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JP2018071446A - 船外機および船舶 - Google Patents

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JP2018071446A JP2016212494A JP2016212494A JP2018071446A JP 2018071446 A JP2018071446 A JP 2018071446A JP 2016212494 A JP2016212494 A JP 2016212494A JP 2016212494 A JP2016212494 A JP 2016212494A JP 2018071446 A JP2018071446 A JP 2018071446A
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Katsumi Ochiai
克美 落合
俊雄 鈴木
Toshio Suzuki
俊雄 鈴木
雅士 弘田
Masashi Hirota
雅士 弘田
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Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】カウルの内部空間に過給機を配置した際に、カウルが大型化するのを抑制するとともに、船外機のチルトアップ時に、船体とカウルとの干渉を起き難くすることが可能な船外機を提供する。【解決手段】船外機100は、複数の気筒31を有するエンジン20と、エンジン20を収容する内部空間37を有するカウル21と、エンジン20の駆動力をプロペラ24に伝達するように、上下方向に延びる回転軸線回りに回転される駆動力伝達シャフトと、駆動力伝達シャフトを用いて駆動される過給機4と、駆動力伝達シャフトの駆動力を過給機4に伝達可能な伝達機構とを備える。過給機4の上端部は、カウル21の内部空間37における、複数の気筒31のうち最も上方に位置する気筒31の上端部よりも、下方に配置されている。【選択図】図1

Description

この発明は、船外機および船舶に関し、特に、過給機を備える船外機および船舶に関する。
従来、過給機を備える船外機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、エンジンと、エンジンを収容する内部空間を有するカウルと、エンジンを動力源として回転するプロペラと、エンジンの動力をプロペラに伝達するためのクランク軸とを備える船外機が開示されている。上記特許文献1に記載の船外機は、ブラケット部を介して船体に回動可能に設置されている。ここで、上記特許文献1に記載の船外機のカウルのエンジンの前方の内部空間には、船外機の馬力を向上させるため、過給機が配置されている。過給機は、クランク軸などの回転軸を駆動源とし高圧の空気をエンジンの気筒内に送り込むいわゆる機械式過給機となっている。特許文献1に記載の船外機では、クランク軸の上端部近傍に駆動ベルトが取り付けられている。クランク軸の動力は、駆動ベルトを介してエンジンの前方の過給機に伝達されている。
ここで、特許文献1に記載の船外機において、過給機の上端部が、最も上方に位置する気筒の上端部よりも上方に突出している。この場合、過給機において、最も上方に位置する気筒の上端部よりも突出した部分は、カウルの前方上端部の内面と干渉し易くなってしまう。そのため、過給機において、最も上方に位置する気筒の上端部よりも突出した部分の形状に合わせて、カウルの前方上端部の高さを大きくする必要性がある。
特開2000−282882号公報
しかしながら、上記特許文献1の船外機では、カウルの内部空間に過給機を配置した場合に、カウルの前方上端部の高さを大きくする必要性があるため、その分カウルが大型化する。また、カウルの前方上端部の高さを大きくする必要性があるため、船外機をチルトアップしたときに、船体とカウルとの干渉が起きる。これらのため、カウルの内部空間に過給機を配置した場合に、カウルの大型化を抑制するとともに、船体とカウルとの干渉を起き難くすることが望まれている。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、カウルの内部空間に過給機を配置した際に、カウルが大型化するのを抑制するとともに、船外機のチルトアップ時に、船体とカウルとの干渉を起き難くすることが可能な船外機および船舶を提供することである。
この発明の第1の局面による船外機は、複数の気筒を有するエンジンと、エンジンを収容する内部空間を有するカウルと、エンジンの駆動力をプロペラに伝達するように、上下方向に延びる回転軸線回りに回転される駆動力伝達シャフトと、駆動力伝達シャフトを用いて駆動される過給機と、駆動力伝達シャフトの駆動力を過給機に伝達可能な伝達機構とを備え、過給機の上端部は、カウルの内部空間における、複数の気筒のうち最も上方に位置する気筒の上端部よりも、下方に配置されている。なお、「上下方向」とは、船体にチルトダウンの状態で取り付けられた船外機における上下方向を意味する。
この第1の局面による船外機では、上記のように、カウル内の内部空間において、最も上方に位置する気筒の上端部よりも下方の位置に過給機が配置されている。これにより、最も上方に位置する気筒の上端部よりも上方のカウルの形状を変更することなく、カウルの内部空間に過給機を設置することができる。その結果、カウルの上端部の高さが増加するのを抑制することができるので、カウルが大型化するのを抑制することができる。また、カウルの前方上端部の高さの増加を抑制することができるので、船外機をチルトアップしたときに、船体とカウルとの干渉を起き難くすることができる。
上記第1の局面による船外機において、好ましくは、過給機の上端部のみならず伝達機構の上端部も、カウルの内部空間における、複数の気筒のうち最も上方に位置する気筒の上端部よりも、下方に配置されている。このように構成にすれば、最も上方に位置する気筒の上端部よりも下方の位置に過給機のみならず伝達機構も配置されていることにより、最も上方に位置する気筒の上端部よりも上方のカウルの形状を変更する必要性が低くなる。その結果、カウルの(前方)上端部の高さの増加をより抑制することができるので、カウルの大型化をより抑制することができるとともに、船体とカウルとの干渉をより起き難くすることができる。
上記過給機を含む船外機において、好ましくは、過給機は、カウルの内部空間における、複数の気筒内に配置される複数のピストンに接続される複数のコンロッドのうち最も上方に位置するコンロッドよりも、下方に配置されている。このように構成すれば、最も上方に位置するコンロッドよりも上方のカウルの形状を変更することなく、カウル内に過給機を設置することができる。その結果、カウルの(前方)上端部の高さの増加をより抑制することができるので、カウルの大型化をより抑制することができるとともに、船体とカウルとの干渉をより起こり難くすることができる。
上記駆動力伝達シャフトを含む船外機において、好ましくは、駆動力伝達シャフトは、クランクシャフトを含み、伝達機構は、クランクシャフトに取り付けられ、過給機を駆動させるための駆動ギアを含む。このように構成すれば、クランクシャフトから駆動ギアを用いて過給機の動力を取得することができる。その結果、過給機に対してクランクシャフトから容易に駆動力を伝達することができる。
上記伝達機構が駆動ギアを含む船外機において、好ましくは、伝達機構は、駆動ギアに加えて、過給機に取り付けられた従動ギアと、駆動ギアと従動ギアとの間に配置される中間ギアとを含む。このように構成すれば、過給機を配置する位置を中間ギアの大きさの分だけ、クランクシャフトから離すことができる。その結果、カウルの内部空間への過給機の配置が行い易くなる。
上記過給機がエンジンよりも前方に配置されている船外機において、好ましくは、伝達機構の駆動ギアは、複数の気筒内に配置される複数のピストンに接続される複数のコンロッドのうち2つの隣接するコンロッドの間に配置されている。このように構成すれば、最も上方に位置するコンロッドと最も下方に位置するコンロッドとの間に、駆動ギアを位置させることができる。その結果、カウル内において、補器類が少ないために、スペースを確保し易いエンジンよりも前方の空間に、駆動ギアから駆動力が伝達される過給機を容易に配置することができる。これにより、過給機の設置によるカウルの形状の変更の必要性をより低くすることができる。
上記駆動ギアが2つの隣接するコンロッドの間に配置されている船外機において、好ましくは、カウルの断面形状は、前後方向の中央部分から前端部に向かってエンジンの形状に沿って前方下方に傾斜する形状であり、伝達機構の中間ギアと過給機とは、カウルの内部空間における、エンジンの前端部よりも前方に配置されている。このように構成すれば、過給機をエンジンの前端部よりも前方に配置したとしても、前方下方に傾斜する形状であるカウルの前方上端部の形状に上方への不要な出っ張りが形成され難くなる。その結果、船外機をチルトアップしたとき、船体とカウルとの干渉をより起こり難くすることができる。
上記伝達機構を含む船外機において、好ましくは、駆動力伝達シャフトは、クランクシャフトを含み、伝達機構は、クランクシャフトの下端部近傍で接続されているとともに、過給機はエンジンの後端部よりも後方に配置されている。このように構成すれば、過給機がエンジンの後端部よりも後方に配置されていることにより、カウルの前方上端部の形状を変更する必要性をなくすことができる。その結果、カウルの(前方)上端部の高さの増加をより抑制することができるので、カウルの大型化をより抑制することができるとともに、船外機をチルトアップしたとき、船体とカウルとの干渉がさらに生じ難くなる。
上記伝達機構がクランクシャフトの下端部近傍で接続されている船外機において、好ましくは、駆動力伝達シャフトは、クランクシャフトに連結されるドライブシャフトを含み、伝達機構は、クランクシャフトとドライブシャフトとの連結部分で接続されているとともに、過給機はエンジンの後端部よりも後方に配置されている。このように構成すれば、カウルの前方の形状を変更する必要性が低くなるとともに、過給機の駆動力をクランクシャフトまたはドライブシャフトから取得することができる。その結果、カウルの(前方)上端部の高さの増加をより抑制することができるので、カウルの大型化をより抑制することができるとともに、船外機をチルトアップしたとき、カウルと船体との干渉が生じ難くなる。また、過給機の駆動源を選択することができる。特に、伝達機構が駆動ギアである場合、駆動ギアをクランクシャフトに取り付けることにより、過給機の駆動力をクランクシャフトから取得することを基本としているが、駆動ギアをクランクシャフトのドライブシャフト側(クランクシャフトとドライブシャフトとの連結部分)に取り付けてもよく、これにより、過給機はクランクシャフトおよびドライブシャフトから駆動力を取得することができる。
上記駆動ギアが2つの隣接するコンロッドの間に配置されている船外機において、好ましくは、伝達機構の駆動ギアが、複数のコンロッドのうち最も上方に位置するコンロッドと最も上方に位置するコンロッドに隣接するコンロッドとの間に配置されている。このように構成すれば、駆動ギアとクランクシャフトとの接続位置が、他のコンロッドの間に駆動ギアを配置するよりも、上方に配置される。その結果、駆動ギアから駆動力が伝達される過給機の下端部とカウルとの間に隙間が形成されるので、カウルの前方の下部の形状の変更の必要性を低くすることができる。
上記過給機がエンジン後端部よりも後方に配置されている船外機において、好ましくは、エンジンの前部に配置されるクランクシャフトの駆動力をエンジンの後方に配置された過給機に伝達するチェーンまたはベルトを含む。このように構成すれば、クランクシャフトから離れた位置に過給機を配置したとしても、ベルトまたはチェーンの長さを調節することにより、過給機と駆動力伝達シャフトとの接続を行なうことができる。その結果、船外機の設計の自由度を向上させることができる。
上記過給機がエンジンの後端部よりも後方に配置されている船外機において、好ましくは、過給機は、エンジンの後端部に隣り合う位置に配置されている。このように構成すれば、過給機とエンジンの後端部とが離れている場合よりも、過給機とエンジンの後端部との間隔が狭くなる。その結果、エンジンの後端部近傍のカウルの形状を変更する必要性があるとしても変更を少なくすることができる。
上記過給機がエンジン後端部よりも後方に配置されている船外機において、好ましくは、過給機は、エンジンの下端部よりも下方であり、かつ、エンジンの後端部よりも後方に配置されている。このように構成すれば、カウルの内部空間における、エンジンの下端部よりも上方に過給機を配置しないようにすることができる。また、エンジンの後端部よりも前方に過給機を配置しないようにすることができる。これらの結果、エンジンの下端部よりも上方の部分で特に前方のカウルの形状の変更の必要性をなくすことができる。
上記エンジンを含む船外機において、好ましくは、エンジンはV型エンジンであり、エンジンは、左右方向に対向する一対の気筒を有し、過給機からの圧縮空気を冷却するインタークーラーをさらに備え、インタークーラーは、カウルの内部空間における、エンジンの前端部より前方で、かつ、一対の気筒同士の間に対応する位置に配置されている。このように構成すれば、カウル内に配置される補器類が少なく、スペースを確保し易いエンジンの前端部よりも前方の空間にインタークーラーが配置される。その結果、インタークーラーの設置によるカウルの形状の変更の必要性を低くすることができる。
この発明の第2の局面による船舶は、船外機と、船外機が回転自在に取り付けられる船体とを備え、船外機は、複数の気筒を有するエンジンと、エンジンを収容する内部空間を有するカウルと、エンジンの駆動力を伝達するように、上下方向に延びる回転軸線回りに回転される駆動力伝達シャフトと、駆動力伝達シャフトを用いて駆動される過給機と、駆動力伝達シャフトの駆動力を過給機に伝達可能な伝達機構とを備え、過給機の上端部は、カウルの内部空間における、複数の気筒のうち最も上方に位置する気筒の上端部よりも、下方に配置されている。
この第2の局面による船舶では、上記のように、カウル内の内部空間において、最も上方に位置する気筒の上端部よりも下方の位置に過給機が配置されている。これにより、最も上方に位置する気筒の上端部よりも上方のカウルの形状を変更することなく、カウル内に過給機を設置することができる。その結果、カウルの上端部の高さが増加するのを抑制することができるので、カウルが大型化するのを抑制することができる。また、カウルの(前方)上端部の高さの増加を抑制することができるので、船外機をチルトアップしたときに、船体とカウルとの干渉を起き難くすることができる。
本発明によれば、上記のように、カウルの内部空間に過給機を配置した際に、カウルが大型化するのを抑制するとともに、船外機のチルトアップ時に、船体とカウルとの干渉を起き難くすることができる。
本発明の第1実施形態による船外機を備えた船舶の側断面図である。 本発明の第1実施形態による船外機の横断面図である。 本発明の第1実施形態によるクランクシャフト、過給機および伝達機構を示した概略図である。 本発明の第2実施形態による船外機の側断面図である。 本発明の第3実施形態による船外機の側断面図である。 本発明の第4実施形態による船外機の横断面図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1〜図4を参照して、本発明の第1実施形態による船外機100について説明する。第1実施形態では、特に、船舶1の船体10にブラケット部25を介して回動自在に取り付けられる船外機100に、本発明を適用した例について説明する。
(船外機の構成)
図1を参照して、本発明の第1実施形態による船舶1が備える船外機100の構成について説明する。なお、図中、Fは、船舶1の進行方向(以下、前方向とする。)を示している。Bは、船舶1の後進方向(以下、後方向とする。)を示している。図中、Rは、船舶1の右舷(スターボード)方向を示しており、Lは、船舶1の左舷(ポートサイド)方向を示している。また、図中、Uは、上方向を示しており、Dは、下方向を示している。
船外機100は、図1に示すように、船舶1を航行させるための推進力を発生させるように構成されている。ここで、船外機100は、船体10の後部に取り付けられている。船外機100は、エンジン20と、カウル21と、ドライブシャフト22と、プロペラシャフト23と、プロペラ24と、ブラケット部25とを含んでいる。ドライブシャフト22は、特許請求の範囲の「駆動力伝達シャフト」の一例である。
エンジン20は、ガソリンや軽油などの爆発燃焼により駆動される内燃機関であり、図示しないECU(エンジンコントロールユニット)により制御されるように構成されている。具体的には、第1実施形態のエンジン20は、4ストロークエンジンであり、かつ、直列型のエンジンとなっている。エンジン20は、船外機100の上部に設置されている。エンジン20は、複数(4個)の気筒31と、複数(4個)のピストン32と、クランクシャフト33と、複数(4個)のコンロッド34とを有している。クランクシャフト33は、特許請求の範囲の「駆動力伝達シャフト」の一例である。
複数の気筒31は、上下方向に一列に並んで配置されている。複数の気筒31のそれぞれは、前方向に開口を有する円筒形状となっている。複数の気筒31のそれぞれの後方のシリンダヘッド35には、複数の気筒31のそれぞれに排気ガスを排気するための排気ポート351、燃料および空気を供給するための吸気ポート352が設けられている。複数の気筒31のそれぞれの前方の開口部分には、複数のコンロッド34のそれぞれが挿通している。
複数のピストン32は、それぞれが、複数の気筒31のそれぞれの内部に配置されている。複数のピストン32は、それぞれが、複数の気筒31の中心軸線の延びる方向にスライド自在に設けられている。複数のピストン32は、気筒31内を前後方向にスライドする。
クランクシャフト33は、図3に示すように、クランクジャーナル361、クランクピン362、クランクアーム363、カウンターウェイト364を有する。クランクジャーナル361は、同じ回転軸線O上に複数配置されている。クランクピン362は、クランクジャーナル361の回転軸線O上からずれた位置に配置されている。クランクピン362は、複数配置されている。クランクアーム363は、クランクジャーナル361とクランクピン362とを機械的に接続している。カウンターウェイト364は、クランクアーム363に適宜取り付けられている。
複数のコンロッド34のそれぞれは、図1に示すように、複数のピストン32とクランクシャフト33とを機械的に接続している。具体的には、複数のコンロッド34のそれぞれは、複数のピストン32と複数のクランクピン362のそれぞれとを連結している。複数のコンロッド34は、上下方向に並んで配置されている。コンロッド34および上記したクランクシャフト33により、ピストン32の左右方向の直線運動が、上下方向に延びた回転軸線Oを回転中心とした回転運動に変えられている。
エンジン20では、複数の気筒31のそれぞれの内部に噴出された燃料および吸入された空気(以下、混合気とする)がピストン32により圧縮される。そして、圧縮された混合気は、図示しないスパークプラグにより点火される。混合気が点火により爆発燃焼することにより、ピストン32が気筒31内をスライド移動し、クランクシャフト33が回転する。これにより、エンジン20の駆動力がクランクシャフト33に伝達する。
カウル21は、エンジン20を覆うように構成されている。具体的には、カウル21は、エンジン20を収容するための内部空間37を有する。また、カウル21は、エンジン20を上方および側方から覆っている。したがって、内部空間37は、エンジン20の上方および側方に設けられている。カウル21の側断面形状は、エンジン20の形状に沿って略半円状となっている。すなわち、カウル21の側断面形状は、後端部から前後方向の中央部分にかけて前方上方に傾斜し、前後方向の中央部分から前端部にかけて前方下方に傾斜している。カウル21は、合成樹脂製の薄板状となっている。
ドライブシャフト22は、クランクシャフト33から伝達されるエンジン20の動力をプロペラシャフト23に伝達している。ドライブシャフト22は、上下方向に延びている。ドライブシャフト22は、上端部がクランクシャフト33に機械的に接続され、下端部がプロペラシャフト23に機械的に接続されている。
プロペラシャフト23は、ドライブシャフト22から伝達されるエンジン20の動力をプロペラ24に伝達する。プロペラシャフト23は、前後方向に延びる。プロペラシャフト23は、前端部がドライブシャフト22に機械的に接続され、後端部がプロペラ24に機械的に接続されている。
プロペラ24(スクリュー)は、プロペラシャフト23に機械的に接続されている。プロペラ24は、前後方向に延びる回転軸線回りに回転駆動される。プロペラ24は、水中において回転することにより、プロペラシャフト23の回転軸線の延びる方向に推力を発生させる。プロペラ24は、回転方向に応じて、船体10を、前進または後進させる。
ブラケット部25は、前端部が船体10に固定され、後端部が船外機100を回動自在に支持している。ブラケット部25は、左右方向に平行な回転軸線回りに船外機100を回動自在とする。船外機100は、右方向から見て、ブラケット部25の回転軸線回り時計回りに回動されることにより、チルトアップする。船外機100は、右方向から見て、ブラケット部25の回転軸線回りに反時計回り回動されることにより、チルトダウンする。
第1実施形態の船外機100は、エンジン20の馬力を向上させるため、過給機4を含んでいる。過給機4は、クランクシャフト33からの動力により空気を圧縮する。過給機4は、機械式の過給機(スーパーチャージャー、S/C)となっている。過給機4は、クランクシャフト33から伝達された動力に基づいて空気を圧縮する構成となっている。また、過給機4の上端部位置は、最も上方に位置する気筒31の上端部の位置L1よりも下方となっている。過給機4の下端部位置は、最も下方に位置する気筒31の下端部の位置L2よりも上方となっている。過給機4は、図2に示すように、通気路41およびインタークーラー42を有する。
通気路41は、過給機4とエンジン20の複数の気筒31のそれぞれとを接続している。過給機4により圧縮した圧縮空気は、通気路41を通過して複数の気筒31のそれぞれへと流れる。インタークーラー42は、通気路41に配置される。インタークーラー42は、通気路41を流れる高温の圧縮空気を冷却するように構成されている。
第1実施形態の船外機100は、図3に示すように、クランクシャフト33の動力を過給機4に伝達させるための、駆動ギア51、バランサ用駆動ギア52および従動ギア53を含んでいる。駆動ギア51、バランサ用駆動ギア52および従動ギア53は、特許請求の範囲の「伝達機構」の一例である。
駆動ギア51は、クランクシャフト33から伝達されたエンジン20の駆動力を過給機4に伝達するように構成されている。これにより、過給機4は駆動する。具体的には、駆動ギア51は、クランクシャフト33に固定されている。駆動ギア51は、クランクシャフト33の最も上方に位置する第1のクランクジャーナル55に隣り合う第2のクランクジャーナル56に嵌入されている。駆動ギア51は、第2のクランクジャーナル56の下端部に配置されている。
バランサ用駆動ギア52は、駆動ギア51と過給機4の従動ギア53との間に配置されている。バランサ用駆動ギア52は、駆動ギア51および従動ギア53とがかみ合うことによって機械的に接続されている。バランサ用駆動ギア52は、クランクジャーナル361の回動軸線に平行な回動軸線を有するシャフト57により回転されている。シャフト57の動力は、クランクシャフト33から取得されている。また、バランサ用駆動ギア52は金属製となっている。
(過給機の配置)
以下、船外機100における上記した過給機4のカウル21内における配置に関して説明する。
そこで、第1実施形態の船外機100では、図1に示すように、過給機4が、カウル21の内部空間37の前方に配置されている。特に、過給機4は、カウル21の内部空間37のエンジン20の前端部の位置t1よりも前方に配置されている。過給機4は、クランクシャフト33と前後方向に隣り合っている。過給機4は、図1および図3に示すように、複数のコンロッド34のうち最も上方に位置するコンロッド34の位置L3、または、コンロッド34が連結されるクランクピン362の中央の位置L3よりも下方に配置されている。過給機4は、上記したように最も下方に位置する気筒31の下端部の位置L2よりも上方に配置されている。
ここで、過給機4の上端部とカウル21の内面との間には、隙間が形成されている。過給機4の前端部とカウル21の内面との間には、隙間が形成されている。過給機4の後端部とカウル21の内面との間には、隙間が形成されている。
また、過給機4は、図2に示すように、カウル21の内部空間37の左右方向の中央部分に配置されている。ここで、過給機4の右端部とカウル21の内面との間には、隙間が形成されている。過給機4の左端部とカウル21の内面との間には、隙間が形成されている。
駆動ギア51は、図1に示すように、クランクシャフト33の上下方向の中央部分Mよりも上方の位置に固定されている。駆動ギア51は、上下方向において、最も上方に位置する第1のコンロッド58の位置L3と第1のコンロッド58に隣接する第2のコンロッド59の位置L4との間に配置されている。ここで、最も上方に位置する第1の気筒61に隣接する第2の気筒62とする。この場合、駆動ギア51は、上下方向において、第2の気筒62の内面における上端部から下端部の範囲Nに配置されている。また、駆動ギア51は、図3に示すように、最も上方に位置する第1のクランクジャーナル55の下方に位置する第2のクランクジャーナル56と第2のクランクジャーナル56の下方に位置する第3のクランクジャーナル63との間に配置されている。また、バランサ用駆動ギア52および従動ギア53は、駆動ギア51と同様の高さ位置に配置されている。
船外機100では、図2に示すように、過給機4のインタークーラー42がカウル21の内部空間37の右方に配置されている。すなわち、インタークーラー42は、カウル21の内部空間37において、気筒31の吸気ポート352が近接する位置に配置されている。通気路41は、過給機4とインタークーラー42とを接続する第1通気路64と、インタークーラー42と吸気ポート352とを接続する第2通気路65と、を有している。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、上記のように、船外機100は、カウル21内の内部空間37において、最も上方に位置する気筒31の上端部の位置L1よりも下方の位置に配置された過給機4を備えている。これにより、最も上方に位置する気筒31の上端部の位置L1よりも上方のカウル21の形状を変更することなく、カウル21の内部空間37に過給機4を設置することができる。そのため、カウル21の上端部の高さが増加するのを抑制することができるので、カウル21が大型化するのを抑制することができる。また、カウル21の前方上端部の高さの増加を抑制することができるので、船外機100をチルトアップしたとき、カウル21と船体10との干渉が起こり難くすることができる。
第1実施形態では、過給機4だけでなく、駆動ギア51、バランサ用駆動ギア52および従動ギア53が、第1の気筒61の上端部の位置L1よりも、下方に配置されている。これにより、第1の気筒61の上端部の位置L1よりも上方のカウル21の形状の変更の必要性を低くすることができる。そのため、カウル21の(前方)上端部の高さの増加をより抑制することができるので、カウル21の大型化をより抑制することができるとともに、船体10とカウル21との干渉をより起き難くすることができる。
第1実施形態では、過給機4は、カウル21の内部空間37における、第1のコンロッド58の位置L3よりも、下方に配置されている。これにより、第1のコンロッド58の位置L3よりも上方のカウル21の形状を変更することなく、カウル21内に過給機4を設置することができる。そのため、カウル21の(前方)上端部の高さの増加をより抑制することができるので、カウル21の大型化をより抑制することができるとともに、カウル21と船体10との干渉をより起こり難くすることができる。
第1実施形態では、駆動ギア51がクランクシャフト33に取り付けられている。これにより、船外機100の上方に配置されるクランクシャフト33から駆動ギア51を用いて過給機4の動力を取得することができる。そのため、過給機4に対してクランクシャフト33から容易に駆動力を伝達することができる。
第1実施形態では、駆動ギア51と従動ギア53との間にバランサ用駆動ギア52が配置されている。これにより、過給機4を配置する位置をバランサ用駆動ギア52の大きさの分だけ、エンジン20から離すことができる。そのため、カウル21の内部空間37への過給機4の配置が行い易くなる。
第1実施形態では、駆動ギア51は、複数のコンロッド34のうち2つの隣接するコンロッド34の間に配置されている。これにより、第1のコンロッド58と最も下方に位置するコンロッド34との間に、駆動ギア51を位置させることができる。そのため、カウル21内において補器類が少ないために、スペースを確保し易い位置に、駆動ギア51から駆動力が伝達される過給機4を容易に配置されることにより、過給機4の設置によるカウル21の形状の変更の必要性を低くすることができる。
第1実施形態によれば、カウル21の側断面形状は、前後方向の中央部分から前端部に向かって前方下方に傾斜する形状である。これにより、カウル21の前方上端部の形状に上方への不要な出っ張りが形成され難くなる。その結果、船外機100をチルトアップしたとき、船体10とカウル21との干渉をより起こり難くすることができる。
第1実施形態によれば、駆動ギア51が、第1のコンロッド58と第2のコンロッド59との間に配置されている。これにより、駆動ギア51とクランクシャフト33との接続位置が、他のコンロッド34の間に駆動ギア51を配置するよりも、上方に配置される。そのため、過給機4の下端部とカウル21の下端部との間に隙間が形成されると考えられることにより、カウル21の前方の下部の形状の変更の必要性を低くすることができる。
第1実施形態では、駆動ギア51がクランクシャフト33に固定され、駆動ギア51により過給機4が駆動している。これにより、船外機100の上方に配置されるクランクシャフト33から駆動ギア51を用いて過給機4の動力を取得していることにより、過給機4がクランクシャフト33の下端よりも下方に配置され難くなる。そのため、カウル21の形状の変更の必要性を低くすることができる。
第1実施形態では、エンジン20が直列型エンジンであり、インタークーラー42がエンジン20の左方または右方に配置されている。これにより、直列型エンジンでは、エンジン20の前後よりも左右のほうにスペースができ易いため、スペースを有効活用することができる。そのため、カウル21の形状をより変更させ難くすることができる。
[第2実施形態]
次に、図4を参照して、本発明の第2実施形態による船外機400の全体構成について説明する。第2実施形態では、上記第1実施形態の構成に加えて、過給機4を後方に配置した構成について説明する。なお、上記第1実施形態と同様の構成については同様の符号を付し、説明を省略する。また、第2実施形態でも、第1実施形態と同じく、特に、船体10(図1参照)にブラケット部25を介して回動自在に取り付けられる船外機400に、本発明を適用した例について説明する。
第2実施形態の船外機400では、クランクシャフト33の動力を過給機4に伝達するためのチェーン70を備えている。なお、船外機400では、チェーン70の代わりに、クランクシャフト33の動力を過給機4に伝達するためのベルトを備えてもよい。チェーン70は、クランクシャフト33とドライブシャフト22との連結部分において、クランクシャフト33の下端部に機械的に接続されている。ここで、クランクシャフト33の下端部は、ドライブシャフト22の上端部近傍の範囲内となっている。チェーン70は、一端が過給機4に接続され、他端がクランクシャフト33の下端部に接続されている。すなわち、チェーン70は、過給機4とクランクシャフト33の下端部とに掛け渡されている。なお、チェーン70は、一端が過給機4に接続され、他端がドライブシャフト22の上端部に接続されてもよい。このように、第2実施形態の船外機400では、チェーン70がドライブシャフト22またはクランクシャフト33に選択的に接続されることができる。
(過給機の配置)
第2実施形態の船外機400では、図4に示すように、過給機4が、カウル21の内部空間37の後方に配置されている。特に、過給機4は、カウル21の内部空間37の気筒31の後端部の位置t2よりも後方に配置されている。ここで、過給機4と気筒31の後端部の位置t2とは前後方向に隣り合っている。また、過給機4は、カウル21の内部空間37において、クランクシャフト33が配置されている前方とは反対方向の後方に配置されている。過給機4は、複数の気筒31のうち最も上方に位置する気筒31の下端部の位置L1よりも下方に配置されている。過給機4は、カウル21の下端部の位置L5よりも上方に配置されている。ここで、過給機4の上端部とカウル21の内面との間には、隙間が形成されている。過給機4の後端部とカウル21の内面との間には、隙間が形成されている。
チェーン70は、前後方向に平行な方向に延びている。チェーン70は、カウル21の下端部の位置L5よりも上方の位置に固定されている。チェーン70は、最も下方に位置する気筒31の下端部の位置L2よりも下方に配置されている。すなわち、チェーン70は、カウル21の下端部の位置L5と最も下方に位置する気筒31の下端部の位置L2との間に配置されている。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、チェーン70がドライブシャフト22の上端部近傍においてクランクシャフト33の下端部に接続されているとともに、過給機4は気筒31の後端部の位置t2よりも後方に配置されている。これにより、カウル21の前方上端部の形状の変更の必要性をなくすことができる。その結果、カウル21の(前方)上端部の高さの増加をより抑制することができるので、カウル21の大型化をより抑制することができるとともに、船外機400をチルトアップしたとき、カウル21と船体10との干渉が生じ難くなる。
第2実施形態では、チェーン70は、クランクシャフト33とドライブシャフト22との連結部分において、クランクシャフト33の下端部に接続されているとともに、過給機4は気筒31の後端部の位置t2よりも後方に配置されている。これにより、カウル21の前方上端部の形状を変更する必要性をなくすことができる。そのため、カウル21の(前方)上端部の高さの増加をより抑制することができるので、カウル21の大型化をより抑制することができるとともに、船外機400をチルトアップしたとき、カウル21と船体10との干渉が生じ難くなる。
第2実施形態では、過給機4は、気筒31の後端部の位置t2に隣り合う位置に配置されている。これにより、過給機4と気筒31の後端部とが離れている場合よりも、過給機4と気筒31の後端部との間隔が狭くなる。そのため、エンジン20の後端部近傍のカウル21の形状を変更する必要性があるとしても変更を少なくすることができる。
第2実施形態では、過給機4の駆動をチェーン70ではなく、ベルトであってもよい。これにより、オイル室を形成する必要が無いため、チェーン70の場合必要であったシール構造が必要なくなる。そのため、船外機400のエンジン20の構造を単純な構造にすることができる。
なお、第2実施形態に記載の船外機400は、上記第1実施形態と同様の効果を奏する。
[第3実施形態]
次に、図5を参照して、本発明の第3実施形態による船外機500の全体構成について説明する。第3実施形態では、上記第1実施形態および第2実施形態の構成に加えて、過給機4をエンジン20の後方かつ下方に配置した構成について説明する。なお、上記第1実施形態および第2実施形態と同様の構成については同様の符号を付し、説明を省略する。また、第3実施形態でも、第1実施形態および第2実施形態と同じく、特に、船体10(図1参照)にブラケット部25を介して回動自在に取り付けられる船外機500に、本発明を適用した例について説明する。
第3実施形態の船外機500では、図5に示すように、過給機4が、カウル521の内部空間37の後方に配置されている。すなわち、過給機4は、カウル521の内部空間37において、クランクシャフト33が配置されている前方とは反対方向の後方に配置されている。さらに、過給機4は、カウル521の内部空間37のエンジン20の後端部、特に気筒31の後端部の位置t2よりも後方に配置されている。そして、過給機4は、エンジン20の下端部、特に最も下方に位置する気筒31の下端部の位置L2よりも下方に配置されている。過給機4は、上下方向において、ブラケット部25の下端部の位置L6よりも上方に配置されている。すなわち、過給機4は、ブラケット部25の下端部の位置L6と最も下方に位置する気筒31の下端部の位置L2との間に配置されている。ここで、図5に示す過給機4は、図4に示す第2実施形態における過給機4とは上下が反転している。ここで、過給機4の下端部とカウル521の内面との間には、隙間が形成されている。過給機4の後端部とカウル521の内面との間には、隙間が形成されている。
なお、第3実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態および第2実施形態と同様である。
(第3実施形態の効果)
第3実施形態では、過給機4は、最も下方に位置する気筒31の下端部の位置L2よりも下方であり、かつ、気筒31の後端部の位置t2よりも後方に配置されている。これにより、カウル521の内部空間37における、最も下方に位置する気筒31の下端部の位置L2よりも上方の部分に過給機4を配置しないようにすることができる。そのため、最も下方に位置する気筒31の下端部の位置L2よりも上方のカウル521の形状の変更の必要性をなくすことができる。
なお、第3実施形態に記載の船外機500は、上記第1実施形態および第2実施形態と同様の効果を奏する。
[第4実施形態]
次に、図6を参照して、本発明の第4実施形態による船外機600の全体構成について説明する。第4実施形態では、上記第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態の構成に加えて、エンジン620がV型エンジンである構成について説明する。なお、上記第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態と同様の構成については同様の符号を付し、説明を省略する。また、第4実施形態でも、第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態と同じく、特に、船体10(図1参照)にブラケット部25を介して回動自在に取り付けられる船外機600に、本発明を適用した例について説明する。
エンジン620は、複数(4個)の気筒631と、排気路80とを有している。第4実施形態のエンジン620は、V型のエンジンとなっている。つまり、複数の気筒631は、上下方向に二列に並んで配置されている。また、複数の気筒631は、左右方向に対向する一対の気筒631を含んでいる。左右方向に対向する一対の気筒631は、それぞれが同じ高さ位置に配置されている。一対の気筒631のそれぞれの中心軸線は、それぞれが前後方向から所定角度傾斜している。ここで、所定角度は約30度となっている。これにより、上下方向から見て複数の気筒631はV字状となっている。
排気路80は、複数の気筒631のそれぞれの排気ポート351に連通し、複数の気筒631の排気ポート351から排出される排気ガスが集合する排気管として構成されている。具体的には、排気路80は、上下方向に長く形成されている。排気路80は、左右方向に対向する一対の気筒631の間に配置されている。特に、排気路80は、カウル21の内部空間37の左右方向の中央部に配置されるとともに、エンジン620よりも後方に配置されている。
過給機4のインタークーラー642は、過給機4に機械的に接続されている。インタークーラー642は、カウル21の内部空間37のエンジン620よりも前方に配置されている。また、過給機4は、第1の気筒61の上端部からカウル21のブラケット部25の下端部の間に配置されている。そして、インタークーラー642は、カウル21の内部空間37の左右方向の中央部分に配置されている。すなわち、インタークーラー642は、一対の気筒631において、左方の気筒631の左端部と右方の気筒631の右端部との間に対応する位置に配置されている。
第4実施形態の過給機4の通気路641は、過給機4により圧縮されインタークーラー642により冷却された圧縮空気が複数の気筒631の吸気ポート352に流すように構成されている。通気路641は、過給機4と複数の気筒631のそれぞれとを接続している。通気路641の第1通気路664は、カウル21の内部空間37の左方に配置されている。第1通気路664は、インタークーラー642と左方の気筒631とに機械的に接続されている。通気路641の第2通気路665は、カウル21の内部空間37の右方に配置されている。第2通気路665は、インタークーラー642と右方の気筒631とに機械的に接続されている。ここで、第1通気路664の長さは、第2通気路665の長さと略同じとなっている。
なお、第4実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態と同様である。
(第4実施形態の効果)
第4実施形態では、エンジン620は、V型エンジンとなっている。これにより、直列型エンジンを搭載した船外機600よりも、上下方向の長さを小さくすることができる。これにより、船外機600をコンパクトに形成することができる。
また、第4実施形態では、エンジン620は、左右方向に対向する一対の気筒631の間に排気路80を有している。これにより、複数の気筒631のそれぞれに接続されたエキゾーストマニホールドを一対の気筒631の間の排気路80に集約することができる。そのため、排気路80を小型化することができるので、エンジン620とカウル21との間の空間を増加させることができる。
また、第4実施形態では、インタークーラー642は、カウル21の内部空間37における、エンジン620の前方かつ左右方向の略中央部分の位置に配置されている。これにより、カウル21内に配置される補器類が少なく、スペースを確保し易いエンジン620よりも前方の空間にインタークーラー642が配置される。そのため、インタークーラー642の設置によるカウル21の形状の変更の必要性を低くすることができる。
なお、第4実施形態に記載の船外機600は、上記第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態と同様の効果を奏する。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
第1、第2、第3および第4実施形態では、過給機4は、エンジン20(620)の前方または後方に配置されているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、過給機は、エンジンの右方または左方であってもよい。
第1、第2、第3および第4実施形態では、過給機4は、第1の気筒61の上端部からカウル21のブラケット部25の上端部の間に配置されているが、本発明はこれに限定されない。本発明では、過給機4は、第1の気筒61の下方であればよい。たとえば、過給機は、ブラケット部の上端部よりも下方に配置されてもよい。
第1、第2および第3実施形態では、カウル21(521)の側断面形状は、略半円状となっているが、本発明はこれに限定されない。本発明では、カウルの側断面形状は他の形状であってもよい。
第1、第2、第3および第4実施形態では、特許請求の範囲に記載の「駆動力伝達シャフト」は、クランクシャフト33およびドライブシャフト22であるが、本発明はこれに限定されない。本発明では、「駆動力伝達シャフト」は、上下方向を回転軸線とする他のシャフトであってもよい。
第1実施形態では、駆動ギア51は、第2のクランクジャーナル56に嵌入されているが、本発明はこれに限定されない。本発明では、駆動ギアは、他のクランクジャーナルに嵌入されてもよい。
第1実施形態では、バランサ用駆動ギア52は金属製であるが、本発明はこれに限定されない。たとえば、バランサ用駆動ギアは、樹脂製であってもよい。
第1、第2、第3および第4実施形態では、エンジン20(620)は4気筒であるが、本発明はこれに限定されない。たとえば、エンジンは6気筒であってもよい。
第4実施形態では、エンジン620は、左右方向に対向する一対の気筒631の間に排気路80が配置されているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、左右方向に対向する一対の気筒の間には、吸気路が配置されていてもよい。
第1実施形態では、過給機4は、第1のコンロッド58よりも下方に配置されているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、第1の気筒の上端部と第1のコンロッドの上端部との間に配置されてもよい。
第1および第4実施形態では、駆動ギア51と従動ギア53との間にバランサ用駆動ギアが配置されているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、バランサ用駆動ギアはなくてもよい。
第1、第2、第3および第4実施形態では、過給機4は、エンジン20(620)の前方または後方に配置されているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、過給機は、エンジンの左方または右方に配置されてもよい。
第1および第4実施形態では、駆動ギア51は、クランクシャフト33に配置されているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、駆動ギアは、ドライブシャフトに配置されてもよい。
第2および第3実施形態では、チェーン70は、クランクシャフト33に配置されているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、駆動ギアは、ドライブシャフトに配置されてもよい。
第2および第3実施形態では、チェーン70は、最も下方に位置する気筒31よりも下方に配置されているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、チェーンは、第1の気筒と最も下方に位置する気筒の下端部との間に配置されてもよい。
第2および第3実施形態では、チェーン70(ベルト)は、過給機4を駆動させているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、チェーン(ベルト)は、過給機を駆動すると同時に動弁系のカムシャフトを駆動してもよい
第1実施形態では、中間ギアは、バランサ駆動用ギアとなっているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、中間ギアは、騒音対策としてギア内部にノーバックラッシュ機構を有するバランサ駆動用ギアであってもよい。
1 船舶
4 過給機
10 船体
20、620 エンジン
21、521 カウル
22 ドライブシャフト(動力伝達シャフト)
31、631 気筒
32 ピストン
33 クランクシャフト(動力伝達シャフト)
34 コンロッド
37 内部空間
41、641 通気路
42、642 インタークーラー
51 駆動ギア(伝達機構)
52 バランサ用駆動ギア(伝達機構)
53 従動ギア(伝達機構)
70 チェーン
80 排気路
100、400、500、600 船外機

Claims (16)

  1. 複数の気筒を有するエンジンと、
    前記エンジンを収容する内部空間を有するカウルと、
    前記エンジンの駆動力をプロペラに伝達するように、上下方向に延びる回転軸線回りに回転される駆動力伝達シャフトと、
    前記駆動力伝達シャフトを用いて駆動される過給機と、
    前記駆動力伝達シャフトの駆動力を前記過給機に伝達可能な伝達機構とを備え、
    前記過給機の上端部は、前記カウルの前記内部空間における、前記複数の気筒のうち最も上方に位置する気筒の上端部よりも、下方に配置されている、船外機。
  2. 前記過給機の上端部のみならず前記伝達機構の上端部も、前記カウルの前記内部空間における、前記複数の気筒のうち最も上方に位置する気筒の上端部よりも、下方に配置されている、請求項1に記載の船外機。
  3. 前記過給機は、前記カウルの前記内部空間における、前記複数の気筒内に配置される複数のピストンに接続される複数のコンロッドのうち最も上方に位置する前記コンロッドよりも、下方に配置されている、請求項1または2に記載の船外機。
  4. 前記駆動力伝達シャフトは、クランクシャフトを含み、
    前記伝達機構は、前記クランクシャフトに取り付けられ、前記過給機を駆動させるための駆動ギアを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の船外機。
  5. 前記伝達機構は、前記駆動ギアに加えて、前記過給機に取り付けられた従動ギアと、前記駆動ギアと前記従動ギアとの間に配置される中間ギアとを含む、請求項4に記載の船外機。
  6. 前記伝達機構の前記駆動ギアは、前記複数の気筒内に配置される複数のピストンに接続される前記複数のコンロッドのうち2つの隣接する前記コンロッドの間に配置されている、請求項4に記載の船外機。
  7. 前記カウルの断面形状は、前後方向の中央部分から前端部に向かって前記エンジンの形状に沿って前方下方に傾斜する形状であり、
    前記伝達機構の中間ギアと前記過給機とは、前記カウルの前記内部空間における、前記エンジンの前端部よりも前方に配置されている、請求項6に記載の船外機。
  8. 前記駆動力伝達シャフトは、クランクシャフトを含み、
    前記伝達機構は、前記クランクシャフトの下端部近傍で接続されているとともに、前記過給機は前記エンジンの後端部よりも後方に配置されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の船外機。
  9. 前記駆動力伝達シャフトは、前記クランクシャフトに連結されるドライブシャフトを含み、
    前記伝達機構は、前記クランクシャフトと前記ドライブシャフトとの連結部分で接続されているとともに、前記過給機は前記エンジンの後端部よりも後方に配置されている、請求項8に記載の船外機。
  10. 前記伝達機構の前記駆動ギアが、前記複数のコンロッドのうち最も上方に位置する前記コンロッドと、最も上方に位置する前記コンロッドに隣接する前記コンロッドとの間に配置されている、請求項6に記載の船外機。
  11. 前記伝達機構は、前記エンジンの前部に配置される前記クランクシャフトの駆動力を前記エンジンの後方に配置された前記過給機に伝達するチェーンまたはベルトを含む、請求項8または9に記載の船外機。
  12. 前記過給機は、前記エンジンの後端部に隣り合う位置に配置されている、請求項8または9に記載の船外機。
  13. 前記過給機は、前記エンジンの下端部よりも下方であり、かつ、前記エンジンの後端部よりも後方に配置されている、請求項8または9に記載の船外機。
  14. 前記エンジンはV型エンジンであり、
    前記エンジンは、前記上下方向に直交する方向に対向する一対の気筒を有し、
    前記一対の気筒の間に排気路または吸気路が配置されている、請求項1〜13のいずれか1項に記載の船外機。
  15. 前記エンジンはV型エンジンであり、
    前記エンジンは、前記上下方向に直交する方向に対向する一対の気筒を有し、
    前記過給機からの圧縮空気を冷却するインタークーラーをさらに備え、
    前記インタークーラーは、前記カウルの前記内部空間における、前記エンジンの前端部より前方で、かつ、前記一対の気筒同士の間に対応する位置に配置されている、請求項1〜13のいずれか1項に記載の船外機。
  16. 船外機と、
    前記船外機が回転自在に取り付けられる船体とを備え、
    前記船外機は、
    複数の気筒を有するエンジンと、
    前記エンジンを収容する内部空間を有するカウルと、
    前記エンジンの駆動力を伝達するように、上下方向に延びる回転軸線回りに回転される駆動力伝達シャフトと、
    前記駆動力伝達シャフトを用いて駆動される過給機と、
    前記駆動力伝達シャフトの駆動力を前記過給機に伝達可能な伝達機構とを備え、
    前記過給機の上端部は、前記カウルの前記内部空間における、前記複数の気筒のうち最も上方に位置する気筒の上端部よりも、下方に配置されている、船舶。
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