JP2018515503A - ウイルス感染の治療又は予防のための新規オキサチオランカルボン酸と誘導体 - Google Patents
ウイルス感染の治療又は予防のための新規オキサチオランカルボン酸と誘導体 Download PDFInfo
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Abstract
Description
事実、いくつかの同定されたTLR7アゴニストが治療目的のために考慮されてきた。これまでのところ、イミキモド(Imiquimod)(ALDARATM)は、ヒト乳頭腫ウイルスによる皮膚病変を治療するための局所使用に米国FDAが承認した、TLR7アゴニスト薬である。TLR7/8のデュアルアゴニストであるレジキモド(resiquimod)(R−848)とTLR7アゴニストの852Aについては、ヒト性器ヘルペスと化学療法抵抗性転移性メラノーマを治療することについてそれぞれ評価されてきた。ANA773は、慢性C型肝炎ウイルス(HCV)感染と慢性B型肝炎ウイルス感染のある患者の治療用に開発された、経口プロドラッグTLR7アゴニストである。GS−9620は、経口で利用可能なTLR7アゴニストである。第Ib相試験では、慢性B型肝炎患者において、GS−9620での治療が安全で十分に忍容されて、用量依存的なISG15 mRNA誘導をもたらすことが実証された(E. J. Gane et al, Annu Meet Am Assoc Study Liver Dis (November 1-5, Washington, D.C.) 2013, Abst 946)。故に、より多くの治療解決法を提供するか又は既存の部分的に有効な治療法を置き替えるための新たなHBV治療法として、強力で安全なTLR7アゴニストを開発することへの高い未充足の臨床ニーズが存在する。
R1は、OHであり;
R2は、Hであり;
R3は、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、又はC3−7シクロアルキルであり;
Wは、−CH2−又は−C(C1−6アルキル)2−であり;
Aは、OH、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルNH−、(C1−6アルキル)2N−、又はヘテロシクリルアミノである]の新規化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマーに関する。
R4は、H、C1−6アルキルカルボニル、フェニルカルボニル、又はC1−6アルキルフェニルカルボニルであり;
R5は、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、又はC3−7シクロアルキルであり;
Wは、−CH2−又は−C(C1−6アルキル)2−であり;
Aは、OH、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルNH−、(C1−6アルキル)2N−、又はヘテロシクリルアミノである]のプロドラッグ、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマーに関する。
本明細書に使用されるように、「C1−6アルキル」という用語は、1〜6個、特に1〜4個の炭素原子を含有する、飽和した直鎖又は分岐鎖アルキル基、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、等を意味する。特別な「C1−6アルキル」基は、メチル、エチル、及びn−プロピルである。
「C1−6アルキルカルボニル」という用語は、C1−6アルキル−C(O)−基を意味し、ここで「C1−6アルキル」は、上記に定義される通りである。特別な「C1−6アルキルカルボニル」基は、アセチルである。
「ジアステレオマー」という用語は、2個以上のキラル中心があって、それらの分子が互いの鏡像ではない立体異性体を意味する。ジアステレオマーは、異なる物理特性、例えば、融点、沸点、スペクトル特性、及び反応性を有する。
本発明の化合物の中には、単一の立体異性体(即ち、本質的に他の立体異性体を含まない)、ラセミ化合物、及び/又はエナンチオマー及び/又はジアステレオマーの混合物として存在し得るものがある。すべてのそのような単一の立体異性体、そのラセミ化合物及び混合物が本発明の範囲内にあると企図される。好ましくは、光学活性のある本発明の化合物は、光学的に純粋な形態で使用される。当業者に一般的に理解されているように、1つのキラル中心(即ち、1個の不斉炭素原子)を有する光学的に純粋な化合物とは、2種の可能なエナンチオマーの1つから本質的になる(即ち、鏡像異性的に純粋である)化合物であって、1より多いキラル中心を有する光学的に純粋な化合物とは、ジアステレオ異性的に純粋であって鏡像異性的にも純粋である化合物である。好ましくは、本発明の化合物は、少なくとも90%は光学的に純粋である形態、即ち、少なくとも90%(80%鏡像体過剰率(「e.e.」)又はジアステレオマー過剰率(「d.e.」))、より好ましくは少なくとも95%(90% e.e.又はd.e.)、さらにより好ましくは少なくとも97.5%(95% e.e.又はd.e.)、そして最も好ましくは少なくとも99%(98% e.e.又はd.e.)の単一異性体を含有する形態で使用される。付言すると、本発明の式(I)及び(Ia)の化合物とそれらのプロドラッグ、式(II)及び(IIa)、並びに他の化合物には、同定された構造の非溶媒和型だけでなく溶媒和型も含まれると企図される。例えば、式(I)又は(Ia)には、その指定構造の化合物が水和型と非水和型の両方で含まれる。他の溶媒和物の例には、イソプロパノール、エタノール、メタノール、DMSO、酢酸エチル、酢酸、又はエタノールアミンと複合した構造が含まれる。
本発明は、式(I):
R1は、OHであり;
R2は、Hであり;
R3は、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、又はC3−7シクロアルキルであり;
Wは、−CH2−又は−C(C1−6アルキル)2−であり;
Aは、OH、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルNH−、(C1−6アルキル)2N−、又はヘテロシクリルアミノである]の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマーに関する。
R2は、Hであり;
R3は、H、メチル、エチル、ブチル、アリル、又はシクロプロピルであり;
Wは、−CH2−又は−C(CH3)2−であり;
Aは、OH、メトキシ、CH3NH−、(CH3)2N−、又はモルホリニルである、式(I)の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマーである。
R1は、OHであり;
R2は、Hであり;
R3は、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、又はC3−7シクロアルキルであり;
Wは、−CH2−又は−C(C1−6アルキル)2−であり;
Aは、OH、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルNH−、(C1−6アルキル)2N−、又はヘテロシクリルアミノである]の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマーである。
R2は、Hであり;
R3は、H、メチル、エチル、ブチル、アリル、又はシクロプロピルであり;
Wは、−CH2−又は−C(CH3)2−であり;
Aは、OH、メトキシ、CH3NH−、(CH3)2N−、又はモルホリニルである、式(Ia)の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマーである。
R2は、Hであり;
R3は、C1−6アルキル又はC3−7シクロアルキルであり;
Wは、−CH2−であり;
Aは、OH、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルNH−、(C1−6アルキル)2N−、又はモルホリニルである、式(I)又は(Ia)の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマーである。
R2は、Hであり;
R3は、メチル、エチル、又はシクロプロピルであり;
Wは、−CH2−であり;
Aは、OH、メトキシ、CH3NH−、(CH3)2N−、又はモルホリニルである、式(I)又は(Ia)の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマーである。
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸メチル;
2−[(trans−2,4−trans−4,5)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸メチル;
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸;
2−[(trans−2,4−trans−4,5)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸;
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N,N−ジメチル−アセトアミド;
2−[(trans−2,4−trans−4,5)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N,N−ジメチル−アセトアミド;
2−[(4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸メチル;
2−[(2S,4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸メチル;
2−[(4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸;
2−[(2S,4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸;
2−[(4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N−メチル−アセトアミド;
2−[(2S,4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N−メチル−アセトアミド;
2−[(4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N,N−ジメチル−アセトアミド;
2−[(2S,4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N,N−ジメチル−アセトアミド;
5−アミノ−3−[(4S,5R)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−4−(2−モルホリノ−2−オキソ−エチル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−2,7−ジオン;
5−アミノ−3−[(2S,4S,5R)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−4−(2−モルホリノ−2−オキソ−エチル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−2,7−ジオン;
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシエチル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸メチル;
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシエチル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸;
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシペンチル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸;
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシブタ−3−エニル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸;
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(S)−シクロプロピル(ヒドロキシ)メチル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸メチル;
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(S)−シクロプロピル(ヒドロキシ)メチル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸;
2−[5−(5−アミノ−7−ヒドロキシ−2−オキソ−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]−2−メチル−プロパン酸である、式(I)又は(Ia)の特別な化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマーである。
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸;
2−[(trans−2,4−trans−4,5)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸;
2−[(4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸メチル;
2−[(2S,4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸メチル;
2−[(4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸;
2−[(2S,4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸;
2−[(4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N−メチル−アセトアミド;
2−[(2S,4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N−メチル−アセトアミド;
2−[(4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N,N−ジメチル−アセトアミド;
2−[(2S,4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N,N−ジメチル−アセトアミド;
5−アミノ−3−[(4S,5R)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−4−(2−モルホリノ−2−オキソ−エチル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−2,7−ジオン;
5−アミノ−3−[(2S,4S,5R)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−4−(2−モルホリノ−2−オキソ−エチル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−2,7−ジオン;
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシエチル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸;
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(S)−シクロプロピル(ヒドロキシ)メチル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸である、式(I)又は(Ia)のより特別な化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマーである。
R4は、H、C1−6アルキルカルボニル、フェニルカルボニル、又はC1−6アルキルフェニルカルボニルであり;
R5は、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、又はC3−7シクロアルキルであり;
Wは、−CH2−又は−C(C1−6アルキル)2−であり;
Aは、OH、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルNH−、(C1−6アルキル)2N−、又はヘテロシクリルアミノである]の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマーである。
R5は、H、メチル、エチル、ブチル、アリル、又はシクロプロピルであり;
Wは、−CH2−又は−C(CH3)2−であり;
Aは、OH、メトキシ、CH3NH−、(CH3)2N−、又はモルホリニルである、式(II)の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマーである。
R4は、H、C1−6アルキルカルボニル、フェニルカルボニル、又はC1−6アルキルフェニルカルボニルであり;
R5は、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、又はC3−7シクロアルキルであり;
Wは、−CH2−又は−C(C1−6アルキル)2−であり;
Aは、OH、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルNH−、(C1−6アルキル)2N−、又はヘテロシクリルアミノである]の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマーである。
R5は、H、メチル、エチル、ブチル、アリル、又はシクロプロピルであり;
Wは、−CH2−又は−C(CH3)2−であり;
Aは、OH、メトキシ、CH3NH−、(CH3)2N−、又はモルホリニルである、式(IIa)の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマーである。
R5は、C1−6アルキル又はC3−7シクロアルキルであり;
Wは、−CH2−であり;
Aは、OH、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルNH−、(C1−6アルキル)2N−、又はモルホリニルである、式(II)又は(IIa)の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマーである。
R5は、メチル、エチル、又はシクロプロピルであり;
Wは、−CH2−であり;
Aは、OH、メトキシ、CH3NH−、(CH3)2N−、又はモルホリニルである、式(II)又は(IIa)の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマーである。
本発明の化合物は、どの慣用の手段によっても製造することができる。下記のスキームと実施例では、これらの化合物並びにそれらの出発材料を合成するのに適した方法を提供する。すべての置換基、特にR1〜R5は、他に示さなければ、上記に定義した通りである。さらに、そして他に明確に述べなければ、すべての反応、反応条件、略語、及び記号は、有機化学の当業者によく知られた意味を有する。
(a)式(XI):
(b)式(XII):
(c)式(XIII):
(d)式(P7):
(e)式(XXVI):
(f)式(XXVII):
(g)式(XXVIII):
(h)式(XXV):
[又は、式中、Ra、Rb、R1、R2、R3、R5、R6、及びR7は、上記に定義される]。
工程(b)、(d)、及び(f)において、塩基は、例えば、LiOHであり得る。
工程(c)及び(g)において、カップリング試薬は、例えば、HATUであり得る。
式(I)、(Ia)、(II)、及び(IIa)の化合物も、上記の方法に従って製造される場合、本発明の目的である。
別の態様は、本発明の化合物と治療上不活性な担体、希釈剤、又は賦形剤を含有する医薬組成物又は医薬品、並びに、本発明の化合物を使用してそのような組成物及び医薬品を製造する方法を提供する。1つの例では、式(I)又は(Ia)の化合物又はそれらのプロドラッグを、周囲温度で、適切なpHで、そして所望される度合いの純度で、生理学的に許容される担体(即ち、製剤投与形態へ利用される投与量及び濃度でレシピエントに対して非毒性である担体)と混合することによって製剤化し得る。製剤のpHは、化合物の特別な使用とその濃度に主に依存するが、好ましくは、約3〜約8の範囲に亘る。1つの例では、式(I)又は(Ia)の化合物又はそれらのプロドラッグを酢酸塩緩衝液においてpH5で製剤化する。別の態様において、式(I)又は(Ia)の化合物又はそれらのプロドラッグは、無菌である。該化合物は、例えば、固形性又は非晶性の組成物として、凍結乾燥製剤として、又は水溶液剤として保存し得る。
本発明は、B型肝炎ウイルス感染及び/又はC型肝炎ウイルス感染を治療するか又は予防することの必要な患者においてそれをするための方法を提供する。
略語:
ACN: アセトニトリル
HATU: 3−オキシドヘキサフルオロリン酸1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム
DMAP: 4−ジメチルアミノピリジン
DIPEA: ジイソプロピルエチルアミン
p−TsOH:4−メチルベンゼンスルホン酸
DMSO−d6:重水素化ジメチルスルホキシド
DCM: ジクロロメタン
FBS: 胎仔ウシ血清
rt: 室温
HPLC: 高速液体クロマトグラフィー
LiAlH(Ot−Bu)3:水素化リチウムトリtert−ブトキシアルミニウム
v/v: 容量比
SFC: 超臨界流体クロマトグラフィー
MS(ESI):質量分析法(電子スプレーイオン化)
BSA: N,O−ビス(トリメチルシリル)アセトアミド
obsd.: 実測値
EC50: アゴニストの可能な最大応答の50%をもたらす、該アゴニストのモル濃度
TEA: トリエチルアミン
TMSCHN2:トリメチルシリルジアゾメタン
TMSI: ヨウ化トリメチルシリル
CDI: 1,1‘−カルボニルジイミダゾール
TMSCl: 塩化トリメチルシリル
NBS: N−ブロモスクシンイミド
全般的な実験条件
中間体と最終化合物は、以下の機器の1つを使用して、フラッシュクロマトグラフィーによって精製した:i)Biotage SP1 システム及び Quad 12/25 Cartridge モジュール。ii)ISCO combi-フラッシュクロマトグラフィー機器。シリカゲルのブランド及び孔径:i)KP-SIL 60A(オングストローム)、粒径:40〜60μm;ii)CAS登録番号:Silica Gel:63231-67-4、粒径:47〜60ミクロンシリカゲル;iii)ZCX(Qingdao Haiyang Chemical 株式会社製)、空孔:200〜300又は300〜400。
酸性条件:A:H2O中0.1%ギ酸及び1%アセトニトリル;B:アセトニトリル中0.1%ギ酸;
塩基性条件:A:H2O中0.05% NH3・H2O;B:アセトニトリル;
質量スペクトル(MS):全般的には、親質量を示すイオンだけを報告して、他に述べなければ、引用される質量イオンは、陽性の質量イオン(M+H)+である。
空気感受性の試薬が関わるすべての反応は、アルゴン雰囲気下で実施した。他に述べなければ、試薬は、市販の供給業者より受け取ったままで、さらに精製せずに使用した。
実施例1
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸メチル
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸
粗製の2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸メチル(実施例1)(168mg,0.45ミリモル)のTHF(10mL)溶液へLiOH水溶液(2M,5mL,1.0ミリモル)を加えた。この反応混合物を室温で撹拌した。反応が完了した後で、この混合物をHOAcでpH7へ中和し、濃縮して粗生成物を得て、これを分取用HPLCによって精製して、2−[(trans−2,4−trans−4,5)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸(実施例2−P1)(8mg)と2−[(cis−2,4−trans−4,5)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸(実施例2−P2)(17mg)を白色の粉末として得た。化合物:実施例2−P1と実施例2−P2の相対配置は、NOESYによって決定した。
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N,N−ジメチル−アセトアミド
粗製の2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸(実施例2)(133mg,0.37モル)、ジメチルアミン(0.22mL,0.45モル)、及びDIPEA(0.3mL,1.5ミリモル)のDMF(5mL)溶液へHATU(214mg,0.56ミリモル)を加えた。この反応混合物を室温で1時間撹拌し、飽和NH4Clでクエンチし、EtOAcで抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過して濃縮して粗生成物を得て、これを分取用HPLCによって精製して、2−[(trans−2,4−trans−4,5)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N,N−ジメチル−アセトアミド(実施例3−P1)(6mg)と2−[(cis−2,4−trans−4,5)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N,N−ジメチル−アセトアミド(実施例3−P2)(10mg)を白色の粉末として得た。化合物:実施例3−P1と実施例3−P2の相対配置は、実施例2に類似して決定した。
2−[(4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸メチル
安息香酸[(1S)−1−[(4S)−5−アセトキシ−4−(2−メトキシ−2−オキソ−エチル)−1,3−オキサチオラン−2−イル]プロピル](化合物4c)の製造
2−[(4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸
THF(10mL)中の粗製の2−[(4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸メチル(実施例4)(400mg,1.0ミリモル)へLiOH水溶液(1M,5mL,5ミリモル)を加えた。この反応混合物を室温で2時間撹拌してから、1N HClでpH7へ中和して濃縮して粗生成物を得て、これを分取用HPLCによって精製して、2−[(2S,4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸(実施例5−P1)(3mg)と2−[(2R,4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸(実施例5−P2)(4mg)を白色の粉末として得た。実施例5−P1と実施例5−P2の絶対配置は、NOESYによって決定した。
2−[(4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N−メチル−アセトアミド
DMF(5mL)中の粗製の2−[(4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸(実施例5)(200mg,0.51ミリモル)へ塩酸メチルアミン(70mg,1.03モル)、DIPEA(0.36mL,2.1ミリモル)、及びHATU(294mg,0.77ミリモル)を加えた。この反応物を室温で2時間撹拌してから飽和NH4Clでクエンチして、EtOAcで抽出した。有機層を濃縮して粗生成物を得て、これを分取用HPLCによってさらに精製して、2−[(2S,4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N−メチル−アセトアミド(実施例6−P1)(2mg)と2−[(2R,4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N−メチル−アセトアミド(実施例6−P2)(5mg)を白色の粉末として得た。絶対配置は、実施例5の帰属決定(assignment)に類似して決定した。
2−[(4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N,N−ジメチル−アセトアミド
表題化合物は、塩酸メチルアミンの代わりにジメチルアミンを使用することによって、実施例6に類似して製造した。実施例7を分取用HPLCによってさらに精製して、2−[(2S,4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N,N−ジメチル−アセトアミド(実施例7−P1)(4mg)と2−[(2R,4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N,N−ジメチル−アセトアミド(実施例7−P2)(9mg)を白色の粉末として得た。実施例7−P1と実施例7−P2の絶対配置は、実施例5の帰属決定に類似して決定した。
5−アミノ−3−[(4S,5R)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−4−(2−モルホリノ−2−オキソ−エチル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−2,7−ジオン
表題化合物は、塩酸メチルアミンの代わりにモルホリンを使用することによって、実施例6に類似して製造した。実施例8を分取用HPLCによってさらに精製して、5−アミノ−3−[(2S,4S,5R)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−4−(2−モルホリノ−2−オキソ−エチル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−2,7−ジオン(実施例8−P1)(4mg)と5−アミノ−3−[(2R,4S,5R)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−4−(2−モルホリノ−2−オキソ−エチル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−2,7−ジオン(実施例8−P2)(10mg)を白色の粉末として得た。実施例8−P1と実施例8−P2の絶対配置は、実施例5の帰属決定に類似して決定した。
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシエチル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸メチル
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシエチル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシエチル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸メチル(実施例9,280mg,0.72ミリモル)のTHF(10mL)中の粗製混合物へLiOH水溶液(1M,5mL,5.0ミリモル)を加えた。室温で2時間撹拌した後で、この反応混合物をHCl水溶液でpH6〜7へクエンチしてから、濃縮した。この残渣を分取用HPLCによって精製して、実施例10−P1(trans−1’,2’−ジアステレオマー1)(23mg)、実施例10−P2(trans−1’,2’−ジアステレオマー2)(20mg)、実施例10−P3(trans−1’,2’−ジアステレオマー3)(9mg)、及び実施例10−P4(trans−1’,2’−ジアステレオマー4)(9mg)を白色の粉末として得た。
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシペンチル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸
表題化合物は、プロピオンアルデヒドの代わりにヘキサンアルデヒドを使用することによって、実施例10に類似して製造した。実施例11を分取用HPLCによってさらに精製して、実施例11−P1(trans−1’,2’−ジアステレオマー1)(13mg)、実施例11−P2(trans−1’,2’−ジアステレオマー2)(21mg)、実施例11−P3(trans−1’,2’−ジアステレオマー3)(10mg)、及び実施例11−P4(trans−1’,2’−ジアステレオマー4)(18mg)を白色の粉末として得た。
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシブタ−3−エニル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸
表題化合物は、プロピオンアルデヒドの代わりに4−メチルヘキサ−5−エナールを使用することによって、実施例10に類似して製造した。実施例12を分取用HPLCによってさらに精製して、実施例12−P1(trans−1’,2’−ジアステレオマー1)(23mg)、実施例12−P2(trans−1’,2’−ジアステレオマー2)(22mg)、実施例12−P3(trans−1’,2’−ジアステレオマー3)(16mg)、及び実施例12−P4(trans−1’,2’−ジアステレオマー4)(28mg)を白色の粉末として得た。
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(S)−シクロプロピル(ヒドロキシ)メチル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸メチル
表題化合物は、プロピオンアルデヒドの代わりに2−シクロプロピルアセトアルデヒドを使用することによって、実施例9に類似して製造した。実施例13を分取用HPLCによってさらに精製して、実施例13−P1(trans−1’,2’−ジアステレオマー1)(11mg)、実施例13−P2(trans−1’,2’−ジアステレオマー2)(8mg)、実施例13−P3(trans−1’,2’−ジアステレオマー3)(7mg)、及び実施例13−P4(trans−1’,2’−ジアステレオマー4)(6mg)を白色の粉末として得た。
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(S)−シクロプロピル(ヒドロキシ)メチル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸
表題化合物は、プロピオンアルデヒドの代わりに2−シクロプロピルアセトアルデヒドを使用することによって、実施例10に類似して製造した。実施例14を分取用HPLCによってさらに精製して、実施例14−P1(trans−1’,2’−ジアステレオマー1)(49mg)、実施例14−P2(trans−1’,2’−ジアステレオマー2)(38mg)、実施例14−P3(trans−1’,2’−ジアステレオマー3)(12mg)、及び実施例14−P4(trans−1’,2’−ジアステレオマー4)(15mg)を白色の粉末として得た。
安息香酸[(1S)−1−[(2S,4S,5R)−5−(5−アミノ−2−オキソ−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−4−(2−メトキシ−2−オキソ−エチル)−1,3−オキサチオラン−2−イル]プロピル]
表題化合物(400mg)は、安息香酸[(1S)−1−[(4S)−4−(2−メトキシ−2−オキソ−エチル)−5−オキソ−1,3−オキサチオラン−2−イル]プロピル](化合物4b)と5−アミノ−3,7a−ジヒドロチアゾロ[4,5−d]ピリミジン−2,7−ジオンの代わりに安息香酸[(1S)−1−[(2S,4S)−4−(2−メトキシ−2−オキソ−エチル)−5−オキソ−1,3−オキサチオラン−2−イル]プロピル](化合物4b1)と5−アミノ−3H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−2−オンを使用することによって、安息香酸[(1S)−1−[(4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−4−(2−メトキシ−2−オキソ−エチル)−1,3−オキサチオラン−2−イル]プロピル](化合物4d)に類似して、白色の粉末として製造した。
2−[5−(5−アミノ−7−ヒドロキシ−2−オキソ−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]−2−メチル−プロパン酸
3−ブロモ−2,2−ジメチル−ブタン二酸ジメチル(化合物16b)の製造
3−アセチルスルファニル−2,2−ジメチル−ブタン二酸ジメチル(化合物16c)の製造
2,2−ジメチル−3−スルファニル−ブタン二酸(化合物16d)の製造
2−[2−(ベンゾイルオキシメチル)−5−オキソ−1,3−オキサチオラン−4−イル]−2−メチル−プロパン酸(16e)の製造
安息香酸[4−(2−メトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソ−エチル)−5−オキソ−1,3−オキサチオラン−2−イル]メチル(化合物16f)の製造
HEK293−Blue−hTLR−7細胞アッセイ:
Invivogen(カタログ番号:hkb−htlr7,カリフォルニア州サンディエゴ、アメリカ)より、安定したHEK293−Blue−hTLR−7細胞系を購入した。これらの細胞は、NF−κBの活性化をモニターすることによってヒトTLR7の刺激について検討するために設計された。5つのNF−κB及びAP−1結合部位へ融合したIFN−β最小プロモーターの制御下にSEAP(分泌型胚性アルカリホスファターゼ)レポーター遺伝子を置いた。HEK−Blue hTLR7細胞をTLR7リガンドで刺激することを介してNF−κBとAP−1を活性化することによって、SEAPを誘導した。故に、そのレポーターの発現は、ヒトTLR7の刺激時のNF−κBプロモーターによって調節された。アルカリホスファターゼの存在下で紫色〜青色になる検出媒体である、QUANTI−BlueTMキット(カタログ番号:rep−qb1,Invivogen,カリフォルニア州サンディエゴ、アメリカ)を640nmの波長で使用して、細胞培養上清のSEAPレポーター活性を定量した。
プロドラッグ:式(II)の化合物の代謝
ある試験を行って、プロドラッグである式(II)又は(IIa)の化合物の、本発明の式(I)又は(Ia)の化合物への代謝変換について評価した。プロドラッグである式(II)又は(IIa)の化合物は、それらがプロドラッグとして供される場合、身体中で本発明の式(I)又は(Ia)の活性化合物や他の化合物へ代謝され得る。動物又はヒトの身体中でのプロドラッグの代謝変換の度合いについて評価するには、肝細胞がしばしば使用される。
RILD Research Institute for Liver Diseases(上海)社より、凍結保存された肝細胞播種培地(カタログ番号:PY−HMD−03)を購入した。BioreclamationIVT(メリーランド州ボルチモア)より、凍結保存されたヒト肝細胞(カタログ番号:X008005,ロット番号:VRR)を購入した。
化合物の希釈標準溶液(working solutions)
化合物をDMSOに溶かして、10mMのストック溶液を作製した。このストック溶液の10μLを990μLの播種培地へ希釈して、100μMの希釈標準溶液を得た。
24ウェル細胞培養プレートにおいて、200μLの肝細胞懸濁液(ヒト)と200μLの希釈標準溶液を混合することによって、反応懸濁液を調製した。この最終インキュベーション液は、0.9x106個の細胞/mLと50μMの化合物を含有した。上記の混合物を加湿した5% CO2の雰囲気において、900rpmで振り混ぜながら、37℃でインキュベートした。
180分のインキュベーションの後で、このインキュベーション混合物の200μLを1.5mL試験管へ移して、400μLの停止溶液(内部標準として0.2μMのトルブタミドを含む、氷冷アセトニトリル)でクエンチした。この試料を14000rpmで10分間遠心分離させて、生じる上清をLC−MS/MS分析へ処した。
化合物は、API5500 LC−MC/MC機器においてESI−ポジティブMRMモードで定量した。プロドラッグ変換と代謝物産生の結果を表2に要約する。
Claims (33)
- R1がOHであり;
R2は、Hであり;
R3は、H、メチル、エチル、ブチル、アリル、又はシクロプロピルであり;
Wは、−CH2−又は−C(CH3)2−であり;
Aは、OH、メトキシ、CH3NH−、(CH3)2N−、又はモルホリニルである、請求項1に記載の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマー。 - R1がOHであり;
R2は、Hであり;
R3は、H、メチル、エチル、ブチル、アリル、又はシクロプロピルであり;
Wは、−CH2−又は−C(CH3)2−であり;
Aは、OH、メトキシ、CH3NH−、(CH3)2N−、又はモルホリニルである、請求項3に記載の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマー。 - R3が、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、又はC3−7シクロアルキルである、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマー。
- R3が、メチル、エチル、シクロプロピル、又はアリルである、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマー。
- Wが−CH2−である、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマー。
- R1がOHであり;
R2は、Hであり;
R3は、C1−6アルキル又はC3−7シクロアルキルであり;
Wは、−CH2−であり;
Aは、OH、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルNH−、(C1−6アルキル)2N−、又はモルホリニルである、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマー。 - R1がOHであり;
R2は、Hであり;
R3は、メチル、エチル、又はシクロプロピルであり;
Wは、−CH2−であり;
Aは、OH、メトキシ、CH3NH−、(CH3)2N−、又はモルホリニルである、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマー。 - 2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸メチル;
2−[(trans−2,4−trans−4,5)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸メチル;
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸;
2−[(trans−2,4−trans−4,5)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸;
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N,N−ジメチル−アセトアミド;
2−[(trans−2,4−trans−4,5)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N,N−ジメチル−アセトアミド;
2−[(4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸メチル;
2−[(2S,4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸メチル;
2−[(4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸;
2−[(2S,4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸;
2−[(4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N−メチル−アセトアミド;
2−[(2S,4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N−メチル−アセトアミド;
2−[(4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N,N−ジメチル−アセトアミド;
2−[(2S,4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N,N−ジメチル−アセトアミド;
5−アミノ−3−[(4S,5R)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−4−(2−モルホリノ−2−オキソ−エチル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−2,7−ジオン;
5−アミノ−3−[(2S,4S,5R)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−4−(2−モルホリノ−2−オキソ−エチル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−2,7−ジオン;
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシエチル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸メチル;
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシエチル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸;
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシペンチル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸;
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシブタ−3−エニル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸;
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(S)−シクロプロピル(ヒドロキシ)メチル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸メチル;
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(S)−シクロプロピル(ヒドロキシ)メチル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸;
2−[5−(5−アミノ−7−ヒドロキシ−2−オキソ−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]−2−メチル−プロパン酸より選択される、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマー。 - 2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸;
2−[(trans−2,4−trans−4,5)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸;
2−[(4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸メチル;
2−[(2S,4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸メチル;
2−[(4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸;
2−[(2S,4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸;
2−[(4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N−メチル−アセトアミド;
2−[(2S,4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N−メチル−アセトアミド;
2−[(4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N,N−ジメチル−アセトアミド;
2−[(2S,4S,5R)−5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]−N,N−ジメチル−アセトアミド;
5−アミノ−3−[(4S,5R)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−4−(2−モルホリノ−2−オキソ−エチル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−2,7−ジオン;
5−アミノ−3−[(2S,4S,5R)−2−[(1S)−1−ヒドロキシプロピル]−4−(2−モルホリノ−2−オキソ−エチル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−2,7−ジオン;
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(1S)−1−ヒドロキシエチル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸;
2−[5−(5−アミノ−2,7−ジオキソ−6H−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−2−[(S)−シクロプロピル(ヒドロキシ)メチル]−1,3−オキサチオラン−4−イル]酢酸より選択される、請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマー。 - R4が、H、アセチル、フェニルカルボニル、又はメチルフェニルカルボニルであり; R5は、H、メチル、エチル、ブチル、アリル、又はシクロプロピルであり;
Wは、−CH2−又は−C(CH3)2−であり;
Aは、OH、メトキシ、CH3NH−、(CH3)2N−、又はモルホリニルである、請求項12に記載の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマー。 - R4が、H、アセチル、フェニルカルボニル、又はメチルフェニルカルボニルであり;
R5は、H、メチル、エチル、ブチル、アリル、又はシクロプロピルであり;
Wは、−CH2−又は−C(CH3)2−であり;
Aは、OH、メトキシ、CH3NH−、(CH3)2N−、又はモルホリニルである、請求項14に記載の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマー。 - R4がフェニルカルボニルである、請求項12〜請求項15のいずれか1項に記載の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマー。
- R5が、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、又はC3−7シクロアルキルである、請求項12〜請求項16のいずれか1項に記載の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマー。
- R5が、メチル、エチル、シクロプロピル、又はアリルである、請求項12〜請求項17のいずれか1項に記載の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマー。
- Wが−CH2−である、請求項12〜請求項18のいずれか1項に記載の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマー。
- R4がフェニルカルボニルであり;
R5は、C1−6アルキル又はC3−7シクロアルキルであり;
Wは、−CH2−であり;
Aは、OH、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルNH−、(C1−6アルキル)2N−、又はモルホリニルである、請求項12〜請求項19のいずれか1項に記載の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマー。 - R4がフェニルカルボニルであり;
R5は、メチル、エチル、又はシクロプロピルであり;
Wは、−CH2−であり;
Aは、OH、メトキシ、CH3NH−、(CH3)2N−、又はモルホリニルである、請求項12〜請求項20のいずれか1項に記載の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマー。 - 安息香酸[(1S)−1−[(2S,4S,5R)−5−(5−アミノ−2−オキソ−チアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル)−4−(2−メトキシ−2−オキソ−エチル)−1,3−オキサチオラン−2−イル]プロピル]である、請求項12〜請求項21のいずれか1項に記載の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマー。
- 以下の工程(a)〜工程(h):
(a)式(XI):
(b)式(XII):
(c)式(XIII):
(d)式(P7):
(e)式(XXVI):
(f)式(XXVII):
(g)式(XXVIII):
(h)式(XXV):
[又は、式中、Ra、Rb、R1、R2、R3、及びR5は、請求項1〜請求項9、請求項12〜請求項22のいずれか1項に定義される通りであり;R6とR7は、HとC1−6アルキルより独立して選択されるか又は、それらが付く窒素と一緒にヘテロシクリルアミノを形成する]を含んでなる、請求項1〜請求項22のいずれか1項に記載の化合物の製造のための方法。 - 治療活性物質としての使用のための、請求項1〜請求項22のいずれか1項に記載の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマー。
- 請求項1〜請求項22のいずれか1項に記載の化合物と治療不活性担体を含んでなる医薬組成物。
- 請求項1〜請求項22のいずれか1項に記載の化合物の、B型肝炎ウイルス感染の治療又は予防への使用。
- 請求項1〜請求項22のいずれか1項に記載の化合物の、B型肝炎ウイルス感染の治療又は予防用医薬品の製造への使用。
- 請求項1〜請求項22のいずれか1項に記載の化合物の、TLR7アゴニストとしての使用。
- 請求項1〜請求項22のいずれか1項に記載の化合物の、インターフェロン−αの産生を誘導するための使用。
- B型肝炎ウイルス感染の治療又は予防のための、請求項1〜請求項22のいずれか1項に記載の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマー。
- 請求項23の方法に従って製造される場合の、請求項1〜請求項22のいずれか1項に記載の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー又はジアステレオマー。
- B型肝炎ウイルス感染の治療又は予防のための方法であって、請求項1〜請求項22のいずれか1項に定義されるような化合物の治療有効量を投与することを含む、前記方法。
- 上記に記載されるような本発明。
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