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JP2019032036A - クラッチ装置 - Google Patents

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JP2019032036A
JP2019032036A JP2017153653A JP2017153653A JP2019032036A JP 2019032036 A JP2019032036 A JP 2019032036A JP 2017153653 A JP2017153653 A JP 2017153653A JP 2017153653 A JP2017153653 A JP 2017153653A JP 2019032036 A JP2019032036 A JP 2019032036A
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大 鍋田
Masaru Nabeta
大 鍋田
正規 那波
Masanori Nawa
正規 那波
林 大介
Daisuke Hayashi
大介 林
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

【課題】第二の回転部材に錘が連結される際に、第一の回転部材と第二の回転部材との接続部に軸方向の荷重が掛かることが抑制されやすい、新規な構成のクラッチ装置を得る。【解決手段】クラッチ装置の連結機構は、第一の接触部と、第二の接触部と、伝達部と、を有している。第一の接触部は、第二の回転部材と回転中心回りに一体的に回転する。第二の接触部は、錘と回転中心回りに一体的に回転する。伝達部は、第一の接触部と第二の接触部との間で伝達される軸方向の力を第二の回転部材を介さずに第一の回転部材に伝達する。伝達状態では、第一の接触部と第二の接触部とが接触して摩擦によって互いの間でトルクを伝達し、遮断状態では、第一の接触部と第二の接触部とが離間して互いの間でトルクを伝達しない。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、クラッチ装置に関する。
従来、エンジンの出力シャフトのトルクをトランスミッションの入力シャフトに伝達する伝達状態では、入力シャフトに連結されたクラッチディスクに錘を押し付けてクラッチディスクに錘を連結し、トルクをトランスミッションの入力シャフトに伝達しない遮断状態では、クラッチディスクから錘を分離させるクラッチ装置が知られている(例えば、特許文献1)。このような構成では、エンジンのトルクをトランスミッションに伝達する場合には、錘によってエンジンからトランスミッションに伝達される振動が抑制されやすい。また、トルクをトランスミッションに伝達しない場合には、入力シャフトに錘の慣性力が作用し難いのでトランスミッションの変速操作に必要な操作力を小さくし易い。
また、この種のクラッチ装置のクラッチディスクとして、フライホイールに押し付けられる第一の回転部材と、第一の回転部材と相対的に回転可能に接続された第二の回転部材と、第一の回転部材と第二の回転部材との間に介在した弾性部材と、を有し、第二の回転部材に錘が押し付けられることにより第二の回転部材に錘が連結されるものがある。
実開昭61−99725号公報
しかしながら、従来技術では、第一の回転部材がフライホイールに押し付けられた状態で第二の回転部材に錘が押し付けられると、例えば、第一の回転部材と第二の回転部材との接続部に掛かる軸方向の荷重が増大する場合がある。
そこで、この種のクラッチ装置では、例えば、第二の回転部材に錘が連結される際に、第一の回転部材と第二の回転部材との接続部に軸方向の荷重が掛かることが抑制されやすい、新規な構成が得られれば、有意義である。
実施形態のクラッチ装置は、例えば、回転中心回りに回転可能な第一の回転体と、前記回転中心の軸方向に移動可能な移動体と、前記回転中心回りに回転可能であり、前記移動体によって前記軸方向に前記第一の回転体に押し付けられて前記第一の回転体との間で摩擦によりトルクが伝達される伝達状態と、前記移動体に押されず前記第一の回転体との間でトルクが伝達されない遮断状態と、を切り替え可能に設けられた第二の回転体と、前記回転中心回りに回転可能な錘と、連結機構と、を備え、前記第二の回転体は、前記移動体によって前記第一の回転体に押し付けられる第一の回転部材と、前記第一の回転部材と前記回転中心回りに相対的に回転可能に接続された第二の回転部材と、前記第一の回転部材と前記第二の回転部材との間に介在し、前記第一の回転部材と前記第二の回転部材との前記回転中心回りの相対的な回転に伴って弾性変形する第一の弾性部材と、を有し、前記連結機構は、前記回転中心回りに設けられ、前記第二の回転部材と前記伝達状態および前記遮断状態の両方で前記回転中心回りに一体的に回転する第一の接触部と、前記回転中心回りに設けられ、前記錘と前記伝達状態および前記遮断状態の両方で前記回転中心回りに一体的に回転し、前記移動体の移動に伴って前記第一の接触部に対して前記軸方向に相対的に移動する第二の接触部と、前記第一の接触部と前記第二の接触部との間で伝達される前記軸方向の力を前記第二の回転部材を介さずに前記第一の回転部材に伝達する伝達部と、を有し、前記伝達状態では、前記第一の接触部と前記第二の接触部とが接触して摩擦によって互いの間でトルクを伝達し、前記遮断状態では、前記第一の接触部と前記第二の接触部とが離間して互いの間でトルクを伝達しない。
このような構成によれば、例えば、第一の接触部と第二の接触部との間で伝達される軸方向の力が、第一の回転体に押し付けられる第一の回転部材に、第二の回転部材を介さずに伝達される。よって、第二の回転部材に錘が連結される際に、第一の回転部材と第二の回転部材との接続部に軸方向の荷重が掛かることが抑制されやすい。
また、前記クラッチ装置は、例えば、前記伝達部に含まれ、前記第一の接触部が設けられ、前記回転中心回りに回転可能に設けられた第一の引掛部材と、前記第二の回転部材に設けられ、前記第一の引掛部材と前記回転中心の周方向に引っ掛かり、前記第二の回転部材と一体的に前記回転中心回りに回転する第二の引掛部材と、を備えている。
このような構成によれば、例えば、比較的簡素な構成で、錘を第二の回転部材と一体的に回転させることができる。
また、前記クラッチ装置は、前記伝達部に含まれ、前記第一の回転部材と前記第一の引掛部材との間に介在し、前記第一の回転部材に対する前記第一の引掛部材の相対的な回転を可能に前記第一の引掛部材を支持した軸受を備えている。
このような構成によれば、例えば、第一の回転部材に対する第一の引掛部材の相対的な回転が可能である。
また、前記クラッチ装置では、例えば、前記第一の回転部材は、前記移動体によって第一の回転部材に押し付けられる被押付部と、前記被押付部よりも前記回転中心の径方向の内側に位置され前記第二の回転部材に支持された被支持部と、を有し、前記第一の弾性部材は、前記被押付部と被支持部との間に位置され、前記伝達部は、前記第一の回転部材において前記被押付部と前記被支持部との間に設けられ前記第一の弾性部材よりも前記回転中心の径方向の外側に位置された伝達対象部、に力を伝達する。
このような構成によれば、例えば、第一の回転部材において第一の弾性部材よりも回転中心の径方向の内側に位置された部分に伝達部によって力が伝達される構成に比べて、第二の回転体の軸方向の撓みが抑制されやすい。
また、前記クラッチ装置は、例えば、前記錘の支持対象部を前記回転中心回りに回転可能に支持した軸受を備え、前記第二の接触部は、前記第二の引掛部材と前記第一の引掛部材との結合部よりも前記回転中心の径方向の内側かつ前記支持対象部よりも前記径方向の外側に位置されている。
このような構成によれば、例えば、第二の接触部が、第二の引掛部材と第一の引掛部材との結合部よりも回転中心の径方向の外側に位置された構成に比べて、錘の軸方向の撓みが抑制されやすい。
また、前記クラッチ装置は、例えば、前記第一の回転部材に設けられた第一の摺動部と、前記第二の回転部材に設けられ、前記第一の摺動部に軸方向に接触して前記第一の摺動部と前記回転中心回りに摺動する第二の摺動部と、前記第一の摺動部を前記第二の摺動部に軸方向に押し付ける弾性力を生じる第二の弾性部材と、を備えている。
このような構成によれば、例えば、上述のように、伝達部が、第一の接触部と第二の接触部との間で伝達される軸方向の力を第二の回転部材を介さずに第一の回転部材に伝達するので、第二の回転部材に錘が連結されても、第一の摺動部と第二の摺動部との間の摺動抵抗の増加が抑制されやすい。
図1は、実施形態のクラッチ装置の回転中心の片側の断面図であって、クラッチ装置が伝達状態の場合での図である。 図2は、実施形態のクラッチ装置の回転中心の片側の断面図であって、クラッチ装置が遮断状態の場合での図である。 図3は、実施形態のクラッチ装置の一部の断面図である。 図4は、実施形態の連結機構における第一の回転部の一部の背面図である。 図5は、実施形態の連結機構における第二の引掛部材の背面図である。 図6は、実施形態の変形例のクラッチ装置における第二の引掛部材の背面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および結果(効果)は、あくまで一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つを得ることが可能である。なお、本明細書において、序数は、部品や、部位、位置、方向等を区別するために便宜上付与されており、優先順位や順番を示すものではない。
また、以下の説明では、特に言及されない限り、軸方向は回転中心Ax(回転軸)の軸方向、径方向は回転中心Axの径方向、周方向は回転中心Axの周方向である。また、各図中、軸方向の一方側は矢印Xで示され、径方向の外側(回転中心Axから遠ざかる側、放射方向)は矢印Rで示される。
図1は、本実施形態のクラッチ装置1の回転中心Axの片側の断面図であって、クラッチ装置1が伝達状態の場合での図である。図2は、本実施形態のクラッチ装置1の回転中心Axの片側の断面図であって、クラッチ装置1が遮断状態の場合での図である。本実施形態のクラッチ装置1は、エンジン(動力装置、不図示)とトランスミッション(従動装置、不図示)との間に位置される。なお、クラッチ装置1は、エンジンとトランスミッションとの間には限られず、他の位置にも設けられうるし、種々の車両(例えば、ハイブリッド自動車)や、回転要素を有した機械等にも設けられうる。
本実施形態では、クラッチ装置1は、一つのトルク伝達部2を備えた所謂シングルクラッチである。クラッチ装置1は、クラッチ操作力によって可動部材であるレリーズ軸受3が軸方向に沿って動かされることにより、トルク伝達部2でトルク(回転)が伝達される伝達状態(図1)と、トルク伝達部2でのトルク(回転)の伝達が遮断された遮断状態(図2)と、を切り替えることができる。トルク伝達部2は、当該トルク伝達部2の入力側から出力側との間で伝達されるトルクを変化させることができる。トルク伝達部2の入力側は、エンジンのクランクシャフト(不図示)に接続(固定)され、トルク伝達部2の出力側は、トランスミッションの入力シャフトSに接続(固定)されている。なお、トルク伝達部2は、入力トルクに対して出力トルクが減る所謂半クラッチ状態での回転の伝達も可能である。
クラッチ装置1は、フライホイール10と、クラッチカバー11と、クラッチディスク12と、プレッシャプレート13と、ダイヤフラムスプリング14と、レリーズ軸受3と、動吸振器15と、連結機構16と、を備えている。フライホイール10、クラッチディスク12、およびプレッシャプレート13は、トルク伝達部2を構成している。フライホイール10は、トルク伝達部2における入力側部材であり、エンジンのクランクシャフトに結合(固定)されている。また、クラッチディスク12は、トルク伝達部2における出力側部材であり、トランスミッションの入力シャフトSに結合(固定)されている。フライホイール10は、第一の回転体の一例であり、クラッチディスク12は、第二の回転体の一例であり、プレッシャプレート13は、移動体の一例であり、動吸振器15は、錘の一例である。
フライホイール10は、クラッチ装置1の中で、軸方向の一方側(図1では左側)に位置されている。フライホイール10は、回転中心Ax回りに回転可能に設けられている。フライホイール10は、慣性体(はずみ車)として機能する。フライホイール10は、エンジンのクランクシャフトに、例えばボルト(不図示)により結合されて支持されている。
クラッチカバー11は、クラッチ装置1の中で、軸方向の他方側(図1では右側)に位置されている。クラッチカバー11は、回転中心Ax回りに回転可能に設けられている。クラッチカバー11は、回転中心Axを中心として軸方向の他方側に膨らんだドーム状に構成されている。クラッチカバー11は、トランスミッションのカバー(不図示)に回転可能に支持されている。また、クラッチカバー11は、フライホイール10と、例えばボルト等の結合具(不図示)によって結合されている。本実施形態では、クラッチカバー11の軸方向の一方側の端部がフライホイール10と結合され、クラッチカバー11の軸方向の他方側の端部がトランスミッションのカバーに回転可能に支持されている。よって、クラッチカバー11は、フライホイール10と一体的に、トランスミッションのカバーに対して回転する。
クラッチカバー11とフライホイール10との間に、クラッチディスク12、プレッシャプレート13、ダイヤフラムスプリング14、動吸振器15、および連結機構16が位置されている。
クラッチディスク12は、フライホイール10の軸方向の他方側に位置されている。クラッチディスク12は、回転中心Ax回りに回転可能である。
クラッチディスク12は、第一の回転部材21と、第二の回転部材22と、複数の外側コイルスプリング23と、を有している。なお、図1では、複数の外側コイルスプリング23のうち一つが示されている。第一の回転部材21および第二の回転部材22は、それぞれ、回転中心Ax回りに回転可能に設けられている。第二の回転部材22は、第一の回転部材21を回転中心Ax回りに回転可能に支持している。すなわち、第二の回転部材22は、第一の回転部材21と回転中心Ax回りに相対的に回転可能に接続されている。クラッチディスク12では、第一の回転部材21と第二の回転部材22との回転中心Ax回りの相対的な回転に伴って外側コイルスプリング23が弾性的に伸縮することにより、トルク変動を緩和することができる。外側コイルスプリング23は、第一の弾性部材の一例である。
第一の回転部材21および第二の回転部材22は、それぞれ、回転中心Ax回りに円環状に構成されるとともに、径方向および周方向に広がった板状に、構成されている。
第一の回転部材21は、複数のサイドプレート24,25と、ライニングプレート26と、複数のブッシュ27,28と、を有している。本実施形態では、例えば、二つのサイドプレート24,25が、第一の回転部材21のうち径方向の内側に位置され、ライニングプレート26が、サイドプレート24,25の径方向の外側に位置されている。また、二つのブッシュ27,28が、サイドプレート24,25の径方向の内側に位置されている。
サイドプレート24は、サイドプレート25の軸方向(X方向)の一方側、すなわち図1の左側に位置されている。サイドプレート24,25は、それぞれ、回転中心Ax回りに円環状かつ板状に構成されている。サイドプレート24,25は、少なくとも部分的に、互いに軸方向に間隔を空けて位置されている。サイドプレート24,25は、それぞれを軸方向に貫通したリベット等の結合具60によって、互いに結合されている。よって、サイドプレート24,25は、回転中心Ax回りに一体的に回転する。
また、サイドプレート24,25には、それぞれ、周方向に互いに間隔を空けて複数の開口部24a,25aが設けられている。なお、図1では、複数の開口部24a,25aのうちそれぞれの一つが示されている。開口部24a,25aは、例えば、サイドプレート24,25を軸方向に沿って貫通するとともに、周方向に沿って延びた長穴である。開口部24aと開口部25aとは、軸方向に互いに重なり合って位置され、それぞれの周方向の一方側の縁部と他方側の縁部との間に外側コイルスプリング23が配置されている。
ライニングプレート26は、例えば、回転中心Ax回りに円環状かつ板状に構成されている。ライニングプレート26の径方向の外側の部分には、一対の摩擦部材29,30が設けられている。ライニングプレート26は、一対の摩擦部材29,30の間に挟まれている。ライニングプレート26における一対の摩擦部材29,30に挟まれた部分と、一対の摩擦部材29,30とは、プレッシャプレート13によって第一の回転部材21に押し付けられる被押付部21aを構成している。また、ライニングプレート26の径方向の内側の部分は、サイドプレート24,25と結合されている。よって、ライニングプレート26は、サイドプレート24,25と一体的に回転する。サイドプレート24,25およびライニングプレート26は、例えば、金属材料で構成されうる。また、ライニングプレート26は、例えば、ステンレス鋼等のサイドプレート24,25とは異なる金属材料で構成されうる。摩擦部材29,30は、例えば、ガラス繊維材料や合成ゴム等を含有した合成樹脂材料等で構成されうる。
ブッシュ27,28は、それぞれ、サイドプレート24,25の内周部に嵌合構造によって嵌められている。すなわち、二つのブッシュ27,28は、被押付部21aよりも回転中心Axの径方向の内側に位置されている。これにより、サイドプレート24,25とブッシュ27,28とは、回転中心Ax回りに一体的に回転可能となっている。ブッシュ27,28は、被支持部の一例である。ブッシュ27,28は、摺動部材とも称されうる。
図3は、本実施形態のクラッチ装置1の一部の断面図である。図1〜3に示されるように、第二の回転部材22は、トランスミッションの入力シャフトSに結合されている。第二の回転部材22は、内側ハブ31と、外側ハブ32と、複数の内側コイルスプリング33(図3)と、を有している。なお、図3では、複数の内側コイルスプリング33のうち一つが示されている。内側ハブ31および外側ハブ32は、それぞれ、回転中心Ax回りに回転可能に設けられている。第二の回転部材22では、例えば、内側ハブ31と外側ハブ32との回転中心Ax回りの相対的な回転に伴って内側コイルスプリング33が弾性的に伸縮することにより、トルク変動を緩和することができる。
内側ハブ31は、筒状部31aと、複数の突出部31bと、を有している。なお、図1〜3には、複数の突出部31bのうち一つが示されている。筒状部31aは、回転中心Ax回りに円筒状に構成されている。筒状部31aは、例えば、圧入やスプライン結合等によって、トランスミッションの入力シャフトSと結合され、入力シャフトSと一体的に回転する。
また、筒状部31aは、ブッシュ27,28の径方向の内側に嵌められている。筒状部31aは、ブッシュ27,28を回転中心Ax回りに回転可能に支持している。内側ハブ31の筒状部31aとブッシュ27,28とは、回転中心Ax回りに相対的に回転可能である。
複数の突出部31bは、筒状部31aの軸方向の略中央部から径方向の外側に突出している。突出部31bは、軸方向において二つのブッシュ27,28の間に位置され、二つのブッシュ27,28に軸方向に挟まれている。
また、ブッシュ28とサイドプレート25との間に、皿バネ39が設けられている。皿バネ39は、ブッシュ28とサイドプレート25とに、互いに軸方向(X方向)に離間する方向の弾性力を与えている。また、皿バネ39は、ブッシュ27,28および内側ハブ31の突出部31bと軸方向に重なっている。すなわち、皿バネ39は、弾性力によって、ブッシュ28を内側ハブ31の突出部31bに押し付けるとともに、サイドプレート24,25を介して、ブッシュ27を内側ハブ31の突出部31bに押し付けている。これにより、皿バネ39は、ブッシュ27と突出部31bとの間およびブッシュ28と突出部31bとの間のそれぞれに、摺動抵抗(摩擦抵抗)を与えることができる。このように、皿バネ39は、ブッシュ27,28を突出部31bに軸方向に押し付ける弾性力を生じる。このような構成により、ブッシュ27,28と突出部31bとは、互いに軸方向に接触して互いに回転中心Ax回りに摺動することができる。皿バネ39は、第二の弾性部材の一例である。ブッシュ27,28は、第一の摺動部の一例であり、内側ハブ31の突出部31bは、第二の摺動部の一例である。
上記の通り、二つのブッシュ27,28は、皿バネ39の弾性力によって、突出部31bに押し付けられている。これにより、二つのブッシュ27,28と突出部31bとのトルクの差の値が所定値以下の場合には、二つのブッシュ27,28と突出部31bとの間の摩擦によって、二つのブッシュ27,28と突出部31bとが一体的に回転する。すなわち、第一の回転部材21と第二の回転部材22とが一体的に回転する。一方、二つのブッシュ27,28と突出部31bとのトルクの差の値が所定値を超えた場合には、二つのブッシュ27,28と突出部31bとが互いに摺動しながら相対的に回転する。すなわち、第一の回転部材21と第二の回転部材22とが相対的に回転する。このとき、二つのブッシュ27,28と突出部31bとの摺動によって、第一の回転部材21と第二の回転部材22との間の捩り振動が抑制される。なお、第一の回転部材21と第二の回転部材22との相対的な回転は、例えば、不図示のストッパ同士が当接すること等によって、所定の角度範囲内に限定されている。
外側ハブ32は、軸方向において、サイドプレート24とサイドプレート25との間に位置されている。外側ハブ32は、円板状に形成されている。外側ハブ32は、ベース部32aと、複数の内側突出部32bと、複数の外側突出部32cと、を有している。
ベース部32aは、回転中心Ax回りに円環状に形成されている。複数の内側突出部32bは、ベース部32aの内周部から径方向の内側に突出している。複数の内側突出部32bは、互いに周方向に間隔を空けて設けられている。複数の外側突出部32cは、ベース部32aの外周部から径方向の外側に突出している。複数の外側突出部32cは、互いに周方向に間隔を空けて設けられている。周方向で隣り合う二つの外側突出部32c間には、開口部32dが設けられている。開口部32dは、複数設けられている。複数の開口部32dは、周方向に互いに間隔を空けて設けられている。開口部32dは、例えば、径方向の外側に向けて開放された切欠部である。
また、外側ハブ32の径方向の内側には、内側ハブ31が嵌められて、外側ハブ32の内側突出部32bと内側ハブ31の突出部31bとが、周方向に交互に位置されている。周方向において、外側ハブ32の内側突出部32bの端部と、内側ハブ31の突出部31bの端部との間には、隙間が形成されている。これにより、内側ハブ31と外側ハブ32とは、所定の角度範囲で相対的に回転可能である。
複数の内側コイルスプリング33は、周方向に互いに間隔を空けて位置されている。内側コイルスプリング33は、例えば、金属材料で構成され、周方向に略沿って延びている。内側コイルスプリング33は、周方向における、外側ハブ32の内側突出部32bの端部と、内側ハブ31の突出部31bの端部との間の隙間に位置されている。すなわち、内側コイルスプリング33は、周方向において、内側ハブ31と外側ハブ32との間に介在している。内側コイルスプリング33は、圧縮バネとして機能する。
内側コイルスプリング33は、内側ハブ31と外側ハブ32との相対的な回転に伴って周方向に弾性的に伸縮する。内側コイルスプリング33は、弾性的に縮むことによりトルクを圧縮力として蓄え、弾性的に伸びることにより圧縮力をトルクとして放出する。このような内側コイルスプリング33の伸縮によって、トルク変動を緩和することができる。なお、内側ハブ31と外側ハブ32との相対的な回転は、例えば、不図示のストッパ同士が当接すること等によって、所定の角度範囲内に限定されている。
図1,2に示される外側コイルスプリング23は、例えば、金属材料で構成され、周方向に略沿って延びている。外側コイルスプリング23は、周方向に略沿って弾性的に伸縮する圧縮ばねとして機能する。外側コイルスプリング23は、第一の回転部材21の被押付部21aとブッシュ27,28との間に位置されている。また、複数の外側コイルスプリング23は、周方向に互いに間隔を空けて位置されている。また、外側コイルスプリング23の周方向の両側の端部には、支持部材34が設けられている。支持部材34は、例えば、リテーナである。支持部材34は、例えば、外側コイルスプリング23をより安定的に支持したり、外側コイルスプリング23をより安定的に弾性変形させたり、外側コイルスプリング23とサイドプレート24,25および外側ハブ32との直接的な接触を抑制したり、といった機能を有している。支持部材34は、例えば、合成樹脂材料によって構成されうる。
外側コイルスプリング23および支持部材34は、互いに軸方向に重なり合った第一の回転部材21の開口部24a,25aおよび第二の回転部材22の開口部32d内に収容され、第一の回転部材21のサイドプレート24,25と第二の回転部材22の外側ハブ32とに接続されている。このような構成で、第一の回転部材21の開口部24a,25aの周方向の一方側の縁部と第二の回転部材22の開口部32dの周方向の他方側の縁部とが互いに近付く方向に相対的に回転すると、それら縁部によって外側コイルスプリング23が弾性的に縮む。逆に、第一の回転部材21の開口部24a,25aおよび第二の回転部材22の開口部32d内で弾性的に縮んだ状態で、第一の回転部材21の開口部24a,25aの周方向の一方側の縁部と第二の回転部材22の開口部32dの周方向の他方側の縁部とが互いに遠ざかる方向に相対的に回転すると、外側コイルスプリング23は弾性的に伸びる。すなわち、外側コイルスプリング23は、第一の回転部材21と第二の回転部材22との間に挟まれ、回転中心Ax回りの相対的な回転に伴って略周方向に沿って弾性的に伸縮する。外側コイルスプリング23は、弾性的に縮むことによりトルクを圧縮力として蓄え、弾性的に伸びることにより圧縮力をトルクとして放出する。外側コイルスプリング23は、このように、第一の回転部材21と第二の回転部材22との間に位置され、第一の回転部材21と第二の回転部材22とに周方向に略沿って挟まれて、周方向に略沿って弾性的に伸縮する。クラッチディスク12は、この外側コイルスプリング23の伸縮によってトルク変動を緩和することができる。
図1,2に示されるように、プレッシャプレート13は、クラッチディスク12のライニングプレート26のフライホイール10とは反対側に位置されている。プレッシャプレート13は、回転中心Ax回りに回転可能に設けられているとともに、軸方向に移動可能に設けられている。プレッシャプレート13は、ストラッププレート40(弾性部材)によってクラッチカバー11に接続され、クラッチカバー11と一体的に回転可能である。また、プレッシャプレート13は、ストラッププレート40の弾性変形によってクラッチカバー11に対して軸方向に所定範囲で移動可能となっている。また、プレッシャプレート13は、ストラッププレート40によって、フライホイール10およびクラッチディスク12から離れる方向、すなわち軸方向の他方側に向かう力を付与されている。
プレッシャプレート13は、壁部13aと、複数の突出部13bと、を有している。壁部13aは、回転中心Ax回りに円環状かつ板状に構成されている。壁部13aは、回転中心Axと交差(略直交)する方向に広がっている。
複数の突出部13bは、壁部13aから軸方向の他方向側に突出している。複数の突出部13bは、周方向に互いに間隔を空けて位置されている。なお、突出部13bは、回転中心Ax回りに円環状に構成されていてもよい。
ダイヤフラムスプリング14は、プレッシャプレート13をフライホイール10側に押す弾性力を生じる。ダイヤフラムスプリング14は、環状の皿バネ部分から径方向の内側に複数のレバー部分が延びた構成となっている。ダイヤフラムスプリング14は、中間部分が、二つの支点部材35を介してクラッチカバー11に揺動可能に支持されている。ダイヤフラムスプリング14の内周部は、レリーズ軸受3に接続されている。ダイヤフラムスプリング14には、レリーズ軸受3を介して操作力が入力される。一方、ダイヤフラムスプリング14の外周部は、プレッシャプレート13の突出部13bと接触している。ダイヤフラムスプリング14は、支点部材35を支点にして傾くことで、当該ダイヤフラムスプリング14の外周部分がプレッシャプレート13をフライホイール10側に押すとともに、当該ダイヤフラムスプリング14の内周部分がレリーズ軸受3をトランスミッション側(図1の右側)に押す。ダイヤフラムスプリング14は、プレッシャプレート13を押すことで、プレッシャプレート13をクラッチディスク12の摩擦部材30に圧接させるとともにクラッチディスク12の摩擦部材29をフライホイール10に圧接させる。一方、ダイヤフラムスプリング14は、内周部分がレリーズ軸受3によってフライホイール10側に押されることで、外周部分がフライホイール10から離れるように軸方向の他方側に変位し、プレッシャプレート13をフライホイール10側へ押さなくなる。また、ダイヤフラムスプリング14は、支点部材35と当接している部分よりも径方向の外側の部分において、アシストスプリング36によってトランスミッション側(図1の右側)に押されている。
レリーズ軸受3は、軸方向に移動可能に、トランスミッションのケース(不図示)に支持されている。レリーズ軸受3は、連結機構を介してクラッチペダル(不図示)に連結されている。レリーズ軸受3は、操作者(運転者)によるクラッチペダルの操作によってクラッチペダルから入力される操作力を受けて、軸方向に沿って移動する。なお、レリーズ軸受3は、アクチュエータから入力される操作力(駆動力)によって駆動されてもよい。レリーズ軸受3は、可動部材とも称されうる。
動吸振器15は、軸方向においてクラッチディスク12とダイヤフラムスプリング14との間に位置されている。動吸振器15は、回転中心Ax回りの環状に構成され、回転中心Ax回りに回転可能かつ軸方向に移動可能に設けられている。詳細には、動吸振器15は、支持部材37および軸受38を介して、プレッシャプレート13に回転中心Axに回転可能に支持されている。動吸振器15は、プレッシャプレート13と一体的に軸方向に移動可能である。
動吸振器15は、遠心振り子式であり、複数の転動体41と、支持部材42と、を有する。複数の転動体41は、互いに周方向に間隔を空けて位置されている。なお、図1,2では、複数の転動体41のうち一つが示されている。複数の転動体41のそれぞれは、所定の角度範囲内で転動可能に支持部材42に支持されている。複数の転動体41は、外側コイルスプリング23と軸方向に面して位置されている。転動体41は、慣性体や、質量体、錘とも称されうる。
支持部材42は、筒状部42aと、壁部42bと、を有している。筒状部42aは、回転中心Ax回りに円筒状に構成されている。筒状部42aは、軸受38の内輪に接続されている。筒状部42aは、回転中心Ax回りに回転可能に軸受38に支持されている。壁部42bは、回転中心Ax回りに円板状に構成されている。壁部42bは、筒状部42aの軸方向の一方側の端部から径方向の外側に広がっている。支持部材42は、壁部42bのうち径方向の外側の部分で複数の転動体41を支持している。筒状部42aは、支持対象部の一例である。
動吸振器15は、支持部材42が回転中心Ax回りに回転する際の複数の転動体41の慣性によって、捩り振動を抑制することができる。
支持部材37および軸受38は、それぞれ、回転中心Ax回りに円環状に構成されている。支持部材37は、内側筒状部37aと、壁部37bと、外側筒状部37cと、フランジ部37dと、を有している。内側筒状部37aは、回転中心Ax回りに円筒状に構成されている。内側筒状部37aは、軸受38の外輪に接続されている。壁部37bは、回転中心Ax回りに円板状に構成されている。壁部37bは、内側筒状部37aの軸方向の他方側の端部から径方向の外側に広がっている。壁部37bは、軸方向において動吸振器15とダイヤフラムスプリング14との間に位置されている。外側筒状部37cは、回転中心Ax回りに円筒状に構成されている。外側筒状部37cは、壁部37bの外周部から軸方向の一方側に延びている。外側筒状部37cは、動吸振器15を径方向の外側から覆っている。フランジ部37dは、回転中心Ax回りに円板状に構成されている。フランジ部37dは、外側筒状部37cの軸方向の一方側の端部から径方向の外側に広がっている。フランジ部37dは、プレッシャプレート13の壁部13aに結合部材62によって結合(固定)されている。支持部材37は、プレッシャプレート13と一体的に回転中心Ax回りに回転しかつプレッシャプレート13と一体的に軸方向に移動する。
軸受38は、動吸振器15の回転中心Axの径方向の内側に位置されている。軸受38は、動吸振器15を回転中心Ax回りに回転可能に支持している。軸受38は、例えば、玉軸受である。なお、軸受38は、ころ軸受等であってもよい。
図1,2に示されるように、連結機構16は、クラッチディスク12と動吸振器15との連結および分離を行なう。連結機構16は、クラッチ装置1が伝達状態の場合には、動吸振器15とクラッチディスク12とを連結し(図1)、クラッチ装置1が遮断状態の場合には、動吸振器15とクラッチディスク12とを分離する(図2)。
連結機構16は、クラッチディスク12に設けられた第一の回転部51と、動吸振器15に設けられた第二の回転部52と、を有している。第一の回転部51と第二の回転部52とは、軸方向においてクラッチディスク12とダイヤフラムスプリング14との間に位置されている。第一の回転部51の軸方向の他方側に第二の回転部52が位置されている。第一の回転部51と第二の回転部52とは、それぞれ、回転中心Ax回りに回転可能に設けられている。
第一の回転部51は、第一の回転部材21に設けられた第一の伝達部53と、第二の回転部材22に設けられた第二の伝達部54と、を有している。第一の伝達部53は、伝達部の一例である。
第一の伝達部53は、第一の引掛部材55と、軸受56と、支持部材57と、を有している。
図4は、本実施形態の連結機構16における第一の回転部51の一部の背面図である。図1,4に示されるように、第一の引掛部材55は、回転中心Ax回りに円板状に構成されている。第一の引掛部材55は、回転中心Ax回りに回転可能に設けられている。詳細には、第一の引掛部材55は、軸受56および支持部材57を介して、回転中心Ax回りに回転可能にクラッチディスク12の第一の回転部材21に支持されている。第一の引掛部材55は、第一の回転部材21(クラッチディスク12)とは独立して回転可能である。第一の引掛部材55は、例えば金属材料によって構成されうる。
第一の引掛部材55には、複数の孔55aが設けられている。複数の孔55aは、第一の引掛部材55を軸方向に貫通した貫通孔である。複数の孔55aは、周方向に互いに間隔を空けて設けられている。
第一の引掛部材55における軸方向の他方側の面には、摩擦部材58が設けられている。摩擦部材58は、孔55aの径方向の内側に位置されている。摩擦部材58は、回転中心Ax回りに円環状に構成されている。摩擦部材58には、第一の接触部58aが設けられている。第一の接触部58aは、摩擦部材58における軸方向の他方側の面によって構成されている。すなわち、第一の接触部58aは、回転中心Ax回りに円環状に構成され、軸方向の他方側を向いている。摩擦部材58は、例えば、ガラス繊維材料や合成ゴム等を含有した合成樹脂材料等で構成されうる。
図1に示されるように、支持部材57は、筒状部57aと、壁部57bと、を有している。支持部材57は、例えば金属材料によって構成されうる。
筒状部57aは、回転中心Ax回りに円筒状に構成されている。筒状部57aの軸方向の一方側の端部は、結合具60を介して、サイドプレート24,25の外周部24b,25bに結合(固定)されている。これにより、支持部材57は、第一の回転部材21と一体的に回転中心Ax回りに回転する。壁部57bは、回転中心Ax回りに円板状に構成されている。壁部57bは、筒状部57aの軸方向の他方側の端部から径方向の内側に広がっている。
軸受56は、第一の回転部材21と第一の引掛部材55との間に介在している。詳しくは、軸受56は、支持部材57の壁部57bと第一の引掛部材55との間に介在している。軸受56の外輪は、壁部57bの内周部と結合され、軸受56の内輪は、第一の引掛部材55の外周部と結合されている。軸受56は、第一の回転部材21に対する第一の引掛部材55の相対的な回転を可能に、第一の引掛部材55を支持している。軸受56は、動吸振器15の転動体41の径方向の内側に位置されている。軸受56は、例えば、玉軸受である。なお、軸受56は、ころ軸受等であってもよい。
第一の伝達部53は、サイドプレート24,25の外周部24b,25bに第一の接触部58aに入力される軸方向の力を入力する。サイドプレート24,25の外周部24b,25bは、第一の回転部材21において、被押付部21aとブッシュ27,28との間に設けられ外側コイルスプリング23よりも回転中心Axの径方向の外側に位置された伝達対象部の一例である。
図5は、実施形態の連結機構16における第二の引掛部材59の背面図である。図1,2,5に示されるように、第二の伝達部54は、第二の引掛部材59を有している。第二の引掛部材59は、筒状部59aと、複数のアーム部59bと、複数のピン59cと、を有している。第二の引掛部材59は、例えば金属材料によって構成されうる。
筒状部59aは、回転中心Ax回りに円筒状に構成されている。筒状部59aは、第二の回転部材22の内側ハブ31に結合されている。詳細には、筒状部59aは、筒状部31aの軸方向の他方側の端部における径方向の外側に重ねられた状態で、筒状部31aに結合されている。筒状部59aは、例えば、溶接や圧入等によって筒状部31aに固定されている。これにより、第二の引掛部材59は、第二の回転部材22(内側ハブ31)と一体的に回転中心Ax回りに回転する。アーム部59bは、回転中心Ax回りに円板状に構成されている。
複数のアーム部59bは、筒状部59aの軸方向の一方側の端部から径方向の外側に延びている。複数のアーム部59bは、周方向に互いに間隔を空けて設けられている。
複数のピン59cは、それぞれ、複数のアーム部59bの径方向の外側の端部から軸方向の他方側に突出している。複数のピン59cは、周方向に互いに間隔を空けて設けられている。複数のピン59cは、それぞれ、第一の引掛部材55の複数の孔55aに挿入されている。ピン59cは、第一の引掛部材55において孔55aに面した周面55bと、回転中心Axの周方向に引っ掛かる。これにより、第二の引掛部材59は、第一の引掛部材55と一体的に回転中心Ax回りに回転する。また、上述のとおり、第二の引掛部材59は、第二の回転部材22と一体的に回転中心Ax回りに回転する。したがって、第一の引掛部材55と第二の引掛部材59と第二の回転部材22とは、回転中心Ax回りに一体的に回転する。また、ピン59cは、孔55aによって、第一の引掛部材55との軸方向の相対的な移動が許容されている。ピン59cと周面55bとは、第一の引掛部材55と第二の引掛部材59との結合部51aを構成している。
第二の回転部52は、動吸振器15に設けられた支持部材42を有している。支持部材42には、第二の接触部42cが設けられている。第二の接触部42cは、支持部材42の壁部42bにおける軸方向の面のうち第一の接触部58aと軸方向に面する部分によって構成されている。すなわち、第二の接触部42cは、回転中心Ax回りに円環状に構成され、軸方向の一方側を向いている。第二の接触部42cは、第一の接触部58aと接触可能である。第二の接触部42cは、第一の引掛部材55と第二の引掛部材59との結合部51aよりも回転中心Axの径方向の内側かつ筒状部42aよりも径方向の外側に位置されている。
上記構成の連結機構16では、第一の回転部51の第一の引掛部材55、第二の引掛部材59、および摩擦部材58は、クラッチディスク12の第二の回転部材22と一体的に回転中心Ax回りに回転する。また、第一の回転部51の支持部材57は、クラッチディスク12の第一の回転部材21と一体的に回転中心Ax回りに回転する。また、第一の引掛部材55、摩擦部材58、軸受56、および支持部材57は、第一の回転部材21と一体的に軸方向に移動する。また、第二の引掛部材59は、第二の回転部材22と一体的に軸方向に移動する。また、第二の回転部52は、動吸振器15と一体的に回転中心Ax回りに回転するとともに、動吸振器15およびプレッシャプレート13と一体的に軸方向に移動する。また、第二の回転部52は、回転中心Ax回りに回転可能に、軸受38を介してプレッシャプレート13に支持されている。
連結機構16では、クラッチ装置1の伝達状態では、第一の回転部51の第一の接触部58aと、第二の回転部52の第二の接触部42cとが接触して摩擦によって互いの間でトルクを伝達する。一方、クラッチ装置1の遮断状態では、第一の回転部51の第一の接触部58aと第二の回転部52の第二の接触部42cとが離間して互いの間でトルクを伝達しない。また、第二の接触部42cは、軸受38を介してプレッシャプレート13に回転中心Ax回りに回転可能に支持されているので、クラッチ装置1の遮断状態では、プレッシャプレート13と独立して回転可能である。
以上から分かるように、第一の接触部58aは、第二の回転部材22と伝達状態および遮断状態の両方で回転中心Ax回りに一体的に回転する。また、第二の接触部42cは、第一の接触部58aと接触可能であり、動吸振器15と伝達状態および遮断状態の両方で回転中心Ax回りに一体的に回転し、プレッシャプレート13の軸方向の移動に伴って第一の接触部58aに対して軸方向に相対的に移動する。
上記構成のクラッチ装置1では、フライホイール10、クラッチカバー11、プレッシャプレート13、および支持部材37は、回転中心Ax回りに一体的に回転する。また、クラッチディスク12および入力シャフトSは、回転中心Ax回りに一体的に回転する。トルク伝達部2が伝達状態になっている場合、クラッチディスク12および入力シャフトSは、フライホイール10、クラッチカバー11、プレッシャプレート13、支持部材37、および動吸振器15と一体的に回転する。トルク伝達部2が遮断状態になっている場合、クラッチディスク12および入力シャフトSは、フライホイール10、クラッチカバー11、プレッシャプレート13、支持部材37、および動吸振器15とは独立して回転することができる。また、トルク伝達部2が遮断状態になっている場合、動吸振器15は、フライホイール10、クラッチカバー11、プレッシャプレート13、支持部材37、クラッチディスク12、および入力シャフトSとは独立して回転することができる。
クラッチ装置1では、レリーズ軸受3が軸方向の他方側(図1の右側)に移動するのに伴って、ダイヤフラムスプリング14が、プレッシャプレート13を、軸方向の一方側に押し軸方向の一方側へ移動させる。レリーズ軸受3がその軸方向の可動範囲のうち最も軸方向の他方側に位置された状態では、クラッチディスク12のライニングプレート26が、摩擦部材29,30を介してフライホイール10とプレッシャプレート13との間に挟まれ、フライホイール10とクラッチディスク12との間で摩擦によりトルク(回転)が伝達される。この状態が、トルク伝達部2の伝達状態である。このとき、連結機構16の第一の接触部58aと第二の接触部42cとが接触して摩擦によって互いの間でトルクを伝達する。このとき、第一の伝達部53は、第一の接触部58aと第二の接触部42cとの間で伝達される軸方向の力を第二の回転部材22を介さずに第一の回転部材21に伝達する。詳しくは、第一の伝達部53は、第二の接触部42cから第一の接触部58aに入力される軸方向の一方側への力を、第二の回転部材22を介さずに第一の回転部材21に伝達する。この状態では、動吸振器15が、第二の回転部材22および入力シャフトSと、一体的に回転する。よって、動吸振器15によってクラッチディスク12(入力シャフトS)における捩り振動が抑制される。
一方、レリーズ軸受3が軸方向の一方側(図1の左側)に移動するのに伴って、ダイヤフラムスプリング14からプレッシャプレート13に作用する軸方向の一方側への力は小さくなる。レリーズ軸受3がその軸方向の可動範囲のうち最も軸方向の一方側に位置された状態では、フライホイール10とクラッチディスク12との間では摩擦によりトルク(回転)は伝達されない。この状態が、トルク伝達部2の遮断状態である。遮断状態では、連結機構16の第一の接触部58aと第二の接触部42cとが離間して互いの間でトルクを伝達しない。この状態では、動吸振器15は、入力シャフトSとは独立して回転することができる。よって、入力シャフトSに錘の慣性力が作用し難いのでトランスミッションの変速操作に必要な操作力を小さくし易い。
また、レリーズ軸受3がその軸方向の可動範囲の中間位置に位置された場合に、フライホイール10とクラッチディスク12との間で摩擦により伝達されるトルク(回転)が減少する状態が得られる。この状態が、トルク伝達部2の滑り状態(半クラッチ状態)である。すなわち、レリーズ軸受3は、フライホイール10とクラッチディスク12との間で摩擦によりトルクが伝達される位置(図1)と、フライホイール10とクラッチディスク12との間でトルクが伝達されない位置(図2)と、の間で、軸方向に沿って移動可能に設けられている。
以上から分かるように、クラッチディスク12は、プレッシャプレート13によって軸方向にフライホイール10に押し付けられてフライホイール10との間で摩擦によりトルクが伝達される伝達状態と、プレッシャプレート13に押されずフライホイール10との間でトルクが伝達されない遮断状態と、を切り替え可能に設けられている。
以上、説明したとおり、本実施形態では、例えば、連結機構16は、第一の接触部58aと、第二の接触部42cと、第一の伝達部53と、を有している。第一の接触部58aは、回転中心Ax回りに設けられ、第二の回転部材22と伝達状態および遮断状態の両方で回転中心Ax回りに一体的に回転する。第二の接触部42cは、回転中心Ax回りに設けられ、動吸振器15と伝達状態および遮断状態の両方で回転中心Ax回りに一体的に回転し、プレッシャプレート13の移動に伴って第一の接触部58aに対して軸方向に相対的に移動する。第一の伝達部53は、第一の接触部58aと第二の接触部42cとの間で伝達される軸方向の力を第二の回転部材22を介さずに第一の回転部材21に伝達する。そして、伝達状態では、第一の接触部58aと第二の接触部42cとが接触して摩擦によって互いの間でトルクを伝達し、遮断状態では、第一の接触部58aと第二の接触部42cとが離間して互いの間でトルクを伝達しない。
このような構成によれば、例えば、第一の接触部58aと第二の接触部42cとの間で伝達される軸方向の力が、フライホイール10に押し付けられる第一の回転部材21に、第二の回転部材22を介さずに伝達される。よって、第二の回転部材22に動吸振器15が連結される際に、第一の回転部材21と第二の回転部材22との接続部(ブッシュ27,28、突出部31b)に軸方向の荷重が掛かることが抑制されやすい。
また、本実施形態では、例えば、クラッチ装置1は、第一の引掛部材55と、第二の引掛部材59と、を有している。第一の引掛部材55は、第一の伝達部53に含まれ、第一の接触部58aが設けられ、回転中心Ax回りに回転可能に設けられている。第二の引掛部材59は、第二の回転部材22に設けられ、第一の引掛部材55と回転中心Axの周方向に引っ掛かり、第二の回転部材22と一体的に回転中心Ax回りに回転する。
このような構成によれば、例えば、比較的簡素な構成で、動吸振器15を第二の回転部材22と一体的に回転させることができる。
また、本実施形態では、例えば、クラッチ装置1は、第一の伝達部53に含まれた軸受56を備えている。軸受56は、第一の回転部材21と第一の引掛部材55との間に介在し、第一の回転部材21に対する第一の引掛部材55の相対的な回転を可能に第一の引掛部材55を支持している。
このような構成によれば、例えば、第一の回転部材21に対する第一の引掛部材55の相対的な回転が可能である。
また、本実施形態では、例えば、第一の回転部材21は、プレッシャプレート13によって第一の回転部材21に押し付けられる被押付部21aと、被押付部21aよりも回転中心Axの径方向の内側に位置され第二の回転部材22に支持されたブッシュ27,28(被支持部)と、を有している。また、外側コイルスプリング23は、被押付部21aとブッシュ27,28との間に位置されている。また、第一の伝達部53は、第一の回転部材21において被押付部21aとブッシュ27,28との間に設けられ外側コイルスプリング23よりも回転中心Axの径方向の外側に位置されたサイドプレート24,25の外周部24b,25b(伝達対象部)、に力を伝達する。
このような構成によれば、例えば、第一の回転部材21において外側コイルスプリング23よりも回転中心Axの径方向の内側に位置された部分に第一の伝達部53によって力が伝達される構成に比べて、クラッチディスク12の軸方向の撓みが抑制されやすい。
また、本実施形態では、例えば、クラッチ装置1は、動吸振器15の筒状部42a(支持対象部)を回転中心Ax回りに回転可能に支持した軸受38を備えている。そして、第二の接触部42cは、第一の引掛部材55と第二の引掛部材59との結合部51aよりも回転中心Axの径方向の内側かつ筒状部42aよりも径方向の外側に位置されている。
このような構成によれば、例えば、第二の接触部42cが、第一の引掛部材55と第二の引掛部材59との結合部51aよりも回転中心Axの径方向の外側に位置された構成に比べて、動吸振器15の軸方向の撓みが抑制されやすい。
また、本実施形態では、例えば、クラッチ装置1は、ブッシュ27,28(第一の摺動部)と、突出部31b(第二の摺動部)と、皿バネ39(第二の弾性部材)と、を備えている。ブッシュ27,28は、第一の回転部材21に設けられている。突出部31bは、第二の回転部材22に設けられ、ブッシュ27,28に軸方向に接触してブッシュ27,28と回転中心Ax回りに摺動する。皿バネ39は、ブッシュ27,28(第一の摺動部)を突出部31bに軸方向に押し付ける弾性力を生じる。
このような構成によれば、例えば、上述のように、第一の伝達部53が、第一の接触部58aと第二の接触部42cとの間で伝達される軸方向の力を第二の回転部材22を介さずに第一の回転部材21に伝達するので、第二の回転部材22に動吸振器15が連結されても、ブッシュ27,28と突出部31bとの間の摺動抵抗の増加が抑制されやすい。つまり、ブッシュ27,28と突出部31bとの間の摺動抵抗に、動吸振器15の連結に伴う軸方向の荷重が影響し難い。よって、例えば、ブッシュ27,28と突出部31bとの間の摺動抵抗を所望の範囲内にし易いので、トルク変動や捩り振動の減衰特性を所望の特性にし易い。
次に、本実施形態の変形例について説明する。図6は、変形例のクラッチ装置1における第二の引掛部材59Aの背面図である。図6に示されるように、本変形例の第二の引掛部材59Aは、第二の回転部材22の内側ハブ31の筒状部31aに嵌合構造によって嵌められている。詳細には、筒状部59aの内周部に複数の凹部59dが設けられている。複数の凹部59dは、周方向に互いに間隔を空けて設けられている。また、第二の回転部材22の内側ハブ31における筒状部31aに複数の凸部31cが設けられている。複数の凸部31cは、周方向に互いに間隔を空けて設けられている。複数の凸部31cは、それぞれ、筒状部31aから径方向の外側に突出し、複数の凹部59dに嵌められている。
なお、上記実施形態では、錘の一例として動吸振器15の例が示されたが、これに限られない。例えば、錘は、板材やブロック材等の転動しない質量体だけによって構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、動吸振器15および連結機構16の第二の回転部52がプレッシャプレート13に設けられた例が示されたが、これに限られない。例えば、動吸振器15および連結機構16の第二の回転部52は、フライホイール10やクラッチカバー11に設けられていてもよい。この場合、クラッチディスク12に設けられた連結機構16の第一の回転部51がクラッチディスク12と一体的に軸方向に移動することにより、第一の回転部51と第二の回転部52との結合および離間がなされる。
また、上記実施形態では、第一の弾性部材の一例として、外側コイルスプリング23が示され、第二の弾性部材の一例として、皿バネ39が示されたが、これに限られない。例えば、第一の弾性部材および第二の弾性部材は、板バネやエラストマ等であってもよい。
以上、本発明の実施形態を例示したが、上記実施形態はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各構成や、形状、表示要素等のスペック(構造、種類、方向、形状、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
1…クラッチ装置、10…フライホイール(第一の回転体)、12…クラッチディスク(第二の回転体)、13…プレッシャプレート(移動体)、15…動吸振器(錘)、16…連結機構、21…第一の回転部材、21a…被押付部、22…第二の回転部材、23…外側コイルスプリング(第一の弾性部材)、24b,25b…外周部(伝達対象部)、27,28…ブッシュ(被支持部、第一の摺動部)、31b…突出部(第二の摺動部)、39…皿バネ(第二の弾性部材)、42a…筒状部(支持対象部)、42c…第二の接触部、51a…結合部、53…第一の伝達部(伝達部)、55…第一の引掛部材、56…軸受、58a…第一の接触部、59…第二の引掛部材、Ax…回転中心。

Claims (6)

  1. 回転中心回りに回転可能な第一の回転体と、
    前記回転中心の軸方向に移動可能な移動体と、
    前記回転中心回りに回転可能であり、前記移動体によって前記軸方向に前記第一の回転体に押し付けられて前記第一の回転体との間で摩擦によりトルクが伝達される伝達状態と、前記移動体に押されず前記第一の回転体との間でトルクが伝達されない遮断状態と、を切り替え可能に設けられた第二の回転体と、
    前記回転中心回りに回転可能な錘と、
    連結機構と、
    を備え、
    前記第二の回転体は、
    前記移動体によって前記第一の回転体に押し付けられる第一の回転部材と、
    前記第一の回転部材と前記回転中心回りに相対的に回転可能に接続された第二の回転部材と、
    前記第一の回転部材と前記第二の回転部材との間に介在し、前記第一の回転部材と前記第二の回転部材との前記回転中心回りの相対的な回転に伴って弾性変形する第一の弾性部材と、
    を有し、
    前記連結機構は、
    前記回転中心回りに設けられ、前記第二の回転部材と前記伝達状態および前記遮断状態の両方で前記回転中心回りに一体的に回転する第一の接触部と、
    前記回転中心回りに設けられ、前記錘と前記伝達状態および前記遮断状態の両方で前記回転中心回りに一体的に回転し、前記移動体の移動に伴って前記第一の接触部に対して前記軸方向に相対的に移動する第二の接触部と、
    前記第一の接触部と前記第二の接触部との間で伝達される前記軸方向の力を前記第二の回転部材を介さずに前記第一の回転部材に伝達する伝達部と、
    を有し、
    前記伝達状態では、前記第一の接触部と前記第二の接触部とが接触して摩擦によって互いの間でトルクを伝達し、前記遮断状態では、前記第一の接触部と前記第二の接触部とが離間して互いの間でトルクを伝達しない、クラッチ装置。
  2. 前記伝達部に含まれ、前記第一の接触部が設けられ、前記回転中心回りに回転可能に設けられた第一の引掛部材と、
    前記第二の回転部材に設けられ、前記第一の引掛部材と前記回転中心の周方向に引っ掛かり、前記第二の回転部材と一体的に前記回転中心回りに回転する第二の引掛部材と、
    を備えた、請求項1に記載のクラッチ装置。
  3. 前記伝達部に含まれ、前記第一の回転部材と前記第一の引掛部材との間に介在し、前記第一の回転部材に対する前記第一の引掛部材の相対的な回転を可能に前記第一の引掛部材を支持した軸受を備えた、請求項2に記載のクラッチ装置。
  4. 前記第一の回転部材は、前記移動体によって第一の回転部材に押し付けられる被押付部と、前記被押付部よりも前記回転中心の径方向の内側に位置され前記第二の回転部材に支持された被支持部と、を有し、
    前記第一の弾性部材は、前記被押付部と被支持部との間に位置され、
    前記伝達部は、前記第一の回転部材において前記被押付部と前記被支持部との間に設けられ前記第一の弾性部材よりも前記回転中心の径方向の外側に位置された伝達対象部、に力を伝達する、請求項1〜3のうちいずれか一つに記載のクラッチ装置。
  5. 前記錘の支持対象部を前記回転中心回りに回転可能に支持した軸受を備え、
    前記第二の接触部は、前記第一の引掛部材と前記第二の引掛部材との結合部よりも前記回転中心の径方向の内側かつ前記支持対象部よりも前記径方向の外側に位置された、請求項2または3に記載のクラッチ装置。
  6. 前記第一の回転部材に設けられた第一の摺動部と、
    前記第二の回転部材に設けられ、前記第一の摺動部に軸方向に接触して前記第一の摺動部と前記回転中心回りに摺動する第二の摺動部と、
    前記第一の摺動部を前記第二の摺動部に軸方向に押し付ける弾性力を生じる第二の弾性部材と、
    を備えた、請求項1〜5のうちいずれか一つに記載のクラッチ装置。
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