JP2018033332A - 運搬車の荷台 - Google Patents
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Abstract
【課題】パームヤシの収穫する場合には、果実の収穫時には、樹木から落下したときに、果実房部の外周部(果皮部)に付着している小さな果実(乃至種子部)部が果皮の外周部から剥離したり、果実房を荷台に入れたときに剥離する。更には、この房から剥離した果実を拾い集めて荷台に投入するため、運搬後に収穫物を荷台から排出した後に、これら大、小の果実房部や、小果実部を選別する必要がある。【解決手段】クローラ1走行の車体2上のダンプ軸3周りにダンプ排出作動可能に支架した荷台4に、収容した果菜収穫物Aをダンプ排出する排出口5、及びこの排出口5の方向に亘って上り傾斜の排出底6面に沿って分別網棚7を設け、この荷台4をダンプ軸3周りに回動させてダンプ排出するときは、荷台4の底部8上側から排出口5側へ向けて排出される収穫物Aを排出案内しながら、この収穫物Aから分離されている小さな分離物Bをこの分別網棚7から漏下排出可能に構成する。【選択図】図1
Description
この発明は、走行クローラを有した車体上に前傾転倒ダンプ可能の荷台を装着した運搬車の荷台に関し、特にパームヤシ等の如き収穫果菜類を積載収容して運搬するために有効利用できる。
走行クローラを有したダンプ排出形態の荷台を装着した運搬車(例えば、特許文献1)が知られている。
パームヤシの収穫する場合には、ラグビーボール大の中果皮の外周に、鶏卵大の多数の果実(種子)を付着した大玉状形態の果実房(収穫物)で、1果実房当たり略20〜30kg程度の重量、大きさを程するもので、この1果実房毎に果樹から摘果収穫して、運搬処理する。このため、果実の収穫時には、樹木から落下したときに、果実房部の外周部(果皮部)に付着している小さな果実(乃至種子部)部が果皮の外周部から剥離したり、果実房を荷台に入れたときに剥離する。更には、この房から剥離した果実を拾い集めて荷台に投入するため、運搬後に収穫物を荷台から排出した後に、これら大、小の果実房部や、小果実部を選別する必要がある。
請求項1に記載の発明は、クローラ1走行の車体2上のダンプ軸3周りにダンプ排出作動可能に支架した荷台4に、収容した果菜収穫物Aをダンプ排出する排出口5、及びこの排出口5の方向に亘って上り傾斜の排出底6面に沿って分別網棚7を設け、この荷台4をダンプ軸3周りに回動させてダンプ排出するときは、荷台4の底部8上側から排出口5側へ向けて排出される収穫物Aを排出案内しながら、この収穫物Aから分離されている小さな分離物Bをこの分別網棚7から漏下排出可能に構成したことを特徴とする運搬車の荷台の構成とする。
収穫物Aであるパームヤシの果実房を運搬車の荷台4に積載収容させて、走行クローラ1の接地走行により運搬する。目的個所へ運搬して荷台4から排出するときは、収穫物Aを収容している荷台4を、前下端部のダンプ軸3の周りに前上方へ起立回動させて、ダンプ排出姿勢とする。収穫物Aは、荷台4の底部8から排出底6上部へ移動されて、排出口5から前側位置へ排出される。パームヤシの場合は、収穫物Aとして中果皮の外周部に一体に着いている分離物B(小果実乃至種子)部を有するが、この分離物B部が中果皮部から剥離した状態にして荷台4内に収容されていることが多い。荷台4のダンプ排出時は、大きい中果皮の房部(収穫物A)が排出口5から前側へ排出され、小粒の果実、種子等の分離物Bは、排出底6の分別網棚7から漏下されて、収穫物Aと分離物Bとに各別に分別して取出すことができる。
請求項2に記載の発明は、前記分別網棚7下側の選別された分離物Bを排出する取出口9には、分離物Bを収容する容器10を着脱可能に設ける。
収穫物Aを荷台4に搭載収容して搬送するとき、パームヤシ果実のように中果皮の房部から分離された小果実、乃至種子の如き分離物Bが荷台4の底部8に収容されてされいる場合は、この荷台4のダンプ排出時に、排出口5の排出底6部に形成された分別網棚7上面を排出口5側へ排出移動される間に、小粒果実、種子等の分離物B部がこの分別網棚7の網穴を通して漏下選別されて、この分別網棚7の下方の取出口9に取付け、乃至設置する袋等の容器10に供給収容することができる。
請求項3に記載の発明は、前記荷台4の排出底6部の下側に排出室12を形成して、この排出室12の後端部で、荷台4底部8の前端部に開口する底口11に連通し、この排出室12の前端部に取出口9を形成して、荷台4底部8に落下した分離物Bを該排出底6下部の排出室12を経て、取出口9へ排出するように構成する。
収穫物Aを積載収容する運搬車の荷台4は、底部8の前側排出口5部に前上り傾斜の排出底6、又は分別網棚7を形成しているため、搭載する収穫物Aが大きい果皮房形態であっても、小粒な種子等の分離物Bの如き形態であっても、荷台4内部に安定した状態に積載収容され、運搬することができる。この荷台4に収容された収穫物Aの外周面に着いていた果実部や種子等の分離物B等が分離したり、又は収穫時から既に分離物Bとして存在していた分離物Bを、荷台4内部へ供給した場合は、荷台4内底部8上面に下降して受けられ、この分離物Bの上側部に位置して大きい房部を有した収穫物Aが搭載収容される。
荷台4をダンプして収容収穫物Aを排出するときは、荷台4をダンプ軸3の周りに前傾回動することによって、主として大きい果皮房部等の収穫物Aを排出底6面上から排出口5へ排出することができる。又、荷台4底部8に溜っている小さな果実等の分離物Bは、底部8と排出底6との間に形成の底口11から、下側の排出室12を流下されて、この排出室12から取出口9に取付けられる容器(袋)10へ取出収容させることができる。このため、大きい収穫物Aは荷台4前端の排出口5から排出させると共に、小さい分離物Bは底口11から排出底6下側の排出室12へ取出し、排出口5とは別の取出口9へ取出し、大、小に分別しながら各別の位置へ取出すことができる。
請求項4に記載の発明は、前記荷台4の底口11部には、開閉、乃至開閉切替可能のシャッター13を設けて、底部8上の分離物Bの排出方向を、排出底6上側の排出口5側へ排出案内させたり、又は下側の排出室12の取出口9側へ排出案内させるように切替可能に構成する。
前記荷台4をダンプして収容収穫物A、及び分離物Bを排出するとき、前記底部8上の小さな分離物Bは、この底口11を閉鎖している状態のシャッター13上面から排出底6面上を経て、排出口5へ排出される。又、このときシャッター13を開けた状態にすれば、底部8上面の分離物Bは、この開かれている底口11から排出室12へ漏下排出させて、排出室12を流出させて、この取出口9から取出すことができる。このように底口11のシャッター13の開閉操作によって、収穫物A全体を排出口9から排出させたり、大きい収穫物Aと小さい分離物Bとを選別しながら排出口5と、取出口9とに各別に取出すことができる形態とする。
なお、この発明に係る運搬車の荷台は、パームヤシの運搬用のみならず、目的の収穫物に、これよりも小さな異物を混入した状態で、荷台に収容させて運搬する場合にも有効に利用できる。この場合、前記分離物Bとしては、収穫物Aとは別体の異物として混入され易い物体であってもよく、収穫物Aと共に荷台4内部に収容されたり、混入したときは、この運搬車の荷台4をダンプ排出作動するとき、前記のようにして、小さな異物が分離物Bとして、分別網棚7、又は底口11から排出することができる。
請求項1に記載の発明は、運搬車の荷台4に収容した収穫物Aは、外周部に一体的に付着している小さい果実、乃至種子等の分離物Bが分離した状態になると、この分離物Bが荷台4の底部8に溜って収容状態を維持することができ、排出口5部の排出底6、及び分別網棚7によって積載状態が保持されて、安定した収穫物Aの運搬姿勢を維持することができる。荷台4の収穫物Aを排出するときは、荷台4をダンプ軸3の周りにダンプ回動することによって、この底部8や、排出底6部、及びこの分別網棚7が排出口5へ傾斜されて、収穫物Aが分別網棚7上面を排出口5側へ流出されながら、小さな分離物Bが、この分別網棚7の網穴乃至棚穴から下方へ漏下して、大きい収穫物Aは排出口5から排出し、小さい分離物Bを分別網棚7から漏下排出させながら、収穫物Aと分離物Bとに分離選別して排出することができる。しかも、運搬車、及び荷台4の構成を簡単にして、ダンプ操作を行うことにより、収穫物の選別、排出の取扱い処理操作を簡単、容易化することができる。
請求項2に記載の発明は、前記分別網棚7から漏下選別されて取出される分離物Bを、この取出口9から容器10に取出収容できるため、簡単な構成により、排出口5から排出
する収穫物Aとは別の分離物Bとして各別に分別しながら取出して、容器10に収容処理することができる。
する収穫物Aとは別の分離物Bとして各別に分別しながら取出して、容器10に収容処理することができる。
請求項3に記載の発明は、前記荷台4に収容した収穫物Aを排出するとき、荷台4が底部8に溜っている分離物Bがあるときは、底部8の底口11から下側の排出室12へ落下されて、この終端取出口9から排出される。このように荷台4の底部8の小さい分離物Bは、排出口5の排出底6に分別網棚7が設けられていない形態であっても、この排出底6直前の前記底口11部から排出室12へ排出させるため、排出底6の収穫物Aの排出作用を、簡単な構成にして円滑に行わせることができ、収穫物Aを大、小に選別して各別に取出すことができる。
請求項4に記載の発明は、前記底部8終端部の底口11にシャッター13を設けて、収穫物Aと小さい分離物Bとを排出口5と取出口9へ各別に分別して排出したり、分離物Bがなく、選別を要しないときは、シャッター13で底口11部を閉鎖した状態で荷台4のダンプ排出作用を行わせる。このときは、小さな分離物Bが発生して底部8上面に溜っていても、底口11へは流出しないで排出底6面を排出口5へ案内されて、大きい収穫物Aと共に排出口5から排出される。このシャッター13の開、閉の切替操作は、運搬車の後端部のハンドル36部側に配置の操作レバー50の操作によって行う形態とするも可能である。
図面に基づいて、車体2は、角パイプ材から形成の縦、横フレームを平面視方形状形態に構成している。この車体2の後端部には、エンジン35を搭載し、このエンジン35の後部を囲うようにハンドルフレーム36fを設け、後端上部にループ状のハンドル36を構成している。この車体2上の前半部にはバケット状形態の荷台4を搭載し、前端排出口5底部の排出底6下に形成のダンプブラケット45を、車体2の前端部のダンプ軸3の周りに前後ダンプ回動可能に支持させている。この荷台4のダンプ回動は、車体2と荷台4の底部8下面との間に油圧力伸縮形態のダンプシリンダ等を設けて、このダンプシリンダの伸縮によって、荷台4をダンプ軸3周りに前方上部へ回動させて、荷台4内の収容収穫物Aを排出口5から前側地面等にダンプ排出処理することができる。
前記車体2の下側部に左右一対の走行クローラ1が配置されて、前記エンジン35によって、伝動ケース14のベルトテンションクラッチ、及び変速装置や、駆動スプロケット15を有するスプロケット軸16等を経て駆動して走行される。走行クローラ1は、ゴム製の無端帯形態からなり、外周面に接地面を押圧するラグを形成し、トラックフレーム17の前端部に回転自在に軸装する前端転輪18と、前記後端部に軸装の駆動スプロケット15と、これら前、後の転輪18と、スプロケット15との間の接地部に沿って配置の各接地転輪19等の周に掛け渡して、前記荷台4の排出口5の底部下方位置から、エンジン35の搭載部下方位置に亘って前後方向に長いクローラ1接地走行面を形成している。又、前端転輪18、及び駆動スプロケット15と、底部の接地転輪19との間に亘って掛け渡されるクローラ1の前、後端傾斜面部20、21は、走行地面との間に鋭角に傾斜する傾斜面に形成された船型形態としている。
車体2の後端部の横方向幅の略中央部には、エンジンベース22を介してエンジン35を搭載し、このエンジン35の上周部を前後方向に囲うようにハンドルフレーム36fを設けて、後端部にループ状形態の操作ハンドル36を突出させて形成している。このハンドルフレーム36fの上側には、正面視門形状のガードハンドル23を形成し、この後部上側部にはエンジンカバーとなる操作パネル24を設けて、左右各スプロケット軸16への伝動を入り、切りするサイドクラッチ操作用のサイドクラッチレバー25や、変速レバー26、低速用、後速用の走行クラッチを選択切替しながら伝動を入り、切りする走行クラッチレバー27等を配置し、更には、クローラ1の駆動回転にブレーキをかけるブレーキレバー28を設け、エンジン35の右側部には、前記荷台4をダンプさせるダンプシリンダの油圧伸縮を制御操作するダンプレバー29等を設けている。運転者はハンドル36を把持して歩行しながら、走行操作することができる。前記走行クラッチは、低速用と高速用のベルトを有したダブルテンションクラッチ形態で、U字状のレバーガイド37、38にクラッチレバー27を案内させて、低速、高速位置を切替えて、前後回動操作することにより走行クラッチ入り、切り操作する形態である。前記エンジン35はスタータロープ32を有し、バッテリー33を配置する。34は燃料タンクである。
前記操作ハンドル36の下方部には、安全バー30を前後揺動可能に設け、この安全バー30は、走行クラッチレバー27によって走行クラッチを後進走行伝動位置に入れると、これに連動して安全バー30が、ハンドル36よりも前側に退避した状態にある位置から、ハンドル36よりも後側へ突出するように連動構成される。前記安全バー30を後方へ突出させた状態で、後側の作業者や、障害物に当接することにより、安全バー30が前側へ作動されて、前記走行クラッチを切りにして走行を停止させることができる。
次に、主として図1〜図4において、バケット状形態の荷台4は、平坦な底部8の外周部には周壁46部を適宜高さに形成して、収穫物Aを積載収容できる形態である。この荷台4の前端部に前上端の排出口5側へ上り傾斜面に沿って排出底6を形成し、この排出底6の前側上端縁を左右両側部の周壁4部上よりも若干低く形成して、上側部を開放して収容収穫物Aを排出できる排出口5を形成している。荷台4底部8は、後部の平坦面部から前部の排出底6面に亘ってく字状形態に屈曲形成されているため、前端排出口5側の排出底6部も適宜深さに形成されて、収容収穫物Aの積載収容姿勢を保持して、安定させ易い。しかもダンプ排出を円滑に行わせ、荷台4内部の排出残留を少なくすることができる。
荷台4の底部8から前側排出底6の排出面が、ダンプ排出の前傾転倒行程において、緩かに傾斜角面に変化して、排出底6、及び分別網棚7面上の収穫物Aの排出を円滑に行わせることができ、収穫物Aを排出底6の先端部まで案内させて、収穫物Aの投出力を軽減して、収穫物Aの損傷を防止することができる。
ここにおいて、この運搬車の荷台は、クローラ1走行の車体2上のダンプ軸3周りにダンプ排出作動可能に支架した荷台4に、収容した果菜収穫物Aをダンプ排出する排出口5、及びこの排出口5の方向に亘って上り傾斜の排出底6面に沿って分別網棚7を設け、この荷台4をダンプ軸3周りに回動させてダンプ排出するときは、荷台4の底部8上側から排出口5側へ向けて排出される収穫物Aを排出案内しながら、この収穫物Aから分離されている小さな分離物Bをこの分別網棚7から漏下排出可能に構成する。
収穫物Aであるパームヤシの果実房を運搬車の荷台4に積載収容させて、走行クローラ1の接地走行により運搬する。目的個所へ運搬して荷台4から排出するときは、ダンプレバー29を操作して、収穫物Aを収容している荷台4を、前下端部のダンプ軸3の周りに前上方へ起立回動させて、ダンプ排出姿勢とする。収穫物Aは、荷台4の底部8から排出底6上部へ移動されて、排出口5から前側位置へ排出される。パームヤシの場合は、収穫物Aとして中果皮の外周部に一体に着いている分離物B(小果実乃至種子)部を有するが、この分離物B部が中果皮部から剥離した状態にして荷台4内に収容されていることが多い。荷台4のダンプ排出時は、大きい中果皮の房部(収穫物A)が排出口5から前側へ排出され、小粒の果実、種子等の分離物Bは、排出底6の分別網棚7から漏下されて、収穫物Aと分離物Bとに各別に分別して取出すことができる。又、前記分別網棚7下側の選別された分離物Bを排出する取出口9には、分離物Bを収容する容器10を着脱可能に設ける。
収穫物Aを荷台4に搭載収容して搬送するとき、パームヤシの実のように中果皮の房部から分離された小果実、乃至種子の如き分離物Bが荷台4の底部8に収容されてされいる場合は、この荷台4のダンプ排出時に、排出口5の排出底6部に形成された分別網棚7上面を排出口5側へ排出移動される間に、小粒果実、種子等の分離物B部がこの分別網棚7の網穴を通して漏下選別されて、この分別網棚7の下方の取出口9に取付け、乃至設置する袋等の容器10に供給収容することができる。
前記図4において排出底6部に沿って分別網棚7を形成して、この分別網棚7の上面を排出口5側へ排出移動される収穫物Aから分離された分離物Bを、この分別網棚7の漏下穴から下側へ漏出することができる。分別網棚7としては、通常の選別網形態や、目抜板金形態とすることも可能である。
このような分別網棚7は、底部8面から排出底6面に亘ってく字状に屈折変化した平面に形成されているため、収穫物Aのダンプ排出時には、分別網棚7の排出傾斜面を緩かにダンプ回動変向させるため、分離物Bの排出案内の行程を長くし、漏下し易くして、的確で、円滑な分離物Bの分別を行わせることができる。
前記排出底6に分別網棚7を形成する形態では、この分別網棚7から漏下分別される分離物Bを袋詰等による容器10で受けて取出処理できる。容器10を袋形態とするときは、袋口部を分別網棚7の前後方向、及び左右方向の幅と同等に広く形成した形態とするか、又は、分別網棚7の下側に漏下した分離物Bを複数区分に分割した形態として集流するホッパーを形成して、このホッパー口の下端部に容器10をのぞませて、漏下排出される分離物Bを収容できる形態とするも可能である。又、前記容器10は、車体2前側の排出地面に配置する形態もよく、車体2の前下側部に着脱可能に保持装着する形態とするも可能である。
次に、主として図5、図6において、前記底口11は、荷台4底部8の前端部と、排出底6、乃至分別網棚7の後端部との間の屈折部に、所定大きさに形成して、この底口11の上面を前側へ流れる分離物Bを、この底口11を通して下側の排出室12へ漏下させる形態である。この底口11は、荷台4の横幅方向に長く形成した単なる長穴形態としたり、網形、目抜網板形、乃至桟棚形等の形態とするも可能である。排出室12は、排出底6の下側に沿って適宜の広さ、高さに形成され、この排出室12の下側面に沿う排出室底47を形成して二重底形態に形成し、この排出室12の後端部上に底口11を連通させ、前端部に取出口9を形成している。荷台4の底部8から底口11を介して排出室12内へ漏下した分離物Bは、この荷台4のダンプ作動によって、排出室底47が下側下りに傾斜して、前部取出口9から排出される。前記袋口の如き容器10を取出口9にのぞませて装着する場合は、この容器10に収容することができる。前記排出室底47、及び取出口9等は、底口11や、排出底6と同様の横方向幅に亘って広幅に形成するも可能であるが、複数区分の小幅形態に形成して、ホッパー形態に構成して、狭い袋容器10口でも装着し易くする形態とすることも可能である。
ここにおいて、この運搬車の荷台は、前記荷台4の排出底6部の下側に排出室12を形成して、この排出室12の後端部で、荷台4底部8の前端部に開口する底口11に連通し、この排出室12の前端部に取出口9を形成して、荷台4底部8に落下した分離物Bを該排出底6下部の排出室12を経て、取出口9へ排出するように構成する。
収穫物Aを積載収容する運搬車の荷台4は、底部8の前側排出口5部に前上り傾斜の排出底6、又は分別網棚7を形成しているため、搭載する収穫物Aが大きい果皮房形態であっても、小粒な種子等の分離物Bの如き形態であっても、荷台4内部に安定した状態に積載収容され、運搬することができる。この荷台4に収容された収穫物Aの外周面に着いていた果実部や種子等の分離物B等が分離したり、又は収穫時から既に分離物Bとして存在していた分離物Bを、荷台4内部へ供給した場合は、荷台4内底部8上面に沈降して受けられ、この分離物B類の上側部に位置して大きい房部を有した収穫物Aが搭載収容される。
荷台4をダンプして収容収穫物Aを排出するときは、荷台4をダンプ軸3の周りに前傾回動することによって、主として大きい果皮房部等の収穫物Aを排出底6面上から排出口5へ排出することができる。又、荷台4底部8に溜っている小さな果実等の分離物Bは、底部8と排出底6との間に形成の底口11から、下側の排出室12を流下されて、この排出室12から取出口9に取付けられる容器10(袋)へ取出収容させることができる。このため、大きい収穫物Aは荷台4前端の排出口5から排出させると共に、小さい分離物Bは底口11から排出底6下側の排出室12へ取出し、排出口5とは別の取出口9へ取出し、大、小に分別しながら各別の位置へ取出すことができる。
次に、主として図7、図8において、前記図5、図6の如き底部8前端部の底口11部に、これを開閉するシャッター13を設ける。このシャッター13を開いたときは、底口11を前記のように開口状態として、上面を流れる排出収穫物Aから分離した小さな分離物Bを下側の排出室12へ漏下させる。又、このシャッター13を後部のシャッター軸48の周りに上下方へ回動して、底口11を開閉することができる。これらシャッター13によって開閉される底口11は、後端縁側の底部8前縁と、前端縁側の排出底6後縁との間に形成される段差を、できるだけ小さく形成することによって、収穫物Aの排出移動を円滑に行わせる形態とすることができる。前記シャッター軸48に固定のシャッターアーム49と、ハンドルフレーム36f近くに設ける操作レバー50との間をワイヤー51で連動して、この操作レバー50を復帰スプリング52に抗して前側へ押すことによって、ワイヤー51を引いてシャッター13を開放状態とし、又、操作レバー50を後側へ引くことによって、ワイヤー51を緩めて、スプリング52力によりシャッター13を閉鎖位置へ回動させる形態としている。又、この操作レバー50は、別のレバー(例えばダンプレバー29等)と連動して操作する形態とすることも可能である。
ここにおいて、この運搬車の荷台は、前記荷台4の底口11部には、開閉、乃至開閉切替可能のシャッター13を設けて、底部8上の分離物Bの排出方向を、排出底6上側の排出口5側へ排出案内させたり、又は下側の排出室12の取出口9側へ排出案内させるように切替可能に構成する。
前記荷台4をダンプして収容収穫物A、及び分離物Bを排出するとき、前記底部8上の小さな分離物Bは、この底口11を閉鎖している状態のシャッター13上面から排出底6面上を経て、排出口5へ排出される。又、このときシャッター13を開けた状態にすれば、底部8上面の分離物Bは、この開かれている底口11から排出室12へ漏下排出させて、排出室12を流れてこの取出口9から取出すことができる。このように底口11のシャッター13の開閉操作によって、収穫物A全体を排出口9から排出させたり、大きい収穫物Aと小さい分離物Bとを選別しながら排出口5と、取出口9とに各別に取出すことができる形態とする。
1 クローラ
2 車体
3 ダンプ軸
4 荷台
5 排出口
6 排出底
7 分別網棚
8 底部
9 取出口
10 容器
11 底口
12 排出室
13 シャッター
A 収穫物
B 分離物
2 車体
3 ダンプ軸
4 荷台
5 排出口
6 排出底
7 分別網棚
8 底部
9 取出口
10 容器
11 底口
12 排出室
13 シャッター
A 収穫物
B 分離物
Claims (4)
- クローラ(1)走行の車体(2)上のダンプ軸(3)周りにダンプ排出作動可能に支架した荷台(4)に、収容した果菜収穫物(A)をダンプ排出する排出口(5)、及びこの排出口(5)の方向に亘って上り傾斜の排出底(6)面に沿って分別網棚(7)を設け、この荷台(4)をダンプ軸(3)周りに回動させてダンプ排出するときは、荷台(4)の底部(8)上側から排出口(5)側へ向けて排出される収穫物(A)を排出案内しながら、この収穫物(A)から分離されている小さな分離物(B)をこの分別網棚(7)から漏下排出可能に構成したことを特徴とする運搬車の荷台。
- 前記分別網棚(7)下側の選別された分離物(B)を排出する取出口(9)には、分離物(B)を収容する容器(10)を着脱可能に設けることを特徴とする請求項1に記載の運搬車の荷台。
- 前記荷台(4)の排出底(6)部の下側に排出室(12)を形成して、この排出室(12)の後端部で、荷台(4)底部(8)の前端部に開口する底口(11)に連通し、この排出室(12)の前端部に取出口(9)を形成して、荷台(4)底部(8)に落下した分離物(B)を該排出底(6)下部の排出室(12)を経て、取出口(9)へ排出するように構成したことを特徴とする請求項1、又は2に記載の運搬車の荷台。
- 前記荷台(4)の底口(11)部には、開閉、乃至開閉切替可能のシャッター(13)を設けて、底部(8)上の分離物(B)の排出方向を、排出底(6)上側の排出口(5)側へ排出案内させたり、又は下側の排出室(12)の取出口(9)側へ排出案内させるように切替可能に構成したことを特徴とする請求項3に記載の運搬車の荷台。
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JP2016167429A Pending JP2018033332A (ja) | 2016-08-30 | 2016-08-30 | 運搬車の荷台 |
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JP (1) | JP2018033332A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109229219A (zh) * | 2018-09-25 | 2019-01-18 | 黄晓雷 | 一种丘陵山地果园用履带运输机及其使用方法 |
WO2019167291A1 (ja) | 2018-02-27 | 2019-09-06 | アイホン株式会社 | ドアベル、鍵管理システム、およびインターホンシステム |
-
2016
- 2016-08-30 JP JP2016167429A patent/JP2018033332A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019167291A1 (ja) | 2018-02-27 | 2019-09-06 | アイホン株式会社 | ドアベル、鍵管理システム、およびインターホンシステム |
CN109229219A (zh) * | 2018-09-25 | 2019-01-18 | 黄晓雷 | 一种丘陵山地果园用履带运输机及其使用方法 |
CN109229219B (zh) * | 2018-09-25 | 2021-09-21 | 程小龙 | 一种丘陵山地果园用履带运输机及其使用方法 |
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