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JP2019020541A - プロセスカートリッジ、及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ、及び電子写真画像形成装置 Download PDF

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JP2019020541A
JP2019020541A JP2017137513A JP2017137513A JP2019020541A JP 2019020541 A JP2019020541 A JP 2019020541A JP 2017137513 A JP2017137513 A JP 2017137513A JP 2017137513 A JP2017137513 A JP 2017137513A JP 2019020541 A JP2019020541 A JP 2019020541A
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成実 鴨志田
Shigemi Kamoshida
成実 鴨志田
広幸 宗次
Hiroyuki Munetsugi
広幸 宗次
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Abstract

【課題】画像形成時と長期保管時それぞれにおいて、現像ローラを感光体ドラムに対して、それぞれ適切な力で押圧するプロセスカートリッジを提供すること。【解決手段】現像ローラを感光体ドラムに押圧する付勢手段として、画像形成時にのみ作用する第一付勢手段と、恒常的に作用する第二付勢手段を設ける。第二付勢手段による押圧力を第一付勢手段による押圧力よりも小さく設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置と称す)、および、画像形成装置の画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジに関する。
ここで、画像形成装置とは、電子写真画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成するものである。そして、画像形成装置の例としては、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、レーザビームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置およびワードプロセッサ等が含まれる。
また、プロセスカートリッジとは、像担持体である感光体としての電子写真感光体ドラム(以下、ドラムと称す)、または、このドラムに作用するプロセス手段(例えば、現像剤担持体(以下、現像ローラと称す))の少なくともひとつをカートリッジ化し、画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。また、ドラムを有したユニットをドラムユニット、現像剤担持体としての現像ローラを有したものを現像ユニットと称す。
また、画像形成装置本体とは、プロセスカートリッジを除いた画像形成装置の残りの部分である。
従来、画像形成装置においては、ドラム、及び、現像ローラに作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。
このプロセスカートリッジ方式によれば、画像形成装置のメンテナンスをサービスマンによらず使用者自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができた。その為、このプロセスカートリッジ方式は画像形成装置において広く用いられている。
このプロセスカートリッジ方式において、ドラムに現像ローラを接触させて現像剤を現像する接触現像方式がある。また、接触現像方式においては長期保管による現像ローラの変形を防止するために、現像ローラがドラムから離間するように移動可能とする構成がある。そしてこの構成においては、画像品質の安定化のために、画像形成時に現像ローラをドラムに確実に接触させるために押圧する押圧手段を設けた現像ユニットが提案されている(特許文献1)。
特開2016−110122号公報
特許文献1において、プロセスカートリッジは、現像ローラをドラムに当接させる付勢力を生じせしめる手段として、画像形成時に作用する付勢手段(第一付勢手段)と、恒常的に作用する付勢手段(第二付勢手段)の二つを有している。この構成では、画像形成時において現像ローラをドラムに当接させるための付勢力が、第一付勢手段による付勢力(第一付勢力)と第二付勢手段による付勢力(第二付勢力)の合計となる。
また一方で、長期保管状態などにおいて現像ローラをドラムに当接させるための付勢力は、第二付勢力のみとなる。したがって第二付勢力が大きい場合に、長期保管によって現像ローラがドラムと当接した状態に変形してしまうことが考えられる。この場合、現像ローラの変形を防止するために、保管状態において現像ローラとドラムを離間する間隔保持部材を追加する必要がある。
さらに、現像ローラ、ドラム、間隔保持部材やその周辺部品の強度を確保するために、プロセスカートリッジの大型を招く場合がある。あるいは、現像ローラ自体を変形しにくい材料にするなどのコストアップを招く場合もある。
本発明は、上記課題に鑑み、長期保管をしても良好な画像を提供できるプロセスカートリッジを提案することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係るプロセスカートリッジは、
感光体ドラムを有するドラムユニットと、現像ローラを有し、前記現像ローラが前記感光体ドラムに接離する方向に移動可能な現像ユニットと、を有するプロセスカートリッジにおいて、
前記現像ユニットは、前記装置本体から力を受けて前記現像ローラが前記感光体ドラムに近接する方向に作用する第一付勢力を生じせしめる第一付勢手段と、前記ドラムユニットから力を受けて前記現像ローラが前記感光体ドラムに近接する方向に作用する第二付勢力を生じせしめる第二付勢手段と、を有し、前記第二付勢力は前記第一付勢力よりも小さいことを特徴とする。
本発明に係るプロセスカートリッジによれば、長期保管をしても良好な画像を提供することができる。
本発明を適用した第1実施例における第二付勢手段の構成説明図である。 本発明を適用した第1実施例における画像形成装置の側断面説明図である。 本発明を適用した第1実施例におけるカートリッジPの断面説明図である。 本発明を適用した第1実施例におけるカートリッジPの分解斜視図である。 本発明を適用した第1実施例における現像ユニットB1の駆動側説明図である。 本発明を適用した第1実施例における、装置本体A1とカートリッジPの説明図である。 本発明を適用した第1実施例における、装置本体A1とカートリッジPの説明図である。 本発明を適用した第1実施例における第二付勢手段の構成説明図である。 本発明を適用した第1実施例における、カートリッジPの離間状態を表す説明図である。 本発明を適用した第2実施例における第二付勢手段の説明図である。 本発明を適用した第3実施例における第二付勢手段の説明図である。 本発明を適用した第4実施例における駆動側カバー42の説明図である。 本発明を適用した第4実施例における駆動側カバー42の説明図である。
本発明に係るプロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を、図面に則して説明する。尚、本実施例では、先述した画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジを例に挙げて説明する。プロセスカートリッジは、ドラムを有するドラムユニットと、ドラムの静電潜像を可視化する現像剤を担持する現像ローラを有する現像ユニットとに大別され、各ユニットが一体的にカートリッジ化されている。
以下の説明において、ドラムユニット、および、現像ユニットの長手方向とは、ドラムの回転軸線L1、及び、現像ローラの回転軸線L9と略平行な方向である。また、ドラムの回転軸線L1、及び、現像ローラの回転軸線L9は、記録媒体の搬送方向と交差する方向である。また、ドラムユニット、および、現像ユニットの短手方向とは、ドラムの回転軸線L1、及び、現像ローラの回転軸線L9と略直交する方向である。本実施例では、プロセスカートリッジを画像形成装置本体へ着脱する方向は、プロセスカートリッジの短手方向である。また、説明文中の符号は、図面を参照するためのものであって、構成を限定するものではない。
(1)画像形成装置の全体説明
まず、図2を用いて、本発明の第1実施例を適用した画像形成装置の全体構成について説明する。図2は、画像形成装置の側断面説明図である。
図2に示す画像形成装置A1(以下、装置本体A1と称す)は、パーソナルコンピュータなどの外部機器から通信された画像情報に応じて、電子写真画像形成プロセスによって記録媒体2にトナーt2による画像を形成するものである。また、装置本体A1は、現像ユニットB1とドラムユニットCとが一体となったプロセスカートリッジP(以下、カートリッジPと称す)が、使用者によって装置本体A1に、着脱可能に設けられている。さらに、カートリッジPの現像ユニットB1に対して、トナーボトルTが着脱可能に設けられている。トナーボトルTには、現像ユニットB1に供給するためのトナーt2が収納されている。記録媒体2の一例として、記録紙、ラベル紙、OHPシート、布等が挙げられる。また、現像ユニットB1は現像ローラ13等を有し、ドラムユニットCはドラム10、帯電ローラ11等を有する。
ドラム10は、装置本体A1からの電圧印加によって、帯電ローラ11でドラム10の表面を一様に帯電する。そして、光学手段1から画像情報に応じたレーザ光Lが、帯電したドラム10に照射され、ドラム10に画像情報に応じた静電潜像が形成される。この静電潜像は、後述の現像手段によってトナーt2で現像され、ドラム10表面に現像剤像が形成される。
一方、給紙トレイ4に収容された記録媒体2は、前記現像剤像の形成と同期して、給紙ローラ3aとこれに圧接する分離パット3bに規制され、一枚ずつ分離給送される。そして、記録媒体2は、搬送ガイド3dにより、転写手段としての転写ローラ6へと搬送される。転写ローラ6は、ドラム10表面に接触するように付勢されている。
次いで、記録媒体2は、ドラム10と転写ローラ6とで形成される転写ニップ部6aを通る。このとき、転写ローラ6に現像剤像と逆極性の電圧を印加することで、ドラム10表面上に形成された現像剤像が、記録媒体2に転写される。
現像剤像が転写された記録媒体2は、搬送ガイド3fに規制され定着手段5へ搬送される。定着手段5は、駆動ローラ5a、及び、ヒータ5bを内蔵した定着ローラ5cを備えている。そして、記録媒体2は、駆動ローラ5aと定着ローラ5cとで形成されるニップ部5dを通過する際に、熱、及び、圧力を印加され、記録媒体2に転写された現像剤像が記録媒体2に定着される。これによって、記録媒体2に画像が形成される。
その後、記録媒体2は、排出ローラ対3gによって搬送されて、排出部3hへ排出される。
(2)電子写真画像形成プロセスの説明
次に、図3を用いて、本発明の一実施例を適用した電子写真画像形成プロセスについて説明する。図3はカートリッジPの断面説明図である。
図3に示すように、現像ユニットB1は、現像枠体としての現像容器16に、現像手段としての現像ローラ13や現像ブレード15等を備えている。また、ドラムユニットCは、クリーニング枠体21に、ドラム10や帯電ローラ11等を備えている。
現像容器16の現像剤収納部16aに収納されたトナーt2は、現像容器16に回転可能に支持された現像剤搬送部材17が矢印X17方向に回転することによって、現像容器16の開口部16bから現像室16c内へ送り出される。現像容器16には、マグネットローラ12を内蔵した現像ローラ13が設けられている。具体的には、現像ローラ13は、軸部13eとゴム部13dから構成される。軸部13eは、アルミ等の導電性の細長い円筒状であり、その長手方向で中央部はゴム部13dで覆われている。ここで、ゴム部13dは、外形形状が軸部13eと同軸線上になるように軸部13eに被覆されている。現像ローラ13は、マグネットローラ12の磁力によって、現像室16cのトナーt2を現像ローラ13の表面に引き寄せる。また、現像ブレード15は、板金からなる支持部材15aとウレタンゴムやSUS板等からなる弾性部材15bから構成され、弾性部材15bが現像ローラ13に対して一定の接触圧をもって弾性的に接触するように設けられている。そして、現像ローラ13が回転方向X5に回転することで、現像ローラ13の表面に付着するトナーt2の量を規定し、トナーt2に摩擦帯電電荷を付与する。これにより、現像ローラ13表面にトナー層が形成される。そして、画像形成装置本体A11から電圧が印加された現像ローラ13をドラム10と接触させた状態で、回転方向X5に回転させることにより、ドラム10の現像領域へトナーt2を供給する。
ドラム10の外周面には、クリーニング枠体21に回転可能に支持されドラム10方向に付勢された帯電ローラ11が接触して設けられている。帯電ローラ11は、画像形成装置本体A11からの電圧印加によって、ドラム10の表面を一様に帯電する。帯電ローラ11に印加する電圧は、ドラム10の表面と帯電ローラ11との電位差が放電開始電圧以上となるような値に設定されており、具体的には帯電バイアスとして−1300Vの直流電圧を印加している。このとき、ドラム10の表面を帯電電位(暗部電位)−700Vに一様に接触帯電させている。そして、光学手段1(図2)のレーザ光Lにより、ドラム10の表面に静電潜像が形成される。その後、ドラム10の静電潜像に応じてトナーt2を転移させて静電潜像を可視像化し、ドラム10に現像剤像を形成する。
(4)プロセスカートリッジの構成説明
次に、図4を用いて、本発明の一実施例を適用したカートリッジPの構成について説明する。なお、以下の説明において、長手方向に関して画像形成装置本体A11からカートリッジPに回転力が伝達される側を「駆動側」と称する。また、長手方向におけるその反対側を「非駆動側」と称す。図4はカートリッジPの分解斜視図で、図4(a)は駆動側、図4(b)は非駆動側の拡大図である。
図4に示すように、ドラムユニットCはクリーニング枠体21、ドラム10、駆動側カバー22、非駆動側カバー23等から構成される。図4(a)に示すように、クリーニング枠体21の駆動側端部に駆動側カバー22が固定され、駆動側カバー22がドラム10を回転可能に支持している。一方で図4(b)に示すように、クリーニング枠体21の非駆動側端部に非駆動側カバー23に固定され、非駆動側カバー23がドラム10を回転可能に支持している。
また、現像ユニットB1は現像容器16、現像ローラ13、駆動側軸受24、非駆動側軸受25等から構成される。現像容器16の駆動側端部には駆動側軸受24が固定され、駆動側軸受24が現像ローラ13を回転可能に支持している。また、現像容器16の非駆動側端部には非駆動側軸受25が固定され、非駆動側軸受25が現像ローラ13を回転可能に支持している。
さらに、カートリッジPの駆動側において、駆動側軸受24に設けられる連結突起24aが駆動側カバー22の連結孔22aに支持されている。また、カートリッジPの非駆動側において、非駆動側軸受25の連結ボス25aが非駆動側カバー23の連結孔23aに支持されている。これにより、現像ユニットB1はドラムユニットCに対して連結されている。ここで現像ユニットB1は、連結ボス24a(連結ボス25a)の中心軸周りに回転可能であり、また、連結ボス24a(連結ボス25a)が連結孔22a(連結孔23a)に当接するまで、連結ボス24aの半径方向に移動可能である。すなわち、現像ユニットB1はドラムユニットCに対して一定の自由度を持ちつつ連結されている。そして、現像ユニットB1の駆動側では加圧レバー26が、非駆動側では加圧レバー27がそれぞれ装置本体A1の加圧機構28(図6、詳細は後述)に押圧され、現像ローラ13がドラム10に当接するように構成される(詳細は後述する)。
(5)加圧レバーおよび第一付勢手段の構成説明
次に、図5を用いて、現像ユニットB1の加圧レバー26の構成について説明する。加圧レバー27(図4(b)参照)は加圧レバー26と同じ構成であるため説明を省略する。図5は現像ユニットB1の駆動側説明図で、図5(a)は分解斜視図、図5(b)は駆動側から見た側面図である。図5(b)では説明のため、現像カバー部材30の表示を省略している。
図5に示すように、加圧レバー26は、孔部26aが駆動側軸受24の連結ボス24bと嵌合し、駆動側軸受24に対して回転可能に支持される。また、加圧レバー26と駆動側軸受24の間には、加圧レバー26の回転によって伸縮する方向に第一付勢手段としての加圧バネ29が設けられる。この加圧バネ29は一端29aが、駆動側軸受24の支持突起24cに支持されつつ、バネ受け面24dに当接する。そして、加圧バネ29の他端29bは、加圧レバー26の支持突起26bに支持されつつバネ受け面26cに当接する。これらの構成により、加圧レバー26は加圧バネ29の弾性力によって、駆動側軸受24に対して、矢印X6方向に回転するように付勢される。ここで加圧レバー26は、被規制面26dが駆動側軸受24の規制面24eに当接し、矢印X6方向への移動を規制される。そして、現像カバー部材30を駆動側軸受24に固定することで、加圧レバー26および加圧バネ29が駆動側方向へ脱落することを防止している。さらに、加圧レバー26には、駆動側軸受24および現像カバー部材30の外形よりも突出した部分(円弧形状の被押圧部26eと凸部26f)が設けられている。
次に、図6を用いて、装置本体A1とカートリッジPの連結部の構成について説明する。図6は装置本体A1からカートリッジPを取り出した状態の斜視図で、図6(a)は非駆動側から見た図、図6(b)は駆動側から見た図である。装置本体A1とカートリッジPの連結部は、駆動側と非駆動側で同様の構成であるため、駆動側についてのみ説明する。
図6(a)に示すように、装置本体A1には、カートリッジPを装着するための内部空間7が設けられている。また、内部空間7の駆動側には、カートリッジPの装着ガイド51が設けられている。装着ガイド51にはカートリッジPの装着をガイドするガイド部51aと、ガイド部51aの終端にカートリッジPの位置決めをする位置決め部51bが設けられている。一方で、図6(b)に示すように、カートリッジPの駆動側カバー22には、ドラム10(図4(a)参照)と同軸上の円筒形状を有する被位置決め部22bが設けられている。被位置決め部22bは、カートリッジPの装置本体A1への装着過程において、ガイド部51aによって装着をガイドされる。また、被位置決め部22bは、カートリッジPが装置本体A1に装着完了された状態で、位置決め部51bと当接して、カートリッジPを装置本体A1に対して位置決めする部分である。また、図6(a)に示すように、内部空間7の駆動側には、カートリッジPが装置本体A1に装着完了された状態で、加圧レバー26と当接する加圧機構28が設けられている。
続いて、図7を用いて、加圧機構28と加圧レバー26の構成について詳細に説明する。図7は、カートリッジPが装置本体A1に装着完了された状態を表す側視図で、説明のため現像カバー部材30の表示を省略している。図7(a)は加圧機構28が加圧レバー26と当接しない状態(以下、自然状態と称す)、図7(b)は加圧機構28の押圧部28aが加圧レバー26(の被押圧部26e)と当接する状態(以下、加圧状態と称す)をそれぞれ表している。
図7(a)に示す自然状態では、加圧レバー26は被規制面26dが駆動側軸受24の規制面24eに当接して位置が決まり、加圧機構28とは隔離されている。装置本体A1に画像形成の信号が送られると、この状態から、図7(b)に示すように、加圧機構28が矢印X9方向に所定量移動する。すると、加圧機構28の押圧部28aが加圧レバー26の被押圧部26eと当接し、被規制面26dが規制面24eから隔離される。これに伴い加圧バネ29が圧縮されるため、加圧機構28は押圧部28aに直交する方向(矢印X7方向)に力F1を受ける。そして、力F1の反力として加圧レバー26(および現像ユニットB1)は、矢印X8方向の力F2を受ける。そしてこの力F2が、連結ボス24a周りに、第一付勢力としてのモーメントM1として作用し、現像ユニットB1は、現像ローラ13がドラム10に当接する方向に付勢される。これにより、現像ローラ13がドラム10に安定して当接することができる。
(6)第二付勢手段の構成説明
続いて、図1および図8を用いて、第二付勢手段の構成について説明する。図8(a)はカートリッジPを駆動側から見た分解斜視図、図8(b)は非駆動側から見た分解斜視図である。図1(a)は自然状態におけるカートリッジPを駆動側から見た側視図で、説明のため、駆動側カバー22を面22e(図8(b)参照)において切断した状態で表示している。図1(b)は図1(a)に示す領域22gを拡大して表した詳細図である。
図8に示すように、カートリッジPの駆動側において、駆動側カバー22と駆動側軸受24の間に、第二付勢手段としての補助バネ31が設けられている。補助バネ31はねじりコイルばねである。図8(a)および図1に示すように、補助バネ31のコイル部31aは駆動側軸受24の支持ボス24fに支持され、第一アーム31bが駆動側軸受24の壁面部24hに当接している。駆動側軸受24は、補助バネ31が駆動側方向へ脱落しないよう、カバー部24jが第一アーム31bを、抜け止め部24gがコイル部31aをそれぞれ抜け止めしている。一方で、図8(b)および図1に示すように、第二アーム31cは、駆動側カバー22のバネ受け部22cに対して当接点31c1において当接し、抜け止め部22dによって非駆動側方向へ脱落しないようになっている。
このように、補助バネ31は現像ユニットB1(の支持ボス24f)に支持されつつ、第一アーム31bと第二アーム31cが現像ユニットB1とドラムユニットCに架橋されるように設けられている。この構成により、カートリッジPの自然状態において、現像ユニットB1は当接点31c1に、ドラムユニットCから、補助バネ31の付勢力に由来する力F3を受ける。そしてこの力F3が、連結ボス24a周りに、第二付勢力としてのモーメントM2として作用し、現像ユニットB1は、現像ローラ13がドラム10に当接する方向に付勢される。ここで補助バネ31は、第二付勢力としてのモーメントM2が第一付勢力としてのモーメントM1(図7参照)よりも小さくなるように、コイル巻数やバネ線径等のバネ諸元が設定されている。
以上示した構成によれば、現像ローラ13がドラム10へ向かう力として、加圧状態では第一付勢力としてのモーメントM1と第二付勢力としてのモーメントM2の両方が働く。また、自然状態ではモーメントM2のみが働く。さらに、モーメントM2はモーメントM1よりも小さくなっている。
すると、画像形成時などの加圧状態においては、モーメントM1とモーメントM2によって現像ローラ13がドラム10に安定して当接し、良好な画像品質を提供することができる。また、カートリッジPの出荷時などの自然状態においても、モーメントM2によってドラムユニットCに対して現像ユニットB1の位置が安定しやすくなり、ユーザーがカートリッジPを操作する際の操作性が向上する。さらに、モーメントM2を小さくすることで、長期保管による現像ローラ13等の変形を抑制し、ひいては剛性確保を目的としたカートリッジPや装置本体A1の大型化を抑制することができる。
また図9に示すように、カートリッジPは、現像ローラ13のドラム10との当接によるダメージをさらに低減するため、現像ローラ13とドラム10が離間した状態(以下、離間状態と称す)に移動しうる構成であってもよい。以下、図9を用いて離間状態における補助バネ31の作用を詳細に説明する。図9(a)はカートリッジPの離間状態を表す側視図である。図9(b)は補助バネ31およびバネ受け部22cを図9(a)に示すS1−S1切断線(第二アーム31cに垂直)で切断した断面図である。
図9(a)に示すように、カートリッジPを離間状態に移動させる際には、加圧機構28が矢印X4方向に所定量移動する。これにより、離間部28bが加圧レバー26の凸部26fに当接して加圧レバー26が矢印X4方向に押圧される。すると、現像ユニットB1は、連結突起24aが連結孔22aの中で矢印X3方向側に移動しつつ、連結突起24aを中心として矢印R3方向に回転する。これにより、現像ローラ13がドラム10から離れる方向に移動し、ドラム10の間に隙間D3が生じる。この際補助バネ31は駆動側カバー22との相対位置が変化するため、第一アーム31bと第二アーム31cのなす角(以下、アーム角度と称す)31θや、第二アーム31cのバネ受け部22cとの当接点、および補助バネ31が受ける力が変化する(離間状態における当接点を当接点31c2、離間状態における力を力F4とする)。ここで、図1に示す連結突起24aと当接点31c1とを結んだ線(線L5)と力F3のなす角を角度θ3とし、図9に示す連結突起24aと当接点31c2とを結んだ線(線L6)と力F4のなす角を角度θ4とする。本実施例では、角度θ3を90°よりも小さく設定している。すると、離間状態においてアーム角度31θが減少するため、補助バネ31の反力である力F4が力F3より大きくなるが、角度θ4が角度θ3よりも小さくなる。したがって、力F4の線L6と垂直な方向の分力F4aの、分力F3a(図1参照)に対する増加が抑えられる。すなわち、連結突起24aまわりの回転モーメントM4が過大に増えることが抑制され、ひいては加圧機構28と加圧レバー26の間に生じる当接力F5の増大も抑制される。そしてこれにより、これらの部品の剛性確保や加圧機構28の駆動力確保のための大型化を抑制することができる。
また、図9(b)に示すように、補助バネ31の第二アーム31cの先端には、曲げ部31dが設けられている。曲げ部31dは、第二アーム31cに平行な方向から見て、先端31eに近づくに連れてコイル部31aの中心軸31xに近づくように曲げられている。したがって、先端31eは、第二アーム31cに比べて、バネ受け部22cから遠い場所に位置する。加えて、先端31eが面22e(図8(b)参照)からも遠い場所に位置する。この構成により、現像ユニットB1が自然状態と離間状態との間の移動に伴って、第二アーム31cとバネ受け部22cの相対関係が変化する際に先端31eとバネ受け部22cおよび面22eとが隔離した状態を維持する。そのため、先端31eに加工によるバリや傷が生じても、面取り等の後加工を施す必要がなく、コストアップを抑制することができる。
また、図1(b)に示すように、第二アーム31cの先端側(曲げ部31d側)に逃げ部22fを設けても良い。この場合、受け面22cと第二アーム31cが当接する位置が限定される。すなわち、当接点31c1の位置が安定し、ひいては力F3およびモーメントM2のばらつきを抑制することができる。
本発明を適用した第2実施例について、図10を用いて説明する。本実施例では第1実施例と同様の点については符号を流用して説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。符号の流用と説明の省略については以降の実施例でも同様とする。
本実施例における第二付勢手段としての補助バネ32は、第1実施例を適用したカートリッジPの非駆動側に設けられている。図10は補助バネ32の説明図で、図10(a)はカートリッジPの非駆動側のから見た分解斜視図、図10(b)はカートリッジPを非駆動側から見た側視図である。
図10に示すように、カートリッジPの非駆動側には、非駆動側カバー23、非駆動側軸受25、第二付勢手段としての補助バネ32が設けられている。補助バネ32はコイル部32a、第一フック部32b、第二フック部32cを有する引張バネであり、第一フック部32bは非駆動側カバー23の支持ボス23gに、第二フック部32cは非駆動側軸受25の支持ボス25gに掛けられている。このとき、補助バネ32は自由長よりも長くなるように、支持ボス23gおよび支持ボス25gが設けられている。また、補助バネ32は非駆動側に脱落しないよう、第一フック部32bが支持ボス23g先端の抜け止め部23fによって、第二フック部32cが支持ボス25g先端の抜け止め部25fによって、それぞれ抜け止めされている。
このように、補助バネ32は付勢力を生じる状態で、ドラムユニットCと現像ユニットB1に架橋されるよう設けられる。この構成により、現像ユニットB1はドラムユニットCから、支持ボス25gにおいて、補助バネ32の付勢力に由来する力F6を受ける。そして力F6が、第二付勢力としてのモーメントM22として作用し、現像ユニットB1は、現像ローラ13がドラム10に当接する方向に付勢される。またここで、補助バネ32のバネ諸元および、支持ボス23gと支持ボス25gとの距離は、モーメントM22がモーメントM1よりも小さくなるよう設けられている。
以上説明したように本実施例の構成によれば、第1実施例と同様の効果を得ることができる。また、補助バネ32がカートリッジPの外観に露出しているため、補助バネ32を現像ユニットB1とドラムユニットCに架橋して組み立てることが容易になる。
また以上の実施例において、第二付勢手段として、駆動側にねじりコイルバネを設け非駆動側に引張バネを設けたが、駆動側と非駆動側ともに引張バネにする等してもよく、上述の構成に限定されるものではない。
本発明を適用した第3実施例について、図11を用いて説明する。
本実施例では、第二付勢手段としての補助バネ33がカートリッジPの非駆動側に設けられている。図11は補助バネ33の説明図で、図11(a)はカートリッジPの非駆動側の分解斜視図、図11(b)はカートリッジPを非駆動側から見た側視図である。
図11に示すように、カートリッジPの非駆動側には、第二付勢手段としての補助バネ33が設けられている。補助バネ33は圧縮バネであり、一端部33aが非駆動側カバー23のボス23kに支持されつつ受け面23hと当接し、他端部33bが非駆動側軸受25のボス25kに支持されつつ受け面25hと当接する。このとき、補助バネ33は自由長よりも短くなるように、受け面23hおよび受け面25hが設けられている。
このように、補助バネ33は付勢力を生じる状態で、ドラムユニットCと現像ユニットB1に架橋されるよう設けられる。この構成により、現像ユニットB1はドラムユニットCから、受け面25hにおいて、補助バネ33の付勢力に由来する力F7を受ける。そして力F7が第二付勢力としてのモーメントM23として作用し、現像ユニットB1は、現像ローラ13がドラム10に当接する方向に付勢される。またここで、補助バネ33のバネ諸元および、受け面23hと受け面25hとの距離は、モーメントM23がモーメントM1よりも小さくなるよう設けられている。
以上説明したように本実施例の構成によれば、第1実施例と同様の効果を得ることができる。また、補助バネ33が圧縮バネであるため、組立時にフック部を支持ボスにかける必要がなく、したがって第2実施例よりもさらに組立が容易になる。
また上述したように第二付勢手段として、駆動側および非駆動側において、圧縮バネ、引張バネ、ねじりコイルばねを適宜組み合わせて使用することができる。
本発明を適用した第4実施例について、図12および図13を用いて説明する。図12は駆動側カバー42の斜視図である。図13は補助バネ31周辺を駆動側から見た拡大図で、駆動側カバー42は図12における面42gで切断した状態を表示している。また、図13(a)はカートリッジPの自然状態、図13(b)は離間状態を表している。
図12および図13に示すように、駆動側カバー42には、補助バネ31の第二アーム31cが脱落するのを防止する抜け止め部42dが設けられている。抜け止め部42d以外の形状は第1実施例と同様であるため、説明を省略する。また、図13に示すように、抜け止め部42dは補助バネ31の曲げ部31dに対向する規制部42eを有する。ここで図13(a)に示す自然状態における、規制部42eと曲げ部31dの隙間を隙間D1とする。また、図13(b)に示す離間状態における、規制部42eと曲げ部31dとの隙間を隙間D2とする。図13(a)および図13(b)に示すように、現像ユニットが自然状態から離間状態に移動すると、補助バネ31は現像ユニットB1とともに、コイル部31aが規制部42eから離れるように移動する。このため、離間状態における隙間D2は自然状態における隙間D1よりも小さくなる。そして、現像ユニットB1を離間状態よりもさらに矢印R3方向(現像ローラ13がドラム10から離れる方向)に移動させると、やがて規制部42eと曲げ部31dが当接し、矢印R3方向への移動が止まる。
以上示した本実施例の構成によれば、曲げ部31dと規制部42eを当接させることで現像ユニットB1の矢印R3方向への移動を制限することができる。これにより、カートリッジPの装置本体Aへの装着過程において、現像ユニットB1の可動範囲が制限される。このため、現像ユニットB1の不意な動作に備えて装置本体A1の内部空間7を大型化する必要がなくなり、装置本体A1を小型化することができる。なおここで、離間状態(図13(b))における隙間D2が、各部品の寸法公差を考慮しても0とならない条件のもと、なるべく小さくすることが好ましい。これにより、現像ユニットB1の矢印R3方向への移動範囲を最小限まで小さくすることができる。
A1 装置本体、P カートリッジ、B1 現像ユニット、C ドラムユニット、
1 光学手段、10 ドラム、11 帯電ローラ、12 マグネットローラ、
13 現像ローラ、15 現像ブレード、16 現像容器、17 現像剤搬送部材、
21 クリーニング枠体、22,42 駆動側カバー、23 非駆動側カバー、
24 駆動側軸受、25 非駆動側軸受、26,27 加圧レバー、
28 加圧機構、29 加圧バネ、30 現像カバー部材、
31,32,33 補助バネ

Claims (3)

  1. 画像形成装置の装置本体に装着可能であって、
    感光体ドラムを有するドラムユニットと、
    現像ローラを有し、前記現像ローラが前記感光体ドラムに接離する方向に移動可能な現像ユニットと、
    を有するプロセスカートリッジにおいて、
    前記現像ユニットは、
    前記装置本体から力を受けて前記現像ローラが前記感光体ドラムに近接する方向に作用する第一付勢力を生じせしめる第一付勢手段と、
    前記ドラムユニットから力を受けて前記現像ローラが前記感光体ドラムに近接する方向に作用する第二付勢力を生じせしめる第二付勢手段と、
    を有し、
    前記第二付勢力は前記第一付勢力よりも小さいことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 感光体ドラムを有するドラムユニットと、
    現像ローラを有し、前記現像ローラが前記感光体ドラムに接離する方向に移動可能な現像ユニットと、
    を有する電子写真画像形成装置において、
    前記現像ユニットは、
    前記電子写真画像形成装置から力を受けて前記現像ローラが前記感光体ドラムに近接する方向に作用する第一付勢力を生じせしめる第一付勢手段と、
    前記ドラムユニットから力を受けて前記現像ローラが前記感光体ドラムに近接する方向に作用する第二付勢力を生じせしめる第二付勢手段と、
    を有し、
    前記第二付勢力は前記第一付勢力よりも小さいことを特徴とする電子写真画像形成装置。
  3. 前記ドラムユニットは規制部であって、前記現像ユニットが、前記現像ローラが前記感光体ドラムに離れる方向に移動するのに伴って、前記第二付勢手段との距離が近接する規制部を有することを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
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