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JP2018081196A - 現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 Download PDF

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JP2018081196A JP2016223235A JP2016223235A JP2018081196A JP 2018081196 A JP2018081196 A JP 2018081196A JP 2016223235 A JP2016223235 A JP 2016223235A JP 2016223235 A JP2016223235 A JP 2016223235A JP 2018081196 A JP2018081196 A JP 2018081196A
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Yuki Tsuchiya
右騎 土屋
山根 正行
Masayuki Yamane
正行 山根
吉田 圭一
Keiichi Yoshida
圭一 吉田
篤 黒川
Atsushi Kurokawa
篤 黒川
俊樹 林
Toshiki Hayashi
俊樹 林
達也 大平
Tatsuya Ohira
達也 大平
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

【課題】現像剤搬送部材の軸受け部の温度上昇を抑制しつつ、シール性を確保した現像装置を提供する。
【解決手段】現像装置5は、鉛直方向上下に設けた上方の供給スクリュ105と下側の攪拌スクリュ106を備えている。また、上方の供給スクリュ105から下方の攪拌スクリュ106に現像剤を落下させて受け渡す第二受け渡し部110bと、各搬送スクリュの回転軸の長手方向両端近傍にそれぞれ設けられ、回転軸を受ける軸受け部材111と回転軸との隙間をシールするシール部材112も備えている。そして、現像装置5に回転駆動力を入力する一端側である入力ギヤ114側に第二受け渡し部110bを設け、入力ギヤ114側の少なくとも一箇所の軸受け部材111に設けたシール部材112と回転軸との摺動抵抗を、他端側の軸受け部に設けたシール部材112と回転軸との摺動抵抗よりも低くしている。
【選択図】図7

Description

本発明は、現像装置、この現像装置を有したプロセスカートリッジ、及びこれらの少なくともいずれかを備えた画像形成装置に関するものである。
従来から、現像剤を回転軸心方向のいずれか一方向に向けて搬送する鉛直方向上下に設けられた攪拌スクリュや供給スクリュ等の現像剤搬送部材を備えた、次のような現像装置が知られている。
上方の現像剤搬送部材から下方の現像剤搬送部材に現像剤を落下させて受け渡す連通口と、各現像剤搬送部材の回転軸の長手方向両端近傍にそれぞれ設けられ、回転軸を受ける軸受け部の隙間をシールするシール部材とを備えている。
例えば、特許文献1には、次のような現像装置が記載されている。
現像剤搬送部材の回転軸の現像剤搬送方向上流側の軸受け部(端部)に設けられたシール部材が、搬送方向下流側の軸受け部に設けられたシール部材よりも低いシール性を有するように構成したものである。
このように構成しても、搬送方向上流側のシール部材は、シールする現像剤搬送部材で搬送される現像剤が突き当たらないため、搬送方向下流側のシール部材に比べて劣化し難く、現像剤により劣化したシール部材からの現像剤の漏れは生じない。しかも、現像剤搬送部材の搬送方向上流側のシール部材のシール性を低くすることで、シール部材と現像剤搬送部材の回転軸との摺動抵抗(摺動摩擦)が低減される。
したがって、現像剤搬送能力を向上させるために、現像剤搬送部材の回転速度を上げた場合でも、現像搬送部材の回転軸の両端部からの現像剤の漏れを防止するシール部材の高耐久性を維持しつつ、現像装置の負荷トルク及び温度の上昇を抑制できるとされている。
しかしながら、従来の現像装置では、次のような問題が生じる場合があった。
画像形成装置本体からの回転駆動力の入力を得るための入力ギヤ側が搬送方向下流側となる場合がある。このような場合、入力ギヤ側が搬送方向下流側となった現像剤搬送部材の軸受け部が高温化したり、他端側が搬送方向上流側となった現像剤搬送部材の軸受け部から現像剤が現像装置外に漏れたりする問題である。
入力ギヤ側の軸受け部が温度上昇して高温化すると現像剤の凝集体が発生し、その凝集体が原因で異常画像が発生したり、最悪、軸受け部周辺で搬送部材にトナーが溶融固着して現像装置がロックして画像形成装置の故障を招いたりするおそれがある。
一方、他端側の軸受け部から現像剤が現像装置外に漏れると、異常画像が発生したり、画像形成装置周辺に現像剤が飛散したりするなどして、ユーザーの利用に悪影響を与えてしまうおそれがある。
上述した課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、現像剤を回転軸心方向のいずれか一方向に向けて搬送する鉛直方向上下に設けられた現像剤搬送部材と、上方の現像剤搬送部材から下方の現像剤搬送部材に現像剤を落下させて受け渡す連通口と、各現像剤搬送部材の回転軸の長手方向両端近傍にそれぞれ設けられ、前記回転軸を受ける軸受け部の隙間をシールするシール部材と、を備えた現像装置において、当該現像装置に回転駆動力を入力する一端側である入力ギヤ側に前記連通口を設け、前記入力ギヤ側の少なくとも一箇所の軸受け部に設けたシール部材と前記回転軸との摺動抵抗を、他端側の軸受け部に設けたシール部材と該回転軸との摺動抵抗よりも低くしていることを特徴とする。
本発明によれば、現像剤搬送部材の軸受け部の温度上昇を抑制しつつ、シール性を確保した現像装置を提供できる。
一実施形態に係る複合機の概略構成図。 一実施形態の作像装置の概略構成図。 縦二軸循環方式の現像装置の断面説明図。 縦二軸循環方式の現像装置内の長手方向の現像剤の流れの説明図。 縦二軸循環方式の現像装置内の現像剤のバランスについての説明図。 水平二軸循環方式の現像装置内の現像剤の流れの説明図。 各スクリュ軸を受ける軸受け部の構成例の説明図。 実施例1の現像装置の説明図。 実施例1の各軸受け部の温度上昇の測定結果を示したグラフ。 実施例2の現像装置の説明図。 樹脂シールを用いた実施例1と、毛ブラシシールを用いた本施例2の供給スクリュのリア側の温度上昇の測定結果を示したグラフ。 変形例の現像装置の説明図。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、記録材であるシート(以下、適宜、シートSという。)上にカラーの画像形成を行う電子写真方式のカラー複合機(以下、複合機500という)の一実施形態について説明する。ここで、シートとは、紙、コート紙、ラベル紙、OHPシート、フィルム等を含むものである。
まず、複合機500の概略構成について、図1を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る複合機500の概略構成図である。
図1に示すように複合機500は、複合機本体200の上部に画像読み取り装置であるスキャナ部300と操作パネル410を設けた読取り操作部400を設け、複合機本体200内に中間転写装置10を備えている。この中間転写装置10には、複数のローラに掛けまわしている中間転写体である無端状ベルトの中間転写ベルト11をほぼ水平に張り渡し、図1図中において反時計回りに走行するように設けられている。中間転写装置10の下には、作像手段に相当する、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の作像装置20Y,M,C,Kを、中間転写ベルト11の張り渡し方向に沿って四連タンデム式に並べて配置している。
作像手段としての各作像装置20は、図1図中の時計回りに回転する像担持体であるドラム状の感光体1の周りに、帯電装置3、現像装置5、転写装置13、感光体クリーニング装置2等を設置して構成されている(図2参照)。各作像装置20の下には、静電潜像の書き込み手段である露光装置16が備えられている。ここで、各作像装置20は、現像装置5と、感光体1、帯電装置3、及び、感光体クリーニング装置2の少なくとも1つとを有し、複合機本体200に対して着脱自在なプロセスカートリッジを備えている。
露光装置16の下には、シートSを積載して収納する第一給送トレイ30と第二給送トレイ31をそれぞれ備え、中間転写装置10の二次転写部にシートSを給送する。
一方、中間転写装置10の上方であって、複合機本体200の上部に設けられた排紙部70との間には、各作像装置20の現像装置に補給する対応した色のトナーを収容したトナーボトル19Y,M,C,Kが配置されている。
第一給送トレイ30と第二給送トレイ31には、それぞれ図1図中右上部に、最上位のシートSをシート搬送路60に給送する給送ローラ32、給送されたシートSを搬送する搬送ローラ対33が設けられている。
シート搬送路60は、その大半が複合機本体200内の図1図中右側の下方から上方に向けて形成された縦搬送路であり、複合機本体200の上部に設けられた排紙部70へと通ずるように設けられている。シート搬送路60には、第一給送トレイ30と第二給送トレイ31に設けられた給送ローラ32と搬送ローラ対33に加えて、次のようなものが設けられている。
第一給送トレイ30又は第二給送トレイ31から搬送されてきたシートSを上方のレジストローラ対17に向けて搬送するレジスト前搬送ローラ対61、レジストローラ対17、及び中間転写ベルト11と対向して配置されている二次転写装置15である。また、定着装置18、定着装置18を通過したシートSを排紙ローラ対63に向けて搬送する定着後搬送ローラ対62、及び搬送されてきたシートSを排紙部70に排紙する排紙ローラ対63である。
そして、スキャナ部300で画像を読み込んだり、パソコン等の外部機器から印刷データを受け取ったりして、印刷(画像形成)を行うときは、露光装置16で各作像装置20の感光体に静電潜像の書き込みを行う。この書き込みを行った静電潜像を現像装置で現像して各作像装置20のそれぞれの感光体上に各色のトナー画像を形成する。各作像装置20で形成した各色のトナー画像は、一次転写装置13Y,M,C,Kで順次、一次転写されて中間転写ベルト11上にカラーのトナー画像を形成する。
上記作像動作と並行して、第一給送トレイ30又は第二給送トレイ31の給送ローラ32の1つを選択的に回転して対応する給送トレイからシートSをシート搬送路60に給送する。
また、二次転写位置へ搬送されるカラーのトナー画像にタイミングを合わせるようにして、レジスト前搬送ローラ対61及びレジストローラ対17を駆動し、二次転写装置15における二次転写位置へとシートSを搬送する。
そして、中間転写ベルト11上に形成されたカラーのトナー画像を、二次転写装置15でシートSに二次転写する。画像転写後のシートSは、定着装置18で画像定着後、定着後搬送ローラ対62で搬送され、排紙ローラ対63で排出されて排紙部70上にスタックされる。
ここで、各作像装置20では一次転写後の感光体上に残った転写残トナー等は感光体クリーニング装置で掻き取られて清掃される。
一方、中間転写装置10では二次転写後の中間転写ベルト11上に残った転写残トナー等はベルトクリーニング装置14で掻き取られて清掃される。
そして、次の画像形成(印刷)動作に備える。
ここで、本実施形態の現像装置5は、トナーとキャリアから成る二成分現像剤を用いて潜像担持体上に形成された静電潜像を現像して可視化する二成分現像装置である。その中でも、現像装置内の搬送スクリュの内、現像剤担持体に現像剤を供給する供給スクリュと、補給された追加補給トナーを攪拌・帯電させる攪拌スクリュとが鉛直方向上下に配置されている構成を、以下、適宜、縦二軸現像装置と呼ぶ。
次に、本実施形態の現像装置5の詳細な説明を行う前に、従来の二成分現像装置の説明、及び課題について、より詳しく説明する。
現像装置では、現像装置(現像ケース)内の現像剤が現像装置外に漏れると異常画像が発生したり、画像形成装置周辺に現像剤が飛散したりする等、ユーザーの利用に悪影響を与ええしまうため、現像装置内の現像剤を現像装置外に出さないことが重要である。このために、現像剤が漏れやすい搬送スクリュの軸受け部の搬送スクリュ長手方向中央側(以下、適宜、手前という。)にシール部材を設けることで現像剤が軸受けに侵入したり、現像装置外に漏れたりすることを防止している。
一方で、軸受け部のシール部材と搬送スクリュの軸間の摺動によって熱が発生するという問題もある。この軸受け部の発熱が大きくなると現像剤が高温化し、凝集体が発生する。この凝集体が原因で異常画像が発生したり、最悪の場合には軸受け部周辺で搬送部材にトナーが溶融固着し、現像装置がロックすることでマシンの故障となってしまったりすることもある。
このようなことから、現像装置の軸受け部には現像装置外に現像剤を出さないための「シール性」と、シール部材と搬送スクリュ間の摺動による「温度上昇の抑制」の両立が求められている。例えばシール部材の食い込み量を上げる等してシール性を上げると、シール部材と搬送スクリュの回転軸(の外周面)との摺動抵抗が上がるため、温度上昇が大きくなる。逆に、温度上昇を小さくするために、シール性を弱めれば現像装置外に現像剤が漏れやすくなる。
このように「シール性」と「温度上昇の抑制」という二つのバランスが重要である。
一般的な現像装置は装置を駆動するための入力を装置の奥側(以降、適宜、リア側という。)から画像形成装置本体より得る。この画像形成装置本体から入力を得ている入力ギヤの近傍には、画像形成装置本体のモータや電子基板等の発熱源が多数存在するため、その熱をもらうことで、現像装置においては反対側(以下、適宜、フロント側という。)に比べてリア側の軸受けで温度が高くなる傾向がある。
また、縦二軸現像装置では安定した画像品質を得るために、供給スクリュ側に現像剤を集める構成をとっている。このため、現像装置内の現像剤をフロント側に集めるように供給スクリュよりも攪拌スクリュの現像剤搬送速度が速くなるようにしている。さらに、現像装置のリア側のシール部材の手前には供給スクリュから攪拌スクリュへ現像剤を重力方向に落下させる受け渡し部がある。これらの要因で、現像装置のリア側端部にはほとんど現像剤が存在しないため、フロント側に比べるとシール性を弱める余裕があるという現状がある。
しかし、従来の一般的な水平二軸循環現像装置では、フロント側、リア側に同程度の現像剤が存在する。このため、すべての軸受け部(供給スクリュのフロント、リア、攪拌スクリュのフロント、リア)のシール性を保ちつつ、発熱を抑えるために、搬送スクリュの軸に熱伝導率の高い金属を用いて、軸受け部の発熱をユニット全体に分散させる方法が知られている。
加えて、画像形成装置本体からの回転駆動力の入力をリア側から得ている現像装置において、全ての軸受け部に同じシール部材を用いた場合には、リア側ではフロント側に比べて軸受け部の温度が上昇するという問題があった。
このようなことから、現像装置の軸受け部には現像装置外に現像剤を出さないための「シール性」と、シール部材と搬送スクリュ間の摺動による「温度上昇の抑制」の両立が求められている。このため、従来の現像装置では、リア側では画像形成装置本体への装着方向上流側であるフロント側に比べて軸受け部の温度が上昇する問題は完全には解消できていない。
また、現像装置へ回転駆動力を入力する入力ギヤに関しての考慮は十分になされていない。つまり、一般的な現像装置は画像形成装置本体からの回転駆動力の入力を得るために、リア側に入力ギヤを持っている。そして、入力ギヤによってリア側ではフロント側に比べて軸受け部の温度が上昇する問題は完全には解消できていない。
また、例えば、特許文献1には、次のような現像装置が記載されている。
の現像剤搬送部材の回転軸の現像剤搬送方向下流側の端部に配設されたシール部材よりも低いシール性を有するように構成したものである。
これにより、現像剤搬送能力を向上させるために、現像剤搬送部材の回転速度を上げた場合でも、現像剤搬送部材の回転軸の両端部からの現像剤の漏れを防止するシール部材の高耐久性を維持しつつ、現像装置の負荷トルク及び温度の上昇を抑制できるとされている。
しかしながら、特許文献1に記載の現像装置にも、次のような問題があった。
画像形成装置本体からの回転駆動力の入力を得るための入力ギヤ側の現像剤搬送部材の軸受け部が高温となる場合があった。
このように入力ギヤ側の軸受け部が高温化すると現像剤の凝集体が発生し、その凝集体が原因で異常画像が発生したり、最悪、軸受け部周辺で搬送部材にトナーが溶融固着して現像装置がロックして画像形成装置の故障を招いたりするおそれがある。
次に、本実施形態の複合機500に備える各作像装置20について、図を用いてより詳しく説明する。ここで、各作像装置20の構成は、用いるトナーの色が異なるのみで、その構成は同様であるため、以下の説明では、トナーの色を示すY,M,C,Kの符号は省略して説明する。
図2は、本実施形態の作像装置20の概略構成図である。
現像装置5は、ドラム状の感光体1に対向する現像剤担持体である現像ローラ101、現像ローラ101に対向する現像ドクタである丸棒状の層厚規制部材104を有している。また、現像装置5の現像ケースには現像剤収容部としての供給室107と攪拌室108が設けられ、供給室107と攪拌室108内には、それぞれ配置された供給スクリュ105と攪拌スクリュ106を有している。また、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ109等も有している。
現像ローラ101は、内部に固設されたマグネット(マグネットローラ)102や、その周囲を回転する現像スリーブ103等で構成される。現像剤収容部としての供給室107と攪拌室108内内には、キャリアとトナーとを含む二成分現像剤である現像剤Gが収容されている。
上述したように構成した現像装置5は次のように動作する。現像ローラ101の現像スリーブ103は、図2の矢印c方向に回転している。そして、マグネット102により形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤Gは、現像スリーブ103の回転にともなって現像ローラ101上を移動する。
ここで、現像装置5内の現像剤Gは、攪拌スクリュ106を配置した攪拌室108の下部に設けた濃度検知センサ109の検知結果に基づいて、現像剤中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。詳しくは、現像装置5Y内のトナー消費に応じて、トナーボトル19に収容されているトナーが、トナー補給経路を介して、攪拌スクリュ106を配置した下方の攪拌室108内に補給される。
その後、攪拌室108内に補給されたトナーは、2つの搬送スクリュである攪拌スクリュ106と供給スクリュ105によって、現像剤Gとともに混合・攪拌されながら、2つの現像剤収容部である供給室107と攪拌室108を循環する。そして、現像剤G中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ101上に形成された磁力によりキャリアとともに現像ローラ101上に担持される。
現像ローラ101上に担持された現像剤Gは、図2図中の矢印c方向に搬送されて、丸棒状の層厚規制部材104の位置に達する。そして、現像ローラ101上の現像剤Gは、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体1との対向位置(現像領域)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体1上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ101上に残った現像剤Gは現像スリーブ103の回転にともない供給室107の上方に達し、この位置で現像ローラ101から離脱される。
ここで、本実施形態の現像装置5は、現像ローラ101に現像剤を供給する供給スクリュ105と、補給されたトナーを攪拌・帯電させる攪拌スクリュ106とを鉛直方向に配置した縦二軸の現像装置(以下、適宜、縦二軸現像装置という。)である。また、この現像装置5では、供給スクリュ105で現像ローラ101に現像剤を供給するとともに回収しつつ、供給スクリュ105と攪拌スクリュ106との間で現像剤を循環させる方式(以下、適宜、縦二軸循環方式という。)の現像装置でもある。
次に、縦二軸循環方式の現像装置である現像装置5について、図を用いて、より詳しく説明する。
図3は、縦二軸循環方式の現像装置5の断面説明図である。
図3に示すように、現像装置5には5つの磁極を持つマグネット102と現像スリーブ103からなる現像剤担持体である現像ローラ101を有している。ここで、図3図中に破線で示した磁束密度線102aは法線方向の磁束密度を示している。層規制部材としてSUS製の丸棒状の層厚規制部材104を用いており、現像ローラ101に対して一定の隙間(以下、適宜、ドクターギャップという。)をもって現像装置5本体に固定されている。
現像装置5本体は、追加補給トナーを攪拌・帯電させる攪拌スクリュ106がある攪拌室108と、現像ローラ101に現像剤を供給する供給スクリュ105がある供給室107に分かれており、供給室107と攪拌室108は鉛直方向上下に位置している。攪拌スクリュ106、及び攪拌スクリュ106がそれぞれ図3図中の矢印a,b方向に回転することで現像剤を搬送し、供給室107、攪拌室108間で循環させている。
供給室107に搬送された現像剤は現像ローラ101から受ける磁力によって現像ローラ101へ汲み上げられ、矢印c方向に回転している現像スリーブ103によって搬送され、層厚規制部材104によって一定量に規制された後、現像領域まで搬送される。現像領域でトナーが消費された現像剤はそのまま現像装置5内に戻され、分離極で現像ローラ101より分離され、再び供給室107内でトナーと攪拌される。また、現像装置5には圧抜きフィルター107aを設けることで、現像剤が現像装置5内に戻されるときに生じる気流による内圧上昇を低減している。
次に、縦二軸循環方式の現像装置5の長手方向の現像剤の流れ(循環)について、図を用いて説明する。
図4は、縦二軸循環方式の現像装置5内の長手方向の現像剤の流れの説明図である。
図2を用いて説明したように、縦二軸循環方式の現像装置5では、供給スクリュ105と攪拌スクリュ106が鉛直方向上下に配置されている。
現像装置5内の現像剤は、攪拌スクリュ106の回転によって、その願送方向下流側である、図4図中、矢印G1で示す、複合機本体200に装着したときのフロント(F)側に運ばれる。攪拌スクリュ106の最下流部は内壁となっており、ここに溜まった現像剤は後ろから運ばれてくる現像剤に押されて、攪拌室108と供給室107を連通させたフロント側の第一受け渡し部110aを通り供給スクリュ105側へと図中、矢印G2側へ上げられる。
供給スクリュ105側に上がった現像剤は供給スクリュ105の回転によって、図中矢印G3方向(R:リア側)へ運ばれながら、一部は現像ローラ101に供給され作像を行い、再び供給スクリュ105上に回収される。そして、供給スクリュ105の最下流側(R:リア側)に運ばれた現像剤は、供給室107と攪拌室108を連通させた第二受け渡し部110bが内壁よりも長手方向中央側(以下、適宜、手前側という。)にある。このため、最下流側(R:リア側)に運ばれた現像剤は、内壁に衝突することなく重力により、図中、矢印G4方向の攪拌スクリュ106上に落下する。
このようにして、現像装置5内の現像剤は、現像ローラ101上の静電潜像を現像して消費されつつ、消費されたトナーがトナー補給口121から攪拌室108に補給されて、攪拌室108と供給室107の間を循環する。
ここで、供給スクリュ105(供給室107)側の現像剤が少ないと現像剤の「枯渇」が発生するため、現像装置5内の現像剤を供給スクリュ105側に集めることが重要である。特に、縦二軸循環方式の現像装置5では、攪拌スクリュ106から供給スクリュ105へ現像剤を押し上げるフロント側の第一受け渡し部110aにおいて、重力方向に逆らって現像剤を搬送するため、現像剤の搬送効率が最も悪くなる。このため、現像装置5では、供給スクリュ105に比べて攪拌スクリュ106の現像剤搬送速度を速くし、攪拌スクリュ106の最下流部に現像剤を集めることで、積極的に供給スクリュ105側に現像剤を送るような構成にしている。
次に、現像装置5内の現像剤のバランスについて、図を用いて説明する。
図5は、縦二軸循環方式の現像装置5内の現像剤のバランスについての説明図である。
図4を用いて説明したように、縦二軸循環方式では、現像剤を押し上げるフロント側の第一受け渡し部110aでの搬送効率が落ちるため、攪拌スクリュ106の最下流部に現像剤を集めるようにしている。このため、図5に示すように、攪拌スクリュ106の搬送経路では、第一受け渡し部110aに現像剤が溜まるようになっており、攪拌スクリュ106の上流部には現像剤は少ない。
また、供給スクリュ105の搬送経路については、供給スクリュ105の上流側に最も多く現像剤が存在するため、現像剤面高さが最も高くなり、下流側にいくにしたがって現像剤面高さが低くなって行く。さらに、供給スクリュ105の下流側のシール部材が設けられている内壁の手前に供給スクリュ105から攪拌スクリュ106へ現像剤を重力方向へ落下させるリア側の第二受け渡し部110bがある。このため、下流側のシール部材近傍には現像剤がほとんど存在しない。
これらのことから、軸受け部のシール部材については、現像装置5のリア側(供給スクリュ105下流と攪拌スクリュ106上流)のシール部材には、フロント側(供給スクリュ105上流と攪拌スクリュ106下流)に比べるとシール性を弱める余裕がある。
ここで、従来から良く用いられている水平二軸循環方式の現像装置内の現像剤の流れについて、図を用いて説明する。
図6は、水平二軸循環方式の現像装置内の現像剤の流れの説明図であり、図6(a)が、水平二軸循環方式の現像装置50の例の断面説明図、図6(b)が、水平二軸循環方式の現像装置50内の現像剤の流れの例の斜視説明図である。
図6(a)に示すように、現像装置50本体には、感光体1に対向する現像剤担持体としての現像ローラ101、現像ローラ101に対向する層厚規制部材としてのドクタブレード124を有している。また、現像装置5本体は、追加補給トナーを攪拌・帯電させる攪拌スクリュ106がある攪拌室108と、現像ローラ101に現像剤を供給する供給スクリュ105がある供給室107に分かれており、供給室107と攪拌室108は水平方向に位置している。
また、攪拌室108の一端側上部には消費されたトナーを補給するトナー補給口121が設けられ、攪拌室108の下部にはトナー濃度を検知する濃度検知センサ109が設けられている。
そして、現像ローラ101は、図2等で説明した現像装置5と同様に、その内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成され、供給室107及び攪拌室108内には、キャリアとトナーとを含む現像剤Gが収容されている。
この現像装置50は次のように動作する。現像ローラ101のスリーブは、図6(a)図中の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ101上に担持された現像剤Gは、スリーブの回転に伴い現像ローラ101上を移動する。
ここで、現像装置50内の現像剤Gは、現像剤中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。詳しくは、現像装置50内のトナー消費に応じて、トナーボトル19内に収容されているトナーが、トナー補給経路を通り、トナー補給口121を介して攪拌室108内に補給される。
その後、攪拌室108内に補給されたトナーは、攪拌スクリュ106と供給スクリュ105によって、現像剤Gとともに混合・攪拌されながら、攪拌室108と供給室107を循環する。そして、現像剤G中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ101上に形成された磁力によりキャリアとともに現像ローラ101上に担持される。
現像ローラ101上に担持された現像剤Gは、図6(a)図中の矢印方向に搬送されて、ドクタブレード124の位置に達する。そして、現像ローラ101上の現像剤Gは、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体1との対向位置(現像領域)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体1上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ101上に残った現像剤Gはスリーブの回転にともない、供給室107の上方に達し、この位置で現像ローラ101から離脱される。
一方、水平二軸循環方式の現像装置50内の長手方向の現像剤の流れは、図6(b)に示すように、攪拌室108では、攪拌スクリュ106の回転によって、図中矢印を付した下流側に運ばれる。攪拌スクリュ106の最下流部は内壁となっているため、ここに溜まった現像剤は後ろから運ばれてくる現像剤に押される形で第一受け渡し部110aを通り供給スクリュ105側へと運ばれる。供給室107では、供給スクリュ105に受け渡された現像剤は、その回転によって、図中矢印の方向へ運ばれながら、一部は現像ローラ101に供給され作像を行い、再び供給スクリュ105上に回収される。
そして、供給スクリュ105の最下流側に運ばれた現像剤は内壁に当たりながら、後ろから運ばれてくる現像剤に押される形で第二受け渡し部110bを通り、再び攪拌スクリュ106側へと運ばれる。
このように、水平二軸循環方式では、各受け渡し部において各スクリュの最下流部の内壁周辺の現像剤は後ろから運ばれてくる現像剤に押される形で現像装置50内壁に圧をかけながら各受け渡し部を通り、もう一方のスクリュへ運ばれる。このため、上述した縦二軸循環方式の現像装置5のようにシール性の弱いシールを、いずれか一方に設置することができない。
次に、各スクリュ軸を受ける軸受け部の構成例について、図を用いて説明する。
図7は、各スクリュ軸を受ける軸受け部の構成例の説明図であり、図7(a)が、シール部材に樹脂やゴム等を用いた一般的な構成例の説明図、図7(b)が、シール部材に毛ブラシシール等の摺動抵抗の低いシールを用いた軸受け部の構成例の説明図である。
まず、図7(a)を用いて、シール部材に樹脂やゴム等を用いた一般的な構成例について説明する。
シール部材に樹脂やゴム等を用いた一般的な構成の軸受け部は、図7(a)に示すように、例えば、供給スクリュ105の軸を受ける軸受け部材111と、その軸受け部材111側に現像剤が進入しないようにするシール部材112から構成されている。さらに、軸受け部材111の外には供給スクリュ105を駆動するための例えば駆動ギヤ113が配置されている。
上述したように、シール部材112においては、「シール性」とシール部材と搬送スクリュ(図7(a)の例では供給スクリュ105)の軸との間の摺動による「温度上昇の抑制」の両立が求められている。シール部材には、「シール性」を強くするために樹脂やゴム等のシール部材112aが一般的に使用されている。ここで、シール性と温度上昇の抑制のバランスをとるためには、シール部材の厚みや幅を調整することで、搬送スクリュ軸に対する食い込み量を変化させて設計する必要がある。
一方、「温度上昇の抑制」に着目すると、シール部材としてパイル生地から成る毛ブラシシール112bを使用することで搬送スクリュ軸(の外周面)とシール部材(内周面)との摺動抵抗を下げるという選択肢もある。しかし、毛ブラシシール112bは、樹脂シール等に比べてシール性が弱く、現像剤が漏れやすいというデメリットがある。
そこで、図7(b)に示すように、毛ブラシシール112bをシール部材として用いる場合には、シール部材112bの前(現像装置5の長手方向中央側)に磁気シール122を貼り付ける。このように貼り付けることで、搬送スクリュ(図7(b)の例では供給スクリュ105)の軸と磁気シール122との間に、現像剤に含まれるキャリア123のカーテンを作り、現像剤がシール部材112bに進入し難くすることもできる。
次に、本実施形態の縦二軸現像装置である現像装置5の構成について、複数の実施例、及び変形例(現像装置25)を挙げて、より詳しく説明する。
(実施例1)
まず、攪拌スクリュ106の、複合機本体200に装着したときにリア側となる軸受け部(上流側)にだけ、フロント側の軸受け部よりも摺動抵抗を下げたシール部材を用いた縦二軸循環方式の現像装置5の実施例1について、図を用いて説明する。
図8は、本実施例の現像装置5の説明図であり、図8(a)が、現像装置5の長手方向の構成説明図、図8(b)が、現像装置5のリア側の外観説明図、図8(c)が、現像装置5のフロント側の外観説明図である。そして、図8(d)が、図8(a)のA−A方向から見た断面説明図である。
複合機本体200からの現像装置5への駆動入力は、図8(a)、及び図8(b)に示す、現像装置5のリア側のアイドラギヤである入力ギヤ114に行われる。この入力ギヤ114は現像ローラ101を駆動させる現像ギヤ115と供給スクリュ105を駆動させる供給ギヤ116に接続されている。また、図8(a)及び図8(c)に示すように、供給スクリュ105の回転は、フロント側で供給スクリュ105のフロント側ギヤ117からアイドラギヤである伝達ギヤ118を介して攪拌スクリュ106を駆動させる攪拌ギヤ119に接続されている。
ここで、供給ギヤ116、フロント側ギヤ117、攪拌ギヤ119のそれぞれの軸受け部では、図7(a)に示したようなシール部材112aを設けた構成となっており、本実施例では、この3箇所で同一の樹脂シールを用いている。
攪拌スクリュ106の袋状リア側端部120は、図8(a)及図8(b)に示すように、袋状となっているため、現像装置5の容器外に現像剤が漏れる心配がない。このため、上述した他の3箇所よりもシール性が弱く、摺動抵抗が低い樹脂シールを用いている。
また、追加トナーの補給は攪拌スクリュのリア側端部近傍に設けたトナー補給口121から行われ、現像装置5内の現像剤の流れは図4を用いて説明した通りであり、その現像装置5内での現像剤のバランスも図5を用いて説明した通りである。
また、図8(d)に示す現像ローラ101は、現像スリーブ103とマグネット102により構成されている。また、現像ローラ101の対向部には丸棒状の層厚規制部材104が下方から対向するように隙間を設けて配置され、このドクターギャップを通過する現像剤の量を一定に規制している。この層厚規制部材104として、本実施例では、磁性金属製のものを用いている。
また、図8(a)、(d)に示す供給スクリュ105と攪拌スクリュ106は鉛直方向上下に設けられており、供給スクリュ105の外径は15[mm]で軸径8[mm]、条数3条で材質は樹脂である。一方、攪拌スクリュ106の外径は15[mm]で軸径6[mm]、条数2条で材質は、供給スクリュ105と同様に樹脂である。
ここで、図4を用いて説明した供給スクリュ105(供給室107)側の現像剤の「枯渇」の発生を抑制するために、供給スクリュ105と攪拌スクリュ106の外径、軸径、条数を上述した値に設定している。上述した値に設定することで、攪拌スクリュ106側の現像剤の搬送速度を供給スクリュ105側よりも速くし、現像剤を現像装置5の現像剤を押し上げるフロント側の第一受け渡し部110aに集め、供給スクリュ105側に現像剤を多く受け渡すことができる。これにより、供給スクリュ105側に現像剤を集め、供給スクリュ105側の現像剤の「枯渇」の発生を抑制できる。
次に、上述したように構成した現像装置5の各スクリュの軸受け部での温度上昇の測定結果について、図を用いて説明する。
図9は、本実施例の各軸受け部の温度上昇の測定結果を示したグラフであり、縦軸のΔTは、雰囲気温度からの各軸受け部の温度上昇を示している。
図9のグラフに示すように、供給スクリュ105のフロント側とリア側、攪拌スクリュ106のフロント側では同一のシール部材を用いているのにも関わらず、供給スクリュ105のリア側は、フロント側に比べて2〜3[deg]程度温度の上昇量が大きくなった。これは、供給スクリュ105のリア側の軸受け部が、入力ギヤ114の発熱の影響を受けるためだと考えられる。
一方、フロント側の軸受け部よりも摺動抵抗を下げたシール部材を用いた攪拌スクリュ106のリア側の軸受け部は最も温度の上昇量が小さくなった。
(実施例2)
次に、供給スクリュ105と攪拌スクリュ106の、複合機本体200に装着したときにリア側となる軸受け部に、フロント側の軸受け部よりも摺動抵抗を下げたシール部材を用いた縦二軸循環方式の現像装置5の実施例2について、図を用いて説明する。
図10は、本実施例の現像装置5の説明図であり、図10(a)が、現像装置5の長手方向の構成説明図、図10(b)が、現像装置5のリア側の外観説明図、図10(c)が、現像装置5のフロント側の外観説明図である。
図10(a)〜(c)に示す本実施例の現像装置5の構成は、基本的には実施例1で説明した構成と同様であるが、次の点が異なる。
本実施例の現像装置5では、供給スクリュ105と攪拌スクリュ106のフロント側のシール部材には樹脂シールを用いているのに対し、リア側の供給スクリュ105側には、パイル生地を用いた毛ブラシシール112bを用いている点である(図7(b)参照)。
このように構成することで、供給スクリュ105のリア側の軸受け部の温度上昇(発熱量)を、フロント側の軸受け部に比べて低くしている。
ここで、毛ブラシシール112bの前(現像装置5の長手方向中央側)には、図7(b)を用いて説明した軸受け部の構成と同様に、磁気シール122を貼り付ける構成となっている。
ここで、現像装置5のリア側の供給スクリュ105端部近傍に、樹脂シールと比べるとシール性の弱い毛ブラシシール112bを用いることができたのは、次の理由による。
本実施例の現像装置5は縦二軸循環方式の現像装置、つまり縦二軸現像装置であり、供給スクリュ105の下流側シール部材の手前にリア側の第二受け渡し部110bを配置して、重力の作用を利用して現像剤を循環させることができる。
このため、供給スクリュ105の最下流部の内壁には、ほとんど圧をかけずに上側のスクリュである供給スクリュ105から下側のスクリュである攪拌スクリュ106に現像剤を受け渡すことができる。この結果、シールが配置された内壁に現像剤を押し付けながら受け渡しを行う水平二軸循環方式と比較して、シール部材の周辺に現像剤がほとんど存在しない状況を作り出せるためである。
次に、上述したように構成した現像装置5の供給スクリュ105の軸受け部での温度上昇の測定結果について、図を用いて説明する。
図11は、樹脂シールを用いた実施例1と、毛ブラシシール112bを用いた本実施例の供給スクリュのリア側の温度上昇の測定結果を示したグラフであり、縦軸のΔTは、雰囲気温度からの各軸受け部の温度上昇を示している。
図11のグラフに示すように、供給スクリュ105のリア側のシール部材として、樹脂シールを用いた実施例1に比べて、毛ブラシシール112bを用いた本実施例の構成では、−5[deg]程度、軸受け部の温度上昇を抑制することができた。
さらに、本実施例の現像装置5の構成において、現像装置5(ユニット)の耐久試験を行った結果、すべての軸受け部から現像剤の漏れは発生しなかった。この結果より、縦二軸循環方式の現像装置において、リア側のシール部材を毛ブラシシールに変更することで、シール性を保ちつつも温度上昇を抑制できることが確認できた。
(変形例)
次に、層厚規制部材が現像ローラ101の上側に位置し、供給スクリュ105から供給された現像剤が攪拌スクリュ106側に回収される方式の縦二軸現像装置である現像装置25に、実施例1、2のいずれかの構成を適用した変形例について、図を用いて説明する。
図12は、本変形例の現像装置25の説明図であり、図12(a)が、現像装置25の長手方向の構成説明図、図12(b)が、図12(a)のA−A方向から見た断面説明図である。
図8や図10を用いて説明した実施例1、2の現像装置5は、現像ローラ101に対して層厚規制部材104が鉛直方向下側に位置している構成であった。
しかし、上述した実施例1、2のシール部材を備える現像装置の構成としては、上述したいずれかの現像装置5の構成のものに限定されるものではなく、以下に説明する本変形例の縦二軸現像装置である現像装置25にも、適用可能である。
本変形例の現像装置25は、図12(b)に示すように層厚規制部材としてのドクタブレード124が現像ローラ101の上側に位置しており、供給スクリュ105から供給された現像剤が、図中、破線で示した矢印のように攪拌スクリュ106側に回収される。
このような現像剤の流れをとる現像装置25の構成であっても、図12(a)図中の供給スクリュ105の最下流部には、その手前に現像剤を重力方向へ落下させる第二受け渡し部110bがあるため、他の箇所に比べて現像剤がほとんど存在しない。このため、リア側の供給スクリュ105の軸受け部のシール部材のシール性を弱めることができる。
上述したように、実施例1、2で説明した縦二軸循環方式の現像装置5の構成ではない、縦二軸現像装置である本変形例の現像装置25の構成においても、供給スクリュ105と攪拌スクリュ106が鉛直方向上下に位置している。
そして、上側の供給スクリュ105から下側の攪拌スクリュ106に現像剤が重力方向に受け渡される箇所のシール部材については、他の箇所に比べてシール性の弱い、つまり摺動性の低いシール部材を用いることができる。
すなわち、現像装置25のような縦二軸現像装置の構成では、現像ローラ101の位置や現像ローラ101に対するドクタブレード124等の位置・形状、現像装置25断面で見たときの現像剤の流れを問わずに、次のようにシール部材を用いることができる。
上側のスクリュ(例えば、供給スクリュ105)から下側のスクリュ(例えば、攪拌スクリュ106)に現像剤が重力方向に受け渡される箇所のシール部材については、他の箇所に比べて摺動性の低いものを用いることができる。
上述したように、本実施形態の現像装置5や現像装置25(以下、適宜、現像装置5等という。)は、現像剤Gを回転軸心方向のいずれか一方向に向けて搬送する鉛直方向上下に設けられた搬送スクリュとして、上方の供給スクリュ105から下方の攪拌スクリュ106を備えている。また、上方の供給スクリュ105から下方の攪拌スクリュ106に現像剤Gを落下させて受け渡す第二受け渡し部110bも備えている。加えて、各搬送スクリュの回転軸の長手方向両端近傍にそれぞれ設けられ、回転軸を受ける軸受け部材111の隙間をシールするシール部材112も備えている。
そして、現像装置に回転駆動力を入力する一端側である入力ギヤ114側に第二受け渡し部110bを設け、入力ギヤ114側の少なくとも一箇所の軸受け部材111に設けたシール部材112と回転軸との摺動抵抗を、他端側の摺動抵抗よりも低くしている。
このように構成することで、次のような効果を奏することができる。
一般的な現像装置は、画像形成装置に装着したときの長手方向のリア側などの一端側に設けた入力ギヤで回転駆動力の入力を得る。この画像形成装置本体から入力を得ている入力ギヤ側の近傍には、画像形成装置本体のモータや電子基板等の発熱源が多数存在するため、長手方向のフロント側などの他端側に比べて軸受け部の温度が高くなる傾向がある。
この現象は、現像剤搬送部材の回転軸の現像剤搬送方向上流側の軸受け部に設けられたシール部材が、他端側の軸受け部に設けられたシール部材よりも低いシール性を有するように構成した従来の現像装置においても生じ得る。
そして、入力ギヤ側が搬送方向下流側となった現像剤搬送部材の軸受け部が高温化したり、他端側が搬送方向上流側となった現像剤搬送部材の軸受け部から現像剤が現像装置外に漏れたりする問題が生じる場合があった。
一方、本実施形態の現像装置5等では、入力ギヤ114側(リア側)の少なくとも一箇所の軸受け部材111で、搬送スクリュとシール部材112との摺動抵抗を他端側よりも低くしている。このように低くすることで、入力ギヤ側のシール性を他端側(フロント側)に比べて高くした搬送スクリュよりも、入力ギヤ114側の軸受け部材111での温度上昇を抑制できる。
加えて、通常、上方及び下方の軸受け部に現像剤がかかり難い位置に設けられる、現像剤Gを落下させて受け渡す第二受け渡し部110bを入力ギヤ114側に設けている。こように、第二受け渡し部110bを入力ギヤ114側に設けることで、入力ギヤ114側の上方及び下方の軸受け部材111に設けるシール部材112に接触する現像剤量を他端側の現像剤量よりも少なくできる。
これらのため、他端側に比べて温度が高くなる傾向がある、入力ギヤ114側の軸受け部材111での「温度上昇の抑制」と「シール性」の2つを両立させることが容易となる。
また、他端側の軸受け部材111に設けたシール部材112では、搬送スクリュとの摺動抵抗を、軸受け部材111から現像剤Gが現像装置5等の外に漏れないように設定してシール性を確保することができる。
このため、入力ギヤ114側に比べて温度が低くなる傾向がある、他端側の軸受け部材111での「温度上昇の抑制」と「シール性」の2つを両立させることが容易となる。
したがって、上述したように現像装置5等を構成することで、供給スクリュ105及び各軸受け部材111での「温度上昇の抑制」と「シール性」の2つを両立させることができる。
よって、供給スクリュ105及び攪拌スクリュ106の軸受け部材111の温度上昇を抑制しつつ、シール性を確保した現像装置5等を提供できる。
また、本実施形態の現像装置5等は、上方の供給スクリュ105、及び下方の攪拌スクリュ106を樹脂で構成することができる。
このように構成することで、次のような効果を奏することができる。
入力ギヤ114側のシール部材112と搬送スクリュの回転軸との摺動抵抗を、他端側の摺動抵抗よりも低くするために搬送スクリュを金属製のものにしなくても、樹脂製のものを用いて、他端側の摺動抵抗よりも低くでき、低コスト化を図れる。
また、本実施形態の現像装置5等は、上方に設けられた搬送スクリュが現像ローラ101に現像剤Gを供給する供給スクリュ105であり、下方に設けられた搬送スクリュが追加トナーを攪拌、帯電させる攪拌スクリュ106である。
このように構成することで、次のような効果を奏することができる。
上方に供給スクリュ105、下方に攪拌スクリュ106を有した縦二軸現像方式などの縦二軸構成の現像装置において、供給スクリュ105がある供給室107に現像剤Gを集めつつ、好適な現像を行うことができる。
また、本実施形態の現像装置5等は、供給スクリュ105に比べ、攪拌スクリュ106の現像剤搬送速度を速くしている。
このように構成することで、次のような効果を奏することができる。
上方に供給スクリュ105、下方の攪拌スクリュ106を有した縦二軸構成の現像装置5等では、攪拌スクリュ106から供給スクリュ105へ現像剤Gを受け渡す第一受け渡し部110a側において、重力方向に逆らって現像剤Gを搬送しなければならない。このため、攪拌スクリュ106を設けた部分の現像剤Gを速く送ることで、効率的に供給スクリュ105(供給室107)側に現像剤Gを集めることができる。
また、第一受け渡し部110a側に現像剤を集めることで、温度が上昇しやすい反対側の入力ギヤ114側のシール部材112のシール性を弱くすることができる。
また、本実施形態の現像装置5等は、入力ギヤ114側のシール部材112として、パイル生地から成る毛ブラシ状の毛ブラシシール112bを用いることもできる。
このように構成することで、次のような効果を奏することができる。
入力ギヤ114側のシール部材112としてシール部材102a等の樹脂を用いているものに比べて、より入力ギヤ114側の軸受け部の発熱量(発熱性)を低減できる。
また、本実施形態の現像装置5等は、毛ブラシシール112b等の入力ギヤ114側のシール部材112の、搬送スクリュの長手方向中央側に磁気シール122を設けることもできる。
このように構成することで、次のような効果を奏することができる。
毛ブラシシール112bを用いるなどして、持ち上げ部側である第一受け渡し部110aよりも発熱性を低くしている入力ギヤ114側のシール部材112の搬送スクリュの長手方向中央側に磁気シール122を設ける。このように磁気シール122を設けることで、その部分にキャリア123のカーテンを形成できる。
したがって、他端側よりも発熱性を低くしている入力ギヤ114側の毛ブラシシール112b等のシール部材でシールしている部分に現像剤Gが進入しにくくなり、シール性を向上させることができる。
また、本実施形態の現像装置5等は、下方に設けられた攪拌スクリュ106の入力ギヤ114側の回転軸端部を支持する、供給室107や攪拌室108を有した現像ケースの支持部を袋状の袋状リア側端部120に構成することもできる。
このように構成することで、次のような効果を奏することができる。
下方に設けられた攪拌スクリュ106の入力ギヤ114側端部からは、現像ケース外に現像剤が漏れることがないため、入力ギヤ114側端部近傍に設けるシール部材112のシール性を弱くすることができる。
また、本実施形態の現像装置5等は、入力ギヤ114をアイドラギヤとしている。
このように構成することで、次のような効果を奏することができる。
最も複合機本体200の発熱の影響を受けやすい、入力ギヤ114をアイドラすることで、いずれかの搬送スクリュの軸に伝熱される熱量を低減して、各軸受け部(各軸受け部材111)の温度上昇を低減することができる。
また、本実施形態の作像装置20に用いるプロセスカートリッジは、現像手段と、感光体1、帯電装置3、及び、感光体クリーニング装置2の少なくとも1つとを有し、複合機本体200に対して着脱自在なプロセスカートリッジとして提供できる。
そして、現像手段として、上述したいずれかの現像装置5等を用いる。
このように構成することで、次のような効果を奏することができる。
上述したいずれかの現像装置5等と同様な効果を奏することができるプロセスカートリッジを提供できる。
また、本実施形態の複合機500は、感光体1上に形成した静電潜像を現像手段により現像する画像形成装置であって、現像手段、又は現像手段を有したプロセスカートとして、上述したいずれかの現像装置5等、又は上述したプロセスカートリッジを用いる。
このように構成することで、次のような効果を奏することができる。
上述したいずれかの現像装置5等、又は上述したプロセスカートリッジと同様な効果を奏することができる複合機500を提供できる。
以上、本実施形態について、図面を参照しながら説明してきたが、具体的な構成は、上述した本実施形態の構成に限られるものではなく、要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等を行っても良い。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
現像剤Gなどの現像剤を回転軸心方向のいずれか一方向に向けて搬送する鉛直方向上下に設けられた搬送スクリュなどの現像剤搬送部材と、上方の供給スクリュ105などの現像剤搬送部材から下方の攪拌スクリュ106などの現像剤搬送部材に現像剤を落下させて受け渡す第二受け渡し部110bなどの連通口と、各現像剤搬送部材の回転軸の長手方向両端近傍にそれぞれ設けられ、前記回転軸を受ける軸受け部材111などの軸受け部の隙間をシールするシール部材112などのシール部材と、を備えた現像装置5などの現像装置において、当該現像装置に回転駆動力を入力する一端側である入力ギヤ114などの入力ギヤ側に前記連通口を設け、前記入力ギヤ側の少なくとも一箇所の軸受け部に設けたシール部材と前記回転軸との摺動抵抗を、他端側の軸受け部に設けたシール部材と該回転軸との摺動抵抗よりも低くしていることを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、次のような効果を奏することができる。
一般的な現像装置は、画像形成装置に装着したときの長手方向のリア側などの一端側に設けた入力ギヤで回転駆動力の入力を得る。この画像形成装置本体から入力を得ている入力ギヤ側の近傍には、画像形成装置本体のモータや電子基板等の発熱源が多数存在するため、長手方向のフロント側などの他端側に比べて軸受け部の温度が高くなる傾向がある。
この現象は、現像剤搬送部材の回転軸の現像剤搬送方向上流側の軸受け部に設けられたシール部材が、他端側の軸受け部に設けられたシール部材よりも低いシール性を有するように構成した従来の現像装置においても生じ得る。
そして、入力ギヤ側が搬送方向下流側となった現像剤搬送部材の軸受け部が高温化したり、他端側が搬送方向上流側となった現像剤搬送部材の軸受け部から現像剤が現像装置外に漏れたりする問題が生じる場合があった。
一方、本(態様A)の現像装置では、入力ギヤ側の少なくとも一箇所の軸受け部での現像剤搬送部材とシール部材との摺動抵抗を他端側よりも低くしている。このように低くすることで、入力ギヤ側のシール性を他端側よりも高くした現像剤搬送部材よりも、入力ギヤ側の軸受け部での温度上昇を抑制できる。
加えて、通常、現像剤を落下させて受け渡す連通口は、上方及び下方の軸受け部に現像剤がかかり難い位置に設けられることが多く、この連通口を本(態様A)の現像装置では、入力ギヤ側に設けている。こように、連通口を入力ギヤ側に設けることで、入力ギヤ側の上方及び下方の軸受け部のシール部材に接触する現像剤量を他端側の現像剤量よりも少なくできる。
これらのため、他端側に比べて温度が高くなる傾向がある、入力ギヤ側の軸受け部での「温度上昇の抑制」と「シール性」の2つを両立させることが容易となる。
また、他端側の軸受け部のシール部材では、現像剤搬送部材との摺動抵抗を、軸受け部から現像剤が現像装置外に漏れないように設定してシール性を確保することができる。
このため、入力ギヤ側に比べて温度が低くなる傾向がある、他端側の軸受け部での「温度上昇の抑制」と「シール性」の2つを両立させることが容易となる。
したがって、上述したように現像装置を構成することで、各現像剤搬送部材の軸受け部での「温度上昇の抑制」と「シール性」の2つを両立させることが容易となる。
よって、現像剤搬送部材の軸受け部の温度上昇を抑制しつつ、シール性を確保した現像装置を提供できる。
(態様B)
(態様A)において、前記現像剤搬送部材が樹脂で構成されていることを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、次のような効果を奏することができる。
入力ギヤ側のシール部材と現像剤搬送部材の回転軸との摺動抵抗を、他端側の摺動抵抗よりも低くするために現像剤搬送部材を金属製のものにしなくても、樹脂製のものを用いて、他端側の摺動抵抗よりも低くでき、低コスト化を図れる。
(態様C)
(態様A)又は(態様B)において、前記上方に設けられた現像剤搬送部材が現像剤担持体に現像剤を供給する供給スクリュ105などの供給スクリュであり、前記下方に設けられた現像剤搬送部材が追加トナーを攪拌、帯電させる攪拌スクリュ106などの攪拌スクリュであることを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、次のような効果を奏することができる。
上方に供給スクリュ、下方に攪拌スクリュを有した縦二軸現像方式などの縦二軸構成の現像装置において、供給スクリュがある供給室107などの現像剤収容部に現像剤を集めつつ、好適な現像を行うことができる。
(態様D)
(態様C)において、前記供給スクリュに比べ、攪拌スクリュの現像剤搬送速度を速くしたことを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、次のような効果を奏することができる。
上方に供給スクリュ、下方の攪拌スクリュを有した縦二軸構成の現像装置では、攪拌スクリュから供給スクリュへ現像剤を受け渡す第一受け渡し部110aなどの持ち上げ側において、重力方向に逆らって現像剤を搬送しなければならない。このため、攪拌スクリュを設けた部分の現像剤を速く送ることで、効率的に供給スクリュ側に現像剤を集めることができる。
また、持ち上げ部側に現像剤を集めることで、温度が上昇しやすい反対側の入力ギヤ側のシール部材のシール性を弱くすることができる。
(態様E)
(態様A)乃至(態様D)のいずれかにおいて、前記入力ギヤ側のシール部材として、パイル生地から成る毛ブラシ状の毛ブラシシール112bなどのシール部材を用いていることを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、入力ギヤ側のシール部材としてシール部材102aなどの樹脂を用いているものに比べて、より入力ギヤ側の軸受け部の発熱量(発熱性)を低減できる。
(態様F)
(態様A)乃至(態様E)のいずれかにおいて、毛ブラシシール112bなどの前記入力ギヤ側のシール部材の、前記現像剤搬送部材の長手方向中央側に磁気シール122 などの磁気シールが設けられていることを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、次のような効果を奏することができる。
毛ブラシシールを用いるなどして、第一受け渡し部110aなどの持ち上げ部側などの他端側よりも発熱性を低くしている入力ギヤ側のシール部材の現像剤搬送部材の長手方向中央側に磁気シールを設ける。このように磁気シールを設けることで、その部分にキャリア123などのキャリアのカーテンを形成できる。
したがって、他端側よりも発熱性を低くしている入力ギヤ側のシール部材でシールしている部分に現像剤が進入しにくくなり、シール性を向上させることができる。
(態様G)
(態様A)乃至(態様F)のいずれかにおいて、前記下方に設けられた現像剤搬送部材の入力ギヤ側の回転軸端部を支持する、供給室107や攪拌室108を有した現像ケースなどの現像剤収容部材の支持部が袋状リア側端部120などのように袋状に構成されていることを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、次のような効果を奏することができる。
下方に設けられた現像剤搬送部材の入力ギヤ側端部からは、現像剤収容部材外に現像剤が漏れることがないため、入力ギヤ側端部近傍に設けるシール部材のシール性を弱くすることができる。
(態様H)
(態様A)乃至(態様G)のいずれかにおいて、前記入力ギヤをアイドラギヤとしていることを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、次のような効果を奏することができる。
最も複合機本体200などの画像形成装置本体の発熱の影響を受けやすい、入力ギヤをアイドラすることで、いずれかの現像剤搬送部材の軸に伝熱される熱量を低減して、各軸受け部の温度上昇を低減することができる。
(態様I)
現像手段と、感光体1などの像担持体、帯電装置3などの帯電手段、及び、感光体クリーニング装置2などのクリーニング手段の少なくとも1つとを有し、複合機本体200などの画像形成装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジにおいて、前記現像手段として、(態様A)乃至(態様H)のいずれかの現像装置5などの現像装置を用いたことを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、次のような効果を奏することができる。
(態様A)乃至(態様H)のいずれかの現像装置と同様な効果を奏することができるプロセスカートリッジを提供できる。
(態様J)
感光体1などの像担持体上に形成した静電潜像を現像手段により現像する複合機500などの画像形成装置において、前記現像手段、又は該現像手段を有したプロセスカートとして、(態様A)乃至(態様H)のいずれかの現像装置5などの現像装置、又は(態様I)のプロセスカートリッジを用いることを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、次のような効果を奏することができる。
(態様A)乃至(態様H)のいずれかの現像装置、又は(態様I)のプロセスカートリッジと同様な効果を奏することができる画像形成装置を提供できる。
1 感光体
2 感光体クリーニング装置
3 帯電装置
5 現像装置(縦二軸循環方式)
20 作像装置
25 現像装置(変形例)
50 現像装置(水平二軸循環方式)
101 現像ローラ
103 現像スリーブ
104 層厚規制部材
105 供給スクリュ
106 攪拌スクリュ
107 供給室
108 攪拌室
110a 第一受け渡し部
110b 第二受け渡し部
111 軸受け部材
112 シール部材
112a シール部材(樹脂やゴム)
112b 毛ブラシシール
113 駆動ギヤ
114 入力ギヤ(リア側)
120 袋状リア側端部(攪拌スクリュ)
121 トナー補給口(リア側)
122 磁気シール
123 キャリア
200 複合機本体
500 複合機
G 現像剤
S シート
特開2014−044321号公報

Claims (10)

  1. 現像剤を回転軸心方向のいずれか一方向に向けて搬送する鉛直方向上下に設けられた現像剤搬送部材と、上方の現像剤搬送部材から下方の現像剤搬送部材に現像剤を落下させて受け渡す連通口と、各現像剤搬送部材の回転軸の長手方向両端近傍にそれぞれ設けられ、前記回転軸を受ける軸受け部の隙間をシールするシール部材と、を備えた現像装置において、
    当該現像装置に回転駆動力を入力する一端側である入力ギヤ側に前記連通口を設け、
    前記入力ギヤ側の少なくとも一箇所の軸受け部に設けたシール部材と前記回転軸との摺動抵抗を、他端側の軸受け部に設けたシール部材と該回転軸との摺動抵抗よりも低くしていることを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1に記載の現像装置において、
    前記現像剤搬送部材が樹脂で構成されていることを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1又は2に記載の現像装置において、
    前記上方に設けられた現像剤搬送部材が現像剤担持体に現像剤を供給する供給スクリュであり、前記下方に設けられた現像剤搬送部材が追加トナーを攪拌、帯電させる攪拌スクリュであることを特徴とする現像装置。
  4. 請求項3に記載の現像装置において、
    前記供給スクリュに比べ、攪拌スクリュの現像剤搬送速度を速くしたことを特徴とする現像装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一に記載の現像装置において、
    前記入力ギヤ側のシール部材として、パイル生地から成る毛ブラシ状のシール部材を用いていることを特徴とする現像装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一に記載の現像装置において、
    前記入力ギヤ側のシール部材の、前記現像剤搬送部材の長手方向中央側に磁気シールが設けられていることを特徴とする現像装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一に記載の現像装置において、
    前記下方に設けられた現像剤搬送部材の入力ギヤ側の回転軸端部を支持する、現像剤収容部材の支持部が袋状に構成されていることを特徴とする現像装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一に記載の現像装置において、
    画像形成装置本体からの回転駆動力の入力をアイドラギヤで受けていることを特徴とする現像装置。
  9. 現像手段と、像担持体、帯電手段、及びクリーニング手段の少なくとも1つとを有し、画像形成装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジにおいて、
    前記現像手段として、請求項1乃至8のいずれか一に記載の現像装置を用いたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  10. 像担持体上に形成した静電潜像を現像手段により現像する画像形成装置において、
    前記現像手段、又は該現像手段を有したプロセスカートとして、
    請求項1乃至8のいずれか一に記載の現像装置、又は請求項9に記載のプロセスカートリッジを用いることを特徴とする画像形成装置。
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