JP2019082387A - 電動駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】バネ部材が用いられる荷重センサについて、所定以上の荷重によってセンサ異常が生じることが抑制された電動駆動装置を提供すること。【解決手段】電動駆動装置は、ハウジングHと、アクチュエータ機構2と、荷重センサ3と、荷重センサ3とアクチュエータ機構2とを接続する接続部材4とを有し、アクチュエータ機構2は、電動駆動部22と、スピンドル−ナット機構23とを有し、荷重センサ3は、バネ部材31と、バネ座32と、バネ座32に対して相対移動する作用部材33と、作用部材33とハウジングHとに接続する連結部材34と、連結部材34に設けられたセンサ要素35とを有し、連結部材34は、係合部34bを有し、荷重センサ3は、作用部材33が連結部材34に対して所定の相対移動をしたときに係合部34bと係合して作用部材33の連結部材34に対する更なる相対移動を抑制する。【選択図】図1
Description
本発明は、電動駆動装置に関する。
駆動によって操作対象に荷重を出力する出力装置には、例えば、電動パーキングブレーキがある。電動パーキングブレーキは、所定の駆動力を発生することが必要であるために、荷重センサが設けられる(例えば、特許文献1)。
しかし、荷重センサは、所定の荷重が付与されたときにセンサ要素が移動し、荷重が解除されたときにセンサ要素がゼロ点位置に戻る必要があるために、バネ部材が用いられている。このようなバネ部材は、所定以上の荷重を受けた場合には、塑性変形を生じる場合があるために、センサ要素の位置に異常を生じることとなり、正常な荷重測定ができない恐れがある。
本発明は、バネ部材が用いられる荷重センサについて、所定以上の荷重によってセンサ異常が生じることが抑制された電動駆動装置を提供することを目的とする。
本発明の電動駆動装置は、ハウジングと、操作対象に荷重を出力する出力部を有するアクチュエータ機構と、荷重センサと、前記荷重センサと前記アクチュエータ機構とを接続する接続部材とを有する電動駆動装置であって、前記アクチュエータ機構は、電動駆動部と、ナット部材とスピンドル部材とを含むスピンドル−ナット機構とを有し、前記荷重センサは、バネ部材と、前記バネ部材を支持するバネ座と、前記バネ座に対して相対移動する作用部材と、前記作用部材と前記ハウジングとに接続する連結部材と、前記連結部材に設けられたセンサ要素とを有し、前記接続部材は、一方が前記アクチュエータ機構の前記スピンドル−ナット機構に接続する第一接続部と、他方が前記荷重センサの前記作用部材に接続する第二接続部とを有し、前記連結部材は、係合部を有し、前記荷重センサは、前記作用部材が前記連結部材に対して所定の相対移動をしたときに前記係合部と係合して前記作用部材の前記連結部材に対する更なる相対移動を抑制する。
本発明における電動駆動装置によれば、バネ部材が用いられる荷重センサについて、
所定以上の荷重によってセンサ異常が生じることが抑制される。
所定以上の荷重によってセンサ異常が生じることが抑制される。
次に、発明の実施の形態を説明する。まず、本発明の一実施形態に係る電動駆動装置の全体構成について図1を用いて説明する。
本実施形態に係る電動駆動装置とは、電力によって駆動する出力部からの出力によって操作対象に荷重をかける装置であり、例えば、出力部からの出力を、ケーブルを介して操作対象に伝達することで荷重をかける装置である。出力部からの出力によって索状体であるケーブルへ張力を発生させることで、操作対象に荷重をかけることにより、当該電動駆動装置は、操作対象を移動させたり、操作対象から他の対象へ荷重をかけたりすることができる。
次に、本実施形態に係る電動駆動装置の一例として、電動パーキングブレーキ1について詳細に説明する。なお、電動駆動装置は、電動パーキングブレーキ1に限定されず、例えば、ロープやケーブルの引上げ装置であっても良い。本実施形態に係る電動パーキングブレーキ1は、図1に示されるように、ハウジングHと、操作対象に荷重を出力する出力部とを有するアクチュエータ機構2と、荷重センサ3と、荷重センサ3とアクチュエータ機構2とを接続する接続部材4とを有する。なお、図1は、電動パーキングブレーキ1を示す平面図であり、便宜上紙面左方向を前方、右方向を後方、紙面上方向または下方向を左方向または右方向として説明する。
電動パーキングブレーキ1は、出力部であるモータ21からの出力を操作対象に伝達する伝動部材であるパーキング用ケーブルCを介して操作対象であるブレーキシューBに荷重をかける装置である。モータ21からの出力によってパーキング用ケーブルCに対して前後方向の荷重がかかることで、ブレーキシューBにかかる荷重を変更し、図示せぬパーキングブレーキの作動または解除を切り替えるものである。なお、アクチュエータ機構2と操作対象との間に設けられる伝動部材は、パーキング用ケーブルCに限定されず、ロッド等、ケーブル以外の伝動部材であってもよい。
パーキング用ケーブルCには、インナーケーブルC1とアウターケーシングC2とからなるコントロールケーブルのインナーケーブルC1が用いられている。しかし、パーキング用ケーブルCには、プルケーブルを用いたコントロールケーブルなど、従来公知のパーキングブレーキ用に用いられるケーブルが用いられてもよい。パーキング用ケーブルCが一方向へ駆動され、前進する(図1において左方向へ移動する)とパーキング用ケーブルCの張力が緩められてブレーキシューBにかかる荷重が小さくなり、パーキングブレーキが解除される。また、パーキング用ケーブルCが他方向へ駆動され、後退する(図1において右方向へ移動する)とパーキング用ケーブルCの張力が増大し、ブレーキシューBにかかる荷重が大きくなり、パーキングブレーキが作動される。
ハウジングHは、アクチュエータ機構2、荷重センサ3、接続部材4等、電動駆動装置の構成要素の少なくとも一部を収容する。ハウジングHの形状は、電動駆動装置の構成要素を収容することができれば、特に限定されない。
アクチュエータ機構2は、モータ21等の出力部からの出力を前後方向への運動力(直線運動)に変換する機構である。アクチュエータ機構2によって変換された前後方向への運動力は、パーキング用ケーブルCに作用し、パーキング用ケーブルCは、前進または後退を行う。アクチュエータ機構2は、図1に示されるように、出力部であるモータ21に加えて、電動駆動部22と、ナット部材231とスピンドル部材232とを含むスピンドル−ナット機構23とを有する。
モータ21は、出力部を構成する装置であり、正逆回転可能に構成されている。モータ21は、後述する制御部5(図3参照)によって回転方向が制御される。モータ21は、ハウジングH内に収容されている。モータ21のモータ軸21aは、後述するモータギヤ22aを介して電動駆動部22に接続される。また、モータ21の出力側には、センサ要素として、モータ21の回転を検知する回転検知装置6を備えている。回転検知装置6は、本実施形態では、図1に示されるように、回転検知用磁石61と回転検知用ホールIC62とを備えている。なお、回転検知装置6は、回転検知用磁石61と回転検知用ホールIC62により構成されるものに限定されない。
電動駆動部22は、モータ21からの出力をスピンドル−ナット機構23に伝達する機構である。電動駆動部22は、図1に示されるように、ハウジングH内に収容されている。本実施形態では、電動駆動部22は、ハウジングH内に設けられた駆動部収容部H2に設けられている。電動駆動部22は、本実施形態では、図1に示されるように、モータ21のモータ軸21aに取り付けられたモータギヤ22aと、モータギヤ22aに噛合し、スピンドル−ナット機構23へ駆動力を伝達する駆動力伝達ギヤ22bとを含む。本実施形態では、電動駆動部22は、モータギヤ22aと駆動力伝達ギヤ22bとの2つのギヤにより構成されているが、電動駆動部22を構成する駆動力伝達部材の数は特に限定されない。また、電動駆動部22は、モータ21の出力をスピンドル−ナット機構23に伝達することができればよく、ギヤ以外の駆動力伝達部材を介してモータ21の出力をスピンドル−ナット機構23に伝達してもよい。
スピンドル−ナット機構23は、電動駆動部22によって伝達される回転方向の駆動力を、前後方向への運動力(直線運動)に変換する機構である。スピンドル−ナット機構23は、ナット部材231と、スピンドル部材232と、を有する。スピンドル−ナット機構23はハウジングH内に収容されている。本実施形態では、図1に示されるように、スピンドル部材232に電動駆動部22による回転方向の駆動力が伝達されてスピンドル部材232が回転する。スピンドル部材232の回転力は、ナット部材231に伝達されて、ナット部材231がスピンドル部材232に対して相対移動する。しかし、スピンドル−ナット機構23は、図示されている態様とは異なり、電動駆動部22による回転方向の駆動力がナット部材に伝達され、ナット部材が回転することによりスピンドル部材を移動させるように構成されていてもよい。この場合、図1に示されるナット部材231とスピンドル部材232との軸X方向(図1参照)の位置関係が逆となる。以下の説明における、ナット部材231の各構成については、ナット部材およびスピンドル部材を軸X方向に逆に配置した場合のスピンドル部材に適用することができる。また、スピンドル部材232の各構成については、ナット部材およびスピンドル部材を軸X方向に逆に配置した場合のナット部材に適用することができる。
ナット部材231は、スピンドル部材232と螺合することにより、スピンドル部材232の長手方向である軸X方向に進退可能に設けられる。ナット部材231は、スピンドル部材232の雄ネジ部232aと螺合する雌ネジ部231aと、スピンドル部材232との螺合時にスピンドル部材232が収容される収容空間Sとを有している。
ナット部材231は、本実施形態では、軸X周りの回転が規制され、ハウジングHの案内部Ha(図1参照)に軸X方向に移動可能に設けられている。ナット部材231は、案内部Haに案内されるガイド部231bを有している。ガイド部231bは、軸X周り方向で案内部Haと係合することにより、ナット部材231の軸X周りの回転を規制する。ガイド部231bは、案内部Haに軸X方向で案内されて、ハウジングH内を軸X方向に移動する。
ナット部材231は、パーキング用ケーブルCの一端が取り付けられる取付部231cを有している。これにより、ナット部材231が軸X方向に移動すると、パーキング用ケーブルCが軸X方向に操作され、操作対象が操作される。
スピンドル部材232は、ナット部材231と螺合し、ナット部材231をスピンドル部材232に対して軸X方向に相対移動させる。スピンドル部材232は、ハウジングH内で回転可能に支持されている。スピンドル部材232は、電動駆動部22によって伝達される回転方向の駆動力により回転する。本実施形態では、スピンドル部材232は、図1に示されるように、駆動力伝達ギヤ22bと係合することにより、電動駆動部22の回転力が伝達され、軸X周りに回転可能である。
スピンドル部材232は、本実施形態では、図1に示されるように、ナット部材231の雌ネジ部231aと螺合する雄ネジ部232aと、電動駆動部22(駆動力伝達ギヤ22b)の回転力が伝達される回転伝達部232bとを有している。回転伝達部232bの構造は、電動駆動部22の回転力をスピンドル−ナット機構23に伝達することが可能であれば、特に限定されない。本実施形態では、回転伝達部232bは、外周に軸X方向に沿って延びる複数の溝を有するスプライン部SPを有している。駆動力伝達ギヤ22bは、図1に示されるように、駆動力伝達ギヤ22bの軸X方向に沿って設けられた中空部S2を有している。回転伝達部232bは、駆動力伝達ギヤ22bの中空部S2に挿入され、駆動力伝達ギヤ22bの内周面とスプライン嵌合している。これにより、駆動力伝達ギヤ22bが回転すると、回転伝達部232bも回転するとともに、スピンドル部材232は、スプライン嵌合によって、駆動力伝達ギヤ22bに対して、軸X方向に移動可能である。
なお、本実施形態では、スピンドル部材232は、後述するように、ナット部材231が軸X方向に移動する(図1において右側へ後退する)際は、軸X方向には移動せずその場で回転する。そして、ナット部材231が軸X方向で移動できなくなった際に、スピンドル部材232は、軸X方向に移動する(図1において左側へ前進する)。
接続部材4は、アクチュエータ機構2と荷重センサ3とを接続する部材である。接続部材4は、アクチュエータ機構2の軸X方向への移動を荷重センサ3に伝達する。本実施形態では、接続部材4は、アクチュエータ機構2の移動方向(軸X方向)と同方向に、荷重センサ3を移動させるように構成されているが、接続部材4は、荷重センサ3がアクチュエータ機構2の移動方向と異なる方向へ移動するように、アクチュエータ機構2と荷重センサ3とを接続してもよい。本実施形態では、アクチュエータ機構2は、接続部材4に相対回転可能に接続され、荷重センサ3は、接続部材4に相対回転不能に接続される。なお、アクチュエータ機構2が接続部材4に相対回転不能に接続され、荷重センサ3が接続部材4に相対回転可能に接続されていてもよい。本実施形態では、接続部材4は、アクチュエータ機構2のナット部材231およびスピンドル部材232と同軸上に配置された軸状の部材として構成されている。接続部材4は、図1および図2に示されるように、一方がアクチュエータ機構2のスピンドル−ナット機構23に接続する第一接続部41と、他方が荷重センサ3の後述する作用部材33に接続する第二接続部42とを有する。
第一接続部41は、接続部材4のアクチュエータ機構2側の一端部(前端部)であり、アクチュエータ機構2に接続される。本実施形態では、第一接続部41はスピンドル部材232に接続されている。第二接続部42は、接続部材4の荷重センサ3側の他端部(後端部)であり、荷重センサ3の作用部材33に取り付けられている。
本実施形態では、接続部材4は、アクチュエータ機構2における回転力により荷重センサ3が回転しないように、アクチュエータ機構2と荷重センサ3とを接続している。たとえば、接続部材4の第一接続部41側および第二接続部42側のうちのいずれか一方に、図示しない軸受を設けて、アクチュエータ機構2における回転力が、荷重センサ3に伝達されないようにすればよい。また、接続部材4は、接続部材4が接続された、スピンドル−ナット機構23のいずれか一方(本実施形態ではスピンドル部材232)が軸X方向に移動したときに、荷重センサ3の作用部材33に軸X方向の動作を伝達できるように、アクチュエータ機構2および荷重センサ3に接続されている。この場合、後述するように所定以上の荷重が操作対象に加わった際に、ナット部材231とスピンドル部材232とのうち、接続部材4側に設けられた一方が他方に対して軸X方向に相対移動する。その相対移動が作用部材33に伝達され、作用部材33が軸X方向に移動して荷重センサ3での荷重の検知を可能にする。接続部材4のアクチュエータ機構2および荷重センサ3への接続方法は特に限定されない。たとえば、電動駆動部22を収容する駆動部収容部H2(図1参照)と接続部材4の第一接続部41側とが、軸受を介して接続され、作用部材33と接続部材4の第二接続部42側とが、ロックナット等の固定部材により固定される。
本実施形態では、スピンドル部材232の軸X方向の一端(後端)側に、接続部材4の第一接続部41が接続されている。なお、上述したように、軸X方向でスピンドル部材とナット部材とが本実施形態と逆に設けられ、ナット部材が電動駆動部22により回転駆動されて、その回転力がスピンドル部材に伝達される場合には、ナット部材に接続部材4の第一接続部41が接続される。
荷重センサ3は、ブレーキシューB等の操作対象にかかる荷重を検知するセンサである。荷重センサ3は、図1および図2に示すように、バネ部材31と、バネ部材31を支持するバネ座32と、バネ座32に対して相対移動する作用部材33と、作用部材33とハウジングHとに接続する連結部材34と、連結部材34に設けられたセンサ要素35とを有している。また、本実施形態では、荷重センサ3は、作用部材33に設けられた、センサ要素35と相互作用する第二センサ要素36を備えている。本実施形態では、センサ要素35は磁石であり(以下、磁石35とも呼ぶ)、第二センサ要素36はホールIC(以下、ホールIC36とも呼ぶ)である。
荷重センサ3においては、詳細は後述するが、インナーケーブルC1の移動に従って作用部材33がバネ座32および連結部材34に対して軸X方向に相対移動し、この相対移動と共に、磁石35がホールIC36に対して軸X方向に相対移動する。この磁石35の軸X方向での相対移動によりホールIC36が、インナーケーブルC1の荷重に相当するスピンドル−ナット機構23の移動距離に応じた電圧をケーブル張力信号として制御部5へ出力するようになっている(図3参照)。
バネ部材31は、バネ座32および作用部材33に支持されており、作用部材33が連結部材34に対して、相対移動することに伴って弾性変形を行う。バネ部材31は、本実施形態では、バネ座32と作用部材33との間に軸X方向に伸縮可能に設けられる。バネ部材31の構造は、バネ座32と作用部材33との間で伸縮可能であれば、特に限定されない。たとえば、バネ部材31は、圧縮コイルスプリングとすることができる。バネ部材31の一端は、バネ座32に取り付けられ、バネ部材31の他端は、作用部材33側に取り付けられている。本実施形態では、バネ部材31の他端は、介装部材Iを介して間接的に作用部材33に取り付けられている。介装部材Iの構造は、特に限定されないが、たとえば、所定の荷重に耐え得る金属製のワッシャを用いることができる。
バネ座32は、バネ部材31の一端を支持する部位である。バネ座32は、バネ部材31の一端を支持することができれば、その構造や位置は特に限定されない。バネ座32は、本実施形態では、連結部材34の一端側に設けられた後述するフランジ部34a(図2参照)の一方の端面に設けられている。
連結部材34は、図1および図2に示されるように、作用部材33とハウジングHとを、バネ部材31を介して接続している。連結部材34は、ハウジングHに設けられた連結部Hbに連結されている。これにより、連結部材34は、ハウジングHに対する相対移動(本実施形態では、軸X方向の移動)が規制されている。また、連結部材34は、本実施形態ではバネ座32を有し、連結部材34にバネ部材31が接続されている。連結部材34は、バネ部材31を介して作用部材33に接続されている。本実施形態では、連結部材34は、軸X方向に配置された柱状の部材であり、アクチュエータ機構2側の端部(前端)にはフランジ部34aが設けられている。本実施形態では、フランジ部34aは、作用部材33に設けられた当接部33a(図2参照)と当接して、バネ部材31の付勢力により所定の位置で保持される。
センサ要素35は、作用部材33の連結部材34に対する相対移動を検出する部材である。本実施形態では、センサ要素35は磁石であり、作用部材33に設けられた第二センサ要素(ホールIC)36とともに、作用部材33の相対移動距離に応じた電圧等の信号により、作用部材33の移動距離を検出している。センサ要素35は、作用部材33の連結部材34に対する相対移動を検出することができれば、磁石に限定されない。たとえば、センサ要素35として、リミットスイッチなどを用いて、作用部材33の連結部材34に対する相対移動を検出してもよい。
センサ要素35を設ける位置は特に限定されない。本実施形態では、センサ要素である磁石35は、連結部材34のフランジ部34aに設けられ、作用部材33に設けられたホールIC36と対向している。
作用部材33は、バネ座32(連結部材34)に対して相対移動する。作用部材33は、ハウジングH内で移動可能に構成されている。本実施形態では、作用部材33は、軸X方向に沿って移動する。作用部材33は、たとえば、ハウジングHに設けられ、作用部材33を軸X方向に案内するガイド溝等の作用部材案内部(図示せず)に沿って案内されていてもよい。作用部材33は、本実施形態では、センサ要素35やバネ部材31を収容するケーシングとして示されているが、作用部材33の構造は特に限定されない。
作用部材33は、接続部材4を介してアクチュエータ機構2に接続され、アクチュエータ機構2とともにハウジングHに対して相対移動する。ナット部材231およびスピンドル部材232のうち、接続部材4と接続された一方が、軸X方向に移動することにより、作用部材33も軸X方向に移動するように構成されている。作用部材33は、図1および図2に示されるように、接続部材4の第二接続部42が接続される作用部材側接続部33bを有している。作用部材側接続部33bと第二接続部42とが接続されることにより、スピンドル−ナット機構23の軸X方向への運動力が作用部材33に伝達される。本実施形態では、スピンドル部材232に接続された接続部材4が、第二接続部42において、作用部材33に接続されている。
作用部材33は、本実施形態では、図1および図2に示されるように、第二センサ要素36を有している。第二センサ要素36は、センサ要素35とともに、作用部材33の連結部材34に対する相対移動を検出する。本実施形態では、第二センサ要素36は、作用部材33に取り付けられたホールICであり、作用部材33が軸X方向に移動することにより、連結部材34に設けられたセンサ要素35である磁石に対して位置変化を生じる。これにより、磁石とホールICとの間の位置ズレによって、電圧を変化させて作用部材33の連結部材34に対する相対移動が検出される。
また、作用部材33は、図2に示されるように、連結部材34が接続部材4側から延出する孔部33cを有している。孔部33cは、作用部材33において、連結部材34が貫通する貫通孔THを含む周辺領域をいう。本実施形態では、作用部材33に介装部材Iが設けられ、介装部材Iと作用部材33の壁部との両方を連通して貫通孔THが形成され、孔部33cは、介装部材I側の貫通孔TH1の周辺領域となる。なお、介装部材Iは必ずしも設ける必要はなく、その場合、孔部33cは、作用部材33の壁部に設けられた貫通孔TH2の周辺領域となる。
連結部材34は、係合部34bを有している。係合部34bは、作用部材33の連結部材34に対する相対移動を所定の範囲に規制する。荷重センサ3は、作用部材33が連結部材34に対して所定の相対移動をしたときに係合部34bと係合して作用部材33の連結部材34に対する更なる相対移動を抑制する。本実施形態では、作用部材33が初期位置(図2における実線参照)にある場合は、係合部34bは作用部材33と係合していない。一方、係合部34bは、作用部材33が所定量移動した後に、作用部材33の少なくとも一部と係合することにより(図2における二点鎖線参照)、作用部材33の所定の範囲を越えた相対移動を規制する。係合部34bは、連結部材34と接続部材4との相対移動を抑制できるように、接続部材4の移動と共に移動する部材との嵌合をすることで、作用部材33の連結部材34に対する相対移動を所定の範囲に規制することができる。
係合部34bは、本実施形態では、作用部材33と軸X方向で係合するように構成されている。連結部材34はハウジングHに接続されているため、連結部材34の係合部34bが軸X方向で作用部材33と係合することにより、作用部材33はハウジングHに対する軸X方向での相対移動が規制される。これにより、作用部材33の連結部材34に対する相対移動が所定の範囲に規制され、作用部材33の移動に伴って弾性変形するバネ部材31の変形量も所定の範囲に規制される。したがって、バネ部材31の弾性変形限界を超えるような変形を生じさせる荷重がバネ部材31へ加わることが抑制され、バネ部材31の塑性変形が抑制される。よって、バネ部材31への荷重が解除された際に、連結部材34に設けられたセンサ要素35が、バネ部材31の塑性変形などにより、正常な荷重測定をする際に最初に位置付けられるゼロ点位置からずれて配置されることが抑制され、センサ異常が生じることが抑制される。
係合部34bは、本実施形態では、連結部材34の軸X方向の1箇所に設けられた段部として構成されている。具体的には、連結部材34は、外周側にバネ部材31が設けられた略円柱状の部材であり、図2に示されるように、軸X方向でアクチュエータ機構2側となる一端側に設けられた大径部34cと、軸X方向で他端側に設けられた小径部34dとを有している。係合部34bは、大径部34cと小径部34dとの間の段部として構成されている。しかし、係合部34bの形状および構造は、作用部材33が所定の相対移動をしたときに作用部材33と係合することができれば、特に限定されない。たとえば、連結部材34の外周側がバネ部材31によって取り囲まれていない場合、連結部材34の表面から突出する突出部としてもよい。
また、係合部34bは、本実施形態においては介装部材Iと係合するが、作用部材33側の孔部33cと軸の全周において係合して、作用部材33の連結部材34に対する相対移動が抑制されてもよい。この場合、係合部34bが、孔部33cにおいて連結部材34の軸X周り方向の全周で係合することにより、連結部材34やバネ部材31にアンバランスな力が加わりにくく、連結部材34やバネ部材31の変形や破損を抑制することができる。
次に、電動パーキングブレーキ1の制御の構成について図3を用いて説明する。
本実施形態の電動パーキングブレーキ1は、図3に示されるように、制御部5を備えている。制御部5は、アクチュエータ機構2の駆動を制御する。制御部5は、本実施形態においては、ECU(電子制御ユニット)であり、マイクロコンピュータから構成される。制御部5は、アクチュエータ機構2の駆動を、スピンドル−ナット機構23の移動距離によって制御する。これにより、スピンドル−ナット機構23の移動距離によって操作対象に所定以上の荷重が加わったと、制御部5により判断された場合、アクチュエータ機構2の出力部(モータ21)の作動を停止制御することができる。なお、スピンドル−ナット機構23の移動距離は、たとえば、ナット部材231とスピンドル部材232との間の相対移動に関する移動距離とすることができる。
本実施形態の電動パーキングブレーキ1は、図3に示されるように、制御部5を備えている。制御部5は、アクチュエータ機構2の駆動を制御する。制御部5は、本実施形態においては、ECU(電子制御ユニット)であり、マイクロコンピュータから構成される。制御部5は、アクチュエータ機構2の駆動を、スピンドル−ナット機構23の移動距離によって制御する。これにより、スピンドル−ナット機構23の移動距離によって操作対象に所定以上の荷重が加わったと、制御部5により判断された場合、アクチュエータ機構2の出力部(モータ21)の作動を停止制御することができる。なお、スピンドル−ナット機構23の移動距離は、たとえば、ナット部材231とスピンドル部材232との間の相対移動に関する移動距離とすることができる。
制御部5は、図3に示されるように、電動パーキングブレーキ1の作動信号または解除信号を送信する操作部7と、アクチュエータ機構2と、荷重センサ3とに接続されている。本実施形態では、制御部5は、荷重センサ3の第二センサ要素(ホールIC)36に接続され、アクチュエータ機構2のモータ21と、モータ21の回転を検知する回転検知装置6(回転検知用ホールIC62)とに接続されている。
また、制御部5とアクチュエータ機構2のモータ21とは、電気信号が送受信可能に接続されていて、ナット部材231とスピンドル部材232とが所定のストロークの相対移動をするように制御部5がアクチュエータ機構2を制御する。荷重センサ3からのスピンドル−ナット機構23の移動距離に応じたケーブル張力信号を受けた制御部5は、モータ21を回転制御するようにしている。
制御部5が、操作部7からの作動信号を受信して、電動パーキングブレーキ1を作動させる場合、モータ21の駆動力により、スピンドル−ナット機構23のスピンドル部材232が軸X回りに回転し、ナット部材231が後方向へ移動する。ナット部材231の後方への移動に伴い、インナーケーブルC1が後方へ移動する。インナーケーブルC1の後方への移動に伴い、操作対象となるブレーキシューBが操作される。ブレーキシューBが所定量操作されると、インナーケーブルC1はそれ以上後方へ移動不能となり、インナーケーブルC1が接続されたナット部材231の後方への移動が規制される。ナット部材231の後方への移動が規制されると、スピンドル部材232が前方へ移動する。その場合、スピンドル部材232と接続部材4によって接続された荷重センサ3に荷重がかかる。荷重センサ3に荷重がかかると、荷重センサ3を構成する作用部材33が移動する。作用部材33の移動に伴って第二センサ要素であるホールIC36が、連結部材34に設けられたセンサ要素である磁石35に対して軸X方向に移動する。磁石35に対するホールIC36の軸X方向の相対移動により、ホールIC36は、インナーケーブルC1からの荷重に相当するスピンドル−ナット機構23の移動距離に応じた電圧をケーブル張力信号として制御部5へ出力する。
また、モータ21のモータ軸21aに接続された回転検知用磁石61の回転を検知した回転検知用ホールIC62からの回転パルスが制御部5へ送信される。制御部5は、スピンドル−ナット機構23のナット部材231とスピンドル部材232とを、所定の移動量で相対移動させて、電動パーキングブレーキ1を作動させる。制御部5が、荷重センサ3によって、予め設定したケーブル張力を示す信号を検出し、スピンドル−ナット機構23について所定の移動量を移動させた場合、制御部5は、モータ21を停止させる。
また、制御部5が、操作部7からの解除信号を受信して、パーキングブレーキを解除する場合、制御部5は、モータ21を逆転駆動してインナーケーブルC1を解除方向に戻す。制御部5は、スピンドル−ナット機構23のナット部材231とスピンドル部材232とを予め設定した移動量で相対移動させた後、モータ21を停止させる。このように、制御部5は、アクチュエータ機構2の駆動を、スピンドル−ナット機構23の移動距離によって制御する。ここで、電動パーキングブレーキによっては、電源喪失などによりスピンドル−ナット機構23が所定の駆動量だけ解除駆動されない場合(たとえば、ナット部材231が図4(A)に示される初期位置まで戻りきれなかった場合)がある。この場合には、本来の解除位置(図4(A)に示される初期位置)に戻らない状態で、所定の移動量の駆動(たとえば、図4(A)から図4(B)までの移動量の駆動)がなされてしまうために、駆動時に過剰の駆動がされてしまうことがある。電動パーキングブレーキ1は、係合部34bを有することにより、過剰な駆動によって、過剰な荷重がバネ部材31に加わることが抑制される。
次に、図4(A)〜図4(C)を用いて、電動パーキングブレーキ1の動作を説明する。
まず、パーキングブレーキを作動させる場合、図4(A)に示される状態から、モータ21を駆動させて出力を行う。モータ21の駆動力は、モータギヤ22a及び駆動力伝達ギヤ22bを介してスピンドル−ナット機構23の回転伝達部232bへ伝達される。回転伝達部232bが回転することにより、スピンドル部材232が軸X周りに回転する。
スピンドル部材232が回転すると、スピンドル部材232に螺合されるナット部材231がスピンドル部材232に対して後方(軸X方向の一方。図4(A)において右側)へ移動する。なお、このときスピンドル部材232は、接続部材4、作用部材33、バネ部材31および連結部材34を介してハウジングHに接続され、スピンドル部材232にバネ部材31を圧縮する力が加わるまでは、スピンドル部材232は実質的に軸X方向で移動することなく、その場で回転する。
ナット部材231がスピンドル部材232に対して後方へ移動すると、ナット部材231に取り付けられたパーキング用ケーブルCは、ハウジングHに対して後方へ移動を開始する。
パーキング用ケーブルCが、ハウジングHに対して後方へ移動可能な場合には、ナット部材231の後方への移動に伴ってパーキング用ケーブルCが、ハウジングHに対して後方へ移動する。すなわち、インナーケーブルC1が後方へ引かれる。
そして、インナーケーブルC1が所定の操作量でブレーキシューBを操作すると、インナーケーブルC1はハウジングHに対して後方へ移動不能となり、ナット部材231およびインナーケーブルC1は、ハウジングHに対して移動を停止する(図4(B)参照)。さらに、モータ21を駆動させて出力を行い、スピンドル部材232を軸X周りに回転させた場合、移動しないナット部材231に対して、スピンドル部材232がハウジングHに対して前方(軸X方向の他方。図4(B)における左側)へ移動を開始する。この際、スピンドル部材232の前方への移動に伴って、スピンドル部材232に接続された接続部材4および荷重センサ3の作用部材33がハウジングHに対して前方へ移動を開始する(図4(C)参照)。
作用部材3は、バネ部材31の弾性力に抗して、バネ部材31を縮ませる方向となる前方へ移動する。このとき、連結部材34およびバネ座32は、ハウジングHに対して相対移動しないためバネ部材31は縮む(図4(C)参照)。バネ部材31の弾性変形に伴い弾性力は大きくなるが、弾性力よりもモータ21の出力の方が大きいため、スピンドル部材232、接続部材4、および、荷重センサ3の作用部材33は前方へ移動する。
図4(C)に示すように、スピンドル部材232、接続部材4、及び荷重センサ3の作用部材33がハウジングHに対して前方へ所定量で移動した後、更にモータ21を駆動させて出力を行った際には、連結部材34の係合部34が、作用部材33(介装部材I)と係合する。係合部34bと作用部材33とが係合すると、連結部材34は、ハウジングHに対して相対移動しないため、これ以上スピンドル部材232、接続部材4、及び荷重センサ3の作用部材33は前方へ移動しない。すなわち、ナット部材231とスピンドル部材232とが所定の荷重を出力するときに、連結部材34の係合部34bが作用部材33と係合して、ナット部材231とスピンドル部材232との相対移動が抑制されて、バネ部材31への更なる負荷が抑制される。
このように構成することにより、バネ部材31の弾性変形限界を超えてバネ部材31へ荷重をかけることが抑制され、バネ部材31の塑性変形が抑制される。
図4(D)に示すように、連結部材34に係合部34bを設けない構成では、インナーケーブルC1が移動不能となった状態の後、更にモータを駆動させて出力を行った際には、所定の荷重以上の過剰な負荷がバネ部材31にかかることになる。バネ部材31に過剰な負荷がかかると、バネ部材31に塑性変形が生じる。バネ部材31にいわゆるヘタリと言われる現象が生じた場合には、センサ要素35の位置に異常が生じたり、所定の荷重とは異なる荷重でセンサ要素35が移動したりすることとなる。電動駆動装置が作動する前の状態においてスピンドルーナット機構23が所定の初期状態と異なる状態に置かれた場合には、荷重センサ3によって正常な荷重測定ができない恐れがある。
しかし、連結部材34の係合部34bは、荷重センサ3に所定の荷重が負荷された状態になると、連結部材34の係合部34bと荷重センサ3の作用部材33とが係合し、スピンドル−ナット機構23の作動を抑制することで、荷重センサ3に所定の負荷よりも大きい負荷が加えられることが抑制される。つまり、連結部材34に係合部34bが設けられることにより、バネ部材31の弾性変形限界を超えてバネ部材31へ荷重がかかることを抑制することができる。そのため、バネ部材31の塑性変形を防ぎ、荷重が解除されたときに、センサ要素である磁石35が図4(A)に示されるゼロ点位置に戻る。これにより、所定以上の荷重によるセンサ異常を防ぐことができる。したがって、連結部材34に、作用部材33と係合する係合部34bを設けることにより、バネ部材31の塑性変形によって生じる荷重センサ3が所定の荷重に至る前に所定の荷重に至ったとする誤検知を、抑制することができる。
1 電動パーキングブレーキ
2 アクチュエータ機構
21 モータ
21a モータ軸
22 電動駆動部
22a モータギヤ
22b 駆動力伝達ギヤ
23 スピンドル−ナット機構
231 ナット部材
231a 雌ネジ部
231b ガイド部
231c 取付部
232 スピンドル部材
232a 雄ネジ部
232b 回転伝達部
3 荷重センサ
31 バネ部材
32 バネ座
33 作用部材
33a 当接部
33b 作用部材側接続部
33c 孔部
34 連結部材
34a フランジ部
34b 係合部
34c 大径部
34d 小径部
35 センサ要素(磁石)
36 第二センサ要素(ホールIC)
4 接続部材
41 第一接続部
42 第二接続部
5 制御部
6 回転検知装置
61 回転検知用磁石
62 回転検知用ホールIC
7 操作部
B ブレーキシュー
C パーキング用ケーブル
C1 インナーケーブル
C2 アウターケーシング
H ハウジング
Ha 案内部
Hb 連結部
H2 駆動部収容部
I 介装部材
S 収容空間
S2 中空部
SP スプライン部
TH、TH1、TH2 貫通孔
X 軸
2 アクチュエータ機構
21 モータ
21a モータ軸
22 電動駆動部
22a モータギヤ
22b 駆動力伝達ギヤ
23 スピンドル−ナット機構
231 ナット部材
231a 雌ネジ部
231b ガイド部
231c 取付部
232 スピンドル部材
232a 雄ネジ部
232b 回転伝達部
3 荷重センサ
31 バネ部材
32 バネ座
33 作用部材
33a 当接部
33b 作用部材側接続部
33c 孔部
34 連結部材
34a フランジ部
34b 係合部
34c 大径部
34d 小径部
35 センサ要素(磁石)
36 第二センサ要素(ホールIC)
4 接続部材
41 第一接続部
42 第二接続部
5 制御部
6 回転検知装置
61 回転検知用磁石
62 回転検知用ホールIC
7 操作部
B ブレーキシュー
C パーキング用ケーブル
C1 インナーケーブル
C2 アウターケーシング
H ハウジング
Ha 案内部
Hb 連結部
H2 駆動部収容部
I 介装部材
S 収容空間
S2 中空部
SP スプライン部
TH、TH1、TH2 貫通孔
X 軸
Claims (3)
- ハウジングと、操作対象に荷重を出力する出力部を有するアクチュエータ機構と、荷重センサと、前記荷重センサと前記アクチュエータ機構とを接続する接続部材とを有する電動駆動装置であって、
前記アクチュエータ機構は、
電動駆動部と、ナット部材とスピンドル部材とを含むスピンドル−ナット機構とを有し、
前記荷重センサは、
バネ部材と、前記バネ部材を支持するバネ座と、前記バネ座に対して相対移動する作用部材と、前記作用部材と前記ハウジングとに接続する連結部材と、前記連結部材に設けられたセンサ要素とを有し、
前記接続部材は、
一方が前記アクチュエータ機構の前記スピンドル−ナット機構に接続する第一接続部と、他方が前記荷重センサの前記作用部材に接続する第二接続部とを有し、
前記連結部材は、係合部を有し、
前記荷重センサは、前記作用部材が前記連結部材に対して所定の相対移動をしたときに前記係合部と係合して前記作用部材の前記連結部材に対する更なる相対移動を抑制する電動駆動装置。 - 前記アクチュエータ機構の駆動を制御する制御部を備え、
前記制御部が前記アクチュエータ機構の駆動を、前記スピンドル−ナット機構の移動距離によって制御する、請求項1に記載の電動駆動装置。 - 前記作用部材は、前記連結部材が前記接続部材側から延出する孔部を有し、前記係合部が、前記孔部と軸の全周において係合して、前記作用部材の前記連結部材に対する相対移動が抑制される、請求項1または2に記載の電動駆動装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
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- 2017-10-30 JP JP2017209627A patent/JP2019082387A/ja active Pending
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