JP2018088669A - 投影画像歪補正装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】投影する際の画像(映像)の反射の有無にかかわらず歪みおよび反転のない画像を得ることができる投影画像歪補正装置および方法を提供すること。【解決手段】車載システムは、第1の較正画像を投影して得られる投影画像に基づいて、投影による画像の反転状態を判定する反転状態判定部100と、第2の較正画像を投影して得られる投影画像と反転状態に基づいて、表示対象画像と投影画像との間の構成画素対応関係を判定する対応関係判定部102と、投影画像において歪のない表示領域を確保するために必要なフレームバッファ114内の描画範囲を、歪補正領域として決定する歪補正領域決定部104と、表示対象画像を歪のない表示領域に投影するために、表示対象画像をフレームバッファ114内の歪補正領域に対応させる変換処理に必要な変換則を決定する変換則決定部106とを備えている。【選択図】図2
Description
本発明は、車両等に搭載されてフロントガラス等に投影された投影画像の歪みを補正する投影画像歪補正装置および方法に関する。
従来から、プロジェクタからスクリーンに投影された映像の歪みを補正し、歪みのない映像を得ることができる映像投影装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この映像投影装置では、投影時に歪がないように事前に逆の歪みを与えるための補正データを算出し、画像を投影する際にこの補正データに基づいて画像の補正を行っている。
ところで、上述した特許文献1に開示された映像投影装置では、プロジェクタから投影された映像を直接スクリーンに投影することを前提としているため、例えば、車両のダッシュボード内に収容された投影部から投影された映像を1あるいは複数回折り返しミラーで反射させた後にフロントガラス等に投影するような場合には、これらの折り返しミラーの数や配置に応じて映像の上下あるいは左右が反転してしまい、プロジェクタから投影された映像とフロントガラスに到達した映像との正確な対応付けができなくなるため、フロントガラス上の映像が上下あるいは左右に反転してしまい、正しい映像が得られなくなる。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、投影する際の画像(映像)の反射の有無にかかわらず歪みおよび反転のない画像を得ることができる投影画像歪補正装置および方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の投影画像歪補正装置は、第1の較正画像を投影して得られる投影画像に基づいて、投影による画像の反転状態を判定する反転状態判定手段と、第2の較正画像を投影して得られる投影画像と反転状態に基づいて、表示対象画像と投影画像との間の構成画素対応関係を判定する対応関係判定手段と、投影画像において歪のない表示領域を確保するために必要なフレームバッファ内の描画範囲を、歪補正領域として決定する歪補正領域決定手段と、表示対象画像を歪のない表示領域に投影するために、表示対象画像をフレームバッファ内の歪補正領域に対応させる変換処理に必要な変換則を決定する変換則決定手段とを備えている。
また、本発明の投影画像歪補正方法は、第1の較正画像を投影して得られる投影画像に基づいて、投影による画像の反転状態を反転状態判定手段によって判定するステップと、第2の較正画像を投影して得られる投影画像と反転状態に基づいて、表示対象画像と投影画像との間の構成画素対応関係を対応関係判定手段によって判定するステップと、投影画像において歪のない表示領域を確保するために必要なフレームバッファ内の描画範囲を、歪補正領域として歪補正領域決定手段によって決定するステップと、表示対象画像を歪のない表示領域に投影するために、表示対象画像をフレームバッファ内の歪補正領域に対応させる変換処理に必要な変換則を変換則決定手段によって決定するステップとを有している。
決定した変換則を用いて表示対象画像を歪補正領域に対応させることにより、歪および反転のない投影画像を表示領域に投影することが可能となる。
また、上述した歪補正領域に含まれないフレームバッファ内の領域には、投影光を遮断する画素値が格納されることが望ましい。これにより、歪となって見える部分を遮光することで、歪のない投影画像を表示することが可能となる。
また、上述した表示領域の外周枠は、投影画像全体の外周枠に内接することが望ましい。これにより、歪のない最大面積の投影画像を表示することが可能となる。
また、上述した表示領域の外周枠は矩形形状を有し、この矩形形状が表示対象画像の形状と相似形を有していることが望ましい。これにより、表示領域に所望の表示内容の画像を投影するために、矩形形状の表示領域と同じ形状の表示対象画像を用意すればよいため、表示対象画像の作成が容易となる。
また、上述した表示領域の外周枠は、投影画像全体の外周枠とこの投影画像の投影先となるスクリーン領域との重複範囲と相似形を有していることが望ましい。これにより、投影可能な領域を最大限有効利用することができ、表示対象となる情報量を増やすことが可能となる。
また、上述した第1の較正画像は、反転の前後で異なる位置に配置された第1の指標を含む矩形形状を有することが望ましい。これにより、確実に、画像の反転状態を判定することが可能となる。
また、上述した第2の較正画像は、所定間隔で規則的に配置された第2の指標を含む矩形形状を有することが望ましい。これにより、確実に、生成画像と投影画像との間の構成画素対応関係を判定することが可能となる。
また、上述した第1および第2の較正画像を投影して得られる投影画像を撮像する撮像手段をさらに備え、撮像手段による撮像によって得られた撮像画像に基づいて、反転状態判定手段および対応関係判定手段による判定が行われることが望ましい。投影画像を撮像手段で撮像した結果に基づいて変換則を決定することができるため、投影の際に用いられる光学系の構成を考慮することなく、汎用性を持たせることが可能となる。
また、上述した変換則を格納する変換則格納手段と、変換則格納手段に格納された変換則を用いて、表示対象画像に対して変換処理を行う歪補正変換手段と、歪補正変換手段によって変換処理されてフレームバッファ内の投影範囲内に格納された画像を投影する投影手段とをさらに備えることが望ましい。これにより、入力された表示対象画像に対して変換則を用いた変換処理を行うだけの簡単な処理により、歪や反転のない投影画像を表示することができる。
また、投影画像歪補正装置は、車両に搭載されており、上述した撮像手段は、変換則格納手段に変換則が格納された後に、車両から取り外されることが望ましい。あるいは、投影画像歪補正装置は、車両に搭載されており、上述した反転状態判定手段、対応関係判定手段、歪補正領域決定手段、変換則決定手段は、変換則格納手段に変換則が格納された後に、車両から取り外されることが望ましい。変換則を決定する処理を行った後は、この変換則を決定するために用いられた構成が不要になるためこれを取り外すことにより、実際の稼働時において表示対象画像を投影するために必要な構成を簡素化することができる。
以下、本発明の投影画像歪補正装置を適用した車載システムについて、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の車載システムの構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態の車載システムは、車載装置10、ヘッドアップディスプレイ(HUD)20、カメラ30、フロントガラス40を含んで構成されている。
図1は、第1の実施形態の車載システムの構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態の車載システムは、車載装置10、ヘッドアップディスプレイ(HUD)20、カメラ30、フロントガラス40を含んで構成されている。
車載装置10は、投影したい生成画像(表示対象画像)を出力する。例えば、経路誘導動作中に右左折を指示する交差点案内画像を生成画像として出力する場合には、ナビゲーション装置が車載装置10に該当する。また、車速やエンジン回転数を含む画像を生成画像として出力する場合には、これらの画像を生成するエンジン制御装置等が車載装置10に該当する。以下の説明では、投影によって表示したいこの生成画像を「表示対象画像」と称するものとする。また、「投影画像」は、特に断りがない場合には、投影された画像を意味するものとする。
ヘッドアップディスプレイ20は、カメラ30とともに本実施形態の投影画像歪補正装置を構成しており、カメラ30による撮像によって得られた画像に基づいて、入力される表示対象画像をそのまま投影した際に投影画像に含まれる歪を除去するために必要な変換則を決定してルックアップテーブルLUTの形式で格納する動作(この動作を「歪補正準備動作」と称する)と、このルックアップテーブルを用いて、表示対象画像に対して歪除去のための変換処理を行って歪のない画像を投影する動作(この動作を「歪補正投影動作」と称する)を行う。このヘッドアップディスプレイ20は、フロントガラス40に向けて画像を投影する。
カメラ30は、運転者の視点位置に設置されており、フロントガラス40を通して見える投影画像の虚像Vを撮像する。上述した歪補正準備動作においては、このカメラ30が用いられ、撮像結果がヘッドアップディスプレイ20に入力される。一方、上述した歪補正投影動作においては、このカメラ30が取り除かれ、運転者がフロントガラス40を通して、歪のない虚像Vを見ることができる。
図2は、第1の実施形態のヘッドアップディスプレイ20の構成を示す図である。図2に示すように、ヘッドアップディスプレイ20は、反転状態判定部100、対応関係判定部102、歪補正領域決定部104、変換則決定部106、変換則格納部108、入力画像格納部110、歪補正変換部112、フレームバッファ114、投影部116、光学系118を備えている。
反転状態判定部100は、第1の較正画像を投影して得られる投影画像に基づいて、投影による画像の反転状態を判定する。なお、図2に示した変換則格納部108、入力画像格納部110、歪補正変換部112、フレームバッファ114、投影部116、光学系118の接続形態は、上述した歪補正投影動作に着目したものであり、反転状態判定部100、対応関係判定部102、歪補正領域決定部104、変換則決定部106のそれぞれにおける判定動作や決定動作を行う際には、入力画像格納部110やフレームバッファ114との間で画像の書き込みや読み出しなどが適宜行われる。
対応関係判定部102は、第2の較正画像を投影して得られる投影画像と、反転状態判定部100によって判定された反転状態とに基づいて、表示対象画像と投影画像との間の構成画素対応関係を判定する。歪補正領域決定部104は、投影画像において歪のない表示領域を確保するために必要なフレームバッファ114内の描画範囲を歪補正領域として決定する。
変換則決定部106は、表示対象画像を歪のない表示領域(投影画像の一部)に投影するために、表示対象画像をフレームバッファ114内の歪補正領域に対応させる変換処理に必要な変換則を決定する。変換則格納部108は、変換則決定部106によって決定した変換則を、例えばルックアップテーブルLUTの形式で格納する。
入力画像格納部110は、車載装置10から入力される表示対象画像を格納する。歪補正変換部112は、変換則格納部108に格納された変換則(ルックアップテーブルLUT)を用いて、入力画像格納部110に格納された表示対象画像に対して変換処理(座標変換処理)を行う。この変換処理後の画像は、フレームバッファ114内の歪補正領域に格納される。また、この歪補正領域以外のフレームバッファ114内の領域には、投影光を遮断する画素値(例えば黒画素)が格納される。
なお、この投影光を遮断する画素値を特定の領域(歪補正領域以外の領域)に書き込む動作は、歪補正変換部112やその他の構成が行ってもよいが、歪補正変換部112による変換処理後の画像の書き込み動作に先立って、フレームバッファ114内の投影範囲全体をこの画素値を用いてその都度塗りつぶすことにより、歪補正領域以外の領域の画素値が残るようにしてもよい。
投影部116は、フレームバッファ114の投影範囲全体(歪補正領域に対応する領域とその外部の領域の両方を含む)に対応する画像を光学系118を通してフロントガラス40に向けて投影する。光学系118は、投影部116の投影光をフロントガラス40に導くためのものであり、必要数のレンズや折り返しミラーを組合わせることで構成されている。本実実施形態では、光学系118の構成は特に限定されておらず、折り返しミラーの使用枚数や配置が不明であってもよい。
上述した反転状態判定部100が反転状態判定手段に、対応関係判定部102が対応関係判定手段に、歪補正領域決定部104が歪補正領域決定手段に、変換則決定部106が変換則決定手段に、変換則格納部108が変換則格納手段に、歪補正変換部112が歪補正変換手段に、投影部116が投影手段に、カメラ30が撮像手段にそれぞれ対応する。
本実施形態の車載システムはこのような構成を有しており、次に、歪補正準備動作について説明する。
図3は、歪補正準備動作全体の動作手順を示す流れ図である。まず、反転状態判定部100は、第1の較正画像を用いて、表示対象画像に対する投影画像の反転状態を判定する(ステップ100)。
図4は、反転状態判定に用いられる第1の較正画像の一例を示す図である。図4に示すように、第1の較正画像M1として、上下あるいは左右に反転したときにその前後で異なる位置に配置される3つの第1のマーカ(第1の指標)m1を含む画像が用いられる。この第1の較正画像M1の大きさは、車載装置10から入力される表示対象画像と同じ大きさを有している。例えば、反転状態判定部100によって、この第1の較正画像M1がフレームバッファ114の投影範囲全体に書き込まれると、この第1の較正画像M1に対応する画像(歪補正は行われていない)が光学系118を通してフロントガラス40に向けて投影される。この投影画像N1は、カメラ30によって撮像されて反転状態判定部100に取り込まれる。
図5は、図4に示す第1の較正画像M1に対応する投影画像N1をカメラ30で撮像した結果を示す図である。図5に示すように、光学系30を通すことにより、および、フロントガラス40が湾曲した形状であるため、投影画像N1は、第1の較正画像M1に対して、形状が歪むとともに、第1のマーカm1の配置が変化している。反転状態判定部100は、投影画像N1の四隅に着目し、第1の較正画像M1において第1のマーカm1が配置されていない左上の角部が、投影画像N1では右下に移動したことにより、この投影ににおける反転状態を判定する。
次に、対応関係判定部102は、第2の較正画像とステップ102で判定した反転状態とに基づいて、表示対象画像と投影画像との間の構成画素対応関係を判定する(ステップ102)。
図6は、構成画素対応関係判定に用いられる第2の較正画像の一例を示す図である。図6に示すように、第2の較正画像M2として、上下および左右に所定間隔で規則正しく配置された複数の第2のマーカ(第2の指標)m2を含む画像が用いられる。この第2の較正画像M2の大きさは、車載装置10から入力される表示対象画像と同じ大きさを有している。例えば、対応関係判定部102によって、この第2の較正画像M2がフレームバッファ114の投影範囲全体に書き込まれると、この第2の較正画像M2に対応する画像(歪補正は行われていない)が光学系118を通してフロントガラス40に向けて投影される。この投影画像N2は、カメラ30によって撮像されて対応関係判定部102に取り込まれる。
図7は、図6に示す第2の較正画像M2に対応する投影画像N2をカメラ30で撮像した結果を示す図である。図7に示すように、光学系30を通すことにより、および、フロントガラス40が湾曲した形状であるため、投影画像N2は、第2の較正画像M2に対して、形状が歪んでいる。
対応関係判定部102は、ステップ100において判定された反転状態に基づいて、第2の較正画像M2に含まれる第2のマーカm2のそれぞれと、投影画像N2に含まれる第2のマーカm2のそれぞれとの間で、一対一に対応する第2のマーカm2の対応付けを行い、表示対象画像と投影画像との間の構成画素対応関係を判定する。そして、判定結果として、表示対象画像を構成する各画素の座標(フレームバッファ114内の座標)を投影画像を構成する各画素の座標に変換するために必要なパラメータAと、投影画像を構成する各画素の座標を表示対象画像を構成する各画素の座標(フレームバッファ114内の座標)に変換するために必要なパラメータBを抽出する。なお、これらのパラメータA、Bは、例えば、Levenberg−Marquardt法を用い、多次元多項式の係数を算出することにより行われる。
次に、歪補正領域決定部104は、フレームバッファ114内の描画範囲を歪補正領域として決定する(ステップ104)。まず、歪補正領域決定部104は、ステップ102において構成画素対応関係を判定する際に用いた投影画像N2に含まれるすべての第2のマーカm2の中心座標から投影画像N2の重心座標を求める。
図8は、第2の較正画像M2に対応する投影画像N2の重心を示す図である。図8において、「+」は第2のマーカm2の中心を示しており、Cは投影画像N2の重心位置を示している。
次に、歪補正領域決定部104は、重心Cを中心とした矩形領域であって、投影画像N2の外周枠に内接し、表示対象画像と同じアスペクト比を有する矩形領域を表示領域Dとして探索する。図9は、投影画像N2の外周枠に内接する矩形形状の表示領域Dを示す図である。
また、歪補正領域決定部104は、この表示領域Dに対応する投影画像内の領域、すなわち、投影画像と一対一に対応するフレームバッファ114内の描画範囲を歪補正領域Hとして決定する。なお、表示領域Dに対応する歪補正領域Hを決定する処理は、上述したパラメータBを用いて行うことができる。図10は、図9に示す表示領域Dに対応するフレームバッファ114内の投影範囲全体に含まれる歪補正領域Hを示す図である。
次に、変換則決定部106は、表示領域D(図9)に表示対象画像を投影するために、表示対象画像をフレームバッファ114内の歪補正領域H(図10)に対応させる変換処理に必要な変換則を決定する(ステップ106)。
図11は、変換則を決定する動作の概要を示す図である。図11において、Lは表示対象画像を示している。また、表示対象画像Lの全体を投影画像内の表示領域Dに投影するための各画素間の座標値の変換則をEとする。表示対象画像Lと表示領域Dは同じアスペクト比を有し、大きさが異なるだけであるため、例えば、単純な比例計算を行う変換則Eを容易に求めることができる。この変換則Eを用いることにより、表示対象画像Lの各画素値の座標を表示領域D内の座標に変換することができる。
また、表示領域D内の画素の座標をフレームバッファ114内の歪補正領域H内の座標に変換する処理は、上述したパラメータBを用いた変換則を用いることができる。したがって、元の表示対象画像L内の各画素の座標を、表示領域D内の各画素の座標に変換し、さらに、フレームバッファ114内の歪補正領域H内の各画素の座標に変換することができる。変換則決定部106は、これら2つの変換則を一つの変換則Fに統合し、ルックアップテーブルLUTの形式で変換則格納部108に格納する。このようにして、一連の歪補正準備動作が終了する。
ところで、上述した歪補正準備動作において用いられたカメラ30、反転状態判定部100、対応関係判定部102、歪補正領域決定部104、変換則決定部106(図2においてTで示された範囲)は、一度変換則を決定して変換則格納部108に格納してしまえば、その後の歪補正投影動作では不要となる。したがって、ヘッドアップディスプレイ20を取り付けた後であって歪補正投影動作を開始するまでに(例えば、この車両システムが搭載された車両が製造メーカから出荷される前、あるいは、このヘッドアップディスプレイ20がカーディーラー等で取り付けられた後に)、これら不要となった各構成全部あるいは一部(例えばカメラ30のみ)を取り外すようにしてもよい。
このように、本実施形態の車載システムでは、決定した変換則を用いて表示対象画像をフレームバッファ114内の歪補正領域に対応させることにより、歪および反転のない投影画像を表示領域に投影することが可能となる。
また、上述した歪補正領域に含まれないフレームバッファ114内の投影範囲には、投影光を遮断する画素値が格納される。これにより、歪となって見える部分を遮光することで、歪のない投影画像を表示することが可能となる。
また、歪のない表示領域の外周枠を投影画像全体の外周枠に内接させることにより(図9)、歪のない最大面積の矩形形状の投影画像を表示することが可能となる。また、表示領域を矩形形状とすることにより、表示領域に所望の表示内容の画像を投影するために、矩形形状の表示領域と同じ形状の表示対象画像を用意すればよいため、表示対象画像の作成が容易となる。
また、本実施形態の車載システムでは、第1および第2の較正画像に対応する投影画像をカメラ30で撮像した結果に基づいて変換則を決定することができるため、投影の際に用いられる光学系118の構成を考慮することなく、汎用性を持たせることが可能となる。
また、入力された表示対象画像に対して、変換則格納部108に格納された変換則を用いた変換処理(座標変換処理)を行うだけの簡単な処理により、歪や反転のない投影画像を表示することができる。
また、歪補正準備動作において変換則を決定する処理を行った後は、この変換則を決定するために用いられた構成が不要になるためこれを取り外すことにより、実際の稼働時において表示対象画像を投影するために必要な構成を簡素化することができる。
(第2の実施形態)
ところで、上述した実施形態では、図9に示すように、表示領域Dとして、投影画像N2の一部の領域(外周枠に内接する矩形形状の内部領域)を用いるようにしたため、投影画像N2の残りの領域については、投影光を遮断して表示には使わないようにしている。
ところで、上述した実施形態では、図9に示すように、表示領域Dとして、投影画像N2の一部の領域(外周枠に内接する矩形形状の内部領域)を用いるようにしたため、投影画像N2の残りの領域については、投影光を遮断して表示には使わないようにしている。
しかし、本来は、ヘッドアップディスプレイ20は、この残りの領域についても画像を表示する能力があるため、広い表示範囲を確保して、可能な限り表示対象となる情報量を増加させるようにしてもよい。
図12は、第2の実施形態のヘッドアップディスプレイ20Aの構成を示す図である。図2に示すヘッドアップディスプレイ20Aは、図2に示した第1の実施形態のヘッダアップディスプレイ20に対して、最大化表示領域設定部103を追加するとともに、歪補正領域決定部104を歪補正領域決定部104Aに、変換則決定部106を変換則決定部106Aに置き換えた点が異なっている。最大化表示領域設定部103、歪補正領域決定部104Aが歪補正領域決定手段に対応している。以下では、これらの追加、変更された構成に着目して説明を行うものとする。
図13は、投影画像N2に対して最大化された表示領域D’を示す図である。なお、図13に含まれる投影画像N2は、図7に示す投影画像N2と同じであるが、図7の投影画像N2に含まれる第2のマーカm2は必ずしも必要ではなく、全体を所定の輝度あるいは色に設定した投影画像N2としてもよい。また、図13において、Sはフロントガラス40に設定されたスクリーン領域であって、投影部116の投影光を光学系118を通して投影することを想定している範囲を示す。例えば、このスクリーン領域Sに対応するフロントガラス40の表面に特殊なコーティング膜が形成されていて投影画像の虚像V(図1)の視認性が増すような処理がなされている場合や、その他の理由によりこの範囲が他の範囲と区画されている場合などが考えられる。
最大化表示領域設定部103は、このスクリーン領域Sの内部であって投影画像N2と重複する範囲を、最大化された表示領域(最大化表示領域)D’として設定する。図13では、最大化表示領域D’にはハッチングが付されている。
なお、この最大化表示領域D’の設定は、投影画像N2をスクリーン領域Sに投影した状態をカメラ30で撮像し、スクリーン領域S内の投影画像N2を取り込むことにより行うことができる。
歪補正領域決定部104Aは、この最大化表示領域D’に対応する投影画像内の領域、すなわち、投影画像と一対一に対応するフレームバッファ114内の描画範囲を歪補正領域H’として決定する。なお、最大化表示領域D’に対応する歪補正領域H’を決定する処理は、第1の実施形態において示したパラメータBを用いて行うことができる。図14は、図13に示す最大化表示領域D’に対応するフレームバッファ114内の投影範囲全体に含まれる歪補正領域H’を示す図である。図14では、この歪補正領域H’にはハッチングが付されており、第1の実施形態において図10で示した歪補正領域Hと比べると、フレームバッファ114のほぼ全体が有効に使用されていることがわかる。
変換則決定部106Aは、最大化表示領域D’(図13)に表示対象画像を投影するために、表示対象画像をフレームバッファ114内の歪補正領域H’(図14)に対応させる変換処理に必要な変換則を決定する。
図15は、変換則を決定する動作の概要を示す図である。図15において、L’は表示対象画像を示している。この表示対象画像L’の形状(外周枠の形状)は、図13に示した最大化表示領域D’の形状と同じであって、これらの間には相似の関係が成立する。換言すれば、最大化表示領域D’の全体を有効に使って表示を行おうとすると、図15に示した形状の表示対象画像L’を用意する必要がある。
なお、表示対象画像L’を作成する際には、最大化表示領域設定部103によって設定された最大化表示領域D’の形状を表示対象画像L’を作成する作業者が認識している必要がある。このために、例えば、図13に示したような投影画像N2をスクリーン領域Sに投影した状態をカメラ30で撮像した画像を外部に取り出して、最大化表示領域D’の形状を抽出する場合などが考えられる。
表示対象画像L’の全体を投影画像内の最大化表示領域D’に投影するための各画素間の座標値の変換則をE’とする。表示対象画像L’と最大化表示領域D’は相似形状を有し、大きさが異なるだけであるため、例えば、単純な比例計算を行う変換則E’を容易に求めることができる。この変換則E’を用いることにより、表示対象画像L’の各画素値の座標を最大化表示領域D’内の座標に変換することができる。
また、最大化表示領域D’内の画素の座標をフレームバッファ114内の歪補正領域H’内の座標に変換する処理は、上述したパラメータBを用いた変換則を用いることができる。したがって、元の表示対象画像L’内の各画素の座標を、最大化表示領域D’内の各画素の座標に変換し、さらに、フレームバッファ114内の歪補正領域H’内の各画素の座標に変換することができる。変換則決定部106Aは、これら2つの変換則を一つの変換則F’に統合し、ルックアップテーブルLUTの形式で変換則格納部108に格納する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。上述した実施形態では、第1および第2の較正画像を矩形形状としたが、表示対象画像の形状が矩形形状以外の場合には、表示対象画像の形状に合わせて第1および第2の較正画像の形状を適宜変更すればよい。
また、上述した実施形態では、図4および図6に示した第1および第2の較正画像を用いたが、これらに含まれるマーカの形状や配置は変更してもよい。また、これら第1および第2の較正画像を別々に用意するのではなく、一つにまとめるようにしてもよい。例えば、図6に示す第2の較正画像において、左上の角部近傍に配置された一つあるいは複数の第2のマーカm2の形状を黒丸以外(例えば、四角等)に変更することにより、この第2の較正画像に第1の較正画像の機能を含めるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、投影部116から一つの投影画像を投影するようにしたが、別々の光学系を通して同時に複数の投影画像を表示するようにしてもよい。この場合には、複数の投影画像のそれぞれについて、同時にあるいは別々のタイミングで複数の変換則を決定すればよい。
また、上述した実施形態では、車両に搭載された車載システムに本発明を適用したが、光学系を通すことにより画像の反転等が生じる車載以外の各種装置に本発明を適用してもよい。
上述したように、本発明によれば、決定した変換則を用いて表示対象画像を歪補正領域に対応させることにより、歪および反転のない投影画像を表示領域に投影することが可能となる。
10 車載装置
20、20A ヘッドアップディスプレイ(HUD)
30 カメラ
40 フロントガラス
100 反転状態判定部
102 対応関係判定部
103 最大化表示領域設定部
104、104A 歪補正領域決定部
106、106A 変換則決定部
108 変換則格納部
110 入力画像格納部
112 歪補正変換部
114 フレームバッファ
116 投影部
118 光学系
20、20A ヘッドアップディスプレイ(HUD)
30 カメラ
40 フロントガラス
100 反転状態判定部
102 対応関係判定部
103 最大化表示領域設定部
104、104A 歪補正領域決定部
106、106A 変換則決定部
108 変換則格納部
110 入力画像格納部
112 歪補正変換部
114 フレームバッファ
116 投影部
118 光学系
Claims (12)
- 第1の較正画像を投影して得られる投影画像に基づいて、投影による画像の反転状態を判定する反転状態判定手段と、
第2の較正画像を投影して得られる投影画像と前記反転状態に基づいて、表示対象画像と投影画像との間の構成画素対応関係を判定する対応関係判定手段と、
投影画像において歪のない表示領域を確保するために必要なフレームバッファ内の描画範囲を、歪補正領域として決定する歪補正領域決定手段と、
表示対象画像を歪のない前記表示領域に投影するために、前記表示対象画像を前記フレームバッファ内の前記歪補正領域に対応させる変換処理に必要な変換則を決定する変換則決定手段と、
を備えることを特徴とする投影画像歪補正装置。 - 前記歪補正領域に含まれない前記フレームバッファ内の領域には、投影光を遮断する画素値が格納されることを特徴とする請求項1に記載の投影画像歪補正装置。
- 前記表示領域の外周枠は、前記投影画像全体の外周枠に内接することを特徴とする請求項1または2に記載の投影画像歪補正装置。
- 前記表示領域の外周枠は矩形形状を有し、この矩形形状が前記表示対象画像の形状と相似形を有していることを特徴とする請求項3に記載の投影画像歪補正装置。
- 前記表示領域の外周枠は、前記投影画像全体の外周枠とこの投影画像の投影先となるスクリーン領域との重複範囲と相似形を有していることを特徴とする請求項3に記載の投影画像歪補正装置。
- 前記第1の較正画像は、反転の前後で異なる位置に配置された第1の指標を含む矩形形状を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の投影画像歪補正装置。
- 前記第2の較正画像は、所定間隔で規則的に配置された第2の指標を含む矩形形状を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の投影画像歪補正装置。
- 前記第1および第2の較正画像を投影して得られる投影画像を撮像する撮像手段をさらに備え、
前記撮像手段による撮像によって得られた撮像画像に基づいて、前記反転状態判定手段および前記対応関係判定手段による判定が行われることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の投影画像歪補正装置。 - 前記変換則を格納する変換則格納手段と、
前記変換則格納手段に格納された前記変換則を用いて、表示対象画像に対して変換処理を行う歪補正変換手段と、
前記歪補正変換手段によって変換処理されて前記フレームバッファ内の投影範囲内に格納された画像を投影する投影手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の投影画像歪補正装置。 - 車両に搭載されており、
前記撮像手段は、前記変換則格納手段に前記変換則が格納された後に、車両から取り外されることを特徴とする請求項9に記載の投影画像歪補正装置。 - 車両に搭載されており、
前記反転状態判定手段、前記対応関係判定手段、前記歪補正領域決定手段、前記変換則決定手段は、前記変換則格納手段に前記変換則が格納された後に、車両から取り外されることを特徴とする請求項9に記載の投影画像歪補正装置。 - 第1の較正画像を投影して得られる投影画像に基づいて、投影による画像の反転状態を反転状態判定手段によって判定するステップと、
第2の較正画像を投影して得られる投影画像と前記反転状態に基づいて、表示対象画像と投影画像との間の構成画素対応関係を対応関係判定手段によって判定するステップと、
投影画像において歪のない表示領域を確保するために必要なフレームバッファ内の描画範囲を、歪補正領域として歪補正領域決定手段によって決定するステップと、
表示対象画像を歪のない前記表示領域に投影するために、前記表示対象画像を前記フレームバッファ内の前記歪補正領域に対応させる変換処理に必要な変換則を変換則決定手段によって決定するステップと、
を有することを特徴とする投影画像歪補正方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016227774 | 2016-11-24 | ||
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017161872A Pending JP2018088669A (ja) | 2016-11-24 | 2017-08-25 | 投影画像歪補正装置および方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2018088669A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020112812A (ja) * | 2020-03-18 | 2020-07-27 | 堺ディスプレイプロダクト株式会社 | 補正画像生成システム、画像制御プログラム、および記録媒体 |
CN111754442A (zh) * | 2020-07-07 | 2020-10-09 | 惠州市德赛西威汽车电子股份有限公司 | 一种hud图像校正方法、装置及系统 |
JP2021015166A (ja) * | 2019-07-10 | 2021-02-12 | マクセル株式会社 | ヘッドアップディスプレイ及びそのキャリブレーション方法 |
TWI881743B (zh) * | 2024-02-28 | 2025-04-21 | 大陸商業成光電(深圳)有限公司 | 圖像校正方法、存儲介質、校正系統、抬頭顯示裝置及車輛 |
-
2017
- 2017-08-25 JP JP2017161872A patent/JP2018088669A/ja active Pending
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