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JP2018146145A - 熱交換器及びその製造方法 - Google Patents

熱交換器及びその製造方法 Download PDF

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JP2018146145A
JP2018146145A JP2017039602A JP2017039602A JP2018146145A JP 2018146145 A JP2018146145 A JP 2018146145A JP 2017039602 A JP2017039602 A JP 2017039602A JP 2017039602 A JP2017039602 A JP 2017039602A JP 2018146145 A JP2018146145 A JP 2018146145A
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孝範 永井
Takanori Nagai
孝範 永井
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Sankei Giken Kogyo Co Ltd
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Sankei Giken Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】被加熱流体が流れる流路管の加工精度の許容範囲を大きくすることができると共に、熱交換効率と耐久性に優れる熱交換器を提供する。【解決手段】被加熱流体が流れる扁平管2が無隔壁で形成され、複数の扁平管2が相互に間隔を開けて並設され、複数のフィン3が扁平管2の軸方向に間隔を開けて配設されると共に、複数のフィン3の貫通穴31を複数の扁平管2が貫通するように設けられ、フィン3・3相互間に位置する扁平管2の部分に周方向に延びる膨出部22が形成され、膨出部22の根元221がフィン3の貫通穴31の周縁を押圧して扁平管2がフィン3に固定され、複数の扁平管2が加熱流体の流通管4を横切るように配置される熱交換器1。【選択図】図3

Description

本発明は、例えば自動車の内燃機関の排気等の加熱流体と被加熱流体との熱交換を行う熱交換器及びその製造方法に関する。
従来、自動車の内燃機関で発生した排気と被加熱流体との熱交換を行う熱交換器として、被加熱流体が流れる複数の扁平管を間隔を開けて並列配置し、複数の扁平管を接続するフィンを設け、扁平管の扁平した部分とフィンで熱交換面積を増加させ、熱交換効率を高めた熱交換器が知られている(特許文献1参照)。
特開2016−114331号公報
ところで、図10(a)に示すように、複数の扁平管101を間隔を開けて並列配置し、これらの扁平管101を共通するフィン104の挿通穴105に挿通し、扁平管101とフィン104の挿通穴105の周縁部をろう付けや溶接で接合する構造では、扁平管101に溶接歪による隙間102がある場合には当該部分で接合して固定することができないと共に、扁平管101とフィン104が密着しない隙間102が大きい場合には熱伝導も大きく低下してしまう。また、図10(b)に示すように、扁平管101の扁平面の面形状が悪いため隙間103がある場合にも、同様の問題を生ずる。
即ち、被加熱流体が流れる流路管とフィンをろう付けや溶接で固定する構造では、流路管とフィンの固定の強度や安定性が流路管の加工精度に大きく左右されてしまう。更に、流路管の加工精度が低く流路管とフィンとの間に密着しない大きな部分が生ずると、フィンで熱交換面積を増加させても熱伝導が大きく低下してしまい、熱交換効率が大幅に低下してしまう。また、このような密着できない大きな部分が生ずると流路管とフィンの固定も弱くなり、耐久性も低下してしまう。そのため、流路管の加工精度の許容範囲が大きく、熱交換効率と耐久性に優れる熱交換器が求められている。
本発明は上記課題に鑑み提案するものであって、流路管の加工精度の許容範囲を大きくすることができると共に、熱交換効率と耐久性に優れる熱交換器及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の熱交換器は、被加熱流体が流れる流路管が無隔壁で形成され、複数の前記流路管が相互に間隔を開けて並設され、複数のフィンが前記流路管の軸方向に間隔を開けて配設されると共に、前記複数の前記フィンの貫通穴を前記複数の前記流路管が貫通するように設けられ、前記フィン相互間に位置する前記流路管の部分に周方向に延びる膨出部が形成され、前記膨出部の根元が前記フィンの前記貫通穴の周縁を押圧して前記流路管が前記フィンに固定され、前記複数の前記流路管が加熱流体の流通管を横切るように配置されることを特徴とする。
これによれば、流路管に周方向に延びる膨出部を形成し、膨出部の根元でフィンの貫通穴の周縁を押圧して流路管をフィンに固定することにより、流路管に厳密な加工精度が要求されず、フィンと固定する流路管の加工精度の許容範囲を大きくすることができ、ひいては歩留まりを向上することができる。また、途中で途切れずに周方向に延びる膨出部の根元でフィンの貫通穴の周縁を押圧して流路管をフィンに固定する構造では、流路管とフィンとの間に密着しない大きな部分が生ずることなく、流路管とフィンとの境界部分で熱伝導が低下することを防止することができ、熱交換効率を高めることができる。また、流路管とフィンとの間に密着しない大きな部分が生ずることないことから、流路管とフィンとの固定強度が高くなり、耐久性も向上することができる。
本発明の熱交換器は、前記加熱流体が自動車の内燃機関の排気であると共に、前記フィン相互の間隔が1.0mm〜20mm、前記流路管の管路断面積が7.0mm〜1500mm、前記膨出部の外端と前記膨出部の根元との高さの差が0.1mm〜20mmであることを特徴とする。
これによれば、フィン相互の間隔を1.0mm〜20mmとすることにより、所要の熱交換を確保することができると共に、フィンの密集で排気流路が狭まって排気の圧力損失、背圧の上昇が生ずることを防止し、自動車の内燃機関の排気効率、吸気効率、燃焼効率を高めることができる。また、扁平管の管路断面積を7.0mm〜1500mm、膨出部の外端と膨出部の根元との高さの差を0.1mm〜20mmとすることにより、被加熱流体に所要の大きさの乱流を発生させ、熱交換を促進させることができる。
本発明の熱交換器は、前記流路管が扁平管であり、複数の前記扁平管が扁平面を対向するようにして間隔を開けて並設され、前記扁平管の前記扁平面が加熱流体の流通方向に沿って配置されると共に、前記膨出部が少なくとも両側の前記扁平面の幅の略全長に亘って膨出するように形成されていることを特徴とする。
これによれば、被加熱流体が流れる流路管を扁平管とし、その扁平面を加熱流体の流通方向に沿って配置することにより、伝熱面積を広げて加熱流体と被加熱流体の熱交換を促進させることができる。また、膨出部を少なくとも両側の扁平面の幅の略全長に亘って形成することにより、扁平管とフィンの十分な密着領域を確保することができ、扁平管とフィンの境界部分での熱伝導の低下を確実に防止し、熱交換効率を向上することができる。また、扁平管とフィンの十分な密着領域が確保されると共に、両側の扁平面の膨出部が押圧するフィンの貫通穴の部分で両側から線状に押圧され挟持されるようにして扁平管がフィンに固定されることから、扁平管とフィンとの固定強度をより高め、耐久性を一層向上することができる。
本発明の熱交換器は、前記扁平管に別体の敷居部材が設けられ、前記敷居部材の前記扁平管の長さよりも短い敷居部が前記扁平管に挿設され、前記敷居部の仕切りで前記扁平管内に前記扁平管の長さよりも長い被加熱流体の流路が形成されていることを特徴とする。
これによれば、扁平管の長さよりも長い被加熱流体の流路を形成することができ、熱交換効率を一層高めることができる。
本発明の熱交換器は、前記別体の敷居部材が複数設けられ、前記扁平管の長軸方向に間隔を開けて前記敷居部が挿設されると共に、前記敷居部が前記扁平管の一方の端部側と他方の端部側から交互に挿設され、複数の前記敷居部の仕切りで前記扁平管内に被加熱流体の蛇行流路が形成されていることを特徴とする。
これによれば、高い加熱が求められる被加熱流体に対する熱交換器を簡単に構成することができ、熱交換効率をより一層高めることができると共に、熱交換効率の異なる熱交換器に容易に変更できる柔軟性の高い熱交換器とすることができる。
本発明の熱交換器の製造方法は、本発明の熱交換器を製造する製造方法であって、間隔を開けて配置した複数のフィンの対応位置にある貫通穴に無隔壁で管状のワークを挿入し、前記複数の前記フィンの貫通穴に複数の前記管状のワークを貫通させる第1工程と、前記管状のワークの一方の端部を閉塞し、他方の端部から流体を加圧注入して、前記管状のワークの前記フィン相互間に位置する部分を膨出させて周方向に延びる膨出部にし、前記膨出部の根元が前記フィンの前記貫通穴の周縁を押圧する流路管を形成する第2工程を備えることを特徴とする。
これによれば、無隔壁で管状のワークを用い、周壁に一律に流体加圧することで、簡単な製造工程で確実に、途中で途切れない周方向に延びる膨出部を形成することができると共に、周方向に延びる膨出部の根元でフィンの貫通穴の周縁を押圧して流路管をフィンに固定することができる。
本発明の熱交換器の製造方法は、前記管状のワークが扁平管状のワークであり、前記第2工程の流体の加圧注入により、前記扁平管状のワークにおける少なくとも両側の扁平面の幅の略全長に亘って膨出させて膨出部を形成することを特徴とする。
これによれば、扁平管とフィンの十分な密着領域を確保でき、フィンの貫通穴の部分で両側から線状に押圧され挟持されるようにして扁平管がフィンに固定される構造を、簡単な製造工程で確実に形成することができる。
本発明によれば、熱交換器の流路管の加工精度の許容範囲を大きくすることができると共に、熱交換効率と耐久性に優れる熱交換器を得ることができる。
本発明による第1実施形態の熱交換器の斜視図。 第1実施形態の熱交換器の平面図。 (a)は図2のA−A拡大断面図、(b)は同図(a)の部分拡大図。 (a)は第1実施形態における扁平管状のワークとフィンを示す斜視図、(b)はその複数のフィンの貫通穴に複数の扁平管状のワークを貫通させた組立体を示す斜視図。 (a)は第1実施形態における複数のフィンの貫通穴に複数の扁平管状のワークを貫通させた組立体の正面図、(b)はその組立体を流体加圧用の治具に取り付けて流体加圧している途中の状態を示す一部断面正面図、(c)はその組立体の流体加圧後の状態を示す正面図。 本発明による第2実施形態の熱交換器の横断面図。 第2実施形態における扁平管とフィンと敷居部材の組立体の斜視図。 (a)は第2実施形態における扁平管とフィンと敷居部材の組立体の正面図、(b)はそのB−B断面図。 (a)は本発明における第1変形例の扁平管とフィンの部分断面図、(b)は第2変形例の扁平管とフィンの部分断面図、(c)は第3変形例の扁平管とフィンの部分断面図、(d)は第4変形例の扁平管とフィンの部分断面図。 (a)は従来の接合構造で溶接歪で扁平管とフィンとの間に隙間がある場合を示す部分説明図、(a)は従来の接合構造で扁平管の面形状の精度が劣り扁平管とフィンとの間に隙間がある場合を示す部分説明図。
〔第1実施形態の熱交換器及びその製造方法〕
本発明による第1実施形態の熱交換器1は、図1〜図3に示すように、被加熱流体が流れる流路管に相当する扁平管2を有し、扁平管2は無隔壁で形成され、そのままの状態における内部は単一の流路となっている。扁平管2は複数設けられており、複数の扁平管2が扁平面21と対向するようにして間隔を開けて並設されている。図示例では3個の扁平管2が扁平面21を対向するようにして間隔を開けて積層配置されている。
扁平管2の管軸方向には、複数のフィン3が間隔を開けて配設されている。本実施形態におけるフィン3は略板状であり、図示例では略矩形板状で、各フィン3が同形で同サイズに形成されている。各フィン3には並設される扁平管2の個数に対応する数の長穴状の貫通穴31が形成され、各々のフィン3の貫通穴31はそれぞれ対応する位置に形成されている。複数の扁平管2のそれぞれは、間隔を開けて配置されている複数のフィン3を貫通するように設けられ、複数のフィン3の貫通穴31を貫通するように設けられている。
フィン3・3相互の間隔は熱交換器として使用可能な範囲で適宜設定することが可能であるが、例えば熱交換器1を自動車用の熱交換器とし、加熱流体を自動車の内燃機関の排気とする場合には、フィン3・3相互の間隔は1.0mm〜20mmとすると好適であり、3mm〜5mmとするとより好適である。これにより、所要の熱交換を確保することができると共に、フィン3の密集で排気流路が狭まって排気の圧力損失、背圧の上昇が生ずることを防止し、自動車の内燃機関の排気効率、吸気効率、燃焼効率を高めることができる。
所定間隔毎に設けられ且つフィン3・3相互間に位置する扁平管2の部分には、扁平管2の周方向に延び、少なくとも両側の扁平面21の幅の略全長に亘って膨出するようにして膨出部22が形成されている。本実施形態では、それぞれのフィン3・3相互間に位置する扁平管2の部分に、扁平管2の断面形状に略倣うように全周に亘って膨出する膨出部22が形成されていると共に、縦断面視で略弧状に外側に膨出する膨出部22が形成されている。
膨出部22の根元221はフィン3の貫通穴31の周縁を押圧し、本実施形態では全周に亘って押圧しており、この押圧によって扁平管2がそれぞれ所定位置でフィン3に固定されている。本実施形態では、扁平管2の管軸方向の両方の最外側に位置するフィン3が、その内側に位置する膨出部22の根元221により、貫通穴31の周縁を全周に亘って押圧されて固定されており、片面側の膨出部22の根元221だけで押圧固定されている。また、扁平管2の管軸方向において、両方の最外側に位置するフィン3の間に位置する各フィン3は、その両側に位置する膨出部22の根元221により、貫通穴31の周縁を全周に亘って押圧されて固定されており、両面側の膨出部22の根元221で押圧固定されている。
扁平管2の管路断面積、膨出部22の外端222と膨出部22の根元221との高さの差Hは、それぞれ熱交換器として使用可能な範囲で適宜設定することが可能である。例えば熱交換器1を自動車用の熱交換器とする場合には、扁平管2の管路断面積は7.0mm〜1500mmとすると好適であり、120mm〜400mmとするとより好適であり、又、膨出部22の外端222と膨出部22の根元221との高さの差Hは0.1mm〜20mmとすると好適であり、0.2mm〜1.5mmとするとより好適である。これらの数値範囲の扁平管2の管路断面積、膨出部22の外端222と膨出部22の根元221との高さの差Hとすることにより、被加熱流体に所要の大きさの乱流を発生させ、熱交換を促進させることができる。
扁平管2とフィン3の組立体6は、加熱流体が流れる流通管4に内装されている。図示例の流通管4は自動車の内燃機関の排気が流れる排気流通管になっており、組立体6は断面視略長方形で略筒状である排気流通管の流通管4に内装されている。流通管4の短辺の両側壁41・41には流通穴42・42が形成され、扁平管2の両端の開口端23・23が流通穴42・42の周縁にそれぞれ固定されており、複数の扁平管2が流通管4を横切るように配置されている。扁平管2の扁平面21は、流通管4の排気流通方向等の加熱流体の流通方向EFに沿うようにして配置される。
側壁41・41の外側には、それぞれ断面視略コ字形のカバー5・5が被せるように設けられ、溶接等で流通管4に固定されている。一方のカバー5には外方に突出して流体導入口51が設けられ、一方のカバー5の内部に連通しており、他方のカバー5には外方に突出して流体導出口52が設けられ、他方のカバー5の内部に連通している。流通管4の管軸方向におけるカバー5・5の両側の開放部は、図示省略する閉塞部材で閉塞され、閉塞部材はカバー5と流通管4に溶接等で固定される。これにより、カバー5と流通管4の側壁41との間に、換言すれば扁平管2の管軸方向の両側に略密閉空間が形成されている。尚、図3(b)の太線矢印HFは被加熱流体の流通方向である。
第1実施形態の熱交換器1を製造する際には、図4に示すように、例えば略平らな扁平面21mが対向する位置に設けられている無隔壁で扁平管状のワーク2mと、略長方形板状で長穴状の貫通穴31が形成されているフィン3を用いる。貫通穴31はその長軸がフィン3の長辺に倣うように形成されていると共に、フィン3の短辺方向に間隔を開けて複数並設され、図示例では各フィン3に3個の貫通穴31が並設されている。
そして、複数のフィン3を所定の間隔を開けて配置し、複数のフィン3の対応位置にある貫通穴31に扁平管状のワーク2mを挿入し、所定間隔で並置された複数のフィン3に扁平管状のワーク2mを貫通させる。これはフィン3の中で異なる位置に形成されている各貫通穴31に対して行い、複数のフィン3の貫通穴31に複数の扁平管状のワーク2mを貫通させ、図4(b)及び図5(a)に示す組立体6mを得る。図示例では3個の扁平管状のワーク2mをフィン3の中で異なる位置に形成されている3個の貫通穴31に対してそれぞれ貫通させて組立体6mを得ている。
その後、組立体6mにおける扁平管状のワーク2mの一方の端部23mを、治具11に形成されている凹部111に嵌入する。凹部111は、奥側が閉塞されており、扁平管状のワーク2mの外形に倣う形状で形成されていると共に、ワーク2mと対応する大きさで形成されている。凹部111に嵌入されたワーク2mの一方の端部23mは、治具11で閉塞されると共に、その外形に倣う形状で治具11によって保持される(図5(b)参照)。
また、組立体6mにおける扁平管状のワーク2mの他方の端部24mを、治具12に形成されている凹部121に嵌入する。凹部121は、扁平管状のワーク2mの外形に倣う形状で形成されていると共に、ワーク2mと対応する大きさで形成されている。凹部121に嵌入されたワーク2mの他方の端部24mは、その外形に倣う形状で治具12によって保持される(図5(b)参照)。
更に、治具12には加圧流体が流れる流体管122が設けられており、流体管122の分岐管123が凹部121の奥側に導入され、分岐管123と凹部121が連通している。流体管122、分岐管123には図示省略する加圧ポンプによって流体が加圧して流され、加圧流体が凹部121から吐出されるようになっている。
そして、扁平管状のワーク2mの一方の端部23mを治具11の凹部111に嵌入し、他方の端部24mを治具12の凹部121に嵌入した状態で、流体管122、分岐管123を介して流体を加圧注入すると、扁平管状のワーク2mの他方の端部24mからワーク2m内に流体が加圧注入される。尚、加圧注入する流体は、例えば水、高圧ガスなど使用可能な範囲で適宜である。
この流体の加圧注入により、扁平管状のワーク2mにおける所定間隔毎に設けられるフィン3・3相互間に位置する部分を膨出させて膨出部22にし、膨出部22の根元221がフィン3の貫通穴31の周縁を押圧する扁平管2を形成し、組立体6を得る(図5(b)、(c)参照)。本実施形態では、流体の加圧注入により、それぞれのフィン3・3相互間に位置する部分を膨出させて膨出部22にし、膨出部22の根元221がフィン3の貫通穴31の周縁を押圧する扁平管2を形成している。
また、この流体の加圧注入により、膨出部22は扁平管2の周方向に延び、少なくとも両側の扁平面21の幅の略全長に亘って膨出するようにして形成され、この膨出部22の膨出部分に対応してフィン3の貫通穴31の周縁が押圧される。尚、図示例の膨出部22は、扁平管2の全周に亘って形成され、フィン3の貫通穴31の周縁を全周に亘って押圧するように形成される。
その後、組立体6を流通管4に内装して取り付け、流通管4の側壁41・41の外側に断面視略コ字形のカバー5・5を被せるように取り付け、流通管4の管軸方向におけるカバー5・5の両側の開放部を閉塞部材で閉塞する工程を行い、第1実施形態の熱交換器1が得られる。
第1実施形態によれば、扁平管2の周方向に延び、少なくとも両側の扁平面21の幅の略全長に亘って膨出する膨出部22を形成し、この膨出部22の根元221でフィン3の貫通穴31の周縁を押圧して扁平管2をフィン3に固定することにより、扁平管2に厳密な加工精度が要求されず、フィン3と固定する扁平管2の加工精度の許容範囲を大きくすることができ、ひいては歩留まりを向上することができる。
また、途中で途切れずに周方向に延びる膨出部22の根元221でフィン3の貫通穴31の周縁を押圧して扁平管2をフィン3に固定する構造では、扁平管2とフィン3との間に密着しない大きな部分が生ずることなく、扁平管2とフィン3との境界部分で熱伝導が低下することを防止することができ、熱交換効率を高めることができる。特に、膨出部22を少なくとも両側の扁平面21の幅の略全長に亘って形成することにより、扁平管2とフィン3の十分な密着領域を確保することができ、扁平管2とフィン3の境界部分での熱伝導の低下を確実に防止し、熱交換効率を向上することができる。また、被加熱流体が流れる流路管を扁平管2とし、その扁平面21を加熱流体の流通方向に沿って配置することにより、伝熱面積を広げて加熱流体と被加熱流体の熱交換を促進させることができる。
また、扁平管2とフィン3との間に密着しない大きな部分が生ずることないことから、扁平管2とフィン3との固定強度が高くなり、耐久性も向上することができる。特に、膨出部22を少なくとも両側の扁平面21の幅の略全長に亘って形成することにより、扁平管2とフィン3の十分な密着領域が確保されると共に、両側の扁平面21の膨出部22が押圧するフィン3の貫通穴31の部分で両側から線状に押圧され挟持されるようにして扁平管2がフィン3に固定されることから、扁平管2とフィン3との固定強度をより高め、耐久性を一層向上することができる。
また、第1実施形態の製造方法によれば、無隔壁で扁平管状のワーク2mを用い、その周壁に一律に流体加圧することにより、簡単な製造工程で確実に、途中で途切れない周方向に延びる膨出部22を形成することができると共に、周方向に延びる膨出部22の根元221でフィン3の貫通穴31の周縁を押圧して扁平管2をフィン3に固定することができる。更に、流体の加圧注入により、扁平管状のワーク2mにおける少なくとも両側の扁平面21の幅の略全長に亘って膨出させて膨出部22を形成することで、扁平管2とフィン3の十分な密着領域を確保でき、フィン3の貫通穴31の部分で両側から線状に押圧され挟持されるようにして扁平管2がフィン3に固定される構造を、簡単な製造工程で確実に形成することができる。
〔第2実施形態の熱交換器及びその製造方法〕
本発明による第2実施形態の熱交換器1aは、図6に示すように、第1実施形態と同様の構成の扁平管2、フィン3、流通管4を備え、扁平管2とフィン3の組立体6の構成も第1実施形態と同様であり、膨出部22の根元221がフィン3の貫通穴31の周縁を押圧し、この押圧によって扁平管2がそれぞれ所定位置でフィン3に固定されている。
扁平管2とフィン3の組立体6は、排気等の加熱流体が流れる流通管4に内装され、流通管4は断面視略長方形で略筒状になっている。流通管4の短辺の両側壁41・41には第1実施形態と同様に流通穴42・42が形成されているが、第2実施形態では扁平管2の両端の開口端23・23より若干内側の部分が流通穴42・42の周縁にそれぞれ固定され、扁平管2の両端が側壁41・41よりも外側に若干突出している。複数の扁平管2は流通管4を横切るように配置され、扁平管2の扁平面21は流通管4の排気流通方向等の加熱流体の流通方向EFに沿うようにして配置される。
側壁41・41の外側には、それぞれ略矩形トレー状のカバー5a・5aが被せるように設けられ、溶接等で流通管4に固定されて、扁平管2の管軸方向の両側に略密閉空間が形成されている。一方のカバー5aには外方に突出して流体導入口51aが設けられ、一方のカバー5aの内部に連通しており、流体導入口51aには流体導入管81aが取り付けられている。他方のカバー5aには外方に突出して流体導出口52aが設けられ、他方のカバー5aの内部に連通しており、流体導出口52aには流体導出管82aが取り付けられている。
そして、第2実施形態では、扁平管2とは別体の敷居部材7aが複数設けられている。敷居部材7aは、間隔を開けて積層するように並置されている複数の扁平管2の積層方向に延びる基体71aと、基体71aの片側の側部から扁平管2の管軸方向に延びる敷居部72aとから構成される。基体71aからは、間隔を開けて積層される扁平管2の数に対応する複数の敷居部72aが延設されており、各敷居部72aの長さは扁平管2の長さよりも短くなっている。
敷居部材7aの基体71aは、複数の扁平管2の積層方向に延びて扁平管2の開口端に近接或いは密接して配置され、敷居部材7aの各敷居部72aは複数の扁平管2の各々に挿設されており、例えば扁平管2の積層方向の両外側に位置する敷居部72aの側端を扁平管2にレーザー溶接等で溶接して敷居部材7aが扁平管2に固定されている。第2実施形態では、敷居部材7aの敷居部72aが扁平管2の一方の端部側から挿設され、別の敷居部材7aの敷居部72aが扁平管2の他方の端部側から挿設されて、敷居部材7aの敷居部72aが扁平管2の一方の端部側と他方の端部側から交互に挿設されている。
図6の例では、扁平管2の幅方向の一方の端部と一の敷居部材7aの敷居部72aとの間の幅と、一の敷居部材7aの敷居部72aと別の敷居部材7aの敷居部72aとの間の幅と、別の敷居部材7aの敷居部72aと扁平管2の幅方向の他方の端部との間の幅が略同一になっており、流体導入口51aは扁平管2の幅方向の一方の端部と一の敷居部材7aの敷居部72aとの間の空間に向かって開口する位置に設けられ、流体導出口52aは別の敷居部材7aの敷居部72aと扁平管2の幅方向の他方の端部との間の空間に向かって開口する位置に設けられている。
また、敷居部材7aの基体71aの外周面はカバー5aの内周面に略線状に当接して、基体71aの外周面とカバー5aの内周面との間の箇所で被加熱流体を流通不能或いは被加熱流体の流通を抑制する構成にしており、換言すれば、流通管4とカバー5a・5aとの間の空間を区画するようにして敷居部材7aの基体71aが設けられている。図6の例では、一の敷居部材7aの基体71aの外周面が一方のカバー5aの内周面に略線状に当接し、別の敷居部材7aの基体71aの外周面が他方のカバー5aの内周面に略線状に当接している。
この扁平管2の両端側に設けられるカバー5aと敷居部材7aの敷居部72aの仕切りにより、扁平管2の長さよりも長い被加熱流体の流路が形成されている。図6の例では、扁平管2の両端側のカバー5a・5aと複数の敷居部72a・72aの仕切りにより、扁平管2内に被加熱流体の蛇行流路が形成され、この蛇行流路に沿って被加熱流体の流通方向HFが形成されるようになっている。尚、敷居部材7aの個数は、単数、或いは3個以上の複数とし、扁平管2の長さよりも長い被加熱流体の流路が形成される構成とすることも可能である。
第2実施形態の熱交換器1aを製造する際には、流体の加圧注入等の第1実施形態と同様の工程により、膨出部22が形成された扁平管2とフィン3で構成される組立体6を得る。その後、組立体6の各扁平管2の所定位置に一の敷居部材7aの敷居部72aと別の敷居部材7aの敷居部72aを挿入し、敷居部72aの所定箇所を扁平管2に溶接して固定し、図7及び図8に示す扁平管2とフィン5と敷居部材7aで構成される組立体6aを得る。
その後、組立体6aを流通管4に内装して取り付け、流通管4の側壁41・41の外側にカバー5a・5aを被せるように取り付けることにより、或いは更に流体導入口51aに流体導入管81a、流体導出口52aに流体導出管82aを取り付けることにより、第2実施形態の熱交換器1aが得られる。
第2実施形態によれば、扁平管2の長さよりも長い被加熱流体の流路を形成することができ、熱交換効率を一層高めることができる。特に、別体の敷居部材7aを複数設けて被加熱流体の蛇行流路を形成する構成では、高い加熱が求められる被加熱流体に対する熱交換器を簡単に構成することができ、熱交換効率をより一層高めることができると共に、熱交換効率の異なる熱交換器に容易に変更できる柔軟性の高い熱交換器とすることができる。
〔本明細書開示発明の包含範囲〕
本明細書開示の発明は、発明として列記した各発明、各実施形態の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な内容を本明細書開示の他の内容に変更して特定したもの、或いはこれらの内容に本明細書開示の他の内容を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な内容を部分的な作用効果が得られる限度で削除して上位概念化して特定したものを包含する。そして、本明細書開示の発明には下記変形例や追記した内容も含まれる。
例えば第1、第2実施形態では、それぞれのフィン3・3相互間に位置する扁平管2の部分に縦断面視で略弧状に外側に膨出する膨出部22を形成したが、膨出部の縦断面視の形状が略弧状以外の形状である構成や、所定間隔毎のフィン相互間に位置する扁平管の部分に膨出部を形成する構成とすることも可能である。
このような構成の扁平管の変形例を図9に示す。図9(a)の第1変形例は、それぞれのフィン3・3相互間に位置する扁平管2pの部分に縦断面視で略コ字状に外側に膨出する膨出部22pが形成されているものである。膨出部22pは、少なくとも両側の扁平面21pの幅の略全長に亘って膨出するようにして形成され、好ましくは扁平管2pの断面形状に略倣うように全周に亘って形成される。
図9(b)の第2変形例は、それぞれのフィン3・3相互間に位置する扁平管2qの部分に縦断面視で略M字状に外側に膨出する膨出部22qが形成されているものである。膨出部22qは、少なくとも両側の扁平面21qの幅の略全長に亘って膨出するようにして形成され、好ましくは扁平管2qの断面形状に略倣うように全周に亘って形成される。第1変形例の膨出部22p、第2変形例の膨出部22qを流体の加圧注入で形成する際には、例えばフィン3に取り付けられた扁平管状のワークの膨出部22p、22qの形成される位置の外側にこれらに対応する形状の型材を配置し、この状態で流体を加圧注入して形成する。
図9(c)の第3変形例は、一つ置きのフィン3・3相互間に位置する扁平管2rの部分に縦断面視で略弧状に外側に膨出する膨出部22rが形成されているものである。膨出部22rは、少なくとも両側の扁平面21rの幅の略全長に亘って膨出するようにして形成され、好ましくは扁平管2rの断面形状に略倣うように全周に亘って形成される。膨出部22rを流体の加圧注入で形成する際には、例えばフィン3に取り付けられた扁平管状のワークの膨出部22rを形成しないフィン3・3相互間の位置の外側に扁平管状のワークに全周に亘って面接触する形状の型材を配置し、この状態で流体を加圧注入して形成する。
図9(d)の第4変形例は、一つ置きのフィン3・3相互間に位置する扁平管2sの部分に縦断面視で略弧状に外側に膨出する膨出部22sが形成されており、膨出部22sが形成されていないフィン3・3相互間に位置する扁平管2sの部分に縦断面視で略弧状に内側に縮径された縮径部25sが形成されているものである。膨出部22sは、少なくとも両側の扁平面21sの幅の略全長に亘って膨出するようにして形成され、好ましくは扁平管2sの断面形状に略倣うように全周に亘って形成される。縮径部25sは、両側の扁平面21sの幅の略全長に亘って形成する、扁平管2sの断面形状に略倣うように全周に亘って形成する、扁平管2sの周方向に点在するように形成すること等が可能である。
第4変形例の扁平管2sを形成する際には、例えばフィン3に取り付けられた扁平管状のワークの膨出部22sを形成しないフィン3・3相互間の位置の外側に扁平管状のワークに全周に亘って面接触する形状の型材を配置し、この状態で流体を加圧注入して、扁平管状のワークに膨出部22s形成する。その後、膨出部22sが形成されていないフィン3・3相互間に位置する扁平管2sの部分を縮径型で縮径して縮径部25sを形成することが可能である。
また、本発明における被加熱流体が流れる流路管は、扁平管に限定されず、例えば円筒管など適宜形状の管とすることが可能である。これらの適宜形状の管で本発明の熱交換器を製造する場合も、間隔を開けて配置した複数のフィンの対応位置にある貫通穴に無隔壁で管状のワークを挿入し、複数のフィンの貫通穴に複数の管状のワークを貫通させる工程と、管状のワークの一方の端部を閉塞し、他方の端部から流体を加圧注入して、管状のワークのフィン相互間に位置する部分を膨出させて周方向に延びる膨出部にし、膨出部の根元がフィンの貫通穴の周縁を押圧する流路管を形成する工程を用いると、簡単な製造工程で確実に、途中で途切れない周方向に延びる膨出部を形成することができると共に、周方向に延びる膨出部の根元でフィンの貫通穴の周縁を押圧して流路管をフィンに固定することができて好適である。
また、本発明における流路管の流通管に対する配置は、流路管が加熱流体の流通管を横切るように配置する構成であれば適宜であり、例えば流通管の流路を斜めに横切るように被加熱流体が流れる流路管を配置する構成等も本発明に含まれる。
また、本発明における流路管を流れる被加熱流体は、例えば冷却水、エアなど適宜であり、又、本発明における流通管を流れる加熱流体も排気以外の適宜のものとすることが可能である。また、本発明の熱交換器は、適宜の用途の熱交換器とすることが可能であり、例えば自動四輪車、自動二輪車等の自動車用熱交換器の他、建設機械用熱交換器、コージェネレーションシステムの熱交換器等とすることができる。
また、本発明における膨出部には、フィン相互間に位置する流路管の部分に周方向に延びるように形成される適宜の構成が含まれ、例えば流路管の周方向に小間隔を開けて複数条に分けられて設けられる構成とすることが可能であるが、流路管を扁平管とする場合には扁平管の周方向における扁平管幅方向両側の湾曲部以外の領域には膨出部を連続して形成する構成とすることが扁平管とフィンの密着性向上、押圧固定の強度向上の点から好ましい。
本発明は、例えば自動車の内燃機関の排気と被加熱流体との熱交換を行う排気用熱交換器などの熱交換器として利用することができる。
1、1a…熱交換器 2、2p、2q、2r、2s…扁平管 2m…扁平管状のワーク 21、21p、21q、21r、21s、21m…扁平面 22、22p、22q、22r、22s…膨出部 221…根元 222…外端 23m…一方の端部 24m…他方の端部 25s…縮径部 3…フィン 31…貫通穴 4…流通管 41…側壁 42…流通穴 5、5a…カバー 51、51a…流体導入口 52、52a…流体導出口 6、6m、6a…組立体 7a…敷居部材 71a…基体 72a…敷居部 81a…流体導入管 82a…流体導出管 11…治具 111…凹部 12…治具 121…凹部 122…流体管 123…分岐管 H…膨出部の外端と膨出部の根元との高さの差 EF…加熱流体の流通方向 HF…被加熱流体の流通方向 101…扁平管 102、103…隙間 104…フィン 105…挿通穴

Claims (7)

  1. 被加熱流体が流れる流路管が無隔壁で形成され、
    複数の前記流路管が相互に間隔を開けて並設され、
    複数のフィンが前記流路管の軸方向に間隔を開けて配設されると共に、前記複数の前記フィンの貫通穴を前記複数の前記流路管が貫通するように設けられ、
    前記フィン相互間に位置する前記流路管の部分に周方向に延びる膨出部が形成され、
    前記膨出部の根元が前記フィンの前記貫通穴の周縁を押圧して前記流路管が前記フィンに固定され、
    前記複数の前記流路管が加熱流体の流通管を横切るように配置されることを特徴とする熱交換器。
  2. 前記加熱流体が自動車の内燃機関の排気であると共に、
    前記フィン相互の間隔が1.0mm〜20mm、前記流路管の管路断面積が7.0mm〜1500mm、前記膨出部の外端と前記膨出部の根元との高さの差が0.1mm〜20mmであることを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  3. 前記流路管が扁平管であり、
    複数の前記扁平管が扁平面を対向するようにして間隔を開けて並設され、前記扁平管の前記扁平面が加熱流体の流通方向に沿って配置されると共に、
    前記膨出部が少なくとも両側の前記扁平面の幅の略全長に亘って膨出するように形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の熱交換器。
  4. 前記扁平管に別体の敷居部材が設けられ、
    前記敷居部材の前記扁平管の長さよりも短い敷居部が前記扁平管に挿設され、
    前記敷居部の仕切りで前記扁平管内に前記扁平管の長さよりも長い被加熱流体の流路が形成されていることを特徴とする請求項3記載の熱交換器。
  5. 前記別体の敷居部材が複数設けられ、
    前記扁平管の長軸方向に間隔を開けて前記敷居部が挿設されると共に、前記敷居部が前記扁平管の一方の端部側と他方の端部側から交互に挿設され、
    複数の前記敷居部の仕切りで前記扁平管内に被加熱流体の蛇行流路が形成されていることを特徴とする請求項4記載の熱交換器。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の熱交換器の製造方法であって、
    間隔を開けて配置した複数のフィンの対応位置にある貫通穴に無隔壁で管状のワークを挿入し、前記複数の前記フィンの貫通穴に複数の前記管状のワークを貫通させる第1工程と、
    前記管状のワークの一方の端部を閉塞し、他方の端部から流体を加圧注入して、前記管状のワークの前記フィン相互間に位置する部分を膨出させて周方向に延びる膨出部にし、前記膨出部の根元が前記フィンの前記貫通穴の周縁を押圧する流路管を形成する第2工程
    を備えることを特徴とする熱交換器の製造方法。
  7. 前記管状のワークが扁平管状のワークであり、
    前記第2工程の流体の加圧注入により、前記扁平管状のワークにおける少なくとも両側の扁平面の幅の略全長に亘って膨出させて膨出部を形成することを特徴とする請求項6記載の熱交換器の製造方法。
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