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JP2019055148A - 便器用手摺り - Google Patents

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啓子 上條
Keiko Kamijo
啓子 上條
敦司 加藤
Atsushi Kato
敦司 加藤
高橋 望
Nozomi Takahashi
望 高橋
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Abstract

【課題】固定作業を簡易に実施する。【解決手段】便器用手摺り10は、本体部11に回転可能に設けられ、複数の当接部23を有する回転部12を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、便器用手摺りに関する。
従来から、例えば下記特許文献1に記載の便器用手摺りが知られている。この便器用手摺りは、左右の側枠と、連結桟と、押し当て部と、を備えている。側枠は、手摺り部を備えている。連結桟は、左右の側枠を連結する。連結桟および押し当て部はそれぞれ、側枠に移動可能に連結されている。連結桟および押し当て部がそれぞれ便器に当接することで、側枠が便器に固定される。
特許第5947475号公報
前記従来の便器用手摺りでは、固定作業を簡易化することについて改善の余地がある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、固定作業を簡易に実施することができる便器用手摺りを提供することを目的とする。
(1)本発明の一態様に係る便器用手摺りは、本体部に回転可能に設けられ、複数の当接部を有する回転部を備えている。
複数の当接部が便器に当接することで、本体部が便器に固定される。したがって、例えば本体部を床面にアンカーボルト等によって固定することなく、本体部を便器に対して固定することができる。
回転部が複数の当接部を有している。したがって、回転部を本体部に対して回転させることで、複数の当接部を、回転軸からの距離や回転部の回転量に応じて移動させることができる。その結果、複数の当接部の位置(例えば、上下方向の高さ位置)を同時に調整することができる。これにより、固定作業を簡易に実施することができる。また、複数の当接部の位置を便器の形状に応じて調整することで、本体部を多様な形状の便器に対して固定することができる。単に回転部を回転させることにより複数の当接部を移動させる構成を採用することで、部品点数を低減し低コスト化を図ることができる。
(2)上記(1)に係る便器用手摺りでは、前記当接部が、前記回転部の回転軸方向に一対配置された横当接部を備えている構成を採用してもよい。
横当接部が、回転軸方向に一対配置されている。したがって、回転軸が便器の左右方向に沿うように便器に対して便器用手摺りを配置することで、一対の横当接部によって便器を左右方向に挟み込むことができる。これにより、本体部を便器に対して強固に固定することができる。
一対の横当接部が、回転部に設けられている。したがって、単に回転部を回転させるだけで、一対の横当接部の相対的な位置関係を維持しつつ、一対の横当接部を移動させることができる。その結果、例えば、一対の横当接部が移動した位置によらず、一対の横当接部それぞれを便器に対して左右均等な力で押し当て易くすること等ができる。便器の多くは左右対称な形状であることから、前述のように一対の横当接部それぞれを便器に対して左右均等な力で押し当てることで、便器用手摺りの便器に対する固定力を確保し易くすることができる。
(3)上記(2)に係る便器用手摺りでは、前記当接部が、前記回転部の回転軸に交差する方向を向く前当接部を更に備え、前記回転部が、前記前当接部と前記横当接部とを連結する連結部を更に備え、前記回転部を前記回転部の回転軸方向から側面視した場合に、前記回転軸が、前記連結部において前記前当接部と前記横当接部との間に位置する部分に配置されている構成を採用してもよい。
前当接部が、回転軸に交差する方向を向いている。したがって、例えば、前述のように一対の横当接部によって便器を左右方向に挟み込みながら、前当接部を便器の前面に当接させること等ができる。これにより、本体部を便器に対して一層強固に固定することができる。
側面視した場合に、回転軸が、連結部において前当接部と横当接部との間に位置する部分に配置されている。したがって、前述のように前当接部を便器の前面に当接させるときに、回転部を回転軸回りに回転させることで、前当接部および横当接部それぞれの上下方向の高さ位置と、前当接部および横当接部それぞれの前後方向の前後位置と、の両方を調整することができる。
便器の一般的な形状を考慮すると、便器に対する便器用手摺りの固定に際して多くの便器では、前当接部の前後方向の前後位置の調整と、横当接部の上下方向の高さ位置の調整と、が固定力に影響し易い。したがって、前述のように、横当接部の上下方向の高さ位置と前当接部の前後方向の前後位置との両方を調整できることで、固定力を確保し易くすることができる。なお、便器の前面の形状の便器ごとの違いはくびれの有無程度である場合が多いのに対して、便器の側面の形状は多様であることから、特に横当接部の上下方向の高さ位置の調整ができることによる作用効果が顕著に奏功される。
(4)上記(3)に係る便器用手摺りでは、前記連結部が、前記側面視した場合に屈曲形状をなす屈曲部を備えている構成を採用してもよい。
連結部が屈曲部を備えている。したがって、例えば、連結部が屈曲部を備えない場合(側面視した場合に連結部が一直線形状をなす場合)に比べて、前当接部や横当接部の位置を回転部の回転に伴って多様に変化させ易くすることができる。
本発明によれば、固定作業を簡易に実施することができる。
本発明の第1実施形態に係る便器用手摺りが便器に固定されている状態を示す側面図である。 図1に示す側面図であって、使用者が便器用手摺りに体重をかけている状態を示す図である。 図1に示す便器用手摺りの斜視図である。 図3に示す便器用手摺りの側面図である。 図3に示す便器用手摺りの正面図である。 図3に示す便器用手摺りの平面図である。 図3に示す便器用手摺りの側面図であって、回転部を回転させることにより横当接部を上下方向に移動させることを説明する図である。 図3に示す便器用手摺りの側面図であって、回転部を回転させることにより前当接部を前後方向に移動させることを説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る便器用手摺りの斜視図である。 図9に示す便器用手摺りの側面図である。 図9に示す便器用手摺りを構成する回転部の側面図であって、回転部を回転させることにより各当接部を移動させることを説明する図である。 本発明の第3実施形態に係る便器用手摺りの斜視図である。 図12に示す便器用手摺りを構成する回転部の斜視図である。 図13に示す回転部の平面図である。
(第1実施形態)
以下、図1から図8を参照し、本発明の第1実施形態に係る便器用手擦り10を説明する。
図1および図2に示すように、便器用手摺り10は、便器Tに取り付けられる。便器Tは、いわゆる洋式便器である。便器用手摺り10は、例えば、使用者Pが便座に着座することや、使用者Pが便座に着座した姿勢を維持すること、使用者Pが便器Tから立ち上がること等を補助する。便器用手摺り10は、使用者Pの体重を受け止める。
なお以下では、便器Tに着座した使用者Pの前後方向を単に前後方向Xという。前記使用者Pの左右方向を単に左右方向Yという。前記使用者Pの上下方向を単に上下方向Zという。
便器用手摺り10は、便器Tに前側X1から取り付けられる。図3から図6に示すように、便器用手摺り10は、本体部11と、回転部12(連結桟)と、を備えている。
本体部11は、左右一対の側枠13を備えている。左右一対の側枠13は、便器Tの左右方向Yの両側に配置される。各側枠13は、脚部14と、支柱15と、手摺り部16(アームレスト)と、を備えている。脚部14は、床面Fに位置する。脚部14は、前後方向Xに長い。支柱15は、脚部14から上方に延びている。支柱15は、上下方向Zに伸縮可能である。手摺り部16は、支柱15の上端部に連結されている。手摺り部16は、前後方向Xに長い。
回転部12は、回転部12を上下方向Zから平面視した場合に、後側X2に向けて開口するU字状に形成されている。回転部12は、左右一対の側枠13を連結する。回転部12は、各側枠13の支柱15に連結されている。
回転部12は、本体部11に回転可能に設けられている。回転部12は、左右方向Yに延びる回転軸A回りに回転可能である。回転部12が回転すると、回転部12を左右方向Y(回転部12の回転軸A方向)から側面視において、回転部12の水平面に対する傾斜角度が変化する。
回転部12は、左右一対の軸部17を備えている。一対の軸部17は、左右方向Yの外側に向けて延びている。一対の軸部17は、互いに同軸に配置されている。一対の軸部17の共通軸は、前記回転軸Aである。
各側枠13は、軸受部18(連結桟受)と、切り替え部19と、を更に備えている。軸受部18は、回転部12を回転軸A回りに回転可能に支持する。軸受部18は、各側枠13に設けられている。軸受部18は、支柱15から前側X1に向けて突出している。図4に示すように、軸受部18には、軸孔20と、調整隙間21と、が設けられている。
軸孔20および調整隙間21は、軸受部18を左右方向Yに貫通する。軸孔20内には、軸部17が回転可能に嵌合されている。軸孔20は、前記側面視において円形状である。調整隙間21は、前記側面視した場合に、軸孔20から、軸孔20の径方向に延びている。本実施形態では、調整隙間21は、軸孔20から下方に向けて延び、下方に向けて開口している。調整隙間21の前後方向Xの大きさ(以下、「調整隙間21の幅」という。)が調整されることで、軸孔20の直径が調整される。
切り替え部19は、回転部12の回転を規制する固定状態と、回転部12の回転を許容する可動状態と、を切り替える。切り替え部19は、回転用ボルト22を備えている。
回転用ボルト22は、調整隙間21の幅を調整することで軸孔20の直径を調整する。回転用ボルト22は、軸受部18に対して前側X1から螺着されている。回転用ボルト22は、調整隙間21を前後方向Xに通過している。
回転用ボルト22が締め込まれることで、調整隙間21の幅が狭まって軸孔20が縮径する。これにより、軸部17が軸孔20内で実質的に回転不能となり、本体部11に対する回転部12の回転が規制される(固定状態)。回転用ボルト22が緩められることで、調整隙間21の幅が広がって軸孔20が拡径する。これにより、軸部17が軸孔20内で回転可能となり、本体部11に対する回転部12の回転が許容される(可動状態)。
図3から図6に示すように、回転部12は、複数の当接部23と、連結部24と、ブラケット25と、を備えている。各当接部23は、便器Tに当接する。当接部23は、前当接部26と、横当接部27(押圧部)と、を備えている。
前当接部26は、回転軸Aに交差する方向を向いている。本実施形態では、前当接部26は、後側X2(前後方向X)を向いている。前当接部26は、便器Tの前面に突き当てられる。前当接部26は、左右方向Yに延びている。前当接部26は、一対の側枠13に対して左右方向Yの内側に位置している。前当接部26は、一対の側枠13の各支柱15よりも前側X1に位置している。
前記平面視において、前当接部26は、前側X1に向けて突となる。便器Tの前面は、前側X1に向けて突をなしていることが多い。したがって、前当接部26が、前述のように前側X1に向けて突となっていることで、前当接部26を、便器Tの前面の広い範囲に当接させ易くすることができる。
連結部24は、前当接部26と、横当接部27と、を連結する。連結部24は、左右一対設けられている。各連結部24は、前当接部26における左右方向Yの外側の端部から後側X2に向けて延びている。各連結部24は、一対の側枠13に対して左右方向Yの内側に配置されている。各連結部24の前端部は、支柱15よりも前側X1に位置している。各連結部24の後端部は、支柱15よりも後側X2に位置している。前当接部26および連結部24は、一体成型品(例えばパイプ材)によって形成されている。
横当接部27は、左右方向Y(回転部12の回転軸A方向)に一対配置されている。左右一対の横当接部27は、便器Tを左右方向Yに挟み込む。各横当接部27は、便器Tの両側面を左右方向Yの外側から押圧する。各横当接部27は、連結部24から左右方向Yの内側に向けて延びている。各横当接部27は、左右方向Yの内側に向かうに従い下方に向けて延びている。図5に示すように、各横当接部27は、回転部12を前側X1から正面視した場合に、水平面に対して下向きに角度(以下、「傾斜角度」という。)をもって傾斜している。横当接部27の先端部は、弾性変形可能とされ、便器Tに当接したときに弾性変形する。
図3から図6に示すように、横当接部27は、回転部12に対して、連結部24に沿って前後動することができる。横当接部27は、前後方向Xに延びる揺動軸B回りに揺動可能である。横当接部27の前記傾斜角度は、変更可能である。横当接部27は、回転部12に前記ブラケット25を介して連結されている。ブラケット25は、連結部24に前後にスライド移動可能に取り付けられている。
横当接部27は、ブラケット25に揺動可能に取り付けられている。横当接部27は、揺動軸B回りに回転可能である。図5に示すように、揺動軸Bは、支柱15よりも左右方向Yの内側に配置されている。横当接部27は、揺動軸Bの下方に配置されている。横当接部27は、揺動軸Bに対する左右方向Yの外側から、揺動軸Bに対する左右方向Yの内側に向けて延びている。横当接部27の基端部は、揺動軸Bよりも左右方向Yの外側に位置している。横当接部27は、横当接部27の先端部の自重に基づいて揺動する。このとき、横当接部27の先端部が揺動軸Bの真下に移動するように、横当接部27が揺動しようとする。
ブラケット25には、スライド用ボルト30と、揺動用ボルト31と、が設けられている。
スライド用ボルト30は、ブラケット25から上方に突出している。スライド用ボルト30が締め込まれることで、回転部12に対するブラケット25のスライド移動が規制され、スライド用ボルト30が緩められることで、回転部12に対するブラケット25のスライド移動が許容される。
図3から図6に示すように、揺動用ボルト31は、ブラケット25から上方に突出している。揺動用ボルト31の下端部は、横当接部27の基端部に上方から当接している。これにより、揺動用ボルト31は、横当接部27の揺動を規制している。揺動用ボルト31は、締め込まれることで下降し、緩められることで上昇する。揺動用ボルト31の下端部の位置は、横当接部27の前記傾斜角度を規定する。
図4に示すように、前記側面視した場合に、回転軸Aは、連結部24において前当接部26と横当接部27との間に位置する部分に配置されている。本実施形態では、軸部17が、連結部24における前後方向Xの中央部に連結されている。
図3から図6に示すように、回転部12は、便器への固定構造32を形成している。固定構造32は、本体部11を便器Tに固定する。固定構造32は、便器Tに対して複数箇所で当接する。本実施形態では、前当接部26が便器Tの前面に当接し、一対の横当接部27の各先端部が便器Tの両側面に当接する。その結果、便器用手摺り10が便器Tの外面に複数箇所で当接し、便器用手摺り10が便器Tに固定される。
以上説明したように、本実施形態に係る便器用手摺り10によれば、複数の当接部23が便器Tに当接することで、本体部11が便器Tに固定される。したがって、例えば本体部11を床面Fにアンカーボルト等によって固定することなく、本体部11を便器Tに対して固定することができる。
回転部12が複数の当接部23を有している。したがって、回転部12を本体部11に対して回転させることで、複数の当接部23を、回転軸Aからの距離や回転部12の回転量に応じて移動させることができる。その結果、複数の当接部23の位置(例えば、上下方向Zの高さ位置)を同時に調整することができる。これにより、固定作業を簡易に実施することができる。また、複数の当接部23の位置を便器Tの形状に応じて調整することで、本体部11を多様な形状の便器Tに対して固定することができる。単に回転部12を回転させることにより複数の当接部23を移動させる構成を採用することで、部品点数を低減し低コスト化を図ることができる。
横当接部27が、回転軸A方向に一対配置されている。したがって、回転軸Aが便器Tの左右方向Yに沿うように便器Tに対して便器用手擦り10(固定構造32)を配置することで、一対の横当接部27によって便器Tを左右方向Yに挟み込むことができる。これにより、本体部11を便器Tに対して強固に固定することができる。
一対の横当接部27が、回転部12に設けられている。したがって、単に回転部12を回転させるだけで、一対の横当接部27の相対的な位置関係を維持しつつ、一対の横当接部27を移動させることができる。その結果、例えば、一対の横当接部27が移動した位置によらず、一対の横当接部27それぞれを便器Tに対して左右均等な力で押し当て易くすること等ができる。便器Tの多くは左右対称な形状であることから、前述のように一対の横当接部27それぞれを便器Tに対して左右均等な力で押し当てることで、便器用手摺り10の便器Tに対する固定力(固定構造32による固定力)を確保し易くすることができる。
なお、仮に回転部12が、一対の側枠13それぞれに、上下方向Zにスライド移動可能に連結されている場合、一対の横当接部27の相対的な位置関係を維持しつつ、両横当接部27の上下方向Zの高さ位置を調整するためには、回転部12を一対の側枠13それぞれに対して均等にスライド移動させる必要が生じ、作業に手間がかかる。
前当接部26が、回転軸Aに交差する方向を向いている。したがって、例えば、前述のように一対の横当接部27によって便器Tを左右方向Yに挟み込みながら、前当接部26を便器Tの前面に当接させること等ができる。これにより、本体部11を便器Tに対して一層強固に固定することができる。
側面視した場合に、回転軸Aが、連結部24において前当接部26と横当接部27との間に位置する部分に配置されている。したがって、前述のように前当接部26を便器Tの前面に当接させるときに、回転部12を回転軸A回りに回転させることで、前当接部26および横当接部27それぞれの上下方向Zの高さ位置と、前当接部26および横当接部27それぞれの前後方向Xの前後位置と、の両方を調整することができる。
便器Tの一般的な形状を考慮すると、便器Tに対する便器用手摺り10の固定構造32による固定に際して多くの便器Tでは、前当接部26の前後方向Xの前後位置の調整と、横当接部27の上下方向Zの高さ位置の調整と、が固定力に影響し易い。したがって、前述のように、横当接部27の上下方向Zの高さ位置(図7に示す符号M1参照)と前当接部26の前後方向Xの前後位置(図8の符号M2参照)との両方を調整できることで、固定力を確保し易くすることができる。なお、便器Tの前面の形状の便器Tごとの違いはくびれの有無程度である場合が多いのに対して、便器Tの側面の形状は多様であることから、特に横当接部27の上下方向Zの高さ位置の調整ができることによる作用効果が顕著に奏功される。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態の便器用手摺り40を、図9から図11を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図9から図11に示すように、本実施形態に係る便器用手摺り40では、回転部12の連結部24が屈曲部41を備えている。図10および図11に示すように、屈曲部41は、前記側面視において屈曲形状をなす。屈曲部41は、連結部24のうち、前後方向Xの中央部よりも前側X1に位置する部分に配置されている。屈曲部41は、前記側面視において上側斜め前側X1に向けて突となる。連結部24の前端部は、屈曲部41よりも前側X1に位置し、前記側面視において前側X1に向かうに従い下方に向けて延びている。
前記側面視において、回転軸Aが、屈曲部41上に位置し、連結部24の前端部が、前側X1に向かうに従い下方に向けて延びている。したがって、連結部24が屈曲部41を備えていない場合に比べて、図11に示すように、回転部12の単位回転量あたりにおける前当接部26の前後方向Xへの移動量M3を大きくすることができる。
前記側面視において、回転軸Aは、連結部24のうち、前後方向Xの中央部よりも前側X1に位置する部分に配置されている。したがって、回転軸Aが、連結部24の前後方向Xの中央部に位置する場合に比べて、回転軸Aと横当接部27との距離を広げることが可能になり、回転部12の単位回転量あたりにおける横当接部27の上下方向Zへの移動量(図11に示す連結部24の後端部における移動量M4参照)を大きくすることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る便器用手摺り40によれば、連結部24が屈曲部41を備えている。したがって、例えば、連結部24が屈曲部41を備えない場合(側面視した場合に連結部24が一直線形状をなす場合)に比べて、前当接部26や横当接部27の位置を回転部12の回転に伴って多様に変化させ易くすることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る第3実施形態の便器用手摺り50を、図12から図14を参照して説明する。
なお、この第3実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図12から図14に示すように、本実施形態に係る便器用手摺り50では、回転部12の前当接部26と連結部24とが一体成型品ではなく、別体に形成されている。前当接部26と連結部24とは、例えば溶接などにより固着されている。本実施形態では、前当接部26と軸部17とが一体成型品により形成されている。軸部17は、前当接部26の左右方向Yの外側の端部から左右方向Yの外側に向けて延びている。
連結部24は、板金により形成されている。連結部24は、例えば、板金を屈曲したり溶接したりすることにより形成される。連結部24は中空であり、連結部24内は、左右方向Yの内側に向けて開口している。横当接部27は、連結部24内から左右方向Yの内側に向けて突出している。横当接部27は、揺動可能とされている。連結部24には、前記揺動用ボルト31が設けられている。揺動用ボルト31は、連結部24から左右方向Yの外側に向けて突出している。
以上説明したように、本実施形態に係る便器用手摺り50によれば、連結部24が板金により形成されているので、低コスト化を図り易くすることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
前記実施形態では、回転部12が軸部17を備え、本体部11が軸受部18を備えている。しかしながら、本発明はこれに限られない。例えば、回転部12が軸受部18を備え、本体部11が軸部17を備えていてもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
11 本体部
12 回転部
23 当接部
24 連結部
26 前当接部
27 横当接部
32 固定構造
41 屈曲部
A 回転軸
T 便器

Claims (4)

  1. 本体部に回転可能に設けられ、複数の当接部を有する回転部を備えている便器用手摺り。
  2. 前記当接部が、前記回転部の回転軸方向に一対配置された横当接部を備えている請求項1に記載の便器用手摺り。
  3. 前記当接部が、前記回転部の回転軸に交差する方向を向く前当接部を更に備え、
    前記回転部が、前記前当接部と前記横当接部とを連結する連結部を更に備え、
    前記回転部を前記回転部の回転軸方向から側面視した場合に、前記回転軸が、前記連結部において前記前当接部と前記横当接部との間に位置する部分に配置されている請求項2に記載の便器用手摺り。
  4. 前記連結部が、前記側面視した場合に屈曲形状をなす屈曲部を備えている請求項3に記載の便器用手摺り。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102466328B1 (ko) * 2021-10-13 2022-11-14 주식회사 베스타 좌변기용 안전 손잡이

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KR102466328B1 (ko) * 2021-10-13 2022-11-14 주식회사 베스타 좌변기용 안전 손잡이

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