JP2018528220A - デングウイルス複製阻害剤としての一または二置換インドール誘導体 - Google Patents
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Abstract
Description
によって示される化合物、立体異性体、薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、または多形体の提供であり、前記化合物は以下の群から選択される:
R1はHであり、R2はF、ClもしくはOCH3であり、かつR3はHである、
R1はHであり、R2はFもしくはClであり、かつR3はCH3である、
R1はCH3であり、R2はOCH3であり、かつR3はHである、
R1はFであり、R2はFであり、かつR3はHである、
R1はCH3であり、R2はFであり、かつR3はHである、
R1はCF3もしくはOCF3であり、かつR2はHであり、かつR3はHである、
R1はOCF3であり、R2はOCH3であり、かつR3はHである、または
R1はOCF3であり、R2はHであり、かつR3はCH3である。
一般式Iの化合物は、スキーム1に概説したように合成することができる。ヒドロキシル官能基のO−保護基PG(PGは、例えばO−ベンジル保護基であり得る)を含む、一般式IIで示される2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)酢酸誘導体を、例えば、塩化オキサリルまたは塩化チオニルなどの塩素化試薬を用いて一般式IIIで示される、対応する酸塩化物誘導体に変換することができる。一般式IVで示される置換インドールによる一般式IIIで示される酸塩化物のフリーデル・クラフツ反応は、例えば、CH2Cl2などの好適な溶媒に溶解した、例えば、Et2AlClなどのルイス酸試薬を使用し、通常、冷却を含む、好適な反応条件下で行うことができ、一般式Vで示される3−アシル化インドールを得ることができる。一般式Vで示される化合物からの保護基PGの除去は、例えば、還元的水素化分解(PG=ベンジル)によって、例えば、EtOAcなどの好適な溶媒中で行うことができ、一般式VIで示される化合物を得ることができる。一般式VIで示される化合物のカルボニル部分へのアルファ位のアニリン部分の導入は、例えば、THFなどの好適な溶媒中での、例えば、フェニルトリメチルアンモニウムトリブロミドなどの試薬によるVIの臭素化を例えば含む一連の反応によって行うことができ、一般式VIIIで示される化合物を得ることができ、その後、一般式VIIで示される化合物を、例えば、CH3CNなどの好適な溶媒中で、3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)アニリン(VIII)と、任意選択的に、例えば、TEAまたはDIPEAなどの塩基を使用して反応させることにより、一般式Iで示される化合物をラセミ混合物として得ることができる。一般式Iで示される化合物のキラル分離は、例えば、キラルクロマトグラフィーによって行うことができ、一般式IのエナンチオマーAおよびBを得ることができる。
高速液体クロマトグラフィー(HPLC)測定は、それぞれの方法に明記されるようなLCポンプ、ダイオードアレイ(DAD)検出器またはUV検出器、およびカラムを使用して行った。必要ならば、追加の検出器を含めた(下の方法の表を参照)。
SFC測定は、二酸化炭素(CO2)を送るバイナリポンプおよび修飾剤、オートサンプラ、カラムオーブン、400barまでの高圧に耐える高圧フローセルを備えたダイオードアレイ検出器で構成される分析超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)システムを使用して行った。質量分析計(MS)が配置されている場合、カラムからの流れを(MS)に導入した。化合物の公称モノアイソトピック分子量(MW)の特定を可能にするイオンを得るために、調整パラメータ(例えば、走査範囲、データ取込時間など)を設定することは当業者の知識の範囲内である。データ取得は、適切なソフトウェアを用いて行った。
値はピーク値または融解範囲のいずれかであり、この分析方法に通常付随する実験上の不確実性を伴って得られる。
多くの化合物について、DSC823e(Mettler−Toledo)で融点を測定した。融点は、10℃/分の温度勾配で測定した。最高温度は300℃であった。
旋光度は、ナトリウムランプを備えたPerkin−Elmer 341旋光計で測定し、次のように報告した:[α]°(λ、cg/100ml、溶媒、T℃)。
[α]λ T=(100α)/(l×c):式中、lは経路長(単位:dm)であり、cは温度T(℃)および波長λ(単位:nm)における試料の濃度(単位:g/100ml)である。使用した光の波長が589nm(ナトリウムD線)である場合、代わりに記号Dを使用することができる。旋光度の符号(+または−)は常に記載されるべきである。この式を用いる場合、濃度および溶媒を旋光度の後の括弧内に常に記載する。旋光度は度を用いて報告し、濃度の単位は記載しない(それはg/100mlであるとしている)。
2−(4−クロロ−2−メトキシフェニル)酢酸[CAS 170737−95−8](20g、101mmol)の脱水THF(300mL)溶液を0℃で冷却した。塩化オキサリル(18mL、202mmol)および2滴のDMFを加えた。この反応混合物を室温で30分間撹拌した。溶媒を減圧蒸発させた。残留物をエタノール(300mL)に溶解し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮して、エチル2−(4−クロロ−2−メトキシフェニル)アセテート1a(23g)を得、さらに精製することなく次の工程で使用した。
−30℃で冷却したエチル2−(4−クロロ−2−メトキシフェニル)アセテート1a(10g、44mmol)のCH2Cl2(350mL)溶液に、1MのBBr3のCH2Cl2溶液(87.5mL、87.5mmol)を、温度を20度未満に保持しながら滴下した。メタノールで急冷する前に、この反応混合物を30℃で1時間撹拌した。NaHCO3の飽和水溶液を添加して、pHを8に調整した。これらの相を分離した。水相をCH2Cl2で抽出した。有機相をまとめて、MgSO4で乾燥し、ろ過、減圧濃縮して、エチル2−(4−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)アセテート1b(9.5g)を得、さらに精製することなく次の工程で使用した。
DMF(50mL)中のエチル2−(4−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)アセテート1b[CAS1261826−30−5](2.82g、13.1mmol)および炭酸セシウム(8.56g、26.3mmol)の混合物に、ベンジル2−ブロモエチルエーテル[CAS1462−37−9](2.29g、14.5mmol)を添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。H2Oを加え、この反応混合物をEtOAcで抽出した。有機層をNa2SO4で乾燥させ、ろ過し、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより、ヘプタン中、EtOAc(2%〜20%)の勾配で精製し、エチル2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)アセテート1c(4.17g)を得た。
EtOH(80mL)およびTHF(40mL)の混合物中のエチル2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)アセテート1c(4.17g、12.0mmol)溶液に、0.5N NaOH(72mL、36.0mmol)を添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を部分的に減圧濃縮して有機溶媒を除去した。残留物を1N HClでpH2〜3に酸性化し、この混合物をEtOAcで抽出した。有機層をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、減圧濃縮して、2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)酢酸1d(3.83g)を得た。
2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)酢酸1d(7.12g、22.2mmol)の塩化チオニル(50mL、689mmol)溶液を室温で18時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、トルエンと共蒸発させて、2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)アセチルクロリド1e(7.53g)を得、さらに精製することなく次の工程で使用した。
ジエチルアルミニウムクロリドの1Mヘキサン(22.2mL、22.2mmol)溶液を0℃で、6−フルオロ−1H−インドール[CAS 399−51−9](2g、14.8mmol)のCH2Cl2(100mL)溶液に滴下した。15分間0℃に保持した後、2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)アセチルクロリド1e(7.53g、22.2mmol)のジクロロメタン(75mL)溶液を、反応混合物の内部温度を4度未満に保持しながら1時間以上滴下した。反応混合物を0℃で2時間撹拌した。酒石酸ナトリウムカリウム四水和物(ロッシェル塩)[CAS6100−16−9](8.35g、29.6mmol)の水(9mL)溶液を滴下した。反応混合物を0℃で20分間撹拌した。THF(200mL)およびNa2SO4(35g)を添加し、この混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物をdicalite(登録商標)でろ過し、ろ過ケーキをTHFで数回洗浄した。ろ液をまとめて減圧蒸発させ、続いてCH3CNで共蒸発させた。固形残留物をCH3CN(20mL)中、40℃で撹拌した。沈殿物をろ別し、固形分をCH3CN(3×3mL)で洗浄し、真空下、45℃で乾燥させて粗化合物1f(2.48g)を得た。ろ液を濃縮して第2の生成物1f(0.9g)を得た。まとめた画分(3.4g)をEtOAcで再結晶化させた。沈殿物をろ別し、EtOAc(3×)で洗浄し、真空下、45℃で乾燥させて、2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)エタノン1f(2.21g)を得た。
EtOAc(75mL)およびTHF(40mL)中の2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−1−(6−フルオロ−1H−インドール−3イル)エタノン1f(2.21g、5.05mmol)および10%パラジウム炭素(1g)の混合物を、H2雰囲気下、室温で10分間撹拌した。反応混合物をdicalite(登録商標)でろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残留物をTHF(10mL)およびジイソプロピルエーテル(20mL)の混合物で結晶化させた。沈殿物をろ別し、ジイソプロピルエーテル(3×)で洗浄し、真空下、50℃で乾燥させて、2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(6−フルオロ−1H−インドール−3イル)エタノン1g(1.52g)を得た。
フェニルトリメチルアンモニウムトリブロミド[CAS 4207−56−1](1.73g、4.59mmol)を、冷却(0℃)した2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)エタノン1g(1.52g、4.37mmol)のTHF(60mL)溶液に数回に分けて添加した。この混合物を0℃で45分間、さらに室温で90分間撹拌した。沈殿物をろ別し、THFで洗浄した。ろ液をまとめて減圧下で濃縮して、2−ブロモ−2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)エタノン1h(1.87g)を得、これをさらに精製することなく次の工程で使用した。
2−ブロモ−2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)エタノン1h(1.87g、4.37mmol)、3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)アニリン[CAS62606−02−4](1.76g、8.74mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(1.51mL、8.74mmol)のCH3CN(125mL)との混合物を60℃で20時間撹拌した。反応混合物を水(500mL)で希釈し、Et2Oで抽出した(2×)。有機画分をまとめて塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(固定相:Grace Reveleris(登録商標)シリカ80g、移動相:ヘプタン/EtOAc/EtOH 勾配100/0/0〜40/45/15)により精製した。所望の画分をまとめ、減圧蒸発させ、CH3CNと共蒸発させた。残留物を逆相HPLC(固定相:Kromasil(登録商標)C18 100A 5μm(Eka Nobel)、移動相:勾配、水中炭酸水素アンモニウム(0.25%)50%、水中アセトニトリル(0.25%)50%〜水中炭酸水素アンモニウム(0.25%)0%、アセトニトリル100%)を介して精製した。生成物画分をまとめて減圧蒸発させ、ラセミ混合物として化合物1(1400mg)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 3.09(s,3H)3.72(s,3H)3.85−4.09(m,2H)4.20(t,J=4.3Hz,2H)5.30(t,J=4.9Hz,1H)6.38(d,J=7.5Hz,1H)6.58(s,1H)6.66(s,1H)6.91−7.00(m,2H)7.01−7.15(m,3H)7.25(dd,J=9.4,2.3Hz,1H)7.37(d,J=8.3Hz,1H)8.16(dd,J=8.7,5.7Hz,1H)8.68(s,1H)12.17(br.s.,1H)
LC/MS(方法LC−D):Rt 3.70min,MH+ 547
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 3.08(s,3H)3.72(s,3H)3.88−4.05(m,2H)4.20(t,J=4.6Hz,2H)5.26(t,J=5.5Hz,1H)6.37(d,J=7.8Hz,1H)6.58(t,J=1.9Hz,1H)6.65(t,J=2.1Hz,1H)6.92−6.97(m,2H)7.02−7.09(m,2H)7.11(d,J=2.0Hz,1H)7.24(dd,J=9.6,2.4Hz,1H)7.37(d,J=8.3Hz,1H)8.15(dd,J=8.8,5.6Hz,1H)8.67(s,1H)12.15(br s,1H)
LC/MS(方法LC−A):Rt 1.05min,MH+ 547
[α]D 20:+139.3°(c 0.435,DMF)
キラルSFC(方法SFC−C):Rt 3.52min、MH+ 547、キラル純度99.0%。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 3.08(s,3H)3.72(s,3H)3.88−4.05(m,2H)4.20(t,J=4.6Hz,2H)5.27(t,J=5.5Hz,1H)6.37(d,J=7.7Hz,1H)6.58(t,J=1.9Hz,1H)6.66(t,J=2.1Hz,1H)6.92−6.97(m,2H)7.02−7.09(m,2H)7.11(d,J=2.0Hz,1H)7.24(dd,J=9.6,2.4Hz,1H)7.37(d,J=8.3Hz,1H)8.15(dd,J=8.8,5.6Hz,1H)8.67(s,1H)12.15(br s,1H)
LC/MS(方法LC−A):Rt 1.05min,MH+ 547
[α]D 20:−145.6°(c 0.605,DMF)
キラルSFC(方法SFC−C):Rt 4.02min、MH+ 547、キラル純度97.9%。
ジエチルアルミニウムクロリドの1Mヘキサン(15.0mL、15.0mmol)溶液を0℃で、6−クロロ−1H−インドール[CAS 17422−33−2](1.52g、10.0mmol)のCH2Cl2(35mL)溶液に滴下した。30分間0℃に保持した後、2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)アセチルクロリド1e(5.09g、15.0mmol、合成:実施例1を参照)のCH2Cl2(10mL)溶液をゆっくりと添加した。反応混合物を0℃で3時間撹拌した。1Mのロッシェル塩溶液を添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。生成した固形分をろ別し、EtOAcと3N HClの間で分配した。これらの相を分離した。水相をEtOAcで抽出し、有機相をまとめて塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、ろ過し、減圧濃縮した。残留物をEtOAcと混合した。沈殿物をろ別し、真空乾燥して、2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−1−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)エタノン2aの第1のバッチを得た。ろ液を減圧濃縮した。残留物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより、ヘプタン中、EtOAc(0%〜50%)の勾配で精製した。所望の生成物を含む画分をまとめ、減圧濃縮した。残留物をEtOAcと混合した。固形分をろ別し、真空乾燥して、2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−1−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)エタノン2a(2つのバッチの全体量:2.10g)の第2の生成物を得た。
EtOAc(40mL)中の2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−1−(6−クロロ−1H−インドール−3イル)エタノン2a(1.98g、4.36mmol)および10%パラジウム炭素(0.2g)の混合物を、H2雰囲気下、室温で1時間撹拌した。反応混合物をTHFで希釈し、celite(登録商標)でろ過した。ろ液を減圧濃縮した。残留物をEtOAcと混合した。固形分をろ別し、真空乾燥させて1−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)エタノン2b(1.29g)を得た。
フェニルトリメチルアンモニウムトリブロミド[CAS 4207−56−1](1.47g、3.91mmol)のTHF(10mL)溶液を0℃で、1−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)エタノン2b(1.29g、3.55mmol)のTHF(25mL)溶液に滴下した。混合物を室温で3時間撹拌した。沈殿物をろ別し、THFで洗浄した。ろ液を減圧下で濃縮して、2−ブロモ−1−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)エタノン2c(1.57g)を得、これをさらに精製することなく次の工程で使用した。
2−ブロモ−1−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ) フェニル)エタノン2c(1.57g、3.55mmol)および3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)アニリン[CAS62606−02−4](2.14g、10.7mmol)のCH3CN(35mL)およびTHF(10mL)との混合物を室温で5日間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮した。残留物をEtOAcに溶解し、1N HClで洗浄した。有機層を1N HClおよびNaHCO3飽和水溶液で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、ろ過し、減圧濃縮した。残留物をEtOAcおよびTHFと混合した。固形分をろ別した。ろ液を減圧濃縮し、残留物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより、CH2Cl2中、EtOAc(10%〜100%)の勾配で精製した。所望の生成物を含む画分を先に得た固形分とまとめ、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより、溶離液としてCH2Cl2中のEtOAc(50%)を用いて、1−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−2−((3メトキシ−5−(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)エタノン(化合物2、0.99g)をラセミ混合物として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 3.08(s,3H)3.72(s,3H)3.83−4.10(m,2H)4.20(m,2H)5.31(br.s.,1H)6.38(d,J=7.9Hz,1H)6.58(s,1H)6.66(s,1H)6.90−6.99(m,2H)7.02−7.15(m,2H)7.23(dd,J=8.6,1.6Hz,1H)7.36(d,J=8.3Hz,1H)7.50(s,1H)8.15(d,J=8.5Hz,1H)8.70(s,1H)12.23(br.s.,1H)
LC/MS(方法LC−E):Rt 1.37min,MH+ 563
1H NMR(360MHz,DMSO−d6)δ ppm 3.08(s,3H)3.72(s,3H)3.86−4.07(m,2H)4.20(br t,J=4.5Hz,2H)5.30(t,J=5.7Hz,1H)6.37(br d,J=7.7Hz,1H)6.58(s,1H)6.65(br s,1H)6.90−6.99(m,2H)7.05−7.14(m,2H)7.22(dd,J=8.5,1.9Hz,1H)7.36(d,J=8.3Hz,1H)7.50(d,J=1.8Hz,1H)8.15(d,J=8.5Hz,1H)8.70(s,1H)12.23(s,1H)
LC/MS(方法LC−A):Rt 1.11min,MH+ 563
[α]D 20:+149.5°(c 0.43,DMF)
キラルSFC(方法SFC−C):Rt 4.15min、MH+ 563、キラル純度100%。
融点:122℃
1H NMR(360MHz,DMSO−d6)δ ppm 3.08(s,3H)3.72(s,3H)3.86−4.07(m,2H)4.19(br t,J=4.5Hz,2H)5.30(t,J=5.7Hz,1H)6.37(br d,J=7.7Hz,1H)6.58(s,1H)6.66(br s,1H)6.90−6.99(m,2H)7.05−7.14(m,2H)7.23(dd,J=8.6,1.8Hz,1H)7.36(d,J=8.3Hz,1H)7.50(d,J=1.9Hz,1H)8.15(d,J=8.5Hz,1H)8.70(s,1H)12.23(s,1H)
LC/MS(方法LC−A):Rt 1.11min,MH+ 563
[α]D 20:−144.1°(c 0.401,DMF)
キラルSFC(方法SFC−C):Rt 4.68min、MH+ 563、キラル純度100%。
融点:121℃
6−メトキシ−1H−インドール[CAS 3189−13−7](1.69g、11.5mmol)のCH2Cl2(56mL)懸濁液に、ヘキサン中、1Mのジエチルアルミニウムクロリド(17.2mL、17.2mmol)を−50℃で滴下した。30分間−50℃に保持した後、2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)アセチルクロリド1e(5.82g、17.2mmol、合成:実施例1を参照)のCH2Cl2(23mL)溶液をゆっくりと添加した。反応混合物を−50℃で3時間撹拌し、ゆっくりと室温にまで温め、室温で一晩撹拌した。反応混合物をCH2Cl2で希釈し、1Mのロッシェル塩溶液に注いだ。混合物を室温で2時間撹拌した。これらの相を分離した。有機層をH2Oおよび塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、ろ過し、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより、ヘプタン中、EtOAc(20%〜60%)の勾配で精製した。所望の生成物を含む画分をまとめ、減圧蒸発した。残留物をEtOAcと混合した。固形分をろ別し、真空乾燥させて2−(2−(2(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−1−(6−メトキシ−1H−インドール−3−イル)エタノン3a(1.39g)を得た。
EtOAc(125mL)中の2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−1−(6−メトキシ−1H−インドール−3イル)エタノン3a(2.13g、4.79mmol)および10%パラジウム炭素(0.2g)の混合物を、H2雰囲気下、室温で5時間撹拌した。反応混合物をcelite(登録商標)でろ過した。ろ過パッドをTHFで洗浄した。ろ液をまとめ、減圧濃縮した。残留物をCH2Cl2と混合した。固形分をろ別し、真空乾燥させて2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(6−メトキシ−1H−インドール−3−イル)エタノン3b(1.38g)を得た。
フェニルトリメチルアンモニウムトリブロミド[CAS 4207−56−1](1.57g、4.18mmol)のTHF(27mL)溶液を0℃で、2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(6−メトキシ−1H−インドール−3−イル)エタノン3b(1.38g、3.83mmol)のTHF(37mL)溶液に滴下した。この混合物を0℃で1時間、さらに室温で3時間撹拌した。3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)アニリン[CAS 62606−02−4](3.85g、19.1mmol)を添加し、反応混合物を60℃で64時間加熱した。反応混合物をEtOAcで希釈し、1N HClで洗浄した。これらの相を分離した。有機層を1N HClおよびNaHCO3飽和水溶液で洗浄し、Na2SO4、H2Oおよび塩水で乾燥させ、ろ過し、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより、CH2Cl2中、MeOH(0%〜10%)の勾配で精製した。その後、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより、ヘプタン中、EtOAc(50%〜95%)の勾配で精製し、次に、EtOAcにより沈殿させ、2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(6−メトキシ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)エタノン(化合物3、1.12g)をラセミ混合物として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 3.08(s,3H)3.72(s,3H)3.76(s,3H)3.86−4.10(m,2H)4.19(m,2H)5.30(t,J=5.3Hz,1H)6.34(d,J=7.9Hz,1H)6.57(s,1H)6.65(s,1H)6.83(dd,J=8.7,2.0Hz,1H)6.94(m,3H)7.06(d,J=7.7Hz,1H)7.10(s,1H)7.36(d,J=8.6Hz,1H)8.02(d,J=8.7Hz,1H)8.55(s,1H)11.92(br.s.,1H)
LC/MS(方法LC−D):Rt 3.49min,MH+ 559
1H NMR(360MHz,DMSO−d6)δ ppm 3.08(s,3H)3.72(s,3H)3.76(s,3H)3.89−4.07(m,2H)4.19(t,J=4.7Hz,2H)5.26−5.33(m,1H)6.34(d,J=7.8Hz,1H)6.55−6.58(m,1H)6.63−6.67(m,1H)6.83(dd,J=8.7,2.3Hz,1H)6.91−6.97(m,3H)7.05(d,J=7.8Hz,1H)7.11(d,J=2.0Hz,1H)7.36(d,J=8.3Hz,1H)8.03(d,J=8.7Hz,1H)8.55(s,1H)11.92(br s,1H)
LC/MS(方法LC−B):Rt 1.90min,MH+ 559
[α]D 20:+139.1°(c 0.445,DMF)
キラルSFC(方法SFC−C):Rt 4.04min、MH+ 559、キラル純度100%。
融点:146℃
1H NMR(360MHz,DMSO−d6)δ ppm 3.08(s,3H)3.72(s,3H)3.76(s,3H)3.89−4.07(m,2H)4.19(t,J=4.7Hz,2H)5.26−5.33(m,1H)6.35(d,J=7.7Hz,1H)6.55−6.58(m,1H)6.63−6.67(m,1H)6.83(dd,J=8.7,2.3Hz,1H)6.91−6.97(m,3H)7.05(d,J=7.8Hz,1H)7.11(d,J=2.0Hz,1H)7.36(d,J=8.3Hz,1H)8.03(d,J=8.7Hz,1H)8.55(s,1H)11.92(br s,1H)
LC/MS(方法LC−B):Rt 1.89min,MH+ 559
[α]D 20:−136.0°(c 0.455,DMF)
キラルSFC(方法SFC−C):Rt 4.47min、MH+ 559、キラル純度100%。
融点:149℃
6−フルオロ−7−メチル−1H−インドール[CAS 57817−10−4](1.20g、8.04mmol)のCH2Cl2(17mL)懸濁液に、ヘキサン(12.2mL、12.2mmol)中、1Mのジエチルアルミニウムクロリドを0℃で滴下した。30分間0℃に保持した後、2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)アセチルクロリド1e(4.09g、12.1mmol、合成:実施例1を参照)のCH2Cl2(17mL)溶液をゆっくりと添加した。反応混合物を0℃で2時間撹拌した。1Mのロッシェル塩溶液を添加し、混合物を2時間激しく撹拌した。EtOAcを添加した。これらの相を分離した。水相をEtOAcで抽出した。有機相をまとめ、MgSO4で乾燥させ、ろ過し、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより、CH2Cl2中、EtOAc(5%〜50%)の勾配で精製した。シリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより、ヘプタン中、EtOAc(5%〜50%)の勾配でさらに精製し、2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−1−(6−フルオロ−7−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノン4a(2.94g)を得た。
EtOAc(150mL)中の2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−1−(6−フルオロ−7−メチル−1H−インドール−3イル)エタノン4a(2.69g、5.95mmol)および10%パラジウム炭素(0.3g)の混合物を、H2雰囲気下、室温で2時間撹拌した。反応混合物をcelite(登録商標)でろ過した。ろ液を減圧濃縮した。残留物をEtOAcと混合した。固形分をろ別し、真空乾燥させて2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(6−フルオロ−7−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノン4b(1.15g)を得た。
フェニルトリメチルアンモニウムトリブロミド[CAS 4207−56−1](1.09g、2.89mmol)のTHF(18mL)溶液を0℃で、2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(6−フルオロ−7−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノン4b(0.95g、2.63mmol)のTHF(25mL)溶液に滴下した。この混合物を0℃で15分間、さらに室温で2時間撹拌した。沈殿物をろ別し、EtOAcで洗浄した。ろ液を減圧下で濃縮して、2−ブロモ−2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(6−フルオロ−7−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノン4c(1.16g)を得、これをさらに精製することなく次の工程で使用した。
2−ブロモ−2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(6−フルオロ−7−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノン4c(1.16g、2.63mmol)および3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)アニリン[CAS62606−02−4](1.59g、7.90mmol)のCH3CN(6mL)およびTHF(6mL)との混合物を室温で6日間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、1N HClで洗浄した。有機層を1N HClおよびNaHCO3飽和水溶液で洗浄し、MgSO4、H2Oおよび塩水で乾燥させ、ろ過し、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより、CH2Cl2中、EtOAc(15%〜70%)の勾配で精製した。所望の生成物を含む画分をまとめ、減圧濃縮した。残留物をCH2Cl2と混合した。固形分をろ過し、真空乾燥させて2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(6−フルオロ−7−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)エタノン(化合物4、1.05g)をラセミ混合物として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 2.39(s,3H)3.09(s,3H)3.72(s,3H)3.88−4.10(m,2H)4.19(m,2H)5.32(br.s.,1H)6.40(d,J=7.7Hz,1H)6.57(s,1H)6.67(s,1H)6.89−7.00(m,2H)7.01−7.09(m,2H)7.11(d,J=1.8Hz,1H)7.36(d,J=8.3Hz,1H)7.98(dd,J=8.5,5.2Hz,1H)8.64(s,1H)12.24(br.s.,1H)
LC/MS(方法LC−E):Rt 1.31min,MH+ 561
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 2.38(s,3H)3.08(s,3H)3.72(s,3H)3.90−4.07(m,2H)4.19(t,J=4.7Hz,2H)5.28(br t,J=5.3Hz,1H)6.40(d,J=7.8Hz,1H)6.57(t,J=1.9Hz,1H)6.65−6.68(m,1H)6.92−6.97(m,2H)6.98−7.06(m,2H)7.10(d,J=2.0Hz,1H)7.36(d,J=8.3Hz,1H)7.98(dd,J=8.7,5.2Hz,1H)8.62(s,1H)12.21(br s,1H)
LC/MS(方法LC−A):Rt 1.10min,MH+ 561
[α]D 20:+116.9°(c 0.575,DMF)
キラルSFC(方法SFC−C):Rt 3.54min、MH+ 561、キラル純度100%。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 2.35−2.44(m,3H)3.09(s,3H)3.72(s,3H)3.90−4.08(m,2H)4.20(t,J=4.7Hz,2H)5.29(br s,1H)6.40(d,J=7.7Hz,1H)6.56−6.60(m,1H)6.64−6.70(m,1H)6.92−6.97(m,2H)6.98−7.07(m,2H)7.11(d,J=2.0Hz,1H)7.36(d,J=8.3Hz,1H)7.98(dd,J=8.8,5.2Hz,1H)8.63(s,1H)12.21(br s,1H)
LC/MS(方法LC−B):Rt 2.04min,MH+ 561
[α]D 20:−115.4°(c 0.455,DMF)
キラルSFC(方法SFC−C):Rt 4.09min、MH+ 561、キラル純度100%。
融点:173℃
6−クロロ−7−メチル−1H−インドール[CAS 57817−09−1](0.984g、5.94mmol)のCH2Cl2(40mL)溶液に、ヘキサン中、1Mのジエチルアルミニウムクロリド(8.91mL、8.91mmol)を0℃で滴下した。30分間0℃に保持した後、CH2Cl2(40mL)中の2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)アセチルクロリド1e(2.11g、6.22mmol)を0℃で徐々に添加した。反応物を0℃で3時間撹拌した。氷水を加え、この反応混合物をCH2Cl2で抽出した。有機層をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、溶媒を減圧蒸発させた。粗生成物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(15〜40μm、120g、ヘプタン/EtOAc 70/30)により精製した。純粋画分をまとめて蒸発乾固させ、2−(2−(2(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−1−(6−クロロ−7−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノン5a(1.08g)を得た。
N2フロー下、0℃で、フェニルトリメチルアンモニウムトリブロミド[CAS 4207−56−1](0.91g、2.42mmol)のTHF(40mL)溶液を、2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−1−(6−クロロ−7−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノン5a(1.08g、2.31mmol)のTHF(40mL)溶液に滴下した。混合物を0℃で1時間撹拌し、冷却浴を取り去り、室温で2.5時間撹拌を続けた。沈殿物をろ別し、EtOAcで洗浄した。ろ液を減圧下で濃縮して、2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−2−ブロモ−1−(6−クロロ−7−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノン5b(1.3g)を得た。
CH3CN(80mL)中の2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−2−ブロモ−1−(6−クロロ−7−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノン5b(1.3g、2.38mmol)および3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)アニリン[CAS 62606−02−4](1.43g、7.13mmol)の混合物を70℃で16時間撹拌した。溶媒を減圧除去した。粗生成物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(15〜40μm、24g、ヘプタン/EtOAc 70/30)により精製した。純粋画分をまとめて蒸発乾固させ、2−(2−(2(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−1−(6−クロロ−7−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)エタノン5c(1.1g)を得た。
2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−1−(6−クロロ−7−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)エタノン5c(0.8g、1.2mmol)のEtOAc(40mL)との混合物を大気圧下のH2でPd/C(10%)(54mg、0.05mmol)を触媒として用いて12時間水素化した。混合物をcelite(登録商標)のパッドを通してろ過し、EtOAcで洗浄し、次いでCH2Cl2/CH3OH 90/10で洗浄した。ろ液を減圧濃縮した。CH3CNを添加して、生じた固形分をろ過し、乾燥させて2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(6−クロロ−7−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)エタノン(化合物5)をラセミ混合物として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 3.09(s,3H)3.72(s,3H)3.91−4.06(m,2H)4.19(t,J=4.6Hz,2H)5.31(br s,1H)6.41(d,J=7.6Hz,1H)6.58(m,1H)6.67(br s,1H)6.92−6.98(m,2H)7.06(d,J=7.9Hz,1H)7.11(d,J=1.9Hz,1H)7.22(d,J=8.5Hz,1H)7.35(d,J=8.2Hz,1H)7.99(d,J=8.5Hz,1H)8.64(s,1H)12.29(br s,1H)
LC/MS(方法LC−C):Rt 3.20min,MH+ 577
1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 3.09(s,3H)3.72(s,3H)3.90−4.07(m,2H)4.19(t,J=4.6Hz,2H)5.31(br s,1H)6.41(d,J=7.9Hz,1H)6.58(t,J=1.9Hz,1H)6.67(s,1H)6.93−6.96(m,2H)7.06(d,J=7.6Hz,1H)7.11(d,J=2.2Hz,1H)7.22(d,J=8.5Hz,1H)7.35(d,J=8.2Hz,1H)7.99(d,J=8.5Hz,1H)8.64(s,1H)12.29(br s,1H)
LC/MS(方法LC−C):Rt 3.20min,MH+ 577
[α]D 20:−119.5°(c 0.37,DMF)
キラルSFC(方法SFC−A):Rt 2.30min、MH+ 577、キラル純度100%。
融点:207℃
1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 3.09(s,3H)3.72(s,3H)3.90−4.07(m,2H)4.19(t,J=4.7Hz,2H)5.31(br s,1H)6.41(d,J=7.9Hz,1H)6.58(t,J=1.7Hz,1H)6.67(s,1H)6.92−6.98(m,2H)7.07(d,J=7.9Hz,1H)7.11(d,J=1.9Hz,1H)7.23(d,J=8.5Hz,1H)7.36(d,J=8.5Hz,1H)7.99(d,J=8.2Hz,1H)8.64(s,1H)12.29(br s,1H)
LC/MS(方法LC−C):Rt 3.20min,MH+ 577
[α]D 20:+126.1°(c 0.334,DMF)
キラルSFC(方法SFC−A):Rt 2.93min、MH+ 577、キラル純度99.2%。
融点:206℃
ジエチルアルミニウムクロリドの1Mヘキサン(18.6mL、18.6mmol)溶液を、0℃で、6−メトキシ−5−メチル−1H−インドール[CAS 1071973−95−9](2g、12.4mmol)のCH2Cl2(30mL)溶液に滴下した。30分間0℃に保持した後、CH2Cl2(30mL)中の2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)アセチルクロリド1e(4.41g、13.0mmol)を0℃で徐々に添加した。反応物を0℃で3時間撹拌した。氷水を加え、この反応混合物をCH2Cl2で抽出した。有機層をMgSO4で乾燥させ、ろ過し、溶媒を減圧蒸発させた。粗生成物をCH3CN/ジイソプロピルエーテルと混合することによって固化させた。固形分をろ別し、乾燥して、2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−1−(6−メトキシ−5−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノン6a(2.65g)を得た。
2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−1−(6−メトキシ−5−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノン6a(1.7g、3.66mmol)のEtOAc(70mL)との混合物を大気圧下のH2でPd/C(10%)(164mg、0.154mmol)を触媒として用いて12時間水素化した。混合物をcelite(登録商標)のパッドを通してろ過し、EtOAcで洗浄した。ろ液を減圧下で濃縮して、2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(6−メトキシ−5−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノン6b(910mg)を得た。
N2フロー下、0℃で、フェニルトリメチルアンモニウムトリブロミド[CAS 4207−56−1](1.09g、2.89mmol)のTHF(20mL)溶液を、2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(6−メトキシ−5−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノン6b(1.08g、2.89mmol)のTHF(30mL)溶液に滴下した。混合物を0℃で1時間撹拌し、冷却浴を取り去り、室温で3時間撹拌を続けた。3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)アニリン[CAS 62606−02−4](1.74g、8.67mmol)のCH3CN(20mL)溶液を滴下し、得られた混合物を55℃で72時間攪拌した。混合物をCH2Cl2で希釈し、1N HClで洗浄(2回)し、MgSO4で乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧下で蒸発させた。精製をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(15〜40μm、80g、CH2Cl2/CH3OH 98.5/1.5)により行った。純粋画分をまとめて蒸発乾固させ、2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−2−((3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)−1−(6−メトキシ−5−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノン(化合物6、862mg)をラセミ混合物として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d6)2.21(s,3H)3.08(s,3H)3.72(s,3H)3.79(s,3H)3.89−4.06(m,2H)4.19(t,J=4.6Hz,2H)5.30(br s,1H)6.33(d,J=7.9Hz,1H)6.57(t,J=1.7Hz,1H)6.65(br s,1H)6.89(s,1H)6.92 − 6.96(m,2H)7.01(d,J=7.9Hz,1H)7.10(d,J=1.9Hz,1H)7.35(d,J=8.2Hz,1H)7.90(s,1H)8.48(s,1H)11.84(br s,1H)
LC/MS(方法LC−C):Rt 2.99min,MH+ 573
1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 2.22(s,3H)3.09(s,3H)3.72(s,3H)3.79(s,3H)3.90−4.07(m,2H)4.20(t,J=4.4Hz,2H)5.30(br s,1H)6.34(d,J=7.6Hz,1H)6.57(s,1H)6.65(br s,1H)6.90(s,1H)6.93−6.97(m,2H)7.01(d,J=7.9Hz,1H)7.11(d,J=1.6Hz,1H)7.36(d,J=8.5Hz,1H)7.91(s,1H)8.49(s,1H)11.84(br s,1H)
LC/MS(方法LC−C):Rt 2.98min,MH+ 573
[α]D 20:+147.1°(c 0.2936,DMF)
キラルSFC(方法SFC−B):Rt 1.86min、MH+ 573、キラル純度100%。
1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 2.22(s,3H)3.09(s,3H)3.72(s,3H)3.79(s,3H)3.90−4.07(m,2H)4.20(br t,J=4.4Hz,2H)5.30(br s,1H)6.34(d,J=7.6Hz,1H)6.57(s,1H)6.65(br s,1H)6.90(s,1H)6.92−6.97(m,2H)7.02(d,J=7.6Hz,1H)7.11(d,J=1.6Hz,1H)7.36(d,J=8.5Hz,1H)7.91(s,1H)8.49(s,1H)11.84(br s,1H)
LC/MS(方法LC−C):Rt 2.98min,MH+ 573
[α]D 20:−152.4°(c 0.2927,DMF)
キラルSFC(方法SFC−B):Rt 3.43min、MH+ 573、キラル純度100%。
ジエチルアルミニウムクロリドの1Mヘキサン(12.5mL、12.5mmol)溶液を0℃で、5,6−ジフルオロ−1H−インドール[CAS 169674−01−5](1.27g、8.30mmol)のCH2Cl2(50mL)溶液に滴下した。30分間0℃に保持した後、2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)アセチルクロリド1e(4.23g、12.5mmol、合成:実施例1を参照)のCH2Cl2(20mL)溶液をゆっくりと添加した。反応混合物を0℃で3時間撹拌した。1Mのロッシェル塩溶液を添加し、混合物を30分間激しく撹拌した。H2Oを加え、相を分離した。水相をEtOAcで2回抽出した。有機相をまとめ、塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、ろ過し、減圧濃縮した。残留物をEt2Oと混合した。固形分をろ別し、真空乾燥させて2−(2−(2(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−1−(5,6−ジフルオロ−1H−インドール−3−イル)エタノン7a(1.37g)を得た。
EtOAc(70mL)中の2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−1−(5,6−ジフルオロ−1H−インドール−3イル)エタノン7a(1.43g、3.14mmol)および10%パラジウム炭素(0.07g)の混合物を、H2雰囲気下、室温で45分間撹拌した。反応混合物をcelite(登録商標)でろ過した。ろ液を減圧濃縮した。残留物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより、CH2Cl2中、EtOAc(0%〜15%)の勾配で精製し、2−(4−クロロ−2−(2ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(5,6−ジフルオロ−1H−インドール−3−イル)エタノン7b(0.88g)を得た。
フェニルトリメチルアンモニウムトリブロミド[CAS 4207−56−1](1.68g、4.47mmol)のTHF(20mL)溶液を、2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(5,6−ジフルオロ−1H−インド−ル−3−イル)エタノン7b(1.49g、4.07mmol)のTHF(45mL)溶液に滴下した。混合物を室温で4時間撹拌した。沈殿物をろ別し、EtOAcで洗浄した。ろ液を減圧下で濃縮して、2−ブロモ−2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(5,6−ジフルオロ−1H−インドール−3−イル)エタノン7c(1.81g)を得、これをさらに精製することなく次の工程で使用した。
2−ブロモ−2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(5,6−ジフルオロ−1H−インドール−3−イル)エタノン7c(1.81g、4.07mmol)および3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)アニリン[CAS62606−02−4](2.46g、12.2mmol)のCH3CN(40mL)との混合物を室温で3日間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮した。残留物をEtOAcと1N HClの間で分配した。これらの相を分離した。水相をEtOAcで抽出した。有機相をまとめ、塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、ろ過し、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより、ヘプタン中、EtOAc(50%〜100%)の勾配で精製した。所望の生成物を含む画分をまとめ、減圧濃縮した。残留物をCH2Cl2と混合した。固形分をろ過し、真空乾燥させて2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(5,6−ジフルオロ−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)エタノン(化合物7、0.97g)をラセミ混合物として得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 3.09(s,3H)3.72(s,3H)3.86−4.07(m,2H)4.19(m,2H)5.29(t,J=5.3Hz,1H)6.37(d,J=7.9Hz,1H)6.58(s,1H)6.65(s,1H)6.91−7.01(m,2H)7.05−7.16(m,2H)7.36(d,J=8.3Hz,1H)7.50(dd,J=10.7,7.0Hz,1H)8.01(dd,J=11.3,8.3Hz,1H)8.72(s,1H)12.31(br.s.,1H)
LC/MS(方法LC−E):Rt 1.21min,MH+ 565
1H NMR(360MHz,DMSO−d6)δ ppm 3.09(s,3H)3.72(s,3H)3.87−4.05(m,2H)4.19(br t,J=4.6Hz,2H)5.31(br t,J=5.4Hz,1H)6.37(d,J=7.8Hz,1H)6.58(br s,1H)6.65(br s,1H)6.92−7.01(m,2H)7.06−7.16(m,2H)7.36(d,J=8.3Hz,1H)7.50(dd,J=10.7,6.9Hz,1H)8.01(dd,J=11.1,8.1Hz,1H)8.72(s,1H)12.31(br s,1H)
LC/MS(方法LC−A):Rt 1.15min,MH+ 565
[α]D 20:+120.2°(c 0.499,DMF)
キラルSFC(方法SFC−C):Rt 3.47min、MH+ 565、キラル純度100%。
1H NMR(360MHz,DMSO−d6)δ ppm 3.09(s,3H)3.72(s,3H)3.86−4.06(m,2H)4.19(br t,J=4.5Hz,2H)5.30(br t,J=5.4Hz,1H)6.37(d,J=7.8Hz,1H)6.58(s,1H)6.65(s,1H)6.92−7.00(m,2H)7.06−7.14(m,2H)7.36(d,J=8.3Hz,1H)7.50(dd,J=10.7,6.8Hz,1H)8.01(dd,J=11.1,8.0Hz,1H)8.72(s,1H)12.30(s,1H)
LC/MS(方法LC−A):Rt 1.10min,MH+ 565
[α]D 20:−125.0°(c 0.414,DMF)
キラルSFC(方法SFC−D):Rt 1.60min、MH+ 565、キラル純度100%。
6−フルオロ−5−メチル−1H−インドール[CAS 162100−95−0](1.69g、11.3mmol)のCH2Cl2(150mL)溶液に、ヘキサン中、1Mのジエチルアルミニウムクロリド(17.0mL、17.0mmol)を0℃およびN2雰囲気下で滴下した。15分間0℃に保持した後、2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)アセチルクロリド1e(5.37g、15.8mmol、合成:実施例1を参照)のCH2Cl2(100mL)溶液をゆっくりと添加した。この反応混合物を0℃で1時間、さらに室温で2時間撹拌した。反応混合物を氷/ロッシェル塩溶液に注ぎ、混合物を激しく攪拌した。層を分離した。有機層をMgSO4で乾燥させ、dicalite(登録商標)のショートパッドでろ過した。ろ過ケーキをTHFで数回洗浄し、ろ液をまとめ、減圧濃縮した。固形残留物をCH3CN(20mL)に懸濁させ、ろ別し、少量のCH3CNで洗浄し、真空下、50℃で乾燥させて、白色固体の2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−1−(6−フルオロ−5−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノン8a(2.39g)を得た。
EtOAc(135mL)およびTHF(15mL)中の2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−1−(6−フルオロ−5−メチル−1H−インドール−3イル)エタノン8a(2.39g、4.71mmol)および10%パラジウム炭素(0.5g)の混合物を、H2雰囲気下、室温で15分間撹拌した。反応混合物をdicalite(登録商標)でろ過し、ろ過ケーキをEtOAcおよびTHFで洗浄した。ろ液をまとめ、減圧濃縮した。残留物をDIPE/THF(2/1)中で攪拌し、ろ別し、DIPE(3×)で洗浄し、真空下、50℃で乾燥させて、2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(6−フルオロ−5−メチル−1H−インドール−3イル)エタノン8b(0.90g)を得た。
フェニルトリメチルアンモニウムトリブロミド[CAS 4207−56−1](982mg、2.61mmol)を、冷却(0℃)した2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(6−フルオロ−5−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノン8b(900mg、2.49mmol)のTHF(60mL)溶液にN2雰囲気下で添加した。この反応混合物を0℃で90分間、さらに室温で30分間撹拌した。沈殿物をろ別し、THF(2×)で洗浄した。ろ液をまとめて減圧下で濃縮して、2−ブロモ−2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(6−フルオロ−5−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノン8c(1.1g)を得、これをさらに精製することなく次の工程で使用した。
2−ブロモ−2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(6−フルオロ−5−メチル−1H−インドール−3−イル)エタノン8c(1.10g、2.49mmol)、3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)アニリン[CAS62606−02−4](1.00g、4.97mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(857μL、4.97mmol)のCH3CN(60mL)との混合物を55℃で18時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、撹拌した水(250mL)に注いだ。生成物をEt2O/2−MeTHF 9/1の混合物で抽出し、Et2Oで抽出した。有機層をまとめて塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、ろ過し、減圧濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(固定相:Grace Reveleris(登録商標)シリカ40g、移動相:ヘプタン/EtOAc/EtOH 勾配100/0/0〜40/45/15)により精製した。所望の画分をまとめ、減圧蒸発した。残留物を分取HPLC(固定相:RP XBridge(登録商標)Prep C18 OBD−10μm、50×150mm;移動相:0.25%NH4HCO3水溶液、CH3CN)により精製した。所望の画分をまとめ、減圧蒸発させて、固形残留物を50℃で減圧乾燥し、2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(6−フルオロ−5−メチル−1H−インドール−3−イル)−2−((3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)エタノン(化合物8、600mg)をラセミ混合物として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 2.30(d,J=1.3Hz,3H)3.08(s,3H)3.72(s,3H)3.88−4.05(m,2H)4.19(t,J=4.5Hz,2H)5.27(br s,1H)6.35(d,J=7.7Hz,1H)6.57(t,J=1.9Hz,1H)6.64(t,J=1.5Hz,1H)6.92−6.97(m,2H)7.01(d,J=7.7Hz,1H)7.10(d,J=2.0Hz,1H)7.19(d,J=10.1Hz,1H)7.36(d,J=8.4Hz,1H)8.02(d,J=7.9Hz,1H)8.61(s,1H)12.02(br s,1H)
LC/MS(方法LC−B):Rt 2.01min,MH+ 561
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 2.30(d,J=1.3Hz,3H)3.08(s,3H)3.72(s,3H)3.87−4.06(m,2H)4.19(t,J=4.5Hz,2H)5.26(br t,J=5.1Hz,1H)6.35(d,J=7.7Hz,1H)6.57(t,J=1.8Hz,1H)6.65(t,J=1.9Hz,1H)6.92 − 6.97(m,2H)7.01(d,J=7.7Hz,1H)7.10(d,J=1.8Hz,1H)7.19(d,J=10.1Hz,1H)7.36(d,J=8.1Hz,1H)8.03(d,J=7.9Hz,1H)8.61(s,1H)12.03(br s,1H)
LC/MS(方法LC−A):Rt 1.10min,MH+ 561
[α]D 20:+172.4°(c 0.485,DMF)
キラルSFC(方法SFC−C):Rt 3.59min、MH+ 561、キラル純度100%。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 2.30(d,J=1.3Hz,3H)3.08(s,3H)3.72(s,3H)3.88−4.05(m,2H)4.19(t,J=4.6Hz,2H)5.27(br s,1H)6.35(d,J=7.7Hz,1H)6.57(t,J=1.8Hz,1H)6.65(t,J=1.8Hz,1H)6.91−6.97(m,2H)7.01(d,J=7.9Hz,1H)7.10(d,J=2.0Hz,1H)7.19(d,J=10.3Hz,1H)7.36(d,J=8.4Hz,1H)8.03(d,J=7.7Hz,1H)8.61(s,1H)11.94(br s,1H)
LC/MS(方法LC−A):Rt 1.10min,MH+ 561
[α]D 20:−170.6°(c 0.425,DMF)
キラルSFC(方法SFC−C):Rt 4.06min、MH+ 561、キラル純度98.7%。
CH3CN(200mL)中の4−クロロ−2−ヒドロキシ−ベンズアルデヒド[CAS 2420−26−0](7.72g、49.31mmol)、ベンジル2−ブロモエチルエーテル[CAS 1462−37−9](7.8mL、49.31mmol)および炭酸カリウム(8.2g、59.17mmol)の混合物を12時間加熱還流した。混合物を減圧蒸発させた。残留物をEtOAcに溶解し、水で洗浄(2回)し、MgSO4で乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧下で蒸発させ、2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロベンズアルデヒド9a(14.2g)を得た。
EtOH(18mL)中の2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロベンズアルデヒド9a(2.1g、7.22mmol)および3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)アニリン[CAS 62606−02−4](1.45g、7.22mmol)の混合物を60℃で6時間撹拌した。得られたイミン9bを含む溶液をそのまま次の工程に使用した。
3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾール−3−イウムクロリド[CAS 4568−71−2](1.95g、7.22mmol)のEtOH(10mL)溶液にトリエチルアミン(1mL、7.22mmol)を滴下し、得られた混合物を70℃で10分間攪拌した。この溶液を、イミン9b(3.42g、7.22mmol、EtOH溶液、上記参照:中間体9bの合成)およびtert−ブチル3−ホルミル−5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−1−カルボキシレート[CAS 1493799−60−2](2.7g、8.67mmol)の攪拌混合物に、室温で添加した。この混合物を70℃で12時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、密封管に移し、その後、1つの単一モードのマイクロ波(Biotage Initiator EXP60)を用いて、出力0〜400W、160℃で4分間(一定保持時間)加熱した。混合物を減圧蒸発させた。精製をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(15〜40μm、120g、溶離液:CH2Cl2/CH3OH99.5/0.5)により行った。純粋画分をまとめ、減圧蒸発した。残留物(3.48g)をCH3OHに溶解し、室温で1時間撹拌した。沈殿物をろ別し、乾燥させて、2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−2−((3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)−1−(5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−3−イル)エタノン9c(1.23g)を得た。
2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−2−((3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)−1−(5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−3−イル)エタノン9d(1.10g、1.60mmol)のEtOAc(20mL)との混合物を大気圧下のH2で10%Pd/C(340mg、0.32mmol)を触媒として用いて10分間水素化した。反応物をEtOAcで希釈し、celite(登録商標)のパッドでろ過した。ろ液を減圧蒸発させ、2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−2−((3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)−1−(5−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−3−イル)エタノン(化合物9、910mg)をラセミ混合物として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 3.09(s,3H)3.72(s,3H)3.87−4.09(m,2H)4.20(t,J=4.6Hz,2H)5.32(t,J=5.5Hz,1H)6.42(d,J=7.9Hz,1H)6.59(t,J=1.9Hz,1H)6.66(s,1H)6.94−6.98(m,2H)7.10(d,J=7.9Hz,1H)7.12(d,J=1.9Hz,1H)7.38(d,J=8.2Hz,1H)7.54(dd,J=8.7,1.7Hz,1H)7.67(d,J=8.5Hz,1H)8.50(s,1H)8.83(s,1H)12.53(br s,1H)
LC/MS(方法LC−C):Rt 3.12min,MH+ 597
融点:228℃
1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 3.09(s,3H)3.73(s,3H)3.87−4.07(m,2H)4.20(t,J=4.4Hz,2H)5.32(br t,J=4.4Hz,1H)6.42(d,J=7.9Hz,1H) 6.59(s,1H)6.66(br s,1H)6.94−6.99(m,2H)7.10(d,J=7.9Hz,1H)7.12(d,J=1.3Hz,1H)7.38(d,J=8.2Hz,1H)7.54(d,J=8.5Hz,1H)7.67(d,J=8.5Hz,1H)8.50(s,1H)8.83(s,1H)12.52(br s,1H)
LC/MS(方法LC−C):Rt 3.12min,MH+ 597
[α]D 20:−154.3°(c 0.245,DMF)
キラルSFC(方法SFC−E):Rt 1.75min、MH+ 597、キラル純度100%。
1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 3.09(s,3H)3.72(s,3H)3.88−4.06(m,2H)4.20(t,J=4.4Hz,2H)5.32(br t,J=4.7Hz,1H)6.42(d,J=7.9Hz,1H)6.59(s,1H)6.66(br s,1H)6.94−6.98(m,2H)7.10(d,J=7.9Hz,1H)7.12(d,J=1.6Hz,1H)7.38(d,J=8.2Hz,1H)7.54(d,J=8.5Hz,1H)7.67(d,J=8.5Hz,1H)8.50(s,1H)8.83(s,1H)12.50(br s,1H)
LC/MS(方法LC−C):Rt 3.12min,MH+ 597
[α]D 20:+142.6°(c 0.284,DMF)
キラルSFC(方法SFC−E):Rt 2.15min、MH+ 597、キラル純度100%。
5−(トリフルオロメトキシ)−1H−インドール[CAS 262593−63−5](2.44g、12.1mmol)のCH2Cl2(150mL)溶液に、ヘキサン中、1Mのジエチルアルミニウムクロリド(18.2mL、18.2mmol)を0℃およびN2雰囲気下で滴下した。15分間0℃で攪拌した後、2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)アセチルクロリド1e(6.17g、18.2mmol、合成:実施例1を参照)のCH2Cl2(100mL)溶液をゆっくりと添加した。この反応混合物を0℃で90分間、さらに室温で2時間撹拌した。この反応混合物を0℃にまで冷却し、ロッシェル塩[CAS6100−16−9](6.85g、24.3mmol)の水(7mL)溶液を滴下した。混合物を0℃で30分間激しく撹拌した。氷浴を取り去り、THF(200mL)を添加した。室温で30分間撹拌した後、Na2SO4(25g)を添加した。混合物を90分間撹拌し、dicalite(登録商標)でろ過した。ろ過ケーキをTHFで洗浄し(4×150mL)、ろ液をまとめ、減圧蒸発させ、続いてCH3CNおよびトルエンの混合物で共蒸発乾固させた。固形残留物をトルエン(5mL)およびCH3CN(2.5mL)中で攪拌し、ろ別し、少量のトルエン/CH3CN(2/1)で洗浄し、真空下、50℃で乾燥させて、2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−1−(5−(トリフルオロメトキシ)−1H−インドール−3−イル)エタノン10a(1.89g)を得た。ろ液を減圧蒸発させた。残留物(6.8g)をフラッシュクロマトグラフィー(Biotage(登録商標)SNAP Ultra silica 100g、溶離液:ヘプタン/EtOAc/EtOH 勾配100/0/0〜40/45/15)により精製した。所望の画分をまとめ、減圧蒸発させ、EtOAcと共蒸発させた。生成物をDIPE(15mL)およびEtOAc(1mL)の混合物中で撹拌し、DIPEで洗浄し(2×)、真空下50℃で乾燥して、10aの第2のバッチ(1.62g)を得た。
EtOAc(75mL)およびTHF(10mL)中の2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−1−(5−(トリフルオロメトキシ)−1H−インドール−3イル)エタノン10a(1.62g、3.22mmol)および10%パラジウム炭素(0.5g)の混合物を、H2雰囲気下、室温で20分間撹拌した。反応混合物をdicalite(登録商標)でろ過し、ろ過ケーキをTHFで洗浄した。ろ液をまとめ、減圧濃縮した。固形残留物を他の画分とまとめ(総量:3g)、CH2Cl2(8mL)中で撹拌し、ろ別し、CH2Cl2で洗浄し(5×1mL)、真空下、45℃で乾燥させて、2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(5−(トリフルオロメトキシ)−1H−インドール−3−イル)エタノン10b(1.64g)を得た。
フェニルトリメチルアンモニウムトリブロミド[CAS 4207−56−1](1.56g、4.16mmol)を、冷却(0℃)した2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(5−(トリフルオロメトキシ)−1H−インドール−3−イル)エタノン10b(1.64g、3.96mmol)のTHF(75mL)溶液にN2雰囲気下で少量ずつ添加した。この反応混合物を0℃で1時間、さらに室温で40分間撹拌した。沈殿物をろ別し、THF(2×)で洗浄した。ろ液をまとめて減圧下で濃縮して、2−ブロモ−2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(5−(トリフルオロメトキシ)−1H−インドール−3−イル)エタノン10c(1.92g)を得、これをさらに精製することなく次の工程で使用した。
2−ブロモ−2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(5−(トリフルオロメトキシ)−1H−インドール−3−イル)エタノン10c(1.95g、3.96mmol)、3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)アニリン[CAS62606−02−4](1.60g、7.92mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(1.37mL、7.92mmol)のCH3CN(75mL)との混合物を、55℃で18時間、室温で24時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、撹拌した水(350mL)に注いだ。生成物をEt2Oで抽出した(2×)。有機層をまとめて塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、ろ過し、減圧濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(固定相:Grace Reveleris(登録商標)シリカ80g、移動相:ヘプタン/EtOAc/EtOH 勾配100/0/0〜40/45/15)により精製した。所望の画分をまとめ、減圧蒸発させ、CH3CNと共蒸発させた。残留物を分取HPLC(固定相:RP XBridge(登録商標)Prep C18 OBD−10μm、50×150mm;移動相:0.25%NH4HCO3水溶液、CH3CN)により精製した。所望の画分をまとめ、減圧蒸発させて、MeOHと共蒸発させ、50℃で減圧乾燥し、ラセミ2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−2−((3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)−1−(5−(トリフルオロメトキシ)−1H−インドール−3−イル)エタノン(化合物10、700mg)を得た。化合物10(50mg)の試料少量を、Rotavaporを用いてMeOH/水の溶液からゆっくりと蒸発させることによって固化した。固形分をろ別し、水で洗浄し(3×)、真空下、45℃で乾燥させて、化合物10の分析サンプル(46mg)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 3.08(s,3H)3.72(s,3H)3.87−4.05(m,2H)4.20(t,J=4.6Hz,2H)5.27(t,J=5.6Hz,1H)6.38(d,J=7.9Hz,1H)6.58(t,J=1.8Hz,1H)6.65(t,J=2.4Hz,1H)6.92−6.98(m,2H)7.07(d,J=7.7Hz,1H)7.12(d,J=2.0Hz,1H)7.21(dd,J=8.8,1.8Hz,1H)7.38(d,J=8.1Hz,1H)7.56(d,J=8.8Hz,1H)8.07(d,J=1.1Hz,1H)8.77(s,1H)12.37(s,1H)
LC/MS(方法LC−A):Rt 1.15min,MH+ 613
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 3.09(s,3H)3.72(s,3H)3.87−4.07(m,2H)4.20(br t,J=4.4Hz,2H)5.29(br t,J=5.4Hz,1H)6.39(d,J=7.7Hz,1H)6.59(t,J=1.9Hz,1H)6.65(t,J=2.2Hz,1H)6.91−7.00(m,2H)7.09(d,J=7.9Hz,1H)7.12(d,J=1.8Hz,1H)7.21(dd,J=8.7,1.7Hz,1H)7.38(d,J=8.4Hz,1H)7.57(d,J=8.8Hz,1H)8.08(br s,1H)8.77(s,1H)12.38(br s,1H)
LC/MS(方法LC−A):Rt 1.15min,MH+ 613
[α]D 20:−139.3°(c 0.425,DMF)
キラルSFC(方法SFC−C):Rt 3.27min、MH+ 613、キラル純度100%。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 3.09(s,3H)3.72(s,3H)3.88−4.05(m,2H)4.20(t,J=4.5Hz,2H)5.29(t,J=5.5Hz,1H)6.39(d,J=7.7Hz,1H)6.58(t,J=1.8Hz,1H)6.65(t,J=1.9Hz,1H)6.92−6.99(m,2H)7.09(d,J=7.7Hz,1H)7.12(d,J=2.0Hz,1H)7.21(dd,J=8.7,1.9Hz,1H)7.38(d,J=8.4Hz,1H)7.57(d,J=8.8Hz,1H)8.07(d,J=0.9Hz,1H)8.77(s,1H)12.38(br s,1H)
LC/MS(方法LC−A):Rt 1.15min,MH+ 613
[α]D 20:+141.7°(c 0.525,DMF)
キラルSFC(方法SFC−C):Rt 2.92min、MH+ 613、キラル純度100%。
冷却した(−15℃)、3−メトキシ−4−(トリフルオロメトキシ)ベンズアルデヒド[CAS853771−90−1](50g、230mmol)およびアジドギ酸エチル(89g、690mmol)のEtOH(400mL)溶液に、NaOEt溶液(0.69mol、Na 15.9gおよびEtOH 700mLから生成)を2時間かけて滴下した。この反応混合物を室温で終夜撹拌した。氷浴で冷却した後、NH4Cl飽和溶液(1.2L)で反応を停止させ、10分間撹拌した。沈澱物をろ別し、水で洗浄し、乾燥させて、(Z)−エチル2−アジド−3−(3−メトキシ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)アクリレート11a(32g)を黄色の固形物として得た。
(Z)−エチル2−アジド−3−(3−メトキシ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)アクリレート11a(3g、10mmol)のキシレン(40mL)溶液を終夜加熱還流した。室温にまで冷却した後、溶媒を蒸発乾固させた。残留物をヘキサン(50mL)と混合し、沈殿物をろ別してメチル6−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)−1H−インドール−2−カルボキシレート11b(収量:1.4〜1.6g)を黄色の固形物として得た。
メチル6−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)−1H−インドール−2−カルボキシレート11b(25g、87mmol)のMeOH/H2O(2/1、300mL)との混合物に、NaOH(7g、175mmol)を添加し、この混合物を、透明な溶液が得られるまで、加熱還流した。室温にまで冷却した後、メタノールの大部分を減圧除去し、残りの水溶液を濃HCLでpH3〜4まで酸性化した。生成物をEtOAc(2×250mL)で抽出した。有機層をまとめて塩水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発させて、6−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸11c(22.7g)を灰色の固形物として得た。
6−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)−1H−インドール−2−カルボン酸11c(7.5g、27mmol)およびCu(1.22g、0.7当量)のキノリン(150mL)懸濁液を、不活性雰囲気下で12時間、220〜230℃に加熱した。室温にまで冷却した後、この混合物をメチルtert−ブチルエーテル(MTBE、400mL)で希釈し、NaHSO4飽和水溶液で洗浄した(2×500mL)。有機層をMgSO4で乾燥させ、シリカゲルのショートパッドでろ過し、減圧下で蒸発させた。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、6−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)−1H−インドール11d(3.75g)を黄色の固形物として得た。
ジエチルアルミニウムクロリドの1Mヘキサン(9.7mL、9.7mmol)溶液を0℃で、6−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)−1H−インドール11d(1.5g、6.5mmol)のCH2Cl2(25mL)溶液に滴下した。30分間0℃に保持した後、2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)アセチルクロリド1e(2.4g、7.13mmol)のCH2Cl2(25mL)溶液を滴下した。反応物を0℃で3時間撹拌した。氷を用いて0℃で慎重に反応物を反応停止させた。水を加え、層を分離し、水層をCH2Cl2で抽出した。有機層をまとめてMgSO4で乾燥させ、ろ過し、減圧下で溶媒を蒸発させた。精製をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(15〜40μm、120g、ヘプタン/EtOAc 80/20)により行った。純粋画分をまとめて蒸発乾固させ、2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−1−(6−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)−1H−インドール−3−イル)エタノン11e(2.1g)を得た。
N2フロー下、0℃で、フェニルトリメチルアンモニウムトリブロミド[CAS 4207−56−1](1.06g、2.81mmol)のTHF(37mL)溶液を、2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−1−(6−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)−1H−インドール−3−イル)エタノン11e(1.5g、2.81mmol)のTHF(38mL)溶液に滴下した。この混合物を0℃で1時間撹拌した。冷却浴を取り去り、室温で3時間撹拌を続けた。3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)アニリン[CAS 62606−02−4](1.69g、8.43mmol)のCH3CN(30mL)溶液を添加し、得られた混合物を50℃で48時間攪拌した。混合物を減圧濃縮した。残留物をEtOAcに溶解し、水、1N HCl(3回)で洗浄した後、10%K2CO3水溶液で洗浄した。有機層をMgSO4で乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧濃縮した。精製をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(15〜40μm、80g、溶離液:CH2Cl2/CH3OH99.5/0.5)により行った。純粋画分をまとめて蒸発乾固させた。残留物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(15〜40μm、40g、溶離液:ヘプタン/EtOAc 60/40〜50/50)により、再度精製した。純粋画分をまとめて蒸発乾固させ、2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−2−((3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)−1−(6−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)−1H−インドール−3−イル)エタノン11g(1.075g)を得た。
2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−2−((3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)−1−(6−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)−1H−インドール−3−イル)エタノン11g(934mg、1.27mmol)のCH3OH(18mL)との混合物を大気圧下のH2で10%Pd/C(271mg、0.255mmol)を触媒として用いて1時間水素化した。反応物をCH2Cl2で希釈し、celite(登録商標)のパッドでろ過した。ろ液を減圧蒸発させた。精製をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(15〜40μm、24g、溶離液:CH2Cl2/CH3OH99/1)により行った。純粋画分をまとめて蒸発乾固させ、2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−2−((3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)−1−(6−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)−1H−インドール−3−イル)エタノン(化合物11、540mg)をラセミ混合物として得た。化合物11(540mg)のエナンチオマーをキラルSFC(固定相:Chiralpak(登録商標)IA 5μm 250×20mm、移動相:70%CO2、30%iPOH+0.3%iPrNH2)により分離し、250mgの第1の溶出エナンチオマーおよび260mgの第2の溶出エナンチオマーを得た。第1の溶出エナンチオマーをジイソプロピルエーテル/Et2O/ヘプタンで沈殿させた。沈殿物をろ別し、乾燥させて、209mgのエナンチオマー11Aを得た。第2の溶出エナンチオマーをジイソプロピルエーテルで沈殿させた。沈殿物をろ別し、乾燥させて、172mgのエナンチオマー11Bを得た。
1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 3.08(s,3H)3.72(s,3H)3.84−4.04(m,5H)4.15−4.23(m,2H)5.28(br s,1H)6.36(d,J=7.9Hz,1H)6.58(t,J=1.9Hz,1H)6.64(s,1H)6.93(s,1H)6.96(dd,J=8.2,1.9Hz,1H)7.06(d,J=7.9Hz,1H)7.12(d,J=1.9Hz,1H)7.17(s,1H)7.37(d,J=8.5Hz,1H)8.03(d,J=1.3Hz,1H)8.63(s,1H)12.16(br s,1H)
LC/MS(方法LC−C):Rt 3.10min,MH+ 643
融点:212℃
1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 3.08(s,3H)3.72(s,3H)3.87(s,3H)3.89−4.05(m,2H)4.19(br t,J=4.4Hz,2H)5.30(br s,1H)6.36(d,J=7.6Hz,1H)6.58(t,J=1.6Hz,1H)6.64(br s,1H)6.93(s,1H)6.96(dd,J=8.4,1.7Hz,1H)7.07(d,J=7.9Hz,1H)7.12(d,J=1.9Hz,1H)7.17(s,1H)7.37(d,J=8.5Hz,1H)8.04(d,J=0.6Hz,1H)8.63(s,1H)12.10(br s,1H)
LC/MS(方法LC−C):Rt 3.09min,MH+ 643
[α]D 20:−102.3°(c 0.208,DMF)
キラルSFC(方法SFC−F):Rt 3.61min、M−F 625、キラル純度100%。
1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ ppm 3.09(s,3H)3.72(s,3H)3.87(s,3H)3.88−4.04(m,2H)4.19(t,J=4.6Hz,2H)5.30(t,J=5.5Hz,1H)6.36(d,J=7.9Hz,1H)6.58(t,J=1.7Hz,1H)6.64(br s,1H)6.93(s,1H)6.96(dd,J=8.2,1.9Hz,1H)7.07(d,J=7.9Hz,1H)7.12(d,J=1.9Hz,1H)7.18(s,1H)7.37(d,J=8.2Hz,1H)8.04(d,J=0.9Hz,1H)8.63(s,1H)12.10(brs,1H)
LC/MS(方法LC−C):Rt 3.09min,MH+ 643
[α]D 20:+101.8°(c 0.208,DMF)
キラルSFC(方法SFC−F):Rt 4.38min、MH+ 643、キラル純度98.7%。
塩化ホウ素(III)の1MCH2Cl2溶液(25.5mL、25.5mmol)と、塩化アルミニウム(III)(3.40g、25.5mmol)との混合物を、CH2Cl2(20mL)で希釈し、N2−雰囲気下、氷浴で冷却した。2−メチル−4−(トリフルオロメトキシ)アニリン[CAS86256−59−9](4.88g、25.5mmol)およびクロロアセトニトリル(3.24mL、51.0mmol)のCH2Cl2(7.5mL)溶液を滴下した。添加後、氷浴を取り去り、混合物を8時間加熱還流した。この混合物を氷浴により0℃にまで再び冷却した。2NHCl(75mL)を滴下し、重い沈殿物を生じさせた。得られた懸濁液を90分間加熱還流し、室温に冷却した。固体をろ過によって除去した。ろ過ケーキをCH2Cl2で洗浄した(4×)。ろ液をまとめ、相分離させた。有機層を分離し、NaHCO3水溶液で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、ろ過し、減圧下で蒸発させた。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(固定相:Biotage(登録商標)SNAP Ultra Silica 100g、移動相:ヘプタン/CH2Cl2 勾配100/0〜0/100)により精製した。所望の画分をまとめ、残留量30mLにまで濃縮した。沈殿物をろ別し、ヘプタンおよびCH2Cl2で洗浄し、真空下、50℃乾燥させて、1−(2−アミノ−3−メチル−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2−クロロエタノン12a(1.37g)をえた。ろ液を減圧濃縮した。固形残留物をヘプタン(20mL)およびジイソプロピルエーテル(3mL)の混合物中で、撹拌し、ヘプタンで洗浄し(3×)、真空下50℃で乾燥して、12aの第2の画分(0.24g)を得た。
1−(2−アミノ−3−メチル−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2−クロロエタノン12a(1.92g、7.17mmol)のtert−ブタノール(50mL)および水(5mL)の溶液を撹拌しながら、水素化ホウ素ナトリウム(326mg、8.61mmol)を添加した。この反応混合物を室温で30分間、さらに90℃で2.5時間撹拌した。水(50mL)を加え、生成物をジエチルエーテルで抽出した(2×)。有機層をまとめて塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、ろ過し、真空下で蒸発させた。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(固定相:Biotage(登録商標)SNAP Ultra Silica 25g、移動相:ヘプタン/EtOAc 勾配100/0〜20/80)により精製した。所望の画分をまとめて減圧濃縮し、ヘプタンと共蒸発させ、真空下、50℃で乾燥させて、7−メチル−5−(トリフルオロメトキシ)−1H−インドール12b(1.2g)を得た。
7−メチル−5−(トリフルオロメトキシ)−1H−インドール12b(2.0g、9.3mmol)のCH2Cl2(150mL)溶液に、ヘキサン中、1Mのジエチルアルミニウムクロリド(18.2mL、18.2mmol)を0℃およびN2雰囲気下で滴下した。25分間0℃で攪拌した後、2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)アセチルクロリド1e(4.72g、13.9mmol、合成:実施例1を参照)のCH2Cl2(75mL)溶液を、反応温度を5℃未満に維持しながらゆっくりと添加した。この反応混合物を0℃で90分間、さらに室温で2時間撹拌した。この反応混合物を0℃にまで冷却し、ロッシェル塩[CAS6100−16−9](5.25g、18.6mmol)の水(5.5mL)溶液を滴下した。混合物を0℃で30分間激しく撹拌した。氷浴を取り去り、THF(200mL)を添加した。室温で1時間撹拌した後、Na2SO4(25g)を添加した。混合物を18時間撹拌し、dicalite(登録商標)でろ過した。ろ過ケーキをTHFで洗浄し(4×150mL)、ろ液をまとめ、減圧蒸発させた。残留油分をフラッシュクロマトグラフィー(固定相:Biotage(登録商標)SNAP Ultra Silica 100g、移動相:ヘプタン/EtOAc/EtOH 勾配100/0/0〜40/45/15)により精製した。所望の画分をまとめ、減圧蒸発した。固形残留物をDIPE(25mL)およびEtOAc(2mL)中で攪拌し、ろ別し、DIPEで洗浄(3回)し、真空下、50℃で乾燥させて、2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−1−(7−メチル−5−(トリフルオロメトキシ)−1H−インドール−3−イル)エタノン12c(2.88g)を得た。
EtOAc(75mL)およびTHF(10mL)中の2−(2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)−4−クロロフェニル)−1−(7−メチル−5−(トリフルオロメトキシ)−1H−インドール−3イル)エタノン12c(2.88g、5.56mmol)および10%パラジウム炭素(0.5g)の混合物を、H2雰囲気下、室温で20分間撹拌した。反応混合物をdicalite(登録商標)でろ過し、ろ過ケーキをTHFで洗浄した。ろ液をまとめ、減圧濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(固定相:Biotage(登録商標)SNAP Ultra silica 50g、移動相:ヘプタン/EtOAc/EtOH 勾配100/0/0〜40/45/15)により精製した。生成物を含む画分をまとめ、減圧蒸発した。固形残留物をDIPE(7.5mL)中で攪拌し、ろ別し、DIPE(2×)で洗浄し、真空下、45℃で乾燥させて、2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(7−メチル−5−(トリフルオロメトキシ)−1H−インドール−3イル)エタノン12d(780mg)を得た。
フェニルトリメチルアンモニウムトリブロミド[CAS 4207−56−1](327mg、0.869mmol)を、冷却(0℃)した2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(7−メチル−5−(トリフルオロメトキシ)−1H−インドール−3−イル)エタノン12d(354mg、0.827mmol)のTHF(15mL)溶液にN2雰囲気下で添加した。この反応混合物を0℃で45分間、さらに室温で75分間撹拌した。沈殿物をろ別し、THF(2×)で洗浄した。ろ液をまとめて減圧下で濃縮して、2−ブロモ−2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(7−メチル−5−(トリフルオロメトキシ)−1H−インドール−3−イル)エタノン12e(419mg)を得、これをさらに精製することなく次の工程で使用した。
2−ブロモ−2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−1−(7−メチル−5−(トリフルオロメトキシ)−1H−インドール−3−イル)エタノン12e(419mg、0.827mmol)、3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)アニリン[CAS62606−02−4](333mg、1.65mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(285μL、1.65mmol)のCH3CN(30mL)との混合物を60℃で20時間撹拌した。70℃で7時間、さらに室温で65時間、反応を続けた。揮発性物質を減圧蒸発させた。固形残留物と他の画分(1.14g)をまとめ、フラッシュクロマトグラフィー(固定相:Grace Reveleris(登録商標)シリカ40g、移動相:ヘプタン/EtOAc/EtOH 勾配100/0/0〜40/45/15)により精製した。所望の画分をまとめ、減圧蒸発した。残留物を分取HPLC(固定相:RP XBridge(登録商標)Prep C18 OBD−10μm、50×150mm;移動相:0.25%NH4HCO3水溶液、CH3CN)により精製した。所望の画分をまとめ、減圧蒸発した。生成物をEtOH(10mL)から室温で結晶化し、ろ別し、EtOHで洗浄(2×)して、45℃で減圧乾燥し、ラセミ2−(4−クロロ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)−2−((3−メトキシ−5−(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)−1−(7−メチル−5−(トリフルオロメトキシ)−1H−インドール−3−イル)エタノン(化合物12、2生成物:485mgおよび169mg)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 2.51(s,3H)3.08(s,3H)3.72(s,3H)3.90−4.06(m,2H)4.19(t,J=4.6Hz,2H)5.28(t,J=5.7Hz,1H)6.41(d,J=7.7Hz,1H)6.58(t,J=1.8Hz,1H)6.66(t,J=2.1Hz,1H)6.92−6.98(m,2H)7.02−7.08(m,2H)7.11(d,J=2.0Hz,1H)7.37(d,J=8.4Hz,1H)7.92(br s,1H)8.70(s,1H)12.38(s,1H)
LC/MS(方法LC−A):Rt 1.18min,MH+ 627
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 2.51(br s,3H)3.09(s,3H)3.72(s,3H)3.88−4.09(m,2H)4.19(br t,J=4.5Hz,2H)5.28(br t,J=5.4Hz,1H)6.41(br d,J=7.7Hz,1H)6.58(br s,1H)6.66(br s,1H)6.91−6.99(m,2H)7.01 − 7.08(m,2H)7.11(br s,1H)7.37(d,J=8.4Hz,1H)7.91(br s,1H)8.70(s,1H)12.38(br s,1H)
LC/MS(方法LC−A):Rt 1.21min,MH+ 627
[α]D 20:−111.0°(c 0.51,DMF)
キラルSFC(方法SFC−C):Rt 3.31min、MH+ 627、キラル純度100%。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ ppm 2.51(br s,3H)3.09(s,3H)3.72(s,3H)3.90−4.06(m,2H)4.19(t,J=4.6Hz,2H)5.28(br s,1H)6.41(d,J=7.9Hz,1H)6.58(t,J=1.8Hz,1H)6.66(br t,J=2.4Hz,1H)6.92−6.99(m,2H)7.01 − 7.08(m,2H)7.11(d,J=1.8Hz,1H)7.37(d,J=8.4Hz,1H)7.92(br s,1H)8.70(s,1H)12.38(br s,1H)
LC/MS(方法LC−A):Rt 1.21min,MH+ 627
[α]D 20:+105.2°(c 0.515,DMF)
キラルSFC(方法SFC−C):Rt 2.91min、MH+ 627、キラル純度98.5%。
DENV−2抗ウイルスアッセイ
本発明の全ての化合物について、高感度緑色蛍光タンパク質で標識したDENV−2 16681株に対する抗ウイルス活性を試験した(eGPF)。培地は、最小必須培地に、2%の熱失活させたウシ胎仔血清、0.04%のゲンタマイシン(50mg/mL)および2mMのL−グルタミンを加えたもので構成する。ECACCから得たベロ細胞を培地に懸濁し、25μLを、既に抗ウイルス化合物を含む384ウェルプレートに加えた(2500細胞/ウェル)。通常、これらのプレートには、5倍段階希釈で9回の希釈工程を行った、100%DMSO中の最終濃度の200倍の試験化合物が含まれる(200nL)。さらに、各化合物濃度について4回試験する(最終濃度範囲:最も活性の高い化合物で、25μM〜0.000064μMまたは2.5μM〜0.0000064μM)。最終的に、各プレートには、ウイルス対照(化合物を含まず、細胞およびウイルスを含む)、細胞対照(ウイルスおよび化合物を含まず、細胞を含む)および培地対照(細胞、ウイルスおよび化合物を含まず、培地を含む)として割り当てられたウェルが含まれる。培地対照として割り当てられたウェルには、ベロ細胞に代えて、培地25μLを加えた。細胞をプレートに加えてすぐに、プレートを室温で30分間インキュベートして、細胞をウェル内に均一に分布させた。次いで、プレートを、十分に加湿したインキュベータ(37℃、5%CO2)で、翌日までインキュベートした。その後、eGFPで標識したDENV−2株16681を感染多重度(MOI)0.5で加えた。したがって、15μLのウイルス懸濁液を、試験化合物を含むウェルの全てと、ウイルス対照として割り当てられたウェルとに加えた。並行して、15μLの培地を、培地対照および細胞対照に加えた。次いで、プレートを、十分に加湿したインキュベータ(37℃、5%CO2)で3日間インキュベートした。読み出し日に、自動蛍光顕微鏡を用いて、488nm(青レーザー)で、eGFPの蛍光を測定した。社内LIMSシステムを使用して、各化合物の阻害用量反応曲線を算出し、半数効果濃度(EC50)を決定した。したがって、全ての試験濃度の阻害パーセント(I)を次式により計算する。I=100×(ST−SCC)/(SVC−SCC);ST、SCCおよびSVCはそれぞれ、試験化合物、細胞対照およびウイルス対照のウェル中のeGFPシグナル量である。EC50は、eGFP蛍光強度がウイルス対照と比較して50%低下したことによって測定される、ウイルスの複製が50%阻害される化合物の濃度を示す。EC50は、線形補間によって算出される(表1)。
RT−qPCRアッセイでは、本発明の化合物の、DENV−1株 TC974♯666(NCPV)、DENV−2株 16681、DENV−3株 H87(NCPV)、ならびにDENV−4株 H241(NCPV)およびEDEN(SG/06K2270DK1/2005;GenBank登録番号 QG398256)に対する抗ウイルス活性を試験した。したがって、試験化合物の存在下または非存在下で、ベロ細胞にDENV−1、DENV−2、DENV−3またはDENV−4を感染させた。感染3日後に、細胞を溶解し、細胞溶解物を、ウイルスターゲット(DENVの3’UTR;表2)および細胞の参照遺伝子(β−アクチン、表2)の両方のcDNAの製造に使用した。その後、デュプレックスリアルタイムPCRをLightcycler480インスツルメントにより行った。生成Cp値は、これらのターゲットのRNA発現量に反比例する。試験化合物によるDENV複製の阻害は、3’UTR遺伝子のCp値のシフトをもたらす。他方、試験化合物が細胞に毒性を有する場合、β−アクチン発現に同様の効果が観察されよう。比較ΔΔCp法を使用して、EC50を算出する。これは、細胞のハウスキーピング遺伝子(β−アクチン)で正規化したターゲット遺伝子(3’UTR)の相対的遺伝子発現に基づいている。
Claims (8)
- 一または二置換インドール基を含む、式(I)
によって示される化合物、立体異性体、薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、または多形体であって、前記化合物は以下の群:
R1はHであり、R2はF、ClもしくはOCH3であり、かつR3はHである、
R1はHであり、R2はFもしくはClであり、かつR3はCH3である、
R1はCH3であり、R2はOCH3であり、かつR3はHである、
R1はFであり、R2はFであり、かつR3はHである、
R1はCH3であり、R2はFであり、かつR3はHである、
R1はCF3もしくはOCF3であり、かつR2はHであり、かつR3はHである、
R1はOCF3であり、R2はOCH3であり、かつR3はHである、ならびに
R1はOCF3であり、R2はHであり、かつR3はCH3である
から選択される化合物、立体異性体、薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、または多形体。 - 前記化合物は以下の群:
から選択される、請求項1に記載の化合物もしくはその立体異性体、薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、または多形体。 - 請求項1または2に記載の、式(I)の化合物もしくは立体異性体、薬学的に許容されるその塩、溶媒和物または多形体を、1種以上の薬学的に許容される賦形剤、希釈剤または担体と共に含む医薬組成物。
- 薬剤として使用するための、請求項1に記載の、式(I)の化合物もしくは立体異性体、薬学的に許容されるその塩、溶媒和物または多形体、あるいは請求項3に記載の医薬組成物。
- デング熱の治療に使用するための、請求項1に記載の、式(I)の化合物もしくは立体異性体、薬学的に許容されるその塩、溶媒和物または多形体、あるいは請求項3に記載の医薬組成物。
- 一または二置換インドール基を含む、次の構造式(I)
によって示される化合物、立体異性体、薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、または多形体の、生体試料または患者におけるデングウイルスの複製を阻害するための使用であって、前記化合物は以下の群:
R1はHであり、R2はF、ClもしくはOCH3であり、かつR3はHである、
R1はHであり、R2はFもしくはClであり、かつR3はCH3である、
R1はCH3であり、R2はOCH3であり、かつR3はHである、
R1はFであり、R2はFであり、かつR3はHである、
R1はCH3であり、R2はFであり、かつR3はHである、
R1はCF3もしくはOCF3であり、かつR2はHであり、かつR3はHである、
R1はOCF3であり、R2はOCH3であり、かつR3はHである、または
R1はOCF3であり、R2はHであり、かつR3はCH3である、
から選択される使用。 - 追加の治療薬を同時投与することをさらに含む請求項6に記載の化合物の使用。
- 前記追加の治療薬は、他の抗ウイルス剤である請求項7に記載の使用。
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