JP2018142157A - 注文情報管理装置、注文情報管理システムおよび注文情報管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】分割された個々の注文情報に対して、バイヤの入庫状況を更新する方法を提供する。
【解決手段】注文情報を管理する注文情報テーブルを記憶する記憶部と、ネットワークを介して複数の外部装置と通信を行う通信部と、複数の外部装置から受信する情報に基づき注文情報の更新を行う制御部と、を備える。制御部は、第1の外部装置から注文情報テーブルに含まれる所定注文に対する納期回答を示す納期回答情報を受信すると、納期回答情報に含まれる所定注文の納期と数量を確認し、所定注文に対して納期および数量が複数ある場合、注文情報テーブルに含まれる所定注文に対応するエントリを、納期回答情報の複数ある納期および数量に対応する複数のエントリを新たに作成する分割納品処理を実行する。
【選択図】図7
【解決手段】注文情報を管理する注文情報テーブルを記憶する記憶部と、ネットワークを介して複数の外部装置と通信を行う通信部と、複数の外部装置から受信する情報に基づき注文情報の更新を行う制御部と、を備える。制御部は、第1の外部装置から注文情報テーブルに含まれる所定注文に対する納期回答を示す納期回答情報を受信すると、納期回答情報に含まれる所定注文の納期と数量を確認し、所定注文に対して納期および数量が複数ある場合、注文情報テーブルに含まれる所定注文に対応するエントリを、納期回答情報の複数ある納期および数量に対応する複数のエントリを新たに作成する分割納品処理を実行する。
【選択図】図7
Description
本発明はバイヤとサプライヤ間における注文情報管理装置、注文情報管理システムおよび注文情報管理方法に関する。
バイヤとサプライヤ間のSCM(supply chain management)に関する情報共有は一般的には、ネットワークを介してバイヤ・サプライヤのシステムと調達システムとが連携して生産製品の部品管理などが行われている。例えば、本分野の先行技術としては、製品生産計画をバイヤとサプライヤ間で共有するには、バイヤとサプライヤ間で入庫状況の整合性を合わせるため、特開2005−227985号公報(特許文献1)に記載の技術がある。
この公報には、「前記バイヤ端末300が、バイヤにおける製品生産計画の情報と、前記共同倉庫から搬出された商品のバイヤ側での検収結果の情報とを管理するものであり、また、前記サプライヤ端末200が、バイヤ端末300より受信した前記製品生産計画の情報と前記検収結果の情報とに基づいて、前記製品生産計画に要する商品数からバイヤ側で検収された商品数を差し引きして該当商品の必要生産数を算定すると共に、サプライヤが前記必要生産数に基づき生産した生産商品の情報を管理するものでとする。」という記載がある。
特許文献1の調達システムではバイヤ・サプライヤが入力したトランザクションを反映し在庫管理を正確かつ効率的に行うことができる。しかし、特許文献1の調達システムでは、サプライヤが製品の納品を分割した場合が想定されていない。そのため、バイヤの入庫状況に対して分割された個々の注文情報の更新方法が明確ではなく、サプライヤは柔軟な在庫管理をすることはできなかった。また実際の運用では注文管理システムが対応していないため、バイヤ・サプライヤ間で帳簿をつけるなど個々の運用・管理が行われていた。そこで、本発明では、分割された個々の注文情報に対して、バイヤの入庫状況を更新する方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、代表的な本発明の注文情報管理装置、注文情報管理システム及び注文情報管理方法の一つは、注文情報を管理する注文情報テーブルを記憶する記憶部と、ネットワークを介して複数の外部装置と通信を行う通信部と、複数の外部装置から受信する情報に基づき注文情報の更新を行う制御部と、を備え、制御部は、第1の外部装置から注文情報テーブルに含まれる所定注文に対する納期回答を示す納期回答情報を受信すると、納期回答情報に含まれる所定注文の納期と数量を確認し、所定注文に対して納期および数量が複数ある場合、注文情報テーブルに含まれる所定注文に対応するエントリを、納期回答情報の複数ある納期および数量に対応する複数のエントリを新たに作成する分割納品処理を実行するものである。
本発明によればバイヤとサプライヤの間で、リアルタイムに数量や納期などの注文情報を連携することができ、より柔軟な在庫管理を行うことができ調達システムを提供することができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
以下、実施例を図面を用いて説明する。
図1は、バイヤとサプライヤ間における注文情報管理方法を実現するシステムの構成図である。なお、本実施形態で説明をする構成はあくまで一例であるためその他の構成を含んでもよいことは言うまでもない。
バイヤ注文発注システム100は、例えばCPUである演算装置110、バイヤ発注システム100を制御する制御装置120、バイヤ注文発注システムに使用するプログラム等を記憶する記憶装置130、LANやWAN等により後述する他のシステムと接続する通信装置140を有する。記憶装置130は、注文発注プログラム131、入庫情報テーブル132を有する。バイヤ注文発注システム100では、製品の注文情報を発行する。また、サプライヤからの納品があった製品については、入庫状況を反映させた注文情報を発行しサプライヤに連携する。
なお、注文情報などはバイヤ注文発注システム100の図示しない入力出力装置により入力されてもよいし、バイヤ注文発注システム100に接続するバイヤ端末により入力されてもよい。また、演算装置110、制御装置120を一つにして制御装置と呼ぶこともできる。また、バイヤ注文発注システム100の各装置はそれぞれが独立したサーバなどの装置で構成されていてもよい。
サプライヤ納期回答システム300は、例えばCPUである演算装置310、サプライヤ納期回答システム300を制御する制御装置320、サプライヤ納期回答システム300に使用するプログラム等を記憶する記憶装置330、LANやWAN等により他のシステムと接続する通信装置340を有する。記憶装置330は、納期回答プログラム331、納期回答テーブル332を有する。サプライヤ納期回答システム300では、製品を納品することが可能な納期を回答する。また、対象となる製品の納品を複数回に分けて分割納品することもできる。
なお、納期情報などはサプライヤ納期回答システム300の図示しない入力出力装置により入力されてもよいし、サプライヤ納期回答システム300に接続するサプライヤ端末により入力されてもよい。また、演算装置310、制御装置320を一つにして制御装置と呼ぶこともできる。また、サプライヤ納期回答システム300の各装置はそれぞれが独立したサーバなどの装置で構成されていてもよい。
注文情報管理システム200は、例えばCPUである演算装置210、注文情報管理システムを制御する制御装置220、注文情報管理システム200に使用するプログラムを記憶する記憶装置230、LANやWAN等により他のシステムと接続する通信装置240を有する。記憶装置230は、整合性判定プログラム231、注文情報テーブル232を有する。注文情報管理システム200では、バイヤ注文発注システム100と、サプライヤ納期回答システム300とを、通信装置240を介して注文情報の連携をする。詳細は後述する。
なお、注文情報管理システム200の各装置はそれぞれが独立したサーバなどの装置で構成されていてもよい。また、注文情報管理システム200は、注文情報管理装置と呼ぶこともできる。さらに、注文情報管理システムとは、バイヤ発注システム100、注文情報管理システム200、サプライヤ納期回答システム300の全体を含めた名称としてもよい。
次に図2を用いて、入庫情報テーブル132、注文情報テーブル232、納期回答テーブル332のテーブル構造を説明する。なお、各テーブルのカラムは本実施形態を説明するために用いるものであり、当該カラム以外の内容を含んでもよいことは言うまでもない。
入庫情報テーブル132は、バイヤ注文発注システム100の記憶装置130に記憶されている入庫情報を管理するテーブルである。入庫情報テーブル132は、注文を特定するために割り振られた一意の番号である注番、注文で扱う部品の名前である部品名、注文数量である数量、注文数量のうち実際に部品が納品された場合の数量である入庫数の4つのカラムから構成される。
注文情報テーブル232は、注文情報管理システム200の記憶装置230に記憶されている注文情報を管理するテーブルである。注文情報テーブル232は、注文を特定するために割り振られた一意の番号である注番、一つの注文が複数回に分割納品される場合に分割された個々の注文に対して割り振られる一意の番号である仮注番、注文で扱う部品の名前である部品名、注文数量である数量、注文数量のうち実際に部品が納品された場合の数量である入庫数、注文数量のうち未だ納品されていない数量である未入庫数、注文のバイヤ側の要求納期である要期、注文のサプライヤ側の回答納期である納期の8つのカラムから構成される。本実施例において注文情報テーブル232は、一つの注文に対してサプライヤが分割納品した場合に一つの注番に対してレコードが複数作成されるとする。
納期回答テーブル332は、サプライヤ納期回答システム300の記憶装置330に記憶されている納期情報を管理するテーブルである。納期回答テーブル332は、注文を特定するために割り振られた一意の番号である注番、注文で扱う部品の名前である部品名、注文数量である数量と注文のサプライヤ側の回答納期である納期が32セットの66個のカラムから構成される。数量と納期のセットは、分割納品をしない場合は1セット目のみに値が入力され、2セット目以降はNULLが入力される。
図3は、一つの注文を2つに分割納品して納期回答を実施した場合の納期回答テーブル332の値と、納期回答反映処理を実施して最新の納期回答を反映した注文情報テーブル232の値を示す一例である。
具体的には、納期回答テーブル332にエントリされている注番P001の注文に対して、数量(1):70、納期(1):6/22、数量(2):30、納期(2):6/24が入力され、要求されている数量100に対して2回にわたって納品されていることを示している。そして、納期回答テーブル332への分割納付の入力は納期回答情報が注文情報テーブル232へ反映される。すでに説明をしたが、分割納品されているため、注文情報テーブル232の注番P001については、納期回答テーブル332で回答があった数量についてそれぞれエントリが作成される。具体的には、数量(1):70と、数量(1):30がそれぞれ反映されたエントリが作成される。
図4は、バイヤ側に注文が納品された場合に、部品の入庫情報を更新した入庫情報テーブル132の値と、入庫情報反映処理を実施して最新の入庫情報を反映した注文情報テーブル232の値と、サプライヤ情報連携を実施して最新の入庫情報を反映した場合の納期回答テーブル332の値を示す一例である。詳細は後述する。
図5は、注文情報管理システム200のフローチャートである。図5のフローチャートに基づく動作は以下のとおりである。
ステップS100:バイヤ注文発注システム100の注文発注プログラム131により発行された注文情報を用いて注文情報テーブル232を更新する。
ステップS200:サプライヤ納期回答システム300の納期回答プログラム331により発行された納期回答情報を用いて注文情報テーブル232を更新する。
ステップS300:注文情報テーブル232にある注文情報を用いて納期回答テーブルを最新の情報に更新する。
ステップS400:ステップS100からステップS400までを最終稼働時刻まで15分間隔で繰り返し実施する。
ステップS100:バイヤ注文発注システム100の注文発注プログラム131により発行された注文情報を用いて注文情報テーブル232を更新する。
ステップS200:サプライヤ納期回答システム300の納期回答プログラム331により発行された納期回答情報を用いて注文情報テーブル232を更新する。
ステップS300:注文情報テーブル232にある注文情報を用いて納期回答テーブルを最新の情報に更新する。
ステップS400:ステップS100からステップS400までを最終稼働時刻まで15分間隔で繰り返し実施する。
図5のフローチャートと、図Xの表を用いて従来の注文情報管理について説明をする。なお、ここでいう「従来」とは納期回答が分割されていない場合を示すこととする。
ステップS100では、バイヤ注文情報システム100の注文発注プログラム131により数量100に対して入庫数100が入力された入庫情報テーブルに基づいて注文情報が発行される。当該注文情報に基づき注文情報管理システム200は注文情報テーブル232の入庫数のエントリを100として更新する。
次にステップS200では、サプライヤ納期回答システム300の納期回答プログラム331により納期回答テーブル332の注番P001の納期として「6/24」が入力され、当該テーブルに基づいて納期回答情報が発行される。当該納期回答情報に基づき注文情報管理システム200は注文情報テーブル232の納期を「6/24」として更新する。
次にステップ300では、注文情報管理システム200は更新された注文情報テーブル232の注文情報をサプライヤ納期回答システム300へ送信する。サプライヤ納期回答システム300は、納期回答テーブル332の数量を「100」から「0」へと変更する。このとき数量が「0」をすることによりサプライヤはシステム上で入庫が完了したことを把握する。
なお、図5のフローチャートはバイヤからの注文情報をもとにフローチャートが遷移するがこの場合に限らず、例えば、サプライヤ側からの納期回答情報に基づいてフローチャートが遷移してもよい。また、既に説明をしているが、従来の場合ではサプライヤが納期を分割で回答する場合は想定されていないため、サプライヤ側が諸事情により分割納品をしたい場合などはシステムでは管理できず、システム外の運用を実施せざるを得なかった。
次に本実施例での注文情報管理システム200の運用について説明をする。注文情報管理システム200は、図5のフローチャートに従い、ステップS100が実行される。ここで、ステップS100の詳細の動作を図6のフローチャートを用いて説明する。図6のフローチャートに基づく動作は以下のとおりである。
ステップS101:バイヤ注文発注システム100の注文発注プログラム131により発行された注文情報から入庫状況を更新する注文番号を確認する。本実施例では入庫処理により注番「P001」の入庫数が「80」として入力されたため、確認されるべき注番は「P001」である。
ステップS102:ステップS101で確認した注文番号に対する注文情報を、注文情報テーブル232から抽出する。ステップS101で注番は「P001」と判明しているため注文番号テーブルから当該注番のエントリを抽出する。
ステップS103:ステップS102で抽出した注文情報が分割納品されているかを確認する。分割納品されていればステップS104へ移る。分割納品されていなければステップS106へ移る。本段階では、注文情報テーブル232には注番P001、仮注番X000のエントリしかないため、ステップS106へ遷移する。なお、既に一度後述する納品回答反映処理を実行し、フローが繰り返し処理されている場合で分割納品に関するエントリがある場合(例えば、図3の状態)は、分割納品ありとしてステップS104へと遷移する。
ステップS106:注文情報テーブル232の入庫数を更新する。具体的には、注番P001、仮注番X000のエントリに入庫数が「80」、未入庫数が「20」と値が更新される。
ステップS104:ステップS102で抽出した注文情報の分割された個々の納期を確認する。既に分割納品についての情報が注文情報テーブル232に反映されている場合、はこちらのステップが実施される。例えば、図3に示すように仮注番X001とX002のエントリがある場合、それぞれの納期を比較する。
ステップS105:ステップS104で確認した納期の早い順番で注文情報テーブル232の入庫数と未入庫数を更新する。図3の場合では、仮注番X001の方が納期が早いため、この注番の入庫数と未入庫数が更新される。具体的には、仮注番X001の数量が70であり、入庫された数量は80である。従って、入庫数は「70」、未入庫数は「0」として更新される。残った入庫数は次のエントリに反映される。即ち、仮注番X002の入庫数が「10」となり、未入庫数が「20」となる。なお、このとき仮注番X000のエントリについても入庫数、未入庫数を更新してもよい。
以上の処理により、分割納品があった場合であっても分割納品がなかった場合であっても注文情報テーブル232について入庫数、未入庫数を反映することが可能となる。
以上の処理により、分割納品があった場合であっても分割納品がなかった場合であっても注文情報テーブル232について入庫数、未入庫数を反映することが可能となる。
次に、ステップS200の納期回答反映処理について説明をする。図7は、サプライヤ納期回答システム300の納期回答プログラム331により発行された納期回答情報を用いて注文情報テーブル232を更新するフローチャートである。図7のフローチャートに基づく動作は以下のとおりである。
ステップS201:サプライヤ納期回答システム300の納期回答プログラム331により発行された納期回答情報から納期を更新する注文番号を確認する。本実施例では、地図3に示すように注番P001について数量が「80」と「20」に分割された場合を例に挙げて説明する。
ステップS202:ステップS201で確認した注文番号に対する注文情報を、注文情報テーブル232から抽出する。具体的には、注番P001のエントリが抽出される。
ステップS203:サプライヤ納期回答システム300の納期回答プログラム331により発行された納期回答情報の納品分割数と、ステップS202で抽出した注文情報の分割納品数を比較する。納品分割数に変化がある場合はステップS205へ移る。納品分割数に変化がない場合はステップS204へ移る。
ステップS204:納品分割数に変化がない場合は、受信した納期回答情報に基づいて注文情報テーブル232の納期の情報を更新する。なお、納期の情報を比較して納期が同じであれば更新しなくともよいし、処理のタイミングを明らかにするために必ず更新するとしてもよい。
ステップS205:ステップS202で抽出した注文情報の未入庫数と、サプライヤ納期回答システム300の納期回答プログラム331により発行された納期回答情報の数量を比較し入庫状況に変化があるかを確認する。入庫状況に変化がある場合はステップS206へ移る。入庫状況に変化がない場合はステップS208へ移る。
具体的には、注番P001のエントリから未入庫数の値(「20」)抽出され、納期回答情報の数量(1)の値(「70」)、数量(2)の値(「30」)の合算値である数量「100」を比較する。本実施例の場合、未入庫数と納期回答情報に変化があるためステップS206へ遷移する。なお、納期回答情報と注文情報テーブルの未入庫情報を比較することで、どちらかの情報が更新された場合であっても対応することができる。即ち、注文情報テーブルの情報を最新の状態に維持することができる。
ステップS206:サプライヤ納期回答システム300の納期回答プログラム331により発行された納期回答情報を確認する。さらに注文情報テーブル232に分割された納期回答情報を反映する。具体的には、既に図3で説明しているように仮注番X001とX002のエントリを作成する。
ステップS207:ステップS206にて作成した分割情報(仮注番X001、X002)に入庫数、未入庫数を反映させる。このときステップS206で確認した納期の早い順番で注文情報テーブル232の入庫数と未入庫数を更新する。具体的には、仮注番X001とX002では、X001の方が納期(6/22)が早いため、X001のエントリから入庫数、未入庫数が反映される。その結果、X001のエントリは入庫数「70」、未入庫数「0」となり、X002のエントリは入庫数「10」、未入庫数「20」となる。
以上のステップを実施することにより、サプライヤ側で要求された部品を分割して納品する場合に、システムがことができる。
次にステップS300のサプライヤ情報連携処理について本実施例の動作について説明をする
次にステップ300では、注文情報管理システム200は更新された注文情報テーブル232の注文情報をサプライヤ納期回答システム300へ送信する。サプライヤ納期回答システム300は、納期回答テーブル332の数量を「100」から「0」へと変更する。このとき数量が「0」をすることによりサプライヤはシステム上で入庫が完了したことを把握する。本実施例ではXOO1の数量が「0」となり入庫が完了したこととなり、X002の数量が「20」であるため、まだ入庫が完了していない部品Aが残っていることを示す。
次にステップ300では、注文情報管理システム200は更新された注文情報テーブル232の注文情報をサプライヤ納期回答システム300へ送信する。サプライヤ納期回答システム300は、納期回答テーブル332の数量を「100」から「0」へと変更する。このとき数量が「0」をすることによりサプライヤはシステム上で入庫が完了したことを把握する。本実施例ではXOO1の数量が「0」となり入庫が完了したこととなり、X002の数量が「20」であるため、まだ入庫が完了していない部品Aが残っていることを示す。
以上の構成を備えることにより、バイヤとサプライヤの間で、リアルタイムに数量や納期などの注文情報を連携することができ、より柔軟な在庫管理を行うことができ調達システムを提供することができる。特に、従来ではシステム管理の外で対応していたサプライヤが納品物を分割して納品をする場合に対応できるようになり、より調達システムの利便性が向上することとなる。
[変形例2]
次に実施例1の変形例について説明する。本変形例ではサプライヤの分割納品による個々の注文数量よりもバイヤの入庫処理による入庫総数が多い場合について説明する。例えば、図XのステップS205において、入庫状況に変化があるかを確認する場合に、注文情報テーブル232の未納残数量よりも、サプライヤの分割納品による個々の注文数量が全ての分割において多い、かつ、バイヤの入庫数がサプライヤの納品総数よりも多い場合である。この場合、既にバイヤに納品された数量分の納期回答を行っていることとなるため、サプライヤの納期回答情報が古いといえる。実施例1では、注文情報管理システムは、バイヤの注文情報、サプライヤの納期回答情報に基づいて処理をしているため、サプライヤの納期回答状況によっては情報が古い場合があるためである。したがってこの場合、サプライヤの納期回答情報の分割数は注文情報テーブル232に反映させず、納期のみを反映する。
[変形例2]
次に実施例1の変形例について説明する。本変形例ではサプライヤの分割納品による個々の注文数量よりもバイヤの入庫処理による入庫総数が多い場合について説明する。例えば、図XのステップS205において、入庫状況に変化があるかを確認する場合に、注文情報テーブル232の未納残数量よりも、サプライヤの分割納品による個々の注文数量が全ての分割において多い、かつ、バイヤの入庫数がサプライヤの納品総数よりも多い場合である。この場合、既にバイヤに納品された数量分の納期回答を行っていることとなるため、サプライヤの納期回答情報が古いといえる。実施例1では、注文情報管理システムは、バイヤの注文情報、サプライヤの納期回答情報に基づいて処理をしているため、サプライヤの納期回答状況によっては情報が古い場合があるためである。したがってこの場合、サプライヤの納期回答情報の分割数は注文情報テーブル232に反映させず、納期のみを反映する。
上記構成を備えることで、サプライヤの納期回答状況に合わせてより柔軟に注文状況を管理することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
100・・・バイヤ注文発注システム、110・・・演算装置、120・・・制御装置、130・・・記憶装置、131・・・注文発注プログラム、132・・・入庫情報テーブル、140・・・通信装置、200・・・注文情報管理システム、210・・・演算装置、220・・・制御装置、230・・・記憶装置、231・・・整合性判定プログラム、232・・・注文情報テーブル、240・・・通信装置、300・・・サプライヤ納期回答システム、310・・・演算装置、320・・・制御装置、330・・・記憶装置、331・・・納期回答プログラム、332・・・納期回答テーブル、340・・・通信装置。
Claims (7)
- 注文情報を管理する注文情報テーブルを記憶する記憶部と、
ネットワークを介して複数の外部装置と通信を行う通信部と、
前記複数の外部装置から受信する情報に基づき前記注文情報の更新を行う制御部と、を備え、
前記制御部は、
第1の外部装置から前記注文情報テーブルに含まれる所定注文に対する納期回答を示す納期回答情報を受信すると、前記納期回答情報に含まれる前記所定注文の納期と数量を確認し、
前記所定注文に対して納期および数量が複数ある場合、前記注文情報テーブルに含まれる前記所定注文に対応するエントリを、前記納期回答情報の複数ある前記納期および前記数量に対応する複数のエントリを新たに作成する分割納品処理を実行することを特徴とする注文情報管理装置。 - 請求項1に記載の注文情報管理装置であって、
第2の外部装置から前記注文諜報テーブルに含まれる前記所定注文に対する注文情報を受信すると、
前記制御部は、
前記注文情報に基づき、前記注文情報テーブルの前記所定注文の入庫数および未入庫数の更新することを特徴とする注文情報管理装置。 - 請求項2に記載の注文情報管理装置であって、
前記制御部は、
前記入庫数および未入庫数を更新する対象となる前記所定注文が前記分割納品処理されていた場合、
前記分割納品処理された前記所定注文の各エントリの納期を比較し、前記納期が早いものを優先して前記入庫数および前記未入庫数を更新することを特徴とする注文情報管理装置。 - 請求項3に記載の注文情報管理装置であって、
前記制御部は、更新した前記所定注文の情報を前記第1の外部装置へ送信することを特徴とする注文情報管理装置。 - 請求項3または4に記載の注文情報管理装置であって、
前記制御部は、
前記所定注文の前記入庫数、前記未入庫数および分割された数量を比較し、前記分割された数量が少ないと判断した場合、前記納期回答情報のうち納期のみを更新することを特徴とする注文情報管理装置。 - 所定注文について入力を受け付け、前記入力による納期回答情報を注文情報管理装置へ送信するサプライヤ納期回答装置と、
前記納期回答情報を受信し、前記納期回答情報に基づき注文情報テーブルに含まれる前記所定注文を更新する注文情報管理装置と、から構成される注文情報管理システムであって、
前記納期回答情報は、前記所定注文の数量および納期を複数に分割した分割納品情報を含み、
前記注文情報管理装置は、
前記納期回答情報に基づき、前記注文情報テーブルに含まれる前記所定注文に対して、前記分割納品情報に含まれる前記数量および前記納期に対応したエントリを複数作成することを特徴とする注文情報管理システム。 - 注文情報を管理する注文情報管理装置の注文管理方法であって、前記注文情報を管理する注文情報テーブルを記憶する記憶部と、ネットワークを介して複数の外部装置と通信を行う通信部と、前記複数の外部装置から受信する情報に基づき前記注文情報の更新を行う制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記複数の外部装置の1つから前記注文情報テーブルに含まれる所定注文に対する納期回答を示す納期回答情報を受信すると前記納期回答情報に含まれる前記所定注文の納期と数量を確認するステップと、
前記所定注文に対して納期および数量が複数ある場合、前記注文情報テーブルに含まれる前記所定注文に対応するエントリを前記納期回答情報の複数ある前記納期および前記数量に対応する複数のエントリを新たに作成する分割納品処理ステップと、を実行することを特徴とする注文情報管理装置の注文情報管理方法。
Priority Applications (1)
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JP2017035674A JP2018142157A (ja) | 2017-02-28 | 2017-02-28 | 注文情報管理装置、注文情報管理システムおよび注文情報管理方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111382969A (zh) * | 2018-12-30 | 2020-07-07 | 北京极智嘉科技有限公司 | 订单处理方法、装置、设备及存储介质 |
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2017
- 2017-02-28 JP JP2017035674A patent/JP2018142157A/ja active Pending
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CN111382969B (zh) * | 2018-12-30 | 2023-10-13 | 北京极智嘉科技股份有限公司 | 订单处理方法、装置、设备及存储介质 |
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