JP2019032945A - 電磁継電器 - Google Patents
電磁継電器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019032945A JP2019032945A JP2017151943A JP2017151943A JP2019032945A JP 2019032945 A JP2019032945 A JP 2019032945A JP 2017151943 A JP2017151943 A JP 2017151943A JP 2017151943 A JP2017151943 A JP 2017151943A JP 2019032945 A JP2019032945 A JP 2019032945A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- yoke
- movable contact
- housing
- arrangement direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H50/00—Details of electromagnetic relays
- H01H50/16—Magnetic circuit arrangements
- H01H50/18—Movable parts of magnetic circuits, e.g. armature
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Electromagnets (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
【課題】安定した動作特性を発揮できる電磁継電器を提供すること。【解決手段】電磁継電器が、ハウジング(10)に固定されて、回動ブロック(70)をハウジング(10)と共に回動可能に支持する固定板(80)を備える。固定板(80)が、固定板(80)の板厚方向に貫通して第2ヨーク(63)の位置決め突起部(635)が接続された貫通孔(82)を有しており、貫通孔(82)は、接続された位置決め突起部(635)を軸孔部(83)および貫通孔(82)の配列方向において移動可能にしつつ、接続された位置決め突起部(635)の配列方向に交差する方向の位置を規制可能に設けられていると共に、配列方向における軸孔部(83)に対して遠い方の縁部(824)から配列方向に延びて貫通孔(825)と固定板(80)の外部とを連通して、回動軸部(76)の配列方向における位置を保持可能な保持溝部(87)を有している。【選択図】図2
Description
本発明は、電磁継電器に関する。
特許文献1に開示されている電磁継電器は、内部に収容部を有する矩形箱形のハウジングと、このハウジングに固定された2つの固定接点側端子および2つの可動接点側端子とを備えている。この電磁継電器の収容部には、各固定接点側端子に設けられた2つの固定接点部と、各可動接点側端子に設けられた2つの可動接触片と、各可動接触片に設けられかつ各固定接点部に対向するように配置された2つの可動接点部と、供給された電流の方向により極性が反転する電磁石部と、電磁石部の極性に応じて異なる方向に回動する1つの回動ブロックとを備えている。
この電磁継電器では、電磁石部が、円柱形状のコイルと、コイルの延在方向の両端からコイルの表面に沿ってそれぞれ延びていると共に先端部が相互に対向して先端部間に空間が設けられている2つのヨークとで構成されている。2つのヨークの先端部間には、回動軸を構成する回動軸部がハウジングの底面に直交する方向に延びるように回動ブロックが配置されている。回動ブロックの回動軸部は、その延在方向の一端がハウジングの底面に回動可能に支持され、その延在方向の他端が、各ヨークの先端部間に架け渡された固定板に設けられた軸孔部に回動可能に支持されている。
しかし、前記電磁継電器では、各ヨークの先端部からハウジングの底面に直交する方向に突出する突起が、固定板の各ヨークの突起に対応する2つの貫通孔に遊びを持った状態でそれぞれ挿入されている。このため、固定板の位置を正確に決めることができないため、回動ブロックの回動軸部の他端の位置が一定せず、動作特性が安定しない場合がある。
そこで、本発明は、安定した動作特性を発揮できる電磁継電器を提供することを課題とする。
本発明の一態様の電磁継電器は、
収容部を内部に有する箱形の絶縁性のハウジングと、
前記ハウジングに固定され、前記ハウジングの外部から前記収容部まで延びていると共に、前記収容部に位置する固定接点部を有する板状の固定接点側端子と、
前記ハウジングに固定され、前記ハウジングの外部から前記収容部まで延びていると共に、前記固定接点側端子に対して電気的に独立して配置されている板状の可動接点側端子と、
前記収容部に配置されかつ前記可動接点側端子と電気的に接続されていると共に、前記固定接点部に対向する可動接点部を有し、前記可動接点部が前記固定接点部に接触および開離可能に弾性変形する可動接触片と、
前記収容部に配置されかつ異なる方向の電流が供給可能な電磁石部と、
前記可動接点部が前記固定接点部に対して接触または開離する接離方向に交差する方向に延びる回動軸周りに回動可能に前記収容部に配置されて、前記電磁石部に供給された電流の方向に応じて前記ハウジングに対して異なる方向にそれぞれ回動する回動ブロックと、
前記収容部に配置されかつ前記可動接触片と前記回動ブロックに接続されていると共に、前記回動ブロックの回動方向に応じて移動して前記可動接触片を弾性変形させて前記可動接点部を前記固定接点部に対して接触または開離させる可動部材と、
前記接離方向および前記回動軸の延在方向に交差する方向に延びかつ前記ハウジングに固定されて、前記回動ブロックを前記ハウジングと共に回動可能に支持する固定板と
を備え、
前記電磁石部が、前記可動接触片と前記電磁石部との間に配置されかつ相互に対向する対向面をそれぞれ有する第1ヨークおよび第2ヨークを有し、前記対向面間に、前記回動ブロックが配置された回動ブロック配置空間が設けられており、
前記回動ブロックが、前記接離方向および前記固定板の延在方向に交差する方向に延びて前記回動軸を構成する回動軸部を有し、
前記第2ヨークが、前記回動軸部の延在方向の一方から前記回動軸部の延在方向に突出する位置決め突起部を有し、
前記収容部が、前記回動軸部のその延在方向の一方の第1端部を回動可能に支持する軸受部を有し、
前記固定板が、前記回動軸部のその延在方向の他方の第2端部を回動可能に支持する軸孔部と、前記固定板の板厚方向に貫通して前記第2ヨークの前記位置決め突起部が接続された貫通孔とを有しており、
前記貫通孔は、接続された前記位置決め突起部を前記軸孔部および前記貫通孔の配列方向において移動可能にしつつ、接続された前記位置決め突起部の前記配列方向に交差する方向の位置を規制可能に設けられていると共に、前記配列方向における前記軸孔部に対して遠い方の縁部から前記配列方向に延びて前記貫通孔と前記固定板の外部とを連通して、前記回動軸部の前記配列方向における位置を保持可能な保持溝部を有している。
収容部を内部に有する箱形の絶縁性のハウジングと、
前記ハウジングに固定され、前記ハウジングの外部から前記収容部まで延びていると共に、前記収容部に位置する固定接点部を有する板状の固定接点側端子と、
前記ハウジングに固定され、前記ハウジングの外部から前記収容部まで延びていると共に、前記固定接点側端子に対して電気的に独立して配置されている板状の可動接点側端子と、
前記収容部に配置されかつ前記可動接点側端子と電気的に接続されていると共に、前記固定接点部に対向する可動接点部を有し、前記可動接点部が前記固定接点部に接触および開離可能に弾性変形する可動接触片と、
前記収容部に配置されかつ異なる方向の電流が供給可能な電磁石部と、
前記可動接点部が前記固定接点部に対して接触または開離する接離方向に交差する方向に延びる回動軸周りに回動可能に前記収容部に配置されて、前記電磁石部に供給された電流の方向に応じて前記ハウジングに対して異なる方向にそれぞれ回動する回動ブロックと、
前記収容部に配置されかつ前記可動接触片と前記回動ブロックに接続されていると共に、前記回動ブロックの回動方向に応じて移動して前記可動接触片を弾性変形させて前記可動接点部を前記固定接点部に対して接触または開離させる可動部材と、
前記接離方向および前記回動軸の延在方向に交差する方向に延びかつ前記ハウジングに固定されて、前記回動ブロックを前記ハウジングと共に回動可能に支持する固定板と
を備え、
前記電磁石部が、前記可動接触片と前記電磁石部との間に配置されかつ相互に対向する対向面をそれぞれ有する第1ヨークおよび第2ヨークを有し、前記対向面間に、前記回動ブロックが配置された回動ブロック配置空間が設けられており、
前記回動ブロックが、前記接離方向および前記固定板の延在方向に交差する方向に延びて前記回動軸を構成する回動軸部を有し、
前記第2ヨークが、前記回動軸部の延在方向の一方から前記回動軸部の延在方向に突出する位置決め突起部を有し、
前記収容部が、前記回動軸部のその延在方向の一方の第1端部を回動可能に支持する軸受部を有し、
前記固定板が、前記回動軸部のその延在方向の他方の第2端部を回動可能に支持する軸孔部と、前記固定板の板厚方向に貫通して前記第2ヨークの前記位置決め突起部が接続された貫通孔とを有しており、
前記貫通孔は、接続された前記位置決め突起部を前記軸孔部および前記貫通孔の配列方向において移動可能にしつつ、接続された前記位置決め突起部の前記配列方向に交差する方向の位置を規制可能に設けられていると共に、前記配列方向における前記軸孔部に対して遠い方の縁部から前記配列方向に延びて前記貫通孔と前記固定板の外部とを連通して、前記回動軸部の前記配列方向における位置を保持可能な保持溝部を有している。
前記態様の電磁継電器によれば、第1ヨークおよび第2ヨークの位置決め突起部を介してハウジングに固定されて回動ブロックをハウジングと共に回動可能に支持する固定板を備えている。固定板が、回動ブロックの回動軸部の一端部を支持する軸孔部と、固定板の板厚方向に貫通しかつ第2ヨークの位置決め突起部が接続されている貫通孔とを有し、この貫通孔に、軸孔部および貫通孔の配列方向に延びて貫通孔と固定板の外部とを連通する保持溝部が設けられている。この保持溝部により、接続された位置決め突起部の軸孔部および貫通孔の配列方向に交差する方向における位置を規制しつつ、配列方向における固定板に対する第2ヨークの位置決め突起部の位置の許容範囲を広げ、回動軸部の配列方向における位置を保持して、配列方向におけるハウジングに対する回動ブロックの回動軸部の位置精度を略一定に高く保つことができる。その結果、回動ブロックの回動軸部の位置が略一定となり、安定した動作特性を発揮できる電磁継電器を実現できる。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向あるいは位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」を含む用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。また、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。さらに、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは必ずしも合致していない。
本発明の一実施形態の電磁継電器1は、図1に示すように、箱形の絶縁性のハウジング10と、このハウジング10にそれぞれ固定された第1固定接点側端子20、第1可動接点側端子30、第2固定接点側端子40、および、第2可動接点側端子50を備えている。
第1固定接点側端子20、第1可動接点側端子30、第2固定接点側端子40、および、第2可動接点側端子50は、それぞれ長手方向の中間部が屈曲した略L字の矩形板状で導電性を有している。また、第1固定接点側端子20および第1可動接点側端子30の間に、第2固定接点側端子40および第2可動接点側端子50が配置されていると共に、第1固定接点側端子20、第1可動接点側端子30、第2固定接点側端子40、および、第2可動接点側端子50のハウジング10の外部側の端部が、略一直線に並んでいる。
ハウジング10は、図1に示すように、略矩形箱状のベース11と略矩形板状のカバー12とで構成され、図2に示すように、その内部に収容部13を有している。すなわち、収容部13は、ベース11とカバー12とで覆われている。
第1固定接点側端子20は、図2に示すように、ベース11の長手方向(すなわち、図2の左右方向)に対向する第1側壁111および第2側壁112のうちの第1側壁111に固定され、ハウジング10の外部から収容部13まで延びている。
詳しくは、第1固定接点側端子20は、ハウジング10の外部をベース11の第1側壁111からハウジング10の外部をベース11の短手方向に沿って第3側壁113から第4側壁114に向かう方向(すなわち、図2の下向き)に延びる外端子201と、外端子201の第1側壁111側の端部に接続され、ハウジング10の内部をベース11の第1側壁111からベース11の長手方向に沿って第2側壁112に向って延びる内端子202とで構成されている。内端子202の第4側壁114に対向する面には、第1固定接点部21が固定されている。第1固定接点部21は、ベース11の第1側壁111近傍に配置されている。
第1可動接点側端子30は、図2に示すように、ベース11の第2側壁112の第1固定接点側端子20よりも第4側壁114側に固定され、第1固定接点側端子20に対して電気的に独立した状態でハウジング10の外部から収容部13まで延びている。
詳しくは、第1可動接点側端子30は、ハウジング10の外部をベース11の第2側壁112からベース11の短手方向に沿って第3側壁113から第4側壁114に向かう方向に延びる外端子301と、外端子301の第2側壁112側の端部に接続され、ハウジング10の内部をベース11の第2側壁112からベース11の長手方向に沿って第1側壁111に向って延びる内端子302とで構成されている。
図2に示すように、第1可動接点側端子30の内端子302の第1側壁111側の端部303には、第1可動接触片31が設けられている。第1可動接触片31は、収容部13に配置され、第1可動接点側端子30の端部303から第1固定接点側端子20に向かって延びている。また、第1可動接触片31は、一例として3枚の導電性を有する弾性変形可能な矩形の板部材をその板厚方向に重ねた板状積層体で構成され、その長手方向の一端部の板面が第1可動接点側端子30の内端子302の端部303の板面に接触した状態で固定されている。第1可動接触片31の長手方向の他端部のベース11の第3側壁113に対向する面には、第1可動接点部32が固定されている。第1可動接点部32は、第1固定接点部21に対して対向するように配置され、第1可動接触片31が弾性変形することにより、第1固定接点部21に対してベース11の短手方向沿いに接触または開離するようになっている。
なお、第1可動接触片31の第1可動接点部32と第1可動接点側端子30の端部303との間には、ベース11の第3側壁113に向かってU字状に突出した湾曲部33が設けられている。この湾曲部33により、第1可動接触片31が弾性変形したときの第1可動接触片31の撓み量を吸収および緩和し、円滑な動作特性を確保することができる。
第2固定接点側端子40は、図2に示すように、ベース11の第2側壁112の第1可動接点側端子30よりも第4側壁114側に固定され、第1固定接点側端子20および第1可動接点側端子30に対して電気的に独立した状態でハウジング10の外部から収容部13まで延びている。
詳しくは、第2固定接点側端子40は、ハウジング10の外部をベース11の第2側壁112からベース11の短手方向に沿って第3側壁113から第4側壁114に向かう方向に延びる外端子401と、外端子401の第2側壁112側の端部に接続され、ハウジング10の内部をベース11の第2側壁112からベース11の長手方向に沿って第1側壁111に向かって延びる内端子402とで構成されている。内端子402の第3側壁113に対向する面には、第2固定接点部41が固定されている。第2固定接点部41は、ベース11の第2側壁112近傍に配置されている。
第2可動接点側端子50は、図2に示すように、ベース11の第4側壁114の第1側壁111側の端部に固定され、第1固定接点側端子20、第1可動接点側端子30、および、第2固定接点側端子40に対して電気的に独立した状態でハウジング10の外部から収容部13まで延びている。
詳しくは、第1可動接点側端子30は、ハウジング10の外部をベース11の第4側壁114からベース11の短手方向に沿って第3側壁113から離れる方向に延びる外端子501と、外端子501の第4側壁112側の端部に接続され、ハウジング10の内部を第4側壁114からベース11の長手方向に沿って第1側壁111から第2側壁112に向かう方向に延びる内端子502とで構成されている。
図2に示すように、第2可動接点側端子50の内端子502の第2側壁111側の端部503には、第2可動接触片51が設けられている。第2可動接触片51は、第1可動接触片31の板厚方向(すなわち、ベース11の短手方向)で第1可動接触片31と隣接して収容部13に配置され、第2可動接点側端子50の端部503から第2固定接点側端子40に向かって延びている。また、第2可動接触片51は、一例として、第1可動接触片31と同様に、3枚の導電性を有する弾性変形可能な矩形の板部材をその板厚方向に重ねた板状積層体で構成され、その長手方向の一端部の板面が第2可動接点側端子50の内端子502の端部503の板面に接触した状態で固定されている。第2可動接触片51の長手方向の他端部のベース11の第4側壁114に対向する面には、第2可動接点部52が固定されている。第2可動接点部52は、第2固定接点部41に対して対向するように配置され、第2可動接触片51が弾性変形することにより、第2固定接点部41に対してベース11の短手方向沿いに接触または開離するようになっている。
なお、第2可動接触片51の第2可動接点部52と第2可動接点側端子50の端部503との間には、ベース11の第4側壁114に向かってU字状に突出した湾曲部53が設けられている。この湾曲部53により、第2可動接触片51が弾性変形したときの第2可動接触片51の撓み量を吸収および緩和し、円滑な動作特性を確保することができる。
また、電磁継電器1は、図2に示すように、電磁石部60、回動ブロック70、絶縁性の第1可動部材90、および、絶縁性の第2可動部材100を有する駆動ユニット2を備えている。この駆動ユニット2は、ハウジング10の収容部13に収容されている。
電磁石部60は、図2に示すように、収容部13の第2側壁112に隣接する位置に配置されている。この電磁石部60は、ベース11の長手方向に延びる巻回中心軸CL1を中心に巻回されたコイル61と、巻回中心軸CL1が延びる電磁石部60の軸方向の両端からコイル61の外面に沿ってそれぞれ延びている板状の第1ヨーク62および板状の第2ヨーク63とを有している。第1ヨーク62および第2ヨーク63は、第1可動接触片31および第2可動接触片51と電磁石部60との間に配置されている。なお、図示していないが、電磁石部60にはコイル端子が設けられており、このコイル端子を介して、電磁石部60に2つの異なる方向の電流が供給可能になっている。
第1ヨーク62は、図3に示すように、電磁石部60の軸方向における第1側壁111側の端部からベース11の第1側壁111に沿って第3側壁113から第4側壁114に向かう方向(すなわち、図3の下向き)に延びる接続部621と、この接続部621の電磁石部60から遠い方の先端部から巻回中心軸CL1の延在方向に沿って第1側壁111から第2側壁112に向かう方向(すなわち、図3の右向き)に延びる吸着部622とで構成されている。
第2ヨーク63は、図3に示すように、電磁石部60の軸方向における第2側壁112側の端部からベース11の第2側壁112に沿って第3側壁113から第4側壁114に向かう方向に延びる接続部631と、この接続部631の電磁石部60から遠い方の先端部から巻回中心軸CL1の延在方向に沿って第2側壁112から第1側壁111に向かう方向(すなわち、図3の左向き)に延びる吸着部632とで構成されている。
第1ヨーク62の吸着部622と第2ヨーク63の吸着部632とは、ベース11の高さ方向(すなわち、図3の紙面貫通方向)に沿った平面視において、巻回中心軸CL1の延在方向に沿って延びる中心線が相互に一致するように配置されている。すなわち、第1ヨーク62の吸着部622の先端面と第2ヨーク63の吸着部632の先端面とは、相互に対向しており、その間に回動ブロック70を配置可能な回動ブロック配置空間64が設けられている。
詳しくは、第1ヨーク62は、図3に示すように、第1対向面623を有し、第2ヨーク63は、第2対向面633を有している。第1対向面623および第2対向面633の間に回動ブロック配置空間64が設けられている。
図4に示すように、第1ヨーク62の吸着部622のベース11の高さ方向(すなわち、図4の上下方向)の両端部には、それぞれ第1位置決め突起部625および第2位置決め突起部626が設けられている。また、第2ヨーク63の吸着部632のベース11の高さ方向の両端部には、第3位置決め突起部635および第4位置決め突起部636が設けられている。第1位置決め突起部625および第3位置決め突起部635は、図2に示すように、ベース11の高さ方向に沿った平面視において略矩形状を有し、後述する固定板80の第1貫通孔81および第2貫通孔82にそれぞれ嵌合可能に設けられている。また、第2位置決め突起部626および第4位置決め突起部636は、図4に示すように、収容部13の底面131におけるベース11の短手方向の両端部にそれぞれ設けられた第1凹部14および第2凹部15に嵌合可能に設けられている。
回動ブロック70は、図3に示すように、ハウジング10のベース11に対して、ベース11の高さ方向に延びる回動軸71周りに回動可能に収容部13の回動ブロック配置空間64に配置されて、電磁石部60に供給された電流の方向に応じてハウジング10のベース11に対して異なる方向に回動する。詳しくは、回動ブロック70は、ブロックハウジング72(図2に示す)と、ブロックハウジング72の内部に設けられた永久磁石73と、この永久磁石73を挟んで対向するようにブロックハウジング72にそれぞれ固定された板状の第1鉄片74および板状の第2鉄片75とを有している。また、ブロックハウジング72の第4側壁114側かつ第1側壁111側の端部には、ベース11の第1側壁111に向かって延びる第1腕部721が設けられ、ブロックハウジング72の第4側壁114側かつ第2側壁112側の端部には、ベース11の第2側壁112に向かって延びる第2腕部722が設けられている。
ている。
ている。
ブロックハウジング72は、一例として樹脂で構成され、図4に示すように、永久磁石73、第1鉄片74の一部、および、第2鉄片75の一部を覆う本体部723と、この本体部723のベース11の高さ方向の両端部からそれぞれ突出する回動軸部76を有している。回動軸部76は、ベース11の高さ方向に沿って延びており、その延在方向の中心線が回動ブロック70の回動軸71を構成している。
回動軸部76の延在方向における回動軸部76の一方の第1端部761(すなわち、図4の下端部)は、収容部13の底面131のベース11の短手方向における略中央に設けられた軸受部16に回動可能に支持されている。また、回動軸部76の延在方向における回動軸部76の他方の第2端部762(すなわち、図4の上端部)は、後述する固定板80の軸孔部83に回動可能に支持されている。すなわち、回動ブロック70は、ハウジング10のベース11と、電磁石部60の第1ヨーク62および第2ヨーク63に固定された固定板80とに回動可能に支持されている。
固定板80は、図2に示すように、略矩形の板状で、第1可動接点部32が第1固定接点部21に対して接触または開離する接離方向(すなわち、ベース11の短手方向)および回動軸71の延在方向(すなわち、図2の紙面貫通方向)に交差する方向(すなわち、ベース11の長手方向)に延びて、第1ヨーク62および第2ヨーク63を介してハウジング10に固定されている。すなわち、回動ブロック70の回動軸部76は、第1可動接点部32が第1固定接点部21に対して接触または開離する接離方向および固定板80の延在方向(すなわち、図2の左右方向)に交差する方向に延びている。
詳しくは、固定板80は、図4に示すように、その板面が回動軸71に交差するように配置されており、図5に示すように、固定板80の長手方向(すなわち、図5の左右方向)の両端部にそれぞれ設けられかつ板厚方向に貫通する第1貫通孔81および第2貫通孔82と、固定板80の長手方向の略中央に設けられた軸孔部83とを有している。
第1貫通孔81は、図5に示すように、固定板80の板厚方向(すなわち、図5の紙面貫通方向)に沿った平面視において四角形状(この実施形態では、矩形状)を有し、その長手方向が、固定板80の長手方向と一致している。第1貫通孔81、第2貫通孔82、および、軸孔部83の配列方向(すなわち、固定板80の長手方向であり、以下、単に配列方向という)に延びる第1貫通孔81の一対の横内面811、812における第3側壁113側(すなわち、図5の上側)の横内面811には、この横内面811から対向する横内面812に突出する第1係止突起84が設けられている。また、配列方向に交差(例えば、直交)する方向(すなわち、固定板80の短手方向(すなわち、図5の上下方向))に延びる第1貫通孔81の一対の縦内面813、814における第1側壁111側(すなわち、図5の左側)の縦内面813には、この縦内面813から対向する縦内面814に突出する第2係止突起85が設けられている。この2つの係止突起84、85により、第1ヨーク62の第1位置決め突起部625は、配列方向および配列方向に交差する方向(すなわち、固定板80の長手方向および短手方向)において係止され、その配列方向および配列方向に交差する方向の位置が規制されている。
また、第1貫通孔81の第4側壁114側(すなわち、図5の下側)の横内面812は、第1ヨーク62の第1位置決め突起部625の位置の基準となる第1基準平面を構成している。
第2貫通孔82は、図5に示すように、第1貫通孔81と同様に、固定板80の板厚方向に沿った平面視において四角形状(すなわち、矩形状)を有し、その長手方向が、固定板80の長手方向と一致している。配列方向に延びる第2貫通孔82の一対の横内面821、822における第3側壁113側の横内面821には、この横内面821から対向する横内面822に突出する第3係止突起86が設けられている。この1つの係止突起86により、第2ヨーク63の第3位置決め突起部635は、配列方向に交差する方向(すなわち、固定板80の短手方向)において係止され、その配列方向に交差する方向における位置が規制されている。
また、第2貫通孔82の第4側壁114側の横内面822は、第2ヨーク63の第3位置決め突起部635の位置の基準となる第2基準平面を構成している。第1貫通孔82の第1基準平面812と第2貫通孔82の第2基準平面822とは、固定板80の板厚方向に沿った平面視において、配列方向に延びる固定板80の中心線CL2に関して同じ側(すなわち、中心線CL2よりも第4側壁114側)で、かつ、配列方向に延びる同一直線L上に位置している。
さらに、第2貫通孔82には、配列方向における軸孔部83に対して遠い方の縁部(すなわち、配列方向に交差(例えば、直交)する方向(すなわち、固定板80の短手方向)に延びる第2貫通孔82の一対の縦内面823、824における第2側壁112側の縦内面824)から配列方向に延びて第2貫通孔82と固定板80の外部とを連通して、回動軸部76の配列方向における位置を保持可能な保持溝部87が設けられている。この保持溝部87は、第2貫通孔82の第2側壁112側の縦内面824における第2基準平面822に対向する横内面821側(すなわち、第3側壁113側)の端部に設けられている。
また、図6に示すように、第2貫通孔82における一対の縦内面823、824と第2ヨークの第3位置決め突起部635との間には、保持溝部87と共に回動軸部76の配列方向における位置を保持可能な第1保持用隙間88がそれぞれ設けられている。この電磁継電器1では、第2基準平面822と第3係止突起86により、第2貫通孔82に接続された第2ヨーク63の第3位置決め突起部635の配列方向に交差(例えば、直交)する方向における位置を規定しつつ、保持溝部87および第1保持用隙間88により、配列方向における固定板80に対する第2ヨーク63の第3位置決め突起部635の位置の許容範囲を広げている。これにより、公差などにより、第1ヨーク62の第1位置決め突起部625および第2ヨーク63の第3位置決め突起部635の位置が設計とは異なるものであったとしても、配列方向におけるベース11の軸受部16に対する固定板80の軸孔部83の位置精度を略一定に高く保つことができる。その結果、回動ブロック70の回動軸部76の位置が略一定となり、収容部13の底面131に対する直交方向に対して、回動ブロック70の回動軸71を配列方向に傾けることなく、回動ブロック70を回動可能に支持できる。
軸孔部83は、図5に示すように、固定板80の板厚方向から見て、配列方向に短軸が延びかつ配列方向に直交する方向に長軸が延びる長円形状を有している。この軸孔部83は、回動ブロック70の回動軸71を構成するブロックハウジング72の回動軸部76を挿入可能に設けられている。
図7に示すように、回動ブロック70の回動軸部76が挿入されて、この回動軸部76を支持している状態では、配列方向に直交する方向において、軸孔部83の内周面と回動軸部76の外周面との間に第2保持用隙間89が設けられている。この電磁継電器1では、この第2保持用隙間89により、固定板80の配列方向に直交する方向における固定板80に対する回動ブロック70の回動軸部76の位置の許容範囲を広げている。これにより、公差などにより、第1ヨーク62の第1位置決め突起部625および第2ヨーク63の第3位置決め突起部635の位置が設計とは異なるものであったとしても、配列方向に直交する方向におけるベース11の軸受部16に対する固定板80の軸孔部83の位置精度を略一定に高く保つことができる。その結果、収容部13の底面131に対する直交方向に対して、回動ブロック70の回動軸71を配列方向に直交する方向に傾向けることなく、回動ブロック70を回動可能に支持できる。
第1鉄片74は、永久磁石73から第1ヨーク63に向かって突出する第1端部741と、永久磁石73から第2ヨーク63に向かって突出する第2端部742とを有しており、第1ヨーク62の吸着部622および第2ヨーク63の吸着部632に対して第3側壁113側に配置されている。
第2鉄片75は、永久磁石73から第1ヨーク63に向かって突出する第1端部751と、永久磁石73から第2ヨーク63に向かって突出する第2端部752とを有しており、第1ヨーク62の吸着部622および第2ヨーク63の吸着部632に対して第4側壁114側に配置されている。
第1鉄片74および第2鉄片75の第1端部741、751間には、第1ヨーク62が配置されて、第1鉄片74および第2鉄片75のいずれかの第1端部741、751が、回動ブロック70の回動方向で第1ヨーク62に接触するように構成されている。また、第1鉄片74および第2鉄片75の第2端部742、752間には、第2ヨーク63が配置されて、第1鉄片74および第2鉄片75のいずれかの第2端部742、752が、回動ブロック70の回動方向で第2ヨーク63に接触するように構成されている。
第1可動部材90は、図2に示すように、第1可動接触片31と回動ブロック70の第1腕部721とに接続されていると共に、回動ブロック70の回動方向に応じて移動して第1可動接触片31を弾性変形させて第1可動接点部32を第1固定接点部21に対して接触または開離させる。
詳しくは、第1可動部材90は、回動ブロック70の回動を第1可動接点部32が第1固定接点部21に対して接触または開離する接離方向(すなわち、ベース11の短手方向(図2の上下方向))の直線運動に変換可能であり、かつ、回動ブロック70の第1腕部721の先端部に回動ブロック70の回動を許容しつつ接続されていると共に、第1可動接触片31の延在方向における第1側壁111側の端部(すなわち、図2の左側の端部)に接続されている。すなわち、第1可動部材90は、回動ブロック70の回動により接離方向に移動して、第1可動接触片31の延在方向における第1側壁111側の端部を第1可動接点部32が第1固定接点部21に対して接触または開離する接離方向に移動させる。
第2可動部材100は、図2に示すように、第2可動接触片51と回動ブロック70の第2腕部722とに接続されていると共に、回動ブロック70の回動方向に応じて移動して第2可動接触片51を弾性変形させて第2可動接点部52を第2固定接点部41に対して接触または開離させる。
詳しくは、第2可動部材100は、回動ブロック70の回動を第2可動接点部52が第2固定接点部41に対して接触または開離する接離方向(すなわち、図2の上下方向)の直線運動に変換可能であり、かつ、回動ブロック70の第2腕部722の先端部に回動ブロック70の回動を許容しつつ接続されていると共に、第2可動接触片51の延在方向における第2側壁112側の端部(すなわち、図2の右側の端部)に接続されている。すなわち、第2可動部材100は、回動ブロック70の回動により接離方向に移動して、第2可動接触片51の延在方向における第2側壁112側の端部を第2可動接点部52が第2固定接点部41に対して接触または開離する接離方向に移動させる。
前記電磁継電器1では、図2に示す動作状態(すなわち、回動ブロック70の第2鉄片75の第1端部751が、第1ヨーク62の吸着部622に接触し、回動ブロック70の第1鉄片74の第2端部742が、第2ヨーク63の吸着部632に接触して、第1可動接点部32と第1固定接点部21とが接触し、第2可動接点部52と第2固定接点部41とが接触した状態)の電磁継電器1の電磁石部60に所定方向(例えば、図2のA方向)の電流を供給して、回動ブロック70を回動ブロック70の回動軸71の延在方向から見て時計回りに回転させる。すると、回動ブロック70の回転に伴って、各腕部721、722も時計回りに回転し、第1可動部材90をベース11の第4側壁114に向かって移動させて、第1可動接点部32を第1固定接点部21から開離させると共に、第2可動部材100をベース11の第3側壁113に向かって移動させて、第2可動接点部52を第2固定接点部41から開離させる。これにより、電磁継電器1は、動作状態から復帰状態(すなわち、回動ブロック70の第1鉄片74の第1端部741が、第1ヨーク62の吸着部622に接触し、回動ブロック70の第2鉄片75の第2端部752が、第2ヨーク63の吸着部632に接触して、第1可動接点部32が第1固定接点部21から開離し、第2可動接点部52が第2固定接点部41から開離接触した状態)になる。
動作状態の電磁継電器1では、第1可動接触片31に対して、接離方向に交差する第1可動接触片31の延在方向の一方側(例えば、図2の左側)に配置されている第1固定接点側端子20または第1可動接点側端子30(ここでは、第1固定接点側端子20)が、電流が供給される端子である。また、第2可動接触片51に対して、第1可動接触片31の延在方向の他方側(例えば、図2の右側)に配置されている第2固定接点側端子40または第2可動接点側端子50(ここでは、第2固定接点側端子40)が、電流が供給される端子である。すなわち、前記電磁継電器1では、通電時において、第1固定接点側端子20、第1可動接点側端子30、および、第1可動接触片31で構成される導通経路と、第2固定接点側端子40、第2可動接点側端子50、および、第2可動接触片51で構成される導通経路とに、相互に反対方向の電流が流れる。
また、復帰状態の電磁継電器1の電磁石部60に所定方向とは異なる方向(例えば、図2のB方向)の電流を供給して、回動ブロック70を回動ブロック70の回動軸71の延在方向から見て反時計回りに回転させる。すると、回動ブロック70の回転に伴って、各腕部721、722も反時計回りに回転し、第1可動部材90をベース11の第3側壁113に向かって移動させて、第1可動接点部32を第1固定接点部21に対して接触させると共に、第2可動部材100をベース11の第4側壁114に向かって移動させて、第2可動接点部52を第2固定接点部41に対して接触させる。
前記電磁継電器1では、第1ヨーク62の第1位置決め突起部625および第2ヨーク63の第3位置決め突起部635を介してハウジング10のベース11に固定されて回動ブロック70をハウジング10のベース11と共に回動可能に支持する固定板80を備えている。固定板80が、回動ブロック70の回動軸部76の一端部を支持する軸孔部83と、固定板80の板厚方向に貫通しかつ第2ヨーク63の第3位置決め突起部635が接続されている第2貫通孔82とを有し、この第2貫通孔82に、軸孔部83および第2貫通孔82の配列方向に延びて第2貫通孔82と固定板80の外部とを連通する保持溝部87が設けられている。この保持溝部87により、第2貫通孔82に接続された第3位置決め突起部635の配列方向に交差する方向における位置を規制しつつ、配列方向における固定板80に対する第2ヨーク63の第3位置決め突起部635の位置の許容範囲を広げて、配列方向におけるハウジング10(すなわち、収容部13の軸受部16)に対する回動ブロック70の回動軸部76の位置精度を略一定に高く保つことができる。その結果、回動ブロック70の回動軸部76の位置が略一定となり、安定した動作特性を発揮できる電磁継電器1を実現できる。
また、軸孔部83が、固定板80の板厚方向から見て、配列方向に短軸が延びかつ配列方向に直交する方向に長軸が延びる長円形状を有している。この軸孔部83により、配列方向に直交する方向において、軸孔部83の内周面と回動軸部76の外周面との間に第2保持用隙間89が形成される。この第2保持用隙間89により、固定板80の配列方向に直交する方向における固定板80に対する回動ブロック70の回動軸部76の位置の許容範囲を広げて、配列方向に直交する方向におけるハウジング10(すなわち、ベース11の軸受部16)に対する固定板80の軸孔部83の位置精度を略一定に高く保つことができる。その結果、回動ブロック70の回動軸部76の位置が略一定となり、安定した動作特性を発揮できる電磁継電器1を実現できる。
また、第1ヨーク62が、第1位置決め突起部625を有し、固定板80が、第2貫通孔82と共に軸孔部83を挟むように配置されかつ第1ヨーク62の第1位置決め突起部625が接続されていると共に、第1ヨーク62の第1位置決め突起部625における配列方向および配列方向に交差する方向の位置を規制する第1貫通孔81を有している。これにより、第2貫通孔82に接続された第3位置決め突起部635の配列方向に交差する方向における位置を規制しつつ、配列方向における固定板80に対する第2ヨーク63の第3位置決め突起部635の位置の許容範囲を広げるだけで、配列方向におけるハウジング10に対する回動ブロック70の回動軸部76の位置精度を略一定に高く保つことができる。すなわち、安定した動作特性を発揮できる電磁継電器1を容易に実現できる。
また、第1貫通孔81の一対の横内面811、812の一方が、第1ヨーク62の第1位置決め突起部625の位置の基準となる第1基準平面812を構成し、第2貫通孔82の一対の横内面821、822の一方が、第2ヨーク63の第3位置決め突起部635の位置の基準となる第2基準平面822を構成しており、第1基準平面812および第2基準平面822が、固定板80の板厚方向から見て、配列方向に延びる固定板80の中心線CL2に関して同じ側で、かつ、配列方向に延びる同一直線L上に位置している。これにより、配列方向に交差する方向における第1ヨーク62および第2ヨーク63に対する固定板80の位置精度を略一定に高く保つことができる。その結果、安定した動作特性を発揮できる電磁継電器1を実現できる。
また、保持溝部87が、第2貫通孔82の一対の縦内面823、824の第1貫通孔81から遠い方における第2基準平面822に対向する一対の横内面821、822の他方側の端部に設けられている。これにより、第2貫通孔82に接続された第3位置決め突起部635の配列方向に交差する方向における位置を規制しつつ、配列方向における固定板80に対する第2ヨーク63の第3位置決め突起部635の位置の許容範囲を広げることによる第2貫通孔82の第2基準平面822の精度に対する影響を低減することができる。その結果、安定した動作特性を発揮できる電磁継電器1をより確実に実現できる。
また、第1貫通孔81の第1基準平面812に対向する一対の横内面の他方811に、第1貫通孔81の一対の横内面の他方811から第1基準平面812に向かって突出して第1ヨーク62の第1位置決め突起部625を配列方向に交差する方向において係止する第1係止突起84が設けられ、第1貫通孔81の一対の縦内面の一方813に、第1貫通孔81の一対の縦内面の一方813から他方814に向かって突出して第1ヨーク62の第1位置決め突起部625を配列方向において係止する第2係止突起85が設けられている。さらに、第2貫通孔82の第2基準平面822に対向する一対の横内面の他方821に、第2貫通孔82の一対の横内面の他方821から第2基準平面822に向かって突出して第2ヨーク63の第3位置決め突起部635を係止する第3係止突起86が設けられ、第2貫通孔82の一対の縦内面823、824の各々と第2ヨーク63の第3位置決め突起部635との間に、保持溝部87と共に回動軸部76の配列方向における位置を保持可能な第1保持用隙間88が設けられている。すなわち、2つの係止突起84、85により、第1ヨーク62の第1位置決め突起部625は、配列方向および配列方向に交差する方向(すなわち、固定板80の長手方向および短手方向)において係止され、その配列方向および配列方向に交差する方向の位置が規制されていると共に、第2基準平面822と第3係止突起86により、第2貫通孔82に接続された第3位置決め突起部635の配列方向に交差する方向における位置を規制しつつ、保持溝部87および第1保持用隙間88により、配列方向における固定板80に対する第2ヨーク63の第3位置決め突起部635の位置の許容範囲を広げている。これにより、配列方向におけるハウジング10に対する回動ブロック70の回動軸部76の位置精度を略一定に高く保つことができ、安定した動作特性を発揮できる電磁継電器1を容易に実現できる。
なお、前記電磁継電器1では、第1固定接点側端子20、第1可動接点側端子30、および、第1可動接触片31で構成された回路と、第2固定接点側端子40、第2可動接点側端子50、および、第2可動接触片51で構成された回路とが設けられているが、これに限らない。回路数は、少なくとも1つあればよい。すなわち、固定接点側端子、可動接点側端子、および、第1可動接触片の組を少なくとも1組備えていればよい。
また、前記電磁継電器1では、第1ヨーク62の第1位置決め突起部625に接続可能な第1貫通孔81を設けているが、これに限らない。例えば、第1貫通孔81に代えて、第1位置決め突起部625に接続可能な凹部を設けてもよいし、固定板80の第1側壁111側の端部をハウジング10に固定してもよい。
また、軸孔部83は、長円形状に限らず、回動ブロック70の回動軸部76を挿入可能な真円形状であってもよい。
また、第1貫通孔81および第2貫通孔82は、四角形状に限らず、第1ヨーク62の第1位置決め突起部625および第2ヨーク63の第3位置決め突起部635を接続可能な形状であればよい。例えば、第1位置決め突起部が、回動ブロックの回動軸の延在方向に沿った方向から見て円形状であった場合、第1貫通孔は、第1位置決め突起部を挿入可能な円形状であってもよい。
また、第1貫通孔81の第1基準平面および第2貫通孔82の第2基準平面は、配列方向に延びる田横溢直線上に位置していればよく、例えば、第1貫通孔81の第3側壁113側の横内面811を第1基準平面とし、第2貫通孔82の第3側壁113側の横内面821を第2基準平面としてもよい。この場合、第1係止突起84を第1貫通孔81の第4側壁114側の横内面812に設け、第3係止突起86を第2貫通孔82の第4側壁114側の横内面822に設ければよい。
また、保持溝部87は、第2貫通孔82の配列方向に交差する方向に延びる第2貫通孔82の一対の縦内面823、824における第2側壁112側の縦内面824の第3側壁113側の端部に設けられる場合に限らない。例えば、第2貫通孔82の第2側壁112側の縦内面824の第4側壁114側に設けてもよい。この場合、第1貫通孔81の第3側壁113側の横内面811を第1基準平面とし、第2貫通孔82の第3側壁113側の横内面821を第2基準平面とするのが好ましい。また、第1貫通孔81の第1側壁811側の縦内面816に保持溝部を設けてもよい。この場合、第2貫通孔82の一対の横内面821、822の一方および一対の縦内面823、824の一方に係止突起を設け、第1貫通孔81の一対の横内面811、812の一方に係止突起を設ければよい。
また、第1ヨーク62の第1位置決め突起部625および第2ヨーク63の第3位置決め突起部635の各々に、第1係止突起84、第2係止突起85、および、第3係止突起85を挿入可能な凹部を設けてもよい。これにより、固定板80の厚さ方向における固定板80の浮き上がりを防止することができる。
以上、図面を参照して本発明における種々の実施形態を詳細に説明したが、最後に、本発明の種々の態様について説明する。
本発明の第1態様の電磁継電器は、
収容部を内部に有する箱形の絶縁性のハウジングと、
前記ハウジングに固定され、前記ハウジングの外部から前記収容部まで延びていると共に、前記収容部に位置する固定接点部を有する板状の固定接点側端子と、
前記ハウジングに固定され、前記ハウジングの外部から前記収容部まで延びていると共に、前記固定接点側端子に対して電気的に独立して配置されている板状の可動接点側端子と、
前記収容部に配置されかつ前記可動接点側端子と電気的に接続されていると共に、前記固定接点部に対向する可動接点部を有し、前記可動接点部が前記固定接点部に接触および開離可能に弾性変形する可動接触片と、
前記収容部に配置されかつ異なる方向の電流が供給可能な電磁石部と、
前記可動接点部が前記固定接点部に対して接触または開離する接離方向に交差する方向に延びる回動軸周りに回動可能に前記収容部に配置されて、前記電磁石部に供給された電流の方向に応じて前記ハウジングに対して異なる方向にそれぞれ回動する回動ブロックと、
前記収容部に配置されかつ前記可動接触片と前記回動ブロックに接続されていると共に、前記回動ブロックの回動方向に応じて移動して前記可動接触片を弾性変形させて前記可動接点部を前記固定接点部に対して接触または開離させる可動部材と、
前記接離方向および前記回動軸の延在方向に交差する方向に延びかつ前記ハウジングに固定されて、前記回動ブロックを前記ハウジングと共に回動可能に支持する固定板と
を備え、
前記電磁石部が、前記可動接触片と前記電磁石部との間に配置されかつ相互に対向する対向面をそれぞれ有する第1ヨークおよび第2ヨークを有し、前記対向面間に、前記回動ブロックが配置された回動ブロック配置空間が設けられており、
前記回動ブロックが、前記接離方向および前記固定板の延在方向に交差する方向に延びて前記回動軸を構成する回動軸部を有し、
前記第2ヨークが、前記回動軸部の延在方向の一方から前記回動軸部の延在方向に突出する位置決め突起部を有し、
前記収容部が、前記回動軸部のその延在方向の一方の第1端部を回動可能に支持する軸受部を有し、
前記固定板が、前記回動軸部のその延在方向の他方の第2端部を回動可能に支持する軸孔部と、前記固定板の板厚方向に貫通して前記第2ヨークの前記位置決め突起部が接続された貫通孔とを有しており、
前記貫通孔は、接続された前記位置決め突起部を前記軸孔部および前記貫通孔の配列方向において移動可能にしつつ、接続された前記位置決め突起部の前記配列方向に交差する方向の位置を規制可能に設けられていると共に、前記配列方向における前記軸孔部に対して遠い方の縁部から前記配列方向に延びて前記貫通孔と前記固定板の外部とを連通して、前記回動軸部の前記配列方向における位置を保持可能な保持溝部を有している。
収容部を内部に有する箱形の絶縁性のハウジングと、
前記ハウジングに固定され、前記ハウジングの外部から前記収容部まで延びていると共に、前記収容部に位置する固定接点部を有する板状の固定接点側端子と、
前記ハウジングに固定され、前記ハウジングの外部から前記収容部まで延びていると共に、前記固定接点側端子に対して電気的に独立して配置されている板状の可動接点側端子と、
前記収容部に配置されかつ前記可動接点側端子と電気的に接続されていると共に、前記固定接点部に対向する可動接点部を有し、前記可動接点部が前記固定接点部に接触および開離可能に弾性変形する可動接触片と、
前記収容部に配置されかつ異なる方向の電流が供給可能な電磁石部と、
前記可動接点部が前記固定接点部に対して接触または開離する接離方向に交差する方向に延びる回動軸周りに回動可能に前記収容部に配置されて、前記電磁石部に供給された電流の方向に応じて前記ハウジングに対して異なる方向にそれぞれ回動する回動ブロックと、
前記収容部に配置されかつ前記可動接触片と前記回動ブロックに接続されていると共に、前記回動ブロックの回動方向に応じて移動して前記可動接触片を弾性変形させて前記可動接点部を前記固定接点部に対して接触または開離させる可動部材と、
前記接離方向および前記回動軸の延在方向に交差する方向に延びかつ前記ハウジングに固定されて、前記回動ブロックを前記ハウジングと共に回動可能に支持する固定板と
を備え、
前記電磁石部が、前記可動接触片と前記電磁石部との間に配置されかつ相互に対向する対向面をそれぞれ有する第1ヨークおよび第2ヨークを有し、前記対向面間に、前記回動ブロックが配置された回動ブロック配置空間が設けられており、
前記回動ブロックが、前記接離方向および前記固定板の延在方向に交差する方向に延びて前記回動軸を構成する回動軸部を有し、
前記第2ヨークが、前記回動軸部の延在方向の一方から前記回動軸部の延在方向に突出する位置決め突起部を有し、
前記収容部が、前記回動軸部のその延在方向の一方の第1端部を回動可能に支持する軸受部を有し、
前記固定板が、前記回動軸部のその延在方向の他方の第2端部を回動可能に支持する軸孔部と、前記固定板の板厚方向に貫通して前記第2ヨークの前記位置決め突起部が接続された貫通孔とを有しており、
前記貫通孔は、接続された前記位置決め突起部を前記軸孔部および前記貫通孔の配列方向において移動可能にしつつ、接続された前記位置決め突起部の前記配列方向に交差する方向の位置を規制可能に設けられていると共に、前記配列方向における前記軸孔部に対して遠い方の縁部から前記配列方向に延びて前記貫通孔と前記固定板の外部とを連通して、前記回動軸部の前記配列方向における位置を保持可能な保持溝部を有している。
第1態様の電磁継電器によれば、保持溝部により、接続された位置決め突起部の軸孔部および貫通孔の配列方向に交差する方向における位置を規制しつつ、配列方向における固定板に対する第2ヨークの位置決め突起部の位置の許容範囲を広げ、回動軸部の配列方向における位置を保持して、配列方向におけるハウジングに対する回動ブロックの回動軸部の位置精度を略一定に高く保つことができる。その結果、回動ブロックの回動軸部の位置が略一定となり、安定した動作特性を発揮できる電磁継電器を実現できる。
本発明の第2態様の電磁継電器は、
前記軸孔部が、前記固定板の板厚方向から見て、前記配列方向に短軸が延びかつ前記配列方向に直交する方向に長軸が延びる長円形状を有する。
前記軸孔部が、前記固定板の板厚方向から見て、前記配列方向に短軸が延びかつ前記配列方向に直交する方向に長軸が延びる長円形状を有する。
第2態様の電磁継電器によれば、固定板の配列方向に直交する方向における固定板に対する回動ブロックの回動軸部の位置の許容範囲を広げ、回動軸部の配列方向に直交する方向における位置を保持して、配列方向に直交する方向におけるハウジングに対する固定板の軸孔部の位置精度を略一定に高く保つことができる。その結果、回動ブロックの回動軸部の位置が略一定となり、安定した動作特性を発揮できる電磁継電器を実現できる。
本発明の第3態様の電磁継電器は、
前記第1ヨークが、前記回動軸部の延在方向の一方から前記回動軸部の延在方向に突出する第1位置決め突起部を有し、
前記第2ヨークの前記位置決め突起部が、第2位置決め突起部であり、
前記固定板が、前記貫通孔である第2貫通孔と共に前記軸孔部を挟むように配置されかつ前記第1ヨークの前記第1位置決め突起部が接続されていると共に、前記第1ヨークの前記位置決め突起部における前記配列方向および前記配列方向に交差する方向の位置を規制する第1貫通孔を有している。
前記第1ヨークが、前記回動軸部の延在方向の一方から前記回動軸部の延在方向に突出する第1位置決め突起部を有し、
前記第2ヨークの前記位置決め突起部が、第2位置決め突起部であり、
前記固定板が、前記貫通孔である第2貫通孔と共に前記軸孔部を挟むように配置されかつ前記第1ヨークの前記第1位置決め突起部が接続されていると共に、前記第1ヨークの前記位置決め突起部における前記配列方向および前記配列方向に交差する方向の位置を規制する第1貫通孔を有している。
第3態様の電磁継電器によれば、接続された位置決め突起部の軸孔部および貫通孔の配列方向に交差する方向における位置を規制しつつ、配列方向における固定板に対する第2ヨークの位置決め突起部の位置の許容範囲を広げるだけで、配列方向におけるハウジングに対する回動ブロックの回動軸部の位置精度を略一定に高く保つことができる。すなわち、安定した動作特性を発揮できる電磁継電器を容易に実現できる。
本発明の第4態様の電磁継電器は、
前記第1貫通孔および前記第2貫通孔の各々が、前記固定板の板厚方向から見て、前記配列方向に延びる一対の横内面と前記配列方向に交差する方向に延びる一対の縦内面とを有する四角形状であり、
前記第1貫通孔の前記一対の横内面の一方が、前記第1ヨークの前記第1位置決め突起部の位置の基準となる第1基準平面を構成し、前記第2貫通孔の前記一対の横内面の一方が、前記第2ヨークの前記第2位置決め突起部の位置の基準となる第2基準平面を構成しており、
前記第1基準平面および前記第2基準平面が、前記固定板の板厚方向から見て、前記配列方向に延びる前記固定板の中心線に関して同じ側で、かつ、前記配列方向に延びる同一直線上に位置している。
前記第1貫通孔および前記第2貫通孔の各々が、前記固定板の板厚方向から見て、前記配列方向に延びる一対の横内面と前記配列方向に交差する方向に延びる一対の縦内面とを有する四角形状であり、
前記第1貫通孔の前記一対の横内面の一方が、前記第1ヨークの前記第1位置決め突起部の位置の基準となる第1基準平面を構成し、前記第2貫通孔の前記一対の横内面の一方が、前記第2ヨークの前記第2位置決め突起部の位置の基準となる第2基準平面を構成しており、
前記第1基準平面および前記第2基準平面が、前記固定板の板厚方向から見て、前記配列方向に延びる前記固定板の中心線に関して同じ側で、かつ、前記配列方向に延びる同一直線上に位置している。
第4態様の電磁継電器によれば、配列方向に交差する方向における第1ヨークおよび第2ヨークに対する固定板の位置精度を略一定に高く保つことができる。その結果、安定した動作特性を発揮できる電磁継電器を実現できる。
本発明の第5態様の電磁継電器は、
前記保持溝部が、前記第2貫通孔の前記一対の縦内面の前記第1貫通孔から遠い方における前記第2基準平面に対向する前記一対の横内面の他方側の端部に設けられている。
前記保持溝部が、前記第2貫通孔の前記一対の縦内面の前記第1貫通孔から遠い方における前記第2基準平面に対向する前記一対の横内面の他方側の端部に設けられている。
第5態様の電磁継電器によれば、接続された位置決め突起部の軸孔部および貫通孔の配列方向に交差する方向における位置を規制しつつ、配列方向における固定板に対する第2ヨークの位置決め突起部の位置の許容範囲を広げることによる第2貫通孔の第2基準平面の精度に対する影響を低減することができる。その結果、安定した動作特性を発揮できる電磁継電器をより確実に実現できる。
本発明の第6態様の電磁継電器は、
前記第1貫通孔の前記第1基準平面に対向する前記一対の横内面の他方に、前記第1貫通孔の前記一対の横内面の他方から前記第1基準平面に向かって突出して前記第1ヨークの前記第1位置決め突起部を前記配列方向に交差する方向において係止する第1係止突起が設けられ、
前記第1貫通孔の前記一対の縦内面の一方に、前記第1貫通孔の前記一対の縦内面の一方から他方に向かって突出して前記第1ヨークの前記第1位置決め突起部を前記配列方向において係止する第2係止突起が設けられ、
前記第2貫通孔の前記第2基準平面に対向する前記一対の横内面の他方に、前記第2貫通孔の前記一対の横内面の他方から前記第2基準平面に向かって突出して前記第2ヨークの前記第2位置決め突起部を係止する第3係止突起が設けられ、
前記第2貫通孔の前記一対の縦内面の各々と前記第2ヨークの前記第2位置決め突起部との間に、前記保持溝部と共に前記回動軸部の前記配列方向における位置を保持可能な保持用隙間が設けられている。
前記第1貫通孔の前記第1基準平面に対向する前記一対の横内面の他方に、前記第1貫通孔の前記一対の横内面の他方から前記第1基準平面に向かって突出して前記第1ヨークの前記第1位置決め突起部を前記配列方向に交差する方向において係止する第1係止突起が設けられ、
前記第1貫通孔の前記一対の縦内面の一方に、前記第1貫通孔の前記一対の縦内面の一方から他方に向かって突出して前記第1ヨークの前記第1位置決め突起部を前記配列方向において係止する第2係止突起が設けられ、
前記第2貫通孔の前記第2基準平面に対向する前記一対の横内面の他方に、前記第2貫通孔の前記一対の横内面の他方から前記第2基準平面に向かって突出して前記第2ヨークの前記第2位置決め突起部を係止する第3係止突起が設けられ、
前記第2貫通孔の前記一対の縦内面の各々と前記第2ヨークの前記第2位置決め突起部との間に、前記保持溝部と共に前記回動軸部の前記配列方向における位置を保持可能な保持用隙間が設けられている。
第6態様の電磁継電器によれば、配列方向におけるハウジングに対する回動ブロックの回動軸部の位置精度を略一定に高く保つことができ、安定した動作特性を発揮できる電磁継電器1を容易に実現できる。
なお、前記様々な実施形態または変形例のうちの任意の実施形態または変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。また、実施形態同士の組み合わせまたは実施例同士の組み合わせまたは実施形態と実施例との組み合わせが可能であると共に、異なる実施形態または実施例の中の特徴同士の組み合わせも可能である。
本発明の電磁継電器は、例えば、スマートメータに適用できる。
1 電磁継電器
2 駆動ユニット
10 ハウジング
11 ベース
111 第1側壁
112 第2側壁
113 第3側壁
114 第4側壁
12 カバー
13 収容部
20 第1固定接点側端子
201 外端子
202 内端子
21 第1固定接点部
30 第1可動接点側端子
301 外端子
302 内端子
303 端部
31 第1可動接触片
32 第1可動接点部
33 湾曲部
40 第2固定接点側端子
401 外端子
402 内端子
41 第2固定接点部
50 第2可動接点側端子
501 外端子
502 内端子
503 端部
51 第2可動接触片
52 第2可動接点部
53 湾曲部
60 電磁石部
61 コイル
62 第1ヨーク
621 接続部
622 吸着部
623 第1対向面
625 第1位置決め突起部
626 第2位置決め突起部
63 第2ヨーク
631 接続部
632 吸着部
633 第2対向面
635 第3位置決め突起部
636 第4位置決め突起部
64 回動ブロック配置空間
70 回動ブロック
71 回動軸
72 ブロックハウジング
721 第1腕部
722 第2腕部
723 本体部
73 永久磁石
74 第1鉄片
741 第1端部
742 第2端部
75 第2鉄片
751 第1端部
752 第2端部
76 回動軸部
80 固定板
81 第1貫通孔
811、812 横内面
813、814 縦内面
82 第2貫通孔
821、822 横内面
823、824 縦内面
83 軸孔部
84 第1係止突起
85 第2係止突起
86 第3係止突起
87 保持溝部
88 第1保持用隙間
89 第2保持用隙間
90 第1可動部材
100 第2可動部材
CL1 巻回中心軸
CL2 中心線
L 直線
2 駆動ユニット
10 ハウジング
11 ベース
111 第1側壁
112 第2側壁
113 第3側壁
114 第4側壁
12 カバー
13 収容部
20 第1固定接点側端子
201 外端子
202 内端子
21 第1固定接点部
30 第1可動接点側端子
301 外端子
302 内端子
303 端部
31 第1可動接触片
32 第1可動接点部
33 湾曲部
40 第2固定接点側端子
401 外端子
402 内端子
41 第2固定接点部
50 第2可動接点側端子
501 外端子
502 内端子
503 端部
51 第2可動接触片
52 第2可動接点部
53 湾曲部
60 電磁石部
61 コイル
62 第1ヨーク
621 接続部
622 吸着部
623 第1対向面
625 第1位置決め突起部
626 第2位置決め突起部
63 第2ヨーク
631 接続部
632 吸着部
633 第2対向面
635 第3位置決め突起部
636 第4位置決め突起部
64 回動ブロック配置空間
70 回動ブロック
71 回動軸
72 ブロックハウジング
721 第1腕部
722 第2腕部
723 本体部
73 永久磁石
74 第1鉄片
741 第1端部
742 第2端部
75 第2鉄片
751 第1端部
752 第2端部
76 回動軸部
80 固定板
81 第1貫通孔
811、812 横内面
813、814 縦内面
82 第2貫通孔
821、822 横内面
823、824 縦内面
83 軸孔部
84 第1係止突起
85 第2係止突起
86 第3係止突起
87 保持溝部
88 第1保持用隙間
89 第2保持用隙間
90 第1可動部材
100 第2可動部材
CL1 巻回中心軸
CL2 中心線
L 直線
Claims (6)
- 収容部を内部に有する箱形の絶縁性のハウジングと、
前記ハウジングに固定され、前記ハウジングの外部から前記収容部まで延びていると共に、前記収容部に位置する固定接点部を有する板状の固定接点側端子と、
前記ハウジングに固定され、前記ハウジングの外部から前記収容部まで延びていると共に、前記固定接点側端子に対して電気的に独立して配置されている板状の可動接点側端子と、
前記収容部に配置されかつ前記可動接点側端子と電気的に接続されていると共に、前記固定接点部に対向する可動接点部を有し、前記可動接点部が前記固定接点部に接触および開離可能に弾性変形する可動接触片と、
前記収容部に配置されかつ異なる方向の電流が供給可能な電磁石部と、
前記可動接点部が前記固定接点部に対して接触または開離する接離方向に交差する方向に延びる回動軸周りに回動可能に前記収容部に配置されて、前記電磁石部に供給された電流の方向に応じて前記ハウジングに対して異なる方向にそれぞれ回動する回動ブロックと、
前記収容部に配置されかつ前記可動接触片と前記回動ブロックに接続されていると共に、前記回動ブロックの回動方向に応じて移動して前記可動接触片を弾性変形させて前記可動接点部を前記固定接点部に対して接触または開離させる可動部材と、
前記接離方向および前記回動軸の延在方向に交差する方向に延びかつ前記ハウジングに固定されて、前記回動ブロックを前記ハウジングと共に回動可能に支持する固定板と
を備え、
前記電磁石部が、前記可動接触片と前記電磁石部との間に配置されかつ相互に対向する対向面をそれぞれ有する第1ヨークおよび第2ヨークを有し、前記対向面間に、前記回動ブロックが配置された回動ブロック配置空間が設けられており、
前記回動ブロックが、前記接離方向および前記固定板の延在方向に交差する方向に延びて前記回動軸を構成する回動軸部を有し、
前記第2ヨークが、前記回動軸部の延在方向の一方から前記回動軸部の延在方向に突出する位置決め突起部を有し、
前記収容部が、前記回動軸部のその延在方向の一方の第1端部を回動可能に支持する軸受部を有し、
前記固定板が、前記回動軸部のその延在方向の他方の第2端部を回動可能に支持する軸孔部と、前記固定板の板厚方向に貫通して前記第2ヨークの前記位置決め突起部が接続された貫通孔とを有しており、
前記貫通孔は、接続された前記位置決め突起部を前記軸孔部および前記貫通孔の配列方向において移動可能にしつつ、接続された前記位置決め突起部の前記配列方向に交差する方向の位置を規制可能に設けられていると共に、前記配列方向における前記軸孔部に対して遠い方の縁部から前記配列方向に延びて前記貫通孔と前記固定板の外部とに連通して、前記回動軸部の前記配列方向における位置を保持可能な保持溝部を有している、電磁継電器。 - 前記軸孔部が、前記固定板の板厚方向から見て、前記配列方向に短軸が延びかつ前記配列方向に直交する方向に長軸が延びる長円形状を有する、請求項1の電磁継電器。
- 前記第1ヨークが、前記回動軸部の延在方向の一方から前記回動軸部の延在方向に突出する第1位置決め突起部を有し、
前記第2ヨークの前記位置決め突起部が、第2位置決め突起部であり、
前記固定板が、前記貫通孔である第2貫通孔と共に前記軸孔部を挟むように配置されかつ前記第1ヨークの前記第1位置決め突起部が接続されていると共に、前記第1ヨークの前記第1位置決め突起部における前記配列方向および前記配列方向に交差する方向の位置を規制する第1貫通孔を有している、請求項1または2の電磁継電器。 - 前記第1貫通孔および前記第2貫通孔の各々が、前記固定板の板厚方向から見て、前記配列方向に延びる一対の横内面と前記配列方向に交差する方向に延びる一対の縦内面とを有する四角形状であり、
前記第1貫通孔の前記一対の横内面の一方が、前記第1ヨークの前記第1位置決め突起部の位置の基準となる第1基準平面を構成し、前記第2貫通孔の前記一対の横内面の一方が、前記第2ヨークの前記第2位置決め突起部の位置の基準となる第2基準平面を構成しており、
前記第1基準平面および前記第2基準平面が、前記固定板の板厚方向から見て、前記配列方向に延びる前記固定板の中心線に関して同じ側で、かつ、前記配列方向に延びる同一直線上に位置している、請求項3の電磁継電器。 - 前記保持溝部が、前記第2貫通孔の前記一対の縦内面の前記第1貫通孔から遠い方における前記第2基準平面に対向する前記一対の横内面の他方側の端部に設けられている、請求項4の電磁継電器。
- 前記第1貫通孔の前記第1基準平面に対向する前記一対の横内面の他方に、前記第1貫通孔の前記一対の横内面の他方から前記第1基準平面に向かって突出して前記第1ヨークの前記第1位置決め突起部を前記配列方向に交差する方向において係止する第1係止突起が設けられ、
前記第1貫通孔の前記一対の縦内面の一方に、前記第1貫通孔の前記一対の縦内面の一方から他方に向かって突出して前記第1ヨークの前記第1位置決め突起部を前記配列方向において係止する第2係止突起が設けられ、
前記第2貫通孔の前記第2基準平面に対向する前記一対の横内面の他方に、前記第2貫通孔の前記一対の横内面の他方から前記第2基準平面に向かって突出して前記第2ヨークの前記第2位置決め突起部を係止する第3係止突起が設けられ、
前記第2貫通孔の前記一対の縦内面の各々と前記第2ヨークの前記第2位置決め突起部との間に、前記保持溝部と共に前記回動軸部の前記配列方向における位置を保持可能な保持用隙間が設けられている、請求項4または5の電磁継電器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017151943A JP2019032945A (ja) | 2017-08-04 | 2017-08-04 | 電磁継電器 |
PCT/JP2018/028805 WO2019026945A1 (ja) | 2017-08-04 | 2018-08-01 | 電磁継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017151943A JP2019032945A (ja) | 2017-08-04 | 2017-08-04 | 電磁継電器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019032945A true JP2019032945A (ja) | 2019-02-28 |
Family
ID=65232860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017151943A Pending JP2019032945A (ja) | 2017-08-04 | 2017-08-04 | 電磁継電器 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019032945A (ja) |
WO (1) | WO2019026945A1 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7100726B1 (ja) | 2021-01-21 | 2022-07-13 | 松川精密股▲ふん▼有限公司 | 電磁継電器 |
JP2022144159A (ja) * | 2021-03-18 | 2022-10-03 | 松川精密股▲ふん▼有限公司 | 電気的な開閉を外部手動制御可能な電磁継電器 |
KR20220142837A (ko) * | 2021-04-15 | 2022-10-24 | 송 추안 프레시션 컴퍼니 리미티드 | 전기적인 개폐를 외부에서 수동으로 제어 가능한 전자기 계전기 |
JP2024166188A (ja) * | 2023-05-18 | 2024-11-28 | シァメン ホンファ エレクトリック パワー コントロールズ カンパニー リミテッド | 固定フレーム及び磁気保持リレー |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7451910B2 (ja) * | 2019-09-18 | 2024-03-19 | オムロン株式会社 | リレー |
JP7533114B2 (ja) * | 2020-10-20 | 2024-08-14 | オムロン株式会社 | 電磁継電器 |
JP7533113B2 (ja) * | 2020-10-20 | 2024-08-14 | オムロン株式会社 | 電磁継電器 |
JP7452375B2 (ja) * | 2020-10-20 | 2024-03-19 | オムロン株式会社 | 電磁継電器 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008166179A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Matsushita Electric Works Ltd | 電磁石装置 |
JP2008300151A (ja) * | 2007-05-30 | 2008-12-11 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 電磁リレー |
JP2013222699A (ja) * | 2012-04-19 | 2013-10-28 | Fujitsu Component Ltd | 電磁継電器 |
JP2015088463A (ja) * | 2013-09-27 | 2015-05-07 | オムロン株式会社 | 接点機構部およびこれを備えた電磁継電器 |
-
2017
- 2017-08-04 JP JP2017151943A patent/JP2019032945A/ja active Pending
-
2018
- 2018-08-01 WO PCT/JP2018/028805 patent/WO2019026945A1/ja active Application Filing
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008166179A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Matsushita Electric Works Ltd | 電磁石装置 |
JP2008300151A (ja) * | 2007-05-30 | 2008-12-11 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 電磁リレー |
JP2013222699A (ja) * | 2012-04-19 | 2013-10-28 | Fujitsu Component Ltd | 電磁継電器 |
JP2015088463A (ja) * | 2013-09-27 | 2015-05-07 | オムロン株式会社 | 接点機構部およびこれを備えた電磁継電器 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7100726B1 (ja) | 2021-01-21 | 2022-07-13 | 松川精密股▲ふん▼有限公司 | 電磁継電器 |
JP2022112419A (ja) * | 2021-01-21 | 2022-08-02 | 松川精密股▲ふん▼有限公司 | 電磁継電器 |
JP2022144159A (ja) * | 2021-03-18 | 2022-10-03 | 松川精密股▲ふん▼有限公司 | 電気的な開閉を外部手動制御可能な電磁継電器 |
JP7161559B2 (ja) | 2021-03-18 | 2022-10-26 | 松川精密股▲ふん▼有限公司 | 電気的な開閉を外部手動制御可能な電磁継電器 |
KR20220142837A (ko) * | 2021-04-15 | 2022-10-24 | 송 추안 프레시션 컴퍼니 리미티드 | 전기적인 개폐를 외부에서 수동으로 제어 가능한 전자기 계전기 |
KR102615123B1 (ko) * | 2021-04-15 | 2023-12-15 | 송 추안 프레시션 컴퍼니 리미티드 | 전기적인 개폐를 외부에서 수동으로 제어 가능한 전자기 계전기 |
JP2024166188A (ja) * | 2023-05-18 | 2024-11-28 | シァメン ホンファ エレクトリック パワー コントロールズ カンパニー リミテッド | 固定フレーム及び磁気保持リレー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2019026945A1 (ja) | 2019-02-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2019032945A (ja) | 電磁継電器 | |
US20160190903A1 (en) | Power generation device | |
JP2019083171A (ja) | 電磁継電器 | |
JP2019160642A (ja) | ソケット | |
EP2775501A1 (en) | Electromagnetic relay | |
JP6962309B2 (ja) | 端子台および端子台セット | |
JP2019032948A (ja) | 電磁継電器 | |
JP2012190750A (ja) | スイッチ装置 | |
JP2019032947A (ja) | 電磁継電器 | |
CN103229266A (zh) | 电磁继电器 | |
JP2019032944A (ja) | 電磁継電器およびスマートメータ | |
JP5081064B2 (ja) | 配線ダクト接続装置 | |
JP6376231B1 (ja) | 電磁継電器およびスマートメータ | |
CN109427508B (zh) | 电磁继电器 | |
JP6897408B2 (ja) | 電磁継電器 | |
WO2018043159A1 (ja) | 電磁継電器 | |
TWI632582B (zh) | Relay | |
WO2018168126A1 (ja) | トリガースイッチ | |
JP7120057B2 (ja) | 電磁石装置 | |
KR102798392B1 (ko) | 전자 계전기 | |
JP5835510B1 (ja) | リレー | |
EP2775494A1 (en) | Electromagnetic relay | |
WO2019225441A1 (ja) | プローブピン | |
JP5880770B1 (ja) | リレー | |
JP2016127340A (ja) | 同軸スイッチ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200304 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210323 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20210928 |