JP2018035767A - 内燃機関 - Google Patents
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Abstract
【課題】排気ガスの熱を利用して排気ガス中の二酸化炭素を効率よく削減できる内燃機関を提供する。【解決手段】内燃機関は、排気ガスに含まれる二酸化炭素を分離する分離装置30と、分離装置30により分離された二酸化炭素を、水素と触媒によってメタンに改質する改質装置20と、分離装置30において排気ガスの熱を利用して二酸化炭素を分離するための第1加熱装置10と、改質装置20において二酸化炭素をメタンに改質するために、排気ガスの熱を利用して触媒を加熱する第2加熱装置21を備える。【選択図】図1
Description
この発明は、内燃機関に関する。
従来、内燃機関としては、排気ガスから二酸化炭素を分離・回収する回収槽と、水素ガスを供給する改質器と、回収槽により分離・回収された二酸化炭素と改質器から供給された水素ガスとを反応させて燃料(メタノールおよび/またはジメチルエーテル)を生成する反応装置を備えたガスエンジンがある(例えば、特開2005−069005号公報(特許文献1)参照)。
上記従来の内燃機関では、ガスエンジンの冷却水により回収槽内の溶液に温熱を与えることによって、溶液内の二酸化炭素を分離して取り出している。
このため、上記内燃機関では、冷却水の温度が100℃以下であるため、排気ガスに含まれる二酸化炭素を分離する装置の効率が悪いという問題がある。
また、上記内燃機関では、二酸化炭素と水素ガスとを反応装置で高温状態にして反応させるため、外部から熱エネルギーを供給する必要がある。したがって、上記内燃機関では、高温の排気ガスがそのまま排出されるため、排気ガスの熱エネルギーが有効に利用されていないという問題がある。
そこで、この発明の課題は、排気ガスの熱を利用して排気ガス中の二酸化炭素を効率よく削減できる内燃機関を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の内燃機関は、
排気ガスに含まれる二酸化炭素を分離する分離装置と、
上記分離装置により分離された上記二酸化炭素を、水素と触媒を用いてメタンに改質する改質装置と、
上記分離装置において上記排気ガスの熱を利用して上記二酸化炭素を分離するための第1加熱装置と、
上記改質装置において上記二酸化炭素をメタンに改質するために、上記排気ガスの熱を利用して少なくとも上記触媒を加熱する第2加熱装置と
を備えたことを特徴とする。
排気ガスに含まれる二酸化炭素を分離する分離装置と、
上記分離装置により分離された上記二酸化炭素を、水素と触媒を用いてメタンに改質する改質装置と、
上記分離装置において上記排気ガスの熱を利用して上記二酸化炭素を分離するための第1加熱装置と、
上記改質装置において上記二酸化炭素をメタンに改質するために、上記排気ガスの熱を利用して少なくとも上記触媒を加熱する第2加熱装置と
を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、分離装置において、第1加熱装置により排気ガスの熱を利用して、排気ガスに含まれる二酸化炭素を分離する。次に、改質装置において、分離装置により分離された二酸化炭素を、水素と触媒を用いてメタンに改質する。このとき、二酸化炭素をメタンに改質するための水素は、外部から供給してもよいし、水素タンクなどの水素貯蔵手段から供給してもよいし、水素生成装置により水を電気分解したり燃料を改質したりすることにより供給してもよい。ここで、第2加熱装置によって排気ガスの熱を利用して少なくとも触媒を適切な温度に加熱することにより、二酸化炭素と水素との化学反応が促進される。
これにより、排気ガスの熱のみを利用して排気ガス中の二酸化炭素を削減することが可能になる。したがって、外部からの熱エネルギーを用いずに、排気ガス中の二酸化炭素を分離してメタンを生成することができ、二酸化炭素の分離と改質に排気ガスの熱エネルギーを有効に利用することで熱効率を向上できる。
また、一実施形態の内燃機関は、
上記改質装置により改質された上記メタンを燃料として燃焼可能に構成された可燃性ガスを燃料とするガスエンジンである。
上記改質装置により改質された上記メタンを燃料として燃焼可能に構成された可燃性ガスを燃料とするガスエンジンである。
ここで、上記ガスエンジンは、プロパン、ブタン、都市ガス、LNG(Liquefied Natural Gas:液化天然ガス)、LPG(Liquefied Petroleum Gas:液化石油ガス)、SNG(Substitute Natural Gas:代替天然ガス)などの可燃性ガスを燃料とする内燃機関である。
上記実施形態によれば、可燃性ガスを燃料とするガスエンジンに、改質装置により改質されたメタンを燃料として再利用することにより、熱効率をさらに向上できる。
また、一実施形態の内燃機関では、
上記分離装置は、上記排気ガスに含まれる二酸化炭素をアミン系吸収液に吸収し、上記二酸化炭素を吸収した上記アミン系吸収液を上記排気ガスの熱を利用して加熱することにより、上記アミン系吸収液から上記二酸化炭素を分離する。
上記分離装置は、上記排気ガスに含まれる二酸化炭素をアミン系吸収液に吸収し、上記二酸化炭素を吸収した上記アミン系吸収液を上記排気ガスの熱を利用して加熱することにより、上記アミン系吸収液から上記二酸化炭素を分離する。
上記実施形態によれば、排気ガスとアミン系吸収液とを接触させて排気ガス中の二酸化炭素を吸収した後、アミン系吸収液を加熱して二酸化炭素を分離することによって、比較的低い温度(例えば、吸収:40℃〜50℃、分離:110℃〜130℃)で二酸化炭素の吸収と分離ができるので、排気ガスの熱エネルギーを活用することができる。また、排気ガス中の二酸化炭素が低圧、低濃度であっても高い除去率を達成できる。
以上より明らかなように、この発明によれば、排気ガスの熱を利用して排気ガス中の二酸化炭素を効率よく削減できる内燃機関を実現することができる。
以下、この発明の内燃機関を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の一形態の内燃機関の一例としてのガスエンジンの構成図を示している。このガスエンジンは、プロパン、ブタン、都市ガス、LNG(Liquefied Natural Gas:液化天然ガス)、LPG(Liquefied Petroleum Gas:液化石油ガス)、SNG(Substitute Natural Gas:代替天然ガス)などの可燃性ガスを燃料とする。
この実施の形態のガスエンジンは、図1に示すように、吸気ポート1aと排気ポート1bを有する円筒状のシリンダ1と、シリンダ1内に配置されたピストン2と、ガス燃料が混合された混合ガスが流入する吸気ポート1aを開閉する吸気バルブ3と、排気ガスが排出される排気ポート1bを開閉する排気バルブ4と、シリンダ1内の混合ガスに点火する点火装置5とを備えている。この実施の形態では、点火装置5に点火プラグを用いたが、副室式点火装置であってもよい。
また、上記ガスエンジンは、熱交換器11と加熱器12とで構成された第1加熱装置10と、改質装置20と、分離装置30と、第2加熱装置21とを備えている。上記熱交換器11は、排気ガスと熱媒体との間で熱交換を行って熱媒体を加熱し、その熱媒体を加熱器12を介して循環させて、分離装置30内のアミン系吸収液を加熱する。
上記分離装置30は、吸収塔30aと再生塔30bとを有し、吸収塔30aの底部と再生塔30bの底部が連通している。この再生塔30b内の下側に、アミン系吸収液を加熱するための加熱部12を配置している。
<二酸化炭素の吸収・分離>
上記シリンダ1の排気ポート1bから排出された排気ガスの一部は、第1加熱装置10の熱交換器11と第2加熱装置21を介して分離装置30の吸収塔30a内の下側に供給される。
上記シリンダ1の排気ポート1bから排出された排気ガスの一部は、第1加熱装置10の熱交換器11と第2加熱装置21を介して分離装置30の吸収塔30a内の下側に供給される。
上記分離装置30の吸収塔30a内で、排気ガス中の二酸化炭素がアミン系吸収液に吸収される。そして、排気ガスの残りは、上部から大気中に放出される。
なお、改質装置20を介して分離装置30に供給する排気ガスをエンジン冷却水により冷却する冷却器40を備えてもよい。この冷却器40によって、分離装置30に供給する排気ガスを最適な温度(例えば40℃〜50℃)になるように冷却することで、大気圧下で二酸化炭素がアミン系吸収液に効率よく吸収される。
一方、分離装置30の再生塔30bでは、アミン系吸収液を加熱器12により加熱して最適な温度(例えば110℃〜130℃)にすることにより、大気圧下でアミン系吸収液から二酸化炭素(CO2)を効率よく分離する。
この分離装置30では、吸収液としてアルカノールアミン水溶液などのアミン系吸収液を使用して二酸化炭素を分離するアミン法を用いている。上記アルカノールアミン水溶液などのアミン系吸収液は、アミノ基を分子構造中に有し、アミノ基と二酸化炭素が結合反応を起こしてアミン炭酸塩を形成する。このアミン炭酸塩を加熱すると、二酸化炭素が解離して放散される。
<メタンの生成>
次に、改質装置20は、分離装置30から供給された二酸化炭素(CO2)と、水素タンク(図示せず)から供給された水素(H2)とを大気圧下で高温状態にして、Ru/TiO2を触媒に用いて二酸化炭素(CO2)を水素還元させるサバチエ反応によってメタン(CH4)と水(H2O)を生成する。このときの化学反応は次式で表される。
CO2+4H2 →CH4+2H2O
次に、改質装置20は、分離装置30から供給された二酸化炭素(CO2)と、水素タンク(図示せず)から供給された水素(H2)とを大気圧下で高温状態にして、Ru/TiO2を触媒に用いて二酸化炭素(CO2)を水素還元させるサバチエ反応によってメタン(CH4)と水(H2O)を生成する。このときの化学反応は次式で表される。
CO2+4H2 →CH4+2H2O
ここで、触媒のRu/TiO2は、酸化チタンTiO2上にルテニウムRuを担持させたものである。
このようにして、改質装置20により得られたメタンは、再び燃料としてガス燃料に混合されてシリンダ1内に供給される。
なお、改質装置20で得られたメタンをタンクなどに一旦貯蔵して、必要なときにタンクのメタンをガス燃料に混合してシリンダ1内に供給してもよいし、タンクに貯蔵されたメタンを他の用途に利用してもよい。
図2は上記ガスエンジンの改質装置20における二酸化炭素の変換効率の温度依存性を示している。図2では、サバチエ反応に用いる触媒をRu/TiO2としている。
この改質装置20では、図2に示すように、大気圧下において、150℃〜230℃で変換効率は20%〜95%(170℃で変換効率は約50%)であり、300℃以上の反応温度が必要な一般的なサバチエ反応に比べて反応温度が低い触媒を用いている。
このように、改質装置20では、比較的低温でサバチエ反応が行えるので、排気ガスの温度でも、排気ガスの熱を利用して触媒を加熱することにより化学反応を促進させることができる。例えば、排出直後の排気ガスの温度が400℃であっても、装置構成を考慮した場合、熱エネルギーを利用するときの温度は200℃程度かそれよりも低くなる。
上記ガスエンジンでは、分離装置30および改質装置20において加熱に利用する排気ガスの温度を調整する手段を備えていないが、改質装置20におけるサバチエ反応の温度を170℃〜200℃となるように装置全体を構成することで、少なくとも50%〜80%の変換効率が得られる。これによって、ガスエンジンの運転状況に応じて排気ガスの温度が変動しても、多くのメタンを生成して二酸化炭素の排出量を低減しつつ、エネルギー効率を向上できる。
上記構成のガスエンジンによれば、分離装置30において、第1加熱装置10により排気ガスの熱を利用して、排気ガスに含まれる二酸化炭素を分離した後、分離装置30により分離された二酸化炭素を、改質装置20において水素と触媒を用いてメタンに改質する。このときの水素は、水素貯蔵手段としての水素タンクから供給したが、外部から供給してもよいし、水を電気分解したりガス燃料を改質したりする水素生成装置によって得られた水素を供給してもよい。なお、水素生成は、総合的なエネルギー効率の観点から太陽光などの自然エネルギーを用いるか、あるいは、排気ガスの熱を利用するのが望ましい。
ここで、第2加熱装置21によって排気ガスの熱を利用して二酸化炭素と水素および触媒を適切な温度(例えば170℃〜200℃)に加熱することにより、二酸化炭素と水素との化学反応が促進される。なお、第2加熱装置21は、排気ガスの熱を利用して二酸化炭素と水素および触媒のうちの少なくとも触媒を加熱すればよい。
これにより、排気ガスの熱のみを利用して排気ガス中の二酸化炭素を削減することが可能になる。したがって、外部からの熱エネルギーを用いずに、排気ガス中の二酸化炭素を分離してメタンを生成することができ、二酸化炭素の分離と改質に排気ガスの熱エネルギーを有効利用することで熱効率を向上できる。
また、可燃性ガスを燃料とするガスエンジンに、改質装置20により改質されたメタンを燃料として再利用することにより、熱効率をさらに向上できる。
このように、排気ガス中の二酸化炭素を燃料化して再利用することにより、地球温暖化を引き起こす温室効果ガスの1つである二酸化炭素の排出量を削減できる。
また、上記排気ガスとアミン系吸収液とを接触させて排気ガス中の二酸化炭素を吸収した後、アミン系吸収液を加熱して二酸化炭素を分離することによって、比較的低い温度(例えば、吸収:40℃〜50℃、分離:110℃〜130℃)で二酸化炭素の吸収と分離ができるので、排気ガスの熱エネルギーを活用することができる。また、排気ガス中の二酸化炭素が低圧、低濃度であっても高い除去率を達成できる。
なお、上記実施の形態では、第1加熱装置10の熱交換器11と第2加熱装置21の順に排気ガスを通過させて分離装置30に供給したが、第2加熱装置21と第1加熱装置10の熱交換器11の順に排気ガスを通過させて分離装置30に供給してもよい。あるいは、第1加熱装置10の熱交換器11と第2加熱装置21の夫々に別々の流路を介して排気ガスを通過させた後、少なくとも一方を分離装置30に供給するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、排気ガス中の二酸化炭素(CO2)をアミン系吸収液を用いて分離するアミン法を用いたが、二酸化炭素の分離方法はこれに限らず、化学吸収法(アミン法を除く)、膜分離法、物理吸収法を用いてもよい。この化学吸収法は、アルカリ性溶液を吸収液として二酸化炭素を化学反応によって吸収させた後、加熱により二酸化炭素を放出させる方法である。また、膜分離法は、高分子膜などによる気体の透過速度の違いを利用して混合ガスから各気体を分離する方法である。また、物理吸収法は、メタノールやポリエチレングリコールなどの吸収液を使用して、高圧、低温下で物理的に二酸化炭素を吸収させた後、減圧または加熱により二酸化炭素を放散させる方法である。
また、上記実施の形態では、二酸化炭素と水素とをRu/TiO2を触媒に用いたサバチエ反応によってメタンと水を生成したが、サバチエ反応に用いる触媒はこれに限らず、ニッケルNiや、酸化アルミニウムAl2O3上にルテニウムRuを担持させた触媒などを用いてもよい。また、サバチエ反応に限らず、二酸化炭素と水素を反応させてメタンと水を生成する他の反応を用いてもよい。
また、上記実施の形態では、内燃機関としてのガスエンジンについて説明したが、ガソリンなどの液体燃料を用いたエンジンにこの発明を適用してもよい。この場合、改質装置により生成されたメタンを液体燃料に混合して用いてもよい。
また、上記実施の形態では、排気ガスの熱のみを利用して排気ガス中の二酸化炭素の分離と改質を行ったが、排気ガスの熱エネルギー以外に他の熱エネルギーを、二酸化炭素の分離と改質の少なくとも一方において部分的に用いてもよい。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
1…シリンダ
1a…吸気ポート
1b…排気ポート
2…ピストン
3…吸気バルブ
4…排気バルブ
5…点火装置
10…第1加熱装置
11…熱交換器
12…加熱器
20…改質装置
21…第2加熱装置
30…分離装置
30a…吸収塔
30b…再生塔
40…冷却器
1a…吸気ポート
1b…排気ポート
2…ピストン
3…吸気バルブ
4…排気バルブ
5…点火装置
10…第1加熱装置
11…熱交換器
12…加熱器
20…改質装置
21…第2加熱装置
30…分離装置
30a…吸収塔
30b…再生塔
40…冷却器
この発明は、内燃機関に関する。
従来、内燃機関としては、排気ガスから二酸化炭素を分離・回収する回収槽と、水素ガスを供給する改質器と、回収槽により分離・回収された二酸化炭素と改質器から供給された水素ガスとを反応させて燃料(メタノールおよび/またはジメチルエーテル)を生成する反応装置を備えたガスエンジンがある(例えば、特開2005−069005号公報(特許文献1)参照)。
上記従来の内燃機関では、ガスエンジンの冷却水により回収槽内の溶液に温熱を与えることによって、溶液内の二酸化炭素を分離して取り出している。
このため、上記内燃機関では、冷却水の温度が100℃以下であるため、排気ガスに含まれる二酸化炭素を分離する装置の効率が悪いという問題がある。
また、上記内燃機関では、二酸化炭素と水素ガスとを反応装置で高温状態にして反応させるため、外部から熱エネルギーを供給する必要がある。したがって、上記内燃機関では、高温の排気ガスがそのまま排出されるため、排気ガスの熱エネルギーが有効に利用されていないという問題がある。
そこで、この発明の課題は、排気ガスの熱を利用して排気ガス中の二酸化炭素を効率よく削減できる内燃機関を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の内燃機関は、
排気ガスに含まれる二酸化炭素を分離する分離装置と、
上記分離装置により分離された上記二酸化炭素を、水素と触媒を用いてメタンに改質する改質装置と、
上記分離装置において上記排気ガスの熱を利用して上記二酸化炭素を分離するための第1加熱装置と、
上記改質装置において上記二酸化炭素をメタンに改質するために、上記排気ガスの熱を利用して少なくとも上記触媒を加熱する第2加熱装置と
を備え、
上記改質装置は、大気圧下の150℃〜230℃において、上記触媒にRu/TiO 2 を用いたサバチエ反応によって上記二酸化炭素を水素還元させて上記メタンと水を生成することを特徴とする。
排気ガスに含まれる二酸化炭素を分離する分離装置と、
上記分離装置により分離された上記二酸化炭素を、水素と触媒を用いてメタンに改質する改質装置と、
上記分離装置において上記排気ガスの熱を利用して上記二酸化炭素を分離するための第1加熱装置と、
上記改質装置において上記二酸化炭素をメタンに改質するために、上記排気ガスの熱を利用して少なくとも上記触媒を加熱する第2加熱装置と
を備え、
上記改質装置は、大気圧下の150℃〜230℃において、上記触媒にRu/TiO 2 を用いたサバチエ反応によって上記二酸化炭素を水素還元させて上記メタンと水を生成することを特徴とする。
上記構成によれば、分離装置において、第1加熱装置により排気ガスの熱を利用して、排気ガスに含まれる二酸化炭素を分離する。次に、改質装置において、分離装置により分離された二酸化炭素を、水素と触媒を用いてメタンに改質する。このとき、二酸化炭素をメタンに改質するための水素は、外部から供給してもよいし、水素タンクなどの水素貯蔵手段から供給してもよいし、水素生成装置により水を電気分解したり燃料を改質したりすることにより供給してもよい。ここで、第2加熱装置によって排気ガスの熱を利用して少なくとも触媒を適切な温度に加熱することにより、二酸化炭素と水素との化学反応が促進される。
これにより、排気ガスの熱のみを利用して排気ガス中の二酸化炭素を削減することが可能になる。したがって、外部からの熱エネルギーを用いずに、排気ガス中の二酸化炭素を分離してメタンを生成することができ、二酸化炭素の分離と改質に排気ガスの熱エネルギーを有効に利用することで熱効率を向上できる。
また、一実施形態の内燃機関は、
上記改質装置により改質された上記メタンを燃料として燃焼可能に構成された可燃性ガスを燃料とするガスエンジンである。
上記改質装置により改質された上記メタンを燃料として燃焼可能に構成された可燃性ガスを燃料とするガスエンジンである。
ここで、上記ガスエンジンは、プロパン、ブタン、都市ガス、LNG(Liquefied Natural Gas:液化天然ガス)、LPG(Liquefied Petroleum Gas:液化石油ガス)、SNG(Substitute Natural Gas:代替天然ガス)などの可燃性ガスを燃料とする内燃機関である。
上記実施形態によれば、可燃性ガスを燃料とするガスエンジンに、改質装置により改質されたメタンを燃料として再利用することにより、熱効率をさらに向上できる。
また、一実施形態の内燃機関では、
上記分離装置は、上記排気ガスに含まれる二酸化炭素をアミン系吸収液に吸収し、上記二酸化炭素を吸収した上記アミン系吸収液を上記排気ガスの熱を利用して加熱することにより、上記アミン系吸収液から上記二酸化炭素を分離する。
上記分離装置は、上記排気ガスに含まれる二酸化炭素をアミン系吸収液に吸収し、上記二酸化炭素を吸収した上記アミン系吸収液を上記排気ガスの熱を利用して加熱することにより、上記アミン系吸収液から上記二酸化炭素を分離する。
上記実施形態によれば、排気ガスとアミン系吸収液とを接触させて排気ガス中の二酸化炭素を吸収した後、アミン系吸収液を加熱して二酸化炭素を分離することによって、比較的低い温度(例えば、吸収:40℃〜50℃、分離:110℃〜130℃)で二酸化炭素の吸収と分離ができるので、排気ガスの熱エネルギーを活用することができる。また、排気ガス中の二酸化炭素が低圧、低濃度であっても高い除去率を達成できる。
以上より明らかなように、この発明によれば、排気ガスの熱を利用して排気ガス中の二酸化炭素を効率よく削減できる内燃機関を実現することができる。
以下、この発明の内燃機関を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の一形態の内燃機関の一例としてのガスエンジンの構成図を示している。このガスエンジンは、プロパン、ブタン、都市ガス、LNG(Liquefied Natural Gas:液化天然ガス)、LPG(Liquefied Petroleum Gas:液化石油ガス)、SNG(Substitute Natural Gas:代替天然ガス)などの可燃性ガスを燃料とする。
この実施の形態のガスエンジンは、図1に示すように、吸気ポート1aと排気ポート1bを有する円筒状のシリンダ1と、シリンダ1内に配置されたピストン2と、ガス燃料が混合された混合ガスが流入する吸気ポート1aを開閉する吸気バルブ3と、排気ガスが排出される排気ポート1bを開閉する排気バルブ4と、シリンダ1内の混合ガスに点火する点火装置5とを備えている。この実施の形態では、点火装置5に点火プラグを用いたが、副室式点火装置であってもよい。
また、上記ガスエンジンは、熱交換器11と加熱器12とで構成された第1加熱装置10と、改質装置20と、分離装置30と、第2加熱装置21とを備えている。上記熱交換器11は、排気ガスと熱媒体との間で熱交換を行って熱媒体を加熱し、その熱媒体を加熱器12を介して循環させて、分離装置30内のアミン系吸収液を加熱する。
上記分離装置30は、吸収塔30aと再生塔30bとを有し、吸収塔30aの底部と再生塔30bの底部が連通している。この再生塔30b内の下側に、アミン系吸収液を加熱するための加熱部12を配置している。
<二酸化炭素の吸収・分離>
上記シリンダ1の排気ポート1bから排出された排気ガスの一部は、第1加熱装置10の熱交換器11と第2加熱装置21を介して分離装置30の吸収塔30a内の下側に供給される。
上記シリンダ1の排気ポート1bから排出された排気ガスの一部は、第1加熱装置10の熱交換器11と第2加熱装置21を介して分離装置30の吸収塔30a内の下側に供給される。
上記分離装置30の吸収塔30a内で、排気ガス中の二酸化炭素がアミン系吸収液に吸収される。そして、排気ガスの残りは、上部から大気中に放出される。
なお、改質装置20を介して分離装置30に供給する排気ガスをエンジン冷却水により冷却する冷却器40を備えてもよい。この冷却器40によって、分離装置30に供給する排気ガスを最適な温度(例えば40℃〜50℃)になるように冷却することで、大気圧下で二酸化炭素がアミン系吸収液に効率よく吸収される。
一方、分離装置30の再生塔30bでは、アミン系吸収液を加熱器12により加熱して最適な温度(例えば110℃〜130℃)にすることにより、大気圧下でアミン系吸収液から二酸化炭素(CO2)を効率よく分離する。
この分離装置30では、吸収液としてアルカノールアミン水溶液などのアミン系吸収液を使用して二酸化炭素を分離するアミン法を用いている。上記アルカノールアミン水溶液などのアミン系吸収液は、アミノ基を分子構造中に有し、アミノ基と二酸化炭素が結合反応を起こしてアミン炭酸塩を形成する。このアミン炭酸塩を加熱すると、二酸化炭素が解離して放散される。
<メタンの生成>
次に、改質装置20は、分離装置30から供給された二酸化炭素(CO2)と、水素タンク(図示せず)から供給された水素(H2)とを大気圧下で高温状態にして、Ru/TiO2を触媒に用いて二酸化炭素(CO2)を水素還元させるサバチエ反応によってメタン(CH4)と水(H2O)を生成する。このときの化学反応は次式で表される。
CO2+4H2 →CH4+2H2O
次に、改質装置20は、分離装置30から供給された二酸化炭素(CO2)と、水素タンク(図示せず)から供給された水素(H2)とを大気圧下で高温状態にして、Ru/TiO2を触媒に用いて二酸化炭素(CO2)を水素還元させるサバチエ反応によってメタン(CH4)と水(H2O)を生成する。このときの化学反応は次式で表される。
CO2+4H2 →CH4+2H2O
ここで、触媒のRu/TiO2は、酸化チタンTiO2上にルテニウムRuを担持させたものである。
このようにして、改質装置20により得られたメタンは、再び燃料としてガス燃料に混合されてシリンダ1内に供給される。
なお、改質装置20で得られたメタンをタンクなどに一旦貯蔵して、必要なときにタンクのメタンをガス燃料に混合してシリンダ1内に供給してもよいし、タンクに貯蔵されたメタンを他の用途に利用してもよい。
図2は上記ガスエンジンの改質装置20における二酸化炭素の変換効率の温度依存性を示している。図2では、サバチエ反応に用いる触媒をRu/TiO2としている。
この改質装置20では、図2に示すように、大気圧下において、150℃〜230℃で変換効率は20%〜95%(170℃で変換効率は約50%)であり、300℃以上の反応温度が必要な一般的なサバチエ反応に比べて反応温度が低い触媒を用いている。
このように、改質装置20では、比較的低温でサバチエ反応が行えるので、排気ガスの温度でも、排気ガスの熱を利用して触媒を加熱することにより化学反応を促進させることができる。例えば、排出直後の排気ガスの温度が400℃であっても、装置構成を考慮した場合、熱エネルギーを利用するときの温度は200℃程度かそれよりも低くなる。
上記ガスエンジンでは、分離装置30および改質装置20において加熱に利用する排気ガスの温度を調整する手段を備えていないが、改質装置20におけるサバチエ反応の温度を170℃〜200℃となるように装置全体を構成することで、少なくとも50%〜80%の変換効率が得られる。これによって、ガスエンジンの運転状況に応じて排気ガスの温度が変動しても、多くのメタンを生成して二酸化炭素の排出量を低減しつつ、エネルギー効率を向上できる。
上記構成のガスエンジンによれば、分離装置30において、第1加熱装置10により排気ガスの熱を利用して、排気ガスに含まれる二酸化炭素を分離した後、分離装置30により分離された二酸化炭素を、改質装置20において水素と触媒を用いてメタンに改質する。このときの水素は、水素貯蔵手段としての水素タンクから供給したが、外部から供給してもよいし、水を電気分解したりガス燃料を改質したりする水素生成装置によって得られた水素を供給してもよい。なお、水素生成は、総合的なエネルギー効率の観点から太陽光などの自然エネルギーを用いるか、あるいは、排気ガスの熱を利用するのが望ましい。
ここで、第2加熱装置21によって排気ガスの熱を利用して二酸化炭素と水素および触媒を適切な温度(例えば170℃〜200℃)に加熱することにより、二酸化炭素と水素との化学反応が促進される。なお、第2加熱装置21は、排気ガスの熱を利用して二酸化炭素と水素および触媒のうちの少なくとも触媒を加熱すればよい。
これにより、排気ガスの熱のみを利用して排気ガス中の二酸化炭素を削減することが可能になる。したがって、外部からの熱エネルギーを用いずに、排気ガス中の二酸化炭素を分離してメタンを生成することができ、二酸化炭素の分離と改質に排気ガスの熱エネルギーを有効利用することで熱効率を向上できる。
また、可燃性ガスを燃料とするガスエンジンに、改質装置20により改質されたメタンを燃料として再利用することにより、熱効率をさらに向上できる。
このように、排気ガス中の二酸化炭素を燃料化して再利用することにより、地球温暖化を引き起こす温室効果ガスの1つである二酸化炭素の排出量を削減できる。
また、上記排気ガスとアミン系吸収液とを接触させて排気ガス中の二酸化炭素を吸収した後、アミン系吸収液を加熱して二酸化炭素を分離することによって、比較的低い温度(例えば、吸収:40℃〜50℃、分離:110℃〜130℃)で二酸化炭素の吸収と分離ができるので、排気ガスの熱エネルギーを活用することができる。また、排気ガス中の二酸化炭素が低圧、低濃度であっても高い除去率を達成できる。
なお、上記実施の形態では、第1加熱装置10の熱交換器11と第2加熱装置21の順に排気ガスを通過させて分離装置30に供給したが、第2加熱装置21と第1加熱装置10の熱交換器11の順に排気ガスを通過させて分離装置30に供給してもよい。あるいは、第1加熱装置10の熱交換器11と第2加熱装置21の夫々に別々の流路を介して排気ガスを通過させた後、少なくとも一方を分離装置30に供給するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、排気ガス中の二酸化炭素(CO2)をアミン系吸収液を用いて分離するアミン法を用いたが、二酸化炭素の分離方法はこれに限らず、化学吸収法(アミン法を除く)、膜分離法、物理吸収法を用いてもよい。この化学吸収法は、アルカリ性溶液を吸収液として二酸化炭素を化学反応によって吸収させた後、加熱により二酸化炭素を放出させる方法である。また、膜分離法は、高分子膜などによる気体の透過速度の違いを利用して混合ガスから各気体を分離する方法である。また、物理吸収法は、メタノールやポリエチレングリコールなどの吸収液を使用して、高圧、低温下で物理的に二酸化炭素を吸収させた後、減圧または加熱により二酸化炭素を放散させる方法である。
また、上記実施の形態では、二酸化炭素と水素とをRu/TiO2を触媒に用いたサバチエ反応によってメタンと水を生成したが、サバチエ反応に用いる触媒はこれに限らず、ニッケルNiや、酸化アルミニウムAl2O3上にルテニウムRuを担持させた触媒などを用いてもよい。また、サバチエ反応に限らず、二酸化炭素と水素を反応させてメタンと水を生成する他の反応を用いてもよい。
また、上記実施の形態では、内燃機関としてのガスエンジンについて説明したが、ガソリンなどの液体燃料を用いたエンジンにこの発明を適用してもよい。この場合、改質装置により生成されたメタンを液体燃料に混合して用いてもよい。
また、上記実施の形態では、排気ガスの熱のみを利用して排気ガス中の二酸化炭素の分離と改質を行ったが、排気ガスの熱エネルギー以外に他の熱エネルギーを、二酸化炭素の分離と改質の少なくとも一方において部分的に用いてもよい。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
1…シリンダ
1a…吸気ポート
1b…排気ポート
2…ピストン
3…吸気バルブ
4…排気バルブ
5…点火装置
10…第1加熱装置
11…熱交換器
12…加熱器
20…改質装置
21…第2加熱装置
30…分離装置
30a…吸収塔
30b…再生塔
40…冷却器
1a…吸気ポート
1b…排気ポート
2…ピストン
3…吸気バルブ
4…排気バルブ
5…点火装置
10…第1加熱装置
11…熱交換器
12…加熱器
20…改質装置
21…第2加熱装置
30…分離装置
30a…吸収塔
30b…再生塔
40…冷却器
Claims (3)
- 排気ガスに含まれる二酸化炭素を分離する分離装置と、
上記分離装置により分離された上記二酸化炭素を、水素と触媒を用いてメタンに改質する改質装置と、
上記分離装置において上記排気ガスの熱を利用して上記二酸化炭素を分離するための第1加熱装置と、
上記改質装置において上記二酸化炭素をメタンに改質するために、上記排気ガスの熱を利用して少なくとも上記触媒を加熱する第2加熱装置と
を備えたことを特徴とする内燃機関。 - 請求項1に記載の内燃機関において、
上記改質装置により改質された上記メタンを燃料として燃焼可能に構成された可燃性ガスを燃料とするガスエンジンであることを特徴とする内燃機関。 - 請求項1または2に記載の内燃機関において、
上記分離装置は、上記排気ガスに含まれる二酸化炭素をアミン系吸収液に吸収し、上記二酸化炭素を吸収した上記アミン系吸収液を上記排気ガスの熱を利用して加熱することにより、上記アミン系吸収液から上記二酸化炭素を分離することを特徴とする内燃機関。
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- 2016-09-01 JP JP2016170706A patent/JP2018035767A/ja active Pending
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