP=270μm/15μm/30μm/15μm/270μm)を得た。なお、製膜設備としては製膜ダイを有する押出機の後に温度コントロール可能な引き取りロールを有し、巻き取り機にて得られた多層構造体を巻き取った。
EVOH用押出機:20mmφ押出機 ラボ機ME型CO−EXT(東洋精機社製)
Ad用押出機 :25mmφ押出機 P25−18AC(大阪精機社製)
PP用押出機 :32mmφ押出機 GF−32−A(プラスチック工学研究所社製)
EVOH押出温度 供給部/圧縮部/計量部/ダイ
=175/210/220/220℃
Ad押出温度 供給部/圧縮部/計量部/ダイ
=100/160/220/220℃
PP押出温度 供給部/圧縮部/計量部/ダイ
=150/200/210/220℃
ダイ :300mm幅コートハンガーダイ(プラスチック工学研究所社製)
引取りロール温度:80℃
(トレー本体の成形)
得られた多層構造体(トレー本体用)を、熱成形機(浅野製作所製)を用いてシート温度150℃にて容器形状(縦12cm×横9cm×高さ3cm)に熱成形(圧空:5kg/cm2、プラグ温度:150℃、金型温度:70℃を使用)を行い、熱成形容器(トレー本体)を得た。
(多層構造体(トレー蓋部用)の作製)
二軸延伸ポリプロピレンフィルム「OP U−1」(OPP)の片面に二液系接着剤(「タケラック(商標)A−385」/「タケネートA−10」)を固形分2.5g/m2の目付で塗布後、ガスバリア層として用いる二軸延伸EVOHフィルム「エバール(商標)EF−XL」をドライラミネート法により積層した。次に、延伸ナイロンフィルム「エンブレム(商標)ONBC−15」を同様の方法で積層し、OPP/EF−XL/ONYの構成を有する多層構造体(厚み47μm)を作製した。
(包装容器の作製)
Sealpac GmbH社製セミオートマチックトレーシーラー Mを用いて、作製したトレー本体に唐揚を80g充填し、作製した多層構造体(トレー蓋部用)を蓋材として用いてガス置換密閉包装を行い食品が充填された包装容器を作製した。ガスとしては窒素ガスを使用した。
バリア層の種類、食品の種類を表1の通りに変更し、適宜EVOH押出機のスクリュー回転速度を変更した以外は、実施例1と同様の方法で包装容器を作製し評価を行った。評価結果を表1及び表2に示す。
<実施例10>
キャスティングロールから高さ3cmの場所にエアー噴出し口の隙間が0.3mmのエアースリットを配設し、ダイから引取りロール上に押出すと同時にエアースリットにより空気を0.1MPaで吹き付けたこと以外は実施例1と同様の方法で包装容器を作製し評価を行った。評価結果を表1及び表2に示す。
<比較例5>
キャスティングロールから高さ3cmの場所にエアー噴出し口の隙間が0.3mmのエアースリットを配設し、ダイから引取りロール上に押出すと同時にエアースリットにより空気を0.3MPaで吹き付けたこと以外は実施例1と同様の方法で包装容器を作製し評価を行った。評価結果を表1及び表2に示す。
2 トレー本体
2a 熱可塑性樹脂層
2b ガスバリア層
3 フランジ部
4 容器内部
5 蓋
5a 第2熱可塑性樹脂層
5b ガスバリア層
5c 第1熱可塑性樹脂層
10 食品
50 ポリマー(ガスバリア層)
60 ポリマー(熱可塑性樹脂層)
70 押出ダイ
80 第1搬送ロール
90 第2搬送ロール
100 多層構造体
110 エアースリット
Claims (7)
- 内部に食品が充填され密封包装された包装容器であって、
前記包装容器がガスバリア層を有する多層構造体を備え、JIS−B0601(2001年)に準拠して測定した前記容器表面における最大高さ粗さ(Rz)が1μm以上30μm以下であり、
前記包装容器の20℃、65%RHの条件下における酸素透過度が0.00001cc/cm3・day・atm以上0.001cc/cm3・day・atm以下であり、
密封包装後10日目の包装容器内部の気体の酸素濃度O(10)が0体積%以上5体積%以下である、包装容器。 - JIS−B0601(2001年)に準拠して測定した容器表面の算術平均粗さ(Ra)が0.1μm以上2.5μ以下である、請求項1に記載の包装容器。
- 密封包装直後の内部の気体の酸素濃度O(0)が0.1体積%以上5体積%以下である、請求項1または2に記載の包装容器。
- 密封包装直後の内部の気体の酸素濃度O(0)に対する上記酸素濃度O(10)の比O(10)/O(0)が0以上1未満である、請求項1〜3のいずれかに記載の包装容器。
- 上記気体が、窒素及び二酸化炭素から選ばれる少なくとも一種を含む、請求項1〜4のいずれかに記載の包装容器。
- 上記気体の二酸化炭素濃度が0.5体積%以上40体積%以下である、請求項5に記載の包装容器。
- 上記ガスバリア層が、エチレン−ビニルアルコール共重合体、リン及び多価金属元素を含む複合構造体、又は加工デンプンを主成分として含有する、請求項1〜6のいずれかに記載の包装容器。
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