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JP2018530165A - 磁気メモリセル - Google Patents

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JP2018530165A
JP2018530165A JP2018517693A JP2018517693A JP2018530165A JP 2018530165 A JP2018530165 A JP 2018530165A JP 2018517693 A JP2018517693 A JP 2018517693A JP 2018517693 A JP2018517693 A JP 2018517693A JP 2018530165 A JP2018530165 A JP 2018530165A
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オリヴィエ・ブル
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Centre National de la Recherche Scientifique CNRS
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Abstract

本発明は、導電層セクション(32)と、前記導電層とは異なる層(36)のセクションとの間に磁性層セクションを含む積層体(31)であって、前記磁性層が、前記層の平面に垂直な磁化(35)を有する積層体(31)と、前記積層体が配置される金属化セクション(42)と、各々が中心軸(45D〜45G)を有する第1、第2、第3及び第4の金属化アーム(44D〜44G)と、を備え、各アームについて、前記中心軸の方向において前記積層体に向かって流れる電流が、前記第1及び第2のアーム(44E、44G)に対して主に左にあり、前記第3及び第4のアーム(44D、44F)に対して主に右にある前記アームに最も近い積層体のセクションを見る、磁気メモリセル(30)に関する。

Description

本特許出願は、仏国特許出願第15/59584号明細書の優先権を主張するものであり、これは、本明細書の一体部分とみなされる。
本発明は、磁気メモリセルに関し、より詳細には、電流誘起反転を有するタイプの磁気メモリセルに関する。
仏国特許第2,963,152号明細書には、図1A、図1B及び図1Cに概略的に示されている磁気メモリセルが開示されている。以下の図1A及び図1Bはそれぞれ、仏国特許第第2,963,152号明細書の図1c〜図1f、図2a〜図2b及び図3a〜図3dに関連して説明されるような磁気メモリセルの断面図及び斜視図を示す。図1Cは、このメモリセルの単純化した平面図である。
図1Aおよび図1Bに示すように、このメモリセルは、導電性トラック1の上に積層体3を備える。積層体3は、それぞれが薄い層のセクション又はいくつかの薄い層の積層体によって形成された領域の積層体を含む。導電性トラック1は、例えば、酸化ケイ素の層で被覆されたシリコンウェハで作られる基板5上に形成され、端子A及びBを横切って接続される。積層体3を構成する積層体は、トラック1から、非磁性導電材料で作られる領域10と、磁性材料で作られる領域11と、非磁性材料で作られる領域12と、磁性材料で作られる領域13と、電極14を備える。層12の材料は、導電性であってもよい。これは、好ましくは、トンネル効果の電子によって横切ることができるほど十分に薄い絶縁材料である。非磁性領域10と非磁性領域12との間には、層の平面に直交する方向に非対称系を有するように構造的な差がある。この差は、特に、これらの層の材料、厚さ、又は成長モードの違いに起因する可能性がある。
上記の特許出願には、種々の層を構成することができる材料のリストが記載されている。領域11及び13の磁性材料は、層の平面に対して垂直に配向された磁化を有するような条件で形成される。層13の磁性材料は、無形の磁化を保持するような条件で形成される(トラップ層)。上部電極層14は、端子Cに接続される。
メモリセルの書き込みは、端子A及びBを横切って電流を流すことによって行われ、一方、水平方向(層の平面並びに端子A及びBを横切る電流の方向に平行)に向けられた磁場Hが印加される。端子Aと端子Bとの間の電流の相対的な方向と磁場ベクトルHに依存して、磁化が上向き又は下向きになるように層11が書き込まれる。
このメモリセルを読み出すために、端子Cと端子A及びBの一方又は他方に電圧が印加される。端子C並びに端子A及びBの他方の一方に生じる電流は、層11及び13の磁化の相対的な方向に依存して異なる値をとる:2つの磁化が同じ方向の場合は高い値、2つの磁化の向きが反対の場合は、低い値。
上述したメモリセルの1つの特徴は、端子A及びBを流れる電流と、その電流に平行な層の平面に印加される磁界のために、その書き込みが行われることである。書き込み中に端子A又は端子Bから端子Cに向かって流れる電流はない。これは、メモリセルの読み出し動作と書き込み動作とを完全に分離する利点を有する。
多くの代替的な実施形態が可能である。特に、先に説明した各層は、所望の特性を得るために、当該技術分野で知られている方法で、層の積層体で構成することができる。
トラック1が磁性層11の成長に適した非磁性材料で作られる限り、導電性の非磁性材料で作られる層のセクション10を省略することができる。トラック1は、積層体3の下に過度の厚さを有することがある。層11内の磁化の反転が可能であるためには、磁性層中にスピン軌道結合が存在することも必要である。この目的のために、例えば、この層11と接触する層(又はそれから微細な分離層によって分離された層)を、スピン軌道結合が高い材料で作るか、又はスピン軌道結合が高い材料で形成することが必要である。別の解決策は、例えば、このスピン軌道結合を形成するために、磁性層11と層10及び12の一方又は他方との間の接触のためのものである。これは、例えば、層12が絶縁体で作られる場合には、磁性層11と層12とのハイブリッド化によって行うことができる(非特許文献1を参照)。
図1A及び図1Bのメモリセルが、端子A及びB並びに層のセクション10、11及び12が設けられたトラック1を備える記憶素子と、上記の例では、層13及び14並びに電極Cを含む読み取り素子との2つの要素に分解することができることに留意すべきである。同じ記憶素子を用いて、例えば光学読み取りのような種々の読み取りモードを考慮することができる。
図1Cは、積層体3の簡略上面図である。トラック1と積層体3だけが示され、端子15及び16に接続された端子A及びBも示される。
先に示したように、このメモリセルは、電流の方向に0でない成分を有する磁場の印加と同時に端子A及びBに電流を印加することによって書き込み可能である。磁場を発生させる手段の例は、前述の特許出願に記載されている。外部磁場の印加又は磁場Hを生成することができる特定の磁性層の製造は、実用的な製造上の問題を引き起こす。
米国特許出願第2014/0110004号明細書には、磁場なしで電流を印加することによって書き込むことができる磁気メモリセルが記載されている。図2は、本特許出願の図15C、図16C及び図17Cに対応する磁気メモリセルの概略底面図である。磁場20は、図1A〜図1Cに関連して説明した磁気積層体3の層と同様の層のセクションの積層体を含む。積層体20は、細長い矩形形状を有し、大きな側部の一方の側に、上方から見て、大きな側部に直交する方向に延びるセクション22を含む。矩形の2つの対向する端部は、接点24A及び24Bによって端子A及びBに接続される。セクション22は、積層体20に非対称性を与え、これによって、単に直流を印加することによってメモリセルを書き込むことが可能になる。端子Aから端子Bへ、又は端子Bから端子Aへの電流の流れの方向は、書き込まれた値を規定する。
このメモリセルの書き込みは、デバイスを横切る直流電流の流れ方向に依存する。
仏国特許第第2,963,152号明細書 米国特許出願第2014/0110004号明細書
書き込みが2つの書き込み端子間を流れる電流の方向に依存せず、電流が任意の極性を有することができ、特に交流であることができるメモリセルを有することが望まれる。
従って、一実施形態は、導電層セクションと、前記導電層とは異なる層のセクションとの間に磁性層セクションを含む積層体であって、前記磁性層が、前記層の平面に垂直な磁化を有する積層体と、前記積層体が配置される金属化セクションと、各々が中心軸を有する第1、第2、第3及び第4の金属化アームと、を備え、各アームについて、前記中心軸の方向において前記積層体に向かって流れる電流が、前記第1及び第2のアームに対して主に左にあり、前記第3及び第4のアームに対して主に右にある前記アームに最も近い積層体のセクションを見る、磁気メモリセルを提供する。
一実施形態によれば、前記磁性層が、3nm未満の厚さを有する。
一実施形態によれば、前記磁気メモリセルは、平面視において対称中心を有する。
一実施形態によれば、前記磁気メモリセルは、前記層の平面に垂直な対称平面を有し、前記第1及び第3のアームは、前記対称平面に対して互いに対称的であり、前記第2及び第4のアームは、前記対称平面に対して互いに対称的である。
一実施形態によれば、前記各アームについて、前記アームに最も近い前記積層体の部分は、平面視において、前記アームの中心軸と鋭角をなす方向に延びた部分を含む。
一実施形態によれば、前記鋭角のうちの少なくとも1つは、30°と60°との間に含まれる。
一実施形態によれば、前記細長い部分の少なくとも1つは、先端を形成する。
一実施形態によれば、前記細長い部分の少なくとも1つは、丸い先端を形成する。
一実施形態によれば、前記金属化部分と前記第1、第2、第3及び第4のアームとの間に十字形状が形成され、前記積層体は延び、前記十字形状の中心に位置する。
一実施形態によれば、前記積層体は、第3のアームの中心軸に関して、0°から30°、好ましくは5°から25°の間の角度を形成する方向に延びた中央部分を含む。
一実施形態によれば、前記第1及び第2のアームの中心軸は、実質的に同一線上にあり、前記第3及び第4のアームの中心軸は、実質的に同一線上にあり、前記積層体は、前記軸の合流点の中心に位置する細長い形状を有し、前記鋭角は、30°から45°に含まれる。
一実施形態によれば、前記第1及び第3のアームの中心軸は、実質的に同一線上にあり、前記第2及び第4のアームの中心軸は、実質的に同一線上にあり、前記第1及び第2のアームの中心軸は、実質的に平行であり、前記第1及び第2のアームは、反対方向に延びている。
一実施形態によれば、前記第2及び第3のアームの中心軸は、実質的に同一線上にあり、前記第1及び第4のアームの中心軸は、前記第1及び第3のアームの中心軸に実質的に直交する。
別の実施形態によれば、前記第1及び第2のアームの間に第1の電流を、又は、前記第3及び第4のアームの間に第2の電流を流すことからなる段階を含む、メモリセルの書き込み方法が提供される。
一実施形態によれば、前記第1又は第2の電流は、交流である。
これらの特徴及び利点、並びに他のものは、添付図面を参照して非限定的に提供される特定の実施形態の以下の説明において詳細に説明される。
磁気メモリセルの概略断面図である。 磁気メモリセルの概略斜視図である。 図1A及び図1Bに示される磁気メモリセルの単純化された平面図である。 磁気メモリセルの概略上面図である。 磁気メモリセルの一実施形態の概略斜視図である。 磁気メモリセルの一実施形態の概略上面図である。 図3に示す実施形態の動作を示す図である。 磁気メモリセルの他の実施形態の概略上面図である。 磁気メモリセルの他の実施形態の概略上面図である。 磁気メモリセルの他の実施形態の概略上面図である。 磁気メモリセルの他の実施形態の概略上面図である。 磁気メモリセルの他の実施形態の概略上面図である。
同じ要素は、様々な図で同じ参照番号によって示されており、さらに、異なる図は、縮尺通りに描かれていない。明確にするために、記載された実施形態を理解するのに有用な要素のみが示され、概略が示されている。
「上」、「下」、「左」、「右」等の絶対的な位置を示す用語、又は「上方」、「下方」、「上部」等の相対的な位置を示す用語が参照されるときは、特段の断りがない限り、図1A、図1B、図3A及び図4の対象の要素の向きに対して言及している。特段の断りがない限り、「およそ」、「実質的に」及び「約」という表現は、10%以内、好ましくは5%以内、又は配向に関して15度以内、好ましくは10度以内を意味する。
図3A及び図3Bはそれぞれ、磁気メモリセル30の一実施形態の概略斜視図及び概略上面図である。
磁気メモリセル30は、層部分の積層体によって形成された積層体31を備える。積層体31は、下から上に向かって、導電層部分32と、層の平面に垂直な磁化35を有する書き込み可能な磁性層部分34と、層32とは異なる非磁性層部分36と、磁性層部分38と、電極40を備える。電極40は、端子Cに接続されている。層32、34、36、38及び40は、図1A〜図1Cに関連して説明したそれぞれの領域10、11、12、13及び14を形成する薄層と同様である。特に、図1A〜図1Cに関連して説明した代替案が適用可能である。
積層体31は、4つのアームを有する十字の形状を上面図で有する金属化層42の中央部分に配置される。4つのアーム44D、44E、44F、44Gは、直角を成す中心軸45D、45E、45F、45Gを有する。アームは、アームの端部に位置するそれぞれの接点46D、46E、46F、46Gによってそれぞれの端子D、E、F、Gに接続される。上面図では、積層体31は、軸45D、45E、45F、45Gと略45度の鋭角をなす方向47に細長い矩形の形状をしている。
対向アーム44D、44Fの軸45D、45Fと方向47との間の鋭角48D、48Fは、反時計方向に向いている。対向するアーム44E、44Gの軸45E、45Gと方向47との間の鋭角48E、48Gは、時計方向に向いている。この構成では、対向するアーム44E、44Gの一方又は他方に配置され、軸45D及び45Fに沿って積層体を見ている観察者は、右側に、最も近い積層体の部分を見る。軸45E、45Gに沿って積層体を見ると、反対側のアーム44E及び44Gの他方の一方にいる観察者は、左側に最も近い積層体の部分を見る。
動作中、メモリセル30は、対向する端子D及びFを横切って、又は対向する端子E及びGを横切って電流を流すのに適したデバイスに接続される。
メモリセル30を書き込むために、本発明者らは、対向する端子D及びFを横切る電流の流れによって磁化35に第1の配向が与えられ、反対の端子E及びGの間を流れる電流によって逆の向きが与えられることを観察した。これらの向きは、それぞれ端子DとF、EとGを横切って流れる電流の方向に関係なく与えられる。
図4は、メモリセル30の動作を示す4つの概略上面図V1〜V4を示す。図V2は、180°回転後の図V1に対応し、図V3は、反時計回りに90°回転した後の図V1に対応し、図V4は、180°回転後の図V3に対応する。各図V1〜V4の向きは、下から上へ同じ方向に電流の流れが示されるようになっている。
図4の左上の図V1では、端子Eは、図の上部に位置している。電流IGEは、端子Gから端子Eに向かって流れる。本発明者らは、積層体31内の電流IGEの経路が、書き込み可能な磁性層34の磁化35に配向を与える特性を有することに留意した。積層体内の電流の経路とそこから生じる電子のスピンに対する作用は、書き込み可能な層34全体で一様ではない。従って、与えられた配向が書き込み可能な層34全体の磁化に及ぶことは、注目に値する。この例では、下層32から上層36に向いた配向54は、磁化35に与えられる。
図4の左下の図V2では、端子Eは、図の下部に位置している。メモリセル30には、端子Eから端子Gに向かって電流IEGが流れる。上面図において、メモリセル30は、積層体31の中心に対して対称である。従って、積層体31内の電流IEGの経路は、電流IGEの経路と同一である。従って、磁化35の配向54は、図V1の方向と同じ方向にある。書き込み可能な層34の磁化35に与えられる配向は、端子E及びGを横切って流れる電流の流れの方向に依存しない。
図4の右上の図V3では、端子Dは、図の上部に位置している。メモリセル30には、端子Fから端子Dに向けて電流IFDが流れる。積層体31内の現在のIFDの経路は、図V1における電流IGEの経路の鏡像である。ミラーは、図4の平面に対して垂直であり、電流が流れるアームに平行である。電流IFDの通過に起因する磁化の原因となる局在電子のスピンへの作用は、ミラーに対して、電流IGEの通過に起因する作用に対して非対称である。従って、図V1及びV2の向き54の逆である向き59が、書き込み可能な磁性層34の磁化35に与えられる。
図4の右下の図V4では、端子Dは、図の下部に配置されている。メモリセル30には、端子Dから端子Fに向けて電流IDFが流れる。端末Dから端末Fへの積層体31内の電流IDFの経路は、図V3の電流IFDの通路と同一である。その結果、書き込み可能な層の磁化の向きは、端子D及び端子Fを流れる電流の方向に依存しない。
メモリセル30の読み出しは、図1A及び図1Bに関連して説明した読み出しと同様に、端子Cと端子D、E、F及びGのいずれか1つとの間の抵抗を測定することによって得られる。上部層38及び40並びに端子Cは、読み取りアセンブリを構成する。あるいは、読み取りアセンブリを省略し、例えば異常ホール効果又は光学読み取りデバイスを使用する電子読み取りデバイスで読み取りアセンブリを置き換えることができる。
図5A〜図5Eは、磁気メモリセルの他の実施形態の概略上面図である。分かりやすくするために、図5A〜図5Eに関連して説明したメモリセルの要素と、同じ役割を有する図3A及び図3Bに関連して説明したメモリセルの要素は、同じ参照番号を用いて示す。
図5A〜図5Eに示す磁気メモリセルの各々は、金属化層上に配置された積層体を備える。各積層体は、図3A及び図3Bに関連して説明した積層体31の層の積層体と同様の層の積層体の一部を含む。各積層体は、端末Cとの接触によって上部に配される。
図5Aにおいて、磁気メモリセル60は、金属化層62上に配置され、4つのアーム44D、44E、44F及び44Gによって延びる積層体61を備える。アーム44D及び44Fは、ほぼ同一直線上にある中心軸45E及び45Gに沿って2つの反対方向に延びている。アーム44E及び44Gは、ほぼ同一直線上にある中心軸45E及び45Gに沿って2つの反対方向に延びている。積層体61は、軸45E、45Gの合流点の中心に位置し、中心軸に対して鋭角をなす方向66に延長した矩形の形状であり、例えば、互いに30°から45°の間に含まれる。
上面図では、軸45D及び軸45Fと方向66との間の鋭角68D及び68Fは、反時計方向に向けられている。軸45E及び軸45Gと方向66との間の鋭角68E及び軸68Gは、時計回り方向を向いている。メモリセル60は、積層体61の中心に対して対称である。さらに、メモリセルは、図5Bの平面に垂直で軸66を含むミラーに対して対称である。従って、メモリセル60の動作は、図4A〜図4Dに関連して説明した動作と同様であり、4つの書き込み電流が端子E及び端子Fを横切って、又は端子E及びGを横切って流れる。
図5Bにおいて、磁気メモリセル70は、図3A及び図3Bに関連して説明した横断面で金属化層42の中心に配置された積層体71を備える。積層体71は、軸45D、45E、45F、45Gと略45度の鋭角をなす方向73に延長した長方形の中央部分72を有する。部分72は、その小さな側面の各々から、先端形状の部分74及び75によって方向73に延びている。対向アーム44D、44Fの各軸45D、45Fと方向73との間の鋭角78D、78Fは、反時計方向に向いている。対向するアーム44E、44Gの各軸45E、45Gと方向73との間の鋭角78E、78Gは、時計方向に向いている。
メモリセル70は、図3A及び図3Bに関連して説明したメモリセル30と同じ対称性を有する。従って、メモリセル70の動作は、メモリセル30の動作と同様である。
さらに、本発明者らは、アームに近い積層体の部分にチップ形成部分74、75が存在することにより、より弱い電流でメモリセルを書き込むことを可能にする利点があることを観察した。
あるいは、中央部分72を省略することができる。2つの部分74及び75は、次に、十字の中心に位置し、方向73に伸びたダイヤモンドの先端を形成する。
図5Cにおいて、磁気メモリセル80は、図3A及び3Bに関連して説明した金属化層42の中央に配置された積層体81を備える。積層体81は、平行四辺形の中央部分82を含み、大きい方の辺は、方向45Dと45°未満の鋭角83を形成する。中央部分82は、軸45D、45E、45F及び45Gと鋭角をなすそれぞれの方向86及び87の先端形成部分84及び85によって、その小さな側面のそれぞれから延びている。部分85の先端は、例えばアーム44Dの端部とアーム44Eの端部との間の合流点に実質的に位置する。部分85の先端は、例えばアーム44Fの端部とアーム44Gの端部との間の合流点に実質的に位置する。各軸45D、45Fと方向86との間の鋭角88D、88Fは、反時計方向に向いている。各軸45E、45Gと方向87との間の鋭角88E、88Gは、時計方向に向いている。上面図において、メモリセル80は、積層体81の中心に対して対称である。このことから、反対の端子に電流を流すことによって与えられる書き込みは、電流の方向に依存しないことが推測できる。
一例として、鋭角83は、約15°である。鋭角88D及び88Fは、約45°とすることができる。
メモリセル80は、ミラーに対して対称ではない。しかしながら、図3A及び図3Bに関連して説明した磁気セル30の場合と同様に、アーム44D又は44Fの一方から積層体に向かって流れる電流は、その右側でそれに最も近い積層体の部分を見る。アーム44E又は44Gの1つから積層体に向かって流れる電流は、その左側でそれに最も近い積層体の部分を見る。アームに対する積層体のこの構成は、図3A、図3B及び図4のメモリセル30の動作と同じ動作をメモリセル80に提供する。
実際、メモリセル30の端子D及びFを横切って電流が流れ、メモリセル80の端子D及びFを横切って電流が流れるとき、これらの電流は、アーム44Dに最も近い積層体の部分において同様の経路を有する。同様に、これら2つの電流は、アーム44Fに最も近い積層体の部分において同様の経路を有する。しかし、アームに最も近い積層体のこれらの部分は、書き込み可能な層34の磁化に与えられる配向を決定する。このため、端子Dから端子Fに向かって電流が流れるとき、書き込み可能な層の磁化に与えられる向きは、メモリセル80とメモリセル30とで同一である。端子Fから端子Dへ、端子Eから端子Gへ、端子Gから端子Eへ流れる電流についても同様である。
メモリセル80は、メモリセル70の部分74及び75よりも鋭い先端形成部分84及び85を有することができ、メモリセルを書き込むために低減された書込み電流を使用できるという利点を有する。
図5Dにおいて、磁気メモリセル90は、4つのアーム44D、44E、44F及び44Gによって延びる金属化層92上に配置された積層体91を備える。アーム44D及び44Eは、ほぼ同一直線上にある中心軸45D及び45Eに沿って2つの反対方向に延びる。アーム44F及び44Gは、ほぼ同一直線上にある中心軸45F及び45Gに沿って、2つの反対方向にアーム44F及び44Gに対して実質的に平行に延びる。アーム44D及び44Eは、金属化層92の同じ側にある。積層体91は、複数のアームの間に中心を置く細長い中心矩形部分93を含む。各アーム44D、44E、44F、44Gについて、中央部分93は、アームに最も近いその小さな側から、細長い部分94D、94E、94F、94Gによって、アームとの鋭角を形成する方向96D、96E、96F、96Gに延びる。各細長い部分94D、94E、94F、94Gは、中央部分93から最も遠いそれぞれのアーム44D、44E、44F、44Gの端部に接近する先端の形態である。軸45Dと方向96Dとの間の鋭角98Dは、反時計方向に向けられている。軸45Eと方向96Eとの間の鋭角98Eは、時計方向に向けられている。
軸45Fと方向96Fとの間の鋭角98Fは、反時計方向に向けられている。軸45Gと方向96Gとの間の鋭角98Gは、時計方向に向けられている。さらに、メモリセル90は、図3A及び3Bに関して説明したメモリセル30と同じ対称性を有する。従って、メモリセル90の動作は、端子D及びFを横切って、又は端子E及びGを横切って書き込み電流が流れるメモリセル34の動作と同様である。
一例として、鋭角98D、98E、98F、98Gは、ほぼ等しく約45°である。
メモリセル90は、弱い電流でメモリセルを書き込むことができる先端部の部分94D、94E、94F、94Gを含むという利点を有する。メモリセル90はさらに、並列アームによって給電される利点を有し、その構成によってメモリセルを電子部品、例えば多数のメモリセルを含むメモリ内に集積することが容易になる。
図5Eにおいて、磁気メモリセル100は、4つのアーム44D、44E、44F及び44Gによって延びる金属化層102上に配置された積層体101を備える。アーム44D及び44Gは、ほぼ同一直線上にあるそれぞれの中心軸45D及び45Gに沿って2つの反対方向に延びている。アーム44E、44Fは、アーム44D、44Gの同一側で軸45D、45Gに対してほぼ垂直な方向に、中心軸45E、45Fに沿って延在している。積層体101は、軸45Dに沿って延びた長方形状の中央部分103を含む。中央部分103は、アーム44Eと44Fとの間に位置し、アーム44Eと44Fに対向する軸45Dと45Gの側の大部分において見られる。中央部分103は、先端形状の細長い部分104及び105による細い側面の各々によって延びている。部分104は、アーム44D及び44Eを横切って配置され、アーム44Dの一方の側とアーム44Eの一方の側との間の合流点に近づく方向106に延びる。部分105は、アーム44F、44Gを横切って位置し、アーム44Fの側部とアーム44Gの側部との合流点に近づきながら方向107に延びている。軸45Dと方向106との間の鋭角108Dは、反時計方向に向けられている。軸45Fと方向107との間の鋭角108Fは、反時計方向に向けられている。軸45Eと方向106との間の鋭角108Eは、時計方向に向けられている。軸45Gと方向107との間の鋭角108Gは、時計方向に向けられている。一例として、鋭角108Dは、約45°である。鋭角108Eは、約45°とすることができる。
メモリセル100の構成では、アーム44D及び44Fの一方又は他方に、軸45D及び45Fに沿って積層体に向かって流れる電流は、その右側で、それに最も近い積層体の部分を見る。アーム44E及び44Gの一方又は他方を、軸45E及び45Gに沿って積層体に向かって流れる電流は、その左側で、それに最も近い積層体の部分を見る。従って、メモリセル100の動作は、図5Dに関連して説明したメモリセル80の動作と同様である。
アームの配置は、例えば多数のメモリセルを含むメモリのような電子デバイスにおけるメモリセル100の実現を容易にすることができる。
あるいは、メモリセル100のアーム44Eは、軸45Dに対して図5Eに示すアーム44Eに対して対称なアーム44Eと置き換えることができる。この代替案では、鋭角108E及びその向きは、変更されていない。
一例として、中心軸45D〜45Gに直交する方向に測定された図3A、図3B及び図5A〜図5Eのアーム44D〜44Fの寸法は、10nm〜200nmの間に含まれる。
磁気セルを書き込むために使用される電流は、例えば、10A/cm〜10A/cmの間に含まれる。
書き込み可能な磁性層は、特定の垂直磁気異方性、特にFePt、FePd、CoPt、又は希土類/遷移金属合金、特にGdCo、TdFeCoを有する合金を含むことができる。書き込み可能な磁性層は、界面に誘起される垂直磁気異方性、特にCo、Fe、CoFe、Ni、CoNiを積層体内に有する金属又は合金を含むことができる。
書き込み可能な磁性層34を挟む層32、36の1つは、Pt、W、Ir、Ru、Pd、Cu、Au、Bi、Hf又はこれらの金属の合金のような非磁性金属であってもよく、又は、これらの金属のそれぞれのいくつかの層の積層体の形態であってもよい。
導電層32は、非磁性体又は反強磁性体で形成することができる。反強磁性体の例には、IrMn、FeMn、PtMnのようなMn系合金、又はPtFeMn等のこれらの化合物の合金、又はCoO又はNiOx等の酸化物が含まれる。下部層32の導電率は、書込み段階で電流を通過させるのに十分でなければならない。
書き込み可能な磁性層を覆う非磁性層36は、SiO、AlO、MgO、TaO、HfO等の誘電体酸化物、又はトンネル効果を可能にする厚さのSiN、BN等の誘電体窒化物で作ることができる。
書き込み可能な磁性層を挟む層32、36のうちの1つの層の厚さは、0.5nmから200nmの間、より詳細には0.5nmから100nmの間、好ましくは3nm未満であり得る。
書き込み可能な磁性層の厚さは、3nm未満であり得る。
書込みアセンブリの磁性層38は、磁性材料又は磁性材料の化合物から作製することができ、又は磁性材料及び非磁性材料のいくつかの層を含むことができる。
上述した磁気メモリセルの1つの利点は、書き込み電流が交流であり得、直流であれば、その方向を気にする必要がないことである。
特定の実施形態が記載されている。様々な代替及び変更が当業者には明らかであろう。特に、金属化層上に配置された積層体の特定の構成について説明したが、各アームについて、アームの中心軸の方向において積層体を見るアーム上にいる外側の観察者が、アームのうちの2つに対して観察者の左に大部分、他の2つのアームに対して観察者の右に大部分があるアームに最も近い積層体の部分を見る限り、他の構成も可能である。
さらに、上述した磁気メモリセルの積層体は全て、鋭い角部を有する形状を有するが、実際の形状は丸くすることができる。特に、先端は、丸くすることができ、曲線の半径は、好ましくは1〜10nmの間に含まれる。
さらに、「金属化層」という用語は、金属又は非金属の導電性材料、例えばドープされた半導体を示すものとして解釈されなければならない。
さらに、記載されたメモリセルでは、書き込み層は非磁性層で覆われているが、この非磁性層を磁性層で置き換えることができ、又は磁性材料及び非磁性材料のいくつかの層を含むことができ、重要な点は、書き込み層を挟む複数の層が異なるものである。
さらに、説明されたメモリセルでは、金属化層は、直線アームによって延びているが、これらの金属化層はまた、積層体に最も近い部分において、直線アームと同じ方向を有し、直線アームの中心軸のよって規定される中心軸を有する湾曲アームによって延びることもできる。
1 導電性トラック
3 積層体
5 基板
10 非磁性領域
11 磁性材料領域
12 非磁性領域
13 磁性材料領域
14 電極
15 端子
16 端子
20 積層体
22 セクション
24A 接点
24B 接点
30 磁気メモリセル
31 積層体
32 導電層部分
34 磁性層部分
36 非磁性層部分
38 磁性層部分
40 電極
42 金属化層
44D アーム
44E アーム
44F アーム
44G アーム
45D 軸
45E 軸
45F 軸
45G 軸
46D 接点
46E 接点
46F 接点
46G 接点
47 方向
48D 鋭角
48E 鋭角
48F 鋭角
48G 鋭角
54 配向
59 向き
62 金属化層
66 方向
68D 鋭角
68E 鋭角
68F 鋭角
68G 鋭角
70 磁気メモリセル
71 積層体
72 中央部分
74 先端形状の部分
75 先端形状の部分
78D 鋭角
78E 鋭角
78F 鋭角
78G 鋭角
80 磁気メモリセル
81 積層体
82 中央部分
83 鋭角
84 先端形成部分
85 先端形成部分
86 方向
87 方向
88D 鋭角
88E 鋭角
88F 鋭角
88G 鋭角
90 磁気メモリセル
91 積層体
92 金属化層
93 中心矩形部分
94D 細長い部分
94E 細長い部分
94F 細長い部分
94G 細長い部分
96D 方向
96E 方向
96F 方向
96G 方向
98D 鋭角
98E 鋭角
98F 鋭角
98G 鋭角
100 磁気メモリセル
101 積層体
102 金属化層
103 中央部分
104 細長い部分
105 細長い部分
106 方向
107 方向
108D 鋭角
108E 鋭角
108F 鋭角
108G 鋭角

Claims (15)

  1. 導電層セクション(32)と、前記導電層とは異なる層(36)のセクションとの間に磁性層セクションを含む積層体(31;61;71;81;91;101)であって、前記磁性層が、前記層の平面に垂直な磁化(35)を有する積層体(31;61;71;81;91;101)と、
    前記積層体が配置される金属化セクション(42;62;72;82;92;102)と、
    各々が中心軸(45D〜45G)を有する第1、第2、第3及び第4の金属化アーム(44D〜44G)と、
    を備え、
    各アームについて、前記中心軸の方向において前記積層体に向かって流れる電流が、前記第1及び第2のアーム(44E、44G)に対して主に左にあり、前記第3及び第4のアーム(44D、44F)に対して主に右にある前記アームに最も近い積層体のセクションを見る、磁気メモリセル(30;60;70;80;90;100)。
  2. 前記磁性層が、3nm未満の厚さを有することを特徴とする、請求項1に記載の磁気メモリセル(30;60;70;80;90;100)。
  3. 平面視で対称中心を有する、請求項1又は2に記載の磁気メモリセル(30;60;70;80;90)。
  4. 前記層の平面に垂直な対称平面を有し、
    前記第1及び第3のアーム(44E、44D)が、前記対称平面に対して互いに対称的であり、
    前記第2及び第4のアーム(44G、44F)が、前記対称平面に対して互いに対称的である、請求項1から3の何れか一項に記載の磁気メモリセル(30;60;70;90)。
  5. 前記各アーム(44D〜44G)について、前記アームに最も近い前記積層体の部分は、平面視において、前記アームの中心軸(45D〜45G)と鋭角をなす方向に延びた部分(31;61;74,75;84,85;94D〜94G;104,105)を含む、請求項1から4の何れか一項に記載の磁気メモリセル。
  6. 前記鋭角のうちの少なくとも1つが、30°から60°である、請求項5に記載の磁気メモリセル(30;60;70;80;90;100)。
  7. 前記細長い部分(74,75;84,85;94D〜94G;104,105)の少なくとも1つが、先端を形成する、請求項5又は6に記載の磁気メモリセル(70;80;90;100)。
  8. 前記細長い部分(74,75;84,85;94D〜94G;104,105)の少なくとも1つが、丸い先端を形成する、請求項5又は6に記載の磁気メモリセル(70;80;90;100)。
  9. 前記金属化部分(42)と前記第1、第2、第3及び第4のアーム(44D〜44G)との間に十字形状が形成され、前記積層体(31;71;81)が延び、前記十字形状の中心に位置する、請求項5〜8の何れか一項に記載の磁気メモリセル(30;70;80)。
  10. 前記積層体(81)が、前記第3のアーム(44D)の中心軸(45D)に関して、0°から30°、好ましくは5°から25°の角度(83)を形成する方向に延びた中央部分(82)を含む、請求項9に記載の磁気メモリセル(80)。
  11. 前記第1及び第2のアーム(44E、44G)の中心軸(45E、45G)が、実質的に同一線上にあり、
    前記第3及び第4のアーム(44D、44F)の中心軸(45D、45F)が、実質的に同一線上にあり、
    前記積層体(61)が、前記軸の合流点の中心に位置する細長い形状を有し、
    前記鋭角(68D〜68G)が、30°から45°に含まれる、請求項5から8の何れか一項に記載の磁気メモリセル(60)。
  12. 前記第1及び第3のアーム(44E、44D)の中心軸(45E、45D)が、実質的に同一線上にあり、
    前記第2及び第4のアーム(44G、44F)の中心軸(45G、45F)が、実質的に同一線上にあり、
    前記第1及び第2のアーム(44E、44G)の中心軸(45E、45G)が、実質的に平行であり、
    前記第1及び第2のアームが、反対方向に延びている、請求項5から8の何れか一項に記載の磁気メモリセル(90)。
  13. 前記第2及び第3のアーム(44G、44D)の中心軸(45G、45D)が、実質的に同一線上にあり、
    前記第1及び第4のアーム(44E、44F)の中心軸(45E、45F)が、前記第1及び第3のアームの中心軸に実質的に直交する、請求項5から8の何れか一項に記載の磁気メモリセル(100)。
  14. 前記第1及び第2のアーム(44E、44G)の間に第1の電流(IGE、IEG)を、又は、前記第3及び第4のアーム(44D、44F)の間に第2の電流(IDF、IFD)を流すことからなる段階を含む、請求項1から13の何れか一項に記載のメモリセル(30;60;70;80;90;100)を書き込む方法。
  15. 前記第1又は第2の電流(IGE、IEG)が、交流である、請求項14に記載の方法。
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