JP2018017893A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ミスプリントの発生を確実に抑制する。【解決手段】画像形成装置は、サイズ判定処理を行うとき、第1搬送路に給紙した用紙に画像を印刷せずに用紙を搬送する処理を印刷部に行わせ、このときに搬送される用紙を判定対象用紙とし、サイズ判定処理として、判定対象用紙の第1方向のサイズおよび第2方向のサイズをそれぞれ検知するとともに、判定対象用紙のサイズと判定対象用紙に印刷すべき対象画像のサイズとを比較する処理を行い、判定対象用紙の第1方向のサイズが対象画像の第1方向のサイズよりも小さい場合および判定対象用紙の第2方向のサイズが対象画像の第2方向のサイズよりも小さい場合のうち少なくとも一方の場合に、サイズエラーが発生したと判定し、印刷ジョブを中断する。【選択図】図3
Description
本発明は、用紙に画像を印刷する画像形成装置に関する。
従来、収容部に収容された用紙を用紙搬送路に給紙して搬送するとともに、印刷すべき画像を形成し、搬送中の用紙に画像を印刷する画像形成装置が知られている。このような画像形成装置は、たとえば、特許文献1に開示されている。
特許文献1の画像形成装置は、収容部に収容されている用紙のサイズを設定する操作をユーザーから受け付け、設定された用紙のサイズ(設定サイズ)を記憶する。また、特許文献1の画像形成装置は、用紙搬送路に沿って用紙を搬送しているとき、搬送中の用紙のサイズ検知を行う。なお、用紙搬送中に検知される用紙のサイズ(検知サイズ)は用紙搬送方向のサイズ(第1方向のサイズ)であり、用紙搬送方向と直交する方向のサイズ(第2方向のサイズ)は検知されない。そして、特許文献1の画像形成装置は、検知サイズと設定サイズとが異なっていると判定したとき、それ以降の印刷ジョブを停止する。
用紙のサイズが印刷すべき画像のサイズよりも小さい場合には、印刷すべき画像の一部が用紙に印刷されずに用紙が排出されるという不都合が発生する(ミスプリントが発生する)。このように排出された用紙(ミスプリント用紙)はユーザーにとって不要であるので、たとえば、破棄される。このため、用紙が無駄になる。あるいは、ミスプリント用紙が放置されることがある。仮に、ミスプリント用紙が放置されると、ミスプリント用紙の印刷内容が不特定多数の者に見られてしまうので、情報漏洩の危険性がある。
ここで、特許文献1のような画像形成装置では、用紙搬送中に用紙の第1方向(用紙搬送方向)のサイズを検知するので、搬送中の用紙の第1方向のサイズと印刷すべき画像の第1方向のサイズとを比較し、用紙の第1方向のサイズが画像の第1方向のサイズよりも小さい場合(ミスプリントが発生する場合)には印刷ジョブを停止する、といった制御を行うことができる。しかし、搬送中の用紙の第2方向(第1方向と直交する方向)のサイズと印刷すべき画像の第2方向のサイズとの比較は行えない。したがって、用紙の第2方向のサイズが画像の第2方向のサイズよりも小さいことに起因するミスプリントの発生を抑制することはできない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ミスプリントの発生を確実に抑制することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、用紙を収容する収容部と、前記収容部に収容された用紙を印刷位置に搬送するための第1搬送路と、前記印刷位置よりも用紙搬送方向下流側の位置において前記第1搬送路から分岐し、前記印刷位置よりも用紙搬送方向上流側の位置において前記第1搬送路に合流する第2搬送路と、印刷ジョブを実行するとき、給紙元に設定された前記収容部から前記第1搬送路に用紙を給紙して第1方向に搬送するとともに、印刷すべき画像を形成し、前記印刷位置を通過する用紙に画像を印刷する印刷部と、前記第1搬送路に沿って搬送される用紙の前記第1方向のサイズを検知するための第1検知部と、前記第1搬送路に沿って搬送される用紙の前記第1方向と直交する第2方向のサイズを検知するための第2検知部と、前記印刷部の動作制御を行うとともに、前記印刷部により搬送される用紙のサイズが適正サイズではないサイズエラーが発生したか否かを判定するサイズ判定処理を行い、前記サイズエラーが発生すると前記印刷ジョブを中断する制御部と、ユーザーから操作を受け付けるとともに情報を表示する操作表示部と、を備える。前記制御部は、前記サイズ判定処理を行うとき、前記第1搬送路に給紙した用紙に画像を印刷せずに前記第1搬送路に沿って用紙を搬送する処理を前記印刷部に行わせ、このときに前記第1搬送路に沿って搬送される用紙を判定対象用紙とし、前記サイズ判定処理として、前記第1検知部および前記第2検知部の各出力に基づき、前記判定対象用紙の前記第1方向のサイズおよび前記第2方向のサイズをそれぞれ検知するとともに、前記判定対象用紙のサイズと前記判定対象用紙に印刷すべき画像である対象画像のサイズとを比較する処理を行う。また、前記制御部は、前記判定対象用紙の前記第1方向のサイズが前記対象画像の前記第1方向のサイズよりも小さい場合および前記判定対象用紙の前記第2方向のサイズが前記対象画像の前記第2方向のサイズよりも小さい場合のうち少なくとも一方の場合に、前記サイズエラーが発生したと判定する。そして、前記制御部は、前記サイズエラーが発生したと判定したとき、前記判定対象用紙に前記対象画像を印刷せずに前記判定対象用紙を排出する第1処理を前記印刷部に行わせるとともに、前記サイズエラーが発生した旨を報知するためのサイズエラー報知を前記操作表示部に行わせる一方、前記サイズエラーが発生していないと判定したとき、前記第2搬送路を用いて前記第1搬送路の前記印刷位置よりも用紙搬送方向上流側に戻した前記判定対象用紙に前記対象画像を印刷してから前記判定対象用紙を排出する第2処理を前記印刷部に行わせる。
本発明の構成では、制御部は、サイズ判定処理を行うとき、第1搬送路に給紙した用紙に画像を印刷せずに第1搬送路に沿って用紙を搬送する処理を印刷部に行わせ、このときに第1搬送路に沿って搬送される用紙を判定対象用紙とする。すなわち、制御部がサイズ判定処理を行っているときには、判定対象用紙には画像が印刷されない。これにより、サイズエラーが発生したと制御部が判定した場合(ミスプリントが発生する場合)に、判定対象用紙に画像を印刷せずに判定対象用紙を排出することができる。
なお、サイズエラーが発生していないと制御部が判定した場合には、第2搬送路を用いて第1搬送路の印刷位置よりも用紙搬送方向上流側に判定対象用紙を戻すので、判定対象用紙に画像を印刷してから判定対象用紙を排出することができる。したがって、サイズエラーが発生していないにもかかわらず、画像が印刷されていない白紙用紙が排出されるという不都合は生じない。
ここで、制御部は、判定対象用紙の第1方向のサイズが対象画像の第1方向のサイズよりも小さい場合および判定対象用紙の第2方向のサイズが対象画像の第2方向のサイズよりも小さい場合のうち少なくとも一方の場合に、サイズエラーが発生したと判定し、印刷ジョブを中断する。すなわち、判定対象用紙の第1方向のサイズが対象画像の第1方向のサイズ以上であっても、判定対象用紙の第2方向のサイズが対象画像の第2方向のサイズよりも小さい場合(ミスプリントが発生する場合)には、印刷ジョブが中断される。その結果、ミスプリントの発生を確実に抑制することができる(用紙の第2方向のサイズが画像の第2方向のサイズよりも小さいことに起因するミスプリントの発生を抑制することができる)。
本発明の構成では、ミスプリントの発生を確実に抑制することができる。
<画像形成装置の構成>
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置100は、画像読取部1および印刷部2を備える。画像読取部1は、原稿を光学的に読み取って原稿の画像データを生成する。印刷部2は、用紙搬送路20に沿って用紙Pを搬送する。また、印刷部2は、印刷すべき画像を形成する。そして、印刷部2は、搬送中の用紙Pに画像を印刷する。コピージョブでは、画像読取部1による原稿の読み取りによって得られた画像が用紙Pに印刷される。プリンタージョブでは、画像形成装置100が外部機器から受信した画像データに基づく画像が用紙Pに印刷される。
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置100は、画像読取部1および印刷部2を備える。画像読取部1は、原稿を光学的に読み取って原稿の画像データを生成する。印刷部2は、用紙搬送路20に沿って用紙Pを搬送する。また、印刷部2は、印刷すべき画像を形成する。そして、印刷部2は、搬送中の用紙Pに画像を印刷する。コピージョブでは、画像読取部1による原稿の読み取りによって得られた画像が用紙Pに印刷される。プリンタージョブでは、画像形成装置100が外部機器から受信した画像データに基づく画像が用紙Pに印刷される。
印刷部2は、給紙部3、用紙搬送部4、画像形成部5、中間転写部6および定着部7によって構成される。給紙部3は、ピックアップローラーおよび給紙ローラー対を含む。給紙部3は、用紙カセット21に収容された用紙Pを用紙カセット21から引き出して用紙搬送路20に給紙する。なお、用紙カセット21は「収容部」に相当する。
用紙カセット21は、画像形成装置100の装置本体に対して着脱可能であり、用紙カセット21に用紙Pを補給する作業(現在収容されている用紙Pからサイズが異なる他の用紙Pに交換する作業を含む)をユーザーが行うとき、ユーザーにより装置本体から引き出される。そして、ユーザーによる作業が終わると、用紙カセット21が装置本体に再装着される。なお、用紙カセット21の装着数は特に限定されず、複数でもよいし1つでもよい。
たとえば、用紙カセット21には、用紙カセット21内の用紙Pが載置されるリフト板21aが設けられる。リフト板21aは、用紙カセット21内の用紙Pが消費されると上昇し、用紙カセット21内の用紙Pを給紙部3(ピックアップローラー)に当接させる。
用紙搬送部4は、用紙搬送路20の搬送経路に沿って配置された複数の搬送ローラー対を含む。用紙搬送部4は、用紙搬送路20に給紙された用紙Pを印刷位置PP(転写ニップ)および定着位置FP(定着ニップ)の順に搬送する。そして、用紙搬送部4は、印刷済みの用紙Pを排出トレイ22に排出する。
画像形成部5は、ブラック(Bk)、イエロー(Y)、シアン(C)およびマゼンタ(M)の各色にそれぞれ対応する機構部50Bk、50Y、50Cおよび50Mに分類される。機構部50Bk、50Y、50Cおよび50Mは、それぞれ、感光体ドラム51、帯電装置52、現像装置53および清掃装置54を1つずつ含む。また、画像形成部5は、各色共通で使用する露光装置55を含む。画像形成部5は、各色のトナー像を対応する感光体ドラム51の表面上に形成する。
中間転写部6は、中間転写ベルト61、1次転写ローラー62および2次転写ローラー63を含む。1次転写ローラー62は、感光体ドラム51との間で中間転写ベルト61を挟み込む。2次転写ローラー63は、中間転写ベルト61との間で転写ニップ(当該転写ニップの位置が印刷位置PPとなる)を形成する。中間転写部6は、まず、画像形成部5により形成されたトナー像を中間転写ベルト61に1次転写し、その後、中間転写ベルト61に転写されたトナー像を用紙Pに2次転写する。
定着部7は、定着ローラー対を含む。定着ローラー対を成す各ローラーは、互いに圧接することにより定着ニップ(当該定着ニップの位置が定着位置FPとなる)を形成する。そして、定着部7は、定着位置FPを通過する用紙Pを加熱および加圧し、用紙Pにトナー像を定着させる。
ここで、用紙搬送路20は、第1搬送路20Aおよび第2搬送路20Bを含む。第1搬送路20Aは、用紙カセット21から、印刷位置PPおよび定着位置FPをこの順番で経由し、排出トレイ22に至る。第2搬送路20Bは、定着位置FPよりも用紙搬送方向下流側の下流位置DPにおいて第1搬送路20Aから分岐し、印刷位置PPよりも用紙搬送方向上流側の上流位置UPにおいて第1搬送路20Aに合流する。
用紙Pの片面にだけ画像を印刷する印刷ジョブ(片面印刷ジョブ)の実行時には、片面に画像が印刷された片面印刷用紙P(定着位置FPを通過した用紙P)がそのまま排出トレイ22に排出される。たとえば、第1搬送路20Aの下流位置DP(第1搬送路20Aと第2搬送路20Bとの分岐点)には切替爪SCが設けられる。そして、片面印刷ジョブの実行時には、第2搬送路20Bへの搬送経路が切替爪SCによって遮断される。これにより、定着位置FPを通過した片面印刷用紙Pが排出トレイ22へ導かれる。
用紙Pの両面に画像を印刷する印刷ジョブ(両面印刷ジョブ)の実行時には、片面印刷用紙Pが第1搬送路20Aの下流位置DPを通過した後、第2搬送路20Bを用いて片面印刷用紙Pを第1搬送路20Aの上流位置UPに戻す処理(片面印刷用紙Pが印刷位置PPを再度通過するよう片面印刷用紙Pを搬送する処理)が行われる。当該処理は、印刷位置PPを再度通過する片面印刷用紙Pの表裏面の向きが前回通過したときとは逆向きとなるよう片面印刷用Pの表裏面の向き(画像を印刷する面の向き)を反転させる処理を含む。以下、片面印刷用紙Pを第1搬送路20Aの下流位置DPから上流位置UPに戻す処理(片面印刷用紙Pの表裏面の向きを反転させる処理を含む)を反転処理と称する。
両面印刷ジョブの実行時には、片面印刷用紙Pが第1搬送路20Aの下流位置DPを通過した後、切替爪SCが回動することによって第2搬送路20Bへの搬送経路が開放される。また、片面印刷用紙Pが反転ローラー対41(第1搬送路20Aの用紙搬送方向の最下流側に設けられた搬送ローラー対)の設置位置を通過し切る前に、反転ローラー対41が逆回転する。これにより、片面印刷用紙Pがスイッチバックされる(片面印刷用紙Pの前後が逆転する)。このとき、第2搬送路20Bへの搬送経路が開放されているので、スイッチバックされた片面印刷用紙Pは第2搬送路20Bに引き込まれる。
その後、片面印刷用紙Pは第2搬送路20Bに沿って搬送され、第1搬送路20Aの上流位置UPに戻る。第1搬送路20Aの上流位置UPに戻った片面印刷用紙Pは第1搬送路20Aに沿って搬送され、印刷位置PPを再度通過する。このときには、片面印刷用紙Pの表裏面の向きが反転しているので、片面印刷用紙Pの未印刷面に対して画像が印刷される。そして、両面に画像が印刷された用紙Pは、そのまま第1搬送路20Aに沿って搬送されることによって排出トレイ22に排出される。
また、画像形成装置100は、操作パネル8を備える。操作パネル8は、タッチパネルディスプレイ81やハードウェアキー82を含む。タッチパネルディスプレイ81は、各種画面(ソフトウェアキーなどを配した画面)を表示するとともに、各種操作をユーザーから受け付ける。ハードウェアキー82は複数設けられる。操作パネル8に設けられるハードウェアキー82としては、一例を挙げると、印刷ジョブの実行指示をユーザーから受け付けるためのスタートキーや、数値入力をユーザーから受け付けるためのテンキーなどがある。なお、操作パネル8は「操作表示部」に相当する。
図2に示すように、画像形成装置100は、制御部110、記憶部120および通信部130を備える。制御部110は、各種処理を実行するCPU111や、CPU111を動作させるための制御用プログラムを記憶するメモリー112などを含む。
制御部110は、画像読取部1および印刷部2に接続され、画像読取部1の読取動作を制御するとともに、印刷部2の印刷動作を制御する。また、制御部110は、操作パネル8に接続される。そして、制御部110は、タッチパネルディスプレイ81の表示動作を制御する。また、制御部110は、タッチパネルディスプレイ81(ソフトウェアキー)に対するタッチ操作やハードウェアキー82に対する押下操作を検知する。
たとえば、制御部110は、用紙カセット21に関する設定(カセット設定)を受け付けるためのカセット設定画面(図示せず)を操作パネル8に表示させ、カセット設定の受け付けを操作パネル8に行わせる。カセット設定では、複数の用紙カセット21ごとに、現在収容されている用紙Pのサイズがユーザーによって設定(入力)される。このため、用紙カセット21内の用紙Pが当該用紙Pのサイズとは異なるサイズの用紙Pに交換されたときなどに、カセット設定が行われる。
記憶部120は、ROM(EEPROMなど)やHDDなどの不揮発性の記憶デバイスを含む。制御部110は、記憶部120に接続され、記憶部120からの情報の読み出しや記憶部120への情報の書き込みを行う。たとえば、記憶部120には、用紙カセット21に現在収容されている用紙Pのサイズとしてユーザーが設定した設定サイズを示すカセット情報が複数の用紙カセット21ごとに記憶される。
通信部130は、通信回路やメモリー、通信用コネクターを含む。制御部110は、通信部130に接続され、通信部130を介して、外部機器と通信する。たとえば、画像形成装置100には、ユーザーにより使用されるユーザー端末であるパーソナルコンピューター(PC)300が通信可能に接続される。そして、プリンタージョブでは、PC300から画像形成装置100に対してジョブデータが送信される。ジョブデータには、印刷すべき画像の画像データや印刷条件(ジョブ実行時に使用する用紙カセット21や用紙Pのサイズなど)が含まれる。
また、画像形成装置100は、用紙カセット21の状態を検知するための検知部を備える。当該検知部として、残量検知部210や着脱検知部220が画像形成装置100に設けられ、制御部110に接続される。
残量検知部210は、用紙カセット21内の用紙Pの残量を検知するための検知部である。残量検知部210は、用紙カセット21のリフト板21aの上下方向の位置に応じて出力を変化させるセンサーを含む。そして、制御部110は、残量検知部210の出力に基づき、用紙カセット21内の用紙Pの残量を検知する。なお、用紙カセット21内の用紙Pが無くなると、リフト板21aが上限位置(給紙部3のピックアップローラーにリフト板21aが当接する位置)に到達する。そこで、制御部110は、リフト板21aが上限位置に到達したことを検知すると、用紙カセット21から用紙Pが無くなったと判断する。
着脱検知部220は、装置本体に対する用紙カセット21の引き出しおよび装着を検知するための検知部である。着脱検知部220は、たとえば、バネ式やインターロック式のスイッチを含み、装置本体に用紙カセット21が装着されたとき、用紙カセット21によって押圧される。このため、用紙カセット21の引き出し時と装着時とで着脱検知部220の出力に差が生じる。そして、制御部110は、着脱検知部220の出力に基づき、装置本体に対する用紙カセット21の着脱を検知する。
また、画像形成装置100は、第1搬送路20Aに沿って用紙Pが搬送されているときに、搬送中の用紙Pのサイズを検知するための検知部を備える。当該検知部として、第1検知部231および第2検知部232が画像形成装置100に設けられ、制御部110に接続される。
第1検知部231は、第1搬送路20Aに沿って搬送される用紙Pの第1方向(用紙搬送方向)のサイズを検知するための検知部である。第1検知部231は、第1搬送路20Aの予め定められた位置を検知位置とし、当該検知位置における用紙Pの有無に応じて出力を変化させる光センサーを含む。たとえば、第1搬送路20Aの印刷位置PPよりも用紙搬送方向上流側の位置が第1検知部231の検知位置とされる。そして、制御部110は、第1搬送路20Aに沿って搬送される用紙Pの先端が検知位置に到達してから用紙Pの後端が検知位置を通過するまでの時間を計測し、計測した時間に基づき用紙Pの第1方向のサイズを検知する。
なお、図示しないが、画像形成装置100には、第1搬送路20Aの予め定められた複数の位置をそれぞれ検知位置とする複数の搬送センサー(光センサー)が設けられる。複数の搬送センサーは、それぞれ、対応する検知位置における用紙Pの有無に応じて出力を変化させる。そして、制御部110は、複数の搬送センサーの各出力に基づき、第1搬送路20Aに沿って搬送される用紙Pの状態(ジャムが発生したか否かなど)を検知する。
このような搬送センサーが画像形成装置100に設けられる場合、第1検知部231として搬送センサーを用いてもよい。すなわち、第1検知部231として用いるセンサーを別途設ける必要はない。
第2検知部232は、第1搬送路20Aに沿って搬送される用紙Pの第2方向(第1方向と直交する方向)のサイズを検知するための検知部である。第2検知部232は、搬送中の用紙Pを読み取るCIS(Contact Image Sensor)方式のイメージセンサーを含む。たとえば、第1搬送路20Aの印刷位置PPよりも用紙搬送方向上流側の位置が第2検知部232の読取位置とされる。
そして、制御部110は、第2検知部232による用紙Pの読み取りによって得られた読取データに基づき、第1搬送路20Aに沿って搬送される用紙Pの第2方向のサイズを検知する。たとえば、読取データの中から用紙Pの先端または後端のエッジ画像(第1方向に延びるエッジ画像)を抽出し、当該抽出したエッジ画像の長さに基づき用紙Pの第2方向のサイズを検知してもよい。
<サイズエラーが発生したか否かの判定>
印刷ジョブを実行するとき、制御部110は、複数の用紙カセット21のうちいずれかを給紙元に設定し、給紙元に設定した用紙カセット21から第1搬送路20Aへの用紙Pの給紙を印刷部2に行わせる。
印刷ジョブを実行するとき、制御部110は、複数の用紙カセット21のうちいずれかを給紙元に設定し、給紙元に設定した用紙カセット21から第1搬送路20Aへの用紙Pの給紙を印刷部2に行わせる。
たとえば、コピージョブを実行するとき、制御部110は、画像読取部1にセットされた原稿のサイズを検知する。そして、制御部110は、複数の用紙カセット21のうち、設定サイズが原稿のサイズと同じ用紙カセット21を給紙元に設定する。
あるいは、コピージョブを実行するとき、制御部110は、用紙カセット21を選択するカセット選択操作の受け付けを操作パネル8に行わせる。たとえば、操作パネル8は、複数の用紙カセット21の各設定サイズを示す情報を選択肢として表示する。そして、制御部110は、カセット選択操作により選択された選択肢に対応する用紙カセット21を給紙元に設定する。すなわち、制御部110は、ユーザー指定の用紙カセット21を給紙元に設定する。
また、プリンタージョブを実行するとき、制御部110は、画像形成装置100がPC300から受信したジョブデータに含まれる印刷条件に基づき、ユーザー指定の用紙カセット21を認識する。そして、制御部110は、ユーザー指定の用紙カセット21を給紙元に設定する。
このような構成においては、たとえば、給紙元に設定された用紙カセット21内の用紙Pの交換作業を従前に行ったユーザーがカセット設定を間違えたりカセット設定をし忘れたりした場合(特に、給紙元に設定された用紙カセット21の設定サイズよりも現在収容されている用紙Pの実際のサイズの方が小さい場合)に、印刷すべき画像のサイズよりも小さい用紙Pが第1搬送路20Aに給紙されるという不都合が生じる。その結果、ミスプリントが発生する(ミスプリント用紙Pが排出トレイ22に排出される)。
そこで、制御部110は、第1搬送路20Aに給紙された用紙Pのサイズが印刷すべき画像のサイズよりも小さいか否か(サイズエラーが発生したか否か)を判定するサイズ判定処理を行う。サイズ判定処理では、第1搬送路20Aに給紙された用紙Pの第1方向のサイズが印刷すべき画像の第1方向のサイズよりも小さい場合および第1搬送路20Aに給紙された用紙Pの第2方向のサイズが印刷すべき画像の第2方向のサイズよりも小さい場合の少なくとも一方の場合(ミスプリント用紙Pが排出トレイ22に排出される可能性がある場合)に、サイズエラーが発生したと制御部110が判定する。第1搬送路20Aに給紙された用紙Pの第1方向のサイズが印刷すべき画像の第1方向のサイズ以上であって、かつ、第1搬送路20Aに給紙された用紙Pの第2方向のサイズが印刷すべき画像の第2方向のサイズ以上である場合には、制御部110はサイズエラーが発生していないと判定する。なお、サイズエラーが発生したということは、サイズエラーの発生時に給紙元に設定されていた用紙カセット21の設定サイズが間違っていた(設定サイズよりも小さいサイズの用紙Pが収容されていた)ということである。
たとえば、制御部110は、コピージョブの実行に際し、印刷ジョブで用いる用紙Pのサイズ判定を行うか否か(サイズ判定処理を伴う印刷ジョブを実行するか否か)の受け付けを操作パネル8に行わせる。そして、サイズ判定処理を伴う印刷ジョブを実行する旨を操作パネル8が受け付けた場合、制御部110は、サイズ判定処理を伴う印刷ジョブを印刷部2に実行させる。また、制御部110は、プリンタージョブの実行に際し、サイズ判定処理を伴う印刷ジョブの実行命令がジョブデータに含まれているか否かを判断し、サイズ判定処理を伴う印刷ジョブの実行がジョブデータに含まれていれば、サイズ判定処理を伴う印刷ジョブを印刷部2に実行させる。
ここで、ユーザーによって行われたカセット設定(用紙カセット21の設定サイズの変更)が間違っていた場合などに、サイズエラーが発生し得る。言い換えると、印刷ジョブの実行に際して制御部110が給紙元に設定した用紙カセット21の設定サイズが実際に収容されている用紙Pのサイズと異なっていた場合に、サイズエラーが発生し得る。このため、制御部110は、サイズ判定処理を伴う印刷ジョブの開始後、給紙元に設定した用紙カセット21から第1搬送路20Aに1枚目の用紙Pが給紙されるときにサイズ判定処理を行う。
サイズ判定処理を行うとき、制御部110は、まず、判定用搬送処理を印刷部2に行わせる。印刷部2は、判定用搬送処理として、給紙元に設定された用紙カセット21から第1搬送路20Aに給紙した用紙Pに画像を印刷せずに第1搬送路20Aに沿って用紙Pを搬送する処理を行う。すなわち、印刷部2による判定用搬送処理によって第1搬送路20Aに沿って搬送される用紙Pは、画像が印刷されないまま、印刷位置PPおよび定着位置FPを通過する。そして、制御部110は、印刷部2に判定用搬送処理を行わせているとき、第1搬送路20Aに沿って搬送される用紙Pを対象としてサイズ判定処理を行う(以下、サイズ判定処理の対象となる用紙Pを判定対象用紙Pと称する)。
制御部110は、印刷部2に判定用搬送処理を行わせているとき、第1検知部231の出力に基づき判定対象用紙Pの第1方向(用紙搬送方向)のサイズを検知するとともに、第2検知部232の出力に基づき判定対象用紙Pの第2方向(第1方向と直交する方向)のサイズを検知する。また、制御部110は、判定対象用紙Pに印刷すべき画像(以下、対象画像と称する)の第1方向のサイズおよび第2方向のサイズをそれぞれ認識する。
そして、制御部110は、判定対象用紙Pの第1方向のサイズと対象画像の第1方向のサイズとを比較するとともに、判定対象用紙Pの第2方向のサイズと対象画像の第2方向のサイズとを比較することによって、サイズエラーが発生したか否かを判定する。なお、制御部110によるサイズ判定処理は、判定対象用紙Pの後端が反転ローラー対41を通過し切る前に行われる。
サイズエラーが発生したと判定したとき、制御部110は、印刷部2に第1処理を行わせる。印刷部2は、第1処理として、判定対象用紙Pに対象画像を印刷せずに判定対象用紙Pを排出トレイ22に排出する処理を行う。なお、制御部110は、サイズ判定処理を行うとき、予め、反転処理が行われるよう印刷部2の動作(用紙Pの搬送経路)を設定する。なぜなら、後に詳説するが、サイズエラーが発生していないと判定したときには、判定対象用紙Pに対する反転処理が必要になるためである。
このため、第1処理の実行指示を受けた印刷部2は、判定対象用紙Pに対する反転処理を行うことにより、判定対象用紙Pを第1搬送路20Aの上流位置UPに戻す(判定対象用紙Pが印刷位置PPを再度通過するよう判定対象用紙Pを搬送する)。そして、印刷部2は、印刷位置PPを再度通過する判定対象用紙Pに対して対象画像を印刷せずに判定対象用紙Pを排出トレイ22に排出する。
なお、制御部110によるサイズ判定処理の途中(サイズ判定の判定結果が出た後)に用紙Pの搬送経路の設定が変更できてもよい。この場合には、判定対象用紙Pに対する反転処理を行わずに判定対象用紙Pを排出トレイ22に排出してもよい。
一方で、サイズエラーが発生していないと判定したとき、制御部110は、印刷部2に第2処理を行わせる。ここで、サイズエラーが発生していないときには、判定対象用紙Pに対して対象画像を印刷しても、対象画像の一部が判定対象用紙Pに印刷されずに判定対象用紙Pが排出トレイ22に排出されるという不都合(ミスプリント用紙Pが排出されるという不都合)は生じない。
そこで、制御部110は、判定対象用紙Pへの対象画像の印刷を印刷部2に行わせる。ただし、サイズ判定の判定結果が出た時点では、判定対象用紙Pは印刷位置PPを既に通過している可能性が高い。あるいは、判定対象用紙Pが印刷位置PPを通過している最中にサイズ判定の判定結果が出る可能性が高い。したがって、判定対象用紙Pに対象画像を印刷するには、判定対象用紙Pを第1搬送路20Aの上流位置UPに戻さなければならない。
このため、第2処理の実行指示を受けた印刷部2は、判定対象用紙Pに対する反転処理を行うことにより、判定対象用紙Pを第1搬送路20Aの上流位置UPに戻す。そして、印刷部2は、第1搬送路20Aの上流位置UPに戻した判定対象用紙P(印刷位置PPを再度通過する判定対象用紙P)に対して対象画像を印刷し、その後、判定対象用紙Pを排出トレイ22に排出する。
たとえば、実行ジョブが片面印刷ジョブである場合、判定用搬送処理後の第2処理として、印刷部2は、判定対象用紙Pに対する反転処理を2回行う。そして、印刷部2は、表裏面の向きを2回反転させた判定対象用紙Pに対して対象画像を印刷してから判定対象用紙Pを排出トレイ22に排出する。これにより、用紙Pの表裏面が予め定められている場合(たとえば、用紙カセット21に収容された用紙Pの上方に向く面が表面とされる)、判定対象用紙Pの表面に対象画像を印刷することができる。
なお、用紙Pの表裏面が定められていない場合には、判定対象用紙Pに対する反転処理を1回だけ行い、表裏面の向きを1回反転させた判定対象用紙Pに対して対象画像を印刷してから判定対象用紙Pを排出トレイ22に排出してもよい。
また、実行ジョブが両面印刷ジョブである場合、判定用搬送処理後の第2処理として、印刷部2は、反転処理を行い、表裏面の向きを1回反転させた判定対象用紙Pに対して裏面に印刷すべき対象画像(裏面画像)を印刷する。その後、印刷部2は、反転処理を再度行い、表裏面の向きを合計2回反転させた判定対象用紙Pに対して表面に印刷すべき対象画像(表面画像)を印刷する。これにより、用紙Pの表裏面が予め定められている場合、判定対象用紙Pの表面に表面画像(対象画像)を印刷することができ、判定対象用紙Pの裏面に裏面画像(対象画像)を印刷することができる。
なお、用紙Pの表裏面が定められていない場合には、反転処理を1回行った判定対象用紙Pに対して表面画像(対象画像)を印刷し、その後、反転処理を再度行った判定対象用紙Pに対して裏面画像(対象画像)を印刷してから判定対象用紙Pを排出トレイ22に排出してもよい。
また、制御部110は、第1搬送路20Aに用紙Pが給紙される度にサイズ判定処理を行うのではなく、所定条件を満たすときだけサイズ判定処理を行う。すなわち、印刷ジョブの開始後、1枚目の用紙Pの給紙時には、必ずサイズ判定処理が行われ、2枚目以降の用紙Pの給紙時には、サイズ判定処理が行われる場合もあるし行われない場合もある。以下、所定条件について説明する。
たとえば、制御部110は、印刷ジョブの実行中に残量検知部210の出力に基づき給紙元に設定している用紙カセット21の用紙Pが無くなったと判断すると、実行中の印刷ジョブを中断する。この場合、制御部110は、用紙Pが無くなった旨の報知を操作パネル8に行わせる。このとき、操作パネル8は、現在給紙元に設定されている用紙カセット21への用紙Pの補給を促すための報知メッセージを表示する。なお、用紙Pが無くなった旨の報知は、画像形成装置100を使用しているユーザーに対して行ってもよい。あるいは、ユーザーによる用紙Pの補給を禁止している場合には、画像形成装置100を管理する管理者に対して報知を行ってもよい。この場合には、報知メッセージとして、管理者を呼び出すよう促すメッセージを操作パネル8に表示してもよい。
その後、制御部110は、給紙元に設定している用紙カセット21に用紙Pが補給されたか否かを判断する。たとえば、制御部110は、給紙元に設定している用紙カセット21が引き出されてから再装着されたことを着脱検知部220の出力に基づき検知すると、残量検知部210の出力に基づき、給紙元に設定している用紙カセット21の用紙Pの残量検知を行う。このとき、制御部110は、給紙元に設定している用紙カセット21のリフト板21aを上昇させ、リフト板21aが上限位置に到達しなければ、給紙元に設定している用紙カセット21に用紙Pが補給されたと判断する。
制御部110は、給紙元に設定している用紙カセット21に用紙Pが補給されたと判断すると、給紙元に設定している用紙カセット21(ジョブ中断中に用紙Pが補給された用紙カセット21)をそのまま給紙元に設定した状態で、中断した印刷ジョブを再開する。そして、制御部110は、中断した印刷ジョブの再開後、給紙元に設定している用紙カセット21から第1搬送路20Aに最初に用紙Pが給紙されるとき、所定条件を満たすとしてサイズ判定処理を行う。すなわち、ジョブ中断中に用紙Pが補給された用紙カセット21から第1搬送路20Aに最初に給紙される用紙Pが判定対象用紙Pとされる。
別の例として、制御部110は、印刷ジョブの実行中に残量検知部210の出力に基づき給紙元に設定している用紙カセット21の用紙Pが無くなったと判断すると、複数の用紙カセット21の各カセット情報に基づき、現在給紙元に設定している用紙カセット21と設定サイズが同じ他の用紙カセット21(ここでは、同一サイズカセット21と称する)の検索を行う。そして、制御部110は、同一サイズカセット21が存在すると判断したとき、同一サイズカセット21を新たな給紙元に設定する。すなわち、給紙元が変更される。なお、同一サイズカセット21が存在しないときには、実行中の印刷ジョブを中断し、用紙Pが無くなった旨の報知を行ってもよい。
制御部110は、給紙元の変更後、新たに給紙元に設定した用紙カセット21から第1搬送路20Aに最初に用紙Pが給紙されるとき、所定条件を満たすとしてサイズ判定処理を行う。すなわち、ジョブ実行中に新たに給紙元に設定された用紙カセット21から第1搬送路20Aに最初に給紙される用紙Pが判定対象用紙Pとされる。
なお、個人情報などの機密情報を含む画像の印刷時に、制御部110によるサイズ判定処理が行われてもよい。このように構成する場合、制御部110は、印刷すべき画像に所定情報が含まれているか否かを判断する。特に限定されないが、個人特定に使用される情報(たとえば、所定桁数の数字列など)や、機密事項であることを示す情報などが所定情報とされる。なお、所定情報の内容はメーカーやユーザーによって予め登録され、また、所定情報の登録内容は任意に変更可能である。そして、制御部110は、印刷すべき画像に所定情報が含まれているとき、所定条件を満たすとしてサイズ判定処理を行う。すなわち、所定情報を含む画像の印刷時に第1搬送路20Aに給紙される用紙Pが判定対象用紙Pとされる。
以下、図3に示すフローチャートを参照し、サイズ判定処理を伴う印刷ジョブを実行するときの処理の流れについて説明する。図3に示すフローチャートは、印刷すべき画像の画像データが画像形成装置100に入力された後、制御部110がサイズ判定処理を伴う印刷ジョブを印刷部2に行わせるとき(1枚目の用紙Pの第1搬送路20Aへの給紙を開始させるとき)にスタートする。なお、コピージョブでは、画像読取部1による原稿の読み取りによって得られた原稿の画像データが画像形成装置100に入力される。プリンタージョブでは、PC300から送信された画像データが画像形成装置100に入力される。
ステップS1において、制御部110は、判定用搬送処理を印刷部2に行わせる(このときに第1搬送路20Aに沿って搬送される用紙Pが判定対象用紙Pとなる)。そして、制御部110は、第1搬送路20Aに沿って搬送される判定対象用紙Pに対してサイズ判定処理を行う。
ステップS2において、制御部110は、サイズエラーが発生したか否かを判断する。その結果、サイズエラーが発生したと制御部110が判断した場合には、ステップS3に移行する。ステップS3に移行すると、制御部110は、判定対象用紙Pに対象画像を印刷せずに判定対象用紙Pを排出する第1処理を印刷部2に行わせる。そして、ステップS4において、制御部110は、実行中の印刷ジョブを中断する。その後、ステップS5において、制御部110は、サイズエラーが発生した旨(ミスプリントの危険性がある旨)を報知するためのサイズエラー報知を操作パネル8に行わせる。
たとえば、操作パネル8は、図4に示すような報知画面800を表示する。報知画面800には、現在給紙元に設定されている用紙カセット21内の用紙Pのサイズ確認を促すメッセージ801が表示される。また、報知画面810には、現在給紙元に設定されている用紙カセット21の設定サイズおよび対象画像のサイズをそれぞれ示すサイズ情報802が表示される。
さらに、報知画面800には、再開キーK1およびキャンセルキーK2が表示される。再開キーK1へのタッチ操作を検知した場合、制御部110は、中断した印刷ジョブを再開する。キャンセルキーK2へのタッチ操作を検知した場合、制御部110は、中断した印刷ジョブをキャンセルする。すなわち、制御部110は、中断した印刷ジョブを再開するか否かを選択する選択操作の受け付けを操作パネル8に行わせる。
図3に戻り、ステップS5からステップS6に移行すると、制御部110は、サイズエラーの発生時に給紙元に設定していた用紙カセット21の印刷ジョブでの使用を禁止する使用禁止設定を行う。すなわち、制御部110は、設定サイズが実際に収容されている用紙Pのサイズよりも小さい用紙カセット21の印刷ジョブでの使用を禁止する。なお、制御部110は、印刷ジョブでの使用を禁止した用紙カセット21を給紙元に設定しない。
ここで、報知画面800(図4参照)が表示されることにより、ユーザーや管理者によってエラー解消作業(設定サイズの変更や用紙Pの交換)が行われる。エラー解消作業では、印刷ジョブでの使用が禁止された用紙カセット21内の用紙Pのサイズを確認するため、当該用紙カセット21の着脱が必要となる。すなわち、印刷ジョブでの使用が禁止された用紙カセット21が着脱されると、エラー解消作業が行われたと言える。そこで、制御部110は、印刷ジョブでの使用を禁止した用紙カセット21の着脱を着脱検知部220の出力に基づき検知すると、エラー解消作業が行われたと判断し、当該用紙カセット21の使用禁止を解除する。すなわち、制御部110は、印刷ジョブでの使用を禁止した用紙カセット21の着脱を着脱検知部220の出力に基づき検知するまで、当該用紙カセット21の使用禁止を解除しない(印刷ジョブでの使用を禁止した用紙カセット21を給紙元に設定しない)。
使用禁止設定が行われた後、ステップS7に移行する。ステップS7に移行すると、制御部110は、サイズエラーが発生したことにより中断した印刷ジョブの再開指示を操作パネル8が受け付けたか否か(報知画面800の再開キーK1へのタッチ操作が行われたか否か)を判断する。その結果、再開指示を受け付けたと制御部110が判断した場合には、ステップS8に移行し、再開指示を受け付けていないと制御部110が判断した場合には、ステップS9に移行する。
ステップS8に移行した場合、制御部110は、サイズエラーが発生したことにより中断した印刷ジョブを再開する。このとき、制御部110は、印刷ジョブでの使用を禁止していない用紙カセット21(使用禁止を解除した用紙カセット21を含む)であり、設定サイズが印刷すべき画像のサイズ以上の用紙カセット21を給紙元に設定する。仮に、ユーザー指定の用紙カセット21が印刷ジョブでの使用を禁止している用紙カセット21である場合には、ユーザー指定の用紙カセット21と設定サイズが同じ他の用紙カセット21を給紙元に設定する。その後、ステップS1に移行する。すなわち、制御部110は、サイズエラーが発生したことにより印刷ジョブを中断した後、中断した印刷ジョブを再開するとき、サイズ判定処理を行う。
ステップS9に移行した場合、制御部110は、サイズエラーが発生したことにより中断した印刷ジョブのキャンセル指示を操作パネル8が受け付けたか否か(報知画面800のキャンセルキーK2へタッチ操作が行われたか否か)を判断する。その結果、キャンセル指示を受け付けたと制御部110が判断した場合には、ステップS10に移行し、キャンセル指示を受け付けていないと制御部110が判断した場合には、ステップS7に移行する。
ステップS10に移行すると、制御部110は、サイズエラーが発生したことにより中断した印刷ジョブをキャンセルする。なお、中断した印刷ジョブをキャンルすると、中断した印刷ジョブは削除される。それ以降、キャンセルした印刷ジョブを実行したい場合には、コピージョブであれば、原稿の読み取りを再度行う必要があり、プリンタージョブであれば、画像形成装置100へのジョブデータの送信を再度行う必要がある。すなわち、キャンセル後の印刷ジョブの開始時には、図3に示すフローチャートに沿った制御がスタートする。
ステップS2において、サイズエラーが発生していないと制御部110が判断した場合には、ステップS11に移行する。ステップS11に移行すると、制御部110は、判定対象用紙Pに対象画像を印刷してから判定対象用紙Pを排出する第2処理を印刷部2に行わせる。
そして、ステップS12において、制御部110は、印刷ジョブが完了したか否か(次の用紙Pに印刷すべき画像が存在するか否か)を判断する。その結果、印刷ジョブが完了したと制御部110が判断した場合には、本フローは終了する。一方で、印刷ジョブが完了していないと制御部110が判断した場合には、ステップS13に移行する。
ステップ13に移行すると、制御部110は、所定条件を満たすか否か(次の用紙Pの給紙時にサイズ判定処理を行うか否か)を判断する。その結果、所定条件を満たすと制御部110が判断した場合には、ステップS1に移行する。すなわち、制御部110は、次の用紙Pの給紙時にサイズ判定処理を行う(次の用紙Pが判定対象用紙Pとなる)。
ステップS13において、所定条件を満たさないと制御部110が判断した場合には、ステップS14に移行する。ステップS14に移行すると、制御部110は、通常印刷処理を印刷部2に行わせる。その後、ステップS12に移行する。
なお、通常印刷処理では、制御部110によるサイズ判定処理は行われない(印刷部2による判定用搬送処理は行われない)。すなわち、印刷部2は、第1搬送路20Aに給紙した用紙Pが印刷位置PPを最初に通過するとき、用紙Pに対して表面画像を印刷する。そして、実行ジョブが片面印刷ジョブである場合、印刷部2は、反転処理を行わずに用紙Pを排出する。一方で、実行ジョブが両面印刷ジョブである場合、印刷部2は、反転処理を行い、用紙Pが印刷位置PPを再度通過するときに用紙Pに対して裏面画像を印刷してから用紙Pを排出する。
本実施形態の画像形成装置100は、上記のように、用紙Pを収容する用紙カセット21(収容部)と、用紙カセット21に収容された用紙Pを印刷位置PPに搬送するための第1搬送路20Aと、印刷位置PPよりも用紙搬送方向下流側の位置において第1搬送路20Aから分岐し、印刷位置PPよりも用紙搬送方向上流側の位置において第1搬送路20Aに合流する第2搬送路20Bと、印刷ジョブを実行するとき、給紙元に設定された用紙カセット21から第1搬送路20Aに用紙Pを給紙して第1方向に搬送するとともに、印刷すべき画像を形成し、印刷位置PPを通過する用紙Pに画像を印刷する印刷部2と、第1搬送路20Aに沿って搬送される用紙Pの第1方向のサイズを検知するための第1検知部231と、第1搬送路20Aに沿って搬送される用紙Pの第1方向と直交する第2方向のサイズを検知するための第2検知部232と、印刷部2の動作制御を行うとともに、印刷部2により搬送される用紙Pのサイズが適正サイズではないサイズエラーが発生したか否かを判定するサイズ判定処理を行い、サイズエラーが発生すると印刷ジョブを中断する制御部110と、ユーザーから操作を受け付けるとともに情報を表示する操作パネル8(操作表示部)と、を備える。制御部110は、サイズ判定処理を行うとき、第1搬送路20Aに給紙した用紙Pに画像を印刷せずに第1搬送路20Aに沿って用紙Pを搬送する処理を印刷部2に行わせ、このときに第1搬送路20Aに沿って搬送される用紙Pを判定対象用紙Pとし、サイズ判定処理として、第1検知部231および第2検知部232の各出力に基づき、判定対象用紙Pの第1方向のサイズおよび第2方向のサイズをそれぞれ検知するとともに、判定対象用紙Pのサイズと判定対象用紙Pに印刷すべき画像である対象画像のサイズとを比較する処理を行う。また、制御部110は、判定対象用紙Pの第1方向のサイズが対象画像の第1方向のサイズよりも小さい場合および判定対象用紙Pの第2方向のサイズが対象画像Pの第2方向のサイズよりも小さい場合のうち少なくとも一方の場合に、サイズエラーが発生したと判定する。そして、サイズエラーが発生したと判定したとき、制御部110は、判定対象用紙Pに対象画像を印刷せずに判定対象用紙Pを排出する第1処理を印刷部2に行わせるとともに、サイズエラーが発生した旨を報知するためのサイズエラー報知を操作パネル8に行わせる。一方で、サイズエラーが発生していないと判定したとき、制御部110は、第2搬送路20Bを用いて第1搬送路20Aの印刷位置PPよりも用紙搬送方向上流側に戻した判定対象用紙Pに対象画像を印刷してから判定対象用紙Pを排出する第2処理を印刷部2に行わせる。
本実施形態の構成では、制御部110は、サイズ判定処理を行うとき、第1搬送路20Aに給紙した用紙Pに画像を印刷せずに第1搬送路20Aに沿って用紙Pを搬送する処理を印刷部に行わせ、このときに第1搬送路20Aに沿って搬送される用紙Pを判定対象用紙Pとする。すなわち、制御部110がサイズ判定処理を行っているときには、判定対象用紙Pには画像が印刷されない。これにより、サイズエラーが発生したと制御部110が判定した場合(ミスプリントが発生する場合)に、判定対象用紙Pに画像を印刷せずに判定対象用紙Pを排出することができる。
なお、サイズエラーが発生していないと制御部110が判定した場合には、第2搬送路20Bを用いて第1搬送路20Aの印刷位置PPよりも用紙搬送方向上流側に判定対象用紙Pを戻すので、判定対象用紙Pに画像を印刷してから判定対象用紙Pを排出することができる。したがって、サイズエラーが発生していないにもかかわらず、画像が印刷されていない白紙用紙Pが排出されるという不都合は生じない。
ここで、制御部110は、判定対象用紙Pの第1方向のサイズが対象画像の第1方向のサイズよりも小さい場合および判定対象用紙Pの第2方向のサイズが対象画像の第2方向のサイズよりも小さい場合のうち少なくとも一方の場合に、サイズエラーが発生したと判定し、印刷ジョブを中断する。すなわち、判定対象用紙Pの第1方向のサイズが対象画像の第1方向のサイズ以上であっても、判定対象用紙Pの第2方向のサイズが対象画像の第2方向のサイズよりも小さい場合(ミスプリントが発生する場合)には、印刷ジョブが中断される。その結果、ミスプリントの発生を確実に抑制することができる(用紙Pの第2方向のサイズが画像の第2方向のサイズよりも小さいことに起因するミスプリントの発生を抑制することができる)。
また、本実施形態では、上記のように、制御部110は、印刷ジョブの開始後、第1搬送路20Aに1枚目の用紙Pが給紙されるときにサイズ判定処理を行い、2枚目以降の用紙の給紙時には所定条件が満たされるとサイズ判定処理を行う。すなわち、制御部110によるサイズ判定処理は用紙Pが給紙される度に行われるわけではない。これにより、印刷ジョブの開始から完了までの時間が長くなるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部110は、印刷ジョブの実行中に給紙元に設定している用紙カセット21の用紙Pが無くなったことにより実行中の印刷ジョブを中断した後、用紙Pが補給された用紙カセット21(給紙元に設定されている用紙カセット21)から第1搬送路20Aに最初に用紙Pが給紙されるとき、所定条件を満たすとしてサイズ判定処理を行う。これにより、用紙カセット21への用紙Pの補給時に誤ったサイズの用紙Pが補給されても、ミスプリントが発生するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部110は、印刷ジョブの実行中に給紙元に設定している用紙カセット21から用紙Pが無くなったことにより給紙元を新たに設定した後、新たに給紙元に設定した用紙カセット21から第1搬送路20Aに最初に用紙Pが給紙されるとき、所定条件を満たすとしてサイズ判定処理を行う。これにより、新たに給紙元に設定された用紙カセット21の設定サイズが実際に収容されている用紙Pのサイズよりも小さかったとしても、ミスプリントが発生するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部110は、サイズエラーが発生したことにより実行中の印刷ジョブを中断した後、第1搬送路20Aに最初に用紙Pが給紙されるとき、サイズ判定処理を行う。これにより、サイズエラーが発生した後、ユーザーや管理者がサイズエラーを解消するための作業を行うことなく印刷ジョブを再開したとしても、ミスプリントは発生しない。
また、本実施形態では、上記のように、制御部110は、サイズエラーの発生時に給紙元に設定していた用紙カセット21の印刷ジョブでの使用を禁止し、その後、印刷ジョブでの使用を禁止した用紙カセット21の着脱を検知するまで、印刷ジョブでの使用を禁止した用紙カセット21を給紙元に設定しない。これにより、サイズエラーが繰り返し発生するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、印刷部2は、実行ジョブが片面印刷ジョブである場合の第2処理として、表裏面の向きを2回反転させた判定対象用紙Pに対して対象画像を印刷してから判定対象用紙Pを排出する処理を行う。また、印刷部2は、実行ジョブが両面印刷ジョブである場合の第2処理として、表裏面の向きを1回反転させた判定対象用紙Pに対して裏面に印刷すべき対象画像を印刷し、その後、表裏面の向きをさらに1反転させた判定対象用紙Pに対して表面に印刷すべき対象画像を印刷してから判定対象用紙Pを排出する処理を行う。これにより、用紙Pの表裏面が予め定められている場合に、判定対象用紙Pの表面に表面画像(対象画像)を印刷することができ、判定対象用紙Pの裏面に裏面画像(対象画像)を印刷することができる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
2 印刷部
8 操作パネル(操作表示部)
20A 第1搬送路
20B 第2搬送路
21 用紙カセット(収容部)
110 制御部
120 記憶部
210 残量検知部
220 着脱検知部
231 第1検知部
232 第2検知部
P 用紙、判定対象用紙
PP 印刷位置
8 操作パネル(操作表示部)
20A 第1搬送路
20B 第2搬送路
21 用紙カセット(収容部)
110 制御部
120 記憶部
210 残量検知部
220 着脱検知部
231 第1検知部
232 第2検知部
P 用紙、判定対象用紙
PP 印刷位置
Claims (9)
- 用紙を収容する収容部と、
前記収容部に収容された用紙を印刷位置に搬送するための第1搬送路と、
前記印刷位置よりも用紙搬送方向下流側の位置において前記第1搬送路から分岐し、前記印刷位置よりも用紙搬送方向上流側の位置において前記第1搬送路に合流する第2搬送路と、
印刷ジョブを実行するとき、給紙元に設定された前記収容部から前記第1搬送路に用紙を給紙して第1方向に搬送するとともに、印刷すべき画像を形成し、前記印刷位置を通過する用紙に画像を印刷する印刷部と、
前記第1搬送路に沿って搬送される用紙の前記第1方向のサイズを検知するための第1検知部と、
前記第1搬送路に沿って搬送される用紙の前記第1方向と直交する第2方向のサイズを検知するための第2検知部と、
前記印刷部の動作制御を行うとともに、前記印刷部により搬送される用紙のサイズが適正サイズではないサイズエラーが発生したか否かを判定するサイズ判定処理を行い、前記サイズエラーが発生すると前記印刷ジョブを中断する制御部と、
ユーザーから操作を受け付けるとともに情報を表示する操作表示部と、を備え、
前記制御部は、前記サイズ判定処理を行うとき、前記第1搬送路に給紙した用紙に画像を印刷せずに前記第1搬送路に沿って用紙を搬送する処理を前記印刷部に行わせ、このときに前記第1搬送路に沿って搬送される用紙を判定対象用紙とし、前記サイズ判定処理として、前記第1検知部および前記第2検知部の各出力に基づき、前記判定対象用紙の前記第1方向のサイズおよび前記第2方向のサイズをそれぞれ検知するとともに、前記判定対象用紙のサイズと前記判定対象用紙に印刷すべき画像である対象画像のサイズとを比較する処理を行い、
前記制御部は、前記判定対象用紙の前記第1方向のサイズが前記対象画像の前記第1方向のサイズよりも小さい場合および前記判定対象用紙の前記第2方向のサイズが前記対象画像の前記第2方向のサイズよりも小さい場合のうち少なくとも一方の場合に、前記サイズエラーが発生したと判定し、
前記制御部は、前記サイズエラーが発生したと判定したとき、前記判定対象用紙に前記対象画像を印刷せずに前記判定対象用紙を排出する第1処理を前記印刷部に行わせるとともに、前記サイズエラーが発生した旨を報知するためのサイズエラー報知を前記操作表示部に行わせる一方、前記サイズエラーが発生していないと判定したとき、前記第2搬送路を用いて前記第1搬送路の前記印刷位置よりも用紙搬送方向上流側に戻した前記判定対象用紙に前記対象画像を印刷してから前記判定対象用紙を排出する第2処理を前記印刷部に行わせることを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御部は、前記印刷ジョブの開始後、前記第1搬送路に1枚目の用紙が給紙されるときに前記サイズ判定処理を行い、2枚目以降の用紙の給紙時には所定条件が満たされると前記サイズ判定処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記収容部に収容されている用紙の残量を検知するための残量検知部を備え、
前記制御部は、前記印刷ジョブの実行中に前記残量検知部の出力に基づき前記給紙元に設定している前記収容部の用紙が無くなったと判断すると、実行中の前記印刷ジョブを中断し、その後、前記残量検知部の出力に基づき前記給紙元に設定している前記収容部に用紙が補給されたと判断すると、用紙が補給された前記収容部を前記給紙元に設定した状態で、中断した前記印刷ジョブを再開し、
前記制御部は、中断した前記印刷ジョブの再開後、前記給紙元に設定している前記収容部から前記第1搬送路に最初に用紙が給紙されるとき、前記所定条件を満たすとして前記サイズ判定処理を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記収容部に収容されている用紙の残量を検知するための残量検知部と、
前記収容部に収容されている用紙のサイズとしてユーザーが設定した設定サイズを記憶する記憶部と、を備え、
前記制御部は、前記印刷ジョブの実行中に前記残量検知部の出力に基づき前記給紙元に設定している前記収容部から用紙が無くなったと判断すると、前記給紙元に設定している前記収容部と前記設定サイズが同じ他の前記収容部を新たな前記給紙元に設定し、
前記制御部は、新たに前記給紙元に設定した前記収容部から前記第1搬送路に最初に用紙が給紙されるとき、前記所定条件を満たすとして前記サイズ判定処理を行うことを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記サイズエラーが発生したとき、実行中の前記印刷ジョブを中断し、中断した前記印刷ジョブを再開するか否かを選択する選択操作の受け付けを前記操作表示部に行わせ、
中断した前記印刷ジョブを再開する旨を受け付けた場合、前記制御部は、中断した前記印刷ジョブの再開後、前記第1搬送路に最初に用紙が給紙されるときに前記サイズ判定処理を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記収容部の前記画像形成装置に対する着脱を検知するための着脱検知部を備え、
前記制御部は、前記サイズエラーが発生したとき、前記サイズエラーの発生時に前記給紙元に設定していた前記収容部の前記印刷ジョブでの使用を禁止し、前記印刷ジョブでの使用を禁止した前記収容部の着脱を前記着脱検知部の出力に基づき検知するまで、前記印刷ジョブでの使用を禁止した前記収容部を前記給紙元に設定しないことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記印刷部は、前記第2搬送路を用いて前記第1搬送路の前記印刷位置よりも用紙搬送方向上流側に前記判定対象用紙を戻すとき、前記印刷位置を再度通過する前記判定対象用紙の表裏面の向きが前回通過したときとは逆向きとなるよう反転させる反転処理を行い、
前記印刷部は、前記印刷ジョブが用紙の片面に画像を印刷する片面印刷ジョブである場合の前記第2処理として、前記反転処理を2度行った前記判定対象用紙に対して前記対象画像を印刷してから前記判定対象用紙を排出する処理を行い、
前記印刷部は、前記印刷ジョブが用紙の両面に画像を印刷する両面印刷ジョブである場合の前記第2処理として、前記反転処理を1度行った前記判定対象用紙に対して裏面に印刷すべき前記対象画像を印刷し、その後、前記表裏面の向きをさらに反転させた前記判定対象用紙に対して表面に印刷すべき前記対象画像を印刷してから前記判定対象用紙を排出する処理を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記第1検知部は、前記第1搬送路の予め定められた位置を検知位置とし、前記検知位置における用紙の有無に応じて出力を変化させるセンサーを含み、
前記制御部は、前記第1搬送路に沿って搬送される前記判定対象用紙の先端が前記検知位置に到達してから前記判定対象用紙の後端が前記検知位置を通過するまでの時間に基づき前記判定対象用紙の前記第1方向のサイズを検知することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記第2検知部は、前記第1搬送路に沿って搬送される用紙を読み取るイメージセンサーを含み、
前記制御部は、前記イメージセンサーによる前記判定対象用紙の読み取りによって得られた読取データに基づき前記判定対象用紙の前記第2方向のサイズを検知することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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