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JP2018087727A - 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理方法 Download PDF

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JP2018087727A
JP2018087727A JP2016230697A JP2016230697A JP2018087727A JP 2018087727 A JP2018087727 A JP 2018087727A JP 2016230697 A JP2016230697 A JP 2016230697A JP 2016230697 A JP2016230697 A JP 2016230697A JP 2018087727 A JP2018087727 A JP 2018087727A
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原 康 至 梶
Yasushi Kajiwara
原 康 至 梶
田 恒 平 太
Kohei Ota
田 恒 平 太
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Navitime Japan Co Ltd
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Abstract

【課題】実際に移動した経路を出発地および/または目的地とともに容易に把握する。【解決手段】実施形態に係る情報処理システムは、出発地および/または目的地を含む経路探索条件情報を取得する経路探索条件情報取得手段と、移動実績を示す位置情報を含む移動実績情報を取得する移動実績情報取得手段と、前記経路探索条件情報に含まれる出発地および/または目的地が前記移動実績情報に付加された補完移動実績情報を取得する出力情報取得手段と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理方法に関する。
従来、GPS等の測位手段により自動車等の移動体の現在位置を測位し、測位された現在位置を地図情報とともに表示するナビゲーション装置が知られている。このナビゲーション装置には、実際に通過した経路の軌跡データを保存し、不必要な軌跡を削除することで、過去に走行した移動経路をより有効に保存し、参照できるようにしたものがある(特許文献1)。
特開平5−313571号公報
しかしながら、GPS信号の受信不良、駐車等によりナビゲーション装置を目的地の手前で終了させる等の理由により、軌跡データには、出発地や目的地を示す正確な位置情報が含まれない場合がある。また、軌跡データには、商業施設等の施設レベルでの目的地や出発地に関する情報は含まれない。このため、移動経路は比較的正確に把握できるものの、移動の意図は容易に把握することが困難であった。
本発明は、実際に移動した経路を出発地および/または目的地とともに容易に把握できる情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理方法を提供する。
本発明に係る情報処理システムは、
出発地および/または目的地を含む経路探索条件情報を取得する経路探索条件情報取得手段と、
移動実績を示す位置情報を含む移動実績情報を取得する移動実績情報取得手段と、
前記経路探索条件情報に含まれる出発地および/または目的地が前記移動実績情報に付加された補完移動実績情報を取得する出力情報取得手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、実際に移動した経路を出発地および/または目的地とともに容易に把握できる。
第1の実施形態に係る情報処理システム1の概略的な構成を示す図である。 補完移動実績情報データベースの生成方法を説明するための図である。 第1の実施形態に係る情報処理システム1の処理動作の一例を示すシーケンス図である。 図3Aに続く、第1の実施形態に係る情報処理システム1の処理動作の一例を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係る端末装置2に表示される画面の第1の例を示す図である。 第1の実施形態に係る端末装置2に表示される画面の第2の例を示す図である。 第2の実施形態に係る情報処理システム1Aの概略的な構成を示す図である。 第2の実施形態に係る情報処理システム1Aの処理動作の一例を示すシーケンス図である。 図7Aに続く、第2の実施形態に係る情報処理システム1Aの処理動作の一例を示すシーケンス図である。 第2の実施形態に係る分析用端末6に表示される画面の第1の例を示す図である。 図8に対応する、交通分析結果を示す表である。 第2の実施形態に係る分析用端末6に表示される画面の第2の例を示す図である。 図10に対応する、交通分析結果を示す表である。 第2の実施形態に係る分析用端末6に表示される画面の第3の例を示す図である。 第2の実施形態に係る分析用端末6に表示される画面の第4の例を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
(第1の実施形態)
本発明に係る第1の実施形態について説明する。
本実施形態に係る情報処理システム1は、図1に示すように、端末装置2およびサーバ3を備えている。端末装置2とサーバ3とは、インターネット等のネットワーク4を介して互いに通信可能に接続されている。ネットワーク4は、有線回線および無線回線のいずれでもよく、回線の種類や形態は問わない。
<端末装置2>
端末装置2は、ユーザが移動時に使用する情報処理端末であり、例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話、カーナビゲーション装置等である。この端末装置2は、図1に示すように、通信部21と、制御部22と、測位部23と、操作入力部24と、出力部25とを有する。なお、端末装置2は、制御部22が動作するためのプログラムや制御部22が取り扱うデータを記憶するための記憶部(図示せず)を有してもよい。
通信部21は、ネットワークを介して制御部22とサーバ3との間で情報を送受信するためのインターフェースである。
制御部22は、測位部23から位置情報を取得する位置情報取得部221と、経路探索条件情報を取得する探索条件取得部222と、出力部25に出力するための情報を取得する出力情報取得部223とを有する。なお、制御部22の各部は、端末装置2内のプロセッサが所定のプログラムを実行することにより実現されてもよい。
位置情報取得部221は、測位部23から受信した位置情報を含む移動実績情報を取得する。この移動実績情報は、ユーザの移動実績を示す位置情報を含む。例えば、移動実績情報は、GPSにより所定間隔(例えば1〜6秒)で測位された緯度経度情報を含む。なお、移動実績情報には、位置情報のほか、データ識別情報(ユーザID,経路ID,検索ID等)や、位置情報が取得された日時を示す情報(移動時間情報)が含まれてもよい。
探索条件取得部222は、操作入力部24を介してユーザが設定した経路探索条件情報を取得する。この経路探索条件情報は、少なくとも、出発地および/または目的地を含む。
経路探索条件として設定される出発地や目的地は、地点を特定可能な情報であればよく、鉄道の駅、バスの停留所、タクシー乗り場、空港、港など、交通機関の乗降場所に限らず、例えば、住所、郵便番号、電話番号、自宅、会社であってもよい。
移動の意図をより良く把握可能な経路探索条件として、出発地や目的地は施設の名称であってもよい。本願において、「施設」とは、名称を有する場所または建物をいう。例えば、店舗、複数の店舗を有するショッピングモール(アウトレット)、神社仏閣等の観光地、遊園地、テーマパーク、ゴルフ場、スキー場、海水浴場、野球場、サッカースタジアムなどである。
なお、経路探索条件情報には、経路探索に用いられる条件のほか、データ識別情報(ユーザID、経路ID、検索ID等)や、経路探索が実行された日時等の情報(経路探索時間情報)が含まれてもよい。
また、経路探索条件には、経由地(鉄道の場合は乗換駅)、使用路線、出発時刻、到着時刻等の条件が含まれてもよい。
また、探索条件取得部222は、操作入力部24を介さずに経路探索条件の全部または一部を取得してもよい。例えば、測位部23から現在位置を出発地として取得してもよいし、端末装置2が有する時計(図示せず)もしくは外部のサーバから現在時刻を出発時刻として取得してもよい。あるいは、過去の経路探索履歴に基づいて経路探索条件を取得してもよいし、ユーザが事前に登録した地点(通勤・通学先等)もしくはルート(通勤・通学ルート、お気に入りルート等)の情報に基づいて経路探索条件を取得してもよい。
出力情報取得部223は、端末装置2のユーザに提示する情報(サーバ3から取得した情報等)を映像信号や音声信号に変換して出力部25に送信する。
測位部23は、端末装置2の現在位置を測位するための測位手段であり、例えばGPSやWifiによる測位を行う。現在位置は、例えば緯度および経度で表現される。
操作入力部24は、ユーザが端末装置2に情報を入力するためのインターフェースであり、例えば、タッチパネル、キーボード、ボタン、マウス、マイク等である。
出力部25は、制御部22から出力された情報をユーザに提示するための手段であり、例えば、液晶ディスプレイ等の映像表示手段である。なお、操作入力部24がタッチパネルの場合には、操作入力部24が出力部25を兼ねてもよい。また、出力部25は、スピーカ等の音声出力手段を含んでもよい。
なお、本実施形態では、図1に示すように、位置情報取得部221、探索条件取得部222、出力情報取得部223が一つの端末装置2に設けられているが、各取得部が複数の端末装置に分散して設けられてもよい。例えば、位置情報取得部221が車両のカーナビゲーション装置に設けられ、探索条件取得部222および出力情報取得部223がスマートフォンに設けられてもよい。あるいは、位置情報取得部221がカーナビゲーション装置に設けられ、探索条件取得部222がスマートフォンに設けられ、出力情報取得部223がパソコンに設けられてもよい。
<サーバ3>
次に、サーバ3について説明する。サーバ3は、端末装置2から受信した移動実績情報および経路探索条件情報に基づいて補完移動実績情報を生成する。「補完移動実績情報」とは、経路探索条件情報により補完された移動実績情報のことであり、より詳しくは、経路探索条件情報に含まれる出発地および/または目的地が移動実績情報に付加された情報のことである。
サーバ3は、図1に示すように、通信部31と、制御部32と、記憶部33と、を有する。通信部31は、ネットワーク4を介して端末装置2と、サーバ3の制御部32との間で情報を送受信するインターフェースである。
制御部32は、移動実績情報取得部321と、経路探索条件情報取得部322と、補完移動実績情報生成部323と、出力情報取得部324と、を有している。なお、制御部32の各部は、サーバ3内のプロセッサが所定のプログラムを実行することにより実現されてもよい。
移動実績情報取得部321は、端末装置2から移動実績情報を取得し、移動実績情報データベース331に保存する。本実施形態では、移動実績情報は、端末装置2の位置情報取得部221により取得された複数の位置情報を含む。この移動実績情報によれば、ユーザが実際に移動した経路を正確に把握することができる。
なお、プライバシー保護の観点から、個人を特定できないように、移動実績情報取得部321は、発着地付近のデータの除去や、ユーザIDを削除して経路単位でIDを振り直す等の処理を行って、個人を特定できない形式(点列データ)に加工した上で記憶部33の移動実績情報データベース331に保存してもよい。
経路探索条件情報取得部322は、端末装置2から経路探索条件情報を取得し、記憶部33の経路探索条件情報データベース332に保存する。本実施形態では、経路探索条件情報は、端末装置2の探索条件取得部222により取得された経路探索条件を含む。この経路探索条件情報によれば、発着地の施設等を正確に把握することができる。
補完移動実績情報生成部323は、移動実績情報および経路探索条件情報に基づいて補完移動実績情報を生成し、記憶部33の補完移動実績情報データベース333に保存する。この補完移動実績情報は、経路探索条件情報により補完された移動実績情報である。補完移動実績情報生成部323による処理の詳細については後述する。
補完移動実績情報生成部323は、移動実績情報の一部または全部であって、出発地および目的地を端点として有する思い出移動実績情報を、補完移動実績情報として生成する。例えば、思い出移動実績情報は、移動実績情報が示す移動経路から、経路探索条件情報に含まれる出発地および目的地を端点として切り出して得られる移動経路である。
出力情報取得部324は、補完移動実績情報を取得する。より詳しくは、出力情報取得部324は、ユーザの出力要求に応じて、補完移動実績情報データベース333にアクセスして、補完移動実績情報を取得する。そして、出力情報取得部324は、取得した補完移動実績情報を、通信部31を介して端末装置2に送信する。
本実施形態では、出力情報取得部324は、サーバ3から、思い出移動実績情報を補完移動実績情報として取得する。
記憶部33には、制御部32が取り扱うデータが記憶される。記憶部33は、例えばハードディスク、不揮発性半導体メモリ(SSD等)などにより構成される。また、記憶部33は、必ずしもサーバ3内に設けられなくてもよく、ネットワークを介して通信可能に接続された別の装置内に設けられてもよい。
図1に示すように、記憶部33には、移動実績情報データベース331、経路探索条件情報データベース332、および補完移動実績情報データベース333が記憶される。移動実績情報データベース331は、端末装置2から取得された移動実績情報が蓄積されるデータベースである。経路探索条件情報データベース332は、端末装置2から取得された経路探索条件情報が蓄積されるデータベースである。補完移動実績情報データベース333は、補完移動実績情報生成部323により生成された補完移動実績情報が蓄積されるデータベースである。
次に、図2を参照して、補完移動実績情報生成部323による生成処理の詳細について説明する。補完移動実績情報生成部323は、まず、移動実績情報データベース331および経路探索条件情報データベース332にアクセスして、ユーザID等のデータ識別情報を用いて移動実績情報と経路探索条件情報の紐付けを行う。この紐付け処理により、経路探索後に実際に移動したユーザのデータが抽出される。次に、補完移動実績情報生成部323は、上記の紐付けられた移動実績情報および経路探索条件情報から補完移動実績情報を生成し、生成された補完移動実績情報を補完移動実績情報データベース333に保存する。
なお、紐付け処理では、移動実績情報および経路探索条件情報に含まれる時間情報を利用してもよい。すなわち、補完移動実績情報生成部323は、移動実績情報に含まれる移動時間情報(例えば通過日時)と、経路探索条件情報に含まれる経路探索時間情報(例えば発着日時)とに基づいて、移動実績情報および経路探索条件情報を関連付けることにより、補完移動実績情報を生成してもよい。例えば、経路探索時間情報に含まれる出発日時または到着日時の日付と移動時間情報の日付が同じものを関連付けることにより、補完移動実績情報を生成してもよい。また、例えば、実際の移動開始前に経路探索が複数回実行されるケースが存在することから、実際の移動開始(すなわち端末装置2の位置情報取得部221が位置情報を取得し始める)直前、あるいは移動開始時から所定時間(例えば5分)以内に実行された経路探索における探索条件を移動実績情報に付加することにより、補完移動実績情報を生成してもよい。また、予定変更等により移動開始後に経路探索が実行されるケースも存在することから、直近に実行された経路探索における探索条件(すなわち、最新の探索条件)を移動実績情報に付加するようにしてもよい。
また、紐付け処理は、データ識別情報に加えて、緯度経度情報を用いて行ってもよい。すなわち、補完移動実績情報生成部323は、移動実績情報に含まれる緯度経度情報と、経路探索条件情報に含まれる出発地および/または目的地とに基づいて、移動実績情報および経路探索条件情報を関連付けることにより、補完移動実績情報を生成してもよい。例えば、目的地またはその周辺エリアが緯度経度情報の位置を包含する場合には、当該目的地を移動実績情報に付加するようにしてもよい。
また、プライバシー保護の観点から、補完移動実績情報の生成処理が終了した後、個人を特定できないように、移動実績情報および経路探索条件情報に含まれるユーザID等を削除する処理を実行してもよい。また、補完移動実績情報は、ユーザID等のデータ識別情報を含まないようにしてもよい。
なお、補完移動実績情報を生成した後、補完移動実績情報生成部323は、補完移動実績情報にフィリタリング処理を施して補完施設移動実績情報を生成し、補完施設移動実績情報データベース334に保存してもよい。このフィルタリング処理は、経路探索条件情報に含まれる出発地および/または目的地が施設である補完移動実績情報のみを抽出する処理である。したがって、フィルタリング処理では、出発地および/または目的地が住所、ユーザ登録地点、駅、地図上の座標などのデータは抽出されない。補完施設移動実績情報も補完移動実績情報として取り扱うことが可能である。すなわち、フィルタリング処理を行う場合、出力情報取得部324は、補完移動実績情報として、経路探索条件情報に含まれる出発地および/または目的地が施設である補完施設移動実績情報を取得する。
<処理フロー>
次に、上記のように構成された情報処理システム1による処理の一例について、図3Aおよび図3Bのシーケンス図を参照しつつ以下に詳しく説明する。
端末装置2の探索条件取得部222は、経路探索条件情報を取得し、通信部21を介してサーバ3に送信する(ステップS11)。
次に、サーバ3の経路探索条件情報取得部322は、端末装置2から通信部31を介して経路探索条件情報を受信し、経路探索条件情報データベース332に記憶する(ステップS21)。
端末装置2の位置情報取得部221は、移動実績情報を取得し、通信部21を介してサーバ3に送信する(ステップS12)。
次に、サーバ3の移動実績情報取得部321は、端末装置2から通信部31を介して移動実績情報を受信し、移動実績情報データベース331に記憶する(ステップS22)。
次に、サーバ3の補完移動実績情報生成部323は、移動実績情報および経路探索条件情報に基づいて補完移動実績情報を生成し、補完移動実績情報データベース333に記憶する(ステップS23)。
端末装置2の制御部22は、ユーザから補完移動実績情報の出力要求があるか否かを判定する(ステップS13)。この出力要求には、経路指定条件が含まれる。経路指定条件としては、時間指定(日時または期間)、出発地指定、目的地指定、およびこれらの任意の組合せ等がある。
出力要求がある場合(S13:Yes)、端末装置2は出力要求情報をサーバ3に送信する(ステップS14)。
サーバ3の出力情報取得部324は、端末装置2から受信した出力要求情報に基づいて、補完移動実績情報データベース333から補完移動実績情報を、出力情報として取得する(ステップS24)。例えば、出力要求情報に日時指定が含まれる場合、出力情報取得部324は、指定された日時の補完移動実績情報を補完移動実績情報データベース333から抽出する。なお、出力情報取得部324は、補完施設移動実績情報データベース334から、補完施設移動実績情報を出力情報として取得してもよい。
出力情報を取得した後、出力情報取得部324は、通信部31を介して端末装置2に出力情報を送信する(ステップS25)。
端末装置2の出力情報取得部223は、通信部21を介して、サーバ3から送信された出力情報を取得し、出力部25に送信する(ステップS15)。なお、本ステップにおいて、出力情報取得部223は、出力部25が移動経路の端点となる出発地や目的地を星印などの目印で表示したり、出発地や目的地の名称を表示するように、出力情報を映像信号に変換してもよい。
図4は、端末装置2の出力部25に表示される画面の第1の例を示している。この例では、日時(2016年10月9日)および出発地(C駅)を指定した場合における、補完施設移動実績情報に基づく出力結果を示している。指定された日にC駅を出発地とし、サッカースタジアムを目的地とする移動経路R1が点列により表示されている。目的地に目印が表示され、施設の名称(サッカースタジアム)が表示されている。このような出力により、ユーザは、指定した日にサッカー観戦に出かけたことを容易に思い出すことができる。
図5は、端末装置2の出力部25に表示される画面の第2の例を示している。この例では、出発地(C駅)のみを指定した場合における、補完施設移動実績情報に基づく出力結果を示している。この場合、サッカースタジアムを目的地とする移動経路R1のほか、テーマパークを目的地とする移動経路R2、海水浴場を目的地とするR3も点列により表示される。図4の場合と同様に、目的地には目印が表示され、施設の名称も表示されている。移動経路R1,R2,R3を明瞭に区別できるように、点列の色等の表示態様を移動経路ごとに変えてもよい。このような出力により、ユーザは、指定した場所から出かけた旅行の思い出をまとめて容易に思い出すことができる。
なお、図5において、符号Aは、移動実績情報には位置情報が含まれていたが、点列が削除された部分を示している。このように思い出移動実績情報は、移動実績情報が示す移動経路から、経路探索条件情報に含まれる出発地および目的地を端点として切り出して得られる移動経路である。
図4および図5に示すように、端末装置2には、ユーザが実際に移動した移動経路であって、出発地および目的地を端点とする移動経路が出力要求に応じて表示される。これにより、ユーザは、移動の意図を容易に思い出し、振り返ることができる。
上記のように、第1の実施形態では、移動実績情報および経路探索条件情報に基づいて、思い出移動実績情報(出発地および目的地を端点として有する移動実績情報)を生成してユーザに提示する。これにより、第1の実施形態によれば、充実した移動記録を残すことができ、ユーザは移動の意図を容易に思い出すことができる。その結果、例えば、旅行の思い出を容易に振り返ることが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明に係る第2の実施形態ついて説明する。第2の実施形態では、移動実績情報および経路探索条件情報に基づいて生成される、補完移動実績情報もしくは補完施設移動実績情報を利用して様々な交通分析を行う。
移動実績情報および経路探索条件情報の各々の特徴について述べる。移動実績情報は、一般的なリンク旅行時間の集計データと異なり、個車の経路判別が可能である。そのため、断面交通流や経路選択といった「流れ」の分析や、方向別の交差点通過時間、区間を継続走行した車両の所要時間といった、精緻な所要時間分析が可能という利点がある。しかし、移動実績情報では、出発地や目的地を詳細に(例えば施設レベルで)把握することができない。
一方、経路探索条件情報は、経路の探索に用いられたデータであり、実際の移動を示すものではないが、ユーザが施設レベルで出発地および/または目的地を入力した情報を有するため、解像度の高いOD(Origin Destination)分析が可能である。また、経路探索条件情報は、移動の需要を反映したデータであり、沿道の商業施設や観光地の商圏に対する道路開通の影響を測ることができる。
本実施形態に係る情報処理システム1Aについて、図6を参照して説明する。
情報処理システム1Aは、図6に示すように、端末装置2と、ログサーバ5と、分析用端末6と、分析サーバ7とを備えている。なお、図6では、図1と同様であるため、端末装置2の詳細は省略している。また、図6では、ログサーバ5、分析用端末6および分析サーバ7の通信部は省略している。
端末装置2とログサーバ5とは、インターネット等のネットワーク4を介して互いに通信可能に接続されている。分析用端末6は分析サーバ7に通信可能に接続され、分析サーバ7はログサーバ5に通信可能に接続されている。なお、分析用端末6および分析サーバ7は、ネットワーク4に接続されてもよい。また、ログサーバ5と分析サーバ7は、一つのサーバで構成されてもよい。
端末装置2は、第1の実施形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
<ログサーバ5>
ログサーバ5は、複数の端末装置2から送信される移動実績情報および経路探索条件情報を取得し、データベースに蓄積する。
ログサーバ5は、移動実績情報データベース511および経路探索条件情報データベース512が記憶された記憶部51を有している。移動実績情報データベース511は、第1の実施形態で説明した移動実績情報データベース331に相当する。経路探索条件情報データベース512は、第1の実施形態で説明した経路探索条件情報データベース332に相当する。
図6では図示していないが、ログサーバ5は、第1の実施形態で説明した移動実績情報取得部321および経路探索条件情報取得部322に相当する構成を有しており、端末装置2から移動実績情報および経路探索条件情報を取得し、記憶部51のデータベースに蓄積する。
<分析用端末6>
分析用端末6は、交通分析を行うユーザが使用する端末であり、制御部61と、操作入力部62と、出力部63とを有している。この分析用端末6は、例えばパソコンであるが、タブレット端末やスマートフォンなどの携帯端末であってもよい。
制御部61は、分析条件取得部611と、出力情報取得部612とを有している。分析条件取得部611は、交通分析をする際に分析サーバ7に与える条件(交通分析条件情報)を操作入力部62から取得する。交通分析条件には、例えば、対象の期間と、対象のエリア・位置(道路および/または施設等)とが含まれる。出力情報取得部612は、分析用端末6のユーザに提示する情報(分析サーバ7から取得した分析結果等)を映像信号や音声信号に変換して出力部63に送信する。
操作入力部62は、ユーザが分析用端末6に情報を入力するためのインターフェースであり、例えば、タッチパネル、キーボード、ボタン、マウス、マイク等である。出力部63は、制御部61から出力された情報をユーザに提示するための手段であり、例えば、液晶ディスプレイ等の映像表示手段である。なお、操作入力部62がタッチパネルの場合には、操作入力部62が出力部63を兼ねてもよい。また、出力部63は、スピーカ等の音声出力手段を含んでもよい。
<分析サーバ7>
分析サーバ7は、分析用端末6に入力された分析条件、およびログサーバ5に蓄積されたデータベースに基づいて交通分析を実行するサーバである。
分析サーバ7は、図6に示すように、制御部71と、記憶部72とを有する。記憶部72には、補完移動実績情報データベース721が記憶されている。この補完移動実績情報データベース721は、第1の実施形態で説明した補完移動実績情報データベース333または補完施設移動実績情報データベース334に相当するデータベースである。
制御部71は、移動実績情報取得部711と、経路探索条件情報取得部712と、補完移動実績情報生成部713と、出力情報取得部714と、を有している。
移動実績情報取得部711は、ログサーバ5の移動実績情報データベース511から移動実績情報を取得する。経路探索条件情報取得部712は、ログサーバ5の経路探索条件情報データベース512から経路探索条件情報を取得する。補完移動実績情報生成部713は、移動実績情報および経路探索条件情報に基づいて補完移動実績情報を生成し、補完移動実績情報データベース721に保存する。なお、補完移動実績情報に前述のフィルタリング処理を施して補完施設移動実績情報を生成し、補完移動実績情報データベース721に保存してもよい。
出力情報取得部714は、補完移動実績情報データベース721から、交通分析条件情報に含まれる交通分析条件を満たす補完移動実績情報を抽出し、取得する。
<処理フロー>
次に、上記のように構成された情報処理システム1Aによる処理の一例について、図7Aおよび図7Bのシーケンス図を参照しつつ以下に詳しく説明する。
まず、図7Aを参照してログサーバ5と分析サーバ7との間のシーケンスの一例について説明する。
ログサーバ5は、移動実績情報データベース511に格納された移動実績情報を分析サーバ7に送信する(ステップS31)。分析サーバ7の移動実績情報取得部711は、移動実績情報を取得する(ステップS41)。なお、ログサーバ5が移動実績情報を分析サーバ7に送信するタイミングは、所定時間ごとであってもよいし、所定数の移動実績情報が蓄積されたタイミングであってもよい。
次に、ログサーバ5は、経路探索条件情報データベース512に格納された経路探索条件情報を分析サーバ7に送信する(ステップS32)。分析サーバ7の経路探索条件情報取得部712は、経路探索条件情報を取得する(ステップS42)。なお、ログサーバ5が経路探索条件情報を分析サーバ7に送信するタイミングは、所定時間ごとであってもよいし、所定数の経路探索条件情報が蓄積されたタイミングであってもよい。
次に、分析サーバ7の補完移動実績情報生成部713は、ログサーバ5から取得された移動実績情報および経路探索条件情報に基づいて補完移動実績情報を生成し、補完移動実績情報データベース721に記憶する(ステップS43)。補完移動実績情報の生成方法は、第1の実施形態と同様である。なお、補完移動実績情報生成部713は、補完移動実績情報として、補完施設移動実績情報(経路探索条件情報に含まれる出発地および/または目的地が施設である補完移動実績情報)を生成してもよい。
次に、図7Bを参照して分析用端末6と分析サーバ7との間のシーケンスの一例について説明する。
まず、分析用端末6の分析条件取得部611は、操作入力部62を介して入力された交通分析条件情報を取得し、分析サーバ7に送信する(ステップS51)。
次に、分析サーバ7の出力情報取得部714は、分析用端末6から受信した交通分析条件情報に基づいて、補完移動実績情報データベース721から補完移動実績情報を出力情報として取得する(ステップS61)。具体的には、出力情報取得部714は、交通分析条件情報に含まれる交通分析条件を満たす補完移動実績情報を補完移動実績情報データベース721から出力情報として抽出する。なお、補完移動実績情報として、補完施設移動実績情報を抽出してもよい。
次に、分析サーバ7の出力情報取得部714は、出力情報を分析用端末6に送信する(ステップS62)。なお、本ステップにおいて、分析サーバ7は、出力情報に関連する情報を分析用端末6に送信してもよい。このような情報としては、例えば、分析対象エリアの地図情報や、出力情報を分析して得られた情報(目的地設定数や増加率で上位の施設名、道路区間ごとのデータ数など)が挙げられる。このような分析は、出力情報取得部714が行ってもよいし、制御部71に別個に設けられた交通分析部(図示せず)が行ってもよい。
次に、分析用端末6の出力情報取得部612は、分析サーバ7から出力情報を取得し、出力部63に送信する(ステップS52)。なお、本ステップにおいて、出力情報取得部612は、出力部63が目的地を星印などの目印で表示したり、目的地の名称を表示したり、道路種別(高規格道路,一般道等)ごとに色等の表示態様を変えて表示するように、出力情報を映像信号に変換してもよい。
以下、図8〜図13を参照して、交通分析のいくつかの例について説明する。図8〜図13はいずれも分析用端末6の画面表示を示している。
図8は新東名開通区間の利用者の目的地を分析した結果を示し、図9は交通分析結果をまとめた表を示している。具体的には、図8は、2016年2月14日から3月31日までの約1ヶ月半の期間において、抽出断面Sを通過し新東名開通区間を利用した車の移動実績を、補完移動実績情報データベース721から抽出した結果を表示している。なお、図8中の数字は、流出断面Sを基準とした流入・流出率を示している。図9は、目的地として設定された施設のうち上位5件をリストアップしたものである。図8および図9の交通分析によれば、新道路の利用者の目的地や、新規道路開通による効果を容易に把握することができる。
図10は、圏央道開通区間の利用者の目的地を分析した結果を示し、図11は、主な目的地別にデータ数をまとめた表を示している。具体的には、図10は、2016年1月から3月までの約3ヶ月の期間において、圏央道開通区間を利用した車の移動実績を、補完移動実績情報データベース721から抽出した結果を表示している。なお、図10中の数字は、抽出されたデータ数の割合を示している。また、図10中の星印は、目的地として設定された施設のうち上位5件を表示したものである。図10では、圏央道とそれ以外の道路を識別可能な態様(例えば色を変える)で表示している。図10によれば、圏央道利用者の目的地および移動経路を容易に把握することができる。
図11には、比較のため、未開通の区間であるミッシングリンク(相模原愛川IC〜高尾山IC間,桶川北本IC〜白川菖蒲IC間,神崎IC〜大栄JCT間)が存在する2014年のデータ数も表示している。全国的な流入数で見て、地元観光地については、2014年比で増加率(倍率)が2倍以上となっていることから、需要が増加した(すなわちストック効果がある)ことがわかる。一方、大型商業施設については、増加率が2倍未満であることから、行きやすくなったものの、それほど需要自体は伸びていないことがわかる。このように、図11の分析結果によれば、ストック効果が現れている施設を容易に把握することが可能である。
図10および図11で示したように、圏央道利用者の経路および目的地を容易に把握することが可能となる。また、圏央道利用者の目的地に着目することで、流入経路を容易に把握することができる。新規道路の開通前後における2つの期間について分析を行うことで、施設等の目的地への流入数の変化を知ることもできる。このように経年比較を行うことで、ミッシングリンクとなっていた区間が繋がることによる効果を可視化することもできる。また、出発側の分布を見ることで、道路が開通したことによる施設の商圏の変化も捉えることもできる。
次に、図12(a),(b)は、道路開通前後で神社Cへの流入経路を分析した結果を示している。図12(a),(b)では、圏央道、高規格道路、一般道を識別可能な態様(例えば色を変える)で表示している。
より詳しくは、図12(a)および(b)は、神社Cを目的地として移動した車の移動実績を、補完移動実績情報データベース721から抽出した結果を表示している。図12(a)は2014年1月から3月までの期間について分析した結果を示し、図12(b)は2016年1月から3月までの期間について分析した結果を示している。図12(a)および(b)を比較することにより、道路開通に伴って東京方面から東名・圏央道経由での流入が大幅に増加するとともに高尾山方面からも流入しており、ストック効果が現れていることがわかる。また、神社C周辺の商圏が広域化していることもわかる。
次に、図13は、目的地のカテゴリ別に道路整備の効果を分析した結果を示すグラフである。具体的には、2014年1月から3月までの期間と、2016年1月から3月までの期間の2期間について、新たに開通した道路(高規格道路)を利用して流入した車の移動実績を、補完移動実績情報データベース721から抽出し、目的地のカテゴリ別に、新規道路利用率の差および目的地設定数の増加率を求めてプロットした結果である。より詳しくは、目的地カテゴリ別に、目的地設定総数に対する新高規格道路(2013年12月以降に開通した高規格道路)を利用した目的地設定数の割合を計算し、2014年と2016年との差を取ったものである。
図13の分析結果によれば、道の駅やゴルフ場のようにグラフの右上に位置するカテゴリほど、2014年に比べて2016年の目的地設定数の増加率が高く、かつ新高規格道路を利用して目的地まで移動するユーザが多いことから、新高規格道路の開通によって恩恵を受けたカテゴリと言える。逆に、ディスカウントストアや居酒屋は、目的地設定数の増加率が低く、かつ新高規格道路を利用する人はほぼいないことから、単純に衰退したカテゴリと考えられる。アウトレットモールやスキー/スノボについては、新高規格道路の利用率は延びているにも関わらず、目的地設定数の増加率は平均値を下回っていることから、利用道路が旧高規格道路(2013年12月以前から存在する高規格道路)もしくは一般道(高規格道路以外の道路)から新高規格道路に転換しただけであり、施設への来客数はさほど増加しなかったカテゴリと言える。このように図13の交通分析によれば、新規に開通した高規格道路によって恩恵を受けたカテゴリと、そうでないカテゴリを容易に分類することができる。
なお、カテゴリ別に限らず、POI(Point Of Interest)単位で分類することで、より解像度の高い分析を行うこともできる。また、目的地の属するエリア別(行政界、メッシュ単位等)に分析することで、新規に開通した高規格道路によって恩恵を受けたエリアと、そうでないエリアを容易に分類できるようにしてもよい。
上記のように、第2の実施形態では、補完移動実績情報生成部713が、移動実績情報および経路探索条件情報に基づいて、出発地および/または目的地が移動実績情報に付加された補完移動実績情報を生成する。換言すれば、実際に移動した経路を出発地および/または目的地で区切ることで、移動の意図に関する情報を含んだ分析対象経路とする。そして、出力情報取得部714が、補完移動実績情報データベース721から交通分析条件を満たす補完移動実績情報を抽出する。これにより、移動実績情報と経路探索条件情報のそれぞれの特徴を活かし、種々の有益な交通分析(道路整備と目的地設定の相関分析、カテゴリ別に目的地の分類、新規道路開通に伴う利用経路・目的地の変化の可視化など)を行うことができる。
なお、上記の分析例では、自動車による移動の例について説明したが、本発明は、自動車による移動だけでなく、その他の移動手段(電車、バス、バイク、自転車、徒歩など)による移動に対しても適用可能である。例えば、鉄道やバスの新規路線の開通に伴う利用経路・目的地の変化を把握することも可能である。
また、第1および第2の実施形態における出力情報取得部223,324,612,714はいずれも、特許請求の範囲における「出力情報取得手段」に相当し得る構成要素である。
上述した実施形態で説明した情報処理システムの少なくとも一部は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。ソフトウェアで構成する場合には、情報処理システムの少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。
また、情報処理システムの少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
さらに、一つまたは複数の情報処理装置によって情報処理システムを機能させてもよい。複数の情報処理装置を用いる場合、情報処理装置のうちの1つをコンピュータとし、当該コンピュータが所定のプログラムを実行することにより情報処理システムの少なくとも1つの手段として機能が実現されてもよい。
また、方法の発明においては、全ての工程(ステップ)をコンピュータによって自動制御で実施するようにしてもよい。また、各工程をコンピュータに実施させながら、工程間の進行制御を人の手によって実施するようにしてもよい。また、さらには、全工程のうちの少なくとも一部を人の手によって実施するようにしてもよい。
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や種々の変形を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではない。特許請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
1,1A 情報処理システム
2 端末装置
21 通信部
22 制御部
221 位置情報取得部
222 探索条件取得部
223 出力情報取得部
23 測位部
24 操作入力部
25 出力部
3 サーバ
31 通信部
32 制御部
321 移動実績情報取得部
322 経路探索条件情報取得部
323 補完移動実績情報生成部
324 出力情報取得部
33 記憶部
331 移動実績情報データベース
332 経路探索条件情報データベース
333 補完移動実績情報データベース
4 ネットワーク
5 ログサーバ
51 記憶部
511 移動実績情報データベース
512 経路探索条件情報データベース
6 分析用端末
61 制御部
611 分析条件取得部
612 出力情報取得部
62 操作入力部
63 出力部
7 分析サーバ
71 制御部
711 移動実績情報取得部
712 経路探索条件情報取得部
713 補完移動実績情報生成部
714 出力情報取得部
715 交通分析部
72 記憶部
721 補完移動実績情報データベース
A 部分
R1,R2,R3 移動経路
S 抽出断面

Claims (12)

  1. 出発地および/または目的地を含む経路探索条件情報を取得する経路探索条件情報取得手段と、
    移動実績を示す位置情報を含む移動実績情報を取得する移動実績情報取得手段と、
    前記経路探索条件情報に含まれる出発地および/または目的地が前記移動実績情報に付加された補完移動実績情報を取得する出力情報取得手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記出力情報取得手段は、前記補完移動実績情報として、前記経路探索条件情報に含まれる出発地および/または目的地が施設である補完施設移動実績情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記移動実績情報および前記経路探索条件情報に基づいて、前記移動実績情報および前記経路探索条件情報を関連付けることにより、前記補完移動実績情報を生成する補完移動実績情報生成手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
  4. 前記補完移動実績情報生成手段は、前記移動実績情報に含まれる移動時間情報と、前記経路探索条件情報に含まれる経路探索時間情報とに基づいて、前記移動実績情報および前記経路探索条件情報を関連付けることを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記出力情報取得手段は、前記移動実績情報の一部または全部であって、前記出発地および前記目的地を端点として有する思い出移動実績情報を、前記補完移動実績情報として取得することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理システム。
  6. 前記出力情報取得手段は、複数の前記補完移動実績情報が格納された補完移動実績情報データベースから、交通分析条件を満たす補完移動実績情報を取得することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理システム。
  7. 通信可能に接続された複数のコンピュータによって構成される情報処理システムであって、
    出発地および/または目的地を含む経路探索条件情報を取得する経路探索条件情報取得手段と、
    移動実績を示す位置情報を含む移動実績情報を取得する移動実績情報取得手段と、
    前記経路探索条件情報に含まれる出発地および/または目的地が前記移動実績情報に付加された補完移動実績情報を取得する出力情報取得手段と、
    を備えた情報処理システムを機能させるために、
    上記コンピュータの少なくとも1つを上記出力情報取得手段として機能させるための情報処理プログラム。
  8. 通信可能に接続された複数のコンピュータによって、請求項1〜6のいずれかに記載の情報処理システムを機能させるために、
    上記コンピュータのうちの1つを請求項1〜6のいずれかに記載の情報処理システムにおける上記出力情報取得手段として機能させるための情報処理プログラム。
  9. コンピュータを、請求項1〜6のいずれかに記載の情報処理システムにおける上記出力情報取得手段として機能させるための情報処理プログラム。
  10. 通信可能に接続された複数の情報処理装置によって、
    出発地および/または目的地を含む経路探索条件情報を取得する経路探索条件情報取得手段と、
    移動実績を示す位置情報を含む移動実績情報を取得する移動実績情報取得手段と、
    前記経路探索条件情報に含まれる出発地および/または目的地が前記移動実績情報に付加された補完移動実績情報を取得する出力情報取得手段と、
    を備えた情報処理システムを構成するために、
    上記手段の少なくとも1つを備えたことを特徴とする情報処理装置。
  11. コンピュータを、
    出発地および/または目的地を含む経路探索条件情報を取得する経路探索条件情報取得手段、
    移動実績を示す位置情報を含む移動実績情報を取得する移動実績情報取得手段、および
    前記経路探索条件情報に含まれる出発地および/または目的地が前記移動実績情報に付加された補完移動実績情報を取得する出力情報取得手段
    として機能させるための情報処理プログラム。
  12. 経路探索条件情報取得手段が、出発地および/または目的地を含む経路探索条件情報を取得するステップと、
    移動実績情報取得手段が、移動実績を示す位置情報を含む移動実績情報を取得するステップと、
    出力情報取得手段が、前記経路探索条件情報に含まれる出発地および/または目的地が前記移動実績情報に付加された補完移動実績情報を取得するステップと、
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
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