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JP2018055765A - 電球型照明装置 - Google Patents

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JP2018055765A
JP2018055765A JP2016186438A JP2016186438A JP2018055765A JP 2018055765 A JP2018055765 A JP 2018055765A JP 2016186438 A JP2016186438 A JP 2016186438A JP 2016186438 A JP2016186438 A JP 2016186438A JP 2018055765 A JP2018055765 A JP 2018055765A
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中里 典生
Norio Nakazato
典生 中里
岡田 隆
Takashi Okada
岡田  隆
健 不破
Takeshi Fuwa
健 不破
優 神谷
Masaru Kamiya
優 神谷
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Abstract

【課題】樹脂製の筺体を採用し、かつ、放熱性の高い構造を有した電球型照明装置を提供する。【解決手段】樹脂製の筺体と、筺体に少なくとも一部が覆われる樹脂製で中実の部品と、中実の部品の一方向側に載置される半導体光源とを有し、樹脂は絶縁性の樹脂であり、中実の部品の高さ方向の長さが筺体の放熱面である胴部の高さ方向の長さの15%以上となるようにする。【選択図】図2

Description

本発明は、電球型照明装置に関する。
LED(Light Emitting Diode)などの半導体素子を有する発光体を備えた電球型照明装置は、白熱電球と比較して長寿命化・省エネルギー化を図ることができるため、近年注目が集まっている。LEDを用いた電球型照明装置では、高輝度化及び高信頼性のために、放熱性の高い構造が望まれ、金属製の筺体がヒートシンクとして採用されてきた。しかしながら、近年、LEDを用いた照明装置の需要が高まり、これにともないLEDを用いた電球型照明装置においても軽量化とコスト低減の要望が強くなっており、金属製筺体から樹脂製筺体への置き換えが提案されている。
例えば特許文献1では、断熱材施工天井埋め込み器具向けに金属製筺体の照明装置で適用されている過熱保護用の電流制限機能を樹脂筺体の照明装置に適用することが提案されている。明るさが足りない場合には、筺体の胴部を太くするなどして表面積を大きくする、LED素子の配置間隔を十分に広くとって発熱密度を小さくするなどが対策として提案されている。
特開2014−029866号公報
軽量で低コストの樹脂製の筺体の電球型照明装置においても、明るさを制限にしたり、筺体の胴部を白熱電球の外形よりも太めに変更したりすることなく、より一層大光量となる、放熱性の高い構造が望まれている。本発明は、樹脂製の筺体を採用し、かつ、放熱性の高い構造を有した電球型照明装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の電球型照明装置は、樹脂製の筺体と、筺体に少なくとも一部が覆われる樹脂製で中実の部品と、中実の部品の一方向側に載置される半導体光源とを有し、樹脂は絶縁性の樹脂であり、中実の部品の高さ方向の長さが筺体の放熱面を有する胴部の高さ方向の長さの15%以上であることを特徴としている。
本発明により、樹脂製筺体において放熱性の高い構造を有した電球型照明装置を提供することができる。
電球型照明装置の外観斜視図である。 図1に示される電球型照明装置の縦断面図である。 図1に示される電球型照明装置の別の部分における縦断面図である。 図1に示される電球型照明装置の別の部分における縦断面図である。 図1に示される電球型照明装置の別の部分における縦断面図である。 図5に示される電球型照明装置の分解縦断面図である。 図5に示される電球型照明装置の別の部分における縦断面図である。 図1に示される電球型照明装置の別の部分における縦断面図である。 図8に示される電球型照明装置の分解縦断面図である。 電球型照明装置の周囲の温度境界層を示した外観側面図である。 電球型照明装置の周囲の温度境界層を比較した外観側面図である。 図3に示される電球型照明装置の熱抵抗と樹脂部品7の高さ方向の高さとの関係を示すグラフで放熱筺体2の胴部3の高さ方向の長さLが36mmの場合について示している。 図12に示した電球型照明装置の熱抵抗と樹脂部品7の高さ方向の高さとの関係において単位長さあたりの熱抵抗低減の変化率を示すグラフである。 図3に示される電球型照明装置の熱抵抗と樹脂部品7の高さ方向の高さとの関係を示すグラフで放熱筺体2の胴部3の高さ方向の長さLが47mmの場合について示している。 図14に示した電球型照明装置の熱抵抗と樹脂部品7の高さ方向の高さとの関係において単位長さあたりの熱抵抗低減の変化率を示すグラフである。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。また、本実施形態では図1に示すような電球型照明装置100の向きを上下方向とする。
図1は、電球型照明装置の外観斜視図である。図2は、電球型照明装置の縦断面図である。
<電球型照明装置100>
電球型照明装置100は、半導体発光素子としてのLED9を有する発光体8と、発光体8を覆うカバー部材1と、発光体8で発生する熱を放出する放熱筐体2と、発光体8と放熱筐体2の間に配置され発光体8の熱を受け、その一部を放熱筐体2に伝える樹脂部品7と、口金(図示せず)と、を備えている。放熱筺体は放熱面である胴部3と口金取り付け部4で構成されている。口金の詳細については省略しているが、口金取り付け部4の外周面には、口金の内周面に対応するねじ山が形成され、口金が被着される。
<放熱筐体2>
放熱筐体2は、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)やPC(ポリカーボネート)などの樹脂製で、上方に向けて縮径する外形を有する中空かつ筒状の部材であり、下面に凹部21、22を備えている。凹部21、22については後記する。樹脂は絶縁性でフィラとしてアルミナ、窒化アルミニウム、酸化チタン、ガラスビーズ、炭酸カルシウム、マイカ、シリカ、酸化マグネシウム、などを混ぜて使用し、増量・補強だけでなく、熱伝導性向上、外表面における熱放射性向上や光反射・光散乱性向上などを図っている。フィラ形状、粒度分布、密度などは材料価格や射出成型加工安定性に影響するため、軽量低コスト向けの樹脂筺体に適する絶縁性樹脂材料の熱伝導率は0.5〜2.0W/mK程度の範囲である。
放熱筐体2の筒状の胴部3は、胴部3と一体成形され、軸線を中心として放射状に配置された複数のフィンと、を備えていてもよい。フィンの代わりに凹凸形状でもよい。それぞれのフィンが胴部3の外周面から径方向外向きに突出し、かつ、軸線方向に延在するように配置することによって、放熱筺体2の放熱性能を向上させることができる。
図2に示すように、放熱筺体2の口金取り付け部4の内部は円筒状であり、胴部3の内部は電源回路基板5を収容可能な内径の円筒で、凹部22において内径を拡大して樹脂部品7が挿入され、密着される。円筒内に保持部(図示せず)を形成して電源回路基板を保持している。
図3は図2とは異なる電球型照明装置100の縦断面図である。胴部3の内径は上方に向けて縮径し、下面にある凹部22において内径を拡大して樹脂部品7が挿入され、密着される。図4は図2および図3とは異なる電球型照明装置100の縦断面図である。胴部3の内径は上方に向けて縮径し、下面に樹脂部品70を固定する凹部を形成せずに、樹脂部品70の外形を上方に向けて縮径し密着固定するようにしている。
<カバー部材1>
カバー部材1は、ドーム形状の外形を有する部材である。カバー部材1は、PC(ポリカーボネート)などの樹脂製又はガラス製であり、発光体8に向けて開口している。ちなみに、カバー部材1には、発光体8からの光を拡散させる光拡散材が含有されていてもよい。カバー部材1と放熱筺体2とは、カバー部材1の開口端部11を放熱筐体2の凹部21に差し込み接着材などにより固定される。
電球型照明装置100は、白熱電球の代替として利用されるため、白熱電球の外形形状に準拠している。カバー部材1の高さ方向の長さを大きくして表面積を大きくし、上方向
、すなわち、口金の方向に向いた面を確保すると光が上方向に広がるようになる。外形形状に制限があるので放熱筺体2の高さ方向の長さLとの寸法の取り合いとなる。
図2に示すように、カバー部材1と放熱筐体2との間には、発光体8、樹脂部品7などが位置している。発光体8は、LED9(半導体素子)と、基板80と、を備えている。発光体8は一部分に穴が設けられた略円形である。基板80に貫通穴81が設けられている。
<樹脂部品7>
樹脂部品7は、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)やPC(ポリカーボネート)などの放熱筺体2と同様の樹脂製で、図2に示すように放熱筺体2の凹部22で内接する外形を有する中実の部材であり、下面に発光体8を載置する。発光体8を構成する基板80に設けられている貫通穴81の位置に対応する樹脂部品7上の位置に貫通穴701が設けられている。貫通穴81、701の位置は電源回路基板5と発光体8の間を給電接続する出力リード線6を通す際に不都合が生じなければ、各部材の中心でなくてもよい。樹脂は絶縁性でフィラとしてアルミナ、窒化アルミニウム、酸化チタン、炭酸カルシウム、シリカ、酸化マグネシウム、などを混ぜて使用し、増量・補強だけでなく、熱伝導性向上、熱輻射性向上などを図っている。フィラ形状、粒度分布、密度などは材料価格や射出成型加工安定性に影響するため、軽量低コスト向けの樹脂筺体に適する絶縁性樹脂材料の熱伝導率は0.5〜2.0W/mK程度の範囲である。
樹脂部品7と発光体8の固定はねじ止めなどで行う。樹脂部品7と放熱筺体2の凹部22の固定方法は、ねじ止めのほか、接着剤による接着、いずれか片方あるいは両方の表面を局所加熱することにより軟化させて熱圧着、などによって実施する。
図10は、電球型照明装置100のまわりに発生する温度筺体層を示した側面図である。数値計算により、白熱電球100W型に相当する発熱量を6Wとし、放熱筺体の胴部は簡易的に中実として熱伝導率1.25W/mK、熱放射率0.9で一様発熱させ、カバー部材1は、肉厚1mmの中空の球面形状として熱伝導率0.1W/mK、熱放射率0.9の条件で、電球型照明装置の周囲の空気の温度の等温線を求めたものである。最外側の等温線は周囲環境温度から0.5℃上昇した位置を表しており、この等温線を温度境界層とみて評価した。図10の(a)と(b)はカバー部材1と放熱筺体2の胴部3の高さ方向の長さの割合が異なっているものでカバー部材1の割合が大きいものは光が上方すなわち口金側に広がる傾向にあるが、放熱面である胴部3の表面積が減少するため放熱能力が低下する傾向にある。図10の(c)と(d)は(a)と(b)に各々対応して、実際には略円錐台形状で傾斜している胴部3の放熱面を円柱形状の垂直壁面として胴部3の下端からの温度境界層の発達具合を比較したものである。図11の(a)〜(d)は図10に対応して、温度境界層をあらわし、胴部3の下端の位置を揃え温度境界層の発達がほぼ完了し飽和して放熱面から空気側への熱伝達率が低下してくる位置を比較したものである。各々の場合に関してほぼ同じ傾向で胴部3の下端からほぼ20mmぐらいの高さにおいて発達が完了していることがわかる。図10および図11の数値計算例では、胴部2を一様発熱させた理想的な場合である。図2のように、発光体8が熱源となっている場合には放熱面である放熱筺体2の胴部3において温度境界層の発達過程にある前縁部(下端から20mm程度まで)に相当する領域に発光体8からの熱を効率よく移動させ、外部に放熱させるために、この発達領域を網羅するようにする。
胴部3において胴部3の肉厚tの分だけ高さ方向に熱が移動しやすくなるので樹脂部品7の高さ方向の長さTと放熱筺体2の胴部3の肉厚tが式(1)の関係を満足するように設定すると放熱効率を向上することができる。
T+t < 20 (1)

肉厚tは樹脂材料やフィラ材の選択にもよるが、成形しやすさから4mm程度前後となるので樹脂部品7の高さ方向の長さTの上限は16mm程度となる。この上限を超えた分の樹脂部分は放熱効率の改善への寄与が小さくなり、コストパフォーマンスが下がる。
図12および図14は、図3の電球型照明装置100の熱抵抗と樹脂部品7の高さ方向の長さTの関係を数値計算により求めたグラフで、樹脂部品7の高さ方向の長さT=0、すなわち、樹脂部品7を搭載しない状態の熱抵抗値を基準とした相対比率でまとめている。図12は放熱筺体2の胴部3の高さ方向の長さLが36mmの場合について示している。また、図14は放熱筺体2の胴部3の高さ方向の長さLが47mmの場合について示している。各々の胴部3の肉厚tを変えて比較している。樹脂部品7の高さ方向の長さTが16mmとなると胴部の肉厚tの違いによる伝熱の効果も僅差となり、飽和の傾向を示している。図13および図15は図3の電球型照明装置100の熱抵抗と樹脂部品7の高さ方向の長さTの関係において、単位長さ辺りの熱抵抗低減の変化率をまとめたグラフである。樹脂部品の高さ方向の長さTが6mm前後のとき、あるいは、胴部の高さ方向の長さLの15%前後のときに、単位長さ辺りの熱抵抗低減の変化率がピークを示している。この結果は、胴部の肉厚t内の熱拡散の効果により、T+t=6+4=10mmで、図11の温度境界層の発達過程の中間点の10mmと対応がとれている。
樹脂部品7の高さ方向の長さTと放熱筺体2の胴部3の肉厚tが式(2)の関係を満足するように設定すると放熱効率向上に対する樹脂のコストパフォーマンスがよくなる。
10 < T+t < 20 (2)

また、放熱筺体2の胴部3の高さ方向の長さLと樹脂部品7の高さ方向の長さTが式(3)の関係を満足するように設定すると放熱効率が高くなる。
L×0.15 < T < L×0.35 (3)
<発光体8>
発光体8は、一部分に貫通穴81を有する略円板状の基板80と、基板80に設けられるLED9と、から構成されている。
基板80の表面には、LED9に接続される所定のパターンが形成されている。
LED9に用いられる発光素子としては、例えば青色光を発するものが使用される。それぞれのLED9は、例えばシリコン樹脂などの透明の封止樹脂により被覆されている。この封止樹脂内には、LED9から放出される光を色変換する蛍光体が混入されている。蛍光体としては、例えば黄色発光のものが用いられ、当該蛍光体によってLED9からの青色光が色変換されて、白色光となる。なお、LED9は、光の取り出し効率を向上させるために、半球状のレンズで覆われていてもよい。なお、LED9の代わりに発光素子をパッケージに搭載し蛍光体が混入された封止樹脂で表面実装タイプの白色発光のLED部品に置き換えて基板80にはんだ実装してもよい。
<電源回路基板5>
電源回路基板5は、複数の電子部品(図示せず)が基板に実装されたものである。電源回路基板5は、近傍にコンデンサ(図示せず)が設置されている。また、電源回路基板5は、商用電源からの交流電力を直流電力に整流する回路、整流後の直流電力の電圧を調整する回路などを備えている。商用電源からの交流電力の入力は、JIS規格などで指定されているソケット(図示せず)の受け金(図示)に電球型照明装置100の口金(図示せず)が締結された際に受け金から口金に入力される。口金と電源回路基板5は入力リード線(図示せず)で接続されており、電源回路に交流電力が入力される。
電源回路基板5は放熱筺体2の一端面側(下方向側)から収納される。放熱筺体2の内壁には、電源回路基板5をそれぞれ保持する保持部(図示せず)が形成される。保持部は、放熱筺体2の内周における向かい合う箇所に設けられている。保持部は放熱筺体2に設けられており、電源回路基板5を保持できる形状、構造であれば、溝状の構造でも突起状の構造でもよい。保持部は放熱筺体2の胴部3における下方から上方に亘って設けられていても良いし、一部のみに設けられていても良い。放熱筺体2における下方に保持部が設けられている場合は、電源回路基板5を保持するという効果に加え、放熱筺体2に収納する際に入れ易くなるという効果を奏する。放熱筺体2の胴部3における下方から上方に亘って保持部が設けられている場合は、一部のみに保持部が設けられている場合に比べて、より強く保持することが可能となる。これと、電源回路基板5の形状と、により電源回路基板5を放熱筺体2に下方向から入れた際に放熱筺体2の上方向から抜け出してしまうことがないという効果を奏する。
図5は図2とは異なる電球型照明装置100の縦断面図である。図6は図5の分解縦断面図である。電源回路基板50は放熱筺体2の一端面側(下方向側)から収納される。放熱筺体2の胴部3の内壁には、電源回路基板50をそれぞれ保持する溝状保持部24が形成される。同様に樹脂部品7側においても溝状保持部71を設けている。電源回路基板5を保持するという効果に加え、発光体8からの熱を樹脂部品7で受けて放熱筺体2へ伝搬する際に溝状保持部71および24を通して熱が電源回路基板50内を経由することで熱伝達性能を向上するという効果を奏する。溝状保持部71および24において樹脂部品7および放熱筺体2と電源回路基板50との間の隙間をなくして伝熱性を良好とするために放熱グリースや接着剤などを隙間に介在させるとよい。また、電源回路基板50上において溝状保持部71および24に対応する位置に一部導体パターン501を配置して伝熱性を向上することができる。図7は図5の断面方向と直交する方向の電球型照明装置100の縦断面図である。放熱筺体2の胴部3の内壁には、金具31をそれぞれ保持する傾斜溝状保持部25が形成される。同様に樹脂部品7側においても傾斜溝状保持部72を設けている。金具31は、プレス成形加工などにより、胴部3の内壁面に内接する曲面形状あるいは平面形状の板材で、アルミニウム合金、銅合金、鉄ニッケル合金、亜鉛鋼板などの金属材である。傾斜溝状保持部72および25の傾斜面により放熱筺体2の胴部3に樹脂部品7を取り付ける際に胴部3および樹脂部品7に密着する。板金加工の寸法精度で実現できるので加工コストを抑制することができる。金具31は電源回路基板50と同様に発光体8からの熱を樹脂部品7で受けて放熱筺体2へ伝搬する際に熱が金具31内を経由することで熱伝達性能を向上するという効果を奏する。金具31と電源回路基板50との間は所定の絶縁距離をとって絶縁信頼性を確保している。
<接続>
図2に示すように、電源回路基板5から発光体8への複数本の出力リード線6は樹脂部品7に設けた貫通穴701を通り、発光体8の基板80に設けた貫通穴81を通って基板80の所定のパターンに接続し給電する。
以上の構成から、発光体8の熱が中実の樹脂部品に用いることによって伝熱経路の短絡効果が得られ、放熱筺体2の胴部3の下端より温度境界層が発達している領域に効率よく伝熱することができ、その結果として、樹脂製放熱筺体として手頃な価格の樹脂を採用でき、放熱や構造信頼性に寄与してない不要な形状を省いて無駄を抑えつつ、放熱性能を最大限に引き出すことが可能となる。
軽量で低コストでありながら大光量の電球型照明装置を実現することが可能となる。
<変形例>
図8は図2とは異なる電球型照明装置100の縦断面図である。図9は図8の分解縦断面図である。図9に示すように、発光体8は、一部分に貫通電極(図示せず)を有する略円板状の両面配線基板82と、両面配線基板82に設けられるLED部品91と、から構成されている。両面配線基板82の一方の表面には、LED部品91に接続される所定のパターンが形成されている。発光素子(図示せず)をパッケージに搭載し蛍光体が混入された樹脂で封止された表面実装タイプの白色発光のLED部品91が両面配線基板82にはんだ実装される。両面配線基板82のLED部品91非搭載面側には、電源回路部51が設けられる。電源回路部51は、複数の電子部品が基板に実装されたものである。電源回路部51は、近傍にコンデンサ(図示せず)が設置されている。また、電源回路部51は、商用電源からの交流電力を直流電力に整流する回路、整流後の直流電力の電圧を調整する回路などを備えている。商用電源からの交流電力の入力は、JIS規格などで指定されているソケット(図示せず)の受け金(図示)に電球型照明装置100の口金(図示せず)が締結された際に受け金から口金に入力される。口金と電源回路部51は入力リード線(図示せず)で接続されており、電源回路に交流電力が入力される。電源回路部51から発光体8への出力経路(図示せず)は両面配線基板82に設けた貫通電極(図示せず)を通って両面配線基板80の発光体8側の所定のパターンに接続し給電する。両面配線基板82には、ガラスエポキシ基板などの樹脂基板で、多層配線基板を用いて電源回路部51をコンパクトにすることができる。開口部731を有する略筒状の樹脂部品73を両面配線基板82の電源回路部51搭載面側から電源回路部51が開口部731内に収まるように貼り付け固定した後、封止樹脂732を充填する。両面配線基板82と樹脂部品73の貼り付け固定は接着剤による接着固定でもよいし、熱圧着でもよいし、ネジ止めやリベット止めなどの機械的な固定でもよい。封止樹脂732はシリコン系の樹脂やエポキシ系の樹脂などが用いられる。熱伝導率が0.5〜2.0W/mKの樹脂で、放熱筺体2に組み込んだ後に流動しないのであれば、ゲルレジンなどを用いてもよい。封止樹脂732の充填を完了した後、放熱筺体2の胴部2の下端側から樹脂部品73の外表面が凹部22に密着するように固定する。固定方法は接着剤による接着固定でもよいし、熱圧着でもよいし、ネジ止めやリベット止めなどの機械的な固定でもよい。封止樹脂732および電源回路部51の電子部品により、中実の樹脂部品と同様の伝熱経路の効果が得られ、放熱筺体2の胴部3の下端より温度境界層が発達している領域に効率よく伝熱することができ、その結果として、樹脂製放熱筺体として手頃な価格の樹脂を採用でき、放熱や構造信頼性に寄与してない不要な形状を省いて無駄を抑えつつ、放熱性能を最大限に引き出すことが可能となる。また、一枚の基板に集約しているため、部品点数が減り、組み立て工程も簡略化される。軽量で低コストでありながら大光量の電球型照明装置を実現することが可能となる。
以上、本発明に係る電球型照明装置について実施形態により説明したが、本発明の実施態様はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更などを行うことができる。
また、発光体8からの光は白色に限定されるものではなく、発光色の異なるLEDや蛍光体を用いて所望の色に設定可能である。
また、本実施形態では、発光体8がLEDを備える場合について説明したが、発光体8としてEL(Electro-Luminescence)など他の半導体発光素子を用いてもよい。
100 電球型照明装置
1 カバー部材
11 開口端部
2 放熱筐体
21 凹部
22 凹部
23 凹部
24 溝状保持部
25 傾斜溝状保持部
3 胴部
31 金具
4 口金取り付け部
5 電源回路基板
50 電源回路基板
501 導体パターン
51 電源回路部
6 出力リード線
7 樹脂部品
70 樹脂部品
701 貫通穴
71 溝状保持部
72 傾斜溝状保持部
73 樹脂部品
731 開口部
732 封止樹脂
8 発光体
80 基板
81 貫通穴
82 両面配線基板
9 LED(半導体素子)
91 LED部品(半導体素子)
L 放熱筺体の胴部の高さ方向の長さ
T 樹脂部品の高さ方向の長さ
t 胴部の厚さ

Claims (3)

  1. 樹脂製の筺体と、該筺体に少なくとも一部が覆われる樹脂製で中実の部品と、該中実の部品の一方向側に載置される光源と、を有し、
    前記樹脂は絶縁性の樹脂であり、
    前記中実の部品の高さ方向の長さが前記筺体の放熱面である胴部の高さ方向の長さの15%以上であることを特徴とする電球型照明装置。
  2. 前記中実の部品の他方向側に電源回路基板、または、電源回路を挿入したことを特徴とする請求項1に記載の電球型照明装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電球型照明装置と、前記電球型照明装置を装着して点灯させる照明器具とを備える照明機器。
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