JP2018015685A - バネ蓄圧式噴霧ポンプ - Google Patents
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Abstract
Description
下記特許文献1に記載の発明においては、蓄圧ポンプの貯留室(蓄圧室)内に空気が滞留しないように、空気の浮上力を利用して貯留室内の上部に開閉弁を設け、空気が完全に排出できるようにすることを目的としている。
因みに、上記の1回の噴射量は、約0.4ml乃至2.0ml程度とすることを目標としている。
図3は、出願人が上記課題を解決するために開発したバネ蓄圧式噴霧ポンプの断面説明図であり、その左半分が非作動状態を、その右半分が作動状態を図示するものである。
前記プランジャー14の上端部には、噴霧ヘッドとなる押下ボタンが装着され、この押下ボタンを押下することにより、前記蓄圧室13内に貯留する一定量の内容液が押下ボタン25の噴口26から外部に噴霧されるのである。
容器内の内容液がディップチューブ11から蓄圧室13内に補充されると、容器C内の内圧が負圧となるために、外気を導入するための外気導入口10hを介して外気が容器内に導入される構造である。
この点は、上記の従来例でも同じことである。
この点が本発明の出発点であり、上記図3に示したバネ蓄圧式噴霧ポンプを更に改良し、本発明に至ったものである。
そのために、本発明においては、復動スプリングをハウジングの外部に装備させ、その課題を解決したものである。
即ち、当該蓄圧ポンプのハウジングの外周に、容器の上端開口部を封止するキャップ部を形成したことを特徴とするものである。
通常、容器の上端開口部の外側には雄ネジ部が存在し、その雄ネジ部に螺合する雌ネジを内壁面に設けたキャップ等により相互に螺合して容易に装着固定することができる。
即ち、前記押下ボタンの下端外周縁部から下方に延長する下向き筒状延長壁を設け、前記蓄圧ポンプの外周部の略中央部又は前記キャップ部の上端部から上方に延長する上向き環状壁を設け、これら下向き筒状延長壁と上向き環状壁の内側に前記復動スプリングが位置するように構成したものである。
これにより、この復動スプリングは外部から視認することができず、スマートな外観を呈することとなるのである。
これにより、プランジャー内の流通路の容積を最小のものとし、蓄圧室内に貯留する内容液のほぼ全量が外部に噴霧され、残留する内容液を可能な限り少なくすることができ、内容液のロスを減少させることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るバネ蓄圧式噴霧ポンプを図示する中央縦断面図であり、その非作動状態を図示している。
図2は、同じく上記実施形態の中央縦断面図であって、噴霧ヘッドを押下した噴霧状態を図示している。
そのハウジング10は、略筒形状を有し、その下端部にはディップチューブ11に接続する管状の接続部10dが設けられ、この管状の接続部10dの上端部、即ち、ハウジング10の底面部に鋼球からなる逆止弁12が配備されている。
このプランジャー14の上端部には噴霧ヘッド25が連結している。
このプランジャー14の下端部の下方部分に蓄圧室13が形成される。
このプランジャー14の外壁とハウジング10の内壁との間にはピストン16が気密状に配設され、その間で上下往復摺動する。
ハウジング10の外周面略中央部にはキャップ20が設けられており、このキャップ20は容器Cの上端開口部に螺合される。
つまり、キャップ20の内周面には雌ネジが刻設され、容器Cの上端開口部の外周面には雄ネジが刻設され、相互に螺合され、キャップ20は容器Cの上端開口部に固定される。
更に、上記プランジャー14の軸芯部には隙間ピン15が配設され、この隙間ピン15の外壁とプランジャー14の内壁との小さな隙間が内容液の流通路を形成する。
このプランジャー14は、噴霧ヘッド25が押下されることにより、押下され、蓄圧室13内の内容液が圧縮され、図2の状態(この図2では噴霧完了状態を示している。)となって噴霧が完了される。
先ず図1の状態において、プランジャー14は最上位に位置して、容器C内の内容液は、蓄圧室13内に貯留している。
このとき、プランジャー14のオリフィス14hはピストン16により閉鎖されている。
すると蓄圧室13内の内容液は圧縮され加圧される。
するとプランジャー14及び隙間ピン15の底面の外周から内容液は上方に流動してピストン16を蓄圧スプリング18の下向き付勢力に抗して上方に押し上げる。
その後に圧縮された内容液は、プランジャー14と隙間ピン15との間の隙間から噴霧ヘッド25に流動して噴口26から内容液が噴霧されることとなる。
この状態が図1の非作動状態である。
上記のような一連の動作を繰り返すことにより1回の噴霧が行われるのである。
噴霧ヘッド25及びプランジャー14を上方向に常に付勢する復動スプリング17はハウジング10の外に配設されているのである。
つまり、上記本発明の実施形態の方がその蓄圧室の外径をより大きなものとすることができるのである。
その結果、1回の噴霧量を適宜大きくすることができることとなるのである。
この実施形態では、下向き筒状延長壁27が内側に上向き環状壁28が外側に配設させたが、この内側と外側の配置はその逆であってもよい。
まず、本発明に係る蓄圧ポンプのサイズ及び材質等は、適宜必要に応じて設計することができる。
上記実施形態ではプランジャー部分は、その軸芯部の隙間ピンとの組合せ体として実施したが、これを一体的なものとして製作することもできる。
即ち、棒状体からなるプランジャーであって、その軸方向に隘路を形成すればよい。
復動スプリング及び蓄圧スプリングとしては金属製のコイルスプリングを利用しているが、その他の材質のものであってもよい。
以上、本発明においては、プランジャー及び噴霧ヘッドを常に上方に、つまり、常に元の不使用状態の位置に付勢する復動スプリングをポンプのハウジングの外部に取り出し、配設することにより蓄圧室の大型化に成功したものである。
11 ディップチューブ
12 逆止弁
13 蓄圧室
14 プランジャー
14h オリフィス
15 隙間ピン
16 ピストン
17 復動スプリング
18 蓄圧スプリング
20 キャップ
25 噴霧ヘッド
26 噴口
27 下向き筒状延長壁
28 上向き環状壁
C 容器
Claims (4)
- 下端部にディップチューブが連結された蓄圧ポンプと、この蓄圧ポンプ内に上方から嵌入するプランジャーの上端に連結された噴霧ヘッドとから成り、前記蓄圧ポンプ内には内容液の蓄圧室が設けられ、前記噴霧ヘッド及びプランジャーを上方に付勢する復動スプリングと前記蓄圧室内の内容液をピストンを介して圧縮する蓄圧スプリングを有し、前記噴霧ヘッド及びプランジャーを押下すると、復動スプリングが収縮し、前記蓄圧室内の内容液が圧縮され、前記蓄圧スプリングの反発力によって前記ピストンが押下されて前記噴霧ヘッドの噴口から前記蓄圧室内の内容液が噴霧されるバネ蓄圧式噴霧ポンプにおいて、
前記蓄圧スプリングを蓄圧ポンプのハウジング内に設け、他方、前記復動スプリングを蓄圧ポンプの外部で当該蓄圧ポンプのハウジングと前記噴霧ヘッドの間に介装したことを特徴とするバネ蓄圧式噴霧ポンプ。 - 前記蓄圧ポンプのハウジングの外周に、容器の上端開口部を封止するキャップ部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のバネ蓄圧式噴霧ポンプ。
- 前記噴霧ヘッドの下端外周縁部から下方に延長する下向き筒状延長壁を設け、前記蓄圧ポンプの外周部の略中央部又は前記キャップ部の上端部から上方に延長する上向き環状壁を設け、これら下向き筒状延長壁と上向き環状壁の内側に前記復動スプリングが位置して、外部から見えないようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のバネ蓄圧式噴霧ポンプ。
- 前記プランジャーの軸芯部に隙間ピンを別体として配設し、この隙間ピンの外壁と前記プランジャーの内壁との隙間が内容液の流通路となっていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のバネ蓄圧式噴霧ポンプ。
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JP2016145828A JP2018015685A (ja) | 2016-07-25 | 2016-07-25 | バネ蓄圧式噴霧ポンプ |
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2016
- 2016-07-25 JP JP2016145828A patent/JP2018015685A/ja active Pending
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