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JP2019064719A - 包装箱 - Google Patents

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JP2019064719A
JP2019064719A JP2017194048A JP2017194048A JP2019064719A JP 2019064719 A JP2019064719 A JP 2019064719A JP 2017194048 A JP2017194048 A JP 2017194048A JP 2017194048 A JP2017194048 A JP 2017194048A JP 2019064719 A JP2019064719 A JP 2019064719A
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幹夫 大和田
Mikio Owada
幹夫 大和田
亮輔 平手
Ryosuke Hirate
亮輔 平手
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Rengo Co Ltd
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Abstract

【課題】収容される内容物に応じて仕切壁や底壁の寸法を変更することができる包装箱を提供する。【解決手段】包装箱の一例としてのトレイ1は、第1方向に沿って形成された山折り線20と、山折り線20を対称軸として線対称となるように間隔をあけて山折り線20と平行に形成された複数の谷折り線対21と、を有する底壁10と、山折り線20で底壁10を山折りさせ、且つ複数の谷折り線対21の何れか1つの谷折り線対21で底壁10を谷折りさせた状態で底壁10に起立姿勢で設けられる仕切壁13と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、包装箱に関する。
内容物を収容するための包装箱が知られている。
例えば、特許文献1に記載の収納箱は、収納物(商品)が載置される底壁と、底壁の外周に対向して設けられた一組の第一側壁と、第一側壁に直交した位置で底壁の外周に対向して設けられた一組の第二側壁と、底壁を背中合わせに山形に折り曲げた状態で底壁から立ち上がった仕切り壁と、を備えている。仕切り壁は、底壁の中央に形成された折曲線で底壁を山折りし、その折曲線の両側に形成された2本の折曲線で底壁を谷折りすることによって形成されていた。底壁は、仕切り壁によって2つの底壁部に分割されていた。
特開2015−212163号公報
上記したような収納箱では、底壁部の寸法等は商品のサイズに合わせて決められている。したがって、上記した収納箱では、仕切り壁は常に同じ高さに形成され、仕切り壁で分割(区画)された各底壁部は常に同じ寸法(幅)に形成されていた。しかしながら、上記した収納箱では、商品のサイズや数等が変更された場合、仕切り壁の高さや底壁部の幅等を変更するために、改めて3本の折曲線の間隔を設定する等の収納箱全体の設計変更が必要になるという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するために、収容される内容物に応じて仕切壁や底壁の寸法を変更することができる包装箱を提供する。
上記した目的を達成するため、本発明の包装箱は、第1方向に沿って形成された山折り線と、前記山折り線を対称軸として線対称となるように間隔をあけて前記山折り線と平行に形成された複数の谷折り線対と、を有する底壁と、前記山折り線で前記底壁を山折りさせ、且つ前記複数の谷折り線対の何れか1つの前記谷折り線対で前記底壁を谷折りさせた状態で前記底壁に起立姿勢で設けられる仕切壁と、を備えている。
この場合、第1方向に交差する第2方向に対向する位置で前記底壁の周縁部に起立姿勢で設けられる一対の側壁と、前記一対の側壁の第1方向両端部に折曲線を介して連なった状態に設けられている4つの端壁片と、を更に備え、前記仕切壁は、前記山折り線側に切り込まれた一対の仕切溝を有し、各々の前記端壁片は、前記複数の谷折り線対の間隔に対応する間隔をあけて前記底壁側に切り込まれた複数の係合溝を有し、前記複数の係合溝は、前記折曲線側よりも前記端壁片の先端側に位置するものほど短く形成され、各々の前記端壁片は、前記折曲線で折り曲げられた状態で、前記複数の係合溝の何れか1つの前記係合溝を前記仕切壁の前記仕切溝に噛み合わせて第2方向に対向する一対の端壁を形成することが好ましい。
この場合、前記底壁には、前記山折り線側に向かって凸となる複数の切込み線が前記谷折り線対に沿って間隔をあけて形成され、前記谷折り線対の一方の折線に沿った前記複数の切込み線は、前記谷折り線対の他方の折線に沿った前記複数の切込み線に対して第1方向にハーフピッチずれた位置に形成され、前記底壁は、前記谷折り線対で谷折りされることによって前記複数の切込み線で切断されて前記谷折り線対に沿った一対の凹凸形状を形成し、前記一対の凹凸形状は、前記仕切壁を起立姿勢にした状態で互いに噛み合うことが好ましい。
この場合、前記仕切壁の高さは、何れの前記谷折り線対で前記底壁を谷折りさせた状態であっても、前記側壁の高さ以下に設定されていることが好ましい。
本発明によれば、収容される内容物に応じて仕切壁や底壁の寸法を変更することができる。
本発明の一実施形態に係るトレイ(第1トレイ)を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るトレイのブランクを示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る第1トレイの組立工程を説明する斜視図である。 本発明の一実施形態に係る第1トレイの下面を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る第2トレイの組立工程を説明する斜視図である。 本発明の一実施形態に係る第2トレイを示す斜視図である。 本発明の一実施形態の第1変形例に係る第1トレイを示す側面図である。 本発明の一実施形態の第2変形例に係る第1トレイを示す側面図である。 本発明の一実施形態の第3変形例に係るトレイのブランクを示す平面図である。 本発明の一実施形態の第4変形例に係るトレイのブランクを示す平面図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、各図に示す「Fr」は「前」を示し、「Rr」は「後」を示し、「L」は「左」を示し、「R」は「右」を示し、「U」は「上」を示し、「D」は「下」を示している。また、本明細書では方向や位置を示す用語を用いるが、それらの用語は説明の便宜のために用いるものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[トレイの概要]
図1および図2を参照して、包装箱の一例としてのトレイ1について説明する。図1はトレイ1を示す斜視図である。図2はトレイ1のブランク5を示す平面図である。
図1に示すように、トレイ1は、上端面に開口を有し、左右方向(第1方向)に長い略直方体状に形成されている。トレイ1は、内容物(図示せず)を収容した状態で上下に複数積層可能に形成されている。
トレイ1は、底壁10の周縁部に起立姿勢で設けられる一対の側壁11と一対の端壁12とを備えている。また、トレイ1は、底壁10を前後方向(第1方向に交差する第2方向)に略二等分にする仕切壁13を備えている。
トレイ1は、図2に示すブランク5を組み立てることで形成されている。ブランク5は、1枚の紙製の段ボールシートを抜型等で打ち抜くことで形成されている。段ボールシートは、例えば、波状の中しん9Aの両側に表ライナ9Bと裏ライナ9C(図1参照)とを貼り合せた両面段ボールシートである。なお、図2は、主に表ライナ9B側(トレイ1の外面側)を示している。本明細書では、段ボールの中しん9Aと平行な方向を「段方向」と呼び、段方向(中しん9A)に直交する方向を「流れ方向」と呼ぶこととする。図面に示す「X」は「段方向」を示し、「Y」は「流れ方向」を示している。
[ブランク]
図2に示すように、ブランク5は、底壁10と、一対の側壁11と、4つの端壁片12Aと、を含んでいる。
<底壁>
底壁10は、段方向よりも流れ方向に長い略長方形状に形成されている。正確には、底壁10は、四隅を斜めに切り落として略八角形状に形成されている。底壁10の段方向中央には、山折り線20が流れ方向に沿って延びた状態に形成されている。山折り線20は、段ボールシートを裏ライナ9C側から厚みの半分程度まで切断した半切れ線である。また、底壁10には、2つの谷折り線対21が山折り線20と平行に並んだ状態に形成されている。2つの谷折り線対21は、山折り線20を対称軸として線対称となるように間隔をあけて形成されている。各々の谷折り線対21は、一対の折線22によって形成されている。折線22は、段ボールシートを裏ライナ9C側から線状に潰して形成された汎用罫線である。
なお、本明細書では、説明の便宜のため、山折り線20に近い位置に形成された谷折り線対21(折線22)を「第1谷折り線対21A(第1折線22A)」と呼び、山折り線20から離れた位置に形成された谷折り線対21(折線22)を「第2谷折り線対21B(第2折線22B)」と呼ぶこととする。また、第1および第2谷折り線対21A,21Bに共通する説明では、単に谷折り線対21(折線22)と呼ぶこととする。
底壁10は、山折り線20および2つの谷折り線対21によって、一対の第1仕切部14と、一対の増加仕切部15と、一対の底壁部16とに区画されている。一対の第1仕切部14は、山折り線20を介して互いに連接されている。一対の増加仕切部15は、第1谷折り線対21Aを介して一対の第1仕切部14に連接されている。一対の底壁部16は、第2谷折り線対21Bを介して一対の増加仕切部15に連接されている。
第1仕切部14の段方向の幅寸法S1は、増加仕切部15の段方向の幅寸法S2よりも大きく(広く)形成されている。底壁部16の段方向の幅寸法S3は、第1仕切部14の段方向の幅寸法S1よりも僅かに大きく(広く)形成されている。なお、第1仕切部14と増加仕切部15とを合わせた部位を第2仕切部14Aと呼ぶこととする。詳細は後述するが、一対の第1仕切部14または一対の第2仕切部14Aが背中合わせに折り畳まれることで、仕切壁13が底壁10から立ち上がるように形成される。
底壁10の流れ方向両側には、一対の仕切溝17が切り込まれている。仕切溝17は、山折り線20に対して直交し、山折り線20から段方向両側に延びた状態に形成されている。仕切溝17は、各々の第1仕切部14の幅寸法S1の略半分まで延びている。仕切溝17は、段ボールシート2枚分の厚みと略同一となる溝幅に形成されている。仕切溝17の長手方向中央付近には、山折り線20に向かって広がるように傾斜したテーパー部17Aが形成されている。
また、底壁10には、複数の切込み線23が谷折り線対21(折線22)に沿って間隔をあけて並んだ状態に形成されている。複数の切込み線23は、それぞれ、山折り線20側に向かって凸となる略台形状に形成されている。切込み線23は、刃物を段ボールシートの厚み方向に貫通させることで形成された切目である。谷折り線対21の一方の折線22に沿った複数の切込み線23は、谷折り線対21の他方の折線22に沿った複数の切込み線23に対して流れ方向(左右方向)にハーフピッチずれた位置に形成されている。
<側壁>
一対の側壁11は、底壁10の段方向両端部に第1の罫線24(汎用罫線)を介して連なった状態に設けられている。側壁11は、略長方形状に形成されている。側壁11の段方向の寸法(延出寸法S5)は、第2仕切部14Aの段方向の幅寸法S4(幅寸法S1+幅寸法S2)よりも僅かに大きく(長く)設定されている。側壁11の流れ方向の寸法は、底壁10の流れ方向の寸法(斜めに切り落とした隅部を除く。)と略同一に設定されている。各々の側壁11の流れ方向両側には、一対の切込み線25(切目)が第1の罫線24に沿って形成されている。切込み線25は、底壁10側に向かって凸となる略台形状に形成されている。
<端壁片>
4つの端壁片12Aは、一対の側壁11の流れ方向両端部(左右方向両端部)に第2の罫線26(折曲線(汎用罫線))を介して連なった状態に設けられている。なお、4つの端壁片12Aは、底壁10を挟んで段方向に対称、且つ側壁11を挟んで流れ方向に対称に形成されているため、以下、1つの(例えば図2で左上)の端壁片12Aについて説明する。
端壁片12Aは、略長方形状に形成されている。端壁片12Aの段方向の寸法は、側壁11の延出寸法S5と略同一に設定されている。端壁片12Aの流れ方向の寸法は、底壁部16の幅寸法S3の2倍と略同一に設定されている。
端壁片12Aの先端側には、2つの係合溝18が並んだ状態に形成されている。係合溝18は、端壁片12Aの段方向内縁部から段方向外側に延びた状態に形成されている。係合溝18は、段ボールシート1枚分の厚みと略同一となる溝幅に形成されている。2つの係合溝18は、2つの谷折り線対21の間隔に対応する間隔(増加仕切部15の幅寸法S2)をあけて端壁片12Aの底壁10側に切り込まれている。2つの係合溝18は、第2の罫線26側よりも端壁片12Aの先端側に位置するものほど短く形成されている。
なお、本明細書では、説明の便宜のため、端壁片12Aの先端側に形成された係合溝18を第1係合溝18Aと呼び、端壁片12Aの基端側(第2の罫線26側)に形成された係合溝18を第2係合溝18Bと呼ぶこととする。また、第1および第2係合溝18A,18Bに共通する説明では、単に係合溝18と呼ぶこととする。
第1係合溝18Aは、仕切溝17の突当り部から第1折線22Aまでの間隔と略同じ長さに形成されている。第2係合溝18Bは、仕切溝17の突当り部から第2折線22Bまでの間隔と略同じ長さに形成されている。第2係合溝18Bの入口部には、第1係合溝18A側に広がるように傾斜した呼込み部18Cが形成されている。第1係合溝18Aと第2係合溝18Bとの間の入口部付近は、端壁片12Aの段方向内縁部よりも僅かに段方向外側に窪むように形成されている。
[トレイの組立]
次に、図1ないし図6を参照して、トレイ1の組立工程(組立作業手順)について説明する。図3は第1トレイ1Aの組立工程を説明する斜視図である。図4は第1トレイ1Aの下面を示す斜視図である。図5は第2トレイ1Bの組立工程を説明する斜視図である。図6は第2トレイ1Bを示す斜視図である。トレイ1は、作業者によって手作業で組み立てられてもよいし、製函機によって自動または半自動で組み立てられてもよい。ここでは、一例として、作業者がトレイ1を組み立てる場合について説明する。
トレイ1は、裏ライナ9Cを上方に向けたブランク5を適宜折り曲げることで組み立てられる。まず、作業者は、山折り線20で底壁10を山折りさせ、且つ2つの谷折り線対21の何れか1つの谷折り線対21で底壁10を谷折りさせた状態で、仕切壁13が底壁10に起立姿勢で設けられる。なお、本明細書では、説明の便宜のため、一対の第1仕切部14が第1谷折り線対21Aで折り畳まれることで形成される仕切壁13を「第1仕切壁13A」(図3参照)と呼び、一対の第2仕切部14Aが第2谷折り線対21Bで折り畳まれることで形成される仕切壁13を「第2仕切壁13B」(図5参照)と呼ぶこととする。また、第1および第2仕切壁13A,13Bに共通する説明では、単に仕切壁13と呼ぶこととする。さらに、第1仕切壁13Aを形成したトレイ1を「第1トレイ1A」(図1参照)と呼び、第2仕切壁13Bを形成したトレイ1を「第2トレイ1B」(図6参照)と呼ぶこととする。また、第1および第2トレイ1A,1Bに共通する説明では、単にトレイ1と呼ぶこととする。
ここで、図2に示すように、第1仕切部14の幅寸法S1は第2仕切部14Aの幅寸法S4よりも短いため、その差分(増加仕切部15の幅寸法S2)によって、第1仕切壁13Aは第2仕切壁13Bよりも低くなる(図3および図5参照)。一方、第1トレイ1Aの底面は、増加仕切部15と底壁部16とによって形成される(図1参照)。他方、第2トレイ1Bの底面は、底壁部16によって形成される(図6参照)。つまり、第1仕切部14と第2仕切部14Aとの差分(増加仕切部15の幅寸法S2)によって、第1トレイ1Aの底面は第2トレイ1Bの底面よりも広くなる。したがって、例えば、横幅の広い内容物を収容したい場合には第1トレイ1A(図1参照)が組み立てられ、例えば、横幅の狭いまたは背の高い内容物を収容したい場合には第2トレイ1B(図6参照)が組み立てられることになる。このように、本実施形態に係るトレイ1は、その寸法を変更可能に構成されており、収容したい内容物の大きさや数に柔軟に対応可能になっている。
<第1トレイの組立>
まず、図1、図3および図4を参照して、第1トレイ1Aの組立工程について説明する。
図3に示すように、例えば、作業者が山折り線20で山折りした一対の第1仕切部14を第1谷折り線対21Aで谷折りさせると、一対の第1仕切部14が立ち上がりながら背中合わせに折り畳まれる。この折り畳まれた一対の第1仕切部14が第1仕切壁13Aを形成する。
一対の第1仕切部14が山折り線20で折り畳まれるため、一対の仕切溝17は、それぞれ、第1仕切壁13Aの山折り線20側に切り込まれた状態に形成される。また、仕切溝17のテーパー部17Aは、下方から上方に向かって広がる略V字状に形成される。また、図4に示すように、底壁10は、第1谷折り線対21Aで谷折りされることによって複数の切込み線23で切断されて第1谷折り線対21A(第1折線22A)に沿った一対の凹凸形状Uを形成する。一対の凹凸形状Uは、第1仕切壁13Aを起立姿勢にした状態で互いに噛み合っている。
続いて、作業者は、各端壁片12Aを第2の罫線26で略直角に折り曲げ(図3参照)、各側壁11を第1の罫線24で略直角に折り曲げる(図1参照)。すると、図1に示すように、一対の側壁11は、底壁10を挟んで前後方向に対向する位置で底壁10の周縁部に起立姿勢で設けられる。また、前後一対の端壁片12Aは、重なった状態で第1仕切壁13Aの仕切溝17に嵌り込む。各々の端壁片12Aは、第2の罫線26で折り曲げられた状態で、第1係合溝18Aを第1仕切壁13Aの仕切溝17に噛み合わせて固定される。各々の端壁片12Aは、第1仕切壁13Aに固定された状態で、左右方向(第2方向)に対向する一対の端壁12を形成する。つまり、前後一対の端壁片12Aが、側壁11と第1仕切壁13Aとの間に架け渡されて1つの端壁12を形成する。一対の端壁12は、底壁10を挟んで左右方向に対向する位置で底壁10の周縁部に起立姿勢で配置される。
なお、前後一対の端壁片12Aの重なる順序は自由であり、前方の端壁片12Aが後方の端壁片12Aの外側に重なってもよいし、内側に重なってもよい。また、各々の端壁片12Aは、テーパー部17A(図3参照)に案内されながら第1係合溝18Aを仕切溝17に噛み合う。
以上によって、第1トレイ1Aの組立作業が完了する。この状態で、一対の側壁11と一対の端壁12とで囲まれた第1トレイ1Aの底面は、第1仕切壁13Aによって前後方向に略二等分に仕切られている。第1トレイ1Aの底面は、一対の増加仕切部15と一対の底壁部16とによって形成されている。また、第1仕切壁13Aの高さは、第1仕切部14の幅寸法S1と略等しいため、側壁11の高さ(延出寸法S5)よりも低く設定されている。
<第2トレイの組立>
次に、図5および図6を参照して、第2トレイ1Bの組立工程について説明する。なお、第1トレイ1Aの組立工程と同様の説明は省略する。
図5に示すように、例えば、作業者が山折り線20で山折りした一対の第2仕切部14Aを第2谷折り線対21Bで谷折りさせると、一対の第2仕切部14Aが立ち上がりながら背中合わせに折り畳まれる。この折り畳まれた一対の第2仕切部14Aが第2仕切壁13Bを形成する。
底壁10は、第2谷折り線対21Bで谷折りされることによって複数の切込み線23で切断されて第2谷折り線対21B(第2折線22B)に沿った一対の凹凸形状Uを形成する。一対の凹凸形状Uは、第2仕切壁13Bを起立姿勢にした状態で互いに噛み合っている(図4と略同様の状態となる。)。
続いて、作業者は、各端壁片12Aを第2の罫線26で略直角に折り曲げ(図5参照)、各側壁11を第1の罫線24で略直角に折り曲げる(図6参照)。すると、図6に示すように、一対の側壁11は、底壁10の前後縁部に起立姿勢で設けられる。各々の端壁片12Aは、第2の罫線26で折り曲げられた状態で、第2係合溝18Bを第2仕切壁13Bの仕切溝17に噛み合わせて固定される。第2仕切壁13Bの仕切溝17には、前後一対の端壁片12Aが重なった状態で嵌り込む。各々の端壁片12Aは、第2仕切壁13Bに固定された状態で、左右方向に対向する一対の端壁12を形成する。
以上によって、第2トレイ1Bの組立作業が完了する。この状態で、一対の側壁11と一対の端壁12とで囲まれた第2トレイ1Bの底面は、第2仕切壁13Bによって前後方向に略二等分に仕切られている。第2トレイ1Bの底面は、一対の底壁部16によって形成されている。また、第2仕切壁13Bの高さは、第2仕切部14Aの幅寸法S4と略等しいため、第1仕切壁13Aの高さ(幅寸法S1)よりも高く、且つ側壁11の高さ(延出寸法S5)よりも僅かに低く設定されている。
以上のように組み立てられたトレイ1は、複数積み重ねることができるようになっている。例えば、上段のトレイ1の底壁10は、下段のトレイ1の一対の側壁11の上端面および一対の端壁12の上端面に載置される。
以上説明した本実施形態に係るトレイ1(包装箱)では、仕切壁13が、山折り線20と2つの谷折り線対21の何れか一方とに沿って底壁10の一部を背中合わせに折り畳むことで立ち上がる構成とした。具体的には、第2谷折り線対21Bは第1谷折り線対21Aよりも山折り線20から離れた位置に形成されているため、第2谷折り線対21Bを用いて形成した第2仕切壁13B(図5参照)は、第1谷折り線対21Aを用いて形成した第1仕切壁13A(図3参照)よりも高く立ち上げられていた。一方で、第2仕切壁13Bで区画された第2トレイ1Bの一対の底面(図6参照)は、第1仕切壁13Aで区画された第1トレイ1Aの一対の底面(図1参照)よりも幅狭く形成されていた。この構成によれば、底壁10を折り曲げる(立ち上げる)位置を変更することで、仕切壁13の高さと、仕切壁13で仕切られた底壁部16等の幅(仕切壁13と側壁11との間隔)とを変更することができる。これにより、トレイ1に収容する内容物(商品)の大きさや数に応じて仕切壁13や底壁10の寸法を柔軟に変更することができる。
また、本実施形態に係るトレイ1では、各々の端壁片12Aが、2つの係合溝18の何れか一方を仕切壁13の仕切溝17に噛み合わせる構成とした。この構成によれば、各々の端壁片12Aが仕切壁13に確りと固定されるため、一対の側壁11と仕切壁13とを起立姿勢に保持することができる。また、前後方向(第2方向)に対向する2つの端壁片12Aを仕切壁13に固定することで形成された端壁12を起立姿勢に保持することもできる。これにより、トレイ1が組み立てられた状態を維持することができる。
また、本実施形態に係るトレイ1によれば、複数の切込み線23が谷折り線対21に沿って並んで形成されているため(図2参照)、底壁10を谷折り線対21に沿って簡単に折り曲げることができ、且つ折り曲げた状態を維持することができる。また、このトレイ1では、底壁10が背中合わせに折り畳まれることで、仕切壁13が立ち上がると共に一対の凹凸形状Uが互いに噛み合う構成とした(図4参照)。この構成によれば、背中合わせに折り畳んだ底壁10の左右方向(第1方向)に位置ずれが規制されるため、仕切壁13の形状を維持することができる。
また、本実施形態に係るトレイ1では、仕切壁13の高さは、何れの谷折り線対21で底壁10を谷折りさせた状態であっても、側壁11の高さ以下に設定されていた(図1および図6参照)。つまり、第1および第2仕切壁13A,13Bが側壁11の上端面から突き出さない構成とした。この構成によれば、複数のトレイ1を積み重ねる場合に、下方のトレイ1の仕切壁13と上方のトレイ1の底壁10(下面)との干渉を防止することができる。これにより、上方のトレイ1を下方のトレイ1の側壁11等の上に置くことができ、複数のトレイ1を積み重ねた状態を安定させることができる。
なお、本実施形態に係るトレイ1では、底壁10に1本の山折り線20が形成されていたが、本発明はこれに限定されない。底壁10には、山折り線20は1本以上形成されていればよく、例えば、図7に示すように、第1変形例に係るトレイ1(第1トレイ1A)として、2本の山折り線20が間隔をあけて平行に形成されてもよい。この場合、2本の山折り線20の間には、仕切天壁19が形成され、一対の第1仕切部14には、山折り線20と平行に上側谷折り線22Cが形成されている。そして、一対の第1仕切部14(または第2仕切部14A)の上部が2本の山折り線20と2本の上側谷折り線22Cとで折れて、仕切壁13の上部が略三角柱状に形成されてもよい。なお、仕切溝17は、少なくとも仕切壁13の略三角柱状の部分に形成されることが好ましい。このように、一対の第1仕切部14(または第2仕切部14A)の上部は、一対の上側谷折り線22Cから一対の山折り線20に向かって互いに離れるように傾斜して内容物側に迫り出す構成とした。これにより、底壁部16上に置いた内容物は運搬中の振動等で浮き上がったとしても略三角柱状の仕切壁13に接触するため、内容物がトレイ1から飛び出すことを抑制することができる。
また、他にも、図8に示すように、第2変形例に係るトレイ1(第1トレイ1A)として、仕切壁13は、一対の第1仕切部14(または第2仕切部14A)と仕切天壁19とによって門形状(倒立した略U字状)に形成されてもよい。この場合、上記した上側谷折り線22Cが省略され、2つの第1係合溝18Aと2つの第2係合溝18Bとが各々の端壁片12Aに切り込まれることが好ましい。
また、本実施形態に係るトレイ1では、底壁10に2つの谷折り線対21が形成され、端壁片12Aに2つの係合溝18が形成されていたが、本発明はこれに限定されない。谷折り線対21と係合溝18とは2つ以上形成されていればよい。例えば、図9に示すように、第3変形例に係るトレイ1(ブランク5)として、3つの谷折り線対21が形成され、仕切壁13およびトレイ1の底面の寸法が3段階に変化してもよい。この場合、各々の端壁片12Aに3つの係合溝18を形成し、仕切壁13および底面の寸法に合わせて適切な係合溝18を仕切壁13の仕切溝17に噛み合わせる。
また、本実施形態に係るトレイ1では、底壁10に1つの仕切壁13が設けられていたが、本発明はこれに限定されない。仕切壁13は1つ以上設けられていればよい。例えば、図10に示すように、第4変形例に係るトレイ1(ブランク5)として、山折り線20と2つの谷折り線対21との組み合わせが底壁10に2組形成されていてもよい。これにより、2つの仕切壁13が底壁10に起立姿勢で設けられ、底壁10を3つに区画することができる。
また、本実施形態に係るトレイ1では、仕切壁13が底壁10の前後方向略中央に設けられていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、山折り線20と複数の谷折り線対21とが底壁10の前後方向中央よりも前方または後方にずれた位置に形成され、仕切壁13が底壁10の前後方向中央よりも前方または後方にずれた位置に起立姿勢で設けられてもよい。
また、本実施形態に係るトレイ1では、山折り線20が半切れ線であり、谷折り線対21の折線22や第1および第2の罫線24,26が汎用罫線であったが、本発明はこれに限定されない。山折り線20は、例えば、段ボールシートを表ライナ9B側から線状に潰して形成された逆罫線等、底壁10を山折りするための線であれば如何なるものでもよい。また、谷折り線対21の折線22や第1および第2の罫線24,26も段ボールシートを谷折りするための線であれば如何なるものでもよい。
また、本実施形態に係るトレイ1では、底壁10が略長方形状に形成され、一対の側壁11と一対の端壁12とが互いに周方向に略90度ずれて配置されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、底壁は、三角形、五角形または六角形等、長方形以外の多角形状や円形状(楕円形状)等に形成されていてもよい(図示せず)。この場合でも、側壁11と端壁12(端壁片12A)とが互いに隣り合うように底壁の周縁部に配置されることが好ましい。
また、本実施形態に係るトレイ1では、側壁11が一枚の段ボールシートで形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、側壁11を二重壁構造として、トレイ1を、いわゆる額縁トレイとして構成してもよい(図示せず)。また、例えば、端壁12に桟部材を追加して、トレイ1を、上端面の開口の一部を桟部材で覆う桟付きトレイとして構成してもよい(図示せず)。また、例えば、一対の側壁11の少なくとも一方にトレイ1の上端面の開口を閉塞する蓋体が設けられていてもよい(図示せず)。
また、本実施形態に係るトレイ1は、紙製の両面段ボールシートで形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、段ボールシートは、中しん9Aの片面にライナを貼り付けた片面段ボールシートであってもよいし、片面段ボールシートを両面段ボールシートに貼り合せた複両面段ボールシートであってもよい。また、例えば、トレイ1は、紙製の段ボールシートに代えて、厚紙や樹脂製の板等で形成されていてもよい。
なお、上記実施形態の説明は、本発明に係る包装箱における一態様を示すものであって、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。
1 トレイ(包装箱)
10 底壁
11 側壁
12 端壁
12A 端壁片
13 仕切壁
17 仕切溝
18 係合溝
20 山折り線
21 谷折り線対
23 切込み線
26 第2の罫線(折曲線)
U 凹凸形状

Claims (4)

  1. 第1方向に沿って形成された山折り線(20)と、前記山折り線を対称軸として線対称となるように間隔をあけて前記山折り線と平行に形成された複数の谷折り線対(21)と、を有する底壁(10)と、
    前記山折り線で前記底壁を山折りさせ、且つ前記複数の谷折り線対の何れか1つの前記谷折り線対で前記底壁を谷折りさせた状態で前記底壁に起立姿勢で設けられる仕切壁(13)と、を備えていることを特徴とする包装箱(1)。
  2. 第1方向に交差する第2方向に対向する位置で前記底壁の周縁部に起立姿勢で設けられる一対の側壁(11)と、
    前記一対の側壁の第1方向両端部に折曲線(26)を介して連なった状態に設けられている4つの端壁片(12A)と、を更に備え、
    前記仕切壁は、前記山折り線側に切り込まれた一対の仕切溝(17)を有し、
    各々の前記端壁片は、前記複数の谷折り線対の間隔に対応する間隔をあけて前記底壁側に切り込まれた複数の係合溝(18)を有し、
    前記複数の係合溝は、前記折曲線側よりも前記端壁片の先端側に位置するものほど短く形成され、
    各々の前記端壁片は、前記折曲線で折り曲げられた状態で、前記複数の係合溝の何れか1つの前記係合溝を前記仕切壁の前記仕切溝に噛み合わせて第2方向に対向する一対の端壁(12)を形成することを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記底壁には、前記山折り線側に向かって凸となる複数の切込み線(23)が前記谷折り線対に沿って間隔をあけて形成され、
    前記谷折り線対の一方の折線に沿った前記複数の切込み線は、前記谷折り線対の他方の折線に沿った前記複数の切込み線に対して第1方向にハーフピッチずれた位置に形成され、
    前記底壁は、前記谷折り線対で谷折りされることによって前記複数の切込み線で切断されて前記谷折り線対に沿った一対の凹凸形状(U)を形成し、
    前記一対の凹凸形状は、前記仕切壁を起立姿勢にした状態で互いに噛み合うことを特徴とする請求項1または2に記載の包装箱。
  4. 前記仕切壁の高さは、何れの前記谷折り線対で前記底壁を谷折りさせた状態であっても、前記側壁の高さ以下に設定されていることを特徴とする請求項2または3に記載の包装箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020196882A1 (ja) 2019-03-28 2020-10-01 テルモ株式会社 癒合促進デバイス
US12075891B2 (en) 2021-10-22 2024-09-03 Asics Corporation Last and shoe upper forming tool

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