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JP2018130220A - レーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具 - Google Patents

レーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具 Download PDF

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JP2018130220A
JP2018130220A JP2017024922A JP2017024922A JP2018130220A JP 2018130220 A JP2018130220 A JP 2018130220A JP 2017024922 A JP2017024922 A JP 2017024922A JP 2017024922 A JP2017024922 A JP 2017024922A JP 2018130220 A JP2018130220 A JP 2018130220A
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head
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protective equipment
goggles
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JP2017024922A
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武嗣 細田
Takeshi Hosoda
武嗣 細田
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Wel-Ken Co Ltd
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Wel-Ken Co Ltd
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Abstract

【課題】 着用違和感がなく、作業性の良いめがね型またはゴーグル型の保護具に簡易な検知器を取付け、簡易な検知回路で確実に作業員を保護できる保護具を提供しようとする。【解決手段】従来の人の頭にかけるレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具に変わって、透明体と該透明体を支持するフロントと該フロントの左右に一端を各々に支持される一対のテンプルとを有する保護具本体と、前記保護具本体を人の頭にかけたときに少なくとも1つの前記テンプルの軸方向に沿った特定の箇所である特定箇所が側頭部に接していることを検知できる検知器と、前記検知器の作動に応じて前記特定箇所が側頭部に接しているか否かに対応する信号を出力する検知回路と、を備えるものとした。【選択図】 図1

Description

本発明は、レーザ光線を持ちいる作業者が装着するレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具に係る。
被加工物を加工するのにレーザ加工装置が用いられる場合がある。
例えば、被加工物を溶接加工するのにレーザ加工装置が用いられる。
例えば、被加工物を溶解するのにレーザ加工装置が用いられる。
例えば、被加工物を加熱するのにレーザ加工装置が用いられる。
例えば、被加工物を切断するのにレーザ加工装置が用いられる。
一般的なレーザ光加工では、レーザ光を集光レンズにより集光し、その焦点部近傍に部材を位置づけて加工される。従って、そのレーザ光による加工点のエネルギー密度は高く、極小点に限られる。このことは、熱影響が少ない微細、小域の加工例えば金属切断、深溶け込み溶接等に適している。
例えば、作業者がレーザ照射するためのトーチボデイをもち、被加工箇所にレーザを照射する。
作業では、レーザ光線から目を保護するため、作業者はレーザ光線作業者用保護具を装着する。
レーザ光線作業者用保護具には、顔全面マスク(ヘルメット)型、ゴーグル型、めがね型がある。
作業者は、レーザ光線作業者用保護具を外して、レーザ加工の段取り作業をすることがある。
作業者がレーザ光線作業者用保護具を外しているときに、何らかの理由によりレーザ光線が発射されると、作業員が負傷する可能性がある。
従って、不用意に発射されたレーザ光線の目に対する障害を防御する手段を確立することが求められる。
従来技術として、レーザ光線作業者用保護具の着用を確認した後でレーザ光線を発射する保護具があるが、取り扱いにくい。
また、保護具にセットされている検知回路がレーザ発振器まで有線で接続されており、作業時に信号電線路の取り回しが煩雑で、作業性を阻害することがある。
また、ヘルメット型保護具に着用を検知するセンサを付けたものが提供されているが、めがね型やゴーグル型に比べて視界が狭い等の不具合がある。
本発明は以上に述べた問題点に鑑み案出されたもので、着用違和感がなく、作業性の良いめがね型またはゴーグル型の保護具に簡易な検知器を取付け、簡易な検知回路で確実に作業員を保護できる保護具を提供しようとする。
上記目的を達成するため、本発明に係る人の頭にかけるレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具を、透明体と該透明体を支持するフロントと該フロントの左右に一端を各々に支持される一対のテンプルとを有する保護具本体と、前記保護具本体を人の頭にかけたときに少なくとも1つの前記テンプルの軸方向に沿った特定の箇所である特定箇所が側頭部に接していることを検知できる検知器と、前記検知器の作動に応じて前記特定箇所が側頭部に接しているか否かに対応する信号を出力する検知回路と、を備えるものとした。
上記本発明の構成により、保護具本体は、透明体と該透明体を支持するフロントと該フロントの左右に一端を各々に支持される一対のテンプルとを有する。検知器は、前記保護具本体を人の頭にかけたときに少なくとも1つの前記テンプルの軸方向に沿った特定の箇所である特定箇所が側頭部に接していることを検知できる。検知回路は、前記検知器の作動に応じて前記特定箇所が側頭部に接しているか否かに対応する信号を出力する。
その結果、保護具本体を人の頭にかけたときにレーザ光線の発射を許し、保護具本体を人の頭にかけていないときにレーザ光線の発射を禁止することができる。
以下に、本発明の実施形態に係るレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具を説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
本発明の実施形態に係るレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具は、前記保護具本体を人の頭にかけたときに前記特定箇所が側頭部に接する様に前記特定箇所を前記テンプルの軸方向に沿って移動して固定できる。
上記の実施形態の構成により、前記保護具本体を人の頭にかけたときに前記特定箇所が側頭部に接する様に前記特定箇所を前記テンプルの軸方向に沿って移動して固定できる。
その結果、異なる作業員が保護具を使用するときも、保護具本体を人の頭にかけたときにレーザ光線の発射を許し、保護具本体を人の頭にかけていないときにレーザ光線の発射を禁止することができる。
本発明の実施形態に係るレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具は、前記検知器が前記特定箇所に固定される金属片を有し、前記検知回路が前記保護具本体を人の頭にかけたときと前記保護具本体を人の頭にかけていないときとの前記金属片に生ずる電気特性の差異を検知して前記特定箇所が側頭部に接しているか否かに対応する信号を出力する。
上記の実施形態の構成により、前記検知器の金属片が、前記特定箇所に固定される。前記検知回路が、前記保護具本体を人の頭にかけたときと前記保護具本体を人の頭にかけていないときとの前記金属片に生ずる電気特性の差異を検知して、前記特定箇所が側頭部に接しているか否かに対応する信号を出力する。
その結果、簡単な構造により保護具本体を人の頭にかけたときにレーザ光線の発射を許し、保護具本体を人の頭にかけていないときにレーザ光線の発射を禁止することができる。
本発明の実施形態に係るレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具は、前記検知器が前記特定箇所の温度を検知できる温度センサを有し、前記検知回路が前記保護具本体を人の頭にかけたときと前記保護具本体を人の頭にかけていないときとの前記温度の差異を検知して前記特定箇所が側頭部に接しているか否かに対応する信号を出力する。
上記の実施形態の構成により、前記検知器の温度センサが、前記特定箇所の温度を検知できる。前記検知回路が、前記保護具本体を人の頭にかけたときと前記保護具本体を人の頭にかけていないときとの前記温度の差異を検知して、前記特定箇所が側頭部に接しているか否かに対応する信号を出力する。
その結果、簡単な構造により保護具本体を人の頭にかけたときにレーザ光線の発射を許し、保護具本体を人の頭にかけていないときにレーザ光線の発射を禁止することができる。
本発明の実施形態に係るレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具は、前記テンプルが軸状のテンプル本体と該テンプル本体の自由端部に袋状部を被せる様に固定されるカバー部品とを持ち、前記検知器が前記袋状部の内圧を検知できる圧力センサを有し、前記検知回路が前記保護具本体を人の頭にかけたときと前記保護具本体を人の頭にかけていないときとの前記内圧の差異を検知して前記特定箇所が側頭部に接しているか否かに対応する信号を出力する。
上記の実施形態の構成により、前記テンプルが軸状のテンプル本体と該テンプル本体の自由端部に袋状部を被せる様に固定されるカバー部品とを持つ。前記検知器の圧力センサが、前記袋状部の内圧を検知できる。前記検知回路が前記保護具本体を人の頭にかけたときと前記保護具本体を人の頭にかけていないときとの前記内圧の差異を検知して前記特定箇所が側頭部に接しているか否かに対応する信号を出力する。
その結果、簡単な構造により保護具本体を人の頭にかけたときにレーザ光線の発射を許し、保護具本体を人の頭にかけていないときにレーザ光線の発射を禁止することができる。
本発明の実施形態に係るレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具は、前記検知器が前記特定箇所に固定されるマイクロスイッチを有し、前記検知回路が前記保護具本体を人の頭にかけたときと前記保護具本体を人の頭にかけていないときとの前記マイクロスイッチの作動の有無を検知して前記特定箇所が側頭部に接しているか否かに対応する信号を出力する。
上記の実施形態の構成により、前記検知器のマイクロスイッチが、前記特定箇所に固定される。前記検知回路が前記保護具本体を人の頭にかけたときと前記保護具本体を人の頭にかけていないときとの前記マイクロスイッチの作動の有無を検知して前記特定箇所が側頭部に接しているか否かに対応する信号を出力する。
その結果、簡単な構造により保護具本体を人の頭にかけたときにレーザ光線の発射を許し、保護具本体を人の頭にかけていないときにレーザ光線の発射を禁止することができる。
以上説明したように、本発明に係るレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具は、その構成により、以下の効果を有する。
検知器が前記保護具本体を人の頭にかけたときに少なくとも1つの前記テンプルの軸方向に沿った特定の箇所である特定箇所が側頭部に接していることを検知でき、検知回路が前記検知器の作動に応じて前記特定箇所が側頭部に接しているか否かに対応する信号を出力する様にしたので、保護具本体を人の頭にかけたときにレーザ光線の発射を許し、保護具本体を人の頭にかけていないときにレーザ光線の発射を禁止することができる。
また、前記特定箇所が側頭部に接する様に前記特定箇所を前記テンプルの軸方向に沿って移動して固定できる様にしたので、異なる作業員が保護具を使用するときも、保護具本体を人の頭にかけたときにレーザ光線の発射を許し、保護具本体を人の頭にかけていないときにレーザ光線の発射を禁止することができる。
また、金属片が特定箇所に固定され、前記保護具本体を人の頭にかけたときと前記保護具本体を人の頭にかけていないときとの前記金属片に生ずる電気特性の差異を検知して、前記特定箇所が側頭部に接しているか否かに対応する信号を出力する様にしたので、簡単な構造により保護具本体を人の頭にかけたときにレーザ光線の発射を許し、保護具本体を人の頭にかけていないときにレーザ光線の発射を禁止することができる。
また、温度センサが前記特定箇所の温度を検知でき、前記保護具本体を人の頭にかけたときと前記保護具本体を人の頭にかけていないときとの前記温度の差異を検知して、前記特定箇所が側頭部に接しているか否かに対応する信号を出力する様にしたので、簡単な構造により保護具本体を人の頭にかけたときにレーザ光線の発射を許し、保護具本体を人の頭にかけていないときにレーザ光線の発射を禁止することができる。
また、圧力センサが前記袋状部の内圧を検知でき、前記保護具本体を人の頭にかけたときと前記保護具本体を人の頭にかけていないときとの前記内圧の差異を検知して前記特定箇所が側頭部に接しているか否かに対応する信号を出力する様にしたので、簡単な構造により保護具本体を人の頭にかけたときにレーザ光線の発射を許し、保護具本体を人の頭にかけていないときにレーザ光線の発射を禁止することができる。
また、マイクロスイッチが前記特定箇所に固定され、前記保護具本体を人の頭にかけたときと前記保護具本体を人の頭にかけていないときとの前記マイクロスイッチの作動の有無を検知して前記特定箇所が側頭部に接しているか否かに対応する信号を出力する様にしたので、簡単な構造により保護具本体を人の頭にかけたときにレーザ光線の発射を許し、保護具本体を人の頭にかけていないときにレーザ光線の発射を禁止することができる。
従って、着用違和感がなく、作業性の良いめがね型またはゴーグル型の保護具に簡易な検知器を取付け、簡易な検知回路で確実に作業員を保護できる保護具を提供できる。
本発明の実施形態に係るレーザ加工システムの全体断面図である。 本発明の第一乃至第四の実施形態に係るレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具の概念図である。 本発明の実施形態に係るレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具の作用説明図である。
以下、本発明を実施するための形態に係るレーザ加工システムを、図面を参照して、説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るレーザ加工システムの全体断面図である。
レーザ加工システムは、レーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具100とレーザ加工装置200とで構成される。
レーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具100は、人の頭にかけて、レーザ光線による目の損傷を防止する保護具である。
レーザ加工装置200は、レーザ発振器210とレーザ導光ケーブル220と加工ヘッド230と通信器240とで構成される。
レーザ発振器210は、レーザ光を発振する機器である。
レーザ発振器210は、ファイバレーザ発振器であってもよい。
レーザ発振器210は、炭酸ガスレーザ発振器であってもよい。
レーザ導光ケーブル220は、レーザ発振器の発振したレーザ光をトーチに導く機器である。
レーザ導光ケーブル220は、伝送用ファイバとその他とで構成されてもよい。
伝送用ファイバは、レーザ光を導く光ファイバである。
加工ヘッド230は、レーザ導光ケーブルの導いたレーザ光を被加工物に照射する器具である。加工ヘッド230は先端にトーチを持つ。
レーザ加工は、溶接、加熱、溶融、切断、等の加工である。
通信器240は、レーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具100と通信できる器具である。
レーザ加工装置200は、通信器240が受信する信号に応じてレーザ光線の発射を許したり、禁止したりする。
本発明の実施形態に係るレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具100を、詳述する。
図2は、本発明の第一乃至第四の実施形態に係るレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具の概念図である。図3は、本発明の実施形態に係るレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具の作用説明図である。
以下では、説明の便宜上、レーザ加工機はファーバレーザ加工装置であるとして、説明する。
レーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具100は、保護具本体110と検知器120と検知回路130とで構成される。
保護具本体110は、透明体111とフロント112と一対のテンプル113とで構成される。
保護具本体110は、透明体111とフロント112と一対のテンプル113とめがねバンド114とで構成されてもよい。
透明体111は、レーザ光線から人の目を保護できるレンズ型の透明部材である。
透明体111は、レーザ光線から人の目を保護できるレンズ型の有色透明部材であってもよい。
フロント112は、透明体111を支持できる部材である。
例えば、フロント112は、左右一対の透明体111を支持できる部材である。
テンプル113は、フロント112の左右に一端を各々に支持される長尺部材である。
テンプル113は、テンプル本体113aとカバー部材113bとで構成されてもよい。
テンプル本体113aは、一方の端部をフロント112の左右に固定される長尺部材である。
カバー部材113bは、眼鏡の先セルに相当し、テンプル本体113aの自由端部に袋状部を被せる様に固定される部材である。
めがねバンド114は、一対のテンプル113の自由端部に両端を接続される伸縮性のあるバンド状部材である。
保護具本体110を人の頭に装着すると、めがねバンド114が張力を発生し、テンプル113の後部が人の側頭部に倣う様にまがる。
検知器120は、保護具本体110を人の頭にかけたときに少なくとも1つのテンプル113の軸方向に沿った特定の箇所である特定箇所Kが側頭部に接していることを検知できる電気要素である。
すなわち、特定箇所Kは、保護具本体110を人の頭にかけたときに少なくとも1つのテンプル113の軸方向に沿った側頭部に接する箇所である。
保護具本体110を人の頭にかけたときに特定箇所Kが側頭部に接する様に特定箇所をテンプル113の軸方向に沿って移動して固定できてもよい。
特定箇所Kは、側頭部の耳より後方に接してもよい。
検知回路130は、検知器120の作動に応じて特定箇所Kが側頭部に接しているか否かに対応する信号を出力する電気回路である。
信号は、オン・オフ信号であってもよい。
例えば、検知回路130は、検知器120の作動に応じて、特定箇所Kが側頭部に接しているときにオン信号を出力し、特定箇所Kが側頭部に接していないときにオフ信号を出力する。
例えば、検知回路130は、検知器120の作動に応じて、特定箇所Kが側頭部に接しているときにオフ信号を出力し、特定箇所Kが側頭部に接していないときにオン信号を出力する。
検知回路130は、信号を通信部140に送信する。
検知回路130は、オン・オフ信号を通信部140に送信する。
検知回路130は、オン・オフ信号を通信部140に有線送信してもよい。
検知回路130は、オン・オフ信号を通信部140に無線送信してもよい。
以下に、本発明の第一乃至第四の実施形態にかかるレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具の検知器120と検知回路130の構造を詳述する。
最初に、本発明の第一の実施形態にかかるレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具の検知器120と検知回路130の構造を説明する。
図2の(A)は、本発明の第一の実施形態にかかるレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具の検知器120の構造図である。
検知器120は、特定箇所Kに固定される金属片121aを有する。
図2の(A)は、テンプル112のカバー部材113bの人の側頭部に向く側面に固定される金属片121aを示す。
金属片は、チタン製であってもよい。
検知回路130が、保護具本体110を人の頭にかけたときと保護具本体110を人の頭にかけていないときとの金属片121aに生ずる電気特性の差異を検知して、特定箇所Kが側頭部に接しているか否かに対応するオン・オフ信号を出力する。
電気特性は、静電容量であってもよい。
例えば、金属片が、一部の表面をテンプル112のカバー部材113bの人の側頭部に向く側面に露出する様に、固定される。
保護具本体110を人の頭にかけたときに、金属片121aが人の皮膚に接触する。
保護具本体110を人の頭にかけないときに、金属片121aが中に浮く。
その結果、保護具本体110を人の頭にかけたときと保護具本体110を人の頭にかけていないときとの金属片121aに生ずる電気特性に差異が生ずる。
次に、本発明の第二の実施形態にかかるレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具の検知器120と検知回路130の構造を説明する。
図2の(B)は、本発明の第二の実施形態にかかるレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具の検知器120の構造図である。
検知器120が、特定箇所Kの温度を検知できる温度センサ121bを有する。
図2の(B)は、テンプル112のカバー部材113bに固定される温度センサ121bを示す。
検知回路130が、保護具本体110を110人の頭にかけたときと保護具本体110を人の頭にかけていないときとの温度の差異を検知して特定箇所Kが側頭部に接しているか否かに対応するオン・オフ信号を出力する。
温度センサ121bが、テンプル112のカバー部材113bの人の側頭部に向く側面に当たる頭の部分から体温が伝わる様に、固定される。
保護具本体110を人の頭にかけたときに、温度センサ121bに人の体温が伝わる。
保護具本体110を人の頭にかけないときに、温度センサ121bに雰囲気の温度は伝わる。
その結果、保護具本体110を人の頭にかけたときと保護具本体110を人の頭にかけていないときとの温度センサ121bの感じる温度に差異が生ずる。
次に、本発明の第三の実施形態にかかるレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具の検知器120と検知回路130の構造を説明する。
図2の(C)は、本発明の第三の実施形態にかかるレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具の検知器120の構造図である。
検知器120が、袋状部の内圧を検知できる圧力センサ121cを有する。
図2の(C)は、テンプル112のカバー部材113bの袋状部の内部に固定される圧力センサ121cを示す。
袋状部に液体が封入されていてもよい。
検知回路130が、保護具本体110を人の頭にかけたときと保護具本体110を人の頭にかけていないときとの袋状部の内部の内圧の差異を検知して特定箇所Kが側頭部に接しているか否かに対応するオン・オフ信号を出力する。
保護具本体110を人の頭にかけたときに、袋状部の内部の内圧が上がる。
保護具本体110を人の頭にかけないときに、袋状部の内部の内圧が下がる。
その結果、保護具本体110を人の頭にかけたときと保護具本体110を人の頭にかけていないときとの圧力センサ121cの感ずる圧力に差異が生ずる。
次に、本発明の第四の実施形態にかかるレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具の検知器120と検知回路130との構造を説明する。
図2の(D)は、本発明の第四の実施形態にかかるレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具の検知器120の構造図である。
検知器120が、特定箇所Kに固定されるマイクロスイッチ121dを有する。
図2の(D)は、テンプル112のカバー部材113bに固定されるマイクロスイッチ121dを示す。
検知回路130が保護具本体110を人の頭にかけたときと保護具本体110を人の頭にかけていないときとのマイクロスイッチ121dの作動の有無を検知して、特定箇所Kが側頭部に接しているか否かに対応するオン・オフ信号を出力する。
保護具本体110を人の頭にかけたときに、人の側頭部がマイクロスイッチ121dの検知レバーを押す。
保護具本体110を人の頭にかけないときに、人の側頭部がマイクロスイッチ211dの検知施バーを押さない。
その結果、保護具本体110を人の頭にかけたときと保護具本体110を人の頭にかけていないときとのマイクロスイッチ121dの作動の有無の変化が生ずる。
以下に、本発明の実施形態にかかるレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具の作用を説明する。
図3は、本発明の実施形態に係るレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具の作用説明図である。
レーザ加工に従事する作業員が、レーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具を頭にかける。
検知器120が、特定箇所Kが側頭部に接していることを意味するオン・オフ信号を出力する。
検知器120は、特定箇所Kが側頭部に接していることを意味するオン信号またはオフ信号を無線で通信器240へ送る。
レーザ加工機200は、特定箇所Kが側頭部に接していることを意味するオン・オフ信号を受信する。
作業員が、加工ヘッド230のスイッチを押すと加工ヘッドからレーザ光線が発射される。
作業員が、レーザ加工を終了すると、加工ヘッド230のスイッチをはなす。加工ヘッドから発射するレーザ光線が停止する。
作業員が、レーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具を頭から外す。
検知器120は、特定箇所Kが側頭部に接していないことを意味するオン・オフ信号を無線で通信器240へ送る。
レーザ加工機200は、特定箇所Kが側頭部に接していないことを意味するオン・オフ信号を受信する。
加工ヘッドのスイッチが押されても、加工ヘッドからレーザ光線が発射されない。
その結果、作業員がレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具100を装着しないときレーザ光線により目を損傷することを防止できる。
本発明の実施形態に係るレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具は、その構成により、以下の効果を有する。
検知器120が保護具本体110を人の頭にかけたときに少なくとも1つのテンプル113の軸方向に沿った特定の箇所である特定箇所Kが側頭部に接していることを検知でき、検知回路130が検知器120の作動に応じて特定箇所Kが側頭部に接しているか否かに対応するオン・オフ信号を出力する様にしたので、保護具本体110を人の頭にかけたときにレーザ光線の発射を許し、保護具本体110を人の頭にかけていないときにレーザ光線の発射を禁止することができる。
また、特定箇所Kが側頭部に接する様に特定箇所Kをテンプル113の軸方向に沿って移動して固定できる様にしたので、異なる作業員が保護具を使用するときも、保護具本体110を人の頭にかけたときにレーザ光線の発射を許し、保護具本体110を人の頭にかけていないときにレーザ光線の発射を禁止することができる。
また、金属片121aが特定箇所Kに固定され、保護具本体110を人の頭にかけたときと保護具本体110を人の頭にかけていないときとの金属片121aに生ずる電気特性の差異を検知して、特定箇所Kが側頭部に接しているか否かに対応するオン・オフ信号を出力する様にしたので、簡単な構造により保護具本体110を人の頭にかけたときにレーザ光線の発射を許し、保護具本体110を人の頭にかけていないときにレーザ光線の発射を禁止することができる。
また、温度センサ121bが特定箇所Kの温度を検知でき、保護具本体110を人の頭にかけたときと保護具本体110を人の頭にかけていないときとの温度の差異を検知して、特定箇所Kが側頭部に接しているか否かに対応するオン・オフ信号を出力する様にしたので、簡単な構造により保護具本体110を人の頭にかけたときにレーザ光線の発射を許し、保護具本体110を人の頭にかけていないときにレーザ光線の発射を禁止することができる。
また、圧力センサ121cが袋状部の内圧を検知でき、保護具本体110を人の頭にかけたときと保護具本体110を人の頭にかけていないときとの内圧の差異を検知して特定箇所Kが側頭部に接しているか否かに対応するオン・オフ信号を出力する様にしたので、簡単な構造により保護具本体110を人の頭にかけたときにレーザ光線の発射を許し、保護具本体110を人の頭にかけていないときにレーザ光線の発射を禁止することができる。
また、マイクロスイッチ121dが特定箇所Kに固定され、保護具本体110を人の頭にかけたときと保護具本体110を人の頭にかけていないときとのマイクロスイッチ121dの作動の有無を検知して特定箇所Kが側頭部に接しているか否かに対応するオン・オフ信号を出力する様にしたので、簡単な構造により保護具本体110を人の頭にかけたときにレーザ光線の発射を許し、保護具本体110を人の頭にかけていないときにレーザ光線の発射を禁止することができる。
本発明は以上に述べた実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
K 特定箇所
100 レーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具
110 保護具本体
111 透明体
112 フロント
113 テンプル
113a テンプル本体
113b カバー部品
114 めがねバンド
120 検知器
121a 金属片
121b 温度センサ
121c 圧力センサ
121d マイクロスイッチ
122 信号ケーブル
130 検知回路
200 レーザ加工機
210 レーザ発振器
220 レーザ導光ケーブル
230 加工ヘッド
240 通信器
特開2010−94708号

Claims (10)

  1. 人の頭にかけるレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具であって、
    透明体と該透明体を支持するフロントと該フロントの左右に一端を各々に支持される一対のテンプルとを有する保護具本体と、
    前記保護具本体を人の頭にかけたときに少なくとも1つの前記テンプルの軸方向に沿った特定の箇所である特定箇所が側頭部に接していることを検知できる検知器と、
    前記検知器の作動に応じて前記特定箇所が側頭部に接しているか否かに対応する信号を出力する検知回路と、
    を備えることを特徴とするレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具。
  2. 前記保護具本体を人の頭にかけたときに前記特定箇所が側頭部に接する様に前記特定箇所を前記テンプルの軸方向に沿って移動して固定できる、
    ことを特徴とした請求項1に記載のレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具。
  3. 前記検知器が前記特定箇所に固定される金属片を有し、
    前記検知回路が前記保護具本体を人の頭にかけたときと前記保護具本体を人の頭にかけていないときとの前記金属片に生ずる電気特性の差異を検知して前記特定箇所が側頭部に接しているか否かに対応する信号を出力する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具。
  4. 前記検知器が前記特定箇所の温度を検知できる温度センサを有し、
    前記検知回路が前記保護具本体を人の頭にかけたときと前記保護具本体を人の頭にかけていないときとの前記温度の差異を検知して前記特定箇所が側頭部に接しているか否かに対応する信号を出力する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具。
  5. 前記テンプルが軸状のテンプル本体と該テンプル本体の自由端部に袋状部を被せる様に固定されるカバー部品とを持ち、
    前記検知器が前記袋状部の内圧を検知できる圧力センサを有し、
    前記検知回路が前記保護具本体を人の頭にかけたときと前記保護具本体を人の頭にかけていないときとの前記内圧の差異を検知して前記特定箇所が側頭部に接しているか否かに対応する信号を出力する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具。
  6. 前記検知器が前記特定箇所に固定されるマイクロスイッチを有し、
    前記検知回路が前記保護具本体を人の頭にかけたときと前記保護具本体を人の頭にかけていないときとの前記マイクロスイッチの作動の有無を検知して前記特定箇所が側頭部に接しているか否かに対応する信号を出力する、
    とを特徴とする請求項5に記載のレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具。
  7. 前記検知器が前記特定箇所に固定される金属片を有し、
    前記検知回路が前記保護具本体を人の頭にかけたときと前記保護具本体を人の頭にかけていないときとの前記金属片に生ずる電気特性の差異を検知して前記特定箇所が側頭部に接しているか否かに対応する信号を出力する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具。
  8. 前記検知器が前記特定箇所の温度を検知できる温度センサを有し、
    前記検知回路が前記保護具本体を人の頭にかけたときと前記保護具本体を人の頭にかけていないときとの前記温度の差異を検知して前記特定箇所が側頭部に接しているか否かに対応する信号を出力する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具。
  9. 前記テンプルが軸状のテンプル本体と該テンプル本体の自由端部に袋状部を被せる様に固定されるカバー部品とを持ち、
    前記検知器が前記袋状部の内圧を検知できる圧力センサを有し、
    前記検知回路が前記保護具本体を人の頭にかけたときと前記保護具本体を人の頭にかけていないときとの前記内圧の差異を検知して前記特定箇所が側頭部に接しているか否かに対応する信号を出力する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具。
  10. 前記検知器が前記特定箇所に固定されるマイクロスイッチを有し、
    前記検知回路が前記保護具本体を人の頭にかけたときと前記保護具本体を人の頭にかけていないときとの前記マイクロスイッチの作動の有無を検知して前記特定箇所が側頭部に接しているか否かに対応する信号を出力する、
    とを特徴とする請求項1に記載のレーザ光線作業者用めがね又はゴーグル型保護具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110403623A (zh) * 2019-07-16 2019-11-05 温州医科大学附属第一医院 头颅ct检查固定装置

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