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JP2019015506A - 位置認識装置、位置認識方法、静止判定装置、および静止判定方法 - Google Patents

位置認識装置、位置認識方法、静止判定装置、および静止判定方法 Download PDF

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JP2019015506A
JP2019015506A JP2017130284A JP2017130284A JP2019015506A JP 2019015506 A JP2019015506 A JP 2019015506A JP 2017130284 A JP2017130284 A JP 2017130284A JP 2017130284 A JP2017130284 A JP 2017130284A JP 2019015506 A JP2019015506 A JP 2019015506A
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淑正 鈴木
Yoshimasa Suzuki
淑正 鈴木
雅典 茨木
Masanori Ibaraki
雅典 茨木
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Abstract

【課題】正確に利用者の位置を認識することができる位置認識装置を提供する。【解決手段】履物に設けられた磁気センサによる履物周辺の磁気の測定結果を少なくとも含む情報を受信する受信部と、受信部が受信した情報に基づいて履物の静止を判定する判定部と、敷地内での複数の位置と、敷地内での各位置における予め定められた高さ位置での基準磁気とを対応づけて予め記憶する記憶部と、履物が静止しているときに磁気センサによって測定された履物周辺の磁気と、記憶部に予め記憶された基準磁気とを比較して、履物の敷地内での位置を認識する位置認識部とを備える位置認識装置を提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、位置認識装置、位置認識方法、静止判定装置、および静止判定方法に関する。
磁気センサを用いて移動体の位置を認識する位置認識装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。建屋を構成する鉄骨、および建屋内に設置される家具等の設備は、強磁性体を含む。強磁性体は、製造及び施工の過程で着磁されて残留磁気を帯びている。したがって、建屋および家具の配置等の環境に依存して、位置によって異なる基準磁気が生じている。上記の位置認識装置は、新たに設置した磁気マーカから生じる磁気を利用するのではなく、以上のように環境に依存して生じる基準磁気を利用する。
具体的には、位置認識装置は、位置ごとの基準磁気の測定値を磁気マップとして予め記憶しておく。そして、移動体が備える磁気センサが、磁気を測定する。位置認識装置は、測定された磁気と、予め記憶された基準磁気とを比較する。位置認識装置は、比較結果に基づいて、移動体の位置を認識する。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2009−289145号公報
しかしながら、上記の従来の位置認識装置は、データ量の削減の見地から、特定の高さ位置で測定された磁気に基づいて磁気マップを作成する。したがって、対象物の位置を認識するためには、対象物に設けられた磁気センサが、磁気マップ作成のときと同じ特定の高さ位置において磁気を測定する必要がある。例えば、利用者が携帯するスマートフォン等の携帯端末に磁気センサを搭載する場合には、利用者が動いていると磁気センサの高さ位置が変化してしまう。したがって、正確に利用者の位置を認識することが困難な場合がある。
本発明の第1の態様においては、履物に設けられた磁気センサによる履物周辺の磁気の測定結果を少なくとも含む情報を受信する受信部と、受信部が受信した情報に基づいて履物の静止を判定する判定部と、敷地内での複数の位置と、敷地内での各位置における予め定められた高さ位置での基準磁気とを対応づけて予め記憶する記憶部と、履物が静止しているときに磁気センサによって測定された履物周辺の磁気と、記憶部に予め記憶された基準磁気とを比較して、履物の敷地内での位置を認識する位置認識部とを備える位置認識装置を提供する。
本発明の第2の態様においては、履物を装着して敷地内を移動する人の位置を認識する位置認識方法であって、履物に設けられた磁気センサが履物周辺の磁気を測定する段階と、履物に設けられた加速度センサが履物の加速度を測定する段階と、加速度に基づいて履物の静止を判定する段階と、敷地内での複数の位置と、敷地内での各位置における予め定められた高さ位置での基準磁気とを対応づけて予め記憶している記憶部を用いて、履物が静止しているときに磁気センサによって測定された履物周辺の磁気と、記憶部に予め記憶された基準磁気とを比較して、履物を装着して敷地内を移動する人の位置を認識する段階と、を備える位置認識方法を提供する。
本発明の第3の態様においては、対象物の加速度と対象物周辺の磁気から対象物の静止を判定する静止判定装置であって、加速度が負ピーク値を示す第1時点と正ピーク値を示す第2時点との間であって、加速度の値が予め定められた範囲内であり、磁気の分布状態が特定の範囲内である期間を対象物が静止していると判定する判定部をを備える静止判定装置を提供する。
本発明の第4の態様においては、対象物の加速度と対象物周辺の磁気から対象物の静止を判定する静止判定方法であって、加速度が負のピークを示す時点を第1時点とし、加速度が正のピークを示す時点を第2時点とし、加速度が第1時点から第2時点の間であって、加速度の値が予め定められた範囲内であり、かつ、磁気の分布状態が特定の範囲内である期間を対象物が静止していると判定する静止判定方法を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本発明の第1実施形態の位置認識装置100を含むシステム10の概要を示す。 本発明の第1実施形態のシステム10の構成の一例を示す。 第1実施形態のシステム10の構成の他例を示す。 加速度による静止判定処理の一例を示す。 基準磁気と位置座標とを含むデータの一例を示す。 複数の位置と基準磁気とを対応づけて予め記憶する処理の一例を示す。 第1実施形態の位置認識装置100による位置認識方法の一例を示す。 図7の位置認識方法における静止判定処理の一例を示す。 第1実施形態の位置認識装置100による位置認識方法の他例を示す。 本発明の第2実施形態のシステム10の構成の一例を示す。 磁気の分布状態による静止判定処理の一例を示す。 第2実施形態の位置認識装置100による位置認識方法の一例を示す。 第3実施形態の位置認識装置100による位置認識方法の一例を示す。 第4実施形態の静止判定装置の構成の一例を示す。 第4実施形態の静止判定装置による静止情報認識方法の一例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の第1実施形態の位置認識装置100を含むシステム10の概要を示す。システム10は、外部装置20および位置認識装置100を備える。外部装置20は、履物30に設けられている。外部装置20は、履物30の周辺の磁気の測定結果を少なくとも含む情報を位置認識装置100に送信する。位置認識装置100は、履物30に設けられた外部装置20からの情報を受信する。位置認識装置100は、サーバ等のコンピュータであってよい。位置認識装置100は、履物30の位置、換言すれば、履物30を履いた利用者の位置を認識する。
位置認識装置100は、利用者の位置の認識結果を用いて、利用者の位置に応じた制御を実行してよい。例えば、位置認識装置100は、利用者に地図上の位置を提供したり利用者を誘導したりするナビゲーション装置に適用される。また、位置認識装置100は、利用者が事前に設定したエリアまたは店舗に近づくとクーポン等を提供する実店舗への誘導サービス提供装置に適用されてもよい。
一方、本例の外部装置20は、位置認識装置100と無線通信ネットワーク等のネットワークを介して通信可能に接続されてよい。本例の外部装置20が設けられる履物30は、靴、ブーツ、およびサンダル等の足に着用されるものであってよい。本明細書において履物30には、アンクレット等の足に装着される装着具が含まれてよい。履物30は、アッパー部32(甲部)とソール部34とを備えてよい。本例では、ソール部34の内部に、外部装置20が設けられている。外部装置20は、履物30に着脱自在に設けられてもよく、履物30に固着されていてもよい。
履物30の底面が接する地面または床面をXY平面とし、XY平面に直交する方向をZ方向とする。XY平面において、履物30を履いて利用者が移動する進行方向をY方向とし、Y方向およびZ方向に直交する方向をX方向とする。
図2は、本発明の第1実施形態のシステム10の構成の一例を示す。図2は、外部装置20の構成の一例および位置認識装置100の構成の一例を示す。本例の外部装置20は、磁気センサ21、加速度センサ22、無線通信部23、電源部24、および制御部25を備える。図2に示される例では、外部装置20の各構成は履物30内に設けられる。したがって、利用者は、必ずしも別途の携帯端末を必要としない。
磁気センサ21は、履物30に設けられており、履物30の周辺の磁気を測定する。本明細書において、磁気とは、磁束密度Bまたは磁場の強さHを意味する。磁気の測定とは、磁束密度Bまたは磁場の強さHに応じて変化する他の物理量を測定することが含まれてよい。磁気センサ21は、例えば、ホール素子である。磁気センサ21は、建屋を構成する鉄骨の残留磁気および建屋内に設置される家具等に含まれる強磁性体の残留磁気に起因する磁気を測定してよい。加速度センサ22は、履物30に設けられており、履物30の加速度を測定する。加速度センサ22は、例えば、MEMS技術を使った半導体式の加速度センサである。
無線通信部23は、磁気センサ21による履物30の周辺の磁気の測定結果を少なくとも含む情報を位置認識装置100との間で通信する。通信される情報には、履物30に設けられた加速度センサ22による履物30の加速度の測定結果が含まれてよい。磁気の測定結果および加速度の測定結果は、アナログデジタル変換されて通信されてよい。電源部24は、外部装置20の各部に電力を供給する。電源部24は、電池を含んでよい。電源部24は、二次電池を外部から充電するために外部電源に接続するための接続部を含んでよい。制御部25は、磁気センサ21による磁気測定値および加速度センサ22による加速度測定値の取得と、無線通信部23による情報の通信を制御する。制御部25は、マイクロコンピュータ等で構成されてよい。
本実施形態における位置認識装置100は、受信部110、判定部120、記憶部130、位置認識部140を備える。受信部110は、履物30に設けられた磁気センサ21による履物30周辺の磁気の測定結果を少なくとも含む情報を受信する。本例では、受信部110が受信する情報には、磁気の測定結果のみならず、履物30に設けられた加速度センサ22による履物30の加速度の測定結果が含まれてよい。また、受信部110が受信する情報は、各磁気の測定時刻と、加速度の測定時刻とを関連づける時刻情報が含まれてもよい。
判定部120は、受信部110が受信した情報に基づいて履物30の静止を判定する。判定部120は、履物30が接地状態にあるときに履物30が静止していると判定してよい。接地状態とは、履物30の底面が地面または床面に接した状態である。判定部120は、加速度センサ22によって測定された履物30の加速度によって、履物の静止を判定してよい。
但し、判定部120は、加速度の測定値を用いて履物30の静止を判定するものに限れない。一例において、判定部120は、履物30のソール部34の底面に設けられた圧力センサによる圧力測定結果に基づいて、履物30が接地状態にあることを判定してもよい。この場合には、受信部110は、加速度の測定結果に代えて、圧力センサによる圧力測定結果を含む情報を外部装置20から受信してよい。
記憶部130は、敷地内での複数の位置と、敷地内での各位置における基準磁気とを対応づけて予め記憶する。基準磁気は、環境に依存する磁気であってよい。基準磁気は、建屋を構成する鉄骨の残留磁気、および建屋内に設置される家具等に含まれる強磁性体の残留磁気に依存する磁気であってよい。
基準磁気は、敷地内での各位置における予め定められた高さ位置において予め測定される。基準磁気は、例えば、履物30が接地状態にあるときに履物30に設けられた磁気センサ21が占める高さ位置で予め測定される。基準磁気は、3軸方向の成分を持つ磁気ベクトルであってよい。各位置における基準磁気は、磁気マップとして記憶されてよい。
位置認識部140は、マイクロコンピュータによって構成されてよい。位置認識部140は、判定部120から履物30の静止の判定結果を取得する。位置認識部140は、磁気センサ21によって測定された履物30周辺の磁気を取得する。位置認識部140は、アナログデジタル変換された後の磁気測定値を取得してよい。
位置認識部140は、判定部による静止判定を利用して、履物30が静止しているときに磁気センサ21によって測定された履物30の周辺の磁気と、記憶部130に予め記憶された基準磁気とを比較する。位置認識部140は、履物30の周辺の磁気と、基準磁気とを比較して、履物30の敷地内での位置を認識する。特に、位置認識部140は、履物30が接地状態にあるときに磁気センサ21によって測定された磁気と、記憶部130に記憶された基準磁気とを比較してよい。
履物30に設けられた外部装置20と位置認識装置100とは直接的に通信するものに限られない。図3は、第1実施形態のシステム10の構成の他例を示す。図3に示されるシステム10は、外部装置20および位置認識装置100に加えて、携帯端末40を含む。携帯端末40は、携帯電話、スマートフォン、PDA、およびタブレット型端末などの機器であってよい。携帯端末40は、履物30に設けられた外部装置20および位置認識装置100と無線通信可能な携帯端末用無線通信部42を備えてよい。
図3に示される例においては、携帯端末40は中継器として機能する。本例では、携帯端末40は、履物30に設けられる外部装置20から、近距離赤外線通信等を介して、磁気の測定結果および加速度の測定結果を含む情報を取得する。携帯端末40は、取得された情報を、無線通信ネットワークを介して位置認識装置100に送信する。換言すれば、位置認識装置100の受信部110は、磁気センサ21による履物30周辺の磁気の測定結果および加速度センサ22による加速度の測定結果を含む情報を携帯端末40等の機器を通じて受信してもよい。図3に示される外部装置20および位置認識装置100の構造は、図2に示される構造と同様であるので、繰返しの説明を省略する。
図4は、加速度による静止判定処理の一例を示す。上述した図2および図3に示される位置認識装置100は、加速度によって履物30の静止を判定する。加速度センサ22は、X方向、Y方向、およびZ方向の3軸方向の加速度を検出してよい。この場合、受信部110が受信する情報には、3軸方向の加速度の測定結果が含まれてよい。但し、加速度センサ22は、この場合に限られず、X方向、Y方向、およびZ方向の何れかの方向における加速度を検出してもよい。図4は、履物30を履いて利用者が移動する進行方向であるY方向の加速度と履物30の静止との関係の一例を示している。
図4に示される例では、履物30が接地することによって進行方向に進んでいた速度がゼロとなり、履物30が静止する。したがって、加速度センサ22によって測定された加速度が負のピーク値を示す。接地したときに、加速度の測定値が振動する場合がある。その後、利用者が足を地面または床面に降ろしている状態(立脚状態)となると、履物30が接地状態となる。接地状態では、履物30が静止している。このとき、加速度センサ22によって測定された加速度の値はゼロ付近の予め定められた範囲内である。本例では、予め定められた範囲は、ゼロを中心として、加速度センサの誤差範囲を考慮して設定される。その後、利用者が足を上げると、履物30は離地する。履物30は静止状態から進行方向に速度を持つ状態へと変化する。したがって、加速度センサ22によって測定された加速度が正のピーク値を示す。
利用者が足を空中で移動する状態(遊脚状態)においては、利用者の足の動かし方によって加速度が変化する。図4に示す例では、利用者が、空中で足が等速に近い状態で移動している。したがって、加速度センサ22によって測定された加速度はゼロ付近を示す。以上のように、判定部120は、加速度センサ22によって測定された加速度の時間変化によって履物30の静止を判定してよい。例えば、判定部120は、加速度センサ22によって測定された加速度が負ピーク値を示す第1時点から、正ピーク値を示す第2時点の間の期間が履物30の接地状態であると判定してもよい。また、判定部120は、加速度センサ22によって測定された加速度の値が、第1時点と第2時点との間であって、加速度の値が予め定められた範囲内である期間を接地期間であると判定してよい。
判定部120は、加速度センサ22による加速度の測定値をフィルタ処理して、接地したときに生じる加速度の振動を除去してよい。判定部120は、加速度の振動を除去した上で、加速度センサ22によって測定された加速度が負ピーク値を示す第1時点と正ピーク値とを示す第2時点との間の期間であって、加速度の値が予め定められた範囲内である期間を接地状態であると判定してよい。図4では、Y方向の加速度と、履物30の静止状態との関係とを示したが、X方向およびZ方向の加速度と、履物30の静止状態との関係を用いて、履物30の静止を判定してもよい。
加速度センサ22によって測定された加速度に基づいて、履物30の静止を判定する処理は、上記の処理に限定されない。履物30が接地状態となり静止していることを判定する技術としては、歩数計等において利用されている種々の技術を適用してよい。
位置認識部140は、履物30が接地状態にあるときに磁気センサ21で測定された磁気を取得する。これにより、位置認識部140は、履物30が静止しているときに磁気センサ21によって測定された磁気の測定値を取得する。位置認識部140は、履物30の底面が床面または地面に接している場合における磁気の測定値を取得することができる。履物30の底面から予め定められた高さ位置に磁気センサ21が設けられていれば、常に、床面または地面からの予め定められた高さ位置における磁気が測定できる。したがって、本例の位置認識装置100によれば、利用者が携帯するスマートフォン等の携帯端末に磁気センサを搭載する場合と異なり、利用者の姿勢等によらずに磁気センサ21による磁気測定を一定の高さ位置にて実行することができる。
図5は、基準磁気と位置座標とを含むデータの一例を示す。記憶部130は、敷地内での複数の位置(複数のXY位置座標)と、各位置(各XY位置座標)における予め定められたZ方向の高さ位置での基準磁気とを対応づけて予め記憶する。図5では、記憶部130は、基準磁気として、複数のXY座標における、X軸、Y軸、Z軸の3軸方向の磁気成分を予め記憶している。基準磁気を測定するZ方向の高さ位置は、履物30内に設けられる磁気センサ21について履物30の底面からみた高さ位置に対応して決定されてよい。
図6は、複数の位置と基準磁気とを対応づけて予め記憶する処理の一例を示す。自走式装置が、複数の位置での基準磁気を測定してよい。自走式装置は、走行するための電動走行機構を有し、床面を走行しながら磁気測定してよい。記憶部130は、複数の位置と測定した基準磁気とを対応づけて記憶してよい。但し、複数の位置と基準磁気とを対応づけて予め記憶する処理は、図6に示される処理に限定されない。
自走式装置(ロボット)が走行する(ステップS101)。自走式装置は、自動式掃除機等に応用されている種々の技術を採用してよい。次いで、自走式装置に搭載される磁気センサによって、予め定められた高さ位置において磁気測定する(ステップS102)。
自走式装置に搭載されたエンコーダにより原点からの移動距離を測定する(ステップS103)。自走式装置は、磁気センサの出力である磁気強度と、エンコーダからの出力である移動距離により特定された位置座標とを対応づけて、記憶部130に記憶する(ステップS104)。これにより、記憶部130には、複数の位置と基準磁気とが対応づけられて記憶される。
図7は、第1実施形態の位置認識装置100による位置認識方法の一例を示す。外部装置20においては、履物30に設けられた磁気センサ21が履物30の周辺の磁気を測定する。また、履物30に設けられた加速度センサ22が履物30の加速度を測定する。受信部110は、履物30に設けられた磁気センサ21による履物30周辺の磁気の測定結果と、履物に設けられた加速度センサ22による履物30の加速度の測定結果とを含む情報を受信する(ステップS201)。
磁気センサ21は、履物30と周辺の磁気を常時測定してよい。磁気センサ21によって測定された磁気の測定値は、一定のサンプリング周期でアナログ信号からデジタル信号へ変換されてよい。加速度センサ22によって測定された加速度の測定値についても、同様に、一定のサンプリング周期でアナログ信号からデジタル信号へ変換されてよい。受信部は、デジタル信号に変換された磁気の測定値および加速度の測定値を受信してよい。
判定部120は、加速度センサ22が測定した加速度の測定値が、履物30の静止状態を示す条件を満たすか否かを判定する(ステップS202)。加速度の測定値が、静止状態を示す条件を満たさない場合は(ステップS202:NO)、処理がステップS201に戻る。加速度の測定値が、静止条件を示す条件を満たす場合には(ステップS202:YES)、判定部120は、履物30が静止状態にある旨を判定する(ステップS203)。
図8は、図7の位置認識方法における静止判定処理の一例を示す。図8は、図7におけるステップS202における処理の一例を示す。加速度センサ22によって測定された加速度が負ピーク値を示す時点を第1時点とし、加速度センサ22によって測定された加速度が正ピーク値を示す時点を第2時点としたとき、判定部120は、加速度が第1時点と第2時点との間であるかを判断する(ステップS251)。加速度が第1時点と第2時点との間である場合には(ステップS251:YES)、判定部120は、加速度の値が予め定められた範囲内であるかを判定する(ステップS252)。X軸方向およびY軸方向の加速度については、予め定められた範囲は、加速度の値がゼロを含む範囲に設定されてよく、Z軸方向の加速度については、加速度の値が重力加速度の値を含む範囲に設定されてよい。
判定部120は、加速度センサ22によって測定された加速度が第1時点と第2時点との間であって(ステップS251:YES)、かつ、加速度の値が予め定められた範囲内である場合(ステップS252:YES)、加速度が静止状態の条件を満たすと判断する(ステップS253)。一方、加速度が第1時点と第2時点との間でない場合(ステップS251:NO)、または加速度の値が予め定められた範囲内でない場合(ステップS252:NO)、判定部120は、静止状態の条件を満たさないと判断する(ステップS254)。なお、ステップS251とステップS252の判断の順序は、図8の場合に限られない。
判定部120による静止判定が完了すると、処理が図7のステップS204に戻る。ステップS204において、位置認識部140は、履物30が静止しているときに磁気センサ21によって測定された磁気の測定値を取得する。本例では、位置認識部140は、履物30が接地状態にあるときに磁気センサ21によって測定された磁気を取得する。例えば、受信部110が受信する情報において、加速度の測定時刻と磁気の測定時刻が関連づけられている。一例において、加速度の測定結果と磁気の測定結果とに共通の時刻情報が付加されている。位置認識部140は、時刻情報を参照して、履物30が静止しているときに測定された磁気の測定値を特定してよい。
位置認識部140は、記憶部130から、位置座標ごとの基準磁気のデータを読み出す(ステップS205)。位置認識部140は、履物30が静止しているときに磁気センサ21によって測定された磁気と、基準磁気とを比較する(ステップS206)。例えば、位置認識部140は、測定された3軸方向の磁気成分と、記憶部130に記憶されている3軸方向の磁気成分とを比較する。
位置認識部140は、履物30が静止状態にあるときに測定された磁気に対応する基準磁気を示す位置座標を特定する。本例では、位置認識部140は、履物30が接地状態にあるときに測定された磁気に対応する基準磁気を示す位置座標を特定する。これにより、位置認識部140は、履物30の敷地内での位置を認識する(ステップS207)。例えば、位置認識部140は、履物30が接地状態にあるときに磁気センサ21によって測定された磁気と基準磁気との差異が予め定められた値より小さくなる位置座標を履物30の敷地内での位置として認識する。
ステップS206およびステップS207の処理は、敷地内での複数の位置と、敷地内での各位置における予め定められた高さ位置での基準磁気とを対応づけて予め記憶している記憶部を用いて、履物30が静止しているときに磁気センサ21によって測定された履物30の周辺の磁気と、記憶部130に予め記憶された基準磁気とを比較して、履物30を装着して敷地内を移動する人の位置を認識する段階に対応する。
履物30の閾値内での位置は、履物30を履いた利用者の位置に対応する。位置認識装置100は、履物30の閾値内での位置認識結果を出力してよい(ステップS208)。出力された位置認識結果は、ナビゲーションまたは誘導サービス提供等の様々な処理に利用されてよい。
以上のように、第1実施形態の位置認識装置100によれば、利用者が足に装着する履物30に磁気センサ21を設けるとともに、履物30が静止するタイミングで測定された磁気測定値を位置認識に用いる。利用者が携帯するスマートフォン等の携帯端末に磁気センサを搭載する場合と異なり、磁気センサによって磁気測定する高さ位置が利用者の姿勢等によらず一定となる。したがって、位置認識装置100は、正確に利用者の位置を認識することができる。
また、第1実施形態の位置認識装置100には、履物30が接地状態にあるタイミングで測定された磁気測定値を取得して、基準磁気と比較する。利用者の胴や胸の付近の高さ位置においては、棚および机等の家具の移動が生じやすく、磁場が変動しやすい。これに対し、床面または地面の付近では、棚およびや机等の家具の移動に伴う磁場の変動が生じにくい。したがって、履物30が接地状態にあるタイミングで測定された磁気を基準磁気と比較することによって、基準磁気の変動による位置認識精度低下の影響を軽減することができる。
図9は、第1実施形態の位置認識装置100による位置認識方法の他例を示す。ステップS301からステップS303は、図7のステップS201からステップS203と同様である。また、ステップS303の静止判定処理は、図8に示される静止判定処理と同様である。したがって、繰り返しの説明を省略する。位置認識部140は、履物30が接地状態となって静止するときに磁気センサ21によって測定された磁気測定値を取得して、磁気測定値を記憶する(ステップS304)。利用者が歩行するのにしたがって履物30が接地状態となることが繰り返される。位置認識装置100は、時系列に所定数の磁気測定値が記憶されるまで(ステップS305:YES)、ステップS301以下の処理を繰り返えす。
位置認識部140は、時系列に取得された磁気測定値が所定数に達すると(ステップS305:YES)、所定数の磁気測定値を配列してデータ列を作成する(ステップS306)。接地状態となる毎に磁気測定値が取得されるので、時系列に取得された磁気測定値は、歩数に応じて取得されている。したがって、位置認識部140は、時系列に取得された複数の磁気測定値に対して、事前に利用者が設定した歩幅の値を適用して、複数の位置(変位)と複数の磁気測定値とを対応づけたデータ列を作成してよい。
位置認識部140は、記憶部130から基準磁気のマッピングデータを読み出す(ステップS307)。マッピングデータは、複数の位置において、それぞれの基準磁気の大きさをマッピングしたデータである。位置認識部140は、ステップS306で生成された磁気測定値のデータ列と、ステップS307で読み出されたマッピングデータとを比較する(ステップS308)。
ステップS306で生成された磁気測定値のデータ列の形態と、マッピングデータにおける形態とに、一致または近似する部分が存在しない場合には(ステップS309:NO)、処理はステップS301に戻る。そして、新たに測定された磁気を含むデータ列が作成されて、マッピングデータにおける形態と比較される。
一方、ステップS306で生成された磁気測定値のデータ列の形態と、マッピングデータにおける形態とに一致または近似する部分が存在すれば(ステップS309:YES)、位置認識部140は、マッピングデータにおける形態に一致または近似するデータ列を特定する。そして、位置認識部140は、マッピングデータに一致または近似するデータ列の最後のデータに対応付けられた位置座標を読み取る。
位置認識部140は、読み取られた位置座標を、履物30の敷地内での位置として認識する(ステップS310)。位置認識部140は、履物30の閾値内での位置認識結果を出力してよい(ステップS311)。本例のように、複数の位置座標における磁気のデータ列を基準磁気のマッピングデータと比較することによっても、正確に利用者の位置を認識することができる。
図10は、本発明の第2実施形態のシステム10の構成の一例を示す。第2実施形態においては、外部装置20において、加速度センサ22が省略されている。位置認識装置100の判定部120は、磁気センサ21によって測定された磁気の分布状態に基づいて履物30が静止しているか否かを判断する。これらの構成を除いて、第2実施形態のシステム10は、第1実施形態のシステム10と同様の構成を有する。したがって、繰り返しの説明を省略する。本例においても、図3に示されるように、位置認識装置100が、携帯端末40を介して、磁気センサ21による磁気測定結果を含む情報を受信してもよい。
図11は、磁気の分布状態による静止判定処理の一例を示す。図10に示される位置認識装置100の判定部120は、磁気センサ21によって測定された磁気の分布状態によって履物30の静止を判定する。特に、本例の判定部120は、磁気の時間分布、すなわち測定された磁気の時間変化量によって履物30の静止を判定する。利用者が足を地面または床面に降ろしている状態(立脚状態)となると、履物30が接地状態となる。接地状態では、履物30が静止している。したがって、磁気センサ21によって測定される磁気は時間に応じて変化しにくい。その後、利用者が足を上げると、履物30は離地する。利用者が足を空中で移動する状態(遊脚状態)においては履物30の位置が変化する。
したがって、履物30の位置の変化に応じて、残留磁気を伴う建屋や家具等と履物30との間の位置関係が変化する。この結果、履物30の位置の変化に応じて、磁気の分布状態が異なる。履物30が接地状態となって静止している状態における磁気の時間変動量dは、利用者が履物30を装着して足を空中で移動させている状態における磁気の時間変動量dに比べて小さい。換言すれば、履物30が接地状態となって静止している状態においては、磁気の分布状態が特定の範囲内となる。したがって、判定部120は、隣接する他の時間領域における磁気ベクトルの時間変化量に比べて、着目している時間領域における時間変動量dが所定の割合以下の場合には、磁気の分布状態が特定の範囲内に収まっていると判断してよい。この場合、判定部120は、着目している時間領域が履物30の静止期間であると判定してよい。
図12は、第2実施形態の位置認識装置100による位置認識方法の一例を示す。受信部110は、履物30に設けられた磁気センサ21による履物30周辺の磁気の測定結果を含む情報を受信する(ステップS401)。本例では、受信部110が受信する情報には、履物30の加速度の測定結果が含まれていない。判定部120は、磁気の分布状態が特定の範囲内であるかを判断する(ステップS402)。一例において、判定部120は、磁気ベクトルの時間変動量が、予め定められた範囲内であるときに、磁気の分布状態が特定の範囲内であると判断する。例えば、判定部120は、隣接する他の時間領域における磁気ベクトルの時間変化量に比べて、時間変動量が所定の割合以下の場合に、磁気の分布状態が特定の範囲内であると判断する。磁気の分布状態が特定の範囲内であると判断される場合には(ステップS402:YES)、判定部120は、履物30が静止していると判断する(ステップS403)。
ステップS404からステップS408の処理は、図7に示されるステップS204からステップS208と同様であってよい。また、位置認識装置100は、ステップS404からステップS408の処理に代えて、図9のステップS304からステップS311の処理を実行してもよい。これらの処理については、繰返しの説明を省略する。本例によっても、利用者の姿勢によらずに、位置推定が可能である。
第1実施形態の位置認識装置100は、加速度センサ22によって測定された加速度の測定結果を用いて履物30の静止を判定した。一方、第2実施形態の位置認識装置100は、磁気センサ21によって測定された磁気の分布状態に基づいて、履物30の静止を判定した。但し、本発明の位置認識装置100は、これらの場合に限られない。
図13は、第3実施形態の位置認識装置100による位置認識方法の一例を示す。第3実施形態の位置認識装置100の基本的な構成は、図2または図3に示される構成と同様である。本実施形態の位置認識装置100は、履物30の周辺の磁気測定結果と、履物30の加速度との双方に基づいて、履物30の静止を判定する。この点を除いて、本実施形態の位置認識装置100は、第1および第2実施形態の位置認識装置100と同様の構成を有する。したがって、繰り返しの説明を省略する。
ステップS501およびステップS502の処理は、図7におけるステップS201およびステップS202の処理と同様である。ステップS502の処理は、図8に示される静止判定処理と同様である。ステップS503の処理は、図12におけるステップS402の処理と同様である。
判定部120は、加速度センサ22によって測定された加速度が負ピーク値を示す第1時点と正ピーク値を示す第2時点との間であって、加速度の値が予め定められた範囲内であり(ステップS502:YES、図8のステップS251およびステップS252)、かつ、磁気センサ21によって測定された磁気の分布状態が特定の範囲内である期間(ステップS503:YES)を履物30が静止していると判定する(ステップS504)。
位置認識部140は、履物30が静止しているときに磁気センサ21によって測定された磁気を取得する(ステップS505)。以下のステップS506からステップS509の処理は、図7におけるステップS205からステップS208の処理と同様である。以上のように、位置認識装置100および位置認識方法について説明したが、本発明は、上記の場合に限定されない。上述した各実施形態および変形例は、互いに組み合わせることが可能である。
以上の第1から第3実施形態についての説明では、対象物の位置を認識する位置認識装置100を説明した。但し、本発明は、この場合に限られない。本発明は、対象物の静止を判定する静止判定装置200であってよい。
図14は、第4実施形態の静止判定装置200の構成の一例を示す。本例の静止判定装置200は、対象物の加速度と対象物周辺の磁気から対象物の静止を判定する。特に、静止判定装置200は、人の静止を判定するのに好適に用いられる。静止判定装置200は、サーバ等のコンピュータであってもよく、端末装置であってもよく、履物30に設けられる装置であってもよい。静止判定装置200は、受信部210および判定部220を備える。受信部210は、対象部周辺の磁気の測定値および対象物の加速度の測定値を受信する。対象部周辺の磁気の測定値および対象物の加速度の測定値は、対象物に設けられた磁気センサおよび加速度センサによって測定されてよい。この点は、第1から第3実施形態の場合と同様である。判定部220は、マイクロコンピュータによって構成されてよい。判定部220は、対象物の加速度と対象物周辺の磁気から対象物の静止を判定する。
判定部220は、加速度が負ピーク値を示す第1時点と正ピーク値を示す第2時点との間であって、加速度の値が予め定められた範囲内であり、磁気の分布状態が特定の範囲内である期間を対象物が静止していると判定する。静止判定の処理は、図13のステップS502およびステップS503、図8のステップS251からステップS254において説明した内容を共通する。したがって、繰り返しの説明を省略する。
図15は、第4実施形態の静止判定装置200による静止判定方法の一例を示す。受信部は、受信部110は、対象物に設けられた磁気センサによる対象物周辺の磁気の測定結果と、対象物に設けられた加速度センサによる対象物の加速度の測定結果とを含む情報を受信する(ステップS601)。加速度が負のピークを示す時点を第1時点とし、加速度が正のピークを示す時点を第2時点としたときに、判定部220は、加速度が第1時点から第2時点の間であって(ステップS602:YES)、加速度の値が予め定められた範囲内であり(ステップS603:YES)、磁気ベクトルの分布状態が特定の範囲内である期間(ステップS604:YES)を対象物が静止していると判定してよい。
本例の静止判定装置200および静止判定方法によれば、新たに磁気マーカを設けることなく、対象物が静止状態にあるか否かを判定することができる。更に、磁気のみまたは加速度のみを用いて静止判定をする場合と比較して高い精度で対象物の静止を判定することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。各実施形態および変形例において説明した構成を組み合わせてもよい。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順序で実施することが必須であることを意味するものではない。
10・・システム、20・・外部装置、21・・磁気センサ、22・・加速度センサ、23・・無線通信部、24・・電源部、25・・制御部、30・・履物、32・・アッパー部、34・・ソール部、40・・携帯端末、42・・携帯端末用無線通信部、100・・位置認識装置、110・・受信部、120・・判定部、130・・記憶部、140・・位置認識部、200・・静止判定装置、210・・受信部、220・・判定部

Claims (9)

  1. 履物に設けられた磁気センサによる前記履物周辺の磁気の測定結果を少なくとも含む情報を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記情報に基づいて前記履物の静止を判定する判定部と、
    敷地内での複数の位置と、前記敷地内での各位置における予め定められた高さ位置での基準磁気とを対応づけて予め記憶する記憶部と、
    前記履物が静止しているときに前記磁気センサによって測定された前記履物周辺の磁気と、前記記憶部に予め記憶された前記基準磁気とを比較して、前記履物の前記敷地内での位置を認識する位置認識部と
    を備える位置認識装置。
  2. 前記判定部は、前記履物が接地状態にあるときに前記履物が静止していると判定し、
    前記位置認識部は、前記履物が接地状態にあるときに前記磁気センサによって測定された磁気と、前記記憶部に記憶された前記基準磁気とを比較する
    請求項1に記載の位置認識装置。
  3. 前記情報は、前記履物に設けられた加速度センサによる前記履物の加速度の測定結果を含み、
    前記判定部は、前記加速度センサによって測定された前記加速度によって、前記履物の静止を判定する
    請求項1または2に記載の位置認識装置。
  4. 前記判定部は、前記加速度センサによって測定された前記加速度が負ピーク値を示す第1時点と正ピーク値を示す第2時点との間であって、前記加速度の値が予め定められた範囲内である期間を前記履物が静止していると判定する
    請求項3に記載の位置認識装置。
  5. 前記判定部は、前記磁気センサによって測定された磁気の分布状態が特定の範囲内である期間を前記履物が静止していると判定する
    請求項1または2に記載の位置認識装置。
  6. 前記判定部は、前記加速度センサによって測定された前記加速度が負ピーク値を示す第1時点と正ピーク値を示す第2時点との間であって、前記加速度の値が予め定められた範囲内であり、かつ、前記磁気センサによって測定された磁気の分布状態が特定の範囲内である期間を前記履物が静止していると判定する
    請求項3に記載の位置認識装置。
  7. 履物を装着して敷地内を移動する人の位置を認識する位置認識方法であって、
    前記履物に設けられた磁気センサが前記履物周辺の磁気を測定する段階と、
    前記履物に設けられた加速度センサが前記履物の加速度を測定する段階と、
    前記加速度に基づいて前記履物の静止を判定する段階と、
    前記敷地内での複数の位置と、前記敷地内での各位置における予め定められた高さ位置での基準磁気とを対応づけて予め記憶している記憶部を用いて、前記履物が静止しているときに前記磁気センサによって測定された前記履物周辺の磁気と、前記記憶部に予め記憶された前記基準磁気とを比較して、前記履物を装着して敷地内を移動する人の位置を認識する段階と、を備える
    位置認識方法。
  8. 対象物の加速度と前記対象物周辺の磁気から前記対象物の静止を判定する静止判定装置であって、
    前記加速度が負ピーク値を示す第1時点と正ピーク値を示す第2時点との間であって、前記加速度の値が予め定められた範囲内であり、前記磁気の分布状態が特定の範囲内である期間を前記対象物が静止していると判定する判定部を備える
    静止判定装置。
  9. 対象物の加速度と前記対象物周辺の磁気から前記対象物の静止を判定する静止判定方法であって、
    前記加速度が負のピークを示す時点を第1時点とし、
    前記加速度が正のピークを示す時点を第2時点とし、
    前記加速度が前記第1時点から前記第2時点の間であって、前記加速度の値が予め定められた範囲内であり、かつ、前記磁気の分布状態が特定の範囲内である期間を前記対象物が静止していると判定する
    静止判定方法。
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