[go: up one dir, main page]

JP2018099654A - シリンジポンプを用いた液体供給システム及びシリンジポンプへの液体供給方法 - Google Patents

シリンジポンプを用いた液体供給システム及びシリンジポンプへの液体供給方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018099654A
JP2018099654A JP2016247898A JP2016247898A JP2018099654A JP 2018099654 A JP2018099654 A JP 2018099654A JP 2016247898 A JP2016247898 A JP 2016247898A JP 2016247898 A JP2016247898 A JP 2016247898A JP 2018099654 A JP2018099654 A JP 2018099654A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
syringe pump
liquid supply
valve
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016247898A
Other languages
English (en)
Inventor
洋雄 高橋
Hiroo Takahashi
洋雄 高橋
祐樹 住谷
Yuki Sumiya
祐樹 住谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anest Iwata Corp
Original Assignee
Anest Iwata Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anest Iwata Corp filed Critical Anest Iwata Corp
Priority to JP2016247898A priority Critical patent/JP2018099654A/ja
Publication of JP2018099654A publication Critical patent/JP2018099654A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Nozzles (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】液体の充填量が正確で、かつ、噴出部から噴出される液体の動作初期の噴出量が多くなることを回避したシリンジポンプを用いた液体供給システムを提供する。【解決手段】本発明の液体供給システム1は、噴出部10に液体を供給するシリンジポンプ11と、シリンジポンプ11に液体を供給する液体供給部20と、液体供給部20側からシリンジポンプ11に液体を供給する第1配管部12と、第1配管部12のシリンジポンプ11の手前の位置に設けられた第1バルブ13と、を備え、液体供給部20は、シリンジポンプ11に供給される液体を貯蔵するタンク21と、タンク21の液体をシリンジポンプ11に向けて送り出す補助ポンプ22と、補助ポンプ22から第1配管部12側に液体を供給する第2配管部23と、第2配管部23から分岐され、液体をタンク21に戻す第2分岐配管部24と、第2分岐配管部24に設けられた第2バルブ25と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明はシリンジポンプを用いた液体供給システム及びシリンジポンプへの液体供給方法に関する。
シリンジポンプに供給される液体に圧力を掛けて液体を供給するようにして、シリンジポンプに液体を充填させると、シリンジポンプ内及びシリンジポンプからスプレーガンに至る間の配管中の液体の圧力も液体の供給圧と同じ圧力(蓄圧ともいう)となる。
この状態で、スプレーガンの動作を開始すると、スプレーガンの動作初期は蓄圧のために液体の圧力が高いことから、液体の噴出量が多くなりすぎるという問題がある。
そこで、特許文献1では、シリンジポンプに液体を充填した後に、液体の圧力が所定の圧力になるようにシリンジポンプの行程内容積を大きくするようにシリンジポンプを動作させ、蓄圧を吸収することが行われている。
特開2009−131747号公報
特許文献1の方法では、液体の圧力が所定の圧力になるため、スプレーガンの動作初期に液体の噴出量が多くなることは回避できるものの、液体の供給圧に伴って多めに充填されてしまう液体の充填量を解消するものではない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、シリンジポンプを用いた、液体の充填量がより正確で、かつ、スプレーガン等の液体を噴出する噴出部から噴出される液体の動作初期の噴出量が多くなることを回避できる液体供給システム及びシリンジポンプへの液体供給方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、以下の構成によって把握される。
(1)本発明の液体供給システムは、シリンジポンプを用いた液体供給システムであって、液体を噴出する噴出部に前記液体を供給する前記シリンジポンプと、前記シリンジポンプに液体を供給する液体供給部と、前記液体供給部側から前記シリンジポンプに前記液体を供給する第1配管部と、前記第1配管部の前記シリンジポンプの手前の位置に設けられた第1バルブと、を備え、前記液体供給部は、前記シリンジポンプに供給される前記液体を貯蔵するタンクと、前記タンクの前記液体を前記シリンジポンプに向けて送り出す補助ポンプと、前記補助ポンプから前記第1配管部側に前記液体を供給する第2配管部と、前記第2配管部から分岐され、前記液体を前記タンクに戻す第2分岐配管部と、前記第2分岐配管部に設けられた第2バルブと、備えている。
(2)上記(1)の構成において、前記第2配管部に減圧バルブを備え、前記減圧バルブは、前記第2分岐配管部が分岐される位置よりも前記第1配管部側に設けられている。
(3)上記(1)又は(2)の構成において、前記液体供給システムを制御する制御部を備え、前記制御部は、前記シリンジポンプ及び前記補助ポンプを駆動して前記シリンジポンプに前記液体を充填させるときに、前記第1バルブを開くとともに、前記第2バルブを閉じる制御を行い、前記シリンジポンプが前記液体を充填した後、前記シリンジポンプ及び前記補助ポンプを停止して、前記第2バルブを開く制御を行い、前記タンクから送り出された前記液体の一部を前記タンクに戻して前記タンクから送り出された前記液体の圧力を減圧する。
(4)上記(1)又は(2)の構成において、複数の前記液体供給部と、前記液体供給部が接続された切替バルブと、を備え、前記第1配管部が前記切替バルブに接続されるとともに、それぞれの前記第2配管部が前記切替バルブに接続され、前記第1配管部とそれぞれの前記第2配管部が前記切替バルブを介して接続されている。
(5)上記(4)の構成において、前記液体供給システムを制御する制御部を備え、前記制御部は、前記切替バルブを切り替えることで複数の前記第2配管部のうちの1つを前記第1配管部に接続し、前記第1配管部に接続された前記第2配管部を有する前記液体供給部を使用液体供給部とする制御を行い、前記シリンジポンプ及び前記使用液体供給部の前記補助ポンプを駆動して、前記シリンジポンプに前記液体を充填させるときに、前記第1バルブを開くとともに、前記使用液体供給部の前記第2バルブを閉じる制御を行い、前記シリンジポンプが前記液体を充填した後、前記シリンジポンプ及び前記使用液体供給部の前記補助ポンプを停止して、前記使用液体供給部の前記第2バルブを開く制御を行い、前記使用液体供給部の前記タンクから送り出された前記液体の一部を前記使用液体供給部の前記タンクに戻して、前記使用液体供給部の前記タンクから送り出された前記液体の圧力を減圧する。
(6)上記(3)又は(5)の構成において、前記制御部は、前記噴出部から前記液体を噴出させるときに、前記第1バルブを閉じる制御を行うとともに、前記シリンジポンプを駆動させる。
(7)本発明の液体供給方法は、シリンジポンプへの液体供給方法であって、シリンジポンプの液体充填時に液体を貯蔵するタンクから補助ポンプで送り出し、前記シリンジポンプに液体を充填させた後に、前記タンクから送り出された前記液体の一部を前記タンクに戻し、前記送り出された前記液体の圧力を減圧する。
本発明によれば、シリンジポンプを用いた、液体の充填量がより正確で、かつ、スプレーガン等の液体を噴出する噴出部から噴出される液体の動作初期の噴出量が多くなることを回避できる液体供給システム及びシリンジポンプへの液体供給方法を提供することができる。
本発明に係る実施形態の液体供給システムの構成を示す図である。 本発明に係る実施形態のシリンジポンプに液体を充填する流れを説明するための図である。 本発明に係る実施形態のシリンジポンプに液体を充填した後の処理を説明するための図である。 本発明に係る実施形態の液体供給システムの変形例の構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。
図1は本発明に係る実施形態の液体供給システム1の構成を示す図である。
図1に示すように、本発明に係る実施形態の液体供給システム1は、塗料等の液体を噴出する噴出部10に液体を供給するシリンジポンプ11と、シリンジポンプ11に液体を供給する複数の液体供給部20と、を備えている。
シリンジポンプ11は、一般的な構成のものでよいため、図示を省略しているが、例えば、シリンダと、シリンジ内に配置された液体を供給する貫通孔を有するピストンと、ピストンを動かすためのサーボモータ等の駆動部と、を備えており、ピストンの貫通孔に後述する液体を供給するための第1配管部12が接続されている。
噴出部10は、この液体供給システム1によって液体の供給を受けて、被塗物等に液体を噴霧するための、例えば、自動スプレーガン等であり、被塗物の種類や塗装の態様等に合わせて適宜選択される。
なお、噴出部10に用いる自動スプレーガン等も一般的なものでよく、噴出部10の液体受入口とシリンジポンプ11の液体出口とが液体供給配管15で接続されている。
また、液体供給システム1は、液体供給部20側からシリンジポンプ11に液体を供給する第1配管部12と、第1配管部12の液体供給部20側となるシリンジポンプ11の手前の位置に設けられた第1バルブ13と、第1配管部12の最も液体供給部20側の位置に設けられ、複数の液体供給部20のうちのいずれの液体をシリンジポンプ11に供給するのかを選択するための切替バルブ14と、を備えている。
図1に示すように、複数の液体供給部20は、それぞれ構成自体は同じ構成である。
具体的には、液体供給部20は、シリンジポンプ11に供給される液体を貯蔵するタンク21と、タンク21の液体をシリンジポンプ11に向けて送り出す補助ポンプ22と、補助ポンプ22から第1配管部12側に液体を供給する第2配管部23と、第2配管部23から分岐され、液体をタンク21に戻す第2分岐配管部24と、第2分岐配管部24に設けられた第2バルブ25と、を備えている。
なお、本実施形態では、補助ポンプ22として、図1に示すように、ダイアフラムポンプを使用しているが、補助ポンプ22は、ダイアフラムポンプに限定される必要はなく、他のタイプのポンプであってもよい。
そして、第1配管部12が切替バルブ14に接続されるとともに、複数の液体供給部20のそれぞれの第2配管部23が切替バルブ14に接続されている。
つまり、第1配管部12とそれぞれの第2配管部23が切替バルブ14を介して接続された状態となっており、切替バルブ14を切り替えることで、シリンジポンプ11に液体を供給する液体供給部20の選択が行えるようになっている。
また、液体供給部20は、第2配管部23に設けられた減圧バルブ26と、第2分岐配管部24に設けられた手動バルブ27と、を備えている。
具体的には、減圧バルブ26は、第2分岐配管部24が分岐される位置よりも第1配管部12側に設けられており、例えば、0.5MPaで補助ポンプ22から送り出される液体を0.3MPa程度に減圧している。
手動バルブ27は、液体供給システム1が使用されるときには、常時、開とされており、例えば、メンテナンス等で閉とする必要があるときだけ、手動で閉となるように閉じられるバルブであり、第2バルブ25よりも第2配管部23側の位置に設けられている。
以上のような構成からなる液体供給システム1の動作を説明しながらより詳細な構成について説明を行う。
本実施形態では、液体供給システム1は、図示を省略しているが、塗装条件等を入力する入力装置(例えば、PC等)を備えており、その入力装置の制御部が液体供給システム1を制御する制御部としても機能するものとしている。
ただし、入力装置をPC型のものとして、液体供給システム1の制御部を兼ねるようにする必要はなく、適宜変更してよい。
まず、動作が開始されると、液体供給システム1の制御を行う制御部(図示せず)は、入力されている動作条件に従って、切替バルブ14を切り替える処理を行い、複数の液体供給部20の第2配管部23のうちの1つを切替バルブ14を介して第1配管部12に接続し、第1配管部12に接続された第2配管部23を有する液体供給部20を、これから使用する使用液体供給部とする制御を行う。
なお、選択された使用液体供給部は、複数の液体供給部20のうちの1つの液体供給部20であることから、以下では、使用液体供給部20として液体供給部20と同じ符号を用いる。
図2はシリンジポンプ11に液体を充填する流れを説明するための図であり、図3はシリンジポンプ11に液体を充填した後の処理を説明するための図である。
なお、図2及び図3は、図1に示されている液体供給部20のうち、選択された使用液体供給部20とする液体供給部20以外の液体供給部20の図示を省略した図である。
切替バルブ14の切替によって、使用液体供給部20とする液体供給部20が選択されると、次に、液体を供給するために、制御部は、図2に示すように、太矢印で示すラインのエア抜きの動作を実行する。
ただし、既に、選択された使用液体供給部20からの液体の供給が前回に行われている場合には、太矢印で示すラインに液体が存在する状態になっており、シリンジポンプ11に液体が充填されていないだけの状態になっているため、この動作は不要となる。
具体的には、本実施形態では、第2バルブ25として、ノーマルオープンのエアオペレートバルブを使用しており、第1バルブ13としてノーマルクローズのエアオペレートバルブを使用しているため、制御部は、第1バルブ13及び第2バルブ25に制御エアを送り、第1バルブ13を開の状態にするとともに第2バルブ25を閉の状態にする制御を行う。
そして、図示を省略しているが、噴出部10に設けられている噴出ライン(液体の通路)を開にして、太矢印で示すラインのエアを排出する。
なお、太矢印で示すラインのエアの排出が終了すると、制御部は、噴出部10に設けられている噴出ラインを閉にしてエア抜きの動作を終了させる。
このエアを排出するエア抜きの制御(エア抜きの動作)が終了すると、次に、制御部は、シリンジポンプ11及び使用液体供給部20の補助ポンプ22を駆動して、シリンジポンプ11に液体を充填させる制御を行う。
具体的には、液体を充填する方向にシリンジポンプ11のピストンを駆動させるとともに、タンク21から液体をシリンジポンプ11側に向けて送り出すように補助ポンプ22に約0.5MPaの動作エアを供給する制御を行う。
なお、本実施形態では、補助ポンプ22がダイアフラムポンプであるため、この動作エアと同様の圧力(約0.5MPa)で液体が送り出されることになる。
このシリンジポンプ11に液体を充填させるときの第1バルブ13及び第2バルブ25の開閉状態は、先ほどのエア抜きのときの開閉状態と同じでよい。
したがって、制御部は、シリンジポンプ11及び使用液体供給部20の補助ポンプ22を駆動して、シリンジポンプ11に液体を充填させるときにも、第1バルブ13を開の状態にするとともに第2バルブ25を閉の状態にする制御を行っている。
そして、補助ポンプ22によって0.5MPaで送り出される液体は、減圧バルブ26で約0.3MPaに減圧されて、シリンジポンプ11に充填される。
なお、シリンジポンプ11への液体の充填が終了すると、制御部は、補助ポンプ22への動作エアの供給を停止させ、補助ポンプ22の駆動を停止させる。
このように、シリンジポンプ11の吸引力で充填するだけでなく、補助ポンプ22で送り出すようにして吸引を補助するようにすると、液体が負圧に曝され難くなり、液体中に気泡等が発生することが抑制できる。
つまり、シリンジポンプ11の吸引力だけで充填するようにすると、第2配管部23及び第1配管部12内は、強い負圧状態になる。
そうすると、液体中に溶け込んでいる気体が気泡として現れ、そのような気泡を含む液体を噴出部10から噴出させて被塗物等に液体を噴霧すると、気泡のために塗布状態が悪くなる。
しかしながら、本実施形態のように、液体をシリンジポンプ11の吸引力に合わせて補助ポンプ22でシリンジポンプ11側に送り出してやれば、液体が強い負圧状態に曝されることが抑制できるため、気泡の発生が抑えられ、被塗物に良好な液体の噴霧を行うことができる。
なお、このような気泡等の発生を抑制するために、シリンジポンプ11の吸引力を抑えることも考えられるが、そうすると、液体の粘度が高い場合には、シリンジポンプ11に液体を充填するのに時間がかかることになる。
しかし、本実施形態のように、補助ポンプ22を用いるようにすれば、シリンジポンプ11の吸引力を抑えなくても気泡を発生させないようにして液体の充填が行えるので、液体を充填するのにかかる時間を短くすることが可能である。
一方、このシリンジポンプ11への液体の充填が終わった状態のときには、液体は約0.3MPaの圧力で充填されているため、この状態で噴出部10からの液体の噴出を開始すると、液体の圧力が所定の圧力(例えば大気圧の状態)に落ち着くまでの噴霧初期の液体の噴出量が多くなり、塗布ムラ等が発生するおそれがある。
そこで、先行技術では、圧力が大気圧程度になるように、シリンジポンプに液体を充填した後に、シリンジポンプのピストンをシリンジ内の容積を広げる側に動かすことで液体の圧力を下げるようにしていた。
確かに、先行技術が行っている操作によって液体の圧力を下げることはできるものの、この操作は、元々、加圧充填の状態として多めに充填されている液体の充填量を大気圧の状態で充填したときの充填量に減らすものではない。
このため、先行技術の操作では、シリンジポンプに充填されている液体の充填量と本来充填しようとしていた充填量との間に差が出てしまうことになる。
そこで、制御部は、シリンジポンプ11が液体を吸引した後(つまり、シリンジポンプ11に液体が充填された後)、シリンジポンプ11及び使用液体供給部20の補助ポンプ22を停止して、使用液体供給部20の第2バルブ25に供給している制御エアを停止して、第2バルブ25を開く制御を行う。
そうすると、補助ポンプ22の逆止構造のために、タンク21に戻ることができなかった液体が、第2配管部23を通じてタンク21に戻ることができるようになる。
そして、第1バルブ13は開のままであるため、制御部が、第2バルブ25を開く制御を行うと、第1バルブ13及び第2バルブ25の両方が開の状態となり、図3に示すように、太矢印の方向に液体が流れ、シリンジポンプ11に液体を充填するときに、使用液体供給部20のタンク21から送り出された液体の一部が使用液体供給部20のタンク21に戻る。
したがって、上述したように、使用液体供給部20のタンク21から送り出されて、約0.3MPaで充填されていた液体が、タンク21内の圧力と同じ大気圧の状態に減圧される。
この場合の減圧は、シリンジポンプ11の充填容積を変えるものではなく、圧力によって余計に充填されていた液体をタンク21に戻すことによる減圧であるため、シリンジポンプ11内の液体の充填量は、本来充填しようとしていた充填量となり、先行技術のように、本来充填しようとしていた充填量との間に差が出ることがなく、正確な充填量とすることができる。
そして、制御部は、減圧する処理が終了すると、次に、噴出部10から液体を噴出させる制御を実行する。
この噴出部10から液体を噴出させるときには、制御部は、第1バルブ13に供給している制御エアの供給を停止し、第1バルブ13を閉じる制御を行うとともに、シリンジポンプ11を駆動させて、シリンジポンプ11から噴出部10に液体を供給する制御を実行する。
以上のように、シリンジポンプ11への液体供給方法を、シリンジポンプ11の液体充填時に液体を貯蔵するタンク21から補助ポンプ22で送り出し、シリンジポンプ11に液体を充填させた後に、タンク21から送り出された液体の一部をタンク21に戻し、送り出された液体の圧力を減圧するようにすることで、シリンジポンプ11に充填される液体の充填量を正確にできるとともに、噴出部10の動作開始初期において、噴出する液体の噴出量が多くなることを抑制することが可能である。
以上、具体的な実施形態に基づいて本発明の液体供給システム1について説明してきたが、本発明は、具体的な実施形態に限定されるものではない。
図4は、本発明に係る実施形態の液体供給システム1の変形例の構成を示す図である。
上記実施形態では、複数の液体供給部20を有する液体供給システム1について説明してきたが、図4に示すように、液体供給システム1は液体供給部20を1つだけ備えるような態様であってもよい。
この場合、図4に示すように、切替バルブ14(図1参照)を省略して第1配管部12と第2配管部23を直接接続するようにすればよい。
なお、液体供給部20が1つである場合には、制御部の制御としては、切替バルブ14の切り替えに関する制御が不要となるだけであって、基本的に、上記実施形態で使用液体供給部20の制御として説明したのと同様の制御を行えばよい。
また、上記実施形態では、第1バルブ13及び第2バルブ25に制御エアで駆動させるエアオペレートバルブを使用している場合について説明したが、第1バルブ13及び第2バルブ25は、電気制御式のバルブであってもよく、上述したような制御ができれば、特に制限されるものではない。
このように、本発明は、具体的な実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形や改良を施したものも本発明の技術的範囲に含まれるものであり、そのことは、当業者にとって特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 液体供給システム
10 噴出部
11 シリンジポンプ
12 第1配管部
13 第1バルブ
14 切替バルブ
15 液体供給配管
20 液体供給部
21 タンク
22 補助ポンプ
23 第2配管部
24 第2分岐配管部
25 第2バルブ
26 減圧バルブ
27 手動バルブ

Claims (7)

  1. シリンジポンプを用いた液体供給システムであって、
    液体を噴出する噴出部に前記液体を供給する前記シリンジポンプと、
    前記シリンジポンプに液体を供給する液体供給部と、
    前記液体供給部側から前記シリンジポンプに前記液体を供給する第1配管部と、
    前記第1配管部の前記シリンジポンプの手前の位置に設けられた第1バルブと、を備え、
    前記液体供給部は、
    前記シリンジポンプに供給される前記液体を貯蔵するタンクと、
    前記タンクの前記液体を前記シリンジポンプに向けて送り出す補助ポンプと、
    前記補助ポンプから前記第1配管部側に前記液体を供給する第2配管部と、
    前記第2配管部から分岐され、前記液体を前記タンクに戻す第2分岐配管部と、
    前記第2分岐配管部に設けられた第2バルブと、を備えていることを特徴とする液体供給システム。
  2. 前記第2配管部に減圧バルブを備え、
    前記減圧バルブは、前記第2分岐配管部が分岐される位置よりも前記第1配管部側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液体供給システム。
  3. 前記液体供給システムを制御する制御部を備え、
    前記制御部は、
    前記シリンジポンプ及び前記補助ポンプを駆動して前記シリンジポンプに前記液体を充填させるときに、前記第1バルブを開くとともに、前記第2バルブを閉じる制御を行い、
    前記シリンジポンプが前記液体を充填した後、前記シリンジポンプ及び前記補助ポンプを停止して、前記第2バルブを開く制御を行い、前記タンクから送り出された前記液体の一部を前記タンクに戻して前記タンクから送り出された前記液体の圧力を減圧することを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の液体供給システム。
  4. 複数の前記液体供給部と、
    前記液体供給部が接続された切替バルブと、を備え、
    前記第1配管部が前記切替バルブに接続されるとともに、それぞれの前記第2配管部が前記切替バルブに接続され、前記第1配管部とそれぞれの前記第2配管部が前記切替バルブを介して接続されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体供給システム。
  5. 前記液体供給システムを制御する制御部を備え、
    前記制御部は、
    前記切替バルブを切り替えることで複数の前記第2配管部のうちの1つを前記第1配管部に接続し、前記第1配管部に接続された前記第2配管部を有する前記液体供給部を使用液体供給部とする制御を行い、
    前記シリンジポンプ及び前記使用液体供給部の前記補助ポンプを駆動して、前記シリンジポンプに前記液体を充填させるときに、前記第1バルブを開くとともに、前記使用液体供給部の前記第2バルブを閉じる制御を行い、
    前記シリンジポンプが前記液体を充填した後、前記シリンジポンプ及び前記使用液体供給部の前記補助ポンプを停止して、前記使用液体供給部の前記第2バルブを開く制御を行い、前記使用液体供給部の前記タンクから送り出された前記液体の一部を前記使用液体供給部の前記タンクに戻して、前記使用液体供給部の前記タンクから送り出された前記液体の圧力を減圧することを特徴とする請求項4に記載の液体供給システム。
  6. 前記制御部は、前記噴出部から前記液体を噴出させるときに、前記第1バルブを閉じる制御を行うとともに、前記シリンジポンプを駆動させることを特徴とする請求項3又は請求項5に記載の液体供給システム。
  7. シリンジポンプへの液体供給方法であって、
    シリンジポンプの液体充填時に液体を貯蔵するタンクから補助ポンプで送り出し、前記シリンジポンプに液体を充填させた後に、前記タンクから送り出された前記液体の一部を前記タンクに戻し、前記送り出された前記液体の圧力を減圧することを特徴とする液体供給方法。
JP2016247898A 2016-12-21 2016-12-21 シリンジポンプを用いた液体供給システム及びシリンジポンプへの液体供給方法 Pending JP2018099654A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016247898A JP2018099654A (ja) 2016-12-21 2016-12-21 シリンジポンプを用いた液体供給システム及びシリンジポンプへの液体供給方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016247898A JP2018099654A (ja) 2016-12-21 2016-12-21 シリンジポンプを用いた液体供給システム及びシリンジポンプへの液体供給方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018099654A true JP2018099654A (ja) 2018-06-28

Family

ID=62714847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016247898A Pending JP2018099654A (ja) 2016-12-21 2016-12-21 シリンジポンプを用いた液体供給システム及びシリンジポンプへの液体供給方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018099654A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4688643A (en) * 1985-02-08 1987-08-25 Fireflex Manufacturing, Ltd. Firefighting back tank and pump
JP2004057850A (ja) * 2002-07-25 2004-02-26 Tomen System Kk 塗装装置
JP2006043584A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd 塗布装置および塗布方法
JP2006107735A (ja) * 2004-09-29 2006-04-20 Dainippon Printing Co Ltd 電極板の製造装置および製造方法
JP2009131747A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Anest Iwata Corp シリンダポンプ装置
JP2010106608A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Dyflex Corp 塗膜防水材供給装置、塗膜防水工法
CN103376334A (zh) * 2012-04-25 2013-10-30 艾博生物医药(杭州)有限公司 一种液体分配设备

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4688643A (en) * 1985-02-08 1987-08-25 Fireflex Manufacturing, Ltd. Firefighting back tank and pump
JP2004057850A (ja) * 2002-07-25 2004-02-26 Tomen System Kk 塗装装置
JP2006043584A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd 塗布装置および塗布方法
JP2006107735A (ja) * 2004-09-29 2006-04-20 Dainippon Printing Co Ltd 電極板の製造装置および製造方法
JP2009131747A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Anest Iwata Corp シリンダポンプ装置
JP2010106608A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Dyflex Corp 塗膜防水材供給装置、塗膜防水工法
CN103376334A (zh) * 2012-04-25 2013-10-30 艾博生物医药(杭州)有限公司 一种液体分配设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9889463B2 (en) Liquid material discharge device and discharge method
JP5885755B2 (ja) 塗布装置および塗布方法
EP3326724B1 (en) Liquid material discharge device
WO2010147054A1 (ja) 高粘性材料の定量吐出装置および方法
KR20140074974A (ko) 액체 재료의 토출 장치 및 토출 방법
CN108698074B (zh) 具备增压回路的液体材料吐出装置
JP2015167934A (ja) 塗布装置
US20160031031A1 (en) Coating apparatus and cleaning method
KR20160034342A (ko) 분무 시스템을 위한 펌프 전환 알고리즘
US9347858B2 (en) Dispensing device and dispensing system
KR102270149B1 (ko) 도포 장치 및 도포 방법
KR20220160011A (ko) 코팅제 펌프, 코팅 설비 및 관련 작동 방법
JP5826896B1 (ja) インクジェット塗布液制御装置
JP2018099654A (ja) シリンジポンプを用いた液体供給システム及びシリンジポンプへの液体供給方法
EP1439006B1 (en) Liquid material delivering method and device therefor
JP4344381B2 (ja) 塗工液供給装置
JP6106937B2 (ja) 塗布膜形成装置、及び、塗布膜形成方法
JP7202276B2 (ja) インクジェット塗布装置
EP3300905B1 (en) Inkjet printing machine
WO2016001964A1 (ja) インクジェット塗布液制御装置
US11890630B2 (en) Paint-supply system for a coating installation, and associated operating method
US12024134B2 (en) Wiper lever
JP2016087601A (ja) 塗布装置及び塗布方法
JP5917379B2 (ja) 塗布方法及びその装置
JP7402036B2 (ja) 塗料供給用シリンジポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201201

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210608