JP2018097118A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】副作用を伴わずに、記録材に形成される画像の光沢を制御することが可能な定着装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】定着装置は、記録材の上面に対向する上加圧ローラーと、上加圧ローラーと対向して定着ニップを形成し、上加圧ローラーよりも高硬度の下加圧ローラーと、上加圧ローラーまたは下加圧ローラーの少なくとも一方を駆動する駆動源と、上加圧ローラーと下加圧ローラーの駆動力に差が生じるように上加圧ローラーと下加圧ローラーの回転を制御することによって、記録材に形成されたトナー像の光沢を制御する制御部と、を備える。
【選択図】図3
【解決手段】定着装置は、記録材の上面に対向する上加圧ローラーと、上加圧ローラーと対向して定着ニップを形成し、上加圧ローラーよりも高硬度の下加圧ローラーと、上加圧ローラーまたは下加圧ローラーの少なくとも一方を駆動する駆動源と、上加圧ローラーと下加圧ローラーの駆動力に差が生じるように上加圧ローラーと下加圧ローラーの回転を制御することによって、記録材に形成されたトナー像の光沢を制御する制御部と、を備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
従来、トナー像を用紙上に形成する電子写真方式の画像形成装置(複写機、プリンター、ファクシミリ、これらの複合機)では、用紙に形成されたトナー像を加熱して定着させるための定着装置が備えられている。かかる定着装置では、例えばローラー等の上側定着部材および下側定着部材による定着ニップで用紙を加圧および加熱しながら搬送することで、用紙に形成されたトナー像を定着させる。
また、用紙上に形成されたトナー像の光沢を定着装置によって制御する技術として、例えば特許文献1に記載の技術が知られている。特許文献1に記載の技術では、定着ニップの荷重を変えることで、定着ニップの幅、すなわち用紙を加圧する部分の面積を変化させる構成としている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術のように定着ニップの荷重を変える構成の場合、トナー像の光沢を上げる場合に定着ニップの荷重を上げる制御を行うことになるが、このような制御を行うと、定着ニップを形成する定着部材の耐久性能が低下するという問題がある。
また、用紙上に形成されたトナー像の光沢を定着装置によって制御する他の構成として、用紙搬送速度を下げる制御を行うことによってトナー像の光沢を上げることが考えられるが、この場合、生産性が低下するという問題がある。
また、用紙上に形成されたトナー像の光沢を定着装置によって制御するさらに他の構成として、定着温度を上げる制御を行うことよってトナー像の光沢を上げることが考えられるが、この場合、画像ノイズが発生することが懸念される。
本発明の目的は、副作用を伴わずに、記録材に形成される画像の光沢を制御することが可能な定着装置および画像形成装置を提供することである。
本発明に係る定着装置は、
記録材の上面に対向する上加圧ローラーと、
前記上加圧ローラーと対向して定着ニップを形成し、前記上加圧ローラーよりも高硬度の下加圧ローラーと、
前記上加圧ローラーまたは前記下加圧ローラーの少なくとも一方を駆動する駆動源と、
前記上加圧ローラーと前記下加圧ローラーの駆動力に差が生じるように前記上加圧ローラーと前記下加圧ローラーの回転を制御することによって、前記記録材に形成されたトナー像の光沢を制御する制御部と、を備える。
記録材の上面に対向する上加圧ローラーと、
前記上加圧ローラーと対向して定着ニップを形成し、前記上加圧ローラーよりも高硬度の下加圧ローラーと、
前記上加圧ローラーまたは前記下加圧ローラーの少なくとも一方を駆動する駆動源と、
前記上加圧ローラーと前記下加圧ローラーの駆動力に差が生じるように前記上加圧ローラーと前記下加圧ローラーの回転を制御することによって、前記記録材に形成されたトナー像の光沢を制御する制御部と、を備える。
本発明に係る画像形成装置は、
記録材にトナー像を形成する画像形成部と、
上記した定着装置と、
を備える。
記録材にトナー像を形成する画像形成部と、
上記した定着装置と、
を備える。
本発明によれば、副作用を伴わずに、記録材に形成される画像の光沢を制御することができる。
以下、本実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態における画像形成装置1の全体構成を概略的に示す図である。図2は、本実施の形態における画像形成装置1の制御系の主要部を示す。図1、2に示す画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置1は、感光体ドラム413上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト421に一次転写し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、用紙Sに二次転写することにより、トナー像を形成する。
また、画像形成装置1には、YMCKの4色に対応する感光体ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向に直列配置し、中間転写ベルト421に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
図2に示すように、画像形成装置1は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50、定着部60、および制御部100等を備える。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103等を備える。CPU101は、ROM102から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM103に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置1の各ブロックの動作を集中制御する。このとき、記憶部72に格納されている各種データが参照される。記憶部72は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
制御部100は、通信部71を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部100は、例えば、外部の装置から送信された画像データを受信し、この画像データ(入力画像データ)に基づいて用紙Sにトナー像を形成させる。通信部71は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11および原稿画像走査装置12(スキャナー)等を備えて構成される。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることができる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿またはコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21および操作部22として機能する。表示部21は、制御部100から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部100に出力する。
画像処理部30は、入力画像データに対して、初期設定またはユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部30は、制御部100の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、入力画像データに対して、階調補正の他、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、中間転写ユニット42等を備える。
Y成分、M成分、C成分、K成分用の画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C、又はKを添えて示す。図1では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素については符号が省略されている。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414、およびドラムクリーニング装置415等を備える。
感光体ドラム413は、例えばアルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)、電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層した負帯電型の有機感光体(OPC:Organic Photo-conductor)である。電荷発生層は、電荷発生材料(例えばフタロシアニン顔料)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト)に分散させた有機半導体からなり、露光装置411による露光により一対の正電荷と負電荷を発生する。電荷輸送層は、正孔輸送性材料(電子供与性含窒素化合物)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト樹脂)に分散させたものからなり、電荷発生層で発生した正電荷を電荷輸送層の表面まで輸送する。
制御部100は、感光体ドラム413を回転させる駆動モーター(図示略)に供給される駆動電流を制御することにより、感光体ドラム413を一定の周速度で回転させる。
帯電装置414は、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。感光体ドラム413の電荷発生層で正電荷が発生し、電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光体ドラム413の表面電荷(負電荷)が中和される。感光体ドラム413の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成される。
現像装置412は、例えば二成分現像方式の現像装置であり、感光体ドラム413の表面に各色成分のトナーを付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。
ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレード等を有し、一次転写後に感光体ドラム413の表面に残存する転写残トナーを除去する。
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、複数の支持ローラー423、二次転写ローラー424、及びベルトクリーニング装置426等を備える。
中間転写ベルト421は、無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも1つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。例えば、K成分用の一次転写ローラー422よりもベルト走行方向下流側に配置されるローラー423Aが駆動ローラーであることが好ましい。これにより、一次転写部におけるベルトの走行速度を一定に保持しやすくなる。駆動ローラー423Aが回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。
一次転写ローラー422は、各色成分の感光体ドラム413に対向して、中間転写ベルト421の内周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、一次転写ローラー422が感光体ドラム413に圧接されることにより、感光体ドラム413から中間転写ベルト421へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される。
二次転写ローラー424は、駆動ローラー423Aのベルト走行方向下流側に配置されるバックアップローラー423Bに対向して、中間転写ベルト421の外周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、二次転写ローラー424がバックアップローラー423Bに圧接されることにより、中間転写ベルト421から用紙Sへトナー像を転写するための二次転写ニップが形成される。
一次転写ニップを中間転写ベルト421が通過する際、感光体ドラム413上のトナー像が中間転写ベルト421に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー422に一次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト421の裏面側(一次転写ローラー422と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は中間転写ベルト421に静電的に転写される。
その後、用紙Sが二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト421上のトナー像が用紙Sに二次転写される。具体的には、二次転写ローラー424に二次転写バイアスを印加し、用紙Sの裏面側(二次転写ローラー424と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は用紙Sに静電的に転写される。トナー像が転写された用紙Sは定着部60に向けて搬送される。
ベルトクリーニング装置426は、中間転写ベルト421の表面に摺接するベルトクリーニングブレード等を有し、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残留する転写残トナーを除去する。なお、二次転写ローラー424に代えて、二次転写ローラーを含む複数の支持ローラーに、二次転写ベルトがループ状に張架された構成(いわゆるベルト式の二次転写ユニット)を採用してもよい。
定着部60は、用紙Sの定着面(トナー像が形成されている面)側に配置される定着面側部材を有する上側定着部60A、用紙Sの裏面(定着面の反対の面)側に配置される裏面側支持部材を有する下側定着部60B、及び加熱源60C等を備える。定着面側部材に裏面側支持部材が圧接されることにより、用紙Sを狭持して搬送する定着ニップが形成される。
定着部60は、トナー像が二次転写され、搬送されてきた用紙Sを定着ニップで加熱、加圧することにより、用紙Sにトナー像を定着させる。定着部60は、定着器F内にユニットとして配置される。また、定着器Fには、エアを吹き付けることにより、定着面側部材から用紙Sを分離させるエア分離ユニット60Dが配置されている。
用紙搬送部50は、給紙部51、排紙部52および搬送経路部53等を備える。給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニット51a〜51cには、坪量やサイズ等に基づいて識別された用紙S(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された種類ごとに収容される。搬送経路部53は、レジストローラー対53a等の複数の搬送ローラー対を有する。
給紙トレイユニット51a〜51cに収容されている用紙Sは、最上部から一枚ずつ送出され、搬送経路部53により画像形成部40に搬送される。このとき、レジストローラー対53aが配設されたレジストローラー部により、給紙された用紙Sの傾きが補正されるとともに搬送タイミングが調整される。そして、画像形成部40において、中間転写ベルト421のトナー像が用紙Sの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。画像形成された用紙Sは、排紙ローラー52aを備えた排紙部52により機外に排紙される。
次に、主に図3を参照して、定着装置としての定着部60の構成について説明する。
図3に示すように、上側定着部60Aは、定着面側部材である無端状の定着ベルト61、加熱ローラー62、上加圧ローラー63、および駆動源としての第1モーター64を有する(ベルト加熱方式)。定着ベルト61は、加熱ローラー62と上加圧ローラー63とに所定のベルト張力(例えば、400N)で張架されている。
定着ベルト61は、例えばPI(ポリイミド)からなる基体の外周面を弾性層として耐熱性のシリコンゴムで被覆し、さらに、表層に耐熱性樹脂であるPFA(パーフルオロアルコキシ)のチューブを被覆またはコーティングをしてなる。
定着ベルト61は、トナー像が形成された用紙Sに接触して、当該トナー像を用紙Sに定着許容温度範囲で加熱定着する。ここで、定着許容温度範囲とは、用紙S上のトナーを溶融するのに必要な熱量を供給しうる温度であり、画像形成される用紙Sの紙種等によって異なる。
加熱ローラー62は、定着ベルト61を加熱する。加熱ローラー62は、定着ベルト61を加熱する加熱源60Cを内蔵している。加熱ローラー62は、例えば、ハロゲンヒーターであり、アルミニウム等から形成された円筒状の芯金における外周面をPTFEでコーティングした樹脂層で被覆された構成である。
加熱源60Cの温度は、制御部100によって制御される。加熱源60Cによって加熱ローラー62が加熱され、その結果、定着ベルト61が加熱される。
上加圧ローラー63は、例えば鉄等の金属から形成された中実の芯金を、弾性層631で被服したものである。弾性層631の材質として、例えば、耐熱性のシリコンゴムを用いることができる。また、弾性層631として、耐熱性のシリコンゴムを、低摩擦で耐熱性樹脂であるPTFEでコーティングした樹脂層で被覆した構成とすることができる。上加圧ローラー63は、定着ベルト61を介して下加圧ローラー65に圧接される。
本実施の形態では、上加圧ローラー63は、駆動源としての第1モーター64に接続されている。具体的には、図3に示すように、上加圧ローラー63の回転軸に設けられたギヤ632が中間ギヤ642に噛み合い、かかる中間ギヤ642が第1モーター64のギヤ641に噛み合うことで、第1モーター64の駆動力が上加圧ローラー63に伝達されるようになっている。
下側定着部60Bは、裏面側支持部材である下加圧ローラー65を有する(ローラー加圧方式)。下加圧ローラー65は、PI(ポリイミド)からなる基材層の外周面を弾性層651で被服したものである。弾性層651の材質として、例えば、耐熱性のシリコンゴムを用いることができる。また、弾性層651として、耐熱性のシリコンゴムを、表面離型層としてPFAチューブの樹脂層で被覆した構成とすることができる。
下加圧ローラー65には、ハロゲンヒーター等の加熱源65Aが内蔵されている。この加熱源65Aが発熱することにより、下加圧ローラー65は加熱される。制御部100は、加熱源65Aに供給する電力を制御し、下加圧ローラー65を所定温度に制御する。
下加圧ローラー65は、定着ベルト61を介して上加圧ローラー63に所定の定着荷重で圧接される。このようにして、上加圧ローラー63および定着ベルト61と下加圧ローラー65との間には、用紙Sを狭持して搬送する定着ニップNPが形成される。
本実施の形態では、下加圧ローラー65は、駆動源としての第2モーター66に接続されている。具体的には、図3に示すように、下加圧ローラー65の回転軸に設けられたギヤ652が中間ギヤ662に噛み合い、かかる中間ギヤ662が第2モーター66のギヤ661に噛み合うことで、第2モーター66の駆動力が下加圧ローラー65に伝達されるようになっている。
制御部100は、駆動源としての第1モーター64および第2モーター66の駆動制御(例えば、回転のオン/オフ、周速度等の制御)を行う。かかる制御内容については後述する。
定着部60において、上側定着部60A、下側定着部60Bおよび加熱源60Cは、定着ニップNPで用紙Sを加熱、加圧しながら搬送することにより、未定着のトナー像を用紙S上に定着させる。エア分離ユニット60D(図1参照)は、定着ニップNPを通過した用紙Sの先端にエアを吹き付けることにより、定着ベルト61から用紙Sを分離させる。これにより、定着ニップNPを通過した用紙Sが定着ベルト61の表面に巻き付いて分離せず、巻き付きジャム等を発生させることを防止することができる。
ところで、画像形成部40によって用紙Sに形成されたトナー像の光沢制御を定着部60によって行う場合、(1)定着ニップNPの荷重を制御すること、(2)定着ニップNPにおける用紙Sの搬送速度を制御すること、または(3)定着ニップNPにおける定着温度を制御すること、が考えられる。
しかしながら、上記(1)の制御では、トナー像の光沢を上げるために定着ニップNPでの荷重を高めると、定着ニップNPを形成する定着部材すなわち下加圧ローラー65、上加圧ローラー63および定着ベルト61等の耐久性能が低下するという問題がある。
また、上記(2)の制御では、トナー像の光沢を上げるために定着ニップNPでの用紙搬送速度を下げると、生産性が低下する問題がある。
さらに、上記(3)の制御では、トナー像の光沢を上げるために定着ニップNPでの定着温度を高くすると、用紙S上のトナーが定着ベルト61等にオフセットする等により、画像ノイズが発生しやすい問題がある。
このような実情に鑑みて、本実施の形態では、定着部60の構成として、上側および下側の加圧ローラー63,65間で、各弾性層631,651における硬度差を持たせている。また、本実施の形態では、かかるローラー対63,65における駆動源を、上側ローラー駆動と下側ローラー駆動とに切り替えることによって、定着ニップNPのニップ幅を変化させることで、用紙S上のトナー像の光沢を制御する。
各ローラー63,65における硬度差を実現するため、本実施の形態では、上加圧ローラー63のローラー面を形成する弾性層631は、下加圧ローラー65のローラー面を形成する弾性層651よりも厚い構成となっている。すなわち、下加圧ローラー65の弾性層651は、上加圧ローラー63の弾性層631よりも薄く被覆されている(図3参照)。
以下、図4を参照して、定着ニップNPのニップ幅を変化させて光沢を制御する原理について説明する。図4Aは下側ローラー駆動の場合、図4Bは上側ローラー駆動の場合の定着ニップの変形状態を各々示す。
第2モーター66で下加圧ローラー65を駆動する下側ローラー駆動の場合は、圧接状態にある下加圧ローラー65の回転により、ソフトローラーである上加圧ローラー63の弾性層631が搬送方向下流側(定着ニップNPの出口側)に引っ張られるように応力が生じる。かかる応力により、定着ニップNPの出口側における上加圧ローラー63の弾性層631(ゴム層)が下加圧ローラー65に引きつられるように変形し、図4Aに示すように、定着ニップNPのニップ幅は、各ローラー63,65の停止時における幅W1から幅(W1+W2)に変化する。すなわち、定着ニップNPのニップ幅は、W2の分だけ増える。したがって、下側ローラー駆動の場合、定着ニップNPを通過した用紙S上のトナー像の光沢は、相対的に高くなる。
他方、第1モーター64で上加圧ローラー63を駆動する上側ローラー駆動の場合、下加圧ローラー65はハードローラーであるため、圧接された上加圧ローラー63が駆動回転しても、図4Bに示すように、下加圧ローラー65の弾性層651(ゴム層)は殆ど変形しない。また、下加圧ローラー65は上加圧ローラー63に従動しているだけなので、上加圧ローラー63を下加圧ローラー65側に引っ張る力も生じない。このため、上側ローラー駆動の場合、定着ニップNPのニップ幅は、各ローラー63,65の停止時における幅W1から殆ど変化しない。したがって、上側ローラー駆動の場合、定着ニップNPを通過した用紙S上のトナー像の光沢は、下側ローラーの場合よりも低くなる。
したがって、本実施の形態では、用紙S上のトナー像の光沢を低くする低光沢モードの場合、制御部100は、定着行程において、第1モーター64の回転をオンとして上加圧ローラー63を駆動する上側ローラー駆動を実行し、上加圧ローラー63を図中時計方向に回転させる。上加圧ローラー63が図中時計方向に駆動回転すると、定着ベルト61および加熱ローラー62が図中時計回り方向に従動回転するとともに、下加圧ローラー65は、図中反時計方向に従動回転する(図4B参照)。
他方、用紙S上のトナー像の光沢を高くする高光沢モードの場合、制御部100は、定着行程において、第2モーター66の回転をオンとして下加圧ローラー65を駆動する下側ローラー駆動を実行し、下加圧ローラー65を図中反時計方向に回転させる。下加圧ローラー65が図中反時計方向に駆動回転すると、定着ベルト61、上加圧ローラー63、および加熱ローラー62は、図中時計回り方向に従動回転する。かかる下側ローラー駆動の場合、図4Aで上述したように、定着ニップNPのニップ幅がW2の分だけ増えるので、定着ニップNPを通過した用紙S上のトナー像の光沢を高めることができる。
光沢の高低の選択、すなわち高光沢モードと低光沢モードとの切り替えは、制御部100が、トナー像の光沢の高低を操作表示部20や外部機器のディスプレイ等に選択可能に表示し、かかる選択結果により駆動源による駆動対象を切替えるようにすることができる。例えば、制御部100は、トナー像の光沢度をユーザーの好みによって調整できる光沢制御モードの画面を表示部21等に表示し、高光沢モードと低光沢モードの2つのボタンのいずれかを操作部22等で選択できるようにする。そして、定着行程において、制御部100は、高光沢モードが選択された場合は下側ローラー駆動とし、低光沢モードが選択された場合には上側ローラー駆動とするように定着部60の駆動源を駆動制御する。画像形成装置1では、このような制御を行うことで、ユーザーの好みに合わせた光沢を有する画像を容易に得ることが可能となる。
また、光沢の高低の選択(高光沢モードと低光沢モードとの切り替え)の別の方法として、用紙Sの紙種により自動的に駆動源による駆動対象を切替える制御方法にしてもよい。例えば、一般的に非コート紙は低光沢、コート紙は高光沢が好まれる場合が多い。このため、制御部100は、印刷ジョブの実行時に、使用される用紙Sとして非コート紙が選択された場合は上側ローラー駆動とし、コート紙が選択された場合は下側ローラー駆動とするように定着部60の駆動源を自動的に選択または切り替えて駆動制御する。画像形成装置1では、このような制御を行うことで、紙種ごとに望ましい光沢を有する画像を得ることが可能となる。
また、上述した実施の形態では、駆動源として、上加圧ローラー63、下加圧ローラー65のそれぞれにモーター(64,66)を設ける構成とした。他の構成として、1つのモーターを使用し、制御部100でギヤの連結状態を切り替えることによって、かかる単体のモーターで駆動される駆動対象を上加圧ローラー63又は下加圧ローラー65のいずれかに切り替える構成としてもよい。
また、上述した実施の形態では、駆動源による駆動対象を、上加圧ローラー63または下加圧ローラー65のいずれか一方のみとした。他の構成として、駆動源による駆動対象を上加圧ローラー63または下加圧ローラー65の両方とし、高光沢モードの場合に上加圧ローラー63と下加圧ローラー65の駆動力に差が生じるように駆動制御してもよい。具体的には、制御部100は、低光沢モードの場合には上加圧ローラー63と下加圧ローラー65の回転速度(線速度)が等しくなるように駆動制御し、高光沢モードの場合には下加圧ローラー65の線速度を上加圧ローラー63よりも速くするように駆動制御する。この場合も、高光沢モードにおいて定着ニップNPのニップ幅が増え、用紙S上のトナー像の光沢を高めることができる。
このように、本実施の形態によれば、耐久性能低下などの副作用を伴わずに、記録材に形成される画像の光沢を容易に制御することが可能な定着装置および画像形成装置を提供することができる。
以下、より具体的な実施例として、本発明者らが行った実験の結果を説明する。
(実施例1)
実施例1では、図3等で上述した構成(上ベルト定着方式)の画像形成装置を使用し、用紙Sを定着ニップNPに通過させて光沢度の測定を行った。
実施例1では、図3等で上述した構成(上ベルト定着方式)の画像形成装置を使用し、用紙Sを定着ニップNPに通過させて光沢度の測定を行った。
実施例1における共通の条件を以下に示す。
上加圧ローラー:外径φ90、ゴム厚20mm(アスカーC硬度30°)
下加圧ローラー:外径φ90、ゴム厚1mm(アスカーC硬度70°)
加熱ローラー:外径φ90、PTFEコート
定着ベルト:外径φ168、基体PI、表層PFAチューブ
定着ベルトのテンション:100N
各加圧ローラーの線速設定:450mm/s
使用した記録材(用紙)の紙種:PODグロスコート158g/m2
上加圧ローラー:外径φ90、ゴム厚20mm(アスカーC硬度30°)
下加圧ローラー:外径φ90、ゴム厚1mm(アスカーC硬度70°)
加熱ローラー:外径φ90、PTFEコート
定着ベルト:外径φ168、基体PI、表層PFAチューブ
定着ベルトのテンション:100N
各加圧ローラーの線速設定:450mm/s
使用した記録材(用紙)の紙種:PODグロスコート158g/m2
本発明者らは、上記の画像形成装置を使用して、用紙にトナー像(Blue画像)を形成し、かかる用紙を上加圧ローラー又は下加圧ローラーが駆動回転される定着ニップを搬送してトナー像を定着させた後、かかるトナー像の光沢度を測定した。
用紙上のトナー像の光沢度の測定は、75°光沢計「マイクログロス75°」(BYKガードナー杜製)を用い、JIS Z 8741に準拠して行った。
駆動源を第1モーター(上側ローラー駆動)とする場合は下加圧ローラーを従動とし、駆動源を第2モーター(下側ローラー駆動)とする場合は上加圧ローラーを従動とした。これら各条件において、トナー像の光沢度をそれぞれ2回ずつ測定した結果を表1に示す。
表1に示すように、用紙上のトナー像の光沢度の1回目の測定結果では、上側ローラー駆動(上駆動)の場合は71°、下側ローラー駆動(下駆動)の場合は80°となり、下駆動の方が高い光沢度が得られた。また、2回目の測定結果では、上駆動では68°、下駆動では81°となり、やはり下駆動の方が高い光沢度となった。これら2回の測定結果を平均すると、上駆動では70°、下駆動では81°となる。このように、駆動源を第1モーター(上駆動)と第2モーター(下駆動)とに切り替えることで、用紙上のトナー画像の光沢度が約10°変化する効果が得られたことが分かる。
(実施例2)
実施例1では、上加圧ローラーと下加圧ローラーの硬度差がアスカーC硬度において40°とした場合の実験であった。他方、実施例2では、上加圧ローラーと下加圧ローラーの硬度差を変えて、上述と同様に用紙のトナー像の光沢度を測定した。実施例2の測定結果を表2に示す。
実施例1では、上加圧ローラーと下加圧ローラーの硬度差がアスカーC硬度において40°とした場合の実験であった。他方、実施例2では、上加圧ローラーと下加圧ローラーの硬度差を変えて、上述と同様に用紙のトナー像の光沢度を測定した。実施例2の測定結果を表2に示す。
表2において、「×」は上駆動と下駆動とによる光沢度の差が5°以下であることを示し、「○」は、上駆動と下駆動とによる光沢度の差が10°以上であることを示す。
表2に示すように、上加圧ローラーおよび下加圧ローラーの硬度差をアスカーC硬度において20°、40°、60°に変えた場合、硬度差20°では上駆動と下駆動とによるトナー像の光沢度の差が殆ど得られず、光沢制御の効果が不十分であった。これに対して、硬度差40°および60°の場合は、上駆動と下駆動とによるトナー像の光沢度の差が10°以上あり、明確に効果が得られた。したがって、上加圧ローラーと下加圧ローラーの硬度差は、アスカーC硬度において40°以上であることが望ましい。
ただし、上加圧ローラーと下加圧ローラーの硬度差が80°よりも大きくなると、定着ニップを形成する定着部材(下加圧ローラー、上加圧ローラーおよび定着ベルト等)の耐久性能が低下しやすくなる。加えて、硬度差が80°よりも大きくなると、用紙のカールや分離不良、トナー像の定着不良などの品質不具合が発生する可能性が高まる。したがって、上加圧ローラーと下加圧ローラーの硬度差は、アスカーC硬度において80°以下、より望ましくは60°以下であることが好ましい。
上述した実施の形態および実施例は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 画像形成装置
10 画像読取部
20 操作表示部
30 画像処理部
40 画像形成部
50 用紙搬送部
60 定着部(定着装置)
60A 上側定着部
60B 下側定着部
60C,65A 加熱源
60D エア分離ユニット
61 定着ベルト
62 加熱ローラー
63 上加圧ローラー
64 第1モーター(駆動源)
65 下加圧ローラー
66 第2モーター(駆動源)
100 制御部
631 弾性層
651 弾性層
NP 定着ニップ
S 用紙(記録材)
10 画像読取部
20 操作表示部
30 画像処理部
40 画像形成部
50 用紙搬送部
60 定着部(定着装置)
60A 上側定着部
60B 下側定着部
60C,65A 加熱源
60D エア分離ユニット
61 定着ベルト
62 加熱ローラー
63 上加圧ローラー
64 第1モーター(駆動源)
65 下加圧ローラー
66 第2モーター(駆動源)
100 制御部
631 弾性層
651 弾性層
NP 定着ニップ
S 用紙(記録材)
Claims (9)
- 記録材の上面に対向する上加圧ローラーと、
前記上加圧ローラーと対向して定着ニップを形成し、前記上加圧ローラーよりも高硬度の下加圧ローラーと、
前記上加圧ローラーまたは前記下加圧ローラーの少なくとも一方を駆動する駆動源と、
前記上加圧ローラーと前記下加圧ローラーの駆動力に差が生じるように前記上加圧ローラーと前記下加圧ローラーの回転を制御することによって、前記記録材に形成されたトナー像の光沢を制御する制御部と、を備える、
定着装置。 - 前記制御部は、前記駆動源による駆動対象を、前記上加圧ローラーまたは前記下加圧ローラーのいずれかに切替えることによって、前記記録材に形成されたトナー像の光沢を制御する、
請求項1に記載の定着装置。 - 前記制御部は、
前記トナー像の光沢を高くする場合には前記下加圧ローラーを駆動し、前記トナー像の光沢を低くする場合には前記上加圧ローラーを駆動するように、前記駆動源による駆動対象を切替える、
請求項2に記載の定着装置。 - 前記制御部は、前記トナー像の光沢の高低を選択可能に表示し、該選択結果により前記駆動源による駆動対象を切替える、
請求項2または3に記載の定着装置。 - 前記制御部は、前記記録材の種類により前記駆動源による駆動対象を切替える、
請求項2または3に記載の定着装置。 - 加熱源を備えた加熱ローラーと、前記加熱ローラーおよび前記上加圧ローラーに張架される定着ベルトとを有する、
請求項1から5のいずれかに記載の定着装置。 - 前記上加圧ローラーおよび前記下加圧ローラーは、それぞれ弾性層を有し、前記下加圧ローラーの弾性層は前記上加圧ローラーの弾性層よりも薄い、
請求項1から6のいずれかに記載の定着装置。 - 前記上加圧ローラーと前記下加圧ローラーの硬度差は、アスカーC硬度において40°以上80°以下である、
請求項1から7のいずれかに記載の定着装置。 - 記録材にトナー像を形成する画像形成部と、
請求項1から8のいずれかに記載の定着装置と、
を備えた画像形成装置。
Priority Applications (1)
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-
2016
- 2016-12-12 JP JP2016240391A patent/JP2018097118A/ja active Pending
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