JP2018166394A - 誘導給電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】実用性に優れた誘導給電装置を提供する。【解決手段】車輌バッテリへの給電を開始する前に、車輌コイル(二次コイル)22が巻かれていない可動コア21が、地上コイル(一次コイル)12が巻かれた地上コア11の上に降下する。これにより、車輌コイルと地上コイルとの間の相互インダクタンスが大幅に改善される。地上コイルに接続されるトランスミッタは地上コイルの漏れインダクタンスに蓄積される磁気エネルギーを使用する降圧チョッパをもつ。車輌コイルに接続されるレシーバは、車輌コイルの漏れインダクタンスに蓄積される磁気エネルギーを使用する昇圧チョッパをもつ。レシーバ及びトランスミッタは絶縁タイプの単方向又は双方向DCDCコンバータを構成する。変圧器を構成するトランスミッタの一次コイル及びレシーバの二次コイルはそれぞれ、チョッパのインダクタとして動作する漏れインダクタンスをもつ。【選択図】図1
Description
本発明は、誘導給電装置に関し、特に電気自動車用の誘導充電装置に関する。
小型バッテリが採用されるなら、電気自動車の製造コスト及び重量は低減される。この重量軽減は電気自動車の走行距離を延長する。しかし、頻繁な充電を必要とする小型バッテリは充電作業の自動化を要求する。これにより、エアギャップを通じて地上コイルから車輌コイルへ電磁エネルギーを供給する公知のワイヤレス充電技術は電気自動車技術において潜在的に非常に重要であることが理解される。
20kHzというような比較的低い周波数を用いる誘導給電(IPT)技術は電磁波ノイズ問題及びスイッチング損失問題を改善する。しかし、従来のIPT技術において、有効なエアギャップ長及び有効な水平位置ずれ長は非常に短い。本発明者により出願された特許文献1及び2は、車輌コアに巻かれた車輌コイルを移動させるIPT技術を提案している。しかしながら、重い車輌コア及び車輌コイルは大型の昇降装置が必要となる。
従来のワイヤレス充電技術は力率改善のために共振回路を採用する。しかし、漏れインダクタンスとキャパシタとの間を往復する共振電流は、地上コイルから車輌コイルへの有効な電力伝送とは無関係な電力損失を発生させる。さらに、地上コイル及び車輌コイルの各インダクタンス値はそれぞれ、環境変化により変化する。したがって、地上コイル及び車輌コイルの各共振を正確に実現することは簡単では無い。
本発明の一つの目的は、実用性に優れた誘導給電装置を提供することである。本発明の更に具体的な目的は、製造コスト、電力伝送効率、水平位置ずれマージン、電磁波ノイズなどの点で優れた性能をもつ電気自動車用の誘導給電装置を提供することである。
本発明の一つの様相によれば、車輌コアの一部である可動コアだけが誘導給電のために地上コアの上に降下する。これにより、優れた特性をもつ誘導給電装置を実現することができる。
好適には、車輌コアは、車輌の底部に固定された固定コアと、固定コアに磁気的に接続される可動コアとからなる。車輌コイルは固定コアに巻かれる。可動コアは、垂直移動可能な前アーム及び後アームをもつ。回動可能な前アームは固定コアの前端に接触する。回動可能な後アームは固定コアの後端に接触する。車輌の幅方向に延在する前プレートが前アームの先端部に支持される。車輌の幅方向に延在する後プレートが後アームの先端部に支持される。地上コアは、地上コイルが巻かれた中央ロッドと、中央ロッドから前方へ延在する前ロッドと、中央ロッドから後方へ延在する後ロッドとを有する。これにより、十分な位置ずれマージンを実現することができる。
本発明のもう一つの様相によれば、地上コイルに電力を供給するトランスミッタと、車輌コイルから受け取る電力を整流するレシーバとが準備される。このトランスミッタは地上コイルの漏れインダクタンスを降圧チョッパのインダクタとして用いる。このレシーバは、車輌コイルの漏れインダクタンスを昇圧チョッパのインダクタとして用いる。これにより、優れた電力伝送効率をもつ誘導給電装置が経済的に実現される。好適には、直列接続された二次インダクタ及び車輌コイルは、トラクションインバータの交流出力端子にダイオードを通じて接続される。昇圧チョッパのインダクタに磁気エネルギーを蓄積する二次トランジスタは、トラクションインバータの下アームトランジスタからなる。昇圧チョッパのインダクタに蓄積された磁気エネルギーを車両用バッテリに出力する出力ダイオードは、トラクションインバータの上アームトランジスタの逆並列ダイオードを含む。これにより、レシーバの製造コストが低減される。
降圧チョッパを有するトランスミッタ、及び、昇圧チョッパを有するレシーバを有する上記誘導給電装置は非共振動作する。この非共振型の誘導給電装置は電気自動車以外の用途において採用されることができる。レシーバの出力電圧はトランスミッタに印加される一次電圧と本質的に無関係であるため、レシーバは降圧動作を実行することもできる。たとえば、このトランスミッタ及びレシーバを有する非共振型の誘導充電装置はポータブル電子機器に内蔵されるバッテリの充電に好適である。この非共振型の誘導充電装置の一つの利点は、二次コイルと一次コイルとからなる変圧器が大きな電磁結合係数の変化を許容することである。これは、一次コイルの漏れインダクタンスをキャンセルするための一次共振周波数の調整、及び、二次コイルの漏れインダクタンスをキャンセルするための二次共振周波数の調整が省略できることを意味する。さらに、一次共振キャパシタ及び二次共振キャパシタを省略することができる。たとえば、レシーバを内蔵するスマートホンは、それをプレート状のトランスミッタの上に置くだけで充電される。
本発明の好適な実施態様が図面を参照して説明される。図面において、文字Hは高さ方向を示し、文字Lは長手方向を示し、文字Wは幅方向を示す。
駐車スペースにおける電気自動車の充電が図1-図9を参照して説明される。図1は駐車スペースに設置される誘導給電(IPT)システムの変圧器100を示す模式垂直断面図である。図2は変圧器100の模式平面図である。変圧器100は地上部1と車輌部2とからなる。地上部1は駐車スペースの地表面に設置され、車輌部2は電気自動車の底部に設置されている。地上部1は地上コア11に巻かれた地上コイル12をもつ。車輌部2は車輌コア21に巻かれた車輌コイル22をもつ。地上コア11及び車輌コア21はパワーフエライトと呼ばれるソフトフエライトにより作製されている。
地上コア11は駐車スペースの長手方向及び幅方向において中央部に配置されている。地上コア11は前ロッド111、後ロッド112、中央ロッド113、前ブロック114、及び後ブロック115からなる。地上コイル12は中央ロッド113に巻かれている。図2に示されるように、前ロッド111、後ロッド112、中央ロッド113、前ブロック114、及び後ブロック115は駐車スペースの長手方向へ一列に配置されている。
前ブロック114は中央ロッド213の前端を前ロッド111の後端に磁気的に結合している。後ブロック115は中央ロッド113の後端を後ロッド112の前端に磁気的に結合している。前ロッド111及び後ロッド112はそれぞれ、順番に隣接する複数の短ロッドに分割されることができる。
前ロッド111、後ロッド112、前ブロック114、及び後ブロック115は、駐車スペースの地表面上に固定されている。中央ロッド113は前ブロック114及び後ブロック115の上部に接している。アルミニウム合金で作製された椀状カバー116が、中央ロッド113、前ブロック114、後ブロック115及び地上コイル12を覆っている。前ロッド111は椀状カバー116から前方へ突出している。後ロッド112はカバー116から後方へ突出している。前ロッド111及び後ロッド112はそれぞれ長板からなる。アルミニウム合金製の保護バー117が前ロッド111及び後ロッド112の両側に沿って延在している。保護バー117はそれぞれ角形の断面をもつ。図3は地上コイル12が巻かれた中央ロッド113の垂直断面を示す。円柱形状の中央ロッド113は軸心m3をもつ。もし可能であれば、前ブロック114、中央ロッド113、後ブロック115及び地上コイル12は、車輌スペース又は道路の表面下に埋設されることが好適である。
車輌部2は車輌コア21に巻かれた車輌コイル22を有する。車輌コア21は、前プレート211、後プレート212、中央ロッド213、前ブロック214、後ブロック215、前アーム216、及び後アーム217からなる。パワーフエライトからなるコア部材211-217はそれぞれ、複数の短いコア部材により構成されることができる。これにより、コア部材211-217が機械衝撃により破損するのを抑制することができる。車輌コイル22は中央ロッド213に巻かれている。中央ロッド213、前ブロック214、及び後ブロック215は車輌の底部に固定されている。円柱形状の中央ロッド213は軸心m2をもつ。
中央ロッド213は電気自動車の左座席及び右座席の間を車輌の長手方向へ延在している。中央ロッド213及び車輌コイル22は非磁性のカバーにより覆われている。立方体状の前ブロック214は中央ロッド213の前端と前ロッド211の後端とを磁気的に結合している。立方体状の後ブロック215は中央ロッド213の後端と後ロッド212の前端とを磁気的に結合している。
図4は前プレート211、前アーム216、及び中央ロッド213を模式的に示す。図5は前プレート211、前アーム216、及びギヤードモータM1を模式的に示す。図6は前アーム216の水平断面を示す。図7は前プレート211の垂直断面を示す。前プレート211は車輌の幅方向へ延在している。板状の前プレート211は前ロッド111の上面に接している。前プレート211は、上方へ突出する突起218をもつ。
板状の前アーム216の2個の下端部は、図2に示されるように前プレート211の突起218を挟んでいる。前アーム216の側面は突起218の側面に接している。図7に示されるように、非磁性金属製のピン226が2個の前アーム216と突起218を貫通している。ピン226は軸心m4をもつ。これにより、前プレート211は垂直面内において回動可能となっている。
前アーム216の2個の上端部は車輌コア21の前ブロック214を挟んでいる。前アーム216の側面は前ブロック214の側面に接している。図5に示されるように、軸心m1をもつ軸227が2個の前アーム216及び前ブロック214を貫通している。前アーム216に固定された軸227は、車輌の底板に固定されたギヤードモータM1の軸に連結されている。ギヤードモータM1は前アーム216を垂直面内において回動させる。前アーム216は非充電時に水平方向に延在し、充電時に斜めに延在する。これにより、前プレート211は非充電時に電気自動車の底板付近に上昇し、充電時に地上コア11の前ロッド111に接触する。
図6に示されるように、前アーム216の3つの平坦な表面はアルミ製の補強アーム221に接着されている。同様に、後アーム217も補強アームに接着されている。
図7に示されるように、前プレート211の下面を除く3つの平坦な表面はアルミ合金製の補強プレート221に接着されている。同様に、後プレート212の下面を除く3つの平坦な表面はアルミ合金製の補強プレートに接着されている。これらの補強アーム及び補強プレートは、渦電流を防止するために、パワーフエライト製の軟磁性コア部材を完全に囲んでいない。
後アーム217は前アーム216と同一形状をもち、後プレート212は前プレート211と同一形状をもつ。車輌の幅方向へ延在している後プレート212は地上コア11の後ロッド112の上面に接している。突起218と同一形状の突起219が後プレート212の中央部から上方へ突出している。
後アーム217の2個の下端部は後プレート212の突起219を挟んでいる。後アーム217の側面は突起219の側面に接している。軸心m4をもつ非磁性ピンが2個の後アーム217と突起219を貫通している。これにより、後プレート212は垂直面内において回動可能となっている。
後アーム217の2個の上端部は後ブロック215を挟んでいる。後アーム217の側面は後ブロック215の側面に接している。軸m1をもつ軸228が2個の後アーム217及び後ブロック215を貫通している。後アーム217に固定されている軸228は、車輌の底板に固定された第2のギヤードモータの軸に連結されている。第2のギヤードモータは後アーム217を垂直面内において回動させる。図1に示されるように、後アーム217は非充電時に水平方向に延在し、充電時に斜めに延在する。これにより、後プレート212は非充電時に電気自動車の底板付近に上昇し、充電時に地上コア11の後ロッド112に接触する。
図8及び図9は車輌コイル22が巻かれた中央ロッド213を示す。中央ロッド213の前端は前ブロック214の後端面に接触している。中央ロッド213の後端は後ブロック215の前端面に接触している。前ブロック214、中央ロッド213、車輌コイル22、及び後ブロック215はアルミ合金で作製された半円筒状のカバー231により覆われている。カバー231の底部は樹脂板230により覆われている。カバー231は、冷却空気流AIRが車輌コイル22の周囲を旋回する空気ダクトとして働く。図略の冷却フアンにより形成された冷却空気流AIRは、カバー231の入り口からカバー231の内部に導入され、カバー231の出口から排出される。案内部材237は冷却空気流AIRを案内する。
互いに分離された4枚の放熱用銅板233が中央ロッド213と車輌コイル22との間に軸方向へ挿入されている。銅板233は、車輌コイル22の外側へ延在する外板部232及び外板部234をもつ。外板部234はカバー231に接している。これにより、中央ロッド213及び車輌コイル22は良好に冷却される。電気絶縁用の樹脂部材235が、互いに隣接する2つの銅板233の間に配置されている。
車輌バッテリの充電動作が以下に説明される。地上部1は、電力を地上コイル12に供給するトランスミッタと、このトランスミッタを制御する地上コントローラをもつ。車輌部2は、電力を車輌バッテリに供給するレシーバと、このレシーバを制御する車輌コントローラをもつ。
地上コントローラは、地上コイル12のインダクタンス値を検出するために、地上コイル12に定期的に交流電流を供給する。電気自動車が地上部1の上に存在する時、地上コイル12のインダクタンス値は増加する。地上コイル12のインダクタンスが所定値を超える時、トランスミッタはバッテリ充電のための交流電流を地上コイル12に供給する。
車輌コントローラは、車輌コイル22に誘導される交流電圧を検出する。検出された交流電圧が所定値を超える時、車輌コントローラは、前プレート211及び後プレート212が前ロッド111及び後ロッド112の上方に位置していると判定し、電気自動車を停止させる。電気自動車が停止した後、車輌コントローラは前アーム216及び後アーム217を回動させる。これにより、前プレート211が前ロッド111の上面に接触し、後プレート212が後ロッド112の上面に接触する。
これにより、車輌コイル22と地上コイル12との磁気結合係数が改善され、車輌コイル22に誘導される二次電圧が上昇する。車輌コイル22に接続されたレシーバは、車輌コイル22の誘導電圧を整流する。整流された電圧は車輌バッテリに印加される。車輌コントローラは、バッテリの充電電流を制御するために、車輌バッテリの充電状態に基づいてレシーバを制御する。
車輌バッテリの充電状態が所定レベルを超えた時、車輌コントローラは、前アーム216及び後アーム217を反対方向へ回動させる。これにより、前プレート211及び後プレート212は電気自動車の底板近傍まで上昇する。地上コントローラは、地上コイル12のインダクタンス値が減少する時、送電を停止する。
この実施例の利点が説明される。まず、閉磁気回路がソフトフエライトコアにより完成されるので、励磁電力は低減される。次に、コイル11及び22が円柱状のロッド113及び213に巻かれるため、銅損が大幅に低減される。次に、車輌コア21の一部だけがスイングされるため、スイングモータはコンパクトになる。さらに、たとえタイヤ圧力の変化により中央ロッド213の高さが変化しても、車輌コア21と地上コア11との間のエアギャップをキャンセルすることができる。次に、車輌コイル22と地上コイル12との間の水平位置ずれマージンが改善される。
地上部1は、駐車スペースの幅方向の中央部かつ長手方向の中央部に配置される。これにより前進による駐車及び後退による駐車の両方において、地上部1は車輌部2と良好に電磁結合することができる。
上記説明されたトランスミッタ及びレシーバの好適例が図10-図12を参照して説明される。共振を利用しないこの誘導給電は非共振誘導給電(NR-IPT)と名付けられる。このNR-IPT回路は、変圧器100、トランスミッタ200、レシーバ300、地上コントローラ500、及び車輌コントローラ600からなる。変圧器100の一次コイルは地上コイル12からなり、変圧器100の二次コイルは車輌コイル22からなる。この実施例において、地上コイル12及び車輌コイル22の間の電磁結合係数kは約0.5に設定されている。
トランスミッタ200は、トランジスタ201、フリーホィーリングダイオード202、インダクタ203、及び地上コイル12からなる。この実施例によれば、インダクタ203は地上コイル12の漏れインダクタンスからなる。地上側の直流電源(図示せず)の+端子はインダクタ203、地上コイル12、及びトランジスタ201を通じて地上側直流電源の−端子に接続されている。ダイオード202のアノード電極は、地上コイル12とトランジスタ201との接続点に接続されている。ダイオード202のカソード電極は、地上側直流電源の+端子に接続されている。言い換えれば、ダイオード202は、インダクタ203を含む地上コイル12と逆並列に接続されている。トランスミッタ200は、交流電流成分及び直流電流成分からなる一次電流をインダクタ203を通じて地上コイル12に供給する。
レシーバ300は、トランジスタ301、出力ダイオード302、インダクタ303、及び車輌コイル22からなる。この実施例によれば、インダクタ303は車輌コイル22の漏れインダクタンスからなる。車輌コイル22の一端は、インダクタ303を通じてトランジスタ301のドレイン電極に接続されている。車輌コイル22の他端は、トランジスタ301のソース電極に接続されている。出力ダイオード302のアノード電極はインダクタ303とトランジスタ301との接続点に接続されている。出力ダイオード302のカソード電極はバッテリ400の正極に接続されている。バッテリ400の負極は車輌コイル22の他端に接続されている。昇圧チョッパとして動作するレシーバ300は、車輌コイル22の誘導電圧とインダクタ303の電圧との和をバッテリ400に印加する。
このNR-IPTCの充電動作の一例が以下に説明される。地上コントローラ500がトランジスタ201をオンすると、地上コイル12に流れる一次電流I1が増加し、インダクタ203に磁気エネルギーが蓄積される。
バッテリ400の電圧Vbが所定値未満である時、車輌コントローラ600はレシーバ300を昇圧チョッパとして動作させる。車輌コントローラ600は車輌コイル22に誘導される二次電圧V2が所定値を超える時、トランジスタ301をオンする。これにより、二次電流I2が増加し、インダクタ303に磁気エネルギーが蓄積される。その結果、二次電流I2による変圧器100の磁束変化を補償するため、一次電流I1が増加する。これにより、インダクタ203の磁気エネルギーがさらに増加する。地上コイル12と車輌コイル22の巻数が等しい時、一次電流I1は二次電流I2とほぼ等しい。
一次電流I1が所定しきい値I1thを超える時、地上コントローラ500はトランジスタ201をオフする。これにより、一次電流I1はフリーホィーリングダイオード202を通じて循環する。その結果、車輌コイル22に誘導される二次電圧V2はほほゼロとなる。車輌コントローラ600は、二次電圧V2が所定値未満となる時、トランジスタ301をオフする。トランジスタ301がオフされる時、インダクタ303の磁気エネルギーは二次電流I2をダイオード302を通じてバッテリ4に流す。これにより、インダクタ303の磁気エネルギー及び二次電流I2は急速に減少する。その結果、変圧器100の磁束変化を補償するため、一次電流I1が減少する。これは、インダクタ203の磁気エネルギーが低減されることを意味する。
この一次電流I1の強制的な減少は、ダイオード202を通じて流れるフリーホィーリング電流により保存されているインダクタ203の磁気エネルギーが変圧器100を通じて車輌コイル22に伝送されたことを意味する。言い換えれば、トランジスタ301が遮断される時、インダクタ203の磁気エネルギーは、二次電流I2の減少を抑制する。
一次電流I1が所定値未満となる時、地上コントローラ500はトランジスタ201をオンする。これにより、次のサイクルが開始される。バッテリ400の電圧Vbが所定値に達したら、車輌コントローラ600はトランジスタ301のオンを禁止する。車輌コイル22の誘導電圧V2は満充電状態のバッテリ400の電圧よりも常に低い。したがって、満充電状態のバッテリ400がレシーバ300により充電されることはない。その結果、二次電流I2はゼロとなり、一次電流I1を減少する。地上コントローラ500は、もし一次電流I1の増加率が所定値未満となったら、トランジスタ201のオンを禁止する。
上記充電制御作例によれば、トランジスタ201がオンされる時、トランジスタ301はオンされる。さらに、トランジスタ201がオフされる時、トランジスタ301はオフされる。しかし、他の充電動作例を採用することも可能である。たとえば、車輌コントローラ600は、二次電流I2が所定しきい値I2thを超える時、トランジスタ301をオフすることができる。さらに、車輌コントローラ600は、このしきい値電流値I2thを制御することにより、バッテリ400の充電電流を調整することができる。たとえば、トランジスタ201のスイッチング周波数は20kHzであり、そのデユーティ比は50%である。トランジスタ201及び301は同時的にスイッチングされることが好ましいが、互いに独立に駆動されることもできる。トランジスタ301がトランジスタ201のオン期間にオフすることも可能である。トランジスタ301がトランジスタ201のオフ期間にオンされることも可能である。
図11は、トランジスタ201及び301がオンしている蓄積期間を示す。地上側の直流電源(図示せず)はインダクタ203を通じて地上コイル12に直流電圧V1を印加する。地上コイル12を流れる一次電流I1は増加し、インダクタ203は逆起電力V1Lを誘起する。車輌コイル22に誘起される二次電圧V2により、インダクタ303に流れる二次電流I2は増加され、インダクタ303は逆起電力V2Lを発生する。結局、インダクタ203及び303はこの蓄積期間に磁気エネルギーを蓄積する。
図12はトランジスタ201及び301がオフしている出力期間を示す。インダクタ203に蓄積された磁気エネルギーは、ダイオード202を通じて一次電流I1を循環させる。インダクタ303に蓄積された磁気エネルギーは、ダイオード302を通じてバッテリ400に二次電流I2を流す。二次電流I2が急速に減少するので、一次電流I1も急速に減少する。言い換えれば、インダクタ203に蓄積された磁気エネルギーは変圧器100を通じて二次電流I2の減少を抑制する。結局、インダクタ203及び303に蓄積された磁気エネルギーはこの出力期間にバッテリ400を充電する。
このNR-IPTによれば、変圧器100の漏れインダクタンスに蓄積される磁気エネルギーがバッテリ400の充電に使用される。したがって、このNR-IPTは、従来の共振式IPTと比べて、スイッチング素子及び共振キャパシタのコスト及び電力損失を減らす。特に、共振キャパシタと漏れインダクタンスとの間を流れる共振電流による電力損失が低減される。
信号機をもつ交差点の直前の道路における電気自動車の充電が図13及び図14を参照して説明される。図13は交差点近傍の車道の一部を示す模式平面図であり、図14はこの車道の垂直断面を模式的に示す。この実施例のIPTシステムは上記駐車スペース用のIPTシステムと本質的に同じである。
複数の地上部1が、車道800の幅方向における中央部に沿って車道800の長手方向に所定のインタバルで配置されている。各地上部1はそれぞれ、地上コア11及び地上コイル12からなる。地上コア11は、前ロッド111、後ロッド112、中央ロッド113、前ブロック114、及び後ブロック115からなる。地上コイル12は中央ロッド113に巻かれている。この地上コア11は、図1に示される地上コア11と等しい。しかし、中央ロッド113、前ブロック114、後ブロック115、及び地上コイル12は車道800に埋設されている。図13及び図14に示される埋設型の地上部1は駐車スペースに配置されることができる。
地上コア11の詳細が図14を参照して説明される。前ロッド111は板状のフエライトロッド111A及び軟磁性アスフアルト層111Bからなる。後ロッド112は板状のフエライトロッド112A及び軟磁性アスフアルト層112Bからなる。フエライトロッド111A及び112Aは本質的に図1に示される前ロッド111及び後ロッド112と同じである。アスフアルト層111Bはフエライトロッド111Aの上にコートされている。アスフアルト層112Bはフエライトロッド112Aの上にコートされている。アスフアルト層111B及び112Bは、フエライト砂及びフエライト砂利を含む軟磁性アスフアルト層である。フエライト砂及びフエライト砂利を含む軟磁性コンクリート層を軟磁性アスフアルト層の代わりに採用することも可能である。フエライト砂及びフエライト砂利は従来のアスフアルト又はコンクリートの砂及び砂利と等しいサイズをもつ。前ロッド111及び後ロッド112は、従来の非磁性アスフアルト層662又は非磁性コンクリート層の上に敷設されている。
ソフトフエライトにより形成された中央ロッド113、前ブロック114、後ブロック115、及び地上コイル12は、コンクリートボックス665に収容されている。コンクリートボックス665の上端開口はコンクリート板680により閉鎖されている。前ロッド111の後端は前ブロック114の上端に密着し、後ロッド112の前端は後ブロック115の上端に密着している。前ブロック114及び後ブロック115はそれぞれ、コンクリートボックス665の内壁面に沿って下方へ延在している。中央ロッド113は、前ブロック114及び後ブロック115に接している。トランジスタ201、ダイオード202、及び、コントローラ500はコンクリートボックス665に収容される。
地上コントローラ500と車輌コントローラ600の間の通信が図15を参照して説明される。種々の駐車スペース及び交差点に設置された地上部1を使用する電気自動車の充電料金は毎月積算される必要がある。このために、地上コントローラ500と車輌コントローラ600の間の通信が要求される。
図15に示される通信回路は、地上側回路10Aと車輌側回路10Bとからなる。地上側回路10Aは地上コントローラ500に含まれ、車輌側回路10Bは車輌コントローラ600に含まれる。地上側回路10Aは、発振回路5A、コイル3、高周波フィルタ6A、整流回路7A、ローパスフィルタ8A、及びキャパシタ9Aを有する。車輌側回路10Bは、発振回路5B、コイル4、高周波フィルタ6B、整流回路7B、ローパスフィルタ8B、及びキャパシタ9Bを有する。
コイル3は地上コイル12に隣接して中央ロッド113に巻かれている。コイル4は車輌コイル22に隣接して中央ロッド213に巻かれている。コイル3及び4はそれぞれ、コイル12及び22よりも少ない巻数をもつ。発振回路5Aは、コイル3及びキャパシタ9Aからなる並列共振回路に地上指令S3に基づいて100kHzの発振電流を供給する。発振回路5Bは、コイル4及びキャパシタ9Bからなる並列共振回路に指令S4に基づいて100kHzの発振電流を供給する。
高周波フィルタ6Aは発振電圧成分を整流回路7Aに送る。高周波フィルタ6Bは発振電圧成分を整流回路7Bに送る。整流回路7Aは整流された発振電圧成分をローパスフィルタ8Aに送る。整流回路7Bは整流された発振電圧成分をローパスフィルタ8Bに送る。ローパスフィルタ8Aは整流電圧の低域成分S1を地上コントローラ500に送り、ローパスフィルタ8Bは整流電圧の低域成分S2を車輌コントローラ600に送る。さらに、車輌コントローラ600は、自己のID情報を地上コントローラ500に送り、地上コントローラ500は所定の情報をセンターコンピュータに送る。
実施例4が図16を参照して説明される。この実施例によれば、実施例2に示される非共振誘導給電(NR-IPT)回路に示されるトランジスタ301及び出力ダイオード302はトラクションインバータ80からなる。車両バッテリ400から給電されるこのトラクションインバータ80はトラクションモータ900を駆動する。このトラクションモータ900は星形接続されたU相コイル91、V相コイル92、及びW相コイル93をもつ。トラクションモータ900は公知の種々の形式を採用することができる。
トラクションインバータ80は、U相レグ、V相レグ、及びW相レグをもつ。直列接続された上アームトランジスタ81及び下アームトランジスタ84からなるU相レグの出力端子はU相コイル91に接続される。直列接続された上アームトランジスタ82及び下アームトランジスタ85からなるV相レグの出力端子はV相コイル92に接続される。直列接続された上アームトランジスタ83及び下アームトランジスタ86からなるW相レグの出力端子はW相コイル93に接続される。トランジスタ81-86は、逆並列ダイオードをもつIGBTからなる。
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トランスミッタ200は図10-図12に示されるトランスミッタ200と同じである。レシーバ300はトラクションインバータ80、ダイオード71-73、インダクタ303、及び車輌コイル22からなる。車輌コイル22の一端は、インダクタ303を通じてダイオード71-73のアノード電極に接続されている。ダイオード71-73のカソード電極は、トラクションインバータ80の3つの出力端子に別々に接続されている。車輌コイル22の他端は、バッテリ400の負極に接続されている。
トランスミッタ200は図10-図12に示されるトランスミッタ200と同じである。レシーバ300はトラクションインバータ80、ダイオード71-73、インダクタ303、及び車輌コイル22からなる。車輌コイル22の一端は、インダクタ303を通じてダイオード71-73のアノード電極に接続されている。ダイオード71-73のカソード電極は、トラクションインバータ80の3つの出力端子に別々に接続されている。車輌コイル22の他端は、バッテリ400の負極に接続されている。
トラクションインバータ80の動作が説明される。地上コントローラ500は、図10-図12に示されるトランジスタ201のスイッチングを制御する。一次電流I1が所定の低値より低くなる時、トランジスタ201はオンされる。一次電流I1が所定の高値に達した時、トランジスタ201はオフされる。車両コントローラ600は車両コイル22の電圧変化に基づいてトランジスタ201の状態を検出し、トランジスタ201と同期してトラクションインバータ80の下アームトランジスタ84-86をスイッチングする。言い換えれば、下アームトランジスタ84-86はトランジスタ301と同じスイッチング動作を実行する。
トランジスタ201がオンされる時、一次電流I1が増加し、車輌コイル22の二次電圧が上昇する。これにより下アームトランジスタ84-86がオンされる。その結果、インダクタ303に流れる二次電流I2が増加し、磁気エネルギーがインダクタ303に蓄積される。その結果、インダクタ203に流れる一次電流I1が増加し、磁気エネルギーがインダクタ203に蓄積される。
トランジスタ201がオフされる時、車輌コイル22の二次電圧が急激に変化する。これにより、下アームトランジスタ84-86はオフされる。その結果、インダクタ303に蓄積された磁気エネルギ-は、トラクションインバータ80の上アームトランジスタ81-83の逆並列ダイオードを通じてバッテリ400に二次電流I2を供給する。上アームトランジスタ81-83を同期的にオンするいわゆる同期整流を実行することも可能である。言い換えれば、図10-図12に示される出力ダイオード302は、上アームトランジスタ81-83及び逆並列ダイオードからなる。
車両コントローラ600は、バッテリ電圧Vbが所定値に達した時に下アームトランジスタ84-86のオンを禁止する。その結果、車両コイル22を流れる二次電流I2が減少する。地上コントローラ500は、一次電流I1の減少に基づいて下アームトランジスタ84-86のこのオフを検出する時、トランジスタ201のスイッチングを停止する。この実施例によれば、NR-IPT回路が簡素となる。さらに、抵抗損失が低減される。
降圧チョッパを有するトランスミッタ、及び、昇圧チョッパを有するレシーバを有する上記誘導給電装置は非共振動作する。この非共振型の誘導給電装置は電気自動車以外の用途において採用されることができる。レシーバの出力電圧はトランスミッタに印加される一次電圧と本質的に無関係であるため、レシーバは降圧動作を実行することもできる。たとえば、このトランスミッタ及びレシーバを有する非共振型の誘導充電装置はポータブル電子機器に内蔵されるバッテリの充電に好適である。この非共振型の誘導充電装置の一つの利点は、二次コイルと一次コイルとからなる変圧器が大きな電磁結合係数の変化を許容することである。これは、一次コイルの漏れインダクタンスをキャンセルするための一次共振周波数の調整、及び、二次コイルの漏れインダクタンスをキャンセルするための二次共振周波数の調整が省略できることを意味する。さらに、一次共振キャパシタ及び二次共振キャパシタを省略することができる。たとえば、レシーバを内蔵するスマートホンは、それをプレート状のトランスミッタの上に置くだけで充電される。
結局、この非共振型の誘導給電装置は、絶縁型のDCDCコンバータであることが理解される。ダイオード202は、逆並列ダイオードをもつトランジスタに変更されることができる。このトランジスタは二次トランジスタ301と等価である。ダイオード302は、逆並列ダイオードをもつトランジスタに変更されることができる。このトランジスタは一次トランジスタ201と等価である。これにより、トランスミッタ200はレシーバとして動作することができ、レシーバ300はトランスミッタとして動作することができる。言い換えれば、4個のトランジスタをもつこの誘導給電装置は双方向絶縁型DCDCコンバータを構成することができる。
Claims (25)
- 駐車スペース及び道路のいずれかの表面近傍に設置された軟磁性の地上コア及び地上コイルと、車輌の底部に設置された軟磁性の車輌コア及び車輌コイルと、地上コイルに電力を供給するトランスミッタと、車輌コイルの電力を車輌バッテリに供給するレシーバと、トランスミッタを制御する地上コントローラと、レシーバを制御する車輌コントローラとを備える誘導給電装置において、
車輌コアは、車輌に固定された固定コアと、この固定コアに磁気結合する一対の可動コアとを有し、各可動コアの先端部と地上コアとの間の距離は変更可能であることを特徴とする電気自動車用の誘導給電装置。 - 各可動コアは、車輌コイルと地上コイルとの間の相互インダクタンス値を変更するためにスイングモータによりスイングされる請求項1記載の電気自動車用の誘導給電装置。
- 一対の可動コアは、固定コアの前端部に回動可能に接する一端部をもつ前アームと、前アームの他端部に支持される前プレートと、固定コアの後端部に回動可能に接する一端部を有する後アームと、後アームに支持される後プレートとを有する請求項2記載の電気自動車用の誘導給電装置。
- 前プレート及び後プレートはそれぞれ、車輌のほぼ幅方向へ延在する請求項3記載の電気自動車用の誘導給電装置。
- 前プレートは前アームに相対移動可能に支持され、後プレートは後アームに相対移動可能に支持される請求項4記載の電気自動車用の誘導給電装置。
- 車輌コアの固定コアは、車輌コイルが巻かれた中央ロッドと、車輌の長手方向へ延在する中央ロッドの前端部と前アームとの間に配置される前ブロックと、中央ロッドの後端部と後アームとの間に配置される後ブロックとを有する請求項3記載の電気自動車用の誘導給電装置。
- 前アームは前ブロックにスイング可能に接し、後アームは後ブロックにスイング可能に接する請求項6記載の電気自動車用の誘導給電装置。
- 前アーム及び後アームは、非磁性金属からなる補強板により部分的に囲まれている請求項3記載の電気自動車用の誘導給電装置。
- 前プレート及び後プレートは、非磁性金属からなる補強板により部分的に囲まれている請求項3記載の電気自動車用の誘導給電装置。
- 地上コアは、地上コイルが巻かれた中央ロッドと、中央ロッドの前端部から前方へ延在する前ロッドと、中央ロッドの後端部から後方へ延在する後ロッドとを有する請求項2記載の電気自動車用の誘導給電装置。
- 地上コアは、中央ロッドと前ロッドとの間に配置される前ブロックと、中央ロッドと後ロッドとの間に配置される後ブロックとを有し、中央ロッドは、前ブロック及び後ブロックの上部に接する請求項10記載の電気自動車用の誘導給電装置。
- 前ロッド及び後ロッドは、非磁性金属からなる補強板により部分的に囲まれている請求項10記載の電気自動車用の誘導給電装置。
- 地上コアは、中央ロッドと前ロッドとの間に配置される前ブロックと、中央ロッドと後ロッドとの間に配置される後ブロックとを有し、中央ロッド、前ブロック及び後ブロックは、前ロッド及び後ロッドよりも下方に埋設されている請求項10記載の電気自動車用の誘導給電装置。
- 前ロッド及び後ロッドは、フエライト砂及びフエライト砂利を含む軟磁性アスフアルト層又は軟磁性コンクリート層を有する請求項13記載の電気自動車用の誘導給電装置。
- トランスミッタは、直列接続された一次インダクタ及び地上コイルと直列接続される一次トランジスタと、直列接続された一次インダクタ及び地上コイルと逆並列接続されるフリーホィーリングダイオードとを有し、
レシーバは、直列接続された二次インダクタ及び車輌コイルと並列接続される二次トランジスタと、この二次トランジスタの一端を出力端子に接続する出力ダイオードとを有する請求項1記載の電気自動車用の誘導給電装置。 - 一次インダクタは主として地上コイルの漏れインダクタンスからなり、二次インダクタは主として車輌コイルの漏れインダクタンスからなる請求項15記載の電気自動車用の誘導給電装置。
- 地上コントローラは、一次トランジスタをオンする蓄積期間と、一次トランジスタをオフする出力期間とをもち、
車輌コントローラは、二次トランジスタをオンする蓄積期間と、二次トランジスタをオフする出力期間とをもつ請求項15記載の電気自動車用の誘導給電装置。 - 車輌コントローラの蓄積期間は地上コントローラの蓄積期間と本質的に重なっている請求項17記載の電気自動車用の誘導給電装置。
- 地上コントローラ及び車輌コントローラは、地上コア及び車輌コアに別々に巻かれた一対の通信コイルを通じて互いに通信する請求項1記載の電気自動車用の誘導給電装置。
- 駐車スペース及び道路のいずれかの表面近傍に設置された軟磁性の地上コア及び地上コイルと、車輌の底部に設置された軟磁性の車輌コア及び車輌コイルと、地上コイルに電力を供給するトランスミッタと、車輌コイルの電力を車輌バッテリに供給するレシーバと、トランスミッタを制御する地上コントローラと、レシーバを制御する車輌コントローラとを備える誘導給電装置において、
トランスミッタは、直列接続された一次インダクタ及び地上コイルと直列接続される一次トランジスタと、直列接続された一次インダクタ及び地上コイルと逆並列接続されるフリーホィーリングダイオードとを有し、
レシーバは、直列接続された二次インダクタ及び車輌コイルと並列接続される二次トランジスタと、この二次トランジスタの一端をレシーバの出力端子に接続する出力ダイオードとを有することを特徴とする電気自動車用の誘導給電装置。 - 一次インダクタは主として地上コイルの漏れインダクタンスからなり、二次インダクタは主として車輌コイルの漏れインダクタンスからなる請求項20記載の電気自動車用の誘導給電装置。
- 地上コントローラは、一次トランジスタをオンする蓄積期間と、一次トランジスタをオフする出力期間とをもち、
車輌コントローラは、二次トランジスタをオンする蓄積期間と、二次トランジスタをオフする出力期間とをもつ請求項20記載の電気自動車用の誘導給電装置。 - 車輌コントローラの蓄積期間は地上コントローラの蓄積期間とほぼ重なる請求項22記載の電気自動車用の誘導給電装置。
- 直列接続された二次インダクタ及び車輌コイルは、トラクションインバータの出力端子にダイオードを通じて接続される請求項20記載の電気自動車用の誘導給電装置。
- 一次コイル(12)と、可動の二次コイル(22)と、一次コイル(12)に電力を供給するトランスミッタ(200)と、二次コイル(22)に接続されるレシーバ(300)とを有する誘導給電装置において、
トランスミッタ(200)は、一次コイル(12)を流れる一次電流をスイッチする一次トランジスタ(201)と、一次コイル(12)に一次電流を循環させるフリーホィーリングダイオード(202)とを有し、
レシーバ(300)は、二次コイル(22)を流れる二次電流をスイッチする二次トランジスタ(301)と、二次トランジスタ(301)の一端をレシーバ(300)の出力端子に接続する出力ダイオード(302)とを有することを特徴とする誘導給電装置。
Applications Claiming Priority (2)
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JP2021184695A (ja) * | 2020-04-27 | 2021-12-02 | 株式会社Ihi建材工業 | 車両給電装置及び路盤ユニット |
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2017
- 2017-09-19 JP JP2017179036A patent/JP2018166394A/ja active Pending
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JP2021184695A (ja) * | 2020-04-27 | 2021-12-02 | 株式会社Ihi建材工業 | 車両給電装置及び路盤ユニット |
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