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JP2018008735A - 2重容器 - Google Patents

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JP2018008735A
JP2018008735A JP2016140250A JP2016140250A JP2018008735A JP 2018008735 A JP2018008735 A JP 2018008735A JP 2016140250 A JP2016140250 A JP 2016140250A JP 2016140250 A JP2016140250 A JP 2016140250A JP 2018008735 A JP2018008735 A JP 2018008735A
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spout
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cap
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藤原 崇
Takashi Fujiwara
崇 藤原
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

【課題】液体を収納することが可能な2重容器において、外側の紙容器および内側の内袋とを2重にして組み立てる際に、容易にスパウトを容器外部に向けて露出させて固定することが可能であって、かつ使用後の廃棄においては、外側の紙容器および内側の内袋との分離を容易に行なうことのできる、2重容器を提供することを課題とする。【解決手段】紙容器は、正面の胴部の上部には、フラップA、天面を形成するフラップBを有し、さらにフラップCを有し、フラップAには、キャップおよびスパウトを通す穴を有し、左右の胴部にはフラップDおよびフラップEを有し、フラップDおよびフラップEには、スパウトの下部を左右から支えることが可能な凹みを有し、向こう正面の胴部には、フラップJ、フラップKが接続してキャップおよびスパウトを通す穴を有し、キャップおよびスパウトは、外部に突き出して固定されていることを特徴とする、2重容器である。【選択図】図3

Description

本発明は2重容器に関するものである。とくに、外側は紙容器からなり、内側にプラスチックフィルムを基材とする内袋を収納してなる、液体容器として用いることのできる、2重容器に関するものである。
近年の生活様式において、液体の商品の流通、販売の場面で、プラスチックフィルムを用いた液体容器や、液体用紙容器を用いた商品は数多く生産、流通、販売され消費者の手元に届けられている。
たとえばジュース、乳飲料、酒類などの飲料は、メーカーにおいて液体充填装置により、ビンやプラスチックボトル、液体用紙容器などの液体容器に所定量が充填され、商品として送り出される。
なかでも、バッグインボックスと呼ばれる容器があり、これはプラスチックフィルムを用いたバッグと呼ばれる内袋に、液体が充填された後にスパウトが打栓され、ダンボールなどの紙箱に収納された2重容器である。
このような2重容器の場合、外側がダンボールなどの紙容器であるために、直方体、あるいは立方体形状にすることができるために、倉庫などでの在庫効率や、輸送効率の向上を図ることが可能である。
また外側の紙容器によって、耐衝撃性をはじめとする機械的強度の強化や、紫外線などの環境の影響を遮断することが可能である。また外側の紙容器には印刷などの表面加飾が容易であり、さらにプラスチック容器そのままの状態に比べて、外側が紙箱であれば持ち運びに便利であり、ハンドリングも容易である。
また内側はプラスチックフィルムを基材とする内袋であることから、液体の収納に適しており、スパウトの開閉によって必要な量をその都度取り出すことができる。さらに、使用済みとなった2重容器は、廃棄するに際して、紙容器とプラスチックフィルムを基材とする内袋との、分離が容易で、減容が可能であり、環境適合型の液体容器として広く受け入れられるものとなっている。
このような、液体を収納することのできる2重容器の場合、内袋に取り付けられたスパウトは、外側の紙容器から外側に向けて、突き出して露出させることによって、必要なときに取り出すことを、より便利に行なうことができる。
このとき、スパウトは使用前の準備として、外側の紙容器に開口部および開口部に連続するフラップを設けておき、スパウトを開口部から引き出して後、スパウトを紙容器の開口部に該フラップを用いて固定するなどの、使用前の作業を必要とするため、煩雑さが避けられなかった。
あるいは、スパウトをあらかじめ紙容器から外に突き出して露出させておく場合には、スパウトを固定しておくためのプラスチックパーツを必要とした。
特許文献には液体用のバッグインボックスとその使用方法が提案されているが、内袋と外側の紙容器は溶着されているものであり、スパウトを外側に突き出して露出させるには
、カートンの天地両方を一度に組み立てる方法を取っているのであって、簡単な工程ではなく、また溶着をしていることによって、使用後の分離が容易ではないという問題を抱えたものであった。
特開昭58−203855号公報
本発明はかかる状況に鑑みてなされたものであり、液体を収納することが可能な2重容器において、外側の紙容器および内側の内袋とを2重にして組み立てる際に、容易にスパウトを容器外部に向けて露出させて固定することが可能であって、かつ使用後の廃棄においては、外側の紙容器および内側の内袋との分離を容易に行なうことのできる、2重容器を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、
内側はプラスチックフィルムを基材とする内袋、および外側は紙を基材とする紙容器からなる2重容器であって、
該内袋は、キャップおよびスパウトを有して、キャップで密閉可能に製袋されており、
該紙容器は、天面、および底面、および四角柱の胴部を有しており、その天面と四角柱正面の胴部との間は斜面であって、
四角柱の正面の胴部の上部には、胴部から近い順に、斜面を形成するフラップA、天面を形成するフラップBを有し、さらに天面と向こう正面の胴部の間に差し込み可能な、フラップCを有し、該フラップAには、キャップおよびスパウトを通す穴を有し、
四角柱の正面の胴部を挟んで、左右の胴部の上部手前側には斜面を形成するフラップDおよびフラップEを有し、該フラップDおよびフラップEには、それぞれスパウトの下部を左右から支えることが可能な凹みを有し、
該左右の胴部の上部奥側には、天面を形成するフラップGおよびフラップHがそれぞれ接続しており、
向こう正面の胴部の上部には、胴部から近い順に、天面を形成するフラップJ、および斜面を形成するフラップKが接続しており、斜面を形成する該フラップKには、キャップおよびスパウトを通す穴を有し、
該キャップおよびスパウトは、紙容器内側から、斜面を形成するフラップKの穴、フラップAの穴の順に通過して、外部に突き出して固定されるよう組み立てられていることを特徴とする、2重容器である。
本発明によれば、液体を収納することが可能な2重容器において、外側の紙容器および内側の内袋とを2重にして組み立てる際に、容易にスパウトを容器外部に向けて露出させて固定することが可能であって、かつ使用後の廃棄においては、外側の紙容器および内側の内袋との分離を容易に行なうことのできる、2重容器を提供することが可能である。
図1は本発明に係る2重容器の一実施態様を説明するための、斜視模式図である。 図2は本発明に係る2重容器の、紙容器の一実施態様を説明するための、斜視模式図である。 図3は本発明に係る2重容器の、一実施態様において、内袋収納完了の状態を説明するための、斜視模式図である。 図4は本発明に係る2重容器の、一実施態様において、紙容器組立ての状態を説明するための斜視模式図である。 図5は本発明に係る2重容器の、一実施態様において、紙容器組立ての状態を説明するための斜視模式図である。 図6は本発明に係る2重容器の、一実施態様において、紙容器組立ての状態を説明するための斜視模式図である。 図7は本発明に係る2重容器の、一実施態様において、紙容器組立ての状態を説明するための斜視模式図である。 図8は本発明に係る2重容器の、一実施態様において、紙容器組立てが完成した状態を説明するための斜視模式図である。 図9は本発明に係る2重容器の、一実施態様において、フラップの重なりおよびスパウトの支持機構を説明するための、部分断面模式図である。
以下、本発明を図を参照しながら、更に詳しい説明を加える。ただし本発明は、ここに示す例にのみ限定されるものではない。本発明は、請求項によって限定されるものである。
図1は本発明に係る2重容器の一実施態様を説明するための、斜視模式図である。本発明は2重容器(100)に係るものであって、内側はプラスチックフィルムを基材とする内袋(20)、および外側は紙を基材とする紙容器(10)からなる2重容器である。
内袋(20)は、キャップ(21)およびスパウト(22)を有して、キャップ(21)で密閉可能に製袋されており、紙容器(10)は、天面(1)、および底面(2)、および四角柱の胴部(15)を有しており、その天面(1)と四角柱正面の胴部(3)の間は斜面(7)で構成される。
本発明において、内袋(20)は、キャップ(21)およびスパウト(22)を有し、それらは、紙箱の斜面(7)から外部に突き出して固定されるが、このとき四角柱の胴部(15)の上部に設けられたフラップを組み合わせて組み立てることによって、固定され2重容器(100)が完成される。
図2は本発明に係る2重容器の、紙容器の一実施態様を説明するための、斜視模式図である。本発明による2重容器(100)において、紙容器の天面(1)、斜面(7)はいずれも、フラップを折り曲げて紙容器(10)を組立てることによって、形成することができる。
四角柱の正面の胴部(3)の上部には、胴部から近い順に、フラップ(A)、フラップ(B)を有し、さらに天面(1)と向こう正面の胴部(6)との間のスリット(12)に差し込み可能なフラップ(C)を有し、該フラップ(A)の中央部付近には、キャップおよびスパウトを通す穴(8)を有している。
これらは、フラップを折り曲げて2重容器(100)の外側の紙容器(10)を組み立てた際には、図1に示す、2重容器(100)の外側の天面(1)および斜面(7)を形成する。
すなわち、フラップ(A)は折り曲げてのち、斜面(7)を形成し、フラップ(B)は、折り曲げてのち、天面(1)を形成する。またフラップ(C)は、天面(1)と向こう正面の胴部(6)との間の、スリット(12)に差し込まれ、フラップ全体を固定することができる。
四角柱の正面の胴部(3)を挟んで、左側の胴部(4)の上部手前側にはフラップ(D)を有し、また右側の胴部(5)の上部手前側には、フラップ(E)を有し、フラップ(D)およびフラップ(E)は、折り曲げたのち、それぞれスパウトの側部および下部を、左右から支えることが可能な凹み(11)を有している。
これらは、フラップを折り曲げて2重容器(100)の外側の紙容器(10)を組み立てた際には、フラップ(D)およびフラップ(E)は、いずれも斜面(7)を形成する。
左側の胴部(4)の上部奥側には、フラップ(G)が設けてあり、右側の胴部(5)の上部奥側には、フラップ(H)がそれぞれ設けてある。
これらのフラップは、内側に向けて折り曲げて、2重容器(100)外側の紙容器(10)を組み立てた際には、フラップ(G)、およびフラップ(H)はいずれも天面(1)を形成する。
向こう正面の胴部(6)の上部には、胴部から近い順に、フラップ(J)、およびフラップ(K)が接続しており、フラップ(K)の中央部付近には、キャップおよびスパウトを通す穴(9)を有している。
これらは、フラップを折り曲げて、2重容器(100)外側の紙容器(10)を組み立てた際には、フラップ(J)は天面(1)を形成し、フラップ(K)は斜面(7)を形成する。
図3は本発明に係る2重容器の、一実施態様において、内袋収納完了の状態を説明するための、斜視模式図である。
ここに示す図3において、2重容器(100)の内袋(20)には、内容物が充填されており、スパウト(22)の先端のキャップ(21)で密閉されている。すなわち、内袋(20)は、スパウト(22)先端のキャップ(21)で密閉可能に製袋されており、また内容物を取り出す際には、その都度開栓することができる。
本発明における2重容器(100)は、内袋(20)を装填された紙容器(10)のフラップを、内側に折り込むこと、およびフラップ(A)に設けられた穴(8)およびフラップ(K)に設けられた穴(7)に、キャップ(21)およびスパウト(22)を通過させて固定して構成されるものである。
図4は本発明に係る2重容器の、一実施態様において、紙容器組立ての状態を説明するための斜視模式図である。
フラップの折り曲げの順序については、必ずしも限定を設けるものではないが、たとえば、図4に示すフラップ(G)、およびフラップ(H)の折り曲げによって、天面(1)を形成することができる。
すなわち、左側の胴部(4)の上部奥側に接続するフラップ(G)、および右側の胴部(5)の上部奥側に接続するフラップ(H)は、紙容器(10)胴部内側に向けて折り込まれる。これらは重なり合って天面(1)を形成する。ここでフラップ(G)とフラップ(H)の折りまげの状態は、その上下については特段の制限をするものではなく、また重なり部分はなくても良い。
図5は本発明に係る2重容器の、一実施態様において、紙容器組立ての状態を説明するための斜視模式図である。
フラップの折り曲げの順序については、必ずしも限定を設けるものではないが、たとえば、フラップ(G)、フラップ(H)の折り曲げに次いで、図5に示すフラップ(J)、およびフラップ(K)の折り曲げによって、天面(1)および斜面(7)を形成することができる。
すなわち、向こう正面の胴部(6)の上部には、胴部から近い順に、天面を形成するフラップ(J)、および斜面を形成するフラップ(K)が接続しており、斜面を形成するフラップ(K)には、フラップの中央部付近にキャップおよびスパウトを通す穴(9)を有している。
フラップ(J)は図中の小さい矢印方向に折り曲げて、天面(1)を形成することができる。また、フラップ(K)もまた、図中の大きい矢印方向に折り曲げて、斜面(7)とすることができる。
このフラップ(K)を折り曲げて、斜面(7)を形成する際には、穴(9)にキャップ(21)およびスパウト(22)を通過させて折り曲げ、スパウト(22)を固定することができる。
穴(9)はフラップ(K)を折り曲げた際に、スパウト(22)の円筒部を穴(9)の周縁部で上から押さえて固定することのできる位置に設けることができ、この場合にはスパウト(22)の上方からの固定を、より適切に行なうことができる。
図6は本発明に係る2重容器の、一実施態様において、紙容器組立ての状態を説明するための斜視模式図である。
フラップの折り曲げの順序については、必ずしも限定を設けるものではないが、たとえば、図5に示すフラップ(D)、およびフラップ(E)の折り曲げによって、斜面(7)を形成することができる。
四角柱の正面の胴部(3)を挟んで、左側の胴部(4)の上部手前側に接続するフラップ(D)および、右側の胴部(5)の上部手前側に接続するフラップ(E)を斜面中央に向けて、図中の矢印方向に折り曲げて斜面(7)を形成するとともに、斜面(7)から外に向けて突き出すスパウト(22)の円筒部を下から支え、また両側横からも支えることができる。
これはフラップ(D)、およびフラップ(E)がそれぞれスパウト(22)の下部を左右から支えることが可能な、凹み(11)を、それぞれに有しているために可能になる。凹み(11)はスパウト(22)の円筒部の下部、および両側横部分に接触するように設けられる。
すなわち、スパウト(22)の下部に接触する部分ではスパウト(22)を下から固定することの効果があり、スパウト(22)の横部分に接触する部分では、両側横方向から固定することに効果的である。
図7は本発明に係る2重容器の、一実施態様において、紙容器組立ての状態を説明するための斜視模式図である。
フラップの折り曲げの順序については、必ずしも限定を設けるものではないが、たとえば、他のフラップをすべて折り曲げてのち、図7に示すフラップ(A)、の折り曲げによって、斜面(7)を形成することができ、またフラップ(B)の折り曲げによって天面(1)を形成することができる。
またフラップ(B)に連続するフラップ(C)を、天面(1)と向こう正面の胴部(6)の間のスリット(12)に差し込むことによって、天面(1)および斜面(7)を形成するフラップ全体を上から抑え込んで固定することに効果的である。
すなわち、四角柱の正面の胴部(3)の上部に接続する、斜面(7)を形成するフラップ(A)、および天面(1)を形成するフラップ(B)を図中の矢印方向に折り曲げて、斜面(7)および天面(1)の最外層側を形成することができる。このとき、フラップ(A)の中央付近の穴(8)にキャップ(21)、およびスパウト(22)を通過させて、折り曲げることができる。
このとき、穴(8)はフラップ(A)を折り曲げた際に、スパウト(22)の円筒部を穴(9)の周縁部で下から支えて固定することのできる位置に設けることができ、この場合にはスパウト(22)の下方からの固定を、より適切に行なうことができる。
このようにして、それぞれのフラップを折り曲げて2重容器(100)の外側の紙容器(10)を組み立てた際には、フラップ(A)は斜面(7)を形成し、フラップ(B)は天面(1)のそれぞれ最外面を形成して、キャップ(21)およびスパウト(22)を固定することができる。
このフラップ(A)およびフラップ(B)による、斜面(7)および天面(1)の被覆は、先に折りこんだ、それぞれのフラップの固定に寄与するとともに、全体として斜面(7)および天面(1)の表面が平滑になるため、2重容器(100)の外観面でも好ましい。
図8は本発明に係る2重容器の、一実施態様において、紙容器組立てが完成した状態を説明するための斜視模式図である。
このように本発明による2重容器(100)は、内容物充填ののち、内袋の収納紙容器のフラップの折り曲げとキャップ(21)、およびスパウト(22)の固定がなされ、内容物のキャップ(21)からの繰り返しの取出しが可能な容器である。
図9は本発明に係る2重容器の、一実施態様において、フラップの重なり、およびスパウトの支持機構を説明するための、部分断面模式図である。
2重容器(100)のうち、内袋(20)には、内容物(13)が充填され、スパウト(22)が接続している。スパウト(22)は、プラスチック成型品を用いることができ、プラスチックフィルムを基材とする、内袋(20)本体と接着されている。接着にはたとえば熱による溶着などの方法を用いることができる。
接着は、具体的には図9に示すように、スパウト(22)にフランジ(14)を設けておき、内袋(20)の内容物(13)側からフランジ(14)と内袋(20)本体を溶着する方法をとることができる。
スパウト(22)は、複数のフラップが重なって形成される斜面(7)を通過して、2
重容器(100)外部に向けて突き出しており、その先端にはキャップ(21)が嵌合され内袋(20)を密閉状態とすることが可能である。
キャップ(21)は、図9に示す例においては、スクリュータイプのキャップを想定しているが、それ以外にもスナップオンタイプ、コックタイプ、高粘度コックタイプ、ヒンジタイプ、ディスペンサータイプ、などを採用することができ、内容物(13)と2重容器(100)の使用目的に合わせて、適宜選択することができる。
斜面(7)および天面(1)を構成するフラップの組立について、図9に加えて、図2を合わせて参照しながら、更に説明を加える。天面(1)は3層のフラップから構成される。すなわち2重容器(100)の、天面(1)の最内層は、フラップ(H)またはフラップ(G)が構成する。
これらのフラップは、左側の胴部(4)および右側の胴部(5)の上部奥側に連続するフラップである。次にフラップ(J)が天面を構成する。これは向こう正面の胴部(6)の上部に連続するフラップである。最外層として、フラップ(B)が天面(1)を覆って構成される。これは正面の胴部(3)の上部に、フラップ(A)を介して接続するフラップである。
斜面(7)は、3層のフラップから構成される。すなわち2重容器(100)の斜面最内層は、フラップ(K)が斜面を構成する。これは天面(1)を構成するフラップ(J)に接続するフラップであって、中央部付近に穴(9)を有する。
穴(9)は円形、または楕円形とすることができ、この穴(9)を通過してスパウト(22)およびキャップ(21)は、2重容器(100)外側に向かって突き出している。穴(9)はその上部の周縁が、スパウト(22)の円筒部の上部に接触可能な位置に設けられる。
フラップ(K)に次いで、フラップ(D)、およびフラップ(E)が、左右両側から斜面(7)を構成する。これらは、左側の胴部(4)、および右側の胴部(5)の上部手前側に接続するフラップである。
ここでキャップ(21)、およびスパウト(22)の固定は、フラップ(D)、およびフラップ(E)には、それぞれスパウト(22)の下部を左右から支えることが可能な凹みを有しているために可能になる。凹みはスパウト(22)の円筒部の下部および横部分に接触するように設けられる。
斜面(7)の最外層は、フラップ(A)によって構成され、これは、正面の胴部(3)の上部に接続するフラップである。フラップ(A)の中央部付近には穴(8)が設けられており、穴(8)は円形または楕円形とすることができる。
この穴(8)を通過してスパウト(22)およびキャップ(21)は、2重容器(100)外側に向かって突き出している。穴(8)はその下部の周縁が、スパウト(22)の円筒部に接触可能な位置に設けられ、スパウト(22)の円筒部の下部を支え固定することができる。
このように、斜面(7)から2重容器(100)外側に突き出しているスパウト(22)およびキャップ(21)は、斜面(7)において、3層のフラップによって固定することができる。
すなわち、フラップ(K)によってスパウト(22)の円筒部を上方から固定され、フラップ(E)およびフラップ(D)によって、スパウト(22)の円筒部を下から支えられるとともに、スパウト(22)円筒部を両横側面から固定され、フラップ(A)によって、スパウト(22)円筒部の下方から支えられて固定される。
このように、本発明によれば、液体を収納することが可能な2重容器において、外側の紙容器および内側の内袋とを2重にして組み立てる際に、容易にスパウトを容器外部に向けて露出させて固定することが可能である。
また、本発明による2重容器は、内袋と紙容器とは、接着あるいは溶着などによって連続していないため使用後の廃棄においては、外側の紙容器、および内側の内袋との分離が容易であり、環境適合型である。
また、キャップおよびスパウトを固定するための、別部材を用いていないので、価格についても安価であり製造工程も少なくてよい。また組立もフラップの折り曲げを中心とした方法であるため、簡素で効率的である。本発明によれば、このような利点を有する2重容器を提供することが可能である。
以下実施例を用いて、本発明による2重容器について、更に詳細、かつ具体的な説明を加える。ただし本発明はここに示す例にのみ限定されるものではない。本発明は請求項によって限定されるものである。
(評価試料)
図1に示した形状の2重容器を作成した。作成した試料の詳細は図1〜図9に、一実施態様として示したものである。
(内袋)
プラスチックフィルムを基材とする内袋であって、スパウトを有し、螺合式のキャップで密閉可能な内袋を用いた。内容量は1.8リットルとした。
(紙容器)
上記内袋を収納可能に外側の紙容器を作成し、組み立てて2重容器とした。
すなわち、2重容器の外側の紙容器の形状は、天面、および底面、および四角柱の胴部を有しており、その天面と四角柱正面の胴部の間は斜面であって、四角柱の正面の胴部の上部には、胴部から近い順に、フラップ(A)、天面を形成するフラップ(B)を有している。
さらに天面と、向こう正面の胴部との間に差し込み可能な、フラップ(C)を有し、フラップ(A)には、キャップおよびスパウトを通す穴を有している。
四角柱の正面の胴部を挟んで、左右の胴部の上部手前側にはフラップ(D)およびフラップ(E)を有し、フラップ(D)およびフラップ(E)には、それぞれスパウトの下部を左右から支えることが可能な凹みを有している。
左右の胴部の上部奥側には、フラップ(G)およびフラップ(H)がそれぞれ接続しており、向こう正面の胴部の上部には、胴部から近い順に、フラップ(J)、およびフラップ(K)が接続しており、フラップ(K)には、キャップおよびスパウトを通す穴を有している。
これらのフラップは、はじめにフラップ(G)およびフラップ(H)を折り曲げて、天面を形成した。つづいてフラップ(J)およびフラップ(K)を折り曲げて天面および斜面を形成するとともに、スパウトを上部から固定した。さらにフラップ(D)およびフラップ(E)を折り曲げて斜面を形成するとともに、スパウトの下部および両側を固定した。
最後にフラップ(A)およびフラップ(B)を折り曲げて斜面および天面の最外層を形成するとともに、フラップ(C)を天面と向こう正面の胴部との間に設けたスリットに挿入してフラップ全体を抑えて固定した。
上記フラップの折り曲げ、組立により、2重容器の内袋のキャップ、スパウトを、外側の紙容器の斜面から外に突き出して固定した。
(試験および評価方法)
(1)2重容器の内袋の内容量は1.8リットルであって、内容物の液体を定量の1.8リットル充填した。
(2)2リットルづつの内容物取り出しを、2重容器が空になるまで行い、それを2回繰り返した。
(3)すなわち計18回の、キャップの開閉および内容物の取り出しを行なったのち、2重容器の、キャップおよびスパウト部分の異常の有無を確認した。
(結果)
スパウトが外れるなど、キャップおよびスパウト部の異常は見られなかった。
このように、本発明によれば、液体を収納することが可能な2重容器において、外側の紙容器および内側の内袋とを2重にして組み立てる際に、容易にスパウトを容器外部に向けて露出させて固定することが可能であって、かつ使用後の廃棄においては、外側の紙容器および内側の内袋との分離を容易に行なうことのできる、2重容器を提供することが可能である。
1・・・天面
2・・・底面
3・・・正面の胴部
4・・・左側の胴部
5・・・右側の胴部
6・・・向こう正面の胴部
7・・・斜面
8・・・穴
9・・・穴
10・・・紙容器
11・・・凹み
12・・・スリット
13・・・内容物
14・・・フランジ
15・・・四角柱の胴部
20・・・内袋
21・・・キャップ
22・・・スパウト
100・・・2重容器
A・・・フラップ
B・・・フラップ
C・・・フラップ
D・・・フラップ
E・・・フラップ
G・・・フラップ
H・・・フラップ
J・・・フラップ
K・・・フラップ

Claims (1)

  1. 内側はプラスチックフィルムを基材とする内袋、および外側は紙を基材とする紙容器からなる2重容器であって、
    該内袋は、キャップおよびスパウトを有して、キャップで密閉可能に製袋されており、
    該紙容器は、天面、および底面、および四角柱の胴部を有しており、その天面と四角柱正面の胴部との間は斜面であって、
    四角柱の正面の胴部の上部には、胴部から近い順に、斜面を形成するフラップA、天面を形成するフラップBを有し、さらに天面と向こう正面の胴部の間に差し込み可能な、フラップCを有し、該フラップAには、キャップおよびスパウトを通す穴を有し、
    四角柱の正面の胴部を挟んで、左右の胴部の上部手前側には斜面を形成するフラップDおよびフラップEを有し、該フラップDおよびフラップEには、それぞれスパウトの下部を左右から支えることが可能な凹みを有し、
    該左右の胴部の上部奥側には、天面を形成するフラップGおよびフラップHがそれぞれ接続しており、
    向こう正面の胴部の上部には、胴部から近い順に、天面を形成するフラップJ、および斜面を形成するフラップKが接続しており、斜面を形成する該フラップKには、キャップおよびスパウトを通す穴を有し、
    該キャップおよびスパウトは、紙容器内側から、斜面を形成するフラップKの穴、フラップAの穴の順に通過して、外部に突き出して固定されるよう組み立てられていることを特徴とする、2重容器。
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