JP2018062334A - Steering device - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成でアウターコラムとコラムパイプとが円滑に衝撃吸収ストロークを行うことができるステアリング装置を提供すること目的とする。【解決手段】本発明の目的は、シャフト12を支持するコラムパイプ1と、アウターコラム2と、固定ブラケット3と、締付具4とを有し、前記アウターコラム2は、前記コラムパイプ1を前後方向に移動可能に保持する包持本体部21と該包持本体部21に形成されたスリット23を幅方向に拡縮するクランプ部22とを有し、前記包持本体部21には、内周側であって、前記スリット23の反対側に後方から内周凹部5が形成されてなることを特徴とするステアリング装置としたことによって達成される。【選択図】図1An object of the present invention is to provide a steering device in which an outer column and a column pipe can smoothly perform an impact absorbing stroke with a simple configuration. An object of the present invention is to have a column pipe 1 that supports a shaft 12, an outer column 2, a fixing bracket 3, and a fastening tool 4. The outer column 2 has the column pipe 1 attached thereto. A holding body portion 21 movably held in the front-rear direction, and a clamp portion 22 that expands or contracts the slit 23 formed in the holding body portion 21 in the width direction. This is achieved by providing a steering device characterized in that an inner peripheral recess 5 is formed from the rear on the opposite side of the slit 23 on the circumferential side. [Selection] Figure 1
Description
本発明は二次衝突時の衝撃エネルギー吸収機能を有したステアリング装置に関する。 The present invention relates to a steering device having a function of absorbing impact energy at the time of a secondary collision.
従来より、二次衝突時に車体に固定されているステアリング装置の一部が前方向に移動することで、二次衝突に伴う衝撃エネルギーを吸収するステアリング装置が知られている。このようなステアリング装置に関する従来技術として、特許文献1に開示される技術がある。
2. Description of the Related Art Conventionally, a steering device that absorbs impact energy associated with a secondary collision by moving a part of the steering device fixed to the vehicle body in a forward direction during a secondary collision is known. As a conventional technique related to such a steering apparatus, there is a technique disclosed in
特許文献1に記載されたステアリング装置では、後部に配置されたアウタージャケット10と、前部に配置されたインナージャケット11と、インナージャケット11の前部にハウジング12を介して固定されるロワブラケット13と、アウタージャケット10に固定されるアッパブラケット14とを有している。アウタージャケット10とインナージャケット11とは、軸方向に相対摺動可能に嵌合されている。
In the steering device described in
二次衝突時、アウタージャケット10とインナージャケット11とが軸方向に相対摺動して、両ジャケット10、11間に生じる摩擦を利用して衝撃を吸収する。また、二次衝突時にアウタージャケット10とインナージャケット11を相対摺動方向に案内する一対の案内部材として、アッパブラケット14から延設されてインナージャケット11に間接的に係合するステー61と、インナージャケット11に設けられ、ステー61に形成された長孔64に係合する軸62とを有している。ステー61がアウタージャケット10とインナージャケット11との相対移動を案内することにより、二次衝突時に、こじりの発生を抑制している。
At the time of the secondary collision, the
特許文献1では、アッパブラケット14に一体に延設されたステー61及び軸62を設けており、部品点数が増えコストがかかる。また、スペースが増え搭載性が悪化するという問題がある。そこで本発明の目的は、簡単な構成でアウターコラムとコラムパイプとが円滑に衝撃吸収ストロークを行うことができるステアリング装置を提供することにある。
In
そこで、請求項1の発明を、シャフトを支持するコラムパイプと、アウターコラムと、固定ブラケットと、締付具とを有し、前記アウターコラムは、前記コラムパイプを前後方向に移動可能に保持する包持本体部と該包持本体部に形成されたスリットを幅方向に拡縮するクランプ部とを有し、前記固定ブラケットは、前記アウターコラムの幅方向両側を挟持する固定側部を有し、前記締付具はクランプボルトとクランプレバーとを有し、前記アウターコラムのクランプ部に形成された締付孔と,前記固定側部に形成された支持孔とに前記クランプボルトが挿通され、前記クランプレバーによって締め付け及び解除自在な構成にして、前記包持本体部には、内周側であって、前記スリットの反対側で且つ後方から内周凹部が形成されてなることを特徴とするステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。
Accordingly, the invention of
また、請求項2の発明を、請求項1に記載のステアリング装置において、前記内周凹部は前記クランプ部後端より後方に形成されていて、前記内周凹部の後端は前端よりも幅広に形成されていることを特徴とするステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。請求項3の発明を、請求項1又は請求項2に記載のステアリング装置において、前記包持本体部内面と前記内周凹部の境界をなす輪郭線が曲線で形成されていることを特徴とするステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。 According to a second aspect of the present invention, in the steering apparatus according to the first aspect, the inner peripheral recess is formed rearward of the rear end of the clamp portion, and the rear end of the inner peripheral recess is wider than the front end. The above-described problems have been solved by using a steering device that is formed. According to a third aspect of the present invention, in the steering device according to the first or second aspect, a contour line that forms a boundary between the inner surface of the holding main body portion and the inner peripheral concave portion is formed by a curve. By using a steering device, the above problems have been solved.
請求項4の発明を、請求項1、請求項2又は請求項3のいずれか1項に記載のステアリング装置において、前記内周凹部領域内の前記包持本体部の肉厚は前方から後方に行くに従い減少するように形成されていることを特徴とするステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。請求項5の発明を、請求項1、請求項2,請求項3又は請求項4のいずれか1項に記載のステアリング装置において、前記内周凹部は、前記アウターコラムの軸方向における後方から中間箇所に亘って形成されてなることを特徴とするステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。
According to a fourth aspect of the present invention, in the steering device according to any one of the first, second, or third aspect, the thickness of the holding main body portion in the inner peripheral recess region is from the front to the rear. The above-described problem has been solved by providing a steering device characterized in that the steering device is configured to decrease as it goes. The steering device according to any one of
請求項6の発明を、請求項1、請求項2,請求項3,請求項4又は請求項5のいずれか1項に記載のステアリング装置において、前記内周凹部は、前記アウターコラムの軸方向における後方から前方に亘って貫通するように形成されてなることを特徴とするステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。請求項7の発明を、請求項1、請求項2,請求項3,請求項4又は請求項5のいずれか1項に記載のステアリング装置において、前記スリット部の前方側には、該スリット部の両端同士を連結する連結部が形成され、該連結部の内周側には逃し部が形成されていることを特徴とするステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。
The steering device according to any one of
本発明におけるステアリング装置では、二次衝突時にこじりが発生するとコラムパイプがたわみ、包持本体部後方の内周側上方にコラムパイプが強く押し付けられる。請求項1に係る発明では、包持本体部の内周面上方に内周凹部が形成されているため、二次衝突時にこじりが発生した場合でも、アウターコラムの内周面上方に集中する応力が周囲に分散され、アウターコラムとコラムパイプとがスムーズに前方移動することができる。
In the steering device according to the present invention, when a twist occurs during a secondary collision, the column pipe bends, and the column pipe is strongly pressed to the upper part on the inner peripheral side behind the holding body. In the invention according to
請求項2に係る発明では、前記内周凹部は軸方向において、包持本体部後端からクランプ部後端までの領域に形成され且つ、後端が前端よりも幅広の台形状に形成されている。これにより、包持本体部の内周面とコラムパイプとの接触面積を維持することができ、締付保持力を損なうことなく、二次衝突時の初期荷重を低減させることができる。請求項3に係る発明では、内周凹部は輪郭線が曲線で形成された釣鐘形状であることから、製造時に鋳型から抜きやすいという効果がある。請求項4に係る発明では、前記内周凹部の肉厚は前端では厚く、後端の限られた部分のみが薄いので、包持本体部の内周面とコラムパイプとの接触面積を維持することができ、締付保持力を損なうことはない。更に、前記内周凹部後端は薄くすることによって切欠いているので二次衝突時の初期荷重を低減させることができる。また、製造時に鋳型から抜きやすい。
In the invention according to
請求項5に係る発明では、前記内周凹部は、前記アウターコラムの軸方向における後方から前後方向中間箇所に亘って形成されたことにより、二次衝突時にこじりが発生した場合、アウターコラムの内周面上方に集中する応力をより広い範囲で分散させ、アウターコラムとコラムパイプとがスムーズに前方移動することができる。請求項6に係る発明では、前記内周凹部は、前記アウターコラムの軸方向における後方から前方に亘って貫通するように形成されたことにより、二次衝突時にこじりが発生した場合、アウターコラムの内周面上方に集中する応力をより一層広い範囲で分散させ、アウターコラムとコラムパイプとがスムーズに前方移動することができる。請求項7に係る発明では、アウターコラムのスリット部の両端を連結するように形成された連結部に逃し部を形成したことにより、アウターコラムの前方側下方においても二次衝突時の応力を周囲に分散することができ、より一層、コラムパイプのこじりを防止できる。
In the invention according to
本発明のステアリング装置は、シャフト12を支持するコラムパイプ1と、アウターコラム2と、固定ブラケット3と、締付具4を有するステアリング装置である。以後、このアウターコラム2内のシャフト12の方向を軸方向とし、該シャフト12の向きであってステアリングホイール121が装着される向きを後方と表すこととする。また、これと反対側を前方と表し、前記ステアリングホイール121を握る搭乗者にとっての左右方向を幅方向と表すこととする。また、搭乗者にとっての上方と下方をそのまま上方と下方と表すこととする。
The steering device of the present invention is a steering device having a
[第1実施形態]
図1を参照して、本発明に係るステアリング装置の第1実施形態を説明する。図1(A)は同ステアリング装置の側面図で、図面左方が前方で右方が後方である。図1(B)はY1−Y1矢視図で固定ブラケット3の表記と締付具4の表記は省略してある。図1(C)はα領域の拡大図である。同ステアリング装置は、シャフト12を支持するコラムパイプ1と、アウターコラム2と、固定ブラケット3と及び締付具4を有している。アウターコラム2はコラムパイプ1を前後方向に移動可能に保持する包持本体部21を有する。包持本体部21の下方にはスリット部23が設けられ、この両脇には一対のクランプ部22・22が設けられている。アウターコラム2は例えばアルミニウム合金製である。
[First Embodiment]
A first embodiment of a steering apparatus according to the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 1A is a side view of the steering apparatus, with the left side of the drawing being the front and the right side being the rear. FIG. 1B is a view taken in the direction of arrows Y1-Y1, and the notation of the fixing bracket 3 and the notation of the
クランプ部22・22は左右対称の形状であり、前記スリット部23の幅方向両側端の位置にそれぞれ一体的に形成されている。具体的には、前記スリット部23の幅方向両端又はその付近から略垂下状に形成された厚肉板状の部分である。また、クランプ部22・22はブロック形状であり、前記包持本体部21の水平直径方向の両端の位置までの板厚を有するものである。両クランプ部22・22の外面を外側面22aと称する。
The
アウターコラム2は後方を固定ブラケット3により車体に固定されている。固定ブラケット3は左右一対の固定側部31・31を有し、該固定側部31・31でアウターコラム2のクランプ部22・22を挟持している。両クランプ部22・22の外側面22aは平坦面であり、クランプ部22・22が固定ブラケット3の両固定側部31・31にて挟持された状態で、該固定側部31・31と、前記クランプ部22・22の外側面22aとは接触することができる構成となっている。
The
前記固定側部31・31による挟持と、前記クランプ部22・22による挟持は、締付具4を操作することで締付及び締付解除することができる。締付具4はクランプボルト41とクランプレバー42とを有する。アウターコラム2のクランプ部22・22に形成された締付孔221・221と、固定側部31・31に形成された上下方向に長い長孔である支持孔311・311とにクランプボルト41が挿通される。クランプレバー42の締付時には、一対の固定側部31・31の間隔が狭まり、その結果、一対のクランプ部22・22の間隔も狭まる。すると、包持本体部21がコラムパイプ1を締め付け保持する。固定側部31・31による締付力は、両外側面22a・22aを介して一対のクランプ部22・22に作用する。
The clamping by the fixed
クランプレバー42締付け時、コラムパイプ1の保持は、コラムパイプ1の表面とアウターコラム2の内側面の摩擦力に基づく保持力である。二次衝突時には、この摩擦力に抗して、コラムパイプ1がアウターコラム2に対して前方移動する。このときの摩擦力が衝撃吸収荷重の源である。
When the
図1を参照して、アウターコラム2の包持本体部21の後方には、内周凹部5が形成されている。図1(B)、(C)に示すように、内周凹部5は、包持本体部21の内周であって、その後方で且つスリットの上部に設けられた凹形状の切欠きである。また、図1(D)、(E)とから明らかなように、内周凹部5は包持本体部21の後端で最も幅方向寸法が大きく、前方に行くに従い幅方向寸法が小さくなっている。内周凹部5の軸方向における形成範囲は、平坦面である外側面22aの後端位置から後方である。
Referring to FIG. 1, an inner
クランプ部22・22の後端から前方は、アウターコラム2の内周とコラムパイプ1の外周とが当接している。この構成により、包持本体部21の内周面とコラムパイプとの接触面積を維持することができる。したがって、内周凹部5を設けても締付力が損なわれることはない。また、内周凹部5は鋳型の他、切削加工で形成されることもある。図1(D)における線分Tは、クランプ部22の外側面22a後端の仮想断面線を表している。
The inner periphery of the
図5(A)を参照して、内周凹部5が形成されていない従来のステアリング装置では、二次衝突時にコラムパイプ1にこじりが生じると、アウターコラム2の包持本体部21の後方で且つ内周面上方にコラムパイプ1が強く押し付けられる。これによって、アウターコラム2の内周面上方に応力が集中し、図5(B)に示すように初期荷重βが大きくなり、コラムパイプ1がスムーズに前方移動しない虞れがある。
Referring to FIG. 5 (A), in the conventional steering device in which the inner
図2は、本発明に係るステアリング装置の第1実施形態の、二次衝突時の動作を示す図である。ステアリングホイール121が車体後方から押圧を受け、こじりが生じるとコラムパイプ1がたわみ、包持本体部21の後方の内周面上方に強く当接する。しかし、包持本体部21の後方の内周面上方には内周凹部5が形成されている。よって、コラムパイプ1にこじりが生じた場合でも、包持本体部21の後方の内周面上方の1点に応力集中することはない。内周凹部5の幅方向両側であって、符号Pを付した領域に応力が分散される(図2(B)参照)。
FIG. 2 is a diagram illustrating an operation at the time of a secondary collision in the first embodiment of the steering apparatus according to the present invention. When the
これにより、二次衝突時にコラムパイプ1にこじりが生じた場合でも、包持本体部21の後方の内周上方に引っ掛かることなく、円滑に前方移動することができ、適正なエネルギー吸収を行うことができる。この場合のエネルギー吸収特性は、図5(B)の初期荷重が低い初期荷重αの破線で示したグラフである。
As a result, even if the
内周凹部5は、幅方向寸法が後端から前端にかけて徐々に狭まる台形状に凹部が形成されている構造である。これは、二次衝突時に応力が集中しがちな部分を凹部として、アウターコラム2とコラムパイプ1の接触を避け、力がその周囲に分散するように意図した構成である。さらに、コラムパイプ1を締付ける上で重要なクランプ部22の外側面22aよりも後方の領域に内周凹部5が形成されている。この構成により、締め付けに重要な領域において、コラムパイプ1とアウターコラム2の接触面積が維持されるのでコラムパイプ1に対する締付力が損なわれることはない。
The inner
以上説明したように本発明に係るステアリング装置の第1実施形態は、二次衝突時に、コラムパイプ1にこじりが生じた場合でもコラムパイプ1がアウターコラム2内を円滑に摺動することができる効果がある。また、内周凹部5は、後端から前端に向かうに従い、幅方向寸法が小さくなる台形状に形成されるため、コラムパイプ1とアウターコラム2の接触面積が維持され、締付具4による締付力が損なわれることがないという効果がある。
As described above, in the first embodiment of the steering device according to the present invention, the
[第2実施形態]
次に図3に基づき、本発明に係るステアリング装置の第2実施形態を説明する。同ステアリング装置の構成は、内周凹部5Bの形状以外は、第1実施形態に係るステアリング装置と同一である。図3(A)は同ステアリング装置のアウターコラム2の後端側面断面図である。コラムパイプ1、固定ブラケット3および締付具4は記載を省略してある。そして、図3(B)はY3−Y3矢視方向の斜視拡大図である。内周凹部5Bは、前端の幅は後端よりも狭く形成されている。
[Second Embodiment]
Next, a second embodiment of the steering apparatus according to the present invention will be described with reference to FIG. The configuration of the steering device is the same as that of the steering device according to the first embodiment except for the shape of the inner
更に前端から後端にかけて凹面が傾斜している。この傾斜により、前端よりも後端で、包持本体部21の肉厚が薄くなっている。図3(A)に表されている線分Tは、クランプ部22・22の外側である、外側面22aの後端の仮想断面線である。内周凹部5Bは線分Tよりも後方に形成されている。第2実施形態の内周凹部5Bは、肉厚が前端から後端に向かうに従い小さくなっている。これは、包持本体部21の後端に内周凹部5Bを設けても、肉厚が薄い範囲は限られるため包持本体部21の剛性と締付力には影響を与えないという効果がある。また、第2実施形態における内周凹部5Bは、アウターコラム2の後端付近に形成されている。つまり、第2実施形態における内周凹部5Bは、アウターコラム2の後端から前方側に向かって僅少の領域に形成されたものである。
Furthermore, the concave surface is inclined from the front end to the rear end. Due to this inclination, the thickness of the holding
[第3実施形態]
次に本発明に係るステアリング装置の第3実施形態を説明する。同ステアリング装置の構成は、内周凹部5Cの形状以外は第1実施形態及び第2実施形態に係るステアリング装置の構成と同様である。以下、図4を参照しながら、第3実施形態を説明する。図4(A)は同ステアリング装置のアウターコラム2の後端側面図である。コラムパイプ1、固定ブラケット3および締付具4は記載を省略してある。
[Third Embodiment]
Next, a third embodiment of the steering apparatus according to the present invention will be described. The configuration of the steering device is the same as the configuration of the steering device according to the first embodiment and the second embodiment except for the shape of the inner
そして、図4(B)はY4−Y4矢視方向の斜視拡大図である。図4(C)はY4−Y4矢視拡大図、(D)はX2−X2矢視図である。内周凹部5Cは、前端の幅は後端よりも狭く形成されている。更に前端から後端にかけて凹面が傾斜している。この傾斜により、前端よりも後端で、包持本体部21の肉厚が薄くなっている。更に内周凹部5Cは内部に角部が無く、曲線のみで形成されている。
FIG. 4B is an enlarged perspective view in the Y4-Y4 arrow direction. FIG. 4C is an enlarged view taken along arrow Y4-Y4, and FIG. 4D is a view taken along arrow X2-X2. The inner
図4(D)から分かるように、内周凹部(D)は内周面に正対した方向から見て釣鐘形状である。また、図4(A)と(D)に表されている外側面22a後端の仮想断面線Tよりも後方に内周凹部5Cに設けられていることが分かる。本発明に係るステアリング装置の第3実施形態でも第1実施形態及び第2実施形態と同様の効果がある。更に、凹部に角形状が無いため鋳型から抜きやすいという効果がある。
As can be seen from FIG. 4D, the inner circumferential recess (D) has a bell shape when viewed from the direction facing the inner circumferential surface. Moreover, it turns out that it is provided in 5 C of inner peripheral recessed parts behind the virtual cross section line T of the rear end of the
[第4実施形態]
次に、図6乃至図7を参照して、本発明に係るステアリング装置の第4実施形態を説明する。図6(A)はアウターコラム2の斜視図であり、図6(B)はアウターコラム2の縦断側面図である。前述したように、アウターコラム2の包持本体部21の下方にはスリット部23が設けられている。そして、スリット部23の前方側端部箇所には、スリット部23の幅方向両端23a,23a箇所を橋渡し状に連結する連結部25が形成される〔図6(A),(C),(D),(F)参照〕。
[Fourth Embodiment]
Next, with reference to FIG. 6 thru | or FIG. 7, 4th Embodiment of the steering device which concerns on this invention is described. FIG. 6A is a perspective view of the
該連結部25は、包持本体部21の円周状の内周面に沿って略円弧状に形成されている。連結部25には逃し部6が形成されている(図6参照)。該逃し部6は、連結部25の内周側において、コラムパイプ1と非接触となる部位であり、連結部25の内周側に広幅の浅溝状として形成されている〔図6(D)参照〕。そして、この浅溝状とした逃し部6は、連結部25の前後方向全体に亘って、貫通する状態で形成されたものである〔図6(E),(F)参照〕。
The connecting
二次衝突時に、コラムパイプ1に、こじりが発生した場合コラムパイプ1がアウターコラム2に対して傾き、アウターコラム2の包持本体部21の内周面上方側と、連結部25に応力Fが集中する(図7参照)。このとき、アウターコラム2の後方側且つ上方における応力の集中を前記内周凹部5,5A,5Bによって分散すると共に、アウターコラム2の前方側且つ下方側における応力Fの集中の分散を連結部25に形成された逃し部6によって行うものである。そして、アウターコラム2の内周側面からのコラムパイプ1への当たりを緩和し、エネルギー吸収荷重の増大を防止することができる。
If the
[第5実施形態]
次に、図8(A)を参照して、本発明に係るステアリング装置の第5実施形態を説明する。この第5実施形態では、内周凹部5Dは、アウターコラム2の包持本体部21の軸方向(前後方向)における後方から前後方向における略中間箇所に亘って直線溝形状に形成されたものである。アウターコラム2の包持本体部21における前後方向の中間箇所とは、中間及びその周辺の範囲のことである。
[Fifth Embodiment]
Next, a fifth embodiment of the steering apparatus according to the present invention will be described with reference to FIG. In the fifth embodiment, the inner
[第6実施形態]
次に、図8(B)を参照して、本発明に係るステアリング装置の第6実施形態を説明する。この第6実施形態では、内周凹部5Eは、アウターコラム2の包持本体部21の後方軸方向(前後方向)におけるから前後方向における前方に亘って貫通するようにして、直線溝形状に形成されたものである。
[Sixth Embodiment]
Next, a sixth embodiment of the steering apparatus according to the present invention will be described with reference to FIG. In the sixth embodiment, the inner
前述した内周凹部5,5B,5C,5D,5Eの軸方向長さや、周方向における幅については、ステアリング装置の車両への取付角度や必要なエネルギー吸収荷重等により、適宜設定されるものである。また、本発明において、前記内周凹部5の形状は、長方形状及び正方形の方形状に形成されてもよい〔図6(A)参照〕。また、内周凹部5の形成領域内の肉厚は、均一としてもよい。
The axial length of the inner
1…コラムパイプ、12…シャフト、121…ステアリングホイール、
2…アウターコラム、21…包持本体部、22…クランプ部、22a…外側面、
221…締付孔、23…スリット部、24…環状構造部、25…連結部、
3…固定ブラケット、31…固定側部、4…締付具、41…クランプボルト、
42…クランプレバー、5,5B,5C,5D,5E…内周凹部、6…逃し部。
1 ... Column pipe, 12 ... Shaft, 121 ... Steering wheel,
2 ... outer column, 21 ... carrying body part, 22 ... clamp part, 22a ... outer side surface,
221 ... tightening hole, 23 ... slit part, 24 ... annular structure part, 25 ... connecting part,
3 ... fixing bracket, 31 ... fixed side, 4 ... clamp, 41 ... clamp bolt,
42 ... Clamp lever, 5, 5B, 5C, 5D, 5E ... Inner peripheral recess, 6 ... Relief part.
Claims (7)
The steering apparatus according to claim 1, claim 2, claim 3, claim 4, claim 5 or claim 6, wherein both ends of the slit portion are disposed on the front side of the slit portion. A steering device characterized in that a connecting portion for connecting the two is formed, and a relief portion is formed on the inner peripheral side of the connecting portion.
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