JP2019046556A - 照明装置、ドラムユニット、照明装置を備える画像形成装置及び画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】照明装置、ドラムユニット、画像形成装置、画像読取装置の各装置において、簡単な構成でありながら、導光部材に付着した付着物を除去することが可能な清掃機構を実現する。【解決手段】導光部材72は、長尺な形状に形成され、長手方向の一方端に入射面77を有し、前記長手方向に交差する方向へ光を出射する出射面78,79を有する。光源71は、入射面77に光を出射する。収容部73は、導光部材72を前記長手方向に沿って挿抜可能に収容し、前記長手方向の他方側に前記導光部材が挿入される挿入口81を有する。保持部材74は、挿入口81の付近に設けられ、収容部73に導光部材72が挿入されるとき、又は収容部73から導光部材が抜き出されるときに、出射面78,79に接触して清掃する。【選択図】図6
Description
本発明は、光源からの光を導光する導光部材を備える照明装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、帯電ローラーによって感光体ドラムが一様に帯電される。次に、帯電した感光体ドラムの表面上にレーザー光が照射されて感光体ドラムの表面上に静電潜像が形成される。そして、感光体ドラムの静電潜像はトナーを用いて現像される。感光体ドラムのトナー像がシート又は中間転写ベルトなどの被転写部材に転写されると、感光体ドラムの表面は除電部から照射される除電光によって除電され、その後、感光体ドラムの表面はクリーニング部によってクリーニングされる。
前記除電部として、光源と、光源から出射された光を出射方向に導きつつ前記出射方向に直交する方向へ照射する長尺な導光部材とを有する構成が知られている(特許文献1)。
しかしながら、トナーなどの浮遊する塵埃が前記導光部材に付着すると、感光体ドラムへ向けて照射される光の光量が低下し、除電効果が低下するという問題がある。
本発明の目的は、照明装置、ドラムユニット、画像形成装置、画像読取装置の各装置において、簡単な構成でありながら、導光部材に付着した付着物を除去することが可能な清掃機構を実現することにある。
本発明の一の局面に係る照明装置は、導光体と、光源と、収容部と、清掃部材と、を備える。前記導光体は、長尺な形状に形成され、長手方向の一方端に光入射面を有し、前記長手方向に交差する方向へ光を出射する光出射面を有する。前記光源は、前記光入射面に光を出射する。前記収容部は、前記導光体を前記長手方向に沿って挿抜可能に収容し、前記長手方向のいずれか一方側に前記導光体が挿入される挿入口を有する。前記清掃部材は、前記挿入口の付近に設けられ、前記収容部に前記導光体が挿入されるとき、又は前記収容部から前記導光体が抜き出されるとき前記光出射面に接触して前記光出射面を清掃する。
本発明の他の局面に係るドラムユニットは、画像形成装置に装着して用いられるものであり、ハウジングと、導光体と、光源と、収容部と、清掃部材と、を備える。前記ハウジングは、感光体ドラムを回転可能に支持する。前記導光体は、長尺な形状に形成され、長手方向の一方端に光入射面を有し、前記長手方向に交差する方向へ光を出射する光出射面を有し、前記光出射面から前記感光体ドラムへ向けて除電するための光を照射する。前記光源は、前記光入射面に光を出射する。前記収容部は、前記ハウジングに設けられ、前記導光体を前記長手方向に沿って挿抜可能に収容し、前記長手方向のいずれか一方側に前記導光体が挿入される挿入口を有する。前記清掃部材は、前記挿入口の付近に設けられ、前記収容部に前記導光体が挿入されるとき、又は前記収容部から前記導光体が抜き出されるとき前記光出射面に接触して前記光出射面を清掃する。
本発明のその他の局面に係る画像形成装置は、前記ドラムユニットを備え、前記感光体ドラムにトナー像を形成する。
本発明のその他の局面に係る画像形成装置は、前記照明装置と、前記照明装置によって光が照射される感光体ドラムと、を備える。
本発明のその他の局面に係る画像読取装置は、前記照明装置と、前記照明装置によって光が照射される被照射体と、を備え、前記被照射体からの反射光に基づいて前記被照射体の照射面の画像データを読み取る。
本発明によれば、簡単な構成でありながら、導光部材に付着した付着物を除去することが可能である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。以下に説明される実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、説明の便宜上、画像形成装置10が使用可能な設置状態(図1に示される状態)で鉛直方向を上下方向D1と定義する。また、図1の紙面左側の面を正面(前面)として前後方向D2を定義する。また、前記設置状態の画像形成装置10の正面を基準として左右方向D3を定義する。
図1に示すように、画像形成装置10は、複数組の画像形成ユニット1〜4、中間転写ベルト5、光走査装置6、二次転写ローラー7、定着装置8、排紙トレイ9、トナーコンテナ21〜24、給紙カセット31、搬送経路32、及びこれらを収容する筐体33を備える。画像形成装置10は、給紙カセット31から搬送経路32に沿って供給されるシートに、パーソナルコンピューターなどの情報処理装置から入力される画像データに基づくカラー画像又はモノクロ画像を形成するカラープリンターである。また、ファクシミリー、コピー機、及び複合機なども、本発明に係る画像形成装置の一例である。
画像形成ユニット1〜4は、中間転写ベルト5の走行方向D10に沿って並設されており、所謂タンデム方式の画像形成部を構成する。具体的に、画像形成ユニット1ではイエロー、画像形成ユニット2ではマゼンタ、画像形成ユニット3ではシアン、画像形成ユニット4ではブラックに対応するトナー像が形成される。
図2は、画像形成ユニット1及び画像形成ユニット2の構成を示す模式図である。図2に示すように、画像形成ユニット1及び画像形成ユニット2は、ドラムユニット18と、現像部13と、一次転写ローラー15とを備える。また、ドラムユニット18は、感光体ドラム11と、帯電部12と、除電部14(本発明の照明装置の一例)と、クリーニング部16とを備える。画像形成ユニット1及び画像形成ユニット2は、電子写真方式にしたがって感光体ドラム11にトナー像を形成し、中間転写ベルト5にトナー像を転写する。なお、画像形成ユニット3及び画像形成ユニット4も同様に構成されているためここでは説明を省略する。
ドラムユニット18は、画像形成装置10に着脱可能に装着される。本実施形態では、ドラムユニット18は、画像形成装置10の右側面から筐体33の奥側(左側)へ挿入されることによって、筐体33に装着される。ドラムユニット18は、感光体ドラム11、帯電部12、除電部14、及びクリーニング部16を収容するハウジング19を有している。感光体ドラム11は、ハウジング19に回転可能に支持されている。
感光体ドラム11各々は、中間転写ベルト5の走行方向D10に沿って並設されている。感光体ドラム11は、静電潜像及びトナー像を担持する像担持体である。帯電部12各々は、ハウジング19の下部に設けられており、不図示の電源から供給される電力により感光体ドラム11を帯電させる帯電ローラー121を有する。帯電部12により帯電された感光体ドラム11に、光走査装置6によってレーザー光が照射され、画像データに基づく静電潜像が感光体ドラム11の外周面に形成される。現像部13各々は、感光体ドラム11に形成された前記静電潜像をトナー(現像剤)により現像する現像ローラー131を有する。現像部13各々には、各色に対応するトナーコンテナ21〜24からトナーが補給される。
一次転写ローラー15各々は、感光体ドラム11に形成されたトナー像を中間転写ベルト5に転写する。中間転写ベルト5は、画像形成ユニット1〜4各々の感光体ドラム11の上方を走行し、感光体ドラム11各々に形成された各色のトナー像が順次重ね合わせて転写される中間転写部材である。中間転写ベルト5上のトナー像は、二次転写ローラー7により、搬送経路32を搬送されるシートに転写される。その後、前記シートに転写されたトナー像は、定着装置8で加熱されて前記シートに定着する。クリーニング部16各々は、トナー像の転写後の感光体ドラム11を清掃するクリーニングローラー161を有する。
除電部14各々は、感光体ドラム11の外周面における一次転写ローラー15とクリーニングローラー161との間の領域P1に、感光体ドラム11を除電するための除電光L1を照射する。換言すると、除電部14各々は、感光体ドラム11の表面において、一次転写ローラー15よりも回転方向D11の下流側であってクリーニングローラー161よりも上流側の領域P1に除電光L1を照射する。
また、除電部14各々は、走行方向D10の下流側に位置する他の画像形成ユニットの感光体ドラム11の外周面にも、感光体ドラム11を除電するための除電光L2を照射する。例えば、画像形成ユニット1の除電部14は、下流側の画像形成ユニット2の感光体ドラム11における現像ローラー131と一次転写ローラー15との間の領域P2に、除電光L2を照射する。換言すると、除電部14各々は、下流側に位置する他の感光体ドラム11の表面において、現像ローラー131よりも回転方向D11の下流側であって一次転写ローラー15よりも上流側の領域P2に除電光L2を照射する。
このように、除電光L1,L2が感光体ドラム11上の領域P1,P2に照射されることによって、感光体ドラム11の前記トナー像の中間転写ベルト5への転写前後において感光体ドラム11の除電が行われる。その結果、感光体ドラム11の所謂メモリー画像が抑制される。
なお、イエローの画像は目立たないため、イエローに対応する画像形成ユニット1の感光体ドラム11には除電光L2が照射されなくても画像メモリーの問題は顕在化しにくい。そのため、画像形成装置10には、画像形成ユニット1の感光体ドラム11に除電光L2を照射する構成は設けられていない。もちろん、画像形成装置10が、画像形成ユニット1の感光体ドラム11に除電光L2を照射する構成を備えていてもよい。
上述したように、画像形成装置10は、ドラムユニット18を備えている。ドラムユニット18は、感光体ドラム11を回転可能に支持するものであり、図3及び図4に示すように、長尺な形状に形成されている。ドラムユニット18は、その長手方向が左右方向D3に一致する状態で、筐体33の内部フレームなどに取り付けられる。
図3及び図4に示すように、ドラムユニット18のハウジング19は、長手方向の両端部それぞれに一対のサイドプレート191,192を一体に備えている。サイドプレート191は、ハウジング19の右側に配置されており、サイドプレート192はハウジング19の左側に配置されている。また、ハウジング19は、一対のサイドプレート191,192それぞれの外側(左右方向D3の外側)に設けられた支持部63及び支持部64を有している。感光体ドラム11は、その両端部が支持部63,64に回転可能に支持されている。支持部64は、筐体33に対するドラムユニット18の装着方向D21の奥側(左側)の端部に設けられており、支持部63は、装着方向D21とは反対側(右側)の端部に設けられている。帯電ローラー121及びクリーニングローラー161もハウジング19に回転可能に支持されている。本実施形態では、ドラムユニット18は、感光体ドラム11、帯電部12、クリーニング部16などがハウジング19に取り付けられることによって、ユニット化されている。
ハウジング19は、感光体ドラム11の後方側の周面を覆う長尺なサイドフレーム61を有する。サイドフレーム61は、サイドプレート191とサイドプレート192との間を渡すように左右方向D3に沿って延在している。サイドフレーム61の内側にクリーニング部16が設けられている。
ハウジング19は、感光体ドラム11の後方側に収容部73を有する。収容部73は、後述の導光部材72を収容するものであり、サイドフレーム61とカバー部材62とにより構成されている。具体的に、サイドフレーム61の上面は、左右方向D3に延在する平坦面である。サイドフレーム61の上面を覆うように左右方向D3に長い板状のカバー部材62が設けられている。カバー部材62は、サイドフレーム61と同様に、左右方向D3に沿って延在している。サイドフレーム61の上側にカバー部材62が取り付けられることによって、サイドフレーム61とカバー部材62との間に、後述の導光部材72を収容可能な収容空間が形成される。
除電部14は、ドラムユニット18のハウジング19に設けられている。除電部14は、上述したように除電光L1,L2(図2参照)を感光体ドラム11の表面へ向けて照射するものであり、本発明の照明装置の一例である。
図4に示すように、除電部14は、光源71と、導光部材72(本発明の導光体の一例)と、収容部73と、保持部材74(本発明の清掃部材の一例)と、を備える。
導光部材72は、ドラムユニット18の長手方向(左右方向D3)に長尺な形状に形成されている。導光部材72は、例えば透明なアクリル樹脂によって棒状に形成されている。導光部材72は、感光体ドラム11よりも長く形成されており、長手方向が感光体ドラム11の軸方向と平行になるように配置されている。
導光部材72は、長手方向の一方端に平坦な鉛直面である入射面77(本発明の光入射面の一例)を有している。また、導光部材72は、その長手方向に交差する方向へ光を出射する2つの出射面78,79(図6参照、本発明の光出射面の一例)を有する。
図6に示すように、導光部材72は、断面の形状が半円形状となるように形成されている。出射面78,79は、導光部材72において、長手方向に交差する水平方向(前後方向D2)の両側面それぞれに形成されている。具体的には、導光部材72における前方側の面であって、長手方向に沿って延在する円弧状の曲面(円弧面)が出射面78である。本実施形態では、出射面78が、ドラムユニット18の感光体ドラム11の領域P1側に向くように配置されている。また、導光部材72における後方側の鉛直面であって、長手方向に沿って延在する平坦な面が出射面79である。本実施形態では、出射面79が、後方側に隣接する他のドラムユニット18の感光体ドラム11の領域P2側に向くように配置されている。言い換えると、導光部材72は、出射面78が前方を向くように配置され、出射面79が後方を向くように配置されている。
導光部材72の内部には、複数の透過反射部(不図示)が形成されている。前記透過反射部は、出射面79に形成された断面三角形状の溝であり、長手方向に予め定められた間隔で形成されている。入射面77から入射して導光部材72の内部を進む光は、前記透過反射部に入射すると、その入射光の一部が前記透過反射部で反射して、その反対側の出射面78から除電光L1として前方へ出射する。この除電光L1が領域P1(図2参照)に照射される。また、導光部材72の内部を進む光は、前記透過反射部に入射すると、その入射光の一部が前記透過反射部を透過して、出射面79から除電光L2として後方へ出射する。この除電光L2が領域P2(図2参照)に照射される。
なお、カバー部材62の前方側の側面には、長手方向に長い貫通窓621が形成されている。出射面79から出射した除電光L2は、貫通窓621を通って領域P1へ照射される。
光源71は、感光体ドラム11を除電するための光を導光部材72の入射面77へ向けて出射する。光源71は、例えば、基板にLED素子が実装されたLED光源である。光源71は、支持部63の内面に支持されており、収容部73(図3参照)の右端部と支持部63との間に配置されている。光源71は、LED素子が入射面77に対向するように配置されている。光源71から出射された光は、導光部材72の長手方向の一方側の入射面77(図4参照)に入射する。そして、入射面77に入射した光は、長手方向の他方側へ進み、前記透過反射部に反射しつつ、出射面78,79から出射する。
図5に示すように、収容部73の左側の端部に挿入口81が設けられている。つまり、挿入口81は、光源71が配置されている側とは反対側(左側)の端部に設けられている。収容部73は、挿入口81を介して導光部材72を挿抜可能に支持している。挿入口81から導光部材72の入射面77(図4参照)側の部分が挿入方向D31へ挿入され、その挿入方向D31へ向けて導光部材72が右側へ押し込まれることによって、挿入口81から収容部73の内部に導光部材72が収容される。なお、導光部材72の入射面77側の近傍にはストッパーを担う上下方向D1へ突出した突起片(不図示)が設けられており、入射面77と光源71とのギャップが基準値となる位置(基準位置)まで導光部材72が押し込まれると、その基準位置で前記突起片が収容部73に設けられた係合片(不図示)に当接して、前記基準位置で導光部材72が位置決めされる。つまり、導光部材72は、前記基準位置から右側へ変位することが突起片及び係止片によって規制される。
図6に示すように、収容部73に導光部材72が収容された状態で、導光部材72の左端部721を引き出すことによって、収容部73から導光部材72が抜き出される。導光部材72は、例えば、メンテナンス時に作業者によって収容部73から抜き出される。導光部材72の左端部721の近傍には、上下方向D1に突出する突起76が一体に設けられている。突起76は、収容部73に収容された導光部材72の回転止めの役割を担う。突起76は、導光部材72が収容部73の前記基準位置に挿入されて収容部73に収容された状態で、後述の保持部材74の保持溝744(図7参照)に配置される。これにより、突起76と保持部材74によって導光部材72の回転が規制される。その結果、収容部73に導光部材72が収容された状態で、導光部材72は、出射面78が前方へ向き、出射面79が後方へ向いた姿勢を保持する。
図5及び図6に示すように、ハウジング19には、挿入口81を覆うカバー83(本発明の押圧部材の一例)が設けられている。カバー83は、ビス84によってサイドプレート192に固定されている。図6に示すように、カバー83の内面には、シリコンゴムやスポンジ部材、バネなどの弾性部材85が設けられている。弾性部材85は、カバー83がサイドプレート192に固定された状態で、左端部721を挿入方向D31(右側)へ弾性的に押圧する。これにより、導光部材72が周辺温度の変化や湿度の変化などによって長手方向に膨張又は収縮しても、入射面77と光源71とのギャップを常に基準値となるように維持することができる。つまり、弾性部材85を有するカバー83が挿入口81に取り付けられることにより、収容部73に収容された導光部材72が挿入方向D31へ押圧されて、収容部73において導光部材72が前記基準位置に位置決めされる。
ところで、トナーなどのような浮遊する塵埃が導光部材72の出射面78,79に付着すると、感光体ドラム11へ向けて照射される光の光量が低下し、除電効果が低下するという問題がある。このため、本実施形態では、保持部材74が設けられており、この保持部材74によって、簡単な構成でありながら、導光部材72に付着した付着物を効果的に除去することが可能になっている。
図6に示すように、保持部材74は、挿入口81の付近に設けられている。詳細には、保持部材74は、挿入口81とカバー83との間に取り付けられている。保持部材74は、ハウジング19の支持部64に取り付けられている。本実施形態では、保持部材74は、収容部73に導光部材72が挿入されるとき、及び、収容部73から導光部材72が抜き出されるときに、出射面78,79に接触して、出射面78,79に付着したトナーや塵埃などの付着物を除去して、出射面78,79を清掃する。
なお、上述したように、保持部材74は、導光部材72が収容部73の前記基準位置に挿入された状態で、導光部材72の左端部721側を保持するとともに、突起76が保持溝744に配置されることによって回転止めの役割を担う部材でもある。
保持部材74は、押圧されることにより収縮するスポンジ部材(弾性部材)によって形成されている。図7(A)に示すように、保持部材74は、出射面78に接触される第1接触部741と、出射面79に接触される第2接触部742とを有している。第1接触部741及び第2接触部742は、それぞれ、下部のベース部743の両端から上方へ突出するように設けられている。第1接触部741、第2接触部742、及びベース部743は、一体に形成されている。また、第1接触部741と第2接触部742との間には、導光部材72が挿通されて保持される保持溝744が形成されている。本実施形態では、第1接触部741の厚みサイズ(図7(A)の紙面左右方向のサイズ)が第2接触部742の厚みサイズよりも大きく形成されている。
第1接触部741と第2接触部742との間隔T1、つまり、保持溝744の溝幅は、導光部材72の短手方向の長さよりも短く形成されている。具体的には、前記間隔T1は、円弧形状の出射面78の頂部から出射面79までの長さよりも短く形成されており、例えば、当該長さの50%〜80%の範囲に設定されている。これにより、図7(B)に示すように、導光部材72が保持溝744に挿通されると、保持部材74の第1接触部741及び第2接触部742が外側へ押圧されて、第1接触部741及び第2接触部742が収縮する。このとき、収縮が復元しようとする力が出射面78,79に付与されて、第1接触部741及び第2接触部742が出射面78,79に密着する。そして、この密着状態で導光部材72が挿抜されることにより、出射面78,79に付着したトナーや塵埃などの付着物が保持部材74によって除去される。除去された付着物は、スポンジ部材である保持部材74の内部の微小孔に捕捉されて保持される。
また、第1接触部741の厚みサイズが第2接触部742の厚みサイズよりも大きく形成されている。そのため、除去した付着物を内部に保持することができる許容量は、第2接触部742よりも第1接触部741の方が大きい。したがって、出射面79よりも面積の大きい出射面78から除去した付着物を第1接触部741から漏れ出すことなく、確実に第1接触部741の内部に保持することができる。
なお、上述の実施形態では、スポンジ部材によって構成された保持部材74を例示したが、本発明はこの構成に限られない。保持部材74は、導光部材72からの押圧を受けることによって収縮し、除去した微小な付着物を内部に保持することが可能なものであれば、どのような素材で形成されていてもよい。例えば、保持部材74は、多孔質の柔らかい弾性を有する部材(多孔質弾性部材)で形成されたものであってもよい。
また、上述の実施形態では、第1接触部741及び第2接触部742を一体に形成した構成を例示したが、第1接触部741と第2接触部742とが別々の素材で形成されたものであってもよい。具体的には、第1接触部741が第2接触部742よりも柔らかい素材で形成されており、導光部材72が保持溝744に挿通された場合に、第1接触部741が第2接触部742よりも大きく収縮するように構成されていてもよい。これにより、円弧形状の出射面78の全面に第1接触部741が接触することができ、出射面78の全面を確実に清掃することができる。
また、上述の実施形態では、出射面78及び出射面79を有する導光部材72を例示したが、本発明はこの構成に限られない。例えば、出射面78だけを有す導光部材72にも保持部材74による付着物の除去は可能である。
また、上述の実施形態で説明した保持部材74に代えて、図8(A)に示す保持部材90を適用することも可能である。ここで、図8(A)は、本発明の清掃部材の変形例を示す保持部材90の斜視図であり、図8(B)は、図8(A)における切断面VIIIB−VIIIBの断面図である。また、図9(A)、(B)は、導光部材72が挿抜されたときの保持部材90の変形状態(撓み状態)を示す模式図である。なお、図8及び図9において、上述の実施形態と同じ構成には同じ符号を付し示すことにより、その構成の説明を省略する。
図8(A)に示すように、保持部材90の第1接触部741の保持溝744側の内面に第1傾斜溝91が形成されている。また、第2接触部742の保持溝744側の内面に第2傾斜溝92が形成されている。第1傾斜溝91の傾斜面911は、出射面78の円弧形状に対応して円弧形状に形成されている。また、第2傾斜溝92の傾斜面921は、出射面79の平坦面に対応して平坦面に形成されている。図8(B)に示すように、第1傾斜溝91及び第2傾斜溝92は、それぞれ、抜き出し方向D32へ向かって保持溝744の前記間隔T1が広がるように傾斜している。このため、保持部材90において、挿入方向D31側の面90Aには前記間隔T1の小径部94が形成されており、抜き出し方向D32側の面90Bには小径部94の前記間隔T1よりも長い間隔T2の大径部95が形成されている。この場合、前記間隔T1は、導光部材72の前記短手方向の長さよりも小さいが、前記間隔T2は、導光部材72の前記短手方向の長さよりも大きく形成されている。
このように保持部材90が構成されているため、導光部材72が収容部73から抜き出される場合、図9(A)に示すように、小径部94のボリューム(体積)が小さく、且つ間隔T1が導光部材72よりも幅狭である。そのため、小径部94は抜き出し方向D32へ向かって大きく撓みつつ、導光部材72に付着した付着部は、面90Aにおける小径部94の近傍の部位941で掻き取られる。一方、導光部材72が収容部73に挿入される場合、図9(B)に示すように、大径部95の間隔T2が導光部材72よりも大きく、かつ、傾斜面911,921が挿入方向D31へ向かって先細り形状に形成されている。そのため、導光部材72は、出射面78,79が傾斜面911,921に面接触しつつ挿入方向D31へ挿入される。この場合、傾斜面911,921には抜き出し時に捕捉した付着物が存在しないため、挿入時に保持部材90から付着物が再付着することが防止される。また、この場合、小径部94が挿入方向D31へほとんど撓まず、撓んだとしても抜き出し時に撓みに比べて小さいため、抜き出し時に部位941で捕捉した付着物が挿入時の撓みに起因して漏れ出ることもない。
なお、上述の実施形態では、収容部73の左側の端部に挿入口81が設けられた構成について例示したが、本発明はこの構成に限られない。例えば、収容部73において、光源71が配置されている位置と同じ側(右側)の端部に挿入口81が設けられていてもよい。
また、上述の実施形態では、ドラムユニット18に光源71や導光部材72、収容部73、保持部材74が設けられた構成を例示したが、本発明はこの構成に限られない。例えば、ドラムユニット18に一体に設けられておらず、光源71、導光部材72、収容部73、保持部材74を備える照明装置として本発明を捉えることも可能である。また、原稿などの被照射体からの反射光に基づいて原稿の画像を読み取る画像読取装置のスキャンユニットにおいて、原稿に光を照射する照明装置として本発明を捉えることも可能である。
10 :画像形成装置
11 :感光体ドラム
18 :ドラムユニット
19 :ハウジング
61 :サイドフレーム
62 :カバー部材
63 :支持部
64 :支持部
71 :光源
72 :導光部材
73 :収容部
74 :保持部材
77 :入射面
78 :出射面
79 :出射面
81 :挿入口
83 :カバー
85 :弾性部材
90 :保持部材
90A:面
90B:面
91 :第1傾斜溝
92 :第2傾斜溝
94 :小径部
95 :大径部
741:第1接触部
742:第2接触部
743:ベース部
744:保持溝
911:傾斜面
921:傾斜面
11 :感光体ドラム
18 :ドラムユニット
19 :ハウジング
61 :サイドフレーム
62 :カバー部材
63 :支持部
64 :支持部
71 :光源
72 :導光部材
73 :収容部
74 :保持部材
77 :入射面
78 :出射面
79 :出射面
81 :挿入口
83 :カバー
85 :弾性部材
90 :保持部材
90A:面
90B:面
91 :第1傾斜溝
92 :第2傾斜溝
94 :小径部
95 :大径部
741:第1接触部
742:第2接触部
743:ベース部
744:保持溝
911:傾斜面
921:傾斜面
Claims (9)
- 長尺な形状に形成され、長手方向の一方端に光入射面を有し、前記長手方向に交差する方向へ光を出射する光出射面を有する導光体と、
前記光入射面に光を出射する光源と、
前記導光体を前記長手方向に沿って挿抜可能に収容し、前記長手方向のいずれか一方側に前記導光体が挿入される挿入口を有する収容部と、
前記挿入口の付近に設けられ、前記収容部に前記導光体が挿入されるとき、又は前記収容部から前記導光体が抜き出されるとき前記光出射面に接触して前記光出射面を清掃する清掃部材と、を備える照明装置。 - 前記挿入口は、前記長手方向において前記光源とは反対側に設けられており、
前記挿入口に取り付けられ、前記収容部に収容された前記導光体を前記光源側へ押圧して前記収容部において前記導光体を予め定められた基準位置に位置決めする押圧部材を更に備える請求項1に記載の照明装置。 - 前記導光体は、前記長手方向に交差する方向の両側面それぞれに前記光出射面を有し、
前記清掃部材は、一方の前記光出射面に接触する第1接触部と、他方の前記光出射面に接触する第2接触部とを有する請求項1又は2に記載の照明装置。 - 前記第1接触部と前記第2接触部との間隔は、前記導光体の短手方向の長さよりも短い請求項3に記載の照明装置。
- 前記清掃部材は、押圧されることにより収縮する弾性部材である請求項1から4のいずれかに記載の照明装置。
- 画像形成装置に装着して用いられるドラムユニットであって、
感光体ドラムを回転可能に支持するハウジングと、
長尺な形状に形成され、長手方向の一方端に光入射面を有し、前記長手方向に交差する方向へ光を出射する光出射面を有し、前記光出射面から前記感光体ドラムへ向けて除電するための光を照射する導光体と、
前記光入射面に光を出射する光源と、
前記ハウジングに設けられ、前記導光体を前記長手方向に沿って挿抜可能に収容し、前記長手方向のいずれか一方側に前記導光体が挿入される挿入口を有する収容部と、
前記挿入口の付近に設けられ、前記収容部に前記導光体が挿入されるとき、又は前記収容部から前記導光体が抜き出されるとき前記光出射面に接触して前記光出射面を清掃する清掃部材と、を備えるドラムユニット。 - 請求項6に記載のドラムユニットを備え、前記感光体ドラムにトナー像を形成する画像形成装置。
- 請求項1から5のいずれかに記載の照明装置と、
前記照明装置によって光が照射される感光体ドラムと、を備える画像形成装置。 - 請求項1から5のいずれかに記載の照明装置と、
前記照明装置によって光が照射される被照射体と、を備え、
前記被照射体からの反射光に基づいて前記被照射体の照射面の画像データを読み取る画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017165139A JP2019046556A (ja) | 2017-08-30 | 2017-08-30 | 照明装置、ドラムユニット、照明装置を備える画像形成装置及び画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017165139A JP2019046556A (ja) | 2017-08-30 | 2017-08-30 | 照明装置、ドラムユニット、照明装置を備える画像形成装置及び画像読取装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2019046556A true JP2019046556A (ja) | 2019-03-22 |
Family
ID=65814471
Family Applications (1)
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JP2017165139A Pending JP2019046556A (ja) | 2017-08-30 | 2017-08-30 | 照明装置、ドラムユニット、照明装置を備える画像形成装置及び画像読取装置 |
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JP (1) | JP2019046556A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113985713A (zh) * | 2020-07-27 | 2022-01-28 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 导光装置、鼓单元、图像形成装置以及图像读取装置 |
-
2017
- 2017-08-30 JP JP2017165139A patent/JP2019046556A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113985713A (zh) * | 2020-07-27 | 2022-01-28 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 导光装置、鼓单元、图像形成装置以及图像读取装置 |
CN113985713B (zh) * | 2020-07-27 | 2024-08-30 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 导光装置、鼓单元、图像形成装置以及图像读取装置 |
JP7571408B2 (ja) | 2020-07-27 | 2024-10-23 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 導光装置、ドラムユニット、導光装置を備える画像形成装置及び画像読取装置 |
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