JP2018112654A - 光送信装置、駆動半導体集積素子 - Google Patents
光送信装置、駆動半導体集積素子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018112654A JP2018112654A JP2017002778A JP2017002778A JP2018112654A JP 2018112654 A JP2018112654 A JP 2018112654A JP 2017002778 A JP2017002778 A JP 2017002778A JP 2017002778 A JP2017002778 A JP 2017002778A JP 2018112654 A JP2018112654 A JP 2018112654A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- arm waveguide
- mach
- modulation
- zehnder modulator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/21—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour by interference
- G02F1/225—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour by interference in an optical waveguide structure
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B10/00—Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
- H04B10/50—Transmitters
- H04B10/516—Details of coding or modulation
- H04B10/54—Intensity modulation
- H04B10/541—Digital intensity or amplitude modulation
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/21—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour by interference
- G02F1/212—Mach-Zehnder type
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F2201/00—Constructional arrangements not provided for in groups G02F1/00 - G02F7/00
- G02F2201/12—Constructional arrangements not provided for in groups G02F1/00 - G02F7/00 electrode
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B10/00—Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
- H04B10/50—Transmitters
- H04B10/516—Details of coding or modulation
- H04B10/5161—Combination of different modulation schemes
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Nonlinear Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
- Optical Communication System (AREA)
Abstract
【課題】PAM電気信号からPAM光信号を生成できる光送信装置を提供する。【解決手段】光送信装置は、複数の変調電極を有する第1アーム導波路を含むマッハツェンダ変調器と、パルス振幅変調信号に応答して、前記マッハツェンダ変調器を駆動するドライバーと、を備える。前記ドライバーは、前記変調電極にそれぞれ接続された複数の駆動回路を備える。前記駆動回路の各々は、前記パルス振幅変調信号を受けるコンパレータを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、光送信装置及び駆動半導体集積素子に関する。
特許文献1は、PAM光信号を出力するマッハツェンダ光変調器を開示する。非特許文献1は、PAM光信号を出力するマッハツェンダ光変調器を開示する。
Mathieu Chagnon et. al., "Experimental Parametric Study of a Silicon Photonic Modulator Enabled 112-Gb/s PAM Transmission System With a DAC and ADC", JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY, VOL. 33, NO. 7, APRIL 1, 2015, pp. 1380-1387
特許文献1は、マッハツェンダ光変調器を駆動する回路を開示しない。非特許文献1は、マッハツェンダ光変調器のアーム導波路において光の位相に対して光出力がほぼ線形に変化するPAM光信号を生成する駆動方式を開示する。具体的には、非特許文献1は、マッハツェンダ光変調器を駆動するリニア増幅器を開示する。光の位相差に対して光出力の強度が線形に変化する線形領域内における駆動のために、リニア増幅器は、その入力リニア範囲に調整されたPAM電気信号を必要とする。
求められていることは、非特許文献1における制約を解消することであり、また特許文献1におけるマッハツェンダ変調器の駆動の教示である。
本発明の一側面は、PAM電気信号からPAM光信号を生成できる光送信装置を提供することを目的とする。本発明の別の側面は、PAM電気信号に応答してマッハツェンダ変調器を駆動できる駆動半導体集積素子を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る光送信装置は、複数の変調電極を有する第1アーム導波路を含むマッハツェンダ変調器と、パルス振幅変調信号に応答して、前記マッハツェンダ変調器を駆動するドライバーと、を備え、前記ドライバーは、前記変調電極にそれぞれ接続された複数の駆動回路を含み、前記駆動回路の各々は、前記パルス振幅変調信号を受けるコンパレータを含む。
本発明の一側面に係る光送信装置は、複数の変調電極を有するアーム導波路を含むマッハツェンダ変調器と、複数のシンボルに対応する複数の振幅を有するパルス振幅変調信号を受けるための入力と、前記複数の変調電極のうちの一又は複数の電極が前記アーム導波路を伝搬する光の位相の変化を引き起こすように前記パルス振幅変調信号に応じて前記マッハツェンダ変調器を駆動する信号を提供するための複数の出力とを有する駆動半導体集積素子と、前記複数の変調電極を前記駆動半導体集積素子に接続する複数の配線導電体と、を備え、前記駆動半導体集積素子は、前記アーム導波路の前記複数の変調電極を駆動するそれぞれのリミティングアンプを含み、前記リミティングアンプは、前記マッハツェンダ変調器に接続される。
本発明の別の側面に係る駆動半導体集積素子は、マッハツェンダ変調器によって送信されるべき光信号上の複数のシンボルに対応する複数の振幅を有するパルス振幅変調信号を受けるための入力端子と、前記入力端子に接続された複数の駆動回路と、前記複数の駆動回路のそれぞれに接続され、前記マッハツェンダ変調器のアーム導波路における複数の変調電極それぞれを駆動する駆動信号を出力するための複数の出力端子と、を備え、前記駆動回路の各々は、前記入力端子から前記パルス振幅変調信号を受けるコンパレータを含む。
本発明の上記の目的および他の目的、特徴、並びに利点は、添付図面を参照して進められる本発明の好適な実施の形態の以下の詳細な記述から、より容易に明らかになる。
以上説明したように、本発明の一側面によれば、PAM電気信号からPAM光信号を生成できる光送信装置が提供され、本発明の別の側面によれば、PAM電気信号に応答してマッハツェンダ変調器を駆動できる駆動半導体集積素子が提供される。
いくつかの具体例を説明する。
具体例に係る光送信装置は、(a)複数の変調電極を有する第1アーム導波路を含むマッハツェンダ変調器と、(b)パルス振幅変調信号に応答して、前記マッハツェンダ変調器を駆動するドライバーと、を備え、前記ドライバーは、前記変調電極にそれぞれ接続された複数の駆動回路を含み、前記駆動回路の各々は、前記パルス振幅変調信号を受けるコンパレータを含む。
この光送信装置によれば、各駆動回路のコンパレータは、PAM信号(複数の電圧振幅を有する電気信号)からパルス電気信号を生成する。パルス電気信号は、第1アーム導波路に係る変調電極のうちのある変調電極が第1アーム導波路の伝搬光の位相の変更に寄与する期間を規定する。マッハツェンダ変調器における複数の変調電極は、駆動回路それぞれからのパルス電気信号を受ける。各変調電極は、当該変調電極が分担すべき位相変化に応じた長さを有する。位相変化に寄与する変調電極の組み合わせにより、第1アーム導波路を伝搬する光における位相の総変化量が、組み合わされた変調電極の長さの合計に応じて生じることを可能にする。変更された位相を有する光の干渉により、マッハツェンダ変調器が、パルス振幅変調信号に応答して振幅変調された光信号を生成できる。具体的には、マッハツェンダ変調器は、複数の変調電極によって生成される光位相変化の組み合わせに応じて、いくつかの光強度を示す干渉光を生成する。
具体例に係る光送信装置は、前記パルス振幅変調信号を受けるタイミング抽出回路を更に備え、前記タイミング抽出回路は、前記パルス振幅変調信号からクロック信号の周波数成分を抽出すると共に前記周波数成分からタイミング信号を生成し、前記コンパレータは、前記タイミング信号に応答して比較結果を生成すると共に、該比較結果を保持する。
この光送信装置によれば、タイミング信号に応答するコンパレータは、変調された光信号におけるジッタを低減できる。
具体例に係る光送信装置では、前記パルス振幅変調信号は、4つのシンボルに対応する4つのレベルを有し、前記複数の変調電極は、第1電極及び第2電極を含み、前記駆動回路の各々は、前記コンパレータに接続されたリミティングアンプを含み、前記リミティングアンプは、前記マッハツェンダ変調器に接続される。
この光送信装置によれば、ドライバーが、第1電極上の信号による位相変化、第2電極上の信号による位相変化、及び第1電極及び第2電極上の信号による位相変化によって、3つの位相変化を可能にする。
具体例に係る光送信装置では、前記パルス振幅変調信号は、4つのシンボルに対応する4つのレベルを有し、前記複数の変調電極は、第1電極、第2電極及び第3電極を含み、前記駆動回路の各々は、前記コンパレータに接続されたリミティングアンプを含み、前記リミティングアンプは、前記マッハツェンダ変調器に接続される。
この光送信装置によれば、ドライバーが、第1電極上の信号による位相変化、第1電極及び第2電極上の信号による位相変化、及び第1電極、第2電極及び第3電極上の信号による位相変化によって、3つの位相変化を可能にする。
具体例に係る光送信装置では、前記マッハツェンダ変調器は、第2アーム導波路と、前記第1アーム導波路及び前記第2アーム導波路に接続された分波器と、前記第1アーム導波路及び前記第2アーム導波路に接続された合波器と、を含み、前記マッハツェンダ変調器は、前記ドライバーの駆動に応答して前記第1アーム導波路を用いて光位相の変更を行う。
この光送信装置によれば、マッハツェンダ変調器の片方のアーム導波路に駆動信号を印加して位相変調を行うことができる。
具体例に係る光送信装置は、(a)複数の変調電極を有するアーム導波路を含むマッハツェンダ変調器と、(b)複数のシンボルに対応する複数の振幅を有するパルス振幅変調信号を受けるための入力と、前記アーム導波路を伝搬する光の位相の変化を前記複数の変調電極のうちの一又は複数の電極が引き起こすように前記パルス振幅変調信号に応じて前記マッハツェンダ変調器を駆動する信号を提供するための複数の出力とを有する駆動半導体集積素子と、(c)前記複数の変調電極を前記半導体駆動集積素子に接続する複数の配線導電体と、を備え、前記半導体駆動集積素子は、前記アーム導波路の前記複数の変調電極を駆動するそれぞれのリミティングアンプを含み、前記リミティングアンプは、前記マッハツェンダ変調器に接続される。
この光送信装置によれば、光の位相変化を引き起こすために使用される変調電極の数は、結果として引き起こされる光位相変化の総量に関連している。マッハツェンダ変調器における複数の変調電極は、位相変化を生じさせるそれぞれの駆動信号をドライバーから受ける。マッハツェンダ変調器は、アーム導波路が一又は複数の電極から駆動信号により位相変化を受ける期間の総和に応じて、アーム導波路を伝搬する光の位相変化が生じることを可能にする。変更された位相を有する光の干渉により、マッハツェンダ変調器が、パルス振幅変調信号に応答して振幅変調された光信号を生成することを可能にする。具体的には、マッハツェンダ変調器は、アーム導波路における複数の変調電極の組み合わせによって生成されるいくつかの光位相変化に応じて、PAM信号に対応した光強度を示す合波光を生成する。
具体例に係る駆動半導体集積素子は、(a)マッハツェンダ変調器によって送信されるべき光信号上の複数のシンボルに対応する複数の振幅を有するパルス振幅変調信号を受けるための入力端子と、(b)前記入力端子に接続された複数の駆動回路と、(c)前記複数の駆動回路のそれぞれに接続され、前記マッハツェンダ変調器のアーム導波路内の複数の変調電極のそれぞれを駆動する駆動信号を提供するための複数の出力端子と、を備え、前記駆動回路の各々は、前記入力端子から前記パルス振幅変調信号を受けるコンパレータを含む。
駆動半導体集積素子によれば、コンパレータは、パルス振幅変調信号の振幅のいずれかに対応する基準電圧を受けて動作可能である。駆動半導体集積素子は、パルス振幅変調信号の振幅のいずれかに合わせてコンパレータのための基準電圧を調整可能にする回路を備えることができる。
本発明の知見は、例示として示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解できる。引き続いて、添付図面を参照しながら、光送信装置、駆動半導体集積素子に係る実施形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付する。
図1は、実施形態に係る光送信装置を模式的に示す図面である。光通信装置(例えば光送信装置11)は、マッハツェンダ変調器13及びドライバー15を備える。マッハツェンダ変調器13は、第1アーム導波路13a、第2アーム導波路13b、分波器13c、及び合波器13dを含む。第1アーム導波路13aは、第1半導体メサ17a、及び複数の変調電極21を有する。第2アーム導波路13bは、第2半導体メサ17b、及び一又は複数の変調電極23を有する。分波器13cは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bに接続される。合波器13dは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bに接続される。ドライバー15は、パルス振幅変調信号SPAM(PAM信号)に応答して、マッハツェンダ変調器13を駆動する。ドライバー15は、変調電極21(23)にそれぞれ接続された複数の駆動回路25(25a、25b、25c)を含み、駆動回路25の各々は、パルス振幅変調信号SPAMを受けるコンパレータ27(27a、27b、27c)を含む。パルス振幅変調信号SPAMは、複数のシンボルに対応したそれぞれ電圧振幅を有する電気信号である。
この光送信装置11によれば、各駆動回路25のコンパレータ27は、パルス振幅変調信号SPAMに応答して、当該コンパレータ27を含む駆動回路25に対応する変調電極21(23)により位相変化を規定する信号を生成する。コンパレータ27は、パルス振幅変調信号SPAMからパルス電気信号SPL1S、パルス電気信号SPL2S及びパルス電気信号SPL3Sを生成する。パルス電気信号SPL1S、パルス電気信号SPL2S、及びパルス電気信号SPL3Sの各々は、第1アーム導波路13aに係る変調電極21のうちのある変調電極(例えば、第1電極21a)が大きな位相変化を引き起こすべき期間を規定する。第1電極21a、第2電極21b及び第3電極21cの長さは、それぞれの変調電極が引き起こすべき位相変化に関連している。マッハツェンダ変調器13における変調電極21(23)は、駆動回路25それぞれからの変調信号(SM1D、SM2D、SM3D)を受ける。マッハツェンダ変調器13は、第1アーム導波路13aを伝搬する光における位相の変化が、位相変化に寄与する変調電極21の長さに応じて生じることを可能にする。変更された位相を有する光の干渉により、マッハツェンダ変調器13が、パルス振幅変調信号SPAMに応答して振幅変調された出力光LOUTを生成することを可能にする。具体的には、変調電極21(21a、21b、21c)は第1アーム導波路13aにおいていくつかの光位相変化を生成する。光位相変化の組み合わせは、マッハツェンダ変調器13がいくつかの光強度の合波光を生成することを可能にする。必要な場合には、マッハツェンダ変調器13は、第2アーム導波路13bにおいて変調電極23(23a、23b、23c)によって生成される光位相変化を第1アーム導波路13aにおける光位相変化に組み合わせて、合波光を生成することができる。
駆動回路25の各々は、コンパレータ27(27a、27b、27c)からの信号を受けるアンプ29(29a、29b、29c)を含み、アンプ29は、駆動信号を生成する。アンプ29は、例えばリミティングアンプを含むことができ、リミティングアンプは、配線導電体を介してマッハツェンダ変調器13の変調電極(21a、21b、21c、23a、23b、23c)に接続される。アンプ29(29a、29b、29c)の出力は、実質的に同じ振幅を有する。駆動回路25それぞれのリミティングアンプは、差動信号形式の第1変調信号SM1D、第2変調信号SM2D、及び第3変調信号SM3Dを生成することができる。
必要な場合には、マッハツェンダ変調器13は、変調電極(21a、21b、21c、23a、23b、23c)から独立した光位相の変更を可能にする追加電極(21d、23d、31d)を含むことができる。具体的には、第1アーム導波路13aは、光の位相を調整するための追加電極21dを更に含むことができる。追加電極21dは、第1アーム導波路13a上における光の位相をゼロからシフトすることができる。同様に、第2アーム導波路13bは、光の位相を調整するための追加電極(23d)を更に含むことができる。追加電極(23d)は、第2アーム導波路19a上における光の位相をゼロからシフトすることができる。ドライバー15は、初期位相を規定する電気信号PH0を規定する電気信号を生成する電気回路33を含むことができ、電気信号PH0は、追加電極21d、23d、31dに提供される。
或いは、ドライバー15は、マッハツェンダ変調器13の第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bのいずれか一方を駆動する駆動信号を生成することができる。一例として、マッハツェンダ変調器13は、ドライバー15の駆動に応答して、分波器13cから第1アーム導波路13aに提供される光の位相を変更する一方で、分波器13cから第2アーム導波路13bに提供される光の位相を実質的に変更することなく合波器13dに提供する。或いは、マッハツェンダ変調器13は、ドライバー15の駆動に応答して、分波器13cから第2アーム導波路13bに提供される光の位相を変更する一方で、分波器13cから第1アーム導波路13aに提供される光の位相を実質的に変更することなく合波器13dに提供する。
図2は、本実施形態に係るドライバーに提供されるPAM信号を例示する図面である。横軸は時間を示し、左側の縦軸はPAM信号の振幅を示し、右側の縦軸はPAM信号の振幅に対応するシンボル値を示す。図3は、図2に示されたPAM信号に応答する本実施形態に係るマッハツェンダ変調器13によって生成される光信号を例示する図面である。横軸は時間を示し、左側の縦軸は光出力の振幅を示し、右側の縦軸はPAM信号の振幅に対応するシンボル値を示す。
図2の(a)部に示されるPAM信号は、3つのコンパレータ27を含むドライバー15に提供され、また第1アーム導波路13aは3つの変調電極(21a、21b、21c)を有する。コンパレータ27(27a、27b、27c)は、PAM信号を受けて、それぞれの基準信号(REF1、REF2、REF3)に応じてパルス電気信号SPL1S、パルス電気信号SPL2S及びパルス電気信号SPL3Sを生成する。基準信号(REF1、REF2、REF3)は、基準電圧源35(35a、35b、35c)によって供給される。基準電圧源35は、外部からの電気信号に応じて変更できる基準信号(例えば、一定の基準電圧)を生成する。
図2の(b)部を参照すると、フレームF1〜F20が示されている。いくつか代表的なフレームにおける動作を具体的に説明する。
フレーム4。
コンパレータ27は、PAM信号に応じてパルス電気信号SPL1S、パルス電気信号SPL2S及びパルス電気信号SPL3Sを生成し、アンプ29のリミティングアンプはパルス電気信号SPL1S、パルス電気信号SPL2S及びパルス電気信号SPL3Sに応じて高い電圧値VHをしめす第1変調信号SM1D、第2変調信号SM2D及び第3変調信号SM3Dを生成する。第1アーム導波路13aの3つの変調電極(21a、21b、21c)は、高い電圧値VHを受けて、第1アーム導波路13aは、伝搬する光に、変調電極(21a、21b、21c)の長さ及び高い電圧値VHに対応した大きな位相変化を生じさせる。マッハツェンダ変調器13は、図3におけるフレーム4の光信号を生成する。
フレーム7。
コンパレータ27は、PAM信号に応じてパルス電気信号SPL1S、パルス電気信号SPL2S及びパルス電気信号SPL3Sを生成し、アンプ29のリミティングアンプはパルス電気信号SPL1S、パルス電気信号SPL2S及びパルス電気信号SPL3Sに応じて低い電圧値VLをしめす第1変調信号SM1D、第2変調信号SM2D及び第3変調信号SM3Dを生成する。第1アーム導波路13aの3つの変調電極(21a、21b、21c)は、低い電圧値VLを受けて、第1アーム導波路13aは、伝搬する光に、変調電極(21a、21b、21c)の長さ及び低い電圧値VLに対応した実質的に位相変化を生じさせない。マッハツェンダ変調器13は、図3におけるフレーム7の光信号を生成する。
フレーム8。
コンパレータ27は、PAM信号に応じてパルス電気信号SPL1S、パルス電気信号SPL2S及びパルス電気信号SPL3Sを生成し、アンプ29のリミティングアンプはパルス電気信号SPL1S、パルス電気信号SPL2S及びパルス電気信号SPL3Sに応じて、高い電圧値VLをしめす第1変調信号SM1D及び第2変調信号SM2Dを生成すると共に、低い電圧値VLをしめす第3変調信号SM3Dを生成する。第1アーム導波路13aの2つの変調電極(21a、21b)は高い電圧値VHを受けて、第1アーム導波路13aは、伝搬する光に、変調電極(21a、21b)の長さ及び高い電圧値VHに対応した大きな位相変化を生じさせる。また。第1アーム導波路13aの1つの変調電極(21c)は、低い電圧値VLを受けて、第1アーム導波路13aは、伝搬する光に、変調電極(21c)の長さ及び低い電圧値VLに対応して実質的に位相変化を生じさせない。マッハツェンダ変調器13は、図3におけるフレーム8の光信号を生成する。
フレーム16。
コンパレータ27は、PAM信号に応じてパルス電気信号SPL1S、パルス電気信号SPL2S及びパルス電気信号SPL3Sを生成し、アンプ29のリミティングアンプはパルス電気信号SPL1S、パルス電気信号SPL2S及びパルス電気信号SPL3Sに応じて、高い電圧値VLをしめす第1変調信号SM1Dを生成すると共に、低い電圧値VLをしめす第2変調信号SM2D及び第3変調信号SM3Dを生成する。第1アーム導波路13aの1つの変調電極(21a)は高い電圧値VHを受けて、第1アーム導波路13aは、伝搬する光に、変調電極(21a)の長さ及び高い電圧値VHに対応した大きな位相変化を生じさせる。また。第1アーム導波路13aの2つの変調電極(21b、21c)は、低い電圧値VLを受けて、第1アーム導波路13aは、伝搬する光に、変調電極(21b、21c)の長さ及び低い電圧値VLに対応して実質的に位相変化を生じさせない。マッハツェンダ変調器13は、図3におけるフレーム16の光信号を生成する。
フレーム4。
コンパレータ27は、PAM信号に応じてパルス電気信号SPL1S、パルス電気信号SPL2S及びパルス電気信号SPL3Sを生成し、アンプ29のリミティングアンプはパルス電気信号SPL1S、パルス電気信号SPL2S及びパルス電気信号SPL3Sに応じて高い電圧値VHをしめす第1変調信号SM1D、第2変調信号SM2D及び第3変調信号SM3Dを生成する。第1アーム導波路13aの3つの変調電極(21a、21b、21c)は、高い電圧値VHを受けて、第1アーム導波路13aは、伝搬する光に、変調電極(21a、21b、21c)の長さ及び高い電圧値VHに対応した大きな位相変化を生じさせる。マッハツェンダ変調器13は、図3におけるフレーム4の光信号を生成する。
フレーム7。
コンパレータ27は、PAM信号に応じてパルス電気信号SPL1S、パルス電気信号SPL2S及びパルス電気信号SPL3Sを生成し、アンプ29のリミティングアンプはパルス電気信号SPL1S、パルス電気信号SPL2S及びパルス電気信号SPL3Sに応じて低い電圧値VLをしめす第1変調信号SM1D、第2変調信号SM2D及び第3変調信号SM3Dを生成する。第1アーム導波路13aの3つの変調電極(21a、21b、21c)は、低い電圧値VLを受けて、第1アーム導波路13aは、伝搬する光に、変調電極(21a、21b、21c)の長さ及び低い電圧値VLに対応した実質的に位相変化を生じさせない。マッハツェンダ変調器13は、図3におけるフレーム7の光信号を生成する。
フレーム8。
コンパレータ27は、PAM信号に応じてパルス電気信号SPL1S、パルス電気信号SPL2S及びパルス電気信号SPL3Sを生成し、アンプ29のリミティングアンプはパルス電気信号SPL1S、パルス電気信号SPL2S及びパルス電気信号SPL3Sに応じて、高い電圧値VLをしめす第1変調信号SM1D及び第2変調信号SM2Dを生成すると共に、低い電圧値VLをしめす第3変調信号SM3Dを生成する。第1アーム導波路13aの2つの変調電極(21a、21b)は高い電圧値VHを受けて、第1アーム導波路13aは、伝搬する光に、変調電極(21a、21b)の長さ及び高い電圧値VHに対応した大きな位相変化を生じさせる。また。第1アーム導波路13aの1つの変調電極(21c)は、低い電圧値VLを受けて、第1アーム導波路13aは、伝搬する光に、変調電極(21c)の長さ及び低い電圧値VLに対応して実質的に位相変化を生じさせない。マッハツェンダ変調器13は、図3におけるフレーム8の光信号を生成する。
フレーム16。
コンパレータ27は、PAM信号に応じてパルス電気信号SPL1S、パルス電気信号SPL2S及びパルス電気信号SPL3Sを生成し、アンプ29のリミティングアンプはパルス電気信号SPL1S、パルス電気信号SPL2S及びパルス電気信号SPL3Sに応じて、高い電圧値VLをしめす第1変調信号SM1Dを生成すると共に、低い電圧値VLをしめす第2変調信号SM2D及び第3変調信号SM3Dを生成する。第1アーム導波路13aの1つの変調電極(21a)は高い電圧値VHを受けて、第1アーム導波路13aは、伝搬する光に、変調電極(21a)の長さ及び高い電圧値VHに対応した大きな位相変化を生じさせる。また。第1アーム導波路13aの2つの変調電極(21b、21c)は、低い電圧値VLを受けて、第1アーム導波路13aは、伝搬する光に、変調電極(21b、21c)の長さ及び低い電圧値VLに対応して実質的に位相変化を生じさせない。マッハツェンダ変調器13は、図3におけるフレーム16の光信号を生成する。
この光送信装置11によれば、光の位相変化を引き起こすために使用される変調電極の数は、結果として引き起こされる光位相の変化量に関連している。マッハツェンダ変調器13の第1アーム導波路13a上における複数の変調電極21は、位相変化を生じさせるための駆動信号をドライバー15から受ける。マッハツェンダ変調器13は、アーム導波路(13a、13b)を伝搬する光の位相変調が変調のための一又は複数の変調電極から大きな電界を受ける時間の長さに応じて生じることを可能にする。マッハツェンダ変調器13は、変更された位相を有する光の干渉により、パルス振幅変調信号(PAM信号)に応答して振幅変調された出力光LOUTを生成する。具体的には、マッハツェンダ変調器13は、複数の変調電極21によって生成される光位相変化の組み合わせに応じて、いくつかの光強度を示す合波光を生成する。
本実施例では、ドライバー15は、半導体駆動集積素子DEVD(第1半導体チップ)に含まれることができる。マッハツェンダ変調器13は、半導体駆動集積素子とは別に設けられた半導体光変調素子DEVM(第2半導体チップ)に含まれることができる。半導体駆動集積素子DEVDは、複数のシンボルに対応する複数の振幅(V0、V1、V2、V3)を有するパルス振幅変調信号SPAMを受ける入力端子DSINと、複数の変調電極のうちの一又は複数の電極がアーム導波路(13a)を伝搬する光の位相の変化を引き起こすようにパルス振幅変調信号SPAMに応じてマッハツェンダ変調器13を駆動する複数の出力端子DSOTとを有する。
コンパレータ27は、四値のPAM信号から二値のパルス電気信号を生成する。半導体駆動集積素子DEVDは、コンパレータ27及びアンプ29を集積する。集積により、コンパレータ27からアンプ29への電気信号の伝達距離は短く、少ない減衰でアンプ29にパルス電気信号を提供できる。短い伝達距離はスキュー(コンパレータ27からアンプ29までの到達の時間差)を生じにくい。このスキューは、四値のPAM信号から二値のパルス電気信号への変換によっても低減される。コンパレータ27を用いる信号変換により、電気信号に生じることがあるひずみ及び減衰が光信号の品質を低下させることを生じ難くする。アンプ29にリミティングアンプを適用することにより、ひずみの少ない駆動信号を光送信装置11のマッハツェンダ変調器の変調電極に提供できる。このような駆動信号によれば、マッハツェンダ変調器が良好な品質のPAM光信号を生成することが可能になる。
図4の(a)部及び(b)部は、半導体光変調素子における第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bを示す断面図である。図4の(a)部における断面は、図1におけるIVa−IVa線にそって取られ、図4の(b)部における断面は、図1におけるIVb−IVb線にそって取られる。半導体光変調素子DEVMは、例えばシリコン半導体素子であって、シリコン半導体素子の加工技術を用いて作製される。半導体光変調素子DEVMは、基板SUBと、基板SUB上のシリコン酸化物領域ISと、シリコン酸化物領域IS上のシリコン領域SMDとを含む。シリコン領域SMDは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bのための半導体リッジRDGを含む。半導体リッジRDGは導波路軸の方向に延在する。図4の(a)部を参照すると、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bの各々は、位相変調を引き起こす電極(21、23、31)、及びp型半導体PLSとn型半導体NLSとのpn接合を含み、このpn接合Jは、導波路軸の方向に沿って延在する。pn接合Jに電圧を加えるp側電極(21、23)及びn側電極(31)が、それぞれ、p型半導体PLS及びn型半導体NSに接続される。pn接合Jに加わる電圧は、半導体導波路を伝搬する光の位相変化を引き起こす。位相の変化量は、位相変化に寄与する半導体導波路の長さ(位相変化に寄与する電圧を半導体導波路に電圧を印加する電極の長さ)に依存する。図3の(b)部を参照すると、シリコン領域SMDは、i型半導体STを含み、位相変調を引き起こさず光を伝える。
(実施例1)
図5は,実施例1に係る光送信装置11aを概略的に示す図面である。光送信装置11aでは、ドライバー15は、図2に示されるPAM信号に応答して動作する。PAM信号は、信号源S0から光送信装置11aに提供される。具体的には、コンパレータ27は、第1比較回路C1、第2比較回路C2及び第3比較回路C3を含み、第1比較回路C1、第2比較回路C2及び第3比較回路C3は、それぞれ、基準電圧回路といった基準電圧源35(第1基準電圧回路R1、第2基準電圧回路R2、及び第3基準電圧回路R3)から基準信号(REF1、REF2、REF3)を受ける。アンプ29は、第1アンプA1、第2アンプA2及び第3アンプA3を含み、第1アンプA1、第2アンプA2及び第3アンプA3は、ぞれぞれの差動信号を生成する。アンプ29内のリミティングアンプは、差動信号形式の第1変調信号SM1D、第2変調信号SM2D、及び第3変調信号SM3Dを生成する。マッハツェンダ変調器13の第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bは、駆動回路25からの差動信号(SM1D、SM2D、SM3D)を受ける。具体的には、ドライバー15のアンプ29(29a、29b、29c)は、マッハツェンダ変調器13の第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bをそれぞれ駆動する第1群の駆動信号(S1DR1、S1DR2、S1DR3)及び第2群の駆動信号(S2DR1、S2DR2、S2DR3)を生成することができる。第1アンプ29a(A1)は、一対の第1差動信号(S1DR1、S2DR1)を生成し、一対の第1差動信号(S1DR1、S2DR1)は、それぞれ、第1アーム導波路13aの第1電極21a(P1)及び第2アーム導波路13bの第1電極23a(P1)に印加される。第2アンプ29b(A2)は、一対の第2駆動差動信号(S1DR2、S2DR2)を生成し、一対の第2駆動差動信号(S1DR2、S2DR2)は、それぞれ、第1アーム導波路13aの第2電極21b(P2)及び第2アーム導波路13bの第2電極23b(P2)に印加される。第3アンプ29cは、一対の第1駆動信号(S1DR3、S2DR3)を生成し、一対の第3駆動差動信号(S1DR3、S2DR3)は、それぞれ、第1アーム導波路13aの第3電極21c(P3)及び第2アーム導波路13bの第3電極23c(P3)に印加される。
図5は,実施例1に係る光送信装置11aを概略的に示す図面である。光送信装置11aでは、ドライバー15は、図2に示されるPAM信号に応答して動作する。PAM信号は、信号源S0から光送信装置11aに提供される。具体的には、コンパレータ27は、第1比較回路C1、第2比較回路C2及び第3比較回路C3を含み、第1比較回路C1、第2比較回路C2及び第3比較回路C3は、それぞれ、基準電圧回路といった基準電圧源35(第1基準電圧回路R1、第2基準電圧回路R2、及び第3基準電圧回路R3)から基準信号(REF1、REF2、REF3)を受ける。アンプ29は、第1アンプA1、第2アンプA2及び第3アンプA3を含み、第1アンプA1、第2アンプA2及び第3アンプA3は、ぞれぞれの差動信号を生成する。アンプ29内のリミティングアンプは、差動信号形式の第1変調信号SM1D、第2変調信号SM2D、及び第3変調信号SM3Dを生成する。マッハツェンダ変調器13の第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bは、駆動回路25からの差動信号(SM1D、SM2D、SM3D)を受ける。具体的には、ドライバー15のアンプ29(29a、29b、29c)は、マッハツェンダ変調器13の第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bをそれぞれ駆動する第1群の駆動信号(S1DR1、S1DR2、S1DR3)及び第2群の駆動信号(S2DR1、S2DR2、S2DR3)を生成することができる。第1アンプ29a(A1)は、一対の第1差動信号(S1DR1、S2DR1)を生成し、一対の第1差動信号(S1DR1、S2DR1)は、それぞれ、第1アーム導波路13aの第1電極21a(P1)及び第2アーム導波路13bの第1電極23a(P1)に印加される。第2アンプ29b(A2)は、一対の第2駆動差動信号(S1DR2、S2DR2)を生成し、一対の第2駆動差動信号(S1DR2、S2DR2)は、それぞれ、第1アーム導波路13aの第2電極21b(P2)及び第2アーム導波路13bの第2電極23b(P2)に印加される。第3アンプ29cは、一対の第1駆動信号(S1DR3、S2DR3)を生成し、一対の第3駆動差動信号(S1DR3、S2DR3)は、それぞれ、第1アーム導波路13aの第3電極21c(P3)及び第2アーム導波路13bの第3電極23c(P3)に印加される。
第1アーム導波路13aの変調電極21(第1電極21a(P1)、第2電極21b(P2)、及び第3電極21c(P3))が、ドライバー15のアンプ29(29a(A1)、29b(A2)、29c(A3))からの第1群の駆動信号(S1DR1、S1DR2、S1DR3)を受ける。第2アーム導波路13bの変調電極23(第1電極23a(P1)、第2電極23b(P2)、及び第3電極23c(P3))が、ドライバー15のアンプ29(29a(A1)、29b(A2)、29c(A3))からの第2群の駆動信号(S2DR1、S2DR2、S2DR3)を受ける。
半導体駆動集積素子DEVDの差動信号(SM1D、SM2D、SM3D)は、それぞれの配線導電体を介して、マッハツェンダ変調器13における変調電極(P1、P2、P3)に接続される。
光送信装置11aによれば、ドライバー15が、第1電極(P1)上の信号による位相変化、第1電極(P1)及び第2電極(P2)上の信号による位相変化、及び第1電極(P1)、第2電極(P2)及び第3電極(P3)上の信号による位相変化によって、3つの位相変化を可能にする。
マッハツェンダ変調器13は、第1レンズLZ1を介して入力光LINを受ける。分波器13cは、入力光LINを第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bに分配する。第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bは、変調電極(P1、P2、P3)からの差動信号(SM1D、SM2D、SM3D)に応じて入力光LINの位相を変更する。合波器13dは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bからの光ビームを受けて、これらの光ビームの干渉光(出力光LOUT)を生成する。出力光LOUTは、第2レンズLZ2を介して出力される。
マッハツェンダ変調器13の例示。
終端抵抗Rf:変調電極及び半導体メサを含むアーム導波路(伝送線路)の特性インピーダンスとほぼ等しい抵抗値。
終端回路END:抵抗及び容量からなる回路。
定電圧源39(電圧源回路):差動信号(SM1D、SM2D、SM3D)印加に対するアーム導波路の位相変化が適正となるように加えるバイアス電圧値。
終端抵抗、終端回路、定電圧源は、マッハツェンダ変調器13の半導体光変調素子DEVM内に設けられることができ、或いはドライバー15の半導体駆動集積素子DEVDに設けられることができ、必要な場合には、半導体光変調素子DEVM及び半導体駆動集積素子DEVDの外に設けられるようにしてもよい。
光送信装置の大きさ(縦、横、高さ):18.4mm×72mm×8.5mm。
半導体光変調素子DEVMの半導体チップサイズ:2mm×5mm。
導波路のシリコン半導体幅:400ナノメートル。
アーム導波路の長さ:4ミリメートル。
変調電極の長さの比(P1:P2:P3)は4:2:4である。本実施例では、以下のサイズが用いられる。
変調電極の長さ(P1、P2、P3):(1.2mm、0.8mm、1.2mm)。
電極の幅:80マイクロメートル。
P側電極とN側電極との間隔:15マイクロメートル。
変調電極の間隔(導波路軸上の電極P1と電極P2との間隔、電極P2と電極P3との間隔):100マイクロメートル。
入力光LINは、例えば波長1.3マイクロメートルを有し、時間的に変動しない一定の光強度を有する。1フレームは100ピコ秒である。
第1基準電圧(REF1):0.167(相対値)。
第2基準電圧(REF2):0.500(相対値)。
第3基準電圧(REF3):0.833(相対値)。
光強度0から1の全範囲が利用され、ビット情報間の光強度の差が大きく、また変調されない光のゼロレベルをきちんと消光させることができる。各ビット情報の光強度の差が等間隔にできる。
マッハツェンダ変調器13の例示。
終端抵抗Rf:変調電極及び半導体メサを含むアーム導波路(伝送線路)の特性インピーダンスとほぼ等しい抵抗値。
終端回路END:抵抗及び容量からなる回路。
定電圧源39(電圧源回路):差動信号(SM1D、SM2D、SM3D)印加に対するアーム導波路の位相変化が適正となるように加えるバイアス電圧値。
終端抵抗、終端回路、定電圧源は、マッハツェンダ変調器13の半導体光変調素子DEVM内に設けられることができ、或いはドライバー15の半導体駆動集積素子DEVDに設けられることができ、必要な場合には、半導体光変調素子DEVM及び半導体駆動集積素子DEVDの外に設けられるようにしてもよい。
光送信装置の大きさ(縦、横、高さ):18.4mm×72mm×8.5mm。
半導体光変調素子DEVMの半導体チップサイズ:2mm×5mm。
導波路のシリコン半導体幅:400ナノメートル。
アーム導波路の長さ:4ミリメートル。
変調電極の長さの比(P1:P2:P3)は4:2:4である。本実施例では、以下のサイズが用いられる。
変調電極の長さ(P1、P2、P3):(1.2mm、0.8mm、1.2mm)。
電極の幅:80マイクロメートル。
P側電極とN側電極との間隔:15マイクロメートル。
変調電極の間隔(導波路軸上の電極P1と電極P2との間隔、電極P2と電極P3との間隔):100マイクロメートル。
入力光LINは、例えば波長1.3マイクロメートルを有し、時間的に変動しない一定の光強度を有する。1フレームは100ピコ秒である。
第1基準電圧(REF1):0.167(相対値)。
第2基準電圧(REF2):0.500(相対値)。
第3基準電圧(REF3):0.833(相対値)。
光強度0から1の全範囲が利用され、ビット情報間の光強度の差が大きく、また変調されない光のゼロレベルをきちんと消光させることができる。各ビット情報の光強度の差が等間隔にできる。
図6は、2つのアーム導波路における光ビームの位相差と、干渉光の強度との関係を示す図面である。図6の特性曲線は、2つのアーム導波路における光ビームの干渉光の強度が、これら2つの光ビーム位相差に対して線形ではないことを示す。以下の説明から理解されるように、3つの変調電極(P1、P2、P3)の組み合わせにより、シンボル(11)、(10)、(01)及び(00)に、それぞれ、光強度(相対強度)のゼロ、0.333、0.667及び1.0を対応付けることができる。
シンボル(00)の生成。
シンボル(00)の生成のために、駆動回路25は、変調電極(P1、P2、P3)の全てが位相差を生成するように差動信号(SM1D、SM2D、SM3D)を生成し、合波器13dは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bからの光ビームを受けて、入力光LINの実質的にゼロ倍の強度の出力光LOUTを生成する。これが、シンボル(00)に対応付けられる。
シンボル(01)の生成。
シンボル(01)の生成のために、駆動回路25は、変調電極(P1、P2、P3)のうちの変調電極(P1、P2)が位相差を生成すると共に変調電極(P3)が位相差を生成しないように差動信号(SM1D、SM2D、SM3D)を生成し、合波器13dは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bからの光ビームを受けて、入力光LINの0.333倍の強度の出力光LOUTを生成する。これが、シンボル(01)に対応付けられる。
シンボル(10)の生成。
シンボル(10)の生成のために、駆動回路25は、変調電極(P1、P2、P3)のうちの変調電極(P1)が位相差を生成すると共に変調電極(P2、P3)が位相差を生成しないように差動信号(SM1D、SM2D、SM3D)を生成し、合波器13dは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bからの光ビームを受けて、入力光LINの0.667倍の強度の出力光LOUTを生成する。これが、シンボル(10)に対応付けられる。
シンボル(11)の生成。
シンボル(11)の生成のために、駆動回路25が、変調電極(P1、P2、P3)のいずれも位相差を生成しないように差動信号(SM1D、SM2D、SM3D)を生成し、合波器13dは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bからの光ビームを受けて、入力光LINと実質的に同じ強度の出力光LOUTを生成する。これが、シンボル(11)に対応付けられる。
シンボル(00)の生成。
シンボル(00)の生成のために、駆動回路25は、変調電極(P1、P2、P3)の全てが位相差を生成するように差動信号(SM1D、SM2D、SM3D)を生成し、合波器13dは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bからの光ビームを受けて、入力光LINの実質的にゼロ倍の強度の出力光LOUTを生成する。これが、シンボル(00)に対応付けられる。
シンボル(01)の生成。
シンボル(01)の生成のために、駆動回路25は、変調電極(P1、P2、P3)のうちの変調電極(P1、P2)が位相差を生成すると共に変調電極(P3)が位相差を生成しないように差動信号(SM1D、SM2D、SM3D)を生成し、合波器13dは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bからの光ビームを受けて、入力光LINの0.333倍の強度の出力光LOUTを生成する。これが、シンボル(01)に対応付けられる。
シンボル(10)の生成。
シンボル(10)の生成のために、駆動回路25は、変調電極(P1、P2、P3)のうちの変調電極(P1)が位相差を生成すると共に変調電極(P2、P3)が位相差を生成しないように差動信号(SM1D、SM2D、SM3D)を生成し、合波器13dは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bからの光ビームを受けて、入力光LINの0.667倍の強度の出力光LOUTを生成する。これが、シンボル(10)に対応付けられる。
シンボル(11)の生成。
シンボル(11)の生成のために、駆動回路25が、変調電極(P1、P2、P3)のいずれも位相差を生成しないように差動信号(SM1D、SM2D、SM3D)を生成し、合波器13dは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bからの光ビームを受けて、入力光LINと実質的に同じ強度の出力光LOUTを生成する。これが、シンボル(11)に対応付けられる。
必要な場合には、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bの少なくともいずれかにおいて、追加電極(21d、23d、31d)を用いて位相の微調整を行うことができる。
(実施例2)
図7は,実施例2に係る光送信装置11bを概略的に示す図面である。光送信装置11bでは、ドライバー15は、図2に示されるPAM信号に応答して動作する。PAM信号は、信号源S0から光送信装置11bに提供される。具体的には、光送信装置11bのコンパレータ27は、光送信装置11aと同様に、第1比較回路C1、第2比較回路C2及び第3比較回路C3を含み、これらの比較回路(C1、C2及びC3)は、それぞれの基準電圧回路(R1、R2、及びR3)から基準信号(REF1、REF2、REF3)を受ける。駆動回路25は、アンプ(A1、A2及びA3)を含み、これらのアンプ(A1、A2及びA3)は、ぞれぞれの差動信号を生成する。マッハツェンダ変調器13の第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bは、駆動回路25からの差動信号(SM1D、SM2D、SM3D)を受ける。光送信装置11bでは、マッハツェンダ変調器13は、光送信装置11aのマッハツェンダ変調器13に比べて、短い変調電極(P1、P3)を有する。
変調電極の長さの比(P1:P2:P3)は1:1:1である。本実施例では、以下のサイズが用いられる。
変調電極の長さ(P1、P2、P3):(1.0mm、1.0mm、1.0mm)
図7は,実施例2に係る光送信装置11bを概略的に示す図面である。光送信装置11bでは、ドライバー15は、図2に示されるPAM信号に応答して動作する。PAM信号は、信号源S0から光送信装置11bに提供される。具体的には、光送信装置11bのコンパレータ27は、光送信装置11aと同様に、第1比較回路C1、第2比較回路C2及び第3比較回路C3を含み、これらの比較回路(C1、C2及びC3)は、それぞれの基準電圧回路(R1、R2、及びR3)から基準信号(REF1、REF2、REF3)を受ける。駆動回路25は、アンプ(A1、A2及びA3)を含み、これらのアンプ(A1、A2及びA3)は、ぞれぞれの差動信号を生成する。マッハツェンダ変調器13の第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bは、駆動回路25からの差動信号(SM1D、SM2D、SM3D)を受ける。光送信装置11bでは、マッハツェンダ変調器13は、光送信装置11aのマッハツェンダ変調器13に比べて、短い変調電極(P1、P3)を有する。
変調電極の長さの比(P1:P2:P3)は1:1:1である。本実施例では、以下のサイズが用いられる。
変調電極の長さ(P1、P2、P3):(1.0mm、1.0mm、1.0mm)
図8は、2つのアーム導波路における光ビームの位相差と、干渉光の強度との関係を示す図面である。図8の特性線は、2つのアーム導波路における光ビームの干渉光の強度がこれら2つの光ビーム位相差に対して線形ではないことを示す一方で、光強度(相対強度)0.2から0.8の範囲において実質的に直線(線形関係)であることを示す。以下の説明から理解されるように、追加電極(P0)及び3つの変調電極(P1、P2、P3)の組み合わせにより、シンボル(00)、(01)、(10)及び(11)に、それぞれ、光強度(相対強度)の0.2、0.4、0.6及び0.8を対応付けることができる。追加電極(21d、23d、31d)を用いてアーム導波路における位相を調整して、シンボル値に関係無く約0.3πの位相シフトを生成する。変調電極(P1、P2、P3)を用いて、上記の位相シフトの値を基準にしてシンボル(00)、(01)、(10)及び(11)に対応する位相変化を生成する。光送信装置11bは、位相変調のために特性線の線形区間を用いるので、個々の変調電極(P1、P2、P3)の長さは、光送信装置11aに比べて短くでき、マッハツェンダ変調器13は、短いアーム導波路を利用できる。
シンボル(00)の生成。
シンボル(00)の生成のために、ドライバー15は、変調電極(P1、P2、P3)の全てが位相差を生成するように差動信号(SM1D、SM2D、SM3D)を生成し、合波器13dは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bからの光ビームを受けて、入力光LINの実質的に0.2倍の強度の出力光LOUTを生成する。これが、シンボル(00)に対応付けられる。
シンボル(01)の生成。
シンボル(01)は、変調電極(P1、P2、P3)のうちの変調電極(P1、P2)が位相差を生成すると共に変調電極(P3)が位相差を生成しないように差動信号(SM1D、SM2D、SM3D)を生成し、合波器13dは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bからの光ビームを受けて、入力光LINの0.4倍の強度の出力光LOUTを生成する。これが、シンボル(01)に対応付けられる。
シンボル(10)の生成。
シンボル(10)の生成のために、ドライバー15は、変調電極(P1、P2、P3)のうちの変調電極(P1)が位相差を生成すると共に変調電極(P2、P3)が位相差を生成しないように差動信号(SM1D、SM2D、SM3D)を生成し、合波器13dは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bからの光ビームを受けて、入力光LINの0.6倍の強度の出力光LOUTを生成する。これが、シンボル(10)に対応付けられる。
シンボル(11)の生成。
シンボル(11)の生成のために、ドライバー15は、変調電極(P1、P2、P3)のいずれも位相差を生成しないように差動信号(SM1D、SM2D、SM3D)を生成し、合波器13dは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bからの光ビームを受けて、入力光LINの0.6倍の強度の出力光LOUTを生成する。これが、シンボル(11)に対応付けられる。
シンボル(00)の生成。
シンボル(00)の生成のために、ドライバー15は、変調電極(P1、P2、P3)の全てが位相差を生成するように差動信号(SM1D、SM2D、SM3D)を生成し、合波器13dは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bからの光ビームを受けて、入力光LINの実質的に0.2倍の強度の出力光LOUTを生成する。これが、シンボル(00)に対応付けられる。
シンボル(01)の生成。
シンボル(01)は、変調電極(P1、P2、P3)のうちの変調電極(P1、P2)が位相差を生成すると共に変調電極(P3)が位相差を生成しないように差動信号(SM1D、SM2D、SM3D)を生成し、合波器13dは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bからの光ビームを受けて、入力光LINの0.4倍の強度の出力光LOUTを生成する。これが、シンボル(01)に対応付けられる。
シンボル(10)の生成。
シンボル(10)の生成のために、ドライバー15は、変調電極(P1、P2、P3)のうちの変調電極(P1)が位相差を生成すると共に変調電極(P2、P3)が位相差を生成しないように差動信号(SM1D、SM2D、SM3D)を生成し、合波器13dは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bからの光ビームを受けて、入力光LINの0.6倍の強度の出力光LOUTを生成する。これが、シンボル(10)に対応付けられる。
シンボル(11)の生成。
シンボル(11)の生成のために、ドライバー15は、変調電極(P1、P2、P3)のいずれも位相差を生成しないように差動信号(SM1D、SM2D、SM3D)を生成し、合波器13dは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bからの光ビームを受けて、入力光LINの0.6倍の強度の出力光LOUTを生成する。これが、シンボル(11)に対応付けられる。
マッハツェンダ変調器13は、第1レンズLZ1を介して入力光LINを受ける。分波器13cは、入力光LINを第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bに分配する。第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bは、追加電極(21d、23d、31d)からの位相信号及び変調電極(P1、P2、P3)への差動信号(SM1D、SM2D、SM3D)に応じて入力光LINの位相を変更する。合波器13dは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bからの光ビームを受けて、これらの光ビームの干渉光(出力光LOUT)を生成する。出力光LOUTは、第2レンズLZ2を介して出力される。
(実施例3)
図9は,実施例3に係る光送信装置11cを概略的に示す図面である。光送信装置11cでは、ドライバー15は、図2に示されるPAM信号に応答して動作する。PAM信号は、信号源S0から光送信装置11cに提供される。具体的には、光送信装置11cのコンパレータ27は、第1比較回路C1及び第2比較回路C2を含み、これらの比較回路(C1及びC2)は、それぞれの基準電圧回路(R1、R2及びR3)から基準信号(REF1、REF2及びREF3)を受ける。駆動回路25は、アンプ(A1及びA2)を含み、これらのアンプ(A1及びA2)は、ぞれぞれの差動信号を生成する。第1比較回路C1は駆動入力のパルス振幅変調信号SPAMが第1基準電圧(REF1)以上第2基準電圧(REF2)以下である場合、および第3基準電圧(REF3)以上である場合に、高い電圧値VHを発生すべきパルス電気信号SPL1Sをアンプ(A1)に送出する。第2比較回路C2は駆動入力のパルス振幅変調信号SPAMが第2基準電圧(REF2)以上である場合に、高い電圧値VHを発生すべきパルス電気信号SPL2Sをアンプ(A2)に送出する。マッハツェンダ変調器13の第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bは、駆動回路25からの差動信号(SM1D、SM2D)を受ける。光送信装置11cでは、マッハツェンダ変調器13は、光送信装置11aのマッハツェンダ変調器13に比べて、少ない変調電極(P1、P2)を追加電極(P0)と共に有する。
図9は,実施例3に係る光送信装置11cを概略的に示す図面である。光送信装置11cでは、ドライバー15は、図2に示されるPAM信号に応答して動作する。PAM信号は、信号源S0から光送信装置11cに提供される。具体的には、光送信装置11cのコンパレータ27は、第1比較回路C1及び第2比較回路C2を含み、これらの比較回路(C1及びC2)は、それぞれの基準電圧回路(R1、R2及びR3)から基準信号(REF1、REF2及びREF3)を受ける。駆動回路25は、アンプ(A1及びA2)を含み、これらのアンプ(A1及びA2)は、ぞれぞれの差動信号を生成する。第1比較回路C1は駆動入力のパルス振幅変調信号SPAMが第1基準電圧(REF1)以上第2基準電圧(REF2)以下である場合、および第3基準電圧(REF3)以上である場合に、高い電圧値VHを発生すべきパルス電気信号SPL1Sをアンプ(A1)に送出する。第2比較回路C2は駆動入力のパルス振幅変調信号SPAMが第2基準電圧(REF2)以上である場合に、高い電圧値VHを発生すべきパルス電気信号SPL2Sをアンプ(A2)に送出する。マッハツェンダ変調器13の第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bは、駆動回路25からの差動信号(SM1D、SM2D)を受ける。光送信装置11cでは、マッハツェンダ変調器13は、光送信装置11aのマッハツェンダ変調器13に比べて、少ない変調電極(P1、P2)を追加電極(P0)と共に有する。
光送信装置11cによれば、ドライバー15が、第1電極上の信号による位相変化、第2電極上の信号による位相変化、及び第1電極及び第2電極上の信号による位相変化によって、3つの位相変化を可能にする。
変調電極の長さ(P1、P2):(1.0mm、2.0mm)
変調電極の長さの比(P1:P2):(1:2)。
変調電極の長さ(P1、P2):(1.0mm、2.0mm)
変調電極の長さの比(P1:P2):(1:2)。
図10は、2つのアーム導波路における光ビームの位相差と、干渉光の強度との関係を示す図面である。図10の特性線は、2つのアーム導波路における光ビームの干渉光の強度がこれら2つの光ビーム位相差に対して線形ではないことを示す一方で、光強度(相対強度)0.2から0.8の範囲において実質的に直線(線形関係)であることを示す。以下の説明から理解されるように、2つの変調電極(P1、P2)の組み合わせにより、シンボル(00)、(01)、(10)及び(11)に、それぞれ、光強度(相対強度)の0.2、0.4、0.6及び0.8を対応付けることができる。追加電極P0(21d、23d、31d)を用いてアーム導波路における位相を調整して、シンボル値に関係無く約0.3πの位相シフトを生成する。変調電極(P1、P2)を用いて、上記の位相シフトの値を基準にしてシンボル(00)、(01)、(10)及び(11)に対応する位相変化を生成する。光送信装置11cは、位相変調のために特性線の線形区間を用いるので、変調電極(P1、P2)の長さの合計は、光送信装置11aに比べて短くでき、マッハツェンダ変調器13は、短いアーム導波路を利用できる。
シンボル(00)の生成。
シンボル(00)は、追加電極(P0)及び変調電極(P1、P2)が位相差を生成するように差動信号(SM1D、SM2D)を生成し、合波器13dは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bからの光ビームを受けて、入力光LINの実質的に0.2倍の強度の出力光LOUTを生成する。これが、シンボル(00)に対応付けられる。
シンボル(01)の生成。
シンボル(01)は、変調電極(P2)及び追加電極(P0)が位相差を生成すると共に変調電極(P1)が位相差を生成しないように差動信号(SM1D、SM2D)を生成し、合波器13dは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bからの光ビームを受けて、入力光LINの0.4倍の強度の出力光LOUTを生成する。これが、シンボル(01)に対応付けられる。
シンボル(10)の生成。
シンボル(10)は、変調電極(P1)及び追加電極(P0)が位相差を生成すると共に変調電極(P2)が位相差を生成しないように差動信号(SM1D、SM2D)を生成し、合波器13dは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bからの光ビームを受けて、入力光LINの0.6倍の強度の出力光LOUTを生成する。これが、シンボル(10)に対応付けられる。
シンボル(11)の生成。
アンプ29が、追加電極(P0)が位相差を生成すると共に変調電極(P1、P2)のいずれも位相差を生成しないように差動信号(SM1D、SM2D)を生成し、合波器13dは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bからの光ビームを受けて、入力光LINの0.8倍の強度の出力光LOUTを生成する。これが、シンボル(11)に対応付けられる。
シンボル(00)の生成。
シンボル(00)は、追加電極(P0)及び変調電極(P1、P2)が位相差を生成するように差動信号(SM1D、SM2D)を生成し、合波器13dは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bからの光ビームを受けて、入力光LINの実質的に0.2倍の強度の出力光LOUTを生成する。これが、シンボル(00)に対応付けられる。
シンボル(01)の生成。
シンボル(01)は、変調電極(P2)及び追加電極(P0)が位相差を生成すると共に変調電極(P1)が位相差を生成しないように差動信号(SM1D、SM2D)を生成し、合波器13dは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bからの光ビームを受けて、入力光LINの0.4倍の強度の出力光LOUTを生成する。これが、シンボル(01)に対応付けられる。
シンボル(10)の生成。
シンボル(10)は、変調電極(P1)及び追加電極(P0)が位相差を生成すると共に変調電極(P2)が位相差を生成しないように差動信号(SM1D、SM2D)を生成し、合波器13dは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bからの光ビームを受けて、入力光LINの0.6倍の強度の出力光LOUTを生成する。これが、シンボル(10)に対応付けられる。
シンボル(11)の生成。
アンプ29が、追加電極(P0)が位相差を生成すると共に変調電極(P1、P2)のいずれも位相差を生成しないように差動信号(SM1D、SM2D)を生成し、合波器13dは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bからの光ビームを受けて、入力光LINの0.8倍の強度の出力光LOUTを生成する。これが、シンボル(11)に対応付けられる。
マッハツェンダ変調器13は、第1レンズLZ1を介して入力光LINを受ける。分波器13cは、入力光LINを第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bに分配する。第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bは、追加電極P0(21d、23d、31d)からの位相信号及び変調電極(P1、P2)からの差動信号(SM1D、SM2D)に応じて入力光LINの位相を変更する。合波器13dは、第1アーム導波路13a及び第2アーム導波路13bからの光ビームを受けて、これらの光ビームの干渉光(出力光LOUT)を生成する。出力光LOUTは、第2レンズLZ2を介して出力される。
(実施例4)
図11は,実施例4に係る光送信装置11dを概略的に示す図面である。光送信装置11dは、コンパレータ27及びアンプ29に加えて、タイミング抽出回路37を備え、タイミング抽出回路37は、パルス振幅変調信号からクロック信号の周波数成分を抽出すると共に周波数成分からタイミング信号を生成する。コンパレータ27は、タイミング信号に応答して比較結果を生成すると共に、該比較結果を保持する。具体的には、タイミング抽出回路37は、PAM信号を受けて、PAM信号からクロック信号を再生成する。クロック信号の再生成は、PAM信号からクロック周波数を抽出する回路、例えばクロックデータリカバリー(CDR)回路によって実現されることができる。タイミング信号は、抽出されたクロック周期におけるタイミングを基準にして生成されるラッチ信号SLATである。具体的には、タイミング抽出回路37は、PAM信号の遷移タイミングに関連付けてラッチ信号SLATを生成できる。コンパレータ27は、タイミング抽出回路37からのラッチ信号SLATを受けるラッチ回路を含む。
図11は,実施例4に係る光送信装置11dを概略的に示す図面である。光送信装置11dは、コンパレータ27及びアンプ29に加えて、タイミング抽出回路37を備え、タイミング抽出回路37は、パルス振幅変調信号からクロック信号の周波数成分を抽出すると共に周波数成分からタイミング信号を生成する。コンパレータ27は、タイミング信号に応答して比較結果を生成すると共に、該比較結果を保持する。具体的には、タイミング抽出回路37は、PAM信号を受けて、PAM信号からクロック信号を再生成する。クロック信号の再生成は、PAM信号からクロック周波数を抽出する回路、例えばクロックデータリカバリー(CDR)回路によって実現されることができる。タイミング信号は、抽出されたクロック周期におけるタイミングを基準にして生成されるラッチ信号SLATである。具体的には、タイミング抽出回路37は、PAM信号の遷移タイミングに関連付けてラッチ信号SLATを生成できる。コンパレータ27は、タイミング抽出回路37からのラッチ信号SLATを受けるラッチ回路を含む。
図12の(a)部に示されるように、高速のPAM信号は、その短いフレーム期間故に、鈍った立ち上がり及び立ち下がりを示す。発明者の見積もりによれば、40ピコ秒程度のフレームを有するPAM信号は、19.2ピコ秒程度の位相ジッタを発生させる可能性がある。このような位相ジッタは、最終的には、光信号における位相に伝わる。
タイミング抽出回路37は、図12の(a)部に示される鈍ったPAM信号から、図12の(b)部に示されるラッチ信号SLATを生成できる。ドライバー15は、図12の(a)部に示されるPAM信号に応答して動作するけれども、コンパレータ27の第1比較回路C1、第2比較回路C2及び第3比較回路C3は、ラッチタイミングに合わせてPAM信号の振幅値を取り込む。アンプ29の第1アンプA1、第2アンプA2及び第3アンプA3は、それぞれ、ラッチタイミングに同期して遷移するパルス信号を第1比較回路C1、第2比較回路C2及び第3比較回路C3から受けることができる。マッハツェンダ変調器13の第1アーム導波路13aは、抽出されたクロック周期における遷移タイミングを基準にして変化する駆動信号(SM1D、SM2D、SM3D)をアンプ29から受ける。本実施例では、第2アーム導波路13bは電気信号を受けない。図12の(c)部に示されるように、シンボル(11)、(10)、(01)及び(00)は、例えば相対強度1.0、0.667、0.333、及び0に対応する。
本実施例では、タイミング抽出回路37は、PAM電気信号の波形においてアイ開口が最大になるタイミングに第1値(例えばLow)から第2値(例えばHigh)に変化する持続時間の短いパルス状のラッチ信号を生成する。コンパレータ27は、このラッチ信号が第1値(Low)から第2値(High)に変化するタイミングに同期して電圧の比較を行い、ラッチ信号が第1値(Low)に戻るタイミングに同期して比較を停止しその比較結果を保持する。コンパレータ27は、比較結果を示す電気信号を出力すると共に、この電気信号を次にラッチ信号が第1値(Low)から第2値(High)に変化するまでの期間、維持する。次のクロック信号が第2値(High)に変化するタイミングに同期して次の電圧比較を行う。タイミング抽出回路37は、受けたPAM信号内のクロックの再生成を行って、コンパレータ27がPAM信号の値を取り込む調整されたタイミングを生成する。この調整により、受けたPAM信号の波形の鈍りが光信号に伝搬することを避けることができる。ラッチ型のコンパレータ27は、光送信装置に入力されたPAM信号の波形のなまりを補正できる。この実施例に係る光送信装置11dは、図12の(c)部に示されるように、1フレーム時間40ピコ秒の高速変調信号から、矩形に近い波形の信号光を生成できる。
好適な実施の形態において本発明の原理を図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から逸脱することなく配置および詳細において変更され得ることは、当業者によって認識される。本発明は、本実施の形態に開示された特定の構成に限定されるものではない。したがって、特許請求の範囲およびその精神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請求する。
以上説明したように、本実施形態は、PAM電気信号からPAM光信号を生成できる光送信装置、及びPAM電気信号に応答してマッハツェンダ変調器を駆動できる駆動半導体集積素子を提供できる。
11…光送信装置、13…マッハツェンダ変調器、13a…第1アーム導波路、13b…第2アーム導波路、13c…分波器、13d…合波器、15…ドライバー、17a…第1半導体メサ、17b…第2半導体メサ、21…変調電極、23…変調電極、25…駆動回路、SPAM…パルス振幅変調信号、27…コンパレータ。
Claims (7)
- 光送信装置であって、
複数の変調電極を有する第1アーム導波路を含むマッハツェンダ変調器と、
パルス振幅変調信号に応答して、前記マッハツェンダ変調器を駆動するドライバーと、
を備え、
前記ドライバーは、前記変調電極にそれぞれ接続された複数の駆動回路を含み、前記駆動回路の各々は、前記パルス振幅変調信号を受けるコンパレータを含む、光送信装置。 - 前記パルス振幅変調信号を受けるタイミング抽出回路を更に備え、
前記タイミング抽出回路は、前記パルス振幅変調信号からクロック信号の周波数成分を抽出すると共に前記周波数成分からタイミング信号を生成し、
前記コンパレータは、前記タイミング信号に応答して比較結果を生成すると共に、該比較結果を保持する、請求項1に記載された光送信装置。 - 前記パルス振幅変調信号は、4つのシンボルに対応する4つのレベルを有し、
前記複数の変調電極は、第1電極及び第2電極を含み、
前記駆動回路の各々は、前記コンパレータに接続されたリミティングアンプを含み、前記リミティングアンプは、前記マッハツェンダ変調器に接続される、請求項1又は請求項2に記載された光送信装置。 - 前記パルス振幅変調信号は、4つのシンボルに対応する4つのレベルを有し、
前記複数の変調電極は、第1電極、第2電極及び第3電極を含み、
前記駆動回路の各々は、前記コンパレータに接続されたリミティングアンプを含み、前記リミティングアンプは、前記マッハツェンダ変調器に接続される、請求項1又は請求項2に記載された光送信装置。 - 前記マッハツェンダ変調器は、第2アーム導波路と、前記第1アーム導波路及び前記第2アーム導波路に接続された分波器と、前記第1アーム導波路及び前記第2アーム導波路に接続された合波器と、を含み、
前記マッハツェンダ変調器は、前記ドライバーの駆動に応答して前記第1アーム導波路を用いて光変調を行う、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載された光送信装置。 - 光送信装置であって、
複数の変調電極を有するアーム導波路を含むマッハツェンダ変調器と、
複数のシンボルに対応する複数の振幅を有するパルス振幅変調信号を受けるための入力と、前記複数の変調電極のうちの一又は複数の電極が前記アーム導波路を伝搬する光の位相の変化を引き起こすように前記パルス振幅変調信号に応じて前記マッハツェンダ変調器を駆動する信号を提供するための複数の出力とを有する駆動半導体集積素子と、
前記複数の変調電極を前記駆動半導体集積素子に接続する複数の配線導電体と、
を備え、
前記駆動半導体集積素子は、前記アーム導波路の前記複数の変調電極を駆動するそれぞれのリミティングアンプを含み、前記リミティングアンプは、前記マッハツェンダ変調器に接続される、光送信装置。 - 駆動半導体集積素子であって、
マッハツェンダ変調器によって送信されるべき光信号上の複数のシンボルに対応する複数の振幅を有するパルス振幅変調信号を受けるための入力端子と、
前記入力端子に接続された複数の駆動回路と、
前記複数の駆動回路のそれぞれに接続され、前記マッハツェンダ変調器のアーム導波路における複数の変調電極それぞれを駆動する駆動信号を出力するための複数の出力端子と、
を備え、
前記駆動回路の各々は、前記入力端子から前記パルス振幅変調信号を受けるコンパレータを含む、駆動半導体集積素子。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017002778A JP2018112654A (ja) | 2017-01-11 | 2017-01-11 | 光送信装置、駆動半導体集積素子 |
US15/864,666 US10466566B2 (en) | 2017-01-11 | 2018-01-08 | Optical transmission apparatus, semiconductor integrated driving device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017002778A JP2018112654A (ja) | 2017-01-11 | 2017-01-11 | 光送信装置、駆動半導体集積素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018112654A true JP2018112654A (ja) | 2018-07-19 |
Family
ID=62783002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017002778A Pending JP2018112654A (ja) | 2017-01-11 | 2017-01-11 | 光送信装置、駆動半導体集積素子 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10466566B2 (ja) |
JP (1) | JP2018112654A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10892831B2 (en) | 2019-02-26 | 2021-01-12 | Fujitsu Optical Components Limited | Mach-zehnder optical modulator and optical modulation method |
JP2022024347A (ja) * | 2020-07-17 | 2022-02-09 | 富士通株式会社 | 光変調器および光変調方法 |
JP7608867B2 (ja) | 2021-02-26 | 2025-01-07 | 富士通株式会社 | 光変調器、光送信器及び光通信装置 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6327197B2 (ja) * | 2015-04-28 | 2018-05-23 | 住友大阪セメント株式会社 | 光変調器 |
JP2018025610A (ja) * | 2016-08-08 | 2018-02-15 | 住友電気工業株式会社 | 光変調装置 |
CN109343236B (zh) * | 2018-11-28 | 2020-05-12 | 武汉光迅科技股份有限公司 | 一种光衰减器以及光衰减器的调节方法 |
CN111211841B (zh) * | 2019-12-20 | 2021-04-06 | 中国科学院微电子研究所 | 一种双臂驱动四级脉冲幅度调制器及其调制方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7483597B2 (en) | 2006-10-19 | 2009-01-27 | Lightwire, Inc. | Optical modulator utilizing multi-level signaling |
-
2017
- 2017-01-11 JP JP2017002778A patent/JP2018112654A/ja active Pending
-
2018
- 2018-01-08 US US15/864,666 patent/US10466566B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10892831B2 (en) | 2019-02-26 | 2021-01-12 | Fujitsu Optical Components Limited | Mach-zehnder optical modulator and optical modulation method |
JP2022024347A (ja) * | 2020-07-17 | 2022-02-09 | 富士通株式会社 | 光変調器および光変調方法 |
JP7452301B2 (ja) | 2020-07-17 | 2024-03-19 | 富士通株式会社 | 光変調器および光変調方法 |
JP7608867B2 (ja) | 2021-02-26 | 2025-01-07 | 富士通株式会社 | 光変調器、光送信器及び光通信装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US10466566B2 (en) | 2019-11-05 |
US20180196328A1 (en) | 2018-07-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2018112654A (ja) | 光送信装置、駆動半導体集積素子 | |
US10164713B2 (en) | Optical transmitter, optical modulator module, and optical transmission system | |
US8325410B2 (en) | Modulation system and method for generating a return-to-zero (RZ) optical data signal | |
US7474858B2 (en) | Duobinary optical transmission device using at least one semiconductor optical amplifier | |
JPH05268168A (ja) | 光信号伝送方法 | |
US7606501B2 (en) | System and method for generating optical return-to-zero signals with alternating bi-phase shift and frequency chirp | |
JP3371857B2 (ja) | 光伝送装置 | |
US20180054258A1 (en) | Frequency characteristic adjustment circuit, optical transmission module using the same, and optical transceiver | |
US20040062554A1 (en) | Duo-binary optical transmission apparatus | |
JP3984220B2 (ja) | デュオバイナリ光伝送装置 | |
KR100492971B1 (ko) | 듀오바이너리 광 전송장치 | |
JP2012049801A (ja) | 信号変調装置及び方法 | |
US7450861B2 (en) | Return-to-zero alternative-mark-inversion optical transmitter and method for generating return-to-zero alternative-mark-inversion optical signal using the same | |
US8165473B2 (en) | Optical-time-division-multiplexing differential phase shift keying signal generating apparatus | |
US20050116841A1 (en) | Duo-binary encoder and optical duo-binary transmission apparatus | |
US10326582B2 (en) | Optical transmitter that includes optical modulator | |
EP1716650B1 (en) | System for generating optical return-to-zero signals with alternating bi-phase shift | |
JP6304035B2 (ja) | 光送信システム、光位相変調器、及び光送信方法 | |
KR100480283B1 (ko) | 듀오바이너리 광 전송장치 | |
KR100469710B1 (ko) | 듀오바이너리 광 전송장치 | |
JP2006251570A (ja) | 光送信器及び位相変調方法 | |
JP2005159938A (ja) | 光クロック再生装置及び光クロック再生方法 | |
WO2024038543A1 (en) | Optically modulated signal generation device and transmission module | |
KR100547746B1 (ko) | 듀오바이너리 광 전송장치 | |
CN1223043A (zh) | 暗脉冲tdma光网 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190621 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200414 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20201020 |