JP2018192761A - インクジェット印刷方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】光硬化型インクを用いたマルチパス往復印刷方法において、往復印刷に起因する色味の品位劣化を抑制し得るインクジェット印刷方法を提供すること。
【解決手段】被印刷対象物5の印刷される全ての印刷領域1E、2E、3E、4Eで、主走査方向の向きと順番が同じとなるように印刷を行う。この結果、印刷領域1E、2E、3E、4E全てにおいて往復の組合せが同じとなり、印刷領域1E、2E、3E、4E間で、往路と復路とでの照射・硬化される時間間隔の違いに起因する色味の違いが生じなくなる。この結果、往復印刷に起因する色味の品位劣化を抑制できる。
【選択図】図3
【解決手段】被印刷対象物5の印刷される全ての印刷領域1E、2E、3E、4Eで、主走査方向の向きと順番が同じとなるように印刷を行う。この結果、印刷領域1E、2E、3E、4E全てにおいて往復の組合せが同じとなり、印刷領域1E、2E、3E、4E間で、往路と復路とでの照射・硬化される時間間隔の違いに起因する色味の違いが生じなくなる。この結果、往復印刷に起因する色味の品位劣化を抑制できる。
【選択図】図3
Description
本開示は、例えば光硬化型インクを用いて紙以外の被印刷対象物への印刷を行うインクジェット印刷方法に関する。
紙以外の被印刷対象物(例えば樹脂、ガラス、金属など)へ印刷をする場合、インクジェットヘッドより吐出されるインクは被印刷対象物へ吸収されないため、一般的には光硬化型インクを使用し、UV光により被印刷対象物上で光硬化型インクを硬化、定着させる方法が用いられている。
また、インクジェットヘッドが有する複数のノズルから吐出されるインクの吐出量バラツキを緩和するために、インクジェットヘッドを複数の領域に分割し、複数回に分けて印刷するマルチパス方法があり、さらに印刷時間短縮を目的にインクジェットを主走査方向の双方向に移動させながら印刷する方法(以下これを「往復印刷方法」と記す)がある。このような、マルチパス方法および往復印刷方法を用いたインクジェット印刷装置は、例えば特許文献1に記載されている。
従来のマルチパス印刷方法を図1に示す。被印刷対象物5の印刷されるある1つの領域を4回の主走査方向印刷で完了する4パス往復印刷方法の例で説明する。インクジョットヘッド1の印刷領域を4分割し、各々の領域をH1〜H4とする。マルチパス印刷方法は、インクジェットヘッド1が主走査方向1A、2B、3A、4Bと移動するごとに、被印刷対象物5を一定の副走査方向5Aに送ることで、被印刷対象物5へ印刷する方法である。
1パス目は図1(a)に示したように、被対象物5が副走査方向5A方向に移動し、その後インクジェットヘッド1が主走査方向1Aの方向に移動しながらインクジェットヘッド1の領域H1で印刷する。
2パス目は図1(b)に示したように、被印刷対象物5がさらに副走査方向5A方向に移動し、その後インクジェットヘッド1が主走査方向2Bの方向に移動しながらインクジェットヘッド1の領域H1、H2で印刷する。
3パス目は図1(c)に示したように、被印刷対象物5がさらに副走査方向5A方向に移動し、その後インクジェットヘッド1が主走査方向3Aの方向に移動しながらインクジェットヘッド1の領域H1、H2、H3で印刷する。
4パス目は図1(d)に示したように、被印刷対象物5がさらに副走査方向5A方向に移動し、その後インクジェットヘッド1が主走査方向4Bの方向に移動しながらインクジェットヘッド1の領域H1、H2、H3、H4で印刷する。
このように、マルチパス印刷方法とは、被印刷対象物を副走査方向5Aに一定に送りながら、副走査方向に分割されたインクジェットヘッド1の各領域H1〜H4で印刷する方法である。
ところで、マルチパス方法と往復印刷方法とを組み合わせた印刷方法(以下これを「マルチパス往復印刷方法」と記す)では、パスごとに光硬化型インクを被印刷対象物上で硬化、定着させるために2台のUV光発生源(つまりUVランプ)を有する装置構成を採用している。
図2にマルチパス往復印刷方法におけるインクジェットヘッドとUVランプの相対位置関係を示す。
一般的なカラー印刷においては、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のインクジェットヘッドを使用するため、シアンのインクジェットヘッドを21C、マゼンタのインクジェットヘッドを21M、イエローのインクジェットヘッドを21Y、ブラックのインクジェットヘッド21Kが設けられる。なお実際上、マルチパス印刷方法を実現するためには、各インクジェットヘッド21C、21M、21Y、21Kは、副走査方向(図の縦方向)に例えば4分割されている。
主走査方向の往路となる図2(a)および図2(b)において被印刷対象物25上に着弾した光硬化型インク24を硬化できるようにUVランプ22が設置され、主走査方向の復路となる図2(c)および図2(d)において被印刷対象物25上に着弾した光硬化型インク26を硬化できるにようにUVランプ23が設置されている。
ところが、往路となる図2(a)の印刷方向27Aで着弾した光硬化型インク24が図2(b)でUVランプ22により照射・硬化される時間間隔と、復路となる図2(c)の印刷方向27Bで着弾した光硬化型インク26が図2(d)でUVランプ23により照射・硬化される時間間隔とは、異なる。
これは、図2(a)および(b)におけるインクジェットヘッド21MとUVランプ22の距離と、図2(c)および(d)におけるインクジェット21MとUVランプ23の距離とが、異なるためである。なお、インクジェットヘッド21Mの場合について述べたが、インクジェットヘッド21K、21C、21Yに関しても同様に、往路、復路でインクジェットヘッドとUVランプの距離が異なる。
往路と復路とでの照射・硬化される時間間隔の違いが、被印刷対象物25上で光硬化後の光硬化型インクの直径、高さの違いを発生させる。従来のマルチパス往復印刷方法では図1(e)のように被印刷対象物5の主走査側の印刷方向の組み合わせは、奇数パス領域1Eおよび3E領域と、偶数パス領域2Eおよび4Eとで、異なる。
被印刷対象物5における奇数パス領域1Eおよび3Eの印刷断面構造を図1(f)に、偶数パス領域2Eおよび4Eの印刷断面構造を図1(g)に示す。
なお、図1(e)、図1(f)、図1(g)では、図1(a)で印刷された層を1A、図1(b)で印刷された層を2B、図1(c)で印刷された層を3A、図1(d)で印刷された層を4Bとして示してある。また、往路および復路の印刷方向を矢印で示してある。
図1(e)、図1(f)、図1(g)からも分かるように、往復の組合せが奇数パスと偶数パスとで異なるため、これが原因となって色味の違いとして印刷品質の見た目を劣化させてしまう。
図1(e)、図1(f)、図1(g)からも分かるように、往復の組合せが奇数パスと偶数パスとで異なるため、これが原因となって色味の違いとして印刷品質の見た目を劣化させてしまう。
因みに、特許文献1によれば、往路と復路のUV照射量を変化させることにより、被印刷対象物上の光硬化型インクの液滴直径などの状態をほぼ等価にし、これにより、奇数パス領域1Eおよび3E(図1(f))と、偶数パス領域2Eおよび4E(図1(g))とで、往路および復路の印刷方向の組み合わせが異なる場合でも見た目の劣化を抑制する対策がとられている。
しかしながら、カラー印刷用のインクジェット装置では、図2に示すように、4色の異なるインクジェットヘッド21K、21C、21M、21Yを有しており、これら4色のインクジェットヘッド21K、21C、21M、21Yの吐出量とUVランプ22、23の照射量とを制御して、往路の光硬化型インク24(図2(b)参照)の形状と復路の光硬化型インク26(図2(d))の形状とを等価にすることは困難である。
また、光硬化型インクの材質、被印刷対象物の材質、外乱条件である温度、湿度などの複数の要因を、UV照射量のみで制御することは困難である。
本発明の目的は、光硬化型インクを用いたマルチパス往復印刷方法において、往復印刷に起因する色味の品位劣化を抑制し得るインクジェット印刷方法を提供することである。
本開示のインクジェット印刷方法の一つの態様は、
被印刷対象物に対し、複数の領域を持つインクジェットヘッドの1つの前記領域を用いて主走査方向に往復印刷を行うことにより画像を形成する主走査工程と、
前記主走査工程後、前記主走査方向と異なる副走査方向へ、前記インクジェットヘッドと前記被印刷対象物を相対移動させる副走査工程と、
を含み、前記主走査工程と前記副走査工程とを繰り返すインクジェット印刷方法であり、
1回目の副走査工程の副走査方向と、第2回目以降の副走査工程の副走査方向とが異なる。
被印刷対象物に対し、複数の領域を持つインクジェットヘッドの1つの前記領域を用いて主走査方向に往復印刷を行うことにより画像を形成する主走査工程と、
前記主走査工程後、前記主走査方向と異なる副走査方向へ、前記インクジェットヘッドと前記被印刷対象物を相対移動させる副走査工程と、
を含み、前記主走査工程と前記副走査工程とを繰り返すインクジェット印刷方法であり、
1回目の副走査工程の副走査方向と、第2回目以降の副走査工程の副走査方向とが異なる。
本開示によれば、印刷領域間で、往路と復路とでの照射・硬化される時間間隔の違いに起因する色味の違いが生じなくなる。この結果、往復印刷に起因する色味の品位劣化を抑制できる。
つまり本開示によれば、往路と復路でUV照射量などの条件を変えることなく、かつ人目で色目の違和感を与えることなく、光硬化型インクを用いて往復印刷を実現できるため、タクトと品位を両立できるインクジェット印刷方法を実現できる。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1との対応部分に同一符号を付して示す図3は、本実施の形態によるインクジェット印刷方法による印刷過程を示す図である。具体的には、図3では、往復印刷過程におけるインクジェットヘッド1と被印刷対象物5の相対関係が示されている。ここで、往復印刷過程は、換言すれば、インクジェットヘッドを複数の領域に分割し、被印刷対象物に対し、インクジェットヘッドの分割された1つの領域を用いて主走査方向に往復印刷を行うことにより画像を形成する主走査工程と言うことができる。
因みに、本実施の形態のインクジェット印刷方法は、複数のインク吐出用ノズルが配列されてなるインクジェットヘッドと、このインクジェットヘッドとインクを塗布する被印刷対象物とを相対的に移動させる移動部と、インクジェットヘッドからのインクの吐出と移動部の移動とを制御する制御部と、を有するインクジェット印刷装置によって実行されるが、そのハードウェア構成は既知の構成を用いることができるので、本実施の形態ではハードウェア構成の説明は省略する。
本実施の形態のインクジェット印刷方法は、上述したようなマルチパス往復印刷方法を行うことを前提とする。つまり、第1に、インクジェットヘッド1の印刷領域を副走査方向に複数の領域H1、H2、H3、H4に分割し、被印刷対象物5の同一印刷領域に対し、インクジェットヘッド1の分割された異なる領域H1、H2、H3、H4を用いて複数回の主走査を行うことにより印刷領域の画像を完成させるマルチパス印刷方法を行うことを前提としている。そして、第2に、往復印刷方法を行うことを前提としている。換言すれば、本実施の形態のインクジェット印刷方法は、インクジェットヘッドを複数の領域に分割し、被印刷対象物に対し、インクジェットヘッドの分割された1つの領域を用いて主走査方向に往復印刷を行うことにより画像を形成する主走査工程と、主走査工程後、主走査方向と異なる副走査方向へ、インクジェットヘッドと被印刷対象物を相対移動させる副走査工程と、を含み、主走査工程と副走査工程とを繰り返すインクジェット印刷方法を行うことを前提としている。
本実施の形態のインクジェット印刷方法では、1パス目は図3(a)に示したように、被対象物5が副走査方向5A方向に移動し、その後インクジェットヘッド1が主走査方向1A方向に移動しながらインクジェットヘッド1の領域H1、H2、H3、H4で印刷する。つまり、1パス目は、副走査方向に分割した全ての領域H1、H2、H3、H4で印刷する。
2パス目は図3(b)に示したように、被印刷対象物5が1パス目とは逆となる副走査方向5B方向にインクジェットヘッド1の1分割分だけ移動し、その後インクジェットヘッド1が主走査方向2Bの方向に移動しながらインクジェットヘッド1の領域H1、H2、H3で印刷する。このように、本実施の形態のインクジェット印刷方法は、1回目の副走査工程の副走査方向と、第2回目以降の副走査工程の副走査方向とが異なる。
3パス目は図3(c)に示したように、被印刷対象物5がさらに副走査方向5Bの方向に移動し、その後インクジェットヘッド1が主走査方向3Aの方向に移動しながらインクジェットヘッド1の領域H1、H2領域で印刷する。
4パス目は図3(d)に示したように、被印刷対象物5がさらに副走査方向5B方向に移動し、その後インクジェットヘッド1が主走査方向4Bの方向に移動しながらインクジェットヘッド1の領域H1で印刷する。
このように1パス目で2〜4パスで印刷される領域を先行して印刷し、2〜4パスでは1パスとは副走査方向5Aと逆方向となる副走査方向5Bに印刷位置をずらしながら印刷することで、図3(e)のように、被印刷対象物5の主走査側の印刷方向の組み合わせを、奇数パス1E領域および3E領域と、偶数パス2Eおよび4E領域とのすべての領域で一致させることが可能となる。
被印刷対象物5におけるパス領域1Eの印刷断面構造を図3(f)に示す。2E以降のすべての印刷パスにおいても印刷方向の向き(領域1Eの例では1A、2B、3A、4B)が同じになり、この結果、印刷品質の見た目を劣化させずに済む。
被印刷対象物5を全面印刷するためには、上述した本実施の形態のインクジェット印刷方法を繰り返す必要がある。その様子を図4に模式的に示す。図3(a)〜(d)に示した印刷工程によって図4の領域G1を印刷し、さらに同様の印刷工程を繰り返すことで図4の領域G2、G3を印刷する。
つまり、本実施の形態のインクジェット印刷方法では、最初に、インクジェットヘッド1と被印刷対象物5との相対位置を第1の副走査方向に一気に全パス数移動させて全パスで印刷を行い、次に第1の副走査方向とは逆方向である第2の副走査方向に1パスずつ移動させながら印刷を行い、次に再帰的に、再度インクジェットヘッド1と被印刷対象物5との相対位置を第1の副走査方向に一気に全パス数移動させて全パスで印刷を行い、次に第1の副走査方向とは逆方向である第2の副走査方向に1パスずつ移動させながら印刷を行うといった処理を繰り返す。
本実施の形態のインクジェット印刷方法では、1回目の主走査送りと副走査送りの相対関係と、2回目以降の主走査送りと副走査送りの相対関係が異なる。つまり、1回目の主走査送りと副走査送りの相対関係は、インクジェットヘッド1と被印刷対象物5との相対位置を第1の副走査方向5Aの方向に一気に全パス数(換言すればインクジェットヘッド1の全分割領域H1〜H4分)移動させて全パス(換言すればインクジェットヘッド1の全領域)で印刷を行う関係なのに対して、2回目以降の主走査送りと副走査送りの相対関係は、第1の副走査方向5Aとは逆方向である第2の副走査方向5Bに1パスずつ(換言すればインクジェットヘッド1の1分割領域ずつ)移動させながら印刷を行う関係である。
換言すると、本実施の形態のインクジェット印刷方法では、1回目の副走査工程の副走査方向と、第2回目以降の副走査工程の副走査方向とが異なる。また、本実施の形態のインクジェット印刷方法では、1回目の主走査工程の主走査方向と、第2回目の主副走査工程の主走査方向とが異なる。また、本実施の形態のインクジェット印刷方法では、1回目の副走査工程の時には、インクジェットヘッドと被印刷対象物とを相対に第1移動量分を移動させ、2回目以降の副走査工程の時には、インクジェットヘッドと被印刷対象物とを、第1回目の副走査工程とは逆方向に、第1移動量より小さい第2移動量分移動させる。また、本実施の形態のインクジェット印刷方法では、前記第1移動量は、前記第2移動量を、前記インクジェットヘッドを複数の領域に分割した寸法の整数倍した移動量であればよい。
以上説明したように、本実施の形態のインクジェット印刷方法によれば、被印刷対象物5の印刷される全ての印刷領域1E、2E、3E、4Eで、主走査方向の向きと順番が同じとなる。この結果、印刷領域1E、2E、3E、4E全てにおいて往復の組合せが同じとなり、印刷領域1E、2E、3E、4E間で、往路と復路とでの照射・硬化される時間間隔の違いに起因する色味の違いが生じなくなる。この結果、往復印刷に起因する色味の品位劣化を抑制できる。
因みに、上述した本実施の形態のインクジェット印刷方法を行うと、被印刷対象物5の印刷されるすべての印刷領域1E、2E、3E、4Eで、1回目の主走査方向印刷で印刷される被印刷対象物5上のインク層(主走査方向1Aへの走査で印刷されるインク層)は2回目以降の主走査方向印刷で印刷される被印刷対象物5上のインク層(主走査方向2B、3A、4Bへの走査で印刷されるインク層)よりも必ず下層に配置される。
上述の実施の形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することの無い範囲で、様々な形で実施することができる。
例えば上述の実施の形態では1パス目の主走査を右側から開始する場合を例示したが、1パス目の主走査方向は左側から開始しても同様の効果が得られる。
また、上述の実施の形態では、インクジェットヘッド1と被印刷対象物5の相対関係を説明したが、実際のインクジェット印刷装置の構成としては、インクジェットヘッド1を副走査方向に可動させるものであってもよく、被印刷対象物5を副走査方向に可動させるものであってもよく、或いは、インクジェットヘッド1および被印刷対象物5の両者を副走査方向に可動させるものであってもよい。
さらに、上述の実施の形態では、4パスのマルチパス印刷を行う場合について説明したが、本開示のインクジェット印刷方法は、勿論、4パス以外のマルチパス印刷を行う場合にも適用可能である。要は、光硬化型インクを用いたマルチパス往復印刷方法を行うインクジェット印刷装置に広く適用可能である。
本開示は、光硬化型インクを用いたマルチパス往復印刷方法を行うインクジェット印刷装置に広く適用可能である。
1、21 インクジェットヘッド
1A 1パス目のインクジェットヘッド主走査方向
1E、3E 奇数パスで印刷される領域
2B 2パス目のインクジェットヘッド主走査方向
2E、4E 偶数パスで印刷される領域
3A 3パス目のインクジェットヘッド主走査方向
4B 4パス目のインクジェットヘッド主走査方向
5、25 被印刷対象物
5A、5B 副走査方向
H1、H2、H3、H4 分割されたヘッド領域
22、23 UVランプ
24、26 光硬化型インク
1A 1パス目のインクジェットヘッド主走査方向
1E、3E 奇数パスで印刷される領域
2B 2パス目のインクジェットヘッド主走査方向
2E、4E 偶数パスで印刷される領域
3A 3パス目のインクジェットヘッド主走査方向
4B 4パス目のインクジェットヘッド主走査方向
5、25 被印刷対象物
5A、5B 副走査方向
H1、H2、H3、H4 分割されたヘッド領域
22、23 UVランプ
24、26 光硬化型インク
Claims (9)
- 被印刷対象物に対し、複数の領域を持つインクジェットヘッドの1つの前記領域を用いて主走査方向に往復印刷を行うことにより画像を形成する主走査工程と、
前記主走査工程後、前記主走査方向と異なる副走査方向へ、前記インクジェットヘッドと前記被印刷対象物を相対移動させる副走査工程と、
を含み、前記主走査工程と前記副走査工程とを繰り返すインクジェット印刷方法であり、
1回目の副走査工程の副走査方向と、第2回目以降の副走査工程の副走査方向とが異なる、
インクジェット印刷方法。 - 1回目の主走査工程の主走査方向と、第2回目の主副走査工程の主走査方向とが異なる、
請求項1記載のインクジェット印刷方法。 - 1回目の主走査工程で印刷される被印刷対象物上のインク層は2回目以降の主走査工程で印刷される被印刷対象物上のインク層よりも必ず下層に配置される、
請求項1または2に記載のインクジェット印刷方法。 - 前記1回目の副走査工程の時には、前記インクジェットヘッドと前記被印刷対象物とを相対に第1移動量分を移動させ、
前記2回目以降の副走査工程の時には、前記インクジェットヘッドと前記被印刷対象物とを、前記第1回目の副走査工程とは逆方向に、前記第1移動量より小さい第2移動量分移動させる、
請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット印刷方法。 - 前記第1移動量は、前記第2移動量を、前記インクジェットヘッドの前記1つの領域の寸法の整数倍した移動量である、
請求項4に記載のインクジェット印刷方法。 - 前記第2移動量は、前記インクジェットヘッドの前記1つの領域の寸法である、
請求項4または5記載のインクジェット印刷方法。 - 前記第1移動量は、前記インクジェットヘッドの全領域の寸法である、
請求項4から6のいずれか1項に記載インクジェット印刷方法。 - 光硬化型インクを用い、当該光硬化型インクをUV光によって硬化させる、
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のインクジェット印刷方法。 - 前記光硬化型インクは、インクジェットヘッドの主走査方向の両側に配置されたUV照射装置からのUV光によって硬化される、
請求項8に記載のインクジェット印刷方法。
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Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
JP2020146925A (ja) * | 2019-03-13 | 2020-09-17 | 株式会社リコー | 液体吐出装置、液体吐出方法、液体吐出制御プログラム |
US11813842B2 (en) | 2021-03-29 | 2023-11-14 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Printing apparatus |
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- 2017-05-22 JP JP2017100829A patent/JP2018192761A/ja active Pending
Cited By (3)
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JP7215255B2 (ja) | 2019-03-13 | 2023-01-31 | 株式会社リコー | 液体吐出装置、液体吐出方法、液体吐出制御プログラム |
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