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JP2018081526A - 電子カルテシステム - Google Patents

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JP2018081526A
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Abstract

【課題】電子カルテ情報を閲覧する医師に対して、薬剤の情報を提供する。
【解決手段】医療従事者が使用する医療機関端末にネットワークを介して接続し、医療機関端末に電子カルテを表示する電子カルテシステムであって、医療機関端末に表示される電子カルテ画面の少なくとも一部に設定されたアナウンスメント枠に表示されるアナウンスメント情報と、アナウンスメント情報と関連付けられた表示先条件とを記憶する記憶手段と、医療機関端末に電子カルテ画面を表示する際に、当該電子カルテ画面が表示先条件に該当するか否かを判定し、該当する場合は、当該電子カルテ画面のアナウンスメント枠に該当する表示先条件に関連付けられたアナウンスメント情報を表示する電子カルテ情報処理手段とを備える
【選択図】 図1

Description

本発明は、医療機関において診療の経過を記録するカルテを電子的に記録、管理する電子カルテシステムに関する。
一般財団法人日本医薬情報センター(JAPIC)の「日本の新薬−新薬承認審査報告書DB−」によれば、2013年には69件、2014年には102件、そして2015年には71件の新薬が承認されている。このように毎年多くの新薬が承認され、薬剤の種類は年々増加している。一般に、製薬会社の営業部門に所属する医薬情報担当者(通称MR:Medical Representatives)が、医療機関を訪問し、医療従事者(医師、歯科医師、薬剤師、看護師、クラーク、技師など)に新薬を含め未だ採用されていない自社の薬剤の情報を提供し、これにより、新薬の適正な使用と普及を図ることを目指している。
ところで、電子カルテシステムの関連システムとして、医療機関で医師が処方した処方薬の情報を管理する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の処方薬管理システムでは、レセプト(診療報酬明細書)や電子カルテなどに記載された診察結果を収集して診察結果データベースを構成したので、検索対象の病名に対して他の機関などの処方の情報を取得できる、とされている。具体的には、検索対象の病名のヒット数、かかる病名に対して処方された処方薬のヒット数、処方薬毎のヒット数と占有割合などが特定され、かかる検索結果を処方薬検索画面に表示される。これにより、医師は、他の機関がどのような処方を行っているかを参考にできる。
さらに、特許文献1に記載の処方薬管理システムでは、製薬会社などの広告主が病名に対応する商品情報を表示することができ、医師が病名で検索すると、検索結果を統計的に表示するとともに、病名の検索結果のリストの近辺に対応する広告情報を表示できることが記載されている。これにより、製薬会社などは、医師が検索した病名に対して、広告情報を提供することができる。
特開2010−128718号公報
しかしながら、特許文献1には、薬剤の広告活動を積極的かつ強力に推進するための具体的な手段及び方策について記載されていない。薬剤の開発には膨大な費用が投入されており、製薬会社はなるべく早いうちに薬剤の情報を多数の医療関係者に広く浸透させ、開発費用の回収を図りたいが、特許文献1に記載の処方薬管理システムでは、特定の病名で検索された際に広告が表示されるため、特定の病名の患者を診察した時、診察した医師だけに対し、処方薬の検索結果を表示する特定の表示画面(特許文献1の図10参照)において処方薬を選択する間だけしか広告が表示されなかった。そもそも医師は多数の患者を効率よく診察するために、診察時に広告を吟味する余裕は少なく、この点においても特許文献1に記載の広告表示方法では、宣伝広告効果が不十分なものであった。さらに、特許文献1では、広告情報は、電子カルテ情報入力中の医師に対するものであり、医療機関における薬剤採用の決定を有する責任者などに対して効果的な薬剤の広告や情報提供を行うことが難しかった。また、費用を投じて薬剤の広告宣伝を行っても、製薬会社は薬剤が処方薬として実際に採用されたか否か直接的に確認することができないので、薬剤の広告の費用対効果を把握することも難しい。
本発明は、薬剤の情報提供活動を積極的かつ強力に推進するためになされたものであり、上記問題の少なくとも一つを解決することを可能とする電子カルテシステムを提供することを目的とする。
前述した課題を解決するため、本発明の電子カルテシステムは、医療従事者が使用する医療機関端末にネットワークを介して接続し、前記医療機関端末に電子カルテを表示する電子カルテシステムであって、前記医療機関端末に表示される電子カルテ画面の少なくとも一部に設定されたアナウンスメント枠に表示されるアナウンスメント情報と、前記アナウンスメント情報と関連付けられた表示先条件とを記憶する記憶手段と、前記医療機関端末に電子カルテ画面を表示する際に、当該電子カルテ画面が前記表示先条件に該当するか否かを判定し、該当する場合は、当該電子カルテ画面のアナウンスメント枠に該当する表示先条件に関連付けられたアナウンスメント情報を表示する電子カルテ情報処理手段と、を備えることを特徴とする。
また、上記電子カルテシステムにおいて、前記記憶手段には、電子カルテシステムにログイン可能な医療従事者の属性情報が記憶され、前記表示先条件は、医療従事者の属性情報を含み、前記電子カルテ情報処理手段は、医療従事者が電子カルテシステムにログインする際に、ログインした医療従事者の属性情報を取得し、取得した属性情報を含む表示先条件に関連付けられたアナウンスメント情報をログインした医療従事者に対して表示される電子カルテ画面のアナウンスメント枠に表示してもよい。
また、上記電子カルテシステムにおいて、前記記憶手段には、前記ネットワークに接続された医療機関端末の属性情報が記憶され、前記表示先条件は、医療機関端末の属性情報を含み、前記電子カルテ情報処理手段は、電子カルテシステムに接続した医療機関端末の属性情報を取得し、取得した属性情報を含む表示先条件に関連付けられたアナウンスメント情報を当該医療機関端末の電子カルテ画面のアナウンスメント枠に表示してもよい。
また、上記電子カルテシステムにおいて、前記記憶手段には、各電子カルテ画面の属性情報が記憶され、 前記表示先条件は、電子カルテ画面の属性情報を含み、前記電子カルテ情報処理手段は、前記医療機関端末に電子カルテ画面を表示する際に、表示する電子カルテ画面の属性情報を取得し、取得した属性情報を含む表示先条件に関連付けられたアナウンスメント情報を当該電子カルテ画面のアナウンスメント枠に表示してもよい。
本発明によれば、電子カルテ画面の少なくとも一部にアナウンスメント枠を設け、アナウンスメント枠に表示するアナウンスメント情報と関連付けて表示先条件(医療従事者の属性情報、医療機関端末の属性情報又は電子カルテ画面の属性情報など)を設定することにより、電子カルテ画面を表示する際に、当該電子カルテ画面が前記表示先条件に該当するか否かを判定し、該当する場合は、当該電子カルテ画面のアナウンスメント枠に該当する表示先条件に関連付けられたアナウンスメント情報を表示することができる。このように、本発明では、表示先条件に該当する特定の電子カルテ画面において薬剤情報を提供することができ、所望の医療従事者に対してピンポイントで薬剤情報を提供することが可能となる。また、本発明の電子カルテシステムによれば、電子カルテ画面を表示した医療従事者の氏名、職種、役職、所属診療科・部署などによってアナウンスメント枠に表示されるアナウンスメント情報を変えることや、電子カルテ画面を表示している医療機関端末のユーザー、設置先によってアナウンスメント枠に表示されるアナウンスメント情報を変えることや、表示される電子カルテ画面の種類によってアナウンスメント枠に表示されるアナウンスメント情報を変えることが可能となる(ただし、本発明は、異なる表示先条件のアナウンスメント画面に同じアナウンスメント情報を表示することを除外するものではない)。その他の効果については、発明を実施するための形態において述べる。
本発明の電子カルテシステムの全体構成の一例を示す概略図 利用者情報テーブルの一例を示す図 端末情報テーブルの一例を示す図 病状薬剤情報テーブルの一例を示す図 処方オーダー情報テーブルの一例を示す図 アナウンスメント情報テーブルの一例を示す図 アナウンスメント情報登録処理の一例を示すフローチャート アナウンスメント情報表示処理の一例を示すフローチャート 利用者情報表示画面の一例を示す図 特定診療科診察支援画面の一例を示す図 処方オーダー入力画面の一例を示す図 処方オーダー分析処理の一例を示すフローチャート 会計処理の一例を示すフローチャート
[本発明の概要]
図1は、本発明の電子カルテシステム1の全体構成の一例を示す概略図である。本発明の電子カルテシステム1は、医療機関において診療の経過を記録するカルテを電子的に記録、管理するシステムであり、医療従事者が使用する医療機関端末6に表示される電子カルテ画面10の少なくとも一部に設けられたアナウンスメント枠14において、事業者が事業者端末7などを介して登録したアナウンスメント情報を所定の要件に基づいて表示するものである。医療従事者とは、医療機関において医療に従事するものであり、例えば、医師、歯科医師、薬剤師、看護師、クラーク、技師などを含む。医療機関は、病院、診療所、歯科医院、薬局等などである。また、事業者とは、薬剤を製造する製薬会社、薬剤を販売する販売代理店、広告代理店などを含む。
電子カルテ画面10は、医師による患者の診察の過程で医師が電子カルテ情報を入力するために医療機関端末6に表示される各種の画面の集まりであり、例えば、診察を担当する医師の情報を表示する利用者情報表示画面11(図9参照)、特定の診療科(例えば、小児科)における診察時に提供される特定診療科診察支援画面12(図10参照)、医師による処方オーダーの決定を支援するための処方オーダー入力画面13(図11参照)などを含む。なお、これらの利用者情報表示画面11、特定診療科診察支援画面12、処方オーダー入力画面13などは、電子カルテ画面10を構成する画面の一例であり、電子カルテ画面10は、電子カルテシステムの構成に応じて、例示の各画面のほかに、各種の画面を構成することができる。
アナウンスメント枠14は、各種の電子カルテ画面10の少なくとも一部の画面に設けられており、アナウンスメント情報を表示するための画面内に設けられた所定の領域(画面の一部でも全部でもよい)である。アナウンスメント枠14は、電子カルテシステムにログインした者の属性、表示する医療機関端末6の属性又は電子カルテ画面10の種類などについて独立して設けられており、それらの属性や種類に応じてアナウンスメント枠14に表示されるアナウンスメント情報を変更可能とされることが好ましい。アナウンスメント枠14は、複数のアナウンスメント情報を表示できるように構成してもよいし、一つのアナウンスメント情報だけしか表示できないように構成してもよい。
アナウンスメント情報は、アナウンスメント枠14に表示される情報を含み、例えば、薬剤の名称、効果効能、従来品との相違点、製薬会社などを含む。アナウンスメント情報は、表示先条件と関連付けられており、表示先条件に基づいて表示される。
表示先条件は、アナウンスメント情報を表示するアナウンスメント枠を特定する情報であり、電子カルテシステム側であらかじめ設定してもよいし、事業者側がアナウンスメント情報を登録する際に設定できるようにしてもよい。表示先条件として、例えば、医療従事者の属性情報、医療機関端末の属性情報又は電子カルテ画面の属性情報などを設定してもよく、表示先条件は一つであっても、複数であってもよい。複数の表示先条件が設定されている場合には、複数の表示先条件の全てを満たす場合に表示するAND処理であっても、複数の表示先条件の何れか満たす場合に表示するOR処理であっても、AND処理とOR処理とを組み合わせた処理であってもよい。
医療従事者の属性情報とは、医療従事者に関連付けられた情報であり、例えば、医療従事者の氏名、職種(医師、歯科医師、薬剤師、看護師、クラーク、技師など)、役職(局長、次長、部長、科長など)、所属診療科・部署などである。事業者は、表示先条件として、アナウンスメント情報を提示したい医療従事者を含む属性情報を設定することができる。医療機関端末の属性情報とは、医療機関端末に関連付けられた情報であり、例えば、医療機関端末のユーザー、設置先(設置診療科・部署)などである。事業者は、表示先条件として、アナウンスメント情報を提示したい医療機関端末を含む属性情報を設定することができる。電子カルテ画面の属性情報とは、電子カルテ画面に関連付けられた情報であり、例えば、電子カルテ画面の種類である。事業者は、表示先条件として、アナウンスメント情報を提示したい電子カルテ画面の種類を設定することができる。
本発明によれば、電子カルテ情報などを入力、閲覧、編集中の医療従事者に対して、医療従事者の属性情報、医療機関端末の属性情報又は電子カルテ画面の属性情報に応じて、電子カルテ画面のアナウンスメント枠に適宜の薬剤情報を提供することができる。また、本発明では、アナウンスメント枠に表示した薬剤が処方薬として採用された場合、当該アナウンスメント情報を提供した事業者に対象の薬剤が採用された旨を通知することもでき、これにより、事業者はアナウンスメント枠を用いた薬剤情報の提供による効果を正しく把握することができる。
[電子カルテシステムの構成]
図1に示す電子カルテシステム1は、電子カルテ情報、レセプト作成情報などを作成及び管理するための電子カルテサーバ2と、アナウンスメント枠及びアナウンスメント情報などを管理するためのアナウンスメント枠管理サーバ3とを備え、必要に応じて、アナウンスメント枠の販売費用についての決済を管理する会計サーバ4と、各サーバを管理するための管理端末5と、医療従事者A〜Cが操作する医療機関端末6A〜6Cと、アナウンスメント枠の購入を希望する事業者が操作する事業者端末7とを含んでもよい。各サーバ及び各端末は、ネットワーク8を介して、相互に接続する。
電子カルテサーバ2は、患者毎の電子カルテ情報などを管理する装置であり、医療機関等に設置された医療機関端末6に、電子カルテ画面10を表示し、医師による電子カルテ情報の入力を支援することができ、アナウンスメント枠管理サーバ3と協働して電子カルテ画面10内のアナウンスメント枠14にアナウンスメント情報を表示する。さらに、電子カルテサーバ2は、電子カルテ情報の一部である処方オーダーを管理する機能、医師により特定の病状(病名、症状、容態を含む)が選択されると、病状に対応した薬剤一覧を表示する機能を有し、医療機関等に設置された医療機関端末6に、処方オーダー入力画面13(図13参照)を表示し、医師による処方オーダーの入力を支援することができる。処方オーダーとは、電子カルテ情報の一部であり、患者の診察において、医師が診断した病状と、かかる病状に対して処方される処方薬と、かかる処方薬の用法用量を含む情報であり、処方箋などを作成するための基礎となるものである。
電子カルテサーバ2は、例えば、各種のサーバ、パーソナルコンピュータ、メインフレーム等の計算機又はこれらの組み合わせによって構成することができる。電子カルテサーバ2は、プロセッサ及びメモリなどによって構成される制御手段20、ハードディスク装置などによって構成される記憶手段25、ネットワーク8に接続するためのネットワークインターフェイス(図示省略)を必要に応じて備える。
制御手段20は、プロセッサなどによって記憶手段25に格納された各種プログラムをメモリに格納し、メモリに格納された各種プログラムを読み出して実行し、ハードウェアとプログラムとを協働させ、電子カルテ画面を表示する処理、アナウンスメント情報を表示する処理(図8参照)、電子カルテ情報を登録する処理、処方オーダーを登録する処理、処方オーダーを分析する処理(図12参照)などを実行する電子カルテ情報処理手段22を含む。また、制御手段20は、利用者(医療従事者)を認証する機能、外部システム(例えば、レセプト処理システムなど)と連携する機能、外部システムに構成された標準病状マスタなどを参照する機能などを実現してもよい。
記憶手段25は、利用者である医療従事者の情報を管理する利用者情報テーブル26(図2参照)、医療機関端末の情報を管理する端末情報テーブル27(図3参照)特定の病状に対応付けられた薬剤の情報を管理するめの病状薬剤情報テーブル28(図4参照)、処方オーダーを管理するための処方オーダー情報テーブル29(図5参照)を格納し、そのほか、図示しない患者毎の電子カルテ情報を管理するための電子カルテ情報テーブル、レセプト情報を管理するためのレセプト情報テーブルなどを格納してもよい。
アナウンスメント枠管理サーバ3は、アナウンスメント枠及びアナウンスメント情報などを管理する装置であり、例えば、各種のサーバ、パーソナルコンピュータ、メインフレーム等の計算機又はこれらの組み合わせによって構成することができる。アナウンスメント枠管理サーバ3は、プロセッサ及びメモリなどによって構成される制御手段30、ハードディスク装置などによって構成される記憶手段35、ネットワーク8に接続するためのネットワークインターフェイス(図示省略)を必要に応じて備える。
制御手段30は、プロセッサなどによって記憶手段35に格納された各種プログラムをメモリに格納し、メモリに格納された各種プログラムを読み出して実行し、ハードウェアとプログラムとを協働させ、後述するアナウンスメント情報を登録する処理(図7参照)などを実行するアナウンスメント枠情報処理手段32を含む。また、制御手段30は、利用者(事業者)を認証する機能、外部システム(例えば、製薬会社の業務システムなど)と連携する機能などを実現してもよい。
記憶手段35は、アナウンスメント情報を管理するためのアナウンスメント情報テーブル36(図6参照)などを格納し、そのほか、利用者(事業者)がアナウンスメント枠管理サーバ3に接続するための認証情報などを格納してもよい。
会計サーバ4は、アナウンスメント枠管理サーバ3が実行するアナウンスメント情報の募集処理、登録処理などと連携して、システムの利用者との会計上の処理を実行するものであり、例えば、各種のサーバ、パーソナルコンピュータ、メインフレーム等の計算機又はこれらの組み合わせによって構成することができ、適宜の会計処理プログラムを含む。
管理端末5は、電子カルテシステム1を管理する管理者が操作する装置であり、例えば、パーソナルコンピュータ等を採用することができ、管理GUIプログラムなどを有する。管理端末5は、システムの管理者に対し、サーバの構成、各種プログラム、各種情報を設定及び変更するためのインターフェースを提供する。
医療機関端末6は、医療従事者が操作する装置であり、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、多機能携帯電話(スマートフォン、i−phone(登録商標))などを採用することができる。医療機関端末6は、記憶手段、制御手段及びネットワークインターフェイスを備え、少なくとも、ネットワーク8に接続する機能、電子カルテサーバ2から提供される電子カルテ情報を入力、表示するための電子カルテ画面を表示する機能、及び各種情報を入力する機能を有していればよい。医療機関端末6は、医療機関に設置されてもよいし、医療従事者が所持してもよい。医療機関端末6は、一つの医療機関内に複数の医療機関端末6A〜6Cを配置してもよい。
事業者端末7は、事業者が操作する装置であり、管理端末5及び医療機関端末6と同様に各種の構成を採用することができる。
ネットワーク8は、特に限定されるものではなく、例えば、公衆電話網、ISDN(Integrated Service Digital Networkの略。デジタル総合サービス網とも呼ばれる。)、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、CATV(Community Antenna TeleVision)網、光ファイバー網、無線LAN(Local Area Network)、CS(Communication Satellite)放送、移動電話網などを利用することができる。
なお、図1に示した電子カルテシステム1の構成は単なる例示であり、これに限定されない。図1では、説明のため、電子カルテサーバ2とアナウンスメント枠管理サーバ3と会計サーバ4が例示されているが、各サーバが提供するサービスを例えば一つのサーバで実現してもよいし、一部のサービスを図示されていない他の外部サーバが実現してもよい。また、図1では、電子カルテサーバ2の制御手段20において電子カルテ情報処理手段22が構成され、アナウンスメント枠管理サーバ3の制御手段30においてアナウンスメント枠情報処理手段32が構成されているが、電子カルテ情報処理手段22又はアナウンスメント枠情報処理手段32は、電子カルテサーバ2とアナウンスメント枠管理サーバ3との連携により実現するように構成されてもよいし、電子カルテ情報処理手段22又はアナウンスメント枠情報処理手段32が実行する一部の処理を各端末5〜7の制御手段において実行してもよい。
図2は、電子カルテサーバ2の記憶手段25に格納される利用者情報テーブル26の一例を示す図である。利用者情報テーブル26は、電子カルテシステム1を利用する医療従事者の認証情報や属性情報を管理しており、電子カルテシステム1に医療従事者がログインした際に入力する認証情報に基づいて、医療従事者を特定するとともに、ログインした医療従事者の属性情報を取得できるように構成されている。また、利用者情報テーブル26は、医療従事者の情報を医療機関端末6に表示するための情報としても使用できる。利用者情報テーブル26に登録された内容に基づき、電子カルテ画面10の一部として、例えば、図9に示す利用者情報表示画面11が作成される。利用者情報テーブル26は、利用者ID261、氏名262、職種263、役職264、所属診療科・部署265などを含む。なお、図示しないが利用者情報テーブル26には、各利用者がログイン時に入力するパスワード等も格納されてもよい。
利用者ID261は、電子カルテシステムを利用する医療従事者を一意に特定する識別情報であり、例えば認証情報としてログイン時に利用者に入力させてもよい。氏名262には医療従事者の氏名が格納される。職種263には、当該医療従事者の職種(医師、看護師など)の情報が格納される。役職264には、当該医療従事者の役職(小児科長、室長など)の情報が格納される。所属診療科・部署265には、当該医療従事者が所属する診療科や部署(例えば、小児科、外科など)の情報が格納される。
図3は、電子カルテサーバ2の記憶手段25に格納される端末情報テーブル27の一例を示す図である。端末情報テーブル27は、医療機関端末6A〜6Cの属性情報を管理しており、電子カルテシステム1に医療従事者がログインする際に、電子カルテサーバ3は、使用した医療機関端末6A〜6Cの端末ID等の端末を特定できる情報も併せて取得し、医療機関端末を特定するとともに、使用した医療機関端末の属性情報を取得できるように構成されている。端末情報テーブル27は、端末ID271、ユーザー272、設置273などを含む。端末ID271は、医療機関端末を一意に特定する識別情報であり、例えば電子カルテサーバから付与された識別番号や、製品に固有の製品番号等が利用できる。ユーザー272には、当該医療機関端末を通常使用する者の氏名が格納され、複数人に共有される場合は、例えば「共有」となる。設置273には、当該医療機関端末が設置されている診療科や部署(例えば、小児科、外科など)の情報が格納される。
図4は、病状薬剤情報テーブル28の構成の一例を示す図である。病状薬剤情報テーブル28は、病状と薬剤との対応、病状と診療科との対応などを関連付けた情報であり、対象病状281、診療科282、薬剤283などを含む。対象病状281には、処方オーダーに登録可能な病状又はかかる病状を一意に特定する識別情報が格納される。病状の識別情報を介して、他のデータベースに構成された標準病状マスタから該当する病状を参照してもよい。診療科282は、対象の病状と関連の高い診療科の名称又はかかる診療科の識別情報が格納される。薬剤283には、病状に対応付けられた複数の薬剤の名称又はかかる薬剤の識別情報が格納される。薬剤の識別情報を介して、他のデータベースに構成された薬剤マスタから該当する薬剤を参照してもよい。薬剤283は、薬剤毎に、薬剤の形態(例えば、粉、錠剤、シロップなど)、薬剤量の単位(包、錠、mg、mlなど)、用法用量などを規定した別のテーブルに関連付けられてもよい。
図5は、処方オーダー情報テーブル29の一例を示す図である。処方オーダー情報テーブル29は、医師によって登録された処方オーダーを管理する情報であり、例えば、図13に示す処方オーダー入力画面13を介して、医師により入力された処方オーダーが登録される。処方オーダー情報テーブル29は、患者291、診療科292、日付293、病状294、処方薬295、用法用量296、薬剤採用の存否297などを含む。患者291には、患者の名称又は識別情報が登録される。診療科292には、患者の診察が行われた診療科の名称又は識別情報が登録される。日付293には、患者の診察が行われた日付の情報が登録される。病状294には、医師による患者の診察において、患者の各種症状から診断された病気の種類(病名)、症状、容態等が登録される。処方薬295には、医師により選択された処方薬が登録される。用法用量296には、対象の処方薬の用法用量に係る情報が登録される。薬剤採用の存否297は、処方薬として薬剤が採用されたか否かを示す情報であり、処方オーダーが決定した際に登録される。
図6は、アナウンスメント枠管理サーバ3の記憶手段35に格納されるアナウンスメント情報テーブル36の一例を示す図である。アナウンスメント情報テーブル36は、所定の要件に基づき、医療機関端末6の電子カルテ画面10に表示する薬剤のアナウンスメント情報を管理するための情報であり、アナウンスメントID361、薬剤名称362、表示内容363、表示先条件364、期間368、事業者ID369などを含む。さらに、表示先条件364として、医療従事者属性365、端末属性366、画面属性367などを含む。アナウンスメントID361は、事業者からのアナウンスメント情報を一意に特定する識別情報である。薬剤名称362には、情報提供の対象となる薬剤の名称が格納される。表示内容363は、アナウンスメント枠に表示されるアナウンスメント情報(例えば、効果効能、適応症、PR、従来品との相違点、製薬会社、承認時期、販売開始時期など)が格納される。期間368は、アナウンスメント情報が表示される表示期間を規定したものである。事業者ID369は、アナウンスメント情報を申し込んだ事業者を一意に特定する識別情報である。
表示先条件364は、図6では医療従事者属性365、端末属性366、画面属性367に区分されており、医療従事者属性365には、医療従事者の属性情報が格納され、例えば、医療従事者の氏名、職種(医師、歯科医師、薬剤師、看護師、クラーク、技師など)、役職(局長、次長、部長、科長など)、所属診療科・部署などが必要な範囲で格納される。端末属性366には、医療機関端末の属性情報が格納され、例えば、医療機関端末のユーザー、設置先(設置診療科・部署)などが必要な範囲で格納される。画面属性367には、電子カルテ画面の属性情報が格納され、例えば、電子カルテ画面の種別(例えば、「利用者情報表示画面」「特定診療科診察支援画面」「処方オーダー入力画面」)が必要な範囲で格納される。複数の表示先条件が設定されている場合は、全てを満たす場合に表示するAND処理であっても、複数の表示先条件の何れか満たす場合に表示するOR処理であっても、AND処理とOR処理とを組み合わせた処理であってもよい。例えば、アナウンスメントID:001では、医療従事者として科長以上の役職が、小児科に設置された医療機関端末を利用して電子カルテシステムの利用者情報表示画面を表示した場合、利用者情報表示画面のアナウンスメント枠にアナウンスメントID:001の表示内容(アナウンスメント情報)を表示してもよい(AND処理)。または、医療従事者として科長以上の役職がログインした電子カルテ画面、小児科に設置された医療機関端末に表示される電子カルテ画面及び利用者情報表示画面のアナウンスメント枠にアナウンスメントID:001の表示内容(アナウンスメント情報)を表示してもよい(OR処理)。なお、表示先条件として、患者の病状や薬剤の種類等を含み、ある特定の病状や薬剤の種類の患者の電子カルテ画面10に対し、表示内容(アナウンスメント情報)を表示するように構成してもよい。
以下、本発明の電子カルテシステム1が提供する各種処理について、図1乃至図6も参照しながら説明する。
[アナウンスメント情報登録処理]
図7は、アナウンスメント情報登録処理の一例を示すフローチャートである。まず、管理者は、薬剤のアナウンスメント情報を募集する案内を公開する(S101)。かかる案内は、例えば、書面を事業者に送付してもよいし、事業者が閲覧可能なウェブサイト上に公開してもよいし、アナウンスメント枠処理手段32が、購入候補の事業者に対し薬剤のアナウンスメント情報を募集する案内を送信して公開してもよい。かかる案内には、アナウンスメント情報を表示する医療機関端末6の設置先や電子カルテ画面の種類などの表示先条件の少なくとも一部を予め設定してもよい。また、医療機関端末6の設置先や電子カルテ画面の種類などの表示先条件の数などによって販売額を変更してもよい。各事業者から、アナウンスメント枠の購入希望の申し込みを受理したら(S102)、所定の審査を経て薬剤のアナウンスメント枠を販売する購入者を決定し、アナウンスメント枠処理手段32は、アナウンスメント枠管理サーバ3に接続するための認証情報を購入者である事業者の事業者端末7に送信する(S103)。さらに、アナウンスメント枠処理手段32は、アナウンスメント情報テーブル36に新規のアナウンスメントID361を登録し、その事業者ID369に購入者のIDを登録してもよい。
購入者が、認証情報に基づき、事業者端末7からアナウンスメント枠管理サーバ3に接続すると、アナウンスメント枠処理手段32は、事業者端末7に適宜のアナウンスメント情報登録画面を表示する(S104)。購入者は、アナウンスメント情報登録画面を介してアナウンスメント枠に表示するアナウンスメント情報を入力することができる。さらに、購入者は、アナウンスメント情報登録画面を介して表示先条件の一部、表示期間などを登録できるようにしてもよい。アナウンスメント枠処理手段32は、事業者によって入力された薬剤のアナウンスメント情報を取得すると(S105)、取得したアナウンスメント情報をアナウンスメント情報テーブル36の所定の項目に登録する(S106)。
また、アナウンスメント情報登録画面において、購入費用の決済に必要な決済情報について入力させ、アナウンスメント枠処理手段32は、入力された決済情報を会計サーバ4に送信してもよい。アナウンスメント枠の販売額は、表示期間、表示先条件などに基づいて、変更可能とすることができる。さらに、事業者は、アナウンスメント情報をアナウンスメント情報テーブル36に登録した後、事業者端末7に表示される適宜のアナウンスメント情報確認画面を介して、アナウンスメント情報の登録状態を確認することもできる。アナウンスメント情報の登録後、アナウンスメント枠処理手段32は、アナウンスメント情報が登録された旨を事業者に通知してもよい。
[アナウンスメント情報表示処理]
図8は、アナウンスメント情報表示処理の一例を示すフローチャートである。利用者(医療従事者)が、医療機関端末6を介して、電子カルテシステム1を利用するため、所定のログイン画面において認証情報(例えば、利用者ID、氏名、パスワード等)を入力すると、医療機関端末6は、利用者の認証情報及び/又は当該端末の端末IDなどを電子カルテサーバ2の電子カルテ情報処理手段22に送信し、電子カルテ情報処理手段22は送信された情報を取得する(S201)。
電子カルテ情報処理手段22は、利用者情報テーブル26を参照して、医療機関端末6から取得した利用者の認証情報に基づいて、かかる認証情報が電子カルテシステム1の利用者として登録されているか否かを判定し(S202)、登録されている場合(S202のYes)は、電子カルテシステム1にログイン状態とし、当該医療機関端末6に表示する電子カルテ画面の種類を決定する(S203)。利用者が登録されていない場合や認証情報に誤りがある場合(S202のNo)は、ログインエラー画面を医療機関端末6に表示し、処理を終了する。
表示する電子カルテ画面の種類は、直前の動作又は操作によって決定される。例えば、ログイン時は、電子カルテ画面として受付画面(新規患者の登録、外来患者の受付、患者情報の確認、カルテ起動、処理システム起動、会計待ち、会計済み患者の管理を行う画面)を表示するように設定されていれば、電子カルテ画面の種類は受付画面に決定される。受付画面では、例えば、患者が初めて来院した場合に、新規患者の登録を選択すると、患者情報入力画面が表示され、受付時に収集した患者の情報(氏名、性別、生年月日、身長、体重、血液型、症状(問診票の内容)など)を入力することができ、電子カルテ情報処理手段22が、かかる情報を適宜の電子カルテ情報テーブルに新規に登録し、当該冠者の電子カルテが作成される。再診などであって、電子カルテ情報テーブルに既に該当する患者の電子カルテ情報が登録されている場合には、外来患者の受付又は患者情報の確認を選択し、患者の氏名等から過去の診察結果が入力された電子カルテ情報を検索し、医療機関端末6に電子カルテ画面を表示することもできる。なお、ログイン時に表示する電子カルテ画面としては、ログインした利用者の属性によって異なるように設定してもよいし、利用者が前回ログアウト直前に表示していた電子カルテ画面を表示するように設定してもよい。
次に、電子カルテ情報処理手段22は、決定した電子カルテ画面内にアナウンスメント枠が設定されているか否かを判定し(S204)、アナウンスメント枠が設定されている場合(S204のYes)は、アナウンスメント枠に表示されるアナウンスメント情報を決定するため、アナウンスメント情報テーブル36を参照する(S205)。アナウンスメント枠が設定されていない場合(S204のNo)、決定した電子カルテ画面を医療機関端末6に表示する(S208)。電子カルテ画面内にアナウンスメント枠が設定されているか否かは、電子カルテ画面の種類とアナウンスメント枠の有無とを対応付けたテーブル(図示せず)に基づいて判定することができる。
アナウンスメント情報テーブル36の参照は、アナウンスメント枠管理サーバ3を介して実施される。電子カルテ情報処理手段22は、利用者情報テーブルを参照して、医療機関端末6から取得した利用者の認証情報に基づいて、医療従事者を特定するとともに、ログインした医療従事者の属性情報を取得し、アナウンスメント枠管理サーバ3に送信する。また、電子カルテ情報処理手段22は、端末情報テーブルを参照して、医療機関端末6から取得した端末IDなどに基づいて、医療機関端末を特定するとともに、使用した医療機関端末の属性情報を取得し、アナウンスメント枠管理サーバ3に送信する。また、電子カルテ情報処理手段22は、決定した電子カルテ画面の種類をアナウンスメント枠管理サーバ3に送信する。
アナウンスメント枠管理サーバ3のアナウンスメント情報処理手段32は、アナウンスメント情報テーブル36を参照して、取得した医療従事者の属性情報、医療機関端末の属性情報又は電子カルテ画面の種類に基づいて、表示先条件が該当するアナウンスメント情報を特定し、該当するアナウンスメント情報を電子カルテサーバ2に送信する。電子カルテサーバ2の電子カルテ情報処理手段22は、該当するアナウンスメント情報をアナウンスメント枠管理サーバ3から取得し(S206)、決定した電子カルテ画面のアナウンスメント枠に該当するアナウンスメント情報を表示し(S207)、決定した電子カルテ画面を医療機関端末6に表示する(S208)。なお、該当するアナウンスメント情報がない場合は、電子カルテ情報処理手段22は、アナウンスメント枠にアナウンスメント情報を表示せずに決定した電子カルテ画面を医療機関端末6に表示する(S208)。
その後、表示された電子カルテ画面において、利用者が、医療機関端末6を介して、電子カルテ画面の切換えを含む操作をした場合(S209のYes)、電子カルテ情報処理手段22は、電子カルテ画面の種類を決定するステップ(S203)に進み、直前の動作又は操作に応じた電子カルテ画面を決定し、再び新しい電子カルテ画面におけるアナウンスメント枠の有無を判定し、その表示先条件に該当するアナウンスメント情報を表示する(S204〜S207)。特に利用者から画面の切換えを含む操作がない場合(S209のNo)は、処理を終了する。
例えば、図9は利用者情報表示画面11の一例である。利用者情報表示画面11は、利用者情報テーブル26に登録された利用者情報に基づいて表示される画面であり、電子カルテシステムを使用する利用者の顔写真などが表示される写真表示部111、利用者の氏名が表示される氏名表示部112、利用者の所属(例えば、小児科、外科、内科など)が表示される所属表示部113、利用者の職種及び役職(例えば、医者小児科長など)が表示される職種役職表示部114、医師情報表示画面11の項目に関連付けられた薬剤のアナウンスメント情報を表示するアナウンスメント情報表示部115(アナウンスメント枠)などから構成される。利用者として「山田一郎」が電子カルテシステムを立ち上げ、利用者情報表示画面11(図9)を表示した場合、電子カルテ情報処理手段22は、ログイン時の認証情報から、利用者テーブル26を参照して、職種「医者」、役職「小児科長」、所属診療科・部署「小児科」という医療従事者の属性情報を取得する。さらに、電子カルテ情報処理手段22は、ログイン時に受信した端末IDから、端末情報テーブル27を参照して、ユーザー「山田一郎」、設置「小児科」という医療機関端末の属性情報を取得する。さらに電子カルテ情報処理手段22は、利用者から要求された利用者情報表示画面11を電子カルテ画面として表示することを決定し、図9の利用者情報表示画面11にはアナウンスメント情報表示部115(アナウンスメント枠)が設定されていることから、これらの属性情報等をアナウンスメント枠管理サーバ3に送信する。アナウンスメント情報処理手段32は、アナウンスメント情報テーブル36を参照して、表示先条件が取得した属性情報等に該当するアナウンスメントID001のアナウンスメント情報を選択し、電子カルテサーバ2に送信する。電子カルテサーバ2の電子カルテ情報処理手段22は、アナウンスメントID001のアナウンスメント情報を利用者情報表示画面11のアナウンスメント情報表示部115(アナウンスメント枠)に表示する。
図10は、特定診療科診察支援画面12であり、特定の診療科(例えば、小児科)における診察に用いられる画面である。特定診療科診察支援画面12は、対象の診療科表示部121、対象の診療科に特有の病状リスト122、薬剤の分類表示部123、特定診療科診察支援画面12の項目に関連付けられた薬剤のアナウンスメント情報を表示するアナウンスメント情報表示部124(アナウンスメント枠)などから構成される。病状リスト122は、対象の診療科を受信する患者(例えば、小児患者)に多くみられる病状をまとめて表示するものである。薬剤の分類表示部123は、小児患者の処方可能な薬剤を薬剤の分類(例えば、「シロップ」「粉」「錠剤」)毎に表示するものである。電子カルテ情報処理手段22が特定診療科診察支援画面12を表示する際に、図8の処理が行われ、例えば、利用者として小児科に所属する医療従事者が特定診療科診察支援画面12を表示する場合、又は小児科に設置された医療機関端末において特定診療科診察支援画面12が表示される場合、アナウンスメントID002のアナウンスメント情報を特定診療科診察支援画面12のアナウンスメント情報表示部124(アナウンスメント枠)に表示することができる。
図11は、処方オーダー入力画面13であり、患者の症状に該当する複数の病状を表示し、医師により特定の病状を選択させる病状選択部131、処方オーダー入力画面13の項目に関連付けられた薬剤のアナウンスメント情報を表示するアナウンスメント情報表示部132(アナウンスメント枠)、医師により選択された病状に対応付けられた複数の薬剤を表示する薬剤表示部133、医師の最終的な処方オーダーを表示するための処方オーダー表示部134、入力した処方オーダーを登録するための登録ボタン135などから構成される。例えば、医師又は看護師が処方オーダー入力画面13を表示した場合、電子カルテ情報処理手段22は、アナウンスメント枠管理サーバ3と協働して、アナウンスメントID003のアナウンスメント情報を処方オーダー入力画面13のアナウンスメント情報表示部132(アナウンスメント枠)に表示することができる。
なお、上述した例では、電子カルテ画面を表示する際に、電子カルテ情報処理手段22とアナウンスメント情報処理手段32とが協働して、アナウンスメント枠に該当するアナウンスメント情報を選択し、表示していたが、アナウンスメント情報を登録した後に、対応付けられた表示先条件に基づいて、予め医療従事者、医療機関端末及び電子カルテ画面の組合せで特定されるアナウンスメント枠に対し、表示するアナウンスメント情報を割り当てておいてもよい。また、表示する電子カルテ画面の種類にもよるが、例えば、図10の特定診療科診察支援画面12や図11の処方オーダー入力画面13のように、病状や薬剤が限定されている画面においては、アナウンスメント情報について、アナウンスメント情報の対象である薬剤が、アナウンスメント情報の対象である薬剤が含まれる病状の場合にのみアナウンスメント枠に表示するようにしてもよい。これは、例えば、病状薬剤情報テーブル28を参照したり、アナウンスメント情報登録時に設定させたりすることにより実現できる。さらに、複数の表示先条件について優先順位を設けてもよい。
[処方オーダー分析処理]
図12は、処方オーダー分析処理の一例を示すフローチャートである。処方オーダー分析処理では、電子カルテ情報処理手段22又はアナウンスメント情報処理手段32は、事業者の事業者端末7に適宜の処方オーダー分析画面を表示する(S401)。次いで、電子カルテ情報処理手段22又はアナウンスメント情報処理手段32は、処方オーダー情報テーブル29を参照して、適当な期間内における複数の処方オーダーを取得し(S402)、処方オーダーに含まれる複数の処方薬と薬剤の採用実績を取得する(S403)。そして、電子カルテ情報処理手段22又はアナウンスメント情報処理手段32は、アナウンスメント情報の対象となった薬剤が採用された回数及び採用されなかった回数などを統計的に処理し、薬剤のアナウンスメント情報を表示した効果に関するレポートを作成し、事業者に提供してもよい(S404)。ここで、処方オーダー情報テーブル29に、処方オーダー入力画面13などに表示されたアナウンスメント情報についても記憶しておくことによって、より細かい統計データを得ることができる。例えば、アナウンスメント情報がアナウンスメント枠に表示された回数、表示された場合に対象となった薬剤が採用された回数及び採用されなかった回数、表示されなかった場合に対象となった薬剤が採用された回数及び採用されなかった回数などの統計データを得ることができる。
また、電子カルテ情報処理手段22は、処方オーダーが登録される都度、薬剤採用の存否を判定し、アナウンスメント枠に表示された薬剤が採用されている場合は、アナウンスメント情報を提供した事業者に、対象の薬剤が処方オーダーとして採用された旨を通知してもよい。これにより、本発明では、事業者は、アナウンスメント情報を表示した効果を正しく把握することができ、効果的な薬剤のプロモーションを実施できる。
[会計処理]
図13は、会計処理の一例を示すフローチャートである。会計処理では、会計サーバ4は、管理端末5に適宜の会計処理画面を表示することができる(S501)。会計サーバ4は、アナウンスメント枠を購入した事業者から提供された決算情報を取得し(S502)、決済情報に登録された内容から請求書を作成し(S503)、請求書を事業者に送付する。入金が確認できた後、会計サーバ4は、決済情報を更新する(S504)。決済情報は、アナウンスメント情報登録時に事業者に入力させたものをアナウンスメント枠管理サーバ3から取得してもよいし、その後、事業者から直接提供させてもよい。
なお、会計サーバ4は、購入した事業者に購入金額の全部を一時に請求してもよいが、例えば、購入金額の一部だけを請求し、購入金額の一部が落札者から入金されれば、アナウンスメント枠に表示するアナウンスメント情報を登録させ、その後、アナウンスメント情報の対象の薬剤が処方オーダーとして採用された実績に基づいて購入金額の残り又は実績費用を請求するように構成してもよい。これにより、事業者は、相応の負担でアナウンスメント情報の表示による効果の恩恵を受けることができる。
1 電子カルテシステム
2 電子カルテサーバ
3 アナウンスメント枠管理サーバ
4 会計サーバ
5 管理端末
6 医療機関端末
7 事業者端末
8 ネットワーク
10 電子カルテ画面
11 利用者情報表示画面
12 特定診療科診察支援画面
13 処方オーダー入力画面
14 アナウンスメント枠
22 電子カルテ情報処理手段
25 記憶手段
26 利用者情報テーブル
27 端末情報テーブル
28 病状薬剤情報テーブル
29 処方オーダー情報テーブル
30 制御手段
32 アナウンスメント情報処理手段
35 記憶手段
36 アナウンスメント情報テーブル

Claims (4)

  1. 医療従事者が使用する医療機関端末にネットワークを介して接続し、前記医療機関端末に電子カルテを表示する電子カルテシステムであって、
    前記医療機関端末に表示される電子カルテ画面の少なくとも一部に設定されたアナウンスメント枠に表示されるアナウンスメント情報と、前記アナウンスメント情報と関連付けられた表示先条件とを記憶する記憶手段と、
    前記医療機関端末に電子カルテ画面を表示する際に、当該電子カルテ画面が前記表示先条件に該当するか否かを判定し、該当する場合は、当該電子カルテ画面のアナウンスメント枠に該当する表示先条件に関連付けられたアナウンスメント情報を表示する電子カルテ情報処理手段と、
    を備えることを特徴とする電子カルテシステム。
  2. 前記記憶手段には、電子カルテシステムにログイン可能な医療従事者の属性情報が記憶され、
    前記表示先条件は、医療従事者の属性情報を含み、
    前記電子カルテ情報処理手段は、医療従事者が電子カルテシステムにログインする際に、ログインした医療従事者の属性情報を取得し、取得した属性情報を含む表示先条件に関連付けられたアナウンスメント情報をログインした医療従事者に対して表示される電子カルテ画面のアナウンスメント枠に表示することを特徴とする請求項1に記載の電子カルテシステム。
  3. 前記記憶手段には、前記ネットワークに接続された医療機関端末の属性情報が記憶され、
    前記表示先条件は、医療機関端末の属性情報を含み、
    前記電子カルテ情報処理手段は、電子カルテシステムに接続した医療機関端末の属性情報を取得し、取得した属性情報を含む表示先条件に関連付けられたアナウンスメント情報を当該医療機関端末の電子カルテ画面のアナウンスメント枠に表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子カルテシステム。
  4. 前記記憶手段には、各電子カルテ画面の属性情報が記憶され、
    前記表示先条件は、電子カルテ画面の属性情報を含み、
    前記電子カルテ情報処理手段は、前記医療機関端末に電子カルテ画面を表示する際に、表示する電子カルテ画面の属性情報を取得し、取得した属性情報を含む表示先条件に関連付けられたアナウンスメント情報を当該電子カルテ画面のアナウンスメント枠に表示することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の電子カルテシステム。
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