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JP2018052080A - 熱転写受像シート - Google Patents

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JP2018052080A JP2016194279A JP2016194279A JP2018052080A JP 2018052080 A JP2018052080 A JP 2018052080A JP 2016194279 A JP2016194279 A JP 2016194279A JP 2016194279 A JP2016194279 A JP 2016194279A JP 2018052080 A JP2018052080 A JP 2018052080A
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Abstract

【課題】熱転写シートとの離型性に優れ、利用者が素手で触った場合であっても表面が油で汚れることがない、耐皮脂性に優れた熱転写受像シートを提供すること。【解決手段】基材上に受容層を備える熱転写受像シートにおいて、受容層の表面をX線光電子分光法により測定した際における炭素原子数と酸素原子数と窒素原子数と珪素原子数の総和に対する珪素原子数の割合を5%以上9%以下とする。【選択図】図1

Description

本発明は、熱転写受像シートに関する。
従来から、熱転写シートと熱転写受像シートとを重ね合わせ、熱転写シート上の色材を熱転写受像シートに転写する熱転写方式の印刷が行われている。当該熱転写方式の印刷によって得られる画像は、中間調の再現性や階調製に優れており、また極めて高精細であることから、フルカラー銀塩写真に匹敵し、需要が高まっている。近年、このような熱転写方式の印刷に用いられる熱転写受像シートについても種々の開発が行われている。
特開2005−288798号公報 特開2011−073291号公報
しかしながら、今後益々需要が高まるであろう熱転写受像シートにあっては、さらなる改良の余地があり、特に、熱転写シートとの離型性の向上や、利用者が素手で触った場合であっても表面が汚れないための耐皮脂性の向上が望まれている。
本願発明は、このような状況下においてなされたものであり、熱転写シートとの離型性に優れ、利用者が素手で触った場合であっても表面が油で汚れることがない、耐皮脂性に優れた熱転写受像シートを提供することを主たる課題とする。
前記課題を解決するための本願発明は、基材上に受容層を備える熱転写受像シートであって、前記受容層の表面をX線光電子分光法により測定した際における炭素原子数と酸素原子数と窒素原子数と珪素原子数の総和に対する珪素原子数の割合が5%以上9%以下であることを特徴とする。
前記本願発明の熱転写受像シートにあっては、前記受容層は、バインダーとしてアクリル系樹脂を含んでもよい。
また、前記本願発明の熱転写受像シートにあっては、前記受容層の表面をX線光電子分光法により測定した際、炭素原子、酸素原子、窒素原子、および珪素原子がすべて存在していることが好ましい。
本発明の熱転写受像シートによれば、受容層表面に存在する炭素原子数と酸素原子数と窒素原子数と珪素原子数の総和に対する珪素原子数の割合が限定されていることにより、優れた離型性と耐皮脂性を発揮することができる。
本発明の実施形態にかかる熱転写受像シートの断面図。
以下に本発明の実施形態にかかる熱転写受像シートについて、図面を用いて説明する。なお、図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張していることがある。
図1は、本発明の実施形態にかかる熱転写受像シート10の断面図である。
図1に示すように本発明の実施形態にかかる熱転写受像シート10は、基材1上に受容層2を備えている。以下に熱転写受像シート10の構成ごとに説明する。
(基材)
熱転写受像シート10を構成する基材1としては、受容層2を保持するという役割を有するとともに、画像形成時に加えられる熱に耐え、取り扱い上支障のない機械的特性を有することが望ましい。このような基材1の材料は特に限定されず、例えば、ポリエステル、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、セルロース誘導体、ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ナイロン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、ポリビニルフルオライド、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライド等の各種プラスチックフィルムまたはシートを挙げることができる。
基材1としては、上記に挙げたものやこれらの合成樹脂に白色顔料や充填材を加えて成膜した白色フィルムを用いてもよく、あるいは内部に空隙(ミクロボイド)を有するシートを用いてもよい。内部に空隙(ミクロボイド)を有するシートとしては、特に限定されることはなく、例えば、トヨパール(登録商標)SSP4255(東洋紡(株)、厚み35μm)、MW247(モービルプラスチックヨーロッパ社、厚み35μm)などのポリプロピレンフィルム、さらには、W−900(ダイヤホイル(株)、厚み50μm)、E−60(東レ(株)、厚み50μm)等のポリエチレンテレフタレートフィルムを挙げることができる。
また上記の他、コンデンサーペーパー、グラシン紙、硫酸紙、合成紙(ポリオレフィン系、ポリスチレン系)、上質紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、合成樹脂又はエマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙、セルロース繊維紙等を用いてもよい。
熱転写受像シート10を構成する基材1は、必ずしも単層構造である必要はなく、上記に挙げた種々の材料を接着剤層を介して貼り合わせた積層構造であってよい。基材1を積層構造とする場合にあっては、例えば、セルロース繊維紙やプラスチックフィルム等を芯材とし、接着剤層を用いて、合成紙や基材内部に空隙(ミクロボイド)を有するフィルム等のクッション性のある貼合材を貼り合わせることで基材1とすることができる。なお、この場合においては、芯材の片側に貼合材を貼り合わせても、芯材の両側に貼合材を貼り合わせてもよい。また、貼り合わせの方法についても特に限定されることはなく、例えばドライラミネーション、ウエットラミネーション、ノンソルベントラミネーション、ECラミネーション、ヒートシール等公知の方法を用いることができる。接着剤層は、芯材側に塗工してもよいし、貼合材側に塗工してもよいが、芯材に紙を用いる場合は紙の地合いを効果的に消すために、紙側に塗工することが好ましい。また、上記の基材1の表面及び/又は裏面に、コロナ放電処理等の易接着処理した基材も使用できる。
基材1を積層構造とする際に用いられる接着剤層についても特に限定されることはなく、従来公知の接着剤層を適宜採用可能である。例えば、当該接着剤層を構成する接着剤としては、ウレタン系樹脂、α−オレフィン−無水マレイン酸樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレア系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、シアノアクリレート系樹脂等が使用できる。中でもアクリル系樹脂が好ましく使用でき、アクリル系樹脂の反応型のものや、変成したもの等がより好ましく使用することができる。また、接着剤を硬化剤を用いて硬化させると接着力が向上し、耐熱性も上がるため好ましい。硬化剤としては、イソシアネート化合物が一般的であるが、脂肪族アミン、環状脂肪族アミン、芳香族アミン、酸無水物等を使用することができる。接着剤層の形成は、一般的に行われている塗工手段を用いることができ、例えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の手段により接着剤、および必要に応じて加える硬化剤を塗工し、その後乾燥することで接着剤層を形成することができる。
(受容層)
本発明の実施形態にかかる熱転写受像シート10は、上記で説明した基材1上に受容層2を備えており、この受容層2の表面、換言すれば、受容層2における前記基材1側とは反対側の面、つまり図1においては上側の表面をX線光電子分光法により測定した際における炭素原子数と酸素原子数と窒素原子数と珪素原子数の総和に対する珪素原子数の割合が5%以上9%以下となっている。受容層2の表面において、珪素原子数の割合をこのように限定することにより、熱転写シートとの間において優れた離型性を発揮することができるとともに、優れた耐皮脂性を発揮することができる。
このような受容層2の主成分となるバインダー樹脂としては、上記各原子数を所定の割合とすることができれば特に限定されることはない。例えば、色材を転写または染着し易い樹脂を適宜選択することができ、具体的には、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステル等のビニル系樹脂、及びその共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリプチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレンやプロピレン等のオレフィンと他のビニル系モノマーとの共重合体、アイオノマー、セルロース誘導体等の単体、又は混合物を挙げることができ、これらの中でもポリエステル系樹脂、及びビニル系樹脂が好ましい。
より具体的には、アクリル系樹脂を用いることが好ましく、その中でも、水酸基含有アクリル系樹脂を用いることが好ましい。アクリル系樹脂を用いることにより、印画画像に耐光性を付与することができる。アクリル系樹脂は、(メタ)アクリロイル基を有する化合物を主原料とした樹脂の総称であり、一般には(メタ)アクリル酸とそのエステル類及び他のビニルモノマー等の共重合樹脂である。本発明において水酸基含有アクリル系樹脂とは、水酸基を有するアクリル系樹脂のことである。水酸基含有アクリル系樹脂としては、例えば、(メタ)アクリル系のモノマーに代表されるような、(メタ)アクリロイル基のようなエチレン性不飽和二重結合を有し且つ水酸基を含有する重合性モノマーを使用して重合した単独重合体又は共重合体が挙げられる。また、それら重合性モノマーの重合体と共重合する、エチレン性不飽和二重結合を有し且つ水酸基を含有しない重合性モノマーを更に用いた共重合体も、前記水酸基含有アクリル系樹脂に含まれる。
エチレン性不飽和二重結合を有し且つ水酸基を含有する重合性モノマーとしては、特に限定はされないが、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸のヒドロキシアルキルエステルやジ−2−ヒドロキシエチルフマレート、モノ−2−ヒドロキシエチルモノブチルフマレートや(メタ)アクリル酸エチレングリコール、(メタ)アクリル酸ジエチレングリコール、(メタ)アクリル酸テトラエチレングリコール等のエチレンオキサイド基の数が1〜100個の(ポリ)オキシエチレン(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸プロピレングリコール、メトキシ(メタ)アクリル酸プロピレングリコール、(メタ)アクリル酸ジプロピレングリコール、(メタ)アクリル酸テトラプロピレングリコール等のプロピオンオキサイド基の数が1〜100個の(ポリ)オキシプロピレンモノ(メタ)アクリレート、その他α,β−エチレン性不飽和カルボン酸のヒドロキシアルキルエステル類などを挙げることができる。
エチレン性不飽和二重結合を有し且つ水酸基を含有しない重合性モノマーとしては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸、シトラコン酸のような各種カルボキシル基含有モノマー類、およびそれらの塩、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレートのような各種の(メタ)アクリル酸エステル類、(メタ)アクリルアミド、ジアセトンアクリルアミドまたは(メタ)アクリロニトリル等のような種々の窒素含有化合物、スチレン、α−メチルスチレン、ジビニルベンゼン、ビニルトルエンのような各種スチレン誘導体、プロピオン酸ビニルのような各種のビニルエステル類、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン等のような種々の珪素含有重合性モノマー類、燐含有ビニル系モノマー類、塩化ビニル、塩化ビリデンのような各種のハロゲン化ビニル類、ブタジエンのような各種共役ジエン類が挙げられる。
本発明に用いられる水酸基含有アクリル系樹脂としては、中でも、(メタ)アクリル酸のヒドロキシアルキルエステルとエチレン性不飽和二重結合を有し且つ水酸基を含有しない重合性モノマーとの共重合体が好ましく、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートと(メタ)アクリル酸エステル類との共重合体がより好ましく、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートとエチル(メタ)アクリレートとの共重合体が、印画性能とコストの点から更に好ましく、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートとエチル(メタ)アクリレートとのブロック共重合体が特に好ましい。
本発明に用いられる水酸基含有アクリル系樹脂としては、共重合に使用する全モノマー中に(メタ)アクリル酸のヒドロキシアルキルエステルの含有割合が5質量%以上25質量%以下である共重合体が好ましく、中でも共重合に使用する全モノマー中に2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートの含有割合が5質量%以上25質量%以下である共重合体が好ましい。このような共重合体を用いることにより、印画の際に受容層と熱転写シートとの離型性を良好にすることができるとともに、印画された受容層上に保護層を転写する場合において、当該保護層の転写性も良好とすることができる。
前記水酸基含有アクリル系樹脂の水酸基価は、10mgKOH/g以上50mgKOH/g以下であることが好ましく、20mgKOH/g以上40mgKOH/g以下であることがより好ましい。水酸基価が前記下限値以上であると、耐熱性に優れ、前記上限値以下であると、染料受容性に優れ、印画シワ発生の抑制効果が高い。
前記水酸基含有アクリル系樹脂の含有量は、特に限定はされないが、受容層に含まれる全固形分に対して85質量%以上98質量%以下であることが好ましく、90質量%以上98質量%以下であることがより好ましい。なお、本発明において固形分とは、溶剤を除いた全ての成分を意味する。
また、前記バインダー樹脂に添加される硬化剤については特に限定されることはなく、従来公知の各種硬化剤を適宜選択して用いることができる。例えばイソシアネート化合物を用いてもよい。イソシアネート化合物としては、特に限定はされないが、例えば、ジイソシアネートおよびトリイソシアネート等のポリイソシアネートを挙げることができ、中でも、芳香族系ポリイソシアネートが好ましい。例えば、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、1,5−ナフチレンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート等のジイソシアネート化合物の過剰量に、多価アルコールを反応させて得られる末端イソシアネート含有化合物(芳香族ジイソシアネートの多価アルコール付加体)が挙げらる。多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジトリメチロールプロパン、ジペンタエリスリトールなどの脂肪族多価アルコール等が挙げられる。
前記イソシアネート化合物の市販品としては、例えば、キシリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパン付加物であるタケネート(登録商標)D110N(三井化学(株))、トリレンジイソシアネ−トのトリメチロールプロパン付加物であるコロネート(登録商標)L(東ソー(株))、ヘキサメチレンジイソシアネートのトリメチロールプロパン付加物であるコロネート(登録商標)HL(東ソー(株))、ジフェニルメタンジイソシアネートであるミリオネート(登録商標)MT(東ソー(株))等が挙げられる。
前記イソシアネート化合物の含有量は、特に限定はされないが、前記水酸基含有アクリル系樹脂が含有する水酸基に対して0.20当量以上0.30当量以下であることが好ましい。含有量が前記下限値以上であると、保護層の離型性に優れ、前記上限値以下であると、保護層の転写性に優れる。
本発明の実施形態にかかる熱転写受像シート10の受容層2にあっては、上記のようなバインダー樹脂を用いつつ、その表面に珪素原子を所定割合存在させるべく、珪素原子含有添加材が添加される。
この珪素原子含有添加材としては、例えば両末端OH変性反応性シリコンオイル(市販品としては、KF6003(信越化学工業(株))、KF6002(信越化学工業(株))などを挙げることができる。
本発明の実施形態にかかる熱転写受像シート10の受容層2にあっては、単純に上記珪素原子含有添加材が含有されているのみならず、受容層2の表面をX線光電子分光法により測定した際における炭素原子数と酸素原子数と窒素原子数と珪素原子数の総和に対する珪素原子数の割合が5%以上9%以下となるように、コントロールされていることに特徴を有している。前記珪素原子数の割合は、5.5%以上8.5%以下であることがより好ましく、6%以上8.5%以下であることが特に好ましい。
このように、受容層2の表面における珪素原子数をコントロールする方法については特に限定することはないが、例えば、受容層2を形成する際の乾燥温度および乾燥時間を調整したり、硬化剤として用いられるイソシアネートの含有量を調整したり、することでコントロールすることができる。
より具体的には、受容層2を形成するにあたり初期乾燥温度を高くすることにより、受容層2表面の珪素原子数を増やすことができ、逆に初期乾燥温度を低くすることにより、受容層2表面の珪素原子数を減らすことができる。ここで、初期乾燥温度を低くするとは、例えば90℃程度とすることをいい、初期乾燥温度を高くするとは、例えば110℃程度とすることをいう。
なお、本発明において、受容層2の表面における各原子の数の測定方法は、X線光電子分光法である。より具体的には、X線光電子分光装置、KRATOS Nova((株)島津製作所)を用い、サンプルを資料台に貼り付けて測定した。なお、この装置は、サンプル導入から分析開始までを大幅に自動化したマイクロXPS(X−ray Photoelectron Spectroscopy)であり、サンプルをプラテンと呼ばれる試料ホルダ上に固定し、110mmφのサンプルプラテン上の任意の位置をCCDカメラ像からすばやく分析位置を指定することができる。そして、そこに焦点をあてて、その後、サンプルを真空状態にし、測定することができる。
受容層2には、上記珪素原子含有添加材に加え、本発明の効果を損なわない範囲において必要に応じて、さらに、離型剤や可塑剤などの各種添加材を含有してもよい。
(その他の構成)
本発明の実施形態にかかる熱転写受像シート10にあっては、上記基材1および受容層2以外の構成については特に限定されることはなく、他の構成を有していてもよい。
例えば、基材1と受容層2との間に、耐溶剤性能、バリア性能、接着性能、白色付与性能、隠蔽性能、クッション性能、帯電防止性能など、種々の性能を発揮するため中間層が設けられていてもよく、この場合にあっては、従来公知の種々の中間層から選択して採用することができる。また、基材1の表面または裏面には接着性を向上するためのプライマー層が設けられていてもよい。さらには基材1の裏面、つまり受容層2が設けられていない側の面には、熱転写受像シート10の搬送性の向上やカール防止などのために裏面層を設けてもよい。
以下に本発明の熱転写受像シートの実施例と比較例を示す。
(実施例1)
上質紙(坪量157g/m2)の一方の面側に厚み30μm(坪量27g/m2)の多孔質ポリオレフィンフィルム(BR−2 三井化学東セロ(株))を裏面側ポリオレフィン樹脂層として、下記組成の接着剤層2.5g/m2(固形分)を用いて貼り合わせ、さらに上質紙の他方の面側に、前述の接着剤層2.5g/m2(固形分)を用いて厚み40μm(坪量23g/m2)の多孔質ポリオレフィンフィルム(SP−M 三井化学東セロ(株))を貼り合わせ、貼り合わせ基材を作製した。次いで、この貼り合わせ基材における厚み40μmの多孔質ポリオレフィンフィルム面に、下記組成の中間層用塗工液をバーコーターにより塗布量1.2g/m2で塗布し、ドライヤーで乾燥して中間層を形成し、その後、中間層上に下記組成の受容層用塗工液1をバーコーターにより乾燥時塗布量3.0g/m2に塗布し、ドライヤーで乾燥後、更に110℃のオーブンで30秒間乾燥して受容層を形成した。また、基材の他方の面側の厚み30μmの多孔質ポリオレフィンフィルムの上に、下記組成の裏面プライマー層用塗工液を乾燥後1.2g/m2となるようにグラビアコーターで塗工し、110℃で1分乾燥した後、その上に下記組成の裏面層用塗工液を乾燥後2.0g/m2となるようにグラビアコーターで塗工し、110℃で1分乾燥させて、裏面プライマー層および裏面層を形成し、熱転写受像シートを得た。
<接着層用塗工液>
・ウレタン樹脂
(タケラック(登録商標)A−969V 三井武田ケミカル(株)) 30部
・イソシアネート
(タケネート(登録商標)A−5 三井武田ケミカル(株)) 10部
・酢酸エチル 60部
<中間層用塗工液>
・ポリエステル樹脂
(ポリエスター(登録商標)WR−905 日本合成化学工業(株)) 50部
・酸化チタン(TCA888 (株)トーケムプロダクツ) 20部
・蛍光増白剤
(ユビテックスBAC BASFジャパン社) 1.2部
・水 14.4部
・イソプロピルアルコール 14.4部
<受容層用塗工液1>
・水酸基含有アクリル系樹脂
(SS−3133−30M 藤倉化成(株)、固形分31質量%) 100部
・イソシアネート化合物
(タケネート(登録商標)D110N 三井化学(株)、イソシアネート基含有割合 11.5質量%、固形分75質量%) 11.98部
・両末端カルビノール(ROH)変性シリコーンオイル
(KF6003 信越化学工業(株)) 1.66部
・メチルエチルケトン(MEK) 41.6部
・トルエン(TOL) 41.6部
<裏面層用塗工液>
・ビニルブチラール樹脂
(デンカブチラール 3000−1 電気化学工業(株)) 10部
・二酸化珪素
(サイリシア380 富士シリシア化学(株)) 0.75部
・チタンキレート
(ATキレート剤 デンカポリマー(株)) 0.117部
以上により、裏面層/裏面プライマー層/貼り合わせ基材/中間層/受容層の層構成を有する実施例1の熱転写受像シートを得た。
なお、実施例1の熱転写受像シートの受容層表面をX線光電子分光装置、KRATOS Nova((株)島津製作所)を用いて測定したところ、炭素原子数と酸素原子数と窒素原子数と珪素原子数の総和に対する珪素原子数の割合は7.00%であった。
(実施例2)
中間層上に下記組成の受容層用塗工液2をバーコーターにより乾燥時塗布量3.0g/m2に塗布し、ドライヤーで乾燥後、更に110℃のオーブンで30秒間乾燥して受容層を形成したことを除き、他の条件はすべて実施例1と同様とすることで、裏面層/裏面プライマー層/貼り合わせ基材/中間層/受容層の層構成を有する実施例2の熱転写受像シートを得た。
<受容層用塗工液2>
・水酸基含有アクリル系樹脂
(SS−3133−30M 藤倉化成(株)、固形分31質量%) 100部
・イソシアネート化合物
(タケネート(登録商標)D110N 三井化学(株)、イソシアネート基含有割合 11.5質量%、固形分75質量%) 11.98部
・両末端カルビノール(ROH)変性シリコーンオイル
(KF6003 信越化学工業(株)) 2.50部
・メチルエチルケトン(MEK) 41.6部
・トルエン(TOL) 41.6部
なお、実施例2の熱転写受像シートの受容層表面をX線光電子分光装置、KRATOS Nova((株)島津製作所)を用いて測定したところ、炭素原子数と酸素原子数と窒素原子数と珪素原子数の総和に対する珪素原子数の割合は8.50%であった。
(比較例1)
中間層上に下記組成の受容層用塗工液3をバーコーターにより乾燥時塗布量3.0g/m2に塗布し、ドライヤーで乾燥後、更に90℃のオーブンで30秒間乾燥して受容層を形成したことを除き、他の条件はすべて実施例1と同様とすることで、裏面層/裏面プライマー層/貼り合わせ基材/中間層/受容層の層構成を有する比較例1の熱転写受像シートを得た。
<受容層用塗工液3>
・水酸基含有アクリル系樹脂
(SS−3133−30M 藤倉化成(株)、固形分31質量%) 100部
・イソシアネート化合物
(タケネート(登録商標)D110N 三井化学(株)、イソシアネート基含有割合 11.5質量%、固形分75質量%) 11.98部
・両末端カルビノール(ROH)変性シリコーンオイル
(KF6003 信越化学工業(株)) 1.66部
・メチルエチルケトン(MEK) 41.6部
・トルエン(TOL) 41.6部
なお、比較例1の熱転写受像シートの受容層表面をX線光電子分光装置、KRATOS Nova((株)島津製作所)を用いて測定したところ、炭素原子数と酸素原子数と窒素原子数と珪素原子数の総和に対する珪素原子数の割合は14.00%であった。
(比較例2)
中間層上に下記組成の受容層用塗工液4をバーコーターにより乾燥時塗布量3.0g/m2に塗布し、ドライヤーで乾燥後、更に90℃のオーブンで30秒間乾燥して受容層を形成したことを除き、他の条件はすべて実施例1と同様とすることで、裏面層/裏面プライマー層/貼り合わせ基材/中間層/受容層の層構成を有する比較例2の熱転写受像シートを得た。
<受容層用塗工液4>
・水酸基含有アクリル系樹脂
(SS−3133−30M 藤倉化成(株)、固形分31質量%) 100部
・イソシアネート化合物
(タケネート(登録商標)D110N 三井化学(株)、イソシアネート基含有割合 11.5質量%、固形分75質量%) 11.98部
・両末端カルビノール(ROH)変性シリコーンオイル
(KF6003 信越化学工業(株)) 2.50部
・メチルエチルケトン(MEK) 41.6部
・トルエン(TOL) 41.6部
なお、比較例2の熱転写受像シートの受容層表面をX線光電子分光装置、KRATOS Nova((株)島津製作所)を用いて測定したところ、炭素原子数と酸素原子数と窒素原子数と珪素原子数の総和に対する珪素原子数の割合は16.00%であった。
(比較例3)
中間層上に下記組成の受容層用塗工液5をバーコーターにより乾燥時塗布量3.0g/m2に塗布し、ドライヤーで乾燥後、更に90℃のオーブンで30秒間乾燥して受容層を形成したことを除き、他の条件はすべて実施例1と同様とすることで、裏面層/裏面プライマー層/貼り合わせ基材/中間層/受容層の層構成を有する比較例3の熱転写受像シートを得た。
<受容層用塗工液5>
・水酸基含有アクリル系樹脂
(SS−3133−30M 藤倉化成(株)、固形分31質量%) 100部
・イソシアネート化合物
(タケネート(登録商標)D110N 三井化学(株)、イソシアネート基含有割合 11.5質量%、固形分75質量%) 17.98部
・両末端カルビノール(ROH)変性シリコーンオイル
(KF6003 信越化学工業(株)) 1.66部
・メチルエチルケトン(MEK) 41.6部
・トルエン(TOL) 41.6部
なお、比較例3の熱転写受像シートの受容層表面をX線光電子分光装置、KRATOS Nova((株)島津製作所)を用いて測定したところ、炭素原子数と酸素原子数と窒素原子数と珪素原子数の総和に対する珪素原子数の割合は15.00%であった。
(比較例4)
中間層上に下記組成の受容層用塗工液6をバーコーターにより乾燥時塗布量3.0g/m2に塗布し、ドライヤーで乾燥後、更に90℃のオーブンで30秒間乾燥して受容層を形成したことを除き、他の条件はすべて実施例1と同様とすることで、裏面層/裏面プライマー層/貼り合わせ基材/中間層/受容層の層構成を有する比較例4の熱転写受像シートを得た。
<受容層用塗工液6>
・水酸基含有アクリル系樹脂
(SS−3133−30M 藤倉化成(株)、固形分31質量%) 100部
・イソシアネート化合物
(タケネート(登録商標)D110N 三井化学(株)、イソシアネート基含有割合 11.5質量%、固形分75質量%) 17.98部
・メチルエチルケトン(MEK) 41.6部
・トルエン(TOL) 41.6部
なお、比較例4の熱転写受像シートの受容層表面をX線光電子分光装置、KRATOS Nova((株)島津製作所)を用いて測定したところ、炭素原子数と酸素原子数と窒素原子数と珪素原子数の総和に対する珪素原子数の割合は0.00%であった。
(耐皮脂性の評価)
プリンタ(UP−D23MDA ソニー(株))を用い、上記実施例1〜2および比較例1〜4の熱転写受像シートのそれぞれにグレー印画を行った。その後、印画画像上に食用油(AJINOMOTOさらさら(登録商標)キャノーラ油 味の素(株))をスポイトで塗布し、約10分間放置した。スポイトで食用油を吸取った後、キムタオルにより残りの油分を吸い取った。その後、食用油付着部と未付着部を比較し、下記の基準で評価した。
A:食用油付着部と未付着部の差異がない。
B:食用油付着部と未付着部の差異がある。
(印画時離型性の評価)
プリンタ(UP−D23MDA ソニー(株))を用い、上記実施例1〜2および比較例1〜4の熱転写受像シートのそれぞれに黒ベタ印画を行った。この印画中の剥離音を比較し、下記の基準で評価した。
A:剥離音がしない。
B:剥離音がする。
(評価結果)
評価結果を以下の表1にまとめる。
Figure 2018052080
以上の表からも、本発明の実施例にかかる熱転写受像シートは、耐皮脂性に優れ、印画時離型性にも優れいることが明らかとなった。
1…基材
2…受容層
10…熱転写受像シート

Claims (3)

  1. 基材上に受容層を備える熱転写受像シートであって、
    前記受容層の表面をX線光電子分光法により測定した際における炭素原子数と酸素原子数と窒素原子数と珪素原子数の総和に対する珪素原子数の割合が5%以上9%以下であることを特徴とする熱転写受像シート。
  2. 前記受容層は、バインダーとしてアクリル系樹脂を含むことを特徴とする請求項1に記載の熱転写受像シート。
  3. 前記受容層の表面をX線光電子分光法により測定した際、炭素原子、酸素原子、窒素原子、および珪素原子がすべて存在することを特徴とする請求項1または2に記載の熱転写受像シート。
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