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JP2018517699A - 植物成長調節化合物 - Google Patents

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Abstract

特に、種子発芽において植物成長調節剤として有用な式(I)の化合物(置換基は、請求項1に記載されている通りである)。

Description

本発明は、新規なストリゴラクタム誘導体、中間化合物を含めたこれらの誘導体を調製するプロセス、これらの誘導体を含む植物成長調節剤組成物または種子発芽促進組成物、ならびに植物の成長の制御および/または種子の発芽の促進においてこれらの誘導体を使用する方法に関する。
ストリゴラクトン誘導体は、植物成長調節特性および種子発芽特性を有し得る植物ホルモンである。これらは文献において従前に記載されてきた。特定の公知のストリゴラクタム誘導体(例えば、国際公開第2012/080115号を参照されたい)は、ストリゴラクトンと類似した特性、例えば、植物成長調節および/または種子発芽促進を有し得る。
このような化合物が、特に、種子処理用途において(例えば、種子コーティング構成要素として)使用されるために、種子が一旦フィールドに植付けされると、化合物の生物活性を維持する点から、加水分解安定性および土壌安定性は重要である。
本発明によれば、式(I)の化合物
(式中、
1は、C1〜C3アルキルであり、
2は、C1〜C3アルキルまたはC1〜C3アルコキシである)、
またはその塩もしくはN−オキシドを提供する。
式(I)の化合物は、種子発芽特性を保持する一方で、公知のストリゴラクタム誘導体と比較して、優れた加水分解安定性および土壌安定性を有することが示されてきた。
本発明の第2の態様では、本発明による化合物、および任意選択で農業的に許容される配合補助剤を含む、植物成長調節剤組成物または種子発芽促進組成物を提供する。
本発明の第3の態様では、1つの場所において植物の成長を調節する方法を提供し、この方法は、その場所に、植物成長調節量の本発明の第2の態様による組成物を適用することを含む。
本発明の第4の態様では、種子、または種子を含む場所に、種子発芽促進量の本発明の第2の態様による組成物を適用することを含む、種子の発芽を促進する方法を提供する。
本発明の第5の態様では、雑草種子を含む場所に、種子発芽促進量の本発明の第2の態様による組成物を適用して、種子を発芽させ、次いで、その場所に出芽後散布除草剤を適用することを含む、雑草を制御する方法を提供する。
本発明の第6の態様では、植物成長調節剤または種子発芽促進剤としての本発明による式(I)の化合物の使用を提供する。
本発明の第7の態様では、植物繁殖材料へと、本発明による組成物を、発芽を促進し、かつ/または植物成長を調節するのに有効な量で適用することを含む、植物繁殖材料を処理する方法を提供する。
本発明の第8の態様では、本発明による式(I)の化合物、または本発明による組成物で処理した植物繁殖材料を提供する。
本発明の第9の態様では、式(II)による化合物を提供し、
式中、
Xは、保護基であり、
1は、C1〜C3アルキルであり、
2は、C1〜C3アルキルまたはC1〜C3アルコキシである。
本発明はまた、非生物的なストレス因子に対する植物の耐性を改善する方法を提供し得る。「非生物的なストレス因子」は、最適以下の成長条件、例えば、干ばつ(例えば、植物における水分含有量の不足、水取込み潜在能力の不足、または植物への水の供給の低減をもたらす任意のストレス)、低温曝露、熱曝露、浸透圧ストレス、UVストレス、洪水、塩分の増加(例えば、土壌における)、鉱物曝露の増加、オゾン曝露、ハイライト曝露および/または栄養素(例えば、窒素および/もしくはリン栄養素)の利用可能性の限定をもたらす因子である。ストレス因子に対する改善された耐性を有する植物は、上記の形質のいずれか、あるいは上記の形質の任意の組合せまたは2つもしくはそれ超において増加を有し得る。干ばつおよび栄養素ストレスの場合、このような改善された耐性は、例えば、水および栄養素のより効率的な取込み、使用または保持に起因し得る。特に、本発明の化合物または組成物は、例えば、5〜15℃の温度での低温ストレスに対する植物(例えば、トウモロコシ)の耐性を改善するのに有用である。式(I)の化合物は、コーン種子発芽についての干ばつストレス条件または低温ストレス条件下で使用し得る。
式(I)および(II)の化合物は、異なる幾何異性体もしくは光学異性体(ジアステレオ異性体およびエナンチオマー)または互変異性形態で存在し得る。本発明は、全てのこのような異性体および互変異性体、ならびに全ての比率のこれらの混合物、ならびに同位体形態、例えば、重水素化合物をカバーする。本発明はまた、式(I)および(II)の化合物の全ての塩、N−オキシド、およびメタロイド錯体をカバーする。
本明細書において使用する場合、用語「C1〜C6アルキル」は、炭素および水素原子のみから構成され、不飽和を含有せず、1〜6個の炭素原子を有する直鎖状または分岐状の炭化水素鎖ラジカルを指し、これは、単結合によって分子の残りの部分に付着している。用語「C1〜C3アルキル」は、それに応じて解釈される。C1〜C6アルキルの例には、これらに限定されないが、メチル、エチル、n−プロピル、1−メチルエチル(イソプロピル)、n−ブチル、1−ジメチルエチル(tert−ブチル)およびn−ペンチルが含まれる。
本明細書において使用する場合、用語「C2〜C6アルケニル」は、炭素および水素原子のみから構成され、(E)または(Z)立体配置のものであり得る少なくとも1個の二重結合を含有し、2〜6個の炭素原子を有する直鎖状または分岐状の炭化水素鎖ラジカル基を指し、これは、単結合によって分子の残りの部分に付着している。C2〜C6アルケニルの例には、これらに限定されないが、エテニル、プロパ−1−エニル、ブタ−1−エニルが含まれる。
本明細書において使用する場合、用語「C2〜C6アルキニル」は、炭素および水素原子のみから構成され、少なくとも1個の三重結合を含有し、2〜6個の炭素原子を有する直鎖状または分岐状の炭化水素鎖ラジカル基を指し、これは、単結合によって分子の残りの部分に付着している。C2〜C6アルキニルの例には、これらに限定されないが、エチニル、プロパ−1−イニル、ブタ−1−イニルが含まれる。
本明細書において使用する場合、用語「C1〜C6アルコキシ」は、式−ORaのラジカルを指し、式中、Raは、上記で一般的に定義されるようなC1〜C6アルキルラジカルである。用語「C1〜C3アルコキシ」は、それに応じて解釈される。C1〜C6アルコキシの例には、これらに限定されないが、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシが含まれる。
本明細書において使用する場合、用語「C1〜C6ハロアルキル」は、同じまたは異なるハロゲン原子の1つまたは複数で置換されている、上記で一般的に定義されるようなC1〜C6アルキルラジカルを指す。C1〜C6ハロアルキルの例には、これらに限定されないが、フルオロメチル、2−フルオロエチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチルが含まれる。
本明細書において使用する場合、シアノは、−CN基を意味する。
本明細書において使用する場合、ヒドロキシは、−OH基を意味する。
本明細書において使用する場合、アミノは、−NH2基を意味する。
本明細書において使用する場合、用語「N−C1〜C6アルキルアミノ」は、式−NH−Raのラジカルを指し、式中、Raは、上記に定義されているようなC1〜C6アルキルラジカルである。
本明細書において使用する場合、用語「N,N−ジ−C1〜C6アルキルアミノ」は、式−N(Ra)−Raのラジカルを指し、式中、各Raは、上記に定義されているような、同じであるか、または異なるC1〜C6アルキルラジカルである。
本明細書において使用する場合、用語「C1〜C6アルキルカルボニル」は、式−C(=O)−Raのラジカルを指し、式中、Raは、上記に定義されているようなC1〜C6アルキルラジカルである。C1〜C6アルキルカルボニルの例には、これらに限定されないが、アセチルが含まれる。
本明細書において使用する場合、用語「C1〜C6アルコキシカルボニル」は、式−C(=O)−O−Raのラジカルを指し、式中、Raは、上記に定義されているようなC1〜C6アルキルラジカルである。用語「C1〜C4アルコキシカルボニル」は、それに応じて解釈される。C1〜C6アルコキシカルボニルの例には、これらに限定されないが、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、イソプロポキシカルボニルおよびtert−ブトキシカルボニルが含まれる。
本明細書において使用する場合、用語「アリール」は、単環式、二環式または三環式であり得る、炭素および水素原子のみから構成される芳香族環系を指す。このような環系の例には、フェニル、ナフタレニル、アントラセニル、インデニルまたはフェナントレニルが含まれる。
本明細書において使用する場合、用語「ヘテロアリール」は、窒素、酸素および硫黄から個々に選択される1個、2個、3個または4個のヘテロ原子を含む、5員または6員の芳香族単環式環ラジカルを指す。ヘテロアリールラジカルは、炭素原子またはヘテロ原子を介して結合し得る。ヘテロアリールの例には、これらに限定されないが、フリル、ピロリル、チエニル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジルまたはピリジルが含まれる。
本明細書において使用する場合、用語「ヘテロシクリル」または「複素環式」は、窒素、酸素および硫黄から個々に選択される1個、2個、または3個のヘテロ原子を含む、安定的な5員または6員の非芳香族単環式環ラジカルを指す。ヘテロシクリルラジカルは、炭素原子またはヘテロ原子を介して分子の残りの部分に結合し得る。ヘテロシクリルの例には、これらに限定されないが、アゼチジニル、オキセタニル、ピロリニル、ピロリジル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロチエニル、ピペリジル、ピペラジニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニルまたはペルヒドロアゼピニルが含まれる。
本明細書において使用する場合、用語「ベンジル」は、−CH2Ph基を指す。
式(II)の化合物は、それらの「X」置換基として、式(I)の化合物の合成の間に化学修飾からアミン窒素を保護する保護基を有する(下記の合成スキームを参照されたい)。
好ましくは、式(I)および式(II)による化合物において、R1およびR2は、それぞれ独立に、C1〜C3アルキル(すなわち、メチル、エチル、n−プロピル、またはイソプロピル)である。さらにより好ましくは、R1およびR2は、それぞれ独立に、メチルまたはエチルである。最も好ましくは、R1およびR2は、メチルである。R2がC1〜C3アルコキシであるとき、好ましくは、これはメトキシである。
好ましくは、式(II)による化合物において、Xは、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、ヒドロキシル、アミン、N−C1〜C6アルキルアミノ、N,N−ジ−C1〜C6アルキルアミノ、C1〜C6アルキルカルボニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはベンジルであり、ここで、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはベンジルのそれぞれは、1〜3個のシアノ、ニトロ、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6アルケニルまたはC2〜C6アルキニル基で置換し得る。より好ましくは、Xは、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルキルカルボニル、C1〜C6アルコキシカルボニル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、もしくはベンジル、またはシアノ、ニトロ、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6アルケニルまたはC2〜C6アルキニル基で置換されている、C1〜C6アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルもしくはベンジルである。さらにより好ましくは、Xは、C1〜C6アルコキシカルボニルである。最も好ましくは、Xは、tert−ブトキシカルボニルである。
好ましくは、式(I)の化合物は、式(IA−1a)または(IA−1b)の化合物である。
より好ましくは、式(I)の化合物は、式(IA−1a)の化合物である。
下記の表1は、本発明による式(I)の化合物の例であるA−1〜A−32を含む。
表1:
好ましくは、本発明による植物成長調節剤組成物または種子発芽促進組成物は、種子処理組成物または種子コーティング組成物である、組成物である。本発明による組成物はまた、殺虫性、殺ダニ性、殺線虫性または殺真菌性の活性成分をさらに含み得る。
好ましくは、本発明による式(I)の化合物の使用は、種子処理組成物中で、特に、干ばつストレス条件または低温ストレス条件下での使用である。
好ましくは、本発明の植物繁殖材料は、種子である。より好ましくは、コーン(トウモロコシ)種子である。
本発明による式(I)の化合物は、それ自体で植物成長調節剤または種子発芽促進剤として使用することができるが、一般的には、配合補助剤、例えば、キャリア、溶剤および表面活性薬剤(SFA)を使用して、植物成長調節組成物または種子発芽促進組成物に配合される。組成物は、使用前に希釈される濃縮物の形態でよいが、すぐ使用できる組成物もまた利用することができる。最終の希釈は通常水で行うが、水の代わりに、または水に加えて、例えば、液体肥料、他の活性成分(例えば、殺虫性、殺ダニ性、殺線虫性もしくは殺真菌性の構成要素)、微量栄養素、生物学的生体、油または溶剤で行うことができる。
組成物は一般に、0.1〜99重量%、特に、0.1〜95重量%の式(I)の化合物、および好ましくは、0〜25重量%のSFAを含む、1〜99.9重量%の配合補助剤を含む。
組成物は多数の配合物タイプから選択可能であり、その多くは、Manual on Development and Use of FAO Specifications for Plant Protection Products,5th Edition,1999から公知である。
これらとしては、吐粉性粉末(DP)、可溶性粉末(SP)、水溶性顆粒(SG)、水分散性顆粒(WG)、水和剤(WP)、顆粒(GR)(緩効性または速効性)、可溶性濃縮物(SL)、油混和性液体(OL)、超低体積液体(UL)、乳化性濃縮物(EC)、分散性濃縮物(DC)、エマルジョン(水中油型(EW)および油中水型(EO)の両方)、マイクロエマルジョン(ME)、懸濁液濃縮物(SC)、エアロゾル、カプセル懸濁液(CS)および種子処理配合物が挙げられる。いずれかの事例において選択される配合物タイプは、想定される特定の目的、ならびに、式(I)の化合物の物理的、化学的および生物学的特性に応じることとなる。
吐粉性粉末(DP)は、式(I)の化合物を1種以上の固体希釈剤(例えば、天然クレイ、カオリン、葉ろう石、ベントナイト、アルミナ、モンモリロナイト、キースラガー、チョーク、珪藻土、リン酸カルシウム、炭酸カルシウムおよび炭酸マグネシウム、硫黄、石灰、微細繊維、タルク、ならびに、他の有機および無機固体キャリア)と混合し、この混合物を微粉末に機械的に粉砕することにより調製され得る。
可溶性粉末(SP)は、式(I)の化合物を、1種以上の水溶性無機塩(重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウムまたは硫酸マグネシウムなど)または1種以上の水溶性有機固形分(多糖類など)と、任意により、1種以上の湿潤剤、1種以上の分散剤または前記薬剤の混合物と共に混合して水分散性/溶解度を向上させることにより調製され得る。混合物は、次いで、微粉末に粉砕される。同様の組成物もまた水溶性顆粒(SG)に粒状化され得る。
水和剤(WP)は、式(I)の化合物を、1種以上の固体希釈剤またはキャリア、1種以上の湿潤剤、好ましくは1種以上の分散剤、任意により、1種以上の懸濁剤と混合して液体中での分散を促進させることにより調製され得る。混合物は、次いで、微粉末に粉砕される。同様の組成物もまた水分散性顆粒(WG)に粒状化され得る。
顆粒(GR)は、式(I)の化合物と1種以上の粉末化された固体希釈剤もしくはキャリアとの混合物を粒状化することにより、または、予め形成されたブランクの顆粒から、式(I)の化合物(または、好適な薬剤中のその溶液)を多孔性粒状材料(軽石、アタパルジャイトクレイ、フーラー土、キースラガー、珪藻土または粉砕したトウモロコシ穂軸など)に吸収させることにより、または、式(I)の化合物(または、好適な薬剤中のその溶液)を硬質のコア材料(砂、ケイ酸、炭酸塩、硫酸塩またはリン酸塩鉱物など)に吸着させ、必要に応じて乾燥させることにより、形成され得る。吸収または吸着を補助するために通例用いられる薬剤としては、溶剤(脂肪族および芳香族石油系溶剤、アルコール、エーテル、ケトンおよびエステルなど)および固着剤(ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、デキストリン、糖質および植物性油など)が挙げられる。1種以上の他の添加剤もまた顆粒に含まれ得る(例えば、乳化剤、湿潤剤または分散剤)。
分散性濃縮物(DC)は、水、または、ケトン、アルコールもしくはグリコールエーテルなどの有機溶剤中に式(I)の化合物を溶解させることにより調製され得る。これらの溶液は、表面活性剤を含有していてもよい(例えば、水による希釈を向上させるか、または、噴霧タンク中での結晶化を防止するため)。
乳化性濃縮物(EC)または水中油型エマルジョン(EW)は、有機溶剤(任意により、1種以上の湿潤剤、1種以上の乳化剤または前記薬剤の混合物を含有する)中に式(I)の化合物を溶解させることにより調製され得る。ECにおける使用に好適な有機溶剤としては、芳香族炭化水素(SOLVESSO 100、SOLVESSO 150およびSOLVESSO 200によって例示されるアルキルベンゼンまたはアルキルナフタレンなど;SOLVESSOは登録商標である)、ケトン(シクロヘキサノンまたはメチルシクロヘキサノンなど)およびアルコール(ベンジルアルコール、フルフリルアルコールまたはブタノールなど)、N−アルキルピロリドン(N−メチルピロリドンまたはN−オクチルピロリドンなど)、脂肪酸のジメチルアミド(C8〜C10脂肪酸ジメチルアミドなど)および塩素化炭化水素が挙げられる。EC生成物は、水が添加されると自然に乳化して、適切な器具による噴霧適用が可能である十分な安定性を有するエマルジョンをもたらし得る。
EWの調製は、液体(室温で液体ではない場合には、典型的には70℃未満の適度な温度で溶融され得る)として、または、溶液(適切な溶剤中に溶解することにより)として式(I)の化合物を得るステップ、次いで、得られた液体または溶液を1種以上のSFAを含む水中に高せん断下で乳化させてエマルジョンを得るステップを含む。EWにおける使用に好適な溶剤としては、植物性油、塩素化炭化水素(クロロベンゼンなど)、芳香族系溶剤(アルキルベンゼンまたはアルキルナフタレンなど)、および、水への溶解度が低い他の適切な有機溶剤が挙げられる。
マイクロエマルジョン(ME)は、1種以上の溶剤と1種以上のSFAとのブレンドと水を混合して、熱力学的に安定な等方性液体配合物を自然にもたらすことにより調製され得る。式(I)の化合物は、最初は、水または溶剤/SFAブレンド中に存在する。MEにおける使用に好適な溶剤としては、ECまたはEWにおける使用のために本明細書中上記に記載されているものが挙げられる。MEは、水中油型または油中水型系(どの系が存在しているかは伝導率測定により判定され得る)であり得、同一の配合物中への水溶性および油溶性有害生物防除剤の混合に好適であり得る。MEは、マイクロエマルジョンのまま、または、従来の水中油型エマルジョンを形成する水での希釈に好適である。
懸濁液濃縮物(SC)は、式(I)の化合物の微細な不溶性固体粒子の水性または非水性懸濁液を含み得る。SCは、好適な媒体中の式(I)の固体化合物を、任意により1種以上の分散剤と共にボールミルまたはビーズミルにかけて化合物の微細な粒子懸濁液を生成することにより調製され得る。1種以上の湿潤剤が組成物中に含まれていてもよく、懸濁剤が粒子が沈降する速度を低減するために含まれていてもよい。あるいは、式(I)の化合物が乾式ミルにかけられ、本明細書前述の薬剤を含有する水に加えられて、所望される最終生成物がもたらされてもよい。
エアロゾル配合物は、式(I)の化合物および好適な噴射剤(例えばn−ブタン)を含む。式(I)の化合物はまた、好適な媒体(例えば水、または、n−プロパノールなどの水和性の液体)中に溶解または分散されて、非加圧式の手動式噴霧ポンプで用いられる組成物をもたらし得る。
カプセル懸濁液(CS)はEW配合物の調製と同様に調製され得るが、油滴の水性分散体が得られ、油滴の各々が高分子シェルによるカプセルに入っていると共に式(I)の化合物および任意によりそのためのキャリアまたは希釈剤を含有するよう追加の重合ステージを伴って調製され得る。高分子シェルは、界面重縮合反応またはコアセルベーション法によって生成され得る。この組成物は、式(I)の化合物の放出を制御されたものとし得、種子処理に用いられ得る。式(I)の化合物はまた、生分解性高分子マトリックス中に配合されて、化合物の制御された緩効性をもたらし得る。
この組成物は、例えば、式(I)の化合物の、表面上での濡れ性、保持性もしくは分散性;処理面上における雨への耐性;または、摂取もしくは易動性を向上させることにより組成物の生物学的性能を向上させるために、1種以上の添加剤を含んでいてもよい。このような添加剤としては、SFA、例えば一定の鉱油または天然植物油(大豆およびナタネ油など)といった油系噴霧添加剤、および、これらと他の生体活性増強(bio−enhancing)補助剤(式(I)の化合物の作用を補助または変性し得る処方成分)とのブレンドが挙げられる。
湿潤剤、分散剤および乳化剤は、カチオン性、アニオン性、両性またはノニオン性のSFAであり得る。
好適なカチオン性SFAとしては、第4級アンモニウム化合物(例えば臭化セチルトリメチルアンモニウム)、イミダゾリンおよびアミン塩が挙げられる。
好適なアニオン性SFAとしては、脂肪酸のアルカリ金属塩、硫酸の脂肪族モノエステルの塩(例えばラウリル硫酸ナトリウム)、スルホン化芳香族化合物の塩(例えばドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、スルホン酸ブチルナフタレン、ならびに、ジ−イソプロピル−スルホン酸ナトリウムおよびトリ−イソプロピル−ナフタレンスルホン酸ナトリウムの混合物)、エーテル硫酸塩、アルコールエーテル硫酸塩(例えばラウレス−3−硫酸ナトリウム)、エーテルカルボン酸塩(例えばラウレス−3−カルボン酸ナトリウム)、リン酸エステル(1種以上の脂肪族アルコールと、リン酸(主にモノ−エステル)または五酸化リン(主にジ−エステル)との反応、例えばラウリルアルコールと四リン酸との反応の生成物;さらに、これらの生成物がエトキシル化されてもよい)、スルホコハク酸塩、パラフィンまたはオレフィンスルホン酸塩、タウレートおよびリグノスルホネートが挙げられる。
好適な両性SFAとしては、ベタイン、プロピオネートおよびグリシネートが挙げられる。
好適なノニオン性SFAとしては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドまたはこれらの混合物などのアルキレンオキシドと、脂肪族アルコール(オレイルアルコールまたはセチルアルコールなど)もしくはアルキルフェノール(オクチルフェノール、ノニルフェノールまたはオクチルクレゾールなど)との縮合物;長鎖脂肪酸またはヘキシトール無水物由来の部分エステル;前記部分エステルとエチレンオキシドとの縮合物;ブロックポリマー(エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドを含む);アルカノールアミド;単純エステル(例えば脂肪酸ポリエチレングリコールエステル);アミンオキシド(例えばラウリルジメチルアミンオキシド);ならびに、レシチンが挙げられる。
好適な懸濁剤としては、親水性コロイド(多糖類、ポリビニルピロリドンまたはナトリウムカルボキシメチルセルロースなど)および膨潤クレイ(ベントナイトまたはアタパルジャイトなど)が挙げられる。
加えて、さらに、他の殺生物性活性成分または組成物は、本発明の組成物と共に合わせ、本発明の方法において使用し、本発明の組成物と同時にまたは逐次的に適用し得る。同時に適用されるとき、これらのさらなる活性成分は、本発明の組成物と一緒に配合するか、または、例えば、噴霧タンクにおいて混合し得る。これらのさらなる殺生物性活性成分は、殺真菌剤、殺虫剤、殺菌剤、殺ダニ剤、殺線虫剤および/または他の植物成長調節剤であり得る。それらの一般名を使用して本明細書において言及される殺虫性薬剤は、例えば、“The Pesticide Manual”, 15th Ed., British Crop Protection Council 2009から公知である。
本発明による1つの場所において植物の成長を調節し、かつ種子の発芽を促進する方法において、適用は一般に、典型的には、トラクターに備え付けた大面積用噴霧器によって、組成物を噴霧することによって行われるが、他の方法、例えば、散粉(粉末のため)、滴下または潅注もまた使用することができる。代わりに、組成物は、畝間に、または植付の前もしくは植付のときに、種子に直接的に適用し得る。本発明による種子の発芽を促進する方法において、式(I)の化合物は、種子処理組成物中の構成要素として組込み得る。
本発明の式(I)の化合物または組成物は、植物、植物の一部、植物の器官、植物繁殖材料またはその周囲領域に適用され得る。
一実施形態においては、本発明は、植物繁殖材料に本発明の組成物を発芽を促進し、および/または、植物の成長を調節するのに有効な量で適用するステップを含む植物繁殖材料の処理方法に関する。本発明はまた、式(I)の化合物または本発明の組成物で処理された植物繁殖材料に関する。
「植物繁殖材料」という用語は、植物の増殖に用いられることが可能である種子などの植物のすべての生殖部位、ならびに、挿し木および塊茎などの栄養植物材料を示す。特に、種子、根、果実、塊茎、鱗茎および根茎が記載され得る。
特に種子といった植物繁殖材料に有効成分を適用する方法は技術分野において公知であり、繁殖材料の粉衣、コーティング、ペレット形成および液浸適用法が挙げられる。処理は、種子の収穫から種子の播種までの間、または、播種プロセスの最中のいずれかの時に種子に適用されることが可能である。種子はまた、処理の前またはその後にプライマ処理され得る。式(I)の化合物は、任意により、化合物が経時的に放出されるよう、除放性コーティングまたは除放技術と組み合わされて適用され得る。
本発明の組成物は、出芽前または出芽後に適用され得る。好適には、組成物が作物植物の成長の調節に用いられる場合、組成物は、出芽前または出芽後に適用され得るが、作物の出芽後であることが好ましい。組成物が種子の発芽の促進に用いられる場合、組成物は出芽前に適用され得る。
式(I)の化合物の適用量は、広い限度内で様々であり得ると共に、土壌の性質、適用方法(出芽前または出芽後;種子粉衣;まき溝への適用;不耕起適用等)、作物植物、卓越気候条件、ならびに、適用方法、適用時期および標的作物によって左右される他の要因に応じる。葉面適用または潅注適用に関して、本発明に係る式(I)の化合物は、一般に1〜2000g/ha、特に5〜1000g/haの量で適用される。種子処理に関して、適用量は、一般に、0.0005〜150g/種子100kgである。
本発明に係る組成物を用いることが可能である植物としては、穀類(例えばコムギ、オオムギ、ライ麦、カラスムギ);ビート(例えばサトウダイコンまたは飼料用ビート);果実(例えば、リンゴ、セイヨウナシ、セイヨウスモモ、モモ、アーモンド、サクランボ、イチゴ、ラズベリーまたはダークベリーなどの仁果、石果または軟果実);マメ科植物(例えば、インゲンマメ、レンズマメ、エンドウマメまたはダイズ);油植物(例えばセイヨウアブラナ、マスタード、ケシ、オリーヴ、ヒマワリ、ココナツ、トウゴマ、カカオ豆または落花生);キュウリ植物(例えばペポカボチャ、キュウリまたはメロン);繊維植物(例えば綿、亜麻、アサまたはジュート);柑橘果実(例えばオレンジ、レモン、グレープフルーツまたはマンダリンミカン);野菜(例えばホウレンソウ、レタス、アスパラガス、キャベツ、ニンジン、タマネギ、トマト、ジャガイモ、ヒョウタンまたはパプリカ);クスノキ科(例えばアボガド、シナモンまたは樟脳);トウモロコシ;イネ;タバコ;堅果;コーヒー;サトウキビ;茶;つる植物;ホップ;ドリアン;バナナ;天然ゴム植物;芝生または観賞用植物(例えば花、潅木、闊葉樹または針葉樹などの常緑樹)などの作物が挙げられる。この列挙はいかなる限定をも表すものではない。
本発明をまた使用して、非作物植物の成長を調節するか、または種子の発芽を促進し、例えば、発芽を同調させることによって雑草防除を促進し得る。
作物は、従来の交配法または遺伝子操作によって変性された作物をも含むと理解されるべきである。例えば、本発明は、除草剤または除草剤のクラス(例えばALS−、GS−、EPSPS−、PPO−、ACCase−およびHPPD−抑制剤)に対して耐性を有する作物と併せて用いられ得る。従来の交配法によって例えばイマザモックスといったイミダゾリノンに対する耐性が付与された作物の一例は、Clearfield(登録商標)夏ナタネ(カノーラ)である。遺伝子操作法によって除草剤に対する耐性が付与された作物の例としては、商品名RoundupReady(登録商標)およびLibertyLink(登録商標)で市販されている、例えばグリホサート−およびグルホシネート−耐性トウモロコシ変種が挙げられる。作物植物にHPPD−抑制剤耐性を付与する方法が公知であり;例えば作物植物は、バクテリア、より具体的にはシュードモナスフルオレッセンス(Pseudomonas fluorescens)もしくはシュワネラコルウェリアナ(Shewanella colwelliana)由来、または、植物、より具体的には、単子葉植物、もしくは、より具体的にはオオムギ、トウモロコシ、コムギ、イネ、ビロードキビ属、クリノイガ属、ドクムギ属、ウシノケグサ属、セタリア属、オヒシバ属、モロコシ属もしくはカラスムギ属種由来の、HPPD−抑制剤耐性HPPD酵素をコードするDNA配列を含むポリヌクレオチドに関して遺伝子組換えされている。
作物はまた、例えばBtトウモロコシ(アワノメイガに耐性)、Bt綿(メキシコワタミゾウムシに耐性)およびBtジャガイモ(コロラドハムシに耐性)といった、遺伝子操作法によって有害な昆虫に対する耐性が付与されたものとして理解されるべきである。Btトウモロコシの例は、NK(登録商標)(Syngenta Seeds)のBt176トウモロコシハイブリッドである。Bt毒素は、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)土壌バクテリアによって形成される天然のタンパク質である。殺虫剤耐性をコードし、1種以上の毒素を発現する1種以上の遺伝子を含む遺伝子組換え植物の例は、KnockOut(登録商標)(トウモロコシ)、Yield Gard(登録商標)(トウモロコシ)、NuCOTIN33B(登録商標)(綿)、Bollgard(登録商標)(綿)、NewLeaf(登録商標)(ジャガイモ)、NatureGard(登録商標)およびProtexcta(登録商標)である。植物作物またはその種子材料は共に、除草剤に耐性であることが可能であると共に、同時に、昆虫による摂食に耐性であることが可能である(「スタック」遺伝子組換え体)。例えば、種子は、グリホサート耐性であると同時に、殺虫性Cry3タンパク質の発現能を有していることが可能である。
作物はまた、従来の交配法または遺伝子操作によって得られると共に、いわゆる出力形質(例えば向上した貯蔵安定性、より高い栄養価および向上した香味)を含むものが含まれると理解されるべきである。
本発明の化合物は、国際公開第2012/080115号において開示されている一般方法のいずれかによって調製し得る。
下記の実施例は、本発明を例示する役割を果たす。
化合物の合成および特性決定
下記の略語を、このセクションに亘り使用する。s=一重項;bs=幅広の一重項;d=二重項;dd=二重の二重項;dt=三重の二重項;bd=幅広の二重項;t=三重項;dt=三重の二重項;bt=幅広の三重項;tt=三重の三重項;q=四重項;m=多重項;Me=メチル;Et=エチル;Pr=プロピル;Bu=ブチル;DME=1,2−ジメトキシエタン;M.p.=融点;RT=保持時間、MH+=分子カチオン(すなわち、測定した分子量)。
以下のHPLC−MS方法を化合物の分析に用いた:スペクトルは、エレクトロスプレーソース(極性:陽イオンまたは陰イオン、キャピラリ:3.00kV、コーン:30.00V、抽出器:2.00V、ソース温度:100℃、脱溶媒温度:250℃、コーンガス流:50L/時間、脱溶媒ガス流:400L/時間、質量範囲:100〜900Da)を備えるWaters製のZQ Mass Spectrometer(シングル四重極型質量分析計)、および、Waters製のAcquity UPLC(溶剤デガッサ、バイナリポンプ、被加熱カラムコンパートメントおよびダイオード−アレイ検出器で記録した。カラム:Waters製のUPLC HSS T3、1.8μm、30×2.1mm、温度:60℃、流量0.85mL/分;DAD波長範囲(nm):210〜500)溶剤勾配:A=H2O+5%MeOH+0.05%HCOOH、B=アセトニトリル+0.05%HCOOH)勾配:0分間10%B;0〜1.2分間 100%B;1.2〜1.50分間 100%B。
本発明の化合物は、調製例1〜3によって調製した。
調製例1:
tert−ブチル(3E,3aR,8bS)−3−[[(2R)−3,4−ジメチル−5−オキソ−2H−フラン−2−イル]オキシメチレン]−2−オキソ−4,8b−ジヒドロ−3aH−インデノ[1,2−b]ピロール−1−カルボキシレート(式(IIA−1a)の化合物);および
tert−ブチル(3E,3aR,8bS)−3−[[(2S)−3,4−ジメチル−5−オキソ−2H−フラン−2−イル]オキシメチレン]−2−オキソ−4,8b−ジヒドロ−3aH−インデノ[1,2−b]ピロール−1−カルボキシレート(式(IIA−1b)の化合物)。
冷却した公知の化合物(III)(国際公開第2012/080115号を参照されたい)(5.5g)の1,2−ジメトキシエタン(DME、150mL)溶液に、アルゴン雰囲気下で、tBuOK(2.5g、1.20当量)を加えた。次いで、公知の化合物(IV)(国際公開第2012/056113号を参照されたい)(2.9g、1.1当量)のDME(5mL)溶液を添加する前に、反応混合物を0℃にて5分間撹拌した。このように得られた反応混合物を0℃にて15分間撹拌し、次いで、室温にゆっくり温めた。16時間後室温にて、反応混合物を水および酢酸エチルで希釈した。相を分離し、水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮した。粗生成物をシリカゲル(SiO2)上のクロマトグラフィーによって精製し、(IIA−1a)および(IIA−1b)を2種の別々のジアステレオ異性体として69%収率(合わせた収率)で得た。
(IIA−1a)LCMS:RT1.09分;ES+412(M+H+);1H NMR(400MHz、CDCl3)δ1.62(s、9H)、1.91(m、3H)、2.05(m、3H)、3.17(dd、1H)、3.36(dd、1H)、3.77(m、1H)、5.71(d、1H)、5.95(bs、1H)、7.17−7.31(m、3H)、7.39(d、1H)、7.67(d、1H)。
(IIA−1b)LCMS:RT1.08分;ES+412(M+H+);1H NMR(400MHz、CDCl3)1.61(s、9H)、1.91(m、3H)、2.02(m、3H)、3.16(d、1H)、3.33(dd、1H)、3.76(m、1H)、5.71(d、1H)、5.94(bs、1H)、7.20(bt、2H)、7.24−7.29(m、1H)、7.36(d、1H)、7.65(bd、1H)。
調製例2:
(3E,3aR,8bS)−3−[[(2R)−3,4−ジメチル−5−オキソ−2H−フラン−2−イル]オキシメチレン]−1,3a,4,8b−テトラヒドロインデノ[1,2−b]ピロール−2−オン(式(IA−1a)の化合物)
化合物(IIA−1a)をCH2Cl2に溶解し、HCl(Et2O中2M)を滴下で添加した。このように得られた反応混合物を室温にて15分間撹拌し、次いで、NaHCO3水溶液中に注いだ。有機相をCH2Cl2で抽出し、合わせた有機層をブラインで項し、Na2SO4で乾燥させ、真空下で濃縮し、化合物(IA−1a)を98%収率で得た。
LCMS:RT0.86分;ES+312(M+H+);1H NMR(400MHz、CDCl3)δ1.91(m、3H)、2.05(m、3H)、3.10(dd、1H)、3.48(dd、1H)、3.94(m、1H)、5.12(bd、1H)、5.94(bs、1H)、5.98(bs、1H)、7.20−7.32(m、4H)。
調製例3:
(3E,3aR,8bS)−3−[[(2S)−3,4−ジメチル−5−オキソ−2H−フラン−2−イル]オキシメチレン]−1,3a,4,8b−テトラヒドロインデノ[1,2−b]ピロール−2−オン(式(IA−1b)の化合物)
化合物(IA−1b)を、調製例2における上記のような化合物(IA−1a)と同じ手順に従って調製した。
LCMS:RT0.85分;ES+312(M+H+);1H NMR(400MHz、CDCl3)δ1.91(m、3H)、2.05(m、3H)、3.10(dd、1H)、3.48(dd、1H)、3.94(m、1H)、5.12(bd、1H)、5.94(bs、1H)、5.98(bs、1H)、7.20−7.32(m、4H)。
調製例4:
(3E,3aR,8bS)−3−[[(2R)−3−メトキシ−4−メチル−5−オキソ−2H−フラン−2−イル]オキシメチレン]−1,3a,4,8b−テトラヒドロインデノ[1,2−b]ピロール−2−オン(式(IA−17a)の化合物);
および
(3E,3aR,8bS)−3−[[(2S)−3−メトキシ−4−メチル−5−オキソ−2H−フラン−2−イル]オキシメチレン]−1,3a,4,8b−テトラヒドロインデノ[1,2−b]ピロール−2−オン(式(IA−17b)の化合物)。
化合物(IA−17a)およびIA−17b)は、調製例1〜3における上記のような化合物(IA−1aおよびIA−1b)と同じ手順に従って化合物(III)および公知の2−ヒドロキシ−3−メトキシ−4−メチル−2H−フラン−5−オン(国際公開第2013/171092号)から調製した。
(IA−17a)LCMS:RT0.83分;ES+328(M+H+);1H NMR(400MHz、CDCl3)δ1.98(s、3H)、3.09(dd、1H)、3.49(dd、1H)、3.95(m、1H)、4.13(s、3H)、5.12(bd、1H)、5.93(s、1H)、6.21(bs、1H)、7.19−7.33(m、4H)。
(IA−17b)LCMS:RT0.83分;ES+328(M+H+);1H NMR(400MHz、CDCl3)δ1.98(s、3H)、3.11(dd、1H)、3.47(dd、1H)、3.95(m、1H)、4.12(s、3H)、5.11(d、1H)、5.92(s、1H)、6.24(bs、1H)、7.19−7.30(m、4H)。
安定性研究
土壌安定性および加水分解安定性の比較研究を、本発明による化合物(化合物(IA−1a)および(IA−1b))ならびに従来技術から公知の構造的に関連する化合物(国際公開第2012/080115号に開示されている化合物P1およびP2−下記を参照されたい)において行った。
実施例4 − 加水分解安定性アッセイ
加水分解安定性アッセイの目的は、制御され再現性のある環境において本発明による個々の試験化合物の化学的安定性を決定することであり、水性条件下にてpH7および9で化合物のin vitroでの安定性の比較を可能とする。
試料の調製
標準溶液/処理溶液
個々の加水分解安定性アッセイを行う前に、1000ppmの各試験化合物(すなわち、化合物(IA−1a)、(IA−1b)、(IA−17a)、(IA−17b)、P1およびP2)を含有するストック溶液を、メタノール中で調製した。
アッセイにおいて使用される試薬は、下記のように調製した。20mMの緩衝溶液は、20mMの混合酢酸、ホウ酸およびリン酸緩衝液のストック溶液から調製し、必要に応じてpHを7または9に調整した。
試験溶液は、各試験化合物について下記の様式でLCバイアル中で調製した。
移動相対照:移動相(1mL)+化合物ストック溶液(2〜40μL)。
加水分解安定性:緩衝液(1mL)+化合物ストック溶液(2〜40μL)。
移動相および緩衝液を最初に別々のガラス製LCバイアル中に分注し、40℃に設定したサーモスタットを備えたオートサンプラー中に入れ、個々のアッセイを開始する前に30分間平衡化させた。
化合物溶液を添加することによって反応を開始させ、規則的な時間間隔でバイアルからHPLCシステム中へと直接行われた一連の反復注入を通してモニターした。試験化合物に起因するピーク面積の最初およびそれに続く測定を使用して、指数関数的半減期をフィットさせ、一次反応速度定数を計算した。用いた実験条件下で不十分な喪失が観察されたため、決定的な半減期は、pH7にて試験化合物(IA−1aおよびIA−17a)ならびに(IA−1bおよびIA−17b)について決定することができなかった。結果的に、残った化合物の百分率を、最後のアセスメント時間において記録した。
安定性データ(t1/2)、すなわち、試験化合物の半分が加水分解される時間(時間)を、下記の表3において提供する。
実施例5 − 土壌安定性アッセイ
有益な生物学的効果を与えるために土壌に適用される農業用化学物質が、最小の分解を伴って土壌中に長期に亘る期間存在できることが高度に望ましい。しかし、生物活性のある農芸化学的化合物は、土壌において化学転換を受け、活性のレベルの減少および所望の生物学的効果の減少をもたらし得る。単純な実験室分解研究を使用して、土壌における化合物の生物的および非生物的なプロセスによる消失を評価することができる。化合物が土壌中で分解するのにかかる時間は、評価段階にある化合物の50%が土壌中で分解する時間に対応する、これらの半減期(t1/2)の推定を可能とする。これは土壌中の化合物の安定性を評価する有用なパラメーターであり得、半減期が長いほど、化合物はより安定的である。
試料の調製
標準溶液/処理溶液
ストック標準溶液は、1mgの各試験化合物(すなわち、化合物(IA−1aおよびIA−1b)、(IA−17aおよびIA−17b)、P1およびP2)をアセトニトリルに溶解することによって調製した。ストック標準溶液は、6℃にて貯蔵した。次いで、使用標準溶液は、ストック標準溶液の一連の希釈によって得た。各試験化合物についての100μg/mL濃度の処理溶液は、メタノール中で調製した。
土壌の調製
この土壌安定性アッセイために使用される土壌試料は、Stein(Switzerland)におけるSyngenta Research Centreの場所において集めた。土壌は、粘土質ロームと分類した。土壌の特定の物理的特性を、表2において記載する。
表2:Stein土壌の物理的特性。
2mmのふるいにかけたStein土壌を、実験室土壌分解実験を開始する前に1:1の比で砂と混合した。10gの砂−土壌ミックス(風乾ベース)を、50mlのCorning(登録商標)ポリプロピレン遠心分離管中に秤量し、土壌の水分を圃場容水量の45%で調整した。
化学的応用およびインキュベーション条件
化学的応用は、1グラムの土壌毎に0.3μgの試験化合物の最終濃度に対応する、各試験化合物の100μg/mL溶液(30μl)を10gの土壌容器に適用することによって行った。3回反復を、各試験化合物について考慮した。処理したチューブを、暗中20℃±0.5にてインキュベートした。半減期の推定のために、異なるサンプリング時間を考慮した。
最初の研究に基づいて、速い分解が化合物P1、P2およびIA−17について予想され、したがって、下記の、適用後0時間、3時間、6時間、9時間および24時間の短いサンプリング時間を考慮した。逆に、化合物IA−1について、適用後0時間、6時間、24時間、48時間、72時間、168時間および240時間のより長いサンプリング時間を使用した。それぞれのサンプリング時間において、試料を取り出し、分析まで−80℃にて貯蔵した。半減期は、時間に対して土壌中の回収した化合物の百分率をプロットする指数回帰分析によって計算した。
化学物質の抽出および分析
化合物P1、P2、(IA−1)および(IA−17)は、30mLのアセトニトリル(CHROMASOLV(登録商標)グラジエントグレード、HPLCについて、≧99.9%、SIGMA−ALDRICH)を使用することによって土壌から抽出した。バーチカル型ロータリーシェーカーを使用することによって混合物を室温にて3時間振盪した。3000rpmで5分間の遠心分離後、上清の一定分量を集め、UPLC−MS(Waters Acquity UPLC−MS PDA−検出:254nm−およびSQD−Zspray ESI、APCI、ESCi(登録商標)−;Waters Acquity UPLCカラムHSS T3 2.1×30mm−1.8μm;溶剤A:水/MeOH(9:1)+0.1%ギ酸、および溶剤B:アセトニトリル+0.1%ギ酸を伴うグラジエント移動相;0.75ml/分の流量)によって分析した。
化合物P1およびP2は、本発明による式(IA−1aおよびIA−1b)の化合物のモノメチル類似体である。本発明による化合物と同様に、化合物P1およびP2は、種子発芽促進特性を示す。しかし、表3が示すように、化合物P1およびP2と比較して、本発明の式(IA−1aおよびIA−1b)ならびに(IA−17aおよびIA−17b)の化合物は、驚くべき予想外に優れたレベルの土壌安定性および加水分解安定性の両方を示す。
表3:従来技術の化合物P1およびP2(モノメチルブテノリド)に対する、化合物(IA-1aおよびIA-1b)ならびに(IA-17aおよびIA-17b)(二置換ブテノリド)の安定性データ
a21.1時間において90.9%が残る
b17.9時間において91.8%が残る
c16.8時間において99.0%が残る
d17.3時間において99.1%が残る
e15.8時間において86.9%が残る
f21.5時間において55.4%が残る
表3から見ることができるように、本発明の化合物は、pH7および9の生物学的に関連性のあるpHレベルにおいて、従来技術の化合物に対して優れた加水分解安定性を示す。同様に、本発明の化合物は、従来技術の化合物と比較して優れた土壌安定性を示す。
生物学的例
コーン種子発芽
コーン種子発芽研究を、本発明の化合物において行った。特に、低温ストレス下のNK Falkoneコーン種子(Syngenta)の発芽に対する、式(IA−1a)および(IA−1b)の化合物の効果を、下記のように評価した。
NK Falkoneコーン種子を2種のふるい(一方はきわめて大きい種子を取り除くためのものであり、他方は8〜9mmの直径を有する丸穴を備えていた)を用いて大きさで仕分けて播種した。後者のふるいに残された種子を発芽テストに用いた。
コーン種子を、24ウェルプレート(各プレートを1回の実験のユニットまたは反復とみなす)に配置した。ウェル毎に0.5%DMSOを含有する250μlの蒸留水を化合物を可溶化させるために加えることにより、発芽を開始させる。8回の反復(すなわち、8枚のプレート)を各処理の特性決定に用いた。プレートを、HJ−BIOANALYTIK製のシールフォイル(Polyolefin Art.Nr.900320)を用いてシールした。すべてのプレートを、15℃または23℃で完全な暗闇とした気候室中のトロリー上に水平に置いた。この実験は、75%相対湿度の気候室中における完全に無作為な計画でレイアウトした。15℃で行った実験では72時間後に、23℃で行った実験では24時間後にシリンジを用いて、ウェル毎に1つの穴をフォイルに穿孔した。
異なる時点で写真を撮影することにより経時的に発芽を追跡した。画像分析は、Image Jソフトウェアを用いて開発したマクロで自動的に行う。発芽の動的分析は、各プレートに係る発芽率と時間(T50パラメータ)との関係にロジスティック曲線をあてはめることにより行う。
T50は、種子群の半分の発芽に要する時間である。負の値のT50は、速い発芽速度を表す。T50パラメータの平均は8回の反復から算出され、キネティックパラメータが各発芽曲線について判定される。表4にアウトラインされているとおり、太字のデータは、処理済みの種子と対照(ブランクのビヒクルで処理)とのT50値(P<0.05)間における発芽を促す統計的に顕著な差異を示す。
表4:低温ストレス条件(15℃)下で250μMでの、コーン種子の発芽に対するストリゴラクタム類似体化合物(IA-1aおよびIA-1b)ならびに(IA-17aおよびIA-17b)の効果
a 0.5%DMSOを含有する250μlの蒸留水中の試験化合物の濃度
b対照=0.5%DMSOを含有する250μlの蒸留水;T50=110時間。
c ボールド体のデータは、統計的に検証される

Claims (15)

  1. 式(I):
    (式中、
    1は、C1〜C3アルキルであり、
    2は、C1〜C3アルキルまたはC1〜C3アルコキシである)
    の化合物またはその塩もしくはN−オキシド。
  2. 1およびR2が、C1〜C3アルキルである、請求項1に記載の化合物。
  3. 式(IA−1)
    によって定義される、請求項1または請求項2に記載の化合物。
  4. 式(IA−1a)または(IA−1b)
    によって定義される、請求項1に記載の化合物。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物、および任意選択で、農業的に許容される配合補助剤を含む、植物成長調節剤組成物または種子発芽促進組成物。
  6. 殺虫性、殺ダニ性、殺線虫性または殺真菌性の活性成分をさらに含む、請求項5に記載の組成物。
  7. 種子処理組成物または種子コーティング組成物である、請求項5または請求項6に記載の組成物。
  8. 1つの場所において植物の成長を調節する方法であって、前記場所に、植物成長調節量の請求項5〜7のいずれか一項に記載の組成物を適用することを含む、方法。
  9. 種子の発芽を促進させる方法であって、前記種子、または種子を含む場所に、種子発芽促進量の請求項5〜7のいずれか一項に記載の組成物を適用することを含む、方法。
  10. 雑草種子を含む場所に、種子発芽促進量の請求項5〜7のいずれか一項に記載の組成物を適用して、前記種子を発芽させ、次いで、前記場所に出芽後散布除草剤を適用することを含む、雑草を制御する方法。
  11. 植物成長調節剤または種子発芽促進剤としての、請求項1〜4のいずれか一項に記載の式(I)の化合物の使用。
  12. 植物繁殖材料を処理する方法であって、前記植物繁殖材料に、発芽の促進または植物成長の調節に有効な量で、請求項5〜7のいずれか一項に記載の組成物を適用することを含む、方法。
  13. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、または請求項5〜7のいずれか一項に記載の組成物で処理された、植物繁殖材料。
  14. 式(II):
    (式中、
    Xは、保護基であり、
    1は、C1〜C3アルキルであり、
    2は、C1〜C3アルキルまたはC1〜C3アルコキシである)
    の化合物。
  15. Xが、tert−ブトキシカルボニルである、請求項14に記載の化合物。
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