JP2018090463A - 熱放射性セラミック、熱放射性セラミックの製造方法および熱光起電力発電装置 - Google Patents
熱放射性セラミック、熱放射性セラミックの製造方法および熱光起電力発電装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】セラミック100は、一表面である第1面101と、第1面101の反対側の面である第2面102とを有する板状構造を有する。そして、セラミック100において、第1面101から所定の厚さを有する領域の空孔率である第1空孔率と、第2面102から所定の厚さを有する領域の空孔率である第2空孔率と、が互いに異なる。また、少なくとも第2面102に、AaRbAlcO4、AaRbGacO4、RxAlyO12、およびRxGayO12のいずれかの組成式で表される化合物を含む。ここで、AはCa、Sr、およびBaからなる群から選択される一以上の元素であり、Rはランタノイドからなる群から選択される一以上の元素である。また、aは0.9以上1.1以下であり、bは0.9以上1.1以下であり、cは0.9以上1.1以下であり、xは2.9以上3.1以下であり、yは4.9以上5.1以下である。
【選択図】図1
Description
一表面である第1面と、前記第1面の反対側の面である第2面とを有する板状構造を有し、
前記第1面から所定の厚さを有する領域の空孔率である第1空孔率と、前記第2面から所定の厚さを有する領域の空孔率である第2空孔率と、が互いに異なり、
少なくとも前記第2面に、AaRbAlcO4、AaRbGacO4、RxAlyO12、およびRxGayO12のいずれかの組成式で表される化合物を含み、
AはCa、Sr、およびBaからなる群から選択される一以上の元素であり、
Rはランタノイドからなる群から選択される一以上の元素であり、
aは0.9以上1.1以下であり、bは0.9以上1.1以下であり、cは0.9以上1.1以下であり、xは2.9以上3.1以下であり、yは4.9以上5.1以下である。
波長選択性のある熱放射特性を有し、
第1面から所定の厚さの領域における空孔率である第1空孔率と、前記第1面とは反対側の面である第2面から所定の厚さの領域における空孔率である第2空孔率と、が互いに異なる。
一表面である第1面と、前記第1面の反対側の面である第2面とを有する板状構造を有する熱放射性セラミックであって、
第1の領域と第2の領域とを有し、
前記第1の領域の空孔率は第1空孔率であり、
前記第2の領域の空孔率は、前記第1空孔率とは異なる第2空孔率であり、
前記板状構造の一面を構成する第1面から前記第1の領域までの厚さ方向における距離が、前記第1面から前記第2の領域までの厚さ方向における距離よりも小さい。
第1面を構成する第1層と、
前記第1面とは反対側の第2面を構成し、かつ、前記第1層とは材料が異なる第2層とを含み、
前記第2層は、AaRbAlcO4、AaRbGacO4、RxAlyO12、およびRxGayO12のいずれかの組成式で表される化合物を含み、
AはCa、Sr、およびBaからなる群から選択される一以上の元素であり、
Rはランタノイドからなる群から選択される一以上の元素であり、
aは0.9以上1.1以下であり、bは0.9以上1.1以下であり、cは0.9以上1.1以下であり、xは2.9以上3.1以下であり、yは4.9以上5.1以下である。
上記の熱放射性セラミックと、
当該熱放射性セラミックから放射された赤外線を電力に変換する光電変換セルとを備える。
一次粒子を成形型に導入して第1の圧力でプレス成形する工程と、
前記成形型に前記一次粒子をさらに導入し、前記第1の圧力とは異なる第2の圧力でプレス成形する工程とを含む。
一次粒子を成形型に導入して圧力でプレス成形して成形体を得る工程と、
前記成形体を焼結する工程とを含み、
前記焼結する工程では、前記成形体の第1面の温度と前記成形体の前記第1面とは反対側の第2面の温度とを互いに異なる状態にして焼結する。
第1の一次粒子を成形型に導入して成形する工程と、
前記成形型に第2の一次粒子をさらに導入して成形する工程とを含み、
前記第1の一次粒子と前記第2の一次粒子とは材料が互いに異なる。
図1は、第1の実施形態に係るセラミック100の構成を例示する断面図である。本実施形態に係るセラミック100は、一表面である第1面101と、第1面101の反対側の面である第2面102とを有する板状構造を有する。そして、セラミック100において、第1面101から所定の厚さを有する領域の空孔率である第1空孔率と、第2面102から所定の厚さを有する領域の空孔率である第2空孔率と、が互いに異なる。また、少なくとも第2面102に、AaRbAlcO4、AaRbGacO4、RxAlyO12、およびRxGayO12のいずれかの組成式で表される化合物を含む。ここで、AはCa、Sr、およびBaからなる群から選択される一以上の元素であり、Rはランタノイドからなる群から選択される一以上の元素である。また、aは0.9以上1.1以下であり、bは0.9以上1.1以下であり、cは0.9以上1.1以下であり、xは2.9以上3.1以下であり、yは4.9以上5.1以下である。
空孔率=1−(セラミックの実密度/セラミックの理論密度)
図4は、第2の実施形態に係るセラミック100の構成および空孔率分布を例示する図である。本実施形態に係るセラミック100は、空孔率が厚さ方向に傾斜している点を除いて第1の実施形態に係るセラミック100と同じである。具体的には、セラミック100では第1面101から第2面102に向かって、空孔率が漸次増加している。以下に詳しく説明する。
図5は、第3の実施形態に係るセラミック100の構造を例示する断面図である。本実施形態に係るセラミック100は、以下に説明する点を除いて第1の実施形態および第2の実施形態の少なくともいずれかに係るセラミック100と同じである。
図6は、第4の実施形態に係るセラミック100の構造を例示する断面図である。本実施形態に係るセラミック100は、以下に説明する点を除いて第1の実施形態に係るセラミック100と同じである。
1−1. 一表面である第1面と、前記第1面の反対側の面である第2面とを有する板状構造を有し、
前記第1面から所定の厚さを有する領域の空孔率である第1空孔率と、前記第2面から所定の厚さを有する領域の空孔率である第2空孔率と、が互いに異なり、
少なくとも前記第2面に、AaRbAlcO4、AaRbGacO4、RxAlyO12、およびRxGayO12のいずれかの組成式で表される化合物を含み、
AはCa、Sr、およびBaからなる群から選択される一以上の元素であり、
Rはランタノイドからなる群から選択される一以上の元素であり、
aは0.9以上1.1以下であり、bは0.9以上1.1以下であり、cは0.9以上1.1以下であり、xは2.9以上3.1以下であり、yは4.9以上5.1以下である熱放射性セラミック。
1−2. 波長選択性のある熱放射特性を有し、
第1面から所定の厚さの領域における空孔率である第1空孔率と、前記第1面とは反対側の面である第2面から所定の厚さの領域における空孔率である第2空孔率と、が互いに異なる熱放射性セラミック。
1−3. 一表面である第1面と、前記第1面の反対側の面である第2面とを有する板状構造を有する熱放射性セラミックであって、
第1の領域と第2の領域とを有し、
前記第1の領域の空孔率は第1空孔率であり、
前記第2の領域の空孔率は、前記第1空孔率とは異なる第2空孔率であり、
前記板状構造の一面を構成する第1面から前記第1の領域までの厚さ方向における距離が、前記第1面から前記第2の領域までの厚さ方向における距離よりも小さい、熱放射性セラミック。
1−4. 1−1.から1−3.のいずれか一つに記載の熱放射性セラミックにおいて、
800nm以上1100nm以下の波長領域における放射強度の最大値が、1100nmより長波長側の波長領域における放射強度の2倍以上である熱放射性セラミック。
1−5. 1−1.から1−4.のいずれか一つに記載の熱放射性セラミックにおいて、
前記第1空孔率は0.5%以上10%以下であり、かつ、前記第2空孔率は25%以上50%以下である熱放射性セラミック。
1−6. 1−1.から1−5.のいずれか一つに記載の熱放射性セラミックにおいて、
第1層と第2層とを含み、
前記第1層の一面が前記第1面であり、前記第2層の一面が前記第2面である熱放射性セラミック。
1−7. 1−6.に記載の熱放射性セラミックにおいて、
前記第1層は前記第2層よりも厚い熱放射性セラミック。
1−8. 1−1.から1−5.のいずれか一つに記載の熱放射性セラミックにおいて、
前記第1面から前記第2面に向かって、空孔率が漸次増加している熱放射性セラミック。
1−9. 第1面を構成する第1層と、
前記第1面とは反対側の第2面を構成し、かつ、前記第1層とは材料が異なる第2層とを含み、
前記第2層は、AaRbAlcO4、AaRbGacO4、RxAlyO12、およびRxGayO12のいずれかの組成式で表される化合物を含み、
AはCa、Sr、およびBaからなる群から選択される一以上の元素であり、
Rはランタノイドからなる群から選択される一以上の元素であり、
aは0.9以上1.1以下であり、bは0.9以上1.1以下であり、cは0.9以上1.1以下であり、xは2.9以上3.1以下であり、yは4.9以上5.1以下である熱放射性セラミック。
1−10. 1−9.に記載の熱放射性セラミックにおいて、
前記第1層は、前記第2層よりも薄い熱放射性セラミック。
1−11. 1−9.または1−10.に記載の熱放射性セラミックにおいて、
前記第1層の、可視または近赤外領域において発光準位を有するランタノイドの含有率が1at%以下である熱放射性セラミック。
1−12. 1−9.から1−11.のいずれか一つに記載の熱放射性セラミックにおいて、
前記第1層及び前記第2層はいずれもガーネット型構造を有する結晶を含む熱放射性セラミック。
1−13. 1−1.から1−12.のいずれか一つに記載の熱放射性セラミックにおいて、
前記第1面が熱源に対向する熱放射性セラミック。
1−14. 1−1.から1−13.のいずれか一つに記載の熱放射性セラミックと、
当該熱放射性セラミックから放射された赤外線を電力に変換する光電変換セルとを備える熱光起電力発電装置。
2−1. セラミックと、
前記セラミックから放射された赤外線を電力に変換する光電変換セルとを備え、
前記セラミックは、一表面である第1面と、前記第1面の反対側の面である第2面とを有する板状構造を有し、
前記セラミックの前記第1面から所定の厚さを有する領域の空孔率である第1空孔率と、前記第2面から所定の厚さを有する領域の空孔率である第2空孔率と、が互いに異なり、
前記セラミックは、少なくとも前記第2面に、AaRbAlcO4、AaRbGacO4、RxAlyO12、およびRxGayO12のいずれかの組成式で表される化合物を含み、
AはCa、Sr、およびBaからなる群から選択される一以上の元素であり、
Rはランタノイドからなる群から選択される一以上の元素であり、
aは0.9以上1.1以下であり、bは0.9以上1.1以下であり、cは0.9以上1.1以下であり、xは2.9以上3.1以下であり、yは4.9以上5.1以下である熱光起電力発電装置。
2−2. セラミックと、
前記セラミックから放射された赤外線を電力に変換する光電変換セルとを備え、
前記セラミックは波長選択性のある熱放射特性を有し、
前記セラミックの第1面から所定の厚さの領域における空孔率である第1空孔率と、前記第1面とは反対側の面である第2面から所定の厚さの領域における空孔率である第2空孔率と、が互いに異なる熱光起電力発電装置。
2−3. セラミックと、
前記セラミックから放射された赤外線を電力に変換する光電変換セルとを備え、
前記セラミックは
一表面である第1面と、前記第1面の反対側の面である第2面とを有する板状構造を有する熱放射性セラミックであって、
第1の領域と第2の領域とを有し、
前記第1の領域の空孔率は第1空孔率であり、
前記第2の領域の空孔率は、前記第1空孔率とは異なる第2空孔率であり、
前記板状構造の一面を構成する第1面から前記第1の領域までの厚さ方向における距離が、前記第1面から前記第2の領域までの厚さ方向における距離よりも小さい熱光起電力発電装置。
2−4. 2−1.から2−3.のいずれか一つに記載の熱光起電力発電装置において、
前記セラミックの、800nm以上1100nm以下の波長領域における放射強度の最大値が、1100nmより長波長側の波長領域における放射強度の2倍以上である熱光起電力発電装置。
2−5. 2−1.から2−4.のいずれか一つに記載の熱光起電力発電装置において、
前記第1空孔率は0.5%以上10%以下であり、かつ、前記第2空孔率は25%以上50%以下である熱光起電力発電装置。
2−6. 2−1.から2−5.のいずれか一つに記載の熱光起電力発電装置において、
前記セラミックは第1層と第2層とを含み、
前記第1層の一面が前記第1面であり、前記第2層の一面が前記第2面である熱光起電力発電装置。
2−7. 2−6.に記載の熱光起電力発電装置において、
前記第1層は前記第2層よりも厚い熱光起電力発電装置。
2−8. 2−1.から2−5.のいずれか一つに記載の熱光起電力発電装置において、
前記第1面から前記第2面に向かって、前記セラミックの空孔率が漸次増加している熱光起電力発電装置。
2−9. セラミックと、
前記セラミックから放射された赤外線を電力に変換する光電変換セルとを備え、
前記セラミックは、
第1面を構成する第1層と、
前記第1面とは反対側の第2面を構成し、かつ、前記第1層とは材料が異なる第2層とを含み、
前記第2層は、AaRbAlcO4、AaRbGacO4、RxAlyO12、およびRxGayO12のいずれかの組成式で表される化合物を含み、
AはCa、Sr、およびBaからなる群から選択される一以上の元素であり、
Rはランタノイドからなる群から選択される一以上の元素であり、
aは0.9以上1.1以下であり、bは0.9以上1.1以下であり、cは0.9以上1.1以下であり、xは2.9以上3.1以下であり、yは4.9以上5.1以下である熱光起電力発電装置。
2−10. 2−9.に記載の熱光起電力発電装置において、
前記第1層は、前記第2層よりも薄い熱光起電力発電装置。
2−11. 2−9.または2−10.に記載の熱光起電力発電装置において、
前記第1層の、可視または近赤外領域において発光準位を有するランタノイドの含有率が1at%以下である熱光起電力発電装置。
2−12. 2−9.から2−11.のいずれか一つに記載の熱光起電力発電装置において、
前記第1層及び前記第2層はいずれもガーネット型構造を有する結晶を含む熱光起電力発電装置。
2−13. 2−1.から2−12.のいずれか一つに記載の熱光起電力発電装置において、
前記第1面が熱源に対向する熱光起電力発電装置。
3−1. 一次粒子を成形型に導入して第1の圧力でプレス成形する工程と、
前記成形型に前記一次粒子をさらに導入し、前記第1の圧力とは異なる第2の圧力でプレス成形する工程とを含む熱放射性セラミックの製造方法。
3−2. 一次粒子を成形型に導入して圧力でプレス成形して成形体を得る工程と、
前記成形体を焼結する工程とを含み、
前記焼結する工程では、前記成形体の第1面の温度と前記成形体の前記第1面とは反対側の第2面の温度とを互いに異なる状態にして焼結する熱放射性セラミックの製造方法。
3−3. 3−1.または3−2.に記載の熱放射性セラミックの製造方法において、
前記一次粒子は、AaRbAlcO4、AaRbGacO4、RxAlyO12、およびRxGayO12のいずれかの組成式で表される化合物を含み、
AはCa、Sr、およびBaからなる群から選択される一以上の元素であり、
Rはランタノイドからなる群から選択される一以上の元素であり、
aは0.9以上1.1以下であり、bは0.9以上1.1以下であり、cは0.9以上1.1以下であり、xは2.9以上3.1以下であり、yは4.9以上5.1以下である熱放射性セラミックの製造方法。
3−4. 第1の一次粒子を成形型に導入して成形する工程と、
前記成形型に第2の一次粒子をさらに導入して成形する工程とを含み、
前記第1の一次粒子と前記第2の一次粒子とは材料が互いに異なる熱放射性セラミックの製造方法。
3−5. 3−4.に記載の熱放射性セラミックの製造方法において、
前記第2の一次粒子は、AaRbAlcO4、AaRbGacO4、RxAlyO12、およびRxGayO12のいずれかの組成式で表される化合物を含み、
AはCa、Sr、およびBaからなる群から選択される一以上の元素であり、
Rはランタノイドからなる群から選択される一以上の元素であり、
aは0.9以上1.1以下であり、bは0.9以上1.1以下であり、cは0.9以上1.1以下であり、xは2.9以上3.1以下であり、yは4.9以上5.1以下である熱放射性セラミックの製造方法。
3−6. 3−4.または3−5.に記載の熱放射性セラミックの製造方法において、
前記成形型に導入する前記第1の一次粒子の体積は、前記第2の一次粒子の体積よりも小さい熱放射性セラミックの製造方法。
3−7. 3−4.から3−6.のいずれか一つに記載の熱放射性セラミックの製造方法において、
前記第1の一次粒子及び前記第2の一次粒子はいずれもガーネット型構造を有する結晶を含む熱放射性セラミックの製造方法。
11 第1層
12 第1層
13 第2層
14 低空孔率層
16 第1の領域
17 第2の領域
20 光電変換セル
101 第1面
102 第2面
200 熱光起電力発電装置
Claims (17)
- 一表面である第1面と、前記第1面の反対側の面である第2面とを有する板状構造を有し、
前記第1面から所定の厚さを有する領域の空孔率である第1空孔率と、前記第2面から所定の厚さを有する領域の空孔率である第2空孔率と、が互いに異なり、
少なくとも前記第2面に、AaRbAlcO4、AaRbGacO4、RxAlyO12、およびRxGayO12のいずれかの組成式で表される化合物を含み、
AはCa、Sr、およびBaからなる群から選択される一以上の元素であり、
Rはランタノイドからなる群から選択される一以上の元素であり、
aは0.9以上1.1以下であり、bは0.9以上1.1以下であり、cは0.9以上1.1以下であり、xは2.9以上3.1以下であり、yは4.9以上5.1以下である熱放射性セラミック。 - 波長選択性のある熱放射特性を有し、
第1面から所定の厚さの領域における空孔率である第1空孔率と、前記第1面とは反対側の面である第2面から所定の厚さの領域における空孔率である第2空孔率と、が互いに異なる熱放射性セラミック。 - 一表面である第1面と、前記第1面の反対側の面である第2面とを有する板状構造を有する熱放射性セラミックであって、
第1の領域と第2の領域とを有し、
前記第1の領域の空孔率は第1空孔率であり、
前記第2の領域の空孔率は、前記第1空孔率とは異なる第2空孔率であり、
前記板状構造の一面を構成する第1面から前記第1の領域までの厚さ方向における距離が、前記第1面から前記第2の領域までの厚さ方向における距離よりも小さい、熱放射性セラミック。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の熱放射性セラミックにおいて、
800nm以上1100nm以下の波長領域における放射強度の最大値が、1100nmより長波長側の波長領域における放射強度の2倍以上である熱放射性セラミック。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の熱放射性セラミックにおいて、
前記第1空孔率は0.5%以上10%以下であり、かつ、前記第2空孔率は25%以上50%以下である熱放射性セラミック。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の熱放射性セラミックにおいて、
第1層と第2層とを含み、
前記第1層の一面が前記第1面であり、前記第2層の一面が前記第2面である熱放射性セラミック。 - 請求項6に記載の熱放射性セラミックにおいて、
前記第1層は前記第2層よりも厚い熱放射性セラミック。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の熱放射性セラミックにおいて、
前記第1面から前記第2面に向かって、空孔率が漸次増加している熱放射性セラミック。 - 第1面を構成する第1層と、
前記第1面とは反対側の第2面を構成し、かつ、前記第1層とは材料が異なる第2層とを含み、
前記第2層は、AaRbAlcO4、AaRbGacO4、RxAlyO12、およびRxGayO12のいずれかの組成式で表される化合物を含み、
AはCa、Sr、およびBaからなる群から選択される一以上の元素であり、
Rはランタノイドからなる群から選択される一以上の元素であり、
aは0.9以上1.1以下であり、bは0.9以上1.1以下であり、cは0.9以上1.1以下であり、xは2.9以上3.1以下であり、yは4.9以上5.1以下である熱放射性セラミック。 - 請求項9に記載の熱放射性セラミックにおいて、
前記第1層は、前記第2層よりも薄い熱放射性セラミック。 - 請求項9または10に記載の熱放射性セラミックにおいて、
前記第1層の、可視または近赤外領域において発光準位を有するランタノイドの含有率が1at%以下である熱放射性セラミック。 - 請求項9から11のいずれか一項に記載の熱放射性セラミックにおいて、
前記第1層及び前記第2層はいずれもガーネット型構造を有する結晶を含む熱放射性セラミック。 - 請求項1から12のいずれか一項に記載の熱放射性セラミックにおいて、
前記第1面が熱源に対向する熱放射性セラミック。 - 請求項1から13のいずれか一項に記載の熱放射性セラミックと、
当該熱放射性セラミックから放射された赤外線を電力に変換する光電変換セルとを備える熱光起電力発電装置。 - 一次粒子を成形型に導入して第1の圧力でプレス成形する工程と、
前記成形型に前記一次粒子をさらに導入し、前記第1の圧力とは異なる第2の圧力でプレス成形する工程とを含む熱放射性セラミックの製造方法。 - 一次粒子を成形型に導入して圧力でプレス成形して成形体を得る工程と、
前記成形体を焼結する工程とを含み、
前記焼結する工程では、前記成形体の第1面の温度と前記成形体の前記第1面とは反対側の第2面の温度とを互いに異なる状態にして焼結する熱放射性セラミックの製造方法。 - 第1の一次粒子を成形型に導入して成形する工程と、
前記成形型に第2の一次粒子をさらに導入して成形する工程とを含み、
前記第1の一次粒子と前記第2の一次粒子とは材料が互いに異なる熱放射性セラミックの製造方法。
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