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JP2017528260A - マイクロ皮膚剥離処置を行うトリートメントヘッド - Google Patents

マイクロ皮膚剥離処置を行うトリートメントヘッド Download PDF

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JP2017528260A JP2017515927A JP2017515927A JP2017528260A JP 2017528260 A JP2017528260 A JP 2017528260A JP 2017515927 A JP2017515927 A JP 2017515927A JP 2017515927 A JP2017515927 A JP 2017515927A JP 2017528260 A JP2017528260 A JP 2017528260A
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ホフェルディナ マリア ベイエンス,リンダ
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アメロンゲン,ヘンドリク ハリング ファン
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Abstract

本出願は、被験者の皮膚(40)でマイクロ皮膚剥離処置を行うためのトリートメントヘッド(30)に関する。トリートメントヘッド(30)は、被験者の皮膚(40)に対して位置付け可能な皮膚接触表面(32)と、皮膚接触表面(32)にある少なくとも1つの真空孔(50)とを含む。少なくとも1つの真空孔(50)は、真空を生成可能な経路(52)を定める。少なくとも1つの真空孔(50)は、真空孔と皮膚接触表面との接合部によって定められる削摩エッジ(56)を有する。削摩エッジ(56)は、被験者の皮膚(40)に対して作用するように構成される。本出願は、被験者の皮膚(40)でマイクロ皮膚剥離処置を行うためのスキンケアデバイス(10)にも関する。

Description

本発明は、被験者の皮膚に対してマイクロ皮膚剥離処置(microdermabrasion procedure)を行うためのトリートメントヘッド(treatment head)に関する。本発明は、被験者の皮膚に対してマイクロ皮膚剥離処置を行うためのスキンケアデバイス(skin care device)にも関する。
被験者の皮膚に対してマイクロ皮膚剥離処置を行うためのスキンケアデバイスは知られている。そのようなスキンケアデバイスは、トリートメント表面から突出する、ダイヤモンド粒子のような削摩(abrasive)要素を備えるトリートメントヘッドを概ね含む。トリートメントヘッドを被験者の皮膚に適用し且つ被験者の皮膚の上で動かして、皮膚表面再生(resurfacing)又は若返り(rejuvenation)のために、被験者の皮膚から壊死した皮膚のような皮膚粒子を取り除く。
DE202014102546は、真空システムと、デバイス先端とを含み、真空システムは、デバイス先端に通路入口を備える通路を含み、通路入口は、通路縁によって取り囲まれ、デバイス先端は、通路入口から離れて構成されるマイクロ皮膚剥離ゾーンを含み、凹所がマイクロ皮膚剥離ゾーンと通路縁との間に構成される、マイクロ皮膚剥離デバイスを記載している。
US6,241,739B1は、皮膚から外層を除去して再活性化された新鮮な皮膚表面をもたらすための、トリートメントツール及び皮膚収集システムと、それらを用いる方法であって、チューブの端に取り付けられる削摩先端付きツールを含み、チューブは、真空源に接続される方法とを記載している。真空は、トリートメントプロセスの間に削摩先端と皮膚との間の密接な接触を維持するのを助け、除去された組織を収集容器に移動させる。
US6,299,620B1は、真皮中のネオコラゲネシス(neocollagenesis)を減少させて皺を減少させ且つ真皮層の構造を変えるトリートメントにおける皮膚表面層の非外傷性除去のシステムを記載している。システムの好適な実施態様は、(i)皮膚表面を制御された方法において削摩する顕微鏡的なダイヤモンド破片を支持する弾力的な作業皮膚界面を備える手持ち式器具、(ii)皮膚表面から皮膚残骸を洗浄するために皮膚界面に無菌液を供給する流体源、及び(iii)皮膚界面に流体を引き、然る後、流体及び皮膚残骸をトリートメント部位から吸い出す負圧源を含む。皮膚界面はシリコーンのような弾力的な材料で形成されて、作業端がトリートメント部位に亘って並進させられるときに、作業端が撓んで皮膚表面と非外傷的に係合するのを可能にする。システムは、手持ち式器具内で、流体で充填される使捨てカートリッジも支持する。
これらのトリートメントヘッドを確実に製造するのは困難であり、よって、被験者の皮膚の炎症を引き起こすことがあり、或いは効果的なトリートメントをもたらすには不十分な削摩をもたらすことがある。
上述の問題を実質的に軽減し或いは克服するトリートメントヘッド及び/又はスキンケアデバイスを提供することが本発明の目的である。
本発明は、独立項によって定められ、従属項は、有利な実施態様を定める。
本発明の1つの特徴によれば、被験者の皮膚に対して位置付け可能な皮膚接触表面と、皮膚接触表面にある少なくとも1つの真空孔とを含み、少なくとも1つの真空孔は、真空を生成可能な経路を定め、少なくとも1つの真空孔は、真空孔と皮膚接触表面との接合部によって定められる削摩エッジを有し、削摩エッジは、被験者の皮膚に対して作用するように構成される、具体的には、被験者の皮膚でマイクロ皮膚剥離処置を行うための、トリートメントヘッドが提供される。故に、トリートメントヘッドは、具体的には、被験者の皮膚でのマイクロ皮膚剥離処置において用いられてよい。
この構成を用いるならば、削摩エッジに対して被験者の皮膚を引くことが可能である。更に、製造中、トリートメントヘッドの削摩特性を正確に制御することが可能である。
更に、真空が生成される真空孔の提供は、真空孔の接合部での削摩エッジと共に、被験者の皮膚でトリートメントヘッドによってもたらされるマイクロ皮膚剥離処置の効率を最大にする相乗効果をもたらす。
少なくとも1つの真空孔は、側壁を含んでよい。削摩エッジは、側壁と皮膚接触表面との接合部によって定められてよい。
従って、削摩エッジの製造の容易さが最大にされる。具体的には、真空孔は、削摩要素として(そのように)構成される。更に、如何なる削摩要素も皮膚接触表面から(実質的に)突出しない、皮膚接触表面を形成することが可能である。これは、皮膚接触表面が被験者の皮膚に対して位置付けられ且つ付勢されるときに、被験者の皮膚の上でのトリートメントヘッドの移動を最大にするのに役立つ。故に、皮膚接触表面は、皮膚接触表面から吐出する(ダイヤモンド粒子のような)削摩要素を実質的に含まない。故に、実施態様において、皮膚接触表面は、皮膚接触表面から突出する削摩要素を実質的に含まない。
削摩エッジは、少なくとも1つの真空孔の外周の周りに定められてよい。
この構成を用いるならば、削摩エッジは、皮膚接触表面が被験者の皮膚と接触するときにトリートメントヘッドが被験者の皮膚の上で動かされる方向に拘わらず、使用者の皮膚の削摩作用をもたらし得る。
削摩エッジは、半径を有してよい。具体的には、半径は、40μm以下のような50μm以下であり、より具体的には、30〜0.5μmの範囲内のように、20μmより小さいような、30μm以下である。削摩エッジは、直角、鈍角、又は鋭角を有してよい。具体的には、その角度は、135°以下であり、具体的には、90°以下である。
従って、削摩エッジによってもたらされる削摩効果を制御することが可能である。削摩エッジの削摩効果が被験者の皮膚の炎症を引き起こすのを制限することを保証することが可能である。
少なくとも1つの真空孔は、0.5mm〜5mmの間の小軸(minor axis)を有してよい。具体的には、全ての真空孔は、0.5mm〜5mmの間の小軸を有する。真空孔が円形の断面を有するとき、小軸は、直径と等しい。
この構成を用いるならば、少なくとも1つの真空孔内への使用者の皮膚のドーム形成を制御することが可能である。これは削摩エッジによってもたらされる削摩効果を制御するのに役立つ。
削摩エッジは、第1の区画と、第2の区画とを含んでよく、第2の区画は、第1の区画と異なる皮膚に対する作用をもたらすように構成される。
この構成を用いるならば、トリートメントヘッドが使用者の皮膚の上で動かされる方向に依存して、異なるトリートメントが被験者の皮膚に適用されることが可能である。例えば、細長い真空孔を用いるならば、被験者の皮膚の上のトリートメントヘッドの動作方向に依存して、被験者の皮膚の異なるドーム形成が起こることがある。
トリートメントヘッドは、離間した真空孔のアレイを含んでよい。
従って、削摩エッジのアレイが皮膚接触表面に提供されることが可能である。これはトリートメントヘッドによって適用されるトリートメントの効率を最大にするのに役立つ。更に、これは皮膚接触表面に亘って削摩作用がもたらされるのを可能にする。
トリートメントヘッドは、少なくとも28個若しくはそれよりも多くのような、又は少なくとも38個若しくはそれよりも更に多くのような、少なくとも10個のように、少なくとも8個のような、2個の真空孔を含んでよい。
皮膚接触表面は、1μm〜15μmの間の表面粗さRaを有してよい。例えば、皮膚接触表面は、削摩被膜を含まなくてよい。
これは、皮膚接触表面が被験者の皮膚に対して配置されるときに、皮膚接触表面が被験者の皮膚の上で滑動し得ることを意味する。これは、皮膚接触表面自体が、被験者の皮膚に対して作用せず、よって、皮膚接触表面自体が、被験者の皮膚の炎症を引き起こすのが防止されることを意味する。これは、被験者であることがある使用者が、被験者の皮膚の上でトリートメントヘッドを動かすために必要とされる努力を最小にするのにも役立つ。故に、皮膚接触表面は、デバイスの使用中、削摩効果を実質的に有さずに、被験者の皮膚の上で滑動するように構成される。削摩効果は、デバイスの使用中、実質的に削摩エッジとの被験者の皮膚の接触にのみ起因する。
皮膚接触表面は、平坦であってよい。従って、皮膚接触表面は、容易に製造されることがある。
皮膚接触表面の少なくとも部分は、凸面の形状を有してよい。これは被験者の皮膚と接触する皮膚接触表面の正しい向きが達成されるのを保証するのに役立つ。更に、これは被験者の皮膚の上のトリートメントヘッドの滑動を助け、よって、被験者の皮膚を引っ張ることを最小にする。
本発明の他の特徴によれば、本明細書中に記載するようなトリートメントヘッドを含む被験者の皮膚の上でマイクロ皮膚剥離処置を行うスキンケアデバイスが提供される。
スキンケアデバイスは、少なくとも1つの真空孔で真空を生成するように構成される真空生成器を含んでよい。
従って、少なくとも1つの真空孔で負圧を簡単にもたらすことが可能である。
スキンケアデバイスは、真空生成器を少なくとも1つの真空孔の真空出口と連通させる真空通路を更に含んでよい。
この構成を用いるならば、少なくとも1つの真空孔で負圧を簡単にもたらすことが可能である。
真空生成器は、少なくとも1つの真空孔で15kPa以上の真空を生成するように構成されてよい。
これは、トリートメントヘッドによってもたらされるマイクロ皮膚剥離処置の効率が最大にされることがあることを意味する。驚くべきことに、少なくとも1つの真空孔で最小の真空作用が適用される或いは真空作用が適用されないとき、削摩エッジによって削摩作用がもたらされないことが分かった。
スキンケアデバイスは、正圧生成器を更に含んでよい。トリートメントヘッドは、少なくとも1つの正圧孔を含んでよく、スキンケアデバイスは、少なくとも1つの正圧孔で正圧をもたらすように構成されてよい。
この構成を用いるならば、スキンケアデバイスが被験者の皮膚の上で動かされるときのスキンケアデバイスの取扱いを最大にすることが可能である。被験者の皮膚の上のトリートメントヘッドの滑動経験を増大することが可能である。少なくとも1つの正圧孔での正圧の適用は、被験者の皮膚に対するマッサージ効果をもたらして、トリートメントを増大することがある。
スキンケアデバイスは、本体を更に含んでよく、トリートメントヘッドは、本体から取り外し可能である。よって、そのような実施態様において、トリートメントヘッドは、他のトリートメントヘッドと交換可能である。
この構成を用いるならば、洗浄を助けるためにトリートメントヘッドを取り外すことが可能である。更に、摩滅したトリートメントヘッドを新しいトリートメントヘッドと交換することも可能である。異なる構成を備えるトリートメントヘッド、従って、異なるトリートメント特性も、交換可能に用いられることがある。
故に、本発明は、本明細書中に記載するスキンケアデバイスを提供するよう、そのような本体と、(取付け構成を用いて)本体と取り外し可能に接続可能である1つ又はそれよりも多くの、具体的には、複数のトリートメントヘッドとを含む、部品のキットも提供する。複数のトリートメントヘッドが部品のキットによって構成されるならば、任意的に、(異なるトリートメント特性を有する)2つ又はそれよりも多くの異なるトリートメントヘッドが、キットによって構成されてよい。
スキンケアデバイスは、自由に流れる(free flowing)削摩粒子をもたらすように特に構成されない。
本発明のこれらの及び他の特徴は、以下に記載する実施態様から明らかであり、それらを参照して解明されるであろう。
次に、添付の図面を参照して、ほんの一例として、本発明の実施態様を記載する。
被験者の皮膚に対して位置付けられるマイクロ皮膚剥離処置を行うトリートメントヘッドを有するスキンケアデバイスの実施態様の例示的な側断面図である。 被験者の皮膚に対して位置付けられた図1に示すスキンケアデバイスの実施態様の部分の例示的な側断面図である。 真空孔のアレイの1つの構成を示すトリートメントヘッドの1つの実施態様の例示的な平面図である。 真空孔のアレイの他の構成を示すトリートメントヘッドの1つの実施態様の例示的な平面図である。 真空孔のアレイの他の構成を示すトリートメントヘッドの1つの実施態様の例示的な平面図である。 真空孔のアレイの他の構成を示すトリートメントヘッドの1つの実施態様の例示的な平面図である。 真空孔のアレイの他の構成を示すトリートメントヘッドの1つの実施態様の例示的な平面図である。 真空孔のアレイの他の構成を示すトリートメントヘッドの1つの実施態様の例示的な平面図である。 真空装置の異なるプロファイルの例示的な平面図である。 真空孔の異なる側壁構成の例示的な側断面図である。 図1に示すトリートメントヘッドの1つの実施態様の例示的な側断面図である。 図1に示すトリートメントヘッドの1つの実施態様の例示的な概略的な側断面図である。 被験者の皮膚に対して位置付けられたマイクロ皮膚剥離処置を行うトリートメントヘッドを有するスキンケアデバイスの他の実施態様の例示的な概略的な側断面図である。 真空孔の幾つかの特徴を図式的に描写する例示的な側断面図である。
概略的な図面は、必ずしも原寸通りでない。
被験者に対してマイクロ皮膚剥離スキンケア処置(microdermabrasion skin care procedure)を行うスキンケアデバイス10(skin care device)が、図1及び図2に示されている。スキンケアデバイス10は、本体20と、トリートメントヘッド30とを有する。本体20は細長く、ハンドル部分21を定める。トリートメント端22が、スキンケアデバイス10の一端に定められる。ハンドル部分21は、使用者が把持し且つ操作して、トリートメント端22を被験者の皮膚40に対して位置付けるのを可能にする。
被験者の皮膚40は、角質層42によって形成される皮膚表面41と、角質層42の下の表皮層43と、表皮層43の下の真皮層44とを含む。トリートメントヘッド30は、皮膚表面41に作用して壊死した皮膚のような皮膚粒子を皮膚表面41から取り除き、そして、角質層42に作用して角質層42の部分を取り除くように、構成される。
トリートメントヘッド30は、スキンケアデバイス10のトリートメント端22である。トリートメントヘッド30は、本体20に取り外し可能に取り付けられる。トリートメントヘッド30は、取付け構成(図示せず)によって本体20に取り付けられる。取付け構成は従来的であり、よって、詳細な記述は省略するが、例えば、ネジ山付き構成であってよい。トリートメントヘッド30の背面側31は、本体20に取り付けられる。トリートメントヘッド30が本体20に取り付けられるときに、本体20とトリートメントヘッド30との間に流体シールが形成される。流体シールは、トリートメントヘッド30の外周の周りに延在する。
トリートメントヘッド30は、本体20に取り外し可能に取り付けられて、トリートメントヘッド30の洗浄又は交換を助ける。トリートメントヘッド30を本体20と取り外し可能に取り付けることによって、本体20が異なるトリートメントヘッドと交換可能に用いられることが可能であり、例えば、異なる構成、従って、異なる特徴を備えるトリートメントヘッドが交換可能に用いられてもよい。代替的に、トリートメントヘッド30は、取り外し可能でないよう、本体20に固定的に取り付けられてよい。これはスキンケアデバイス10の構造を単純化するのを助けることがある。
スキンケアデバイス10は、空気流生成器として作用する真空生成器23を有する。真空生成器23は、負圧を生成するように構成される。真空生成器23は、本体20内にある。真空通路24が、本体20内に定められる。真空通路24は、真空生成器23をトリートメントヘッド30と流体的に連通させる。トリートメントヘッド30の背面側31は、真空通路24の一端を定める。真空生成器23は、真空通路24内に負圧を生成するように構成される。
スキンケアデバイス10は、更に、電源(図示せず)と、スキンケアデバイス10の動作を制御する使用者入力(図示せず)とを含む。動力源は、充電可能な電池であるが、本線電源構成のような、代替的な電源が用いられてよいことが理解されるであろう。使用者入力は、真空生成器23を作動させるよう動作可能なスイッチである。しかしながら、使用者入力は、スキンケアデバイスの他の機能を制御してよい。
他の代替的な構成が想定されるが、本実施態様において、トリートメントヘッド30は、概ねディスク形状である。即ち、トリートメントヘッド30は、概ね円筒形である。
トリートメントヘッド30は、皮膚接触表面32を有する。皮膚接触表面32は、トリートメントヘッド30の露出側33に定められる。トリートメントヘッド30の露出側33は、背面側31に対するトリートメントヘッド30の反対側である。皮膚接触表面32は、平坦である。しかしながら、代替的な構成が想定される。例えば、皮膚接触表面32は、以下に記載するように、ドーム形であってよい。皮膚接触表面32は、滑らかである。即ち、皮膚接触表面32は、図1及び2に示すように、皮膚接触表面32が被験者の皮膚40に対して配置されるときに、被験者の皮膚40上を滑走するように構成される。皮膚接触表面32の表面粗さRaは、具体的には、1μm〜15μmの間にある。これは、皮膚接触表面32が被験者の皮膚40に対して配置されるときに、トリートメントヘッド30の皮膚接触表面32が被験者の皮膚40の皮膚表面41の上を滑走し得ることを意味する。これは、皮膚接触表面32自体が、被験者の皮膚40に対して(実質的に)作用(削摩)せず、よって、被験者の皮膚40の炎症が引き起こされるのが防止されることを意味する。これは、被験者であることがある使用者が、被験者の皮膚40の上を引っ張らずに、被験者の皮膚40の上でトリートメントヘッド30を動かすのに必要とされる努力を最小にするのにも役立つことがある。
トリートメントヘッド30は、アルミニウムで形成される。しかしながら、トリートメントヘッド30は、セラミック、ガラス、サファイア、又はプラスチックのような、代替的な材料で形成されてよい。トリートメントヘッド30は、皮膚接触表面32を形成する皮膜(図示せず)を有してよい。
トリートメントヘッド30は、真空孔50のアレイ(配列)を有する。真空孔50は、皮膚接触表面32にある。真空孔50は、皮膚接触表面32と連通する。即ち、各真空孔50は、皮膚接触表面32で真空入口51を形成する開口を有する。真空開口50は、皮膚接触表面32から延びる。各真空孔50は、真空孔50が被験者の皮膚40に配置されるときに真空を生成可能である、真空経路52を定める。各真空孔50は、側壁53を有する。側壁53は、真空入口51からトリートメントヘッド30の背面側31にある真空出口54まで延びる。
各真空孔50は、トリートメントヘッド30を通じて延びる。従って、真空経路52は、皮膚接触表面32からトリートメントヘッド30を通じて形成される。削摩エッジ56(abrasive edge)が、各真空孔50の真空入口51に定められる。削摩エッジ56は、皮膚接触表面32と真空孔50の側壁53との接合部に形成される。削摩エッジ56は、真空入口51の外周の周りに延在する。本実施態様において、真空入口51は、円形である。削摩エッジ56は、真空入口51の周りに円周状に延在する。
削摩エッジ56は、皮膚接触表面32と真空孔50の側壁53との接合部に形成される。削摩エッジ56は、皮膚接触表面32の平面上にある。削摩エッジ56は、皮膚接触表面32から(実質的に)突出しない。本実施態様において、側壁53は、皮膚接触表面32に対して垂直に延びる。従って、削摩エッジ56は、側壁53と皮膚接触表面32との間の直角の接合部によって形成される。しかしながら、削摩エッジ56を形成する面の角度は異なってよいことが理解されるであろう。
本実施態様において、削摩エッジ56は、2つの面、即ち、互いに隣接する側壁53及び皮膚接触表面32によって形成される。しかしながら、削摩エッジ56を形成する接合部が半径又は傾斜を含んでよいことが理解されるであろう。従って、側壁53と皮膚接触表面32との間の接合部の鋭利さは制御されてよく、必要であれば、減少させられてよい。これは製造中に削摩エッジ56の削摩性(abrasiveness)のレベルが正確に決定されるのを可能にする。削摩エッジ56の削摩性のレベルは、トリートメントヘッド30を形成するのに用いられる材料に部分的に基づき決定されてよいことも理解されるであろう。側壁53の断面プロファイルは異なってよいことが理解されるであろう。本実施態様において、側壁53は、直線の断面プロファイルを有する。そのような構成において、真空孔50の断面積は、真空入口51と真空出口54との間に定められる真空経路52に沿って一定である。代替的な例示的な断面プロファイルが、図10に示されている。参照番号53aによって表される側壁の実施態様も示されている。他の実施態様において、側壁53bは、真空入口51から真空出口54に集束する断面プロファイルを有する。他の実施態様において、側壁53cは、真空入口51から真空出口54に発散する断面プロファイルを有する。他の実施態様において、側壁53dは、凹面の断面プロファイルを有する。他の実施態様において、側壁53eは、凸面の断面プロファイルを有する。
トリートメントヘッド30は、真空孔50のアレイ(配列)を含む。そのような構成が、図3に示されている。図3に示される真空孔50は、円形のプロファイルを有する。この構成において、真空孔50aは、互いから均等に離間している。38個の真空孔50aが示されているが、真空孔50aの数、配置、及び形状は異なってよいことが理解されるであろう。各真空孔50aは、1mmの直径を有する。しかしながら、他の実施態様において、真空孔50aの直径は異なってよいことが理解されるであろう。
図4を参照すると、真空孔50bのアレイ(配列)の他の構成が示されている。この実施態様では、7個の真空孔50bが皮膚接触表面32に形成されている。これらの真空孔50bは、図3に示される直径よりも大きな直径を有する。
図3と図4とを比較すると、後者はより荒い(harsh)マイクロ皮膚剥離処置のために適用されてよく、前者はより繊細な(sensitive)マイクロ皮膚剥離処置に適用されてよい。
図5を参照すると、他の構成の真空孔50c,50d,50eの配列(アレイ)が示されている。この実施態様では、3つの異なるセットの真空孔50c,50d,50eが示されている。第1のセットは、単一の真空孔50cによって定められている。単一の真空孔50cは、トリートメントヘッド30の中心軸上に配置されている。単一の真空孔50cは、2mmの直径を有する。第2のセットが、単一の真空孔50cの周りに円周状に延在する8個の真空孔50dのアレイ(配列)によって定められている。第2のセットの真空孔50dの各々は、1mmの直径を有する。第3のセットが、第2のセットの真空孔50dの周りに円周状に延在する19個の真空孔50eのアレイ(配列)によって定められている。第3のセットの真空孔50eの各々は、0.5mmの直径を有する。この構成を用いるならば、1つのトリートメントヘッド30によって適用される削摩作用の範囲(a range of abrasive actions)をもたらすことが可能である。
図5を参照すると、そのようなトリートメントヘッド30は、中央における比較的強い削摩(abrasion)のために適用されてよく、エッジでの優しい研磨(polishing)が先行し且つ後続してよい。
図6を参照すると、真空孔50fのアレイ(配列)の他の構成が示されている。この実施態様では、8個の真空孔50fがアレイを形成し、径方向に延びる構成において配置されている。真空孔50fのアレイの各々は、長円形の形状を有する。長さである主軸寸法は、4.5mmであり、幅である小軸寸法は、1.5mmである。
図7を参照すると、真空孔50fのアレイ(配列)の他の構成が示されている。この実施態様では、19個の真空孔50fがアレイを形成している。この実施態様では、真空孔50gのアレイの各々は、長方形の形状を有している。長さである主軸寸法は、3mmであり、幅である小軸寸法は、1mmである。
図7を参照すると、そのようなトリートメントヘッド30は、具体的には、第1の方向において(ここでは左から右に又はその逆に)比較的強い又は荒いマイクロ皮膚剥離をもたらし、第2の方向において(ここでは上に又は下に)より優しいマイクロ皮膚剥離をもたらすために、適用されてよい。
図8を参照すると、真空孔50hのアレイ(配列)の他の構成が示されている。この実施態様では、19個の真空孔50hがアレイを形成している。この実施態様では、真空孔50hのアレイの各々は、三角形の形状を有する。
図9を参照すると、真空孔50の更なる他のプロファイル形状が示されている。各プロファイル形状を他のプロファイル形状との組み合わせにおいて用いて真空孔50のアレイ(配列)を形成してよいことが理解されるであろう。トリートメントヘッド30において用いられてよい真空孔50のそのようなプロファイル形状は、図3乃至5に示すような円形の真空孔50a,50b,50c,50d,50e、図6に示すような長円形の真空孔50f、図7に示すような長方形の真空孔50g、図8に示すような三角形の真空孔50h、正方形の真空孔50i、隅肉付き正方形(filleted square shaped)の真空孔50j、スリット形状の真空孔50k、星形の真空孔50j、三日月形の真空孔50m、L形状の真空孔50n、五角形の真空孔50o、及び六角形の真空孔50pを含むが、これらに限定されない。
本構成において、真空孔50は、概ね、0.5mm〜5mmの間の最大の小軸寸法を有する。即ち、各真空孔50の最大の幅。例えば、図6において、長さである主軸寸法は、4.5mmであり、小軸寸法は、1.5mmである。最大の小軸寸法を提供することによって、各真空孔50における被験者の皮膚のドーム形成(doming)を制限することにより、使用中にトリートメントヘッド30によって適用される効果的なトリートメントを最大にすることが可能である。
細長い構成を有する真空孔50が、トリートメントヘッド30が被験者の皮膚の上で動かされる方向に依存して、異なるトリートメント効果をもたらし得ることが分かった。例えば、図7を参照すると、真空孔50gのアレイの各々は、長方形の形状を有する。これは第1の区画57と第2の区画58とを備える削摩エッジ56をもたらす。そのような細長胃真空孔を用いるならば、第2の区画58に対して直交する方向において動かされるときと比較すると、トリートメントヘッド30が第1の区画57に対して直交する方向において動かされるときに、被験者の皮膚の異なるドーム形成が起こることが分かった。第2の方向58に対して直交する方向において動かされるとき、増大した削摩作用が被験者の皮膚に作用する。この効果を有する真空孔50gは長方形として図7に示されているが、代替的な形状が同じ効果をもたらすことがあることが理解されるであろう。
次に、図1及び図2を参照して、スキンケアデバイス10の操作を記載する。スキンケアデバイス10を操作するために、真空生成器23を作動させて真空通路24内に負圧を生成する。これは真空孔50のアレイを通じる空気流を引き起こす。
処置される被験者又は被験者に対して処置を行う誰かであってよい使用者は、スキンケアデバイス10のトリートメント端22を被験者の皮膚40に対して方向付け且つ位置付ける。従って、皮膚接触表面32は、被験者の皮膚40と接触させられる。皮膚接触表面32から突出する研磨要素のような突起がないので、皮膚表面41と真空孔50との間にシール(封止)が形成される。
真空通路24内に形成される圧力の減少の故に、真空が真空孔50の真空入口51で生成される。従って、皮膚40は、各真空孔50の真空入口51で、真空入口51を通じて僅かに膨張させられる。
使用者がスキンケアデバイス10を被験者の皮膚40の上で動かすことによって、トリートメントヘッド30が被験者の皮膚40の上で引かれるとき、皮膚接触表面32は、被験者の皮膚40に対して動く。各真空孔50の削摩エッジ56は、被験者の皮膚40の上で動かされ、被験者の皮膚40に対して作用する。驚くべきことに、真空孔50内で生成される真空がないならば、皮膚に対する削摩エッジ56の削摩作用は起こらないことが分かった。真空孔50の各々で負圧が適用されるならば、対応する削摩エッジ56は、被験者の皮膚40に対して作用し、皮膚表面41の部分を取り除くように作用する。削摩エッジ56は真空孔50の外周の周りに延在するので、削摩作用は、被験者の皮膚40の上でのトリートメントヘッド30の移動の方向に拘わらず、遂行される。
真空孔50の各々での被験者の皮膚40の僅かなドーム形成は、真空孔50によって被験者の皮膚40で遂行される削摩作用を強化するよう作用する。各真空孔50の制限された幅によってもたらされる制約は、過剰なドーム形成、よって、被験者の皮膚の過剰な削摩作用を防止するよう作用する。これは不快感及び炎症を防止するのに役立つ。真空生成器23によって真空入口51で生成される真空は、15kPa以上である。
削摩作用は、例えば、各真空孔50の大きさ、各真空孔の形状、及び削摩エッジの構成に依存することが理解されるであろう。
上述の実施態様において、皮膚接触表面32は平坦であるが、皮膚接触表面32の代替的な構成が想定されることが理解されるであろう。トリートメントヘッド30の他の実施態様が、図11に示されている。この実施態様において、皮膚接触表面32は、ドーム形である。即ち、皮膚接触表面32は、凸面の形状を有する。この実施態様において、真空孔50は、トリートメントヘッド30の露出側33と背面側31との間でトリートメントヘッド30を通じて互いに平行に延びる。図12に示す代替的な構成において、真空孔50は、トリートメントヘッド30の露出側33と背面側31との間でトリートメントヘッド30を通じて径方向に延びる。皮膚接触表面32のドーム形状は、トリートメントヘッド30の正しい無機が維持されるのを保証するのに役立つ。径方向に整列される真空孔50を提供することによって、各真空孔50の各削摩エッジ56による一貫した削摩作用が遂行されるのが可能である。代替的な実施態様において、皮膚接触表面32は、凹部を定める。即ち、皮膚接触表面32は、凹面の形状を有する。
図13を参照すると、スキンケアデバイス10の代替的な実施態様が示されている。図13に示されるスキンケアデバイス10は、上述のスキンケアデバイス10の実施態様と概ね同じであり、よって、詳細な記述は省略する。上述の参照番号及び構成に対応する参照番号及び構成は維持されている。更に、本明細書中に記載するスキンケアデバイス10は、上述のトリートメントヘッド30の構成の多くと共に用いられてよいことが理解されるであろう。しかしながら、この実施態様において、スキンケアデバイス10は、トリートメントヘッド30の部分で正圧を適用するように構成される正圧構成60(positive pressure arrangement)を含む。
正圧構成60は、正圧通路61と、正圧孔62のアレイ(配列)とを含む。本実施態様において、正圧は、空気流生成器として作用する、真空生成器23と一体的に形成される正圧生成器によって生成される。しかしながら、正圧生成器及び真空生成器は別個であってよいことが理解されるであろう。
本構成において、正圧構成は、皮膚接触表面32の外周に近接する皮膚接触表面32で正圧をもたらすように構成される。即ち、正圧孔62のアレイ(配列)が、真空孔50のアレイ(配列)の周りに円周状に配置される。しかしながら、代替的な構成が想定されることが理解されるであろう。正圧孔62のアレイは、皮膚接触表面32にあり、よって、使用中に被験者の皮膚に正圧を提供し得る。各正圧孔62の構成は、上述の真空孔50の構成と類似し、よって、ここでは詳細な記述を省略する。
図13を参照して上述したスキンケアデバイス10の使用中、トリートメントヘッド30の皮膚接触表面32が被験者の皮膚40と接触するとき、正圧が各正圧孔62で被験者の皮膚40に適用される。正圧は被験者の皮膚40を皮膚接触表面32から離れる方向に付勢する。従って、デバイスの取扱いは改良される。被験者の皮膚40に対して適用される負圧は、被験者の皮膚40を皮膚接触表面32に向かって引く。従って、付勢及び引張の組み合わせは、皮膚に対するマッサージ効果を引き起こして、被験者の皮膚40におけるマイクロ皮膚剥離を強化することがある。
図14は、真空孔の幾つかの特徴を図式的に描写する例示的な側断面図である。参照符号Aは、通路軸を示している。通路軸Aは、特に、断面平面内に構成される。一例として、左側には、半径rを備える削摩エッジ56が示されているのに対し、右側には、直角を備える削摩エッジが示されている。角度は、参照符号αで示されており、それは、ここでは、一例として90°である。角度αは、真空孔50と皮膚接触表面32との接合部の間の、即ち、ここでは、側壁53と皮膚接触表面32との間の角度である。角度α及び半径は、具体的には、図14中に断面図で示される断面平面内の角度及び半径を指す。それらは、具体的には、通路軸Aに対して垂直な平面内の角度又は半径を指さない。例えば、そのような平面における曲率は、例えば、小軸で示される。ここで、小軸は、参照符号dで示され、それは実質的に円筒形の通路における直径である。小軸は、通路軸長に亘って異なってよいことに留意のこと(例えば、図10中の真空孔50の幾つかの実施態様を参照)。半径rは、具体的には、30μmより大きくない。最良の削摩効果は約50μm以下の半径rで得られることがあるように思われる。半径rは、具体的には、30μmより大きくない。右側の削摩エッジ56は、実質的に0μmに等しい半径を有する。具体的には、角度αは、135以下であり、具体的には、90°以下である。
ある実験において、様々な孔(真空孔)直径を備える3つの異なるトリートメント先端(トリートメントヘッド)を創った。孔の数は、トリートメント先端毎に等しい適用範囲(coverage)を有するように選択される。孔直径は、先端の間で異なるが、先端(即ち、図3及び図4に図式的に描写される先端)上で異ならない。真空孔(穴)は実質的に丸かった。以下の先端を提供し且つ試験した。
Figure 2017528260
これらのトリートメントヘッドを、真空のないそのようなトリートメントヘッドを備えるデバイスに関して並びに商業的に入手可能なマイクロ皮膚剥離デバイスに関して、試験した。商業的に入手可能なマイクロ皮膚剥離デバイスの真空は25kPaであり、真空孔当たりの真空は60cmHg(80kPa)であった。マイクロ皮膚剥離データから、本明細書中に記載するようなトリートメントヘッドは、商業的に入手可能なマイクロ皮膚剥離デバイスと同じ結果をもたらし得るが、所望のマイクロ皮膚剥離を調節することにおいてより一層柔軟であるように思われる。更に、トリートメントヘッドに真空を適用しないことは、削摩効果を実質的にもたらさないようにも思われる。故に、削摩機能性を備える真空孔及び真空の組み合わせは、マイクロ皮膚剥離をもたらす。トリートメントヘッド3は、より多くの荒い削摩をもたらすことが分かったのに対し、トリートメントヘッド1は、より優しい削摩をもたらすことが分かった。
「含む」という用語は他の要素又はステップを除外せず、単数形の表現は複数を除外しないことが理解されるであろう。単一のプロセッサが請求項中に引用される幾つかの品目も機能を充足することがある。特定の手段が相互に異なる従属項において引用されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせを有利に用い得ないことを示さない。請求項中の如何なる参照符号も、請求項の範囲を限定するものと解釈されてならない。
この出願において請求項は構成の特定の組み合わせに対して策定されているが、本発明の開示の範囲は、それらが明示的であれ或いは暗示的であれ或いはそれらの一般化であれ、それらがいずれかの請求項において現時点で請求されているものと同じ発明に関係しようがしまいが、それらが本発明と同じ技術的課題の一部又は全部を軽減しようがしまいが、本明細書中に開示されるあらゆる新規な構成又は構成のあらゆる新規な組み合わせも含むことが理解されなければならない。これによって、本出願人は、本出願の又は本出願から派生するあらゆる更なる出願の審査中に、新しい請求項がそのような構成及び/又は構成の組み合わせに対して策定されることがあることを通知する。
本明細書中のデバイスは、とりわけ、動作(操作)中に記載される。当業者に明らかであるように、本発明は、動作(操作)の方法又は動作(操作)中のデバイスに限定されない。
上述の実施態様は本発明を限定するというよりもむしろ例示するものであること、並びに当業者は付属の請求項の範囲から逸脱せずに多くの代替的な実施態様を設計し得ることが留意されなければならない。請求項において、括弧内に配置されるあらゆる参照符号は、請求項を限定するものとして解釈されてならない。本発明は、幾つかの別個の要素を含むハードウェアを用いて並びに適切にプログラムされたコンピュータを用いて実施されてよい。幾つかの手段を列挙するデバイスの請求項において、これらの手段の幾つかは、1つの同じ品目のハードウェアによって具現されることがある。特定の手段が相互に異なる請求項において引用されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせを有利に用い得ないことを示さない。
本発明は、更に、本記述中に記載され且つ/或いは添付の図面中に示される特徴的な構成のうちの1つ又はそれよりも多くを含むデバイスに当て嵌まる。本発明は、更に、本記述中に記載され且つ/或いは添付の図面中に示される特徴的な構成のうちの1つ又はそれよりも多くを含む方法に関する。
追加的な利点をもたらすために、この特許において議論される様々な特徴を組み合わせ得る。更に、当業者は、実施態様を組み合わせ得ること並びに2つよりも多くの実施態様を組み合わせ得ることを理解するであろう。更に、構成のうちの一部は、1つ又はそれよりも多くの分割出願の基礎を形成し得る。

Claims (15)

  1. 被験者の皮膚に対して位置付け可能な皮膚接触表面と、
    該皮膚接触表面にある少なくとも1つの真空孔とを含み、
    該少なくとも1つの真空孔は、真空を生成可能な経路を定め、
    前記少なくとも1つの真空孔は、前記真空孔と前記皮膚接触表面との接合部によって定められる削摩エッジを有し、
    該削摩エッジは、被験者の皮膚に対して作用するように構成される、
    トリートメントヘッド。
  2. 前記少なくとも1つの真空孔は、側壁を含み、前記削摩エッジは、前記側壁と前記皮膚接触表面との接合部によって定められる、請求項1に記載のトリートメントヘッド。
  3. 前記削摩エッジは、前記少なくとも1つの真空孔の外周の周りに定められる、請求項2に記載のトリートメントヘッド。
  4. 前記削摩エッジは、30μm以下の半径を有する、請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載のトリートメントヘッド。
  5. 前記少なくとも1つの真空孔は、0.5mm〜5mmの間の小軸を有する、請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載のトリートメントヘッド。
  6. 前記削摩エッジは、第1の区画と、第2の区画とを含み、該第2の区画は、前記第1の区画と異なる皮膚に対する作用をもたらすように構成される、請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載のトリートメントヘッド。
  7. 離間した真空孔のアレイを含む、請求項1乃至6のうちのいずれか1項に記載のトリートメントヘッド。
  8. 前記皮膚接触表面は、1μm〜15μmの間の表面粗さRaを有する、請求項1乃至7のうちのいずれか1項に記載のトリートメントヘッド。
  9. 前記皮膚接触表面は、平坦であり、前記皮膚接触表面は、前記皮膚接触表面から突出する削摩要素を含まない、請求項1乃至8のうちのいずれか1項に記載のトリートメントヘッド。
  10. 前記皮膚接触表面の少なくとも部分は、凸面の形状を有し、前記皮膚接触表面は、前記皮膚接触表面から突出する削摩要素を含まない、請求項1乃至9のうちのいずれか1項に記載のトリートメントヘッド。
  11. 請求項1乃至10のうちのいずれか1項に記載のトリートメントヘッドを含む、スキンケアデバイス。
  12. 前記少なくとも1つの真空孔で真空を生成するように構成される真空生成器を含む、請求項11に記載のスキンケアデバイス。
  13. 前記真空生成器を前記少なくとも1つの真空孔の真空出口と連通させる真空通路を更に含む、請求項12に記載のスキンケアデバイス。
  14. 正圧生成器を更に含み、前記トリートメントヘッドは、少なくとも1つの正圧孔を含み、当該スキンケアデバイスは、前記少なくとも1つの正圧孔で正圧をもたらすように構成される、請求項11乃至13のうちのいずれか1項に記載のスキンケアデバイス。
  15. 本体を更に含み、前記トリートメントヘッドは、前記トリートメントヘッドが他のトリートメントヘッドと交換可能であるよう、前記本体から取り外し可能である、請求項11乃至14のうちのいずれか1項に記載のスキンケアデバイス。
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