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JP2018052994A - 殺菌組成物 - Google Patents

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平栗 かつ子
Katsuko Hirakuri
かつ子 平栗
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Hodogaya Chemical Co Ltd
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Hodogaya Chemical Co Ltd
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Abstract

【課題】過酢酸耐性菌であるバチルス・セレウスやパエニバチルス属細菌などの芽胞形成菌に対して、短時間でも高い殺菌効果を示す環境に優しい殺菌組成物を提供する。【解決手段】耐薬性の高い芽胞形成菌であるバチルス・セレウスやパエニバチルス属細菌に対し、酸性化亜塩素酸塩と過酸化水素や過酢酸などの過酸化物との混合組成物が、きわめて有効に殺菌作用があり、食品・清涼飲料水の製造装置や容器・包装資材等の殺菌・洗浄分野での実用的な作用時間で殺菌を行なえる組成液である。【選択図】なし

Description

本発明は主に食品・清涼飲料水の分野で、製造装置や容器・包装資材等の殺菌・洗浄等の目的で幅広く使用される殺菌組成物に関する。
過酸化水素と過酢酸は、殺菌力があり、環境に優しい過酸化物として、これまでにさまざまな殺菌用途で用いられてきた。特に、過酢酸製剤は低濃度でも殺菌力が強く即効性があり、抗菌スペクトルが広く、細菌芽胞、カビ、酵母等にも優れた殺菌効果を示す事から、近年、過酸化水素に代わって、殺菌処置が必要とされる食品・飲料産業場面で広く使用されている。
しかし、従来の過酢酸製剤を用いても、耐薬品性の高い芽胞形成菌であるバチルス・セレウス(Bacillus cereus)や過酢酸耐性菌であるパエニバチルス(Paenibacillus)属細菌に関しては、一般的に用いられる過酢酸濃度では殺菌能力が不十分であるため、高い濃度の過酢酸系殺菌剤を用いることで殺菌能力を高めることが報告されている(特許文献1)。しかし、食品・清涼飲料水の製造装置や容器・包装資材等の殺菌・洗浄分野では、そのために過酸化水素の濃度も高まり、結果として残留する過酸化水素の濃度が高くなる問題を生じる。
特許文献2および非特許文献1には、バチルス・セレウスに対し、過酢酸組成物中の過酢酸濃度を500〜3000ppmとし、かつ過酸化水素/過酢酸比率を0.7以下に低く抑えた過酢酸組成物が、有効な殺菌性を示す事が開示されている。特許文献2では、一般的な過酢酸10質量%、過酸化水素15質量%を含む過酢酸系殺菌剤を水で希釈して過酢酸濃度が500〜3000ppmのものを調製すると記載されている。しかし、パエニバチルス属細菌は、過酸化水素が共存すると過酢酸が効かなくなることが知られており、単なる希釈では相対的に過酸化水素の濃度が高いままであり、これを殺減することはできない。
このパエニバチルスに対して、過酢酸/過酸化水素比率を1〜25まで高めた過酢酸組成物(特許文献3)や、組成中の過酸化水素を分解酵素で分解して過酢酸/過酸化水素比を高めた過酢酸組成物(特許文献4)を用いて殺菌を行なうという報告がなされている。しかし、特許文献3の方法では、平衡反応の範囲で過酢酸/過酸化水素比を高めたに過ぎず、なお過酢酸の効果を阻害する十分な濃度の過酸化水素が残っている。過酢酸/過酸化水素比を高める技術として、特許文献4、5では、生体抽出物である酵素を利用したものが報告されているが、それによるコストアップ、また殺菌・洗浄工程にタンパク質を入れることによる容器や設備の汚染が懸念される。
一方、亜塩素酸塩の一種である亜塩素酸ナトリウムは、日本国内で食品添加物として認められており、酸と混合して使用する方法が知られている。また、米国では、これをクエン酸などの酸存在下で酸性化亜塩素酸ナトリウムとしたものが間接食品添加物として認められており、食用肉や野菜類の殺菌料として使われている。FDA21CFR(Food and Drug Administration/Code of Federal Regulations Title21)には、一般的に安全とされる酸、GRAS酸(Acid(s),Generally Recognized As Safe)と亜塩素酸ナトリウムを混合させ、家禽処理用の抗菌薬として使用することが記載されている。しかし、過酢酸などへの耐薬品性があるパエニバチルス属細菌等に対する殺菌効果が示されていない。
特開2009−113858号公報 国際公開第2007/148410号 特開2012−219053号公報 特開2013−213017号公報 特許第5413545号公報
防菌防黴 2006年7月号 397〜400ページ
本発明は、過酢酸耐性菌であるバチルス・セレウスやパエニバチルス属細菌などの芽胞形成菌に対して、短時間でも高い殺菌効果を示す環境に優しい殺菌組成物を提供する。
本発明者らは、耐薬品性の高い芽胞形成菌であるバチルス・セレウスやパエニバチルス属細菌に対し、酸性化亜塩素酸ナトリウムと過酸化水素や過酢酸などの過酸化物との混合組成物が、きわめて有効に殺菌作用を示すことを発見した。さらに、鋭意努力の結果、食品・清涼飲料水の製造装置や容器・包装資材等の殺菌・洗浄分野での実用的な作用時間で殺菌を行なえる組成液の濃度等を見出し、発明を完成させた。
すなわち、本発明は以下の構成を有する。
[1]少なくとも、酸と、亜塩素酸塩と、過酸化水素を含有する殺菌組成物であって、該組成物全量に対して、前記酸の含有量が0.10質量%〜3.00質量%、前記亜塩素酸塩の含有量が0.01質量%〜1.00質量%、前記過酸化水素の含有量が0.10質量%〜1.70質量%であることを特徴とする殺菌組成物。
[2]前記酸が、前記亜塩素酸塩と混合してpHが2.0〜4.0となる酸であることを特徴とする殺菌組成物。
[3]前記亜塩素酸塩が亜塩素酸ナトリウムであることを特徴とする殺菌組成物。
[4]前記の殺菌組成物がさらに過酢酸を含有し、該組成物全量に対する前記過酢酸の含有量が0.05質量%〜1.00質量%であることを特徴とする殺菌組成物。
[5]前記の殺菌組成物を用いて、パエニバチルス属細菌およびバチルス・セレウスの殺菌処理を行うことを特徴とする殺菌方法。
[6]前記殺菌処理を30℃〜95℃で行うことを特徴とする殺菌方法。
[7]前記殺菌処理を5秒〜10分間で行うことを特徴とする殺菌方法。
本発明による殺菌組成物は、酸性化亜塩素酸塩と過酸化水素・過酢酸などの過酸化物との相乗効果により、優れた殺菌力を示し、パエニバチルス属細菌やバチルス・セレウスを含む菌類・微生物の汚染・混入が問題となる分野・用途で使用でき、たとえば、食品関連、無菌包装容器、設備機器・容器類、室内環境殺菌、医療関連、高水準消毒・内視鏡・透析ライン・その他医療機器類・院内環境殺菌、リネン関連、農・漁業関連設備器具類、病原菌殺菌などで用いることが出来る。
以下、本発明を詳しく説明する。
清涼飲料水用のペットボトルの殺菌などで広く用いられている過酢酸製剤は、過酸化水素と酢酸との平衡反応により生成される。そのため、その組成中に必ず原料である過酸化水素と酢酸を含む混合組成物である。近年、こうした食品・清涼飲料水分野で問題となってきたバチルス・セレウスやパエニバチルス属細菌は、原因が詳しく解明されていないが、過酢酸製剤中の過酸化水素が阻害要因となって、過酢酸に対して耐薬品性を有していることが分かってきた。一般的に市販されている過酢酸製剤は、過酢酸濃度が1000〜3000ppmになるよう希釈して用いるが、その中に含有される過酸化水素が阻害要因となっているため、当該過酢酸製剤でこれらの耐薬品性菌を殺滅することはたいへん困難である。
また、亜塩素酸塩単独では、これらの耐薬品性菌に対する殺菌性を示さない。クエン酸、酢酸などの酸と混合して、酸性化亜塩素酸塩とすると、ある程度の殺菌性を示すが、食品・清涼飲料水の製造装置や容器・包装資材等の殺菌・洗浄分野では実用性において不十分である。
本願発明では、酸性化亜塩素酸塩と、過酸化水素あるいは過酢酸製剤を混合した組成物はバチルス・セレウスやパエニバチルス属細菌に対する顕著な殺菌効果を示すことを見出した。なお、酸性化していない亜塩素酸塩と過酸化水素との組合せでは、こうした殺菌性が見られなかった。また、過酢酸は単独では存在せず、過酢酸製剤は必ず過酸化水素、酢酸、過酢酸が共存するため、過酢酸単独と亜塩素酸塩との混合物の殺菌力は評価できないが、過酸化水素の場合と同様、過酢酸単独と亜塩素酸塩との混合物は殺菌効果がない(あるいは不十分)と考えられる。しかし、亜塩素酸塩と酸と過酸化水素の混合物、あるいは過酢酸製剤と亜塩素酸塩の混合物では殺菌性がある。したがって、この優れた殺菌効果は、酸性化亜塩素酸塩と過酸化水素や過酢酸との相乗効果であると確信した。
また、上述したように、一般的な過酢酸製剤では、必ず共存する過酸化水素が過酢酸の殺菌効果に対して阻害的に働くことが知られている。しかし、本願発明では、過酸化水素が共存している過酢酸製剤でも、亜塩素酸塩との混合で高い殺菌性を示し、さらに、過酸化水素自身も、酸性化亜塩素酸塩との混合によって、殺菌効果を示す。こうしたことから、酸の存在によりなる酸性化亜塩素酸塩は、単なる殺菌剤としての効果だけではなく、バチルス・セレウスやパエニバチルス属細菌の、過酸化水素の阻害作用による過酢酸への耐薬品性(および、おそらくは過酸化水素そのものへの耐薬品性)を何らかの形で打破するものと思われる。
本願発明は少なくとも酸と亜塩素酸塩と過酸化水素を含有する殺菌組成物であり、ここで用いる亜塩素酸塩には、亜塩素酸ナトリウムや亜塩素酸カリウムなどがあるが、特にこれらに限定されない。酸性化亜塩素酸塩の調製に関し、前記酸を亜塩素酸塩と混合してpHが2.0〜4.0程度にできれば好ましく、殺菌用途・対象物を考慮して前記酸を選定すればよい。殺菌対象が食料・飲料等であれば、一般的に安全とされている酸(GRAS酸)が好ましい、酢酸やクエン酸がより好ましい、さらに酢酸がより好ましい。
また、過酢酸については、過酸化水素と酢酸を混合して作成することもできるが、市販されている過酢酸製剤(過酢酸・過酸化水素・酢酸・水の混合物)を用いてもよい。また、過酢酸製剤と混合する場合、上記したとおり、過酢酸製剤には常に酢酸が含まれていることから、特にほかの酸を加えることなく、亜塩素酸塩と過酢酸製剤との混合によって酸性化亜塩素酸塩が形成され、それがそのままで過酢酸との相乗殺菌効果を示す。
一方、亜塩素酸塩は過酸化水素と混合する際には、酸性化亜塩素酸塩を調製するため、酢酸、クエン酸等のGRAS酸を添加する必要がある。
本願発明の殺菌組成物中の各成分の濃度に関しては、
(1)酸濃度は0.10質量%以上3.00質量%以下が好ましく、より好ましくは0.20質量%以上3.00質量%以下、さらに好ましいのは0.30質量%以上3.00質量%以下、
(2)亜塩素酸塩濃度は0.01質量%以上1.00質量%以下が好ましく、より好ましくは0.03質量%以上1.00質量%以下、さらに好ましいのは0.05質量%以上1.00質量%以下、
(3)過酸化水素濃度は、0.10質量%以上1.70質量%以下が好ましく、より好ましくは0.20質量%以上1.70質量%以下、
または、
(4)過酢酸濃度は、0.05質量%以上1.00質量%以下が好ましく、より好ましくは0.10質量%以上1.00質量%以下、
である。
また、本願発明の殺菌組成物で実施する殺菌方法は、30℃〜95℃の温度条件で行なうことができる。一般的に、処理温度は高いほど殺菌効果が高まるが、PETボトル等のプラスチック容器の耐熱性に懸念がある。本願発明の殺菌方法は、30℃〜70℃という比較的低い温度でも、十分な殺菌力を発揮することができる。
また、本願発明の殺菌組成物で実施する殺菌方法は、5秒〜10分で行なうことができる。特に、ペットボトルの殺菌処理など、15秒程度のきわめて短時間での殺菌処理が求められる用途でも、適用することができる。
過酢酸製剤として、市販の過酢酸製剤オキシペール100(製品名、保土谷化学工業)を用いた。本製剤の組成は、過酢酸10質量%、過酸化水素17質量%、酢酸21質量%である。これを蒸留水で希釈し、所望の濃度として使用した。なお、過酢酸製剤の組成は平衡反応によるもので、蒸留水等で希釈し放置すると、当初の濃度比率から、別の平衡状態の比率に移行する。したがって、作り置きはせず、希釈後速やかに使用した。
この過酢酸製剤を、過酢酸濃度が0.20質量%になるよう希釈した。また、当該希釈過酢酸製剤中の過酸化水素濃度及び酢酸濃度は各組成物中にほぼ同じになるよう、過酸化水素の濃度が0.34質量%、酢酸の濃度が0.42質量%であり、それらの混合物等を調製した。亜塩素酸ナトリウムは0.05質量%とした。実験に使われた組成物は下記のような組成で殺菌実験を行なった。
比較例1 過酢酸製剤(過酢酸濃度0.20質量%)
比較例2 亜塩素酸ナトリウム(濃度0.05質量%)
比較例3 過酸化水素(濃度0.34質量%)
比較例4 酢酸(濃度0.42質量%)
比較例5 過酸化水素(濃度0.34質量%)及び酢酸(濃度0.42質量%)
比較例6 過酸化水素(濃度0.34質量%)及び亜塩素酸ナトリウム(濃度0.05質量%)
比較例7 酢酸(濃度0.42質量%)及び亜塩素酸ナトリウム(濃度0.05質量%)
実施例1 過酸化水素(濃度0.34質量%)、酢酸(濃度0.42質量%)及び亜塩素酸ナトリウム(濃度0.05質量%)
パエニバチルス菌に対する各種組成物の殺菌効果を検討した。これらの組成物(液)にパエニバチルス属細菌(Paenibacills chibensis NBRC 15958)の胞子を65℃で表1に記載した時間まで接触させ、その後、胞子を栄養寒天培地に塗布して、生菌数を確認した。その結果を表1に示す。また、全ての組成液に接触していない胞子も同じ方法で生菌数を確認し、接触時間0秒の生菌数として表1に記入した。
上記の結果より、比較例1〜6は、いずれもPaenibacills chibensis NBRC 15958の胞子に対して、殺菌効果がないものと判断された。また、比較例7は酸性化亜塩素酸ナトリウムが生成しているため、ある程度の殺菌能力を示した。ただ、1分間の接触では殺菌効果は不十分であった。実施例1では、酸性化亜塩素酸ナトリウムと過酸化水素の相乗効果により、1分間で十分な殺菌効果が得られた。
次に、パエニバチルス菌に対する、過酢酸及び亜塩素酸ナトリウムの濃度の殺菌効果への影響に関して検討した。過酢酸製剤と亜塩素酸ナトリウムを用いて、十分な殺菌能力を持つ殺菌組成物の組成濃度を調べた。組成物中過酢酸の濃度を0.01質量%〜0.20質量%、亜塩素酸ナトリウムの濃度を0.05質量%〜0.20質量%として、それらの組合せでPaenibacills chibensis NBRC 15958の胞子に対する65℃での殺菌力を確認した。結果を表2に示し、各組成の濃度単位は質量%である。
上記の結果より、いずれの濃度の過酢酸及び亜塩素酸ナトリウムにおいても、Paenibacills chibensis NBRC 15958に対する殺菌力が示された。これらは、いずれも過酢酸製剤中の酢酸と亜塩素酸ナトリウムにより酸性化亜塩素酸ナトリウムが生成し、それと過酢酸製剤中の過酢酸との相乗効果によるものと考えられる。なお、ペットボトルの殺菌などで求められる15秒間の殺菌能力については、実施例3、4に示した過酢酸濃度0.10質量%と亜塩素酸ナトリウム0.10質量%以上の組合せか、あるいは実施例5、6、8、9に示した過酢酸濃度0.15質量%以上と亜塩素酸ナトリウム0.05質量%以上の組合せが好ましいと示した。
また、過酢酸濃度0.20質量%の過酢酸製剤及び濃度0.05質量%の亜塩素酸ナトリウムの混合物はバチルス・セレウス(Bacills cereus ATCC9139)に対する殺菌効果も同様に確認した、なお接触温度は40℃とした。バチルス・セレウスに対する殺菌効果は表3に示し、各組成の濃度単位は質量%である。
表3の結果より、過酢酸製剤に亜塩素酸ナトリウムを添加することで、バチルス・セレウスに対しても、著しい殺菌効果を示した。
本発明による殺菌組成物は、食品関連、無菌包装容器、設備機器・容器類、室内環境殺菌、医療関連、高水準消毒・内視鏡・透析ライン・その他医療機器類・院内環境殺菌、リネン関連、農・漁業関連設備器具類、病原菌殺菌などの分野・用途で、パエニバチルス属細菌やバチルス・セレウスを含む有害菌の殺菌操作に有効な組成物である。

Claims (7)

  1. 少なくとも、酸と、亜塩素酸塩と、過酸化水素を含有する殺菌組成物であって、該組成物全量に対して、前記酸の含有量が0.10質量%〜3.00質量%、前記亜塩素酸塩の含有量が0.01質量%〜1.00質量%、前記過酸化水素の含有量が0.10質量%〜1.70質量%であることを特徴とする殺菌組成物。
  2. 前記酸が、前記亜塩素酸塩と混合してpHが2.0〜4.0となる酸であることを特徴とする請求項1に記載の殺菌組成物。
  3. 前記亜塩素酸塩が亜塩素酸ナトリウムであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の殺菌組成物。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の殺菌組成物がさらに過酢酸を含有し、該組成物全量に対する前記過酢酸の含有量が0.05質量%〜1.00質量%であることを特徴とする殺菌組成物。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の殺菌組成物を用いて、パエニバチルス属細菌およびバチルス・セレウスの殺菌処理を行うことを特徴とする殺菌方法。
  6. 前記殺菌処理を30℃〜95℃で行うことを特徴とする、請求項5に記載の殺菌方法。
  7. 前記殺菌処理を5秒〜10分間で行うことを特徴とする、請求項5又は請求項6に記載の殺菌方法。
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