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JP2019082509A - 画像表示装置および画像表示装置の制御方法 - Google Patents

画像表示装置および画像表示装置の制御方法 Download PDF

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JP2019082509A
JP2019082509A JP2017208562A JP2017208562A JP2019082509A JP 2019082509 A JP2019082509 A JP 2019082509A JP 2017208562 A JP2017208562 A JP 2017208562A JP 2017208562 A JP2017208562 A JP 2017208562A JP 2019082509 A JP2019082509 A JP 2019082509A
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義行 永嶋
Yoshiyuki Nagashima
義行 永嶋
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Abstract

【課題】様々な設定輝度に応じて、輝度低下を抑制し、高精度にムラを補正する。【解決手段】本発明の画像表示装置は、第1の輝度を取得する輝度取得手段と、発光輝度を調整可能な光源部を有し、前記第1の輝度に基づいて発光する発光手段と、前記第1の輝度が高いほど、輝度ムラまたは色ムラの少なくとも一方の補正量を少なくするムラ補正パラメータを生成するパラメータ生成手段と、前記ムラ補正パラメータに基づいて、入力される画像データを補正するムラ補正手段と、前記補正後の画像データに基づく透過率で前記発光手段が発する光を透過させることで画像表示を行う表示手段と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置および画像表示装置の制御方法に関する。
液晶パネルやバックライトを用いた画像表示装置において、表示画面に生じるムラの補正方法について様々な技術が提案されている。特許文献1は、輝度が高い箇所を、輝度が低い箇所と同等の輝度になるように低下させることで輝度ムラを補正する技術を開示している。しかしながら、HDR表示など高輝度が要求される画像表示装置に対して上述の補正方法を用いた場合、HDR表示の効果が得られなくなってしまう。ここで、HDR(High Dynamic Range)とは、光源の高輝度点灯を行うことでダイナミックレンジを広げる技術である。
一方、画像データの画素値に応じて輝度ムラおよび色ムラの補正量を調節する技術が提案されている。特許文献2は、画像データの各色成分の強度が高いほど補正量を抑制することで、輝度レベルを低下させることなく輝度ムラおよび色ムラを補正する技術を開示している。
特開2007−114427号公報 特開2008−310261号公報
しかしながら、特許文献2のムラ補正方法ではバックライトの輝度は考慮されないため、例えば、バックライトが100cd/mのような低輝度点灯を行う場合においても、画像データの高階調部のムラ補正が抑制されてしまう。そのため、低輝度点灯時のムラ補正の精度が低下してしまうという課題がある。一般に、バックライトが1000cd/mのような高輝度点灯を行う場合、画像データのうち高階調部は光の反射等の画像である場合が多く、色の均一性よりも明るさの方が重要視される。一方、100cd/mのような低輝度表示を行う場合、画像データのうち高階調部は表示画像全体への影響する画像である場合が多く、輝度や色の均一性は高輝度表示を行う場合よりも重要視される。
そこで、本発明は、様々な設定輝度に応じて、輝度低下を抑制し、高精度にムラを補正する技術を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様は、
第1の輝度を取得する輝度取得手段と、
発光輝度を調整可能な光源部を有し、前記第1の輝度に基づいて発光する発光手段と、
前記第1の輝度が高いほど、輝度ムラまたは色ムラの少なくとも一方の補正量を少なくするムラ補正パラメータを生成するパラメータ生成手段と、
前記ムラ補正パラメータに基づいて、入力される画像データを補正するムラ補正手段と、
前記補正後の画像データに基づく透過率で前記発光手段が発する光を透過させることで画像表示を行う表示手段と、
を有することを特徴とする画像表示装置である。
本発明の第二の態様は、
発光輝度を調整可能な光源部を有する発光手段と、
画像データに基づく透過率で前記発光手段が発する光を透過させることで画像表示を行う表示手段と、
を備える画像表示装置の制御方法であって、
第1の輝度を取得する輝度取得ステップと、
前記第1の輝度が高いほど、輝度ムラまたは色ムラの少なくとも一方の補正量を少なくするムラ補正パラメータを生成するパラメータ生成ステップと、
前記ムラ補正パラメータに基づいて、入力される画像データを補正するムラ補正ステップと、
を有し、
前記発光手段は、前記第1の輝度に基づいて発光し、
前記表示手段は、前記補正後の画像データに基づく透過率で前記発光手段が発する光を透過させる、
ことを特徴とする画像表示装置の制御方法である。
本発明の第三の態様は、上記方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、様々な設定輝度に応じて、輝度低下を抑制し、高精度にムラを補正することができる。
実施形態1に係る画像表示装置の一例を示す機能ブロック図 実施形態1に係る輝度設定画面の一例を示す図 実施形態1に係るパラメータ生成部の一例を示す図 実施形態1に係る参照パラメータの一例を示す図 実施形態1に係る所定の階調値における参照パラメータの一例を示す図 実施形態1に係るムラ補正係数の一例を示す図 実施形態1に係るムラ補正パラメータの一例を示す図 実施形態1に係るムラ補正処理のフローチャート 実施形態1の変形例1に係る映像設定メニューの一例を示す図 実施形態2に係る画像表示装置の一例を示す機能ブロック図 実施形態2に係るムラ補正パラメータの一例を示す図 実施形態2に係るムラ補正処理のフローチャート
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1について説明する。
<全体構成>
図1は、本実施形態に係る画像表示装置100の一例を示す機能ブロック図である。本実施形態に係る画像表示装置100は、発光部101、表示部102、輝度取得部103、パラメータ生成部104、ムラ補正部105等で構成される。
発光部101(発光手段)は、後述する表示部102の背面に光を照射するバックライト装置である。発光部101は、1つまたは複数の光源(光源部または光源群)を有し、光源から発せられた光は不図示の拡散板によって面方向に拡散され、所定の広がりをもっ
たバックライトとして表示部102を背後から照射する。なお、光源の発光素子はLED(発光ダイオード)等を用いることができるが、光源の発光素子はLEDに限定されない。例えば、発光素子として、レーザ素子、有機EL素子、冷陰極管素子、プラズマ素子等が使用されてもよい。なお、光源から発せられる光の色は白、赤、緑もしくは青色光または紫外光等であってもよい。また、1つの光源は、複数の発光素子を有していてもよい。
また、発光部101は、光源の発光輝度を調整可能であり、後述する輝度取得部103で取得する輝度に基づいて、光源を駆動する。ここで、発光部101の制御する信号は、例えば、光源に印加するパルス信号(電流または電圧のパルス信号)のパルス幅を表す。その場合、発光部101が制御信号を調整することにより、光源の発光輝度が調整(PWM制御)される。なお、制御信号は、光源に印加するパルス信号の波高値を表す信号であってもよい(PAM制御)し、パルス幅と波高値の両方を表す信号であってもよい(PWAM制御)。
表示部102(表示手段)は、発光部101から発せられる光を液晶パネルで変調することにより(後述する補正後の)画像データに応じた表示を行う機能部である。なお、本実施形態に係る画像表示装置100は、液晶表示素子以外の表示素子(MEMSシャッター等)を用いることもできる。
表示部102には、不図示の液晶シャッター素子やカラーフィルタ等がマトリクス状に配置されている。液晶シャッター素子は、画像データの各画素のRGB値に応じて対応する素子の透過率が変化することによってパネル上に画像を形成する。液晶シャッター素子には、横縦に複数の画素が配置される。また、各画素には、副画素(サブピクセル)として、R,G,B画素が設けられる。カラーフィルタは、発光部101から照射された光をR,G,Bそれぞれの3波長帯域に分離する部材である。
輝度取得部103は、ユーザからの輝度設定要求に応じて輝度設定画面(ユーザインタフェース)を表示画像に重畳表示し、ユーザの輝度設定操作に応じて設定される輝度である設定輝度(第1の輝度)を設定する機能部である。輝度取得部103は、設定輝度を発光部101および後述するパラメータ生成部104に出力する。
図2は、本実施形態に係る輝度設定画面の一例を示す。本実施形態では、設定輝度は0から1000cd/mの範囲で所定の輝度を選択する例について説明する。また、以下の説明では、設定輝度を100cd/mに設定した場合をSDR(Standard Dynamic Range)表示と称し、1000cd/mに設定した場合をHDR表示と称する。なお、輝度取得部103で設定する輝度の単位や範囲は0から1000cd/mに限定されず、より高輝度を設定可能としてもよい。また、設定輝度の間隔も特に限定されない。例えば、1cd/m単位で設定可能としてもよい。また、設定輝度は、ユーザの要求以外に応じて設定されてもよい。例えば、輝度は周辺環境の明るさに合わせて自動で調整されてもよく、また、設定ボタン等を設けてボタン押下時に自動で設定されてもよい。
パラメータ生成部104は、輝度取得部103で設定された輝度に基づいて、ムラ補正パラメータを生成する機能部である。本実施形態では、パラメータ生成部104は、表示部102の面内の領域毎のムラ補正量を保持する参照パラメータと、補正量を調整する補正係数とを用いてムラ補正パラメータを生成する。
ここで、参照パラメータは、表示部102の面内における所定の領域毎に、予め測定または理論的に計算をすることにより得られる補正値を保持している。これにより、パラメータ生成部104は、特定の画面領域(例えば、画面の中心付近)の輝度値がその他の領
域に比べて高い場合は、補正値に基づいて特定の画面領域の輝度を下げることで表示部102に生じる輝度ムラを均一に補正することができる。
しかし、このようなムラ補正を行う場合は輝度低下を伴うため、HDR表示を行う場合、高輝度点灯の効果が得られなくなってしまう。そこで、本実施形態では、パラメータ生成部104は、輝度取得部103で設定された輝度が高い(HDR表示)ほど、ムラ補正量(参照パラメータの補正値)が少なくなるように調整する補正係数を設ける。これにより、パラメータ生成部104は、HDR表示のように設定輝度が高い場合はムラ補正の抑制により輝度の低下を抑制することができる。また、パラメータ生成部104は、SDR表示のように設定輝度が低い場合は高精度にムラ補正を行うことができる。以下、図3を用いてパラメータ生成部104の詳細について説明する。
図3は、パラメータ生成部104の機能ブロック図を示す。パラメータ生成部104は、記憶部1041、係数算出部1042、乗算部1043等で構成される。本実施形態では、記憶部1041に予め記憶されるムラ補正用の参照パラメータと、係数算出部1042で算出されるムラ補正係数とを乗算することによりムラ補正パラメータを生成する。
記憶部1041は、1つ以上の参照パラメータを保持する。図4は、記憶部1041に保持される参照パラメータの例を示す。本実施形態では、入力される画像データの階調値0,256,512,768,1023に対応する5種類の参照パラメータが記憶部1041に保持される。また、各参照パラメータは、面方向に縦5×横5の領域毎に値(補正値)を有する。なお、上述の階調値以外の場合は、新たに参照パラメータが設けられてもよく、既存の参照パラメータから補間することにより参照パラメータが設けられてもよい。また、参照パラメータの領域数は縦5×横5に限定されない。
図5は、階調値1023に対応する参照パラメータの一例を示す。本実施形態では、参照パラメータの値には、補正により画像データの画素値を下げる際の補正値(設定値)が格納される。具体的には、補正により表示部102の中心部における画像データの画素値を100下げる場合には、参照パラメータの該当する値には「−100」が設定される。なお、参照パラメータに設定する値は、上述の補正値に限定されない。例えば、参照パラメータに設定する値は、領域ごとの輝度値が低下する比率等でもよい。
係数算出部1042は、輝度取得部103で設定する輝度に応じてムラ補正係数を算出する機能部である。具体的には、係数算出部1042は、設定輝度が高くなるほどムラ補正係数が小さくなるように係数を算出する。図6は、設定輝度とムラ補正係数の関係の一例を示す。本実施形態では、ムラ補正係数は、設定輝度が第1の閾値s(例えば、300cd/m)以下であれば1.0、第2の閾値s(例えば、600cd/m)以上であれば0.0、閾値sと閾値sの間であれば線形に変化する。以下の式(1)は、閾値s,s以上をそれぞれ300,600cd/mとする場合の設定輝度と補正係数との関係の一例を示す。
Figure 2019082509
ここで、kはムラ補正係数、pは設定輝度を示す。例えば、設定輝度が450cd/mの場合、ムラ補正係数は0.5である。なお、設定輝度とムラ補正係数の対応関係は図6および式(1)に示す例に限定されない。
乗算部1043は、参照パラメータとムラ補正係数とに基づいてムラ補正パラメータを生成する機能部である。まず、乗算部1043は、記憶部1041より、入力される画像データの階調値に応じた各参照パラメータを取得する。そして、乗算部1043は、各参照パラメータに対して、上述のムラ補正係数を乗ずることでムラ補正パラメータを生成する。これにより、設定輝度が高い(図6の例では約600cd/m以上)場合は、ムラ補正係数が0であるためムラ補正パラメータは0となり、ムラ補正による入力データの高階調部の輝度低下が抑制される。また、設定輝度が低い(図6の例では約300cd/m以下)場合は、ムラ補正係数が1であるためムラ補正パラメータは参照パラメータと同様となり、後述するムラ補正部105は高精度にムラを補正することができる。
ムラ補正部105は、入力される画像データに対して、ムラ補正パラメータに基づいてムラ補正を行い、表示部102へ出力する画像データを生成する機能部である。具体的には、ムラ補正部105は、ムラ補正パラメータの値に応じて、対応する画像データの画素値を減ずることで輝度ムラの補正を行う。以下、ムラ補正部105の詳細について図7を用いて説明する。
図7は、設定輝度が100cd/m(SDR表示)の場合と、設定輝度が1000cd/m(HDR表示)の場合のムラ補正パラメータの例を示す。図7に示すように、設定輝度が100cd/mの場合のムラ補正係数は上述の通り1.0であるため、ムラ補正パラメータは参照パラメータと同一となり、表示部102のムラが均一に補正される。一方で、設定輝度が1000cd/mの場合のムラ補正係数は0.0であるため、ムラ補正パラメータの値はすべて0になる。このように、高階調部のムラ補正処理が行われないことにより、ムラ補正部105は、HDR画像を表示する場合の輝度低下を抑制することができる。
<処理内容>
次に、図8のフローチャートを用いて、本実施形態に係るムラ補正処理の動作について説明する。まず、輝度取得部103は、ユーザにより設定された輝度(設定輝度)を取得する(S102)。そして、係数算出部1042は、設定輝度に基づいてムラ補正係数を算出する(S104)。次に、乗算部1043(パラメータ生成部104)は、ムラ補正係数と、記憶部1041の参照パラメータとに基づいてムラ補正パラメータを算出する(S106)。そして、ムラ補正部105は、ムラ補正パラメータに基づいて、入力される画像データを補正する(S108)。
なお、本実施形態では、設定輝度に応じてムラ補正係数を求める例について説明したが、パラメータ生成部104は、参照パラメータ毎にムラ補正係数を変更してもよい。これにより、ムラ補正部105は、より詳細にムラ補正処理を行うことができる。また、本実施形態では、設定輝度が100cd/mまたは1000cd/mの場合を例として説明したが、これら以外の輝度についても設定可能であり、同様に処理を行うことができる。例えば、設定輝度が450cd/mの場合、式(1)より補正係数は0.5であるため、パラメータ生成部104(乗算部1043)は参照パラメータ毎に0.5を乗じて、ムラ補正パラメータを生成する。
<本実施形態の効果>
以上のように、本実施形態に係る画像表示装置は、設定輝度が高いほどムラの補正量を抑えるように制御することで、高輝度表示(例えば、HDR表示)時は輝度低下を抑制し、低輝度表示(例えば、SDR表示)時は高精度にムラを補正することができる。
(実施形態1の変形例1)
上述の実施形態では、ユーザによって輝度値が設定される例について説明したが、本実施形態では、図9に例示するような設定メニュー(ユーザインタフェース)を用いる例について説明する。
図9は、本実施形態に係る映像設定メニューを示す。映像設定メニューには、複数の映像モードが設けられる。映像モードは、例えば、SDR画像を表示するための輝度、色域、ガンマ値が設定された第1の映像モード(BT.709)を用いることができる。また、他の映像モードとして、HDR画像を表示するための輝度、色域、ガンマ値が設定された第2の映像モード(HLG:Hybrid Log−Gamma)を用いることができる。この場合、係数算出部1042は、選択された映像モードに基づいてムラ補正係数を設定する。例えば、輝度取得部103は、ユーザによって第1の映像モードが選択された場合には、ムラ補正係数を1に設定し、第2の映像モードが選択された場合は、ムラ補正係数を0に設定する。これにより、第1の映像モードが選択された場合には、高精度にムラが補正され、第2の映像モードが選択された場合には、ムラ補正による輝度低下が抑制される。なお、映像モードは3つ以上設けられてもよい。また、各モードの選択方法および表示画像のレイアウトは、図6に示すメニュー画面に限定されない。
(実施形態1の変形例2)
上述の実施形態では、画像表示装置100が、輝度ムラを補正する例を説明したが、色ムラや、輝度ムラおよび色ムラの両方を補正する場合においても適用することができる。例えば、色ムラの補正を行う場合は、記憶部1041にR,G,B毎に参照パラメータが設けられ、ムラ補正部105は、R,G,B毎に画像データの画素値を補正することができる。輝度ムラ、色ムラ双方を補正する場合においては、高輝度設定時は輝度ムラのみ補正効果を抑制するよう処理し、色ムラは設定輝度に関わらず同一の補正を行ってもよい。これにより、輝度低下を抑制しつつ、色ムラを補正することができる。
(実施形態1の変形例3)
上述の実施形態では、乗算部1043は、入力される画像データの階調値に応じた参照パラメータ全てに対して補正係数を乗ずる例について説明したが、階調値が高い参照パラメータのみに対して、補正係数を乗じてもよい。具体例として、図4に示す参照パラメータのうち階調値768および1023のみに対して上述の補正係数を乗じて、その他の参照パラメータに対しては上述の補正係数を乗じない。このようにすることで、高輝度点灯時においてムラ補正部105は、階調値が高い画像データに対しては上述の実施形態と同様に明るさを重視してムラ補正は行わず、階調値が低い画像データに対しては色の均一性を重視してムラ補正を行うことができる。
(実施形態2)
本実施形態に係る画像表示装置200は、実施形態1の処理に加えて、ムラ補正により生じる輝度変化(輝度低下)を補うように光源の発光輝度を制御する。これにより、画像表示装置200は、設定輝度に応じてムラの補正量を変化させた場合においても、表示輝度の低減を抑えることができる。以下、本発明の実施形態2について説明する。
図10は、本実施形態に係る画像表示装置200の機能ブロック図である。本実施形態に係る画像表示装置200は、実施形態1の構成に加えて輝度制御部206を備える。
輝度制御部206は、光源の発光輝度を制御する機能部である。具体的には、輝度制御部206は、輝度取得部103で設定される輝度(以下、第1の輝度と称する。)と、パラメータ生成部104で生成されるムラ補正パラメータとに基づいて、上述のムラ補正による輝度低下を補うような発光輝度である第2の輝度を求める。そして、輝度制御部206は、制御後の第2の輝度で光源が点灯するように発光部101の発光輝度を制御する。
以下、輝度制御部206の詳細を説明する。
まず、輝度制御部206は、画像データの階調値に対応する参照パラメータに基づく参照値Tから輝度低下率L(輝度低下量)を算出する。本実施形態では、輝度制御部206は、図11の参照パラメータの中央部の値を参照値Tとして用いる。中央部の値を参照値Tとして用いる理由は、表示画面中の中央部は周辺部と比較して補正量による輝度低下が大きい場合が多く、また、輝度低下による影響が顕著に認識されるためである。なお、参照値Tは、参照パラメータの中央部の値に限定されない。例えば、参照値Tは、参照パラメータの中央部以外の値でもよい。例えば、参照値Tは、参照パラメータの補正量のうち最大となる値(図11の例では、−105)でもよく、また複数の値の平均値等でもよい。本実施形態では、輝度制御部206は、以下の式(1)を用いて輝度低下率Lを算出する。
Figure 2019082509
ここで、γは表示部102のガンマ設定値を示す。例えば、参照値Tが−100、ガンマ設定値γが2.2の場合、輝度低下率Lは約0.2である。つまり、中央部の輝度が約20%低下することを意味する。
次に、輝度制御部206は、上述の輝度低下率Lに基づいて、輝度低下分を補うような発光輝度である第2の輝度L(L≧L)を求める。そして、輝度制御部206は、は、第2の輝度Lで発光するよう光源の発光輝度を制御する。ここで、第2の輝度Lが、設定可能な輝度の上限値を超える値となる場合は、輝度制御部206は、輝度の上限値を第2の輝度Lとすればよい。本実施形態では、輝度制御部206は、以下の式(2)を用いて第2の輝度Lを算出する。
Figure 2019082509
例えば、輝度低下率Lが0.2の場合は、式(2)より、第2の輝度Lは、第1の輝度Lの1.25倍の輝度となる。
<処理内容>
次に、図12のフローチャートを用いて、本実施形態に係る処理について説明する。まず、輝度取得部103は、ユーザにより設定された輝度(第1の輝度)を取得する(S102)。そして、係数算出部1042は、設定輝度に基づいてムラ補正係数を算出する(S104)。次に、乗算部1043(パラメータ生成部104)は、ムラ補正係数と、記憶部1041の参照パラメータとに基づいてムラ補正パラメータを算出する(S106)。そして、ムラ補正部105は、ムラ補正パラメータに基づいて、入力される画像データを補正する(S108)。ここで、輝度制御部206は、上述のムラ補正による輝度低下を補うため、発光輝度を制御する(S210)。具体的には、輝度制御部206は、第1の輝度Lおよびムラ補正パラメータから、上述の式(2)および(3)を用いて第2の輝度Lを求め、第2の輝度Lで発光するよう光源の発光輝度を制御する。
上述した処理により、輝度制御部206は、高精度にムラ補正を行い、かつムラ補正により生じる輝度低下を補うことができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、ムラ補正係数から求まるムラ補正パラメータを用いてムラ補正量
を制御する方法について記述したが、設定輝度毎にムラ補正パラメータを設けてもよい。また、本発明は、2重構造の液晶パネル(2重液晶)とバックライトとで構成される画像表示装置や、プロジェクタ等の画像投影装置等に対しても適用することができる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100,200:画像表示装置
101:発光部
102:表示部
103:輝度取得部
104:パラメータ生成部
105:ムラ補正部

Claims (9)

  1. 第1の輝度を取得する輝度取得手段と、
    発光輝度を調整可能な光源部を有し、前記第1の輝度に基づいて発光する発光手段と、
    前記第1の輝度が高いほど、輝度ムラまたは色ムラの少なくとも一方の補正量を少なくするムラ補正パラメータを生成するパラメータ生成手段と、
    前記ムラ補正パラメータに基づいて、入力される画像データを補正するムラ補正手段と、
    前記補正後の画像データに基づく透過率で前記発光手段が発する光を透過させることで画像表示を行う表示手段と、
    を有することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記パラメータ生成手段は、前記第1の輝度が高く、かつ入力される画像データの画素値が大きいほど、前記補正量を少なくするムラ補正パラメータを生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 入力される画像データの階調値に応じた補正量を保持する参照パラメータが記憶される記憶手段と、
    前記第1の輝度が高いほど、値が小さく設定される補正係数を算出する係数算出手段と、
    をさらに有し、
    前記パラメータ生成手段は、前記参照パラメータの保持する補正量を、前記補正係数により調整することで前記ムラ補正パラメータを生成する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
  4. 前記ムラ補正手段は、前記ムラ補正パラメータに基づいて、入力される画像データの画素値を調整することにより、前記輝度ムラを補正する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  5. 前記輝度取得手段は、入力される画像に重畳表示されるユーザインタフェースを用いて、ユーザからの入力を受け付ける、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  6. 前記輝度取得手段は、高輝度に設定される第1の映像モードと、前記第1の映像モードよりも低輝度に設定される第2の映像モードのいずれかの映像モードをユーザが選択することにより前記第1の輝度を取得する、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  7. 前記ムラ補正パラメータに基づいて前記補正による輝度低下量を求め、前記輝度低下量に基づいて前記第1の輝度よりも高い輝度である第2の輝度を求める輝度制御手段をさらに有し、
    前記発光手段は、前記第2の輝度に基づいて発光する、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  8. 発光輝度を調整可能な光源部を有する発光手段と、
    画像データに基づく透過率で前記発光手段が発する光を透過させることで画像表示を行う表示手段と、
    を備える画像表示装置の制御方法であって、
    第1の輝度を取得する輝度取得ステップと、
    前記第1の輝度が高いほど、輝度ムラまたは色ムラの少なくとも一方の補正量を少なく
    するムラ補正パラメータを生成するパラメータ生成ステップと、
    前記ムラ補正パラメータに基づいて、入力される画像データを補正するムラ補正ステップと、
    を有し、
    前記発光手段は、前記第1の輝度に基づいて発光し、
    前記表示手段は、前記補正後の画像データに基づく透過率で前記発光手段が発する光を透過させる、
    ことを特徴とする画像表示装置の制御方法。
  9. 請求項8に記載の画像表示装置の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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