[go: up one dir, main page]

JP2018015685A - バネ蓄圧式噴霧ポンプ - Google Patents

バネ蓄圧式噴霧ポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP2018015685A
JP2018015685A JP2016145828A JP2016145828A JP2018015685A JP 2018015685 A JP2018015685 A JP 2018015685A JP 2016145828 A JP2016145828 A JP 2016145828A JP 2016145828 A JP2016145828 A JP 2016145828A JP 2018015685 A JP2018015685 A JP 2018015685A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure accumulation
pump
spring
plunger
spray head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016145828A
Other languages
English (en)
Inventor
松本 健夫
Takeo Matsumoto
健夫 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruichi Valves Co Ltd
Original Assignee
Maruichi Valves Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maruichi Valves Co Ltd filed Critical Maruichi Valves Co Ltd
Priority to JP2016145828A priority Critical patent/JP2018015685A/ja
Publication of JP2018015685A publication Critical patent/JP2018015685A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

【課題】バネ蓄圧式噴霧ポンプで1回の噴霧量をより大きなものとすること。【解決手段】下端部にディップチューブ11が連結された蓄圧ポンプと、この蓄圧ポンプ内に上方から嵌入するプランジャー14の上端に連結された噴霧ヘッド25から成る。蓄圧ポンプ内には内容液の蓄圧室13を有し、噴霧ヘッド25とプランジャー14を上方に付勢する復動スプリング17と蓄圧室13内の内容液をピストン16を介して圧縮する蓄圧スプリング18を有し、噴霧ヘッド25とプランジャー14を押下すると復動スプリング17が収縮し、蓄圧室13内の内容液が圧縮され、蓄圧スプリング18の反発力によって前記ピストン16が押下されて噴霧ヘッド25の噴口26から内容液が噴霧される。蓄圧スプリング18を蓄圧ポンプのハウジング10内に設け、前記復動スプリング17を蓄圧ポンプの外部で当該蓄圧ポンプのハウジング10と前記噴霧ヘッド25の間に介装した。【選択図】図1

Description

本発明は、各種容器の上端開口部に設けられ、その内溶液を外部に噴霧できるバネ蓄圧式噴霧ポンプの改良に関するものである。
従来のこの種のバネ蓄圧式噴霧ポンプとしては、以下の特許文献に記載のものを挙げることができる。
下記特許文献1に記載の発明においては、蓄圧ポンプの貯留室(蓄圧室)内に空気が滞留しないように、空気の浮上力を利用して貯留室内の上部に開閉弁を設け、空気が完全に排出できるようにすることを目的としている。
その構成は、容器内の真空発生を防止する空気進入孔を備え且つ縦方向に開口した弁筐と、液を加圧し該液をノズルまで導入する液通路を設けたプランジャーと、該プランジャーの外周部と前記弁筐の内壁とを機密状に摺動するピストンと、前記プランジャー及びピストンを付勢する圧縮ばねと、一方向には液の逆流を防止するが他方向には許容する逆止弁と、蓄圧室内からノズルに通じる通路を開閉する弁と、前記弁筐に固着され且つ容器上に係合されるキャップと、蓄圧液を外部に放出するに適した噴霧ヘッドとを包含する蓄圧噴霧ポンプにおいて、前記弁を蓄圧室内の上部に設け、蓄圧室内へ空気が残留することを防止したものである。
下記特許文献2に記載の発明においては、蓄圧室内に発生する残留空気を排除すること、及び、ピストンで蓄圧室とノズルとを連通させている液通路を開閉させ、構造を簡素化することを目的としている。
その構成は、容器と、内容液を外部に放出する噴霧ヘッドと、ポンプ本体を前記容器上に係合するキャップと、容器内の真空発生を防止する空気進入孔を備えた弁筐と、内容液を加圧し、この内容液をノズルまで導入する通路を設けたプランジャーと、該プランジャーの外周部と前記弁筐の内壁とを機密状に摺動するピストンと、前記プランジャーとピストンを付勢する圧縮ばねと、一方向には内容液を許容するが逆方向には不通となる逆止弁とを包含するばね蓄圧式噴霧ポンプにおいて、前記プランジャーは通常ピストンで閉鎖される横孔を設け、前記プランジャーが可動したとき、前記横孔は前記ピストンより開口して蓄圧室とノズルとを連通させて蓄圧物(内容液)を噴霧するものである。
特公昭60−31551号公報 特公昭60−31552号公報
本発明においては、上記の従来例と同様のバネ蓄圧式噴霧ポンプに関するものであるが、その構造又は構成を改良して、内容液が貯留され圧縮され(蓄圧され)、その後噴口から噴霧される噴霧ポンプにおいて、この蓄圧室の内容積をより大きく形成し、1回の噴霧量又は噴射量をより多くすることをその課題としている。
同時に、この蓄圧室内に貯留している内容液のほぼ全量を排出することができるようにして、内容液のロスを少なくすることもその課題となる。
因みに、上記の1回の噴射量は、約0.4ml乃至2.0ml程度とすることを目標としている。
そこで、本願出願人は、上記課題を解決すべく、図3に示した構造の噴霧ポンプを創案した。
図3は、出願人が上記課題を解決するために開発したバネ蓄圧式噴霧ポンプの断面説明図であり、その左半分が非作動状態を、その右半分が作動状態を図示するものである。
その構成は、ハウジング10の下端部にはディップチューブ11が連結し、このディップチューブ11から連続する通路のハウジング10下端部には逆止弁12が配設され、この逆止弁12の上方に蓄圧室13が配置され、ハウジング10の上端部からはプランジャー14が嵌入し、このプランジャー14の軸芯部には隙間ピン15が配設され、この隙間ピン15とプランジャー14との間が内容液の通路を形成し、前記プランジャー14の外周壁とハウジング10の内壁との間にピストン16を配設し、このピストン16とプランジャー14との間にプランジャー14を上方に付勢する復動スプリング17を配設し、更に、前記ピストン16とハウジング10との間には蓄圧スプリング18を配設したものである。
前記ハウジング10の外周の略中央部にはキャップ20を設け、このキャップ20の内周面には雌ネジを刻設して、容器Cの上端開口部の外周に設けられた雄ネジと相互に螺合し、この蓄圧ポンプを取り付けることができる。
前記プランジャー14の上端部には、噴霧ヘッドとなる押下ボタンが装着され、この押下ボタンを押下することにより、前記蓄圧室13内に貯留する一定量の内容液が押下ボタン25の噴口26から外部に噴霧されるのである。
前記蓄圧室13内に貯留した内容液は、前記蓄圧スプリング18により適切に外部に噴霧された後は、押下ボタン25の押下が解除されて上方位置に復帰するが、その際に蓄圧室13内は負圧となり、ディップチューブ11から内容液が蓄圧室13内に補充される。
容器内の内容液がディップチューブ11から蓄圧室13内に補充されると、容器C内の内圧が負圧となるために、外気を導入するための外気導入口10hを介して外気が容器内に導入される構造である。
この開発例においても、1回の噴霧量を大きくするためには、ハウジング10の蓄圧室13の上下方向長さを大きくすれば可能なのであるが、プランジャー14のストロークは所定範囲に制限されるために、単にその上下方向長さを長くすることができない。
この点は、上記の従来例でも同じことである。
そこで、この蓄圧室の上下方向長さを長くするという考え方では、その内容積を大きくすることができない。
この点が本発明の出発点であり、上記図3に示したバネ蓄圧式噴霧ポンプを更に改良し、本発明に至ったものである。
上記課題を解決するために、本発明の第1のものは、下端部にディップチューブが連結された蓄圧ポンプと、この蓄圧ポンプ内に上方から嵌入するプランジャーの上端に連結された噴霧ヘッドとから成り、前記蓄圧ポンプ内には内容液の蓄圧室が設けられ、前記噴霧ヘッド及びプランジャーを上方に付勢する復動スプリングと前記蓄圧室内の内容液をピストンを介して圧縮する蓄圧スプリングを有し、前記噴霧ヘッド及びプランジャーを押下すると、復動スプリングが収縮し、前記蓄圧室内の内容液が圧縮され、前記蓄圧スプリングの反発力によって前記ピストンが押下されて前記噴霧ヘッドの噴口から前記蓄圧室内の内容液が噴霧されるバネ蓄圧式噴霧ポンプにおいて、前記蓄圧スプリングを蓄圧ポンプのハウジング内に設け、他方、前記復動スプリングを蓄圧ポンプの外部で当該蓄圧ポンプのハウジングと前記噴霧ヘッドの間に介装したことを特徴とするバネ蓄圧式噴霧ポンプである。
本発明の第2のものは、上記第1の発明において、前記蓄圧ポンプのハウジングの外周に、容器の上端開口部を封止するキャップ部を形成したことを特徴とするバネ蓄圧式噴霧ポンプである。
本発明の第3のものは、上記第1又は第2の発明において、前記噴霧ヘッドの下端外周縁部から下方に延長する下向き筒状延長壁を設け、前記蓄圧ポンプの外周部の略中央部又は前記キャップ部の上端部から上方に延長する上向き環状壁を設け、これら下向き筒状延長壁と上向き環状壁の内側に前記復動スプリングが位置して、外部から見えないようにしたことを特徴とするバネ蓄圧式噴霧ポンプである。
本発明の第4のものは、上記何れかの発明において、前記プランジャーの軸芯部に隙間ピンを別体として配設し、この隙間ピンの外壁と前記プランジャーの内壁との隙間が内容液の流通路となっていることを特徴とするバネ蓄圧式噴霧ポンプである。
本発明の第1のものにおいては、下端部にディップチューブが連結された蓄圧ポンプと、この蓄圧ポンプの上端に連結された噴霧ヘッドとから成り、前記蓄圧ポンプ内には内容液の蓄圧室が設けられ、前記噴霧ヘッドを上方に付勢する復動スプリングと前記蓄圧室内の内容液を圧縮する蓄圧スプリングを有し、前記噴霧ヘッドを押下すると、復動スプリングが収縮し、前記蓄圧室内の内容液が圧縮され、前記蓄圧スプリングの反発力によって前記噴霧ヘッドの噴口から前記蓄圧室内の内容液が噴霧されるバネ蓄圧式噴霧ポンプにおいて、前記蓄圧スプリングを蓄圧ポンプのハウジング内に設け、他方、前記復動スプリングを蓄圧ポンプの外部で当該蓄圧ポンプのハウジングと前記噴霧ヘッドの間に介装したことにより、換言すると、前記復動スプリングをハウジングの外部に配置したため、蓄圧室の内径をより大きくすることができる。
即ち、容器の上端開口部の直径が同じで、ポンプの構成、サイズが同じであれば、通常は復動スプリングと蓄圧スプリングとをハウジングの内部に並列に設けることとなるために、この一方の復動スプリングをハウジングの外部に配設することにより、ハウジング内には蓄圧スプリングのみが存在することにより、プランジャーの外径をより大きくすることが可能となり、これにより蓄圧室の内径も大きく設計することができることとなり、その結果、蓄圧室の内容積をより大きなものとすることができるのである。
尚、上記の復動スプリングと蓄圧スプリングを直列に並べればよいと考えることもできるが、噴霧ヘッドの上下のストロークをより大きく、最大のものとするには、やはり、復動スプリングと蓄圧スプリングを並列に設ける必要がある。
そのために、本発明においては、復動スプリングをハウジングの外部に装備させ、その課題を解決したものである。
本発明の第2のものにおいては、蓄圧ポンプを容器の上端開口部に取り付けるためのキャップ部を特定したものである。
即ち、当該蓄圧ポンプのハウジングの外周に、容器の上端開口部を封止するキャップ部を形成したことを特徴とするものである。
通常、容器の上端開口部の外側には雄ネジ部が存在し、その雄ネジ部に螺合する雌ネジを内壁面に設けたキャップ等により相互に螺合して容易に装着固定することができる。
本発明の第3のものにおいては、上記ハウジングの外部に設けた復動スプリングが外部から視認することができないようにするための構成を特定したものである。
即ち、前記押下ボタンの下端外周縁部から下方に延長する下向き筒状延長壁を設け、前記蓄圧ポンプの外周部の略中央部又は前記キャップ部の上端部から上方に延長する上向き環状壁を設け、これら下向き筒状延長壁と上向き環状壁の内側に前記復動スプリングが位置するように構成したものである。
これにより、この復動スプリングは外部から視認することができず、スマートな外観を呈することとなるのである。
本発明の第4のものにおいては、前記プランジャーの構成をより限定したものであり、即ち、前記プランジャーの軸芯部に隙間ピンを別体として配設し、この隙間ピンの外壁と前記プランジャーの内壁との隙間を内容液の流通路としたことを特徴とする。
これにより、プランジャー内の流通路の容積を最小のものとし、蓄圧室内に貯留する内容液のほぼ全量が外部に噴霧され、残留する内容液を可能な限り少なくすることができ、内容液のロスを減少させることができる。
本発明の一実施形態に係るバネ蓄圧式噴霧ポンプを図示する中央縦断面図であり、その非作動状態を図示している。 上記実施形態の中央縦断面図であって、噴霧ヘッドを押下した噴霧状態を図示している。 出願人が本発明の開発前に創案したバネ蓄圧式噴霧ポンプの断面説明図であり、その左半分が非作動状態を、その右半分が作動状態を図示するものである。
以下、添付の図面と共に本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るバネ蓄圧式噴霧ポンプを図示する中央縦断面図であり、その非作動状態を図示している。
図2は、同じく上記実施形態の中央縦断面図であって、噴霧ヘッドを押下した噴霧状態を図示している。
本発明に係るバネ蓄圧式噴霧ポンプは、各種内容液が収容された容器Cの上端開口部に取り付けられ固定される。
そのハウジング10は、略筒形状を有し、その下端部にはディップチューブ11に接続する管状の接続部10dが設けられ、この管状の接続部10dの上端部、即ち、ハウジング10の底面部に鋼球からなる逆止弁12が配備されている。
ハウジング10の上端開口部からはプランジャー14が上方から嵌入する。
このプランジャー14の上端部には噴霧ヘッド25が連結している。
このプランジャー14の下端部の下方部分に蓄圧室13が形成される。
このプランジャー14の外壁とハウジング10の内壁との間にはピストン16が気密状に配設され、その間で上下往復摺動する。
このピストン16を常に下方に押圧するのが蓄圧スプリング18である。
ハウジング10の外周面略中央部にはキャップ20が設けられており、このキャップ20は容器Cの上端開口部に螺合される。
つまり、キャップ20の内周面には雌ネジが刻設され、容器Cの上端開口部の外周面には雄ネジが刻設され、相互に螺合され、キャップ20は容器Cの上端開口部に固定される。
キャップ20が設けられた少し下方には、内容液の噴霧後に容器C内の負圧を補うための外気導入口10hが設けられている。
更に、上記プランジャー14の軸芯部には隙間ピン15が配設され、この隙間ピン15の外壁とプランジャー14の内壁との小さな隙間が内容液の流通路を形成する。
プランジャー14の適宜位置には横穴からなるオリフィス14hが設けられており、図1の非作動状態においては、このオリフィス14hは、ピストン16により閉鎖された状態にある。
このプランジャー14は、噴霧ヘッド25が押下されることにより、押下され、蓄圧室13内の内容液が圧縮され、図2の状態(この図2では噴霧完了状態を示している。)となって噴霧が完了される。
以下、この蓄圧ポンプの動作について詳説する。
先ず図1の状態において、プランジャー14は最上位に位置して、容器C内の内容液は、蓄圧室13内に貯留している。
このとき、プランジャー14のオリフィス14hはピストン16により閉鎖されている。
この状態から噴霧ヘッド25を手指等で押下すると、プランジャー14及び隙間ピン15が押下される。
すると蓄圧室13内の内容液は圧縮され加圧される。
するとプランジャー14及び隙間ピン15の底面の外周から内容液は上方に流動してピストン16を蓄圧スプリング18の下向き付勢力に抗して上方に押し上げる。
ピストン16が上方に押し上げられると、ピストン16の下方部に内容液が進入してそのピストン16の下方部の空間とプランジャー14のオリフィス14hが連通する。
その後に圧縮された内容液は、プランジャー14と隙間ピン15との間の隙間から噴霧ヘッド25に流動して噴口26から内容液が噴霧されることとなる。
図2では、この内容液の噴霧が完了した状態を示しており、つまり、ピストン16が蓄圧スプリング18の作用によりその一番下の位置に押し下げられ、内容液が噴霧完了された状態を示している。
この図2の状態から、噴霧ヘッド25への押下力を解除すると、噴霧ヘッド25とキャップ20の上端面との間に介装されている復動スプリング17の作用により噴霧ヘッド25及びプランジャー14とが上方に移行して元の非作動状態に復帰する。
このとき、つまりプランジャー14が上方に移行する際には、ハウジング10の下端部に位置する逆止弁12の作用により、蓄圧室内は真空状態となるため容器C内部の内容液が蓄圧室13内に流入することとなる。
この状態が図1の非作動状態である。
上記のような一連の動作を繰り返すことにより1回の噴霧が行われるのである。
ここで、良く解る通り、ハウジング10内にはピストン16を常に下方向に付勢する蓄圧スプリング18のみが配設されていることとなる。
噴霧ヘッド25及びプランジャー14を上方向に常に付勢する復動スプリング17はハウジング10の外に配設されているのである。
既に説明したが図3の蓄圧ポンプにあっては、そのハウジング10内に復動スプリング17及び蓄圧スプリング18が共に配設されているため、容器の上端開口部が同一の大きさ(同一の直径)の場合には、蓄圧室の外径が図3の形態の方が小さくなるのである。
つまり、上記本発明の実施形態の方がその蓄圧室の外径をより大きなものとすることができるのである。
その結果、1回の噴霧量を適宜大きくすることができることとなるのである。
ここで、上記実施形態において、復動スプリング17は、噴霧ヘッド25とハウジング10のキャップ20の上端面との間に介在させているが、この復動スプリング17を外部から視認することができないようにするために、噴霧ヘッド25の下端外周縁部から下方に延長する下向き筒状延長壁27を設け、他方、キャップ20の上端面からは上向き環状壁28を設けた。
この実施形態では、下向き筒状延長壁27が内側に上向き環状壁28が外側に配設させたが、この内側と外側の配置はその逆であってもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明においては以下の通り種々設計変更が可能である。
まず、本発明に係る蓄圧ポンプのサイズ及び材質等は、適宜必要に応じて設計することができる。
プランジャーの上下ストロークの範囲も適宜自由に設計することができる。
上記実施形態ではプランジャー部分は、その軸芯部の隙間ピンとの組合せ体として実施したが、これを一体的なものとして製作することもできる。
即ち、棒状体からなるプランジャーであって、その軸方向に隘路を形成すればよい。
ピストンは、プランジャー外壁とハウジング内壁との間に気密に配設されているが、適宜Oリング等のシーリング部材を介在させることも自由である。
復動スプリング及び蓄圧スプリングとしては金属製のコイルスプリングを利用しているが、その他の材質のものであってもよい。
キャップは、上記実施形態では、スクリュー式のものを採用したが、このキャップの固定手段は、このスクリュー式でなく、単なる嵌合式のものを利用することもでき、適宜必要に応じて選択し、適用すればよい。
その他のこの種のバネ蓄圧式噴霧ポンプの構成については、従来のものを採用することができる。
以上、本発明においては、プランジャー及び噴霧ヘッドを常に上方に、つまり、常に元の不使用状態の位置に付勢する復動スプリングをポンプのハウジングの外部に取り出し、配設することにより蓄圧室の大型化に成功したものである。
10 ハウジング
11 ディップチューブ
12 逆止弁
13 蓄圧室
14 プランジャー
14h オリフィス
15 隙間ピン
16 ピストン
17 復動スプリング
18 蓄圧スプリング
20 キャップ
25 噴霧ヘッド
26 噴口
27 下向き筒状延長壁
28 上向き環状壁
C 容器

Claims (4)

  1. 下端部にディップチューブが連結された蓄圧ポンプと、この蓄圧ポンプ内に上方から嵌入するプランジャーの上端に連結された噴霧ヘッドとから成り、前記蓄圧ポンプ内には内容液の蓄圧室が設けられ、前記噴霧ヘッド及びプランジャーを上方に付勢する復動スプリングと前記蓄圧室内の内容液をピストンを介して圧縮する蓄圧スプリングを有し、前記噴霧ヘッド及びプランジャーを押下すると、復動スプリングが収縮し、前記蓄圧室内の内容液が圧縮され、前記蓄圧スプリングの反発力によって前記ピストンが押下されて前記噴霧ヘッドの噴口から前記蓄圧室内の内容液が噴霧されるバネ蓄圧式噴霧ポンプにおいて、
    前記蓄圧スプリングを蓄圧ポンプのハウジング内に設け、他方、前記復動スプリングを蓄圧ポンプの外部で当該蓄圧ポンプのハウジングと前記噴霧ヘッドの間に介装したことを特徴とするバネ蓄圧式噴霧ポンプ。
  2. 前記蓄圧ポンプのハウジングの外周に、容器の上端開口部を封止するキャップ部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のバネ蓄圧式噴霧ポンプ。
  3. 前記噴霧ヘッドの下端外周縁部から下方に延長する下向き筒状延長壁を設け、前記蓄圧ポンプの外周部の略中央部又は前記キャップ部の上端部から上方に延長する上向き環状壁を設け、これら下向き筒状延長壁と上向き環状壁の内側に前記復動スプリングが位置して、外部から見えないようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のバネ蓄圧式噴霧ポンプ。
  4. 前記プランジャーの軸芯部に隙間ピンを別体として配設し、この隙間ピンの外壁と前記プランジャーの内壁との隙間が内容液の流通路となっていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のバネ蓄圧式噴霧ポンプ。
JP2016145828A 2016-07-25 2016-07-25 バネ蓄圧式噴霧ポンプ Pending JP2018015685A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016145828A JP2018015685A (ja) 2016-07-25 2016-07-25 バネ蓄圧式噴霧ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016145828A JP2018015685A (ja) 2016-07-25 2016-07-25 バネ蓄圧式噴霧ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018015685A true JP2018015685A (ja) 2018-02-01

Family

ID=61078964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016145828A Pending JP2018015685A (ja) 2016-07-25 2016-07-25 バネ蓄圧式噴霧ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018015685A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021030171A (ja) * 2019-08-27 2021-03-01 隼人 渡辺 スプレー装置
WO2021164094A1 (zh) * 2020-02-21 2021-08-26 中山市美捷时包装制品有限公司 一种外置双弹簧香水泵
JP2022052499A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 株式会社吉野工業所 吐出器
WO2022082844A1 (zh) * 2020-10-23 2022-04-28 广州尚功塑胶有限公司 一种双弹簧全塑真空泵

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02203952A (ja) * 1988-12-09 1990-08-13 Coster Tecnologie Speciali Spa 容器から液体物質を放出するための改良された予圧縮ポンプ
JPH02504007A (ja) * 1987-07-08 1990-11-22 インジ・エリッヒ・プファイファ・ゲーエムベーハー・ウント・コー・カーゲー 媒体用手動操作排出装置
JP2014532013A (ja) * 2011-09-20 2014-12-04 ヨンウー カンパニー,リミテッド スプレーポンプ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02504007A (ja) * 1987-07-08 1990-11-22 インジ・エリッヒ・プファイファ・ゲーエムベーハー・ウント・コー・カーゲー 媒体用手動操作排出装置
JPH02203952A (ja) * 1988-12-09 1990-08-13 Coster Tecnologie Speciali Spa 容器から液体物質を放出するための改良された予圧縮ポンプ
JP2014532013A (ja) * 2011-09-20 2014-12-04 ヨンウー カンパニー,リミテッド スプレーポンプ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021030171A (ja) * 2019-08-27 2021-03-01 隼人 渡辺 スプレー装置
WO2021164094A1 (zh) * 2020-02-21 2021-08-26 中山市美捷时包装制品有限公司 一种外置双弹簧香水泵
JP2022052499A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 株式会社吉野工業所 吐出器
JP7482729B2 (ja) 2020-09-23 2024-05-14 株式会社吉野工業所 吐出器
WO2022082844A1 (zh) * 2020-10-23 2022-04-28 广州尚功塑胶有限公司 一种双弹簧全塑真空泵
US11786925B2 (en) 2020-10-23 2023-10-17 Guangzhou Shanggong Plastic Co., Ltd Dual-spring all-plastic vacuum pump

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8016164B2 (en) Low height precompression pump
RU2577264C2 (ru) Устройство распыления с функциями аэрозольного устройства ("flairosol")
KR101146999B1 (ko) 단일 실리콘재 펌프로 작동되는 버튼식 화장품 용기
EP1872859B1 (en) Simplified pump for dispensing fluid substances withdrawn from a container
JP2018015685A (ja) バネ蓄圧式噴霧ポンプ
JP7361608B2 (ja) 容器から液体を分注するためのデバイス、システム及び方法
CN211686390U (zh) 按压式吸液泵
KR101565769B1 (ko) 토출부고정형 용기
KR20130117027A (ko) 단일 실리콘재 펌프로 작동되는 버튼식 화장품 용기
JP2023051410A (ja) 吐出器
KR101036269B1 (ko) 측면배출통로를 갖는 에어리스 타입 화장품 용기
KR200466221Y1 (ko) 화장품용기
JP4038344B2 (ja) 蓄圧式液体噴出器
JP6250720B2 (ja) 一回転で作動する持続性噴霧ディスペンサ
US12097514B2 (en) High-pressure pre-compression pump
KR102776116B1 (ko) 향수 용기용 펌프
JP2020147292A (ja) 液体吐出用ポンプ
US12208404B2 (en) High-pressure pre-compression pump
US7243819B2 (en) Simplified invertible pump for dispensing atomized liquids
US12049884B2 (en) Method for assembling a high-pressure precompression pump
CN114080277B (zh) 一种用于分配流体物质的装置
CN117772450A (zh) 一种蓄压式按压泵
JP2007112478A (ja) 吐出容器
CN112938151A (zh) 按压式吸液泵
CN119137047A (zh) 泵及喷出容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190610

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200731

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201116

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201130