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JP2018075533A - 粉砕装置 - Google Patents

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JP2018075533A
JP2018075533A JP2016219502A JP2016219502A JP2018075533A JP 2018075533 A JP2018075533 A JP 2018075533A JP 2016219502 A JP2016219502 A JP 2016219502A JP 2016219502 A JP2016219502 A JP 2016219502A JP 2018075533 A JP2018075533 A JP 2018075533A
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fin
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JP2016219502A
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哲哉 森
Tetsuya Mori
哲哉 森
智 藤田
Satoshi Fujita
智 藤田
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

【課題】比較的単純な装置構成を有しながら、比較的低いエネルギーで効率よく所望の程度まで微細化が進んだ粉体を得ることができる粉砕装置を提供する。
【解決手段】 粉砕室内に外周壁に沿って旋回する旋回流を形成する粉砕装置に関し、旋回流の旋回軸周りに回転するロータを備え、このロータの外周に径方向に複数のフィンfを立設し、旋回流の旋回方向Drfに対してロータの回転方向Drを逆方向とする、或いは遅らせるロータ制御手段を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、内周壁を有する粉砕室と、この粉砕室に気流を噴出して前記内周壁に沿った旋回流を形成する旋回流形成手段と、旋回流に粉砕対象物を導入する粉砕対象物導入手段とを備えた粉砕装置に関する。
この種の粉砕装置としては、特許文献1に示されるミル、特許文献2に示されるジェットミル装置がある。
特許文献1のミルは、粉砕室2と、粉砕室2内に配置された回転軸3と、回転軸3に固定された回転部材4を有する回転体5と、粉砕室2の外殻を構成するケーシング6と、粉体と気体を含む固気二相流Kを粉砕室2に供給するための入口7(旋回流形成手段及び粉砕対象物導入手段として働く)と、粉砕室2から固気二相流Kを排出すための出口8と、を備えて構成されている。
この技術のケーシング6は、その内周面9aが波形に形成された円筒形の枠体9を備え、入口7から粉砕室2に供給される固気二相流Kが、回転体5により加速されながら粉砕室2内で旋回し、内周面9aに旋回する固気二相流Kが衝突することにより粉体が粉砕され、内周面9aを有する枠体9が回転軸3と同軸に配置され、ケーシング6の内周面と隣接し、粉体が枠体9との衝突によりランダムな動きをして、粉体同士が衝突して、粉砕対象物の微細化が進む。
一方、特許文献2のジェットミル装置にあっては、粉砕室である空洞室11の内周壁面にリング状にジャットノズル13を複数埋設して旋回流形成手段を構成し、このジャットノズル13から粉砕対象物を噴射することにより、粉砕対象物同士の衝突、さらには粉砕対象物が内周壁面に衝突することを利用して粉砕対象物の微細化を図っている。
特開2012−115734号公報 特開2014−200721号公報
特許文献1に開示の技術にあっては、ケーシングの内周面を、凹凸を有する波状形とする必要が生じ、コスト高となる。さらに、粉砕が、粉砕対象物同士の衝突、粉砕対象物の内周面への衝突等、不安定な要因に依存することとなるため、比較的高いエネルギーを要し、均質な粉砕を行い難いという点に改善の余地がある。
一方、特許文献2に開示の技術では、粉砕対象物の粒子が、旋回流によって壁面に衝突し粉砕されるが、装置構成は比較的単純とはいいながら、この構成では粒子と壁面との衝突力が不足しがちである。このように衝突力が低い理由は、粒子が壁面に沿って移動しながら壁面に擦られることとなるため、例えば、粒子を壁面に垂直には衝突させて粉砕するといった効率的な粉砕を行えないためと理解される。この傾向は、粒子が小さくなる程(粉砕対象粒子の粒径が小さい場合、粉砕が進んである程度微細化された場合を含む)、気流の影響を受けて壁面と衝突し難くなるためと理解される。
この傾向に関して、後に、本発明の作用・効果を説明する段落で、特許文献2に記載の従来技術に相当する装置(図4、図5、図6)と本発明の装置(図1、図2、図3)とを比較して説明する。
本発明の主たる課題は、比較的単純な装置構成を有しながら、比較的低いエネルギーで効率よく所望の程度まで微細化が可能な粉砕装置を提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、内周壁を有する粉砕室と、
前記粉砕室に気流を噴出して前記内周壁に沿った旋回流を形成する旋回流形成手段と、
前記旋回流に粉砕対象物を導入する粉砕対象物導入手段とを備えた粉砕装置であって、
前記旋回流の旋回軸周りに回転するロータを粉砕室内に備え、
前記ロータの外周に径方向に立設される複数のフィンを備え、
前記旋回流の旋回方向に対して前記ロータの回転方向を逆方向とする、或いは、前記ロータの回転速度を前記旋回流の回転速度より遅くするロータ制御手段を備える点にある。
本構成によれば、粉砕室内に複数のフィンを備えたロータが備えられ、このロータが、ロータ制御手段の働きにより、旋回流の旋回方向に対して逆転若しくは同方向に回転する場合であっても旋回流に対して遅れた状態で回転される。結果、粉砕室内で、旋回流形成手段により所定の旋回方向に形成される旋回流を、ロータに備えられるフィンはおしとどめる方向に働き、旋回流を粉砕室の内周壁へ向かう方向に導く。このロータの働きは、先に特許文献1で開示される流れの加速とは逆方向とされる。
上記構成に関して、本発明の発明者らが行った検討について説明する。
図1〜図3は、後述するように、本発明に係る粉砕装置に対応する図面であり、図4〜図6は、この粉砕装置に対して、本発明の一つの特徴である、図1等に示されている複数のフィンfを備えたロータR(旋回流RFの旋回方向Drfに対して逆転又は遅れて回転するロータ)を備えない装置を示している。
これらの図において、図1及び図4は粉砕装置の概略全体図を示している。
図2及び図5は、旋回流形成手段から噴射され、粉砕室の内周壁W近傍における流れを示し、図において矢印は各位置での流速ベクトルである。さらに、図3及び図6は、原料供給用ジェットノズルNgzから噴出される粉砕対象物の粒子pの軌跡を示している。
比較対象とした装置は、粉砕室10を備え、この粉砕室10に旋回流形成手段及び粉砕対象物導入手段として働く原料供給用ジェットノズルNgzを複数、周方向に均等に備えている。
図6との比較において、図3に示す本発明に示すロータRを備えた粉砕装置では、粉砕対象物の粒子pが有効に粉砕室の内周壁Wに向けられ、粉砕を有効且つ効率的に行えることが判る。さらに、粉砕対象物の粒子pと壁Wとの衝突確率が高くなるため、効率的に充分粉砕でき、分散の小さい均質な微細化物を得ることができる。
本発明の第2特徴構成は、前記ロータの回転に伴って、前記複数のフィン先端と前記粉砕室の内周壁との間に前記旋回流が流れる環状旋回空間が形成されるとともに、ロータ回転方向に並ぶ一対のフィン先端と当該一対のフィン先端間を内径側で接続するロータ外周壁部位によりフィン間よどみ部が形成され、前記旋回流に前記内周壁に向かう流れが付与される点にある。
本構成によれば、複数のフィン先端(ロータ最先端部位)と粉砕室の内周壁との間に旋回流が流れる環状旋回空間を形成するが、ロータ回転方向に並ぶ一対のフィン先端とこれら一対の先端間を内径側(小径側)で接続するロータ外周壁部位を設けることで、ロータの外周面は連続した面(閉塞面)となる。結果、フィン間よどみ部が実質的な止水域として形成され、粉砕室の内周壁に沿った旋回流を大きく乱すことなく、内周壁側へ押付けることが可能となる。
本発明の第3特徴構成は、前記ロータの外周に、前記フィンが周方向で均等に立設されている点にある。
本構成によれば、フィンを周方向で均等配置することで、旋回流形成手段からの噴流と、この噴流を粉砕室内周壁側へ押付けるロータ外周面に形成されたフィンの働きを周方向に均一として周方向で斑のない粉砕を実現できる。
本発明の第4特徴構成は、前記フィンが、前記旋回流の旋回方向下手側に向かうに従って径方向高さが高くなる上手側フィン部と、当該上手側フィン部における最大外径部からロータ最小外径部まで縮径する下手側フィン段差部とを備える点にある。
本構成によれば、フィンにおいて、旋回流の流れ方向に関して、その下手に向かうに従って高さが順次高くなる上手側フィン部(換言すると、上手側程、小径側に深く切込んでいる)と、この最大外径部からロータ最小外径部まで縮径する下手側フィン段差部(換言すると、最大外径部から最小外径部まで段差を有して内径側に落ちている)を設けることで、この上手側フィン部の外側にフィン間よどみ部を形成し、上手側フィン部を利用して、このフィン部にほぼ直交する方向に、流れを抑えることが可能となる。
結果、効率的な粉砕対象物の粉砕を実現できる。
本発明の第5特徴構成は、前記下手側フィン段差部のロータ最小外径部に連続して前記上手側フィン部が形成されている点にある。
本構成によれば、実質的にロータの径方向に形成する下手側フィン段差部の最小外径部から上手側フィン部を最大外径部まで拡径しながら連続形成することで、実質、連続する二以上の部位でフィンを形成でき、比較的簡単な構成で、本発明の目的を達成できるフィンを備えたロータを実現できる。
本発明の第6特徴構成は、前記上手側フィン部の外径形状が円弧もしくはサイクロイドである点にある。
本構成によれば、フィン先端近傍の流れを十分に旋回流に沿う方向に導くことが可能となり、好ましい。さらに、フィンの加工も容易である。
本発明の第7特徴構成は、前記ロータの少なくとも軸方向一方端側に、前記旋回流が流出する旋回流出口が設けられるとともに、
前記旋回流形成手段が軸方向他方端側に設けられ、軸方向における前記内周壁に沿った前記旋回流の旋回回数が複数回とされる点にある。
本構成によれば、ロータの少なくとも軸方向一方端側に、旋回流出口を設けることで、軸方向一方側で粉砕済みの微細化物を良好に取り出せる。さらに、ロータの軸方向他端側を自由に使用することが可能となり、例えば、この部位を、ロータの回転を所望の回転状態とするロータ制御手段の配置位置とできる。
また、旋回流形成手段を軸方向他方端側に設け、軸方向における内周壁に沿った旋回流の旋回回数を複数回とすることで、粉砕対象物を確実に粉砕することができる。
本発明に係る粉砕装置の概略を示す図 粉砕室の内周壁近傍及びロータに設けられたフィン近傍の流れを示す図 本発明に係る粉砕装置の粉砕対象粒子の軌跡を示す図 図1に対応する従来構成の粉砕室の概略を示す図 図4に示す粉砕室の内周壁近傍の流れを示す図 図4に示す粉砕装置の粉砕対象粒子の軌跡を示す図
本発明の粉砕装置の一実施形態を、図1、図2及び図3に基づいて説明する。
先にも示したように、図1は、本発明に係る粉砕装置100の概略構成を示す図であり、(a)がその縦断面図、(b)が粉砕室10内に設けられるロータRを主とする横断面図である。図2は、同粉砕室10の内周壁W近傍及びロータRの外周に設けられたフィンf近傍の流れを示す図であり、図3は、粉砕室10内での粉砕対象物Xの粒子pの軌跡を示す図である。
図1に示すように、粉砕装置100は、粉砕室10を主体として構成され、粉砕室10内に旋回流RFを形成するとともに室内に粉砕対象物Xを供給する原料供給用ジェットノズルNgzが、周方向に均等に設けられている。
原料供給用ジェットノズルNgzの流入側には、このノズルNgzに供給される高圧ガスGにより吸引搬送される形態で、粉砕対象物X及び微細化不足物Xbを供給する粉砕対象物供給機構11(具体的にはホッパー)が接続されている。図示するように、粉砕対象物供給機構11には、原料である粉砕対象物Xが供給される。
一方、粉砕室10からの粉砕物の送出は粉砕室10の上部で行うように構成され、下流側に粉体分級機構12を備え、この粉体分級機構12により、粉砕処理済みの微細化物Xaと、粉砕不足の微細化不足物Xbとが分級・分離され、前者Xaが外部に取り出されるとともに、後者Xbが前記粉砕対象物供給機構11に戻される構成が採用されている。
粉砕室10には、原料供給用ジェットノズルNgzが設けられるが、このノズルNgzから、バイオ材料、合成樹脂、有機材料、金属等の粒状体である粉砕対象物X及び微細化不足物Xbを含む気流が噴出投入されるとともに、噴出される気流により粉砕室10内に旋回流RFが生成される。結果、この粉砕室10において粉砕対象物X及び微細化不足物Xbを粉砕することができる。
図示する例では、粉砕室10には、周方向6箇所に均等に原料供給用ジェットノズルNgzが設けられている。
この原料供給用ジェットノズルNgzは、本発明における旋回流形成手段として働くとともに、粉砕対象物供給機構11とともに粉砕対象物導入手段としても働く。
本発明に係る粉砕装置100にあっても、粉砕対象物Xが粉砕室10の壁面Wに衝突することによって粉砕微細化されるとともに、粉砕対象物X同士の衝突によっても粉砕微細化される。ただし、以下に説明するように、その独特の構成により粉砕効率が格段に高くなっている。
以下、本発明独特の粉砕室10の構成に関してさらに詳しく説明する。
図1からも判明するように、粉砕室10には、旋回流RFの旋回軸周りに回転するロータRを備え、このロータRの外周には径方向に複数のフィンfが立設されている。
さらに、このロータRを回転駆動する回転駆動機構Mが備えられている。この回転駆動機構MによるロータRの回転方向Drは、旋回流RFの旋回方向Drfに対して逆方向Drとするように構成されている。この回転駆動機構Mはその制御機構も含めて、本発明におけるロータ制御手段として働く。
ここで、図示する例では、旋回流RFを形成する原料供給用ジェットノズルNgzからの高圧ガスGの噴出速度は300〜600m/sec(反時計回り)となっているのに対して、ロータRの回転速度は、フィン先端ftで50〜300m/sec(時計回り)に設定している。
前記フィンfに関して説明すると、図2から判明するように、このフィンfは、旋回流RFの旋回方向Drfの下手側に向かうに従って径方向高さが高くなる上手側フィン部fuと、当該上手側フィン部fuにおける最大外径部であるフィン先端ftからロータ最小外径部fiまで縮径する下手側フィン段差部fdとを備えて構成されている。この例では、 前記上手側フィン部fuの外径形状はサイクロイドとされており、上手側フィン部fuは、ロータ最小外径部fiから形成され、位相が進むに従って大径となるようにしている。
これらフィンfは、ロータRの外周に、周方向で均等に立設されている。
この構成を採用することにより、本発明に係る粉砕装置100では、ロータRの回転に伴って、複数のフィンfのフィン先端ftと粉砕室10の内周壁Wとの間に旋回流RFが流れる環状旋回空間Zrfが形成されるとともに、ロータRの回転方向Drに並ぶ一対のフィン先端ftと当該一対のフィン先端ft間を内径側(小径側)で接続するロータ外周壁部位(上手側フィン部fu及び下手側フィン段差部fd)によりフィン間よどみ部Dが形成され、旋回流RFに内周壁Wに向かう流れが付与される。
形状関係に関してさらに詳細に説明すると、粉砕室10の内周壁Wには原料供給用ジェットノズルNgzが設置されるが、この原料供給用ジェットノズルNgzの噴出径dnがdn=1〜40mmの範囲に設定されている。
また、フィン先端ftと粉砕室10の内周壁Wとの間の隙間dgがdg=0.5〜30mmの範囲に設定されている。
この構成で、本発明で問題となる旋回流RFの平均厚みdはd=0.1〜15mm程度となる。ちなみに、粉砕室10の内径は100〜2000mmの範囲とした。
先にも説明したように、本発明に係る粉砕装置100の粉砕室10内における流れを図2に、原料供給用ジェットノズルNgzから噴出される粉砕対象物Xの粒子pの軌跡を図3に示した。
図6との比較において、粉砕対象物Xの粒子pが良好に粉砕室10の内周壁Wに誘導されることが判る。
さらに、本発明に係る粉砕装置100にあっては、図1(a)に示すように、ロータRの少なくとも軸方向一方端側に、旋回流RFが流出する旋回流出口ODが設けられ、旋回流形成手段である原料供給用ジェットノズルNgzが軸方向他方端側に設けられ、軸方向における内周壁Wに沿った前記旋回流RFの旋回回数が複数回とされる。
〔別実施形態〕
(1)上記の実施の形態においては、粉砕室10の周部に均等に旋回流形成手段を成すジェットノズルNgzを配置し、これらジェットノズルNgzに吹き込まれる高圧ガスGにより旋回流RFを形成するとともに、その吸引力を利用して粉砕対象物Xを当該ジェットノズルNgzから吹き込むようにしたが、旋回流形成用と、粉砕対象物供給用とを別体としてもよい。例えば、粉砕室10の内周壁に沿って形成された旋回流に別のノズルから粉砕対象物Xを導入してもよい。このように、粉砕対象物Xを旋回流RFに導入する手段を、本発明では粉砕対象物導入手段と呼ぶ。
(2)上記の実施形態においては、ロータRの外周にフィンfを形成するに、旋回流RFの旋回方向下手側に向かうに従って径方向高さが高くなる上手側フィン部fuと、当該上手側フィン部fuにおける最大外径部ftからロータ最小外径部fiまで縮径する下手側フィン段差部fdとを備える構成を示したが、本発明にあっては、旋回流RFを粉砕室10の内周壁Wに押付けられれば良いため、フィンfの形状は、図1(b)に示す横断面視で、外径側に突出する三角形状、平板形状等、任意の形状とできる。
また、図2に示す上手側フィン部fuの外周面はサイクロイドとするほか円弧としてもかまわない。
さらに、ロータRの内径側から外径側に突出するフィンfを形成するにおいて、図2に示すように、上手側フィン部fuのサイクロイド外周面形状或いは円形形状に近似させて、旋回流Rfの旋回方向に傾いた平板、或いは翼状体を立設してもよい。
(3)上記の実施形態においては、下手側フィン段差部fdのロータ最小外径部fiに連続して上手側フィン部fuを形成しているが、ロータ最小外径部fiが、ロータRの周方向に同一径で一定位相続き、その後、上手側フィン部fuが順次外径側に延びる構成を採用してもよい。
(4)上記の実施形態においては、ロータRを旋回流RFの旋回方向に対して逆転させるものとしたが、ロータ制御手段Mの働きにより、旋回流RFの旋回方向Drfと同方向に回転する場合も、回転速度が遅れていればフィンfによる粉砕対象物Xの壁面への押付け効果を有る程度得ることができる。さらに、ロータRを積極的に回転操作(逆方向回転・正方向回転を含む)するのみならず、ロータRの回転を抑制する機構(ブレーキ、ストッパー等)を備えてもよい。
10 粉砕室
11 粉砕対象物導入機構(粉砕対象物導入手段)
100 粉砕装置
D フィン間よどみ部
Dr ロータの回転方向
Drf 旋回流の旋回方向
M 回転駆動機構(ロータ制御手段)
Ngz 原料供給用ジェットノズル(旋回流形成手段・粉砕対象物導入手段)
R ロータ
RF 旋回流
X 粉砕対象物
W 内周壁
f フィン
fu 上手側フィン部
fd 下手側フィン段差部
fi ロータ最小外径部
ft フィン先端
p 粒子

Claims (7)

  1. 内周壁を有する粉砕室と、
    前記粉砕室に気流を噴出して前記内周壁に沿った旋回流を形成する旋回流形成手段と、
    前記旋回流に粉砕対象物を導入する粉砕対象物導入手段とを備えた粉砕装置であって、
    前記旋回流の旋回軸周りに回転するロータを粉砕室内に備え、
    前記ロータの外周に径方向に立設される複数のフィンを備え、
    前記旋回流の回転方向に対して前記ロータの回転方向を逆方向とする、或いは、前記ロータの回転速度を前記旋回流の回転速度より遅くするロータ制御手段を備えた粉砕装置。
  2. 前記ロータの回転に伴って、前記複数のフィン先端と前記粉砕室の内周壁との間に前記旋回流が流れる環状旋回空間が形成されるとともに、ロータ回転方向に並ぶ一対のフィン先端と当該一対のフィン先端間を内径側で接続するロータ外周壁部位によりフィン間よどみ部が形成され、前記旋回流に前記内周壁に向かう流れが付与される請求項1記載の粉砕装置。
  3. 前記ロータの外周に、前記フィンが周方向で均等に立設されている請求項1又は2記載の粉砕装置。
  4. 前記フィンが、前記旋回流の旋回方向下手側に向かうに従って径方向高さが高くなる上手側フィン部と、当該上手側フィン部における最大外径部からロータ最小外径部まで縮径する下手側フィン段差部とを備える請求項2又は3記載の粉砕装置。
  5. 前記下手側フィン段差部のロータ最小外径部に連続して前記上手側フィン部が形成されている請求項4記載の粉砕装置。
  6. 前記上手側フィン部の外径形状が円弧もしくはサイクロイドである請求項4又は5記載の粉砕装置。
  7. 前記ロータの少なくとも軸方向一方端側に、前記旋回流が流出する旋回流出口が設けられるとともに、
    前記旋回流形成手段が軸方向他方端側に設けられ、軸方向における前記内周壁に沿った前記旋回流の旋回回数が複数回とされる請求項1〜6の何れか一項記載の粉砕装置。
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