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JP2019081332A - ヘッドユニット - Google Patents

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

【課題】高密度且つ多数のノズルを有するヘッドユニットを提供する。【解決手段】ヘッドユニットにおいて、第1駆動モジュールと接続される第2基板と、第2駆動モジュールと接続される第3基板と、の間に液体流路を備えることにより、第1駆動モジュールと第2駆動モジュールとに液体を供給する液体流路を、第1駆動モジュールと第2駆動モジュールとの中間点上に設け、さらに、第2基板の第3面及び第3基板の第4面を、それぞれ第1ノズル又は第2ノズルから液体が吐出される方向に沿って設けることにより、第2基板と第3基板との間に設けられた液体流路を広くする。【選択図】図9

Description

本発明は、ヘッドユニットに関する。
インク等の液体を吐出して画像や文書を印刷するインクジェットプリンターには、圧電素子(例えばピエゾ素子)を用いたものが知られている。圧電素子は、プリントヘッドにおいて複数のノズルのそれぞれに対応して設けられ、それぞれが駆動信号にしたがって駆動されることにより、ノズルから所定のタイミングで所定量の液体が吐出されて、媒体上にドットを形成する。圧電素子は、電気的にみればコンデンサーのような容量性負荷であり、各ノズルの圧電素子を動作させるためには十分な電流を供給する必要がある。
特許文献1、特許文献2には、ヘッド本体(ヘッドユニット)に圧電素子を設け、圧電素子の駆動により圧力発生室に圧力変化を生じさせることで、ノズル開口からインクを吐出させる技術が開示されている。
特許第5181898号公報 特開2011−207180号公報
このようなヘッドユニットにおいて、近年、液体吐出装置の高速且つ高精細の印刷要求、具体的には、30ipmを超える高速(以後、高速とのみ記す)、且つ600dpiを超える高精度(以後、高精度とのみ記す)の印刷要求が高まっている。このような、高速、且つ高精度な印刷要求に対して、MEMS技術を用いた圧電素子の小型化に基づき、ノズル数を増やすことによる高速印刷、さらにはノズルの高密度化による高精度印刷を可能とすることで応えてきた。
しかし、ノズルの高密度化及び多ノズル化に伴い、各ノズルにおけるインク圧力に偏りが生じることでノズル間における吐出特性がばらつく可能性があり、さらに、従来の配線では全ての圧電素子を駆動するための十分な電力の供給が困難である、といった新規な問題が生じた。
本発明のいくつかの態様によれば、高密度且つ多数のノズルを有することに起因する問題の少なくとも一つを低減することが可能なヘッドユニットを提供することができる。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例を実現することが可能となる。
[適用例1]
本適用例に係るヘッドユニットは、第1端子が設けられた第1面と、第2端子が設けられた第2面と、を有する第1基板と、第3端子が設けられた第3面を有する第2基板と、前記第1端子と前記第3端子とを接続する第1フレキシブル配線基板と、複数の第1圧電素子と、前記複数の第1圧電素子に対応つけられた複数の第1キャビティーであって、前記対応つけられた第1圧電素子の変位により内部容積が変化する複数の第1キャビティー
と、前記複数の第1キャビティーと対応つけられた複数の第1ノズルであって、前記対応つけられた第1キャビティーの内部容積の変化に応じて液体を吐出し、1インチ当たり300個以上での密度、且つ600個以上設けられた第1ノズルと、を有し、前記第2基板と電気的に接続される第1駆動モジュールと、第4端子が設けられた第4面を有する第3基板と、前記第2端子と前記第4端子とを接続する第2フレキシブル配線基板と、複数の第2圧電素子と、前記複数の第2圧電素子に対応つけられた複数の第2キャビティーであって、前記対応つけられた第2圧電素子の変位により内部容積が変化する複数の第2キャビティーと、前記複数の第2キャビティーと対応つけられた複数の第2ノズルであって、前記対応つけられた第2キャビティーの内部容積の変化に応じて液体を吐出し、1インチ当たり300個以上での密度、且つ600個以上設けられた第2ノズルと、を有し、前記第3基板と電気的に接続される第2駆動モジュールと、前記第1駆動モジュール及び前記第2駆動モジュールに液体を供給する液体流路と、を備え、前記第1面、前記第2面、前記第3面及び前記第4面は、それぞれが前記第1ノズル又は前記第2ノズルから液体が吐出される方向に沿って位置し、前記液体流路は、前記第2基板と前記第3基板との間に位置する。
「電気的に接続される」とは、直接電気的に接続されることに限らず、例えば基板、配線等を介して電気的に接続されていてもよい。
本適用例に係るヘッドユニットでは、第1駆動モジュールと接続される第2基板と、第2駆動モジュールと接続される第3基板と、の間に液体流路を備えることで、第1駆動モジュールと第2駆動モジュールとに液体を供給する液体流路を、第1駆動モジュールと第2駆動モジュールとの中間点上に設けることが可能となる。
これにより、液体流路から第1駆動モジュール及び第2駆動モジュールへのインクの供給をスムーズに行うことが出来る。
さらに、第2基板の第3面及び第3基板の第4面を、それぞれ第1ノズル又は第2ノズルから液体が吐出される方向に沿って設けることで、第2基板と第3基板との間に設けられた液体流路を広くすることが可能となる。
このように、本適用例に係るヘッドユニットでは、液体流路から第1駆動モジュール及び第2駆動モジュールへのインクの供給をスムーズに行うことができ、且つ広い液体流路を確保することが可能であることから、1インチ当たり300個以上の密度、且つ600個以上設けられたノズルを有する複数のモジュール(第1駆動モジュール及び第2駆動モジュール)を有する場合であっても、インク圧力のばらつきを低減することが可能となり、よって、液体の吐出精度を向上させることができる。
また、本適用例に係るヘッドユニットでは、第1基板は、第1フレキシブル配線基板を介して第1駆動モジュールと電気的に接続される第2基板と接続され、さらに、第2フレキシブル配線基板を介して第2駆動モジュールと電気的に接続される第3基板とも接続される。
すなわち、第1基板は、入力された信号を分岐し、第1駆動モジュール及び第2駆動モジュールのそれぞれに転送する。これにより、第1フレキシブル配線基板及び第2フレキシブル配線基板のそれぞれに流れる電流を低減することが可能となる。よって、本適用例に係るヘッドユニットでは、第1基板が信号を分岐し転送することで、多ノズルを有する場合であっても、第1フレキシブル配線基板及び第2フレキシブル配線基板を介して、複数の圧電素子の全てを駆動するための十分な電力を供給することが可能となる。
[適用例2]
上記適用例に係るヘッドユニットにおいて、前記第1フレキシブル配線基板の一部は、前記第2基板と前記液体流路との間に位置してもよい。
本適用例に係るヘッドユニットでは、第1フレキシブル配線基板の一部を第2基板と流
路との間に設けることで、第1ノズル又は第2ノズルから吐出される液体(液滴)が、第1フレキシブル配線基板及び第3端子に付着することを、第2基板により保護することが可能となる。よって、第3端子に当該液滴が付着することに起因する電蝕、短絡等が生じることを低減することが可能となる。
[適用例3]
上記適用例に係るヘッドユニットにおいて、前記第2フレキシブル配線基板の一部は、前記第3基板と前記液体流路との間に位置してもよい。
本適用例に係るヘッドユニットでは、第2フレキシブル配線基板の一部を第3基板と流路との間に設けることで、第1ノズル又は第2ノズルから吐出される液体(液滴)が、第2フレキシブル配線基板及び第4端子に付着することを、第3基板により保護することが可能となる。よって、第4端子に当該液滴が付着することに起因する電蝕、短絡等が生じることを低減することが可能となる。
[適用例4]
上記適用例に係るヘッドユニットにおいて、前記第1ノズル又は前記第2ノズルから液体が吐出される方向と交わる方向において、前記第3面と前記第4面との少なくとも一部が重なるように、前記第2基板と前記第3基板とが位置してもよい。
本適用例に係るヘッドユニットでは、第2基板の第3面と、第3基板の第4面との少なくとも一部が重なるように位置することで、ヘッドユニットを小型化すること可能となる。
[適用例5]
上記適用例に係るヘッドユニットにおいて、前記第1基板は、第5端子を有し、前記第1圧電素子及び前記第2圧電素子の少なくとも一方を変位させる駆動信号と、前記駆動信号を制御する制御信号と、を前記第5端子から前記第1端子及び前記第2端子に転送してもよい。
本適用例に係るヘッドユニットでは、第1基板において、駆動信号と制御信号とは分岐され、第1端子及び第2端子に転送される。このように、第1基板で駆動信号及び制御信号を分岐し転送することで、駆動信号と制御信号とにノイズが干渉することを低減することが可能となり、吐出精度を向上させることが可能となる。
[適用例6]
上記適用例に係るヘッドユニットにおいて、前記駆動信号及び前記制御信号は、前記第2基板及び前記第3基板に転送されてもよい。
上記適用例に係るヘッドユニットでは、駆動信号と制御信号とは、第1基板において、第1端子、第1フレキシブル配線基板、及び第2基板を介して第1駆動モジュールに供給される経路と、第2端子、第2フレキシブル配線基板、及び第3基板を介して第2駆動モジュールに供給される経路と、に分岐される。この為、第1フレキシブル配線基板に流れる駆動信号及び制御信号に基づく電流、及び第2フレキシブル配線基板に流れる駆動信号及び制御信号に基づく電流のそれぞれは、第1基板(ヘッドユニット)に入力される電流よりも小さい。よって、ヘッドユニットの内部に設けられる第1フレキシブル配線基板、及び第2フレキシブル配線基板の配線の線径が細い場合であっても、第1フレキシブル配線基板、及び第2フレキシブル配線基板の発熱が低減され、複数の圧電素子の全てを駆動するための十分な電力を供給することが可能となる。
[適用例7]
上記適用例に係るヘッドユニットにおいて、前記第2基板及び前記第1フレキシブル配線基板を囲む外壁部を有し、前記第2基板と前記外壁部との距離は、前記第1フレキシブル配線基板と前記外壁部との距離よりも小さくてもよい。
本適用例に係るヘッドユニットでは、信号が転送される第1フレキシブル配線と外壁部との間に第2基板を設けることで、比較的外乱ノイズの影響を受けやすい第1フレキシブル配線を第2基板により保護することが可能となる。よって、第1フレキシブル配線基板で伝送される信号にノイズが干渉することを低減することが可能となり、例えば、第1フレキシブル配線基板で転送される信号が、駆動信号、制御信号であるときは、第1駆動モジュールから吐出される液体の吐出精度を向上させることが可能となる。
[適用例8]
上記適用例に係るヘッドユニットにおいて、前記外壁部は、前記第3基板及び前記第2フレキシブル配線基板を囲み、前記第3基板と前記外壁部との距離は、前記第2フレキシブル配線基板と前記外壁部との距離よりも小さくてもよい。
本適用例に係るヘッドユニットでは、信号が転送される第2フレキシブル配線基板と外壁部との間に第3基板を設けることで、比較的外乱ノイズの影響を受けやすい第2フレキシブル配線基板を第3基板により保護することが可能となる。よって、第2フレキシブル配線基板で伝送される信号にノイズが干渉することを低減することが可能となり、例えば、第2フレキシブル配線基板で転送される信号が、駆動信号、制御信号であるときは、第2駆動モジュールから吐出される液体の吐出精度を向上させることが可能となる。
液体吐出装置の概略構成を示す上面図である。 液体吐出装置の概略構成を示す側面図である。 プリントヘッドの分解斜視図である。 プリントヘッドの上面図である。 第1実施形態のヘッドユニットの斜視図である。 第1実施形態のヘッドユニットの分解斜視図である。 第1実施形態のヘッドユニットの吐出面を示す図である。 駆動モジュールが備える吐出部の構成及び動作を説明するための図である。 第1実施形態のヘッドユニットのA−B線断面図である。 第1実施形態のヘッドユニットの上面図である。 第1実施形態のヘッドユニットの側面図である。 第2実施形態におけるヘッドユニットの斜視図である。 第2実施形態におけるヘッドユニットのA−B線断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて説明する。用いる図面は説明の便宜上のものである。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
以下では、本発明に係るヘッドユニットについて、印刷装置である液体吐出装置に適用されるヘッドユニットを例に挙げて説明する。
[第1実施形態]
1.液体吐出装置1の構成
図1は第1実施形態に係る液体吐出装置1の概略構成を示す上面図である。また、図2は液体吐出装置1の概略構成を示す側面図である。液体吐出装置1は、被記録媒体である記録シートSを搬送するだけで印刷を行う、所謂ライン式のインクジェット式記録装置である。
第1実施形態では、液体吐出装置1において記録シートSが搬送される方向を方向Y、方向Yに直交し、記録シートSの表面に平行となる方向を方向X、記録シートSの表面に平行な平面(X−Y平面)に垂直な方向であり、プリントヘッド2のノズルからインク(液体)が吐出される方向を方向Zと称する。また、方向Yにおいて、記録シートSの搬送方向の上流側をY1側、下流側をY2側と称する。さらに、方向Zにおいて、プリントヘッド2側をZ1側、記録シートS側をZ2側と称する。なお、第1実施形態では、各方向(X、Y、Z)の関係が互いに直交する方向として説明を行うが、各構成の配置関係が必ずしも直交するものに限定されるものではない。
液体吐出装置1は、プリントヘッド2、液体貯留手段3、搬送手段4、搬送手段5、装置本体6及び制御手段7を備える。
制御手段7は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等の処理回路と半導体メモリ等の記憶回路とを含み、ホストコンピューター等の外部機器から入力された情報に基づき、液体吐出装置1の各要素を制御する。なお、第1実施形態では、制御手段7は装置本体6に固定されている。
制御手段7は、記録シートSを搬送するための搬送制御信号Sf1を生成し、搬送手段4の駆動モーター43に出力する。また、制御手段7は、記録シートSを搬送するための搬送制御信号Sf2を生成し、搬送手段5の駆動モーター52に出力する。また、制御手段7は、後述する圧電素子610に印加されることで液体を吐出させる駆動信号COMと、圧電素子610への駆動信号COMの印加を制御する吐出制御信号Sp(「制御信号」の一例)と、を含む複数の信号を生成しプリントヘッド2に出力する。
液体貯留手段3は、液体としてインクが貯留されたタンク等からなり、第1実施形態では、装置本体6に固定されている。インクは、液体貯留手段3からチューブ等の供給管を介してプリントヘッド2に供給される。
プリントヘッド2は、制御手段7から入力される駆動信号COMと吐出制御信号Spとに基づき、液体貯留手段3から供給されるインクを記録シートSに吐出する。なお、プリントヘッド2の詳細については後述する。
搬送手段4は、プリントヘッド2のY1側に設けられる。搬送手段4は、搬送ローラー41及び従動ローラー42を備える。
搬送ローラー41は、記録シートSのインクが着弾する着弾面S1とは反対側の裏面S2側に設けられ、制御手段7から入力される搬送制御信号Sf1に基づき駆動する駆動モーター43の駆動力により駆動する。また、従動ローラー42は、記録シートSの着弾面S1側に設けられ、搬送ローラー41との間で記録シートSを挟持することで、搬送ローラー41に従動し駆動する。このとき、従動ローラー42は、図示しないばね等の付勢部材によって記録シートSを搬送ローラー41側に向かい押圧する。
搬送手段5は、搬送手段4のY2側に設けられ、搬送ベルト51、駆動モーター52、搬送ローラー53、従動ローラー54及びテンションローラー55を備える。
搬送ローラー53は、制御手段7から入力される搬送制御信号Sf2に基づき駆動する駆動モーター52の駆動力により駆動する。搬送ベルト51は、無端ベルトであり、搬送ローラー53と従動ローラー54との外周に掛けられる。このような搬送ベルト51は、記録シートSの裏面S2側に設けられている。テンションローラー55は、搬送ローラー53と従動ローラー54との間に設けられ、搬送ベルト51の内周面に当接し、ばね等の付勢部材56の付勢力により搬送ベルト51に張力を付与する。これにより、搬送ベルト51の、搬送ローラー53と従動ローラー54との間でプリントヘッド2に対向する面を平坦にできる。
このような液体吐出装置1では、制御手段7から出力される信号に基づき、搬送手段4及び搬送手段5によって記録シートSをプリントヘッド2のY1側からY2側に向かって搬送しながら、プリントヘッド2からインクを吐出させて、吐出したインクを記録シートSの着弾面S1に着弾させることで印刷を行う。なお、液体吐出装置1における搬送手段は、上述の搬送手段4及び搬送手段5の構成に限られず、所謂ドラムによるものやプラテンを具備するもの等であってもよい。また、第1実施形態では、ライン式のインクジェット式記録装置で説明を行うが、記録シートSの搬送方向に直交してプリントヘッド2が移動する所謂シリアル式のインクジェット式記録装置であってもよい。
2.プリントヘッドの構造図
ここで、図3、図4を用いて、プリントヘッド2の構造を説明する。図3は、プリントヘッド2の分解斜視図である。また、図4は、プリントヘッド2の上面図である。なお、図4では、プリントヘッド2に含まれる供給部材21の図示を省略している。
プリントヘッド2は、複数のヘッドユニット20と、供給部材21と、支持体22と、を備える。
図3及び図4に示すように、複数のヘッドユニット20は、金属等の導電性材料で形成された板状部材からなる支持体22に保持される。具体的には、ヘッドユニット20は、方向Xに3つ並設され、この並設された列が、方向Yに2列で設けられている。
詳細には、支持体22には、各ヘッドユニット20を保持するための支持孔22aが設けられており、ヘッドユニット20は、この支持孔22aから、記録シートSに対向する面である吐出面10を突出させた状態で保持される。ヘッドユニット20は、後述する駆動モジュール100を保持するホルダー30を備える。このホルダー30の方向Xの両側には、当該ホルダー30と一体的にフランジ部35が設けられている。このフランジ部35と支持体22とを固定ネジ36によって固定する。なお、支持孔22aは、複数のヘッドユニット20に亘って連続して設けられてもよい。
さらに、支持体22には、保持された複数のヘッドユニット20にインクを供給するための供給部材21が接続される。供給部材21は、液体貯留手段3からインクが供給されるチューブ等の供給管と接続される。すなわち、複数のヘッドユニット20のそれぞれには、液体貯留手段3から供給部材21を介してインクが供給される。
また、ヘッドユニット20は、ホルダー30のZ1側にカバー部材65を備える。
カバー部材65は、ヘッドユニット20の内部に設けられた複数の回路基板や配線、インク流路等を保護するための構成である。カバー部材65には、制御手段7が出力する駆動信号COMと吐出制御信号Spとを含む複数の信号を、ヘッドユニット20に入力するための接続開口部67と、供給部材21からインクが供給される供給部64と、が備えられる。
3.ヘッドユニットの構成
ここで、第1実施形態におけるヘッドユニット20の構成について、図5から図7を用いて説明する。
図5はヘッドユニット20の斜視図である。図5には、ヘッドユニット20のカバー部材65を省略し、カバー部材65の内部を図示している。さらに、図5には、ヘッドユニット20に含まれる流路部材60のY1側に設けられた基板ユニット220と、基板ユニット240と、を破線で示す。図6はヘッドユニット20の吐出面10から見た分解斜視図である。図7はヘッドユニット20の吐出面10を示す図である。
図6に示すように、ヘッドユニット20は、ホルダー30と、固定板31と、補強板32と、カバー部材65と、駆動モジュール100A−1,100A−2と、駆動モジュール100B−1,100B−2、を備える。また、図5に示すように、ヘッドユニット20のカバー部材65の内側には、流路部材60と、基板ユニット210,220,230,240,250と、を備える。
なお、駆動モジュール100A−1,100A−2,100B−1,100B−2はすべて同じ構成であり、区別する必要がないときは、駆動モジュール100A−1,100A−2を駆動モジュール100A(「第1駆動モジュール」の一例)と称し、駆動モジュール100B−1,100B−2を駆動モジュール100B(「第2駆動モジュール」の一例)と称する場合がある。さらに、駆動モジュール100Aと駆動モジュール100Bとの区別も必要がないときは駆動モジュール100と総称する場合がある。
図6に示すように、ホルダー30は、固定板31よりも大きい強度を有する例えば金属等の導電性材料からなる。ホルダー30のZ2側の面には、複数の駆動モジュール100を収容する収容部33が設けられている。収容部33は、Z2側に開口する凹形状を有し、固定板31によって固定された複数の駆動モジュール100を収容する。このとき、収容部33の開口は固定板31によって封止される。すなわち、収容部33と固定板31とによって形成された空間の内部に駆動モジュール100が収容される。なお、収容部33は、駆動モジュール100毎に設けられていてもよく、複数の駆動モジュール100に亘って連続して設けられていてもよい。
また、ホルダー30には、駆動モジュール100が方向Xに沿って千鳥状に配置されている。具体的には、ホルダー30のY1側に方向Xに沿って駆動モジュール100A−1,100A−2が設けられ、ホルダー30のY2側に方向Xに沿って駆動モジュール100B−1,100B−2が設けられる。この、駆動モジュール100A−1,100A−2と、駆動モジュール100B−1,100B−2とが、方向Xにずらして配置される。
ホルダー30の収容部33が設けられたZ2側の面には、補強板32及び固定板31が固定される凹形状を有する凹部37が設けられている。すなわち、ホルダー30のZ2側の外周縁部は、Z2側に突出して設けられた縁部38となっており、Z2側に突出する縁部38によって、凹部37が形成されている。この凹部37の底面に補強板32と固定板31とが順次積層されている。
固定板31は、金属等の導電性材料で形成された板状部材からなる。また、固定板31には、各駆動モジュール100のノズル651が設けられたノズル面651a(図7参照)を露出する開口部31aが方向Zに貫通して設けられている。第1実施形態の開口部31aは、駆動モジュール100毎に独立して設けられている。なお、固定板31は、開口部31aの周縁部において、駆動モジュール100のノズル面651a側と固定されてい
る。
補強板32は、固定板31よりも強度が大きい材料が用いるのが好ましい。補強板32には、固定板31と接合された駆動モジュール100に対応して、駆動モジュール100の外周よりも大きな内径を有する開口部32aが方向Zに貫通して設けられている。この補強板32の開口部32a内に挿通された駆動モジュール100が固定板31のZ1側の面と接合される。
固定板31とホルダー30とは、固定板31のZ2側の面を図示しない支持具によって支持した状態で所定の圧力で互いに押圧されて接合される。
カバー部材65は、ホルダー30のZ1側に設けられ、ヘッドユニット20の内部に設けられた複数の回路基板や配線、インク流路等を保護する。すなわち、カバー部材65は、図5に示す基板ユニット210,220,230,240,250、及び流路部材60を囲むように設けられる。
図7に示すように、駆動モジュール100には、インクを吐出するノズル651が方向Xに沿って並設されている。また、駆動モジュール100には、ノズル651が方向Xに並設された列が方向Yに複数列、第1実施形態では、2列設けられている。なお、第1実施形態では、駆動モジュール100には、方向Xに沿って1インチ辺り300個以上のノズル651が並設され、さらに、1つの駆動モジュール100には、600個以上のノズル651が設けられている。ここで、駆動モジュール100のノズル651が設けられる面をノズル面651aと称する。すなわち、ヘッドユニット20の吐出面10には、駆動モジュール100のノズル651が形成されたノズル面651aが複数含まれる。
駆動モジュール100の内部には、ノズル651に連通する流路と、流路内にインクに圧力変化を生じさせる圧力発生手段とが設けられている。
図5に示すように、流路部材60は、カバー部材65の内側であって、ホルダー30のZ1側に固定されている。流路部材60には、供給部64から供給されるインクを駆動モジュール100に供給するインク流路(図示を省略)が設けられている。このようなインク流路には、インクに含まれるゴミや気泡などの異物を除去するフィルターや、下流側の流路の圧力に応じて開閉する圧力調整弁等が設けられている。
また、流路部材60のZ1側には支持部63に立設する基板ユニット210が設けられ、流路部材60のY1側の面には、基板ユニット220,240が設けられ、流路部材60のY2側の面には、基板ユニット230,250が設けられている。
なお、流路部材60と、基板ユニット210,220,230,240,250と、駆動モジュール100と、の配置の詳細については後述する。
4.駆動モジュールに含まれる吐出部の構成
ここで、駆動モジュール100からインクが吐出される動作について図8を用いて説明する。図8は、駆動モジュール100に含まれるノズル651を含む吐出部600の構成及び動作を説明するための示す図である。
第1実施形態では、駆動モジュール100A,100Bのそれぞれは、複数の圧電素子610(「第1圧電素子」及び「第2圧電素子」の一例)と、複数の圧電素子610に対応つけられた複数のキャビティー631(「第1キャビティー」及び「第2キャビティー」の一例)と、複数のキャビティー631と対応つけられた複数のノズル651(「第1
ノズル」及び「第2ノズル」の一例)と、を有する。
複数のキャビティー631は、それぞれが対応つけられた圧電素子610の変位により内部容積が変化する。
また、複数のノズル651は、それぞれが対応つけられたキャビティー631の内部容積の変化に応じて液体を吐出する。
詳細には、図8に示すように、駆動モジュール100は、複数のノズル651のそれぞれに対応する吐出部600と、リザーバー641と、を備える。
リザーバー641には、流路部材60を介して供給口661からインクが導入される。
吐出部600は、圧電素子610と振動板621とキャビティー631とノズル651とを含む。このうち、振動板621は、図8において上面に設けられた圧電素子610によって変位(屈曲振動)し、インクが充填されるキャビティー631の内部容積を拡大/縮小させるダイヤフラムとして機能する。ノズル651は、ノズル面651aが形成されるノズルプレート632に設けられるとともに、キャビティー631に連通する開孔部である。キャビティー631は、内部にインクが充填され、圧電素子610の変位により、内部容積が変化する。ノズル651は、キャビティー631に連通し、キャビティー631の内部容積の変化に応じてキャビティー631内のインクを液滴として吐出する。
圧電素子610は、圧電体601を一対の電極611,612で挟んだ構造である。この構造の圧電体601にあっては、電極611,612により印加された電圧(駆動信号COM)に応じて、電極611,612、振動板621とともに図8において中央部分が両端部分に対して上下方向に撓む。具体的には、圧電素子610に印加される駆動信号COMの電圧が高くなると、上方向に撓む一方、駆動信号COMの電圧が低くなると、下方向に撓む構成となっている。この構成において、上方向に撓めば、キャビティー631の内部容積が拡大するので、インクがリザーバー641から引き込まれる一方、下方向に撓めば、キャビティー631の内部容積が縮小するので、縮小の程度によっては、インクがノズル651から吐出される。
このような、圧電素子610、キャビティー631、ノズル651のセットは、ノズル651毎に設けられることになる。
第1実施形態におけるヘッドユニット20には、4つの駆動モジュール100A−1,100A−2,100B−1,100B−2が含まれる。すなわち、合計で2400個以上のノズル651が、1インチ当たり300個以上の密度で設けられ、さらに、ノズル651と同数のキャビティー631及び圧電素子610が設けられている。
なお、圧電素子610は、図示した構造に限られず、圧電素子610を変形させてインクのような液体を吐出させることができる型であればよい。また、圧電素子610は、屈曲振動に限られず、いわゆる縦振動を用いる構成でもよい。
5.ヘッドユニットにおける基板ユニット、流路及び駆動モジュールの配置
図5及び図9を用いて、ヘッドユニット20に含まれる、流路部材60、基板ユニット210,220,230,240,250及び駆動モジュール100の配置の詳細について説明する。図5は前述のとおり、ヘッドユニット20の斜視図であり、図9は図7のA−B線断面図である。
図5及び図9に示すように、第1実施形態におけるヘッドユニット20は、基板ユニット220と、基板ユニット230との間に流路部材60が配置されている。さらに、基板ユニット210は、流路部材60のZ1側(図9の上側)であって、基板ユニット220
側に位置して立設されている。
また、流路部材60のZ2側(図9の下側)には、基板ユニット220と電気的に接続される駆動モジュール100Aが基板ユニット220側に位置し、基板ユニット230と電気的に接続される駆動モジュール100Bが、基板ユニット230側に位置している。
より詳細に説明すると、基板ユニット210は、基板211(「第1基板」の一例)を有する。基板211の面215(「第1面」の一例)には、接続コネクター213(「第1端子」の一例)が設けられ、面216(「第2面」の一例)には、接続コネクター214(「第2端子」の一例)が設けられている。
基板ユニット220は、基板221(「第2基板」の一例)を有する。基板221の面224(「第3面」の一例)には、接続部222(「第3端子」の一例)と接続部223とが設けられ、接続部222は、接続コネクター213と配線基板311(「第1フレキシブル配線基板」の一例)で接続されている。
基板ユニット240は、基板241を有する。基板241の面244には接続部242と接続部243とが設けられ、接続部242は接続部223と配線基板313で接続されている。また、接続部243には配線基板315が接続され、駆動モジュール100A−1と接続されている。すなわち、駆動モジュール100Aは、基板241を介して基板221と電気的に接続されている。
基板ユニット230は、基板231(「第3基板」の一例)を有する。基板231の面234(「第3面」の一例)には、接続部232(「第4端子」の一例)と接続部233とが設けられ、接続部232は、接続コネクター214と配線基板312(「第2フレキシブル配線基板」の一例)で接続されている。
基板ユニット250は、基板251を有する。基板251の面254には接続部252と接続部253とが設けられ、接続部252は接続部233と配線基板314で接続されている。また、接続部253には配線基板316が接続され、駆動モジュール100B−1と接続される。すなわち、駆動モジュール100Bは、基板251を介して基板231と電気的に接続されている。
このとき、駆動モジュール100A及び駆動モジュール100Bにインクを供給する流路部材60に設けられたインク流路(「液体流路」の一例)は、基板221と基板231との間に位置している。
また、基板211の面215及び面216、基板221の面224、及び基板231の面234は、それぞれが方向Z(「第1ノズル又は第2ノズルから液体が吐出される方向」の一例)に沿って位置し、さらに、基板211は、方向Zと交わる方向である方向Xにおいて(方向Xから見たとき)、基板231より基板221側に位置している。
これにより、駆動モジュール100A,100Bにインクを供給する流路部材60を、駆動モジュール100Aと駆動モジュール100Bとの中間点上に設けることが可能となり、流路部材60から駆動モジュール100A,100Bへのインクの供給をスムーズに行うことが出来る。さらに、第1実施形態では、基板211を流路部材60の基板221側に設けることで、流路部材60から駆動モジュール100A,100Bへのインクの供給を、さらにスムーズに行うことが可能となる。
さらに、基板221の面224、及び基板231の面234を方向Zに沿って設けることで、流路部材60に設けられたインク流路を広く確保することが可能となる。よって、
ヘッドユニット20が、1インチ当たり300個以上の密度、且つ600個以上設けられたノズル651を有する駆動モジュール100を、複数備える場合であっても、インク圧力のばらつきを低減することが可能となる。
ここで、図5及び図9を用いて、ヘッドユニット20に含まれる、流路部材60、基板ユニット210,220,230,240,250及び駆動モジュール100の配置について、より詳細に説明する。
基板ユニット210は、基板211と、入力コネクター212と、接続コネクター213と、接続コネクター214と、を備える。
基板211は、流路部材60のZ1側に設けられた支持部63に、面215がY1側、面216がY2側となるように方向Zに沿って設けられている。このとき、基板211は、X方向から見たとき、流路部材60のZ1側の面のY1側、すなわち、後述する基板ユニット230より基板ユニット220側に位置する。
面215には、接続コネクター213が設けられ、面216には、入力コネクター212、接続コネクター214が設けられている。さらに、基板211には、図示を省略するが入力コネクター212、接続コネクター213,214のそれぞれを電気的に接続するための複数の配線、ビア等が設けられている。
なお、基板211には、制御手段7から入力される信号が、シリアル制御信号をLVDS(Low Voltage Differential Signaling)転送方式、LVPECL(Low Voltage Positive Emitter Coupled Logic)転送方式、CML(Current Mode Logic)転送方式等の差動信号であるとき、上記構成に加えて、当該差動信号を復元するための回路(例えば信号復元用IC等)が設けられてもよい。
入力コネクター212(「第5端子」の一例)は、1又は複数の電極を有し、カバー部材65に設けられる接続開口部67を介して不図示の配線が接続されることで制御手段7と電気的に接続される。これにより、制御手段7が出力する駆動信号COM、吐出制御信号Spを含む複数の信号が、基板ユニット210に入力される。入力された、駆動信号COM、吐出制御信号Spを含む複数の信号は、基板211に設けられた複数の配線、ビア等で分岐され、接続コネクター213,214に転送される。
接続コネクター213,214は、それぞれが1又は複数の電極を有し、基板211で分岐された信号を出力する。具体的には、接続コネクター213は、配線基板311が接続され、基板ユニット220に駆動信号COM、吐出制御信号Spを含む複数の信号を出力する。一方、接続コネクター214は、配線基板312が接続され、基板ユニット230に駆動信号COM、吐出制御信号Spを含む複数の信号を出力する。
このとき、基板211の面215に設けられた接続コネクター213と、面216に設けられた接続コネクター214とは、基板211を介して対向して配置されることが好ましい。さらには、対向して配置された接続コネクター213に含まれる1又は複数の電極と、接続コネクター214に含まれる1又は複数の電極と、のそれぞれは、基板211を介して対向する領域において、ビア等を介して電気的に接続されていることが好ましい。
このように、接続コネクター213と接続コネクター214とが、基板211を介して対向して配置され、ビアで接続されることで、接続コネクター213と接続コネクター214とを接続する配線を短くすることが可能となり、当該配線のインピーダンスを低減することができる。これにより、接続コネクター213から出力される信号と、接続コネク
ター214から出力される信号と、の配線インピーダンスに起因するばらつきが低減される。
以上のように、基板ユニット210(基板211)は、入力コネクター212を有し、圧電素子610を変位(駆動)させる駆動信号COMと、駆動信号COMを制御する吐出制御信号Spと、を入力コネクター212から接続コネクター213及び接続コネクター214に転送する。
基板ユニット220は、基板221と、接続部222と、接続部223と、を備える。
基板221は、流路部材60のY1側の側面において、面224がY1側、面225がY2側となるように方向Zに沿って設けられている。基板221には、接続部222と接続部223とが設けられ、さらに図示を省略するが接続部222と接続部223とを電気的に接続するための複数の配線、ビア等が設けられている。
接続部222は、1又は複数の電極を有し、基板221の面224に設けられ、配線基板311と電気的に接続される。これにより、接続コネクター213と接続部222とが電気的に接続されて、基板ユニット210が出力する駆動信号COM、吐出制御信号Spを含む複数の信号が、基板ユニット220に転送される。転送された駆動信号COM、吐出制御信号Spを含む複数の信号は、基板221に設けられた複数の配線、ビア等で接続部223に転送される。
接続部223は、1又は複数の電極を有し、基板221の面224に設けられ配線基板313と電気的に接続される。なお、接続部223は基板221の面224に複数設けられていてもよく、具体的には、後述する基板ユニット240と同数設けられていることが好ましい。この為、基板221に設けられた複数の配線、ビア等は、駆動信号COM、吐出制御信号Spを含む複数の信号を、複数の接続部223のそれぞれに分岐するための配線及びビアが含まれる。
以上のように、駆動信号COM及び吐出制御信号Spは、基板ユニット210(基板211)から基板ユニット220(基板221)に転送される。
複数の基板ユニット240のそれぞれは、基板241と、接続部242、接続部243と、を備える。なお、第1実施形態におけるヘッドユニット20では、方向Xに並設した2つの基板ユニット240を備えているが、基板ユニット240は2つに限られるものではなく、1つでもよく、また、3つ以上が並設されていてもよい。
基板241は、流路部材60のY1側の側面であって、基板ユニット220のZ2側に、面244がY1側、面245がY2側となるように方向Zに沿って設けられる。基板241には、接続部242と接続部243とが設けられ、さらに図示を省略するが接続部242と接続部243とを電気的に接続するための複数の配線、ビア等が設けられている。
接続部242は、1又は複数の電極を有し、基板241の面244に設けられ、配線基板313と電気的に接続される。これにより、接続部223と接続部242とが電気的に接続され、基板ユニット220から駆動信号COM、吐出制御信号Spを含む複数の信号が、基板ユニット240に転送される。転送された駆動信号COM、吐出制御信号Spを含む複数の信号は、基板241に設けられた複数の配線、ビア等を介して接続部243に転送される。
接続部243は、1又は複数の電極を有し、基板241の面244に設けられ配線基板
315と電気的に接続される。
以上のように、駆動信号COM及び吐出制御信号Spは、基板ユニット220(基板221)から基板ユニット240(基板241)に転送される。
駆動モジュール100Aは、流路部材60のZ2側であって、基板ユニット240側に設けられている。
2つの基板ユニット240の接続部243に接続された2つの配線基板315のそれぞれは、駆動モジュール100のうち、ヘッドユニット20のY1側に並設された駆動モジュール100Aと電気的に接続される。
これにより、接続部243と駆動モジュール100Aとが電気的に接続され、駆動信号COM、吐出制御信号Spを含む複数の信号が、駆動モジュール100Aに転送される。そして、駆動モジュール100Aは、入力される駆動信号COM、吐出制御信号Spを含む複数の信号に基づいて圧電素子610を駆動しインクを吐出する。なお、基板ユニット240と駆動モジュール100Aとを接続する配線基板315は、ホルダー30にZ方向に貫通し、収容部33と、Z1側とを連通させる連通孔39を介して、接続される。
基板ユニット230は、基板231と、接続部232と、接続部233と、を備える。
基板231は、流路部材60のY2側の側面において、面234がY2側、面235がY1側となるように方向Zに沿って設けられている。基板231には、接続部232と接続部233とが設けられ、さらに図示を省略するが接続部232と接続部233とを電気的に接続するための複数の配線、ビア等が設けられている。
接続部232は、1又は複数の電極を有し、基板231の面234に設けられ、配線基板312と電気的に接続される。これにより、接続コネクター214と接続部232とが電気的に接続されて、基板ユニット210が出力する駆動信号COM、吐出制御信号Spを含む複数の信号が、基板ユニット230に転送される。転送された駆動信号COM、吐出制御信号Spを含む複数の信号は、基板231に設けられた複数の配線、ビア等で接続部233に転送される。
接続部233は、1又は複数の電極を有し、基板231の面234に設けられ配線基板314と電気的に接続される。なお、接続部233は基板231の面234に複数設けられていてもよく、具体的には、後述する基板ユニット250と同数設けられていることが好ましい。この為、基板231に設けられた複数の配線、ビア等は、駆動信号COM、吐出制御信号Spを含む複数の信号を、複数の接続部233のそれぞれに分岐するための配線及びビアが含まれる。
以上のように、駆動信号COM及び吐出制御信号Spは、基板ユニット210(基板211)から基板ユニット230(基板231)に転送される。
複数の基板ユニット250のそれぞれは、基板251と、接続部252、接続部253と、を備える。なお、第1実施形態体におけるヘッドユニット20では、方向Xに並設した2つの基板ユニット250を備えているが、基板ユニット250は2つに限られるものではなく、1つでもよく、また、3つ以上が並設されていてもよい。
基板251は、流路部材60のY2側の側面であって、基板ユニット230のZ2側に、面254がY2側、面255がY1側となるように方向Zに沿って設けられる。基板2
51には、接続部252と接続部253とが設けられ、さらに図示を省略するが接続部252と接続部253とを電気的に接続するための複数の配線、ビア等が設けられている。
接続部252は、1又は複数の電極を有し、基板251の面254に設けられ、配線基板314と電気的に接続される。これにより、接続部233と接続部252とが電気的に接続され、基板ユニット230から駆動信号COM、吐出制御信号Spを含む複数の信号が、基板ユニット250に転送される。転送された駆動信号COM、吐出制御信号Spを含む複数の信号は、基板251に設けられた複数の配線、ビア等を介して接続部253に転送される。
接続部253は、1又は複数の電極を有し、基板251の面254に設けられ配線基板316と電気的に接続される。
以上のように、駆動信号COM及び吐出制御信号Spは、基板ユニット230(基板231)から基板ユニット250(基板251)に転送される。
駆動モジュール100Bは、流路部材60のZ2側であって、基板ユニット250側に設けられている。
2つの基板ユニット250の接続部253に接続された2つの配線基板316は、駆動モジュール100のうち、ヘッドユニット20のY2側に並設された駆動モジュール100Bと電気的に接続される。
これにより、接続部253と駆動モジュール100Bとが電気的に接続され、駆動信号COM、吐出制御信号Spを含む複数の信号が、駆動モジュール100Bに転送される。そして、駆動モジュール100Bは、入力される駆動信号COM、吐出制御信号Spを含む複数の信号に基づいて圧電素子610を駆動し液体を吐出する。なお、基板ユニット250と駆動モジュール100Bとを接続する配線基板316は、ホルダー30にZ方向に貫通し、収容部33と、Z1側とを連通させる連通孔39を介して、接続される。
なお、配線基板311,312,313,314,315,316は、可撓性(フレキシブル)のあるシート状のもの、例えば、COF基板(Chip On Film)を用いることができる。また、例えばフレキシブルフラットケーブル(FFC:Flexible Flat Cable)や、フレキシブルプリント基板(FPC:Flexible Printed Circuits)であってもよい。
第1実施形態におけるヘッドユニット20では、図10に示すように基板ユニット210と基板ユニット220とが、方向Zにおいて(方向Zから見たとき)、基板211の少なくとも1辺は、基板221の少なくとも1辺と、重なるように位置し、さらに、方向Zと交わる方向Xにおいて(方向Xから見たとき)、流路部材60に含まれるインク流路、詳細には供給部64は、基板211よりも基板231側に位置する。
図10は、ヘッドユニット20をZ方向においてZ1側から見た上面図である。なお、図10に示すヘッドユニット20はカバー部材65を省略し、カバー部材65の内部を示している。また、図10に示すヘッドユニット20は、基板ユニット210に設けられる入力コネクター212の図示も省略している。
図10に示すように、第1実施形態におけるヘッドユニット20では、基板ユニット210は基板ユニット220と方向Zにおいて(方向Zから見たとき)重なるように位置することで、基板ユニット210と基板ユニット230との間、理想的には、流路部材60のZ1側の面の方向Y(方向Yから見たとき)における中央付近に、流路部材60のイン
ク流路と連通する供給部64を設けることが可能となる。
供給部64を流路部材60のZ1側の面の方向Yにおける中央付近に設けることで、流路部材60の内部のインク流路をより広くでき、さらに駆動モジュール100へのインクの供給をよりスムーズに行うことが可能となる。これにより、ヘッドユニット20のY1側に配された駆動モジュール100Aと、Y2側に配された駆動モジュール100Bとに供給されるインクの圧力の偏りをさらに低減することが可能となる。
また、ヘッドユニット20において、基板ユニット210を流路部材60のY1側に設けることで、基板ユニット210の位置を基準とし、ヘッドユニット20の上下方向及び左右方向を定めることが出来る。すなわち、図3及び図4に示すような複数のヘッドユニット20を搭載するプリントヘッド2に用いる場合であっても、ヘッドユニット20に設けられた基板ユニット210の入力コネクター212(接続開口部67)を上下方向及び左右方向の基準とすることで、ヘッドユニット20の取付け間違いを防止することも可能となる。
なお、第1実施形態におけるヘッドユニット20において、基板ユニット210は、ヘッドユニット20のZ1側の面であって、Y1側に設けられているが、Y2側にも受けられていてもよく、その時、供給部64は、ヘッドユニット20のZ1側の面において、基板ユニット210のY1側に設けられてもよい。
また、第1実施形態におけるヘッドユニット20では、図11に示すように方向Zと交わる方向Y(方向Yから見たとき)において、面224と面234との少なくとも一部が重なるように、基板221と基板231とが位置し、さらに、面244と面254との少なくとも一部が重なるように、基板241と基板251とが位置している。
図11は、ヘッドユニット20を方向YにおいてY2側から見た側面図である。なお、図11に示すヘッドユニット20は、カバー部材65を省略し、カバー部材65の内部を示している。また、図11には、流路部材60のY1側の側面に設けられた基板ユニット220(基板221)、240(基板241)を破線で示している。
このように、流路部材60のY1側の側面に設けられる基板ユニット220と、Y2側の側面に設けられる基板ユニット230とを、方向Yにおいて少なくとも一部が重なるように配置している。さらに、流路部材60のY1側の側面に設けられる基板ユニット240と、Y2側の側面に設けられる基板ユニット250とを、方向Yにおいて少なくとも一部が重なるように配置することで、ヘッドユニット20の方向Z及び方向Xにおけるサイズを小さくすることが可能となる。すなわち、ヘッドユニット20の小型化が可能となる。
さらに、ヘッドユニット20に設けられる、基板ユニット210,220,230,240,250のそれぞれの距離(間隔)を規定することで、駆動モジュール100に外乱ノイズが重畳することを低減している。
具体的には、方向Zにおいて基板221と基板241との距離は、駆動モジュール100Aと基板241との距離よりも大きく、基板211と基板221との距離は、基板221と基板241との距離よりも大きくなるように設けられる。さらに、方向Zにおいて基板231と基板251との距離は、駆動モジュール100Bと基板251との距離よりも大きく、基板211と基板231との距離は、基板231と基板251との距離よりも大きくなるように設けられる。
このように位置することで、配線基板311に対して配線基板313を短くすることができ、また、配線基板313に対して配線基板315を短くすることができる。さらに、配線基板312に対して配線基板314を短くすることができ、また、配線基板314に対して配線基板316を短くすることができる。
また、基板221と基板241との距離と、基板231と基板251との距離と、の差は、基板241と駆動モジュール100Aとの距離と、基板251と駆動モジュール100Bとの距離と、の差よりも大きく、基板211と基板221との距離と、基板211と基板231との距離との差は、基板221と基板241との距離と、基板231と基板251との距離との差よりも大きくなるように設けられる。
これにより、配線基板311と配線基板312との長さの差に対して、配線基板313と配線基板314との長さの差を小さくでき、配線基板313と配線基板314との長さの差に対して、配線基板315と配線基板316との長さの差を小さくすることができる。
第1実施形態における、ヘッドユニット20には、前述のとおり4つの駆動モジュール100が設けられ、この駆動モジュール100のそれぞれは、600個以上のノズル651(圧電素子610)を有する。
圧電素子610は電気的には容量性負荷である為、圧電素子610が駆動(変位)するとき大きな電流が流れる。この為、600個以上のノズル651を有する多ノズルのヘッドユニット20には、駆動信号COM、吐出制御信号Spを含む複数の信号と共に、非常に大きな電流が供給される。さらに、当該電流は、高速印刷を実現するために、駆動信号COMが1秒間に16000回以上(16kHz以上の周波数)でインクが吐出されるように圧電素子610を駆動する場合、さらに大きくなる。
第1実施形態におけるヘッドユニット20では、基板221と基板231との合計の数は、基板211の数よりも多く、基板241と基板251との合計の数は、基板221と基板231との合計の数よりも多い。この為、制御手段7が出力する駆動信号COM、吐出制御信号Spを含む複数の信号が、基板ユニット210が有する入力コネクター212を介して入力さる。入力された当該信号は、基板ユニット210で分岐されたうえ、接続コネクター213,214から出力される。接続コネクター213から出力された当該信号は、基板ユニット220でさらに分岐された後、基板ユニット240を介して駆動モジュール100Aに入力される。一方、接続コネクター214から出力された当該信号は、基板ユニット230でさらに分岐された後、基板ユニット250を介して駆動モジュール100Bに入力される。
このようにヘッドユニット20に流れる電流は、基板ユニット210,220,230で分岐される。換言すれば、ヘッドユニット20に入力される電流より、配線基板311,312のそれぞれに流れる電流は小さく、また、配線基板311,312のそれぞれに流れる電流に対して、配線基板313,314,315,316のそれぞれに流れる電流は小さくなる。したがって、配線基板313,314,315,316の電流に起因する発熱が低減されることから、配線基板311,312のそれぞれの配線径に対して、配線基板313,314,315,316のそれぞれの配線径を細くすることが可能となる。
一方で、流れる電流が小さくなることで、配線のインピーダンスによる寄与が大きくなり、外乱ノイズ等の影響を受けやすくなる可能性がある。その為、配線基板311の長さに対して、配線基板313,315の長さを短くし、配線基板312の長さに対して、配線基板314,316の長さを短くしている。
また、第1実施形態では、駆動モジュール100には、1インチ辺り300個以上の高密度でノズル651が並設される。したがって、駆動モジュール100に接続される配線基板315,316の配線パターンも高密度に設けられていることが好ましい。
しかし、配線基板315,316の配線パターンを高密度に設けるためには、当該配線の配線パターンを細くする必要がある。しかし、配線パターンを細くした場合、当該配線のインピーダンスが大きくなり、外乱ノイズ等の影響を受けやすくなる。そこで、ヘッドユニット20では、配線基板315,316に対する外乱ノイズの影響を低減するために、配線基板315の長さは配線基板313の長さに対して短くし、配線基板316の長さは配線基板314の長さに対して短くする。これにより、各配線基板に外乱ノイズが重畳することを低減することができる。
各配線基板に流れる電流が小さくなるに従い、配線幅(線径)を細かくすることが可能となる一方で、配線パターンを細くすると当該配線のインピーダンスが大きくなる。このような、インピーダンスの影響を低減するために、ヘッドユニット20では、より細い配線パターンが用いられる配線基板315,316の長さの差を、配線基板313,314の長さの差よりも小さくし、さらに、配線基板313,314の長さの差を、配線基板311,312の長さの差より小さくしている。これにより、流路部材60のY1側で転送される駆動信号COM、吐出制御信号Spを含む複数の信号と、Y2側で転送される駆動信号COM、吐出制御信号Spを含む複数の信号とに生じる信号のばらつきを低減することができ、各配線基板に外乱ノイズが重畳することを低減することができる。
以上のように、基板ユニット210,220,230,240,250を設けることで、16kHz以上の高い周波数でノズル651からインクを吐出し、当該ノズル651が1インチ辺り300個以上の高密度で、且つ600個以上設けられる駆動モジュール100を複数備えるヘッドユニット20であっても、各配線基板に外乱ノイズ等が影響することを低減でき、よって吐出精度を向上させることが可能となる。
6.作用・効果
以上のように第1実施形態に係るヘッドユニット20では、駆動モジュール100Aと接続される基板221と、駆動モジュール100Bと接続される基板231と、の間に流路部材60を備えることで、駆動モジュール100Aと駆動モジュール100Bとにインクを供給する流路部材60に含まれるインク流路を、駆動モジュール100Aと駆動モジュール100Bとの中間点上に設けることが可能となる。これにより、供給部64から駆動モジュール100A,100Bへのインクの供給をスムーズに行うことが出来る。さらに、面224及び面234を、それぞれ方向Zに沿って位置することで、基板221と基板231との間に設けられたインク流路を広くすることが可能となる。
このように、第1実施形態のヘッドユニット20では、供給部64から駆動モジュール100A,100Bへのインクの供給をスムーズに行うことができ、且つ広いインク流路を確保することが可能である。したがって、1インチ当たり300個以上の密度、且つ600個以上設けられたノズル651を含む複数の駆動モジュール100を有する場合であっても、インク圧力のばらつきを低減することが可能となり、結果として、インクの吐出精度を向上させることができる。
また、第1実施形態におけるヘッドユニット20では、基板211は、配線基板311を介して駆動モジュール100Aと電気的に接続される基板221と接続され、さらに、配線基板312を介して駆動モジュール100Bと電気的に接続される基板231とも接続される。すなわち、基板211は、入力された駆動信号COM、吐出制御信号Spを含
む複数の信号を分岐し、駆動モジュール100A,100Bのそれぞれに転送する。
これにより、配線基板311及び配線基板312のそれぞれに流れる電流を低減することが可能となる。よって、第1実施形態におけるヘッドユニット20では、基板211が駆動信号COM、吐出制御信号Spを含む複数の信号を分岐し転送することで、600個以上の多ノズルを含む駆動モジュール100を複数有する場合であっても、配線基板311及び配線基板312を介して、複数の圧電素子610の全てを駆動(変位)させるための十分な電力を供給することが可能となる。
[第2実施形態]
以下、第2実施形態のヘッドユニット20について説明する。第2実施形態のヘッドユニット20は、主に第1実施形態と異なる内容について説明し、第1実施形態と重複する内容については、説明を省略する。なお、第2実施形態のヘッドユニット20では、第1実施形態と同じ構成要素には、同じ符号を付して説明を行う。
図12は、第2実施形態におけるヘッドユニット20の斜視図である。また、図13は第2実施形態における図7のA−B線断面図である。
第2実施形態のヘッドユニット20は、基板ユニット220,230,240,250を、互いに接続する配線基板311,312,313,314,315が、基板ユニット220,230,240,250のそれぞれと、流路部材60と、の間に設けられる点で第1実施形態と異なる。
具体的には、配線基板311の一部は、基板221と流路部材60に含まれるインク流路との間に位置し、配線基板312の一部は、基板231と流路部材60に含まれるインク流路との間に位置し、配線基板313の一部は、基板241と流路部材60に含まれるインク流路との間に位置し、配線基板314の一部は、基板251と流路部材60に含まれるインク流路との間に位置する。
換言すれば、基板221とカバー部材65(「外壁部」の一例)との距離は、配線基板311とカバー部材65との距離よりも小さく、基板231とカバー部材65との距離は、配線基板312とカバー部材65との距離よりも小さく、基板241とカバー部材65との距離は、配線基板313とカバー部材65との距離よりも小さく、基板251とカバー部材65との距離は、配線基板314とカバー部材65との距離よりも小さい。
詳細には、図12、図13に示すように、基板ユニット220は、第1実施形態体と同様に基板221と、接続部222と、接続部223と、を備え、流路部材60のY1側の側面において、面224がY1側、面225(「第3面」の一例)がY2側となるように方向Zに沿って設けられる。
基板221には、接続部222と接続部223とが設けられる。第2実施形態では、接続部222,223は、基板221の面225に設けられる。そして、第1実施形態と同様に、接続部222は、配線基板311と電気的に接続され、接続部223は、配線基板313と電気的に接続される。
基板ユニット240は、第1実施形態体と同様に基板241と、接続部242と、接続部243と、を備え、流路部材60のY1側の側面であって、基板ユニット220のZ2側に、面244がY1側、面245がY2側となるように方向Zに沿って設けられる。
基板241には、接続部242と接続部243とが設けられる。第2実施形態では、接
続部242,243は、基板241の面245に設けられる。そして、第1実施形態と同様に、接続部242は、配線基板313と電気的に接続され、接続部243は、配線基板315と電気的に接続される。
基板ユニット230は、第1実施形態体と同様に基板231と、接続部232と、接続部233と、を備え、流路部材60のY2側の側面において、面234がY2側、面235(「第4面」の一例)がY1側となるように方向Zに沿って設けられる。
基板231には、接続部232と接続部233とが設けられる。第2実施形態では、接続部232,233は、基板231の面235に設けられる。そして、第1実施形態と同様に、接続部232は、配線基板312と電気的に接続され、接続部233は、配線基板314と電気的に接続される。
基板ユニット250は、第1実施形態体と同様に基板251と、接続部252と、接続部253と、を備え、流路部材60のY2側の側面であって、基板ユニット230のZ2側に、面254がY2側、面255がY1側となるように方向Zに沿って設けられる。
基板251には、接続部252と接続部253とが設けられる。第2実施形態では、接続部252,253は、基板251の面255に設けられる。そして、第1実施形態と同様に、接続部252は、配線基板314と電気的に接続され、接続部253は、配線基板316と電気的に接続される。
以上のように、第2実施形態におけるヘッドユニット20では、第1実施形態に記載の効果に加え、基板ユニット220,230,240,250を、互いに接続する配線基板311,312,313,314,315を、基板ユニット220,230,240,250のそれぞれと、流路部材60と、の間に設けることで、接続部222,223,232,233,242,243,252,253のそれぞれに、インクが付着することを低減することが可能となり、接続部222,223,232,233,242,243,252,253のそれぞれに電蝕が生じる可能性が低減される。
さらに、第2実施形態におけるヘッドユニット20では、Y方向から見たとき、配線基板311,312,313,314,315よりも、基板ユニット220,230,240,250のそれぞれが、カバー部材65の近くに配される。この為、比較的外乱ノイズの影響を受けやすい配線基板311,312,313,314,315のそれぞれを、基板ユニット220,230,240,250により外乱ノイズから保護することが可能となり、例えば、配線基板311,312,313,314,315で転送される駆動信号COM,吐出制御信号Spにノイズが干渉することが低減される。
以上、第1実施形態あるいは第2実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。例えば、上記の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1…液体吐出装置、2…プリントヘッド、3…液体貯留手段、4,5…搬送手段、6…装
置本体、7…制御手段、10…吐出面、20…ヘッドユニット、21…供給部材、22…支持体、22a…支持孔、30…ホルダー、31…固定板、31a…開口部、32…補強板、32a…開口部、33…収容部、35…フランジ部、36…固定ネジ、37…凹部、38…縁部、39…連通孔、41,53…搬送ローラー、42,54…従動ローラー、43,52…駆動モーター、51…搬送ベルト、55…テンションローラー、56…付勢部材、60…流路部材、63…支持部、64…供給部、65…カバー部材、67…接続開口部、100,100A−1,100A−2,100B−1,100B−2…駆動モジュール、200,210,220,230,240,250…基板ユニット、211,221,231,241,251…基板、212…入力コネクター、213,214…接続コネクター、215,216,224,225,234,235,244,245,254,255…面、222,223,232,233,242,243,252,253…接続部、311,312,313,314,315,316…配線基板、600…吐出部、601…圧電体、610…圧電素子、611,612…電極、621…振動板、631…キャビティー、632…ノズルプレート、641…リザーバー、651…ノズル、651a…ノズル面、661…供給口

Claims (8)

  1. 第1端子が設けられた第1面と、第2端子が設けられた第2面と、を有する第1基板と、
    第3端子が設けられた第3面を有する第2基板と、
    前記第1端子と前記第3端子とを接続する第1フレキシブル配線基板と、
    複数の第1圧電素子と、前記複数の第1圧電素子に対応つけられた複数の第1キャビティーであって、前記対応つけられた第1圧電素子の変位により内部容積が変化する複数の第1キャビティーと、前記複数の第1キャビティーと対応つけられた複数の第1ノズルであって、前記対応つけられた第1キャビティーの内部容積の変化に応じて液体を吐出し、1インチ当たり300個以上での密度、且つ600個以上設けられた第1ノズルと、を有し、前記第2基板と電気的に接続される第1駆動モジュールと、
    第4端子が設けられた第4面を有する第3基板と、
    前記第2端子と前記第4端子とを接続する第2フレキシブル配線基板と、
    複数の第2圧電素子と、前記複数の第2圧電素子に対応つけられた複数の第2キャビティーであって、前記対応つけられた第2圧電素子の変位により内部容積が変化する複数の第2キャビティーと、前記複数の第2キャビティーと対応つけられた複数の第2ノズルであって、前記対応つけられた第2キャビティーの内部容積の変化に応じて液体を吐出し、1インチ当たり300個以上での密度、且つ600個以上設けられた第2ノズルと、を有し、前記第3基板と電気的に接続される第2駆動モジュールと、
    前記第1駆動モジュール及び前記第2駆動モジュールに液体を供給する液体流路と、
    を備え、
    前記第1面、前記第2面、前記第3面及び前記第4面は、それぞれが前記第1ノズル又は前記第2ノズルから液体が吐出される方向に沿って位置し、
    前記液体流路は、前記第2基板と前記第3基板との間に位置する、
    ことを特徴とするヘッドユニット。
  2. 前記第1フレキシブル配線基板の一部は、前記第2基板と前記液体流路との間に位置する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のヘッドユニット。
  3. 前記第2フレキシブル配線基板の一部は、前記第3基板と前記液体流路との間に位置することを特徴とする請求項1又は2に記載のヘッドユニット。
  4. 前記第1ノズル又は前記第2ノズルから液体が吐出される方向と交わる方向において、前記第3面と前記第4面との少なくとも一部が重なるように、前記第2基板と前記第3基板とが位置する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のヘッドユニット。
  5. 前記第1基板は、第5端子を有し、前記第1圧電素子及び前記第2圧電素子の少なくとも一方を変位させる駆動信号と、前記駆動信号を制御する制御信号と、を前記第5端子から前記第1端子及び前記第2端子に転送する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のヘッドユニット。
  6. 前記駆動信号及び前記制御信号は、前記第2基板及び前記第3基板に転送される、
    ことを特徴とする請求項5に記載のヘッドユニット。
  7. 前記第2基板及び前記第1フレキシブル配線基板を囲む外壁部を有し、
    前記第2基板と前記外壁部との距離は、前記第1フレキシブル配線基板と前記外壁部との距離よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のヘッドユニット。
  8. 前記外壁部は、前記第3基板及び前記第2フレキシブル配線基板を囲み、
    前記第3基板と前記外壁部との距離は、前記第2フレキシブル配線基板と前記外壁部との距離よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項7に記載のヘッドユニット。
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