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JP2018037245A - 可撓性バッテリパック及び動作補助装置 - Google Patents

可撓性バッテリパック及び動作補助装置 Download PDF

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JP2018037245A JP2016168684A JP2016168684A JP2018037245A JP 2018037245 A JP2018037245 A JP 2018037245A JP 2016168684 A JP2016168684 A JP 2016168684A JP 2016168684 A JP2016168684 A JP 2016168684A JP 2018037245 A JP2018037245 A JP 2018037245A
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ロサレス ジョエル
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Abstract

【課題】バッテリパックを身体に装着することによる違和感を軽減可能な可撓性バッテリパック及び動作補助装置を提供する。【解決手段】所定方向に配列した複数のバッテリセル205と、複数のバッテリセルを連結する可撓性連結部217とを備え、可撓性連結部の両端が高剛性のカバー部材213に連結される可撓性バッテリパック。さらに人体装着型動作補助装置は、可撓性バッテリパックと、第1の部材及び第2の部材を相対回転可能に連結する関節部を有する装着具と、第1の部材及び第2の部材を相対回転させるアクチュエータとを備える。【選択図】図6

Description

本発明は、人体に装着して用いられる可撓性バッテリパック及びそのようなバッテリパックを備えた動作補助装置に関する。
近年、健常者あるいは障害者の動作を支援あるいは補助する動作補助装置としての人体装着型ロボットが知られている。人体装着型ロボットは、例えば、ユーザに装着される関節部と、ユーザの意図又は状態あるいは周囲の状況を検知するためのセンサと、関節部に対して回転トルクを付与するアクチュエータと、アクチュエータの駆動制御を行う制御装置とを備えて構成される。一般的に、アクチュエータは、モータと、モータの高速回転を人体の動作に適した低速回転に変換する変速機とを備える。変速機は、例えば、1/50〜1/200の変速比で、モータの回転を関節部に伝達する。アクチュエータは、例えば、ハーモニックドライブ(登録商標)又はウォームギヤとDCモータとを組み合わせて構成される。
特開2016−67898号公報
現存する多くの人体装着型ロボットに備えられたバッテリパックは、硬く、バッテリパックが配置される部分の表面の形状に適合しにくいものとなっている。また、従来のバッテリパックは、比較的厚く、嵩張る外形を有している。このため、バッテリパックを備えた動作補助装置を身体に装着した際に、違和感を受ける場合があった。特に、嵩張るバッテリパックは、椅子等の周囲の物体に接触しやすいために、ユーザが不快感を受ける場合があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、バッテリパックを身体に装着することによる違和感を軽減可能な、新規かつ改良された可撓性バッテリパック及び動作補助装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、所定方向に配列した複数のバッテリセルと、複数のバッテリセルを連結する可撓性連結部と、を備える、可撓性バッテリパックが提供される。
本発明の可撓性バッテリパックによれば、複数のバッテリセルが所定方向に配列していることから、バッテリ装置の嵩張りが軽減されている。また、本発明の可撓性バッテリパックによれば、複数のバッテリセルが可撓性連結部により連結されていることから、バッテリパックの配置位置あるいは身体の形状に合わせてバッテリパックを撓ませることができる。したがって、バッテリパックを身体に装着することによる違和感が軽減される。
バッテリセルが筒状のバッテリセルであり、バッテリセルの軸方向に交差する方向に複数のバッテリセルが配列されて連結されてもよい。
それぞれのバッテリセルを被覆する高剛性のカバー部材をさらに備え、可撓性連結部の両端が、それぞれ隣り合うバッテリセルのカバー部材に連結されてもよい。
可撓性連結部が、樹脂、織物、不織布、又は弾性素材からなり、複数のバッテリセルを収容するカバーシートの一部であってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、ユーザの人体に装着され、第1の部材及び第2の部材を相対回転可能に連結する関節部を有する装着具と、第1の部材及び第2の部材を相対回転させるアクチュエータと、所定方向に配列した複数のバッテリセル、及び、複数のバッテリセルを連結する可撓性連結部を有し、アクチュエータに供給される電力を蓄電する可撓性バッテリパックと、を備える、動作補助装置が提供される。
以上説明したように本発明によれば、バッテリパックを身体に装着することによる違和感を軽減することができる。
本発明の実施の形態に係る動作補助装置の正面図である。 同実施形態に係る動作補助装置の背面図である。 同実施形態に係る動作補助装置の側面図である。 同実施形態に係る動作補助装置のシステム構成図である。 同実施形態に係る可撓性バッテリパックの斜視図である。 バッテリセルの連結構造を示す断面図である。 可撓性バッテリパックが撓んだ様子を示す説明図である。 同実施形態に係る可撓性バッテリパックの製造工程を示す説明図である。 同実施形態に係る可撓性バッテリパックの製造工程を示す説明図である。 同実施形態に係る可撓性バッテリパックの製造工程を示す説明図である。 同実施形態に係る可撓性バッテリパックの製造工程を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(1.動作補助装置の基本構成)
図1〜図3を参照して、本実施形態に係る動作補助装置1の全体構成例について説明する。図1〜図3は、それぞれ、動作補助装置1をユーザが装着している様子を示す正面図、背面図、及び側面図である。
本実施形態に係る動作補助装置1は、ユーザの腰関節の動きを補助することで、歩行動作又は階段昇降動作等の左右の脚の運動を補助するための装置であり、いわゆる外骨格ロボットとも呼ばれる。動作補助装置1は、装着具と、アクチュエータ20a,20bと、可撓性バッテリパック23と、制御ユニット(制御装置)25とを備える。
本実施形態に係る動作補助装置1において、装着具は、腰部装着部15と、腰部固定ベルト13と、第1のアーム部31a,31bと、第2のアーム部33a,33bと、大腿部装着部37a,37bと、大腿部固定ベルト39a,39bとを備える。装着具のうち、第1のアーム部31a,31b及び第2のアーム部33a,33bは、例えば、樹脂材料により成形された成形体により構成することができ、所定程度の剛性及び軽量化が実現される。したがって、第1のアーム部31a,31b及び第2のアーム部33a,33bは、曲げや割れに対する耐性を有する。一方、腰部装着部15、腰部固定ベルト13、大腿部装着部37a,37b、及び大腿部固定ベルト39a,39bは、ユーザごとの体格の違いに対応できるように、例えば、織物や編物等により構成することができる。
腰部装着部15は、ユーザの腰部に巻き付けられ、腰部固定ベルト13を用いて腰部に固定される。腰部固定ベルト13は、例えば、バックル又は面ファスナー等の連結具11を有し、連結具11を連結させることにより左右の腰部固定ベルト13が連結され、腰部装着部15が腰部に固定される。連結具11あるいは腰部固定ベルト13は、ベルトを折り返す等により長さを調節可能な長さ調節部を備えていてもよい。
腰部装着部15のうち、身体の側部に位置する部分には、第1のアーム部31a,31bが固定されている。第1のアーム部31a,31bは、腰部装着部15から下方に延びて設けられている。第1のアーム部31a,31bには、関節部30a,30bを介して第2のアーム部33a,33bが連結されている。関節部30a,30bは、ユーザの腰関節の位置に対応するように設けられる。関節部30a,30bでは、第1のアーム部31a,31bの下部と第2のアーム部33a,33bの上部とが相対的に回転可能に連結されている。例えば、関節部30a,30bに設けられた図示しない回転軸部に対して、第1のアーム部31a,31b及び第2のアーム部33a,33bが相対回転可能に支持されていてもよい。
第2のアーム部33a,33bは、関節部30a,30bから下方に延び、第2のアーム部33a,33bの下部には、支持フレーム35a,35bが設けられている。かかる支持フレーム35a,35bは大腿部装着部37a,37bに固定されている。第2のアーム部33a,33bと大腿部装着部37a,37bとは一体的に形成されていてもよい。大腿部装着部37a,37bは、ユーザの脚のうちの大腿部の下方に巻き付けられ、大腿部固定ベルト39a,39bを用いて大腿部に固定される。大腿部固定ベルト39a,39bは、バックル又は面ファスナー等の図示しない連結具を有し、連結具を連結させることにより大腿部固定ベルト39a,39bが大腿部に固定される。大腿部固定ベルト39a,39bは、ベルトを折り返す等により長さを調節可能な長さ調節部を備えていてもよい。
関節部30a,30bを中心とする、第1のアーム部31a,31bと第2のアーム部33a,33bとの相対回転動作は、アクチュエータ20a,20bにより駆動される。アクチュエータ20a,20bは、動力伝達部材としてのワイヤ21a,21bを巻取り、あるいは、送出することで、第1のアーム部31a,31bと第2のアーム部33a,33bとを相対回転させる。
また、動作補助装置1は、ユーザの筋電位信号を検出するための図示しない筋電位センサを有してもよい。筋電位センサは、例えば、ユーザの大腿部の表面に配置された表面筋電位検出電極(表面電極)を含み得る。筋電位センサは、動作補助装置1により補助される動作を行わせる筋力に対応する運動単位(筋肉)に応じてあらかじめ位置が決定されて配置される。なお、表面電極の数は1個であってもよいし、複数個であってもよい。
例えば、本実施形態に係る動作補助装置1は、ユーザの脚の前後運動を補助する装置であるため、これらの筋電位センサの表面電極は、装着時においてユーザの大腿四頭筋の筋電位を検出可能な位置に配置される。このとき、筋電位センサの電極は、近接して配置された2つの電極を含んでもよい。さらには、筋電位センサの電極は、運動単位の筋線維の方向に沿って配列されてもよい。これにより、同じ筋線維の筋電位が検出されやすくなり、2つの検出値の差分を求めてノイズを低減させることができる。
筋電位センサとしては、例えば、静電容量型のセンサが用いられる。静電容量型の筋電位センサでは、検出される筋電位に応じて静電容量が変化し、当該静電容量の変化が電気信号に変換されて出力される。静電容量型の筋電位センサであれば、皮膚の表面に直接接触させることなく、所望の筋肉の筋電位を検出することができる。静電容量型の筋電位センサが用いられる場合、筋電位センサは、例えば、電極部、発振回路及び出力回路を備える。また、筋電位センサは、AD変換器及び増幅器を備えてもよい。また、筋電位センサは、AD変換器及び増幅器を備えてもよい。筋電位センサの電極部は、例えば、単極型、双極型又は三極型の電極であってよく、さらに、アレイ型又はマトリックス型の電極であってもよい。
(2.システム構成)
図4は、動作補助装置1のシステム構成例を示している。かかるシステム構成例は、左右の脚の一方側の第1のアーム部31と第2のアーム部33とを相対回転させるためのシステム構成を示したものである。図4においては、関節部30a,30bを相対回転させる回転機構の一構成例と併せて、アクチュエータ20、可撓性バッテリパック23及び制御ユニット25のブロック図が示されている。また、図4において、第1のアーム部31及び第2のアーム部33を裏側から見た回転機構の構成例が示されている。
本実施形態に係る動作補助装置1において、第1のアーム部31a,31bと第2のアーム部33a,33bとを回転可能に連結する関節部30a,30bは、ワイヤ等の動力伝達部材を介してアクチュエータ20により駆動される。図示した回転機構においては、ワイヤ21の周囲をカバー61,63で被覆したボーデンケーブルが動力伝達部材として用いられている。ボーデンケーブルは、固定部材65,67により第1のアーム部31に固定されている。ただし、ボーデンケーブルのワイヤ21は、カバー61,63内を移動可能になっている。
関節部30において、第2のアーム部33の裏面側には回転軸部73と同軸を有するプーリ71が設けられている。プーリ71の外周面には、ワイヤ21が配設される溝が周方向に沿って設けられている。例えば、第1のアーム部31に回転軸部73が固定される一方、第2のアーム部33のプーリ71は、回転軸部73に回転自在に支持される。プーリ71にはワイヤ21が巻き付けられており、ワイヤ21のそれぞれの端部がアクチュエータ20から導出されている。アクチュエータ20は、プーリ71に巻き付けられたワイヤ21の両端のうち、いずれか一端側を巻取り、他端側を送出する。これにより、プーリ71が回転軸部73を中心に回転させられ、第2のアーム部33が回動する。
アクチュエータ20は、例えば、モータと減速機構とを備える。モータは、例えば、ステッピングモータ又はブラシレスモータを用いることができる。アクチュエータ20は、回転式のロータリーモータを用いたアクチュエータに限らず、リニアモータと回転機構とを備えたアクチュエータであってもよい。かかるアクチュエータ20を駆動させることにより、関節部30に設けられたプーリ71が回転し、関節部30を中心に第2のアーム部33が回動する。これにより、大腿部装着部37が巻き付けられたユーザの大腿部の前後方向の動きが補助される。
アクチュエータ20には、可撓性バッテリパック23が接続されている。可撓性バッテリパック23は、アクチュエータ20に対して電力を供給する。アクチュエータ20は、制御ユニット25により駆動制御が行われる。制御ユニット25は、アクチュエータ20に対して供給される電力を制御することでアクチュエータ20を駆動し、第2のアーム部33を双方向に回転させる。かかる制御ユニット25は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のマイクロコンピュータや、ROM(Read Only Memory)又はRAM(Random Access Memory)等の記憶素子、駆動回路等を備えて構成される。
マイクロコンピュータは、例えば、あらかじめROMに記憶されたプログラムを実行することにより、ユーザの意図に応じて第2のアーム部33を回動させる。例えば、マイクロコンピュータは、ユーザの動作意思を検出し得る筋電位センサ等のセンサ信号に基づいて要求補助力を算出し、アクチュエータ20をフィードフォワード制御してもよい。あるいは、ユーザの動作に伴って第1のアーム部31と第2のアーム部33とが相対回転する際の回転速度又は回転トルクを検出し、当該回転速度又は回転トルクに基づいて、アクチュエータ20をフィードバック制御してもよい。制御ユニット25によるアクチュエータ20の制御方法は、これらの例に限定されない。
本実施形態に係る動作補助装置1は、左右の脚の動作を補助するために、ユーザの腰関節の両側部に配置される左右1つずつの関節部30a,30bを中心に、第1のアーム部31a,31bと第2のアーム部33a,33bとを相対回転させる装置として構成されている。したがって、少なくともアクチュエータ20は、左右の関節部30a,30bのそれぞれに対応して2つのアクチュエータ20a,20bを含む。また、本実施形態に係る動作補助装置1は、2つのアクチュエータ20a,20bに対して電力を供給する1つの可撓性バッテリパック23を備える。また、2つのアクチュエータ20a,20bは、1つの制御ユニット25によって駆動制御が行われる。
(3.可撓性バッテリパック)
次に、図5〜図6を参照して、動作補助装置1に備えられた可撓性バッテリパック23について説明する。図5は、可撓性バッテリパック23の斜視図であり、図6は、バッテリセル205の連結構造を説明するための断面図である。また、図7は、可撓性バッテリパック23が撓んだ様子を示す説明図である。図7において、キャップ部材211,215の図示が省略されている。
可撓性バッテリパック23は、所定方向に配列した複数のバッテリセル205と、複数のバッテリセル205を連結する可撓性連結部217とを備える。例えば、個々のバッテリセル205は、円筒状の外形を有し、複数のバッテリセル205は、個々のバッテリセル205の軸方向に直交する方向に沿って配列されている。複数のバッテリセル205は、電気的に直列に接続されている。例えば、複数のバッテリセル205は、隣り合うバッテリセル205同士の正極と負極とが同じ方向に向けられて配置され、当該隣り合うバッテリセル205の正極と負極とが電気配線207(図7を参照)等により電気的に接続されることで、直列に接続され得る。
個々のバッテリセル205は、剛性の高いカバー部材213によって覆われている。カバー部材213は、バッテリセル205が傷付いたり、直接的に衝撃を受けたりすることがないように、バッテリセル205を保護する。かかるカバー部材213は、所定程度の剛性を有していればよく、構成材料は限定されない。例えば、カバー部材213は、樹脂成形物であってもよいし、金属製品であってもよい。本実施形態に係る可撓性バッテリパック23では、可撓性連結部217とともに3Dプリンタを用いて成形できるように、カバー部材213はABS樹脂により構成されている。
図6に示すように。カバー部材213は、バッテリセル205の外形に対応する2つの円弧状の部材により構成され、バッテリセル205を挟持している。このように、例えば、ABS樹脂を用いて薄板状に構成されたカバー部材213であれば、高剛性かつ軽量のカバー部材213とすることができる。
可撓性連結部217は、可撓性を有する部材であって、複数のバッテリセル205の連結体に可撓性を付与する。かかる可撓性連結部217は、可撓性を有していればよく、構成材料は限定されない。例えば、可撓性連結部217は、可撓性を有する樹脂成形物であってもよい、構造的に可撓性を発揮しうる構造体であってもよい。本実施形態に係る可撓性バッテリパック23では、カバー部材213とともに3Dプリンタを用いて成形できるように、可撓性連結部217はTPE(Thermoplastic Elastomer)により構成されている。
可撓性連結部217は、略H字状の断面を有し、それぞれの端部は、バッテリセル205とともにカバー部材213によって挟持されている。本実施形態に係る可撓性バッテリパック23では、カバー部材213と可撓性連結部217とが3Dプリンタを用いて同時に成形され、カバー部材213と可撓性連結部217との界面は接合されている。かかる可撓性連結部217の中央部217aが撓み得ることによって、隣り合うバッテリセル205の相対的な上下動が可能となっている。したがって、図7に示すように、一方向に配列されて連結された複数のバッテリセル205は、配列方向に交差する方向へと撓むことができるようになっている。
また、可撓性バッテリパック23は、バッテリセル205のそれぞれの端部を覆うキャップ部材211,215を備える。個々のキャップ部材211,215は、可撓性連結部217が配置されるスリット211a,215aを有し、カバー部材213のさらに外側からバッテリセル205の端部に被せられている。かかるキャップ部材211,215により、バッテリセル205からの漏電が防止される。
さらに、可撓性バッテリパック23は、バッテリセル205の配列方向の一端側に、コネクタ219を備える。コネクタ219には、複数のバッテリセル205を電気的に接続する配線207の両端が接続されている。かかるコネクタ219に、図示しない外部端子が挿入されることで、可撓性バッテリパック23からの電力の供給が可能となる。ただし、コネクタ219の形態は上記の例に限定されない。あるいは、コネクタ219は省略されてもよい。
本実施形態に係る動作補助装置1において、可撓性バッテリパック23は、例えば、バッテリセル205の配列方向がユーザの身体の上下方向に沿うようにして、腰部装着部15の背面部15Rに配置される。これにより、動作補助装置1の装着時において、可撓性バッテリパック23が撓んで、ユーザの腰の表面の形態に沿うようになる。また、ユーザによる腰の曲げ伸ばし動作に伴って可撓性バッテリパック23が撓み、可撓性バッテリパック23の形状が腰の表面の形態に追従可能になる。したがって、動作補助装置1を装着した状態で、可撓性バッテリパック23によってユーザが受ける違和感を軽減することができる。
また、可撓性バッテリパック23は、円筒状のバッテリセル205が一方向に配列されているため、薄型の外形を有している。したがって、ユーザの身体に装着された場合や、バックパック等のケースに収納された場合に嵩張ることがないため、動作補助装置1の利用時に周囲の物に衝突しにくく、ユーザが受ける違和感を軽減することができる。
なお、可撓性バッテリパック23の配置方向や配置位置は、上記の例に限定されない。可撓性バッテリパック23は、バッテリセル205の配列方向がユーザの腰回りの方向に沿うようにして、腰部の周囲に配置されてもよい。あるいは、可撓性バッテリパック23がバックパック等のケース等に収納される場合においては、当該ケース等の形状に合わせて、あるいは、当該ケースがユーザに装着される状態で可撓性バッテリパック23が撓み得るように、可撓性バッテリパック23の配置方向を決定することができる。
なお、本実施形態に係る動作補助装置1において、可撓性バッテリパック23及び制御ユニット25は、厚さが比較的薄い外形を有し、腰部装着部15のうちユーザの背面に配置される背面部15Rに並列配置されている。動作補助装置1が、このような薄型の可撓性バッテリパック23及び制御ユニット25を備えることにより、可撓性バッテリパック23及び制御ユニット25が嵩張ることがない。そのため、例えば、ユーザが動作補助装置1を装着した状態で椅子等に腰掛ける場合であっても、可撓性バッテリパック23及び制御ユニット25が邪魔にならないようになっている。また、動作補助装置1が、かかる薄型の可撓性バッテリパック23及び制御ユニット25を備えることにより、すっきりとした外観の動作補助装置1となっている。
また、可撓性バッテリパック23及び制御ユニット25が薄型にされている一方、アクチュエータ20a,20bは、構造上、薄型とすることは困難である場合が多い。しかしながら、本実施形態に係る動作補助装置1では、アクチュエータ20a,20bが、腰部装着部15の前面部15Fに配置されることで、アクチュエータ20a,20b自身を身体の重心の前後方向の位置の近くに保持させることができる。したがって、アクチュエータの質量によるユーザの負荷を軽減することができる。
(4.製造方法)
以下、図8〜図11を参照して、本実施形態に係る可撓性バッテリパック23の製造方法の一例を簡単に説明する。図8〜図11は、可撓性バッテリパック23の一部を製造工程順に示した説明図である。
まず、図8に示すように、バッテリセル205を保持させるカバー部材213と可撓性連結部217とを作製する。例えば、カバー部材213の構成材料としてABS樹脂を用い、可撓性連結部217の構成材料としてTPEを用いて、3Dプリンタを用いて作製することができる。カバー部材213と可撓性連結部217とを3Dプリンタを用いて作製することにより、カバー部材213と可撓性連結部217との界面を接合しつつ、これらを一体的に成形することができる。カバー部材213及び可撓性連結部217は、いずれも薄板状に形成されることで、軽量化が図られる。
次いで、図9に示すように、カバー部材213及び可撓性連結部217とにより形成されたそれぞれの空間内に、バッテリセル205を収容する。次いで、図10に示すように、複数のバッテリセル205の正極及び負極を、適宜の方法により電気的に接続する。図10に示した例では、隣り合うバッテリセル205は、正極側端子及び負極側端子が並ぶように配置され、当該正極側端子及び負極側端子が配線207により電気的に接続されている。
次いで、図11に示すように、個々のバッテリセル205の端子を被覆するように、バッテリセル205の端部にキャップ部材211を被せる。キャップ部材211は、側面に、可撓性連結部217が配置されるスリット211aを有し、当該スリット211aに可撓性連結部217が配置されるようにしてカバー部材213のさらに外側からバッテリセル205の端部に被せられる。このようにして、図4に例示される可撓性バッテリパック23を製造することができる。
(5.他の構成例)
上記の実施の形態に係る可撓性バッテリパック23は、高剛性の樹脂製のカバー部材213と、樹脂製の可撓性連結部217とを有する構成となっていたが、本発明に係る可撓性バッテリパックの構成は、上記の例に限定されない。例えば、所定方向に配列させた複数のバッテリセルを、ポリマー発泡シートで梱包することによって、耐衝撃性に優れ、かつ、軽量化が図られた可撓性バッテリパックを構成することができる。複数のバッテリセルがポリマー発泡シートで梱包される代わりに、樹脂、織物、不織布、又はクロロプレンゴム等の弾性素材からなるカバーシートに複数のバッテリセルが収容されてもよい。この場合、カバーシートが、それぞれのバッテリセルを保持するポケットを有していてもよい。かかる可撓性バッテリパックであっても、ユーザの身体の表面の形態や、可撓性バッテリパックが収容されるケース等の形態に追従して、可撓性バッテリパックを撓ませることができる。したがって、可撓性バッテリパックによるユーザの違和感を軽減することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、動作補助装置1が、ユーザの両脚の運動を補助する装置として構成されていたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、動作補助装置は、ユーザの片脚の運動を補助する装置であってもよい。あるいは、動作補助装置1は、腕の動作を補助する装置であってもよい。
また、上記実施形態では、動作補助装置1が、筋電位センサを備え、筋電位センサによりユーザの筋電位信号を検出してアクチュエータ20の駆動制御を行っていたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、筋電位センサの代わりに、筋電位信号以外の生体信号を検出するセンサであってよい。生体信号としては、例えば、脳波、皮膚脳波、電気皮膚反応、又は神経電位などが挙げられるが、これに限定されない。
また、上記実施形態では、可撓性バッテリパックが円筒状のバッテリセルを備えていたが、本発明はかかる例に限定されない。個々のバッテリパックの形状は、直方体をはじめとして、種々の形態であってもよい。
また、上記実施形態では、可撓性バッテリパックが動作補助装置に備えられていたが、本発明はかかる例に限定されない。本発明に係る可撓性バッテリパックは、人体に直接的に、あるいは、間接的に装着されて使用され得るものであれば、適用される装置は動作補助装置に限られない。
1 動作補助装置
15 腰部装着部
20 アクチュエータ
21 ワイヤ
23 可撓性バッテリパック
25 制御ユニット
30 関節部
31 第1のアーム部
33 第2のアーム部
37 大腿部装着部
205 バッテリセル
211,215 キャップ部材
213 カバー部材
217 可撓性連結部

Claims (5)

  1. 所定方向に配列した複数のバッテリセルと、
    前記複数のバッテリセルを連結する可撓性連結部と、
    を備える、可撓性バッテリパック。
  2. 前記バッテリセルが筒状のバッテリセルであり、前記バッテリセルの軸方向に交差する方向に前記複数のバッテリセルが配列されて連結される、請求項1に記載の可撓性バッテリパック。
  3. それぞれの前記バッテリセルを被覆する高剛性のカバー部材をさらに備え、
    前記可撓性連結部の両端が、それぞれ隣り合う前記バッテリセルの前記カバー部材に連結される、請求項1又は2に記載の可撓性バッテリパック。
  4. 前記可撓性連結部が、ポリマー、樹脂、織物、不織布、又は弾性素材からなり、前記複数のバッテリセルを収容するカバーシートの一部である、請求項1に記載の可撓性バッテリパック。
  5. ユーザの人体に装着され、第1の部材及び第2の部材を相対回転可能に連結する関節部を有する装着具と、
    前記第1の部材及び前記第2の部材を相対回転させるアクチュエータと、
    所定方向に配列した複数のバッテリセル、及び、前記複数のバッテリセルを連結する可撓性連結部を有し、前記アクチュエータに供給される電力を蓄電する可撓性バッテリパックと、
    を備える、動作補助装置。
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