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JP2018114096A - ミシン - Google Patents

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sewing
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誠治 橋本
Seiji Hashimoto
誠治 橋本
竜一郎 木下
Ryuichiro Kinoshita
竜一郎 木下
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Yamato Sewing Machine Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】特に、輪状の端縁を有する二枚の生地を縫い付ける際における作業効率が良いミシンを提供する。
【解決手段】輪状の端縁を有する二枚の生地Fi,Foを、内輪側の生地Fiが下に、外輪側の生地Foが上になるように重ねた状態で上下から挟む生地挟み部41を備え、前記生地挟み部41のうち、前記二枚の生地Fi,Foの上方に位置する部分は上下動可能であり、前記生地挟み部41は、前記二枚の生地Fi,Foにおける端縁Feに生じたカールを延ばすカール除去機構4を備え、前記カール除去機構4として、前記生地挟み部41は、前記二枚の生地Fi,Foが通過する位置において、端縁Feよりも遠い側から端縁Feの側に向かうにつれ後退する形状の端縁を有する傾斜部を備え、前記傾斜部は、各生地Fi,Foのうちカールが生じた部分を伸ばす気流を形成するように空気を噴出するエア噴出部42を有するミシンである。
【選択図】図1

Description

本発明は、輪状の端縁を有する二枚の生地を縫い付ける際に用いられるミシンに関するものである。
従来、Tシャツの袖付け作業など、筒状の身頃に対して筒状の袖部を縫い付ける作業を行う際、例えば特許文献1に示されるオーバーロックミシンが用いられていた。この例における身頃と袖部との縫い付けでは、輪状の端縁を有する二枚の生地(身頃の生地と袖部の生地)が縫い付けられる。前記オーバーロックミシンを用いる場合、生地における前記輪状の端縁が、オーバーロックミシンにおける針板を基準として上方にあるようにして縫製されていた。
このような従来の縫製方法では、針板において縫製を行う針が生地を貫通する位置(針穴)の上方に生地が覆いかぶさることになって、縫製作業者の視界を妨げていた。このため、縫製作業者は縫製状態を確認するために視界を確保すべく、生地を持ち上げる等を行うため無理な姿勢を強いられていた。しかも、片手を生地の持ち上げ等に使わなければならなかったため、二枚の生地の位置合わせも行い難かった。よって作業効率が悪くなることで縫製品の大量生産を阻害していた。
特開2004−236769号公報
そこで本発明は前記問題に鑑み、特に、輪状の端縁を有する二枚の生地を縫い付ける際における作業効率が良いミシンを提供することを課題とする。
本発明は、輪状の端縁を有する二枚の生地を、一方が内輪側、他方が外輪側となるように重ねた状態で挿通して支持するシリンダ部と、前記シリンダ部に支持された状態である前記内輪側の生地に当接して下方から支持する針板と、前記針板の上方にて、前記シリンダ部に支持された状態である前記外輪側の生地を押える生地押えと、前記針板及び前記生地押えの手前に設けられ、前記二枚の生地を、前記内輪側の生地が下に、前記外輪側の生地が上になるように重ねた状態で上下から挟む生地挟み部と、を備え、前記生地挟み部のうち、前記二枚の生地の上方に位置する部分は上下動可能であり、前記生地挟み部は、前記二枚の生地における端縁に生じたカールを延ばすカール除去機構を備え、前記カール除去機構として、前記生地挟み部は、前記二枚の生地における端縁が通過する位置において、各生地における端縁よりも遠い側から端縁側に向かうにつれ後退する形状の端縁を有する傾斜部を備え、前記傾斜部は、各生地のうちカールが生じた部分を伸ばす気流を形成するように空気を噴出するエア噴出部を有するミシンである。
この構成によれば、シリンダ部が輪状の端縁を有する二枚の生地を挿通できることにより、当該生地における輪状の端縁が針板を基準として下方にあるようにして縫製可能である。このため、縫製作業者の視界が生地により妨げられにくい。そして、視界を確保するために片手を使わなくてもいいから、両手を縫製作業のために集中させることができる。そして、生地挟み部により、二枚の生地を挟んだ状態で針板と生地押えとの間に送り込むことができる。このため、安定した縫製が可能である。
また、カール除去機構として、生地挟み部が傾斜部を有することにより、二枚の生地における端縁に生じたカールの部位に生地挟み部を沿わせやすい。このため、カールをまっすぐに延ばすことができる。よって、カールにより縫製が邪魔されなくなるので、縫製作業を効率的に行える。
そして、前記カール除去機構よりも前方に位置し、前記二枚の生地における端縁に当接する端縁ガイド部を更に備えるものとできる。
この構成によれば、端縁ガイド部により、カールが延ばされた後の二枚の生地の端縁を位置合わせする処理が自動的になされる。このため、二枚の生地の端縁に対する処理が高精度かつ画一的になされる。よって、高品質の縫製品を効率良く作製できる。
そして、前記エア噴出部は、前記傾斜部に開口した複数のエア噴出穴から構成されるものとできる。
この構成によれば、傾斜部に開口した複数のエア噴出穴から噴出する気流の圧力によって、各生地のうちカールが生じた部分を移動させることで、カールを延ばすことができる。このため、カールの除去が効果的に行われる。
本発明によると、縫製作業者の視界が生地により妨げられにくく、両手を縫製作業のために集中させることができる。そして、生地挟み部により安定した縫製が可能である。このため、特に、輪状の端縁を有する二枚の生地を縫い付ける際における作業効率が良い。
本実施形態のミシンを示す斜視図である。 本実施形態のミシンを左手前側から見た場合の要部拡大斜視図である。 本実施形態のミシンを右手前側から見た場合の要部拡大斜視図である。 本実施形態のミシンにおけるカール除去機構及び端縁ガイド部を抜き出し、生地挟み部によってカールが延ばされる様子を示す、斜視概略図である。 本実施形態のミシンにおいて、下側生地挟み部に形成された凹部を通る気流を示す説明図である。
次に本発明につき、一実施形態を取り上げて説明を行う。なお、前後方向の表現に関しては、縫製を行う作業者に近い側を「手前側」とし、遠い側を「後ろ側(後方側)」とする。また、上下左右の表現に関しては、前記作業者からミシン1を見た場合の方向で表現している。
本実施形態のミシン1は、「袖付け専用ミシン」として好適なものであって、例えば、筒状の身頃における腕貫通穴に対して筒状の袖部を縫い付ける作業(一例としてTシャツの袖付け作業)のように、筒状の生地同士を接合する作業に用いられるオーバーロックミシンである。前記身頃において衣服の着用者の腕が通る腕貫通穴の端縁と、袖部の端縁とは輪状であって、本実施形態においては、折り返し等の加工がなされておらず裁断されたままの状態となっている。なお、Tシャツの袖付け作業は一例に過ぎず、本実施形態のミシン1は、二つの生地における輪状の端縁同士を縫い合わせる作業に広く用いることができる。また、前記筒状の生地としては、丸編みによって周方向の継ぎ目(サイドシーム)がないように形成された生地を用いることができる。
図1に示すように、このミシン1は、輪状の端縁を有する二枚の生地Fi,Fo(破線で図示)を、一方が内輪側、他方が外輪側となるように内外に重ねた状態で縫製する。本実施形態における二枚の生地Fi,Foは、例えばTシャツにおいては身頃の生地と袖部の生地であって、別個独立した(つながっていない)生地である。
本実施形態のミシン1は、ミシン本体2、ミシン本体2から一方側(具体的には左側)に突出したシリンダ部3、カール除去機構4、端縁ガイド部5、生地切断機構6を備えている。なお、一般的なミシンと共通する機構に関しては、特に説明の必要があるものを除き詳細な説明を行わないものとする。
シリンダ部3は、内輪側及び外輪側の二枚の生地Fi,Foを重ねた状態で挿通して、下方から支持する部分である。シリンダ部3が二枚の生地Fi,Foを挿通できることにより、例えば特許文献1に記載の従来のオーバーロックミシンとは異なり、生地Fi,Foにおける輪状の端縁が針板12を基準として下方にあるようにして縫製可能である。
図2に示すように、本実施形態のシリンダ部3は、ミシン本体2から左方に突出したシリンダ本体31と、シリンダ本体31から左方に突出し、左右方向に延びる回転軸に対して自由回転可能とされたローラ部32とを備える。針板12は、シリンダ本体31の上面に設けられている。ローラ部32は、二枚の生地Fi,Foが送り方向M(図1参照)である後方に送られるに伴って回転する。このため、二枚の生地Fi,Foをシリンダ部3の上方にて手前側から後方に円滑に送ることができる。
シリンダ部3が輪状の端縁を有する二枚の生地Fi,Foを挿通できることにより、図1に示すように、生地Fi,Foにおける輪状の端縁が針板12を基準として下方にあるようにして縫製可能である。このため、針板12において縫製を行う針11が生地を貫通する位置(針穴)の上方に生地が覆いかぶさることがないので、縫製作業者の視界が生地Fi,Foにより妨げられにくい。そして、視界を確保するために片手を使わなくてもいいから、両手を縫製作業のために集中させることができる。
特に、例えばTシャツの材料である、筒状の身頃における腕貫通穴の輪状の端縁と、袖部の輪状の端縁の形状は、扁平度が異なっていたり、周方向の途中に継ぎ目が存在したりする等によって完全な同一形状になっていないことの方が多い。このため作業者は縫製作業中、二枚の生地Fi,Foの位置合わせにつき微調整を常時行っている。本実施形態のミシン1では、前述のように両手を縫製作業のために集中させることができるから、前記微調整を確実に行うことができる。よって、縫製品質の向上及び縫製作業の高速化が可能であるため、作業効率を向上させることができ、縫製品を大量生産できる。従って、縫製品の製造コストのコストダウンをはかることができる。
図2に示すように、本実施形態のミシン1は、縫製時に往復動する針11、往復動する針11を受容する針板12、生地押え13、そして、図示しないが各部を動作させるための駆動機構、伝導機構等を備える。針板12は、シリンダ部3のシリンダ本体31の上面に設けられており、往復動する針11を受容できる針穴(図示しない)を有している。針板12は、シリンダ部3に支持された状態である内輪側の生地Fiに当接して下方から支持する。図には明確には現れていないが、針板12は内輪側の生地Fiを後方に送る送り機構121を有している。生地押え13は、針板12の上方にて、シリンダ部3に支持された状態である外輪側の生地Foを押える。内輪側及び外輪側の二枚の生地Fi,Foは針板12と生地押え13とに挟まれることになるから、縫製時には前記送り機構121によって、二枚とも後方に送られる。
カール除去機構4は、内輪側及び外輪側の二枚の生地Fi,Foにおける、縫製が行われる側の端縁Feに生じたカールCを延ばす機構である。カール除去機構4が延ばすことのできるカールCは、各生地Fi,Foのうち縫製が行われる側の端縁Feの近傍領域が端縁に沿って丸まった部分である(図4参照、なお実際の生地は輪状であるが、図4では説明の都合上、図示下端を切りっぱなしで示している)。特に各生地Fi,Foが前後方向に伸ばされた場合にカールCが生じやすい。
図3に示すように、本実施形態のカール除去機構4は、生地挟み部41とエア噴出部42とを備える。生地挟み部41は、針板12及び生地押え13の手前に設けられる。この生地挟み部41は、二枚の生地Fi,Foを、内輪側の生地Fiが下に、外輪側の生地Foが上になるように重ねた状態で上下から挟む。このため生地挟み部41は、上方に位置する上側生地挟み部411と、下方に位置する下側生地挟み部412とを備える。更に生地挟み部41は、移動支点部413、付勢部414、間隔規制部415を備える。上側生地挟み部411、下側生地挟み部412のそれぞれにおける、各生地Fi,Foに対向する部分は平面とされている。
下側生地挟み部412は針板12の手前側に固定された不動の部材である。この下側生地挟み部412は、上方に上面部4121と凹部4122を備える。上面部4121は、少なくとも上側生地挟み部411に対向する部分が平面となっている。
移動機構により、上側生地挟み部411と下側生地挟み部412との上下方向の間隔は可変とされている。この移動機構は、本実施形態では上側生地挟み部411を不動である下側生地挟み部412に対し、移動支点部413を中心に所定範囲で回動可能とする機構である。このため、上側生地挟み部411は上下動可能である。移動支点部413として、本実施形態はビスが用いられているが、上側生地挟み部411の下側生地挟み部412に対する移動を支持できるものであれば構成は限定されない。この移動機構は図示しない操作部を備え、二枚の生地Fi,Foを両生地挟み部411,412の間に挟もうとする際は、操作部を作業者が操作することにより、両生地挟み部411,412の間が上下に離れるよう移動させることができる。なお、本実施形態では、上側生地挟み部411が下側生地挟み部412に対して回動するよう構成されていたが、例えば上側生地挟み部411と下側生地挟み部412とが平行を保った状態で垂直方向に移動するよう構成されていてもよい。また、下側生地挟み部412のみが移動したり、上側生地挟み部411と下側生地挟み部412の両方が移動したりするよう構成することもできる。
付勢部414は、本実施形態では移動支点部413であるビスの周囲に設けられたコイルばねであって、上側生地挟み部411と下側生地挟み部412とは、付勢部414の付勢により間隔が保持されている。このため、例えばTシャツの袖部分のように、各生地Fi,Foに例えばテープが貼り付けられている等により厚みの大きくなっている部分が生地挟み部41を通過する際には、上側生地挟み部411は上方に移動することで上側生地挟み部411と下側生地挟み部412との間隔が広がり、前記部分の通過後は、付勢部414の付勢によって元の間隔に自動的に戻る。このため、各生地Fi,Foに厚みの大きくなっている部分が存在しても、厚みの変化に良好に追従できるので、縫製に支障が生じない。上側生地挟み部411と下側生地挟み部412との間隔は、間隔規制部415が備えるボルトにより調整可能とされている。
この生地挟み部41により、二枚の生地Fi,Foを挟んだ状態で針板12と生地押え13との間に送り込むことができる。このため、安定した縫製が可能である。
また、上側生地挟み部411と下側生地挟み部412との間には二枚の生地Fi,Foが挟まれる空間を有するだけとされており、例えば二枚の生地Fi,Foを隔てるための板状のセパレータ等が介在しない。このため、後方に送られる生地Fi,Foが針板12における針穴に至るまでに、セパレータ等の退避をさせる必要がないから、縫製速度の低下や縫製作業の一時停止が不要であり、縫製品の大量生産を行うに当たって有利である。
図3に示すように、更に上側生地挟み部411は、二枚の生地Fi,Foにおける縫製が行われる側の端縁(本実施形態では右端縁)が通過する位置において、各生地Fi,Foにおける端縁よりも遠い側(本実施形態では左側)から端縁側(本実施形態では右側)に向かうにつれ後退する傾斜部4111を有する。下側生地挟み部412も同様で、各生地Fi,Foにおける端縁よりも遠い側(本実施形態では左側)から端縁側(本実施形態では右側)に向かうにつれ後退する形状の内面である傾斜部4123が凹部4122に形成されている。各傾斜部4111,4123は、上下で略一致した位置に設けられており、二枚の生地Fi,Foにおける縫製が行われる側の端縁(右端縁)Feの移動軌跡に対して交差している。
本実施形態の各傾斜部4111,4123は、二枚の生地Fi,Foにおける縫製が行われる側の端縁(本実施形態では右端縁)Feが通過する位置において、身頃側(本実施形態では左側)から袖先側(本実施形態では右側)に向かうにつれ後退する形状である。この「後退する形状」とは、生地挟み部41を上方から見た場合に、傾斜部4111,4123の端縁4111a,4123aが「右上がりの線」として現れるような形状のことである。また、前記端縁4111a,4123aの形状は直線状となっている。ただしこれに限られず、例えば端縁4111a,4123aの形状を湾曲線状とすることもできる。
エア噴出部42は、上側エア噴出部421と下側エア噴出部422とを備える。上側エア噴出部421は、上側生地挟み部411の傾斜部4111に開口して設けられており、複数(本実施形態では丸穴5個であるが形状及び数量は特に限定されない)のエア噴出穴4211を有する。本実施形態では、傾斜部4111から一段奥まった位置に上側エア噴出部421が設けられているが、傾斜部4111と同一面に設けられることもできる。上側生地挟み部411に接続されたエアパイプ43から圧縮空気が供給されることにより、エア噴出穴4211から気流を噴出させることができる。
下側エア噴出部422は、下側生地挟み部412の傾斜部4123に設けられており、複数(本実施形態では丸穴3個であるが形状及び数量は特に限定されない)のエア噴出穴4221を有する。下側生地挟み部412に接続されたエアパイプ43(図4に示す)から圧縮空気が供給されることにより、エア噴出穴4221から気流を噴出させることができる。
二枚の生地Fi,Foは、上側生地挟み部411と下側生地挟み部412との間に挟まれつつ送り方向Mである後方に移動させられる。このため、図4に示すように二枚の生地Fi,Foにおける縫製が行われる側の端縁(右端縁)Feに生じたカールCは上側生地挟み部411及び下側生地挟み部412における傾斜部4111,4123により右方に押し広げられ、上側生地挟み部411と下側生地挟み部412との間隔に応じて対向した平坦な状態となる。このようにしてカールCが延ばされる。
更に、エア噴出部42(上側エア噴出部421及び下側エア噴出部422)から噴出する気流の圧力によって、各生地Fi,FoのうちカールCが生じた部分を右方に移動させることができるので、カールCを延ばすことができる。このように本実施形態では、傾斜部4111,4123とエア噴出部42から噴出する気流の両方によってカールCを延ばすことができる。このため、カールCの除去が効果的に行われる。
図1及び図2に示すように、端縁ガイド部5は、カール除去機構4よりも手前に位置している。この端縁ガイド部5は平板部51と固定片52を有する。平板部51は下側生地挟み部412の表面から突出するように、前後方向に沿って配置され、内輪側及び外輪側の二枚の生地Fi,Foにおける端縁に当接する。これにより、縫製前の二枚の生地Fi,Foの位置決めを行うことができる。本実施形態では、平板部51における下側生地挟み部412の端縁が開放されているので、例えばTシャツの袖部分のように、各生地Fi,Foに例えばテープが貼り付けられている等により厚みの大きくなっている部分があっても、当該部分が平板部51の上方に乗り上げることにより、各生地Fi,Foの送りが滞ることがない。そして固定片52は、下側生地挟み部412に対してビス53により固定される。端縁ガイド部5は、ビス53を緩めることで下側生地挟み部412に対して左右方向に移動可能とされている。ただしこれに限定されず、端縁ガイド部5を固定式とすることもできる。
特に本実施形態では、平板部51が下側生地挟み部412に形成された凹部4122の上方に、前後方向に縦断するように位置している。言い換えると、平面視において凹部4122の上方領域は平板部51によって二分されている。このため、下側エア噴出部422から噴出する気流は、手前側から見て平板部51の左方から右方に流れて、平板部51の右方から大気中に解放されていく。図4に示されるように、凹部4122における平板部51の左方部分は生地Fi,Foで覆われているが、凹部4122における平板部51の右方部分は、上部が開放されているので、図5に矢印で示したように、凹部4122から気流が支障なく出ていくことができる。このように構成されることで、例えば凹部4122の内部で気流が滞留することによりカールCの除去に支障が生じることが起こりにくく、確実なカールCの除去が可能である。なお、生地Fi,Foは柔軟であるから、図5に示すように、上側エア噴出部421のエア噴出穴4211からの気流の一部も、平板部51の下方(凹部4122)を通って左方から右方に流れることになる。
図2に示すように、生地切断機構6はメス部61を備える。メス部61は公知の機構であって、先端の刃部を往復動させることにより、二枚の生地Fi,Foにおける端縁から所定範囲を切断できるよう構成されており、端縁ガイド部5よりも後方に位置している。このメス部61は、二枚の生地Fi,Foを前記端縁ガイド部5から送り方向Mである後方における所定距離だけ離れた位置で切断する。
前述のように、本実施形態の端縁ガイド部5は、固定片52を下側生地挟み部412に対して固定するビス53を緩めることで左右方向に移動させることができる。これにより、端縁ガイド部5と生地切断機構6のメス部61とは、前記所定距離を変更できるように互いに位置調整可能とすることができる。端縁ガイド部5とメス部61とを互いに位置調整することで、メス部61による内輪側及び外輪側の二枚の生地Fi,Foのカット幅の量を任意に設定できる。このため、一定幅でカットした二枚の生地Fi,Foを縫製できるので、所望の縫製品を安定して効率良く作製できる。
端縁ガイド部5と生地切断機構6とにより、カールCが延ばされた後の二枚の生地Fi,Foの端縁を位置合わせした上で端縁から所定範囲を切断する処理が自動的になされる。このため、二枚の生地Fi,Foの端縁に対する処理が高精度かつ画一的になされる。よって、高品質の縫製品を効率良く作製できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。
1 ミシン
11 針
12 針板
13 生地押え
2 ミシン本体
3 シリンダ部
4 カール除去機構
41 生地挟み部
411 上側生地挟み部
4111 傾斜部(上側生地挟み部)
412 下側生地挟み部
4121 上面部(下側生地挟み部)
4122 凹部(下側生地挟み部)
4123 傾斜部(下側生地挟み部)
42 エア噴出部
421 上側エア噴出部
422 下側エア噴出部
5 端縁ガイド部
6 生地切断機構
61 メス部
Fi 内輪側の生地
Fo 外輪側の生地
C カール

Claims (3)

  1. 輪状の端縁を有する二枚の生地を、一方が内輪側、他方が外輪側となるように重ねた状態で挿通して支持するシリンダ部と、
    前記シリンダ部に支持された状態である前記内輪側の生地に当接して下方から支持する針板と、
    前記針板の上方にて、前記シリンダ部に支持された状態である前記外輪側の生地を押える生地押えと、
    前記針板及び前記生地押えの手前に設けられ、前記二枚の生地を、前記内輪側の生地が下に、前記外輪側の生地が上になるように重ねた状態で上下から挟む生地挟み部と、を備え、
    前記生地挟み部のうち、前記二枚の生地の上方に位置する部分は上下動可能であり、
    前記生地挟み部は、前記二枚の生地における端縁に生じたカールを延ばすカール除去機構を備え、
    前記カール除去機構として、前記生地挟み部は、前記二枚の生地における端縁が通過する位置において、各生地における端縁よりも遠い側から端縁側に向かうにつれ後退する形状の端縁を有する傾斜部を備え、
    前記傾斜部は、各生地のうちカールが生じた部分を伸ばす気流を形成するように空気を噴出するエア噴出部を有するミシン。
  2. 前記カール除去機構よりも手前に位置し、前記二枚の生地における端縁に当接する端縁ガイド部を更に備える、請求項1に記載のミシン。
  3. 前記エア噴出部は、前記傾斜部に開口した複数のエア噴出穴から構成される、請求項1または2に記載のミシン。
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