JP2018137815A - ワイヤレスセンサリーダ - Google Patents
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Abstract
【課題】ワイヤレスセンサに接続されるワイヤレスセンサリーダを小型でバッテリー駆動のユニットにする。【解決手段】ワイヤレスセンサリーダ10は、狭帯域固定周波数励起パルス14を送信し、ワイヤレスセンサ12にリング信号16を生成させる。リング信号は、感知されようとする物理パラメータの値に対応する。ワイヤレスセンサリーダは、リング信号を受信し、増幅し、その信号を位相同期回路に送信する。位相同期回路の電圧制御発振器は、リング信号の周波数にロックし、リング信号の周波数に関連する周波数でカウント信号を生成する。カウント信号の周波数を判定可能にするために、電圧制御発振器は、制御電圧が一定に保たれるホールドモードにされる。【選択図】図1
Description
(関連出願)
この非仮出願は、2009年4月7日に出願された米国特許出願第12/419,326号の一部継続出願である。米国特許出願12/419,326号は、2008年3月14日に出願された米国特許出願第12/075,858号の一部継続出願である。米国特許出願第12/075,858号は、2007年3月15日に出願された米国仮出願第60/918,164号の優先権を主張する。各出願は、参照することにより本明細書に援用される。
この非仮出願は、2009年4月7日に出願された米国特許出願第12/419,326号の一部継続出願である。米国特許出願12/419,326号は、2008年3月14日に出願された米国特許出願第12/075,858号の一部継続出願である。米国特許出願第12/075,858号は、2007年3月15日に出願された米国仮出願第60/918,164号の優先権を主張する。各出願は、参照することにより本明細書に援用される。
(技術分野)
本発明は、概して、パッシブワイヤレスセンサを読取ることに関し、より具体的には、パッシブワイヤレスセンサを励起し、パッシブワイヤレスセンサからデータを感知するリーダ回路および方法に関する。
本発明は、概して、パッシブワイヤレスセンサを読取ることに関し、より具体的には、パッシブワイヤレスセンサを励起し、パッシブワイヤレスセンサからデータを感知するリーダ回路および方法に関する。
(背景)
共振回路技術を利用するパッシブワイヤレスセンサシステムが公知である。これらのシステムは、励起および読取回路と遠隔通信するパッシブワイヤレスセンサを利用する。多くの場合、ワイヤレスセンサは、人間の体内等の特定の位置にインプラントされ、感知パラメータを検出し、報告する。感知パラメータは、ワイヤレスセンサの共振回路の周波数を変化させる。リーダ装置は、ワイヤレスセンサの共振周波数をサンプリングし、感知パラメータを判定する。
共振回路技術を利用するパッシブワイヤレスセンサシステムが公知である。これらのシステムは、励起および読取回路と遠隔通信するパッシブワイヤレスセンサを利用する。多くの場合、ワイヤレスセンサは、人間の体内等の特定の位置にインプラントされ、感知パラメータを検出し、報告する。感知パラメータは、ワイヤレスセンサの共振回路の周波数を変化させる。リーダ装置は、ワイヤレスセンサの共振周波数をサンプリングし、感知パラメータを判定する。
初期の研究者のヘインズ(H.E.ヘインズとA.L.ウィッチー,「メディカルエレクトロニクス、「語る」ピル」,RCAエンジニア,5巻,52−54ページ,1960年)は、ワイヤレス圧力センサが組み込まれ、体内に摂取可能なピルと、被験者の身体を囲み、弁別器回路によって周波数を計測する大型のリーダ装置とを開示している。ナグモ(J.ナグモ、A.ウチヤマ、S.キモト、T.ワタヌキ、M,ホリイ、K.スマ、A.オオウチ、M.クマノおよびH.ワタナベ,「医療用途のエコーカプセル(バッテリーレスのラジオエンドゥプローブ)」,バイオメディカルエレクトロニクスのIREトランザクション,BME9巻,195−199頁,1962年)は、同様のシステムを開示しており、このシステムでは、センサは、共振中にセンサに電力供給するための蓄エネルギーコンデンサを含んでいる。
ブラーラによる米国特許第4,127,110号は、脳の流圧を計測するセンサを開示している。コズマンによる米国特許第4,206,762号は、頭蓋内圧力を計測する同様のセンサを開示している。具体的には、コズマン特許では、センサの共振周波数をワイヤレスに計測するグリッドディップシステムを用いることが記載されている。
先行特許においては、パッシブワイヤレスセンサを読取るいくつかの方法もまた、記載されてきた。例えば、コズマン特許は、チューニングのためにインプラントされたセンサを用いる外部発振回路と、センサ共振周波数の計測用のグリップディップ計測システムとを開示している。ケンジーらによる米国特許第6,015,386号は、周波数スイープを送信することによりパッシブセンサを励起し、送信信号の位相検出器を用いて、送信された周波数がセンサの共振周波数に適合するスイープ中のポイントを識別するリーダを開示している。スピルマンらによる米国特許第6,206,835号は、スピルマンらによる米国特許第5,581,248号に開示されたリーダ技術の医療用インプラントの適用例を開示している。このリーダ技術は、センサの検出したパラメータによる、リーダにおける周波数依存性可変インピーダンスのローディング効果を検出する。エリスらによる米国特許第7,432,723号は、エナジャイジングループを有するリーダを開示している。エナジャイジングループは、それぞれ、センサの帯域幅が確実にセンサの共振励起を許容するようにチューニングされ、間隔を空けた異なる周波数を送信する。エリスは、適切なエナジャイジングループからのリングダウン応答を用いて、センサ共振周波数を判定する。アレンらによる米国特許第6,111,520号は、ホワイトノイズの「チャープ」をセンサに送信し、リングダウン応答を検出する方法を開示している。
位相同期回路(PLL回路)を利用して、センサの共振周波数にロックするリーダがある。ジョイらによる米国特許第7,245,117号は、アクティブPLL回路と、受信信号の位相と送信PLL信号の位相が適合するまで送信PLL周波数を調節する信号処理回路とを開示している。この適合が生じた時、送信PLL周波数は、センサ共振周波数に等しい。
PLL回路には、入力周波数をサンプリングし、PLLを所与の周波数にホールドするためのサンプル・アンド・ホールド(S/H)機能が組み込まれ得る。S/Hを有するPLLは、様々な用途で用いられ得る。例えば、ジェネストによる米国特許第4,531,526号は、S/H回路を有するPLL回路を用いて、リーダの送信周波数をセンサから受信された共振周波数に適合させるように調節するリーダを開示している。これは、次の送信に対するセンサの応答を最大化するために行われ、センサの共振振幅の減衰率を計測して感知パラメータ値を抽出する。ブキャナンによる米国特許第4,644,420号は、S/Hを有するPLLを開示している。このS/Hを有するPLLは、テープ上のデジタルデータパルスを評価するために、テープデータストリームをサンプリングし、適切なサンプリング周波数を維持するために利用される。ブキャナンらによる米国特許第5,006,819号は、この概念をさらに強化した。デニーによる米国特許第5,920,233号は、PLLを有するS/H回路を用いて位相周波数検出器からチャージポンプノイズを減少させ、周波数合成回路の低ジッタ性能を強化する高速サンプリング技術を記載している。チャラビットらによる米国特許第4,511,858号は、PLLロック周波数が変化している時に電圧制御発振器の制御電圧を予め定める、S/H回路を有するPLLを開示している。これは、所望の合成周波数を変化させる時にPLLの応答速度を強めるために行われる。フィッシャーによる米国特許第6,570,457号およびフィッシャーらによる米国特許第6,680,654号は、PLL周波数ステッピングならびにオフセット補正特性を強める、S/H回路を有するPLLを開示している。フラーらによる米国特許第3,872,455号は、PLL位相ロックが検出された時に周波数表示をフリーズさせ、周波数カウンタをプリロードするためのデジタルS/Hを有するPLLを開示している。
ダイレクト信号サンプリングおよび周波数分析技術を実装するリーダもまた、発見されている。エッガーらによる米国特許第7,048,756号が一例であり、キュリー温度を有する共振センサを用いて温度閾値での応答変化を表し、体内温度を計測する。
さらに、デジタル信号分析を用いて性能および応答を改良するリーダが公知である。ミラーらによる米国特許第7,466,120号は、デジタル信号プロセッサ(DSP)を用いて、周波数パルスによって励起されたパッシブ血圧センサの応答を評価し、続いて、相対位相遅延に対し三倍周波数励起からの応答信号を評価することを記載している。
上記のようなパッシブセンサリーダの現在の設計は、多くの欠点に基づく問題がある。ヘインズとナグモの初期の「パルスエコーリンギングシステム」は、大型で高電力のリーダ装置を必要とした。さらには、コリンズ(C.コリンズ,「目におけるインプラントのための小型パッシブ圧力トランセンサ」,バイオメディカルエンジニアリングのIEEEトランザクション,BME14巻,ナンバー2,1967年4月)は、短命のリング信号の周波数の計測が難しいせいで、これらのシステムが不正確であり、かつ、貧弱な問題の解明をもたらすことを開示しており、そのことは、様々な掃引周波数メソッドに賛成することの放棄を導いている。
コズマン、ケンジー、エリスおよびスピルマン特許に記載されたもの、ならびにアレンが述べるパルスメソッドと同様の掃引周波数センサリーダは、無線伝送を規制する政府機関による比較的広い帯域幅の許可を必要とする。このことは、スペクトルの他の用途を制限し、潜在的な干渉の問題を生じさせる。ジェネスト、エリスおよびジョイのような、可変周波数トランスミッタを有するパッシブ共振センサの共振周波数を追跡するリーダにも、同様の問題がある。掃引周波数および/またはデジタルトラッキングのアプローチには、さらなる重要な回路が必要とされ、そのことがリーダのサイズ、コストおよび故障率を増大させる。さらに伝送、信号処理、サンプリング、ならびにデジタル制御周波数トラッキングを用いたセンサの共振周波数のトラッキングまたは掃引周波数システムに必要とされる電力量は著しく、リーダにおけるバッテリーの電力使用能力を制限し、同様に、バッテリー電源式リーダにおけるバッテリーの寿命をも制限する。従って、従来技術においては、改良されたパッシブセンサおよびリーダシステムが必要とされる。
(概要)
ワイヤレスセンサに接続されるリーダ装置が提供される。ワイヤレスセンサの共振周波数は、感知パラメータに比例して変化する。リーダは、短いエネルギーのパルスを固定周波数で送信し、その送信が終了した直後に、ワイヤレスセンサにその共振周波数の又はこれに近似する周波数でリンギングさせる。リーダは、センサのリング信号を受信し、増幅し、そしてその周波数を計測する。一実施形態では、リーダは、センサのリング周波数にロックする位相同期回路(PLL)に信号を送信することによって、この計測を実行する。PLLがリング周波数にロックすると、PLLの電圧制御発振器(「VCO」)は、VCOの周波数をロックされた周波数に維持するホールドモードにされる。VCOの周波数は、センサの共振周波数を判定するためにカウントされる。あるいは、VCOの制御電圧自体がサンプリングされ、既知の相関に基づいてセンサの共振周波数を判定するために用いられる。VCOの制御電圧がサンプリングされる時、その電圧のサンプリングが十分に高速である場合には、VCOの周波数はロックされる必要がなくてもよい。さらに、デジタルスペクトル分析を含む周波数判定方法およびシステムも開示される。
ワイヤレスセンサに接続されるリーダ装置が提供される。ワイヤレスセンサの共振周波数は、感知パラメータに比例して変化する。リーダは、短いエネルギーのパルスを固定周波数で送信し、その送信が終了した直後に、ワイヤレスセンサにその共振周波数の又はこれに近似する周波数でリンギングさせる。リーダは、センサのリング信号を受信し、増幅し、そしてその周波数を計測する。一実施形態では、リーダは、センサのリング周波数にロックする位相同期回路(PLL)に信号を送信することによって、この計測を実行する。PLLがリング周波数にロックすると、PLLの電圧制御発振器(「VCO」)は、VCOの周波数をロックされた周波数に維持するホールドモードにされる。VCOの周波数は、センサの共振周波数を判定するためにカウントされる。あるいは、VCOの制御電圧自体がサンプリングされ、既知の相関に基づいてセンサの共振周波数を判定するために用いられる。VCOの制御電圧がサンプリングされる時、その電圧のサンプリングが十分に高速である場合には、VCOの周波数はロックされる必要がなくてもよい。さらに、デジタルスペクトル分析を含む周波数判定方法およびシステムも開示される。
以下の図面は、詳細な説明に関連付けて参照される。
パッシブワイヤレスセンサシステムのブロック図である。
センサから測定値を取得するプロセスを説明するフローチャートである。
センサとリーダとの間の信号交換の周波数特性を定性的に示すプロットである。
測定値取得中のセンサとリーダとの間の信号交換の周波数特性を定性的に示す3つのシーケンシャルなプロットの1つである。
測定値取得中のセンサとリーダとの間の信号交換の周波数特性を定性的に示す3つのシーケンシャルなプロットの1つである。
測定値取得中のセンサとリーダとの間の信号交換の周波数特性を定性的に示す3つのシーケンシャルなプロットの1つである。
図1のパッシブワイヤレスセンサシステムのブロック図であって、外部データインターフェースおよびリモートデータ取り扱い機能を含むように拡張された図である。
図1のパッシブワイヤレスセンサシステムのブロック図であって、中間アンテナが付加された図である。
リーダの内部回路の最上位のブロック図である。
リーダ回路のタイミングおよび制御部のブロック図である。
リーダ回路の送信部のブロック図である。
リーダ回路の受信部のブロック図である。
リーダ回路の位相同期回路部のブロック図である。
リーダ回路の周波数カウンタ部のブロック図である。
図11に示されるリーダ回路の位相同期回路部の別の実施形態であって、サンプル・アンド・ホールドを実装するデジタルサンプリングタイマおよび生成機能を有するもののブロック図である。
図7のリーダの内部回路の別の実施形態であって、PLLおよび周波数カウンタがデジタルサンプリング回路およびスペクトル分析回路に置換されたものを示すブロック図である。
図8のタイミングおよび制御回路の別の実施形態であって、PLLタイマおよび周波数カウンタタイマがそれぞれデジタルサンプリングタイマおよびスペクトル分析タイマに置換されたものを示すブロック図である。
図14のデジタルサンプリング回路ブロックの内部アーキテクチャのブロック図である。
図14のスペクトル分析回路ブロックの内部アーキテクチャのブロック図である。
(詳細な説明)
センサ12と遠隔通信するリーダ10を含むパッシブワイヤレスセンサシステムが提供される。リーダ10は、センサ12の共振周波数の又はこれに近似する無線周波数(RF)パルス等の信号を送信することによって、センサ12を励起することができる(図1参照)。センサ12は、リーダ10からの励起パルスに応答して、短時間リング信号を放射し得る。
センサ12と遠隔通信するリーダ10を含むパッシブワイヤレスセンサシステムが提供される。リーダ10は、センサ12の共振周波数の又はこれに近似する無線周波数(RF)パルス等の信号を送信することによって、センサ12を励起することができる(図1参照)。センサ12は、リーダ10からの励起パルスに応答して、短時間リング信号を放射し得る。
センサ12は、独自の電源を有さないパッシブデバイスであり得、センサ12の共振周波数の又はこれに近似する励起信号14に応答して、リング信号16を放射可能であり得る。センサ12は、特定のパラメータを感知するように構成され得る。例えば、センサ12は、感知パラメータに基づいて変化する固定インダクタ13およびコンデンサ15を含み得る。可変容量又はインダクタンスは、センサ12の共振周波数を変化させる。しかしながら、センサ12は、リーダ10と遠隔通信が可能な当該分野で公知の任意のワイヤレスセンサであってもよいことを理解されたい。さらに、センサ12は、RF共振センサとして説明されたが、センサ12は、音響共振センサ、光学共振センサ又は当該分野で公知の他の類似のセンサであってもよいことが理解される。リーダ10は、センサ12を作動させるために対応する信号を利用し得る。さらに、センサ12は、アクティブセンサであってもよいし、パッシブセンサであってもよい。
ある実施形態では、センサ12は、少なくとも1つの誘導性素子13および少なくとも1つの容量性素子15を備える。感知パラメータに比例してセンサ12の共振周波数を変動させるために、誘導性素子13又は容量性素子15のいずれか、あるいはその両方は、感知パラメータに比例的にインダクタンス又はキャパシタンスを変化させるように構成され得る。図1に示される実施形態の例では、容量性素子15は、可変性のものであり、誘導性素子13は、固定性のものである。このようなコンポーネントの典型的な例は、圧力の変化に応答してそれらのキャパシタンスを変化させるセンサである。このような容量性圧力センサは、当該分野において周知である。
一実施形態ではまた、センサ12の少なくとも1つの誘導性素子13は、センサ12のアンテナとしても機能し、リーダ10に配置される別のアンテナ26へ、かつ、これからエネルギーをつなぐ。
リーダ10は、センサ12の近傍で励起パルス14を送信することによって、センサ12を励起し得る。例えば、リーダは、センサ12の共振周波数の又はこれに近似するRF励起パルス14を放射し得る。センサ12は、励起パルス14に応答してリング信号16を放射し得る。リーダ10は、感知パラメータ値を判定するために、リング信号16の周波数を判定し得る。
図2は、リーダ10がセンサ12から測定値(リーディング)を取得するプロセスに関し得るステップの例を示すフローチャートである。各ステップは、複数の刻まれたステップを構成し得、そのようなステップは、いくつかのレベルに刻まれ得る。しかしながら、測定値取得中のリーダの動作のシーケンスを明確にするべく、基本的な上位のステップのみが示される。初期条件202では、センサ12は、その共振周波数が感知パラメータに比例するように既に構成されている。容量性又は誘導性センサにより計測可能な感知パラメータのいくつかの例は、圧力、温度、加速度、角速度、PHレベル、グルコースレベル、塩分濃度、粘性、誘電率、湿度、プロキシミティ、電解質レベルおよび酸素レベルである。さらに、他の公知のパラメータも感知され得る。
センサ12は、リーダ10の遠隔に位置する。一実施形態では、センサ12は、生きている人間又は動物の体内にインプラントされ、生理的な計測結果を取得する。そのような可能な位置は、血管、頭蓋、目、嚢、胃、肺、心臓、筋肉表面、骨表面又は任意の身体的な空洞であるが、これらに限定されない。センサ12は、短期急性又は長期慢性の期間、インプランされ得る。センサ12は、独立型であってもよいし、カテーテル、ステント、バイパス、フィルタ、ペースメーカ、ペースメーカワイヤおよび血管閉鎖装置などの別の装置にインプラントされてもよい。
センサ12は、感知パラメータの値の範囲をマッピングする動作周波数の範囲220(図2に示されない)を有するように設計される。測定値を取得することが望まれる場合、リーダ10は、図2のブロック204におけるように、センサ12の近傍で励起パルス14を送信し得る。パルス14は、予め定められた固定周波数でのエネルギーの短いバーストであり得る。パルス14の周波数は、センサ12の動作周波数の範囲220の中間又はその近傍であるように選択され得、パルス14は、狭帯域幅であり得る。狭帯域幅パルスの利点は、その周りの他の装置と電磁気的に干渉しにくいことである。狭帯域幅パルスのさらなる利点は、電磁気スペクトルの割り当てに関する政府の又は産業的な規制により指定される窮屈な帯域内でパルス周波数をシステム設計者が選択できるようにすることにより、そのような規制にシステムをより容易に合致させることが可能なことである。一実施形態では、パルス14は、狭く、かつ、その中心は13.56MHzであり、インターナショナルテレコミュニケーションユニオン(ITU)により商業的なRFデバイスに用いるために割り当てられたいわゆる産業、科学および医療(ISM)帯域の1つである。狭帯域幅パルスのさらに別の利点は、同等の連続送信のソリューションよりも少ない電力を必要とし得ることであり、従って、リーダ10をバッテリー動作により従い易くし、一般的により高電力のコンポーネントよりも放熱を必要としないより小型のコンポーネントの使用を可能にする。最後に、図2のステップ204で固定周波数パルス14を送信することの利点は、リーダ10の送信回路が掃引周波数又は連続送信のソリューションに比べてシンプルであることである。
センサ12がリーダ10に近接しているため、ここで図2のステップ206が生じる。センサ12は、そのアンテナとリーダ10のアンテナとの間の誘導性結合を介して、パルス14からエネルギーを与えられる。パルス14は、センサ12のアンテナ内に電流を流れさせ、コンデンサ15およびインダクタ13によって形成される「LCタンク」回路にエネルギーを与える。パルス14は、概して短時間持続性であり、ステップ208では、リーダ10は、突然パルス14を終了させる。即座に、センサ12のLCタンク回路に貯められたエネルギーが消え始め、そうしている時にセンサ12の共振周波数での発振が生じる。従って、センサ12のアンテナは、この周波数でリング信号16を放射する。送信を終了した後、リーダ10は、ステップ210におけるように、リング信号16を検出し、それを増幅するために、即座に受信モードへと切り替わらねばならない。
計測条件によっては、リング信号は、弱い、雑音が多い、又は短時間持続性のものとなり得、そのことは周波数の計測中に正確性および問題の解明に不利益を導く。そのため、リーダ10は、ステップ212において、ステップ214で高精度の周波数の計測結果を取得するのに十分な時間だけ、一定の周波数かつ大きな振幅でサンプリングされたリング信号をロックし、ホールドし得る。
図3は、ある実施形態における、周波数ドメインでのリーダ10およびセンサ12の理想化された特性を定性的に示す。センサ12は、問題となるその物理パラメータを予め定められた値の動作範囲にわたって感知する。それは、この物理パラメータの範囲を対応する動作周波数の範囲220上にマッピングする。曲線224は、センサ12の共振周波数がその動作周波数の範囲220の最小となる時のセンサ12の伝達関数である。センサの伝達関数224は、その頂点がセンサ12の共振周波数となる。感知パラメータが値の動作範囲内で変化するにつれて、センサの伝達関数は、動作周波数の範囲220内で対応するように移動する。従って、感知される物理パラメータの値に応じて、センサの伝達関数は、動作周波数の範囲220内のいずれかに中心が来得る。その共振周波数(伝達関数曲線の頂点)は、感知パラメータの値に対応する。感知パラメータがその動作範囲の他方の端にある場合には、センサの伝達関数は、最大周波数のセンサの伝達関数222となる。
図3における狭帯域の関数14は、図1に示される励起パルス14を表している。その周波数、指定されたfxmtは、概ね一定であり、動作周波数の範囲220の中央又はその近傍にくる。パルス14は、概して狭帯域幅性、短時間持続性であり、予め定められた周波数fxmtに固定されている。これらのパルス特性は、掃引したり、送信周波数を変化させたりしなければならないリーダを超えるいくつかの利点をリーダ10に与える。いくつかの利点とは、以下のとおりである。回路がよりシンプルになる、制御ソフトウェア/ファームウェアがよりシンプルになる、全体的により低電力消費になる(バッテリー動作を可能にする)、コンポーネントがより低電力(従って、より小型)になる、内部熱の消耗がより少ない、他のソースからの電磁的な干渉をより受けにくい、外部の装置と電磁的により干渉しにくい、および政府の周波数の割り当て規制により合致し易い。
図3に示される別の重要な特徴は、リーダ10の最小信号検知閾値226を表す横線である。励起パルス14がオフに切り換えられた後、センサ12は、励起パルス14からセンサ12が受け取ったエネルギーを消耗する。強制励起パルス14の欠如により、このエネルギーは、センサ12の共振周波数での発振を生じさせ、リング信号16(図3には示されない)を放射させる。リング信号16の信号の強さ(振幅)は、励起パルス14とセンサの伝達関数との交点によって決定される。つまり、リング信号の振幅は、そのポイントでの2つの関数の積によって限定される。この積の振幅は、リング信号16がリーダ10によって検知され、計測されるためには、上記交点で、リーダ10の信号検知閾値226より大きい又はこれに等しくなければならない。
図4は、周波数ドメインでの、リーダ10とセンサ12との間の典型的な信号交換の説明に役立つ例を提供する。この図に示されるプロセスは、図2においてフローチャートの形式で示されたものと同じである。図4Aに示される初期条件では、感知パラメータ値は、センサ12の伝達関数228の中心が動作周波数の範囲220内のある周波数にくるようになっている。なお、感知パラメータ(従って、伝達関数228)は、センサ12とリーダ10との間の電気信号の行き来よりもずっとゆっくりとしたタイムスケールで変化するため、伝達関数228は、これらの信号と比べて順静的である。感知パラメータは、電気信号に対して順静的であるため、リーダ10は、短い時間間隔で多数のサンプルを得、これらのサンプルを平均し、より正確な計測結果を取得することができる。
図4Bでは、励起パルス14がリーダ10によって生成される。パルス14は、動作周波数の範囲220の中心又はその近傍の周波数fxmtに中心がくる、狭帯域幅信号である。リーダ10がセンサ12の物理的な近傍で励起パルス14を発生させる時、エネルギーがリーダ10からセンサ12に伝達される。一実施形態では、このエネルギー伝達は、誘導性カップリングにより生じ、このとき、fxmtはRF周波数帯域にある。リーダの励起パルス14とセンサの伝達関数228との交点230に留意されたい。このポイントでの2つの振幅の積は、リング信号16の振幅を決定する。
次に、図4Cでは、リーダ10は、励起パルス14の送信を終了する。励起エネルギーが止んだ時、センサ12は、オフ送信周波数共振による位相誤差を有する送信周波数での強制駆動特性から、おおよそ曲線228のピークにある、センサおよびその周辺のものの共振周波数に依存する周波数での受動共振特性へとシフトする。センサ12のインダクタ内の共振エネルギーにより、センサ12のまわりにこの共振周波数での時変磁場が発生し、時変磁場は、この共振周波数で放射された信号としてリーダ10で検知可能である。
なお、センサ12が、図4Bのさらに右側へ(増大しているfresの方向へ)伝達関数228を移動させる感知パラメータにさらされると、fxmtのポイントでの曲線228の振幅は小さくなり、それにより、交点の高さ230もまた小さくなる。fresがさらに増大し、fmaxに達すると、交点の振幅230は、リーダ10の最小検知閾値226に等しくなる。伝達関数228がさらに右側へ移動すると、fresがfmaxを超え、交点の振幅230は、リーダ10の検知閾値226を下回る。ここで、リーダ10は、もはやリング信号16を検知することができず、すなわち、fresは、システムの動作周波数の範囲220外にくることに留意されたい。なお、センサ12は、その伝達関数228が、交点の振幅230を動作周波数の範囲220の全体にわたってリーダ10の検知閾値226よりも上に維持するのに十分に広い帯域幅を有するように設計されなければならない。しかしながら、幅の広い伝達関数228を有するセンサ12を設計することは、概して伝達関数228のピーク振幅を低くする。従って、振幅と帯域幅との間にバランスが見出されなければならない。概して、図4から明らかなことは、リーダ10がリング信号16を検知し、計測する能力も、システムQにおける励起パルス14が止んだ後のリング信号の電力レベル、および、リング信号16の持続時間に依存することである。
図4に示される伝達関数228、信号14および16、ならびに動作範囲220の形状は、例示である。いくつかの実施形態では、伝達関数228は、異なる特性を有していてもよく、そして、そのピークにあるfresについて対称でなくてもよい。さらに、動作範囲220は、励起パルス16の周波数fxmtについて対称でなくてもよい。動作範囲220の非対称性は、センサ12の特性の帰結として生じるものであってもよいし、又は、伝達関数228、励起信号16又はリング信号14における非対称性を相殺するために目的を持って設計されるものであってもよい。
代替の実施形態では、リーダ10は、センサ12の動作範囲220の中心近傍でないパルスを送信し得る。この場合、リーダ10は、センサ12の動作範囲220内のある周波数と調和関係にある周波数でパルスを送信する。すなわち、送信された1又は複数のパルスから生じるより高調波又は低調波が、図4に示される励起パルス16として用いられる。
さらに別の実施形態では、リーダ10は、同時又は異なるタイミングのいずれかで2以上の励起パルスを異なる周波数で送信し得る。これらの多数の励起パルスは、動作周波数の範囲220の異なる部分を励起し得る。あるいは、これらの多数のパルス又はこれらの調波の組み合わせを足す又は引くことによって生成される周波数が、図4の励起周波数16として働き得る。励起パルスはまた、ガウス分布又は他の非正弦関数形を想定し得る。
再び図1を参照するが、リーダ10はまた、センサ12からのリング周波数の測定値をデジタル形式に変換し、これらを基板上のメモリに記憶するための回路を組み込み得る。センサ12からの計測結果に加えて、リーダ10のメモリはまた、他の関連データを記憶し得る。この例には、タイムスタンプデータ、キャリブレーション係数、システム機能を達成するために必要とされるファームウェア、ファームウェアのアップグレード版、部品番号、シリアルナンバー、利用ログ、履歴データ、コンフィグレーションデータ、診断データ、センサのホストロケーションおよびアプリケーションについての情報、ならびにユーザ定義情報が含まれる。
リーダ10はまた、周波数データのいくつかの局面に対応して、ディスプレイ画面、LED又は音声指示のようなヒューマンインターフェースを組み込み得る。さらに、リーダ10はまた、平均化、フィルタリング、曲線適合、閾値モニタリング、タイムスタンピング、トレンド分析および他のデータとの比較等の機能を実行することにより、受信した周波数データを処理し得る。
リーダ10はまた、図5に示されるように、データインターフェース17と通信し得る。データインターフェース17は、リーダ10に対して外付けであり、リーダ10から電気信号を受信し、リーダ10に信号を送信するように構成されている。さらに、データインターフェース17は、例えば、リーダ10に位置するバッテリーを充電することにより、リーダ10に電力供給し得る。データインターフェース17の例には、ホストコンピュータ、ドッキングステーション、電話網、携帯電話網、GPSネットワーク、光ネットワーク、ブルートゥース(登録商標)ネットワーク、ストレージエリアネットワーク、インターネットウェブサイト、リモートデータベース、データ入力装置、可聴音およびディスプレイ画面が含まれる。
リーダ10とデータインターフェース17とは、互いに直接的に又は中間のデバイスを介して間接的に接続されてもよいし、あるいは、リモート接続を介して通信してもよい。リーダ10およびデータインターフェース17は、同じ筐体内に存在していてもよい。リーダ10とデータインターフェース17とは、ケーブルを介して又はワイヤレスリンクによって接続されていてもよい。リーダ10は、データインターフェース17に情報を送信し得る。この例には、センサ12に関連するデータ、センサ12から取得された計測結果、タイムスタンプデータ、部品番号、シリアル番号、ファームウェアの改定情報、利用ログ、診断データ、履歴データ、ステータスデータ、コンフィグレーションデータ、センサのホストロケーションおよびアプリケーションについての情報、ならびにユーザ定義情報が含まれる。データインターフェース17は、リーダ10にデータおよびコマンドを提供し得る。例えば、データインターフェース17は、リーダ10に、センサ12をサンプリングするスケジュールおよび間隔に関する情報、キャリブレーション係数又はルックアップテーブル、システム機能を達成するために必要とされるファームウェア、ファームウェアのアップグレード版、コンフィグレーション設定、診断コマンド、リセット、リスタート、ユーザ定義データおよびユーザが発行したコマンドを提供し得る。
さらに、データインターフェース17は、リモートデータシステム18と通信してステータス信号および制御信号を交換し、センサデータを提供し得る。リモートデータシステム18は、データインターフェース17からデータを受信するデータ収集モジュール19と、当該受信データを記憶するデータロギングモジュール20と、当該センサデータを表示するデータディスプレイ21とを含み得る。データインターフェース17と同様に、リモートデータシステム18は、データを記憶して処理し、コマンドを発行し、かつ、これらのデータおよびコマンドを配信し得、多数のユーザとのデータネットワークを介した通信を可能にする。リーダ10とデータインターフェース17との間の接続と同様に、データインターフェース17とリモートデータシステム18との間の接続は、ケーブルを介したものであってもよいし、ワイヤレスであってもよい。リーダ10がケーブルを介してデータインターフェース17に接続され、データインターフェース17がワイヤレスにリモートデータシステム18に接続される図5に示される構成は、一例の実施形態である。図5の例は、データロギングおよびディスプレイの機能をリモートデータシステム18に関連付けるが、これらの機能が外部データインターフェース17又はリーダ10によっても実行され得ることは、当該分野において通常のスキルを有する者には明らかである。
上述されたリーダ10、センサ12およびデータインターフェース17のシステムは、バイオメディカルテレメトリの分野の一実施形態では、特に利点がある。この実施形態では、センサ12は、生きている人間にインプラントされ、生理的パラメータ、例えば、動脈内から感知される血圧を感知する。センサ12は、従来技術により非常に小型に製作可能であるため、この適用例に非常に適合し、また、パッシブセンサであるので、最終的に消耗してしまう基板上の電源を必要としない。一方、リーダ10は、ハンドヘルド式であり、電池式であり、熱冷却されており、かつ、その近傍の他の電子機器と電磁気的に相性がよくあるのに十分なだけ、物理的に小型化可能である。これらの属性は、上述された狭帯域固定周波数励起パルス14を発生させるシンプルで低電力の回路に起因する。従って、リーダ10は、インプラントされたセンサ12の近傍であって人の衣服に快適に装着され、頻繁に測定値を取得し、これらを処理/記憶し得る。周期的に、例えば毎日、ユーザは、リーダ12をドケッティングステーションの形式でデータインターフェース17上に配置し得る。データインターフェース17は、リーダ12のバッテリーを充電し、リーダ12の設定およびソフトウェアを更新し、そのデータをダウンロードする回路を含み得る。データインターフェース17はまた、このデータを、ユーザ、およびユーザの医師等の他の関係する人物と、インターネットまたは電話リンクを介してやりとりし得る。リーダ12に用いられる低電力励起技術のおかげで、そのようなシステムは、患者の不便さを最小にして頻繁に正確な血圧の測定値を取得し、これらを介護人と効率よくやりとりすることができる。明らかに、この実施形態は、パッシブLCセンサの共振周波数に変化を生じさせることが可能な、他の任意の内部生理的パラメータを感知することにも適用可能である。
この実施形態の変形例では、センサ12は、異なる機能を実行する別のインプラント可能な医療機器に組み込まれる。例えば、センサ12は、ミネソタ州セントポールのセントジュードメディカル社のアンジオシール製品のような、血管閉鎖機器に組み込まれた血圧センサであってもよい。この実施形態のさらに別の変形例では、リーダ10は、別の機器に組み込まれ得る。例えば、リーダ10は、携帯電話、メガネ、ハンドヘルド音楽プレイヤー、ビデオゲーム、衣服又はリストウォッチに取り付けられ得る。
コンデンサ15およびインダクタ13を備えるセンサ12は、これらの回路素子が単一のパッケージに組み立てられるようになっていてもよい。あるいは、いくつかの適用例では、これらの2つの素子を導電性リード線によって接続した状態でコンデンサ15をインダクタ13から離して配置することが、好都合になり得る。例としては、センサ12が人体にインプラントされた実施形態において、圧力感知コンデンサ15を、問題となる圧力が検出される場所に配置し、かつ、アンテナとして作用するインダクタ13を、肌表面により近い位置に配置し、センサ12とリーダ10との間のワイヤレス接続距離を最小化してもよい。接続する導電性リード線は、ワイヤ、ワイヤフィラメント、フレックスプリント回路、リジットプリント回路、フィードスルー又は剛性ピンを含む、多くの周知の形状のうちの任意の形状をとり得る。
インプラント可能な実施形態では、カテーテルベースのデリバリのような、最小限の侵襲のインプラントメソッドに従ったセンサ12を設計することもまた、有利であり得る。さらに、インプラントおよびインプラント後の診断を補助するためには、インプラント可能なセンサの一部が無線を通さない又は超音波を反射することが望まれ得る。
センサ12は、多くの周知技術によって製造可能である。容量性センサ15は、微小電気機械システム(MEMS)技術、リソグラフィー技術又は昔ながらの機械加工技術によって製造され得る。インダクタ13は、巻線コイルであってもよいし、FR4、テフロン(登録商標)、ロジャース又は他のプリント回路基板であってもよいし、低温同時焼性セラミック(LTCC)、グリーンテープ又は他のセラミックプリント回路基板であってもよいし、あるいは、当業者に公知な他の任意のインダクタ技術であってもよい。インダクタ13は、コア型であっても非コア型であってもよく、さらに、上述されたプリント回路基板又はセラミック技術の1つに組み込まれた磁性材料を利用してもよい。インダクタおよびコンデンサは、マルチチップモジュール(MCM)として一緒にパッケージされてもよい。
別の実施形態では、図1のシステムは、図6に示されるような中間アンテナ240をさらに備え得る。中間アンテナ240は、共に直列に接続されるリーダ側アンテナ242およびセンサ側アンテナ244の2つのアンテナを備える。中間アンテナ240は、リーダ10とセンサ12との間の信号接続を改善し得、リーダ10とセンサ12との間に、導電性リード線を簡単に通せない多数のバリア246および248が存在する場合に有用になり得る。例としては、血管にインプラントされたセンサ12の場合、バリア2(248)は、血管壁を表し、バリア1(246)は、肌表面を表す。中間アンテナ240が適当な位置にある状態では、リーダ10とセンサ12との間の信号接続は、本システムが存在するどんな媒体を介した放射によってでもなく、リード線を介した伝導によって信号接続が生じるかのように、より効果的である。さらに、アンテナ242および244をそれぞれ、センサ12およびリーダ10上の対応するアンテナに適合するサイズにすることにより、接続の効率をさらに改善することができる。最後に、センサ側アンテナ244を、センサインダクタ13の向かいに正確に位置合わせすることにより、中間アンテナ240がないことにより生じ得るリーダ10とセンサ12との間の配列ミスによるエラーを減少させることができる。中間アンテナ240は、フレックス回路、巻線コイル又は広く利用可能な他の手段から作成可能である。なお、本概念は、バリアの各ペアに対してより多くの中間アンテナ240を加えることにより、3以上のバリアが存在する適用例に拡張可能である。
別の実施形態では、図1のセンサ12は、分離されたインダクタおよびコンデンサを有し、リファレンス共振器と呼ばれる第2LCタンク回路をさらに備えていてもよい。リファレンス共振器は、インダクタ13およびコンデンサ15を備えるセンシング共振器と同じ材質、処理および部品を用いて製造され得るが、2つの鍵となる差異がある。第1に、リファレンス共振器のコンポーネントは、値が固定性であり、感知パラメータによって変動しない。第2に、それらの固定共振周波数は、センシング共振器の動作周波数の範囲220の外側にくるように設計される。リファレンス共振器の目的は、リーダ12によって取得されるセンサの測定値を補正するために用いることが可能な、バックグラウンドの測定値を提供することである。リーダの距離、介在媒体における変化、リーダに対するセンサの向き、コンポーネントの経年劣化、機械的なストレス、電気的なストレス、ガス放出、温度、細胞増殖、血液凝固等の、誤りを導くいくつかの要因は、センシング共振器と同様の態様で、リファレンス共振器に影響を与え得る。リファレンス共振器のその固定周波数からのずれと、センシング共振器のその通常の周波数からのずれとの関係を理解することにより、リーダは、リファレンスの測定値に基づいて、感知された周波数に対する補正係数を提供することができる。この実施形態では、図2のステップ202とステップ204との間に、追加のステップが導入される。追加のステップでは、リーダ10は、リファレンス共振器の通常の共振周波数で励起パルスを送信し、リファレンスのリング周波数の任意のずれを観察し、ステップ210で取得される来たるべき測定値に対する適切な補正係数を計算する(又はルックアップテーブルから取得する)。あるいは、リファレンスの測定値は、センシングの測定値の後に取得可能である。センシング共振器が経験する全ての変化は、リファレンス共振器に正に同じ態様で影響を与えないかもしれないが、このセルフキャリブレーションの方法は、両共振器に共通するいくつかの誤りを排除する又は低減することにより、性能を向上させ得る。例えば、これらは、距離、向き、生理的反応、介在組織における変化、および、しばしば「センサのドリフト」とまとめて称されるセンサ12の挙動における他の長期変化に関連付けられ得る。さらに、周波数の選択時およびリファレンス共振器の他の設計の局面では、元のセンシング共振器との接続、およびリーダとの共通のやりとりを避けるための配慮がされなければならない。
リーダ10は、励起パルス14を送信し、リング信号16を受信し、リング信号16を処理する回路を有する(図7)。例えば、リーダ10は、リーダ10の他の回路を設定し、起動するタイミングおよび制御回路22を有する。タイミングおよび制御回路22へ延びる実線の矢印およびここから延びる実線の矢印は、デジタル又は低周波数信号等の制御インターフェースを表す。タイミングおよび制御回路22は、送信回路24へ送信されるRF信号(破線の矢印で示される)をさらに発生させる。送信回路24は、当該RF信号を受信し、アンテナ26に励起パルス14を送信して、センサ12を励起させる。タイミングおよび制御回路22は、システムの他のノードへのリーケージ又はこれらとの接続を妨げるべく、励起パルスが送信される時間間隔の間にのみ、RF信号を送信回路24に提供し得る。
リーダ10は、送信回路24および受信回路28に接続されるアンテナ26をさらに有する。送信回路24が、アンテナ26を利用して励起パルス14を送信する一方、受信回路28は、アンテナ26を利用してリング信号16を受信する。ある実施形態では、アンテナ26は、送信と受信との間を切り替えられるのではなく、いつでも送信回路24および受信回路28の両方に接続されている。この共用されるアンテナ26の設計は、受信回路28へのダメージを避けるための特別の配慮を必要とする。具体的には、受信回路28の高感度の増幅段に過負荷を掛けないための配慮がされなければならない。さらに、リーダ10は、送信回路24がアンテナ26を駆動している最中の極度のオーバードライブの条件と、受信および増幅のフェーズ中のアンテナ26における低電圧条件との間に、高速のトランジションを必要とする。例えば、アンテナ26の電圧は、励起パルスの送信中はピークトゥピークで200ボルトを超え得、励起パルス14の直後の受信中は、1桁ミリボルトであり、急激にマイクロボルトまで低下し得る。リーダ10は、共用のアンテナ26を有すると説明されたが、リーダ10に、励起パルス14の送信とリング信号16の受信の機能を別々に実行する2以上のアンテナを組み込んでもよいことが理解される。
リーダ10は、リング信号16を受信し、ロックする位相同期回路(PLL)30をさらに有する。受信回路28は、リング信号16をPLL30に送信する前に、リング信号16を増幅し、調整し得る。PLL30は、電圧制御発振器(「VCO」)32(図7に示されない)を有する。電圧制御発振器32は、信号が存在しない場合にはセンサの共振周波数の範囲内のある周波数をロックするように動作してもよいし、センサの共振周波数が受信されるときのロック時間を増強するべく、信号が存在しない場合にはセンサの共振周波数の範囲の上又は下のある周波数を好むように選択されてもよい。ある実施形態では、信号なしPLLロック周波数が、僅かにセンサの共振周波数の範囲の上にある場合によりよく機能したPLLが選択された。VCO32は、カウント信号250と呼ばれる、リング信号の周波数に比例するAC信号を発生させる。PLL30は、リング信号16の周波数に適合するように分割カウント信号を調整し、当該カウント信号250をカウンタ34に送信する。VCO32は、カウント信号250の周波数を判定する周波数カウンタ34とやりとりし、その周波数を示すデジタル信号を、データインターフェース17への送信のために外部インターフェース回路36に提供する。リング信号16よりも高い周波数でCO32を動作させることにより、VCO32のカウント信号250の周波数をカウントし記録するのに必要な時間は、著しく低減され得る。
リーダ10の各コンポーネントは、効率的に動作し、電力消費を低減するように設計されている。そのため、リーダ10は、低電力機能を有する。タイミングおよび制御回路22は、各コンポーネントに接続された起動タイマ38(図8)により、各コンポーネントの電力状態を制御する。低電力モードでは、いくつかのコンポーネントは完全に電源が落とされているかもしれないし、他のいくつかのコンポーネントはスリープモードで動作しているかもしれない。スリープモードでは、コンフィグレーションを維持するための電力は残っているが、電力消費を最小化するために回路が静的になる。
タイミングおよび制御回路22は、リーダ10の各コンポーネントを、不使用時にはスリープ又はパワーダウンモードにし得る。さらに、外部コントローラによって指定された期間、リーダ10全体は、システムレベルで低電力モードにされ得る。タイミングおよび制御回路22は、外部インターフェース回路36からタイミング命令を受け取るコンフィグレーションバッファ40を有し得る。これらの命令は、低電力モードに入る前のタイミング周期、および起動タイマ38に対する他のタイミング周期を確立する。リーダ10の外部からのタイミング命令に加えて、低電力モードに入ること又はこれから出ることは、基板上の信号の1つについて閾値を超えることによってもトリガーされ得る。リーダ10のファームウェアが、低電力モードへの出入りを決定するアルゴリズムを有し得る。
測定値の取得中、起動タイマ38は、適切なタイミングでリーダ10の各コンポーネントを起動して、必要とされる時に確実に各コンポーネントが動作状態になるようにし得る。具体的には、起動タイマ38は、送信タイマ42、受信タイマ46、PLLタイマ48および周波数カウンタタイマ50と通信して、リーダ10のコンポーネントをそれぞれ起動し、制御し得る。開始されると、これらの各タイマは、それぞれのコンポーネントを制御し、電力投入し得る。設定されると、起動タイマ38は、開始信号52を送信して他のタイマをスタートさせる前に、指定された時間間隔(ゼロ秒であってもよい)だけ遅延させ得る。図8に示されるように、開始信号52は、線の交差を避け、混乱を減らすために、起動タイマ38からそれぞれのタイマへの連続線としては示されない。
開始されると、送信タイマ42は、電力制御54、ダンプ制御56、Q制御58およびRFイネーブル60信号に対する適切なシーケンスおよび周期を確立して、送信回路24および送信周波数発生器44を適切にシーケンス処理する。電力制御信号54は、送信回路24の電力状態およびスリープ状態を制御する。ダンプ制御信号56は、送信回路24のダンピング回路の起動を制御して、送信周期の終わりにアンテナ26のエネルギーをすぐに消散させる。Q制御信号58は、送信回路24のスイッチング回路を制御して、リング信号16の受信中にQを減らし、アンテナ26の帯域幅を修正する。RFイネーブル信号は、送信周波数発生器44が送信回路24にRF信号を送信するのを可能にする。ある実施形態では、送信周波数発生器44は、送信回路24が励起パルス14を送信している期間中、RF信号を送信回路24に提供するだけである。
受信タイマ46は、電力制御信号62に対する適切なシーケンスおよび周期を確立して、受信回路28を適切にシーケンス処理するように構成されている。
受信タイマ46は、電力制御信号62に対する適切なシーケンスおよび周期を確立して、受信回路28を適切にシーケンス処理するように構成されている。
PLLタイマ48は、電源制御64およびS/Hモード66信号に対する適切なシーケンスおよび周期を確立して、PLL30を適切にシーケンス処理する。電源制御信号64は、PLL30の電力状態およびスリープ状態を制御する。S/Hモード信号66は、PLL30のサンプル・アンド・ホールド回路を制御する。サンプル・アンド・ホールド回路は、PLLに送信周波数にロックさせた後、リング信号16の周波数にロックさせ、その後、VCO32のカウント信号250の周波数を、その周波数がカウンタ34によって計測されるまで、ロックされた周波数でホールドするために用いられる。
周波数カウンタタイマ50は、電源制御68およびスタート/停止カウント70信号に対する適切なシーケンスおよびカウント間隔を確立して、周波数カウンタ34を適切にシーケンス処理する。電源制御信号68は、周波数カウンタ34の電力状態およびスリープ状態を制御する。スタート/停止カウント信号70は、周波数カウンタ34がVCO32のカウント信号250の周波数の計測を開始し、終了させるタイミングを制御する。
なお、図8は、「開始」、「設定」および「電力制御」など、同じ名称を共用する信号を含むが、これらの各信号は、その信号の接続先の回路ブロックに対して固有のものである。例えば、上述されたとおり、周波数カウンタタイマブロック50からの電力制御信号68は、PLLタイマブロック48からの電力制御信号64と同一の信号ではない。
送信回路24は、アンテナ26によりセンサ12に励起パルス14を送信するように構成されている(図7)。励起パルス14は、センサ12の共振周波数の又はこれに近似する固定又は高速変動周波数バーストであり得る。例えば、励起パルス14は、センサ12の共振周波数のいくつかの帯域幅内の固定周波数バーストであってもよい。あるいは、励起パルス14は、センサ12の共振周波数と調和関係にある周波数の又はこれに近似する、極めて短時間持続性の固定又は高速変動周波数バースト又はスイープであってもよい。励起パルス14はまた、超広帯域パルスであってもよい。こうした複数の励起パルス14のアプローチが可能であるのは、励起パルス14の送信が止んだ時にリング信号16が受信されるからである。従って、励起パルス14の送信は、規制政府機関が受け入れ可能な周波数帯域、振幅および変調技術に制限され得る。無線周波数の規制は、センサ12が全くのパッシブデバイスである時は、センサ12に適用されないかもしれない。
1のエネルギーの短時間送信が、リング信号16の1の完全なサンプルを生じさせるため、励起パルス4は、著しい送信時間を必要としない。低送信デューティサイクルを用い、それにより、送信、受信、カウントおよびデジタル処理回路のデューティサイクルを低減することにより、電力消費を低下させ得る。電力消費を低下させることにより、バッテリー電力は、リーダ10に電力をよりずっと与え続けることが可能な選択肢となる。
励起パルス14は、いくつかのシステムパラメータを最大化するように構成され得る。例えば、固定周波数励起パルス14が用いられる場合、バーストの周波数は、許容され得る最大送信ピーク電力、PLLがリング信号16にロックされている間の「受信」間隔の間に帯域内又は帯域近傍の干渉から最大に解放されること、所望のセンサの目的でリーダ送信のために特定の周波数が世界規模で最大に承認されること、あるいは他のそのような基準等のパラメータを最大化するように、構成され得る。
図9は、送信回路24を示している。送信回路24のレベルシフタ72は、タイミングおよび制御回路22から制御信号54,56,58およびRF信号を受信する。レベルシフタ72は、入力をバッファリングし、制御ロジックレベルを回路ドライブレベルに変換する。送信ドライバ74は、RF信号を増幅して、アンテナ26を駆動するのに十分な電力を提供する。Q制御回路76は、結合されたアンテナ26とチューニングおよびDCブロック82とのQを低減するために、受信中に起動される。ダンピング回路78は、励起パルス14の送信の終了時に直ちに手短に起動され、アンテナのエネルギーを吸収し、アンテナがリング信号16に応答できるようにする。ダンピング回路78は、アンテナに異なるQファクタを提供して、リング信号16の受信を改善し得る。電力制御回路80は、送信回路24のコンポーネントの電源オンおよびスリープモードを制御する。チューニングおよびDCブロック82は、アンテナ26のチューニングを調整し、直流がダンピング回路78に不適切にバイアスをかけるのを防止する。送信回路からのRF出力又は励起パルス14は、アンテナ26および受信回路28の両方に導かれる。
励起パルス14が送信回路24によって送信されると、受信回路28は、リング信号16を聞こうとするように構成されている。図10を参照すると、高Zバッファ/クランプ84は、高インピーダンス(高Z)入力装置を有する。高インピーダンス入力装置は、受信回路28がチューニングおよびDCブロック82により実行されるチューニングに及ぼす影響を制限する。高Zバッファ/クランプ84は、励起パルス14の送信中にアンテナ26に存在する極度の電圧から増幅段86を保護するべくさらに機能する。アンテナ26の電圧は、励起パルスの送信中にピークトゥピークで最大200ボルト以上に達し得、アンテナ26をチューニングするのには、たった約60ピコファラドのキャパシタンスを必要とする。ある実施形態では、1ピコファラドのコンデンサが、13.56MHzの送信回路において、高インピーダンス入力電流制限デバイスとして利用される。電源への過電圧およびグランドへの不足電圧を分路する低キャパシタンスダイオード接点が、1pFコンデンサの受信器側に配置され得る。それにより、コンデンサが、ダイオードを流れる電流を制限しつつ、ダイオードが、アンテナ26を介した送信中に受信器の増幅器を高電圧から保護する。
増幅段86は、PLL30の入力を駆動するのに十分なレベルまでリング信号16を増幅する。送信された励起パルス14信号が取り除かれ、ダンピングされ、そして、低レベルのリング信号16が受信される時に適切な過渡応答を得るためには、増幅段86を注意深く設計することが必要である。高ゲイン増幅段間に散りばめられたいくつかのフィルタが続く、低Q調整リアクティブドレイン負荷を有する共通ゲート増幅段を用いて、高Zバッファ/クランプ84の出力を調整してもよい。フィルタは、抵抗−コンデンサ(「RC」)フィルタであっても、インダクタ−コンデンサ(「LC」)フィルタであってもよい。ある実施形態では、フィルタは全て、RCバンドパスフィルタであってもよい。低Q調整リアクティブドレイン負荷を有する別の共通ゲート増幅段を用いて、PLL30の入力に信号を供給する前の最後のバンドパス調整を行ってもよい。この設計により、これらの増幅器のタイプが全て、段の飽和特性による周波数のダブリングおよび二分等の信号の歪みなく、極めて低い信号入力レベルから極めて高い信号入力レベルまでを実行できるようになり、ならびに、共通ゲート増幅段により達成可能な優れた高入力インピーダンスと、高ゲイン増幅段間に散りばめられたRCフィルタの突出した過渡応答特性を実行できるようになる。増幅段86に関連する極度のゲインによる望まれない発振を防止するためには、ステージトゥステージ電力および信号アイソレーションにおいて、特別の配慮がなされなければならない。
電力制御回路88は、電力消費を低減するために、増幅段86へ電力を与え、かつ、高Zバッファ/クランプ84のバッファから電力を取り除き得る。留意すべきことには、過剰なエネルギーは、消えるまでただ増幅段86に電力を投入するため、取り除かれる電力を有する場合でさえ、高Zバッファ/クランプ84は、完全な保護をもたらすように設計されている。入力インピーダンスは、増幅段86に過剰に電力を与えるのを防止するべく、過剰なエネルギーを制限するのに十分なだけ高い。ある実施形態では、励起パルス14の送信中、受信回路28がアクティブであり、PLL30がリング信号16にロックするのに必要とされる時間を低減する。
PLL30は、増幅されかつ調整されたリング信号16を、受信回路28から受信する。図10および図11を参照すると、受信回路28の増幅段86からのRF信号は、PLL30のRFバッファ90に供給される。RFバッファ90は、当該RF信号を、オプションのRFディバイダ92に供給し得る(図11)。RFディバイダ92は、RF信号周波数を整数値で割る。RFディバイダ92は、その後、当該RF信号を位相周波数検出器94の第1入力に供給する。周波数検出器94の出力は、サンプル・アンド・ホールド(S/H)誤差増幅器96に供給される。S/H誤差増幅器96は、VCO32の周波数を制御する。VCO32から出力されるカウント信号250は、VCOディバイダ98に供給され、次に、VCOディバイダ98の出力は、位相周波数検出器94の第2入力に供給される。PLL30は、カウント信号250の周波数を周波数カウンタ34に送信している間、VCO32のローディングを低減するための出力バッファ102を有し得る。VCOディバイダ98は、VCO32をリング周波数16よりも著しく高い周波数で動作可能にする。結果として、VCO信号周波数をカウントし、記録するのに必要とされる時間が、著しく低減され得る。さらに、カウント間隔を短くすることは、カウント中のVCOドリフトを低減し、サンプリング率が高くなることを許可する。
位相周波数検出器94は、周波数、ならびに分割されたRF信号と分割されたVCO信号との間の位相誤差を判定するように構成されている。このことは、S/H誤差増幅器96に供給される信号をフィルタリングし、かつ、増幅することにより、最良に達成される。さらに、S/Hの特性は、フィルタリングされ、かつ、増幅された信号を、VCO32を制御するのに最適に送信し得る。この態様では、閉制御ループが形成され、このループは、VCO32のカウント信号250の周波数を、リング信号16の周波数掛けるVCOディバイダ98の整数割るRFディバイダ92の整数に等しくする。PLL30は、回路設計を最適化し、潜在的なVCO32の周波数範囲を増大させる、追加の周波数ディバイダを有していてもよい。
PLLタイマ48は、S/Hモード制御信号66を、PLL30のS/H誤差増幅器96に送信する。S/Hモード制御信号66は、VCO32をサンプルモードにし得る。ある実施形態では、VCO32は、所定長の時間だけ、サンプルモードにされる。サンプルモードでは、上記のとおり、分割されたVCOのカウント信号の周波数が、リング信号16の周波数に適合するように調整される。S/Hモード制御信号66がホールドモードにされると、S/H誤差増幅器96は、その出力を一定に保ち、それにより、VCO32のカウント信号250の周波数を判定するのに十分な長さの時間、VCO32への制御電圧をおよそ一定にする。
PLLタイマ48から電力制御回路104への電源制御信号64は、電力を節約するために、PLL30が電源オンモードにあるか、スリープ/電源オフモードにあるかを判定する。利用される具体的なPLL30によっては、RFディバイダ92の整数と、VCOディバイダ98の整数と、位相周波数検出器94の出力および出力コンフィグレーションを設定するために、制御および通信リンク(図示されない)が必要とされ得る。通信リンクは、用いられる特定のPLLに特有のものであってもよい。
周波数カウンタ34は、図12に示されるように、カウンタ段106、カウンタバッファ108および電力制御回路110を有する。周波数カウンタタイマ50は、スタート/停止制御入力70をカウンタ段106およびカウンタバッファ108に送信する。周波数カウンタタイマ50はまた、電力制御入力68を電力制御回路110に送信する。カウンタ段106は、PLL30の出力バッファ102からのVCO信号の周波数をカウントする。カウンタ段106は、スタート/停止制御コマンドがスタートする時にカウントを開始し、スタート/停止制御コマンドが停止する時に終了する。スタート/停止制御コマンドが停止する時、カウンタバッファ108にカウンタ段106からのカウント値がロードされる。電力制御回路110は、周波数カウンタ34のコンポーネントの電源オンおよびスリープモードを制御する。カウンタバッファ108の出力は、外部インターフェース回路36にカウント入力を供給し得る。当該周波数カウントから、リング周波数16と、その後、感知パラメータとが判定され得る。
他の実施形態では、他の方法で、受信され、増幅された周波数を計測することが可能である。これらには、リング信号を直接的にカウントすること、あるいは当該分野で公知の様々な周波数−電圧変換回路が含まれ得る。
動作中、リーダ10は、以下のとおりにシーケンス処理する。センサ12がサンプリングされていない期間中、リーダ10のコンポーネントは全て、低電力モードにされる。タイミングおよび制御回路22の起動タイマ38は、特定のサンプル遅延又はサンプル間隔の間に設定される。当該特定の時間に、起動タイマ38は、サンプルシーケンスを開始する。具体的には、起動タイマ38は、適切なタイミングでリーダの各コンポーネントに電力投入し又はこれを起動し、必要とされるときに各コンポーネントが確実に動作状態にあるようにする。
外部インターフェース回路36は、生成された最終データを受信する以外に、サンプリングのシーケンスにおいて概ね必要とされない。回路36が低電力モードに入ること/これから出ることは、タイミングおよび制御回路22以外の内部又は外部コントローラによって取り扱われ得る。タイミングおよび制御回路22は、約20マイクロ秒等の短い期間、RF信号を送信回路24に提供する。タイミングおよび制御回路22からのRF信号は、その後打ち切られ、送信回路24は、アンテナ26において送信される信号をすぐにダンピングするように制御される。送信回路24は、その後、アンテナ26でのリング信号16の受信を許可する適切なモードにされる。ある実施形態では、アンテナ26がリング信号16を受信するように設定されている時、アンテナ26のダンピングは、リング信号16のダンピングよりも大きい。
励起パルス14の送信中、受信回路28は、アンテナ26において送信されるRF信号を受信し、調整し、クランプする。励起パルス14の送信が止み、アンテナ26がリング信号16を受信するように設定されると、受信回路28は、アンテナ26からリング信号16を受信する高ゲイン受信モードへと遷移する。PLL30は、RFバッファ90が受信回路28の調整された出力を受信することを可能にするサンプルモードになる。アンテナ26がリング信号16を受信し始めた時、PLL30は、送信された励起パルス14の周波数にロックすることから、リング信号16の周波数にロックすることへとシフトする。PLL30がリング信号16の周波数にロックするのに十分な時間間隔の後、PLL30は、VCO32のカウント信号250の周波数をリング信号16の周波数に維持するホールドモードにシフトする。ロックに要する時間は、予め定められていてもよいし、検知されるPLLロック条件に順応するものであってもよい。ロック後、受信回路28および送信回路24は、適切に電源が落とされるか、又はスリープモードにされる。
PLL30がホールドモードになると、タイミングおよび制御回路22は、周波数カウンタ34に、VCO32のカウント信号250の周波数の制御された間隔のカウントを実行するように命令する。カウントの終了時、PLL30のコンポーネントは、適切に電源が落とされるか、又はスリープモードにされ、カウント値が外部インターフェース回路36に送信される。周波数カウンタ34のコンポーネントは、その後、適切に電源が落とされるか、又はスリープモードにされ、続いて、タイミングおよび制御回路22のコンポーネントが、適切に電源が落とされるか、又はスリープモードにされる。間隔サンプリングのプログラミングがされている場合、タイミングおよび制御回路22の起動タイマ38は、次のサンプルの期限になるまでカウントする。そうでなければ、タイミングおよび制御回路22は、外部インターフェース回路36から他の任意の必要な命令とともに、起動コマンドを待つ。バーストサンプリングモードでは、コンポーネントの準備が整うのに必要とされる電力投入時間が、電源ダウン時間に先行してもよい。この場合、これらのコンポーネントは、サンプルバーストの終了まで電力が投入され続ける。
図13に示されるリーダ10のPLL回路30の実施形態は、上述されたPLL30の回路に代替するが等価な機能を達成するべくPLL30に加えられ得るいくつかの特徴を有する。図11と図13との間に見られる変更のいくつか又は全ては、図11のPLL30の動作を強化するために加えられ得る。入力選択可能RFバッファ111により、増幅段86からのRF信号又はリーダ10のどこかで生成されるリファレンス信号のいずれかが、RFディバイダ92への入力に対して選択可能になる。この選択は、RFバッファ111のリファレンス/受信制御入力によって決定される。誤差増幅器112は簡略化されており、図11のS/H誤差増幅器96について前述されたサンプル・アンド・ホールド性能をもはや直接的に提供することができない。
図13に、アナログ−デジタル(A/D)変換器113、デジタル−アナログ(D/A)変換器114およびスイッチ115を有する回路素子を示す。これらの素子は、サンプル・アンド・ホールド特性を達成するために用いられ得る。図13の構成では、リーダ10がセンサ12に励起パルス14を送信する間、リファレンス周波数信号「Ref信号」がRFバッファ111への入力として選択され得、入力選択可能RFバッファ111の入力AのRF信号が受信回路28から安定して利用可能になる時までリファレンス信号が維持され得る。このリファレンス信号により、PLL30は、安定したリファレンス信号に「プレロック」することが可能になり、それにより、リング信号が受信回路28から利用可能になるロック時間を低減する。入力選択可能RFバッファの出力は、RFディバイダ92により1以上の任意の値で割られ、その後、その割られたバッファ信号は、位相周波数検出器94へ供給される。位相周波数検出器94の出力は、誤差増幅器112へ供給され、誤差増幅器112は、PLL30のVCO32への制御信号として作用するために必要な適切なゲインおよび周波数応答をもたらす。誤差増幅器112の出力は、スイッチ115の入力Aに供給される。入力Aへと選択された場合、スイッチ115は、誤差増幅器112の信号をVCO32およびA/D変換器113の両方に渡す。A/D変換器113は、その後、VCOへの制御電圧をサンプリングして、制御電圧レベルを判定するために用いられる。当該制御電圧レベルでは、VCO32は、入力選択可能RFバッファ111の入力Aに関連する周波数でロックされる。A/D変換器113の信号は、後述されるようにVCO32の周波数を間接的に計測するために用いられ得、かつ、任意の時間だけロック周波数入力レベルでVCO32を維持するべくスイッチ115を入力Bに設定可能なようなD/A変換器114の適切な設定を判定するのに用いられ得る。それにより、図11のS/H誤差増幅器96について述べられたものと同様のデジタルサンプル・アンド・ホールド機能が達成される。
上述された図13の回路の動作に対するいくつかのわずかな改変が、機能的に等価な結果を許容し得る。1つのそのような改変は、既知の周波数が与えられる入力選択可能RFバッファ111の入力Bを用いて、特定の受信回路28のRF信号の周波数に対してA/D変換器13の電圧をキャリブレーションすることである。RFバッファへの信号入力とA/D変換器113のデジタル出力との関係が十分に規定されるようにキャリブレーションがされると、A/D変換器113の出力を用いてリング信号16の周波数を表すことができる。A/D変換器113の出力は、PLLの出力になる。この態様での動作により、A/D変換器113は、部分的に又は完全に、出力バッファ102および周波数カウンタ34の機能に取って代わることができる。
上述された図13の回路の動作の別の改変は、ロック時間を低減し、ロック周波数の正確性を改善するべく、PLL30のロック解析のためにA/D変換器113からのデータを用いることである。これが可能であるのは、誤差増幅器112の出力が、センサ12の信号16が受信回路28の出力において利用可能である時には、ロック電圧の値に収束し、その後、ロックを維持可能なところを過ぎてセンサ12の信号16のレベルが低下する時には、予測可能な態様で発散するからである。
上述された図13の回路の動作の別の改変は、D/A変換器114を用いてVCO32の入力に特定の電圧を生成し、これらの特定の電圧でのA/D変換器の出力を記録し、かつ、周波数カウンタ34を用いて出力バッファ102の出力における信号の周波数を判定することである。これにより、周波数カウンタ34を用いて、1以上の周波数に対してA/D変換器をキャリブレーションすることが可能になる。
電気設計の通常のスキルを有する者にとっては自明であるはずの、図13の回路の些細な改変は、スイッチ115およびD/A変換器114の位置を、図13に示されている位置から位相周波数検出器94と誤差増幅器112の間に再配置することを含む。この配置は、誤差増幅器112を通るD/A変換器114の出力をキャリブレーションし、所望のVCO32の制御電圧を得るための適切なスケーリングを判定する追加のステップを必要とする。このステップは、A/D変換器113又は周波数カウンタ34のいずれか、あるいは両方を用いてなされる。しかしながら、この配置により、入力選択可能RFバッファ111の入力Bにおけるリファレンス信号を用いる代わりに、D/A変換器114をプレロックのために用いることが可能になる。出力バッファ102および周波数カウンタ34を排除することを可能にするとして前述されたA/D変換器113のキャリブレーション技術との組み合わせにおける当該配置は、各リングサイクルについてセンサ12の共振周波数を分解するのに必要な時間を短くすることにより、リーダ10を動作させるのに必要な電力をほどほどに低減することを可能にし得る。上述された実施形態の別の些細な改変は、電力制限、計算の複雑性、タイムクリティカルな要件、又は他のシステム関連の特性に基づいて、システムの処理負荷を適切な位置に分散させることである。そのような改変は、A/D変換器113からの、D/A変換器114又は周波数カウンタ34のためのデータの処理又は分析を、リモートデータシステム18、リーダ10又は外部データインターフェース17のいずれかに配置するよう、設計者を導くかもしれない。
リーダ10の回路のさらに別の実施形態では、デジタルスペクトル分析回路が図7のPLL30および周波数カウンタ34に置き換わり、図14に示される修正されたブロック図が生じる。ここでは、デジタルサンプリング回路260がPLL30に置き換わり、スペクトル分析回路262が周波数カウンタ34に置き換わる。同様に、アナログカウント信号250は、デジタルカウント信号264に置き換わる。
機能的には、デジタルサンプリング回路260は、その短いリング持続期間中、リング信号16からの情報を抽出し、デジタル化する。受信回路28は、リング信号16をデジタルサンプリング回路260に送信する前に、リング信号16を増幅し、調整し得る。デジタルサンプリング回路260は、受信回路28の無線周波数出力を直接的にサンプリングして、さらなる分析のために時間ドメインベースのデータを取得し得る。
ある実施形態では、リーダ10は、デジタルサンプリング回路260から出力される時間ドメインデータを周波数ドメインデータに変換し、外部インターフェース回路36に送信するために当該周波数ドメインデータをバッファリングするスペクトル分析回路262をさらに有する。スペクトル分析回路262はまた、リング信号16のリング周波数を判定する識別機能を有し得る。当業者に明らかであるように、スペクトル分析回路262の機能のいくらか又は全ては、リーダ10又はリモートデータシステム18により容易に実行され得、この実装における大きな差異は、外部インターフェース回路36を介して送信されるデータの型および量、ならびに処理が実行される場所で必要とされる処理電力である。
デジタルサンプリング回路260およびスペクトル分析回路262は、図8に示されるPLLの実施形態と同様の態様で、タイミングおよび制御回路22により制御される。図15のブロック図は、図14に示される別のリーダ10の回路を制御するのに適した、タイミングおよび制御回路22の別の実施形態を示す。図8のPLLタイマ48は、図15のデジタルサンプリングタイマ274に置き換えられる。このタイマは、電力制御270およびサンプルスタート272信号に対する適切なシーケンスおよび周期を確立して、デジタルサンプリング回路260をシーケンス処理する。電力制御信号270は、デジタルサンプリング回路260の電力状態およびスリープ状態を制御する。サンプルスタート信号272は、デジタルサンプリング回路260に、スペクトル分析回路262に送信するための適切な数のサンプルをバーストサンプルモードで収集させる。
同様に、図8の周波数カウンタタイマ50は、図15のスペクトル分析タイマ280に置き換えられる。スペクトル分析タイマ280は、電力制御276および分析スタート278信号に対する適切なシーケンスおよびタイミングを確立して、スペクトル分析回路262をシーケンス処理する。電力制御信号276は、スペクトル分析回路262の電力状態およびスリープ状態を制御する。分析スタート信号278は、スペクトル分析回路262がデジタルサンプリング回路260によって提供されるサンプルバースト264を評価し始める時間を制御する。
図14の別の実施形態における受信回路28は、図7および図10のPLLベースの実施形態における受信回路28と機能的およびアーキテクチャ的には等価であり、唯一の差異は、増幅段86からの出力信号が、PLL30ではなく、デジタルサンプリング回路260の入力にあるアナログ−デジタル変換器290に供給されることである。
図16は、デジタルサンプリング回路260の一実施形態を示すブロック図である。受信回路28の増幅段86からのRF信号は、デジタルサンプリング回路260のアナログ−デジタル変換器(ADC)290の入力に供給される。ADC290は、RF信号を時間に関連する1セットのサンプルに変換する。当該サンプルは、スペクトル分析回路262がその必要とされる周波数の正確性を得ることが可能になるのに十分に短い間隔、かつ、十分なサンプル量で取得される。本明細書においては、時間に関連するこの1セットのサンプルは、デジタルサンプルバースト264と呼ばれる。
ADC290から出力されるデジタルサンプルバースト264は、図17に示されるスペクトル分析回路262の時間−周波数ドメイン変換回路94に供給される。周波数ドメイン変換94は、高速又は離散フーリエ変換、離散又は連続ウェーブレット変換、いくつかのラプラス変換のいずれか、いくつかのZ変換のいずれか、又は当該分野で公知の他の変換アルゴリズムを含み得るいくつかの手段のいずれかであり得るため、周波数ドメイン変換94の内部作用は、本明細書中では詳述されない。周波数ドメイン変換94の内部作用は、所望の変換を達成する、ハードウェア又はソフトウェアあるいは両者の任意の組み合わせとして実装され得る。周波数ドメイン変換94の出力は、サンプリング間隔で生成され、外部データインターフェース17への送信のための多数の値を含み得るため、スペクトル分析回路262には、これらの値が外部データインターフェース17に送信可能になるまでこれらの値を保持するための結果バッファ96が示されている。
このデジタルスペクトル分析の実施形態において、リーダ10の動作シーケンスは、デジタルサンプリング回路260およびスペクトル分析回路262がリング信号16の周波数の判定に関連する機能を実行する点以外、上記「リーダの動作シーケンス」で説明されたものと同様である。アンテナ26がリング信号16を受信し始めた時、デジタルサンプリング回路260は、予め定められた又は計算された期間だけ高速にサンプリングし、デジタルサンプルバースト264を取得する。デジタルサンプルバースト264が終了した後、受信回路28およびデジタルサンプリング回路260は、適切に電源が落とされるか、又はスリープモードにされる。スペクトル分析回路262は、デジタルサンプルバースト264のデータを周波数ドメインに変換し、その結果を結果バッファ96へと置き、その後、低電力モードにシフトされる。続いて、タイミングおよび制御回路22のコンポーネントは、適切に電源が落とされるか、又はスリープモードにされる。間隔サンプリングのプログラミングがされている場合、タイミングおよび制御回路22の起動タイマ38は、次のサンプルの期限になるまでカウントする。そうでなければ、タイミングおよび制御回路22は、外部インターフェース回路36から他の任意の必要な命令とともに、起動コマンドを待つ。結果バッファ96内のサンプルデータは、通信インターフェースによって制御される時のリモートデータシステム18への送信のために、外部インターフェース回路36に対して利用可能に保たれる。
機能的に等価な結果を得るために、説明されたデジタルスペクトル分析の実施形態に対して膨大な些細な改変がなされ得ることは、いずれの当業者にも明らかである。1つのそのような改変は、信号バーストデータが評価されるタイムドメインから周波数ドメインへの変換には普通の実務であるが、ADCデータのゼロパディングを利用することである。別のそのような改変は、スペクトル分析回路262の物理的な位置をリーダ10からリモートデータシステム18へと移動することであり、この場合、ADC90のデータは、タイムドメイン形式でリーダ10からリモートデータシステム18へ送信される。さらに別のそのような改変は、周波数の乗算、除算、加算又は減算回路により、リーダ10においてある時点でリング信号16を周波数変換することであり、それにより、リング信号16を、周波数の選択性、帯域幅、サンプリング時間等に関連する膨大な理由のいずれかのための中間周波数信号に変化させる。さらに別のそのような改変は、フィルタリングする、シェイピングする、分析する、他のデータと比較する、あるいはそうでなければ、周波数ドメイン又はタイムドメインデータを処理して評価するデジタル信号処理技術を利用することである。
同様に、本明細書に開示された様々な周波数判定方法を組み合わせることが可能であり、そのような組み合わせは別の適用例において有利であり得ることを、当業者は容易に見て取るであろう。例えば、デジタル化するのに十分なサンプルを取得するのに十分な長さのリング信号16をホールドするために、アナログサンプル・アンド・ホールド回路が、デジタルスペクトル分析と組み合わせて利用され得る。
別の実施形態では、当業者に公知のタイプの規格RFIDタグがセンサ12に組み込まれていてもよい。そのようなタグは、独立したアンテナを有し得、センサの動作範囲220外の周波数で動作し得る。それは、センサ12のコンフィグレーション情報により、コード化可能である。
本発明の実施形態が上述された。そして、明らかに、本明細書を読み、理解する時、他者は改変および変形に思い当たるであろう。以下の特許請求の範囲は、それらが特許請求の範囲又はその均等範囲内にある限り、全ての改変および変形を含むことが意図されている。
Claims (6)
- ワイヤレスセンサを読み取る方法であって、
ワイヤレスセンサへ、少なくとも1つの励起パルスを送信するステップと、
前記励起パルスに応答して、前記ワイヤレスセンサから少なくとも1つの応答信号を受信するステップと、
前記少なくとも1つの応答信号を増幅するステップと、
複数の時間ドメインのサンプルを取得するために、前記少なくとも1つの応答信号の値をサンプリングするステップと、
周波数ドメインの情報を取得するために、前記時間ドメインのサンプルを周波数ドメインに変換するステップと、
前記応答信号の周波数を取得するために、前記周波数ドメインの情報を評価するステップと
を含む、方法。 - 前記周波数ドメインの情報を処理するステップ
をさらに含む、請求項1に記載の方法。 - 前記周波数ドメインの情報を分析するステップ
をさらに含む、請求項1に記載の方法。 - 前記周波数ドメインの情報を記憶するステップ
をさらに含む、請求項1に記載の方法。 - 前記時間ドメインのサンプルを遠隔処理装置に送信するステップと、
前記時間ドメインのサンプルを前記遠隔処理装置で受信するステップと、
前記少なくとも1つの応答信号の前記周波数を取得するために、前記時間ドメインのサンプルを前記遠隔処理装置で評価するステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。 - 前記応答信号は、リング信号である、
請求項1に記載の方法。
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| JP (1) | JP2018137815A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2779601A1 (es) * | 2019-02-15 | 2020-08-18 | Univ Granada | Procedimiento de medida sin contacto de la frecuencia de resonancia de circuitos lc y sistema que implementa dicho procedimiento |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008532590A (ja) * | 2005-03-04 | 2008-08-21 | カーディオメムス インコーポレイテッド | 埋込み型無線センサーとの通信 |
| JP2008543513A (ja) * | 2005-06-27 | 2008-12-04 | センス エー/エス | 血圧の決定方法と装置 |
| JP2009524344A (ja) * | 2006-01-19 | 2009-06-25 | ソシエテ ドゥ テクノロジー ミシュラン | 共振装置のインタロゲーション中の検索時間を減少し且つ検索制度を増大するシステム及び方法 |
-
2018
- 2018-04-27 JP JP2018086505A patent/JP2018137815A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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