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JP2018204601A - 燃料・原料が製造される発電システム - Google Patents

燃料・原料が製造される発電システム Download PDF

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JP2018204601A
JP2018204601A JP2018028250A JP2018028250A JP2018204601A JP 2018204601 A JP2018204601 A JP 2018204601A JP 2018028250 A JP2018028250 A JP 2018028250A JP 2018028250 A JP2018028250 A JP 2018028250A JP 2018204601 A JP2018204601 A JP 2018204601A
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Makoto Nunokawa
信 布川
和芳 市川
Kazuyoshi Ichikawa
和芳 市川
勝仁 竹井
Katsuhito Takei
勝仁 竹井
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Central Research Institute of Electric Power Industry
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Abstract

【課題】高効率を維持して発電設備の運転を行うと共に、負荷調整機能を確保した状態で発電設備の運転を行い、発電設備の運転を止めることなく、燃料・原料を製造して発電を行う。【解決手段】火力発電設備2(水素製造手段3)、再生可能エネルギー発電設備(風力発電設備7、太陽光発電設備8)が多数の設備として並列して運用され、電力の一部によりH2が製造され、風力発電設備7、太陽光発電設備8の出力が変動した場合、水素製造手段3でのH2の製造を抑制して水素製造に用いた電力を電力系5に供給し、風力発電設備7、太陽光発電設備8の出力の変動を吸収する。【選択図】図1

Description

本発明は、燃料・原料が製造される発電システムに関する。
特に、再生可能エネルギーを用いた発電設備を組み合わせ、発電の調整機能を持たせた状態で、燃料・原料を製造して発電を行うことができる燃料・原料が製造される発電システムに関する。
化石燃料を使用しない再生可能エネルギーを用いた発電設備(以下、再生可能エネルギー発電設備)が導入されつつある。再生可能エネルギー発電設備は、自然環境により出力が大きく変動するため、電力需給を調整するためには、火力発電設備を同時に用い、火力発電設備での出力を追従させる必要がある。自然環境の変化により再生可能エネルギー発電設備の出力が変動した場合、電力需要を賄うために、火力発電設備の出力を常時調整させる必要がある。
このような状況から、負荷変動に対して対応できる蒸気発電設備(火力発電設備)が提案されている(特許文献1)。特許文献1に開示された技術は、ボイラで発生した蒸気をアキュムレータに貯蔵し、通常時にはアキュムレータからの蒸気により非常用蒸気タービンを無負荷もしくは低負荷で運転を行い、緊急に発電が必要になった時にはアキュムレータからの蒸気により全負荷の運転に移行するようにした技術である。
特許文献1の技術を適用することにより、系統の出力を短時間で上昇させることができ、再生可能エネルギー発電設備の出力が変動した場合でも、電力需要に追従させることができる。しかしながら、アキュムレータは比較的小さなものであり、発電用蒸気タービンで使用する程の多量の高圧高温の水蒸気を貯蔵することは不可能であり、系統の負荷変動に対して継続した対応には限界があるのが実情であった。
火力発電設備としては、蒸気発電設備の他に、ガスタービン(圧縮機、燃焼器、膨張タービン)で発電を行う発電設備が存在しているが、電力系の負荷変動に対して、燃焼器への燃料の供給を細かく制御する必要があり、大幅な負荷変動に対しては、迅速に対応することができない状況であった。また、発電設備では、蒸気供給や燃料供給を制御して電力系の負荷変動にある程度の対応を行う場合には、発電効率が高い状態を維持しての運転ができなくなる虞があるのも実情であった。
特開平8−232608号公報
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、高効率を維持して発電設備の運転を行うと共に、負荷調整機能を確保した状態で、燃料・原料を製造して発電を行うことができる燃料・原料が製造される発電システムを提供することを目的とする。
特に、再生可能エネルギー発電設備、及び、他のエネルギーを用いた発電設備を組み合わせ、高効率を維持して発電設備の運転を行うと共に、負荷調整機能を確保した状態で燃料・原料を製造して発電を行うことができる燃料・原料が製造される発電システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に係る本発明の燃料・原料が製造される発電システムは、タービンの駆動により発電を行って電力を得る発電設備と、前記タービンの駆動により得られた電力を用いてHを得る水素製造手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1に係る本発明では、水素製造手段でのH(燃料・原料)の製造を調整することにより、発電設備で所定の電力の発電を維持した状態で、電力系の需要に応じて電力を電力系に供給することができる。即ち、水素製造手段でのHの製造を調整することにより、発電設備の電力の供給に幅を持たせることができる(発電の調整機能を持たせることができる)。
このため、高効率を維持して発電設備の運転を行うと共に、負荷調整機能を確保した状態で発電設備の運転を行い、発電設備の運転を止めることなく、燃料・原料(H)を製造して発電を行うことが可能になる。
そして、請求項2に係る本発明の燃料・原料が製造される発電システムは、請求項1に記載の燃料・原料が製造される発電システムにおいて、前記発電設備は、燃料の燃焼により蒸気が生成されるボイラを有し、前記タービンは、前記ボイラで得られた蒸気により動力を得る蒸気タービンであることを特徴とする。
請求項2に係る本発明では、燃料を燃焼させて蒸気を生成するボイラで得られた蒸気により蒸気タービンが駆動されて電力を得る発電設備に適用することができる。
また、請求項3に係る本発明の燃料・原料が製造される発電システムは、請求項1に記載の燃料・原料が製造される発電システムにおいて、前記発電設備は、燃焼ガスを得る燃焼手段を有し、前記タービンは、前記燃焼手段で得られた燃焼ガスを膨張することで発電の動力を得る膨張タービンであることを特徴とする。
請求項3に係る本発明では、燃焼手段で得られた燃焼ガスにより膨張タービンが駆動されて電力を得る発電設備に適用することができる。
また、請求項4に係る本発明の燃料・原料が製造される発電システムは、請求項3に記載の燃料・原料が製造される発電システムにおいて、前記発電設備は、前記膨張タービンの排気ガスが熱回収されて蒸気を生成する排熱回収ボイラと、前記排熱回収ボイラで生成された蒸気により動力を得る蒸気タービンとを有することを特徴とする。
請求項4に係る本発明では、排熱回収ボイラで得られた蒸気により蒸気タービンが駆動され、膨張タービンと蒸気タービンとによる複合発電により電力が得られる。
また、請求項5に係る本発明の燃料・原料が製造される発電システムは、請求項1に記載の燃料・原料が製造される発電システムにおいて、前記発電設備は、燃料をガス化してガス化ガスとするガス化手段と、前記ガス化手段で得られた前記ガス化ガスを精製してガス化燃料とするガス精製手段と、前記ガス精製手段で得られた前記ガス化燃料が供給されて燃焼ガスを得る燃焼器と、前記燃焼器で得られた燃焼ガスを膨張することで駆動されて電力を得る前記タービンとしての膨張タービンと、前記膨張タービンの排気ガスが熱回収されて蒸気が生成される排熱回収ボイラと、前記排熱回収ボイラで得られた蒸気により駆動されて電力を得る蒸気タービンとを有することを特徴とする。
請求項5に係る本発明では、ガス化手段で得られたガス化ガスをガス精製手段で精製してガス化燃料とし、ガス化燃料を燃焼器で燃焼させて燃焼ガスを得る。燃焼ガスは膨張タービンで膨張され、膨張タービンが駆動されて電力が得られる。膨張タービンの排気ガスが排熱回収ボイラで熱回収されて蒸気が生成される。そして、排熱回収ボイラで生成された蒸気により蒸気タービンが駆動されて電力が得られる。水素製造手段では、膨張タービン、蒸気タービンの駆動により得られた電力によりHが得られる。ガス化手段は、例えば、石炭をガス化する石炭ガス化設備が適用される。
また、請求項6に係る本発明の燃料・原料が製造される発電システムは、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の燃料・原料が製造される発電システムにおいて、前記水素製造手段で得られたHをCOと反応させることで、CHもしくはCHOH(燃料・原料)を製造する炭素系燃料・原料製造手段を有することを特徴とする。
請求項6に係る本発明では、炭素系燃料・原料製造手段により、水素製造手段で得られたHからCHもしくはCHOHが製造され、Hに比べ、輸送時や貯蔵時等の取り扱いが容易な燃料・原料を得ることができる。
また、請求項7に係る本発明の燃料・原料が製造される発電システムは、請求項6に記載の燃料・原料が製造される発電システムにおいて、系内でCOを回収するCO回収手段を備え、前記炭素系燃料・原料製造手段は、前記水素製造手段で得られたHと前記CO回収手段で回収されたCOを反応させることで、CHもしくはCHOHを製造することを特徴とする。
請求項7に係る本発明では、CO回収手段により系内でCOを回収し、系内で回収されたCOと、水素製造手段で得られたHとを反応させることで、CHもしくはCHOHを製造することができる。
また、請求項8に係る本発明の燃料・原料が製造される発電システムは、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の燃料・原料が製造される発電システムにおいて、系内でHOを得る凝縮手段を備え、前記水素製造手段は、前記凝縮手段で得られたHOを前記発電設備からの電力で分解することでHを得ることを特徴とする。
請求項8に係る本発明では、凝縮手段により系内でHOを得て、系内で得たHOを発電設備で得られた電力で電気分解することでHを得ることができる。
また、請求項9に係る本発明の燃料・原料が製造される発電システムは、請求項8に記載の燃料・原料が製造される発電システムにおいて、前記水素製造手段で得られたHをCOと反応させることで、CHもしくはCHOHを製造する炭素系燃料・原料製造手段を有することを特徴とする。
請求項9に係る本発明では、炭素系燃料・原料製造手段により、水素製造手段で得られたHをCOと反応させることで、CHもしくはCHOHが製造され、Hに比べ取り扱いが容易な燃料・原料を得ることができる。
また、請求項10に係る本発明の燃料・原料が製造される発電システムは、請求項9に記載の燃料・原料が製造される発電システムにおいて、系内でCOを回収するCO回収手段を備え、前記炭素系燃料・原料製造手段は、前記水素製造手段で得られたHと前記CO回収手段で回収されたCOを反応させることで、CHもしくはCHOHを製造することを特徴とする。
請求項10に係る本発明では、CO回収手段により系内でCOを回収し、系内で回収されたCOと、水素製造手段で得られたHとを反応させることで、CHもしくはCHOHを製造することができる。
また、請求項11に係る本発明の燃料・原料が製造される発電システムは、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の燃料・原料が製造される発電システムにおいて、前記水素製造手段で得られたHをNと反応させることでNHを製造するNH製造手段を有することを特徴とする。
請求項11に係る本発明では、水素製造手段で得られたHをNと反応させることで、NHが製造され、Hに比べ、輸送時や貯蔵時等の取り扱いが容易な燃料・原料を得ることができる。製造されるNHは、例えば、燃料、肥料の合成、排煙脱硝用、Hのキャリア等として用いることができる。
NHの製造に用いるNとしては、空気をOとNに分離する空気分離手段により分離されたNを用いることができる。空気分離手段(N製造手段)が系内に備えられている場合、Nを系内で賄うことができる。
また、請求項12に係る本発明の燃料・原料が製造される発電システムは、請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の燃料・原料が製造される発電システムにおいて、系内の熱を前記水素製造手段に供給する熱供給手段を有することを特徴とする。
請求項12に係る本発明では、系内の熱を水素製造手段に供給することで、吸熱反応である水素製造における熱として使用され、水素製造量あたりの電力消費量(水素原単位)を低減させることができる。熱の供給は、水素製造手段である水電解装置を加熱することや、水素を製造する水電解反応に使用する水を加熱することで(温水、もしくは、蒸気を供給することで)、実施することができる。
また、請求項13に係る本発明の燃料・原料が製造される発電システムは、請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の燃料・原料が製造される発電システムにおいて、前記発電設備で発電された電力が送られる電力系と、前記電力系に接続される再生可能エネルギー発電設備とを更に備えたことを特徴とする。
請求項13に係る本発明では、再生可能エネルギー発電設備の出力が変動した時に、水素製造手段への電力の供給を調整し、タービンの駆動による発電出力を維持した状態で、再生可能エネルギー発電設備の出力の変動を吸収し、再生可能エネルギー発電設備を含めた電力系を安定化させることができる。
これにより、再生可能エネルギー発電設備、及び、他のエネルギーを用いた発電設備を組み合わせ、高効率を維持して発電設備の運転を行うと共に、負荷調整機能を確保した状態で、燃料・原料を製造して発電を行うことが可能になる。
本発明の燃料・原料が製造される発電システムは、高効率を維持して発電設備の運転を行うと共に、負荷調整機能を確保した状態で、燃料・原料を製造して発電を行うことが可能になる。
特に、本発明の燃料・原料が製造される発電システムは、再生可能エネルギー発電設備、及び、他のエネルギーを用いた発電設備を組み合わせ、高効率を維持して発電設備の運転を行うと共に、負荷調整機能を確保した状態で、燃料・原料を製造して発電を行うことが可能になる。
本発明の燃料・原料が製造される発電システムを適用した電力供給系統の概略系統図である。 第1実施例に係る発電設備の概略系統図である。 第2実施例に係る発電設備の概略系統図である。 第3実施例に係る発電設備の概略系統図である。 第4実施例に係る発電設備の概略系統図である。 第5実施例に係る発電設備の概略系統図である。 第6実施例に係る発電設備の概略系統図である。 第7実施例に係る発電設備の概略系統図である。 第8実施例に係る発電設備の概略系統図である。 第9実施例に係る発電設備の概略系統図である。 第10実施例に係る発電設備の概略系統図である。 第11実施例に係る発電設備の概略系統図である。 第12実施例に係る発電設備の概略系統図である。 第13実施例に係る発電設備の概略系統図である。 第14実施例に係る発電設備の概略系統図である。 第15実施例に係る発電設備の概略系統図である。 第16実施例に係る発電設備の概略系統図である。 第17実施例に係る発電設備の概略系統図である。 第18実施例に係る発電設備の概略系統図である。 第19実施例に係る発電設備の概略系統図である。 第20実施例に係る発電設備の概略系統図である。 第21実施例に係る発電設備の概略系統図である。 第22実施例に係る発電設備の概略系統図である。
図1には本発明の燃料・原料が製造される発電システムを適用した電力供給系統の全体の構成を説明するための概略系統を示してある。
図1に示すように、発電設備としての火力発電設備2、及び、水素製造手段3が電力系5に接続されることで電力供給系統が構築されている。火力発電設備2は、タービンの駆動により電力が得られるようになっている(後述する)。火力発電設備2で発電された電力は電力系5に送られ、電力系5から電力が供給される。
水素製造手段3では、火力発電設備2で得られた電力を用いてHが製造される。詳細は後述するが、水素製造手段3は、火力発電設備2で得られた電力でHOを電気分解することでHを得る設備となっている。製造されたHは、そのまま利用されたり、例えば、CHもしくはCHOHが製造されて搬送、利用されたりする。
電力系5には、再生可能エネルギー発電設備としての風力発電設備7、太陽光発電設備8が接続され、燃料・原料が製造される発電システム(発電システム)4が構築され、電力系5には、風力発電設備7、太陽光発電設備8からの電力が供給される。
尚、発電設備としては、原子力等、化石燃料を使用しない発電設備を適用することができる。また、再生可能エネルギー発電設備の発電手段としては、水力、地熱、潮流、バイオマス燃料等、風や太陽光を使用しない発電設備を適用することができる。
発電システム4では、火力発電設備2(水素製造手段3)、再生可能エネルギー発電設備(風力発電設備7、太陽光発電設備8)が多数の設備として並列して運用される。例えば、電力の需要に応じて、再生可能エネルギー発電設備(風力発電設備7、太陽光発電設備8)による電力、及び、火力発電設備2の電力が電力系5に供給されて電力需要が賄われる。また、火力発電設備2で発電された電力の一部によりHが製造されている。
再生可能エネルギー発電設備は、自然環境により出力が大きく変動するため、安定した電力の供給を確保する必要がある。また、火力発電設備2は、高い効率が達成される状態で運転することが好ましく、高効率を維持して運転を継続することが理想的である。
このため、発電システム4では、火力発電設備2(水素製造手段3)が高効率の運転状態が維持されて、電力の一部によりHが製造され、再生可能エネルギー発電設備(風力発電設備7、太陽光発電設備8)の出力が変動した場合に、水素製造手段3でのHの製造を調整して水素製造に用いる電力を変化させることで、再生可能エネルギー発電設備(風力発電設備7、太陽光発電設備8)の出力の変動を吸収している。これにより、電力系5の電力需要を調整している。
これにより、高効率を維持して火力発電設備2の運転を行っている状態で、水素製造手段3でのHの製造を調整することにより、再生可能エネルギー発電設備(風力発電設備7、太陽光発電設備8)の出力変動を吸収することができ、電力需要に応じた出力を維持することができる。
つまり、火力発電設備2で所定の電力の発電を維持した状態で、電力需要に応じて電力を供給することができる。即ち、水素製造手段3でのHの製造を調整することにより、火力発電設備2の電力系5への電力の供給に幅を持たせることができる(発電の調整機能を持たせることができる)。
このため、高効率を維持して発電設備の運転を行うと共に、発電の負荷調整機能を持たせた状態で発電設備の運転を行い、発電設備の運転を止めることなく、燃料・原料を製造して(燃料・原料を併産して)発電を行うことが可能になる。
図2から図6に基づいて発電システム4の第1実施例から第5実施例を具体的に説明する。即ち、火力発電設備2(水素製造手段3)の第1実施例から第5実施例の具体例を説明する。
図2から図6には第1実施例から第5実施例に係る発電システム4の火力発電設備2(水素製造手段3)の概略系統を示してある。第1実施例から第5実施例は、ボイラで得られた蒸気により動力を得る蒸気タービンを備えた設備の例である。
図2に基づいて第1実施例を説明する。
図に示すように、火力発電設備2として、燃料(石炭)が供給されて燃焼されることで蒸気が生成されるボイラ11が備えられ、ボイラ11で生成された高温・高圧の蒸気は蒸気タービン12に送られる。高温・高圧の蒸気により蒸気タービン12が駆動されることで、発電機13により電力が得られる。蒸気タービン12の排気蒸気は復水器14で復水され、給水ポンプ15によりボイラ11に給水される。
発電システム4として水素製造手段3が備えられている。水素製造手段3には、火力発電設備2で発電された電力の一部が送られ、HOの電気分解によりHが製造される。即ち、水素製造手段3には、HO、及び、発電機13で発電された電力の一部が供給され、発電機13で発電された電力の一部によりHOが電気分解されてHが製造される。
第1実施例の火力発電設備2では、ボイラ11で生成された高温・高圧の蒸気により蒸気タービン12を駆動して電力が得られる。そして、水素製造手段3では、HOを蒸気タービン12の駆動で得られた電力により電気分解することでHを得ることができる。
第1実施例の火力発電設備2では、水素製造手段3でのHの製造を調整することにより、火力発電設備2の運転状態を維持した状態で(例えば、蒸気タービン12の駆動状態を維持した状態で)、電力系5の電力需要に応じた電力を電力系5に供給することができる。即ち、水素製造手段3でのHの製造を調整することにより、蒸気タービン12の駆動による電力の供給に幅を持たせることができる(発電の調整機能を持たせることができる)。
このため、再生可能エネルギー発電設備、及び、蒸気を用いた蒸気タービン12を組み合わせ、高効率を維持して火力発電設備2の運転を行うと共に、発電の調整機能を持たせた状態で火力発電設備2の運転を行い、発電設備を停止させることなく、H(燃料・原料)を製造して発電を行うことが可能になる。
図3に基づいて第2実施例を説明する。図2に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
第2実施例に係る火力発電設備2(水素製造手段3)は、図2に示した第1実施例に対し、水素製造手段3で製造されたHが送られる炭素系燃料・原料製造手段としてのメタン製造手段16が備えられている。メタン製造手段16にはCOが供給され、CHが製造される。このため、水素製造手段3で製造されたHからCHを製造することが可能になる。
炭素系燃料・原料製造手段としては、水素製造手段3で得られたHをCOと反応させることで、CHもしくはCHOH(燃料・原料)を製造する製造手段(製造設備)を適用することが可能である。
図4に基づいて第3実施例を説明する。図2、図3に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
第3実施例に係る火力発電設備2(水素製造手段3)は、図3に示した第2実施例に対し、CO回収手段17を備えた構成になっている。即ち、ボイラ11の排気ガスの経路にはCO回収手段17が備えられ、ボイラ11の排気ガスの経路からCOが分離、回収される。そして、メタン製造手段16には、CO回収手段17で回収されたCOが供給され、Hと反応させることでCHが製造される。
このため、CO回収手段17で回収されたCOを、メタン製造手段16に供給することで、系内のCOと水素製造手段3で製造されたHを反応させてCHを製造することが可能になる。
これにより、系内のCOを用いて(外部のCOを用いることなく)CHを製造することができる。
図5に基づいて第4実施例を説明する。図2に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
第4実施例に係る火力発電設備2(水素製造手段3)は、図2に示した第1実施例に対し、凝縮手段18を備えた構成となっている。即ち、ボイラ11の排気ガスは排気ガスに含まれる水蒸気が凝縮手段18により凝縮されてHOが得られる。凝縮手段18で得られたHOは水素製造手段3に供給される。このため、系内のHOを用いて(外部のHOを用いることなく)Hを製造することができる。
図6に基づいて第5実施例を説明する。図4に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
第5実施例に係る火力発電設備2(水素製造手段3)は、図4に示した第3実施例に対し、凝縮手段18を備えた構成になっている。即ち、ボイラ11の排気ガスは排気ガスに含まれる水蒸気が凝縮手段18により凝縮されてHOが得られる。凝縮手段18で得られたHOは水素製造手段3に供給される。このため、系内のHOを用いて(外部のHOを用いることなく)Hを得ることができる。
これにより、系内のHO、COを用いて(外部のHO、COを用いることなく)CHを製造することができる。
図7から図11に基づいて発電システム4の第6実施例から第10実施例を具体的に説明する。即ち、火力発電設備2(水素製造手段3)の第6実施例から第10実施例の具体例を説明する。
図7から図11には第6実施例から第10実施例に係る発電システム4の火力発電設備2(水素製造手段3)の概略系統を示してある。第6実施例から第10実施例は、燃焼手段(燃焼器)で得られた燃焼ガスを膨張して動力を得る膨張タービンを備えた設備の例である。
図7に基づいて第6実施例を説明する。
図に示すように、火力発電設備2として、空気を圧縮する圧縮機21が備えられ、圧縮機21からの圧縮空気と燃料が燃焼器22に供給される。燃焼器22からの燃焼ガスが膨張タービン23に送られ、燃焼ガスを膨張することで膨張タービン23が駆動されて発電機24により電力が得られる。
発電システム4として水素製造手段3が備えられている。水素製造手段3には、火力発電設備2で発電された電力の一部が送られ、水の電気分解によりHが製造される。即ち、水素製造手段3には、HO、及び、発電機24で発電された電力の一部が供給され、発電機24で発電された電力の一部によりHOが電気分解されてHが製造される。
第6実施例の火力発電設備2では、燃焼器22からの燃焼ガスが膨張タービン23で膨張され、膨張タービン23の駆動により電力が得られる。そして、水素製造手段3では、HOを膨張タービン23の駆動で得られた電力により電気分解することでHを得ることができる。
第6実施例の火力発電設備2では、水素製造手段3でのHの製造を調整することにより、火力発電設備2の運転状態を維持した状態で(例えば、膨張タービン23の駆動状態を維持した状態で)、電力系5の電力需要に応じて電力を電力系5に供給することができる。即ち、水素製造手段3でのHの製造を調整することにより、膨張タービン23の駆動による電力の供給に幅を持たせることができる(発電の調整機能を持たせることができる)。
このため、再生可能エネルギー発電設備、及び、燃焼ガスを膨張して駆動力を得る膨張タービン23を組み合わせ、高効率を維持して火力発電設備2の運転を行うと共に、発電の調整機能を確保した状態で火力発電設備2の運転を行い、発電設備を停止させることなく、H(燃料・原料)を製造して発電を行うことが可能になる。
図8に基づいて第7実施例を説明する。図7に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
第7実施例に係る火力発電設備2(水素製造手段3)は、図7に示した第6実施例に対し、水素製造手段3で製造されたHが送られる炭素系燃料・原料製造手段としてのメタン製造手段26が備えられている。メタン製造手段26にはCOが供給され、CHが製造される。このため、水素製造手段3で製造されたHからCHを製造することが可能になる。
炭素系燃料・原料製造手段としては、水素製造手段3で得られたHをCOと反応させることで、CHもしくはCHOHを製造する製造手段(製造設備)を適用することが可能である。
図9に基づいて第8実施例を説明する。図7、図8に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
第8実施例に係る火力発電設備2(水素製造手段3)は、図8に示した第7実施例に対し、CO回収手段27を備えた構成になっている。即ち、膨張タービン23の排気ガスの経路にはCO回収手段27が備えられ、膨張タービン23の排気ガスの経路からCOが分離、回収される。そして、メタン製造手段26には、CO回収手段27で回収されたCOが供給され、CHが製造される。
このため、CO回収手段27で回収されたCOを、メタン製造手段26に供給することで、系内のCOと水素製造手段3で製造されたHを反応させてCHを製造することが可能になる。
これにより、系内のCOを用いて(外部のCOを用いることなく)CHを製造することができる。
図10に基づいて第9実施例を説明する。図7に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
第9実施例に係る火力発電設備2(水素製造手段3)は、図7に示した第6実施例に対し、凝縮手段28を備えた構成となっている。即ち、膨張タービン23の排気ガスは排気ガスに含まれる水蒸気が凝縮手段28により凝縮されてHOが得られる。凝縮手段28で得られたHOは水素製造手段3に供給される。このため、系内のHOを用いて(外部のHOを用いることなく)Hを得ることができる。
図11に基づいて第10実施例を説明する。図9に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
第10実施例に係る火力発電設備2(水素製造手段3)は、図9に示した第8実施例に対し、凝縮手段28を備えた構成になっている。即ち、膨張タービン23の排気ガスは排気ガスに含まれる水蒸気が凝縮手段28により凝縮されてHOが得られる。凝縮手段28で得られたHOは水素製造手段3に供給される。このため、系内のHOを用いて(外部のHOを用いることなく)Hを得ることができる。
これにより、系内のHO、COを用いて(外部のHO、COを用いることなく)CHを製造することができる。
図12から図16に基づいて発電システム4の第11実施例から第15実施例を具体的に説明する。即ち、火力発電設備2(水素製造手段3)の第11実施例から第15実施例の具体例を説明する。
図12から図16には第11実施例から第15実施例に係る火力発電設備2(水素製造手段3)の概略系統を示してある。第11実施例から第15実施例は、燃焼手段(燃焼器)で得られた燃焼ガスを膨張して動力を得る膨張タービンと、膨張タービンの排気ガスを排熱回収ボイラで熱回収し、排熱回収ボイラで得られた蒸気により動力を得る蒸気タービンを備えた設備の例である。
図12に基づいて第11実施例を説明する。
図に示すように、火力発電設備2として、空気を圧縮する圧縮機31が備えられ、圧縮機31からの圧縮空気と燃料が燃焼器32に供給される。燃焼器32からの燃焼ガスが膨張タービン33に送られ、燃焼ガスを膨張することで膨張タービン33が駆動されて発電機34により電力が得られる。膨張タービン33の排気ガスは排熱回収ボイラ35に送られ、排熱回収ボイラ35で熱回収された排気ガスは放出される。
排熱回収ボイラ35では膨張タービン33の排気ガスが熱回収されて蒸気が生成され、排熱回収ボイラ35で生成された蒸気は蒸気タービン36に送られて蒸気タービン36が駆動され、発電機40により電力が得られる。蒸気タービン36の排気蒸気は復水器50で復水され、給水ポンプ60により排熱回収ボイラ35に給水される。
発電システム4として水素製造手段3が備えられている。水素製造手段3には、火力発電設備2で発電された電力の一部が送られる。即ち、水素製造手段3には、発電機34、40で発電された電力の一部が供給される。水素製造手段3では、HOを発電機34、40で得られた電力により電気分解することでHを得ることができる。
第11実施例の火力発電設備2では、膨張タービン33の駆動により電力を得ると共に、膨張タービン33の排気が熱回収されて排熱回収ボイラ35で蒸気が得られ、排熱回収ボイラ35で得られた蒸気により蒸気タービン36が駆動されて電力が得られる。そして、水素製造手段3では、発電機34、40で発電された電力の一部によりHOが電気分解されてHが製造される。
第11実施例の火力発電設備2では、水素製造手段3でのHの製造を調整することにより、火力発電設備2の運転状態を維持した状態で(例えば、膨張タービン33、蒸気タービン36の駆動状態を維持した状態で)、電力需要に応じて電力を電力系5に供給することができる。即ち、水素製造手段3でのHの製造を調整することにより、膨張タービン33、蒸気タービン36の駆動による電力の供給に幅を持たせることができる(発電の調整機能を持たせることができる)。
このため、再生可能エネルギー発電設備、及び、燃料を用いた膨張タービン33、及び、蒸気を用いた蒸気タービン36を組み合わせ、高効率を維持して火力発電設備2の運転を行うと共に、負荷調整機能を確保した状態で火力発電設備2の運転を行い、発電設備を停止させることなく、H(燃料・原料)を製造して発電を行うことが可能になる。
図13に基づいて第12実施例を説明する。図12に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
第12実施例に係る火力発電設備2(水素製造手段3)は、図12に示した第11実施例に対し、水素製造手段3で製造されたHが送られる炭素系燃料・原料製造手段としてのメタン製造手段37が備えられている。メタン製造手段37にはCOが供給され、CHが製造される。このため、水素製造手段3で製造されたHからCHを製造することが可能になる。
炭素系燃料・原料製造手段としては、水素製造手段3で得られたHをCOと反応させることで、CHもしくはCHOHを製造する製造手段(製造設備)を適用することが可能である。
図14に基づいて第13実施例を説明する。図12、図13に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
第13実施例に係る火力発電設備2(水素製造手段3)は、図13に示した第12実施例に対し、CO回収手段38を備えた構成になっている。即ち、膨張タービン33の排気ガスの経路である排熱回収ボイラ35の後流側にはCO回収手段38が備えられ、膨張タービン33の排気ガスの経路からCOが分離、回収される。そして、メタン製造手段37には、CO回収手段38で回収されたCOが供給され、CHが製造される。
このため、CO回収手段38で回収されたCOを、メタン製造手段37に供給することで、系内のCOと水素製造手段3で製造されたHを反応させてCHを製造することが可能になる。
これにより、系内のCOを用いて(外部のCOを用いることなく)CHを製造することができる。
図15に基づいて第14実施例を説明する。図12に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
第14実施例に係る火力発電設備2(水素製造手段3)は、図12に示した第11実施例に対し、凝縮手段39を備えた構成となっている。即ち、膨張タービン33の排気ガスの経路である排熱回収ボイラ35の後流側の経路の排気ガスに含まれる水蒸気が凝縮手段39により凝縮されてHOが得られる。凝縮手段39で得られたHOは水素製造手段3に供給される。このため、系内のHOを用いて(外部のHOを用いることなく)Hを得ることができる。
図16に基づいて第15実施例を説明する。図14、図15に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
第15実施例に係る火力発電設備2(水素製造手段3)は、図14に示した第13実施例に対し、凝縮手段39を備えた構成になっている。即ち、膨張タービン33の排気ガスの経路である排熱回収ボイラ35の後流側の経路の排気ガスに含まれる水蒸気が凝縮手段39により凝縮されてHOが得られる。凝縮手段39で得られたHOは水素製造手段3に供給される。このため、系内のHOを用いて(外部のHOを用いることなく)Hを得ることができる。
これにより、系内のHO、COを用いて(外部のHO、COを用いることなく)CHを製造することができる。
図17から図21に基づいて発電システム4の第16実施例から第20実施例を具体的に説明する。即ち、火力発電設備2(水素製造手段3)の第16実施例から第20実施例の具体例を説明する。
図17から図21には第16実施例から第20実施例に係る火力発電設備2(水素製造手段3)の概略系統を示してある。第16実施例から第20実施例は、燃料である石炭をガス化してガス化ガスとするガス化手段としての石炭ガス化炉と、ガス化手段で得られたガス化ガスを精製するガス精製手段と、ガス精製手段で精製されたガス化燃料を燃焼する燃焼器と、燃焼器で得られた燃焼ガスを膨張して動力を得る膨張タービンと、膨張タービンの排気ガスを排熱回収ボイラで熱回収し、排熱回収ボイラで得られた蒸気により動力を得る蒸気タービンを備えた設備の例である。
図17に基づいて第16実施例を説明する。
図に示すように、火力発電設備2として、石炭ガス化炉41(ガス化手段)を備え、石炭ガス化炉41では燃料としての石炭と酸化剤(例えば、O)の反応により石炭ガス化ガスgが生成される。石炭ガス化ガスgはガス精製手段42で不純物が除去されて精製され、ガス化燃料fとされる。
火力発電設備2として、空気を圧縮する圧縮機43が備えられ、圧縮機43からの圧縮空気とガス化燃料fが燃焼器44に供給される。燃焼器44からの燃焼ガスが膨張タービン45に送られ、燃焼ガスを膨張することで膨張タービン45が駆動されて発電機46により電力が得られる。膨張タービン45の排気ガスは排熱回収ボイラ47に送られ、排熱回収ボイラ47で熱回収された排気ガスは放出される。
排熱回収ボイラ47では膨張タービン45の排気ガスが熱回収されて蒸気が生成され、排熱回収ボイラ47で生成された蒸気は蒸気タービン48に送られて蒸気タービン48が駆動され、発電機46により電力が得られる。蒸気タービン48の排気蒸気は復水器で復水され、給水ポンプ49により排熱回収ボイラ47に給水される。
発電システム4として水素製造手段3が備えられている。水素製造手段3には、火力発電設備2で発電された電力の一部、及び、HOが送られる。水素製造手段3では、水の電気分解によりHが製造される。水素製造手段3でHが製造された際に分解されたOは酸化剤として石炭ガス化炉41に供給される。
第16実施例の火力発電設備2では、石炭ガス化炉41で得られた石炭ガス化ガスgがガス精製手段42で精製されてガス化燃料fとされ、ガス化燃料fが燃焼器44で燃焼されて燃焼ガスが得られる。燃焼ガスは膨張タービン45で膨張され、膨張タービン45が駆動されて発電機46により電力が得られ、膨張タービン45の排気ガスが排熱回収ボイラ47で熱回収されて蒸気が生成される。
そして、排熱回収ボイラ47で生成された蒸気により蒸気タービン48が駆動されて発電機46により電力が得られ、蒸気タービン48の排気蒸気は復水供給手段により復水されて排熱回収ボイラ47に供給される。水素製造手段3では、膨張タービン45、蒸気タービン48の駆動により得られた電力によりHが得られる。
第16実施例の火力発電設備2では、水素製造手段3でのHの製造を調整することにより、火力発電設備2の運転状態を維持した状態で(例えば、石炭ガス化炉41の運転状態、膨張タービン45、蒸気タービン48の駆動状態を維持した状態で)、電力需要に応じて電力を電力系5に供給することができる。即ち、水素製造手段3でのHの製造を調整することにより、膨張タービン45、蒸気タービン48の駆動による電力の供給に幅を持たせることができる(発電の調整機能を持たせることができる)。
このため、再生可能エネルギー発電設備、及び、ガス化燃料を用いた膨張タービン45、及び、蒸気を用いた蒸気タービン48を組み合わせ、高効率を維持して火力発電設備2の運転を行うと共に、負荷調整機能を持たせた状態で火力発電設備2の運転を行い、発電設備を停止させることなく、H(燃料・原料)を製造して発電を行うことが可能になる。
図18に基づいて第17実施例を説明する。図17に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
第17実施例に係る火力発電設備2(水素製造手段3)は、図17に示した第16実施例に対し、水素製造手段3で製造されたHが送られる炭素系燃料・原料製造手段としてのメタン製造手段51が備えられている。メタン製造手段51にはCOが供給され、CHが製造される。このため、水素製造手段3で製造されたHからCHを製造することが可能になる。
炭素系燃料・原料製造手段としては、水素製造手段3で得られたHをCOと反応させることで、CHもしくはCHOHを製造する製造手段(製造設備)を適用することが可能である。
図19に基づいて第18実施例を説明する。図17、図18に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
第18実施例に係る火力発電設備2(水素製造手段3)は、図18に示した第17実施例に対し、COを系内で分離回収する構成(CO回収手段)となっている。即ち、メタン製造手段51には、ガス精製手段42で分離して得られたCOが供給されるCO供給経路52が接続されている。CO供給経路52からメタン製造手段51にCOが供給され、CHが製造される。
このため、ガス精製手段42で得られたCOを、メタン製造手段51に供給することで、系内のCOと水素製造手段3で製造されたHを反応させてCHを製造することが可能になる。
これにより、系内のCOを用いて(外部のCOを用いることなく)CHを製造することができる。
図20に基づいて第19実施例を説明する。図17に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
第19実施例に係る火力発電設備2(水素製造手段3)は、図17に示した第16実施例に対し、凝縮手段53を備えた構成となっている。即ち、膨張タービン45の排気ガスの経路である排熱回収ボイラ47の後流側の経路の排気ガスに含まれる水蒸気が凝縮手段53により凝縮されてHOが得られる。凝縮手段53で得られたHOは水素製造手段3に供給される。このため、系内のHOを用いて(外部のHOを用いることなく)Hを得ることができる。
図21に基づいて第20実施例を説明する。図19、図20に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
第20実施例に係る火力発電設備2(水素製造手段3)は、図19に示した第18実施例に対し、凝縮手段53を備えた構成になっている。即ち、膨張タービン45の排気ガスの経路である排熱回収ボイラ47の後流側の経路の排気ガスに含まれる水蒸気が凝縮手段53により凝縮されてHOが得られる。凝縮手段53で得られたHOは水素製造手段3に供給される。このため、系内のHOを用いて(外部のHOを用いることなく)Hを得ることができる。
これにより、系内のHO、COを用いて(外部のHO、COを用いることなく)CHを製造することができる。
図22に基づいて第21実施例を説明する。図17に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
第21実施例に係る火力発電設備2(水素製造手段3)は、図17に示した第16実施例に対し、水素製造手段3で製造されたHが送られるNH製造手段61が備えられている。また、火力発電設備2には空気からOを分離するO製造手段62(空気分離手段)が備えられ、O製造手段62で製造されたOは石炭ガス化炉41に供給される。NH製造手段61には水素製造手段3で製造されたH、及び、O製造手段62でOが分離された後のNが送られ、NHが製造される。
このため、水素製造手段3で得られたHと系内で得られたNを反応させることで、N供給手段(N製造手段)を新たに備えることなく、NHが製造され、Hに比べ、輸送時や貯蔵時等の取り扱いが容易な燃料・原料を得ることができる。得られたNHは、例えば、燃料、肥料の合成、排煙脱硝用、Hのキャリア等として用いることができる。
尚、O製造手段62を備えていない発電設備の場合、NHの製造に用いるNとしては、系外のNを適用することができる。また、空気からNを製造する空気分離手段(N製造手段)を備えている場合、N製造手段で製造されたNを用いることで、Nを系内で賄うことができる。また、図1から図21に示した発電設備にNH製造手段61を備えることが可能である。
図23に基づいて第22実施例を説明する。第22実施例は、図2に示した第1実施例に熱供給手段を備えた構成であり、図2に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
第22実施例に係る火力発電設備2(水素製造手段3)は、図2に示した第1実施例に対し、系内の熱を水素製造手段3に供給する熱供給手段としての熱供給経路65が備えられている。熱供給経路65からは系内の熱として蒸気(例えば、蒸気タービン12の入口側の蒸気)が水素製造手段3に供給されて加熱される。これにより、水素製造手段3での吸熱反応である水素製造における熱として使用することで、電力を有効にHに変換することができる。
また、水素製造手段3に供給されるHOに系内の蒸気(加熱した水蒸気)を直接供給することができる。これにより、気化熱(潜熱)の分のエネルギーを熱として供給することができ、電力を有効にHに変換することができる。
尚、系内の熱である蒸気は、蒸気タービン12の出口側の蒸気や、ボイラ11で適宜部位の蒸気等を用いることができる。また、熱としては、ボイラ11の排気ガスの熱、蒸気タービン12で仕事を終えた蒸気の熱等、その他の機器の熱源からの熱を用いることができる。
このため、系内の熱を水素製造手段3に供給することで、吸熱反応である水素製造における熱として使用し、水素製造量あたりの電力消費量(水素原単位)を低減させることができる。即ち、電力を増やすことなくHの製造量を増加させることができる。
上述した熱供給経路65は、図2から図22に示した発電設備に備えることができる。この場合、熱としては、排熱回収ボイラで熱回収が終わった排気熱や、膨張タービンの適宜箇所のガスの熱等、系内の機器や設備の様々な熱を用いることができる。例えば、水素製造手段3である水電解装置を加熱することや、水電解反応に使用する水を加熱することで(温水、もしくは、蒸気を供給することで)、熱の供給を実施することができる。また、図23に示した第22実施例の発電設備に対し、図22に示した第21実施例のNH製造手段61を備えることも可能である。
上述した燃料・原料が製造される発電システムは、火力発電設備2で所定の電力の発電を維持した状態で、需要に応じて電力を電力系に供給することができ、水素製造手段3でのHの製造を調整することにより、火力発電設備2の電力の供給に幅を持たせることができる(発電の調整機能を持たせることができる)。
このため、再生可能エネルギー発電設備、及び、蒸気、燃焼ガス、ガス化ガスを用いた発電設備(蒸気タービン、ガスタービン等)を組み合わせ、高効率を維持して発電設備の運転を行うと共に、負荷調整機能を確保した状態で発電設備の運転を行い、発電設備の運転を止めることなく、燃料・原料を製造して発電を行うことが可能になる。
再生可能エネルギー発電設備を電力系に複数接続すると共に、蒸気タービンやガスタービン等を有する発電設備を複数接続して電力供給系統を構築した場合、水素製造手段3により、負荷調整機能が確保された状態になっているので、発電設備に応じた状況の任意の出力で運転することが可能になる。
例えば、複数の発電設備のうちのいくつかを出力調整して運転を継続しつつ、残りの発電設備では高効率での運転を維持したまま、Hの製造を併用して電力需要の変動に対応する等、種々の運用を行うことが可能になる。
尚、上述した実施例は、再生可能エネルギー発電設備が電力系に接続された燃料・原料が製造される発電システムを例に挙げて説明したが、再生可能エネルギー発電設備の有無によらず、電力系の需要に応じた電力を電力系に供給できる、燃料・原料が製造される発電システムとすることも可能である。
本発明は、燃料・原料が製造される発電システムの産業分野で利用することができる。
2 火力発電設備
3 水素製造手段
4 燃料・原料が製造される発電システム(発電システム)
5 電力系
7 風力発電設備
8 太陽光発電設備
11 ボイラ
12、36、48 蒸気タービン
13、24、34、40、46 発電機
14、50 復水器
16、26、37、51 メタン製造手段
17、27、38 CO回収手段
18、28、39、53 凝縮手段
21、31、43 圧縮機
22、32、44 燃焼器
23、33、45 膨張タービン
35、47 排熱回収ボイラ
41 石炭ガス化炉
42 ガス精製手段
49、60 給水ポンプ
52 CO供給経路
61 NH製造手段
62 O製造手段
65 熱供給経路

Claims (13)

  1. タービンの駆動により発電を行って電力を得る発電設備と、
    前記発電設備の前記タービンの駆動により得られた電力を用いてHを得る水素製造手段とを備えた
    ことを特徴とする燃料・原料が製造される発電システム。
  2. 請求項1に記載の燃料・原料が製造される発電システムにおいて、
    前記発電設備は、
    燃料の燃焼により蒸気が生成されるボイラを有し、
    前記タービンは、
    前記ボイラで得られた蒸気により動力を得る蒸気タービンである、
    ことを特徴とする燃料・原料が製造される発電システム。
  3. 請求項1に記載の燃料・原料が製造される発電システムにおいて、
    前記発電設備は、
    燃焼ガスを得る燃焼手段を有し、
    前記タービンは、
    前記燃焼手段で得られた燃焼ガスを膨張することで発電の動力を得る膨張タービンである
    ことを特徴とする燃料・原料が製造される発電システム。
  4. 請求項3に記載の燃料・原料が製造される発電システムにおいて、
    前記発電設備は、
    前記膨張タービンの排気ガスが熱回収されて蒸気を生成する排熱回収ボイラと、
    前記排熱回収ボイラで生成された蒸気により動力を得る蒸気タービンとを有する
    ことを特徴とする燃料・原料が製造される発電システム。
  5. 請求項1に記載の燃料・原料が製造される発電システムにおいて、
    前記発電設備は、
    燃料をガス化してガス化ガスとするガス化手段と、
    前記ガス化手段で得られた前記ガス化ガスを精製してガス化燃料とするガス精製手段と、
    前記ガス精製手段で得られた前記ガス化燃料が供給されて燃焼ガスを得る燃焼器と、
    前記燃焼器で得られた燃焼ガスを膨張することで駆動されて電力を得る前記タービンとしての膨張タービンと、
    前記膨張タービンの排気ガスが熱回収されて蒸気が生成される排熱回収ボイラと、
    前記排熱回収ボイラで得られた蒸気により駆動されて電力を得る蒸気タービンとを有する
    ことを特徴とする燃料・原料が製造される発電システム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の燃料・原料が製造される発電システムにおいて、
    前記水素製造手段で得られたHをCOと反応させることで、CHもしくはCHOHを製造する炭素系燃料・原料製造手段を有する
    ことを特徴とする燃料・原料が製造される発電システム。
  7. 請求項6に記載の燃料・原料が製造される発電システムにおいて、
    系内でCOを回収するCO回収手段を備え、
    前記炭素系燃料・原料製造手段は、
    前記水素製造手段で得られたHと前記CO回収手段で回収されたCOを反応させることで、CHもしくはCHOHを製造する
    ことを特徴とする燃料・原料が製造される発電システム。
  8. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の燃料・原料が製造される発電システムにおいて、
    系内でHOを得る凝縮手段を備え、
    前記水素製造手段は、
    前記凝縮手段で得られたHOを前記発電設備からの電力で分解することでHを得る
    ことを特徴とする燃料・原料が製造される発電システム。
  9. 請求項8に記載の燃料・原料が製造される発電システムにおいて、
    前記水素製造手段で得られたHをCOと反応させることで、CHもしくはCHOHを製造する炭素系燃料・原料製造手段を有する
    ことを特徴とする燃料・原料が製造される発電システム。
  10. 請求項9に記載の燃料・原料が製造される発電システムにおいて、
    系内でCOを回収するCO回収手段を備え、
    前記炭素系燃料・原料製造手段は、
    前記水素製造手段で得られたHと前記CO回収手段で回収されたCOを反応させることで、CHもしくはCHOHを製造する
    ことを特徴とする燃料・原料が製造される発電システム。
  11. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の燃料・原料が製造される発電システムにおいて、
    前記水素製造手段で得られたHをNと反応させることでNHを製造するNH製造手段を有する
    ことを特徴とする燃料・原料が製造される発電システム。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の燃料・原料が製造される発電システムにおいて、
    系内の熱を前記水素製造手段に供給する熱供給手段を有する
    ことを特徴とする燃料・原料が製造される発電システム。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の燃料・原料が製造される発電システムにおいて、
    前記発電設備で発電された電力が送られる電力系と、
    前記電力系に接続される再生可能エネルギー発電設備とを更に備えた
    ことを特徴とする燃料・原料が製造される発電システム。

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