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JP2017514641A - 熱的弾性感覚剤を含む成形剃毛補助組成物を備えるかみそり - Google Patents

熱的弾性感覚剤を含む成形剃毛補助組成物を備えるかみそり Download PDF

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JP2017514641A
JP2017514641A JP2017501133A JP2017501133A JP2017514641A JP 2017514641 A JP2017514641 A JP 2017514641A JP 2017501133 A JP2017501133 A JP 2017501133A JP 2017501133 A JP2017501133 A JP 2017501133A JP 2017514641 A JP2017514641 A JP 2017514641A
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Abstract

石鹸基剤及び熱的弾性感覚剤(thermallyresilient seasate)を含む剃毛補助剤を備えたかみそりであって、感覚剤はN−置換メンタンカルボキサミド誘導体である。これらの誘導体は、皮膚係合剃毛補助剤の製造過程で残存しながら十分な活性を維持し、持続性のある冷涼効果を提供することができる。

Description

かみそりの柄又はカートリッジに装着された石鹸を提供することが知られている。例えば、米国特許第6,584,690号には、例えば、カートリッジを取り巻く石鹸の塊の形体で、シェービング準備物を担持するかみそりが記載されている。更に、2つの機能を備えるかみそりは、新しくなく、また、Venus Breeze(登録商標)シリーズのかみそり及びSchick(登録商標)Intuition(登録商標)シリーズのかみそりでも販売されている。また、米国特許出願公開第2006/225285A号及び同第2006/080837A号、並びに米国特許第7,811,553号も参照されたい。
剃毛中に潤滑効果を提供するためにかみそりのブレードに剃毛補助剤を使用することは、既知である。例えば、米国特許第7,121,754号、同第6,298,558号、同第5,711,076号、同第5,134,775号、同第6,301,785号、及び米国特許出願公開第2009/0223057号、同第2006/0225285号を参照されたい。剃毛補助剤内の特定の冷涼感覚剤の使用も開示された。例えば、米国特許出願公開第2007/0077331号、同第2008/031166号、同第2008/0300314A1号;米国特許第5,451,404号及び同第7,482,373号;並びに国際公開第2007/036814A2号を参照されたい。例えば、剃毛補助剤中に冷感剤及び/又は精油を含ませ、接触後に新鮮かつ冷たい感触を提供できることが述べられている。しかしながら、使用前に、揮発によって相当量の精油が失われる場合があることが報告されている。米国特許第5,095,619号を参照されたい。米国特許第5,713,131号では、不揮発性メントール類縁体等の不揮発性冷感剤を剃毛補助剤中に導入することによって、この潜在的問題を解決することが試みられている。メントール及びその他の有効成分を含有するその他の剃毛補助剤の例は、米国特許第5,095,619号、同第6,298,558号、同第6,944,952号、及び同第6,295,733号に開示されている。米国特許第5,653,971号(シクロデキストリンを含むメントール等、皮膚鎮静剤の包接錯体を含有する改善された剃毛補助複合物(又は潤滑ストリップ)を含む剃毛補助剤を開示)並びに同第5,713,131号(冷涼材10、WS−3、WS−23、Frescolat ML、Frescolat MGA、及びメングリタート等の不揮発性の冷感剤を開示)も参照されたい。これらの剃毛補助剤は、使用中に冷感剤を提供することが報告されている。
しかし、通常スキンケアに使用される多くの成分が、従来の押出成形又は成形された剃毛補助剤で簡単に使用することができない。これは、多くの剃毛補助剤が、型を介して押出成形されるかないしは別の方法で約160℃〜約180℃等の高温で処理されることがあるため、又は感覚剤を揮発させるかないしは別の方法で感覚剤の効果に悪影響を与え得る高温若しくは高圧で成形されることがあるためである。冷涼技術も、化粧品及び/又は口腔ケアの製剤形態に記載されている。例えば、米国特許出願公開第2009/0311206号及び同第2009/0306152号(両方Beiersdorfに寄与)、同第2006/0276667号、同第2010/0086498号、同第2011/0081303号、並びに同第2011/0082204号を参照されたい。しかし、全ての冷涼技術が、通常の剃毛補助剤の製造条件で処理するのに適しているわけではない。特に、幾つかの冷涼技術は、非常に不安定であると信じられており、剃毛補助剤の製造過程の途中で失われる、ないしは別の方法で有効成分が少なくなることで、使用中に感知されなくなる。このように、皮膚係合剃毛補助部材を製作する過程で残存しながら十分な分子活性を維持し、有意義な又は持続性のある冷涼効果を提供することができる技術が必要とされている。
米国特許第6,584,690号 米国特許出願公開第2006/225285A号 米国特許出願公開第2006/080837A号 米国特許第7,811,553号 米国特許第7,121,754号 米国特許第6,298,558号 米国特許第5,711,076号 米国特許第5,134,775号 米国特許第6,301,785号 米国特許出願公開第2009/0223057号 米国特許出願公開第2006/0225285号 米国特許出願公開第2007/0077331号 米国特許出願公開第2008/031166号 米国特許出願公開第2008/0300314A1号 米国特許第5,451,404号 米国特許第7,482,373号 国際公開第2007/036814A2号 米国特許第5,095,619号 米国特許第5,713,131号 米国特許第6,944,952号 米国特許第6,295,733号 米国特許第5,653,971号 米国特許出願公開第2009/0311206号 米国特許出願公開第2009/0306152号 米国特許出願公開第2006/0276667号 米国特許出願公開第2010/0086498号 米国特許出願公開第2011/0081303号 米国特許出願公開第2011/0082204号
本発明の一態様は、前縁部及び後縁部を有するハウジングと、前縁部と後縁部との間にある1つ以上の剃毛ブレードと、剃毛補助ホルダーと、剃毛補助ホルダー上に装着された少なくとも1つの剃毛補助部分とを備える、剃毛カートリッジに関し、剃毛補助部分は、以下の式(I)を有するN−置換メンタンカルボキサミドを含む:
Figure 2017514641
式中、mは0又は1であり、Y及びZはH、OH、C1〜C4直鎖若しくは分枝状アルキル、又は、C1〜C4直鎖若しくは分枝状アルコキシからなる群から独立して選択され、Xは(CH2)n−R(ここで、nは0又は1であり、かつRは非結合電子を含む基である)であるが、(a)Y及びZがHのとき、Xは4位のF、OH、MeO又はNO2ではなく、かつ2位又は6位のOHではなく、(b)Y又はZがHのとき、X、Y及びZは、(i)3位及び4位が同時にOMe基となることがなく、(ii)4位及び5位が同時にOMe基となることがなく、(iii)4位がOH基の場合、3位及び5位はOMe基ではなく、かつ(iv)4位がメチル基の場合、3位及び5位はOH基ではないようになる。熱的弾性感覚剤は、約0.001%〜約25%、あるいは約1%〜約20%、あるいは約5%〜約15%、あるいは約7%〜13%、あるいは約10%等、様々なレベルで含まれてもよい。
本発明の別の態様は、皮膚係合剃毛補助部材、即ち、かみそり又は脱毛器具及びこすり落としツール等の除毛装置と共に使用するのに適した部材に関し、前記皮膚係合剃毛補助部材は、水溶性ポリマー、皮膚軟化剤、石鹸基剤、及びこれらの混合物のうちの少なくとも1つと、式Aのメンタンカルボン酸−N−(4−メトキシフェニル)−アミドを含む少なくとも1つの熱的弾性感覚剤とを含む、マトリックスを含む。
Figure 2017514641
この熱的弾性感覚剤は、約0.001%〜約25%、あるいは約1%〜約20%、あるいは約5%〜約15%、あるいは約7%〜13%、あるいは約10%等、様々なレベルで含まれてもよい。
本発明の更なる態様は、1つ以上の上述の皮膚係合剃毛補助部材を備える除毛装置に関する。発明の別の態様は、熱的弾性感覚剤を含む皮膚係合剃毛補助部材の製造方法に関する。
流入石鹸基剤を利用して成形剃毛補助組成物を形成するプロセスの図である。 押出石鹸基剤を利用して成形剃毛補助組成物を形成するプロセスの図である。 本発明の一実施形態による、かみそりの頭及び首部分の斜視図である。 図1に示される頭及び首部分の背後から見た斜視図である。 図1のかみそりの分解斜視図である。 図1に示されるカートリッジのホルダー部分の上から見た斜視図である。 図3に示されるホルダーの下から見た斜視図である。 それぞれ、図3に示されるホルダーの上面図、正面図、及び側面図である。 それぞれ、図3に示されるホルダーの上面図、正面図、及び側面図である。 それぞれ、図3に示されるホルダーの上面図、正面図、及び側面図である。 (それらの通常位置の側部装着は、図3Dに示されている)撓んだ位置のホルダーのウィングを示す側面図である。 それぞれ、剃毛補助部分が除去された状態のホルダーの斜視図、上面図、正面図、及び側面図である。 それぞれ、剃毛補助部分が除去された状態のホルダーの斜視図、上面図、正面図、及び側面図である。 それぞれ、剃毛補助部分が除去された状態のホルダーの斜視図、上面図、正面図、及び側面図である。 それぞれ、剃毛補助部分が除去された状態のホルダーの斜視図、上面図、正面図、及び側面図である。 それぞれ、剃毛補助部分及びエラストマー部分が除去された状態のホルダーの斜視図、上面図、正面図、並びに側面図である。 それぞれ、剃毛補助部分及びエラストマー部分が除去された状態のホルダーの斜視図、上面図、正面図、並びに側面図である。 それぞれ、剃毛補助部分及びエラストマー部分が除去された状態のホルダーの斜視図、上面図、正面図、並びに側面図である。 それぞれ、剃毛補助部分及びエラストマー部分が除去された状態のホルダーの斜視図、上面図、正面図、並びに側面図である。
異なる図面における同様の参照符合は同様の要素を示す。
石鹸ベースの剃毛補助組成物を有するかみそりは、例えば、棒状石鹸、剃毛クリーム、又はジェルなどの別個の剃毛補助を必要とすることなく使用することができる。これは、例えば、剃毛補助を皮膚に連続して再適用する必要なく、シャワー中の剃毛を可能にすることによって、かみそりの使用を簡単化することができる。最近、本明細書においてより詳細に記載される様々な利益を提供するために、剃毛補助及び/又は石鹸基剤にピリチオン源を添加することが望ましいことが発見された。
一般に、剃毛補助組成物は、最初に、石鹸基剤、例えば、押出石鹸基剤又は流入石鹸基剤を取得する(例えば、作製する)ことによって形成することができる。ピリチオン源を含むことができるプロセス敏感成分を、石鹸基剤に組み込み、剃毛補助組成物を形成させることができる。しかしながら、場合によっては、剃毛補助組成物又は石鹸基剤の作製中の任意の点で添加することができるように、ピリチオン源を選択し、形成することができる。一般に、石鹸基剤が流入石鹸基剤である場合、これは、流入石鹸基剤を融解し、プロセス敏感成分を添加し、次いでプロセス敏感成分が実質的に分解されていない状態のままである期間内に、例えば、約1時間以内に、例えば、成形型内に定置して組成物を冷却することによって、結果としてもたらされる組成物を冷却することによって達成される。石鹸基剤が押出石鹸基剤である場合、石鹸基剤及びプロセス敏感成分は、ミリング、粉砕、及び/又は他の混合技法によって組み合わせられ、精製され、剃毛補助組成物を形成するように押出される。更に、プロセス敏感成分の再融解を回避することによって、良質の剃毛補助組成物を達成することができる。
一実施形態では、剃毛カートリッジは、前縁部及び後縁部を有するハウジングと、前縁部と後縁部との間にある1つ以上の剃毛ブレードと、剃毛補助ホルダーとを備える。カートリッジは、剃毛補助ホルダー上に装着された、少なくとも1つの剃毛補助部分を含む。剃毛補助剤は、少なくとも1つの熱的弾性感覚剤を含む。
I.熱的弾性感覚剤
冷涼又は冷たいという感覚は、低温又は化学冷感剤などの刺激による末梢神経繊維での受容体の活性化によるものであり、これは脳へ移動する電気化学信号を作り出し、次いで到着信号を解釈し、整理し、知覚又は感覚に統合するということは、今や広く確立されている。異なる部類の受容体が、哺乳類の知覚神経繊維において冷温又は化学冷感剤の刺激を感じることに関係していると見なされてきた。それらの受容体のうち、寒冷を感知することに関与する主要な候補は、寒冷感受性及びメントール感受性の受容体(CMR1)又はTRPM8であることが特定されかつ指定されている。受容体のTRPM8という専門用語は、低温、メントール、及びその他の化学冷感剤を含む刺激により活性化される一過性受容体電位(TRP)ファミリーの非選択的カチオンチャネルとしてのその特徴付けから来ている。しかしながら、皮膚又は口腔表面上での心地よい冷涼感の知覚に潜在する正確な機構は、現在明確には理解されていない。TRPM8受容体がメントール及びその他の冷感剤により活性化されることが立証されている一方で、知覚される全体的な感覚が心地よく、冷涼感があり、清涼であるために、他のどの受容体が関与している可能性があり、それらの受容体がどの程度刺激される又は場合によっては抑制される必要があるのかについては、完全には理解されていない。感覚剤は、様々な出願に記載されてきた。例えば、米国特許出願公開第2010/0086498号を参照されたい。
本発明の皮膚係合剃毛補助部材は、少なくとも1つの熱的弾性感覚剤を含む。熱的弾性感覚剤は、従来の剃毛補助剤(皮膚係合剃毛補助部材)押出成形条件で残存することが可能であるが、剃毛環境での使用中皮膚上で、ユーザーが一般的に知覚可能な、冷涼感又は刺痛感を提供するために依然十分に活性であり続ける感覚剤成分として本明細書で定義される。理論に束縛されるものではないが、本発明の熱的弾性感覚剤は、揮発性があり、製作過程で失われ得る感覚剤に比べて、たとえ皮膚係合剃毛補助部材の中に押出成形された後でも、より大きな冷却強度を提供することができると信じられている。幾つかの実施形態では、熱的弾性感覚剤は、液体培地内と同じ濃度で皮膚上に塗布されたときと比べて、その冷却強度の少なくとも50%、又は少なくとも70%、又は少なくとも90%を維持する。皮膚係合剃毛補助部材は、除毛剤又は剃毛補助剤も含んでよく、かかる皮膚係合剃毛補助部材は、除毛装置、特にかみそりカートリッジの皮膚接触部上での使用に適した潤滑ストリップとも一般的に呼ばれていることは、当業者に理解されよう。
更に、本発明の熱的弾性感覚剤は、L−メントールの冷却強度を超えて、好ましくは少なくとも1.5倍大きな冷却強度、更に好ましくは少なくとも5倍大きな冷却強度、より一層好ましくは少なくとも10倍大きな冷却強度で、最高約20倍大きな冷却強度が皮膚係合剃毛補助部材に提供されたとき、より大きな冷却強度を提供する。
好適な熱的弾性感覚剤は、シクロヘキサン、具体的にはメンタンカルボン酸−N−(4−メトキシフェニル)−アミドの合成誘導体を含む。
少なくとも1つの感覚剤は、約0.001%〜約25%、あるいは約0.01%〜7.5%、あるいは約1%〜約20%、あるいは約5%〜約15%、あるいは約7%〜13%、あるいは約10%の濃度で含まれてもよい。理論に束縛されるものではないが、これらの濃度の熱的弾性感覚剤は、特に5%より上の濃度、及び15%より下の濃度でかなりの数のユーザーに明らかな性能利益を提供すると信じられている。一部のユーザーは、より低い濃度を享受するかもしれないが、多くのユーザーは、効果が低すぎると感じるかもしれないと信じられている。同様に、何人かのユーザーは、15%より上の高濃度を享受するかもしれないが、意図した消費者の大半にとって、それは過度かもしれない。皮膚に触れる感覚剤の総量がユーザーに感知可能な冷涼感を与えるのに十分であれば、約0.001%、0.01%、0.5%、更には1%ほどに低い濃度などの低濃度が有用なことがあるとさえ考えられる。これは、従来の押出成形された潤滑ストリップより大きい石鹸基剤の皮膚係合剃毛補助部材を用いることで実施でき、これらの皮膚係合剃毛補助部材は、より大きな面積を覆い、多くの場合にブレードの前方、ブレードの後方、及び時にはブレードの側部の周囲にさえ存在するためである。全体において、増大した表面積がより多くの感覚剤を露出し、よってより少量の重量%でも有用なことがある。
理論に束縛されるものではないが、これらの熱的弾性感覚剤の冷涼強度は、L−メントールの冷涼強度の約1.5倍であると信じられている。Leffingwell,John C.PhD,Cool without Menthol & Cooler than Menthol and Cooling Compounds as Insect Repellents(Leffingwell & Associates、2011年5月4日最終更新)を参照されたい。
皮膚係合剃毛補助部材は、任意で追加の冷感剤も備えてもよい。
a.メンタンカルボン酸−N−(4−メトキシフェニル)−アミド
熱的弾性感覚剤は、以下の式A又は、好ましくは、式Bで表わされるメンタンカルボン酸−N−(4−メトキシフェニル)−アミドを含む。
Figure 2017514641
式Bの分子は、式Aに示した分子の一形態であることは、当業者に理解されよう。かかるメンタンカルボン酸−N−(4−メトキシフェニル)−アミドの非限定例は、米国特許出願公開第2011/0081303号及び同第2010/0086498号に開示されている。この材料は、CAS#68489−09−8としても記載されており、(1R*,2S*)−N−(4−メトキシフェニル)−5−メチル−2−(1−メチルエチル)シクロヘキサンカルボキサミドと呼ばれることもあり、Symrise,Inc.によりSC1、WS−12又はFrescolat MMCとして市販されている。
b.N−置換メンタンカルボキサミド
いくつかの好ましい実施形態では、熱的弾性感覚剤は、特に以下の式Iで表わされるN−置換メンタンカルボキサミドも含む。
Figure 2017514641
式中、mは0又は1であり、Y及びZはH、OH、C1〜C4直鎖若しくは分枝状アルキル、又は、C1〜C4直鎖若しくは分枝状アルコキシからなる群から独立して選択され、Xは(CH2)n−R(ここで、nは0又は1であり、かつRは非結合電子を含む基である)であるが、(a)Y及びZがHのとき、Xは4位のF、OH、MeO又はNO2ではなく、かつ2位又は6位のOHではなく、(b)Y又はZがHのとき、X、Y及びZは、(i)3位及び4位が同時にOMe基となることがなく、(ii)4位及び5位が同時にOMe基となることがなく、(iii)4位がOH基の場合、3位及び5位はOMe基ではなく、かつ(iv)4位がメチル基の場合、3位及び5位はOH基ではないようになる。
好ましい化合物は、Xが4位にあるものである。最も好ましい化合物は、Xが4位にあり、Y及びZがH、OH、Me、又はOMeのときである。
好ましい非結合電子を含む基は、ハロゲン、OH、OMe、NO2、CN、Ac、SO2NH2、CHO、CO2H、及びCO2Et等のC1〜C4アルキルカルボキシレートである。
好適なN−置換メンタンカルボキサミドの具体的な例は、式IIのN−[4−(シアノメチル)フェニル]−(1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキサンカルボキサミドである。
Figure 2017514641
この材料は、N−パラ−ベンゼンアセトニトリルメンタンカルボキサミドとしても一般的に参照される。例えば、Research Disclosure RD 522003(Givaudan)、米国特許出願公開第2009/0311206号及び同第2009/0306152号(両方Beiersdorfに寄与)、同第2006/0276667号、同第2010/0086498号、並びに米国特許第7,414,152号を参照されたい。N−パラ−ベンゼンアセトニトリルメンタンカルボキサミドを製作する様々な方法が開示されており、これらは米国特許出願公開第2006/027667号、同第2008/0300314号、同第2010/0040563号及び同第2010/0076080に含まれる。N−パラ−ベンゼンアセトニトリルメンタンカルボキサミドは、CAS 852379−28−3として業者から市販されており、94%〜100%のアッセイ及び101KPa(760mm Hg)で145℃の融点を有する白色粉末として供給され得る。
これらの好ましい実施形態では、皮膚係合剃毛補助部材は、N−置換メンタンカルボキサミド及びメンタンカルボン酸−N−(4−メトキシフェニル)−アミドの混合物である熱的弾性感覚剤を1つ以上含み、改善された冷涼感、例えばより良い即効的で持続する冷却並びに全体的に優れた冷却を提供すると信じられている。これら2つの冷感剤は、N−置換メンタンカルボキサミドのメンタンカルボン酸−N−(4−メトキシフェニル)−アミドに対する比が約25:1〜約1:25、あるいは約10:1〜約1:10、あるいは約3:1〜約1:3で混合されてもよい。
理論に束縛されることなく、N−置換メンタンカルボキサミドは、TRPM8及びTRPA1(ヒリヒリする/しびれる/火照る)受容体の両方を誘発し、一方でメンタンカルボン酸−N−(4−メトキシフェニル)−アミドは、冷却受容体TRPM8のみを誘発し、並びにL−メントールは、TRPM8、TRPA1及び加温受容体TRPV1 & TRPV3を誘発すると信じられている。それゆえ、上述したシクロヘキサンの合成誘導体の1つ又は両方を含むシステムは、追加の感覚剤を含有するオプションを伴い、剃毛時の及び持続性のある冷涼効果を得ることを可能にすると信じられている。
c.追加の感覚剤
いくつかの実施形態では、皮膚係合剃毛補助部材は、上記で開示された熱的弾性感覚剤以外の1つ以上の追加の感覚剤を更に含む。例えば、メントールは冷感剤として広く使用されているが、メントールは、刺痛感、灼熱感、穿痛感、及び刺すような感覚、並びにミントの匂い及び苦い味を含むその他の感覚も生じさせ得る。したがって、メントールは、寒冷、温熱、痛み及び味覚受容体などの多くの異なる受容体に作用することが推測される。しかしながら、苦味又は刺激等の望ましくない感覚のない心地よい冷涼感等の特定の感覚をどの受容体活性がもたらすかの分離方法は容易には識別できない。特定の感覚剤の使用から望ましい感覚だけが引き出されるように冷感剤又はその他の感覚剤の活性をどのように制御するかも明らかではない。このようにして、本発明は、除毛工程の間にユーザーに対して冷涼効果を提供するための感覚剤として機能する、シクロヘキサン(上述)の特定の合成誘導体の追加に注目する。冷涼感を更に補うために、追加の感覚剤を使用することができる。
天然起源又は合成起源の多数の冷感剤化合物が知られている。最もよく知られた化合物は、メントール、特にl−メントールであり、ハッカ油、特にハッカ(Mentha arvensis)L及びミドリハッカ(Mentha viridis)Lのハッカ油中に自然に見られる。メントールの異性体の中で、l−メントールは、自然界に最も広く存在し、一般にメントールの名前で呼ばれるものであり、冷感作用を有する。L−メントールは独特のペパーミントの香りを有し、かつ清潔でさわやかな味を有し、皮膚及び粘膜表面に塗布された際に冷涼感を与える。メントールのその他の異性体(ネオメントール、イソメントール、及びネオイソメントール)は、ある程度類似しているが同一ではない香り及び味を有する(すなわち、いくらかは、土のような、樟脳、かび臭いとして表される、好ましくない雰囲気を有する)。異性体の中で最大の違いは、その冷感効力である。L−メントールは、最も効能のある冷涼感を提供すること、すなわち約800ppbの最も低い冷涼閾値(すなわち、冷涼効果が明確に認識され得る場合の濃度)を有することが報告されている。この濃度において、他の異性体では冷感効果がない。例えば、d−ネオメントールは、約25,000ppb、及びl−ネオメントールは、約3,000ppbの冷涼閾値を有すると報告されている。[R.Emberger and R.Hopp,「Synthesis and Sensory Characterization of Menthol Enantiomers and Their Derivatives for the Use in Nature Identical Peppermint Oils,」Specialty Chemicals(1987),7(3),193〜201]。この研究は、冷涼及び新鮮さ並びにこれらの分子の活性に対する立体化学の影響の観点からI−メントールの優れた知覚特性を実証した。
合成冷感剤のうち、多くは、メントールの誘導体であるか、又はメントールと構造的に関連する、即ち、シクロヘキサン部分を含有し、カルボキサミド、ケタール、エステル、エーテル及びアルコールを含む官能基で誘導体化される。例には、「WS−3」として商用的に既知のN−エチル−ρ−メンタン−3−カルボキサミド等のρ−メンタンカルボキサミド化合物、並びにWS−5(N−エトキシカルボニルメチル−ρ−メンタン−3−カルボキサミド)、及びWS−14(N−tert−ブチル−ρ−メンタン−3−カルボキサミド)等の系列内の他のものが挙げられる。メンタンカルボキシエステルの例には、WS−4及びWS−30が挙げられる。メントールと構造的に無関係の合成カルボキサミド冷感剤の例は、「WS−23」として既知のN,2,3−トリメチル−2−イソプロピルブタナミドである。合成冷感剤の更なる例としては、TK−10として既知の3−(1−メントキシ)−プロパン−1,2−ジオール、イソプレゴール(商標名Coolact P)、及びp−メンタン−3,8−ジオール(商標名Coolact 38D)(すべてTakasagoから入手可能);MGAとして既知のメントングリセリンアセタール;Haarmann and Reimerより供給されるFrescolat(登録商標)として既知の酢酸メンチル、アセト酢酸メンチル、乳酸メンチルなどのメンチルエステル、並びにV.Maneから商標名Physcoolとして入手可能なコハク酸モノメンチルなどのアルコール誘導体が挙げられる。TK−10は、Amanoらの米国特許第4,459,425号に記載されている。メントールの他のアルコール及びエーテル誘導体は、例えば、英国特許第1,315,626号、並びに米国特許第4,029,759号、同第5,608,119号、及び同第6,956,139号に記載されている。WS−3及び他のカルボキサミド冷感剤は、例えば、米国特許第4,136,163号、同第4,150,052号、同第4,153,679号、同第4,157,384号、同第4,178,459号、及び同第4,230,688号に記載されている。追加のN−置換ρ−メンタンカルボキサミドは、国際公開第2005/049553A1号に記載されており、N−(4−シアノメチルフェニル)−ρ−メンタンカルボキサミド、N−(4−スルファモイルフェニル)−ρ−メンタンカルボキサミド、N−(4−シアノフェニル)p−メンタンカルボキサミド、N−(4−アセチルフェニル)−ρ−メンタンカルボキサミド、N−(4−ヒドロキシメチルフェニル)−ρ−メンタンカルボキサミド、及びN−(3−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−ρ−メンタンカルボキサミドが挙げられる。別のN−置換ρ−メンタンカルボキサミドとしては、国際公開第2006/103401号、並びに米国特許第4,136,163号、同第4,178,459号、及び同第7,189,760号に開示されているものなどのアミノ酸誘導体、例えば、N−((5−メチル−2−(1−メチルエチル)シクロヘキシル)カルボニル)グリシンエチルエステル及びN−((5−メチル−2−(1−メチルエチル)シクロヘキシル)カルボニル)アラニンエチルエステルが挙げられる。グリシン及びアラニン等のアミノ酸を含むメンチルエステルは、例えば、欧州特許第310,299号、並びに米国特許第3,111,127号、同第3,917,613号、同第3,991,178号、同第5,703,123号、同第5,725,865号、同第5,843,466号、同第6,365,215号、同第6,451,844号、及び同第6,884,903号に開示されている。ケタール誘導体は、例えば、米国特許第5,266,592号、同第5,977,166号、及び同第5,451,404号に記載されている。メントールに構造的には関連していないが、同様の生理学的冷涼効果を有すると報告されている追加の作用剤には、3−メチル−2−(1−ピロリジニル)−2−シクロペンテン−1−オン(3−MPC)、5−メチル−2−(1−ピロリジニル)−2−シクロペンテン−1−オン(5−MPC)、及び2,5−ジメチル−4−(1−ピロリジニル)−3(2H)−フラノン(DMPF)を含む、米国特許第6,592,884号に記載されるα−ケトエナミン誘導体、WeiらのJ.Pharm.Pharmacol.(1983),35:110〜112に記載されるイシリン(AG−3−5、化学名1−[2−ヒドロキシフェニル]−4−[2−ニトロフェニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−2−オンとしても既知)が挙げられる。メントール及び合成冷感剤の冷感剤活性における評価には、H.R.Watsonら,J.Soc.Cosmet.Chem.(1978),29,185〜200及びR.Eccles,J.Pharm.Pharmacol.,(1994),46,618〜630が挙げられる。
II.ピリチオン源
一実施形態では、剃毛補助剤に使用される石鹸基剤は、約45%〜約99%の石鹸と、約0.01%〜約5%のピリチオン源も含むことができる。ピリチオン源は、亜鉛ピリチオン又はZPTと呼ばれる亜鉛ピリジンチオンであってもよく、更にはプレートレットの形態であってもよい。プレートレットZPTは、約0.5μm〜約10μm、あるいは約1μm〜約5μm、及びあるいは約3μmのメジアン粒径、約0.5μm〜約10μm、あるいは約1μm〜約5μm、あるいは約2μm〜約4μm、及びあるいは約3μmの平均粒径、並びに約0.6μm〜約15μm、あるいは約0.6μm〜1μm、あるいは約0.6μm〜約0.8μm、及びあるいは約0.6μm〜約0.7μmの厚さを有する。また、プレートレットZPTは、約5未満、又は約1のスパンも有することができる。
本明細書で使用される場合、ピリチオン源は、抗微生物効果並びに/又は他の審美的及び剃毛の恩恵を提供することができるピリチオン及びピリチオン塩であってもよい。好ましいピリチオン塩は、亜鉛、スズ、カドミウム、マグネシウム、アルミニウム、及びジルコニウムなどの重金属から形成されるものである。亜鉛塩、特に1−ヒドロキシ−2−ピリジンチオン(亜鉛ピリジンチオン、亜鉛ピリチオン、ZPTとも名付けられる)の亜鉛塩は、最も好ましい。ナトリウムなどの他のカチオンもまた、好適であり得る。ピリチオン源は、ナトリウムピリチオン、亜鉛ピリチオン、マグネシウムジスルフィドピリチオン、ピリチオン酸、ジピリチオン、キトサンピリチオン、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されてもよい。例えば、Arch Chemicalから入手可能なZPT FPSを使用することができる。これは、48有効%のZPTを含む水分散液である。
ピリチオン源は、パーソナルクレンジング分野で既知であり、例えば、米国特許第2,809,971号、同第3,236,733号、同第3,753,196号、同第3,761,418号、同第4,345,080号、同第4,323,683号、同第4,379,753号、及び同第4,470,982号に記載されている。上述の特許文献内のピリチオン源についての説明は、参照によって本明細書に組み込まれる。ピリチオン源は、約0.05重量%、0.1重量%、若しくは0.4重量%〜約0.5重量%、1重量%、2重量%、又は5重量%の範囲の量で、剃毛補助組成物内に存在することができる。
実施形態では、石鹸基剤内に含まれる亜鉛ピリチオンは、プレートレット粒子形態(「プレートレットZPT」)の乾燥粉末亜鉛ピリチオンである。実施形態例によると、石鹸基剤組成物内に含まれるプレートレットZPTは、例えば、約0.5μm〜約10μm、あるいは約1μm〜約5μm、及びあるいは約3μmのメジアン粒径、並びに約0.5μm〜約10μm、あるいは約1μm〜約5μm、あるいは約2μm〜約4μm、及びあるいは約3μmの平均粒径を伴う粒子を含むことができる。また、プレートレットZPTは、出願整理番号12005の2011年2月28日に出願された、Smithらの米国特許出願第13/036,889号の図1に示されるように、約0.6μm〜約15μm、あるいは約0.6μm〜約1μm、あるいは約0.6μm〜約0.8μm、及びあるいは約0.6μm〜約0.7μmの厚さも有することができる。剃毛補助剤内に含まれるプレートレットZPTは、約5未満、あるいは約1のスパンも有することができる。
剃毛補助剤は、棒状組成物の約0.01重量%〜約5重量%、あるいは約0.1重量%〜約2重量%、及びあるいは約0.1重量%〜約1重量%のプレートレットZPTを含むことができる。プレートレットZPTは、剃毛補助剤内に、乾燥粉末として含むことができる、つまり、例えば、石鹸成分で分散させることができる。あるいは、プレートレットZPTを、例えば、石鹸基剤中の水分散液として、剃毛補助剤内に含むことができる。
一実施形態では、プレートレットZPTを、例えば、凝集に対して安定化させることができる。一実施形態では、プレートレットZPTが相互に付着するのを防止するために、プレートレットZPTのそれぞれは、コーティング又は層を有することができる。コーティング又は層は、ポリナフタレンスルホン酸塩若しくは任意の他の好適な硫酸塩、スルホン酸塩、カルボン酸塩、又は例えば、電荷若しくは立体障害によって安定性を提供する他の化合物であってもよい。
実施形態例では、ZPTは、米国特許第2,809,971号に図示されるように、亜鉛ピリチオン沈殿物を形成するために、1−ヒドロキシ−2−ピリジンチオン(即ち、ピリチオン酸)又はその可溶性塩を亜鉛塩(例えば、硫酸亜鉛)と反応させることによって作製することができ、亜鉛ピリチオンは、米国特許第6,682,724号に図示されるように、例えば、音響エネルギーを使用して、プレートレットZPTに形成する、又はそれに加工することができる。
III.石鹸基剤
剃毛補助組成物は、石鹸基剤、例えば、流入石鹸基剤又は押出石鹸基剤を含む。石鹸基剤の基本的な構成要素は、基剤を形成する鹸化若しくは中和された植物油又は獣脂であってもよく、あるいは合成流入石鹸基剤であってもよい。また、ココナツ酸又は他の脂肪酸の過脂肪材料含有部分(例えば、約25重量%を超える)が使用されてもよい。幾つかの実施形態では、剃毛補助組成物は、鹸化若しくは中和された植物油又は獣脂など、あるいは前述の材料の組み合わせを含む、基剤を含む。植物油若しくは獣脂の鹸化又は中和は、基剤を形成する脂肪酸のグリセロール及び塩の生成をもたらす。剃毛補助組成物は、不透明、半透明、又は透明であってもよい、約50重量%〜約100重量%の鹸化又は中和された基剤(例えば、約75重量%〜約100重量%の鹸化又は中和された基剤)を含むことができる。生成され得る例示的な脂肪酸の塩には、最大で約22個の炭素原子を有する、カルボン酸ナトリウム塩が挙げられる。
石鹸基剤は、合成石鹸基剤であってもよい。特定の実施形態では、合成石鹸基剤として、グリコール(例えば、ジプロピレングリコール、プロピレングリコール、トリプロピレングリコール、及び/又はメチルプロパンジオールグリコール)、グリセリン、脂肪酸塩(例えば、ステアリン酸ナトリウム及び/又はステアリン酸カリウム)、C15〜C25アルコール(例えば、ベヘニルアルコール、ステアリルアルコール、セチルアルコール、及び/又はミリスチンアルコール)、ステアレス(例えば、Brij(登録商標)−721等のステアレス21等)、ステアリン酸、微結晶ろう(例えば、微結晶ろうSP 16、SP 19、SP 16、SP 18、SP−1674、SP 16W、SP 60W、SP 89、Multiwax 180M、X−145、W−445、及び/又はW−835)、1つ以上の界面活性剤(例えば、Tegobetaine F−50、Lonzaine(登録商標)、Mackam(登録商標)群の界面活性剤、Mirataine(登録商標)群の界面活性剤)、並びにラウリルエーテル硫酸ナトリウム(「SLES」)(例えば、25%活性SLES)が挙げられる。幾つかの実施形態では、グリセリンは、石鹸基剤中に含まれていない。所望により、以下により詳細に記載されるプロセス敏感相の一部又は全体に、グリセリンを含むことができる。
特定の実施形態では、石鹸基剤は、全て流入石鹸基剤の、約0.5重量%〜約30重量%のグリコール(例えば、約10重量%〜約25重量%のグリコール又は約12重量%〜約15重量%のグリコール)、約10重量%〜約40重量%のグリセリン(例えば、約18重量%〜約34重量%のグリセリン又は約18重量%〜約24重量%のグリセリン)、約20重量%〜約40重量%の脂肪酸塩(例えば、約25重量%〜約40重量%の脂肪酸塩(例えば、ステアリン酸塩)又は約30重量%〜約35重量%の脂肪酸塩)、約0.1重量%〜約10重量%のステアリン酸(例えば、約2重量%〜約5重量%のステアリン酸)、約0.5重量%〜約10重量%の微結晶ろう(例えば、約0.5重量%〜約5重量%の微結晶ろう又は約1重量%〜約3重量%の微結晶ろう)、約1重量%〜約15重量%のベタイン(例えば、約2有効重量%〜約10有効重量%のベタイン又は約4有効重量%〜約9有効重量%のベタイン)、及び約1有効重量%〜約20有効重量%のSLES(例えば、約1有効重量%〜約20有効重量%のSLES又は約10有効重量%〜約15有効重量%のSLES)を含むことができる。熱的弾性感覚剤の添加前の1つの例示的な流入石鹸基剤は、以下を含む。
Figure 2017514641
幾つかの実施形態では、基剤及び合成界面活性剤の組み合わせを採用することができる。
追加の抗菌剤
石鹸基剤は、所望により、棒状組成物の抗菌効果を更に向上させる働きをすることができる、1つ以上の追加の抗菌剤を更に含むことができる。存在する場合、抗菌棒状組成物は、約0.001重量%〜約2重量%、好ましくは約0.01重量%〜約1.5重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約1重量%の抗菌棒状組成物を含むことができる。使用することができる抗菌剤の例は、カルバニリド、例えば、トリクロカルバン(トリクロロカルバニリドとしても知られる)、トリクロサン、Ciba−GeigyからDP−300として入手可能なハロゲン化ジフェニルエーテル、ヘキサクロロフェン、3,4,5−トリブロモサリチルアニリド、及び2−ピリジンチオール−1−オキシドの塩、サリチル酸、並びに他の有機酸である。他の好適な抗菌剤は、米国特許第6,488,943号(抗菌活性剤と称される)に詳細に記載されている。
pH及びpH調整剤
一実施形態では、本石鹸基剤のpHは、10.7以上、好ましくは11、11.5、12、12.5、13、及び13.5以上、最大で14までである。本明細書で使用される場合、本組成物のpHは、任意の市販のpH計測器を使用して、25℃前後で測定される。試験される組成物が固体形態である場合、最初に蒸留水中に溶解され、10%のレベルの水溶液を形成させる。次いで、石鹸基剤を表すこの水溶液のpHが試験される。
一実施形態では、本石鹸基剤は、上述のpHを達成するのに十分な量のpH調整剤を含む。本組成物に有用なpH調整剤には、アルカリ化剤が挙げられる。好適なアルカリ化剤には、例えば、アンモニア溶液、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、二塩基性リン酸ナトリウム、可溶性炭酸塩、アンモニア溶液、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、二塩基性リン酸ナトリウム、可溶性炭酸塩、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
要件pHを達成するために必要とされるpH調整剤の量は、当業者によって、既知の化学パラメータ、例えば、pH調整剤のpKa値に従って計算することができる。
本発明の一実施形態では、本石鹸基剤は、変色を低減するために、10.7以上のpHを達成するのに有効な量で存在する、可溶性炭酸塩を含む。可溶性炭酸塩は、20℃の水に0.01g以上の溶解度を有する炭酸塩及び重炭酸塩を含んでもよい。そのような炭酸塩は、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸アンモニウム、炭酸アルミニウム、炭酸マグネシウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、重炭酸アンモニウム、及びこれらの組み合わせからなる群から選択することができる。
別の実施形態では、本組成物は、変色を防止するのに有効な量の可溶性炭酸塩を含む。例えば、可溶性炭酸塩は、約0.3%、0.5%、0.8%、1%、若しくは1.5%〜約2%、2.5%、5%、10%、又は20%の範囲の量で本組成物中に存在する。
石鹸基剤がピリチオン源及び石鹸界面活性剤を含む一実施形態では、石鹸基剤もまた、アンモニア溶液、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、二塩基性リン酸ナトリウム、可溶性炭酸塩、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されるpH調整剤を含むことができ、石鹸は、10.7以上のpHを達成する。この石鹸基剤は、低減した変色を示し、比較例は、2011年2月28日に出願された、出願整理番号AA00812FのSmithらのPCT中国特許出願第CN2011/000320号の図1に提供されている。理論に束縛されるものではないが、pHを増加させることによって、ピリチオン基の構成変化が起こり、ピリチオン基が、有色沈殿物を形成する溶解した第二鉄又は第二銅イオンと反応しにくくなり、それによって、変色を抑止又は低減すると考えられる。
IV.成形剃毛補助組成物を作製する方法
多工程プロセス
一実施形態では、剃毛補助剤は、成形され、米国特許第7,811,553号の8段落60行目〜11段落6行目に概して記載されるような多工程プロセスによって形成することができる。手短に言えば、2工程プロセスは、流入石鹸基剤を形成する第1の工程を含むことができる。
流入石鹸基剤は、獣脂若しくは植物ベースの石鹸基剤、合成石鹸基剤、又はこれらの組み合わせであってもよい。特定の実施形態では、石鹸基剤を形成するプロセスは、石鹸基剤成分を約80℃以上の温度(例えば、約85℃、90℃、95℃、100℃、105℃以上の温度)まで上昇させる工程を含む。幾つかの実施形態では、石鹸基剤成分は、約1時間以上(例えば、約2、3、4、5、10時間以上、又は約20時間以上)の期間、これらの温度にさらされる。熱的弾性感覚剤は、石鹸基剤に添加されてもよく、及び/又は後で任意のプロセス敏感成分と一緒に添加されてもよい。
第2の工程では、特定のピリチオン源、エステル、ポリオキシエチレン、芳香剤、染料、及び他の任意選択の成分などのプロセスに敏感な成分の1つ以上を含むことができる、第2の相が調製される。グリセリンを約25℃〜約50℃(例えば、約35℃)の温度まで温め、任意のプロセス敏感成分を添加することによって、第2の相を調製することができる。高温は、これらの成分の組み込みを助長することができ、組み込まれる特定の成分を基準に選択することができる。例えば、バターは、典型的に、約35℃で融解し、そのため、第2の相の温度を約35℃まで上昇させることは、バターを相に融解するのを助長することができる。成分の選択及び選択される成分の量は、最終的な剃毛補助組成物に望まれるレベルによって様々である。幾つかの実施形態では、それ自体はプロセスに敏感ではない成分を第2の相に含むことができる。特定の実施形態では、第2の相の温度を、第2の相が石鹸基剤に添加されるときなどまで、約25℃〜約50℃(例えば、約35℃)に維持することができる。他の実施形態では、第2の相を、石鹸基剤に組み込む前に、冷却する(例えば、室温に)ことができる。一実施形態では、熱的弾性感覚剤は第2の相に添加される。第1の相は、最大95℃の温度で20〜96時間などの、高温で長い保持時間にわたって保存され得るため、熱的弾性感覚剤を第2の相を通じて添加することは有利なことがある。この方法では、熱的弾性感覚剤の添加は、必要に応じて第2の相が対応する後工程の製品差別化工程に含まれてもよい。
別の実施形態では、熱的弾性感覚剤は、石鹸を押出成形する際の融合工程を通じて添加される。
第3の工程として、石鹸相の混合物から剃毛補助組成物を形成することができ、第2の相が、図1に図示されている。固化流入石鹸基剤202は、融解した石鹸204を形成するように、約90℃〜約100℃(例えば、約91℃、約92℃、約93℃、約94℃、約95℃、約96℃、約97℃、約98℃、約99℃、又は約100℃)の温度まで加熱され、再融解される。融解した石鹸204は、ポンプ206を介して、撹拌機構212を備える加熱された充填剤供給容器210に定量送出される。中身の温度を約95℃に維持するように、充填剤供給容器210を設定する。加熱されたチャンバ222内でプロセス敏感成分224を混合することにより、第2の相220を形成する。次いで、第2の相220は、ポンプ228を介して、充填剤供給容器210に定量送出され、融解剃毛補助組成物230を形成するように、石鹸基剤202と混合される。
次いで、融解剃毛補助組成物230は、充填ポンプ232を介して、剃毛補助組成物が、成形剃毛補助組成物240を形成するように冷却される、成形ブロック238内に形成された個々の成形型236に定量送出される。融解剃毛補助組成物230の温度は、剃毛補助組成物が成形型236内に定置されるまで、約95℃の温度に維持される。
融解剃毛補助組成物230は、プロセス敏感成分224を含むことができるため、融解剃毛補助組成物230は、プロセス敏感成分230の実質的な分解をもたらし得るより短い期間、高温に保たれる。例えば、幾つかの実施形態では、融解剃毛補助組成物230は、成形型内に定置され、冷却される前に、約120分以下(例えば、約110分以下、約100分以下、約90分以下、約75分以下、約60分以下、約50分以下、約40分以下、約30分以下、約20分以下、約10分以下、約5分以下、又は更には約2分以下を含む)、高温に保たれる。このようにして、プロセス敏感成分が実質的に分解されていない、成形剃毛補助組成物を形成することができる。上述したように、この保存工程の後に任意の熱的弾性感覚剤を添加することは有利なことがある。
特定の実施形態では、剃毛補助組成物は、成形型内に既に位置付けられている剃毛補助装着デバイス(例えば、以下に記載されるウィング)を有する成形型内に定置される。このようにして、剃毛補助組成物は、固化すると、自体を剃毛補助装着デバイスに埋め込むことができる。
いったん剃毛補助組成物が十分な点(例えば、成形型から容易に分離するまで十分に固化した点)まで冷却すると、剃毛補助組成物を成形型から取り外すことができる。幾つかの実施形態では、剃毛補助組成物は、成形型から取り外される前に、およそ室温まで冷却される。他の実施形態では、剃毛補助組成物は、成形型から取り外される前に、約80℃以下(例えば、約75℃、70℃、65℃、60℃、50℃、40℃以下、約30℃以下、約25℃以下、約20℃以下、約15℃以下、約10℃以下、約5℃以下、又は約0℃以下)の温度まで冷却される。
1工程バッチプロセス
幾つかの実施形態では、ピリチオン源及び任意のプロセス敏感成分を、1工程バッチプロセスにおいて、流入石鹸基剤融解物に直接添加することができる。そのような一実施形態では、流入石鹸基剤融解物は、約95℃に維持され、流入石鹸基剤融解物を最初に冷却し次いで再融解することなく、剃毛補助組成物を形成するように、第2の相が融解物に添加される。次いで、剃毛補助組成物は、1つ以上の成形型内に定置され、冷却される。別のそのような実施形態では、プロセス敏感成分は、最初にプロセス敏感相に組み込まれることなく、流入石鹸基剤融解物に直接混合される。次いで、結果としてもたらされる剃毛補助組成物は、1つ以上の成形型内に定置され、冷却される。それぞれの場合において、組成物は、プロセス敏感成分の一部又は全てが実質的に分解するのに十分な時間が経過する前に、成形型内に定置され、冷却される。具体的に、プロセス敏感成分を融解した石鹸基剤に添加してから、融解剃毛補助組成物を成形型内に定置し、剃毛補助組成物を冷却するまでの経過時間は、プロセス敏感成分の一部又は全てが、典型的に、混合工程の高温及び剪断で分解し始めるより短い時間であるべきである。一般に、この時間は、約90分未満(例えば、約80、70、60、50、40、30、20、10分未満、又は約5分未満)である。
連続プロセス
幾つかの実施形態では、成形剃毛補助組成物は、連続プロセスで調製される。石鹸基剤の成分は、最初に組み合わせられ、成分の温度を、少なくとも約90℃(例えば、少なくとも約95℃、100℃、105℃、110℃、115℃、又は少なくとも約120℃)まで上昇させるために、加熱されたチャンバを通して流される。加熱されたチャンバ及びポンピング機構は、成分を十分に融解し、混合するのに十分な、石鹸基剤構成要素の高温での滞留時間を可能にするように構成される。
次に、融解物は、約100℃以下(例えば、約90℃以下、約80℃以下、又は約70℃以下)に維持される第2のチャンバに移動される。別の方法では、融解物を、第1のチャンバ内に保持することができ、第1のチャンバの温度を、約100℃以下(例えば、約90℃以下、約80℃以下、又は約70℃以下)に下げることができる。この温度を維持しながら、プロセス敏感成分は、石鹸基剤融解物に導入されかつ混合され、剃毛補助組成物を形成させる。成分を個々に導入することができる、又は上述されるプロセス敏感相の形態で導入することができる。次いで、剃毛補助組成物は、成形剃毛補助組成物を形成するように、例えば、射出成形によって成形型に流し込まれ、冷却される。
押出石鹸
特定の実施形態では、押出石鹸を使用することができる。押出石鹸を形成するためのプロセス250が、図1Bに図示される。石鹸基剤は、一般に、液体石鹸基剤256、及び液体石鹸基剤256から除去されるグリセリン258を形成する(例えば、鹸化又は中和反応によって)ように、反応容器254内で石鹸基剤成分252を組み合わせることによって形成される。液体石鹸基剤は、少なくとも一部の水が除去される(例えば、真空スプレー乾燥によって)乾燥チャンバ260に移動されて、実質的に乾燥した石鹸ペレット262(例えば、乾燥石鹸麺又は削屑)を形成させる。次いで、乾燥石鹸ペレット262は、アマルガム器264に導入される乾燥石鹸ペレット266をプロセス敏感成分270と共に混合及び/又は粉砕するための1つ以上のパドル266を有する、アマルガム器264に導入され、押出石鹸乾燥ブレンド272を形成させる。幾つかの実施形態では、押出石鹸乾燥ブレンド272を、巨大分子均質化することができる(例えば、プロセス敏感成分の乾燥石鹸ペレット中への実質的に均一の分布を達成することができる)。次いで、押出石鹸乾燥ブレンド272は、例えば、押出石鹸乾燥ブレンド272を1つ以上の圧延装置274に導入することによって、精製され、実質的に均一の質感を達成する。次いで、押出石鹸乾燥ブレンド272は、更なる処理工程278(例えば、所望の最終形状に切断及び/又は打ち抜きする工程)を施すことができる、連続棒状の押出石鹸278を形成するために、押出機276を使用して、所望により熱(例えば、95℃、90℃、85℃、80℃、70℃、60℃、50℃、40℃、30℃以下、若しくは25℃以下)及び/又は圧力を使用して押出される。
V.剃毛補助組成物中の他の成分
耐摩滅性促進剤
剃毛補助組成物は、1つ以上の耐摩滅性促進成分を含む。好適な耐摩滅性促進成分には、ステアリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレン、ポリエチレン、エステル、及びシリコーンポリマーが挙げられる。これらの成分(例えば、エステル及びポリオキシエチレン)の多くは、典型的には、加工感受性である。また、耐摩滅性促進材料は、剃毛補助組成物に、例えば、向上された潤滑などの他の性質又は特性も付与することができる。
ポリオキシエチレン
好適な一耐摩滅性促進成分は、プロセス敏感材料である、ポリオキシエチレンである。ポリオキシエチレンは、典型的に、それらの公称又は平均(数平均)分子量によって特徴付けられる。数平均分子量とは、個々の分子量の合計をポリマーの数で除算したものである。この分野において既知であるように、ポリオキシエチレンの試料は、一般に、試料が数平均分子量より大きい、及び小さい個々のポリマー分子を含むような、分子量の分布を含む。
いずれの公称分子量のポリオキシエチレンを含むことも、成形剃毛補助組成物の摩滅特性を改善することができる。ポリオキシエチレンは、例えば、約100,000ダルトン以上(例えば、約500,000、1,000,000、2,000,000、3,000,000、4,000,000、5,000,000、6,000,000ダルトン以上、若しくは約7,000,000ダルトン以上)及び/又は約8,000,000ダルトン以下(例えば、約7,000,000、6,000,000、5,000,000、4,000,000、3,000,000、2,000,000ダルトン以下、若しくは約1,000,000ダルトン以下)の近似公称分子量を有することができる。所望により、異なる公称分子量を有する2つ又は3つ以上のポリオキシエチレンを使用することができる。ポリオキシエチレンは、例えば、剃毛補助組成物の約0.1重量%以上(例えば、約0.25重量%以上、約0.5重量%以上、約1重量%以上、約2重量%以上、約3重量%以上、約4重量%以上、約5重量%以上、約6重量%以上、約7重量%以上、約8重量%以上、若しくは約9重量%以上)及び/又は約10重量%以下(例えば、約9重量%以下、約8重量%以下、約7重量%以下、約6重量%以下、約5重量%以下、約4重量%以下、約3重量%以下、約2重量%以下、約1重量%以下、若しくは約0.5重量%以下)のレベルで存在することができる。例示的なポリオキシエチレンとしては、Union Carbide Corp.から入手可能なPOLYOX(登録商標)群のポリオキシエチレン、及びMeisei Chemical Works(日本、京都)から入手可能なALKOX(登録商標)ポリオキシエチレンに属するものが挙げられる。
シリコーンポリマー
また、シリコーンポリマーも、耐摩滅性促進成分として採用することができる。特に、シリコーン架橋ポリマーが使用されてもよい。シリコーン架橋ポリマーは、架橋結合することができる(例えば、架橋される)シリコーン(例えば、シリコーンベースの主鎖を有する)を含む、ポリマーである。シリコーンポリマー、特にシリコーン架橋ポリマーは、溶媒中に少なくとも約0.25有効%(例えば、少なくとも約0.5有効%、1有効%、1.5有効%、2有効%、2.5有効%、3有効%、3.5有効%、4有効%、若しくは少なくとも約4.5有効%)及び/又は最大で約5有効%(例えば、最大で約4.5有効%、4有効%、3.5有効%、3有効%、2.5有効%、2有効%、1.5有効%、1有効%、若しくは最大で約0.5有効%)のレベルで存在することができる。特定の実施形態では、シリコーン架橋ポリマーは、約0.25%〜約5%のレベルで存在する。例示的なシリコーン架橋ポリマーとしては、例えば、ラウリルジメチコン/ポリグリセリン−3架橋ポリマー(例えば、30%のラウリルジメチコン/ポリグリセリン−3架橋ポリマー)が挙げられる。市販のシリコーン架橋ポリマーが既知であり、米国特許第7,811,553号の6段落に開示されている。
エステル
エステル(例えば、バター及び他の非液体エステル)は、剃毛補助組成物に組み込むことができ、耐摩滅性促進剤として、及び/又は皮膚軟化剤(skin-softener)として機能することができる。具体的に、半固体エステルが採用されてもよく、それらは、一般に、プロセス敏感材料である。半固体エステルは、皮膚軟化剤及び/又は保湿剤として作用することができる。例示的な半固体エステルとしては、例えば、シアバター、カカオバター、コクムバター(kokum butter)、アボカドバター、オリーブバター、マンゴーバター、及びこれらの混合物などのバターが挙げられる。エステルは、約0.5%以上(例えば、約1%、2%、3%、4%、5%、6%以上、若しくは約7%以上)及び/又は約8%以下(例えば、約7%、6%、5%、4%、3%、2%以下、若しくは約1%以下)のレベルで、剃毛補助組成物に組み込むことができる。
ポリエチレン組成物
剃毛補助組成物は、耐摩滅性促進成分として、1つ以上のポリエチレン組成物を含むことができる。一般に、ポリエチレンは、剃毛補助組成物の摩滅特性を改善することができるが、組成物に直接組み込むことが困難である。代わりに、ポリエチレンを、次いで剃毛補助組成物に組み込まれる組成物に組み込むことができる。例えば、ポリエチレン、ポリブテン、及び鉱油を含む組成物(例えば、Sensient Technologiesによって商標名Covaglossで販売される)を採用することができる。幾つかの実施形態では、剃毛補助組成物は、約0.5%以上(例えば、約1%、2%、3%、4%、5%、6%以上、若しくは約7%以上)及び/又は約8%以下(例えば、約7%、6%、5%、4%、3%、2%以下、若しくは約1%以下)のポリエチレン、ポリブテン、及び鉱油組成物を含む。
保湿剤構成要素及び他の任意選択の成分
剃毛補助組成物は、他のスキンケア成分及び/又は他の添加剤を更に含むことができる。組成物を改善するために基剤に添加することができるスキンケア成分としては、界面活性剤(例えば、イソステアロイル乳酸ナトリウム、イソステアリン酸アンモニウム、DEA−ミリスチン酸塩、スルホン酸アルキルグリセリル、及びラウレス−16)、ペトロラタム(例えば、皮膚軟化剤、潤滑剤、保湿剤(humectant)、保湿剤、及びコンディショナー)などのスキンケア剤、発泡剤、育毛抑制剤、植物抽出物、酸化防止剤、抗菌剤、抗炎症剤、収斂剤、抗刺激剤、脱毛剤、薬剤、吸収剤、芳香剤、着色剤(例えば、染料及び顔料)、及び角質除去剤(例えば、ヘチマ、海藻、オートミール、軽石、杏子の種など)が挙げられるが、これらに限定されない。スキンケア剤の例示的な例には、グリセリン、ソルビトール、及びプロピレングリコールなどの保湿剤、メントール、アロエ、アラントイン、及びコラーゲンなどの皮膚フレッシュニング及び緩和剤、ポリオキシエチレンなどの潤滑剤、並びにシリコーン(例えばジメチコン、ジメチコノール、ジメチコンコポリオール、ステアリルジメチコン、セチルジメチコンコポリオール、フェニルジメチコン、シクロメチコンなど)、ナトリウム又はカリウム塩(例えば、乳酸塩、塩化物、スルホン酸塩など)、ビタミン及びビタミン錯体(ビタミン前駆体及び誘導体を含む)、ヤシ脂肪酸塩、金属酸化物、油(例えば、カカオバター)、ジメチコン、アラントイン、ヤシ脂肪酸スクロース、ラノリン酸オレイル、チオ尿素、酢酸トコフェロール、PPG−33、ウンデセス−3、蜂蜜、藻類、並びにアロエバルバデンシスが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、スキンケア成分は、約35%以下(例えば、約30%、25%、20%、15%、12%、10%、8%、6%、4%以下、又は約2%以下)の量で存在することができる。吸収剤は、粘土又は粘土ベースの組成物、カオリン、木粉、塩化ナトリウム、シクロデキストリン、胡粉、滑石、シリカ、ポリテトラフルオロエチレンなどであってもよく、約9%以下(例えば、約5%以下又は約3%以下)の量で存在することができる。添加されてもよい粘土としては、ベントナイト、カオリン、前述の粘土の組み合わせなどが挙げられる。
例示的な着色剤としては、単独又は組み合わせのいずれかで、染料及び顔料、例えば、二酸化チタン、マンガンバイオレット、酸化亜鉛、ウルトラマリン(例えば、ウルトラマリン青色4)、オレンジ色4、緑色3、又は化粧品での使用が認められている他の染料若しくは顔料が挙げられる。特定の実施形態では、約6重量%以下(例えば、約4重量%、2重量%、1重量%、0.1重量%、0.01重量%、0.001重量%、0.0001重量%以下、若しくは更には約0.00001重量%以下)及び/又は約0.000001重量%以上(例えば、約0.00001重量%、0.0001重量%、0.001重量%、0.01重量%、0.1重量%以上、若しくは約1重量%以上)の量の着色剤を添加することができる。
芳香剤は、組成物に所望の香りを付与するために使用される着香剤であり、更に、組成物の他の構成要素のそれほど望ましくない臭いを隠し得る。化粧品での使用が認められている任意の芳香剤が採用されてもよい。特定の実施形態では、最大で約4%(例えば、最大で約2%、最大で約1.5%、又は最大で約1%)の量の少なくとも1つの芳香剤成分を添加することができる。
例示的なプロセス敏感相には、以下のものが挙げられる。
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剃毛補助剤の摩滅特性
幾つかの実施形態では、剃毛補助組成物は、良好な摩滅特性を呈する。多数の方法で摩滅特性を判定することができる。例えば、剃毛補助組成物を、かみそりの上に組み込むことができ、特定の剃毛性能特性が低下し始める前の剃毛の回数を判定することができる。他の実施形態では、剃毛補助組成物を、研削条件(例えば、例えば研削砥石などの研削デバイスの所与の表面組成物及び速度)に設定し、所与の期間内にどれだけの組成物が摩滅するかを判定することによって、摩滅を判定することができる。
幾つかの実施形態では、質感付けした表面上、及びこの質感付けした表面と剃毛補助本体との間への水流を維持することによって、耐摩滅性を測定することができる。このプロセスは、米国特許第7,811,553号の12段落33行目〜56行目に記載されている。別の摩滅試験は、ホルダー上に成形された剃毛補助組成物のカートリッジを利用し、湿式ホイール装置を使用してカートリッジを試験する。このプロセスは、米国特許第7,811,553号の12段落57行目〜13段落13行目に記載されている。
VI.かみそりの詳細
成形剃毛補助組成物を含むかみそり
特定の実施形態では、成形剃毛補助組成物は、かみそり、例えば、かみそりの頭部分に組み込まれる。例えば、成形剃毛補助組成物を、かみそりの頭部分に取り付け可能に構成される1つ以上のホルダーに取り付けることができる。図2A、図2B、及び図3を参照すると、剃毛かみそり10は、使い捨てカートリッジ12と、柄14とを含む。図3に示されるように、カートリッジ12は、カートリッジ12を柄14の連結部分19に取り外し可能に連結する連結部材18と、連結部材18に枢動可能に連結されるブレードユニット16と、ブレードユニット16上に装着される剃毛補助ホルダー30と、を含む。図2Aを参照すると、ブレードユニット16は、プラスチックハウジング20と、ハウジング20の前側にガード22と、ガード22とハウジング20の後側との間のブレード28と、を含む。
ブレードユニット16は、米国特許第5,661,907号に記載されるブレードユニットと同様であってもよい。柄14は、米国特許第5,855,071号、同第5,956,851号、及び/又は同第6,052,903号に記載されるものと同様であってもよい。ブレードユニット16を柄14に連結するために使用される連結部材18は、2004年10月20日に出願された、名称が「Shaving Razors and Cartridges」の米国特許公開第2006/0080837A号、及び同第2006/0080838A号、並びに/又は米国特許第8,033,023号に記載される連結部材と同様であってもよい。
以下に更に詳細に記載されるように、ホルダー30は、一対の剃毛補助部分31A、31Bを担持する。前側剃毛補助部分31Aは、ブレードの前方の皮膚、即ち、剃毛の前に接触し、後側剃毛補助部分31Bは、ブレードの後方の皮膚に接触する。剃毛補助部分の一方又は両方は、本明細書に記載される成形剃毛補助組成物で形成され、一方、剃毛補助部分の一方は、所望により、異なる、又は追加の組成物を含むことができる。例えば、前側剃毛補助部分は、成形剃毛補助組成物を含んでもよく、一方、後側部分は、剃毛補助部分の代わりに、又はそれに加えて、皮膚軟化剤及び保湿剤(moisturizer)などの皮膚鎮静並びにコンディショニング成分を含んでもよい。
剃毛補助部分は、それらが、皮膚と接触すると、通常の撓んでいない位置(図4E)から曲がった位置(図4F)に弾性的に撓むように装着される。この撓みによって、脇の下の窪み(腋窩)又は膝の後ろなどの到達が困難又は制限された区域内で、かみそりが容易に使用できるようになる。剃毛補助部分の撓みはまた、シェービング中に過度の圧力をユーザーが加える場合に、剃毛補助部分の早過ぎる摩滅及びユーザーへの不快感も防ぐ。好ましくは、撓みの角度(図4Fの角度A)は、少なくとも約10度、例えば、約10度〜60度、典型的には約20度〜40度である。角度Aは、弾性ヒンジのほぼ中心に位置する枢動点Pから、剃毛補助部分がその撓んでいない位置にある際の剃毛補助部分31Aの最高点まで線を引き、剃毛補助部分がその撓んでいない位置にある際のこの線と剃毛補助部分がその設計限界に撓まされた際の同一の線との間の角度を測定することによって、測定される。剃毛補助部分の弾性装着は、以下に更に詳細に記載される。剃毛補助部分の撓んでいない位置(図4E)にある際の高さH1及びH2は、様々であるが、例えば、約1〜4mm、例えば、約1.5〜3.0mmであってもよい。H1及びH2は、一般に互いの約0〜50%以内である。一般に、2つの剃毛補助部分の高さは、剃毛補助部分がほぼ同時に使い尽くされるように、使用される組成物の磨耗速度に比例する。
ホルダー30は、消費者がカートリッジ本体から取り外し可能であるように(例えば、消費者が、剃毛補助ホルダーを含まないカートリッジに剃毛補助ホルダーを追加することを望む場合に)装着されてもよく、又は別の方法としては、カートリッジ本体に永久的に装着されるか、若しくはカートリッジ本体と一体成形されてもよい。図2A〜図6Dに示される実施形態では、ホルダー30は、図2Bに示されるようなクリップ32及び34(図4B)のブレードユニットのハウジング20の背面37との嵌合によって、カートリッジ上にクリップ嵌めされる。ホルダー30は、ハウジングをクリップ34の下に摺動させ、次いでそれらが適所にスナップ嵌めされるようにクリップ32を撓ませることによって、ハウジングと嵌合されてもよい。
剃毛補助ホルダーの構造
図4Aを参照すると、剃毛補助ホルダー30は、ホルダー30が適所にある際にカートリッジ本体の周辺に延在する、フレーム部材36を含む。一般に、フレーム部材36は、成形プラスチックで形成される。幾つかの実施形態では、フレーム部材の側部38は、ホルダーを適所にしっかりと保持するように、カートリッジ本体の側部領域にわたって延在する。シェービング性能が損なわれないように、側部38は一般に、ブレード端部の隣では十分に薄くされるべきである。幾つかの実施形態では、ブレード端部の隣の非常に薄い縁部40と縁部の外側の区域との間に、傾斜区域が提供される。例えば、側部38は、一般に、縁部40で0.15mm未満、及び線Lで0.4mm未満、縁部40の内側で約0.5mmの厚さを有する。この傾斜区域59は、線Lとホルダー30の外側縁部63との間にレール61を提供し、これは、使用中のかみそりの追従を向上させ得る。
図4E、図5A〜図5D、及び図6A〜図6Dを参照すると、剃毛補助部分31A及び31Bは、一対のウィング42、44上に担持される。ウィング42、44は、フレームと同一のプラスチックで形成されてもよく、又は異なる材料で形成されてもよい。例えば、ウィングは、ウィングとフレームとを接合するヒンジ52、54(図5B、以下に記載される)と同一の材料で形成されてもよい。この場合、ウィング及びヒンジは、単一の成形工程においてフレームの上に重ね成形されてもよい。
ウィングは、剃毛補助がウィングの厚さを通って流れることを可能にし、ウィングの裏側上に機械的インターロックを形成し(例えば、一体型質量を形成するように共に流れることによって)、剃毛補助をウィングに固定する、複数の開口部46(図5B)を含む。
剃毛補助部分が使い果たされる際に、ユーザーの皮膚が硬質プラスチックというよりはむしろエラストマーに接触するように、ウィングの角部に、弾性バンパー48、50が提供され、剃毛補助部分の下に位置する。一般に、弾性バンパーは、少なくとも1mm、例えば、約1.5〜3mmの厚さT(図6C)を有する。幾つかの実施形態では、エラストマーは、ユーザーの快適さのために、かつヒンジが柔軟に曲がるように、比較的柔軟である。例えば、エラストマーは、約50ショアA未満、例えば、約40ショアA未満の硬度を有してもよい。エラストマーは、例えば、商標名KRATON(登録商標)で入手可能なものなどのブロックコポリマーであってもよい。幾つかの実施形態では、エラストマーは、剃毛補助組成物の成分との長期にわたる接触中に分解しないように、十分な耐化学性を有する。
図6Dを参照すると、ウィング42、44は、それらの通常の撓んでいない位置でさえ、ブレード縁部によって画定される平面よりはるかに下方に、下向きに湾曲している。この湾曲は、使用中に皮膚に常に接触するのに、剃毛補助部分の上面が、ブレード縁部の平面の上方に遠くに延在しすぎる、又は剃毛補助部分の最下区域が低くなりすぎることなく、ウィングが、比較的大きい量の石鹸を担持することを可能にする。一般に、ウィング42、44のそれぞれの最下点は、ブレード縁部によって画定される平面の少なくとも約1mm下方である、例えば、この平面の約2〜6mm下方である。所望の場合、例えば、剃毛補助剤が比較的耐摩滅性である場合、ウィングは、フレームから比較的まっすぐに延在してもよい。一実施形態では、剃毛補助剤及び剃毛補助ホルダーは、2つの機能を備えるかみそりのVenus Breeze(登録商標)シリーズ、及び/又はSchick(登録商標)Intuition(登録商標)シリーズのかみそりで使用されるものと同様であってもよい。別の実施形態では、剃毛補助剤及び剃毛補助ホルダーは、米国特許出願公開第2006/225285A号及び同第2006/080837A号、及び/又は米国特許第7,811,553号に開示されているものと同様であってもよい。
剃毛補助部分の弾性的装着
ウィング42、44は、剃毛補助部分31A、31Bが、剃毛中に、図4Eに示される通常位置から図4Fに示される撓んだ位置に撓むことができるように、フレーム部材36上に弾性的に装着される。可撓性ヒンジ52、54(図5B)は、ウィングとフレームとの間のこの弾性連結を提供する。
幾つかの実施形態では、ヒンジ52、54は、エラストマー材、例えば、ブロックコポリマーで形成される。典型的に、ヒンジは、上述される弾性バンパー48、50と同一のエラストマー材で形成される。ユーザーの皮膚と接触すると、ウィングが容易に撓み、その上に良好なバネ戻りもウィングにもたらすように、エラストマー材は一般に、柔軟に曲がるように選択される。例えば、エラストマー材は、約700〜2,000kPa(100〜300psi)の曲げ弾性率を有してもよい。所望の製品特性をもたらす弾性率は、ヒンジの厚さT及び長さL(図5D)に依存する。2つのヒンジの厚さ及び長さは、同一であっても異なってもよく、2つのウィングに所望の曲げ特性を与えるように、これらの寸法及び使用されるエラストマー材を選択することができる。ヒンジの厚さは、例えば、約0.5〜2.0mmであってもよく、長さは約0.5〜3.0mmであってもよい。図5A〜図5Dに示す実施形態では、ヒンジは、ホルダー30のほぼ全幅に延在する。しかしながら、所望の場合、ヒンジは、より細くてもよく、又は不連続なヒンジ部分で構成されてもよい。
弾性ヒンジは、フレームの上に重ね成形されてもよい。このプロセスを助長するために、図5A〜図6Dに示される実施形態では、フレームは、フレームからウィングに一体的に延在する一対の連結部材56(図6B)によって、ウィングのそれぞれに連結される。所望の場合、これらの連結部材は、重ね成形が完了した後で、切断されてもよい。あるいは、ウィング及びフレームは、挿入成形型内に定置され、エラストマーと重ね成形される、別個の構成要素であってもよい。エラストマー単独で(即ち、実質的に硬質プラスチック無しで)ヒンジを形成すると、場合によっては、より柔軟に曲がるヒンジを生じる可能性がある。また、2011年3月8日に出願された、名称が「Shaving Cartridge Having Mostly Elastomeric Wings」の米国特許公開第2011/0247216A号に記載されるように、剃毛補助部分をフレームに取り付けることもできる。
剃毛補助部分の輪郭形成
図4Eを参照すると、前側剃毛補助部分31Aは、剃毛中に剃毛補助部分31Aが皮膚に接触する際に、カートリッジが後方に傾かないように、剃毛補助部分が皮膚に接触すると撓むように輪郭形成された、傾斜した先端表面33を含む。図4A及び図4Dに見ることができるように、剃毛補助部分31Aの先端縁部110は、ホルダー30の側面の隣で第1の厚さt1を有し、剃毛補助部分の中央領域の隣での第2のより薄い厚さt2へと徐々に減少する。この形状は、前側剃毛補助部分が、傾斜した先端表面33を有し、一方、側面の隣で可能な限り多くの剃毛補助剤を依然として提供することを可能にする。所望の場合、先端縁部全体が、より薄い厚さt2を有することができる。剃毛補助部分31Aの前面35は、先端表面33の石鹸撓み輪郭を向上させ、剃毛中に不快である可能性がある縁部及び角部を回避し、脇下及び膝裏などの狭い区域の剃毛を容易にするように、滑らかに湾曲した弓状側部区域37A、37Bを含む。同様に、先端表面33と前面35との交差部分39は、滑らかな放射状である。
前側剃毛補助部分31A及び後側剃毛補助部分31Bの両方は、ウィング44が撓まされる際に、それぞれの剃毛補助部分の上面(剃毛補助部分31Aの表面41及び剃毛補助部分31Bの表面43)がユーザーの皮膚に対して比較的平らになるように輪郭形成される。図4Fに示されるこの平らな位置は、剃毛中に、可能な限り多くの剃毛補助剤がユーザーの皮膚と接触することを可能にする。
剃毛の容易化
剃毛補助部分31A、31Bは、それらの最も幅が広い点で、ホルダー30のフレーム36幅と等しい、又はそれよりわずかに狭い、幅Wを有する(図4C)。したがって、剃毛補助部分は、フレーム36の側壁を越えて延在しない。結果として、フレームの側壁の周囲の区域には、遮るものがなく、剃毛する人が、目視及び/又は触感によって、どの区域が剃毛されているかを判定することを可能にする。所望の場合、剃毛補助部分は、フレームの側壁をわずかに越えて、例えば、2mm以下、それぞれの側部に延在してもよい。
また、剃毛は、剃毛中にユーザーの皮膚に嵌合することができる、上述されるレール61(図4A、5C)によっても容易にされ、カートリッジの追従を潜在的に向上させる。
上述される実施形態は、一対の剃毛補助部分を有するが、別の方法では、かみそりは、ブレードの前側、ブレードの後側に位置することができる、又はブレードの周囲に完全に延在することができる、単一の剃毛補助部分を有する。
一実施形態では、装置は2つの剃毛補助部分を備え、1つは前記1つ以上の剃毛ブレードの前方に位置し、1つは前記1つ以上の剃毛ブレードの後方に位置しており、前記剃毛補助部分の少なくとも1つは前記熱的弾性感覚剤を含む。一実施形態では、前記1つ以上の剃毛ブレードの後方に位置する前記剃毛補助部分が、前記熱的弾性感覚剤を含む。一実施形態では、前記1つ以上の剃毛ブレードの前方に位置する前記剃毛補助部分が、前記熱的弾性感覚剤を含む。別の実施形態では、両方の剃毛補助が熱的弾性感覚剤を含み、それらは各剃毛補助で同じでも又は異なっていてもよい。理論に束縛されるものではないが、ブレードが移動した後の皮膚に冷涼感が残るように、ブレードの後方の剃毛補助に熱的弾性感覚剤を含むことは、特に有用なことがある。
本明細書の全体を通じて与えられるすべての最大の数値限界は、すべてのより小さい数値限界を、恰もかかるより小さい数値限界が本明細書に明確に記載されているものと同様にして含むことは理解すべきである。本明細書の全体を通じて与えられるすべての最小の数値限界は、すべてのより大きい数値限界を、恰もかかるより大きい数値限界が本明細書に明確に記載されているものと同様にして含むものである。本明細書の全体を通じて与えられるすべての数値範囲は、かかるより広い数値範囲内に含まれるすべてのより狭い数値範囲を、恰もかかるより狭い数値範囲が本明細書にいずれも明確に記載されているものと同様にして含むものである。
特に指定のない限り、本明細書、実施例、及び特許請求の範囲において、本明細書のすべての部、比、及び百分率は、重量基準であり、すべての数値限定は、当該分野により提供される通常の程度の精度で使用される。
本明細書で開示する寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限られるとして理解されるべきではない。むしろ、特に断らない限り、そのような各寸法は、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。すべての測定は、特に指示されない限り、25℃で実施される。
本発明の「発明を実施するための形態」の中で引用されたすべての文献は、関連部分において、本明細書に参考として組み込まれる。いかなる文書の引用も、それが本発明に対する先行技術であることを認めるものとして解釈されるべきではない。本文書における用語のいずれかの意味又は定義が、参照によって組み込まれる文書におけるいずれかの意味又は定義と対立する限りにおいて、本文書においてその用語に与えられた意味又は定義を優先するものとする。特に記載のない限り、冠詞「a」、「an」、及び「the」は、「1つ以上」を意味する。
本発明の特定の実施形態を図示、説明したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び改変を行い得ることは当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内にあるこうした変更及び改変のすべてを、添付の特許請求の範囲において網羅するものとする。

Claims (15)

  1. 剃毛カートリッジであって、
    前縁部及び後縁部を有するハウジングと、
    前記前縁部と前記後縁部との間にある1つ以上の剃毛ブレードと、
    剃毛補助ホルダーと、
    前記剃毛補助ホルダー上に装着された少なくとも1つの剃毛補助部分と、を備え、
    前記剃毛補助部分が、0.1重量%〜10重量%のポリオキシエチレン、前記剃毛補助部分の0.001重量%〜25重量%の熱的弾性感覚剤、及び石鹸基剤を含む、剃毛カートリッジ。
  2. 前記熱的弾性感覚剤が、
    a.次式を有するN−置換メンタンカルボキサミド
    Figure 2017514641
    (式中、mは0又は1であり、Y及びZはH、OH、C1〜C4直鎖若しくは分枝状アルキル、又は、C1〜C4直鎖若しくは分枝状アルコキシからなる群から独立して選択され、Xは(CH2)n−R(ここで、nは0又は1であり、かつRは非結合電子を含む基である)であるが、(a)Y及びZがHのとき、Xは4位のF、OH、MeO又はNO2ではなく、かつ2位又は6位のOHではなく、(b)Y又はZがHのとき、X,Y及びZは、(i)3位及び4位が同時にOMe基となることがなく、(ii)4位及び5位が同時にOMe基となることがなく、(iii)4位がOH基の場合、3位及び5位はOMe基ではなく、かつ(iv)4位がメチル基の場合、3位及び5位はOH基ではないようになる)、
    b.次式のメンタンカルボン酸−N−(4−メトキシフェニル)−アミド、
    Figure 2017514641
    c.次式のメンタンカルボン酸−N−(4−メトキシフェニル)−アミド、
    Figure 2017514641
    及び
    d.これらの混合物、のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の剃毛カートリッジ。
  3. 前記熱的弾性感覚剤が、N−置換メンタンカルボキサミドを含み、式中、Xが4位にあり、好ましくは、Xが4位にあり、かつY及びZがH、OH、Me又はOMeである、請求項1又は2に記載の剃毛カートリッジ。
  4. 前記熱的弾性感覚剤が、N−置換メンタンカルボキサミドを含み、式中、前記非結合電子を含む基が、ハロゲン、OH、OMe、NO2、CN、Ac、SO2NH2、CHO、CO2H及びCi−C4アルキルカルボキシレートから選択される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の剃毛カートリッジ。
  5. 前記熱的弾性感覚剤が、以下の式で表されるN−[4−(シアノメチル)フェニル]−(1R,2S,5R)−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキサンカルボキサミドを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の剃毛カートリッジ。
    Figure 2017514641
  6. L−メントール、p−メンタン−3,8−ジオール、イソプレゴール、メントキシプロパン−1,2−ジオール、クルクミン、乳酸メンチル(SymriseによるFrescolat MLなど)、ジンジェロール、イシリン、ティーツリー油、サリチル酸メチル、樟脳、ハッカ油、N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド、エチル−3−(p−メンタン−3−カルボキサミド)アセテート、2−イソプロピル−N,2,3−トリメチルブチルアミド、メントングリセリンケタール、メントングリセリンアセタール、Coolact 10、及びこれらの混合物からなる群から選択される追加の冷感剤を更に含み、好ましくは前記任意の冷感剤がメントール及び乳酸メンチルの混合物であり、より好ましくは前記メントール及び乳酸メンチルの混合物が1:4〜4:1の重量比で存在する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の剃毛カートリッジ。
  7. ピリチオン源を前記石鹸基剤の0.01重量%〜5重量%のレベルで更に含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の剃毛カートリッジ。
  8. 前記ピリチオン源が、亜鉛ピリチオン、ナトリウムピリチオン、ピリチオン酸、ジピリチオン、キトサンピリチオン、マグネシウムジスルフィドピリチオン、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の剃毛カートリッジ。
  9. 前記石鹸基剤が、トリクロカルバン、トリクロサン、ハロゲン化ジフェニルエーテル、ヘキサクロロフェン、3,4,5−トリブロモサリチルアニリド、2−ピリジンチオール−1−オキシドの塩、及びこれらの混合物からなる群から選択される追加の抗菌剤を更に含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の剃毛カートリッジ。
  10. 前記石鹸基剤が、アンモニア溶液、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、可溶性炭酸塩、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されるpH調整剤を前記石鹸基剤の0.3重量%〜20重量%の量で更に含み、前記石鹸が10.7以上のpHを達成する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の剃毛カートリッジ。
  11. 前記可溶性炭酸塩が、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸アンモニウム、炭酸アルミニウム、炭酸マグネシウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項10又はそのいずれかの従属請求項に記載の剃毛カートリッジ。
  12. 前記ポリオキシエチレンが、100,000〜5,000,000の分子量と、シリコーン架橋ポリマーとを有する、請求項1〜11のいずれか一項に記載の剃毛カートリッジ。
  13. ジメチコンPEG−7パンテニルフォスフェート、ジメチコンPEG−7フォスフェート、ジメチコンPEG−7ウンデシレネート、ジメチコン/メチコンコポリマー、パーフルオロノイルエチル(perfluoronoylethyl)ジメチコンメチコンコポリマー、ジメチコン中のジメチコン/ビニルジメチコン架橋ポリマー、鉱油中のビニルジメチコン/ラウリルジメチコン架橋ポリマー、スクアラン中のビニルジメチコン/ラウリルジメチコン架橋ポリマー、ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン架橋ポリマー、スクアレン及びラウリルジメチコン/ポリグリセリン−3架橋ポリマー、トリエチルヘキサノイン及びラウリルジメチコン/ポリグリセリン−3架橋ポリマー、並びにジメチコン/ポリグリセリン−3架橋ポリマー及びジメチコン、PEG/PPG−20/6ジメチコン、ベヘノキシジメチコン、C24〜28のアルキルメチコン、ジメチコン/ビニルジメツチン(dimethucine)架橋ポリマー、並びにC12〜C14のPareth−12からなる群から選択される、シリコーンポリマーを更に含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の剃毛カートリッジ。
  14. 前記剃毛補助部分が、ポリエチレンと、ポリブテンと、鉱油組成物と、を更に含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載の剃毛カートリッジ。
  15. 2つの剃毛補助部分を備え、1つは前記1つ以上の剃毛ブレードの前方に位置し、1つは前記1つ以上の剃毛ブレードの後方に位置しており、前記剃毛補助部分の少なくとも1つが前記熱的弾性感覚剤を含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載の剃毛カートリッジ。
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