本明細書で言及される用語は、好ましくは、次の意味を有する。
「ハロゲン原子」、「ハロ−」または「Hal−」という用語は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素原子、好ましくはフッ素または塩素原子を意味すると理解されるべきである。
「アルキル」という用語は、直鎖もしくは分岐の飽和で一価の指定の炭素原子数の炭化水素基を意味するものと理解すべきであり、それは基本的に、全てのアルキル置換基について1、2、3もしくは4個の炭素原子を有するものであり、例えばメチル、エチル、n−プロピル、ブチル、イソ−プロピル、イソ−ブチル、sec−ブチルもしくはtert−ブチル、またはそれらの異性体である。特に、前記基は1個もしくは2個の炭素原子(「C1−C2−アルキル」)を有し、例えばメチルまたはエチルである。
「アルコキシ」という用語は、式−O−アルキルの直鎖もしくは分岐の飽和で一価の炭化水素基を意味するものと理解すべきであり、その場合に、「アルキル」という用語は、直鎖もしくは分岐の飽和で一価の指定の炭素原子数の炭化水素基を意味するものと定義され、基本的に、全てのアルキル置換基において1から4個、好ましくは1から2個、特別に好ましくは1個の炭素原子を有する。特に、前記基は1、2、3もしくは4個の炭素原子を有し(「C1−C4−アルコキシ」)、例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、n−ブトキシ、イソ−プロポキシ、イソ−ブトキシ、sec−ブトキシ、またはtert−ブトキシ基であり、詳細には1、2もしくは3個の炭素原子を有し(「−O−C1−C3−アルキル」)、例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ−またはイソ−プロポキシ基であり、さらに詳細には1個もしくは2個の炭素原子を有し(「−O−C1−C2−アルキル」)、例えばメトキシまたはエトキシ基である。
「−O−(C1−C4−アルキル)(1から5個のハロゲン原子で置換されていても良い)」という用語は、「C1−C3−アルコキシ」という用語が上記で定義されており、1以上の水素原子がハロゲン原子によって置き換わっており、ハロゲン原子は同一であるか異なっており、すなわち、1個のハロゲン原子は互いに独立である、直鎖もしくは分岐の、飽和、一価の炭化水素基を意味するものと理解すべきである。特に、ハロゲンはフッ素または塩素である。
「C1−C4−アルキル、1から5個のハロゲン原子で置換されていても良い」、または同様に「−O−(C1−C4−アルキル)、1から5個のハロゲン原子で置換されていても良い」という用語は、「C1−C4−アルキル」という用語という用語が上記で定義されており、1以上の水素原子がハロゲン原子によって置き換わっており、ハロゲン原子は同一であるか異なっており、すなわち、1個のハロゲン原子は互いに独立である、直鎖もしくは分岐の飽和で一価の炭化水素基を意味するものと理解すべきである。特に、ハロゲンはフッ素または塩素である。
特に、前記「C1−C4−アルキル、1から5個のハロゲン原子で置換されていても良い」は、1から5個のフッ素原子で置換されていても良いC1−C4−アルキル基であり、例えば、−CH2CH2CH2CF3、−CH2CH2CF3、−CF3、−CHF2、−CH2F、−CF2CF3、−CH2CHF2、または−CH2CF3である。
特には、前記「−O−(C1−C4−アルキル)、1から5個のハロゲン原子で置換されていても良い」は、1から5個のフッ素原子で置換されていても良く、例えば、−OCF3、−OCHF2、−OCH2F、−OCF2CF3、−OCH2CHF2、−OCH2CF3、−OCH2CH2CF3、−OCH2CF2CF3、または−O−CH2CH2CH2CF3である。特に、1から5個のフッ素原子で置換されていても良い前記「−O−(C1−C4−アルキル)」基は−OCF3である。
R5がピリジンを表し、それが1個もしくは2個の置換基で置換されており、その置換基が同一もしくは異なっており、ハロゲン、C1−C4−アルキル、−O−(C1−C4−アルキル)、OH、CN、−CH2−OH、−CH2−O−(C1−C4−アルキル)、C3−C6−シクロアルキル、−O−(C3−C6−シクロアルキル)、3から7員の複素環アルキル−、および−O−(3から7員の複素環アルキル)からなる群から選択され、前記C1−C4−アルキルおよび−O−(C1−C4−アルキル)が1から5個の同一もしくは異なるハロゲン原子で置換されていても良い場合、ハロゲンは好ましくはフッ素である。例えば、R5の場合、CF3が好ましい。
式(I)におけるR4aおよびR4bの場合、前記「C1−C4−アルキル」は、別段の断りがない限り、1以上の置換基で置換されていても良く、その置換基は同一であるか異なっており、ハロゲンまたはC1−C4−アルキルから選択される。
「C3−C6−シクロアルキル」という用語は、3、4、5もしくは6個の炭素原子を含む飽和で一価の単環式炭化水素環を意味するものと理解すべきである。前記C3−C6−シクロアルキル基は、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシル環である。
「C3−C6−シクロアルキル」がR3を表す場合、前記環は特には、4個もしくは5個の炭素原子を含み、すなわちシクロブチルまたはシクロペンチルである。
前記「C3−C6−シクロアルキル」がR6またはR7を表す場合、前記環は特には、3個の炭素原子を含み、すなわちシクロプロピルである。
式(I)におけるR3の場合、前記「C3−C6−シクロアルキル」は、別段の断りがない限り、同一もしくは異なっていてハロゲンまたはC1−C4−アルキルから選択される1以上の置換基で置換されていても良い。
「複素環アルキル」という用語は、指定数の環原子を有する飽和で一価の単環式炭化水素環であって、その炭化水素環のうちの1個、2個もしくは3個の環原子が、独立にO、S、S(=O)、S(=O)2もしくはNから選択される1個、2個もしくは3個のヘテロ原子またはヘテロ原子含有基によって置き換わっているものを意味するものと理解すべきである。
「3から7員複素環アルキル」は、3、4、5、6または7個の環原子を含む上記で定義の飽和で一価の単環式「複素環アルキル」環を意味するものと理解すべきである。
特に、前記3から7員複素環アルキルは、2、3、4、5もしくは6個の炭素原子、および1以上の上記ヘテロ原子もしくはヘテロ原子含有基を含むことができ、ただし環原子の合計数は7を超えることはなく(「3から7員複素環アルキル」)、詳細には、前記複素環アルキルは4個もしくは5個の炭素原子および1以上の上記ヘテロ原子含有基を含むことができ、ただし環原子の合計数は6を超えない(「5から6員複素環アルキル」)。
特に、限定されるものではないが、前記複素環アルキルは、4員環、例えばアゼチジニル、オキセタニル、または5員環、例えばテトラヒドロフラニル、ジオキソリニル、ピロリジニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、または6員環、例えばテトラヒドロピラニル、ピペリジニル、モルホリニル、ジチアニル、チオモルホリニル、ピペラジニルもしくはトリチアニル、または7員環、例えばジアゼパニル環であることができる。
「ヘテロスピロシクロアルキル」という用語は、飽和で一価の二環式炭化水素基であって、2個の環が1個の共通の環炭素原子を共有し、前記二環式炭化水素基が2、3、4、5、6、7、8もしくは9個の炭素原子およびC(=O)、O、S、S(=O)、S(=O)2、NRaから選択される1以上のヘテロ原子含有基を含み、Raが水素原子またはC1−C6−アルキル−またはC3−C7−シクロアルキルを表すものを意味するものと理解すべきであり、前記ヘテロスピロシクロアルキルが、いずれか一つの炭素原子を介して、または存在する場合は窒素原子を介して分子の残りの部分に結合していることが可能である。前記ヘテロスピロシクロアルキルは、例えば、アザスピロ[2.3]ヘキシル−、アザスピロ[3.3]ヘプチル−、オキサアザスピロ[3.3]ヘプチル−、チアアザスピロ[3.3]ヘプチル−、オキサスピロ[3.3]ヘプチル−、オキサザスピロ[5.3]ノニル−、オキサザスピロ[4.3]オクチル−、オキサザスピロ[5.5]ウンデシル−、ジアザスピロ[3.3]ヘプチル−、チアザスピロ[3.3]ヘプチル−、チアザスピロ[4.3]オクチル−、またはアザスピロ[5.5]デシル−である。
「ヘテロビシクロアルキル」という用語は、飽和で一価の二環式炭化水素基であって、2個の環が2個の直接隣接する環原子を共有し、前記二環式炭化水素基が2、3、4、5、6、7、8もしくは9個の炭素原子およびC(=O)、O、S、S(=O)、S(=O)2、NRaから選択される1以上のヘテロ原子含有基を含み、Raが水素原子またはC1−C6−アルキル−またはC3−C7−シクロアルキルを表すものを意味するものと理解すべきであり、前記ヘテロビシクロアルキルが、いずれか一つの炭素原子を介して、または存在する場合は窒素原子を介して分子の残りの部分に結合していることが可能である。前記ヘテロビシクロアルキルは、例えば、アザビシクロ[3.3.0]オクチル−、アザビシクロ[4.3.0]ノニル−、ジアザビシクロ[4.3.0]ノニル−、オキサザビシクロ[4.3.0]ノニル−、チアザビシクロ[4.3.0]ノニル−、またはアザビシクロ[4.4.0]デシル−である。
という用語「架橋複素環アルキル」は、飽和で一価の二環式炭化水素基であって、2個の環が直接隣接しない2個の共通の環原子を共有し、前記二環式炭化水素基が2、3、4、5、6、7、8もしくは9個の炭素原子およびC(=O)、O、S、S(=O)、S(=O)2、NRaから選択される1以上のヘテロ原子含有基を含み、Raが水素原子またはC1−C6−アルキル−またはC3−C7−シクロアルキルを表すものを意味するものと理解すべきであり、前記架橋複素環アルキル基が、いずれか一つの炭素原子を介して、または存在する場合は窒素原子を介して分子の残りの部分に結合していることが可能である。前記架橋複素環アルキル基は、例えば、アザビシクロ[2.2.1]ヘプチル−、オキサザビシクロ[2.2.1]ヘプチル−、チアザビシクロ[2.2.1]ヘプチル−、ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプチル−、アザビシクロ[2.2.2]オクチル−、ジアザビシクロ[2.2.2]オクチル−、オキサザビシクロ[2.2.2]オクチル−、チアザビシクロ[2.2.2]オクチル−、アザビシクロ[3.2.1]オクチル−、ジアザビシクロ[3.2.1]オクチル−、オキサザビシクロ[3.2.1]オクチル−、チアザビシクロ[3.2.1]オクチル−、アザビシクロ[3.3.1]ノニル−、ジアザビシクロ[3.3.1]ノニル−、オキサザビシクロ[3.3.1]ノニル−、チアザビシクロ[3.3.1]ノニル−、アザビシクロ[4.2.1]ノニル−、ジアザビシクロ[4.2.1]ノニル−、オキサザビシクロ[4.2.1]ノニル、チアザビシクロ[4.2.1]ノニル−、アザビシクロ[3.3.2]デシル−、ジアザビシクロ[3.3.2]デシル−、オキサザビシクロ[3.3.2]デシル−、チアザビシクロ[3.3.2]デシル−、またはアザビシクロ[4.2.2]デシル−である。
例えば「C1−C4−アルキル」または「−O(C1−C4−アルキル)」の定義の文脈において、本明細書を通じて使用される「C1−C4」という用語は、1から4の有限数の炭素原子、すなわち1、2、3もしくは4個の炭素原子を有するアルキル基を意味するものと理解すべきである。さらに理解すべき点として、前記「C1−C4」という用語は、それに含まれるあらゆる下位範囲、例えばC1−C4、C2−C4、C3−C4、C1−C2、C1−C3、C2−C3;特にはC1−C2、C1−C3、C1−C4;詳細にはC1−C2と解釈すべきである。
さらに、本明細書で使用される場合、例えば「C3−C6−シクロアルキル」の定義の文脈において、本明細書を通じて使用される「C3−C6」という用語は、3から6の有限数の炭素原子、すなわち3、4、5もしくは6個の炭素原子を有するシクロアルキル基を意味するものと理解すべきである。さらに理解すべき点として、前記「C3−C6」という用語は、それに含まれるあらゆる下位範囲、例えばC3−C6、C4−C5、C3−C5、C3−C4、C4−C6;特にはC4−C5と解釈すべきである。
「置換された」という用語は、指定の原子上の1以上の水素が、示された基から選択されたもので置き換わっていることを意味し、ただし現在の環境下での指定の原子の通常の価数を超えることはなく、その置換によって安定な化合物となる。置換基および/または可変要素の組み合わせは、そのような組み合わせによって安定な化合物となる場合にのみ許容される。
「置換されていても良い」という用語は、置換基数がゼロであり得ることを意味する。別段の断りがない限り、置換されていても良い基は、いずれか可能な炭素もしくは窒素原子上で水素原子を非水素置換基で代えることによって収容可能な数の適宜の置換基によって置換されていても良い。一般に、適宜の置換基(存在する場合)の数は、1から3の範囲である。
本明細書で使用される場合、「1以上の」という用語は例えば、本発明の一般式の化合物の置換基の定義において、「1、2、3、4もしくは5、特には1、2、3もしくは4、詳細には1、2もしくは3、さらに詳細には1もしくは2」を意味するものと理解される。
本発明は、全ての好適な本発明の化合物の同位体型を含む。本発明の化合物の同位体型は、少なくとも1個の原子が、同一の原子番号を有するが天然で通常または支配的に認められる原子質量とは異なる原子質量を有する原子によって置き換わっている化合物と定義される。本発明の化合物に組み込むことができる同位体の例には、水素、炭素、窒素、酸素、リン、硫黄、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素の同位体、例えばそれぞれ2H(重水素)、3H(三重水素)、11C、13C、14C、15N、17O、18O、32P、33P、33S、34S、35S、36S、18F、36Cl、82Br、123I、124I、129Iおよび131Iなどがある。本発明の化合物のある種の同位体型、例えば3Hまたは14Cなどの1以上の放射活性同位体が組み込まれたものは、医薬および/または基質の組織分布試験に有用である。トリチウム化した同位体および炭素−14、すなわち14C同位体が、製造および検出が容易であることから特に好ましい。さらに、重水素などの同位体による置換によって、より大きな代謝安定性によって得られる一定の治療上の利点、例えばイン・ビボ半減期の延長または必要な用量の低減を得ることができることから、一部環境においては好ましいものである可能性がある。本発明の化合物の同位体型は、当業者に公知の従来の手順、例えば、例示の方法、または好適な試薬の適切な同位体型を用いる以下に記載の実施例に記載の製造によって製造することができる。
光学異性体は、従来法に従って、例えば、光学活性の酸もしくは塩基を用いたジアステレオマー塩の形成または共有結合性ジアステレオマーの形成によって、ラセミ混合物を分割することによって得ることができる。適切な酸の例は、酒石酸、ジアセチル酒石酸、ジトルオイル酒石酸およびカンファースルホン酸である。ジアステレオマーの混合物は、それらの物理的および/または化学的な相違に基づいて、当該技術分野で公知の方法により、例えば、クロマトグラフィーまたは分別結晶により、それらの個々のジアステレオマーへと分離することができる。次に、光学活性の塩基または酸を、分離されたジアステレオマー塩から遊離させる。光学異性体の分離のための異なる方法には、エナンチオマーの分離を最大にするように至適に選択された、従来の誘導体化を行うまたは行わないキラルクロマトグラフィー(例えば、キラルHPLCカラム)の使用が関与する。好適なキラルHPLCカラムは、Daicelにより製造されており、例えば、特にはChiracel ODおよびChiracel OJであり、いずれも日常的に選択可能である。誘導体化を行うまたは行わない酵素分離もまた有用である。本発明の光学活性化合物も同様に、光学活性出発物質を使用するキラル合成により得ることができる。
互いに異なる種類の異性体を制限するには、IUPAC Rules Section E(Pure Appl Chem 45,11−30,1976)を参照する。
本発明は、第2の立体中心が存在する場合、単一の立体異性体としての、または任意の比率の前記立体異性体の任意の混合物としての、本発明の化合物のジアステレオマーを包含する。本発明の化合物の単一の立体異性体、例えば単一のジアステレオマーの単離は、いずれか好適な最新の方法、例えばクロマトグラフィー、特にキラルクロマトグラフィーなどにより達成することができる。
本発明は、単一の互変異体としての、または任意の比率の前記互変異体の任意の混合物としての、本発明の化合物の全ての可能な互変異体を包含する。
さらに、本発明の化合物は、N−オキシドとして存在することができ、これは、本発明の化合物の少なくとも1個の窒素が酸化されているものと定義される。本発明は全てのそのような可能なN−オキシドを包含する。
本発明はまた、本明細書中に開示の化合物の有用な形態、例えば代謝物、水和物、溶媒和物、プロドラッグ、塩、特に医薬として許容される塩、および共沈殿物などに関する。
本明細書において、化合物、塩、多形体、水和物、溶媒和物などの言葉が複数形で使用される場合、それは単一の化合物、塩、多形体、異性体、水和物、溶媒和物なども意味するものと解釈される。
「安定な化合物」または「安定な構造」は、反応混合物からの有用な程度の純度までの単離、および有効な治療薬剤への製剤を生き残るだけ堅牢である化合物を意味する。
本発明の化合物は、水和物として、または溶媒和物として存在することができ、その場合に本発明の化合物は、極性溶媒、特に水、メタノールまたはエタノールを、例えば化合物の結晶格子の構成要素として含有する。極性溶媒、特に水の量は、化学量論比で存在しても非化学量論比で存在してもよい。化学量論的溶媒和物、例えば水和物の場合、それぞれヘミ−、(セミ−)、モノ−、セスキ−、ジ−、トリ−、テトラ−、ペンタ−などの溶媒和物または水和物が可能である。本発明は、全てのそのような水和物または溶媒和物を包含する。
さらに、本発明の化合物は、遊離形態で、例えば遊離塩基として、もしくは遊離酸として、もしくは両性イオンとして存在することができ、または塩の形態で存在することができる。前記塩は、薬学において慣例的に用いられる任意の塩であり、有機または無機の付加塩のいずれであってもよく、特には任意の医薬として許容される有機もしくは無機の付加塩であることができる。
「医薬として許容される塩」という用語は、本発明の化合物の比較的無毒性の無機または有機の酸付加塩を指す。例えば、S. M. Berge, et al. ″Pharmaceutical Salts,″ J. Pharm. Sci. 1977, 66, 1−19を参照する。
本発明の化合物の好適な医薬として許容される塩は、例えば、例えば十分に塩基性である窒素原子を鎖中または環中に有する本発明の化合物の酸付加塩であることができ、例えば無機酸、例えば塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、重硫酸、リン酸もしくは硝酸などとの酸付加塩、または有機酸、例えばギ酸、酢酸、アセト酢酸、ピルビン酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、酪酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、安息香酸、サリチル酸、2−(4−ヒドロキシベンゾイル)−安息香酸、樟脳酸、ケイ皮酸、シクロペンタンプロピオン酸、ジグルコン酸、3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、ニコチン酸、パモ酸、ペクチニン酸、過硫酸、3−フェニルプロピオン酸、ピクリン酸、ピバル酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、イタコン酸、スルファミン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ドデシル硫酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、パラ−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、2−ナフタレンスルホン酸、ナフタリンジスルホン酸、カンファースルホン酸、クエン酸、酒石酸、ステアリン酸、乳酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、アジピン酸、アルギン酸、マレイン酸、フマル酸、D−グルコン酸、マンデル酸、アスコルビン酸、グルコヘプタン酸、グリセロリン酸、アスパラギン酸、スルホサリチル酸、ヘミ硫酸またはチオシアン酸などとの酸付加塩などである。
さらに、十分に酸性である本発明の化合物の別の好適に医薬として許容される塩は、アルカリ金属塩、例えばナトリウム塩またはカリウム塩、アルカリ土類金属塩、例えばカルシウム塩またはマグネシウム塩、アンモニウム塩または生理的に許容されるカチオンを与える有機塩基との塩、例えばN−メチル−グルカミン、ジメチル−グルカミン、エチル−グルカミン、リジン、ジシクロヘキシルアミン、1,6−ヘキサジアミン、エタノールアミン、グルコサミン、サルコシン、セリノール、トリス−ヒドロキシ−メチル−アミノメタン、アミノプロパンジオール、sovak塩基、1−アミノ−2,3,4−ブタントリオールとの塩である。さらに、塩基性窒素含有基は、低級アルキルハライド、例えば塩化、臭化およびヨウ化メチル、エチル、プロピルおよびブチルなど;ジアルキルスルフェート、例えばジメチルスルフェート、ジエチルスルフェートおよびジブチルスルフェート;およびジアミルスルフェート、長鎖ハライド、例えば塩化、臭化およびヨウ化デシル、ラウリル、ミリスチルおよびストレアリル(strearyl)など、アラルキルハライド、例えば臭化ベンジルおよび臭化フェネチルなどのような薬剤で四級化することができる。
当業者であれば、さらに、特許請求の範囲に記載されている化合物の酸付加塩は、多数の公知の方法のいずれかを介して、本化合物と適切な無機酸または有機酸との反応により製造可能であることは理解するものである。あるいは、本発明の酸性化合物のアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩は、各種公知の方法を介して、本発明の化合物を適切な塩基と反応させることにより製造される。
本発明は、単一の塩としての、または任意の比率の前記塩の任意の混合物としての、本発明の化合物の全ての可能な塩を包含する。
本明細書で使用される場合、「イン・ビボで加水分解可能なエステル」という用語は、カルボキシ基またはヒドロキシ基を含有する本発明の化合物のイン・ビボで加水分解可能なエステル、例えば、ヒトまたは動物の体内で加水分解されて親酸またはアルコールを生じる医薬として許容されるエステルを意味するものと理解される。前記カルボキシ基に好適な医薬として許容されるエステルとしては、例えばアルキルエステル、シクロアルキルエステルおよび置換されていてもよいフェニルアルキルエステル、特にはベンジルエステル、C1−C6アルコキシメチルエステル、例えばメトキシメチル、C1−C6アルカノイルオキシメチルエステル、例えばピバロイルオキシメチル、フタリジルエステル、C3−C8シクロアルコキシ−カルボニルオキシ−C1−C6アルキルエステル、例えば1−シクロヘキシルカルボニルオキシエチル;1,3−ジオキソレン−2−カルボニルオキシメチルエステル、例えば5−メチル−1,3−ジオキソレン−2−カルボニルオキシメチル;およびC1−C6−アルコキシカルボニルオキシエチルエステル、例えば1−メトキシカルボニルオキシエチルが挙げられ、これらは本発明の化合物中の任意のカルボキシ基で形成され得る。
ヒドロキシ基を含有する本発明の化合物のイン・ビボで加水分解可能なエステルは、無機エステル、例えばリン酸エステルおよび[アルファ]−アシルオキシアルキルエーテルなど、およびエステルのイン・ビボ加水分解の結果、分解して親ヒドロキシ基を与える関連の化合物を包含する。[アルファ]−アシルオキシアルキルエーテルの例としては、アセトキシメトキシおよび2,2−ジメチルプロピオニルオキシメトキシが挙げられる。ヒドロキシのためのイン・ビボで加水分解可能なエステルを形成する基の選択としては、アルカノイル、ベンゾイル、フェニルアセチルならびに置換ベンゾイルおよびフェニルアセチル、アルコキシカルボニル(アルキルカーボネートエステルを与える)、ジアルキルカルバモイルおよびN−(ジアルキルアミノエチル)−N−アルキルカルバモイル(カルバメートを与える)、ジアルキルアミノアセチルおよびカルボキシアセチルが挙げられる。本発明は、全てのそのようなエステルを包含する。
さらに、本発明は、単一の多形体としての、または任意の比率の複数の多形体の混合物としての、本発明の化合物の全ての可能な結晶形態または多形体を包含する。
第1の態様によれば、本発明は、下記一般式(I)の化合物:
[式中、
R1は、置換されていても良いC1−C4−アルキルを表し;
R2からR8は上記で定義のものと同じ意味を有する。]
またはその互変異体、異性体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはそれらの混合物を網羅する。
上記態様の別の実施形態において、本発明は、
R2が水素またはハロゲンを表し;
R1およびR3からR8が上記で定義のものと同じ意味を有する、式(I)の化合物
またはその互変異体、異性体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはそれらの混合物に関するものである。
上記態様の別の実施形態において、本発明は、
R3が、置換されていないC3−C6−シクロアルキルを表し;
R1、R2、R4からR8が上記で定義のものと同じ意味を有する上記実施形態のいずれかによる式(I)の化合物、
またはその互変異体、異性体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはそれらの混合物に関するものである。
上記態様のさらに別の実施形態において、本発明は、
2個の置換基R4aおよびR4bについて定義のnが1であり;
R1からR8が上記で定義のものと同じ意味を有する、上記実施形態のいずれかによる式(I)の化合物
またはその互変異体、異性体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはそれらの混合物に関するものである。
上記態様のさらに別の実施形態において、本発明は、
R4aおよびR4bが水素、ハロゲンまたはC1−C4−アルキルを表し;
R1からR3およびR5からR8が上記で定義のものと同じ意味を有する上記実施形態のいずれかによる式(I)の化合物
またはその互変異体、異性体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはそれらの混合物に関するものである。
上記態様のさらに別の実施形態において、本発明は、
R4aがR5に対してオルト位であり;
R1からR3、R5からR8が上記で定義のものと同じ意味を有する上記実施形態のいずれかによる式(I)の化合物
またはその互変異体、異性体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはそれらの混合物に関するものである。
上記態様のさらに別の実施形態において、本発明は、
R4aがR5に対してオルト位であり;
R4bがR5に対してメタ位であり;
R1からR3およびR5からR8が上記で定義のものと同じ意味を有する上記実施形態のいずれかによる式(I)の化合物
またはその互変異体、異性体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはそれらの混合物に関するものである。
上記態様のさらに別の実施形態において、本発明は、
R5がピリジン−3−イルを表し、それが1個もしくは2個の置換基で置換されており、その置換基が同一もしくは異なっており、ハロゲン、C1−C4−アルキル、−O−(C1−C4−アルキル)、C3−C6−シクロアルキル、および−O−(C3−C6−シクロアルキル)からなる群から選択され;
前記C1−C4−アルキルおよび−O−(C1−C4−アルキル)が1から5個の同一もしくは異なるハロゲン原子で置換されていても良く;
R1からR3、R4aおよびR4bならびにR6からR8が上記で定義のものと同じ意味を有する上記実施形態のいずれかによる式(I)の化合物、
またはその互変異体、異性体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはそれらの混合物に関するものである。
上記態様のさらに別の実施形態において、本発明は、
R5がピリジン−3−イルを表し、それがハロゲンまたはC1−C4−アルキルで置換されており、前記C1−C4−アルキルが1から5個の同一もしくは異なるハロゲン原子で置換されていても良く;
R1からR3、R4aおよびR4bならびにR6からR8が上記で定義のものと同じ意味を有する上記実施形態のいずれかによる式(I)の化合物
またはその互変異体、異性体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはそれらの混合物に関するものである。
上記態様のさらに別の実施形態において、本発明は、
R5がピリジン−3−イルを表し、それがハロゲンで置換されており、C1−C4−アルキルでさらに置換されており;
前記C1−C4−アルキルが1から5個のフッ素原子で置換されていても良く;
R1からR3、R4aおよびR4bならびにR6からR8が上記で定義のものと同じ意味を有する上記実施形態のいずれかによる式(I)の化合物
またはその互変異体、異性体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはそれらの混合物に関するものである。
上記態様のさらに別の実施形態において、本発明は、
R1が、置換されていないC1−C4−アルキルを表し;
R2が、水素を表し;
R3からR8が上記で定義のものと同じ意味を有する上記実施形態のいずれかによる式(I)の化合物
またはその互変異体、異性体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはそれらの混合物に関するものである。
上記態様のさらに別の実施形態において、本発明は、
R1が、置換されていないC1−C4−アルキルを表し;
R2が、水素を表し;
R3が、置換されていないC3−C6−シクロアルキルを表し;
R4aおよびR4bならびにR5からR8が上記で定義のものと同じ意味を有する上記実施形態のいずれかによる式(I)の化合物
またはその互変異体、異性体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはそれらの混合物に関するものである。
上記態様のさらに別の実施形態において、本発明は、
R1が、置換されていないC1−C4−アルキルを表し;
R2が、水素を表し;
R3が、置換されていないC3−C6−シクロアルキルを表し;
R4aおよびR4bが両方とも水素を表し;
R5からR8が上記で定義のものと同じ意味を有する上記実施形態のいずれかによる式(I)の化合物
またはその互変異体、異性体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはそれらの混合物に関するものである。
上記態様のさらに別の実施形態において、本発明は、
R1が、置換されていないC1−C4−アルキル、好ましくはメチルを表し;
R2は、水素を表し;
R3が、置換されていないC3−C6−シクロアルキル、好ましくはシクロペンチルを表し;
R4aおよびR4bが両方とも水素を表し;
R5が、1個のハロゲン、好ましくは塩素で置換されたピリジン−3−イルを表し;
R6からR8が上記で定義のものと同じ意味を有する上記実施形態のいずれかによる式(I)の化合物
またはその互変異体、異性体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはそれらの混合物に関するものである。
上記態様のさらに別の実施形態において、本発明は、
R1が、置換されていないC1−C4−アルキル、好ましくはメチルを表し;
R2が、水素を表し;
R3が、置換されていないC3−C6−シクロアルキル、好ましくはシクロペンチルを表し;
R4aが、ハロゲン、好ましくはフッ素または塩素;またはC1−C4−アルキル、好ましくはメチルを表し;
R4bが、水素、C1−C4−アルキル、好ましくはメチル;またはハロゲン、好ましくはフッ素を表し;
R5が、1個のハロゲン、好ましくは塩素で置換されたピリジン−3−イル;またはおよび1から5個の同一もしくは異なるハロゲン原子で置換されていても良いC1−C4−アルキルを表し;
R6からR8が上記で定義のものと同じ意味を有する上記実施形態のいずれかによる式(I)の化合物
またはその互変異体、異性体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはそれらの混合物に関するものである。
上記態様のさらに別の実施形態において、本発明は、
R1が、置換されていないC1−C4−アルキル、好ましくはメチルを表し;
R2が、水素を表し;
R3が、置換されていないC3−C6−シクロアルキル、好ましくはシクロペンチルを表し;
R4aが、ハロゲン、好ましくはフッ素または塩素を表し;
R4bが、水素またはC1−C4−アルキル、好ましくはメチルを表し;
R5が、1個のハロゲン、好ましくは塩素で置換されたピリジン−3−イルを表し;
R6からR8が上記で定義のものと同じ意味を有する上記実施形態のいずれかによる式(I)の化合物
またはその互変異体、異性体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはそれらの混合物に関するものである。
上記態様のさらに別の実施形態において、本発明は、
R1が、置換されていないC1−C4−アルキル、好ましくはメチルを表し;
R2が、水素を表し;
R3が、置換されていないC3−C6−シクロアルキル、好ましくはシクロペンチルを表し;
R4aが、ハロゲン、好ましくはフッ素を表し;
R4bが、ハロゲン、好ましくはフッ素を表し;
R5が、1個のハロゲン、好ましくは塩素で置換されたピリジン−3−イルを表し;
R6からR8が上記で定義のものと同じ意味を有する上記実施形態のいずれかによる式(I)の化合物
またはその互変異体、異性体、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、N−オキサイド、水和物、溶媒和物もしくは塩、またはそれらの混合物に関するものである。
さらに別の好ましい実施形態において、本発明は、前記実施形態のいずれか一つで定義の式(I)の化合物、すなわち、次のもの:
(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}−アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例1)
(−)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}−アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例2)
(+)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}−アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例3)
(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{4−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}−アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例4)
(−)3−{3−[(シクロペンチル{4−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}−アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例5)
(R/S)3−[3−({シクロペンチル[4−(5−フルオロピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例6)
(R/S)3−[3−({[4−(6−シアノピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例7)
(R/S)3−[3−({シクロペンチル[4−(5−エトキシピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例8)
(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル]−フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例9)
(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(メトキシメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}−アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例10)
(R/S)3−[3−({シクロペンチル[4−(5−メトキシピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}−アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例11)
(R/S)3−[3−({シクロペンチル[4−(4−メチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例12)
(R/S)3−[3−({シクロペンチル[4−(5−エチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例13)
3−[3−({シクロペンチル[4−(5−シクロプロピルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例14)
(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例15)
(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例16)
(−)(R)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例17)
(R/S)3−[3−({シクロペンチル[4−(6−メトキシピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}−アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例18)
(R/S)3−[3−({シクロペンチル[4−(6−フルオロピリジン−3−イル)−フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例19)
(R/S)3−[3−({シクロペンチル[4−(2−メトキシピリジン−3−イル)−フェニル]アセチル}−アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例20)
(R/S)3−[3−({シクロペンチル[4−(5−メチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例21)
(R/S)3−[3−({シクロペンチル[4−(6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例22)
(R/S)3−[3−({シクロペンチル[4−(2−フルオロピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチル−フェニル]プロパン酸(実施例23)
(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例24)
(+)(S)3−[3−({[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例25)
(−)(R)3−[3−({[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例26)
(R/S)3−[3−({シクロペンチル[4−(5,6−ジメチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}−アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例27)
(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル]フェニル}−アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例28)
(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}−アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例29)
(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(フルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}−アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例30)
(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロプロピル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例31)
3−{3−[(シクロプロピル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)−アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例32)
(R/S){3−[(シクロペンチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェノキシ}酢酸(実施例33)
(−){3−[(シクロペンチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェノキシ}酢酸(実施例34)
(+){3−[(シクロペンチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェノキシ}酢酸(実施例35)
(R/S)[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェノキシ]酢酸(実施例36)
(−)[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェノキシ]酢酸(実施例37)
(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}−アミノ)−6−メトキシ−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例38)
(−)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−6−メトキシ−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例39)
(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}−アセチル)アミノ]−6−メトキシ−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例40)
(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{3−メチル−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例41)
(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−メチルフェニル](シクロペンチル)−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例42)
(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル](シクロペンチル)−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例43)
(−)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル](シクロペンチル)−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例44)
(+)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例45)
(R/S)3−[3−({シクロペンチル[4−(5−エトキシピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル]−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例46)
(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例47)
(−)3−{3−[(シクロペンチル{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例48)
(+)3−{3−[(シクロペンチル{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例49)
(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−3−フルオロ−フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例50)
(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−フルオロフェニル](シクロペンチル)−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例51)
(R/S)3−[3−({シクロペンチル[4−(5−エトキシピリジン−3−イル)−2−フルオロフェニル]−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例52)
(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{2−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例53)
(R/S)3−{3−[(シクロブチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}−アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例54)
(−)3−{3−[(シクロブチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)−アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例55)
(+)3−{3−[(シクロブチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)−アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例56)
(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロブチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例57)
(R/S)3−[3−({シクロブチル[4−(5−エトキシピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例58)
(R/S)3−[3−({シクロブチル[4−(5,6−ジメチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}−アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例59)
(R/S)3−[3−({シクロブチル[4−(5−フルオロピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例60)
(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル](シクロブチル)−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例61)
(R/S)3−[3−({[4−(5−フルオロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル](シクロブチル)−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例62)
(R/S)3−{3−[(シクロブチル{4−[5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル]フェニル}−アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例63)
(R/S)3−[3−({シクロブチル[4−(5−メチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例64)
(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロヘキシル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例65)
(R/S)3−{3−[(シクロヘキシル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}−アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例66)
(R/S)3−[3−({シクロヘキシル[4−(5−エトキシピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例67)
(2R/S)−3−(3−{[(2R/S)−2−シクロペンチル−2−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)−2−メチルプロパン酸(実施例68)
(2R)−3−(3−{[(2R)−2−シクロペンチル−2−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)−2−メチルプロパン酸(実施例69)
(2S)−3−(3−{[(2S)−2−シクロペンチル−2−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)−2−メチルプロパン酸(実施例70)
(2R)−3−(3−{[(2S)−2−シクロペンチル−2−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)−2−メチルプロパン酸(実施例71)
(2S)−3−(3−{[(2R)−2−シクロペンチル−2−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)−2−メチルプロパン酸(実施例72)
(2R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチル−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルプロパン酸(実施例73)
(2R)−3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルプロパン酸(実施例74)
(2S)−3−[3−({(2S)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルプロパン酸(実施例75)
(2R)−3−[3−({(2S)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルプロパン酸(実施例76)
(2S)−3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルプロパン酸(実施例77)
(2R/2S)−3−[3−({(2R/2S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5,6−ジメチルピリジン−3−イル)−フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルプロパン酸(実施例78)
(2R/2S)−3−[3−({(2R/2S)−2−シクロペンチル−2−[4−(6−メチルピリジン−3−イル)−フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルプロパン酸(実施例79)
(2R/2S)−3−(3−{[(2R/2S)−2−シクロペンチル−2−{4−[5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)−2−メチルプロパン酸(実施例80)
(2R/2S)−3−[3−({(2R/2S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−メチルピリジン−3−イル)−フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルプロパン酸(実施例81)
(2R/2S)−3−[3−({(2R/2S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−フルオロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルプロパン酸(実施例82)
(2R)−3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルプロパン酸(実施例83)
(2S)−3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルプロパン酸(実施例84)
(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチル−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例85)
(3R)−3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例86)
(3S)−3−[3−({(2S)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例87)
(3R)−3−[3−({(2S)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例88)
(3S)−3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例89)
(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−エトキシピリジン−3−イル)フェニル]アセチル]−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例90)
(3R/S)−3−(3−{[(2R/S)−2−シクロペンチル−2−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ブタン酸(実施例91)
(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−エチルピリジン−3−イル)フェニル]−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例92)
(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5,6−ジメチルピリジン−3−イル)−フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例93)
(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−メチルピリジン−3−イル)フェニル]−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例94)
(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−フルオロピリジン−3−イル)フェニル]−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例95)
(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−[4−(5−フルオロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例96)
(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例97)
(3R/S)−3−(3−{[(2R/S)−2−シクロペンチル−2−{4−[5−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ブタン酸(実施例98)
(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチル−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ペンタン酸(実施例99)
(3R)−3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ペンタン酸(実施例100)
(3S)−3−[3−({(2S)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ペンタン酸(実施例101)
(3R)−3−[3−({(2S)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ペンタン酸(実施例102)
(3S)−3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ペンタン酸(実施例103)
(3R/S)−3−[3−({(2RS)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−メチルピリジン−3−イル)フェニル]−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ペンタン酸(実施例104)
(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−エチルピリジン−3−イル)フェニル]−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ペンタン酸(実施例105)
3−[3−({[4−(5−フルオロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ペンタン酸(実施例106)
(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−エトキシピリジン−3−イル)フェニル]−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ペンタン酸(実施例107)
(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−3−シクロプロピルプロパン酸(実施例108)
(3R/S)−3−(3−{[(2R/S)−2−シクロペンチル−2−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)−3−シクロプロピルプロパン酸(実施例109)
(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチル−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−3−シクロプロピルプロパン酸(実施例110)
(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−エトキシピリジン−3−イル)フェニル]−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−3−シクロプロピルプロパン酸(実施例111)
(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−フルオロピリジン−3−イル)フェニル]−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−3−シクロプロピルプロパン酸(実施例112)
(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−メチルピリジン−3−イル)フェニル]−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−3−シクロプロピルプロパン酸(実施例113)
(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−エチルピリジン−3−イル)フェニル]−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−3−シクロプロピルプロパン酸(実施例114)
(3R/S)−3−(3−{[(2R/S)−2−シクロペンチル−2−{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)−ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ブタン酸(実施例115)
(3R)−3−(3−{[(2R)−2−シクロペンチル−2−{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ブタン酸(実施例116)
(3S)−3−(3−{[(2S)−2−シクロペンチル−2−{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ブタン酸(実施例117)
(3R)−3−(3−{[(2S)−2−シクロペンチル−2−{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ブタン酸(実施例118)
(3S)−3−(3−{[(2R)−2−シクロペンチル−2−{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ブタン酸(実施例119)
(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)−3−フルオロ−フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例120)
(3R)−3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例121)
(3S)−3−[3−({(2S)−2−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例122)
(3R)−3−[3−({(2S)−2−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例123)
(3S)−3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例124)
(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例125)
(3R)−3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例126)
(3S)−3−[3−({(2S)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例127)
(3R)−3−[3−({(2S)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例128)
(3S)−3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例129)
(3R/S)−3−(3−{[(2R/S)−2−シクロブチル−2−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ブタン酸(実施例130)
(3R)−3−(3−{[(2R)−2−シクロブチル−2−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ブタン酸(実施例131)
(3S)−3−(3−{[(2S)−2−シクロブチル−2−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ブタン酸(実施例132)
(3R)−3−(3−{[(2S)−2−シクロブチル−2−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ブタン酸(実施例133)
(3S)−3−(3−{[(2R)−2−シクロブチル−2−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ブタン酸(実施例134)
(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロブチル−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例135)
(3R)−3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロブチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例136)
(3S)−3−[3−({(2S)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロブチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例137)
(3R)−3−[3−({(2S)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロブチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例138)
(3S)−3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロブチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例139)
(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]−2−c(実施例140)
(3R)−3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロブチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例141)
(3S)−3−[3−({(2S)−2−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロブチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例142)
(3R)−3−[3−({(2S)−2−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロブチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例143)
(3S)−3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロブチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例144)
(3R/S)−3−(3−{[(2R/S)−2−シクロブチル−2−{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)−ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ブタン酸(実施例145)
3−{3−[(シクロブチル{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}−アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}ブタン酸(実施例146)
(3R)−3−(3−{[(2R)−2−シクロブチル−2−{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ブタン酸(実施例147)
(3S)−3−(3−{[(2R)−2−シクロブチル−2−{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ブタン酸(実施例148)
((3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル]−2−シクロブチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例149)
(3R)−3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル]−2−シクロブチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例150)
(3S)−3−[3−({(2S)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル]−2−シクロブチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例151)
(3R)−3−[3−({(2S)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル]−2−シクロブチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例152)
(3S)−3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル]−2−シクロブチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸(実施例153)
2−[3−({2−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}(実施例154)
2−[3−({2−シクロペンチル−2−[4−(5−エトキシピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]シクロプロパンカルボン酸(実施例155)
2−(3−{[2−シクロペンチル−2−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}−アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)シクロプロパンカルボン酸(実施例156)
2−(3−{[2−シクロペンチル−2−{4−[5−クロロピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)シクロプロパンカルボン酸(実施例157)
(R/S)3−(3−{[{2−クロロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}−(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸(実施例161)
(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}−アセチル)アミノ]−5−フルオロ−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例167)
(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}−アミノ)−5−フルオロ−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例168)
(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)−アセチル}アミノ)−5−フルオロ−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例169)
(R/S)3−[3−({[4−(5−エトキシピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}−アミノ)−5−フルオロ−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例170)
(R/S)N−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}−アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}グリシン(実施例171)
(R/S)3−[3−({[2−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−5−メチルフェニル]−(シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例172)
(R/S)3−(3−{[{2−クロロ−5−メチル−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−フェニル}(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸(実施例173)
(R/S)3−[3−({[2−クロロ−4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)−5−メチル−フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例174)
(R/S)3−(3−{[(2R)−2−{3−クロロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−フェニル}−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸(実施例175)
(R/S)3−[3−({[3−クロロ−4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]−(シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例176)
(R/S)3−[3−({[3−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例177)
(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2,5−ジフルオロフェニル](シクロペンチル)−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例178)
(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{2,5−ジフルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例179)
(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)−2,5−ジフルオロフェニル]−(シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例180)
(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−フルオロ−5−メチルフェニル]−(シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例181)
(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)−2−フルオロ−5−メチル−フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例182)
(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{2−フルオロ−5−メチル−4−[5−(トリフルオロメチル)−ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例183)
3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチル−アセチル}アミノ)−6−フルオロ−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例184)
3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}−アミノ)−6−フルオロ−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例185)
N−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}−アミノ)−2−メチルフェニル]−N−メチルグリシン(実施例186)
N−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチル−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−N−メチルグリシン(実施例187)
N−(3−{[(2R)−2−シクロペンチル−2−{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)−N−メチルグリシン(実施例188)
3−(3−{[(2R)−2−シクロペンチル−2−{4−[5−(2−メチルプロピル)ピリジン−3−イル]フェニル}−アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸(実施例189)
3−(3−{[(2R)−2−シクロペンチル−2−{4−[5−(プロパン−2−イルオキシ)ピリジン−3−イル]フェニル}−アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸(実施例190)
3−(3−{[(2R)−2−シクロペンチル−2−{4−[5−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリジン−3−イル]−フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸(実施例191)
3−(3−{[(2R)−2−シクロペンチル−2−{4−[6−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸(実施例192)
3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}−アミノ)−2−メチルフェニル]−3−ヒドロキシプロパン酸(実施例193)
3−[3−({シクロペンチル[3−フルオロ−4−(5−イソブチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}−アミノ)−2−メチルフェニル]ペンタン酸(実施例194)
3−[3−({シクロペンチル[4−(5−エチルピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル]アセチル}−アミノ)−2−メチルフェニル]ペンタン酸(実施例195)
(−)3−{3−[(シクロペンチル{3−フルオロ−4−[5−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリジン−3−イル]−フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例196)
(−)3−{3−[(シクロペンチル{3−フルオロ−4−[6−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例197)
(−)3−[3−({シクロペンチル[3−フルオロ−4−(5−イソブチル−6−メチルピリジン−3−イル)−フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例198)
(−)3−[3−({シクロペンチル[3−フルオロ−4−(5−イソプロポキシピリジン−3−イル)フェニル]−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例199)
3−(3−{[(2R)−2−シクロペンチル−2−{4−[5−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリジン−3−イル]−フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ペンタン酸(実施例200)
3−(3−{[(2R)−2−シクロペンチル−2−{4−[6−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ペンタン酸(実施例201)
3−[3−({(2R)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−イソブチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}−アミノ)−2−メチルフェニル]ペンタン酸(実施例202)
3−[3−({(2R)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−イソプロポキシピリジン−3−イル)フェニル]−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ペンタン酸(実施例203)
3−[3−({(2R)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−エチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}−アミノ)−2−メチルフェニル]ペンタン酸(実施例204)
3−{3−[(シクロブチル{3−フルオロ−4−[5−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリジン−3−イル]−フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例205)
(−)3−{3−[(シクロブチル{3−フルオロ−4−[6−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例206)
3−[3−({シクロブチル[3−フルオロ−4−(5−イソブチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}−アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例207)
(−)3−{3−[(シクロブチル{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸(実施例208)
(−)3−[3−({シクロブチル[3−フルオロ−4−(5−イソプロポキシピリジン−3−イル)フェニル]−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例209)
(−)3−[3−({シクロブチル[4−(5−エチルピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル]アセチル}−アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例210)
(R/S)3−[3−({シクロペンチル[4−(5−フルオロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]−アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸(実施例211)
3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メトキシフェニル]プロパン酸(実施例212)
3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)−アミノ]−2−メトキシフェニル}プロパン酸(実施例213)
3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}−アミノ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]プロパン酸(実施例214)
3−[3−{[(2R)−2−シクロペンチル−2−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}−アセチル]アミノ}−2−(トリフルオロメチル)フェニル]プロパン酸(実施例215)
に関するものである。
理解すべき点として、本発明は、上記好ましい実施形態のあらゆる組み合わせに関するものでもある。
理解すべき点として、本発明は、上記一般式(I)の化合物の本発明の実施形態または態様内のあらゆる下位組み合わせに関するものである。
さらにより詳細には、本発明は、下記の本記載の実施例セクションに開示されている一般式(I)の化合物を網羅する。
別の態様によれば、本発明は、本発明の化合物の製造方法であって、本明細書の実験セクションに記載の段階を含む方法を網羅する。
本発明の一般式(I)の化合物の合成
本発明の一般式(I)の化合物の一般的合成
下記の段落は、式(I)の化合物およびそれらの合成に有用な中間体を製造するのに好適ないくつかの合成手法を説明するものである。
下記の経路に加えて、有機合成の当業者の共通の一般的知識に従って、他の経路を用いて標的化合物を合成することも可能である。従って、下記図式で例示される変換の順序は限定的なものではなく、各種図式からの好適な合成段階を組み合わせて、別の合成手順を形成することができる。さらに、置換基、特にR1、R2およびR4、ならびにR3もしくはR5に結合している置換基のいずれかの相互変換を、例示の変換の前および/または後に行うことができる。これらの修飾は、保護基の導入、保護基の開裂、官能基の還元もしくは酸化、ハロゲン化、金属化、金属触媒カップリング反応(例えば、スズキ、ソノガシラおよびウールマンカップリングなどがあるが、これらに限定されるものではない)、エステルケン化、アミドカップリング反応、および/または置換または当業者には公知の他の反応などであることができる。これらの変換には、置換基のさらなる相互変換を可能とする官能基を導入するものなどがある。適切な保護基ならびにそれらの導入および開裂は当業者には公知である(例えばT. W. Greene and P. G. M. Wuts in Protective Groups in Organic Synthesis、3rd Edition, Wiley 1999参照)。具体例について、後の段落で説明する。さらに、2以上の連続する段階を、当該段落間で後処理を行うことなく行うことが可能であり、例えば、当業者には公知のような「ワンポット」反応である。
一般式(I)の化合物は、式(II)のアニリン誘導体[R1、R2およびXは式(I)で定義の通りであり、REはC1−C6−アルキルまたはベンジル基その他のエステル化に好適な基を表す。]から、および式(III)の置換されたフェニル酢酸誘導体[R3およびR4は式(I)で定義の通りであり、LGは上記で定義の脱離基、好ましくはブロモもしくはヨードを表す。]から、図式1による当業者に公知のカルボキサミド(またはペプチド)カップリング反応によって組み立てることができる。前記カップリング反応は、好適なカップリング試薬、例えばHATU(O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N′,N′−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート)、TBTU(O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N′,N′−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート)、PyBOP(ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート)、またはHOBt(1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール水和物)と組み合わせたEDC(1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩)の存在下に、塩基、例えば脂肪族もしくは芳香族三級アミン、好ましくは式N(C1−C4−アルキル)3の三級脂肪族アミンの存在下に、溶媒中で式(II)および(III)の化合物を反応させることで行って、式(IV)のカルボキサミド誘導体を得ることができる。
本明細書においては好ましくは、カップリング剤としてHATU(O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N′,N′−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート)を用い、塩基としてのN,N−ジイソプロピルエチルアミンの存在下に、溶媒としてのN,N−ジメチルホルムアミド中、0℃から50℃の温度範囲内で前記カルボキサミドカップリング反応を行う。
式(II)のアニリン誘導体[R
1、R
2およびXは式(I)で定義の通りであり、REはC
1−C
6−アルキルまたはベンジル基を表す。]から、そして式(III)の置換されたフェニル酢酸誘導体[R
3およびR
4は式(I)で定義の通りであり、LGは上記で定義の脱離基、好ましくはブロモもしくはヨードを表す。]からの式(IV)のカルボキサミド類の製造はさらに、当業者には公知のように、前記式(III)の置換されたフェニル酢酸誘導体を相当するアシルハライドに変換することで、例えば塩化チオニル、オキサリルクロライド、またはホスホルオキシクロライドなどのハロゲン化剤と反応させ、次に前記式(II)のアニリン誘導体を用いてアミノ分解することで行うことができる。
図式1:式(II)のアニリン誘導体および式(III)の置換されたフェニル酢酸誘導体からの一般式(I)の化合物の製造
次に、前記式(IV)のカルボキサミドについて、式(V)の有機ホウ素化合物[R5は式(I)で定義の通りであり、Qは基−BF3 −M+を表し、M+はアルカリ金属、好ましくはナトリウムもしくはカリウムのカチオンを表し、またはQは基−B(OR)2を表し、それはボロン酸(R=−H)または前記ボロン酸のエステル、例えばそのイソプロピルエステル(R=−CH(CH3)2)、または好ましくはボロン酸中間体が4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(R−R=−C(CH3)2−C(CH3)2−)を形成しているピナコールから誘導されるエステルを表す。]とのパラジウム触媒スズキカップリングを行って、式(VI)の中間体を得ることができる。
そのカップリング反応は、パラジウム触媒によって、例えばPd(0)触媒、例えばテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)[Pd(PPh3)4]、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジ−パラジウム(0)[Pd2(dba)3]によって、またはPd(II)触媒、例えばジクロロビス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(II)[Pd(PPh3)2Cl2]、酢酸パラジウム(II)およびトリフェニルホスフィンによって、または1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)によって触媒される。
その反応は好ましくは、適宜に水と混合した溶媒、例えば1,2−ジメトキシエタン、ジオキサン、DMF、THFもしくはイソプロパノールの混合物中、塩基、例えば炭酸カリウム、重炭酸ナトリウムもしくはリン酸カリウムの存在下に行う(総覧論文に関しては、D.G. Hall, Boronic Acids, 2005 WILEY−VCH Verlag GMBH & Co. KGaA, Weinheim, ISBN3−527−30991−8およびそこで引用の参考文献を参照)。式(V)の有機ホウ素化合物は、かなり構造的に多様な形で容易に商業的に入手可能である。
その反応は、室温(=20℃)から個々の溶媒の沸点の範囲の温度で行う。さらに、その反応は、圧力管およびマイクロ波オーブンを用いて沸点より高い温度で行うことができる。その反応は好ましくは、1から36時間の反応時間後に完了する。
式(VI)の中間体は、当業者に公知の方法を用いるエステル基−C(=O)O−REの開裂によって、好ましくは式C1−C3−アルキル−OHの脂肪族アルコール水溶液中でアルカリ水酸化物、好ましくは水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムを用いる塩基性加水分解によって、または例えば溶媒としてのハロゲン化低級脂肪族炭化水素、好ましくはジクロロメタンもしくはクロロホルム中、または環状エーテル、好ましくは1,4−ジオキサン中のトリフルオロ酢酸または塩酸などの強酸を用いるtert−ブチルエステルの酸性加水分解によって一般式(I)の化合物に変換することができる。
図式2は、式(VI)の中間体を得る別途手法を説明するものであり、式(III)の置換されたフェニル酢酸誘導体[R3およびR4は一般式(I)の化合物について定義の通りであり、LGは上記で定義の脱離基、好ましくはブロモもしくはヨードを表す。]を、式(V)の有機ホウ素化合物[R5は一般式(I)の化合物について定義の通りであり、Qは基−BF3 −M+を表し、M+はアルカリ金属、好ましくはナトリウムもしくはカリウムのカチオンを表し、またはQは基−B(ORB)2を表し、それはボロン酸(RB=−H)または前記ボロン酸のエステル、例えばそのイソプロピルエステル(RB=−CH(CH3)2)、または好ましくはボロン酸中間体が4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(RB−RB=−C(CH3)2−C(CH3)2−)環を形成しているピナコールから誘導されるエステルを表す。]と、上記で記載のスズキカップリングで反応させて、式(VII)のカルボン酸誘導体を得る。あるいは、中間体(III)のエステル保護体を、エステル保護中間体(VII)に変換することができ、それを、当業者に公知の方法によってエステル脱保護することで中間体(VII)に変換することができる。
次に、前記式(VII)のカルボン酸誘導体を、式(II)のアニリン誘導体[R
1、R
2およびXは一般式(I)の化合物について定義の通りであり、REはC
1−C
6−アルキルまたはベンジル基を表す。]と、図式1に示したカルボキサミド(またはペプチド)カップリング反応で反応させて、一般式(VI)の中間体を得る。
図式2:式(III)の置換されたフェニル酢酸誘導体からの式(VI)の中間体の別途製造
式(II)のアニリン誘導体は、市販されていない場合、式(VIII)の前駆体[R1およびR2は式(I)で定義の通りであり、Yは式(II)のアニリン誘導体中に存在する−X−C(=O)O−RE部分の生成に好適な官能基を表し、Xは式(I)で定義の通りであり、REはC1−C6−アルキルまたはベンジル基その他のエステル化に好適な基を表し、前記官能基Yはブロモ、ヨード、−C(=O)H、−C(=O)CH3、−OH、−CH2OH、−CH2C(=O)OHから選択される。]から出発して、例えば図式3に示したような当業者に公知の各種方法を用いて製造することができる。次に、前記前駆体を、下記に例示の当業者に公知の反応(これらに限定されるものではない):
式(VIII)の前駆体[Yはブロモまたはヨードを表す。]を、酢酸パラジウム(II)などのパラジウム触媒存在下に式H2C=C(=O)O−REのアクリル酸エステルと反応させることによる、ヘックオレフィン化;
水素化ナトリウムまたはn−ブチルリチウムなどの塩基の存在下に、式(VIII)の前駆体[Yは−C(=O)Hまたは−C(=O)CH3を表す。]をホスホン酸エステル、例えば(C1−C3−アルコキシ)2−P(=O)−L−C(=O)O−RE[Lは、式(IX)について定義のX′基の形成に好適なリンカー、例えば−C(CH3)(H)−を表す。]と反応させることによるホーナー・ワズワース・エモンスオレフィン化(例えば、下記の実験セクション中の中間体72aおよび75aの製造プロトコール参照);
当業者に公知の方法によって、好適な塩基の存在下に式(VIII)の前駆体[Yは−OH、−CH2OH、−CH2C(=O)OHを表す。]を式RE−LGのハライド[LGは上記で定義の脱離基を表し、REはC1−C6−アルキルもしくはベンジル基を表す。]と反応させることによるヒドロキシまたはカルボキシ基のアルキル化(例えば、下記実験セクション中の中間体39a、43aおよび49aの製造プロトコール参照)
によって、式(IX)のニトロベンゼン誘導体[X′は、式(I)で定義の基X、またはその不飽和類縁体、例えばエチレン、1−メチルエチレン、2−メチルエチレン、1−エチルエチレン、2−エチルエチレンを表す。]に変換する(下記実験セクション中の中間体1bの製造プロトコールを参照)。
次に、当業者に公知の方法であって、元素状水素または水素源、例えばギ酸アンモニウム(ammonium formiate)を用いるか、または溶媒としてのエタノール中の塩化スズ(II)または酢酸存在下での亜鉛末もしくは鉄粉を用いるパラジウム触媒水素化を用いることを含む方法により、前記式(IX)のニトロベンゼン誘導体を式(II)のアニリンに還元する。二重結合を含む中間体を、当業者に公知の方法により、例えば、パラジウム触媒水素化を用いることで還元して、飽和生成物とする。
図式3:式(VIII)の前駆体からの式(II)のアニリン誘導体の製造
式(III)の置換されたフェニル酢酸誘導体は当業者に公知であり、図式4に従って、例えば式(X)のフェニル酢酸アルキル[R
4は式(I)で定義の通りであり、LGは上記で定義の脱離基、好ましくはブロモもしくはヨードを表し、RPはC
1−C
3−アルキル基を表す。]を式(XI)の化合物[R
3は式(I)で定義の通りであり、LGは上記で定義の脱離基、好ましくはブロモもしくはヨードを表す。]と反応させることで製造して、式(XII)のエステルを得ることができ、次にそれを当業者に公知の方法を用いて、好ましくは式C
1−C
3−アルキル−OHの脂肪族アルコール水溶液中でアルカリ水酸化物、好ましくは水酸化ナトリウムもしくは水酸化カリウムを用いる塩基性加水分解によって加水分解して、式(III)の置換されたフェニル酢酸誘導体を得る。
図式4:式(X)のフェニル酢酸アルキルからの式(III)の置換されたフェニル酢酸誘導体の製造
あるいは、そして図式5に示したように、前記式(III)の置換されたフェニル酢酸誘導体は、例えばカリウムビス−(トリメチルシリル)アミドなどの塩基の存在下に式(XIV)のホスホニウム塩[Hal−はクロライド、ブロミドもしくはヨージドアニオンを表し、Phはフェニルを表す。]を用いるウィティッヒオレフィン化によって式(XV)のエノールエーテルを得て、それについて次に、例えばテトラヒドロフラン中塩酸を用いる酸性加水分解を行って、式(XVI)のアルデヒドを得ることによって、式(XIII)のケトン[R
3およびR
4は式(I)で定義の通りであり、LGは上記で定義の脱離基、好ましくはブロモもしくはヨードを表す。]から製造することもできる。前例えば2−メチル−2−ブテンおよびリン酸二水素ナトリウム水溶液の存在下に酸化剤として亜塩素酸ナトリウムを用いることで、記式(XVI)のアルデヒドを酸化して、式(III)のフェニル酢酸誘導体を得ることができる。
図式5:式(XIII)のケトンからの式(III)の置換されたフェニル酢酸誘導体の製造
一般式(I)の化合物はキラルであり、R3基を有する炭素で少なくとも一つの立体中心を含む。それらのエナンチオマーの分離は、キラルクロマトグラフィーによって可能である。キラル中間体(IV)、(VI)および(VII)の立体異性体は、キラルクロマトグラフィーによって分離することもできる。式(III)のキラル中間体のエナンチオマーを、キラル塩基、例えば2−フェネチルアミンを用いるジアステレオマー塩分離によって分離することができる。
図式3、4および5に示した合成手順実施に必要な原料、すなわち式(VIII)、(X)、(XI)、(XIII)および(XIV)の化合物は当業者に公知であり、容易に商業的に入手可能である。
A.実験セクション
本明細書に記載の試験実験例は本発明を説明するためのものであり、本発明は提示の例に限定されるものではない。
下記の表は、この段落および実施例セクションで使用される略称をリストアップしたものである。
HPLC法
分析HPLC、方法1:
システム:Agilent:1260AS、MWD、Aurora SFC−Modul;カラム:Chiralpak ID 3μm 100×4.6mm;温度:37.5℃;検出:DAD254nm。
分析HPLC、方法2:
システム:Dionex:ポンプ680、ASI 100、UVD170U;カラム:Chiralpak AD−H 5μm 150×4.6mm;温度:25℃;検出:UV254nm。
分析HPLC、方法3:
システム:Waters:Alliance2695、DAD996、ESA:Corona;カラム:Chiralpak ID−3 100×4.6mm;温度:25℃;検出:DAD254nm。
分析HPLC、方法4:
システム:Agilent:1260/Agilent 1290;カラム:Chiralpak IA 3μm 100×4.6mm;温度:25℃;検出:DAD254nm。
分析HPLC、方法5:
システム:Agilent:1200;カラム:Chiralpak IA 3μm 100×4.6mm;温度:25℃;検出:DAD254nm。
分析HPLC、方法6:
システム:Waters:Alliance2695、DAD996、ESA:Corona;カラム:Chiralpak IE 3μm 100×4.6mm;温度:25℃;検出:DAD254nm。
分析HPLC、方法7:
システム:Waters:Alliance2695、DAD996、ESA:Corona;カラム:Chiralpak IA 3μm 100×4.6mm;温度:25℃;検出:DAD254nm。
分析HPLC、方法8:
システム:Waters:Alliance2695、DAD 996、ESA:Corona;カラム:Chiralpak IB 3μm 100×4.6mm;温度:25℃;検出:DAD254nm。
分析HPLC、方法9:
システム:Agilent:1200;カラム:Chiralpak ID3μm 150×4.6mm;温度:25℃;検出:DAD254nm。
分析HPLC、方法10:
システム:Agilent:1260AS、MWD、Aurora SFC−Modul;カラム:Chiralpak IA 5μm 100×4.6mm;温度:37.5℃;検出:DAD254nm。
分析HPLC、方法11:
システム:Agilent:1260/Agilent 1290;カラム:Chiralpak IC 3μm 100×4.6mm;温度:25℃;検出:DAD254nm。
分析HPLC、方法12:
システム:Agilent:1260/Agilent 1290;カラム:Chiralpak ID 3μm 100×4.6mm;温度:25℃;検出:DAD254nm。
分析HPLC、方法13:
システム:Waters Acquity UPLC−MS:Binary Sovent Manager、Sample Manager/Organizer、Column Manager、PDA、ELSD、SQD3001;カラム:Acquity BEH C18 1.7μm 2.1×50mm;温度:60℃;注入:2μL;検出:DAD走査範囲210から400nm、MSESI+走査範囲170−800m/z;溶媒:A=H2O+0.1%HCOOH、B=アセトニトリル;流量:0.8mL/分;勾配:0−1.6分1−99%B、1.6−2.0分99%B。
分取HPLC、方法1:
システム:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak ID 5μm 250×20mm;温度:40℃、検出:UV254nm。
分取HPLC、方法2:
システム:Agilent:Prep 1200、Prep Pump2台、DLA、MWD、Prep FC;カラム:Chiralpak AD−H5μm250×30mm;温度:RT;検出:UV254nm。
分取HPLC、方法3:
システム:Labomatic Pumpe HD−3000 2台、SD3000、Labomatic AS−3000、Knauer DAD2600、Labomatic Labcol Vario 4000 Plus;カラム:Chiralpak ID 5μm 250×50mm;温度:RT;検出:UV254nm。
分取HPLC、方法4:
システム:Agilent:Prep 1200、Prep Pump2台、DLA、MWD;カラム:Chiralpak IA 5μm 250×30mm;温度:RT;検出:UV254nm。
分取HPLC、方法5:
システム:Agilent:Prep 1200、Prep Pump2台、DLA、MWD;カラム:Chiralpak IB5μm250×30mm;温度:RT;検出:UV254nm。
分取HPLC、方法6:
システム:Agilent:Prep 1200、Prep Pump2台、DLA、MWD;カラム:Chiralpak IE 5μm 250×20mm;温度:RT;検出:UV254nm。
分取HPLC、方法7:
システム:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak ID 5μm 250×30mm;温度:40℃、検出:UV254nm。
分取HPLC、方法8:
システム:Sepiatec:Prep SFC100;カラム:Chiralpak IA 5μm 250×20mm;温度:40℃、検出:UV254nm。
VCD測定による絶対立体配置決定
Biotools, 17546 Bee Line Hwy・Jupiter, FL・33458が出来高払いで測定した。
立体配置決定、方法1:
システム:Dual PEM搭載Chiral IR2X;溶媒:DMSO−d6;獲得時間:20時間;濃度:7.8mL/0.2mL;経路長100μM;Gaussianバージョン:Gaussian 09;理論DFT−レベル:B3LYP/6−31G(d)。
ACD/LabsによるACDソフトウェア(Name Batchバージョン12.01)を用いて、実施例および中間体の化学的命名を行った。
反応時間は実験セクションのプロトコールに明瞭に記載されているか、完結するまで反応を行った。化学反応をモニタリングし、それらの完了は、例えばシリカゲルでコーティングされたプレートでの薄層クロマトグラフィーなどの当業者に公知の方法を用いて、またはLC/MS法(例えば、分析HPLC方法13)によって判断した。
一般式(I)の化合物のための原料を、下記のように合成した。
中間体1:(R/S)(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)酢酸
段階1.1:(R/S)(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)酢酸エチル
(4−ブロモフェニル)酢酸エチル25gのDMF(100mL)中溶液を、DMF(150mL)中のカリウム−tert−ブチレート13.8gに0℃で滴下し、0℃でさらに30分間撹拌した。次に、ブロモシクロペンタン18.4gを0℃で滴下し、反応混合物を反応完了するまで撹拌した。混合物を水に投入し、EEで抽出し、合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、溶媒留去して乾固させた。収量:35.6g(それ以上精製せずに次の段階で用いた)。
段階1.2:(R/S)(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)酢酸
2N NaOH 571mLを、エタノール(775mL)中の(R/S)(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)酢酸エチル35.6gに加えた。変換完了するまで、反応を加熱還流した。混合物を水で希釈し、希塩酸を用いてpH1から2に調節し、EEで抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で脱水し、濾過し、溶媒留去して乾固させた。収量:29.4g。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.96(d、1H)1.12−1.70(m、6H)1.82(d、1H)2.39(d、1H)3.25(d、1H)7.21−7.37(m、2H)7.43−7.59(m、2H)11.92−12.76(m、1H)。
中間体2:3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
段階2.1:(2E)−3−(2−メチル−3−ニトロフェニル)アクリル酸tert−ブチル
アクリル酸tert−ブチル201mLを、DMF(2リットル)中の1−ブロモ−2−メチル−3−ニトロベンゼン100g、トリ−2−トリルホスフィン28.2g、酢酸パラジウム(II)10.4gおよびTEA 322mLに加えた。混合物を125℃で終夜撹拌した。反応混合物を飽和NH4Cl溶液中で撹拌し、EEで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、溶媒留去して乾固させた。取得物を、シリカゲル(ヘキサン/EE9:1)を用いるクロマトグラフィーによって精製した。収量:123g。
1H NMR(300MHz、クロロホルム−d)δppm1.55(d、9H)2.50(s、3H)6.30(d、1H)7.29−7.40(m、1H)7.72(dd、8.01Hz、2H)7.88(d、1H)。
段階2.2:3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
パラジウム/活性炭(10%)25gを、(2E)−3−(2−メチル−3−ニトロフェニル)アクリル酸tert−ブチル121gのエタノール(1.2リットル)中溶液に加え、室温で水素雰囲気下に変換完了するまで撹拌した。触媒を濾去し、フィルターケーキをエタノールで洗浄し、得られた溶液を溶媒留去して乾固させた。収量:99g。
1H NMR(400MHz、クロロホルム−d)δppm1.47(s、9H)2.13(s、3H)2.43−2.54(m、2H)2.87−2.99(m、2H)6.57−6.70(m、2H)6.96(t、1H)。
中間体3:(R/S)3−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
HATU 53.3gおよびDIPEA 67mLを、DMF(150mL)中の中間体2 30gおよび中間体1 39.7gに加えた。反応混合物を、変換完了するまで室温で撹拌した。反応混合物を水500mL中で撹拌し、EEで抽出し、合わせた有機層を飽和NH4Cl溶液およびブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、溶媒留去して乾固させた。取得物を、シリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)によって精製した。収量:43g。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.88−1.05(m、1H)1.27−1.42(m、12H)1.43−1.74(m、3H)1.76−1.91(m、1H)1.99(s、3H)2.37−2.46(m、2H)2.53−2.62(m、1H)2.79(t、2H)3.47(d、1H)6.95−7.08(m、3H)7.38(d、2H)7.52(d、2H)9.53(s、1H)。
中間体4:(R/S)3−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロプロピル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
段階4.1:(E/Z)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロプロピルビニルメチルエーテル
(メトキシメチル)(トリフェニル)ホスホニウムクロライド6.85gのTHF(40mL)中溶液に0℃で、0.5Mカリウムビス−(トリメチルシリル)アミド溶液/トルエン40mLを加え、室温で1.5時間撹拌し、次にTHF(10mL)中の(4−ブロモフェニル)(シクロプロピル)メタノン3.0gを加えた。反応混合物を変換完了するまで室温で撹拌し、冷却して0℃とし、水100mLで反応停止し、EEで抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、溶媒留去して乾固させた。粗取得物をシリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)によって精製した。収量:E/Z異性体の混合物として3.37g。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.31−0.40(m、2×2H)0.66−0.77(m、2×2H)1.43−1.59(m、2×1H)3.66(s、2×3H)6.35&6.54(je ein d、je 1H)7.20−7.31(m、2×1H)7.42−7.52(m、2×2H)7.63−7.68(m、2×1H)。
段階4.2:(R/S)(4−ブロモフェニル)(シクロプロピル)アセトアルデヒド
(E/Z)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロプロピルビニルメチルエーテル3.37gのTHF(50mL)中溶液に、6M塩酸6mLを加えた。反応混合物を変換完了するまで還流し、冷却して室温とし、水で反応停止し、DCMで抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO3溶液で洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、溶媒留去して乾固させた。粗取得物を、シリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)によって精製した。収量:2.8g。
段階4.3:(R/S)(4−ブロモフェニル)(シクロプロピル)酢酸
前記アルデヒド2.8gのTHF中溶液に0℃で、2−メチル−2−ブテン19.6mL、10%リン酸二水素ナトリウム1水和物24.2mLおよび25%亜塩素酸ナトリウム13.1mLを加え、変換完了するまで0℃で撹拌した。0℃で氷冷10%チオ硫酸ナトリウム9.8mLを加え、さらに30分間撹拌した。反応混合物をEEで抽出し、Na2SO4で脱水し、濾過し、溶媒留去して乾固させた。収量:標題化合物3.72g(それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.06−0.19(m、1H)0.26−0.49(m、2H)0.51−0.67(m、1H)1.25−1.36(m、1H)2.81(m、1H)7.27−7.37(m、2H)7.48−7.58(m、2H)12.42(brs、1H)。
段階4.4:(R/S)3−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロプロピル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
中間体3と同様にして、中間体2 839mgを(R/S)(4−ブロモフェニル)(シクロプロピル)酢酸1.0gと反応させて、標題化合物2.25gを得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
中間体5:(R/S)[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)酢酸
実施例1下のカップリング条件と同様にして、中間体1 4.5gおよび3.0g(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸を変換完了するまで還流加熱した。反応混合物を冷却して室温とし、水で処理し、酸性としてpH値3とし、EEで抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、溶媒留去して乾固させた。粗取得物を、シリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)によって精製した。収量:3.2g。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.91−1.08(m、1H)1.21−1.69(m、6H)1.79−1.94(m、1H)7.46(d、2H)7.74(d、2H)8.24(s、1H)8.61(d、1H)8.86(d、1H)12.09−12.67(m、1H)。
中間体6:(R/S)(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェノキシ)酢酸メチル
段階6.1:(2−メチル−3−ニトロフェノキシ)酢酸メチル
2−メチル−3−ニトロフェノール2.0gのDMF(12mL)中溶液に、K2CO3 3.61g、TBAI 7.24gおよびクロル酢酸メチル1.72mLを加え、変換完了するまで室温で撹拌した。反応混合物を水で反応停止し、EEで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、溶媒留去して乾固させた。取得物を、シリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)によって精製した。収量:2.09g。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm2.30(s、3H)3.71(s、3H)4.96(s、2H)7.27(s、1H)7.38(s、1H)7.48(d、J=0.76Hz、1H)。
段階6.2:(3−アミノ−2−メチルフェノキシ)酢酸メチル
パラジウム/活性炭(10%)2.45gを、(2−メチル−3−ニトロフェノキシ)酢酸メチル2.09gのメタノール中溶液に加え、室温で水素雰囲気下に変換完了するまで撹拌した。触媒を濾去し、フィルターケーキをメタノールで洗浄し、得られた溶液を溶媒留去して乾固させた。収量:標題化合物1.87g(それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.94(s、3H)3.68(s、3H)4.67(s、2H)4.83(s、2H)6.05(d、1H)6.29(d、1H)6.72−6.82(m、1H)。
段階6.3:(R/S)(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェノキシ)酢酸メチル
中間体3と同様にして、中間体1 2.98gを前記アニリン1.87gと反応させて、標題化合物2.13gを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.90−1.03(m、1H)1.30−1.71(m、6H)1.78−1.89(m、1H)1.96(s、3H)2.53−2.61(m、1H)3.44−3.51(m、1H)3.68(s、3H)4.79(s、2H)6.66−6.72(m、1H)6.80−6.87(m、1H)7.00−7.09(m、1H)7.33−7.42(m、2H)7.50−7.55(m、2H)9.49−9.57(m、1H)。
中間体7:(R/S)3−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−6−メトキシ−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
段階7.1:(2E)−3−(6−メトキシ−2−メチル−3−ニトロフェニル)アクリル酸tert−ブチル
段階2.1に記載のヘックカップリング条件と同様にして、2−ブロモ−1−メトキシ−3−メチル−4−ニトロベンゼンおよび1−ブロモ−2−メトキシ−4−メチル−5−ニトロベンゼンを含む混合物2.52gをアクリル酸tert−ブチル13.4gと反応させ、次にHPLCによる精製を行って、標題化合物1.13gを(2E)−3−(2−メトキシ−4−メチル−5−ニトロフェニル)アクリル酸tert−ブチル393mgとともに得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm1.49(s、9H)2.43(s、3H)3.93(s、3H)6.35(d、1H)7.15(d、1H)7.60(d、1H)7.98(d、1H)。
段階7.2:3−(3−アミノ−6−メトキシ−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
段階2.2に記載の水素化条件と同様にし、メタノール/THF(100mL、1:1)中の(2E)−3−(6−メトキシ−2−メチル−3−ニトロフェニル)アクリル酸tert−ブチル1.13gの反応によって、標題化合物950mgを得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm1.39(s、9H)1.98(s、3H)2.23(dd、2H)2.77(dd、2H)3.64(s、3H)4.31(s、2H)6.43−6.52(m、1H)6.52−6.61(m、1H)。
段階7.3:(R/S)3−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−6−メトキシ−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
中間体3と同様にして、3−(3−アミノ−6−メトキシ−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル1.0gおよび中間体1 1.17gの反応とそれに続くシリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)による精製によって、標題化合物1.46gを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.89−1.03(m、1H)1.36−1.71(m、15H)1.76−1.90(m、1H)1.96(s、3H)2.19−2.31(m、2H)2.54−2.62(m、1H)2.74−2.84(m、2H)3.41(d、1H)3.74(s、3H)6.75(d、1H)6.92(d、1H)7.36(d、2H)7.52(d、2H)9.42(s、1H)。
中間体8:(R/S)3−(3−{[(4−ブロモ−3−メチルフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
段階8.1:(R/S)(4−ブロモ−3−メチルフェニル)(シクロペンチル)酢酸メチル
段階1.1に記載のアルキル化条件と同様にして、(4−ブロモ−3−メチルフェニル)酢酸メチル1.48gのブロモシクロペンタン2.17gとの反応によって標題化合物2.04gを得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
段階8.2:(R/S)(4−ブロモ−3−メチルフェニル)(シクロペンチル)酢酸
段階1.2に記載のケン化条件と同様にして、メタノール中の(R/S)(4−ブロモ−3−メチルフェニル)(シクロペンチル)酢酸メチル2.03gから標題化合物1.84gを得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.86−1.02(m、1H)1.56(m、6H)1.76−1.89(m、1H)2.32(s、3H)2.35−2.46(m、1H)3.20(d、1H)7.10(d、1H)7.30(d、1H)7.51(d、1H)12.19−12.53(m、1H)。
段階8.3:(R/S)3−(3−{[(4−ブロモ−3−メチルフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
中間体3と同様にして、(R/S)(4−ブロモ−3−メチルフェニル)(シクロペンチル)酢酸1.83gの中間体2 1.59gとの反応および次にシリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)による精製によって、標題化合物2.41gを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.30−1.74(m、16H)1.78−1.89(m、1H)1.97−2.02(m、3H)2.34(s、3H)2.42(t、2H)2.53−2.61(m、1H)2.76−2.83(m、2H)3.42(d、1H)6.94−7.07(m、3H)7.15−7.22(m、1H)7.39(d、1H)7.52(d、1H)9.48(s、1H)。
中間体9:(R/S)3−(3−{[(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
段階9.1:(R/S)(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロペンチル)酢酸エチル
段階1.1に記載のアルキル化条件と同様にして、(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)酢酸エチル2gとブロモシクロペンタン1.37gおよび次にシリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)による精製によって、標題化合物2.39gを得た。
段階9.2:(R/S)(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロペンチル)酢酸
段階1.2に記載のケン化条件と同様にして、エタノール中の(R/S)(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロペンチル)酢酸エチル2.39gから標題化合物2.35gを得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
段階9.3:(R/S)3−(3−{[(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
中間体3と同様にして、60℃での(R/S)(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロペンチル)酢酸2gの中間体2 1.42gとの反応および次にシリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)による精製によって、標題化合物2.44gを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.92−1.06(m、1H)1.32−1.72(m、15H)1.76−1.90(m、1H)2.00(s、3H)2.42(t、2H)2.52−2.61(m、1H)2.80(t、2H)3.51(d、1H)6.95−7.08(m、3H)7.21(dd、1H)7.39(dd、1H)7.67(t、1H)9.55(s、1H)。
中間体10:(R/S)3−(3−{[(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
段階10.1:(R/S)(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)(シクロペンチル)酢酸エチル
段階1.1に記載のアルキル化条件と同様にして、(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)酢酸エチル2gとブロモシクロペンタン1.37gおよび次にシリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)による精製によって、標題化合物2.17gを得た。
段階10.2:(R/S)(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)(シクロペンチル)酢酸
段階1.2に記載のケン化条件と同様にして、エタノール中の(R/S)エチル(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)(シクロペンチル)酢酸2.17gから、標題化合物2.15gを得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
段階10.3:(R/S)3−(3−{[(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
中間体3と同様にして、60℃での(R/S)(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)(シクロペンチル)酢酸2gの中間体2 1.42gとの反応および次にシリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)による精製によって、標題化合物2.42gを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.95−1.07(m、1H)1.34−1.62(m、14H)1.65−1.76(m、1H)1.78−1.90(m、1H)2.01(s、3H)2.43(t、2H)2.52−2.58(m、1H)2.80(t、2H)3.83(d、1H)6.97−7.08(m、3H)7.41(dd、1H)7.53(dd、1H)7.58−7.66(m、1H)9.63(s、1H)。
中間体11:(R/S)3−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロブチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
段階11.1:(R/S)(4−ブロモフェニル)(シクロブチル)酢酸エチル
段階1.1に記載のアルキル化条件と同様にして、(4−ブロモフェニル)酢酸エチル1gとブロモシクロブタン666mgおよび次にシリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)による精製によって、標題化合物1.06gを得た。
段階11.2:(R/S)(4−ブロモフェニル)(シクロブチル)酢酸
段階1.2に記載のケン化条件と同様にして、エタノール中の(R/S)(4−ブロモフェニル)(シクロブチル)酢酸エチル1.06gから、標題化合物800mgを得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
段階11.3:(R/S)3−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロブチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
中間体3と同様にして、60℃での(R/S)(4−ブロモフェニル)(シクロブチル)酢酸800mgの中間体2 636mgとの反応および次にシリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)による精製によって、標題化合物700mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm1.33−1.41(m、9H)1.51−1.63(m、1H)1.75−1.91(m、4H)2.00(s、3H)2.05−2.16(m、1H)2.42(t、2H)2.75−2.84(m、2H)2.91−3.03(m、1H)3.73(d、1H)6.96−7.06(m、3H)7.33(d、2H)7.52(d、2H)9.55(s、1H)。
中間体12:(R/S)3−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロヘキシル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
段階12.1:(R/S)(4−ブロモフェニル)(シクロヘキシル)酢酸エチル
段階1.1に記載のアルキル化条件と同様にして、(4−ブロモフェニル)酢酸エチル1gのブロモシクロヘキサン805mgとの反応および次にシリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)による精製によって、標題化合物610mgを得た。
段階12.2:(R/S)(4−ブロモフェニル)(シクロヘキシル)酢酸
段階1.2に記載のケン化条件と同様にして、(R/S)(4−ブロモフェニル)(シクロヘキシル)酢酸エチル600mgのエタノール中でのケン化によって、標題化合物506mgを得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
段階12.3:(R/S)3−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロヘキシル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
中間体3と同様にして、60℃での(R/S)(4−ブロモフェニル)(シクロヘキシル)酢酸506mgの中間体2 366mgとの反応および次にシリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)による精製によって、標題化合物410mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.66−0.89(m、1H)1.00−1.30(m、5H)1.32−1.40(m、9H)1.58(m、2H)1.68−1.78(m、1H)1.80−1.91(m、1H)1.93−2.07(m、4H)2.36−2.46(m、2H)2.74−2.85(m、2H)3.43(d、1H)6.95−7.05(m、3H)7.34(d、2H)7.52(d、2H)9.53(s、1H)。
中間体13:(2R/S)−3−(3−{[(2R/S)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)−2−メチルプロパン酸エチル
段階13.1:(2E)−2−メチル−3−(2−メチル−3−ニトロフェニル)アクリル酸エチル
2−メチル−3−ニトロベンズアルデヒド1gおよび2−(ジエトキシホスホリル)プロパン酸エチル1.44gのDMF中溶液に0℃で、水素化ナトリウム(60%)266mgを加えた。反応混合物を室温で変換完了するまで撹拌し、水を加え、混合物を室温でさらに30分間撹拌した。反応混合物をEEで抽出し、水およびブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、溶媒留去して乾固させた。取得物をシリカゲルを用いるクロマトグラフィー(ヘキサン/EE)によって精製した。収量:958mg。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm1.28(t、3H)1.82(d、3H)2.30(s、3H)4.23(q、2H)7.44−7.58(m、2H)7.66(s、1H)7.87(dd、1H)。
段階13.2:(R/S)3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)−2−メチルプロパン酸エチル
段階2.2に記載の水素化条件と同様にして、(2E)−2−メチル−3−(2−メチル−3−ニトロフェニル)アクリル酸エチル958mgのメタノール/THF(2:1)中での水素化および次にシリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)による精製によって、標題化合物790mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm1.02−1.07(d、3H)1.08−1.14(t、3H)1.96(s、3H)2.53−2.64(m、2H)2.79−2.92(m、1H)4.00(q、2H)4.73(s、2H)6.31(d、1H)6.48(d、1H)6.71−6.81(m、1H)。
段階13.3:(2R/S)−3−(3−{[(2R/S)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)−2−メチルプロパン酸エチル
中間体3と同様にして、60℃での(R/S)3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)−2−メチルプロパン酸エチル790mgの中間体1 1.11gとの反応および次にシリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)による精製によって、標題化合物1.68gを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.90−1.00(m、1H)1.04−1.12(m、6H)1.30−1.70(m、6H)1.78−1.90(m、1H)1.99(d、3H)2.54−2.68(m、3H)2.83−2.94(m、1H)3.46(d、1H)3.94−4.02(m、2H)6.93(d、1H)6.99−7.05(m、2H)7.38(d、2H)7.53(d、2H)9.52(s、1H)。
中間体13−1:3−(3−{[2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)−2−メチルプロパン酸エチル、ジアステレオマー1
段階13−1.1:(+)3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)−2−メチルプロパン酸エチル
段階2.2に記載の水素化条件と同様にして、25バールおよび50℃での(2E)−2−メチル−3−(2−メチル−3−ニトロフェニル)アクリル酸エチル1.67gのTHF中での水素化によって、(R/S)3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)−2−メチルプロパン酸エチル1.54gを得て、それを分取キラルHPLC(方法2;溶媒:ヘキサン/2−プロパノール/ジエチルアミン70:30:0.1(体積);流量:50mL/分;溶液:DCM/エタノール15mL中1.54g;注入容量:30×0.5mL)を用いて2個のエナンチオマーに分離して、(+)3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)−2−メチルプロパン酸エチル(Rt:5.6−6.4分)585mgを相当する(−)−エナンチオマー545mgとともに得た。
分析HPLC、方法3:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール/ジエチルアミン70:30:0.1(体積);流量:1.0mL/分;溶液:1.0mg/mLエタノール/メタノール(1:1)、注入容量:5μL;Rt:3.04分。
旋光度:+56.9°(589nm、20℃、7.6mg/mLメタノールで)。
段階13−1.2:3−(3−{[2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)−2−メチルプロパン酸エチル、ジアステレオマー1
中間体3と同様にして、60℃での(+)3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)−2−メチルプロパン酸エチル585mgの中間体1 898mgとの反応および次にシリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)による精製によって、標題化合物630mgを得た。
中間体13−2:3−(3−{[2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)−2−メチルプロパン酸エチル、ジアステレオマー2
段階13−2.1:(−)3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)−2−メチルプロパン酸エチル
段階2.2に記載の水素化条件と同様にして、25バールおよび50℃での(2E)−2−メチル−3−(2−メチル−3−ニトロフェニル)アクリル酸エチル1.67gのTHF中での水素化によって、(R/S)3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)−2−メチルプロパン酸エチル1.54gを得て、それを、分取キラルHPLC(方法2)を用いて2個のエナンチオマーに分離して、(−)3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)−2−メチルプロパン酸エチル(Rt:4.9−5.4分)545mgを相当する(+)−エナンチオマー585mgとともに得た。
分析HPLC、方法3:Rt:2.58分。
旋光度:−70.9°(589nm、20℃、5.4mg/mLメタノールで)。
段階13−2.2:3−(3−{[2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)−2−メチルプロパン酸エチル、ジアステレオマー2
中間体3と同様にして、60℃での(−)3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)−2−メチルプロパン酸エチル540mgの中間体1 829mgとの反応および次にシリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)による精製によって、標題化合物1.04gを得た。
中間体14:(2E)−3−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)−2−メチルアクリル酸エチル
段階14.1:(2E)−3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)−2−メチルアクリル酸エチル
パラジウム/活性炭(10%)272mgを(2E)−2−メチル−3−(2−メチル−3−ニトロフェニル)アクリル酸エチル6.37gのTHF(100mL)中溶液に加え、室温で1バール水素雰囲気下に変換完了するまで撹拌した。触媒を濾去し、フィルターケーキをTHFで洗浄し、得られた溶液を溶媒留去して乾固させ、シリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)によって精製して、標題化合物1.67gを化合物混合物の主成分として得た。
段階14.2:(2E)−3−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)−2−メチルアクリル酸エチル
中間体3と同様にして、60℃での(2E)−3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)−2−メチルアクリル酸エチル2.1gの中間体1 2.96gとの反応および次にシリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)による精製によって、標題化合物1.1gを化合物混合物の主要成分として得た。
中間体15:(3R/S)−3−(3−{[(2R/S)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ブタン酸tert−ブチル
段階15.1:1−(2−メチル−3−ニトロフェニル)エタノンメチルN−(3−アミノ−2−メチルフェニル)−N−メチルグリシネート
1,4−ジオキサン(100mL)中の1−ブロモ−2−メチル−3−ニトロベンゼン8.2gおよびジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)2.12gを、トリブチル(1−エトキシビニル)スタンナン13.4mLで処理し、100℃で1時間撹拌した。反応混合物を冷却して0℃とし、2N塩酸20mLで処理し、さらに1時間撹拌した。反応混合物を、NaOH溶液6mL(塩化ナトリウム5g、水酸化ナトリウム30g、水90mLから調製)でpH約8に調節し、EEで抽出し、溶媒留去して乾固させ、シリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)によって精製して、標題化合物4.85gを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm2.37(s、3H)2.60(s、3H)7.56(t、J=7.96Hz、1H)7.98(dd、J=7.83、2.78Hz、2H)。
段階15.2:(2E)−3−(2−メチル−3−ニトロフェニル)ブタ−2−エン酸tert−ブチル
1−(2−メチル−3−ニトロフェニル)エタノン4.85gおよび(ジエトキシホスホリル)酢酸tert−ブチル6.83gのDMF(97mL)中溶液に0℃で、水素化ナトリウム(60%)1.19gを加えた。反応混合物を室温で変換完了するまで撹拌した。反応混合物を冷却して0℃とし、EEで希釈し、水を加え、混合物を室温でさらに30分間撹拌した。反応混合物をEEで抽出し、水で洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、溶媒留去して乾固させた。取得物をシリカゲルを用いるクロマトグラフィー(ヘキサン/EE)によって精製して、標題化合物4.46gを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm1.11(s、9H)2.08(d、3H)2.23(s、3H)6.00(d、1H)7.29−7.36(m、1H)7.39−7.48(m、1H)7.80(dd、1H)。
段階15.3:(R/S)3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)ブタン酸tert−ブチル
パラジウム/活性炭(10%)1.72gを(2E)−3−(2−メチル−3−ニトロフェニル)ブタ−2−エン酸tert−ブチル4.4gのメタノール(238mL)中溶液に加え、室温で水素雰囲気下に変換完了するまで撹拌した。触媒を濾去し、フィルターケーキをメタノールで洗浄し、得られた溶液を溶媒留去して乾固させて、標題化合物3.75gを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.11(d、3H)1.30(s、9H)2.01(s、3H)2.39(dd、2H)3.33−3.40(m、1H)4.69(s、2H)6.41−6.49(m、2H)6.79−6.85(m、1H)。
段階15.4:(3R/S)−3−(3−{[(2R/S)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ブタン酸tert−ブチル
HATU 5.45gおよびDIPEA 6.8mLを、DMF(15mL)中の(R/S)3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)ブタン酸tert−ブチル3.25gおよび中間体1 4.06gに加えた。反応混合物を60℃で終夜撹拌した。反応混合物を溶媒留去して乾固させ、水およびDCMを加え、相を分離し、水相をDCMで4回抽出した。合わせた有機層を飽和Na2CO3溶液および水で洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、溶媒留去して乾固させた。取得物を、シリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)によって精製して、中間体15 2.54gを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.93−1.02(m、1H)1.12(t、3H)1.26(d、9H)1.33−1.73(m、6H)1.78−1.89(m、1H)2.04(d、3H)2.44−2.48(m、2H)3.35−3.41(m、1H)3.43−3.49(m、1H)6.93−7.01(m、1H)7.04−7.10(m、2H)7.38(d、2H)7.52(d、2H)9.53(d、1H)。
中間体16:(3R/S)−3−(3−{[(2R/S)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ペンタン酸メチル
段階16.1:(3R/S)−3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)ペンタン酸メチル
この反応はアルゴン雰囲気下に行った。(+/−)−BINAP 206mgおよびクロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)二量体72mgをTHF 2.6mLで処理し、室温で25分間撹拌した。この溶液を(2E)−ペンタ−2−エン酸メチル1.11g、2−メチル−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン2.5g、水酸化カリウム粉末656mgおよび1,1,1−トリス(ヒドロキシメチル)エタン1.41gのTHF(40mL)中混合物に加え、60℃で14時間撹拌した。水を加え、混合物を10分間撹拌し、相を分離した。有機層を溶媒留去して乾固させた。取得物をシリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)によって精製して、標題化合物820mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.70(t、3H)1.42−1.63(m、2H)2.01(s、3H)2.54−2.63(m、1H)3.21−3.30(m、1H)3.50(s、3H)4.69(s、2H)6.41(d、1H)6.44−6.49(m、1H)6.83(t、1H)。
段階16.2:(3R/S)−3−(3−{[(2R/S)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ペンタン酸メチル
HATU 2.26gおよびDIPEA 3.18mLを、DMF(12mL)中の(3R/S)−3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)ペンタン酸メチル822mgおよび中間体1 1.58gに加えた。反応混合物を60℃で終夜撹拌した。反応混合物を水で処理し、EEで抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO3溶液、水およびブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、溶媒留去して乾固させた。取得物を、シリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)によって精製して、中間体16 1.56gを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.62−0.74(m、3H)0.91−1.05(m、1H)1.28−1.70(m、8H)1.77−1.90(m、1H)2.04(d、3H)2.55−2.66(m、2H)3.21−3.30(m、1H)3.47(d、3H)6.94−7.01(m、1H)7.02−7.13(m、2H)7.38(d、2H)7.53(d、2H)9.54(s、1H)。
中間体17:(3R/S)−3−(3−{[(2R/S)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)−3−シクロプロピルプロパン酸tert−ブチル
段階17.1:(3R/S)−3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)−3−シクロプロピルプロパン酸tert−ブチル
この反応はアルゴン雰囲気下に行った。(+/−)−BINAP 189mgおよびクロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)二量体66mgをTHF 2.5mLで処理し、室温で30分間撹拌した。この溶液を、(2E)−3−シクロプロピルアクリル酸tert−ブチル1.5g、2−メチル−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン2.3g、水酸化カリウム粉末600mgおよび1,1,1−トリス(ヒドロキシメチル)エタン1.28gのTHF(40mL)中混合物に加え、60℃で16時間撹拌した。水およびEEを加え、相を分離した。水相をEEで3回抽出し、合わせた有機相を溶媒留去して乾固させた。取得物を、シリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)によって精製して、標題化合物1.57gを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm−0.08−0.03(m、1H)0.11−0.22(m、1H)0.22−0.33(m、1H)0.40−0.52(m、1H)0.95−1.08(m、1H)1.26(s、9H)1.96(s、3H)2.61−2.70(m、1H)4.69(s、2H)6.43−6.49(m、1H)6.50−6.57(m、1H)6.78−6.87(m、1H)。
段階17.2:(3R/S)−3−(3−{[(2R/S)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)−3−シクロプロピルプロパン酸tert−ブチル
HATU 1.16gおよびDIPEA 1.55mLを、DMF(6.5mL)中のtert−ブチル(3R/S)−3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)−3−シクロプロピルプロパン酸メチル577mgおよび中間体1 809mgに加えた。反応混合物を60℃で24時間撹拌した。反応混合物を水で処理し、EEで抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO3溶液、水およびブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、溶媒留去して乾固させた。取得物をシリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)によって精製して、中間体17 520mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm−0.06−0.04(m、1H)0.12−0.21(m、1H)0.23−0.33(m、1H)0.43−0.52(m、1H)0.96−1.09(m、2H)1.23(d、9H)1.40(s、6H)1.79−1.88(m、1H)1.97−1.99(m、3H)2.55(m、2H)2.64−2.71(m、1H)3.45(d、1H)6.94−7.03(m、1H)7.05−7.12(m、1H)7.16(s、1H)7.38(dd、2H)7.52(dd、2H)9.49(d、1H)。
中間体18:(3R/S)−3−(3−{[(2R/S)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ブタン酸メチル
段階18.1:(3R/S)−3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)ブタン酸メチル
この反応はアルゴン雰囲気下に行った。(+/−)−BINAP 410mgおよびクロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)二量体143mgを、THF 4.4mLで処理し、室温で30分間撹拌した。この溶液を(2E)−ブタ−2−エン酸メチル2.32g、2−メチル−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン4.51g、水酸化カリウム粉末1.3mgおよび1,1,1−トリス(ヒドロキシメチル)エタン2.79gのTHF(66mL)中混合物に加え、60℃で16時間撹拌した。酢酸、水およびEEを加え、相を分離した。水相をEEで3回抽出し、合わせた有機相を溶媒留去して乾固させた。取得物を、シリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)によって精製して、標題化合物1.7gした。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.12(d、3H)2.00(s、3H)2.54(dd、1H)3.37−3.44(m、1H)3.54(s、3H)4.71(s、2H)6.40−6.51(m、2H)6.83(s、1H)。
段階18.2:(3R/S)−3−(3−{[(2R/S)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ブタン酸メチル
HATU 1.57gおよびDIPEA 2.4mLを、DMF(20mL)中の(3R/S)−3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)ブタン酸メチル628mgおよび(R/S)(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロペンチル)酢酸(段階9.2で製造)830mgに加えた。反応混合物を75℃で2時間撹拌した。反応混合物を水およびEEで処理し、相を分離した。水層をEEで3回抽出し、合わせた有機層を溶媒留去して乾固させた。取得物を、シリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)によって精製して、中間体18 990mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.95−1.05(m、1H)1.11−1.16(m、3H)1.31−1.72(m、6H)1.79−1.89(m、1H)2.05(d、3H)2.59(m、2H)3.39−3.47(m、1H)3.52(d、3H)6.95−7.03(m、1H)7.09(d、2H)7.18−7.25(m、1H)7.35−7.43(m、1H)7.67(s、1H)9.58(s、1H)。
中間体19:(3R/S)−3−(3−{[(2R/S)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロブチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ブタン酸メチル
HATU 1.79gおよびDIPEA 2.73mLを、DMF(20mL)中の(3R/S)−3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)ブタン酸メチル(段階18.1で製造)715mgおよび(R/S)(4−ブロモフェニル)(シクロブチル)酢酸(段階11.2で製造)843mgに加えた。反応混合物を75℃で16時間撹拌し、溶媒留去して乾固させた。取得物をシリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)によって精製して、中間体19 1.13gを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.10−1.15(m、3H)1.52−1.61(m、1H)1.76−1.91(m、4H)2.05(d、3H)2.11(m、1H)2.59(ddd、2H)2.92−3.03(m、1H)3.38−3.48(m、1H)3.51(d、3H)3.73(d、1H)6.94−7.02(m、1H)7.07−7.12(m、2H)7.31−7.37(m、2H)7.49−7.56(m、2H)9.54(s、1H)。
中間体20:(3R/S)−3−(3−{[(2R/S)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)−2−シクロブチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ブタン酸メチル
段階20.1:(2R/S)−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロブチル)酢酸エチル
段階1.1に記載のアルキル化条件と同様にして、(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)酢酸エチル2.0gとブロモシクロブタン1.24gおよび次にシリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)による精製によって、標題化合物1.69gを得た。
段階20.2:(R/S)(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロブチル)酢酸
段階1.2に記載のケン化条件と同様にして、(2R/S)−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロブチル)酢酸エチル1.69gを、エタノール/水(30mL/10mL)中のNaOH(32%)6.7gで処理して、シリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)後に標題化合物600mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.46−1.63(m、1H)1.65−1.89(m、4H)2.03−2.14(m、1H)2.73−2.90(m、1H)3.61(d、1H)7.10(dd、1H)7.29(dd、1H)7.58−7.70(m、1H)12.28−12.63(m、1H)。
段階20.3:(3R/S)−3−(3−{[(2R/S)−2−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)−2−シクロブチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ブタン酸メチル
HATU 1.19gおよびDIPEA 1.82mLを、DMF(20mL)中の(3R/S)−3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)ブタン酸メチル(段階18.1で製造)476mgおよび(R/S)(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロブチル)酢酸600mgに加えた。反応混合物を75℃で16時間撹拌し、溶媒留去して乾固させた。取得物を、シリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)によって精製して、中間体20 640mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.14(m、3H)1.55−1.64(m、1H)1.78−1.91(m、4H)2.03−2.08(d、3H)2.08−2.15(m、1H)2.56−2.62(m、2H)2.93(s、1H)3.39−3.47(m、2H)3.52(d、3H)3.78(d、1H)7.00(s、1H)7.07−7.12(m、2H)7.18(dd、1H)7.35(dd、1H)7.67(t、1H)9.58(s、1H)。
中間体21:2−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)シクロプロパンカルボン酸メチル
中間体22に従って製造した2−(3−アミノ−2−メチルフェニル)シクロプロパンカルボン酸メチル310mg(529μmol)を、中間体3と同様にして中間体1と反応させて、後処理および精製後に、標題化合物187mg(75%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.98(1H)、1.24−1.93(11H)、2.06(3H)、2.40(1H)、3.47(1H)、3.66(3H)、6.92(1H)、7.01−7.22(2H)、7.38(2H)、7.53(2H)、9.60(1H)ppm。
中間体22:2−(3−アミノ−2−メチルフェニル)シクロプロパンカルボン酸メチル
段階22.1:(2E)−3−{3−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパ−2−エン酸メチル
中間体2段階2.1と同様にして、tert−ブチル(3−ブロモ−2−メチルフェニル)カーバメート2.0g(6989μmol)をプロパ−2−エン酸メチルで変換して、粗標題化合物3.01gを得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.44(9H)、2.21(3H)、3.73(3H)、6.46(1H)、7.18−7.22(1H)、7.27−7.34(1H)、7.50(1H)、7.90(1H)、7.94(1H)、8.68(1H)ppm。
段階22.2:2−{3−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−2−メチルフェニル}シクロプロパンカルボン酸メチル
トリメチルスルホキソニウムヨージド3.07g(13.94mmol)のDMSO(20mL)中溶液を撹拌しながら、それに水素化ナトリウム1.98g(13.76mmol)を室温で加えた。1時間後、(2E)−3−{3−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパ−2−エン酸メチル2.9g(6.97mmol)を加え、混合物を100℃で2時間加熱して、後処理および精製後に、標題化合物486mg(23%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.36−1.47(11H)、1.58−1.77(1H)、2.15(3H)、2.40(1H)、3.66(3H)、6.86(1H)、7.05(1H)、7.13(1H)、8.57(1H)ppm。
段階22.3:2−(3−アミノ−2−メチルフェニル)シクロプロパンカルボン酸メチル
2−{3−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−2−メチルフェニル}シクロプロパンカルボン酸メチル241mg(552μmol)を、TFA/DCM 1:1(20mL)中で室温で3時間撹拌して、溶媒留去後に、粗標題化合物294mgを得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
中間体23:2−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェノキシ)プロパン酸メチル
中間体24に従って製造した(R/S)2−(3−アミノ−2−メチルフェノキシ)プロパン酸メチル5g(23.9mmol)を、中間体3と同様にして中間体1と反応させて、後処理および精製後に、標題化合物7.42g(65%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.88−1.04(1H)、1.22−1.41(2H)、1.41−1.69(6H)、1.73−1.88(1H)、1.94(3H)、2.57(1H)、3.48(1H)、3.64(3H)、4.92(1H)、6.62(1H)、6.83(1H)、7.02(1H)、7.37(2H)、7.52(2H)、9.53(1H)ppm。
中間体24:
(R/S)2−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェノキシ)プロパン酸メチル
段階24.1:(R/S)2−(2−メチル−3−ニトロフェノキシ)プロパン酸メチル
2−メチル−3−ニトロフェノール14.95g(97.6mmol)を、中間体6段階6.1と同様にして2−クロロプロパン酸メチルと反応させて、後処理および精製後に、標題化合物19.66g(84%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.56(3H)、2.29(3H)、3.68(3H)、5.15(1H)、7.19(1H)、7.35(1H)、7.43−7.51(1H)ppm。
段階24.2:(R/S)2−{3−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−2−メチルフェニル}シクロプロパンカルボン酸メチル
段階24.1に従って製造した2−(2−メチル−3−ニトロフェノキシ)プロパン酸メチル18.6g(77.9mmol)を、中間体6段階6.2と同様にして変換させて、後処理および精製後に、標題化合物16.1g(98%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.49(3H)、1.94(3H)、3.66(3H)、4.78(1H)、4.87(2H)、6.01(1H)、6.29(1H)、6.74−6.96(1H)ppm。
中間体25:2−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェノキシ)プロパン酸メチル
中間体26に従って製造した(R/S)(3−アミノ−2−メチルフェノキシ)(シクロプロピル)酢酸エチル2.5g(10mmol)を、中間体3と同様にして中間体1と反応させて、後処理および精製後に、標題化合物3.26g(63%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.53(2H)、0.61(2H)、0.97(1H)、1.15(3H)、1.21−1.42(4H)、1.44−1.71(4H)、1.84(1H)、1.97(3H)、2.58(1H)、3.48(1H)、4.08−4.19(2H)、4.31(1H)、6.56(1H)、6.84(1H)、7.01(1H)、7.38(2H)、7.53(2H)、9.53(1H)ppm。
中間体26:
(R/S)2−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェノキシ)プロパン酸メチル
段階26.1:(R/S)シクロプロピル(2−メチル−3−ニトロフェノキシ)酢酸エチル
2−メチル−3−ニトロフェノール3.45g(22.5mmol)を、中間体6段階6.1と同様にしてブロモ(シクロプロピル)酢酸エチルと反応させて、後処理および精製後に、標題化合物6.11g(97%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.52−0.59(2H)、0.60−0.67(2H)、1.15(3H)、1.36(1H)、2.30(3H)、4.09−4.19(2H)、4.54(1H)、7.11(1H)、7.34(1H)、7.46(1H)ppm。
段階26.2:(R/S)2−{3−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−2−メチルフェニル}シクロプロパンカルボン酸メチル
段階26.1に従って製造したシクロプロピル(2−メチル−3−ニトロフェノキシ)酢酸エチル6.1g(21.9mmol)を、中間体6段階6.2と同様にして変換させて、後処理および精製後に、標題化合物5.4g(99%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):0.46−0.62(4H)、1.12−1.19(3H)、1.28(1H)、1.94(3H)、4.06−4.20(3H)、5.95(1H)、6.27(1H)、6.74(1H)ppm。
中間体27:
(R/S)3−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−5−フルオロ−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
中間体28に従って製造した3−(3−アミノ−5−フルオロ−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル3g(11.84mmol)を、中間体3と同様にして、中間体1に従って製造した(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)酢酸と反応させて、後処理および精製後に粗標題化合物4.04g(66%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.93−1.16(1H)、1.18−1.42(12H)、1.44−1.71(4H)、1.83(1H)、1.92−2.02(3H)、2.40−2.64(3H)、2.80(2H)、3.52(1H)、6.85(1H)、6.99(1H)、7.35−7.45(2H)、7.48−7.59(2H)、9.59(1H)ppm。
中間体28:3−(3−アミノ−5−フルオロ−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
段階28.1:(2E)−3−(5−フルオロ−2−メチル−3−ニトロフェニル)プロパ−2−エン酸tert−ブチル
1−ブロモ−5−フルオロ−2−メチル−3−ニトロベンゼン9g(38.5mmol)を、中間体2段階2.1と同様にしてプロパ−2−エン酸tert−ブチルと反応させて、後処理後に、粗標題化合物15.4g(142%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.49(9H)、2.35(3H)、6.59(1H)、7.75(1H)、7.87(1H)、7.95(1H)ppm。
段階28.2:3−(3−アミノ−5−フルオロ−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
段階28.1に従って製造した(2E)−3−(5−フルオロ−2−メチル−3−ニトロフェニル)プロパ−2−エン酸tert−ブチル12.5g(44.5mmol)を、中間体2段階2.2と同様にして変換させて、後処理後に標題化合物8.3g(73%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.39(9H)、1.92(3H)、2.38(2H)、2.71(2H)、5.1(2H)、6.15(1H)、6.29(1H)ppm。
中間体29:メチルN−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)グリシネート
中間体30に従って製造したメチルN−(3−アミノ−2−メチルフェニル)グリシネート5g(25.7mmol)を、中間体3と同様にして中間体1と反応させて、後処理および精製後に標題化合物9.52g(80%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.90−1.05(1H)、1.23(1H)、1.25−1.40(2H)、1.46(1H)、1.50−1.61(2H)、1.66(1H)、1.77−1.87(4H)、2.51−2.58(1H)、3.42(1H)、3.62(3H)、3.92(2H)、5.32(1H)、6.20(1H)、6.42(1H)、6.89(1H)、7.36(2H)、7.51(2H)、9.46(1H)ppm。
中間体30:メチルN−(3−アミノ−2−メチルフェニル)グリシネート
段階30.1:メチルN−(2−メチル−3−ニトロフェニル)グリシネート
2−メチル−3−ニトロアニリン15g(98.5mmol)を、中間体6段階6.1と同様にしてブロモ酢酸メチルと反応させて、後処理および精製後に、標題化合物20.76g(94%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=2.13(3H)、4.05(2H)、6.01(1H)、6.67(1H)、6.99−7.06(1H)、7.16−7.35(1H)ppm。
段階30.2:メチルN−(3−アミノ−2−メチルフェニル)グリシネート
段階30.1に従って製造したメチルN−(2−メチル−3−ニトロフェニル)グリシネート19.8g(88.1mmol)を、中間体6段階6.2と同様にして変換させて、後処理および精製後に、標題化合物16.94g(99%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):0.46−0.62(4H)、1.12−1.19(3H)、1.28(1H)、1.94(3H)、4.06−4.20(3H)、5.95(1H)、6.27(1H)、6.74(1H)ppm。
中間体31:
(R/S)3−(3−{[(4−ブロモ−2−クロロ−5−メチルフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
中間体2に従って製造した3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル451mg(1918μmol)を、中間体3と同様にして、中間体32に従って製造した(R/S)(4−ブロモ−2−クロロ−5−メチルフェニル)(シクロペンチル)酢酸と反応させて、後処理後に粗標題化合物1490mg(150%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
中間体32:
(R/S)(4−ブロモ−2−クロロ−5−メチルフェニル)(シクロペンチル)酢酸
段階32.1:(R/S)(4−ブロモ−2−クロロ−5−メチルフェニル)(シクロペンチル)酢酸メチル
(4−ブロモ−2−クロロ−5−メチルフェニル)酢酸メチル2.25g(8.1mmol)を、中間体1段階1.1と同様にしてブロモシクロペンタンと反応させて、後処理および精製後に、標題化合物2.42g(86%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.83−0.99(1H)、1.21−1.38(2H)、1.39−1.48(1H)、1.48−1.68(3H)、1.72−1.91(1H)、2.16−2.36(3H)、2.53(1H)、3.57(3H)、3.84(1H)、7.46(1H)、7.70(1H)ppm。
段階32.2:(R/S)(4−ブロモ−2−クロロ−5−メチルフェニル)(シクロペンチル)酢酸
段階32.1に従って製造した(R/S)(4−ブロモ−2−クロロ−5−メチルフェニル)(シクロペンチル)酢酸メチル2.32g(6.7mmol)を、中間体1段階1.2と同様にしてケン化して、後処理および精製後に、標題化合物2.39g(107%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.85−0.99(1H)、1.21−1.67(6H)、1.72−1.91(1H)、2.32(3H)、2.53(1H)、3.73(1H)、7.46(1H)、7.70(1H)、12.33(1H)ppm。
中間体33:
(R/S){2−クロロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}(シクロペンチル)酢酸
中間体34に従って製造した(R/S)(4−ブロモ−2−クロロフェニル)(シクロペンチル)酢酸メチル60mg(1800μmol)を、実施例1と同様にして[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸と反応させて、NaOH(2M水溶液)1500μLによるメチルエステルのケン化および次に後処理後に、粗標題化合物87mg(48%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
中間体34:
(R/S)(4−ブロモ−2−クロロフェニル)(シクロペンチル)酢酸メチル
(4−ブロモ−2−クロロフェニル)酢酸メチル150mg(0.57mmol)を、中間体1段階1.1と同様にしてブロモシクロペンタンと反応させて、後処理後に標題化合物115mg(93%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.88−0.99(1H)、1.22−1.38(2H)、1.43(1H)、1.47−1.68(3H)、1.84(1H)、2.51(1H)、3.58(3H)、3.88(1H)、7.45(1H)、7.56(1H)、7.73(1H)ppm。
中間体35:
(R/S)3−(3−{[(4−ブロモ−3−クロロフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
中間体2に従って製造した3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル471mg(2001μmol)を、中間体3と同様にして、中間体36に従って製造した(R/S)(4−ブロモ−3−クロロフェニル)(シクロペンチル)酢酸と反応させて、後処理後に、粗標題化合物1650mg(151%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
中間体36:
(R/S)(4−ブロモ−3−クロロフェニル)(シクロペンチル)酢酸
段階36.1:(R/S)(4−ブロモ−3−クロロフェニル)(シクロペンチル)酢酸メチル
(4−ブロモ−3−クロロフェニル)酢酸メチル3g(11.4mmol)を、中間体1段階1.1と同様にしてブロモシクロペンタンと反応させて、後処理後に標題化合物3.65g(86%)を得た。
段階36.2:(R/S)(4−ブロモ−3−クロロフェニル)(シクロペンチル)酢酸
段階36.1に従って製造した(R/S)(4−ブロモ−3−クロロフェニル)(シクロペンチル)酢酸メチル3.65g(11mmol)を、中間体1段階1.2と同様にしてケン化して、後処理後に標題化合物3.7g(105%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.83−1.06(1H)、1.14−1.35(2H)、1.37−1.64(4H)、1.73−1.85(1H)、2.32−2.47(1H)、3.58(1H)、7.26(1H)、7.60(1H)、7.70(1H)、12.26(1H)ppm。
中間体37:
(R/S)3−(3−{[(4−ブロモ−2,5−ジフルオロフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
中間体2に従って製造した3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル469mg(1994μmol)を、中間体3と同様にして、中間体38に従って製造した(R/S)(4−ブロモ−2,5−ジフルオロフェニル)(シクロペンチル)酢酸と反応させて、後処理後に粗標題化合物1570mg(146%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
中間体38:
(R/S)(4−ブロモ−2,5−ジフルオロフェニル)(シクロペンチル)酢酸
段階38.1:(R/S)(4−ブロモ−2,5−ジフルオロフェニル)(シクロペンチル)酢酸メチル
(4−ブロモ−2,5−ジフルオロフェニル)酢酸メチル4.85g(18.3mmol)を、中間体1段階1.1と同様にしてブロモシクロペンタンと反応させて、後処理後に標題化合物6.09g(97%)を得た。
段階38.2:(R/S)(4−ブロモ−2,5−ジフルオロフェニル)(シクロペンチル)酢酸
段階38.1に従って製造した(4−ブロモ−2,5−ジフルオロフェニル)(シクロペンチル)酢酸メチル6.09g(18.3mmol)を、中間体1段階1.2と同様にしてケン化して、後処理後に標題化合物5.7g(98%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.93(1H)、1.20−1.33(1H)、1.35−1.64(5H)、1.78−1.91(1H)、2.38−2.49(1H)、3.67(1H)、7.46(1H)、7.70(1H)、12.53(1H)ppm。
中間体39:
(R/S)3−(3−{[(4−ブロモ−2−フルオロ−5−メチルフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
中間体2に従って製造した3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル475mg(2018μmol)を、中間体3と同様にして、中間体40に従って製造した(R/S)(4−ブロモ−2−フルオロ−5−メチルフェニル)(シクロペンチル)酢酸と反応させて、後処理後に粗標題化合物1630mg(151%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
中間体40:
(R/S)(4−ブロモ−2−フルオロ−5−メチルフェニル)(シクロペンチル)酢酸
段階40.1:(R/S)(4−ブロモ−2−フルオロ−5−メチルフェニル)(シクロペンチル)酢酸メチル
4.0g(15.3mmol)(4−ブロモ−2−フルオロ−5−メチルフェニル)酢酸メチルを、中間体1段階1.1と同様にしてブロモシクロペンタンと反応させて、後処理および精製後に、標題化合物2.17g(43%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.94(1H)、1.10−1.31(1H)、1.34−1.63(5H)、1.71−1.92(1H)、2.30(3H)、2.49(1H)、3.58(3H)、3.61(1H)、7.40(1H)、7.50(1H)ppm。
段階40.2:(R/S)(4−ブロモ−2−フルオロ−5−メチルフェニル)(シクロペンチル)酢酸
段階40.1に従って製造した(4−ブロモ−2−フルオロ−5−メチルフェニル)(シクロペンチル)酢酸メチル2.16g(6.56mmol)を、中間体1段階1.2と同様にしてケン化して、後処理後に、標題化合物2.0g(97%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.92(1H)、1.10−1.31(1H)、1.34−1.63(5H)、1.71−1.92(1H)、2.30(3H)、2.44(1H)、4.04(1H)、7.40(1H)、7.48(1H)、12.14(1H)ppm。
中間体41:3−(3−アミノ−6−フルオロ−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
段階41.1:(2E)−3−(3−アミノ−6−フルオロ−2−メチルフェニル)プロパ−2−エン酸tert−ブチル
3−ブロモ−4−フルオロ−2−メチルアニリン4.47g(21.9mmol)を、中間体2段階2.1と同様にしてプロパ−2−エン酸tert−ブチルと反応させて、後処理後に粗標題化合物3.2g(58%)を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.49(9H)、2.09(3H)、4.87(2H)、6.27(1H)、6.68(1H)、6.85(1H)、7.61(1H)ppm。
段階41.2:3−(3−アミノ−6−フルオロ−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
段階41.1に従って製造した(2E)−3−(3−アミノ−6−フルオロ−2−メチルフェニル)プロパ−2−エン酸tert−ブチル3.2g(12.7mmol)を、中間体2段階2.2と同様にして変換させて、後処理後に標題化合物3.1g(97%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.36(9H)、1.98(3H)、2.26−2.35(2H)、2.66−2.81(2H)、4.69(2H)、6.48(1H)、6.67(1H)ppm。
中間体42:(2R)−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)エタン酸
中間体1 4.0gおよび3−クロロ−2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン4.30gを、中間体5と同様にして反応させて、後処理およびフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、ラセミ体[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)酢酸2.54gを得た。
分取キラルHPLC(方法4;溶媒:エタノール/メタノール/HCOOH50:50:0.1(体積);流量:30mL/分;溶液:2.54g/25mLDCM/メタノール2:1、注入容量:17×1.5mL)による(R/S)[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)酢酸2.54gの分離によって、標題化合物(Rt:9.3−12.7分)0.71gをS−エナンチオマー(Rt:12.7−19.6分)0.77gとともに得た。
分析HPLC、方法7エタノール/メタノール/HCOOH50:50:0.1(体積);流量:1mL/分;溶液:1mg/mLEtOH/MeOH1:1、注入容量:5μL;Rt:3.20分[(S)−エナンチオマー:Rt:4.98分]。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.82−1.06(1H)、1.13−1.38(2H)、1.44(1H)、1.49−1.68(3H)、1.82−1.91(1H)、2.47(1H)、2.58(3H)、3.10−3.33(1H)、7.45(2H)、7.71(2H)、8.16(1H)、8.74(1H)ppm。
中間体43−1:3−(3−{[(2R)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
中間体3に従って製造した(R/S)3−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル15.0gを、分取キラルHPLC(方法2;溶媒:CO2/2−プロパノール;勾配定組成20%2−プロパノール;流量:100mL/分;溶液:15.0g/40mLDCM/MeOH 1:1、注入容量:140×0.3mL)によって分離して、標題化合物(Rt:14.0−16.5分)4.56gをS−エナンチオマー(Rt:10.0−11.0分)4.14gとともに得た。
分析HPLC、方法1:CO2/2−プロパノール76:24(体積比);流量:4mL/分;溶液:1mg/mLEtOH/MeOH 1:1、注入容量:5μL;Rt:10.07分[(+)−エナンチオマー:Rt:6.95分]。
旋光度:−42.8°(2.8mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
中間体43−2:3−(3−{[(2R)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
中間体2に従って製造した3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル34.20g(145.32mmol)のDCM(430mL)中溶液に、トリエチルアミン20.26mLおよび中間体47に従って製造した(2R)−(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセトイルクロライド43.83gを加えた。混合物を室温で1時間撹拌して、後処理後に、標題化合物72.46g(100%)を得た。
中間体44−1:3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸tert−ブチル
中間体43に従って製造した3−(3−{[(2R)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル36.13g(72.19mmol)を、実施例16と同様にして、(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸と反応させて、後処理およびフラッシュクロマトグラフィー(勾配EE/ヘキサン)による精製後に、標題化合物33.64g(87%)を得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.97−1.20(1H)、1.34−1.51(12H)、1.54−1.62(2H)、1.64−1.74(1H)、1.87(1H)、2.01(3H)、2.41(2H)、2.57−2.68(1H)、2.79(2H)、3.54(1H)、6.95−7.05(3H)、7.56(2H)、7.76(2H)、8.24(1H)、8.60(1H)、8.87(1H)、9.52(1H)。
分析HPLC、方法9:溶媒:アセトニトリル/ジエチルアミン100:0.1(体積比);流量:1mL/分;溶液:1mg/mLEtOH/MeOH2:1、注入容量:5μL;Rt:3.66分[(+)−エナンチオマー:Rt:4.48分]。
中間体44−2:3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸tert−ブチル
中間体45に従って製造した(2R)−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)エタン酸31.58mg(0.1mmol)を、中間体3と同様にして、3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチルと反応させて、後処理およびHPLCによる精製後に、標題化合物13mg(24%)を得た。
中間体45:(2R)−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)酢酸
中間体5に従って製造した(R/S)[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)酢酸10gを、分取キラルHPLC(方法8;溶媒:CO2/メタノール;勾配定組成35%メタノール;流量:80mL/分;溶液:10.0g/90mL DMSO/THF 2:1、注入容量:200×0.45mL)によって分離して、標題化合物(Rt:4.0−5.5分)3.40gをS−エナンチオマー(Rt:6.0−9.5分)3.70gとともに得た。
分析HPLC、方法10:CO2/メタノール65:35(体積比);流量:4mL/分;溶液:1mg/mL EtOH/MeOH 1:1、注入容量:5μL;Rt:2.95分[(S)−エナンチオマー:Rt:5.75分]。
旋光度:−69.7°(10.6mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
中間体46:(2R)−(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)エタン酸
中間体1に従って製造した(R/S)(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)酢酸26.05gを、撹拌下にエタノール240nmLおよび水58mLに溶かし、(1R)−1−フェニルエタンアミン12.29mL(11.71g)を5分以内に滴下することで、白色沈殿を生成させた。60℃で2時間さらに撹拌し、室温で終夜撹拌した後、白色固体を濾過し、少量の水で洗浄した。残留物を1N HCl 140mLで酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機相をで3回洗浄し水、脱水し、溶媒留去して、標題化合物12.47gを得た。
旋光度:−−58.6°(13mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
分析HPLC、方法11:ヘキサン/エタノール/TFA98:2:0.1(体積);流量:1mL/分;溶液:1mg/mL EtOH/MeOH 1:1、注入容量:5μL;Rt:2.34分[(S)−エナンチオマー:Rt:2.70分]。
中間体47(2R)−(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセトイルクロライド
中間体46に従って製造した(2R)−(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)エタン酸41.50g(146.55mmol)を塩化チオニル(125mL)中で100℃にて3時間撹拌して、溶媒留去と次にトルエンでの磨砕および留去(2回)後に、標題化合物43.8g(99%)を得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.96(d、1H)1.12−1.70(m、6H)1.82(d、1H)2.39(d、1H)3.25(d、1H)7.21−7.37(m、2H)7.43−7.59(m、2H)。
中間体48:(2R)−[4−(5−トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)エタン酸
中間体1 8.0gおよび3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリジン9.26gを、中間体5と同様にして反応させて、後処理およびフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、ラセミ体シクロペンチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}酢酸6.52gを得た。
分取キラルHPLC(方法4;溶媒:エタノール/メタノール/HCOOH 50:50:0.1(体積);流量:40mL/分;溶液:6.52g/50mL DCM/メタノール2:1、注入容量:100×0.5mL)による(R/S)シクロペンチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}酢酸6.52gの分離によって、標題化合物(Rt:5.5−6.4分)1.55gをS−エナンチオマー(Rt:6.5−6.2分)1.63gとともに得た。
分析HPLC、方法7エタノール/メタノール/HCOOH 50:50:0.1(体積);流量:1mL/分;溶液:1mg/mL EtOH/MeOH 1:1、注入容量:5μL;Rt:2.39分[(S)−エナンチオマー:Rt:3.32分]。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.94−1.06(1H)、1.21−1.37(2H)、1.43(1H)、1.49−1.67(3H)、1.81−1.90(1H)、2.51(1H)、7.48(2H)、7.79(2H)、8.43(1H)、8.92−8.96(1H)、9.19(1H)ppm。
旋光度:−61.3°(10.7mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
中間体49:メチルN−(3−アミノ−2−メチルフェニル)−N−メチルグリシネート
段階49.1:メチルN−メチル−N−(2−メチル−3−ニトロフェニル)グリシネート
N,2−ジメチル−3−ニトロアニリン10g(60.2mmol)を、中間体6段階6.1と同様にしてブロモ酢酸メチルと反応させて、後処理および精製後に、標題化合物13.71g(95%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=2.30(3H)、2.81(3H)、3.62(3H)、3.87(2H)、7.37(1H)、7.41(1H)、7.49(1H)ppm。
段階49.2:メチルN−(3−アミノ−2−メチルフェニル)−N−メチルグリシネート
段階49.1に従って製造したメチルN−メチル−N−(2−メチル−3−ニトロフェニル)グリシネート13.7g(58mmol)を、中間体6段階6.2と同様にして変換させて、後処理後に標題化合物12.4g(105%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.96(3H)、2.65(3H)、3.60(3H)、3.63(2H)、6.26−6.39(2H)、6.78(1H)ppm。
中間体50:(−)シクロペンチル{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}酢酸、単一エナンチオマー
中間体9段階9.2に従って製造した(R/S)(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロペンチル)酢酸および[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸を、中間体5と同様にして反応させて、後処理およびフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、ラセミ体シクロペンチル{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}酢酸を得た。
分取キラルHPLC(方法4;溶媒:エタノール/メタノール/HCOOH 50:50:0.1(体積);流量:30mL/分;溶液:4.86g/37mL DCM/メタノール2:1、注入容量:93×0.4mL)による(R/S)シクロペンチル{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}酢酸4.86gの分離によって、標題化合物(Rt:5.8−7.0分)2.03gを(+)−エナンチオマー(Rt:7.0−8.6分)2.06gとともに得た。
分析HPLC、方法7エタノール/メタノール/HCOOH 50:50:0.1(体積);流量:1mL/分;溶液:1mg/mL EtOH/MeOH 1:1、注入容量:5μL;Rt:1.70分[(+)−エナンチオマー:Rt:2.30分]。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.97−1.08(1H)、1.23−1.49(3H)、1.49−1.67(3H)、1.84(1H)、2.46(1H)、3.40(1H)、7.32−7.39(2H)、7.66(1H)、8.37(1H)、8.98−9.01(1H)、9.06(1H)、12.48(1H)ppm。
旋光度:−52.5°(10mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
中間体51:
(R/S)3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)−3−ヒドロキシプロパン酸tert−ブチル
段階51.1:ビス(3−tert−ブトキシ−3−オキソプロパン酸マグネシウム)
3−tert−ブトキシ−3−オキソプロパン酸(150.0g、1.0当量)のTHF(1.5リットル)中溶液を撹拌しながら、それにマグネシウムエトキシド(128.7g、1.2当量)を室温で加えた。得られた混合物を室温で3時間撹拌した。反応の進行をTLCによってモニタリングした。反応完了後、白濁固体を濾過し、粗化合物をそのまま次の段階に用いた。
段階51.2:3−(2−メチル−3−ニトロフェニル)−3−オキソプロパン酸tert−ブチル
2−メチル−3−ニトロ安息香酸(100.0g、1.0当量)のTHF中溶液を撹拌しながら、それにCDI(134.2g、1.5当量)を加え、得られた内容物を室温で2時間撹拌し、次にビス(3−tert−ブトキシ−3−オキソプロパン酸マグネシウム)(151.6g、1.5当量)を加えた。得られた混合物を16時間加熱還流した。反応進行をTLCによってモニタリングした。反応完了(TLC)後、反応混合物を冷却して室温とし、濃HClを用いてpH約2の酸性とし、EtOAc(100mL)で希釈し、1N HCl溶液、NaHCO3溶液およびブラインの順で洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して粗生成物を得た。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーによる残留物の精製によって、標題化合物56.0g(36%)をオフホワイト固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.31(9H)、1.51(1H)、2.33−2.44(3H)、4.06(2H)、7.46−7.62(1H)、8.02(2H)ppm。
段階51.3:(R/S)3−ヒドロキシ−3−(2−メチル−3−ニトロフェニル)プロパン酸tert−ブチル
中間体51.2(40.0g、1.0当量)のエタノール(400mL)中溶液に、窒素雰囲気下に、−10℃から室温で水素化ホウ素ナトリウム(4.3g、0.8当量)を加えた。得られた反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応進行をTLCによってモニタリングした。反応完了(TLC)後、反応混合物を減圧下に完全に濃縮し、1N HCl(100mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出し(100mLで2回)、有機層をブライン(100mL)で洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、濃縮して粗生成物を得て、それをシリカゲル(100−200メッシュ)カラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物26.0g(65%)をオフホワイト固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.13−1.42(9H)、2.32(3H)、2.37−2.47(1H)、2.52−2.71(1H)、5.17−5.26(1H)、5.64(1H)、7.39−7.48(1H)、7.67−7.80(2H)ppm。
段階51.4:(R/S)3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)−3−ヒドロキシプロパン酸tert−ブチル
中間体51.3(40.0g、1.0当量)のエタノール中溶液に、10%Pd/Cを加え、混合物を水素雰囲気下に約0.28MPa(40psi)で2時間還元した。反応進行をTLCによってモニタリングした。反応完了(TLC)後、反応混合物をセライト層で濾過し、エタノール(50mL)で2回洗浄し、次に減圧下に濃縮乾固させて、標題化合物26.0g(73%)を明黄色固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.37(9H)、1.98(3H)、2.26−2.47(2H)、4.72(2H)、5.05−5.17(2H)、6.48−6.56(1H)、6.61−6.73(1H)、6.77−6.92(1H)ppm。
中間体52:3−(3−{[(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ペンタン酸、単一エナンチオマー
段階52.1:3−(3−{[(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ペンタン酸メチル、単一エナンチオマー
中間体53に従って製造した(−)3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)ペンタン酸メチル1g(4519μmol)を、中間体3と同様にして、中間体54に従って製造した(−)(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロペンチル)エタン酸と反応させて、後処理後に、標題化合物2350mg(105%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.65−0.71(3H)、0.93−1.03(1H)、1.29−1.42(2H)、1.42−1.69(6H)、1.79−1.90(1H)、2.03(3H)、2.51−2.67(3H)、3.22−3.29(1H)、3.45−3.52(4H)、6.97−7.11(3H)、7.21(1H)、7.40(1H)、7.37(1H)、7.66(1H)、9.55(1H)ppm。
段階52.2:3−(3−{[(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ペンタン酸、単一エナンチオマー
段階52.1に従って製造した3−(3−{[(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ペンタン酸メチル、単一エナンチオマー2.35g(4519μmol)を、MeOH 40mLおよびNaOH水溶液(2M)24mLでケン化して、後処理後に標題化合物2130mg(93%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.66−0.73(3H)、0.94−1.05(1H)、1.34−1.44(2H)、1.45−1.69(6H)、1.80−1.93(2H)、2.04−2.09(3H)、2.33−2.49(1H)、2.53−2.68(2H)、3.21−3.30(1H)、3.51(1H)、6.98−7.12(3H)、7.22(1H)、7.41(1H)、7.68(1H)、9.57(1H)、11.97(1H)ppm。
中間体53:(−)3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)ペンタン酸メチル
ラセミ体エステル16.1 6.45gを、分取キラルHPLC(方法5;溶媒:ヘキサン/エタノールジエチルアミン60:40:0.1(体積);流量:40mL/分;溶液:6450mg/20mL DMF/MeOH 1:1;注入容量:16×0.75mL)によって分離して、標題化合物(Rt:3.8−5.0分)2820mgを(+)−エナンチオマー(Rt:5.5−10.5分)2850mgとともに得た。
分析HPLC、方法12:溶媒:ヘキサン/エタノール/ジエチルアミン60:40:0.1(体積);流量:1.0mL/分;溶液:1mg/mLエタノール/メタノール2:1;注入容量:5.0μL;Rt:1.95分((+)−エナンチオマーRt:4.94分)。
中間体54:(−)(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロペンチル)酢酸
中間体9段階9.2に従って製造した(R/S)(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロペンチル)酢酸38.13gを、中間体46と同様にして(1R)−1−フェニルエタンアミン16.92mL(16.11g)と反応させて、標題化合物11.12g(20.8%)を得た。
旋光度:−34.2°(13mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
分析HPLC、方法11:ヘキサン/エタノール/TFA98:2:0.1(体積);流量:1mL/分;溶液:1mg/mL EtOH/MeOH 1:1、注入容量:5μL;Rt:2.01分。
中間体55:3−(3−{[(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸、単一エナンチオマー
段階55.1:3−(3−{[(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル、単一エナンチオマー
中間体2に従って製造した3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル1g(3970μmol)を、中間体3と同様にして中間体54に従って製造した(−)(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロペンチル)エタン酸と反応させて、後処理および精製後に、標題化合物2060mg(94%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.98(1H)、1.25−1.42(10H)、1.43−1.69(4H)、1.82(1H)、1.99(3H)、2.41(2H)、2.51−2.58(1H)、2.79(2H)、3.50(1H)、6.96−7.06(3H)、7.20(1H)、7.40(1H)、7.66(1H)、9.54(1H)ppm。
段階55.2:3−(3−{[(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸、単一エナンチオマー
段階55.1に従って製造した3−(3−{[(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル、単一エナンチオマー2.06g(3973μmol)をDCM(15mL)中のTFA 15mLと反応させて、後処理後に標題化合物1810mg(98%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.94−1.06(1H)、1.32−1.44(2H)、1.45−1.70(3H)、1.79−1.91(1H)、2.01(3H)、2.45(2H)、2.53−2.60(1H)、2.81(2H)、3.53(1H)、6.99−7.08(3H)、7.22(1H)、7.41(1H)、7.68(1H)、9.57(1H)、12.15(1H)ppm。
中間体56:3−(3−{[(2R)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ペンタン酸、単一エナンチオマー
段階56.1:3−(3−{[(2R)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ペンタン酸メチル
中間体53に従って製造した(−)3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)ペンタン酸メチル1g(4519μmol)を、中間体3と同様にして、中間体46に従って製造した(2R)−(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)エタン酸と反応させて、後処理および精製後に、標題化合物2130mg(97%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.66−0.72(3H)、0.97(1H)、1.17−1.43(2H)、1.44−1.71(5H)、1.77−1.90(1H)、2.02−2.09(3H)、2.53−2.69(3H)、3.23−3.32(1H)、3.35−3.49(3H)、6.98−7.12(3H)、7.39(2H)、7.50−7.55(2H)、9.54(1H)ppm。
段階55.2:3−(3−{[(2R)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ペンタン酸、単一エナンチオマー
段階56.1に従って製造した3−(3−{[(2R)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ペンタン酸メチル2.13g(4379μmol)をMeOH(40mL)中NaOH(2M)22mLでケン化して、後処理後に標題化合物2280mg(107%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.66−0.73(3H)、0.97(1H)、1.28−1.42(2H)、1.43−1.71(6H)、1.80−1.93(2H)、1.99−2.07(3H)、2.33−2.49(1H)、2.53−2.67(1H)、3.25(1H)、3.47(1H)、6.97−7.14(3H)、7.39(2H)、7.53(2H)、9.53(1H)、11.97(1H)ppm。
中間体57:3−(3−{[(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロブチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸、単一エナンチオマー
段階57.1:3−(3−{[(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロブチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル、単一エナンチオマー
中間体2に従って製造した3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル2.24g(9498μmol)を、中間体3と同様にして、中間体58に従って製造した(−)−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロブチル)エタン酸と反応させて、後処理および精製後に、標題化合物3430mg(72%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.20−1.40(9H)、1.50−1.70(1H)、1.77−1.94(4H)、1.98−2.05(3H)、2.06−2.17(1H)、2.43(2H)、2.81(2H)、2.91−3.02(1H)、3.79(1H)、6.98−7.08(3H)、7.19(1H)、7.35(1H)、7.67(1H)、9.59(1H)ppm。
段階57.2:3−(3−{[(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロブチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸、単一エナンチオマー
段階57.1に従って製造した3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル、単一エナンチオマー3.43g(6799μmol)を、DCM(10mL)中のTFA 10mLおよび水200μLと反応させて、後処理後に標題化合物3040mg(100%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.59(1H)、1.75−1.92(4H)、2.00(3H)、2.09(1H)、2.43(2H)、2.51(1H)、2.80(2H)、2.88−3.01(1H)、6.98−7.07(3H)、7.17(1H)、7.36(1H)、7.66(1H)、9.56(1H)ppm。
中間体58:(−)(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロブチル)酢酸
中間体11段階11.2に従って製造した(R/S)(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロブチル)酢酸10.89gを、中間体46と同様にして(1R)−1−フェニルエタンアミン5.069mL(4.83g)と反応させて、標題化合物4.93g(45%)を得た。
旋光度:−50.6°(10mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
分析HPLC、方法4:10分でヘキサン/イソプロパノール/ジエチルアミン95:5:0.1(体積)から50:50:0.1(体積);流量:1mL/分;溶液:1mg/mL EtOH/MeOH 2:1、注入容量:5μL;Rt:3.04分(他のエナンチオマー3.27分)。
中間体59:
(R/S)3−(3−{[(4−ブロモ−2−フルオロ−5−メチルフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル
中間体60に従って製造した3−(3−アミノ−2−メトキシフェニル)プロパン酸tert−ブチル225mg(895μmol)を、中間体3と同様にして、中間体1に従って製造した(R/S)(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)酢酸と反応させて、後処理および精製後に、標題化合物271mg(59%)を得た。
中間体60:3−(3−アミノ−2−メトキシフェニル)プロパン酸tert−ブチル
段階60.1:(2E)−3−(2−メトキシ−3−ニトロフェニル)プロパ−2−エン酸tert−ブチル
1−ブロモ−2−メトキシ−3−ニトロベンゼン1g(4.3mmol)を、中間体2段階2.1と同様にしてプロパ−2−エン酸tert−ブチルと反応させて、後処理および精製後に、標題化合物427mg(30%)を得た。
段階60.2:3−(3−アミノ−2−メトキシフェニル)プロパン酸tert−ブチル
段階60.1に従って製造した(2E)−3−(2−メトキシ−3−ニトロフェニル)プロパ−2−エン酸tert−ブチル530mg(1.9mmol)を、中間体2段階2.2と同様にして変換させて、後処理および精製後に、標題化合物226mg(47%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.34(9H)、2.40(2H)、2.69(3H)、3.58(3H)、4.77(2H)、6.31(1H)、6.50(1H)、6.67(1H)ppm。
中間体61:3−[3−{[(2R)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−(トリフルオロメチル)フェニル]プロパン酸tert−ブチル
中間体62に従って製造した3−[3−アミノ−2−(トリフルオロメチル)フェニル]プロパン酸tert−ブチル239mg(829mmol)のNMP(50mL)中溶液に、中間体43−2と同様にして、DIPEA 567μLおよび中間体47に従って製造した(2R)−(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセトイルクロライド500mgを加えた。混合物を室温で1時間撹拌して、後処理後に、標題化合物767mg(100%)を得た。
中間体62:3−[3−アミノ−2−(トリフルオロメチル)フェニル]プロパン酸tert−ブチル
段階62.1:(2E)−3−[3−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル]プロパ−2−エン酸tert−ブチル
1−ブロモ−3−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゼン5g(18.5mmol)を、中間体2段階2.1と同様にしてプロパ−2−エン酸tert−ブチルと反応させて、後処理および精製後に、標題化合物2.41g(41%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.50(9H)、6.67(1H)、7.74(1H)、7.95(1H)、8.07(1H)、8.23(1H)ppm。
段階62.2:3−[3−アミノ−2−(トリフルオロメチル)フェニル]プロパン酸tert−ブチル
段階62.1に従って製造した(2E)−3−[3−ニトロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル]プロパ−2−エン酸tert−ブチル2410mg(7.6mmol)を、中間体2段階2.2と同様にして変換させて、後処理および精製後に、標題化合物2.01g(91%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.38(9H)、2.38−2.49(2H)、2.80−2.94(2H)、5.50(2H)、6.50(1H)、6.70(1H)、7.09−7.15(1H)ppm。
実施例1:(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸
(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸tert−ブチル
1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)24.4mgおよび1M K2CO3溶液0.24mLを、THF(2mL)中の中間体3 100mgおよび[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸76.3mgに加え、変換完了するまで還流下に加熱した。反応混合物を溶媒留去して乾固させ、粗取得物(259mg)をそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸
tert−ブチルエステル259mgのDCM(4.4mL)およびTFA(3.5mL)中溶液に加え、室温で1時間撹拌した。混合物、トルエン添加下に繰り返し溶媒留去して乾固させた。取得物をHPLCによって精製して、標題化合物50mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.94−1.14(m、1H)1.32−1.79(m、6H)1.82−1.94(m、1H)2.03(s、3H)2.44(t、2H)2.81(t、3H)3.56(d、1H)6.94−7.13(m、3H)7.59(d、2H)7.83(d、2H)8.46(s、1H)8.95(d、1H)9.22(d、1H)9.54(s、1H)12.01−12.21(m、1H)。
実施例2:(−)(R)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸
ラセミ体酸1 37mgを、分取キラルHPLC(方法1;溶媒:CO2/エタノール80/20;流量:80mL/分;溶液:37mg/mLDMF;注入容量:5×0.2mL)によって分離して、標題化合物(Rt:5.95−8.0分)11mgを(+)(S)−エナンチオマー3 13mgとともに得た。
分析HPLC、方法1:溶媒:CO2/エタノール80/20;流量:4mL/分;溶液:1.0mg/mLエタノール/メタノール;注入容量:10μL;Rt:4.3分。
旋光度:−42.7°(1.8mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
異なる中間体を用いる別途手順によって、実施例2を再合成した。同一条件を用いるキラルHPLCでの保持時間の比較によって、中間体レベルでも立体化学の明確な割り当てが可能であった。
実施例3:(+)(S)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸
ラセミ体酸1 37mgを、キラルHPLC(方法1、37mg/mLDMF、注入:5×0.2mL)によって分離して、標題化合物(Rt:3.0分)13mgを(−)(R)−エナンチオマー2 11mgとともに得た。
分析HPLC、方法1:Rt:3.0分。
旋光度:+21.6°(7.3mg/mL CHCl3中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例4:(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{4−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体3 100mgの[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸76.3mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物59.0mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.93−1.11(m、1H)1.32−1.80(m、6H)1.81−1.94(m、1H)2.03(s、3H)2.44(t、2H)2.57−2.72(m、1H)2.81(t、2H)3.57(d、1H)6.94−7.10(m、3H)7.60(d、2H)7.81(d、2H)7.97(d、1H)8.37(dd、1H)9.10(d、1H)9.54(s、1H)12.12(s、1H)。
実施例5:(−)3−{3−[(シクロペンチル{4−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸
ラセミ体酸4 50mgを、分取キラルHPLC(方法1、溶媒:CO2/エタノール65/35;流量:4.0mL/分;溶液:39mg/1.5mL DMSO/EtOH 1:2、注入容量:3×0.5mL)によって分離して、標題化合物(Rt:3.5−5.5分)15mgを(+)−エナンチオマー(Rt:1.5−2.5分)12mgとともに得た。
分析HPLC、方法1:溶媒:CO2/2−プロパノール65/35;流量:4.0mL/分;溶液:1.0mg/mLエタノール/メタノール;注入容量:10μL;Rt:3.50分[(+)−エナンチオマー:Rt:1.49分]。
旋光度:−43.0°(4.3mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例6:(R/S)3−[3−({シクロペンチル[4−(5−フルオロピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体3 100mgの(5−フルオロピリジン−3−イル)ボロン酸42.2mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物25.0mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.94−1.12(m、1H)1.32−1.76(m、6H)1.79−1.95(m、1H)2.02(s、3H)2.44(m、2H)2.58−2.70(m、1H)2.80(d、2H)3.55(d、1H)6.95−7.10(m、3H)7.57(d、2H)7.77(d、2H)7.98−8.13(m、1H)8.56(d、1H)8.81(s、1H)9.53(s、1H)12.12(s、1H)。
実施例7:(R/S)3−[3−({[4−(6−シアノピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体3 200mgの5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−カルボニトリル110.3mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物45.0mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.97−1.07(m、1H)1.33−1.76(m、6H)1.80−1.95(m、1H)2.02(s、3H)2.34−2.45(m、2H)2.57−2.70(m、1H)2.79(t、2H)3.56(d、1H)6.92−7.10(m、3H)7.60(d、、2H)7.83(d、2H)8.12(d、1H)8.36(dd、1H)9.12(d、1H)9.57(s、1H)。
実施例8:(R/S)3−[3−({シクロペンチル[4−(5−エトキシピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体3 120mgの3−エトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン71.7mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物47.0mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.98−1.08(m、1H)1.29−1.77(m、9H)1.79−1.95(m、1H)2.03(s、3H)2.37−2.47(m、2H)2.58−2.70(m、1H)2.75−2.88(m、2H)3.54(d、1H)4.08−4.29(m、2H)6.93−7.10(m、3H)7.47−7.64(m、3H)7.72(d、2H)8.25(d、1H)8.48(d、1H)9.52(s、1H)11.37−12.62(m、1H)。
実施例9:(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体3 120mgの2−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−3−イル]プロパン−2−オール75.7mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物49.0mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.96−1.12(m、1H)1.52(s、12H)1.81−1.95(m、1H)2.03(s、3H)2.44(t、2H)2.58−2.70(m、1H)2.81(t、2H)3.55(d、1H)5.11−5.51(m、1H)6.96−7.09(m、3H)7.57(d、2H)7.71(d、2H)8.13(t、1H)8.69(d、1H)8.76(d、1H)9.53(s、1H)11.84−12.36(m、1H)。
実施例10:(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(メトキシメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体3 120mgの3−(メトキシメチル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン71.7mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物22.0mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.96−1.10(m、1H)1.37−1.77(m、6H)1.82−1.94(m、1H)2.02(s、3H)2.45(d、2H)2.59−2.70(m、1H)2.81(s、2H)3.35(s、3H)3.49−3.59(m、1H)4.53(s、2H)6.96−7.07(m、3H)7.56(d、2H)7.71(d、2H)8.00(s、1H)8.52(d、1H)8.83(d、1H)9.53(s、1H)11.98−12.25(m、1H)。
実施例11:(R/S)3−[3−({シクロペンチル[4−(5−メトキシピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体3 100mgの(5−メトキシピリジン−3−イル)ボロン酸45.8mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物29.0mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.95−1.14(m、1H)1.36−1.78(m、6H)1.80−1.94(m、1H)2.03(s、3H)2.38−2.47(m、2H)2.58−2.70(m、1H)2.76−2.87(m、2H)3.54(d、1H)3.91(s、3H)6.96−7.07(m、3H)7.55(d、2H)7.62(dd、1H)7.72(d、2H)8.27(d、1H)8.49(d、1H)9.52(s、1H)12.12(s、1H)。
実施例12:(R/S)3−[3−({シクロペンチル[4−(4−メチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体3 100mgの(4−メチルピリジン−3−イル)ボロン酸41.0mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物22.0mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.98−1.12(m、1H)1.37−1.76(m、6H)1.81−1.95(m、1H)2.02(s、3H)2.27(s、3H)2.37−2.47(m、2H)2.58−2.70(m、1H)2.80(d、2H)3.49−3.63(m、1H)6.95−7.11(m、3H)7.27−7.43(m、3H)7.54(d、2H)8.31−8.49(m、2H)9.52(s、1H)12.12(s、1H)。
実施例13:(R/S)3−[3−({シクロペンチル[4−(5−エチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体3 200mgの(5−エチルピリジン−3−イル)ボロン酸65.1mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物17.0mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.98−1.08(m、1H)1.25(t、3H)1.32−1.77(m、6H)1.79−1.95(m、1H)2.02(s、3H)2.38−2.47(m、2H)2.57−2.75(m、3H)2.79(d、2H)3.52(s、1H)6.95−7.08(m、3H)7.55(d、2H)7.70(d、2H)7.92(s、1H)8.42(s、1H)8.71(d、1H)9.54(s、1H)11.58−12.55(m、1H)。
実施例14:(R/S)3−[3−({シクロペンチル[4−(5−シクロプロピルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体3 200mgの(5−シクロプロピルピリジン−3−イル)ボロン酸70.3mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物32.0mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.86(m、2H)1.02(m、3H)1.27−1.78(m、7H)1.79−1.94(m、1H)2.02(s、3H)2.45(d、2H)2.59−2.69(m、1H)2.79(d、2H)3.49−3.60(m、1H)6.92−7.10(m、3H)7.53(d、2H)7.59−7.74(m、3H)8.38(d、1H)8.65(d、1H)9.54(s、1H)11.86−12.48(m、1H)。
実施例15:(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体3 150mgの[5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)ピリジン−3−イル]ボロン酸80.2mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物67.0mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.95−1.10(m、1H)1.32−1.77(m、8H)1.81−1.93(m、1H)1.95−2.07(m、5H)2.43(t、2H)2.56−2.70(m、1H)2.80(t、2H)3.45−3.60(m、3H)3.87(d、2H)4.72−4.89(m、1H)6.94−7.10(m、3H)7.54(d、2H)7.64−7.77(m、3H)8.29(d、1H)8.47(d、1H)9.52(s、1H)10.80−12.73(m、1H)。
実施例16:(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体3 5.0gの(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸3.14gとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂および次にシリカゲルを用いるクロマトグラフィーによる精製(勾配:ヘキサン/EE)によって、標題化合物3.69gを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.96−1.09(m、1H)1.34−1.76(m、6H)1.81−1.93(m、1H)2.02(s、3H)2.44(m、2H)2.59−2.70(m、1H)2.81(m、2H)3.48−3.60(m、1H)7.03(s、3H)7.57(d、2H)7.77(d、2H)8.25(s、1H)8.61(d、1H)8.88(d、1H)9.53(s、1H)11.90−12.32(m、1H)。
実施例17−1:(−)(R)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
ラセミ体酸16 5.72gを、分取キラルHPLC(方法2;溶媒:ヘキサン/2−プロパノール/ギ酸(99%)70:30:0.1(体積);流量:40mL/分;溶液:5.72g/90mL EtOH/MeOH 1:1、注入容量:60×1.5mL)によって分離して、標題化合物(Rt:11.6−14.7分)1.94gを(+)−エナンチオマー(Rt:8.7−11.1分)1.07gとともに得た。
分析HPLC、方法2:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール/ギ酸(99%)70:30:0.1(体積);流量:1mL/分;溶液:1mg/mL EtOH/MeOH 1:1、注入容量:5μL;Rt:10.07分[(+)(S)−エナンチオマー:Rt:6.95分]。
旋光度:−32.4°(10mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
キラル中心は、信頼水準100%でのVCDスペクトル測定(方法1)によってR配置と決定した。
実施例17を異なる中間体を用いる別途手順によって再合成した。同一条件を用いるキラルHPLCでの保持時間の比較によって、中間体レベルでも立体化学の明確な割り当てが可能であった。
実施例17−2:(−)(R)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
中間体44に従って製造した3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸tert−ブチル33.64g(63.10mmol)を、室温で1時間にわたりTFA/DCM 3:1で処理して、後処理後に、標題化合物20.09g(67%)を得た。
実施例24:(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体3 150mgの3−クロロ−2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン84mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによって、標題化合物50mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.95−1.10(m、1H)1.34−1.75(m、6H)1.86(m、1H)2.02(s、3H)2.36−2.46(m、2H)2.54−2.68(m、4H)2.75−2.87(m、2H)3.54(d、1H)6.95−7.08(m、3H)7.54(d、2H)7.74(d、2H)8.17(d、1H)8.75(d、1H)9.54(s、1H)。
実施例25:(+)(S)3−[3−({[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
ラセミ体酸24 842mgを、分取キラルHPLC(方法3;溶媒:ヘキサン/エタノール/ギ酸70:30:1(体積);流量:40mL/分;溶液:842mg/7mLエタノール;注入容量:5×1.4mL)によって分離して、標題化合物(Rt:6.3−8.7分)330mgを(−)−エナンチオマー26 360mgとともに得た。
分析HPLC:溶媒:ヘキサン/エタノール/ギ酸70:30:1(体積);流量:1.0mL/分;溶液:1mg/mLエタノール/メタノール1:1;注入容量:5.0μL;Rt:3.84分。
旋光度:+42.2°(5mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例26:(−)(R)3−[3−({[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
ラセミ体酸24 842mgを、分取キラルHPLC(方法3;溶媒:ヘキサン/エタノール/ギ酸70:30:1(体積);流量:40mL/分;溶液:842mg/7mLエタノール;注入容量:5×1.4mL)によって分離して、標題化合物(Rt:9.4−11.8分)360mgを(+)−エナンチオマー25 330mgとともに得た。
分析HPLC:溶媒:ヘキサン/エタノール/ギ酸70:30:1(体積);流量:1.0mL/分;溶液:1mg/mLエタノール/メタノール1:1;注入容量:5.0μL;Rt:5.13分。
旋光度:−37.1°(5.3mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
異なる中間体を用いる別途手順によって実施例26を合成した。同一条件を用いるキラルHPLCでの保持時間の比較によって、中間体レベルでも立体化学の明確な割り当てが可能であった。
実施例27:(R/S)3−[3−({シクロペンチル[4−(5,6−ジメチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例1と同様にして、ブロマイド中間体3 150mgの2,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン105mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物74.1mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.93−1.09(m、1H)1.31−1.74(m、6H)1.79−1.92(m、1H)2.02(s、3H)2.31(s、3H)2.41−2.47(m、3H)2.57−2.70(m、1H)2.74−2.84(m、2H)3.52(d、1H)6.94−7.06(m、3H)7.52(d、2H)7.60−7.70(m、2H)7.81(s、1H)8.56(s、1H)9.53(s、1H)。
実施例28:(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体3 150mgのカリウム[5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル](トリフルオロ)ボレート150mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物54.0mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.77−1.13(m、1H)1.29−1.73(m、6H)1.77−1.92(m、1H)1.94−2.06(m、3H)2.37−2.46(m、2H)2.78(d、2H)3.51−3.60(m、1H)6.93−8.87(m、9H)9.53(s、1H)。
実施例29:(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体3 75mgの5−ジフルオロメチル−ピリジン−3−ボロン酸38.9mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物48.0mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.97−1.10(m、1H)1.34−1.76(m、6H)1.82−1.93(m、1H)2.02(s、3H)2.39−2.47(m、2H)2.59−2.71(m、1H)2.80(t、2H)3.56(d、1H)6.97−7.08(m、3H)7.58(d、2H)7.78(d、2H)8.27(s、1H)8.77(d、1H)9.09(d、1H)9.55(s、1H)。
実施例30:(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(フルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸
(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(ヒドロキシメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸tert−ブチル
実施例1と同様にして、中間体3 500mgの[5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−3−イル]メタノール352mgとの反応、次にシリカゲルを用いるクロマトグラフィー(ヘキサン/EE)による精製によって、標題化合物309mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.95−1.10(m、1H)1.36(m、15H)1.80−1.94(m、1H)2.02(s、3H)2.43(m、2H)2.59−2.66(m、1H)2.79(m、2H)3.48−3.59(m、1H)4.61(d、2H)5.38(t、1H)6.95−7.09(m、3H)7.56(d、2H)7.70(d、2H)7.98(s、1H)8.51(s、1H)8.77(d、1H)9.54(s、1H)。
(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(フルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸tert−ブチル
前記アルコール309mgのDCM中溶液に、モレキュラーシーブス1gを加え、混合物を冷却して10℃とした。2−メトキシ−N−(2−メトキシエチル)−N−(トリフルオロ−λ4−スルファニル)エタンアミン(50%)0.50mLを加え、原料が完全に消費されるまで、得られた混合物を室温で撹拌した。混合物を冷却して10℃とし、飽和NaHCO3溶液を注意深く加え、混合物を10分間撹拌した。有機相を分離し、ブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、溶媒留去して乾固させた。取得物を、シリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)と、次に分取HPLCによって精製して、標題化合物20mgを得た。
(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(フルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸
実施例1と同様にして、tert−ブチルエステル20mgのTFA(0.14mL)およびDCM(0.41mL)中でのエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物10.4mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.94−1.13(m、1H)1.32−1.78(m、6H)1.79−1.95(m、1H)2.02(s、3H)2.38−2.47(m、2H)2.61−2.69(m、1H)2.75−2.85(m、2H)3.50−3.59(m、1H)5.39−5.71(m、2H)7.03(s、3H)7.50−7.64(m、2H)7.68−7.81(m、2H)8.11−8.23(m、1H)8.57−8.70(m、1H)8.87−9.02(m、1H)9.42−9.64(m、1H)11.73−12.45(m、1H)。
実施例31:(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロプロピル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体4 200mgの(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸99.9mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物28.9mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.15−0.26(m、1H)0.43−0.70(m、3H)1.46−1.57(m、1H)2.08(s、3H)2.45(t、2H)2.83(t、2H)3.06(d、1H)6.95−7.15(m、3H)7.60(d、2H)7.78(d、2H)8.25(t、1H)8.61(d、1H)8.88(d、1H)9.47(s、1H)11.66−12.60(m、1H)。
実施例32:(R/S)3−{3−[(シクロプロピル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体4 200mgの[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸121.2mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物50.3mgを得た。
1H NMR(400MHz、メタノール−d4)δppm0.30(dd、1H)0.55(dd、1H)0.67(dd、1H)0.72−0.82(m、1H)1.61(d、1H)2.15(s、3H)2.54(t、2H)2.95(t、2H)3.02(d、1H)7.05−7.17(m、3H)7.65−7.72(m、2H)7.72−7.80(m、2H)8.37(brs、1H)8.85(s、1H)9.10(s、1H)。
実施例33:(R/S){3−[(シクロペンチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェノキシ}酢酸
中間体6 200mgおよび[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸103.3mgを用いる実施例1と同様のスズキカップリング条件、次に溶媒としてMeOHを用いる段階1.2と同様のエステルケン化、次にHPLCによる精製によって、標題化合物123.0mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.97−1.11(m、1H)1.33−1.75(m、6H)1.82−1.93(m、1H)1.99(s、3H)2.58−2.72(m、1H)3.57(d、1H)4.67(s、2H)6.67(d、1H)6.85(d、1H)7.04(s、1H)7.59(d、2H)7.83(d、2H)8.46(s、1H)8.95(s、1H)9.22(d、1H)9.55(s、1H)12.58−13.17(m、1H)。
実施例34:(−){3−[(シクロペンチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェノキシ}酢酸
ラセミ体酸33 123mgを、分取キラルHPLC(方法2;溶媒:ヘキサン/エタノール/ギ酸(99%)70:30:0.1(体積);流量:30mL/分;溶液123mg/3.5mLエタノール/DCM1:1、注入:5×0.7mL)によって分離して、標題化合物(Rt:6.6−7.8分)30mgを(+)−エナンチオマー35(Rt:5.7−6.6分)32mgとともに得た。
分析HPLC、方法2:溶媒:ヘキサン/エタノール/ギ酸(99%)70:30:0.1(体積);流量:1mL/分;溶液1mg/mLエタノール/メタノール1:1、注入:5μL;Rt:4.88分。
旋光度:−33.9°(6.6mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例35:(+){3−[(シクロペンチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェノキシ}酢酸
ラセミ体酸33 123mgを、分取キラルHPLC(方法2;溶媒:ヘキサン/エタノール/ギ酸(99%)70:30:0.1(体積);流量:30mL/分;溶液123mg/3.5mLエタノール/DCM1:1、注入:5×0.7mL)によって分離して、標題化合物(Rt:5.7−6.6分)32mgを(−)−エナンチオマー34 30mgとともに得た。
分析HPLC、方法2:Rt:4.13分。
旋光度:+46.5°(5.8mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例36:(R/S)[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェノキシ]酢酸
実施例33と同様にして、中間体6 200mgの(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸65.1との反応、次にエステルケン化および次にHPLCによる精製によって、標題化合物32.0mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.90−1.11(m、1H)1.58(m、6H)1.79−1.93(m、1H)1.98(s、3H)2.57−2.70(m、1H)3.56(d、1H)4.55(s、2H)6.63(d、1H)6.81(d、1H)6.95−7.09(m、1H)7.56(d、2H)7.77(d、2H)8.25(t、1H)8.61(d、1H)8.88(d、1H)9.55(s、1H)。
実施例37:(−)[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェノキシ]酢酸
ラセミ体酸36 116mgを、分取キラルHPLC(方法2;溶媒:ヘキサン/エタノール/ギ酸(99%)70:30:0.1(体積);流量:30mL/分;溶液116mg/3.6mLエタノール/DCM1:1、注入:3×1.2mL)によって分離して、標題化合物(Rt:9.3−11.3分)41mgを(+)−エナンチオマー(Rt:6.7−8.4分)43mgとともに得た。
分析HPLC、方法2:溶媒:ヘキサン/エタノール/ギ酸(99%)70:30:0.1(体積);流量:1mL/分;溶液1mg/mLエタノール/メタノール1:1、注入:5μL;Rt:7.63分[(+)−エナンチオマー:5.4分]。
旋光度:−42.7°(5.4mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例38:(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−6−メトキシ−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体7 612mgの(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸272mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にシリカゲルを用いるクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン/EE)による精製によって、標題化合物540mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.95−1.08(m、1H)1.34−1.73(m、6H)1.80−1.94(m、1H)2.00(s、3H)2.27(d、2H)2.57−2.70(m、1H)2.80(brs、2H)3.50(d、1H)3.74(s、3H)6.75(d、1H)6.94(d、1H)7.55(d、2H)7.77(d、2H)8.25(t、1H)8.61(d、1H)8.88(d、1H)9.42(s、1H)11.62−12.47(m、1H)。
実施例39:(−)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−6−メトキシ−2−メチルフェニル]プロパン酸
ラセミ体酸38 540mgを、分取キラルHPLC(方法2;溶媒:エタノール/メタノール/ギ酸(99%)50:50:0.1(体積);流量:40mL/分;溶液540mg/16mLメタノール/DCM、注入:8×2mL)によって分離して、標題化合物(Rt:8.8−12.3分)200mgを(+)−エナンチオマー(Rt:6.2−8.0分)180mgとともに得た。
分析HPLC、方法3:溶媒:エタノール/メタノール/ギ酸(99%)50:50:0.1(体積);流量:1mL/分;溶液1mg/mLエタノール/メタノール1:1、注入:5μL;Rt:4.43分[(+)−エナンチオマー:2.9分]。
旋光度:−66.6°(10.2mg/mLメタノール中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例40:(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−6−メトキシ−2−メチルフェニル}プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体7 150mgの3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリジン116mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによって、標題化合物43mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.92−1.11(m、1H)1.32−1.74(m、6H)1.80−1.94(m、1H)2.00(s、3H)2.18−2.32(m、2H)2.57−2.69(m、1H)2.78(d、2H)3.51(d、1H)3.74(s、3H)6.75(d、1H)6.94(d、1H)7.58(d、2H)7.83(d、2H)8.47(s、1H)8.96(s、1H)9.23(d、1H)9.46(s、1H)10.62−12.39(m、1H)。
実施例41:(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{3−メチル−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸
実施例1と同様にして、ブロマイド中間体8 200mgの3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリジン106mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによって、標題化合物84mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.01−1.11(m、1H)1.35−1.73(m、6H)1.81−1.93(m、1H)2.06(s、3H)2.27(s、3H)2.45(brs、2H)2.59−2.69(m、1H)2.82(brs、2H)3.51(s、1H)6.96−7.03(m、1H)7.04−7.09(m、2H)7.30(d、1H)7.41(d、2H)8.23(s、1H)8.90(d、1H)8.97(d、1H)9.51(s、1H)12.05−12.20(m、1H)。
実施例42:(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−メチルフェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体8 200mgの(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸76mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによって、標題化合物48mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.96−1.11(m、1H)1.59(m、6H)1.80−1.94(m、1H)2.05(s、3H)2.27(s、3H)2.40−2.48(m、2H)2.56−2.70(m、1H)2.82(t、2H)3.51(d、1H)6.93−7.10(m、3H)7.25(d、1H)7.32−7.45(m、2H)7.99(t、1H)8.54(d、1H)8.63(d、1H)9.50(s、1H)11.91−12.42(m、1H)。
実施例43:(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体9 150mgの(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸50mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによって、標題化合物66mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.95−1.13(m、1H)1.32−1.76(m、6H)1.79−1.94(m、1H)2.04(s、3H)2.36−2.45(m、2H)2.56−2.68(m、1H)2.80(t、2H)3.59(d、1H)6.94−7.09(m、3H)7.34−7.48(m、2H)7.65(t、1H)8.16(s、1H)8.66(d、1H)8.74(s、1H)9.60(s、1H)。
実施例44:(−)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例43と同様にして中間体9 300mgから製造したラセミ体酸43 196mgを、分取キラルHPLC(方法2;溶媒:ヘキサン/エタノール/ギ酸(99%)80:20:0.1(体積);流量:50mL/分;溶液196mg/4mLメタノール/DCM、注入:4×1mL)によって分離して、標題化合物(Rt:8.4−11.0分)65mgを(+)−エナンチオマー45(Rt:7.0−8.4分)78mgとともに得た。
分析HPLC、方法3:溶媒:ヘキサン/エタノール/ギ酸(99%)70:30:0.1(体積);流量:1mL/分;溶液1mg/mLエタノール/メタノール1:1、注入:5μL;Rt:6.05分。
旋光度:−23.1°(3.0mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例45:(+)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例43と同様にして中間体9 300mgから製造したラセミ体酸43 196mgを、分取キラルHPLC(方法2;溶媒:ヘキサン/エタノール/ギ酸(99%)80:20:0.1(体積);流量:50mL/分;溶液196mg/4mLメタノール/DCM、注入:4×1mL)によって分離して、標題化合物(Rt:7.0−8.4分)78mgを(−)−エナンチオマー44 65mgとともに得た。
分析HPLC、方法3:Rt:2.99分。
旋光度:+20.5°(3.0mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例46:(R/S)3−[3−({シクロペンチル[4−(5−エトキシピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体9 150mgの3−エトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン79mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによって、標題化合物28mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.98−1.14(m、1H)1.30−1.74(m、9H)1.78−1.94(m、1H)2.05(s、3H)2.37−2.45(m、2H)2.57−2.69(m、1H)2.81(t、2H)3.58(d、1H)4.07−4.27(m、2H)6.94−7.12(m、3H)7.31−7.45(m、2H)7.47−7.65(m、2H)8.32(d、2H)9.57(s、1H)。
実施例47:(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体9 150mgの[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸61mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによって、標題化合物30mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.98−1.12(m、1H)1.33−1.74(m、6H)1.80−1.93(m、1H)2.00−2.07(m、3H)2.23(m、2H)2.56−2.66(m、1H)2.75(d、2H)3.59(m、1H)6.92−7.07(m、3H)7.36−7.49(m、2H)7.70(s、1H)8.39(s、1H)9.00(s、1H)9.09(s、1H)9.59(s、1H)。
実施例48:(−)3−{3−[(シクロペンチル{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸
実施例47と同様にして中間体9 300mgから製造したラセミ体酸47 250mgを、分取キラルHPLC(方法2;溶媒:ヘキサン/エタノール/ギ酸(99%)80:20:0.1(体積);流量:50mL/分;溶液250mg/4.8mLメタノール/DCM、注入:6×0.8mL)によって分離して、標題化合物(Rt:6.1−8.4分)65mgを(+)−エナンチオマー49(Rt:5.3−6.1分)70mgとともに得た。
分析HPLC、方法3:溶媒:ヘキサン/エタノール/ギ酸(99%)70:30:0.1(体積);流量:1mL/分;溶液1mg/mLエタノール/メタノール1:1、注入:5μL;Rt:3.38分。
旋光度:−24.9°(3.0mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例49:(+)3−{3−[(シクロペンチル{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸
実施例47と同様にして中間体9 300mgから製造したラセミ体酸47 250mgを、分取キラルHPLC(方法2;溶媒:ヘキサン/エタノール/ギ酸(99%)80:20:0.1(体積);流量:50mL/分;溶液250mg/4.8mLメタノール/DCM、注入:6×0.8mL)によって分離して、標題化合物(Rt:5.3−6.1分)70mgを(−)−エナンチオマー48(Rt:6.1−8.4分)65mgとともに得た。
分析HPLC、方法3:Rt:2.30分。
旋光度:+22.8°(3.0mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例50:(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−3−フルオロフェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体9 75mgの5−ジフルオロメチル−ピリジン−3−ボロン酸37.5mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによって、標題化合物40mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.96−1.11(m、1H)1.32−1.76(m、6H)1.81−1.93(m、1H)2.04(s、3H)2.44(d、2H)2.59−2.69(m、2H)2.80(d、2H)3.56−3.64(m、1H)6.97−7.09(m、4H)7.39−7.48(m、2H)7.66(s、1H)8.19(s、1H)8.82(s、1H)8.95(s、1H)9.60(s、1H)。
実施例51:(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−フルオロフェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体10 150mgの(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸50mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによって、標題化合物53mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.99−1.13(m、1H)1.44−1.65(m、5H)1.67−1.78(m、1H)1.81−1.93(m、1H)2.04(s、3H)2.33(brs、2H)2.57−2.64(m、1H)2.78(d、2H)3.91(d、1H)7.02(brs、3H)7.62−7.83(m、3H)8.32(brs、1H)8.64(s、1H)8.92(s、1H)9.65(brs、1H)。
実施例52:(R/S)3−[3−({シクロペンチル[4−(5−エトキシピリジン−3−イル)−2−フルオロフェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体10 150mgの3−エトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン79mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによって、標題化合物45mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm1.07(m、1H)1.37(t、3H)1.42−1.77(m、6H)1.86(m、1H)2.05(s、3H)2.41(t、、2H)2.58(m、1H)2.80(t、2H)3.90(d、1H)4.20(q、2H)6.97−7.09(m、3H)7.57−7.70(m、3H)7.71−7.81(m、1H)8.28(d、1H)8.52(d、1H)9.67(s、1H)。
実施例53:(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{2−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体10 150mgの[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸61mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによって、標題化合物16mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.07(m、1H)1.43−1.65(m、5H)1.71(m、1H)1.87(m、1H)2.03(d、3H)2.23(brs、2H)2.59(m、1H)2.74(d、2H)3.92(d、1H)6.93−7.06(m、3H)7.72(d、1H)7.79(d、2H)8.53(brs、1H)8.98(brs、1H)9.26(s、1H)9.65(s、1H)。
実施例54:(R/S)3−{3−[(シクロブチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体11 380mgの[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸217mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによって、標題化合物300mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δppm1.52−1.71(m、1H)1.86(m、4H)2.03(s、3H)2.12(s、1H)2.35−2.45(m、2H)2.80(d、2H)2.93−3.14(m、1H)3.82(s、1H)6.96−7.12(m、3H)7.55(d、2H)7.83(d、2H)8.46(s、1H)8.95(s、1H)9.21(s、1H)9.58(s、1H)11.77−12.55(m、1H)
実施例55:(−)3−{3−[(シクロブチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸
ラセミ体酸54 300mgを、分取キラルHPLC(方法2;溶媒:ヘキサン/エタノール/ギ酸(99%)70:30:0.1(体積);流量:50mL/分;溶液3000mg/6mLメタノール/DCM、注入:6×1.0mL)によって分離して、標題化合物(Rt:6.0−8.1分)91mgを(+)−エナンチオマー56(Rt:4.7−6.0分)91mgとともに得た。
分析HPLC、方法3:溶媒:ヘキサン/エタノール/ギ酸(99%)70:30:0.1(体積);流量:1mL/分;溶液1mg/mLエタノール/メタノール1:1、注入:5μL;Rt:5.23分。
旋光度:−56.8°(2.8mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例56:(+)3−{3−[(シクロブチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸
ラセミ体酸54 300mgを、分取キラルHPLC(方法2;溶媒:ヘキサン/エタノール/ギ酸(99%)70:30:0.1(体積);流量:50mL/分;溶液3000mg/6mLメタノール/DCM、注入:6×1.0mL)によって分離して、標題化合物(Rt:4.7−6.0分)91mgを(−)−エナンチオマー55(Rt:6.0−8.1分)91mgとともに得た。
分析HPLC、方法3:Rt:2.93分。
旋光度:+54.1°(2.8mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例57:(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロブチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体11 150mgの(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸52mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによって、標題化合物67mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.56−1.69(m、1H)1.79−1.95(m、4H)2.03(s、3H)2.10−2.19(m、1H)2.42(t、2H)2.80(t、2H)2.98−3.10(m、1H)3.83(d、1H)6.97−7.06(m、3H)7.52(d、2H)7.76(d、2H)8.24(t、1H)8.60(d、1H)8.87(d、1H)9.55(s、1H)。
実施例58:(R/S)3−[3−({シクロブチル[4−(5−エトキシピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体11 150mgの3−エトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジンとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによって、標題化合物63mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.37(t、3H)1.61(m、1H)1.86(m、4H)2.04(s、3H)2.14(d、1H)2.42(t、2H)2.80(t、2H)3.04(brs、1H)3.82(d、1H)4.20(q、2H)6.97−7.08(m、3H)7.50(d、2H)7.60(brs、1H)7.71(d、2H)8.25(d、1H)8.47(s、1H)9.54(s、1H)。
実施例59:(R/S)3−[3−({シクロブチル[4−(5,6−ジメチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体11 150mgの2,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン86mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによって、標題化合物54mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.54−1.68(m、1H)1.79−1.94(m、4H)2.03(s、3H)2.10−2.20(m、1H)2.31(s、3H)2.45(s、5H)2.75−2.89(m、2H)2.95−3.12(m、1H)3.72−3.89(m、1H)7.03(s、3H)7.49(s、2H)7.64(s、2H)7.76−7.88(m、1H)8.48−8.64(m、1H)9.46−9.61(m、1H)12.04−12.27(m、1H)。
実施例60:(R/S)3−[3−({シクロブチル[4−(5−フルオロピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体11 150mgの(5−フルオロピリジン−3−イル)ボロン酸87mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによって、標題化合物60mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm1.55−1.68(m、1H)1.85(m、4H)1.98−2.17(m、6H)2.72(brs、2H)2.97−3.10(m、1H)3.78−3.87(m、1H)6.98(s、3H)7.52(d、2H)7.76(d、2H)8.01−8.13(m、1H)8.56(d、1H)8.80(s、1H)9.58(s、1H)。
実施例61:(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル](シクロブチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体11 100mgの3−クロロ−2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン78mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによって、標題化合物27.5mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.54−1.68(m、1H)1.78−1.96(m、4H)2.03(s、3H)2.09−2.19(m、1H)2.44(s、2H)2.58(s、3H)2.81(s、2H)2.97−3.11(m、1H)3.77−3.85(m、1H)7.03(m、3H)7.50(d、2H)7.73(d、2H)8.16(d、1H)8.74(d、1H)9.55(s、1H)。
実施例62:(R/S)3−[3−({[4−(5−フルオロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル](シクロブチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体11 100mgの(5−フルオロ−6−メチルピリジン−3−イル)ボロン酸48mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによって、標題化合物20mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.56−1.66(m、1H)1.87(m、4H)2.03(s、3H)2.09−2.21(m、1H)2.80(d、2H)2.96−3.10(m、1H)3.81(d、1H)6.93−7.09(m、3H)7.50(d、2H)7.72(d、2H)7.91−8.01(m、1H)8.65(s、1H)9.54(s、1H)。
実施例63:(R/S)3−{3−[(シクロブチル{4−[5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体11 150mgのカリウム[5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル](トリフルオロ)ボレート116mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによって、標題化合物17.5mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.57−1.68(m、1H)1.80−1.96(m、4H)2.03(s、3H)2.10−2.23(m、3H)2.69−2.79(m、2H)2.99−3.09(m、1H)3.78−3.87(m、1H)6.99(m、3H)7.43(t、1H)7.50−7.56(m、2H)7.70−7.79(m、2H)7.91−7.99(m、1H)8.43−8.51(m、1H)8.76−8.85(m、1H)9.50−9.59(m、1H)。
実施例64:(R/S)3−[3−({シクロブチル[4−(5−メチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体11 150mgの(5−メチルピリジン−3−イル)ボロン酸84mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによって、標題化合物22mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.55−1.66(m、1H)1.79−1.94(m、4H)2.03(s、3H)2.09−2.19(m、1H)2.36(s、3H)2.41−2.46(m、2H)2.76−2.85(m、2H)2.97−3.11(m、1H)3.76−3.85(m、1H)6.96−7.08(m、3H)7.47−7.54(m、2H)7.65−7.72(m、2H)7.84−7.92(m、1H)8.35−8.44(m、1H)8.64−8.72(m、1H)9.51−9.60(m、1H)11.99−12.33(m、1H)。
実施例65:(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロヘキシル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体12 100mgの(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸33mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによって、標題化合物41mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.73−0.89(m、1H)1.09−1.35(m、5H)1.60(m、2H)1.75(d、1H)1.90(d、1H)2.01(s、3H)2.07(d、1H)2.41(t、2H)2.79(t、2H)3.52(d、1H)6.94−7.08(m、3H)7.53(d、2H)7.76(d、2H)8.24(s、1H)8.60(d、1H)8.88(s、1H)9.53(s、1H)。
実施例66:(R/S)3−{3−[(シクロヘキシル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体12 100mgの[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸40mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによって、標題化合物39mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.73−0.90(m、1H)1.09−1.36(m、5H)1.60(m、2H)1.75(d、1H)1.90(d、1H)1.97−2.14(m、4H)2.37−2.45(m、2H)2.79(t、2H)3.53(d、1H)6.93−7.10(m、3H)7.56(d、2H)7.83(d、2H)8.47(brs、1H)8.95(s、1H)9.22(s、1H)9.57(s、1H)。
実施例67:(R/S)3−[3−({シクロヘキシル[4−(5−エトキシピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体12 100mgの3−エトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン52mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによって、標題化合物36mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.71−0.89(m、1H)1.09−1.41(m、8H)1.60(brs、2H)1.74(m、1H)1.83−1.95(m、1H)2.01(m、4H)2.36−2.46(m、2H)2.79(t、2H)3.50(d、1H)4.19(q、2H)6.95−7.09(m、3H)7.51(d、2H)7.61(brs、1H)7.72(d、2H)8.25(d、1H)8.47(s、1H)9.55(s、1H)。
実施例68:(2R/S)−3−(3−{[(2R/S)−2−シクロペンチル−2−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)−2−メチルプロパン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体13 150mgの3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリジン77mgとの反応、次に段階1.2と同様に2N NaOH/エタノールを用いるエチルエステルケン化、次にHPLCによる精製によって、標題化合物21mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.98−1.09(m、4H)1.34−1.77(m、6H)1.82−1.95(m、1H)2.03(d、3H)2.53−2.60(m、2H)2.61−2.71(m、1H)2.86−3.01(m、1H)3.56(d、1H)6.91−6.99(m、1H)7.00−7.10(m、2H)7.59(d、2H)7.83(d、2H)8.46(s、1H)8.95(s、1H)9.22(d、1H)9.53(s、1H)11.14−12.12(m、1H)。
実施例69:3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}−2−メチルプロパン酸、立体異性体1
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体13−2 250mgの[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸384mgとの反応、次にNaOH(32%)0.52g/エタノール/水(3:1)(4mL)によるエチルエステルケン化、次にHPLCによる精製によって、二つのジアステレオマーの混合物270mgを得て、それを分取キラルHPLC(方法2;溶媒:ヘキサン/エタノール75:25(体積比)+0.1%ギ酸;流量:15.5mL/分;溶液:42mg/1.5mL DCM/MeOH;注入:5×0.3mL)によって二つの立体異性体1(6.4mg、実施例69)および2(7.4mg、実施例70)に分離した。
分取キラルHPLC:Rt:6.0−6.8分。
分析HPLC、方法4:溶媒:ヘキサン/エタノール74:26(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;溶液1mg/mLエタノール/メタノール1:1、注入:5μL;Rt:2.66分。
旋光度:+15.5°(3.1mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.02(d、4H)1.33−1.77(m、6H)1.83−1.93(m、1H)2.03(s、3H)2.61−2.69(m、1H)2.89−2.99(m、1H)3.52−3.60(m、1H)6.92−6.99(m、1H)7.04(m、2H)7.59(d、2H)7.83(d、2H)8.43−8.49(m、1H)8.93−8.98(m、1H)9.20−9.25(m、1H)9.51−9.57(m、1H)。
実施例70:3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}−2−メチルプロパン酸、立体異性体2
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体13−2 250mgの[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸384mgとの反応、次にNaOH(32%)0.52g/エタノール/水(3:1)(4mL)によるエチルエステルケン化、次にHPLCによる精製によって、二つのジアステレオマーの混合物270mgを得て、それを、分取キラルHPLC(方法2;溶媒:ヘキサン/エタノール75:25(体積比)+0.1%ギ酸;流量:15.5mL/分;溶液:42mg/1.5mL DCM/MeOH;注入:5×0.3mL)によって二つの立体異性体1(6.4mg、実施例69)および2(7.4mg、実施例70)に分離した。
分取キラルHPLC:Rt:7.7−8.8分。
分析HPLC、方法4:溶媒:ヘキサン/エタノール74:26(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;溶液1mg/mLエタノール/メタノール1:1、注入:5μL;Rt:4.22分。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.03(d、Hz、4H)1.34−1.76(m、6H)1.82−1.94(m、1H)2.03(s、3H)2.63−2.69(m、1H)2.88−2.99(m、1H)3.52−3.59(m、1H)6.93−6.99(m、1H)7.04(d、2H)7.59(d、2H)7.83(d、2H)8.46(s、1H)8.95(s、1H)9.22(d、1H)9.54(s、1H)。
実施例71:3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}−2−メチルプロパン酸、立体異性体3
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体13−1 315mgの[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸148mgとの反応、次にNaOH(32%)0.63g/エタノール/水(3:1)(4.9mL)によるエチルエステルケン化、次にHPLCによる精製によって、二つのジアステレオマーの混合物220mgを得て、それを分取キラルHPLC(方法4;溶媒:ヘキサン/2−プロパノール76:24(体積比)+0.1%ギ酸;流量:15mL/分;溶液:176mg/3mL DCM/MeOH(1:1);注入:15×0.2mL)によって二つの立体異性体3(68mg、実施例71)および4(68mg、実施例72)に分離した。
分取キラルHPLC:Rt:7.6−10.5分。
分析HPLC、方法5:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール76:24(体積比)+0.1%ギ酸;流量:1mL/分;注入:5μL;Rt:2.81分。
旋光度:+43.8°(2.4mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.04(d、4H)1.35−1.74(m、6H)1.83−1.94(m、1H)2.03(s、3H)2.53−2.60(m、2H)2.62−2.69(m、1H)2.89−2.99(m、1H)3.52−3.61(m、1H)6.93−7.00(m、1H)7.02−7.07(m、2H)7.59(d、2H)7.83(d、2H)8.46(s、1H)8.95(d、1H)9.22(d、1H)9.53(s、1H)。
実施例72:3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}−2−メチルプロパン酸、立体異性体4
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体13−1 315mgの[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸148mgとの反応、次にNaOH(32%)0.63g/エタノール/水(3:1)(4.9mL)によるエチルエステルケン化、次にHPLCによる精製によって、二つのジアステレオマーの混合物220mgを得て、それを分取キラルHPLC(方法4;溶媒:ヘキサン/2−プロパノール76:24(体積比)+0.1%ギ酸;流量:15mL/分;溶液:176mg/3mL DCM/MeOH(1:1);注入:15×0.2mL)によって二つの立体異性体3(68mg、実施例71)および4(68mg、実施例72)に分離した。
分取キラルHPLC:Rt:12.6−15.5分。
分析HPLC、方法5:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール76:24(体積比)+0.1%ギ酸;流量:1mL/分;注入:5μL;Rt:5.04分。
旋光度:−12.8°(3mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.03(d、4H)1.35−1.75(m、6H)1.83−1.94(m、1H)2.03(s、3H)2.54(m、2H)2.62−2.69(m、1H)2.89−2.99(m、1H)3.55(d、1H)6.93−6.99(m、1H)7.02−7.07(m、2H)7.59(d、2H)7.83(d、2H)8.46(s、1H)8.95(d、1H)9.22(d、1H)9.53(s、1H)。
実施例73:(2R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルプロパン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体13 150mgの(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸44mgとの反応、次に段階1.2と同様にして2N NaOH/エタノールを用いるエチルエステルケン化、次にHPLCによる精製によって、標題化合物22mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.04(m、4H)1.34−1.74(m、6H)1.81−1.93(m、1H)2.03(d、3H)2.54(m、2H)2.61−2.69(m、1H)2.87−3.00(m、1H)3.50−3.60(m、1H)6.88−6.99(m、1H)7.04(d、2H)7.57(d、2H)7.77(d、2H)8.25(s、1H)8.61(d、1H)8.88(d、1H)9.52(s、1H)11.70−12.37(m、1H)。
実施例74:3−[3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルプロパン酸、立体異性体1
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体13−2 250mgの(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸97mgとの反応、次にNaOH(32%)265mg/エタノール/水(3:1)(4mL)によるエチルエステルケン化、次にHPLCによる精製によって、二つのジアステレオマーの混合物80mgを得て、それを分取キラルHPLC(方法4;溶媒:ヘキサン/エタノール75:25(体積比)+0.1%ギ酸;流量:15mL/分;溶液:70mg/2mL DCM/MeOH(1:1);注入:8×0.25mL)によって二つの立体異性体1(11.8mg、実施例74)および2(13.6mg、実施例75)に分離した。
分取キラルHPLC:Rt:7.0−9.5分。
分析HPLC、方法4:溶媒:ヘキサン/エタノール74:26(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;溶液1mg/mLエタノール/メタノール(1:1)、注入:5μL;Rt:3.61分。
旋光度:+15.5°(1.8mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.04(d、4H)1.34−1.76(m、6H)1.82−1.94(m、1H)2.03(s、3H)2.57−2.66(m、2H)2.87−2.99(m、1H)3.51−3.58(m、1H)6.92−6.99(m、1H)7.02−7.09(m、2H)7.56(d、2H)7.77(d、2H)8.25(s、1H)8.61(s、1H)8.88(d、1H)9.53(s、1H)11.98−12.24(m、1H)。
実施例75:3−[3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルプロパン酸、立体異性体2
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体13−2 250mgの(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸97mgとの反応、次にNaOH(32%)265mg/エタノール/水(3:1)(4mL)によるエチルエステルケン化、次にHPLCによる精製によって、二つのジアステレオマーの混合物80mgを得て、それを分取キラルHPLC(方法4;溶媒:ヘキサン/エタノール75:25(体積比)+0,1%ギ酸;流量:15mL/分;溶液:70mg/2mL DCM/MeOH(1:1);注入:8×0.25mL)によって二つの立体異性体2(13.6mg、実施例75)および1(11.8mg、実施例74)に分離した。
分取キラルHPLC:Rt:11.5−15.5分。
分析HPLC、方法4:溶媒:ヘキサン/エタノール74:26(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;溶液1mg/mLエタノール/メタノール(1:1)、注入:5μL;Rt:7.89分。
旋光度:−43.8°(1.3mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.03(d、4H)1.34−1.76(m、6H)1.82−1.93(m、1H)2.02(s、3H)2.58−2.67(m、2H)2.88−2.99(m、1H)3.52−3.59(m、1H)6.93−6.99(m、1H)7.02−7.08(m、2H)7.56(d、2H)7.77(d、2H)8.25(s、1H)8.61(d、1H)8.88(d、1H)9.53(s、1H)。
実施例76:3−[3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルプロパン酸、立体異性体3
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体13−1 315mgの(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸122mgとの反応、次にNaOH(32%)626mg/エタノール/水(3:1)(9.4mL)によるエチルエステルケン化、次にHPLCによる精製によって、二つのジアステレオマーの混合物220mgを得て、それを分取キラルHPLC(方法4;溶媒:ヘキサン/エタノール74:26(体積比)+0,1%ギ酸;流量:15mL/分;溶液:179mg/3mL DCM/MeOH(1:1);注入:15×0.2mL)によって二つの立体異性体3(70mg、実施例76)および4(70mg、実施例77)に分離した。
分取キラルHPLC:Rt:7.0−9.5分。
分析HPLC、方法5:溶媒:ヘキサン/エタノール74:26(体積比)+0.1%ギ酸;流量:1mL/分;注入:5μL;Rt:3.80分。
旋光度:+39.1°(2.3mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.04(d、4H)1.36−1.74(m、6H)1.82−1.93(m、1H)2.03(s、3H)2.53−2.66(m、3H)2.88−2.99(m、1H)3.51−3.59(m、1H)6.93−6.99(m、1H)7.02−7.07(m、2H)7.56(d、2H)7.77(d、2H)8.21−8.28(m、1H)8.61(d、1H)8.88(d、1H)9.52(s、1H)。
実施例77:3−[3−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルプロパン酸、立体異性体4
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体13−1 315mgの(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸122mgとの反応、次にNaOH(32%)626mg/エタノール/水(3:1)(9.4mL)によるエチルエステルケン化、次にHPLCによる精製によって、二つのジアステレオマーの混合物220mgを得て、それを分取キラルHPLC(方法4;溶媒:ヘキサン/エタノール74:26(体積比)+0,1%ギ酸;流量:15mL/分;溶液:179mg/3mL DCM/MeOH(1:1);注入:15×0.2mL)によって二つの立体異性体4(70mg、実施例77)および3(70mg、実施例76)に分離した。
分取キラルHPLC:Rt:11.5−15.5分。
分析HPLC、方法5:溶媒:ヘキサン/エタノール74:26(体積比)+0.1%ギ酸;流量:1mL/分;注入:5μL;Rt:8.38分。
旋光度:−15.5°(3.2mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.03(d、4H)1.34−1.74(m、6H)1.82−1.93(m、1H)2.03(s、3H)2.53(m、3H)2.90−2.99(m、1H)3.55(d、1H)6.93−6.99(m、1H)7.00−7.07(m、2H)7.56(d、2H)7.77(d、2H)8.25(t、1H)8.61(d、1H)8.88(d、1H)9.52(s、1H)。
実施例78:(2R/2S)−3−[3−({(2R/2S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5,6−ジメチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルプロパン酸
段階78.1:(2E)−3−[3−({(2R)−2−シクロペンチル−2−[4−(5,6−ジメチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルアクリル酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体14 177mgの2,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン127mgとの反応、次にNaOH(32%)195mg/エタノール/水(3:1)(6mL)によるエチルエステルケン化によって、標題化合物50mgを化合物混合物の主要化合物として得た。
段階78.2:(2R/2S)−3−[3−({(2R/2S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5,6−ジメチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルプロパン酸
粗メチルアクリル酸78.1 50mgを、THF/メタノール1:1 10mLに溶かし、パラジウム/活性炭(10%)50mgを加え、反応混合物を1バール水素雰囲気下に室温で変換完了するまで撹拌した。触媒を濾去し、濾液を溶媒留去して乾固させ、分取HPLCによって精製して、標題化合物17.2mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.03(dd、4H)1.33−1.75(m、6H)1.82−1.93(m、1H)2.03(d、3H)2.31(s、3H)2.45(s、3H)2.58−2.66(m、2H)2.87−2.99(m、1H)3.47−3.56(m、1H)6.93−6.98(m、1H)7.04(s、2H)7.52(d、2H)7.66(d、2H)7.78−7.85(m、1H)8.54−8.59(m、1H)9.44−9.55(m、1H)。
実施例79:(2R/2S)−3−[3−({(2R/2S)−2−シクロペンチル−2−[4−(6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルプロパン酸
段階79.1:(2E)−3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルアクリル酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体14 85mgの3−クロロ−2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン66mgとの反応、次にNaOH(32%)164mg/エタノール/水(3:1)(6mL)によるエチルエステルケン化によって、標題化合物58mgを化合物混合物の主要化合物としてを得た。
段階79.2:(2R/2S)−3−[3−({(2R/2S)−2−シクロペンチル−2−[4−(6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルプロパン酸
粗メチルアクリル酸79.1 58mgをTHF/メタノール1:1(10mL)に溶かし、パラジウム/活性炭(10%)50mgを加え、反応混合物を1バール水素雰囲気下に室温で変換完了するまで撹拌した。触媒を濾去し、濾液を溶媒留去して乾固させ、分取HPLCによって精製して、標題化合物18mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.03(d、4H)1.34−1.75(m、6H)1.79−1.93(m、1H)2.03(d、3H)2.56−2.65(m、3H)2.87−3.00(m、1H)3.47−3.58(m、1H)6.92−6.99(m、1H)7.04(s、2H)7.30−7.36(m、1H)7.54(s、2H)7.66(s、2H)7.92−8.01(m、1H)8.72−8.79(m、1H)9.47−9.57(m、1H)。
実施例80:(2R/2S)−3−(3−{[(2R/2S)−2−シクロペンチル−2−{4−[5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)−2−メチルプロパン酸
段階80.1:(2E)−3−(3−{[(2R)−2−シクロペンチル−2−{4−[5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)−2−メチルアクリル酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体14 177mgのカリウム[5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル](トリフルオロ)ボレート137mgとの反応、次にNaOH(32%)182mg/エタノール/水(3:1)(5.6mL)によるエチルエステルケン化によって、標題化合物70mgを化合物混合物の主要化合物として得た。
段階80.2:(2R/2S)−3−(3−{[(2R/2S)−2−シクロペンチル−2−{4−[5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)−2−メチルプロパン酸
粗メチルアクリル酸79.1 70mgをTHF/メタノール1:1(10mL)に溶かし、パラジウム/活性炭(10%)50mgを加え、反応混合物を1バール水素雰囲気下に室温で変換完了するまで撹拌した。触媒を濾去し、濾液を溶媒留去して乾固させ、分取HPLCによって精製して、標題化合物19mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.97(dd、4H)1.34−1.74(m、6H)1.82−1.93(m、1H)2.03(s、3H)2.38−2.47(m、2H)2.58−2.66(m、1H)2.91−2.98(m、1H)3.55(d、1H)6.91−7.05(m、3H)7.23−7.64(m、3H)7.76(d、2H)7.95(s、3H)8.47(d、1H)8.81(d、1H)9.54(s、1H)。
実施例81:(2R/2S)−3−[3−({(2R/2S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−メチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルプロパン酸
段階81.1:(2E)−3−[3−({(2R)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−メチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルアクリル酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体14 177mgの(5−メチルピリジン−3−イル)ボロン酸75mgとの反応、次にNaOH(32%)351mg/エタノール/水(3:1)(6mL)によるエチルエステルケン化によって、標題化合物80mgを化合物混合物の主要化合物として得た。
段階81.2:(2R/2S)−3−[3−({(2R/2S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−メチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルプロパン酸
粗メチルアクリル酸81.1 80mgをTHF/メタノール1:1(10mL)に溶かし、パラジウム/活性炭(10%)50mgを加え、反応混合物を1バール水素雰囲気下に室温で変換完了するまで撹拌した。触媒を濾去し、濾液を溶媒留去して乾固させ、分取HPLCによって精製して、標題化合物6.3mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.04(dd、4H)1.33−1.76(m、6H)1.81−1.94(m、1H)2.03(d、3H)2.37(s、3H)2.58−2.66(m、2H)2.86−3.00(m、1H)3.49−3.59(m、1H)6.91−6.98(m、1H)7.05(s、2H)7.55(s、2H)7.69(d、2H)7.87−7.95(m、1H)8.34−8.43(m、1H)8.67−8.73(m、1H)9.48−9.57(m、1H)11.91−12.31(m、1H)。
実施例82:(2R/2S)−3−[3−({(2R/2S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−フルオロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルプロパン酸
段階82.1:(2E)−3−[3−({(2R/2S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−フルオロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルアクリル酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体14 85mgの(5−フルオロ−6−メチルピリジン−3−イル)ボロン酸41mgとの反応、次にNaOH(32%)73mg/エタノール/水(3:1)(4mL)によるエチルエステルケン化によって、標題化合物16mgを化合物混合物の主要化合物として得た。
段階82.2:(2R/2S)−3−[3−({(2R/2S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−フルオロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルプロパン酸
粗メチルアクリル酸82.1 16mgをTHF/メタノール1:1(10mL)に溶かし、パラジウム/活性炭(10%)50mgを加え、反応混合物を1バール水素雰囲気下に室温で変換完了するまで撹拌した。触媒を濾去し、濾液を溶媒留去して乾固させ、分取HPLCによって精製して、標題化合物5.1mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.99−1.08(m、4H)1.30−1.74(m、6H)1.81−1.93(m、1H)2.03(d、3H)2.54(s、3H)2.59−2.65(m、2H)2.87−2.98(m、1H)3.50−3.58(m、1H)6.90−6.99(m、1H)7.00−7.10(m、2H)7.50−7.61(m、2H)7.70−7.78(m、2H)7.93−8.04(m、1H)8.61−8.71(m、1H)9.49−9.57(m、1H)11.94−12.38(m、1H)。
実施例83:3−[3−({[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルプロパン酸、立体異性体1
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体13−2 250mgの3−クロロ−2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン156mgとの反応、次にNaOH(32%)141mg/エタノール/水(3:1)(4mL)によるエチルエステルケン化、次にHPLCによる精製によって、二つのジアステレオマーの混合物30mgを得て、それを分取キラルHPLC(方法4;溶媒:ヘキサン/エタノール75:25(体積比)+0,1%ギ酸;流量:15mL/分;溶液:30mg/2mL DCM/MeOH(1:1);注入:4×0.5mL)によって二つの立体異性体1(6.3mg、実施例83)および2(5.7mg、実施例84)に分離した。
分取キラルHPLC:Rt:9.0−12.5分。
分析HPLC、方法4:溶媒:ヘキサン/エタノール74:26(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;溶液1mg/mLエタノール/メタノール(1:1)、注入:5μL;Rt:3.39分。
旋光度:+18.3°(1.4mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.02(m、4H)1.34−1.75(m、6H)1.82−1.93(m、1H)2.02(s、3H)2.58(s、3H)2.60−2.66(m、2H)2.87−2.99(m、1H)3.49−3.58(m、1H)6.91−7.09(m、3H)7.54(d、2H)7.73(d、2H)8.17(d、1H)8.75(d、1H)9.52(s、1H)。
実施例84:3−[3−({[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−2−メチルプロパン酸、立体異性体2
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体13−2 250mgの3−クロロ−2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン156mgとの反応、次にNaOH(32%)141mg/エタノール/水(3:1)(4mL)によるエチルエステルケン化、次にHPLCによる精製によって、二つのジアステレオマーの混合物30mgを得て、それを分取キラルHPLC(方法4;溶媒:ヘキサン/エタノール75:25(体積比)+0.1%ギ酸;流量:15mL/分;溶液:30mg/2mL DCM/MeOH(1:1);注入:4×0.5mL)によって二つの立体異性体2(5.7mg、実施例84)および1(6.3mg、実施例83)に分離した。
分取キラルHPLC:Rt:15.1−19.0分。
分析HPLC、方法4:溶媒:ヘキサン/エタノール74:26(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;溶液1mg/mLエタノール/メタノール(1:1)、注入:5μL;Rt:6.85分。
旋光度:−40.3°(1.2mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.03(d、4H)1.35−1.73(m、6H)1.81−1.92(m、1H)2.03(s、3H)2.58(s、5H)2.88−2.99(m、1H)3.49−3.57(m、1H)7.04(m、3H)7.56(s、2H)7.73(s、2H)8.14−8.20(m、1H)8.71−8.79(m、1H)9.47−9.56(m、1H)。
実施例85:(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体15 150mgの5−クロロピリジン−3−ボロン酸50.5mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによって、標題化合物65mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.97−1.07(m、1H)1.12(t、3H)1.35−1.74(m、6H)1.82−1.94(m、1H)2.07(d、3H)2.62(m、2H)3.39(m、2H)3.55(d、1H)6.95−7.11(m、3H)7.56(d、2H)7.77(d、2H)8.26(s、1H)8.61(d、1H)8.88(s、1H)9.56(s、1H)。
実施例86:3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸、立体異性体1
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体15 1200mgの5−クロロピリジン−3−ボロン酸550mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによって、実施例85 850mgを得て、それを分取キラルHPLCによって四つの立体異性体(実施例86/87/88/89)に分離した。第1のHPLC分離(方法5;溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%ギ酸;流量:50mL/分;溶液:850mg/7mL DCM/MeOH;注入:7×1mL)によって、実施例86/87混合物337mgならびに実施例88 175mgおよび実施例89 155mgを得た。第2のHPLC分離(方法4;溶媒:ヘキサン/エタノール70:30(体積比)+0.1%ギ酸;流量:50mL/分;溶液:337mg/6mL DCM/MeOH;注入:6×1mL)によって、実施例86 95mgおよび実施例87 110mgを得た。
分取キラルHPLC、方法4:Rt:5.4−6.9分。
分析HPLC、方法3:溶媒:ヘキサン/エタノール70:30(体積比)+0.1%ギ酸;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:3.38分。
旋光度:+35.3°(5.0mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.97−1.07(m、1H)1.08−1.18(m、3H)1.33−1.74(m、6H)1.81−1.94(m、1H)2.08(s、3H)2.58−2.68(m、1H)3.37−3.47(m、2H)3.49−3.61(m、1H)6.94−7.12(m、3H)7.56(d、2H)7.77(d、2H)8.26(t、1H)8.61(d、1H)8.88(d、1H)9.55(s、1H)11.58−12.29(m、1H)。
実施例87:3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸、立体異性体2
分取キラルHPLC、方法4:Rt:7.0−9.1分。
分析HPLC、方法3:溶媒:ヘキサン/エタノール70:30(体積比)+0.1%ギ酸;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:4.84分。
旋光度:−29.9°(5.0mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.94−1.06(m、1H)1.07−1.17(m、3H)1.33−1.75(m、6H)1.79−1.96(m、1H)2.06(s、3H)2.57−2.70(m、1H)3.38(m、2H)3.53(d、1H)6.96−7.14(m、3H)7.56(d、2H)7.77(d、2H)8.26(t、1H)8.61(d、1H)8.88(d、1H)9.55(s、1H)11.71−12.31(m、1H)。
実施例88:3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸、立体異性体3
分取キラルHPLC、方法5:Rt:7.0−9.3分。
分析HPLC、方法3:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%ギ酸;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:4.18分。
旋光度:+29.3°(5.0mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.98−1.06(m、1H)1.13(m、3H)1.34−1.77(m、6H)1.81−1.95(m、1H)2.06(s、3H)2.58−2.70(m、1H)3.38(m、2H)3.53(d、1H)6.96−7.12(m、3H)7.56(d、2H)7.77(d、2H)8.26(t、1H)8.61(d、1H)8.88(d、1H)9.55(s、1H)11.83−12.26(m、1H)。
実施例89:3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸、立体異性体4
分取キラルHPLC、方法5:Rt:9.3−12.5分。
分析HPLC、方法3:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%ギ酸;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:5.93分。
旋光度:−30.6°(5.0mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm0.98−1.07(m、1H)1.14(d、3H)1.34−1.75(m、6H)1.81−1.95(m、1H)2.08(s、3H)2.57−2.70(m、2H)3.36−3.46(m、2H)3.50−3.60(m、1H)6.95−7.12(m、3H)7.56(d、2H)7.77(d、2H)8.26(s、1H)8.61(d、1H)8.88(d、1H)9.55(s、1H)11.83−12.25(m、1H)。
実施例90:(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−エトキシピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体15 150mgの3−エトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン80mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによって、標題化合物52mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm1.03(m、1H)1.13(t、3H)1.37(t、3H)1.41−1.75(m、6H)1.88(m、1H)2.07(d、3H)2.41−2.47(m、2H)2.63(d、1H)3.40(m、1H)3.54(d、1H)4.20(q、2H)7.01(dd、1H)7.04−7.10(m、2H)7.54(d、2H)7.61(s、1H)7.72(d、2H)8.25(d、1H)8.48(d、1H)9.55(s、1H)。
実施例91:(3R/S)−3−(3−{[(2R/S)−2−シクロペンチル−2−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ブタン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体15 150mgの3[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸61mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによって、標題化合物75mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.98−1.07(m、1H)1.13(t、3H)1.35−1.75(m、6H)1.83−1.94(m、1H)2.07(d、3H)2.46(d、2H)2.60−2.69(m、1H)3.40(d、1H)3.56(d、1H)7.00(brs、1H)7.07(s、2H)7.59(d、2H)7.83(d、2H)8.46(s、1H)8.95(s、1H)9.22(s、1H)9.54(s、1H)。
実施例92:(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−エチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体15 75mgの(5−エチルピリジン−3−イル)ボロン酸33mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物32mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.93−1.08(m、1H)1.13(t、3H)1.25(t、3H)1.33−1.77(m、6H)1.79−1.95(m、1H)2.00−2.14(m、3H)2.69(m、3H)3.51−3.59(m、1H)6.95−7.14(m、3H)7.50−7.60(m、2H)7.70(d、2H)7.92(s、1H)8.43(d、1H)8.71(d、1H)9.54(s、1H)11.47−12.28(m、1H)。
実施例93:(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5,6−ジメチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体15 75mgの2,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン51mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物25mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.97−1.08(m、1H)1.10−1.17(m、3H)1.33−1.76(m、6H)1.82−1.93(m、1H)2.07(d、3H)2.31(s、3H)2.45(s、3H)2.58−2.71(m、1H)3.49−3.58(m、1H)6.94−7.14(m、3H)7.52(d、2H)7.66(d、2H)7.82(d、1H)8.56(d、1H)9.53(s、1H)11.67−12.28(m、1H)。
実施例94:(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−メチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体15 75mgの(5−メチルピリジン−3−イル)ボロン酸30mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物28mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.95−1.08(m、1H)1.13(t、3H)1.34−1.77(m、6H)1.82−1.94(m、1H)2.07(d、3H)2.34−2.40(m、3H)2.59−2.70(m、1H)3.48−3.59(m、1H)6.93−7.13(m、3H)7.54(d、2H)7.69(d、2H)7.90(s、1H)8.40(d、1H)8.69(d、1H)9.54(s、1H)11.59−12.33(m、1H)。
実施例95:(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−フルオロピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体15 75mgの(5−フルオロピリジン−3−イル)ボロン酸31mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物29mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.97−1.08(m、1H)1.13(t、3H)1.33−1.77(m、6H)1.82−1.94(m、1H)2.07(d、3H)2.59−2.70(m、1H)3.51−3.59(m、1H)6.94−7.15(m、3H)7.57(d、2H)7.77(d、2H)8.03−8.12(m、1H)8.56(d、1H)8.82(s、1H)9.55(s、1H)11.30−12.38(m、1H)。
実施例96:(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−[4−(5−フルオロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体15 75mgの(5−フルオロ−6−メチルピリジン−3−イル)ボロン酸68mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物11mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.95−1.08(m、1H)1.13(t、3H)1.33−1.74(m、6H)1.81−1.94(m、1H)2.07(d、3H)2.58−2.66(m、1H)3.49−3.58(m、1H)6.96−7.04(m、1H)7.05−7.12(m、2H)7.54(d、2H)7.73(d、2H)7.92−8.03(m、1H)8.66(s、1H)9.54(s、1H)11.60−12.25(m、1H)。
実施例97:(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体15 75mgの3−クロロ−2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン55mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物38mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.97−1.07(m、1H)1.09−1.18(m、3H)1.31−1.76(m、6H)1.81−1.92(m、1H)2.03−2.12(m、3H)2.58(s、3H)2.61−2.70(m、1H)3.50−3.56(m、1H)6.96−7.04(m、1H)7.04−7.13(m、2H)7.52−7.60(m、2H)7.70−7.79(m、2H)8.15−8.22(m、1H)8.73−8.80(m、1H)9.50−9.58(m、1H)。
実施例98:(3R/S)−3−(3−{[(2R/S)−2−シクロペンチル−2−{4−[5−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ブタン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体15 75mgの[5−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸38mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物32mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.98−1.08(m、1H)1.09−1.17(m、3H)1.35−1.75(m、6H)1.82−1.93(m、1H)2.07(d、3H)2.60−2.71(m、1H)3.55(d、1H)6.97−7.14(m、3H)7.18−7.39(m、1H)7.58(d、2H)7.78(d、2H)8.27(s、1H)8.77(d、1H)9.09(d、1H)9.55(s、1H)。
実施例99:(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ペンタン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体16 75mgの(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸36mgとの反応、次にNaOH(32%)193mg/メタノール/水(5.5mL/2.6mL)によるメチルエステルケン化、次にHPLCによる精製によって、標題化合物25mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.61−0.75(m、3H)0.96−1.08(m、1H)1.59(m、8H)1.82−1.93(m、1H)2.07(d、3H)2.38−2.47(m、1H)2.59−2.69(m、1H)3.51−3.58(m、1H)6.97−7.13(m、3H)7.56(d、2H)7.77(dd、2H)8.25(t、1H)8.61(d、1H)8.88(d、1H)9.55(d、1H)。
実施例100:3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ペンタン酸、立体異性体1
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体16 310mgの(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸150mgとの反応、次にNaOH(32%)958mg/THF/エタノール/水(3:3:1)(21mL)によるメチルエステルケン化によって、実施例99 360mgを得て、それを分取キラルHPLCによって四つの立体異性体(実施例100/101/102/103)に分離した。」第1のHPLC分離(方法6;溶媒:ヘキサン/エタノール70:30(体積比)+0.1%ギ酸;流量:25mL/分;溶液:360mg/3.75mL DCM/MeOH;注入:15×0.25mL)によって、実施例100 72mgおよび実施例101 75mgならびに中実施例102/103混合物128mgを得た。第2のHPLC分離(方法4;溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%ギ酸;流量:20mL/分;溶液:128mg/2.5mL DCM/MeOH;注入:5×0.5mL)によって、実施例102 57mgおよび実施例103 55mgを得た。
分取キラルHPLC、方法6:Rt:8.8−9.5分。
分析HPLC、方法6:溶媒:ヘキサン/エタノール70:30(体積比)+0.1%ギ酸;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:4.69分。
旋光度:−52.6°(1.8mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.68(t、3H)0.94−1.09(m、1H)1.31−1.76(m、8H)1.81−1.94(m、1H)2.07(s、3H)2.60−2.71(m、1H)3.47−3.62(m、1H)7.03(s、3H)7.57(d、2H)7.77(d、2H)8.25(s、1H)8.61(d、1H)8.88(d、1H)9.53(s、1H)11.64−12.19(m、1H)。
実施例101:3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ペンタン酸、立体異性体2
分取キラルHPLC、方法6:Rt:9.5−10.5分。
分析HPLC、方法6:溶媒:ヘキサン/エタノール70:30(体積比)+0.1%ギ酸;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:5.69分。
旋光度:+55.0°(2.5mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.70(t、3H)0.98−1.07(m、1H)1.33−1.73(m、8H)1.82−1.96(m、1H)2.08(s、3H)2.59−2.71(m、1H)3.53(d、1H)6.96−7.13(m、3H)7.56(d、2H)7.77(d、2H)8.25(t、1H)8.61(d、1H)8.88(d、1H)9.53(s、1H)11.65−12.22(m、1H)。
実施例102:3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ペンタン酸、立体異性体3
分取キラルHPLC、方法4:Rt:5.3−6.7分。
分析HPLC、方法7:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%ギ酸;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:2.41分。
旋光度:+53.6°(2.3mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.68(t、3H)0.98−1.08(m、1H)1.60(m、8H)1.82−1.94(m、1H)2.07(s、3H)2.59−2.69(m、1H)3.55(d、1H)7.06(dd、3H)7.57(d、2H)7.77(d、2H)8.25(t、1H)8.61(d、1H)8.88(d、1H)9.53(s、1H)11.74−12.17(m、1H)。
実施例103:3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ペンタン酸、立体異性体4
分取キラルHPLC、方法4:Rt:8.0−10.0分。
分析HPLC、方法7:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%ギ酸;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:3.97分。
旋光度:−56.4°(3.1mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.70(t、3H)0.97−1.07(m、1H)1.36−1.74(m、8H)1.83−1.94(m、1H)2.08(s、3H)2.60−2.71(m、1H)3.54(d、1H)6.95−7.13(m、3H)7.56(d、2H)7.77(d、2H)8.25(t、1H)8.60(d、1H)8.88(d、1H)9.53(s、1H)11.69−12.17(m、1H)。
実施例104:(3R/S)−3−[3−({(2RS)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−メチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ペンタン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体16 75mgの(5−メチルピリジン−3−イル)ボロン酸32mgとの反応、次にNaOH(32%)200mg/メタノール/水(3:1)(11mL)によるメチルエステルケン化、次にHPLCによる精製によって、標題化合物22mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.69(d、3H)0.97−1.09(m、1H)1.34−1.73(m、8H)1.82−1.93(m、1H)2.07(d、3H)2.37(s、3H)2.60−2.68(m、1H)3.49−3.57(m、1H)7.04(d、3H)7.55(d、2H)7.69(dd、2H)7.90(s、1H)8.40(d、1H)8.69(d、1H)9.50−9.55(m、1H)。
実施例105:(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−エチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ペンタン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体16 75mgの(5−エチルピリジン−3−イル)ボロン酸35mgとの反応、次にNaOH(32%)190mg/メタノール/水(5.6mL/2.7mL)によるメチルエステルケン化、次にHPLCによる精製によって、標題化合物16mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.69(d、3H)0.99−1.07(m、1H)1.25(t、3H)1.34−1.74(m、8H)1.82−1.94(m、1H)2.07(d、3H)2.39−2.48(m、1H)2.69(d、3H)3.49−3.58(m、1H)7.05(s、3H)7.55(d、2H)7.70(dd、2H)7.91(s、1H)8.39−8.48(m、1H)8.67−8.76(m、1H)9.48−9.57(m、1H)11.63−12.25(m、1H)。
実施例106:3−[3−({[4−(5−フルオロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ペンタン酸、立体異性体4
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体16 75mgの(5−フルオロピリジン−3−イル)ボロン酸33mgとの反応、次にNaOH(32%)199mg/メタノール/水(5.7mL/2.7mL)によるメチルエステルケン化、次にHPLCによる精製によって、標題化合物32mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.63−0.74(m、3H)0.96−1.08(m、1H)1.34−1.73(m、8H)1.83−1.93(m、1H)2.07(d、3H)2.38−2.47(m、1H)2.60−2.68(m、1H)3.54(d、1H)6.97−7.12(m、3H)7.57(d、2H)7.77(dd、2H)8.07(d、1H)8.56(d、1H)8.81(s、1H)9.55(s、1H)。
実施例107:(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−エトキシピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ペンタン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体16 75mgの(5−エトキシピリジン−3−イル)ボロン酸39mgとの反応、次にNaOH(32%)189mg/メタノール/水(5.4mL/2.6mL)によるメチルエステルケン化、次にHPLCによる精製によって、標題化合物38mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.97−1.07(m、1H)1.37(t、3H)1.58(d、8H)1.82−1.92(m、1H)2.08(d、3H)2.35−2.44(m、1H)2.59−2.68(m、1H)3.54(d、1H)4.20(d、2H)7.05(dd、3H)7.54(d、2H)7.59−7.63(m、1H)7.72(dd、2H)8.25(d、1H)8.48(d、1H)9.53(d、1H)。
実施例108:(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−3−シクロプロピルプロパン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体17 75mgの3−クロロ−2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン53mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物36mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm−0.09−0.05(m、1H)0.11−0.34(m、2H)0.39−0.53(m、1H)0.96−1.10(m、2H)1.33−1.74(m、6H)1.80−1.93(m、1H)2.03(d、3H)2.58(s、3H)2.63−2.75(m、2H)3.51(s、1H)6.96−7.04(m、1H)7.05−7.13(m、1H)7.16(s、1H)7.54(d、2H)7.74(d、2H)8.18(d、1H)8.75(s、1H)9.53(s、1H)。
実施例109:(3R/S)−3−(3−{[(2R/S)−2−シクロペンチル−2−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)−3−シクロプロピルプロパン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体17 75mgの[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸40mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物35mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm−0.06−0.03(m、1H)0.13−0.21(m、1H)0.23−0.32(m、1H)0.41−0.52(m、1H)0.97−1.10(m、2H)1.35−1.74(m、6H)1.82−1.93(m、1H)2.03(d、3H)2.58(m、2H)2.60−2.68(m、1H)2.69−2.77(m、1H)3.54(d、1H)6.98−7.05(m、1H)7.06−7.12(m、1H)7.16(s、1H)7.59(d、2H)7.83(dd、2H)8.46(s、1H)8.95(s、1H)9.22(s、1H)9.54(s、1H)。
実施例110:(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−3−シクロプロピルプロパン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体17 75mgの(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸33mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物29mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm−0.08−0.04(m、1H)0.12−0.22(m、1H)0.22−0.33(m、1H)0.42−0.52(m、1H)0.98−1.11(m、2H)1.34−1.73(m、6H)1.81−1.93(m、1H)2.03(d、3H)2.56−2.68(m、3H)2.69−2.76(m、1H)3.51−3.57(d、1H)6.98−7.05(m、1H)7.05−7.13(m、1H)7.15−7.21(m、1H)7.56(d、2H)7.76(m、2H)8.22−8.28(m、1H)8.58−8.63(m、1H)8.86−8.91(m、1H)9.52−9.56(m、1H)。
実施例111:(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−エトキシピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−3−シクロプロピルプロパン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体17 75mgの(5−エトキシピリジン−3−イル)ボロン酸(35mg)との反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物29mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm−0.07−0.04(m、1H)0.13−0.21(m、1H)0.22−0.31(m、1H)0.42−0.51(m、1H)0.98−1.09(m、2H)1.37(m、9H)1.82−1.93(m、1H)2.00−2.06(m、3H)2.56−2.65(m、3H)2.70−2.77(m、1H)3.50−3.56(d、1H)4.15−4.24(m、2H)6.98−7.04(m、1H)7.05−7.12(m、1H)7.14−7.20(m、1H)7.55(s、2H)7.59−7.63(m、1H)7.68−7.74(m、2H)8.24−8.27(m、1H)8.46−8.49(m、1H)9.50−9.54(m、1H)。
実施例112:(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−フルオロピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−3−シクロプロピルプロパン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体17 75mgの(5−フルオロピリジン−3−イル)ボロン酸29mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物29mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm−0.08−0.04(m、1H)0.12−0.32(m、2H)0.40−0.52(m、1H)0.97−1.10(m、2H)1.35−1.73(m、6H)1.80−1.94(m、1H)2.03(d、3H)2.58(m、3H)2.70−2.77(m、1H)3.54(d、1H)6.96−7.05(m、1H)7.09(s、1H)7.16(s、1H)7.56(d、2H)7.77(d、2H)8.03−8.12(m、1H)8.56(d、1H)8.81(s、1H)9.55(s、1H)。
実施例113:(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−メチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−3−シクロプロピルプロパン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体17 75mgの(5−メチルピリジン−3−イル)ボロン酸29mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物22mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm−0.09−0.05(m、1H)0.12−0.32(m、2H)0.40−0.53(m、1H)0.96−1.11(m、2H)1.33−1.75(m、6H)1.81−1.93(m、1H)2.03(d、3H)2.37(s、3H)2.59(m、3H)2.70−2.75(m、1H)3.50−3.56(d、1H)6.98−7.04(m、1H)7.10(m、1H)7.15−7.20(m、1H)7.54(d、2H)7.69(d、2H)7.89−7.95(m、1H)8.38−8.43(m、1H)8.67−8.73(m、1H)9.53(s、1H)11.90−12.06(m、1H)。
実施例114:(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−エチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−3−シクロプロピルプロパン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体17 75mgの(5−エチルピリジン−3−イル)ボロン酸31mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物33mgを得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm−0.08−0.03(m、1H)0.12−0.31(m、2H)0.40−0.52(m、1H)0.97−1.09(m、2H)1.25(t、3H)1.33−1.73(m、6H)1.80−1.93(m、1H)2.03(d、3H)2.58(m、2H)2.63−2.75(m、4H)3.52(d、1H)6.96−7.04(m、1H)7.09(s、1H)7.16(s、1H)7.54(d、2H)7.69(d、2H)7.91(s、1H)8.42(s、1H)8.71(s、1H)9.53(s、1H)。
実施例115:(3R/S)−3−(3−{[(2R/S)−2−シクロペンチル−2−{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ブタン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体18 330mgの[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸154mgとの反応、次にNaOH(32%)186mg/エタノール/水(7.5mL/2.5mL)によるメチルエステルケン化、次にHPLCによる精製によって、標題化合物230mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.99−1.10(m、1H)1.15(t、3H)1.36−1.76(m、6H)1.82−1.96(m、1H)2.10(d、3H)2.59−2.71(m、1H)3.42(m、1H)3.61(d、1H)7.04(dd、1H)7.07−7.15(m、2H)7.38−7.48(m、2H)7.71(t、1H)8.40(s、1H)9.02(d、1H)9.10(s、1H)9.61(s、1H)11.91−12.21(m、1H)。
実施例116:3−{3−[(シクロペンチル{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}ブタン酸、立体異性体1
実施例115 230mgを、分取キラルHPLCによって四つの立体異性体(実施例116/117/118/119)に分離した。第1のHPLC分離(方法6;溶媒:ヘキサン/エタノール70:30(体積比)+0,1%ギ酸;流量:25mL/分;溶液:230mg/3.0mL DCM/MeOH;注入:10×0.3mL)によって、実施例116 46mgおよび実施例117/118/119混合物142mgを得た。第2のHPLC分離(方法4;溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%ギ酸;流量:20mL/分;溶液:142mg/2.4mL DCM/MeOH;注入:4×0.6mL)によって、実施例117 44mgおよび実施例118/119混合物92mgを得た。第3のHPLC分離(方法5;溶媒:ヘキサン/2−プロパノール80:20(体積比)+0.1%ギ酸;流量:25mL/分;溶液:92mg/2.0mL DCM/MeOH;注入:2×1.0mL)によって、実施例118 30mgおよび実施例119 25mgを得た。
分取キラルHPLC、方法6:Rt:8.3−9.5分。
分析HPLC、方法6:溶媒:ヘキサン/エタノール80:20(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:6.00分。
旋光度:−46.0°(3.2mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.02−1.09(m、1H)1.10−1.17(m、3H)1.35−1.75(m、6H)1.81−1.95(m、1H)2.09(s、3H)2.61−2.68(m、1H)3.38−3.45(m、1H)3.60(d、1H)7.04(s、1H)7.06−7.15(m、2H)7.38−7.51(m、2H)7.71(s、1H)8.39(s、1H)9.01(s、1H)9.09(s、1H)9.60(s、1H)11.76−12.24(m、1H)。
実施例117:3−{3−[(シクロペンチル{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}ブタン酸、立体異性体2
分取キラルHPLC、方法4:Rt:6.2−8.0分。
分析HPLC、方法7:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール80:20(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:4.59分。
旋光度:−40.5°(2.8mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.02−1.09(m、1H)1.15(d、3H)1.34−1.76(m、6H)1.81−1.94(m、1H)2.10(s、3H)2.62−2.69(m、1H)3.39−3.45(m、1H)3.56−3.65(m、1H)6.97−7.05(m、1H)7.06−7.15(m、2H)7.36−7.51(m、2H)7.71(s、1H)8.40(s、1H)9.01(d、1H)9.09(s、1H)9.60(s、1H)11.62−12.20(m、1H)。
実施例118:3−{3−[(シクロペンチル{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}ブタン酸、立体異性体3
分取キラルHPLC、方法5:Rt:2.5−3.7分。
分析HPLC、方法8:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール80:20(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:1.84分。
旋光度:+55.4°(2.2mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.01−1.09(m、1H)1.15(d、3H)1.60(m、6H)1.81−1.95(m、1H)2.10(s、3H)2.61−2.69(m、1H)3.41(m、1H)3.60(d、1H)7.02(d、1H)7.06−7.15(m、2H)7.38−7.51(m、2H)7.71(s、1H)8.40(s、1H)9.01(d、1H)9.09(s、1H)9.60(s、1H)11.84−12.22(m、1H)。
実施例119:3−{3−[(シクロペンチル{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}ブタン酸、立体異性体4
分取キラルHPLC、方法5:Rt:5.1−6.4分。
分析HPLC、方法8:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール80:20(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:4.23分。
旋光度:+55.2°(2.7mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.02−1.09(m、1H)1.13(d、3H)1.60(m、7H)1.83−1.94(m、1H)2.09(s、3H)2.61−2.68(m、1H)3.38−3.44(m、1H)3.60(d、1H)7.04(d、1H)7.06−7.16(m、2H)7.38−7.51(m、2H)7.71(s、1H)8.40(s、1H)9.01(s、1H)9.09(s、1H)9.60(s、1H)11.78−12.31(m、1H)。
実施例120:(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体18 330mgの3−クロロ−2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン205mgとの反応、次にNaOH(32%)372mg/エタノール/水(7.5mL/2.5mL)によるメチルエステルケン化、次にHPLCによる精製によって、標題化合物130mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm0.99−1.08(m、1H)1.14(t3H)1.33−1.75(m、6H)1.81−1.93(m、1H)2.09(d、3H)2.60(s、4H)3.54−3.62(d、1H)6.97−7.05(m、1H)7.06−7.14(m、2H)7.39(d、2H)7.62(s、1H)8.08(s、1H)8.60−8.66(m、1H)9.59(s、1H)11.76−12.28(m、1H)。
実施例121:3−[3−({[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸、立体異性体1
実施例120 130mgを、分取キラルHPLCによって四つの立体異性体(実施例121/122/123/124)に分離した。第1のHPLC分離(方法5;溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%ギ酸;流量:50mL/分;溶液:130mg/3.0mL DCM/MeOH;注入:3×1.0mL)によって、実施例121 28mg、実施例122 28mgおよび実施例123/124混合物64mgを得た。第2のHPLC分離(方法4;溶媒:ヘキサン/2−プロパノール80:20(体積比)+0.1%ギ酸;流量:50mL/分;溶液:64mg/2.0mL DCM/MeOH;注入:2×1.0mL)によって、実施例123 20mgおよび実施例124 19mgを得た。
分取キラルHPLC、方法5:Rt:6.7−8.4分。
分析HPLC、方法8:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:4.49分。
旋光度:+36.6°(1.4mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.02−1.08(m、1H)1.13(d、3H)1.34−1.75(m、6H)1.82−1.92(m、1H)2.08(s、3H)2.47(s、1H)2.60(m、4H)3.54−3.62(d、1H)6.99−7.05(m、1H)7.06−7.11(m、2H)7.34−7.44(m、2H)7.62(s、1H)8.08(s、1H)8.62(s、1H)9.57(s、1H)。
実施例122:3−[3−({[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸、立体異性体2
分取キラルHPLC、方法5:Rt:9.1−11.2分。
分析HPLC、方法8:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:7.35分。
旋光度:−52.1°(1.8mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.04(s、1H)1.14(d、3H)1.32−1.73(m、6H)1.81−1.92(m、1H)2.10(s、3H)2.45(m、2H)2.60(m、4H)3.54−3.61(d、1H)6.98−7.04(m、1H)7.06−7.11(m、2H)7.39(brs、2H)7.62(s、1H)8.08(s、1H)8.62(s、1H)9.57(s、1H)。
実施例123:3−[3−({[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸、立体異性体3
分取キラルHPLC、方法4:Rt:5.8−7.2分。
分析HPLC、方法7:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:3.68分。
旋光度:+43.0°(1.4mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.02−1.08(m、1H)1.15(d、3H)1.35−1.73(m、6H)1.81−1.92(m、1H)2.10(s、3H)2.47(m、1H)2.60(m、4H)3.38−3.45(m、1H)3.55−3.61(d、1H)6.99−7.04(m、1H)7.06−7.11(m、2H)7.35−7.43(m、2H)7.62(s、1H)8.08(s、1H)8.62(s、1H)9.57(s、1H)。
実施例124:3−[3−({[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸、立体異性体4
分取キラルHPLC、方法4:Rt:9.2−11.2分。
分析HPLC、方法7:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:6.44分。
旋光度:−40.5°(2.0mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.03−1.08(m、1H)1.13(d、3H)1.34−1.74(m、6H)1.81−1.93(m、1H)2.08(s、3H)2.60(m、4H)3.37−3.44(m、1H)3.57(d、1H)7.04(s、1H)7.06−7.12(m、2H)7.34−7.43(m、2H)7.62(s、1H)8.08(s、1H)8.62(s、1H)9.57(s、1H)。
実施例125:(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体18 330mgの(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸127mgとの反応、次にNaOH(32%)645mg/エタノール/水(7.5mL/2.5mL)によるメチルエステルケン化、次にHPLCによる精製によって、標題化合物230mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.00−1.07(m、1H)1.14(t、3H)1.34−1.75(m、6H)1.81−1.93(m、1H)2.09(d、3H)2.57−2.70(m、1H)3.39−3.45(m、1H)3.59(d、1H)6.98−7.06(m、1H)7.06−7.15(m、2H)7.35−7.47(m、2H)7.65(t、1H)8.16(s、1H)8.66(d、1H)8.75(s、1H)9.59(s、1H)12.04(s、1H)。
実施例126:3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸、立体異性体1
実施例125 200mgを、分取キラルHPLCによって四つの立体異性体(実施例126/127/128/129)に分離した。第1のHPLC分離(方法5;溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0,1%ギ酸;流量:50mL/分;溶液:200mg/4.4mL DCM/MeOH;注入:4×1.1mL)によって、実施例126 57mg、実施例127 66mgおよび実施例128/129混合物140mgを得た。第2のHPLC分離(方法4;溶媒:ヘキサン/2−プロパノール80:20(体積比)+0.1%ギ酸;流量:50mL/分;溶液:140mg/3.0mL DCM/MeOH;注入:4×0.75mL)によって、実施例128 35mgおよび実施例129 47mgを得た。
分取キラルHPLC、方法5:Rt:3.5−5.5分。
分析HPLC、方法8:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:4.90分。
旋光度:+39.2°(2.3mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.02−1.08(m、1H)1.13(d、3H)1.35−1.74(m、6H)1.82−1.94(m、1H)2.08(s、3H)2.57−2.69(m、1H)3.59(d、1H)7.04(s、1H)7.06−7.12(m、2H)7.37−7.45(m、2H)7.65(s、1H)8.16(s、1H)8.66(d、1H)8.74(s、1H)9.58(s、1H)。
実施例127:3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸、立体異性体2
分取キラルHPLC、方法5:Rt:8.5−10.1分。
分析HPLC、方法8:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:6.07分。
旋光度:−40.1°(2.0mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.02−1.08(m、1H)1.15(d、3H)1.34−1.74(m、6H)1.82−1.93(m、1H)2.10(s、3H)2.57−2.69(m、1H)3.59(d、1H)7.02(s、1H)7.06−7.12(m、2H)7.36−7.46(m、2H)7.64(s、1H)8.16(s、1H)8.66(d、1H)8.75(s、1H)9.58(s、1H)。
実施例128:3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸、立体異性体3
分取キラルHPLC、方法4:Rt:6.6−8.0分。
分析HPLC、方法7:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール80:20(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:4.21分。
旋光度:+56.0°(2.3mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.01−1.08(m、1H)1.15(d、3H)1.60(m、6H)1.82−1.93(m、1H)2.10(s、3H)2.56−2.69(m、1H)3.41(m、1H)3.59(d、1H)7.02(d、1H)7.06−7.13(m、2H)7.36−7.46(m、2H)7.60−7.69(m、1H)8.16(s、1H)8.66(d、1H)8.75(s、1H)9.58(s、1H)。
実施例129:3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸、立体異性体4
分取キラルHPLC、方法4:Rt:8.0−10.0分。
分析HPLC、方法7:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール80:20(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:5.50分。
旋光度:−37.2°(3.4mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.01−1.09(m、1H)1.13(d、3H)1.34−1.75(m、6H)1.82−1.94(m、1H)2.08(s、3H)2.46(m、1H)2.58−2.68(m、1H)3.38−3.45(m、1H)3.59(d、1H)7.04(d、1H)7.07−7.12(m、2H)7.37−7.45(m、2H)7.61−7.69(m、1H)8.16(d、1H)8.66(d、1H)8.75(t、1H)9.58(s、1H)。
実施例130:(3R/S)−3−(3−{[(2R/S)−2−シクロブチル−2−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ブタン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体19 375mgの[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸234mgとの反応、次にNaOH(32%)810mg/エタノール/水(17.5mL/5.8mL)によるメチルエステルケン化、次にHPLCによる精製によって、標題化合物300mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.14(dd、3H)1.58−1.68(m、1H)1.80−1.95(m、4H)2.09(d、3H)2.12−2.20(m、1H)2.98−3.12(m、1H)3.35−3.47(m、1H)3.84(d、1H)7.01(dd、1H)7.06−7.12(m、2H)7.55(d、2H)7.83(d、2H)8.45(s、1H)8.95(d、1H)9.21(d、1H)9.57(s、1H)11.92−12.13(m、1H)。
実施例131:3−{3−[(シクロブチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}ブタン酸、立体異性体1
実施例130 300mgを、分取キラルHPLCによって四つの立体異性体(実施例131/132/133/134)に分離した。第1のHPLC分離(方法5;溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0,1%ギ酸;流量:50mL/分;溶液:300mg/6mL DCM/MeOH;注入:6×1.0mL)によって、実施例131 72mg、実施例132 63mgおよび実施例133/134混合物165mgを得た。第2のHPLC分離(方法4;溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%ギ酸;流量:20mL/分;溶液:165mg/1.5mL DCM/MeOH;注入:1×1.5mL)によって、実施例133 49mgおよび実施例134 63mgを得た。
分取キラルHPLC、方法5:Rt:6.0−8.1分。
分析HPLC、方法8:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:4.10分。
旋光度:+53.2°(2.1mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.13(d、3H)1.57−1.67(m、1H)1.87(m、4H)2.08(s、3H)2.11−2.20(m、1H)2.99−3.11(m、1H)3.84(d、1H)6.98−7.04(m、1H)7.06−7.11(m、2H)7.55(d、2H)7.83(d、2H)8.45(s、1H)8.95(d、1H)9.21(d、1H)9.56(s、1H)。
実施例132:3−{3−[(シクロブチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}ブタン酸、立体異性体2
分取キラルHPLC、方法5:Rt:8.8−11.4分。
分析HPLC、方法8:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:7.58分。
旋光度:−60.5°(2.1mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.14(d、3H)1.57−1.67(m、1H)1.86(m、4H)2.09(s、3H)2.12−2.20(m、1H)2.97−3.11(m、1H)3.84(d、1H)7.00(d、1H)7.06−7.12(m、2H)7.55(d、2H)7.83(d、2H)8.45(s、1H)8.95(s、1H)9.22(s、1H)9.57(s、1H)。
実施例133:3−{3−[(シクロブチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}ブタン酸、立体異性体3
分取キラルHPLC、方法4:Rt:6.3−7.8分。
分析HPLC、方法7:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール80:20(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:4.53分。
旋光度:+66.5°(2.2mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.15(d、3H)1.57−1.67(m、1H)1.78−1.95(m、4H)2.09(s、3H)2.12−2.20(m、1H)2.99−3.12(m、1H)3.38−3.45(m、1H)3.84(d、1H)6.97−7.03(m、1H)7.06−7.13(m、2H)7.55(d、2H)7.82(d、2H)8.45(s、1H)8.95(d、1H)9.21(d、1H)9.57(s、1H)。
実施例134:3−{3−[(シクロブチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}ブタン酸、立体異性体4
分取キラルHPLC、方法4:Rt:7.8−11.8分。
分析HPLC、方法7:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール80:20(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:6.29分。
旋光度:−53.6°(2.2mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.13(d、3H)1.57−1.68(m、1H)1.87(m、4H)2.08(s、3H)2.12−2.19(m、1H)2.97−3.12(m、1H)3.37−3.45(m、1H)3.84(d、1H)7.02(s、1H)7.05−7.13(m、2H)7.55(d、2H)7.83(d、2H)8.45(s、1H)8.95(d、1H)9.21(d、1H)9.56(s、1H)。
実施例135:(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロブチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体19 375mgの(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸193mgとの反応、次にNaOH(32%)815mg/エタノール/水(7.5mL/2.5mL)によるメチルエステルケン化、次にHPLCによる精製によって、標題化合物260mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.14(dd、3H)1.55−1.70(m、1H)1.80−1.98(m、4H)2.08(d、3H)2.12−2.21(m、1H)2.97−3.11(m、1H)3.82(d、1H)6.95−7.04(m、1H)7.05−7.13(m、2H)7.52(d、2H)7.76(d、2H)8.25(t、1H)8.61(d、1H)8.87(d、1H)9.57(s、1H)11.86−12.24(m、1H)。
実施例136:(3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロブチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸、立体異性体1
実施例135 260mgを、分取キラルHPLC(方法5;溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%ギ酸;流量:50mL/分;溶液:260mg/3mL DCM/MeOH;注入:6×0.5mL)によって四つの立体異性体(実施例136/137/138/139)に分離して、実施例136 52mg、実施例137 58mg、実施例138 55mgおよび実施例139 49mgを得た。
分取キラルHPLC、方法5:Rt:4.7−5.7分。
分析HPLC、方法8:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:2.37分。
旋光度:+71.5°(2.7mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.14(d、3H)1.57−1.68(m、1H)1.79−1.96(m、4H)2.09(s、3H)2.11−2.20(m、1H)2.96−3.11(m、1H)3.82(d、1H)7.00(d、1H)7.05−7.14(m、2H)7.52(d、2H)7.76(d、2H)8.25(t、1H)8.61(d、1H)8.87(d、1H)9.57(s、1H)。
実施例137:(3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロブチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸、立体異性体2
分取キラルHPLC、方法5:Rt:5.7−7.0分。
分析HPLC、方法8:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:2.94分。
旋光度:−41.5°(2.4mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.13(d、3H)1.56−1.68(m、1H)1.87(m、4H)2.03−2.10(m、3H)2.11−2.19(m、1H)2.95−3.11(m、1H)3.82(d、1H)7.01(d、1H)7.04−7.13(m、2H)7.52(d、2H)7.76(d、2H)8.25(t、1H)8.61(d、1H)8.87(d、1H)9.57(s、1H)。
実施例138:(3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロブチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸、立体異性体3
分取キラルHPLC、方法5:Rt:8.5−10.3分。
分析HPLC、方法8:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:4.80分。
旋光度:+58.8°(2.2mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.13(d、3H)1.57−1.66(m、1H)1.79−1.94(m、4H)2.07(s、3H)2.11−2.20(m、1H)2.96−3.10(m、1H)3.82(d、1H)7.01(d、1H)7.05−7.13(m、2H)7.52(d、2H)7.76(d、2H)8.25(t、1H)8.61(d、1H)8.87(d、1H)9.57(s、1H)。
実施例139:(3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロブチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸、立体異性体4
分取キラルHPLC、方法5:Rt:18.0−20.6分。
分析HPLC、方法8:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:11.48分。
旋光度:−64.4°(2.5mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.14(d、3H)1.56−1.69(m、1H)1.78−1.95(m、4H)2.09(s、3H)2.11−2.21(m、1H)2.97−3.11(m、1H)3.82(d、1H)7.00(d、1H)7.04−7.13(m、2H)7.52(d、2H)7.76(d、2H)8.25(t、1H)8.61(d、1H)8.87(d、1H)9.57(s、1H)。
実施例140:(3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロブチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体19 375mgの3−クロロ−2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン311mgとの反応、次にNaOH(32%)346mg/エタノール/水(7.5mL/2.5mL)によるメチルエステルケン化、次にHPLCによる精製によって、標題化合物110mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.14(dd、3H)1.56−1.66(m、1H)1.86(m、4H)2.08(d、3H)2.11−2.19(m、1H)2.58(s、3H)2.97−3.10(m、1H)3.80(d、1H)6.97−7.04(m、1H)7.05−7.11(m、2H)7.50(d、2H)7.73(d、2H)8.17(d、1H)8.74(d、1H)9.55(s、1H)。
実施例141:3−[3−({[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル](シクロブチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸、立体異性体1
実施例140 110mgを、分取キラルHPLC(方法5;溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%ギ酸;流量:50mL/分;溶液:110mg/1.5mL DCM/MeOH;注入:3×0.5mL)によって四つの立体異性体(実施例141/142/143/144)に分離し、実施例141 20mg、実施例142 21mg、実施例143 21mgおよび実施例144 17mgを得た。
分取キラルHPLC、方法5:Rt:4.6−5.7分。
分析HPLC、方法8:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:2.23分。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.14(d、3H)1.57−1.66(m、1H)1.80−1.94(m、4H)2.09(m、4H)2.58(s、3H)2.96−3.11(m、1H)3.76−3.85(d、1H)6.94−7.02(m、1H)7.04−7.12(m、2H)7.50(d、2H)7.73(d、2H)8.17(d、1H)8.74(d、1H)9.56(s、1H)。
実施例142:3−[3−({[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル](シクロブチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸、立体異性体2
分取キラルHPLC、方法5:Rt:6.4−7.8分。
分析HPLC、方法8:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:3.55分。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.13(d、3H)1.56−1.67(m、1H)1.80−1.94(m、4H)2.07(s、3H)2.10−2.19(m、1H)2.58(s、3H)2.96−3.10(m、1H)3.76−3.85(d、1H)6.96−7.04(m、1H)7.05−7.12(m、2H)7.50(d、2H)7.73(d、2H)8.17(d、1H)8.74(d、1H)9.56(s、1H)。
実施例143:3−[3−({[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル](シクロブチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸、立体異性体3
分取キラルHPLC、方法5:Rt:8.2−9.9分。
分析HPLC、方法8:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:4.63分。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.13(d、3H)1.56−1.66(m、1H)1.86(m、4H)2.07(s、3H)2.11−2.18(m、1H)2.58(s、3H)2.97−3.11(m、1H)3.75−3.87(d、1H)6.96−7.04(m、1H)7.04−7.12(m、2H)7.50(d、2H)7.73(d、2H)8.17(d、1H)8.74(d、1H)9.56(s、1H)。
実施例144:3−[3−({[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル](シクロブチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸、立体異性体4
分取キラルHPLC、方法5:Rt:30.0−37.7分。
分析HPLC、方法8:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:21.02分。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.14(d、3H)1.57−1.66(m、1H)1.79−1.94(m、4H)2.09(n、4H)2.58(s、3H)2.95−3.09(m、1H)3.76−3.87(d、1H)6.94−7.02(m、1H)7.04−7.12(m、2H)7.50(d、2H)7.73(d、2H)8.17(d、1H)8.74(d、1H)9.56(s、1H)。
実施例145:(3R/S)−3−(3−{[(2R/S)−2−シクロブチル−2−{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ブタン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体20 320mgの[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸154mgとの反応、次にNaOH(32%)507mg/エタノール/水(7.5mL/2.5mL)によるメチルエステルケン化、次にHPLCによる精製によって、標題化合物200mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.14(dd、3H)1.60−1.70(m、1H)1.82−1.95(m、4H)2.06−2.18(m、4H)3.00−3.10(m、1H)3.38−3.47(m、1H)3.87(d、1H)6.96−7.05(m、1H)7.07−7.15(m、2H)7.36−7.44(m、2H)7.70(t、1H)8.39(s、1H)9.01(d、1H)9.08(s、1H)9.63(s、1H)11.94−12.16(m、1H)。
実施例146:3−{3−[(シクロブチル{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}ブタン酸、立体異性体混合物1
実施例145 200mgを、分取キラルHPLC(方法5;溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%ギ酸;流量:50mL/分;溶液:200mg/4.4mL DCM/MeOH;注入:4×1.1mL)によって二つの立体異性体ならびに別の二つの立体異性体の立体異性体混合物(実施例146/147/148)に分離して、実施例147 43mg、実施例148 40mgおよび実施例146(立体異性体混合物1)85mgを得た。
分取キラルHPLC、方法5:Rt:3.2−5.3分。
分析HPLC、方法8:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:1.94/2.13分。
旋光度:+1.4°(2.8mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm1.14(dd、3.49Hz、3H)1.58−1.73(m、1H)1.90(m、4H)2.10(m、4H)2.99−3.13(m、1H)3.38−3.46(m、1H)3.78−3.94(d、1H)6.96−7.05(m、1H)7.06−7.14(m、2H)7.38(s、2H)7.70(s、1H)8.39(s、1H)9.01(s、1H)9.08(s、1H)9.63(s、1H)11.78−12.21(m、1H)。
実施例147:3−{3−[(シクロブチル{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}ブタン酸、立体異性体1
分取キラルHPLC、方法5:Rt:6.7−8.4分。
分析HPLC、方法8:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:4.14分。
旋光度:+41.3°(2.0mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm1.14(d、3H)1.59−1.70(m、1H)1.89(m、4H)2.10(m、4H)2.97−3.12(m、1H)3.88(d、1H)7.03(d、1H)7.07−7.13(m、2H)7.34−7.44(m、2H)7.70(s、1H)8.39(s、1H)9.01(s、1H)9.08(s、1H)9.63(s、1H)。
実施例148:3−{3−[(シクロブチル{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}ブタン酸、立体異性体2
分取キラルHPLC、方法5:Rt:9.9−12.2分。
分析HPLC、方法8:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:6.09分。
旋光度:−54.1°(2.5mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δppm1.15(d、3H)1.58−1.70(m、1H)1.89(m、4H)2.11(m、4H)2.98−3.11(m、1H)3.85(d、1H)7.01(d、1H)7.06−7.13(m、2H)7.34−7.44(m、2H)7.70(s、1H)8.39(s、1H)9.01(s、1H)9.08(s、1H)9.63(s、1H)。
実施例149:((3R/S)−3−[3−({(2R/S)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル]−2−シクロブチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸
実施例1におけるスズキカップリング条件と同様にして、中間体20 320mgの(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸127mgとの反応、次にNaOH(32%)565mg/エタノール/水(7.5mL/2.5mL)によるメチルエステルケン化、次にHPLCによる精製によって、標題化合物190mgを得た。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.14(dd、3H)1.60−1.70(m、1H)1.82−1.95(m、4H)2.06−2.18(m、4H)2.99−3.11(m、1H)3.41(s、1H)3.86(d、1H)6.97−7.05(m、1H)7.06−7.13(m、2H)7.32−7.41(m、2H)7.64(t、1H)8.16(d、1H)8.66(d、1H)8.74(t、1H)9.62(s、1H)11.97−12.13(m、1H)。
実施例150:3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル](シクロブチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸、立体異性体1
実施例149 190mgを、分取キラルHPLCによって四つの立体異性体(実施例150/151/152/153)に分離した。第1のHPLC分離(方法5;溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%ギ酸;流量:50mL/分;溶液:190mg/3.6mL DCM/MeOH;注入:3×1.2mL)によって、実施例150 38mg、実施例151 38mgおよび実施例152/153混合物90mgを得た。第2のHPLC分離(方法4;溶媒:ヘキサン/2−プロパノール80:20(体積比)+0.1%ギ酸;流量:50mL/分;溶液:90mg/3.6mL DCM/MeOH;注入:2×1.8mL)によって、実施例152 27mgおよび実施例153 36mgを得た。
分取キラルHPLC、方法5:Rt:9.5−10.5分。
分析HPLC、方法8:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:4.76分。
旋光度:+52.6°(2.1mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.14(d、3H)1.59−1.69(m、1H)1.82−1.96(m、4H)2.09(s、3H)2.12−2.19(m、1H)2.96−3.09(m、1H)3.38−3.45(m、1H)3.86(d、1H)7.03(d、1H)7.07−7.12(m、2H)7.33−7.41(m、2H)7.59−7.68(m、1H)8.15(d、1H)8.66(d、1H)8.74(t、1H)9.60(s、1H)。
実施例151:3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル](シクロブチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸、立体異性体2
分取キラルHPLC、方法5:Rt:11.1−12.6分。
分析HPLC、方法8:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール70:30(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:8.98分。
旋光度:−58.1°(2.6mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.15(d、3H)1.60−1.69(m、1H)1.82−1.95(m、4H)2.11(m、4H)2.43−2.48(m、2H)2.98−3.09(m、1H)3.38−3.46(m、1H)3.86(d、1H)7.01(d、1H)7.07−7.11(m、2H)7.33−7.41(m、2H)7.64(s、1H)8.15(s、1H)8.66(d、1H)8.74(s、1H)9.61(s、1H)。
実施例152:3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル](シクロブチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸、立体異性体3
分取キラルHPLC、方法4:Rt:6.5−7.8分。
分析HPLC、方法7:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール80:20(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:4.19分。
旋光度:+65.1°(2.3mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.15(d、3H)1.59−1.70(m、1H)1.81−1.97(m、4H)2.10(m、4H)2.97−3.10(m、1H)3.86(d、1H)7.01(d、1H)7.06−7.12(m、2H)7.31−7.41(m、2H)7.64(s、1H)8.16(s、1H)8.66(d、1H)8.74(s、1H)9.62(s、1H)。
実施例153:3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル](シクロブチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ブタン酸、立体異性体4
分取キラルHPLC、方法4:Rt:7.8−10.4分。
分析HPLC、方法7:溶媒:ヘキサン/2−プロパノール80:20(体積比)+0.1%TFA;流量:1mL/分;注入:5μL;1mg/mLエタノール/メタノール(1:1);Rt:5.42分。
旋光度:−31.4°(3.1mg/mLメタノール、温度:20℃、波長:589nm)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d6)δppm1.14(d、3H)1.60−1.70(m、1H)1.81−1.96(m、4H)2.06−2.11(s、3H)2.12−2.19(m、1H)2.96−3.10(m、1H)3.38−3.45(m、1H)3.86(d、1H)7.03(d、1H)7.07−7.12(m、2H)7.33−7.42(m、2H)7.64(s、1H)8.15(d、1H)8.66(d、1H)8.74(t、1H)9.60(s、1H)。
実施例154:2−[3−({2−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]シクロプロパンカルボン酸
中間体21に従って製造した2−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)シクロプロパンカルボン酸メチル37mg(78μmol)を、実施例1と同様にして3−クロロ−2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジンと反応させて、NaOH(1M水溶液)1248μLによるメチルエステルケン化および次に後処理および精製後に、標題化合物27mg(63%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.03−1.87(10H)、2.09(3H)、2.24−2.39(1H)、2.57(3H)、2.70(1H)、3.53(2H)、6.82−6.93(1H)、7.05(2H)、7.53(2H)、7.65−7.77(2H)、8.17(1H)、8.74(1H)、9.60(1H)、12.32(1H)ppm。
実施例155:2−[3−({2−シクロペンチル−2−[4−(5−エトキシピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]シクロプロパンカルボン酸
中間体21に従って製造した2−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)シクロプロパンカルボン酸メチル37mg(78μmol)を、実施例1と同様にして3−エトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジンと反応させて、NaOH(1M水溶液)1248μLによるメチルエステルケン化および次に後処理および精製後に、標題化合物13mg(29%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.04(1H)、1.36(3H)、1.56(5H)、1.67(2H)、1.79−1.94(2H)、2.09(3H)、2.25−2.45(1H)、2.70(1H)、2.88(1H)、3.53(1H)、4.19(2H)、6.88(1H)、6.99−7.09(2H)、7.12−7.23(1H)、7.31−7.65(3H)、7.65−7.84(1H)、8.25(1H)、8.47(1H)、9.59(1H)、12.32(1H)ppm。
実施例156:2−(3−{[2−シクロペンチル−2−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)シクロプロパンカルボン酸
中間体21に従って製造した2−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)シクロプロパンカルボン酸メチル37mg(78μmol)を、実施例1と同様にして[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸と反応させて、NaOH(1M水溶液)1248μLによるメチルエステルケン化および次に後処理および精製後に、標題化合物9mg(22%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.02(1H)、1.27−1.64(9H)、1.68(1H)、1.76−1.94(2H)、2.08(3H)、2.22−2.47(1H)、2.73(1H)、2.88(1H)、3.57(1H)、6.87(1H)、7.05(2H)、7.46−7.62(2H)、7.83(2H)、8.46(1H)、8.92−8.97(1H)、9.21(1H)、9.61(1H)ppm。
実施例157:−2−(3−{[2−シクロペンチル−2−{4−[5−クロロピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)シクロプロパンカルボン酸
中間体21に従って製造した2−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)シクロプロパンカルボン酸メチル28mg(60μmol)を、実施例1と同様にして(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸と反応させて、NaOH(1M水溶液)780μLによるメチルエステルケン化および次に後処理および精製後に、標題化合物9mg(22%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.92−1.27(1H)、1.29−1.64(9H)、1.68(1H)、1.76−1.97(1H)、2.08(3H)、2.33(2H)、2.53−2.72(1H)、3.52(1H)、6.84−6.95(1H)、7.00−7.21(2H)、7.45−7.63(2H)、7.76(2H)、8.25(1H)、8.60(1H)、8.87(1H)、9.60(1H)ppm。
実施例158:2−[3−({2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェノキシ]プロパン酸
中間体23に従って製造した2−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェノキシ)プロパン酸メチル142mg(300μmol)を、実施例1と同様にして(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸と反応させて、NaOH(2M水溶液)1500μLによるメチルエステルケン化および次に後処理および精製後に、標題化合物102mg(68%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.01(1H)、1.33−1.71(6H)、1.79−1.90(1H)、1.90−2.00(3H)、2.06(2H)、2.52−2.72(2H)、3.55(1H)、4.72−4.82(1H)、6.60(1H)、6.84(1H)、6.98−7.06(1H)、7.47−7.66(2H)、7.76(2H)、8.24(1H)、8.60(1H)、8.87(1H)、9.53(1H)、12.96(1H)ppm。
実施例159:2−[3−({2−シクロペンチル−2−[4−(5−エトキシピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェノキシ]プロパン酸
中間体23に従って製造した2−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェノキシ)プロパン酸メチル142mg(300μmol)を、実施例1と同様にして3−エトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジンと反応させて、NaOH(2M水溶液)1500μLによるメチルエステルケン化および次に後処理および精製後に、標題化合物11mg(7%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.94−1.16(1H)、1.31−1.69(11H)、1.75−2.02(4H)、2.52−2.72(2H)、3.54(1H)、4.19(2H)、4.76(1H)、6.60(1H)、6.84(1H)、7.02(1H)、7.47−7.65(3H)、7.71(2H)、8.25(1H)、8.47(1H)、9.52(1H)、12.96(1H)ppm。
実施例160:2−[3−({2−シクロペンチル−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェノキシ]プロパン酸
中間体23に従って製造した2−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェノキシ)プロパン酸メチルメチル142mg(300μmol)を、実施例1と同様にして3−クロロ−2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジンと反応させて、NaOH(2M水溶液)1500μLによるメチルエステルケン化および次に後処理および精製後に、標題化合物49mg(32%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.03(1H)、1.34−1.54(5H)、1.54−1.65(2H)、1.69(1H)、1.79−1.93(1H)、1.98(3H)、2.08(1H)、2.53−2.68(6H)、3.56(1H)、4.78(1H)、6.62(1H)、6.85(1H)、7.03(1H)、7.55(2H)、7.74(2H)、8.18(1H)、8.76(1H)、9.53(1H)、12.96(1H)ppm。
実施例161:
(R/S)3−(3−{[{2−クロロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸
中間体2に従って製造した3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル24mg(100μmol)を、中間体3と同様にして、中間体33に従って製造した{2−クロロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}(シクロペンチル)酢酸と反応させて、tBuエステル保護生成物を得て、それについて分取HPLCを行った。TFA/DCM(1:1)による得られた固体のtBuエステル脱保護および次に後処理後に、標題化合物9mg(9%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.93−1.24(2H)、1.44−1.65(4H)、1.67−1.79(1H)、1.82−1.93(1H)、2.05(3H)、2.44(2H)、2.59−2.71(1H)、2.81(2H)、4.07(1H)、6.95−7.08(3H)、7.81−7.88(2H)、8.00(1H)、8.54(1H)、8.97(1H)、9.24(1H)、9.64(1H)ppm。
実施例162:2−(3−{[2−シクロペンチル−2−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェノキシ)プロパン酸
中間体23に従って製造した2−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェノキシ)プロパン酸メチル142mg(300μmol)を、実施例1と同様にして[3−(トリフルオロメチル)フェニル]ボロン酸と反応させて、NaOH(2M水溶液)1500μLによるメチルエステルケン化および次に後処理および精製後に、標題化合物111mg(70%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.94−1.18(1H)、1.34−1.54(6H)、1.54−1.75(3H)、1.80−1.93(1H)、1.94−2.03(3H)、2.33−2.47(1H)、2.53−2.70(2H)、3.58(1H)、4.78(1H)、6.62(1H)、6.85(1H)、6.99−7.12(1H)、7.51−7.67(2H)、7.84(2H)、8.47(1H)、8.93−9.00(1H)、9.23(1H)、9.55(1H)、12.94(1H)ppm。
実施例163:[3−({2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェノキシ](シクロプロピル)エタン酸
中間体25に従って製造した2−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェノキシ)プロパン酸メチル154mg(300μmol)を、実施例1と同様にして(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸と反応させて、NaOH(2M水溶液)1500μLによるエチルエステルケン化および次に後処理および精製後に、標題化合物13mg(8%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.43−0.64(4H)、1.01(1H)、1.28−1.64(5H)、1.67(1H)、1.86(1H)、1.97(3H)、2.06(1H)、2.52−2.72(1H)、3.55(1H)、4.16(1H)、6.53(1H)、6.79−6.88(1H)、7.00(1H)、7.55(2H)、7.76(2H)、8.24(1H)、8.60(1H)、8.87(1H)、9.53(1H)、12.93(1H)ppm。
実施例164:[3−({2−シクロペンチル−2−[4−(5−エトキシピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェノキシ](シクロプロピル)エタン酸
中間体25に従って製造した2−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェノキシ)プロパン酸エチルメチル154mg(300μmol)を、実施例1と同様にして3−エトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジンと反応させて、NaOH(2M水溶液)1500μLによるエチルエステルケン化および次に後処理および精製後に、標題化合物11mg(6%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.44−0.64(4H)、1.01(1H)、1.29−1.63(8H)、1.67(1H)、1.74−2.04(4H)、2.51−2.72(2H)、3.54(1H)、4.12−4.26(3H)、6.53(1H)、6.83(1H)、7.00(1H)、7.43−7.65(3H)、7.71(2H)、8.25(1H)、8.47(1H)、9.52(1H)、12.94(1H)ppm。
実施例165:[3−({2−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェノキシ](シクロプロピル)エタン酸
中間体25に従って製造した2−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェノキシ)プロパン酸メチル154mg(300μmol)を、実施例1と同様にして3−クロロ−2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジンと反応させて、NaOH(2M水溶液)1500μLによるエチルエステルケン化および次に後処理および精製後に、標題化合物13mg(8%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.44−0.63(4H)、0.94−1.09(1H)、1.29−1.63(6H)、1.85(1H)、1.98(3H)、2.52−2.71(5H)、3.54(1H)、4.16(1H)、6.54(1H)、6.83(1H)、7.00(1H)、7.53(2H)、7.72(2H)、8.16(1H)、8.74(1H)、9.53(1H)、12.93(1H)ppm。
実施例166:(3−{[2−シクロペンチル−2−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェノキシ)(シクロプロピル)エタン酸
中間体25に従って製造した2−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェノキシ)プロパン酸メチル154mg(300μmol)を、実施例1と同様にして[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸と反応させて、NaOH(2M水溶液)1500μLによるエチルエステルケン化および次に後処理および精製後に、標題化合物10mg(6%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.44−0.63(4H)、1.02(1H)、1.28−1.64(6H)、1.68(1H)、1.86(1H)、1.93−2.04(3H)、2.52−2.72(2H)、3.58(1H)、3.54(1H)、4.16(1H)、6.54(1H)、6.83(1H)、7.00(1H)、7.58(2H)、7.82(2H)、8.46(1H)、8.92−8.98(1H)、9.21(1H)、9.55(1H)、12.85(1H)ppm。
実施例167:(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−5−フルオロ−2−メチルフェニル}プロパン酸
中間体27に従って製造した(R/S)3−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−5−フルオロ−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル175mg(300μmol)を、実施例1と同様にして[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸と反応させて、TFA 7000μLおよび水100μLによるtBuエステル脱保護および次に後処理および精製後に、標題化合物131mg(81%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.95−1.19(1H)、1.33−1.54(3H)、1.54−1.65(2H)、1.66−1.76(1H)、1.81−1.95(1H)、2.02(3H)、2.53−2.59(1H)、2.59−2.71(1H)、2.81(2H)、3.34(1H)、3.62(1H)、6.86(1H)、7.02(1H)、7.60(2H)、7.84(2H)、8.47(1H)、8.96(1H)、9.19−9.28(1H)、9.62(1H)、12.20(1H)ppm。
実施例168:(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−5−フルオロ−2−メチルフェニル]プロパン酸
中間体27に従って製造した(R/S)3−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−5−フルオロ−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル155mg(300μmol)を、実施例1と同様にして(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸と反応させて、TFA 4000μLおよび水100μLによるtBuエステル脱保護および次に後処理および精製後に、標題化合物95mg(61%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.03(1H)、1.27−1.46(2H)、1.49(1H)、1.53−1.64(2H)、1.68(1H)、1.87(1H)、2.02(3H)、2.33−2.49(2H)、2.53−2.58(1H)、2.64(1H)、2.81(2H)、3.61(1H)、6.86(1H)、7.00(1H)、7.57(2H)、7.78(2H)、8.25(1H)、8.61(1H)、8.88(1H)、9.61(1H)、12.19(1H)ppm。
実施例169:(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−5−フルオロ−2−メチルフェニル]プロパン酸
中間体27に従って製造した(R/S)3−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−5−フルオロ−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル155mg(300μmol)を、実施例1と同様にして3−クロロ−2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジンと反応させて、TFA 4000μLおよび水100μLによるtBuエステル脱保護および次に後処理および精製後に、標題化合物129mg(84%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.94−1.17(1H)、1.32−1.53(3H)、1.53−1.65(2H)、1.66−1.76(1H)、1.80−1.95(1H)、2.02(3H)、2.32−2.68(6H)、2.81(2H)、3.60(1H)、6.86(1H)、7.02(1H)、7.55(2H)、7.74(2H)、8.18(1H)、8.75(1H)、9.60(1H)、12.19(1H)ppm。
実施例170:(R/S)3−[3−({[4−(5−エトキシピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−5−フルオロ−2−メチルフェニル]プロパン酸
中間体27に従って製造した(R/S)3−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−5−フルオロ−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル155mg(300μmol)を、実施例1と同様にして3−エトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジンと反応させて、TFA 3000μLおよび水100μLによるtBuエステル脱保護および次に後処理および精製後に、標題化合物6mg(4%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.04(1H)、1.31−1.69(9H)、1.84(1H)、2.00(3H)、2.41−2.67(3H)、2.80(2H)、3.58(1H)、4.18(2H)、6.84(1H)、7.01(1H)、7.35−7.65(3H)、7.71(2H)、8.25(1H)、8.47(1H)、9.59(1H)、12.20(1H)ppm。
実施例171:(R/S)N−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}グリシン
中間体29に従って製造した(R/S)メチルN−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)グリシネート138mg(300μmol)を、実施例1と同様にして[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸と反応させて、NaOH(2M水溶液)1500μLによるメチルエステルケン化および次に後処理および精製後に、標題化合物4mg(1%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.86−1.05(1H)、1.10(1H)、1.33−1.71(6H)、1.76−1.92(4H)、2.51−2.72(1H)、3.54(2H)、6.20(1H)、6.38(1H)、6.84−7.01(1H)、7.58(2H)、7.82(2H)、8.46(1H)、8.94(1H)、9.21(1H)、9.51(1H)ppm。
実施例172:(R/S)3−[3−({[2−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)−5−メチルフェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
中間体31に従って製造した(R/S)3−(3−{[(4−ブロモ−2−クロロ−5−メチルフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル496mg(900μmol)を、実施例1と同様にして(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸と反応させて、TFA 25000μLによるtBuエステル脱保護および次に後処理および精製後に、標題化合物120mg(23%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.96−1.12(1H)、1.40−1.68(6H)、1.74(1H)、1.80−1.97(1H)、2.08(3H)、2.21−2.29(4H)、2.41−2..55(1H)、2.83(2H)、4.04(1H)、7.00−7.18(3H)、7.42(1H)、7.70(1H)、8.06(1H)、8.58(1H)、8.66(1H)、9.62(1H)、12.19(1H)ppm。
実施例173:(R/S)3−(3−{[{2−クロロ−5−メチル−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸
中間体31に従って製造した(R/S)3−(3−{[(4−ブロモ−2−クロロ−5−メチルフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル496mg(900μmol)を、実施例1と同様にして[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸と反応させて、TFA 25000μLによるtBuエステル脱保護および次に後処理および精製後に、標題化合物144mg(24%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.96−1.12(1H)、1.24(1H)、1.32−1.49(1H)、1.51−1.67(4H)、1.75(1H)、1.80−1.97(1H)、2.09(3H)、2.25(3H)、2.41−2.49(1H)、2.68(1H)、2.83(2H)、4.07(1H)、7.00−7.11(2H)、7.47(1H)、7.72(1H)、8.31(1H)、8.93(1H)、9.01(1H)、9.63(1H)、12.21(1H)ppm。
実施例174:(R/S)3−[3−({[2−クロロ−4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)−5−メチルフェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
中間体31に従って製造した(R/S)3−(3−{[(4−ブロモ−2−クロロ−5−メチルフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル496mg(900μmol)を、実施例1と同様にして3−クロロ−2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジンと反応させて、TFA 25000μLによるtBuエステル脱保護および次に後処理および精製後に、標題化合物128mg(24%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.05(1H)、1.41−1.67(5H)、1.74(1H)、1.88(1H)、2.08(3H)、2.25(3H)、2.33(1H)、2.41−2.49(1H)、2.53−2.69(4H)、2.83(2H)、4.03(1H)、7.00−7.13(3H)、7.37(1H)、7.68(1H)、7.97(1H)、8.45(1H)、9.61(1H)、12.16(1H)ppm。
実施例175:(R/S)3−[3−({[3−クロロ−4−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
中間体35に従って製造した(R/S)3−(3−{[(4−ブロモ−3−クロロフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル550mg(1028μmol)を、中間体3と同様にして、[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸と反応させて、TFA 25000μLによるtBuエステル脱保護および次に後処理および精製後に、標題化合物83mg(10%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.02−1.16(1H)、1.33−1.43(1H)、1.44−1.56(2H)、1.56−1.65(2H)、1.66−1.76(1H)、1.88(1H)、2.06(3H)、2.44(2H)、2.57−2.69(1H)、2.82(2H)、3.60(1H)、6.99−7.10(3H)、7.52−7.60(2H)、7.69(1H)、8.31−8.36(1H)、8.97−9.05(2H)、9.59(1H)ppm。
実施例176:(R/S)3−[3−({[3−クロロ−4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
中間体35に従って製造した(R/S)3−(3−{[(4−ブロモ−3−クロロフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル550mg(1028μmol)を、中間体3と同様にして、3−クロロ−2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジンと反応させて、TFA 25000μLによるtBuエステル脱保護および次に後処理および精製後に、標題化合物158mg(26%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.98−1.12(1H)、1.22−1.76(6H)、1.80−1.94(1H)、2.06(3H)、2.41−2.49(2H)、2.53−2.70(4H)、2.83(2H)、3.58(1H)、7.06(2H)、7.35−7.55(3H)、7.66(1H)、8.01(1H)、8.51(1H)、9.59(1H)、12.18(1H)ppm。
実施例177:(R/S)3−[3−({[3−クロロ−4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
中間体35に従って製造した(R/S)3−(3−{[(4−ブロモ−3−クロロフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル550mg(1028μmol)を、中間体3と同様にして(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸と反応させて、TFA 25000μLによるtBuエステル脱保護および次に後処理および精製後に、標題化合物84%を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.04(1H)、1.19−1.71(6H)、1.84(2H)、2.04(3H)、2.36−2.46(2H)、2.81(2H)、3.57(1H)、6.96−7.21(2H)、7.40−7.59(3H)、7.66(1H)、8.05(1H)、8.57−8.72(2H)、9.59(1H)、12.21(1H)ppm。
実施例178:(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2,5−ジフルオロフェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
中間体37に従って製造した(R/S)3−(3−{[(4−ブロモ−2,5−ジフルオロフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル523mg(975μmol)を、中間体3と同様にして(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸と反応させて、TFA 25000μLによるtBuエステル脱保護および次に後処理および精製後、標題化合物94mg(17%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.07(1H)、1.51−1.66(4H)、1.67−1.78(1H)、1.80−1.93(1H)、2.08(3H)、2.41−2.49(2H)、2.53−2.68(2H)、2.83(2H)、3.93(1H)、7.00−7.22(3H)、7.44−7.69(2H)、8.22(1H)、8.70(1H)、8.78(1H)、9.75(1H)、12.16(1H)ppm。
実施例179:(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{2,5−ジフルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸
中間体37に従って製造した(R/S)3−(3−{[(4−ブロモ−2,5−ジフルオロフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル523mg(975μmol)を、中間体3と同様にして[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸と反応させて、TFA 25000μLによるtBuエステル脱保護および次に後処理および精製後に、標題化合物87mg(15%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.09(1H)、1.46−1.67(5H)、1.68−1.79(1H)、1.88(1H)、2.08(3H)、2.42−2.49(3H)、2.83(2H)、3.94(1H)、7.01−7.24(3H)、7.51−7.76(2H)、8.46(1H)、9.01−9.08(1H)、9.12(1H)、9.76(1H)、12.16(1H)ppm。
実施例180:(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)−2,5−ジフルオロフェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
中間体37に従って製造した(R/S)3−(3−{[(4−ブロモ−2,5−ジフルオロフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル523mg(975μmol)を、中間体3と同様にして3−クロロ−2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジンと反応させて、TFA 25000μLによるtBuエステル脱保護および次に後処理および精製後に、標題化合物89mg(16%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.06(1H)、1.46−1.66(5H)、1.72(1H)、1.79−1.96(1H)、2.07(3H)、2.41−2.48(3H)、2.61(3H)、2.83(2H)、3.92(1H)、7.00−7.12(3H)、7.60(2H)、8.14(1H)、8.66(1H)、9.75(1H)、12.16(1H)ppm。
実施例181:(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−フルオロ−5−メチルフェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
中間体39に従って製造した(R/S)3−(3−{[(4−ブロモ−2−フルオロ−5−メチルフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル543mg(1020μmol)を、中間体3と同様にして(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸と反応させて、TFA 25000μLによるtBuエステル脱保護および次に後処理および精製後に、標題化合物129mg(22%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.08(1H)、1.43−1.67(5H)、1.68−1.79(1H)、1.80−1.95(1H)、2.07(3H)、2.23(3H)、2.42−2.64(3H)、2.83(2H)、3.88(1H)、7.00−7.11(3H)、7.20(1H)、7.62(1H)、8.05(1H)、8.58(1H)、8.66(1H)、9.65(1H)、12.16(1H)ppm。
実施例182:(R/S)3−[3−({[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)−2−フルオロ−5−メチルフェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
中間体39に従って製造した(R/S)3−(3−{[(4−ブロモ−2−フルオロ−5−メチルフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル543mg(1020μmol)を、中間体3と同様にして3−クロロ−2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジンと反応させて、TFA 25000μLによるtBuエステル脱保護および次に後処理および精製後に、標題化合物148mg(28%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.08(1H)、1.43−1.66(6H)、1.66−1.78(1H)、1.79−1.93(1H)、2.07(3H)、2.23(3H)、2.41−2.48(1H)、2.60(3H)、2.68(1H)、2.83(2H)、3.88(1H)、7.00−7.11(3H)、7.16(1H)、7.60(1H)、7.91−8.01(1H)、8.41−8.49(1H)、9.64(1H)、12.16(1H)ppm。
実施例183:(R/S)3−{3−[(シクロペンチル{2−フルオロ−5−メチル−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸
中間体39に従って製造した(R/S)3−(3−{[(4−ブロモ−2−フルオロ−5−メチルフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル543mg(1020μmol)を、中間体3と同様にして[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸と反応させて、TFA 25000μLによるtBuエステル脱保護および次に後処理および精製後に、標題化合物74mg(12%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.07(1H)、1.34−1.65(5H)、1.71(1H)、1.78−1.96(1H)、2.06(3H)、2.16−2.34(1H)、2.36−2.53(3H)、2.81(2H)、3.88(1H)、6.96−7.12(3H)、7.23(1H)、7.62(1H)、8.28(1H)、8.92(1H)、8.99(1H)、9.65(1H)、12.16(1H)ppm。
実施例184:3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−6−フルオロ−2−メチルフェニル]プロパン酸
中間体41に従って製造した3−(3−アミノ−6−フルオロ−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル38mg(150μmol)を、中間体3と同様にして、中間体42に従って製造した(2R)−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)エタン酸と反応させて、tBuエステル保護生成物を得て、それについて分取HPLCを行った。得られた固体のTFA/DCM(1:1)によるtBuエステル脱保護および次に後処理および精製後に、標題化合物31mg(41%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.95−1.17(1H)、1.34−1.63(5H)、1.66−1.72(1H)、1.80−1.93(1H)、2.06(3H)、2.32−2.49(2H)、2.59(3H)、2.81−2.89(2H)、3.32(1H)、3.52(1H)、6.94(1H)、7.04(1H)、7.54(1H)、7.68−7.78(2H)、8.15−8.20(1H)、8.73−8.77(1H)、9.57(1H)、12.23(1H)ppm。
分析HPLC、方法11:溶媒:アセトニトリル/水+0.1%TFA、14分で勾配20%から90%アセトニトリル;流量:1mL/分;溶液:1mg/mLMeOH、注入容量:5μL;Rt:8.65分。
旋光度:−34.8°(9.4mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例185:3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−6−フルオロ−2−メチルフェニル]プロパン酸
中間体41に従って製造した3−(3−アミノ−6−フルオロ−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル38mg(150μmol)を、中間体3と同様にして、中間体45に従って製造した(2R)−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)エタン酸と反応させて、tBuエステル保護生成物を得て、それについて分取HPLCを行った。得られた固体のTFA/DCM(1:1)によるtBuエステル脱保護および次に後処理および精製後に、標題化合物37mg(48%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.97−1.12(1H)、1.35−1.64(5H)、1.66−1.73(1H)、1.80−1.93(1H)、2.05(3H)、2.33−2.40(2H)、2.58−2.72(1H)、2.79−2.90(2H)、3.52(1H)、6.95(1H)、7.04(1H)、7.56(2H)、7.72−7.81(2H)、8.26(1H)、8.62(1H)、8.86−8.92(1H)、9.58(1H)、12.22(1H)ppm。
分析HPLC、方法12:溶媒:アセトニトリル/水+0.1%TFA、14分で勾配20%から90%アセトニトリル;流量:1mL/分;溶液:1mg/mLMeOH、注入容量:5μL;Rt:10.88分。
旋光度:−34.0°(10.1mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例186:N−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−N−メチルグリシン
中間体49に従って製造したメチルN−(3−アミノ−2−メチルフェニル)−N−メチルグリシネート40mg(192μmol)を、中間体3と同様にして、中間体45に従って製造した(2R)−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)エタン酸と反応させて、NaOH(2M水溶液)750μLによるメチルエステルケン化および次に後処理および精製後に、標題化合物29mg(36%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.96−1.07(1H)、1.33−1.62(5H)、1.64−1.71(1H)、1.86(1H)、2.00(3H)、2.58−2.76(4H)、3.51−3.61(3H)、6.88(2H)、7.00−7.06(1H)、7.55(2H)、7.72−7.78(2H)、8.22−8.25(1H)、8.58−8.61(1H)、8.84−8.89(1H)、9.48(1H)、12.36(1H)ppm。
実施例187:N−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−N−メチルグリシン
中間体49に従って製造したメチルN−(3−アミノ−2−メチルフェニル)−N−メチルグリシネート40mg(192μmol)を、中間体3と同様にして、中間体42に従って製造した(2R)−[4−(5−クロロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)エタン酸と反応させて、NaOH(2M水溶液)960μLによるメチルエステルケン化および次に後処理および精製後に、標題化合物39mg(38%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.95−1.06(1H)、1.32−1.70(6H)、1.80−1.91(1H)、2.00(3H)、2.51−2.61(4H)、2.61−2.76(3H)、3.49−3.62(3H)、6.85−6.91(2H)、6.99−7.06(1H)、7.53(2H)、7.68−7.75(2H)、8.15−8.18(1H)、8.72−8.75(1H)、9.50(1H)、12.38(1H)ppm。
実施例188:(−)N−{3−[(シクロペンチル{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}−N−メチルグリシン、単一エナンチオマー
中間体49に従って製造したメチルN−(3−アミノ−2−メチルフェニル)−N−メチルグリシネート52mg(247μmol)を、中間体と同様にして、中間体50に従って製造した(−)−シクロペンチル{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}エタン酸と反応させて、NaOH(2M水溶液)1235μLによるメチルエステルケン化および次に後処理および精製後に、標題化合物38mg(27%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.05(1H)、1.35−1.63(5H)、1.68(1H)、1.77−1.95(1H)、2.02(3H)、2.53−2.68(1H)、2.71(3H)、3.43−3.69(3H)、6.89(2H)、7.03(1H)、7.32−7.54(2H)、7.69(1H)、8.38(1H)、8.99(1H)、9.08(1H)、9.53(1H)ppm。
旋光度:−−7.9°(9mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例189:3−(3−{[(2R)−2−シクロペンチル−2−{4−[5−(2−メチルプロピル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸
中間体43に従って製造した3−(3−{[(2R)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル150mg(300μmol)を、実施例1と同様にして[5−(2−メチルプロピル)ピリジン−3−イル]ボロン酸と反応させて、TFA 20000μLによるtBuエステル脱保護および次に後処理および精製後に、標題化合物40mg(26%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.90(6H)、1.04(1H)、1.33−1.53(3H)、1.60(2H)、1.70(1H)、1.82−1.99(2H)、2.03(3H)、2.45−2.55(4H)、2.64(1H)、2.81(2H)、3.54(1H)、6.97−7.09(3H)、7.55(2H)、7.71(2H)、7.88(1H)、8.37(1H)、8.73(1H)、9.54(1H)、12.15(1H)ppm。
旋光度:−−33.9°(10mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例190:3−(3−{[(2R)−2−シクロペンチル−2−{4−[5−(プロパン−2−イルオキシ)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸
中間体43に従って製造した3−(3−{[(2R)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル150mg(300μmol)を、実施例1と同様にして[5−(プロパン−2−イルオキシ)ピリジン−3−イル]ボロン酸と反応させて、TFA 20000μLによるtBuエステル脱保護および次に後処理および精製後に、標題化合物58mg(43%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.02(1H)、1.28−1.52(9H)、1.52−1.64(2H)、1.65−1.74(1H)、1.87(1H)、2.02(3H)、2.43(2H)、2.57−2.68(1H)、2.80(2H)、3.53(1H)、4.83(1H)、6.96−7.07(3H)、7.50−7.63(3H)、7.70(2H)、8.22(1H)、8.45(1H)、9.51(1H)、12.13(1H)ppm。
旋光度:−28.0°(9mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例191:3−(3−{[(2R)−2−シクロペンチル−2−{4−[5−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸
中間体43に従って製造した3−(3−{[(2R)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル150mg(300μmol)を、実施例1と同様にして3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリジンと反応させて、TFA 15000μLによるtBuエステル脱保護および次に後処理および精製後に、標題化合物55mg(35%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.03(1H)、1.32−1.53(3H)、1.53−1.63(2H)、1.69(1H)、1.87(1H)、1.95−2.08(3H)、2.34−2.53(2H)、2.57−2.72(1H)、2.81(2H)、3.54(1H)、3.80(2H)、6.95−7.08(3H)、7.57(3H)、7.69(2H)、8.09(1H)、8.56(1H)、8.89(1H)、9.53(1H)、12.12(1H)ppm。
旋光度:−26.3°(8.59mg/2mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例192:3−(3−{[(2R)−2−シクロペンチル−2−{4−[6−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸
中間体43に従って製造した3−(3−{[(2R)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸tert−ブチル150mg(300μmol)を、実施例1と同様にして2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)ピリジンと反応させて、TFA 15000μLによるtBuエステル脱保護および次に後処理および精製後に、標題化合物8mg(6%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.97−1.10(1H)、1.33−1.52(3H)、1.52−1.63(2H)、1.68(1H)、1.82−1.92(1H)、2.02(3H)、2.43(2H)、2.51−2.69(4H)、2.80(2H)、3.55(1H)、6.97−7.06(3H)、7.56(2H)、7.78(2H)、8.29(1H)、9.03(1H)、9.52(1H)、12.11(1H)ppm。
旋光度:−43.3°(10mg/mLメタノール中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例193:3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]−3−ヒドロキシプロパン酸
中間体51に従って製造した3−(3−アミノ−2−メチルフェニル)−3−ヒドロキシプロパン酸tert−ブチル75mg(300μmol)を、中間体3と同様にして、中間体45に従って製造した(2R)−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)酢酸と反応させて、TFA 5000μLによるtBuエステル脱保護および次に後処理および精製後に、標題化合物85mg(55%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.02(1H)、1.34−1.53(3H)、1.53−1.64(2H)、1.68(1H)、1.82−1.91(1H)、2.02−2.07(3H)、2.31−2.47(2H)、2.51−2.57(1H)、2.57−2.67(1H)、3.55(1H)、5.14(1H)、5.30(1H)、7.04−7.14(2H)、7.29(1H)、7.56(2H)、7.76(2H)、8.24(1H)、8.60(1H)、8.87(1H)、9.52(1H)、12.11(1H)ppm。
旋光度:−31.9°(9.4mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例194:3−[3−({シクロペンチル[3−フルオロ−4−(5−イソブチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ペンタン酸、単一エナンチオマー
中間体52に従って製造した3−(3−{[(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ペンタン酸、単一エナンチオマー150mg(306μmol)を、実施例1と同様にして[5−(2−メチルプロピル)ピリジン−3−イル]ボロン酸と反応させて、その後の後処理および精製後に、標題化合物58mg(34%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.65−0.74(3H)、0.88(6H)、0.99−1.14(1H)、1.37(1H)、1.42−1.63(6H)、1.67−1.70(1H)、1.82−1.95(2H)、2.05−2.11(3H)、2.40−2.47(1H)、2.51−2.66(2H)、3.17−3.28(1H)、3.56(2H)、7.00−7.12(3H)、7.35−7.43(2H)、7.57(1H)、7.71−7.79(1H)、8.40(1H)、8.58(1H)、9.56(1H)、11.95(1H)ppm。
旋光度:−10.0°(9.9mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例195:3−[3−({シクロペンチル[4−(5−エチルピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ペンタン酸、単一エナンチオマー
中間体52に従って製造した3−(3−{[(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ペンタン酸、単一エナンチオマー150mg(306μmol)を、実施例1と同様にして、(5−エチルピリジン−3−イル)ボロン酸と反応させて、その後の後処理および精製後に、標題化合物36mg(22%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.60−0.69(3H)、0.98−1.10(1H)、1.23(3H)、1.34−1.51(4H)、1.53−1.71(2H)、1.75(1H)、1.81−1.93(1H)、2.05−2.13(3H)、2.13−2.32(2H)、2.56−2.72(3H)、3.25(1H)、3.60(1H)、6.94−7.06(3H)、7.35−7.42(2H)、7.55(1H)、7.81(1H)、8.43−8.47(1H)、8.57(1H)、9.65−9.71(1H)ppm。
旋光度:−2.6°(9mg/4mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例196:(−)3−{3−[(シクロペンチル{3−フルオロ−4−[5−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸、単一エナンチオマー
中間体55に従って製造した3−(3−{[(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸、単一エナンチオマー138mg(300μmol)を、実施例1と同様にして、3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリジンと反応させて、その後の後処理および精製後に、標題化合物82mg(48%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.06(1H)、1.36−1.93(5H)、2.00−2.09(3H)、2.40(2H)、2.53−2.58(1H)、2.64(1H)、2.80(2H)、3.60(1H)、3.83(2H)、6.99−7.07(3H)、7.38−7.45(2H)、7.59(1H)、8.02(1H)、8.60(1H)、8.77(1H)、9.60(1H)ppm。
旋光度:−31.1°(5mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例197:(−)3−{3−[(シクロペンチル{3−フルオロ−4−[6−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸、単一エナンチオマー
中間体55に従って製造した3−(3−{[(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸、単一エナンチオマー138mg(300μmol)を、実施例1と同様にして、2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)ピリジンと反応させて、その後の後処理および精製後に、標題化合物83mg(48%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.00−1.24(1H)、1.36−1.65(5H)、1.66−1.76(1H)、1.82−1.93(1H)、2.05(3H)、2.43(2H)、2.58−2.72(4H)、2.81(2H)、3.60(1H)、6.99−7.08(3H)、7.38−7.51(2H)、7.68(1H)、8.25(1H)、8.93(1H)、9.60(1H)ppm。
旋光度:−9.5°(6mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例198:(−)3−[3−({シクロペンチル[3−フルオロ−4−(5−イソブチル−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸、単一エナンチオマー
中間体55に従って製造した3−(3−{[(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸、単一エナンチオマー138mg(300μmol)を、実施例1と同様にして、[5−(2−メチルプロピル)ピリジン−3−イル]ボロン酸と反応させて、その後の後処理および精製後に、標題化合物73mg(45%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.88(6H)、1.04(1H)、1.34−1.63(5H)、1.65−1.77(2H)、1.80−1.94(2H)、2.00−2.17(3H)、2.43(2H)、2.51−2.66(3H)、2.81(2H)、3.54−3.62(2H)、6.98−7.07(3H)、7.35−7.44(2H)、7.56(1H)、7.69−7.79(1H)、8.40(1H)、8.58(1H)、9.56(1H)ppm。
旋光度:−16.5°(10mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例199:(−)3−[3−({シクロペンチル[3−フルオロ−4−(5−イソプロポキシピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸、単一エナンチオマー
3−(3−{[(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸、単一エナンチオマー138mg(300μmol)を、実施例1と同様にして、[5−(プロパン−2−イルオキシ)ピリジン−3−イル]ボロン酸と反応させて、その後の後処理および精製後に、標題化合物65mg(40%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.98−1.21(1H)、1.30−1.34(6H)、1.36−1.64(4H)、1.66−1.73(1H)、1.80−1.96(1H)、2.01−2.09(3H)、2.45(2H)、2.53−2.68(1H)、2.82(2H)、3.59(1H)、4.79(1H)、6.99−7.08(3H)、7.34−7.43(2H)、7.50−7.63(2H)、8.26−8.34(2H)、9.59(1H)、12.12(1H)ppm。
旋光度:−16.5°(10mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例200:3−(3−{[(2R)−2−シクロペンチル−2−{4−[5−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ペンタン酸、単一エナンチオマー
中間体56に従って製造した3−(3−{[(2R)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ペンタン酸、単一エナンチオマー酸142mg(300μmol)を、実施例1と同様にして3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリジンと反応させて、その後の後処理および精製後に、標題化合物96mg(55%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.63−0.70(3H)、1.02(1H)、1.35−1.53(3H)、1.53−1.72(3H)、1.82−1.91(2H)、2.04−2.10(3H)、2.31−2.47(1H)、2.56−2.77(1H)、3.16−3.39(1H)、3.55(1H)、3.80(3H)、6.97−7.09(3H)、7.57(2H)、7.69(2H)、8.08(1H)、8.53−8.56(1H)、8.88(1H)、9.52(1H)ppm。
旋光度:−9.2°(9mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例201:3−(3−{[(2R)−2−シクロペンチル−2−{4−[6−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ペンタン酸、単一エナンチオマー
中間体56に従って製造した3−(3−{[(2R)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ペンタン酸、単一エナンチオマー142mg(300μmol)を、実施例1と同様にして、2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)ピリジンと反応させて、その後の後処理および精製後に、標題化合物115mg(65%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.63−0.72(3H)、1.01(1H)、1.35−1.62(7H)、1.68(1H)、1.82−1.92(1H)、2.02−2.11(3H)、2.31−2.47(1H)、2.52−2.57(1H)、2.58−2.70(4H)、3.12−3.39(1H)、3.54(1H)、6.98−7.10(3H)、7.57(2H)、7.78(2H)、8.27−8.31(1H)、9.03(1H)、9.52(1H)ppm。
旋光度:−10.6°(7mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例202:3−[3−({(2R)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−イソブチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ペンタン酸、単一エナンチオマー
中間体56に従って製造した3−(3−{[(2R)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ペンタン酸、単一エナンチオマー142mg(300μmol)を、実施例1と同様にして、[5−(2−メチルプロピル)ピリジン−3−イル]ボロン酸と反応させて、その後の後処理および精製後に、標題化合物85mg(51%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.66(3H)、0.83−0.94(6H)、0.96−1.12(1H)、1.33−1.53(4H)、1.53−1.63(3H)、1.68(1H)、1.81−1.99(3H)、2.00−2.10(3H)、2.31−2.47(2H)、2.51−2.57(4H)、2.58−2.73(1H)、3.14−3.39(1H)、3.53(1H)、6.97−7.09(2H)、7.54(2H)、7.69(2H)、7.86(1H)、8.34−8.45(1H)、8.71(1H)、9.51(1H)ppm。
旋光度:−16.7°(7mg/3mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例203:3−[3−({(2R)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−イソプロポキシピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ペンタン酸、単一エナンチオマー
中間体56に従って製造した3−(3−{[(2R)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ペンタン酸、単一エナンチオマー142mg(300μmol)を、実施例1と同様にして、[5−(プロパン−2−イルオキシ)ピリジン−3−イル]ボロン酸と反応させて、その後の後処理および精製後に、標題化合物132mg(79%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.62−0.71(3H)、1.02(1H)、1.25−1.52(10H)、1.53−1.75(4H)、1.78−1.95(2H)、2.00−2.12(3H)、2.22−2.39(1H)、2.42(1H)、2.53(1H)、2.57−2.69(1H)、3.25(1H)、3.54(1H)、4.83(1H)、6.97−7.09(3H)、7.48−7.62(3H)、7.70(2H)、8.22(1H)、8.45(1H)、9.51(1H)ppm。
分析HPLC、方法4:溶媒/勾配:10分でヘキサン/イソプロパノール/ジエチルアミン95:5:0.1(体積)から50:50:0.1(体積);流量:1.0mL/分;溶液:1mg/mLエタノール/メタノール2:1;注入容量:5.0μL;Rt:8.46分。
実施例204:3−[3−({(2R)−2−シクロペンチル−2−[4−(5−エチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]ペンタン酸、単一エナンチオマー
中間体56に従って製造した3−(3−{[(2R)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)ペンタン酸、単一エナンチオマー200mg(423μmol)を、実施例1と同様にして、(5−エチルピリジン−3−イル)ボロン酸と反応させて、その後の後処理および精製後に、標題化合物155mg(70%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.60−0.82(3H)、0.94−1.13(1H)、1.24(3H)、1.33−1.54(4H)、1.59(2H)、1.68(1H)、1.75(1H)、1.80−1.96(1H)、2.06(3H)、2.41(1H)、2.57−2.77(2H)、3.26(1H)、3.39−3.63(3H)、6.97−7.12(3H)、7.54(2H)、7.69(2H)、7.90(1H)、8.42(1H)、8.70(1H)、9.51(1H)、11.87(1H)ppm。
分析HPLC、方法4:溶媒/勾配:10分でヘキサン/イソプロパノール/TFA95:5:0.1(体積)から50:50:0.1(体積);流量:1.0mL/分;溶液:1mg/mLエタノール/メタノール2:1;注入容量:5.0μL;Rt:9.21分。
実施例205:3−{3−[(シクロブチル{3−フルオロ−4−[5−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸、単一エナンチオマー
中間体57に従って製造した3−(3−{[(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロブチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸、単一エナンチオマー67mg(150μmol)を、実施例1と同様にして、3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリジンと反応させて、その後の後処理および精製後に、標題化合物41mg(43%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.63(1H)、1.78−1.96(5H)、1.99−2.09(4H)、2.09−2.32(1H)、2.44(2H)、2.66−2.91(3H)、3.03(1H)、3.75−3.88(3H)、6.99−7.18(3H)、7.26−7.46(2H)、7.57(1H)、7.99(1H)、8.56−8.63(1H)、8.75(1H)、9.55−9.63(1H)ppm。
実施例206:(−)3−{3−[(シクロブチル{3−フルオロ−4−[6−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸、単一エナンチオマー
中間体57に従って製造した3−(3−{[(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロブチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸、単一エナンチオマー67mg(150μmol)を、実施例1と同様にして、2−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)ピリジンと反応させて、その後の後処理および精製後に、標題化合物28mg(32%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.64(1H)、1.79−1.96(4H)、2.01−2.09(3H)、2.09−2.20(1H)、2.30−2.48(2H)、2.64−2.71(3H)、2.81(2H)、3.03(1H)、3.86(1H)、6.99−7.07(3H)、7.31−7.51(2H)、7.66(1H)、8.23(1H)、8.90(1H)、9.59(1H)、12.13(1H)ppm。
旋光度:−24.9°(8.4mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例207:3−[3−({シクロブチル[3−フルオロ−4−(5−イソブチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸、単一エナンチオマー
中間体57に従って製造した3−(3−{[(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロブチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸、単一エナンチオマー67mg(150μmol)を、実施例1と同様にして、[5−(2−メチルプロピル)ピリジン−3−イル]ボロン酸と反応させて、その後の後処理および精製後に、標題化合物11mg(13%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.84−0.91(6H)、1.64(1H)、1.80−1.96(5H)、2.01−2.08(3H)、2.12(1H)、2.40−2.47(2H)、2.51−2.56(2H)、2.81(2H)、3.02(1H)、3.84(1H)、6.99−7.07(3H)、7.31−7.38(2H)、7.56(1H)、7.76(1H)、8.40(1H)、8.57(1H)、9.58(1H)ppm。
実施例208:(−)3−{3−[(シクロブチル{3−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メチルフェニル}プロパン酸、単一エナンチオマー
中間体57に従って製造した3−(3−{[(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロブチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸、単一エナンチオマー67mg(150μmol)を、実施例1と同様にして、[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸と反応させて、その後の後処理および精製後に、標題化合物32mg(35%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.65(1H)、1.79−1.96(4H)、1.98−2.10(3H)、2.10−2.27(1H)、2.33−2.49(3H)、2.67−2.93(2H)、3.04(1H)、3.88(1H)、6.99−7.20(3H)、7.33−7.55(2H)、7.55−7.73(1H)、8.40(1H)、9.01(1H)、9.09(1H)、9.57−9.66(1H)、12.16(1H)ppm。
旋光度:−22.5°(8.5mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例209:(−)3−[3−({シクロブチル[3−フルオロ−4−(5−イソプロポキシピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸、単一エナンチオマー
中間体57に従って製造した3−(3−{[(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロブチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸、単一エナンチオマー67mg(150μmol)を、実施例1と同様にして[5−(プロパン−2−イルオキシ)ピリジン−3−イル]ボロン酸と反応させて、その後の後処理および精製後に、標題化合物18mg(23%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.31(6H)、1.65(1H)、1.80−1.97(4H)、2.06(3H)、2.14(1H)、2.46(2H)、2.82(2H)、2.97−3.09(1H)、3.85(1H)、4.79(1H)、7.00−7.09(3H)、7.31−7.39(2H)、7.48−7.63(2H)、8.25−8.33(2H)、9.63(1H)ppm。
旋光度:−24.4°(8.7mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例210:(−)3−[3−({シクロブチル[4−(5−エチルピリジン−3−イル)−3−フルオロフェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸、単一エナンチオマー
中間体57に従って製造した3−(3−{[(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)(シクロブチル)アセチル]アミノ}−2−メチルフェニル)プロパン酸、単一エナンチオマー89mg(200μmol)を、実施例1と同様にして、(5−エチルピリジン−3−イル)ボロン酸と反応させて、その後の後処理および精製後に、標題化合物20mg(21%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.24(3H)、1.52−1.76(1H)、1.80−1.97(4H)、2.06(3H)、2.13(1H)、2.41−2.49(2H)、2.70(2H)、2.83(2H)、2.97−3.10(1H)、3.86(1H)、6.97−7.14(3H)、7.25−7.45(2H)、7.58(1H)、7.82(1H)、8.47(1H)、8.58(1H)、9.62(1H)、12.18(1H)ppm。
旋光度:−26.3°(8.2mg/3mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例211:(R/S)3−[3−({シクロペンチル[4−(5−フルオロ−6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]アセチル}アミノ)−2−メチルフェニル]プロパン酸
実施例1と同様にして、中間体3 75mgの(5−フルオロ−6−メチルピリジン−3−イル)ボロン酸34.8mgとの反応、次にtert−ブチルエステル開裂、次にHPLCによる精製によって、標題化合物31.5mg(47%)を得た。
実施例212:3−[3−({[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル](シクロペンチル)アセチル}アミノ)−2−メトキシフェニル]プロパン酸
中間体60に従って製造した3−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メトキシフェニル)プロパン酸tert−ブチル90mg(145μmol)を、実施例1と同様にして、(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸と反応させて、脱保護TFA 1100μL/DCM 1400μLによるtBuエステルおよび次に後処理および精製後に、標題化合物28mg(39%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.97(1H)、1.27−1.41(2H)、1.43−1.59(3H)、1.60−1.70(1H)、1.81(1H)、2.44(1H)、2.55−2.68(1H)、2.77(2H)、3.48(3H)、3.78(1H)、6.90−6.96(2H)、7.55(2H)、7.63(1H)、7.72(2H)、8.19(1H)、8.56(1H)、8.83(1H)、9.46(1H)、12.09(1H)ppm。
実施例213:3−{3−[(シクロペンチル{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル)アミノ]−2−メトキシフェニル}プロパン酸
中間体60に従って製造した3−(3−{[(4−ブロモフェニル)(シクロペンチル)アセチル]アミノ}−2−メトキシフェニル)プロパン酸tert−ブチル90mg(145μmol)を、実施例1と同様にして、3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリジンと反応させて、TFA 1100μL/DCM 1300μLによるtBuエステル脱保護および次に後処理および精製後に、標題化合物35mg(49%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.91−1.05(1H)、1.28−1.42(2H)、1.44−1.59(3H)、1.65(1H)、1.74−1.87(1H)、2.63(2H)、2.77(2H)、3.30−3.54(3H)、3.80(1H)、6.89−6.98(2H)、7.43−7.67(3H)、7.78(2H)、8.40(1H)、8.91(1H)、9.17(1H)、9.48(1H)、12.09(1H)ppm。
実施例214:3−[3−({(2R)−2−[4−(5−クロロピリジン−3−イル)フェニル]−2−シクロペンチルアセチル}アミノ)−2−(トリフルオロメチル)フェニル]プロパン酸
中間体62に従って製造した3−[3−{[(2R)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−(トリフルオロメチル)フェニル]プロパン酸tert−ブチル111mg(200μmol)を、実施例1と同様にして、(5−クロロピリジン−3−イル)ボロン酸と反応させて、TFA 6000μL/DCM 10000μLによるtBuエステル脱保護および次に後処理および精製後に、標題化合物35mg(32%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=0.95−1.06(1H)、1.27−1.43(2H)、1.46(1H)、1.51−1.63(2H)、1.67(1H)、1.84(1H)、2.56−2.79(2H)、2.97(2H)、3.53(2H)、7.05(1H)、7.33(1H)、7.44−7.55(4H)、7.76(2H)、8.25(1H)、8.60(1H)、8.88(1H)、9.85(1H)ppm。
旋光度:−41.4°(9.5mg/2mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
実施例215:3−[3−{[(2R)−2−シクロペンチル−2−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}アセチル]アミノ}−2−(トリフルオロメチル)フェニル]プロパン酸
中間体62に従って製造した3−[3−{[(2R)−2−(4−ブロモフェニル)−2−シクロペンチルアセチル]アミノ}−2−(トリフルオロメチル)フェニル]プロパン酸tert−ブチル111mg(200μmol)を、実施例1と同様にして、[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ボロン酸と反応させて、TFA 1000μL/DCM 5000μLによるtBuエステル脱保護および次に後処理および精製後に、標題化合物38mg(32%)を得た。
1H−NMR(DMSO−d6):δ=1.01(1H)、1.27−1.51(3H)、1.52−1.64(2H)、1.67(1H)、1.78−1.90(1H)、2.51(1H)、2.56−2.68(1H)、2.97(2H)、3.55(2H)、7.06(1H)、7.31−7.36(1H)、7.47−7.57(4H)、7.83(2H)、8.46(1H)、8.94(1H)、9.22(1H)、9.86(1H)ppm。
旋光度:−39.0°(9.8mg/mL DMSO中溶液、温度:20℃、波長:589nm)。
本発明の化合物の医薬組成物
本発明はまた1以上の本発明の化合物を含む医薬組成物に関する。これらの組成物を用いて、処置を必要とする患者に投与することにより所望の薬理効果を達成することができる。患者は、本発明に関して、特定の状態または疾患の治療を必要とするヒトなどの哺乳動物である。従って、本発明は、医薬として許容される担体および医薬として有効量の本発明の化合物またはその塩からなる医薬組成物を含む。医薬として許容される担体は好ましくは、担体が原因である副作用が有効成分の有益な効果を損ねないように、有効成分の有効活性と調和する濃度で患者に比較的非毒性かつ無害である担体である。医薬として有効量の化合物は、好ましくは処置される特定の状態に対してある結果を生じるまたは影響を与える量である。本発明の化合物は、当分野で公知の医薬として許容される担体と、即時放出、遅延放出および持続放出製剤を含むあらゆる有効な慣用の単位製剤を使用して、経口投与、非経口投与、局所投与、経鼻投与、眼球投与、経耳投与、舌下投与、直腸投与、膣投与等することができる。
経口投与のために、本化合物を固体または液体製剤、例えばカプセル剤、丸薬、錠剤、トローチ剤、ロゼンジ剤、溶融物、粉剤、液剤、懸濁液または乳濁液に製剤でき、医薬組成物の製造のための当分野で公知の方法に従って製造できる。固体単位製剤は、例えば界面活性剤、滑沢剤および不活性充填剤、例えば乳糖、ショ糖、リン酸カルシウムおよびトウモロコシデンプンを含む、通常の硬殻または軟殻ゼラチン型であることができるカプセル剤であり得る。
別の実施形態において、本発明の化合物は、慣用の錠剤基剤、例えば乳糖、ショ糖およびトウモロコシデンプンと共に、結合剤、例えばアカシア、トウモロコシデンプンまたはゼラチン、投与後に錠剤の破壊および溶解を助けるための崩壊剤、例えばジャガイモデンプン、アルギン酸、トウモロコシデンプンおよびグアーガム、トラガカントガム、アカシア、錠剤造粒の流動を改善し、錠剤物質の錠剤の型や抜き型表面への付着を防ぐための滑沢剤、例えばタルク、ステアリン酸またはステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウムもしくはステアリン酸亜鉛、錠剤の見た目を高め、患者に受け入れやすくするための色素、着色料および香味剤、例えばペパーミント、冬緑油またはサクランボ香味剤を組み合わせて打錠してよい。経口液体製剤での使用に適した添加物は、リン酸二カルシウムおよび希釈剤、例えば水およびアルコール、例えば、エタノール、ベンジルアルコールおよびポリエチレンアルコールを、医薬として許容される界面活性剤、懸濁剤または乳化剤を伴いまたは伴わずに含む。種々の他の物質がコーティングとしてまたは他の方法で投与単位の物理的形態を変えるために存在してよい。例えば、錠剤、丸薬またはカプセル剤は、セラック、糖またはその両方でコーティングしてよい。
分散性粉末および顆粒は、水性懸濁液の製造に適している。それらは、有効成分を分散剤または湿展剤、懸濁剤および1種以上の保存料との混合物で提供する。適当な分散剤または湿展剤および懸濁剤は、すでに上に記載したものによって例示される。また、さらなる添加物、例えば上記甘味剤、香味剤および着色料が存在してもよい。
本発明の医薬組成物はまた、水中油型乳濁液の形態であってよい。油相は、植物油、例えば液体パラフィンまたは複数植物油の混合物であってよい。適当な乳化剤は、(1)天然ガム、例えばアラビアガムおよびトラガカントガム、(2)天然リン脂質、例えば大豆およびレシチン、(3)脂肪酸およびヘキシトール無水物から誘導されるエステルまたは部分エステル、例えばモノオレイン酸ソルビタン、(4)エチレンオキシドと当該部分エステルの縮合生成物、例えばモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンであってよい。乳濁液はまた、甘味剤および香味剤を含んでよい。
油性懸濁液は、有効成分を、植物油、例えば落花生油、オリーブ油、ごま油またはココナッツ油、または、鉱油、例えば液体パラフィンに懸濁させることによって製剤することができる。油性懸濁液は、濃化剤、例えば蜜蝋、硬パラフィンまたはセチルアルコールを含んでよい。懸濁液はまた、1種以上の保存料、例えばp−ヒドロキシ安息香酸エチルまたはp−ヒドロキシ安息香酸n−プロピル;1種以上の着色料;1種以上の香味剤および1種以上の甘味剤、例えばショ糖またはサッカリンを含んでよい。
シロップおよびエリキシルは、甘味剤、例えばグリセロール、プロピレングリコール、ソルビトールまたはショ糖と共に製剤することができる。このような製剤はまた、粘滑剤および保存料、例えばメチルパラベンおよびプロピルパラベン、および、香味剤および着色料を含んでよい。
本発明の化合物はまた、非経口で、すなわち、皮下に、静脈内に、眼内に、滑液嚢内に、筋肉内にまたは腹腔内に、化合物の注射用投与として、好ましくは、医薬として許容される界面活性剤、例えば石鹸または界面活性剤、懸濁剤、例えばペクチン、カルボマー、メチセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースまたはカルボキシメチルセルロースまたは乳化剤および他の医薬補助剤を伴うまたは伴わない、滅菌液体または液体混合物、例えば水、食塩水、水性デキストロースおよび関連糖溶液、アルコール、例えばエタノール、イソプロパノールまたはヘキサデシルアルコール、グリコール、例えばプロピレングリコールまたはポリエチレングリコール、グリセロールケタール、例えば2,2−ジメチル−1,1−ジオキソラン−4−メタノール、エーテル、例えばポリ(エチレングリコール)400、油、脂肪酸、脂肪酸エステルまたは脂肪酸グリセリドまたはアセチル化脂肪酸グリセリドであることができる生理的に許容される希釈剤と医薬担体中の化合物の注射用投与として投与し得る。
本発明の非経口製剤に使用できる油の実例は、石油由来、動物由来、植物由来または合成由来の油、例えば、落花生油、大豆油、ごま油、綿実油、コーン油、オリーブ油、石油および鉱油である。適当な脂肪酸には、オレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸およびミリスチン酸などがある。適当な脂肪酸エステルは、例えばオレイン酸エチルおよびミリスチン酸イソプロピルである。適当な石鹸は、脂肪酸のアルカリ金属塩、アンモニウム塩およびトリエタノールアミン塩を含み、適当な界面活性剤は、カチオン系界面活性剤、例えばハロゲン化ジメチルジアルキルアンモニウム、ハロゲン化アルキルピリジニウムおよびアルキルアミンアセテート;アニオン系界面活性剤、例えばスルホン酸アルキル、スルホン酸アリールおよびスルホン酸オレフィン、硫酸アルキル、硫酸オレフィン、硫酸エーテルおよび硫酸モノグリセリド、およびスルホスクシネート;ノニオン系界面活性剤、例えば、脂肪アミンオキシド、脂肪酸アルカノールアミド、および、ポリ(オキシエチレン−オキシプロピレン)またはエチレンオキシドまたはプロピレンオキシドコポリマー;および、両性界面活性剤、例えばβ−アミノプロピオン酸アルキルおよび2−アルキルイミダゾリンの4級アンモニウム塩、ならびに混合物を含む。
本発明の非経口組成物は、代表的には、約0.5重量%から約25重量%の有効成分を溶液中に含む。保存料および緩衝剤も有利に使用し得る。注射部位の刺激を最小としたり無くすために、このような組成物は、好ましくは約12から約17の親水性・親油性バランス(HLB)を有するノニオン系界面活性剤を含み得る。このような製剤中の界面活性剤の量は、好ましくは、約5重量%から約15重量%の範囲である。界面活性剤は、上記HLBを有する単一の成分でも、所望のHLBを有する2種以上の成分の混合物でもよい。
非経口製剤に使用される界面活性剤の実例は、ポリエチレンソルビタン脂肪酸エステルのクラス、例えばモノオレイン酸ソルビタン、および、プロピレンオキシドとプロピレングリコールの縮合によって形成されたエチレンオキシドと疎水性塩基の高分子量付加物である。
医薬組成物は、滅菌注射用水性懸濁液の形態であってよい。このような懸濁液は、既知の方法に従って、適当な分散剤または湿展剤および懸濁剤、例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガカントガムおよびアラビアガム;天然リン脂質、例えばレシチン、アルキレンオキシドと脂肪酸の縮合生成物、例えばステアリン酸ポリオキシエチレン、エチレンオキシドと長鎖脂肪族アルコールの縮合生成物、例えばヘプタデカエチレンオキシセタノール、エチレンオキシドと脂肪酸およびヘキシトールから誘導される部分エステルとの縮合生成物、例えばモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビトール、または、エチレンオキシドと脂肪酸およびヘキシトール無水物から誘導される部分エステルとの縮合生成物、例えばモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンであり得る分散剤または湿展剤を使用して製剤することができる。
滅菌注射用製剤はまた、無毒性の非経口的に許容される希釈剤または溶媒中の滅菌注射用溶液または懸濁液であってよい。用いられ得る希釈剤および溶媒は、例えば水、リンゲル液、等張性塩化ナトリウム溶液および等張性ブドウ糖溶液である。さらに、滅菌固定油が、従来のように、溶媒または懸濁媒体として用いられる。この目的のために、合成モノグリセリドまたはジグリセリドを含むあらゆる無刺激性固定油を用い得る。さらに、脂肪酸、例えばオレイン酸を注射剤の製造に使用できる。
本発明の組成物はまた、薬物の直腸投与のための坐薬の形態で投与してよい。これらの組成物は、薬物を、常温で固体であるが直腸温度では液体であることから、直腸内で融解して薬物を放出する適当な非刺激性添加物と混合することによって製造できる。このような物質は、例えば、カカオバターおよびポリエチレングリコールである。
本発明で用いられる別の製剤は、経皮送達機器(「貼付剤」)を用いる。そのような経皮貼付剤を用いて、制御された量での本発明の化合物の連続もしくは不連続注入を提供することができる。医薬品の送達のための経皮貼付剤の構築および使用は、当業界で公知である(例えば、1991年6月11日発行の米国特許第5,023,252号(参照によって本明細書に組み込まれる)を参照する。)。そのような貼付剤は、医薬品の連続、パルス的、またはオンデマンド送達のために構築することができる。
非経口投与のための徐放製剤は、当分野で既知のリポソーム、ポリマーミクロスフェアおよびポリマーゲル製剤を含む。
医薬組成物を機械的送達を介して患者に導入することが望ましいまたは必要である場合がある。薬剤送達用の機械的送達装置の構築および使用は、当分野で周知である。例えば、薬物の脳への直接投与法は、通常、血液脳関門を迂回するための患者の脳室系への薬物送達カテーテルの設置を含む。体の特定の解剖学的領域への薬物の輸送に使用される一つのこのような埋込可能な送達系は、米国特許第5,011,472号(1991年4月30日発行)に記載されている。
本発明の組成物はまた、必要に応じてもしくは所望により、一般的に担体または希釈剤と呼ばれる他の慣用の医薬として許容される配合成分も含み得る。このような組成物を適切な製剤で製造する慣用の方法を利用できる。このような成分および方法は、次の参考文献に記載されたものを含む:Powell, M.F. et al., ″Compendium of Excipients for Parenteral Formulations″, PDA Journal of Pharmaceutical Science & Technology 1998, 52(5), 238−311;Strickley, R.G, ″Parenteral Formulations of Small Molecule Therapeutics Marketed in the United States (1999) Part 1″, PDA Journal of Pharmaceutical Science & Technology 1999, 53(6), 324−349;および Nema, S. et al., ″Excipients and Their Use in Injectable Products″, PDA Journal of Pharmaceutical Science & Technology 1997, 51(4), 166−171(それぞれ引用により本明細書に組み込まれる)。
組成物を所期の投与経路用に製剤するのに適宜使用できる一般的に使用される医薬成分は、次のものなどがある。
酸性化剤(例としては、酢酸、クエン酸、フマル酸、塩酸、硝酸などがあるが、これらに限定されるものではない。);
アルカリ化剤(例としては、アンモニア溶液、炭酸アンモニウム、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、水酸化カリウム、ホウ酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、トロラミンなどがあるが、これらに限定されるものではない。);
吸着剤(例としては粉末セルロースおよび活性炭などがあるが、これらに限定されるものではない。);
エアロゾル噴霧剤(例としては、二酸化炭素、CCl2F2、F2ClC−CClF2およびCClF3などがあるが、これらに限定されるものではない。);
空気置換剤(例としては、窒素およびアルゴンなどがあるが、これらに限定されるものではない。);
抗真菌保存料(例としては、安息香酸、ブチルパラベン、エチルパラベン、メチルパラベン、プロピルパラベン、安息香酸ナトリウムなどがあるが、これらに限定されるものではない。);
抗微生物保存料(例としては、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ベンジルアルコール、塩化セチルピリジニウム、クロロブタノール、フェノール、フェニルエチルアルコール、硝酸フェニル水銀およびチメロサールなどがあるが、これらに限定されるものではない。);
抗酸化剤(例としては、アスコルビン酸、パルミチン酸アスコルビル、ブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒドロキシトルエン、次亜リン酸、モノチオグリセロール、没食子酸プロピル、アスコルビン酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウム、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウムなどがあるが、これらに限定されるものではない。);
結合物質(例としては、ブロックポリマー、天然および合成ゴム、ポリアクリレート、ポリウレタン、シリコン、ポリシロキサンおよびスチレン−ブタジエンコポリマーなどがあるが、これらに限定されるものではない。);
緩衝剤(例としては、メタリン酸カリウム、リン酸二カリウム、酢酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム無水物およびクエン酸ナトリウム二水和物などがあるが、これらに限定されるものではない。);
輸送剤(例としては、アカシアシロップ、芳香シロップ、芳香エリキシル、サクランボシロップ、ココアシロップ、オレンジシロップ、シロップ、コーン油、鉱油、落花生油、ごま油、静菌性塩化ナトリウム注射液および静菌性注射用水などがあるが、これらに限定されるものではない。);
キレート剤(例としては、エデト酸二ナトリウムおよびエデト酸などがあるが、これらに限定されるものではない。);
着色料(例としては、FD&C Red No. 3、FD&C Red No. 20、FD&C Yellow No. 6、FD&C Blue No. 2、D&C Green No. 5、D&C Orange No. 5、D&C Red No. 8、カラメルおよび酸化第二鉄赤色などがあるが、これらに限定されるものではない。);
清澄剤(例としてはベントナイトなどがあるが、これに限定されるものではない。);
乳化剤(例としては、アカシア、セトマクロゴール、セチルアルコール、モノステアリン酸グリセリル、レシチン、モノオレイン酸ソルビタン、ポリオキシエチレン50モノステアレートなどがあるが、これらに限定されるものではない。);
封入剤(例としてはゼラチンおよび酢酸フタル酸セルロースなどがあるが、これらに限定されるものではない。);
香味剤(例としては、アニス油、シナモン油、ココア、メントール、オレンジ油、ペパーミント油およびバニリンなどがあるが、これらに限定されるものではない。);
保湿剤(humectant)(例としては、グリセロール、プロピレングリコールおよびソルビトールなどがあるが、これらに限定されるものではない。);
研和剤(例としては、鉱油およびグリセリンなどがあるが、これらに限定されるものではない。);
油(例としては、落花生油、鉱油、オリーブ油、落花生油、ごま油および植物油などがあるが、これらに限定されるものではない。);
軟膏基剤(例としては、ラノリン、親水性軟膏、ポリエチレングリコール軟膏、ワセリン、親水性ワセリン、白色軟膏、黄色軟膏およびバラ香水軟膏などがあるが、これらに限定されるものではない。);
浸透促進剤(経皮送達)(例としては、モノヒドロキシまたはポリヒドロキシアルコール、一価または多価アルコール、飽和または不飽和脂肪アルコール、飽和または不飽和脂肪エステル、飽和または不飽和二カルボン酸、必須油、ホスファチジル誘導体、セファリン、テルペン、アミド、エーテル、ケトンおよびウレアなどがあるが、これらに限定されるものではない。);
可塑剤(例としては、フタル酸ジエチルおよびグリセロールなどがあるが、これらに限定されるものではない。);
溶媒(例としては、エタノール、コーン油、綿実油、グリセロール、イソプロパノール、鉱油、オレイン酸、落花生油、精製水、注射用水、滅菌注射用水および滅菌灌注用水などがあるが、これらに限定されるものではない。);
硬化剤(例としては、セチルアルコール、セチルエステルロウ、微結晶性ロウ、パラフィン、ステアリルアルコール、白色ロウおよび黄色ロウなどがあるが、これらに限定されるものではない。);
坐薬基剤(例としては、カカオバターおよびポリエチレングリコール(混合物)などがあるが、これらに限定されるものではない。);
界面活性剤(例としては、塩化ベンザルコニウム、ノノキシノール10、オクトキシノール(oxtoxynol)9、ポリソルベート80、ラウリル硫酸ナトリウムおよびモノパルミチン酸ソルビタンなどがあるが、これらに限定されるものではない。);
懸濁剤(例としては、寒天、ベントナイト、カルボマー、カルボキシメチルセルロース ナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カオリン、メチルセルロース、トラガカントおよびveegumなどがあるが、これらに限定されるものではない。);
甘味剤(例としては、アスパルテーム、デキストロース、グリセロール、マンニトール、プロピレングリコール、サッカリンナトリウム、ソルビトールおよびショ糖などがあるが、これらに限定されるものではない。);
錠剤抗付着剤(例としては、ステアリン酸マグネシウムおよびタルクなどがあるが、これらに限定されるものではない。);
錠剤結合剤(例としては、アカシア、アルギン酸、カルボキシメチルセルロースナトリウム、圧縮性糖、エチルセルロース、ゼラチン、液体ブドウ糖、メチルセルロース、非架橋ポリビニルピロリドンおよびアルファ化デンプンなどがあるが、これらに限定されるものではない。);
錠剤およびカプセル剤希釈剤(例としては、リン酸水素カルシウム、カオリン、乳糖、マンニトール、微結晶性セルロース、粉末セルロース、沈殿炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、ソルビトールおよびデンプンなどがあるが、これらに限定されるものではない。);
錠剤コーティング剤(例としては、液体ブドウ糖、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、酢酸フタル酸セルロースおよびセラックなどがあるが、これらに限定されるものではない。);
錠剤直接圧縮添加物(例としては、リン酸水素カルシウムなどがあるが、これに限定されるものではない。);
錠剤崩壊剤(例としては、アルギン酸、カルボキシメチルセルロースカルシウム、微結晶性セルロース、ポラクリリンカリウム、架橋ポリビニルピロリドン、アルギン酸ナトリウム、デンプングリコール酸ナトリウムおよびデンプンなどがあるが、これらに限定されるものではない。);
錠剤滑剤(例としては、コロイド状シリカ、トウモロコシデンプンおよびタルクなどがあるが、これらに限定されるものではない。);
錠剤滑沢剤(例としては、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、鉱油、ステアリン酸およびステアリン酸亜鉛などがあるが、これらに限定されるものではない。);
錠剤/カプセル剤不透明化剤(例としては、二酸化チタンなどがあるが、これに限定されるものではない。);
錠剤艶出し剤(例としては、カルナウバロウおよび白色ロウなどがあるが、これらに限定されるものではない。);
増粘剤(例としては、蜜ロウ、セチルアルコールおよびパラフィンなどがあるが、これらに限定されるものではない。);
等張化剤(例としてはデキストロースおよび塩化ナトリウムなどがあるが、これらに限定されるものではない。);
粘度上昇剤(例としては、アルギン酸、ベントナイト、カルボマー、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ポリビニルピロリドン、アルギン酸ナトリウムおよびトラガカントなどがあるが、これらに限定されるものではない。);および
湿展剤(例としては、ヘプタデカエチレンオキシセタノール、レシチン、モノオレイン酸ソルビトール、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビトールおよびステアリン酸ポリオキシエチレンなどがあるが、これらに限定されるものではない。)。
併用療法
本発明における「組み合わせ」という用語は、当業者に知られているように使用され、固定された組み合わせ、固定されていない組み合わせまたはキット・オブ・パーツとして提供され得る。
本発明における「固定された組み合わせ」は当業者に知られているように使用され、前記第1の有効成分および前記第2の有効成分が一つの単位用量中にまたは単一の物に一緒に存在する組み合わせと定義される。「固定された組み合わせ」の1例は、前記第1の有効成分および前記第2の有効成分が同時投与のために混合されて、例えば一つの製剤で存在する医薬組成物である。「固定された組み合わせ」の別の例は、前記第1の有効成分および前記第2の有効成分が混合されずに1単位で存在する医薬組み合わせである。
本発明における「固定されていない組み合わせ剤」または「キット・オブ・パーツ」は当業者に知られているように使用され、前記第1の有効成分および前記第2の有効成分が複数のユニットで存在する組み合わせと定義される。固定されていない組み合わせまたはキット・オブ・パーツの一つの例は、前記第1の有効成分および前記第2の有効成分が別々に存在する組み合わせである。固定されていない組み合わせまたはキット・オブ・パーツの構成成分は、別個に、順次に、同時に、一挙にまたは経時的に交互に投与することができる。
本発明の化合物は、単独の医薬品として、または組み合わせが許容できない副作用を全く引き起こさない1以上の他の医薬品と組み合わせて投与することができる。本発明は、そのような組み合わせに関するものでもある。
例えば、本発明の化合物は、公知のホルモン療法剤と組み合わせることができる。
特に、本発明の化合物は、ホルモン避妊薬と併用投与、または同時投与することができる。ホルモン避妊薬は、経口、皮下、経皮、子宮内または膣内経路を介して、例えば併用経口避妊薬(COC類)またはプロゲステロンオンリーピル(POP類)またはホルモン含有機器、例えばインプラント、貼付剤もしくは膣内リングとして投与することができる。
COC類には、エストロゲン(エストラジオール)およびプロゲストゲン(プロゲスチン)の組み合わせを含む経口避妊薬または避妊方法などがあるが、これらに限定されるものではない。エストロゲン部分が、COC類エチニルエストラジオールのほとんどにある。一部のCOC類は、エストラジオールまたは吉草酸エストラジオールを含む。
前記COC類は、プロゲスチン類ノルエチノドレル、ノルエチンドロン、酢酸ノルエチンドロン、酢酸エチノジオール、ノルゲストレル、レボノルゲストレル、ノルゲスチメート、デソゲストレル、ゲストデン、ドロスピレノン、ジエノゲスト、または酢酸ノメゲストロールを含む。
経口避妊薬には、例えば、ヤスミン、ヤーズ(いずれもエチニルエストラジオールおよびドロスピレノンを含む);レボノルゲストレルおよびエチニルエストラジオールを含むマイクロジノンまたはミラノバ(Miranova);エチニルエストラジオールおよびデソゲストレルを含むマーベロン;エチニルエストラジオールおよびジエノゲストを含むバレット(Valette);エチニルエストラジオールおよび酢酸クロルマジノンを含むベララおよびエンリカ(Enriqa);有効成分として吉草酸エストラジオールおよびジエノゲストを含むクライラ;およびエストラジオールおよびノルメゲストロール(normegestrol)を含むゾエリー(Zoely)などがあるが、これらに限定されるものではない。
POP類は、合成プロゲストゲン類(プロゲスチン類)のみを含み、エストロゲンを含まない経口避妊薬である。それらは、口語的にミニピルとして知られている。
POP類には、デソゲストレルを含むセラゼッタ;レボノルゲストレルを含むミクロルト(Microlut);およびノルエチンドロンを含むミクロノル(Micronor)などがあるが、これらに限定されるものではない。
他のプロゲストン・オンリー形態は、子宮内機器(IUD)、例えばレボノルゲストレルを含むミレーナ、または注射剤、例えば酢酸メドロキシプロゲステロンを含むデポプロベラ、またはインプラント、例えばエトノゲストレルを含むインプラノンである。
本発明の化合物との組み合わせに好適な他の避妊効果を有するホルモン含有機器は、膣リング、例えばエチニルエストラジオールおよびエトノゲストレルを含むヌーバリング、または避妊パッチのような経皮系、例えばエチニルエストラジオールおよびノルエルゲストロミンを含むオーソ・エブラ、またはエチニルエストラジオールおよびゲストデンを含むアプリーク(Apleek)(リスビー(Lisvy))である。
本発明の好ましい実施形態は、COCまたはPOPその他のプロゲスチン・オンリー形態ならびに膣リングまたは上記のような避妊パッチと組み合わせた一般式(I)の化合物の投与である。
さらに、本発明の化合物は、すでに承認されているか、PTGES関連のまたはそれが介在する疾患の治療および/または予防のために現在開発中である治療剤または有効成分と組み合わせることができる。
尿路疾患の治療および/または予防のために、本発明の化合物を、次の適応症:膀胱排尿障害関連の尿路疾患状態;尿失禁状態、例えば膀胱容量の減少、排尿頻度上昇、急迫性尿失禁、緊張性尿失禁、または膀胱過敏症;良性前立腺肥大症;前立腺過形成;前立腺炎;排尿筋過反射;過敏性膀胱および過敏性膀胱関連の症状(その症状は、特に頻尿、夜尿症、尿意逼迫または急迫性尿失禁である。);骨盤過敏症;尿道炎;前立腺炎;前立腺痛;膀胱炎、特に間質性膀胱炎;特発性膀胱過敏症における治療剤として使用可能な物質と併用投与または同時投与することができる。
過敏性膀胱および過敏性膀胱関連の症状の治療および/または予防のために、本発明の化合物を、食事、生活様式または膀胱トレーニングのような行動療法に加えて、抗コリン作用薬、例えばオキシブチニン、トルテロジン、プロピベリン、ソリフェナシン、ダリフェナシン、トロスピウム、フェソテロジン;β−3作動薬、例えばミラベグロン;神経毒、例えばオナボツリヌス毒素A;または抗鬱薬、例えばイミプラミン、デュロキセチンと併用投与または同時投与することができる。
間質性膀胱炎の治療および/または予防のために、本発明の化合物を、食事、生活様式または膀胱トレーニングのような行動療法に加えて、ペントサン類、例えばエルミロン;抗鬱薬、例えばアミトリプチリン、イミプラミン;または抗ヒスタミン剤、例えばロラタジンとともに投与することができる。
婦人科疾患の治療および/または予防のために、本発明の化合物を、次の適応症:月経困難症(原発性および続発性を含む);性交疼痛;子宮内膜症;子宮内膜症関連疼痛;子宮内膜症関連症状(その症状は、特に月経困難症、性交疼痛、排尿障害または排便障害である。)における治療剤として使用可能な物質と併用投与または同時投与することができる。
月経困難症(原発性および続発性を含む);性交疼痛;子宮内膜症および子宮内膜症関連疼痛の治療および/または予防のために、本発明の化合物を、排卵阻害処置、特に上記のCOC類または避妊パッチ、例えばオーソ・エブラまたはアプリーク(Apleek)(リスビー(Lisvy))と;またはプロゲストゲン類、例えばジエノゲスト(ビザンヌ)と;またはGnRH類縁体、特にGnRH作動薬および拮抗薬、例えばリュープロレリン、ナファレリン、ゴセレリン、セトロレリックス、アバレリクス、ガニレリクス、デガレリクスと;またはアンドロゲン類:ダナゾールと併用投与することができる。
疼痛または疼痛症候群関連の疾患の治療および/または予防のために、本発明の化合物を、次の適応症:疼痛関連の疾患もしくは障害、例えば痛覚過敏、異痛症、機能性腸疾患(例えば、過敏性大腸症候群)および関節炎(例えば、骨関節炎、関節リウマチおよび強直性脊椎炎)、口腔しゃく熱症候群、火傷、片頭痛もしくは群発頭痛、神経損傷、外傷性神経損傷、外傷後損傷(例えば、骨折およびスポーツでの怪我)、神経炎、神経痛、中毒、虚血性傷害、間質性膀胱炎、ウィルス性、三叉神経痛、小径線維ニューロパシー、糖尿病性神経障害、慢性関節炎および関連する神経痛、HIVおよびHIV治療誘発神経障害における治療剤として使用可能な物質と併用投与または同時投与することができる。
本発明の化合物は、炎症疾患、炎症性疼痛または全身痛状態を治療するための他の薬理剤および化合物と組み合わせることができる。
すでに承認されて上市されている公知の医薬に加えて、本発明の化合物を、P2×プリン受容体ファミリー(P2×3、P2×4)の阻害剤と、IRAK4の阻害剤と、およびプロスタノイドEP4受容体の拮抗薬と併用投与することができる。
特に、本発明の化合物は、炎症疾患、炎症性疼痛または全身痛状態を治療するためのおよび/または子宮内膜症増殖および子宮内膜症関連症状を妨害する薬理的子宮内膜症剤と、すなわちアルド・ケト還元酵素1C3(AKR1C3)の阻害剤と、そしてプロラクチン受容体の機能阻害抗体と併用投与することができる。
本発明の化合物は、癌の治療、予防または管理のための他の医薬および化合物と組み合わせることができる。
特に、本発明の化合物は、131I−chTNT、アバレリックス、アビラテロン、アクラルビシン、アドゥ−トラスツズマブエムタンシン、アファチニブ、アフリベルセプト、アルデスロイキン、アレムツズマブ、アレンドロン酸、アリトレチノイン、アルトレタミン、アミホスチン、アミノグルテチミド、ヘキシルアミノレブリネート、アムルビシン、アムサクリン、アナストロゾール、アンセスチム、アネトールジチオレチオン、アンギオテンシンII、アンチトロンビンIII、アプレピタント、アルシツモマブ、アルグラビン、三酸化ヒ素、アスパラギナーゼ、アキシチニブ、アザシチジン、バシリキシマブ、ベロテカン、ベンダムスチン、ベリノスタット、ベバシズマブ、ベキサロテン、ビカルタミド、ビサントレン、ブレオマイシン、ボルテゾミブ、ブセレリン、ボスチニブ、ブレンツキシマブ・ベドチン、ブスルファン、カバジタキセル、カボザンチニブ、カルシウムホリナート、カルシウムレボホリナート、カペシタビン、カプロマブ、カルボプラチン、カルフィルゾミブ、カルモフール、カルムスチン、カツマキソマブ、セレコキシブ、セルモロイキン、セリチニブ、セツキシマブ、クロラムブシル、クロルマジノン、クロルメチン、シドフォビル、シナカルセト、シスプラチン、クラドリビン、クロドロン酸、クロファラビン、コパンリシブ、クリサンタスパーゼ、シクロホスファミド、シプロテロン、シタラビン、ダカルバジン、ダクチノマイシン、ダルベポエチンアルファ、ダブラフェニブ、ダサチニブ、ダウノルビシン、デシタビン、デガレリクス、デニロイキンジフチトクス、デノスマブ、デプレオチド、デスロレリン、デクスラゾキサン、塩化ジブロスピジウム、ジアンヒドロガラクチトール、ジクロフェナク、ドセタキセル、ドラセトロン、ドキシフルリジン、ドキソルビシン、ドキソルビシン+エストロン、ドロナビノール、エクリズマブ、エドレコロマブ、酢酸エリプチニウム、エルトロンボパグ、エンドスタチン、エノシタビン、エンザルタミド、エピルビシン、エピチオスタノール、エポエチンアルファ、エポエチンベータ、エポエチンゼータ、エプタプラチン、エリブリン、エルロチニブ、エソメプラゾール、エストラジオール、エストラムスチン、エトポシド、エベロリムス、エキセメスタン、ファドロゾール、フェンタニル、フィルグラスチム、フルオキシメステロン、フロクスウリジン、フルダラビン、フルオロウラシル、フルタミド、フォリン酸、フォルメスタン、ホスアプレピタント、フォテムスチン、フルベストラント、ガドブトロール、ガドテリドール、ガドテル酸メグルミン、ガドベルセタミド、ガドキセト酸、硝酸ガリウム、ガニレリクス、ゲフィチニブ、ゲムシタビン、ゲムツズマブ、グルカルピダーゼ、グルトキシム(glutoxim)、GM−CSF、ゴセレリン、グラニセトロン、顆粒球コロニー刺激因子、ヒスタミン二塩酸塩、ヒストレリン、ヒドロキシカルバミド、I−125シード、ランソプラゾール、イバンドロン酸、イブリツモマブ チウキセタン、イブルチニブ、イダルビシン、イホスファミド、イマチニブ、イミキモド、インプロスルファン、インジセトロン、インカドロン酸、インゲノールメブテート、インターフェロンアルファ、インターフェロンベータ、インターフェロンガンマ、イオビトリドール、イオベングアン(123I)、イオメプロール、イピリムマブ、イリノテカン、イトラコナゾール、イキサベピロン、ランレオチド、ラパチニブ、イアソコリン(Iasocholine)、レナリドマイド、レノグラスチム、レンチナン、レトロゾール、リュープロレリン、レバミソール、レボノルゲストレル、レボチロキシンナトリウム、リスリド、ロバプラチン、ロムスチン、ロニダミン、マソプロコール、メドロキシプロゲステロン、メゲストロール、メラルソプロール、メルファラン、メピチオスタン、メルカプトプリン、メスナ、メタドン、メトトレキサート、メトキサレン、アミノレブリン酸メチル、メチルプレドニゾロン、メチルテストステロン、メチロシン、ミファムルチド、ミルテホシン、ミリプラチン、ミトブロニトール、ミトグアゾン、ミトラクトール、マイトマイシン、ミトタン、ミトキサントロン、モガムリズマブ、モルグラモスチム、モピダモール、モルヒネ塩酸塩、モルヒネ硫酸塩、ナビロン、ナビキシモルス、ナファレリン、ナロキソン+ペンタゾシン、ナルトレキソン、ナルトグラスチム、ネダプラチン、ネララビン、ネリドロン酸、ニボルマブペンテトレオチド(nivolumabpentetreotide)、ニロチニブ、ニルタミド、ニモラゾール、ニモツズマブ、ニムスチン、ニトラクリン、ニボルマブ、オビヌツズマブ、オクトレオチド、オファツムマブ、オマセタキシン・メペサクシネート、オメプラゾール、オンダンセトロン、オプレルベキン、オルゴテイン、オリロチモド、オキサリプラチン、オキシコドン、オキシメトロン、オゾガマイシン、p53遺伝子治療、パクリタキセル、パリフェルミン、パラジウム−103シード、パロノセトロン、パミドロン酸、パニツムマブ、パントプラゾール、パゾパニブ、ペグアスパルガーゼ、PEG−エポエチンベータ(メトキシPEG−エポエチンベータ)、ペンブロリズマブ、ペグフィルグラスチム、ペグインターフェロンアルファ−2b、ペメトレキセド、ペンタゾシン、ペントスタチン、ペプロマイシン、ペルフルブタン、ペルホスファミド、ペルツズマブ、ピシバニール、ピロカルピン、ピラルビシン、ピクサントロン、プレリキサホル、プリカマイシン、ポリグルサム、リン酸ポリエストラジオール、ポリビニルピロリドン+ヒアルロン酸ナトリウム、ポリサッカライド−K、ポマリドミド、ポナチニブ、ポルフィマーナトリウム、プララトレキセート、プレドニムスチン、プレドニゾン、プロカルバジン、プロコダゾール、プロプラノロール、キナゴリド、ラベプラゾール、ラコツモマブ、塩化ラジウム−223、ラドチニブ、ラロキシフェン、ラルチトレキセド、ラモセトロン、ラムシルマブ、ラニムスチン、ラスブリカーゼ、ラゾキサン、レファメチニブ、レゴラフェニブ、リセドロン酸、エチドロン酸レニウム−186、リツキシマブ、ロミデプシン、ロミプロスチム、ロムルチド、ロニシクリブ、サマリウム(153Sm)レキシドロナム、サルグラモスチム、サツモマブ、セクレチン、シプロイセル−T、シゾフィラン、ソブゾキサン、グリシジダゾールナトリウム、ソラフェニブ、スタノゾロール、ストレプトゾシン、スニチニブ、タラポルフィン、タミバロテン、タモキシフェン、タペンタドール、タソネルミン、テセロイキン、テクネチウム(99mTc)ノフェツモマブ(nofetumomab)メルペンタン、99mTc−HYNIC−[Tyr3]−オクトレオチド、テガフール、テガフール+ギメラシル+オテラシル、テモポルフィン、テモゾロミド、テムシロリムス、テニポシド、テストステロン、テトロホスミン、サリドマイド、チオテパ、チマルファシン、甲状腺刺激ホルモンα、チオグアニン、トシリズマブ、トポテカン、トレミフェン、トシツモマブ、トラベクテジン、トラマドール、トラスツズマブ、トラスツズマブ・エムタンシン、トレオスルファン、トレチノイン、トリフルリジン+チピラシル、トリロスタン、トリプトレリン、トラメチニブ、トロホスファミド、トロンボポエチン、トリプトファン、ウベニメクス、バラチニブ、バルルビシン、バンデタニブ、バプレオチド、ベムラフェニブ、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ビンフルニン、ビノレルビン、ビスモデギブ、ボリノスタット、ボロゾール、イットリウム−90ガラス微小球、ジノスタチン、ジノスタチンスチマラマー、ゾレドロン酸、ゾルビシンと併用投与することができる。
さらに、本発明の化合物は、癌性疼痛および慢性疼痛の治療用に公知である有効成分と組み合わせることができる。そのような組み合わせには、段階IIオピオイド(opiods)、例えばリン酸コデイン、デキストロプロポキシフェン、ジヒドロ−コデイン,トラマドール)、段階IIIオピオイド(opiods)、例えばモルヒネ、フェンタニル、ブプレノルフィン、オキシモルフォン、オキシコドンおよびヒドロモルフォン;および癌疼痛治療に使用される他の医薬、例えばデキサメタゾンおよびメチルプレドニゾロンとしてのステロイド類;ビスホスホネート類、例えばエチドロネート、クロドロネート、アレンドロネート、リセドロネートおよびゾレドロネート;三環系抗鬱薬、例えばアミトリプチリン、クロミプラミン、デシプラミン、イミプラミンおよびドクサピン;クラスI抗不整脈剤、例えばメキシレチンおよびリドカイン;抗痙攣薬、例えばカルバマゼピン、ガバペンチン、オクスカルバゼピン、フェニトイン、プレガバリン、トピラマート、アルプラゾラム、ジアゼパム、フルラゼパム、ペントバルビタールおよびフェノバルビタールなどがあるが、これらに限定されるものではない。
治療方法
本発明は、本発明の化合物およびその組成物を使用して、ヒトPTGES酵素を選択的に阻害してPGE2形成を低下させる方法に関する。
本発明は、本発明の化合物およびその組成物を用いて、下記のもの(これらに限定されるものではない)などの哺乳動物およびヒトの障害および疾患を治療する方法に関する。
・泌尿生殖器、消化管、呼吸器、増殖ならびに疼痛関連の疾患、状態および障害;
・婦人科疾患、例えば原発性および続発性月経困難症、性交疼痛、子宮内膜症、および腺筋症;子宮内膜症関連疼痛;子宮内膜症関連症状(その症状は、特に月経困難症、性交疼痛、排尿障害または排便障害である。);子宮内膜症関連増殖;骨盤過敏症;
・膀胱排尿障害関連の尿路疾患状態;尿失禁状態、例えば膀胱容量の減少、排尿頻度上昇、急迫性尿失禁、緊張性尿失禁、または膀胱過敏症;良性前立腺肥大症;前立腺過形成;前立腺炎;排尿筋過反射;過敏性膀胱および過敏性膀胱関連の症状(その症状は特に頻尿、夜尿症、尿意逼迫または急迫性尿失禁である);骨盤過敏症;尿道炎;前立腺炎;前立腺痛;膀胱炎、特に間質性膀胱炎;特発性膀胱過敏症;腎臓疾患、例えば高プロスタグランジンE症候群、古典的バーター症候群;
・癌、癌性疼痛および癌悪液質;
・癲癇、部分および全身性発作;
・呼吸器障害、例えば喘息、慢性閉塞性肺疾患、肺線維症、気管支痙攣;
・消化管障害、例えば過敏性大腸症候群(IBS)、炎症性腸疾患(IBD)、胆石疝痛および他の胆道疾患、腎疝痛、下痢主徴(diarrhea−dominant)IBS;胃食道逆流、消化管膨満、クローン病など;
・脂肪肝障害、特にNASH(非アルコール性脂肪性肝炎);線維症、例えば肺線維症、心臓線維症、腎臓線維症および他の臓器の線維症;代謝症候群、例えば、インスリン耐性、高血圧、難治性高血圧、異リポタンパク血症および肥満、真性糖尿病、特にII型糖尿病、心筋梗塞;アテローム性動脈硬化;脂質障害;
・神経変性障害、例えばアルツハイマー病、多発性硬化症、パーキンソン病、脳虚血および外傷性脳損傷;
・掻痒症。
本発明は、本発明の化合物およびその組成物を用いて、下記のもの(これらに限定されるものではない)などの疼痛関連哺乳動物の障害および疾患を治療する方法に関するものである。
・痛覚過敏、異痛症、機能性腸疾患(例えば、過敏性大腸症候群)、痛風、関節炎(例えば、骨関節炎、関節リウマチおよび強直性脊椎炎)、口腔しゃく熱症候群、火傷、片頭痛もしくは群発頭痛、神経損傷、外傷性神経損傷、外傷後損傷(例えば、骨折およびスポーツでの怪我)、神経炎、神経痛、中毒、虚血性傷害、間質性膀胱炎、癌、三叉神経痛、小径線維ニューロパシー、糖尿病性神経障害、慢性関節炎および関連する神経痛、HIVおよびHIV治療誘発神経障害、掻痒症;創傷治癒障害および骨格の疾患、例えば関節変性からなる群から選択される疼痛関連の疾患もしくは障害。
本発明は、本発明の化合物およびその組成物を用いて、下記のものである疼痛または疼痛症候群関連の哺乳動物およびヒトの障害および疾患を治療する方法に関するものである。
・疼痛症候群(急性、慢性、炎症性および神経障害性の疼痛など)、好ましくは炎症性疼痛、腰痛、術後疼痛、内臓痛、歯痛、歯周炎、月経前痛、子宮内膜症関連疼痛、線維症関連疼痛、中心性疼痛、口腔しゃく熱症候群による疼痛、火傷による疼痛、片頭痛による疼痛、群発頭痛、神経損傷による疼痛、神経炎による疼痛、神経痛、中毒による疼痛、虚血性傷害による疼痛、間質性膀胱炎による疼痛、癌疼痛、ウィルス、寄生虫もしくは細菌感染による疼痛、外傷性神経損傷による疼痛、外傷後損傷(例えば、骨折およびスポーツでの怪我)による疼痛、三叉神経痛による疼痛、小径線維ニューロパシーによる疼痛、糖尿病性神経障害による疼痛、ヘルペス後神経痛、慢性腰痛、頸部疼痛、幻肢痛、骨盤痛症候群、慢性骨盤痛、神経腫疼痛、複合性局所疼痛症候群、消化管膨満関連の疼痛、慢性関節痛および関連する神経痛、および癌関連疼痛、モルヒネ抵抗性疼痛、化学療法関連疼痛、HIVおよびHIV治療誘発神経障害;および痛覚過敏、異痛症、機能性腸疾患(例えば、過敏性大腸症候群)および関節炎(例えば、骨関節炎、関節リウマチおよび強直性脊椎炎)からなる群から選択される疾患もしくは障害関連の疼痛。
従って、本発明の化合物は、炎症の治療において有用であるものと予想される。「炎症」という用語は、あらゆる炎症性の疾患、障害もしくは状態自体、それに関連する炎症成分を有するあらゆる状態、および/または特には急性、慢性、潰瘍性、特異性、アレルギー性、病原体による感染、過敏症による免疫反応、異物侵入、物理的傷害、および壊死性炎症、および当業者には公知の他の形態の炎症などの症状としての炎症を特徴とするあらゆる状態を含むものとも理解される。従ってその用語は、本発明に関して、炎症性疼痛、疼痛全般および/または発熱も含む。本発明の化合物は、線維筋痛、筋膜障害、ウィルス感染(例えばインフルエンザ、風邪、帯状疱疹、C型肝炎およびAIDS)、細菌感染、真菌感染、外科手術もしくは歯科処置、悪性腫瘍(例えば、乳癌、結腸癌および前立腺癌)、関節炎、骨関節炎、若年性関節炎、関節リウマチ、若年発症関節リウマチ、リウマチ熱、強直性脊椎炎、ホジキン病、全身性エリテマトーデス、血管炎、膵炎、腎炎、滑液包炎、結膜炎、虹彩炎、強膜炎、ブドウ膜炎、創傷治癒、皮膚炎、湿疹、脳卒中、真性糖尿病、自己免疫疾患、アレルギー性障害、鼻炎、潰瘍、軽度ないし中等度活動性潰瘍性大腸炎、家族性大腸腺腫症、冠動脈性心疾患、サルコイドーシスおよび炎症成分を含む他の疾患の治療においても有用であり得る。本発明の化合物は、対象者における骨量減少の低下でのように、炎症機序と関連しない効果も有し得る。この点で挙げることができる状態には、骨粗鬆症、骨関節炎、ページェット病および/または歯周病などがある。
本発明の化合物のPTGES阻害活性に基づくと、当該化合物は、リウマチ熱、インフルエンザその他のウィルス感染、風邪、腰痛および頸部疼痛関連の症状、月経困難症、頭痛、片頭痛(急性および予防処置)、歯痛、捻挫および筋違い、筋炎、神経痛、滑膜炎、関節炎、例えば関節リウマチ、若年性関節リウマチ、変形性関節疾患(骨関節炎)、急性痛風および強直性脊椎炎、急性、亜急性および慢性筋骨格痛症候群、例えば滑液包炎、火傷、怪我、および手術(術後疼痛)および歯科処置後の疼痛ならびに術後疼痛の先制的治療などの各種状態の疼痛、発熱および炎症の緩和に有用である。その疼痛は、軽度疼痛、中等度疼痛、重度疼痛、筋骨格痛、複合性局所疼痛症候群、神経因性疼痛、腰痛、例えば急性内臓痛、神経障害、急性外傷、化学療法誘発単神経障害疼痛状態、多発神経障害疼痛状態(例えば、糖尿病性末梢神経障害および/または化学療法誘発神経障害)、自律性神経障害疼痛状態、末梢神経系(PNS)病変または中枢神経系(CNS)病変または疾患関連疼痛状態、頸部、腰部または坐骨神経痛型の多発神経根症、馬尾症候群、梨状筋症候群、対麻痺、四肢麻痺、各種の感染、化学傷害、放射線曝露、基礎疾患もしくは欠乏状態(脚気、ビタミン欠乏症など)の基礎となる各種多発性神経炎関連の疼痛状態、甲状腺機能低下症、ポルフィリン症、癌、HIV、自己免疫疾患、例えば多発性硬化症および脊髄損傷、線維筋痛、神経損傷、虚血、神経変性、卒中、卒中後疼痛、炎症障害、食道炎、胃食道逆流障害(GERD)、過敏性大腸症候群、炎症性腸疾患、過敏性膀胱、骨盤過敏症、尿失禁、膀胱炎、胃、十二指腸潰瘍、筋肉痛、疝痛による疼痛および関連痛であることができる。本発明の化合物は、血友病性関節症およびパーキンソン病の治療または予防に有用でもあり得る。
本発明は、本発明の化合物およびその組成物を用いて、収縮プロスタノイド類の合成を防止することでプロスタノイド誘発平滑筋収縮を阻害することによって治療可能な状態を治療する方法に関するものであることから、月経困難症、早産および喘息の治療での使用に関連するものであることができる。
本発明は、本発明の化合物およびその組成物を用いて癌および過剰増殖性障害を治療する方法に関するものである。過剰増殖性障害には、例えば、乾癬、ケロイドおよび他の皮膚に影響する過形成、良性前立腺肥大(BPH)、固体腫瘍、例えば乳房、気道、脳、生殖器、消化管、尿路、眼球、肝臓、皮膚、頭部および頸部、甲状腺、副甲状腺の癌およびそれらの遠位転移などがあるが、これらに限定されるものではない。それらの障害は、リンパ腫、肉腫および白血病も含む。
乳癌の例には、浸潤性腺管癌、浸潤性小葉癌、および上皮内小葉癌などがあるが、これらに限定されるものではない。
気道の癌の例には、小細胞肺癌および非小細胞肺癌、ならびに気管支腺腫および胸膜肺芽腫などがあるが、これらに限定されるものではない。
脳癌の例には、脳幹および視床下部神経膠腫、小脳および大脳星細胞腫、髄芽腫、上衣細胞腫、ならびに神経外胚葉性および松果体腫瘍などがあるが、これらに限定されるものではない。
男性生殖器の腫瘍には、前立腺癌および睾丸癌などがあるが、これらに限定されるものではない。
女性生殖器の腫瘍には、子宮内膜、子宮頸部、卵巣、膣および外陰部の癌、ならびに子宮の肉腫などがあるが、これらに限定されるものではない。
消化管の腫瘍には、肛門、結腸、結腸直腸、食道、胆嚢、胃、膵臓、直腸、小腸および唾液腺の癌などがあるが、これらに限定されるものではない。
尿路の腫瘍には、膀胱、陰茎、腎臓、および腎盂、尿管、尿道およびヒト乳頭状腎臓癌などがあるが、これらに限定されるものではない。
眼球癌には、眼球内メラノーマおよび網膜芽細胞腫などがあるが、これらに限定されるものではない。
肝臓癌の例には、肝細胞癌(線維層板状変異型を有するまたは持たない肝臓細胞癌)、胆管癌(肝内胆管癌)、および混合型肝細胞胆管癌などがあるが、これらに限定されるものではない。
皮膚癌には、扁平上皮癌、カポジ肉腫、悪性メラノーマ、メルケル細胞皮膚癌、および非メラノーマ皮膚癌などがあるが、これらに限定されるものではない。
頭頸部癌には、喉頭、下咽頭、鼻咽頭、口咽頭癌、口唇および口腔癌および扁平上皮などがあるが、これらに限定されるものではない。
リンパ腫には、AIDS関連リンパ腫、非ホジキンリンパ腫、皮膚T細胞性リンパ腫、バーキットリンパ腫、ホジキン病および中枢神経系のリンパ腫などがあるが、これらに限定されるものではない。
肉腫には、軟組織の肉腫、骨肉腫、悪性線維性組織球腫、リンパ肉腫および横紋筋肉腫などがあるが、これらに限定されるものではない。
白血病には、急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病およびヘアリー細胞白血病などがあるが、これらに限定されるものではない。
本発明の好ましい実施形態は、本発明の化合物およびその組成物を用いて、婦人科疾患、好ましくは月経困難症、性交疼痛または子宮内膜症、子宮内膜症関連疼痛、または他の子宮内膜症関連症状(その症状は特に、月経困難症、性交疼痛、排尿障害、または排便障害である。)を治療する方法に関するものである。
本発明の別の好ましい実施形態は、本発明の化合物およびその組成物を用いて、尿路疾患、特に過敏性膀胱または膀胱炎、好ましくは間質性膀胱炎を治療する方法に関するものである。
本発明の別の好ましい実施形態は、本発明の化合物およびその組成物を用いて、呼吸器障害、好ましくは咳、特に慢性咳を治療する方法に関するものである。
本発明の別の好ましい実施形態は、本発明の化合物およびその組成物を用いて、関節炎、特に関節リウマチおよび強直性脊椎炎を治療する方法に関するものである。
これらの障害については、ヒトにおいて十分に特徴が確認されているだけでなく、他の哺乳動物でも同様の病因で存在するものであり、本発明の医薬組成物を投与することで治療することが可能である。
本書類の全体を通して記述されている「治療する」または「治療」という用語は、慣用的に用いられ、例えば、子宮内膜症もしくは癌のような望ましくない増殖に関連する疾患などの疾患または障害の病状などを根絶、緩和、低減、軽減、改善することを目的とする対象の管理またはケアである。
用量および投与
PTGESによって影響される障害および/または疾患の治療のために有用な化合物を評価することが知られている標準的な実験技術に基づいて、標準的な毒性試験により、および哺乳類における上記で特定されている病状の治療の決定のための標準的な薬理学的アッセイにより、およびこれらの結果とこれらの状態を治療するために用いられる公知の薬剤の結果との比較により、各々の所望の適応症の治療のための本発明の化合物の有効用量を容易に決定することができる。これらの状態のうちの一つの治療において投与される有効成分の量は、利用される特定の化合物および用量単位、投与の様式、治療の期間、治療される患者の年齢および性別、ならびに治療される状態の性質および程度といった考慮すべき事項に応じて、広範囲に変えることができる。
投与される有効成分の総量は、一般に、約0.001mg/kg体重/日から約200mg/kg体重/日の範囲である。臨床的に有用な投与計画は、1日に1から3回の投薬から4週間毎に1回の投薬の範囲である。加えて、患者が一定期間薬を服用しない「休薬日」は、薬理効果と耐容性との全体的バランスに有益であり得る。単位用量は、約0.5mgから約1500mgの有効成分を含有し得るものであり、1日あたり1回もしくは複数回または1日あたり1回未満、投与することができる。本発明の化合物に投与のための好ましい経口単位用量には、0.1mg/kgから約10mg/kg、1日1〜3回から週1回などがあるが、これに限定されるものではない。静脈、筋肉、皮下および非経口の注射などの注射ならびに点滴技術の使用による投与のための平均1日用量は、好ましくは、0.01から200mg/kg総体重である。平均1日直腸投与法は、好ましくは、0.01から200mg/kg総体重である。平均1日膣投与法は、好ましくは、0.01から200mg/kg総体重である。平均1日局所投与法は、好ましくは、1日1から4回の間の投与で0.1から200mgである。経皮濃度は、好ましくは、0.01から200mg/kgの1日用量を維持するために必要とされるものである。平均1日吸入投与法は、好ましくは、0.01から100mg/kg総体重である。
当然のことながら、各患者のための特定の初期および連続投与法は、担当診断医により決定される状態の性質および重度、利用される特定の化合物の活性、患者の年齢および全身状態、投与時間、投与経路、薬物排出速度、併用薬剤などに応じて変わるものである。所望の処置様式および本発明の化合物またはその医薬として許容される塩もしくはエステルもしくは組成物の投薬回数は、当業者が慣用的な処置試験を用いて確認することができる。
好ましくは、前記方法によって治療される疾患は、婦人科障害、より好ましくは月経困難症、性交疼痛または子宮内膜症、子宮内膜症関連疼痛、または他の子宮内膜症関連症状(その症状は、特に月経困難症、性交疼痛、排尿障害、または排便障害である。)である。前記方法によって治療可能なさらなる疾患は、骨関節炎、糖尿病性神経障害、口腔しゃく熱症候群、胃食道逆流、片頭痛障害、慢性咳、喘息、掻痒症、過敏性大腸疾患、過敏性膀胱、前立腺過形成、間質性膀胱炎である。
好ましくは、前記疾患を治療する方法は、前記疾患の治療に限られるものではなく、前記疾患に関するもしくはそれに関連する疼痛の治療も含む。
本発明の化合物は、特に、泌尿生殖器、消化管、呼吸器または疼痛関連の疾患、状態もしくは障害の治療および防止、すなわち予防で用いることができる。
特定の薬理特性または医薬特性を調べる方法は、当業者に周知である。
本明細書に記載の試験実験例は、本発明を説明するのに役立つものであって、本発明は提供の例に限定されるものではない。
生物アッセイ
実施例について、選択された生物アッセイで1回または複数回試験を行った。複数回試験を行う場合、データは、平均値としてまたは中央値として報告され、
・平均値は、算術平均値とも称され、得られた値の合計を試験された回数で割ったものを表し、および
・中央値は、昇順または降順で並べた時の値の群の中央数を表す。データセットにおける値の数が奇数である場合、中央値は中央の値である。データセットにおける値の数が偶数である場合、中央値は2つの中央の値の算術平均である。
実施例は、1回または複数回合成した。複数回合成された場合、生物アッセイからのデータは、1以上の合成バッチの試験から得られたデータセットを使って計算された平均値または中央値を表す。
ヒトPTGES生化学酵素阻害アッセイ:
PTGES(ミクロソームプロスタグランジンEシンターゼ1)は、還元グルタチオン(GSH)の存在下にプロスタグランジンH2(PGH2)をプロスタグランジンE2(PGE2)に変換する酵素である。
バキュロウィルス感染昆虫細胞(Hi−5)で発現され、アフィニティクロマトグラフィーによって精製したFLAG標識を含むPTGESの組換えタンパク質(ヒトアイソフォーム)を、当該アッセイにおける酵素として用いた。基質は、プロスタグランジンH2(Cayman Chemicals)とした。
アッセイのため、100倍濃度の試験化合物のDMSO中溶液50nLを、黒色マイクロタイタープレート(384または1536、Greiner Bio−One, Frickenhausen, Germany)にピペットで入れた。ヒトPTGESのアッセイ緩衝液[100mMリン酸ナトリウムpH7.2、2.5mM還元グルタチオン、1mM EDTA、0.01%BSA、0.4mM DTT、0,15mMn−ドデシルマルトシド]中溶液4μLを、試験化合物を含むウェルに加え、15から20分間インキュベートして、酵素反応前に化合物を酵素に結合させた。氷冷したPGH2を含む溶液(40nMアッセイ緩衝液中溶液、アッセイにおいて最終濃度8nM PGH2となった。)1μLを加えることで反応を開始した。混合物の反応時間は、室温で60秒であった(水溶液中のPGH2は、急速に非酵素的に、短い半減期でPGE2に変換する。PTGESの各アイソフォームの濃度を、個々の酵素調製物の活性に適応させて、反応時間内で直線的反応特性を維持した。代表的な濃度は、ほぼ0.75nMであった。15mM SnCl2および400mM KFを含む水溶液1μLを加えることで反応停止した。SnCl2は、残りの不安定なPGH2を安定なPGF2αに変換する。次に、PGE2−D2を含む第1の検出溶液(Cisbio Bioassays、TR−FRET試薬、製造者の推奨に従って希釈、代表的には再生緩衝液で1:20希釈)3μLを加えた。最後に、ランタニド−クリプテート標識抗PGE2抗体を含む第2の検出溶液(Cisbio Bioassays、製造者の推奨に従って希釈、代表的には再生緩衝液で1:20希釈)3μLを混合物に加えた。得られた混合物を4℃で終夜インキュベートして、PGE2および検出試薬の複合体の形成を可能とした。次に、PGH2からPTGESによって産生されたPGE2の量を、ランタニド−クリプテート標識抗PGE2抗体のPGE2−D2への共鳴エネルギー移動を調べることで求めた。それによって、620nmおよび665nmでの蛍光発光を、TR−FRE適合性マイクロプレート読取装置(代表的には、BMG PherastarまたはPerkin−Elmer ViewLux)での337から350nmでの励起後に測定した。665nmおよび620nmでの発光の比率を用いて、酵素によって触媒されたPGE2の量を求めた。データを正規化した(阻害剤なしの酵素反応=0%阻害、酵素なしで設定したアッセイ=100%阻害)。10種類までの濃度で(例えば20μM、5,7μM、1,6μM、0,47μM、0,13μM、38nM、11nM、3,1nM、0.89nM、0.25nMおよび0.073nM)、二連で化合物を調べた。連続希釈による100倍濃度型でのアッセイの前に、連続希釈を行った。IC50値を、4パラメータ適合によって計算した。
生化学酵素阻害アッセイの結果は、これら実施例が強力なヒトPTGES阻害剤であることを示している。
子宮内膜症疾患モデル(性交疼痛モデル)
雌SDラットについて、発情期に子宮内膜症手術を行った。4個の子宮断片を腸間膜動脈弓(小腸近く(closed to))に縫いつけ、他の断片数個(>2)を、遠位結腸壁に縫いつけた。並行して、後の筋電図検査(EMG)記録のための電極を腹壁に埋め込んで、内臓運動応答の記録を可能とした。トレーニング後、内臓運動応答(VMR)/膣膨満(VD)試験を、術後5および6週で発情前期に行った。膣膨満セッションのため、膨らんでいない風船を潤滑し、膣管中央部に挿入し、位置決めして、膨らました時であってもそれが子宮頸部に当たらないようにした。コンピュータ制御ポンプを用いて各種容量の水で風船を膨らませることで、膣管を拡張させた。並行して、EMG記録を収集して、膨満関連のVMRを測定した。第6週で、術後子宮内膜症病変および子宮内膜を切除して、病変分析を行った。病変および子宮内膜のRNA発現分析を行った。DNase消化を行うRNeasy mini Kit(Qiagen)を用いてグアニジニウム・チオシアネート中で組織を均質化した後、病変および子宮内膜のRNAを単離した。SuperScript III First−Strand Synthesis System(Invitrogen)を用い、RNA 1μgを、ランダム六量体で逆転写した。リアルタイムTaqman PCR分析を、7900HT Real Time PCR−System(Applied Biosystems)を用いて行った。バリデーション済みプローブおよびMki67(モノクローナル抗体Ki−67によって確認された抗原;カタログ番号Rn01451446_m1)および内因性対照TBP*(図1A参照;TATAボックス結合タンパク質;カタログ番号Rn01455646_m1)用プライマーを、Applied Biosystemsから購入した。RQ−Managerソフトウェア(Applied Biosystems)を用いる比較CT法を用いて、相対mRNAレベルを計算した。
実施例17(0、75mg/kg、1日2回、経口)を、術後2週末に開始して術後5週まで1日2回投与した。
実施例17の繰り返し経口投与(0、75mg/kg、1日2回;n=18/群;媒体)によって、媒体処理動物と比べて膣痛覚過敏が有意に低下した。第6週の処置のない期間において、効果は維持された。実施例17による処置により、第6週でのTaqmanにおけるハウスキーピング対照と比較した増殖マーカーKi67の遺伝子発現低下によって測定される、媒体処置動物と比較しての病変での増殖も有意に低下した。従って、性交疼痛モデルでのデータは、実施例17がイン・ビボで抗増殖性であり、膣痛覚過敏を低下させることを示している。抗増殖データは、持続性PTGES阻害後の鎮痛効果を超える疾患修飾成分を示す(図1参照)。
図1でわかるように、実施例17は、ラットでの子宮内膜症性交疼痛モデルにおける持続的疼痛軽減を誘発した。実施例17は、媒体処理動物と比較して子宮内膜症病変の増殖も有意に低下させた。
ヒト化KIマウスを用いるCFA炎症モデルでのPGE2測定
ヒトPTGES酵素を発現する雌トランスジェニックマウス(Taconic、Xu et al. 2008)に対して、イソフルラン麻酔下に左後足に完全フロイントアジュバント(CFA)(30μL、1mg/mL、Sigma)の足底内注射を行った。動物には、実施例2、17、44、48、55、87の単回経口投与を行った。実験終了後(CFAから48時間後、投与から1時間後)、後足組織を採取して、PGE2レベルの分析を行う(ELISA、Cayman Chemical品番514531)。データは、調べた全ての化合物が同側の炎症を起こした後足でのCFA誘発PGE2形成を有意に阻害したことを示している(表2参照)。図2は、足へのCFA注射後のhu KIマウスの足におけるPGE23放出の阻害に対する実施例17および実施例44の強い効力を示しており、さらに、実施例17および実施例44処理動物において、PGE2放出は完全には遮断されていない。実施例17および実施例44による処理後のPGE2レベルはなお、PBS処理動物のPGE2レベルの範囲内であり、それは、PTGES阻害後に残留PGE2レベルが維持されることを示している。一元配置分散分析と、次にGraphPad PRISMソフトウェア、*p<0.05、**p<0.01を用いる媒体対照と比較したボンフェローニの多重比較検定によって統計解析を行う。
表2:ヒトKIマウス(ヒトPTGESを発現)の同側炎症後足でのCFA誘発PGE2放出の阻害
疼痛読み取りによるCFA炎症モデルでの効力
野生型(WT)雌c57bl/6マウス(Taconic)に対して、イソフルラン麻酔下に左後足に、完全フロイントアジュバント(CFA)(30μL、1mg/mL、Sigma)の足底内注射を行った。動物には、CFA注射後第2日に、実施例17(30、100mg/kg、n=10/群)および実施例44(30、75mg/kg、n=10/群)の単回経口投与を行った。公開およびバリデーションされたプロトコール:Robinson I, Sargent B, Hatcher JP, Neurosci Lett. 2012 Aug30;524(2):107−10. Use of dynamic weight bearing as a novel end−point for the assessment of Freund’s Complete Adjuvant induced hypersensitivity in mice; Tetreault P. Dansereau MA, Dore−Savard L, Beaudet N, Sarret P. Physiol Behav. 2011 Sep 1;104(3):495−502 Weight bearing evaluation in inflammatory, neuropathic and cancer chronic pain in freely moving rats; Gruen M, Laux−Biehlmann A, Zollner TM, Nagel J. J Neurosci Methods. 2014 Jul 30;232:118−24. Use of dynamic weight bearing as a novel end−point for the assessment of abdominal pain in the LPS−induced peritonitis model in the ratに従って、自動ダイナミック体重負荷装置(DWB, Bioseb, France)を用いて、自由に動く動物での自発的疼痛関連行動を評価した。行動試験のため、動物をプレキシグラスチャンバ内部に入れ、装置内を5分間自由に動かせ、その後、さらに5分間の試験期間にわたり、疼痛行動を記録する。実施例17および実施例44の両方が、有意かつ用量依存的に、CFA誘発炎症後DWBによって評価した疼痛行動を低減させた(図3参照)。
一元配置分散分析と、次にGraphPad PRISMソフトウェア、*p<0.05、**p<0.01を用いる媒体対照と比較したボンフェローニの多重比較検定によって統計解析を行う。
結論として、図3からわかる通り、実施例17および実施例44は用量依存的に、CFA誘発炎症後のWTマウスでの自発的疼痛行動を減少させた。
イン・ビボNASHマウスモデル
NASHを実験的に誘発させるため、雄2日齢C57BL/6マウス45匹において、ストレプトゾトシン(STZ;Sigma−Aldrich、USA)200μgをそれぞれ注射する。4週齢から開始して、これらの動物に高脂肪飼料(HFD;57kcal%脂肪、CLEA(日本)からの#HFD32)を自由に摂取させる。6週齢で、動物を無作為に3群に分ける(各群15匹)。これらの群のうちの一つには全く処置を施さず、他の2群には、4週間かけて1日1回、媒体または試験物質を経口投与する。4週間の処置後、全ての動物を麻酔下に無痛で屠殺し、肝臓を摘出し、ブアン固定液での組織学試験のために固定する(H. Denk、″Fixierung histologischer Praparate″[Fixing of Histological Preparations], in: P. Boeck (ed.):″Romeis Mikroskopische Technik″ [Romei′s Microscopy Techniques]、Urban&Schwarzenberg、Munich−Vienna−Baltimore 1989, 17th edition, page97, ISBN3−541−11227−1)。その後、肝臓サンプルをパラフィンに包埋し、厚さ5μmのパラフィン切片を作る。各肝臓の組織切片を、a)ヘマトキシリン・エオジン(HC)によるNAFLD活性スコア(NAS)の測定のため、およびb)ピクロシリウスレッド(Waldeck、Germany)による肝臓線維症の測定のために染色する。NAFLD活性スコアを、D.E. Kleiner et al., Hepatology 41(2005), 1313−1321によって推奨された基準に基づいてヘマトキシリン・エオジン切片で求める(表1)。線維性領域の組織学的定量のため、顕微鏡倍率200倍下で各切片についてデジタル写真5枚(DFC280;Leica, Germany)を撮り、ImageJソフトウェア(国立衛生研究所、USA)を用いて線維症のパーセントを求める。
イン・ビボdb/dbマウスモデル
30雄8週齢db/dbマウス30匹を用いる。このモデルは、肥満、インスリン耐性および2型糖尿病の一般に認められているモデルである(Aileen JF King; The use of animal models in diabetes research; British Journal of Pharmacology 166 (2012), 877−894)。実験中、動物には、標準的な飼料(RM1(E)801492、SDS)および水道水を自由に摂取させる。動物を3群に無作為に分け(群当たり10匹)、6週にわたり試験物質を経口投与する。試験期間中、異なる時間点(処理開始前、処理開始3週間後、および処理終了2日前)で動物から採血を行って、インシュリン感受性パラメータ(例えばHbA1c、グルコース含有量、インシュリン含有量)を測定する。さらに、インシュリン感受性を求めるためのパラメータとしてのOGTT(経口ブドウ糖負荷試験)を、処理開始1日前および処理終了2日前に行う。さらに、HOMA−IR指数(空腹時インシュリンレベル(mU/L)×空腹時グルコースレベル(mmol/L)/22.5)を計算する。
イン・ビボアジュバント誘発関節炎モデル
試験化合物の抗炎症活性を求めるため、試験化合物について、関節炎モデルでのそれらのイン・ビボ効力を調べる。このために、第0日に、雄ルイスラットそれぞれに、完全フロイントアジュバント(CFA)溶液(不完全フロイントアジュバント[Difco Lab、カタログ番号−263910]に溶かしたM. tuberculosis H37Ra [Difo Lab、カタログ番号−231141])100μLを尾根に皮下投与する。健常対照群および疾患対照群の両方を試験に含める。各対照群に、試験物質の媒体のみを経口投与する。各種用量の試験物質による処理を、予防的に、すなわち第0日から出発して、経口投与によって行う。第0日に、動物の開始条件を、疾患活性スコア(点数システムに基づいて関節炎の重度を評点)でさらに決定する。ここで、関節炎症の程度に従って、両方の後足についての関節腫脹を含めた紅斑の存在に関して0から4のポイントを与え(0=なし;1=軽度;2=中等度;3=明瞭;4=重度)、合計する。試験化合物の抗炎症効力を求めるため、評点動物が最初に関節炎の徴候を示す第8日から出発して、その後は1週当たり3回、終了まで(第20日)、動物の疾患活性を疾患活性評点によって評点する。単一因子分散分析(ANOVA)を用い、多重比較解析(ダネット検定)による対照群との比較によって、統計解析を行う。
ラットでのCFAの皮下投与によって、ラットにおける遠位関節炎症を伴う急性関節炎を生じさせる。
マウスでのイン・ビボコラーゲン抗体誘発関節炎モデル
試験化合物の抗炎症効果を、更なるマウス関節炎モデルで調べる。このために、第0日に、雌Balb/cマウスそれぞれに、コラーゲン抗体カクテル(10mg/mL;ArthritoMab、MD Bioproducts)200μLを尾静脈に静注する(試験に含まれる対照群を除く)。第6日に、これらのマウスそれぞれに、LPS 200μLのさらなる腹腔内注射を行う。健常対照群および疾患対照群の両方を試験に含める。各対照群に、試験物質の媒体のみを経口投与する。異なる用量の試験物質投与を、予防的に、すなわち第0日から出発して、経口投与によって行う。実験期間にわたり、4本の足全てでの疾患活性スコアについてのポイント付与システムに基づいて、疾患程度を評点する。このポイント付与においては、下記に示すように、健常な足にはポイントは付与せず、つま先から中足関節を通り足首関節までに生じた関節炎症の特定の程度について、各場合で1[例えばつま先の軽度炎症]から4[足全体に広がる重度の炎症]のポイントを付与する。
・0=正常
・1=足根または足首またはつま先に限定される紅斑および軽度腫脹
・2=足首から中足まで広がる紅斑および軽度腫脹(2節)
・3=足首から中足関節という遠くまで広がる
・4=中足、足部分およびつま先を包含する紅斑および重度腫脹。
このパラメータに関して、開始条件を実験開始1日前(第−1日)に決定し、次に、この疾患活性スコアを第8日以降、週3回評点する。単一因子分散分析(ANOVA)を用い、多重比較解析(ダネット検定)による対照群との比較によって、統計解析を行う。
マウスでのコラーゲン抗体カクテルの静脈投与とそれに続くLPSの腹腔内投与により、遠位関節炎症を伴う急性関節炎を生じさせる。
癌悪液質疾患モデル(C26腫瘍モデル)
本試験の目的は、癌悪液質のマウスモデルに対する試験化合物の効力を示すことにある。標準実験室条件下にマウスを飼育する。感受性BALB/cマウス(C26マウス)でリン酸緩衝生理食塩水(PBS)に溶かしたC26細胞(Cell Line Service、CLS、Eppelheim、Germany)の片側皮下接種によってC26腫瘍モデルを誘発する。シャム対照マウスには、代わりにPBSの片側皮下注射を行う(シャムマウス)。
予防設定:C26接種またはシャム誘発当日に開始して、C26マウスおよびシャムマウスに、1日1回経口で試験化合物[用量:エタノール/Solutol/水(10/40/50(体積比))に溶かした0/1/3/10/30/75/100/150mg/kg]を投与する。治療設定:C26接種またはシャム誘発後7日に開始して、C26マウスおよびシャムマウスに、1日1回経口で試験化合物[用量:エタノール/Solutol/水(10/40/50(体積比))に溶かした0/1/3/10/30/75/100/150mg/kg]を投与する。両方の実験設定で、実験を腫瘍接種後第21日まで続ける。
実験中、体重、腫瘍増殖、飼料および水摂取をモニタリングし、総体脂肪および除脂肪体重に関しての身体組成を、定量的超音波磁気共鳴撮像法または二重エネルギーX線吸収測定法を用いてC26接種もしくはシャム誘発の前、および実験終了後に測定する。ロータロッド試験、把持試験、オープン・フィールド試験およびホームケージでモニタリングした総活動によって身体活動を評価する。実験終了後、動物の体重を測定し、屠殺し、腫瘍を摘出し、腫瘍のない屠体を再度体重測定する。採血を行い、肝臓、心臓、精巣上体脂肪体および末梢筋肉などの内臓を新鮮な状態で摘出し、秤量する。全ての採取組織の半量を液体窒素で一気に冷凍し、その半量を組織分析に供する。筋繊維断面積を測定することで、筋萎縮の程度を分析する(Zeiss Observer Z1 mikroskope、zen software)。RT−PCRおよびウェスタンブロット技術を用いて、末梢筋肉でのアポトーシス(例えばCaspase 3、BAX、BCL−XL)およびユビキチン−タンパク質分解経路(例えばMuRF1、MAFbx)によるタンパク質分解を評価する。全血から得られる血漿中のグルコース、トリグリセリド類、アルブミン、および総タンパク質の含有量を測定することで、代謝症状を評価する(cobas c111、Roche、Switzerland)。炎症性サイトカイン、例えばインターロイキン(IL)−1、IL−6、IL−10、IL−12、インターフェロン−γ(IFN−γ)、腫瘍壊死因子−α(TNF−α)のレベルを、MesoscaleおよびMSD(登録商標)96ウェルMULTI−ARRAY(登録商標)およびMULTI−SPOT(登録商標)を用いて分析する。血液および筋肉中のPGE代謝物およびPGE2の濃度を、それぞれ、プロスタグランジンE代謝物EIAキットまたはLuminex(登録商標)xMAP(登録商標)プロスタグランジンE2キット(Cayman Chemical、Ann Arbor、MI)を用いて測定する。
GraphPad Prism 6プログラムを用いて統計値を計算する。一元配置または二元ANOVAを用いて、群間の比較を行う。ボンフェローニの事後検定を用いて、個々の群間の有意差を求める。
シクロホスファミド誘発過敏性膀胱(ラット)/シクロホスファミド誘発膀胱炎(ラット)
この試験の目的は、シクロホスファミド処理ラットでの過敏性膀胱ならびに膀胱炎に対するP2×3受容体拮抗薬の効力を調べることにある。
実験設定は、既報のプロトコールに適合させる(Lecci A et al、Br J Pharmacol 130:331−38、2000)。
すなわち、雌スプレーグドーリーラット(約200g)を、12:12時間明:暗サイクルで実験ラットに一般的な条件下に飼育する。静脈注射によるシクロホスファミド(100mg/kg)の投与の1時間前に、試験化合物を経口強制投与によって投与する(30mg/kg)。シクロホスファミド投与からさらに1.5時間後、各ラットを代謝ケージに移し、その後15時間にわたり排尿頻度を記録する。排尿/時間を記録し、排尿の平坦期時のAUC(代謝ケージへの移動から4から10時間後)を、GraphPad Prism 6プログラムによって各動物について計算する。
図1:性交疼痛ラットモデルでの病変および子宮内膜での増殖(A)および膣痛覚過敏(B)に対する実施例17の効果。
図2:CFA後のhu KIマウスにおけるPGE2レベルに対する実施例17および実施例44の効果。
図3:WTマウスでのCFA誘発疼痛(DWB)に対する実施例17および実施例44の効果。