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JP2017500362A - ピラゾロ[1,5−a]ピリジン誘導体およびその使用方法 - Google Patents

ピラゾロ[1,5−a]ピリジン誘導体およびその使用方法 Download PDF

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JP2017500362A
JP2017500362A JP2016542956A JP2016542956A JP2017500362A JP 2017500362 A JP2017500362 A JP 2017500362A JP 2016542956 A JP2016542956 A JP 2016542956A JP 2016542956 A JP2016542956 A JP 2016542956A JP 2017500362 A JP2017500362 A JP 2017500362A
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Abstract

本発明は、AXLおよびc−METキナーゼ阻害剤としてのピラゾロ[1,5−a]ピリジン誘導体およびその使用に関する。【選択図】なし

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2013年12月26日に出願された米国仮特許出願第61/920,819号の優先権を主張し、その全体は参照により本明細書に援用される。
本発明は、AXLおよびc−METキナーゼ阻害剤としてのピラゾロ[1,5−a]ピリジン誘導体およびその使用に関する。
本発明は、プロテインキナーゼの阻害剤として活性を有する化合物に関する。プロテインキナーゼは、細胞外メディエーターおよび環境の変化に応答して細胞の活性化、成長および分化を制御するシグナル伝達事象に関与する。不適切に高いプロテインキナーゼ活性が、多くの疾患において、直接または間接的に関与する。例えば、高いプロテインキナーゼ活性の結果、キナーゼについての制御機構の機能不全、例えば、酵素の変異、過剰発現もしくは不適切な活性化に関連するもの、またはキナーゼの上流もしくは下流でサイトカインもしくは成長因子の過剰生産もしくは過小生産を生じる可能性がある。これらの例の全てにおいて、キナーゼの活性の選択的阻害は有益な効果を有すると予想される。
受容体チロシンキナーゼ(RTK)は一般に、受容体二量化、および次に細胞質ドメイン内のチロシン残基の自己リン酸化を促進するリガンドにより活性化される。これらのリン酸化チロシン残基とのシグナル伝達タンパク質の結合により、さらに下流のシグナル伝達が導かれる。AXLファミリーRTKは、それらが、典型的な成長因子よりむしろ血液凝固因子に似ているビタミンK依存性タンパク質ファミリーのメンバーである、GAS6により活性化されるという点で特有である。受容体チロシンキナーゼAXL(UfoおよびTyro7としても知られている)はTyro3(Sky)およびMer(Tyro12)を含むチロシン受容体のファミリーに属する。ヒトAXLは894アミノ酸ポリペプチドの合成を誘導できる2,682−bpのオープンリーディングフレームである。GAS6/AXLの重要な細胞機能には、細胞接着、遊走、貪食、およびアポトーシスの阻害が含まれる。GAS6およびAXLファミリー受容体は組織および疾患特異的に高度に調節される。
AXLは、細胞内領域が受容体チロシンキナーゼの典型的な構造を有し、細胞外ドメインが、カドヘリン型接着分子と類似したフィブロネクチンIIIおよびIgモチーフを含有するという点で、特有の分子構造により特徴付けられる。発生の間、AXLは脳を含む種々の器官において発現され、これにより、このRTKは間葉および神経発生に関与していることが示唆される。成人において、AXL発現は低いが、種々の腫瘍において高い発現レベルに戻る。これまで、GAS6はAXLについての単一の活性化リガンドである。
AXLの腫瘍形成の潜在性は慢性骨髄性白血病において最初に発見されたが、それは他のがん種の進行および転移において役割を果たすことが実証されている。AXLおよび/またはAXLリガンド、Gashの増加した発現が、卵巣、黒色腫、腎細胞がん、子宮平滑筋腫、子宮内膜がん、甲状腺がん、胃がん、乳がん、NSCLC、CML、AML、大腸がん、前立腺がん、種々のリンパ腫、および食道がんを含む、複数のヒト悪性腫瘍において示されている。AXLの増加した発現の生化学的作用は、増加した発がん性形質転換、細胞生存、増殖、遊走、血管形成、および細胞接着に関連している。インビボでのがんモデルの標的検証研究により、これらのモデルにおいてRNAiにより遮断された腫瘍成長によりAxl発現の阻害が示されている(例えば非特許文献1を参照のこと)。
がんおよび腫瘍形成との関連に加えて、RTKは複数の他の細胞および生理学的機能に関与している。これらには、血管平滑筋恒常性、血小板機能、血栓安定化、先天性免疫、および炎症の調節が含まれる。
cMETキナーゼはまた、受容体チロシンキナーゼである。cMETに対するリガンドであるHGF(散乱因子としても知られている肝細胞成長因子)は中胚葉起源の細胞により分泌されるのに対して、cMETはパラクリン上皮−間葉細胞シグナル伝達を生じる上皮/内皮起源の細胞で主に発現される。cMETの細胞外領域に対するHGFの結合により、細胞内cMETチロシンキナーゼ活性が活性化する。
cMETは、細胞増殖、アポトーシス、運動性、および細胞間相互作用の解離、形態形成、血管形成、および上皮−間葉遷移を調節するタンパク質リン酸化事象に関与すると考えられる。cMETの誤調節は調節されていない細胞増殖および生存を導く可能性がある。cMETは、浸潤性成長、腫瘍形成、および転移への進行の重要な調節因子であると考えられる。cMET遺伝子増幅、変化、変異、およびタンパク質過剰発現または自己分泌もしくはパラクリン機構によるcMETの活性化が、広範ながん種において検出されている。例えば、ヒトの胃がん組織において、cMETが過剰発現し、増幅することが見いだされている。ヒトの肺、甲状腺および乳房の膠芽細胞腫およびがん腫において、cMETが、増加したHGFレベルおよび自己分泌シグナル伝達の結果として活性化することが見いだされている。ヒトの肺がん組織において、cMETシグナル伝達が薬物耐性の機構として上方制御されることが見いだされている。一般的でないが、cMETにおける変異の活性化が、散発性および遺伝性乳頭状腎細胞がん、頭頸部扁平上皮がんならびに胃および肺がんにおいて報告されている。さらに、様々なヒト腫瘍(限定されないが、結腸、口腔扁平上皮細胞、食道、胃、膵臓、および前立腺がんの腎臓、卵巣、肝細胞、非小細胞肺、骨、肝転移を含む)において見いだされている増加した発現である、最も一般的なcMET変化は予後不良と相関する。
まとめると、AXLおよびcMETタンパク質は、がんを含む、多くのヒト障害において重要な役割を有するように見える。したがって、これらのタンパク質は、がんおよび他の状態を治療するための新規治療剤の発見および開発に魅力的であり、有益な標的である。AXLおよびcMETにより媒介されるおよび/またはそれらと関連する障害を治療するための特異的および選択的阻害剤を設計する必要がある。
Li,Y.ら、Oncogene 2009、28:3442−3455
本発明は式Iの化合物:
Figure 2017500362
(式中、A、B、R、R、RおよびQは、本明細書に定義される通りである)
に関する。がんを処置するために式Iの化合物を使用する方法もまた、記載される。
本発明は式Iの化合物:
Figure 2017500362
[式中、Rは、H;ハロ;−C1−6アルキル;−C1−6アルコキシ;任意に置換されたピリジル;任意に置換されたピリミジニル;任意に置換されたピラジニル;任意に置換されたピラゾリル;任意に置換されたイミダゾリル;任意に置換されたイソオキサゾリル;任意に置換されたオキサゾリル;任意に置換されたチアゾリル;任意に置換されたイソチアゾリル;任意に置換されたモルホリニル;任意に置換されたピペラジニル;任意に置換されたピペリジニル;任意に置換されたテトラヒドロピラニル;任意に置換されたピロリジニル;テトラヒドロチオピラニル1,1−ジオキシド;チオモルホリニル1,1−ジオキシド;ピロリジニル−オン;ピペリジニル−オン;任意に置換された−NH−アリール;任意に置換された−NH−ピリジル;任意に置換された−NH−ピリミジニル;−C(O)NHC1−6アルキル;−C(O)N(C1−6アルキル);−NHS(O)1−6アルキル;−N(C1−6アルキル)S(O)1−6アルキル;−NHC(O)C1−6アルキル;−NC1−6アルキルC(O)C1−6アルキル;−NHC(O)OC1−6アルキル;−NC1−6アルキルC(O)OC1−6アルキル;−NHC(O)NHC1−6アルキル;−NC1−6アルキルC(O)N(C1−6アルキル);任意に置換された−NHC(O)−ピペラジニル;または任意に置換された−NC1−6アルキルC(O)−ピペラジニルであり、
は、H、ハロ、−C1−6アルキル、−C1−6アルコキシ、−OH、−O−アルカリル、またはトリハロアルキルであり、
は、Hまたはハロであり、
Aは、CRまたはNであり、
Bは、CRまたはNであり、
Qは、ハロまたはC1−6アルキルで任意に置換された−S(O)アリール;ハロまたは−C(O)NHフェニルで任意に置換されたピリジル;ピリミジニル;ピラジニル;ハロまたはC1−6アルキルで任意に置換された−C(O)−NHC(O)−アルカリル;ハロまたはC1−6アルキルで任意に置換された−C(S)−NHC(O)−アルカリル;ハロまたはC1−6アルキルで任意に置換された−C(O)−アルカリル;ハロ、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシで任意に置換された−C(O)NH−アリール;ハロ、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシで任意に置換された−C(O)−O−アリール;あるいは
Figure 2017500362
(式中、XはCR(ここでRはHまたはC1−6アルキルである)またはNであり、
は、H;C1−6アルコキシ;ハロ;−OC1−6アルキレン−C1−6アルコキシ;−NHC1−6アルキル;または−N(C1−6アルキル)であり、
は、ハロもしくはC1−6アルキルで任意に置換されたアリール;またはハロもしくはC1−6アルキルで任意に置換されたアルカリルである);あるいは
Figure 2017500362
(式中、YはCまたはNであり、
は、HまたはC1−6アルキルであり;
は、H;C1−6アルキレン−O−C1−6アルキル;C1−6アルキル;C1−6アルキレン−O−C1−6アルカリル;またはC1−6アルキレン−OHであり、
は、H、C1−6アルキル;またはハロである);あるいは
Figure 2017500362
(式中、R10は、H;ハロ;またはC1−6アルキルである);あるいは
Figure 2017500362
(式中、R11は、HまたはC1−6アルキルであり;
12は、H;C1−6アルキル;またはハロで任意に置換されたアリールであり;
13は、H;C1−6アルキル;またはトリハロC1−6アルキルである);あるいは
Figure 2017500362
(式中、R14は、H;C1−6アルキル;またはハロである)である]
およびその薬学的に許容可能な塩に関する。
本発明の化合物はまた、ケト−エノール互変異性体などの互変異性型を含んでもよい。互変異性型は平衡であってもよいか、または適切な置換により1つの形態に立体的に固定されてもよい。
本発明の好ましい実施形態において、AはCRである。他の実施形態において、AはNである。本発明のいくつかの実施形態において、BはCRである。さらに他の実施形態において、BはNである。好ましい実施形態において、AはCRであり、BはCRである。他の実施形態において、AはNであり、BはCRである。他の実施形態において、AはCRであり、BはNである。さらに他の実施形態において、AはNであり、BはNである。
Aおよび/またはBがCRであるこれらの実施形態において、各々のRは、独立して、H、ハロ、−C1−6アルキル、−C1−6アルコキシ、−OH、−O−アルカリル、またはトリハロアルキルである。好ましくは、RはHまたはハロ、好ましくはFである。他の実施形態において、各々のRは、独立して、−C1−6アルキル、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、およびtert−ブチルである。他の実施形態において、各々のRは、独立して、−C1−6アルコキシ、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、sec−ブトキシ、およびtert−ブトキシである。さらに他の実施形態において、Rは−OHである。さらに他の実施形態において、各々のRは、独立して、−O−アルカリル、例えば、ベンジルである。あるいは、各々のRは、独立して、トリハロアルキル、例えば、トリフルオロメチルである。
本発明の好ましい実施形態において、各々のRは、独立して、H、ハロ、−C1−6アルキル、−C1−6アルコキシ、−OH、−O−アルカリル、またはトリハロアルキルである。好ましくは、RはHまたはハロ、好ましくはFである。他の実施形態において、各々のRは、独立して、−C1−6アルキル、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、およびtert−ブチルである。他の実施形態において、各々のRは、独立して、−C1−6アルコキシ、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、sec−ブトキシ、およびtert−ブトキシである。さらに他の実施形態において、Rは−OHである。さらに他の実施形態において、各々のRは、独立して、−O−アルカリル、例えば、ベンジルである。あるいは、各々のRは、独立して、トリハロアルキル、例えば、トリフルオロメチルである。
いくつかの実施形態において、RはHである。他の実施形態において、Rはハロ、例えば、F、Cl、またはBrである。
本発明の好ましい実施形態において、Qは、
Figure 2017500362
(式中、XはCRまたはNである)
である。好ましくは、XはCRである。特定の実施形態において、RはHである。他の実施形態において、RはC1−6アルキル、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、およびtert−ブチルである。本発明の他の実施形態において、XはNである。
これらの実施形態において、Rは、好ましくは、Hである。他の実施形態において、RはC1−6アルコキシ、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、tert−ブトキシなどである。他の実施形態において、Rはハロ、例えば、F、Cl、またはBrである。さらに他の実施形態において、Rは、−OC1−6アルキレン−O−C1−6アルキルである。これらの実施形態において、アルキレンは、好ましくは、1、2、または3個の炭素を含み、O−C1−6アルキルは、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、tert−ブトキシなどである。好ましい−OC1−6アルキレン−O−C1−6アルキル部分は、例えば、−CHCH−O−CHCHを含む。他の実施形態において、Rは−NHC1−6アルキル、例えば、−NHCHまたは−NHCHCHである。さらに他の実施形態において、Rは−N(C1−6アルキル)、例えば、−N(CHである。
また、これらの実施形態において、Rはアリール、好ましくは、フェニルまたはナフチルである。あるいは、Rは、ハロ、例えば、F、Cl、またはBrで置換された、フェニルまたはナフチルなどのアリールである。他の実施形態において、Rは、C1−6アルキル、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチルなどで置換された、フェニルまたはナフチルなどのアリールである。他の実施形態において、Rは、アルカリル、例えば、ベンジルである。さらに他の実施形態において、Rは、ハロ、例えば、F、Cl、またはBrで置換された、アルカリル、例えば、ベンジルである。さらに他の実施形態において、Rは、C1−6アルキル、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、またはtert−ブチルで置換された、アルカリル、例えば、ベンジルである。
本発明のいくつかの実施形態において、Qは、
Figure 2017500362
である。いくつかの実施形態において、YはCである。他の実施形態において、YはNである。
好ましい実施形態において、RはHである。他の実施形態において、Rは、C1−6アルキル、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、またはtert−ブチルである。
さらに他の実施形態において、RはHである。他の実施形態において、RはC1−6アルキレン−O−C1−6アルキルである。これらの実施形態において、アルキレンは、好ましくは、1、2、または3個の炭素を含み、O−C1−6アルキルは、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、tert−ブトキシなどである。好ましい−OC1−6アルキレン−C1−6アルコキシ部分は、例えば、−CHCH−O−CHCHを含む。他の実施形態において、Rは、C1−6アルキル、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、またはtert−ブチルである。さらに他の実施形態において、Rは、C1−6アルキレン−O−C1−6アルカリルである。これらの実施形態において、アルキレンは、好ましくは、1、2、または3個の炭素原子を含み、O−C1−6アルカリルは、例えば、−O−ベンジルである。さらに他の実施形態において、RはC1−6アルキレン−OHである。これらの実施形態において、アルキレンは、好ましくは、1、2、または4個の炭素を含む。
いくつかの実施形態において、RはHである。さらに他の実施形態において、Rは、C1−6アルキル、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、またはtert−ブチルである。さらに他の実施形態において、Rはハロ、例えば、F、Cl、またはBrである。
本発明のいくつかの実施形態において、Qは、
Figure 2017500362
である。これらの実施形態において、R10はHであってもよい。他の実施形態において、R10はハロ、例えば、F、Cl、またはBrである。さらに他の実施形態において、R10は、C1−6アルキル、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、またはtert−ブチルである。
本発明のいくつかの他の実施形態において、Qは、
Figure 2017500362
である。このような実施形態において、R11はHであってもよい。他の実施形態において、R11は、C1−6アルキル、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、またはtert−ブチルである。
さらに他の実施形態において、R12はHである。他の実施形態において、R12は、C1−6アルキル、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、またはtert−ブチルである。他の実施形態において、R12は、アリール、例えば、フェニルまたはナフチルである。さらに他の実施形態において、R12は、アリール、例えば、ハロ、例えば、F、Cl、またはBrで置換された、フェニルまたはナフチルである。
他の実施形態において、R13はHである。他の実施形態において、R13は、C1−6アルキル、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、およびtert−ブチルである。さらに他の実施形態において、R13は、トリハロC1−6アルキル、例えば、トリフルオロメチルである。
本発明の他の実施形態において、Qは、
Figure 2017500362
である。これらの実施形態において、R14はHであってもよい。他の実施形態において、R14は、C1−6アルキル、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、またはtert−ブチルである。さらに他の実施形態において、R14は、ハロ、例えば、F、Cl、またはBrである。
本発明の他の実施形態において、Qは、−S(O)アリール、例えば、−S(O)フェニルまたは−S(O)ナフチルである。他の実施形態において、Qは、−S(O)アリール、例えば、−S(O)フェニルまたは−S(O)ナフチルであり、ここで、アリールは、ハロ、例えば、F、Cl、またはBrで置換される。他の実施形態において、Qは、−S(O)アリール、例えば、−S(O)フェニルまたは−S(O)ナフチルであり、ここで、アリールは、C1−6アルキル、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、またはtert−ブチルで置換される。
他の実施形態において、Qはピリジルである。さらに他の実施形態において、Qは、ハロ、例えば、F、Cl、またはBrで置換されたピリジルである。さらに他の実施形態において、Qは、−C(O)NHフェニルで置換されたピリジルである。
他の実施形態において、Qはピリミジルである。ピリミジルは任意に置換されてもよい。
他の実施形態において、Qはピラジニルである。ピラジニルは任意に置換されてもよい。
さらに他の実施形態において、Qは−C(O)−NHC(O)−アルカリルであり、ここで、アルカリルは、例えば、ベンジルである。他の実施形態において、Qは−C(O)−NHC(O)−アルカリルであり、ここで、アルカリル、例えばベンジルは、ハロ、例えば、F、Cl、またはBrで置換される。さらに他の実施形態において、Qは−C(O)−NHC(O)−アルカリルであり、ここで、アルカリル、例えばベンジルは、C1−6アルキル、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、またはtert−ブチルで置換される。
さらに他の実施形態において、Qは−C(S)−NHC(O)−アルカリルであり、ここで、アルカリルは、例えば、ベンジルである。他の実施形態において、Qは−C(S)−NHC(O)−アルカリルであり、ここで、アルカリル、例えば、ベンジルは、ハロ、例えば、F、Cl、またはBrで置換される。さらに他の実施形態において、Qは−C(S)−NHC(O)−アルカリルであり、ここで、アルカリル、例えば、ベンジルは、C1−6アルキル、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、またはtert−ブチルで置換される。
他の実施形態において、Qは−C(O)−アルカリルであり、ここで、アルカリルは、例えば、ベンジルである。さらに他の実施形態において、QはC(O)−アルカリルであり、ここで、アルカリルは、例えば、ハロ、例えば、F、Cl、またはBrで置換されたベンジルである。他の実施形態において、QはC(O)−アルカリルであり、ここで、アルカリルは、例えば、C1−6アルキル、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、またはtert−ブチルで置換されたベンジルである。
他の実施形態において、Qは−C(O)NH−アリールであり、ここで、アリールは、例えば、フェニルまたはナフチルである。さらに他の実施形態において、QはCO(NH)−アリールであり、ここで、アリールは、ハロ、例えば、F、Cl、またはBrで置換された、例えば、フェニルまたはナフチルである。さらに他の実施形態において、QはC(O)NH−アリールであり、ここで、アリールは、例えば、C1−6アルキル、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、およびtert−ブチルで置換されたフェニルまたはナフチルである。さらに他の実施形態において、QはC(O)NH−アリールであり、ここで、アリールは、例えば、C1−6アルコキシ、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシなどで置換されたフェニルまたはナフチルである。
他の実施形態において、Qは−C(O)−O−アリールであり、ここで、アリールは、例えば、フェニルまたはナフチルである。さらに他の実施形態において、Qは−C(O)−O−アリールであり、ここで、アリールは、ハロ、例えば、F、Cl、またはBrで置換された、例えば、フェニルまたはナフチルである。さらに他の実施形態において、QはC(O)−O−アリールであり、ここで、アリールは、C1−6アルキル、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、およびtert−ブチルで置換された、例えば、フェニルまたはナフチルである。さらに他の実施形態において、QはC(O)−O−アリールであり、ここで、アリールは、C1−6アルコキシ、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシなどで置換された、例えば、フェニルまたはナフチルである。
いくつかの実施形態において、RはHである。
他の実施形態において、Rはハロ、例えば、F、Cl、またはBrである。
さらに他の実施形態において、Rは、C1−6アルキル、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、またはtert−ブチルである。
他の実施形態において、Rは、−C1−6アルコキシ、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、tert−ブトキシなどである。
いくつかの実施形態において、Rはピリジルである。他の実施形態において、Rは任意に置換されたピリジルである。
いくつかの実施形態において、Rはピリミジニルである。他の実施形態において、Rは任意に置換されたピリミジニルである。
いくつかの実施形態において、Rはピラジニルである。他の実施形態において、Rは任意に置換されたピラジニルである。
いくつかの実施形態において、Rはピラゾリルである。他の実施形態において、Rは任意に置換されたピラゾリルである。
いくつかの実施形態において、Rはイミダゾリルである。他の実施形態において、Rは任意に置換されたイミダゾリルである。
いくつかの実施形態において、Rはイソオキサゾリルである。他の実施形態において、Rは任意に置換されたイソオキサゾリルである。
いくつかの実施形態において、Rはオキサゾリルである。他の実施形態において、Rは任意に置換されたオキサゾリルである。
いくつかの実施形態において、Rはチアゾリルである。他の実施形態において、Rは任意に置換されたチアゾリルである。
いくつかの実施形態において、Rはイソチアゾリルである。他の実施形態において、Rは任意に置換されたイソチアゾリルである。
いくつかの実施形態において、Rはモルホリニルである。他の実施形態において、Rは任意に置換されたモルホリニルである。
いくつかの実施形態において、Rはピペラジニルである。他の実施形態において、Rは任意に置換されたピペラジニルである。
いくつかの実施形態において、Rはピペリジニルである。他の実施形態において、Rは任意に置換されたピペリジニルである。
いくつかの実施形態において、Rはテトラヒドロピラニルである。他の実施形態において、Rは任意に置換されたテトラヒドロピラニルである。
いくつかの実施形態において、Rはピロリジニルである。他の実施形態において、Rは任意に置換されたピロリジニルである。
いくつかの実施形態において、Rはテトラヒドロチオピラニル1,1−ジオキシドである。テトラヒドロチオピラニル1,1−ジオキシドは任意に置換されていてもよい。
いくつかの実施形態において、Rはチオモルホリニル1,1−ジオキシドである。チオモルホリニル1,1−ジオキシドは任意に置換されていてもよい。
いくつかの実施形態において、Rはピロリジニル−オンである。ピロリジニル−オンは任意に置換されていてもよい。
いくつかの実施形態において、Rはピペリジニル−オンである。ピペリジニル−オンは任意に置換されていてもよい。
いくつかの実施形態において、Rは−NH−アリール、例えば、−NH−フェニルまたは−NH−ナフチルである。他の実施形態において、Rは任意に置換された−NH−アリールである。
いくつかの実施形態において、Rは−NH−ピリジルである。他の実施形態において、Rは任意に置換された−NH−ピリジルである。
いくつかの実施形態において、Rは−NH−ピリミジニルである。他の実施形態において、Rは任意に置換された−NH−ピリミジニルである。
いくつかの実施形態において、RはC(O)NHC1−6アルキルである。他の実施形態において、Rは−C(O)N(C1−6アルキル)である。
いくつかの実施形態において、Rは−NHS(O)1−6アルキルである。
いくつかの実施形態において、Rは−N(C1−6アルキル)S(O)1−6アルキルである。
いくつかの実施形態において、Rは−NHC(O)C1−6アルキルである。
いくつかの実施形態において、Rは−NC1−6アルキルC(O)C1−6アルキルである。
いくつかの実施形態において、Rは−NHC(O)OC1−6アルキルである。
いくつかの実施形態において、Rは−NC1−6アルキルC(O)OC1−6アルキルである。
いくつかの実施形態において、Rは−NHC(O)NHC1−6アルキルである。
いくつかの実施形態において、Rは−NC1−6アルキルC(O)N(C1−6アルキル)である。
いくつかの実施形態において、Rは−NHC(O)−ピペラジニルである。他の実施形態において、Rは任意に置換された−NHC(O)−ピペラジニルである。
いくつかの実施形態において、Rは−NC1−6アルキルC(O)−ピペラジニルである。他の実施形態において、Rは任意に置換された−NC1−6アルキルC(O)−ピペラジニルである。
本明細書で使用される場合、「アルキル」とは、直鎖または分枝である飽和炭化水素基を指す。アルキル基の例としては、メチル(Me)、エチル(Et)、プロピル(例えば、n−プロピルおよびイソプロピル)、ブチル(例えば、n−ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル)、ペンチル(例えば、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル)などが挙げられる。アルキル基は、1〜約20個、2〜約20個、1〜約10個、1〜約8個、1〜約6個、1〜約4個、または1〜約3個の炭素原子を含有してもよい。例として、「C1−6アルキル」とは、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基を指す。
本明細書で使用される場合、「アルコキシ」とは、−O−アルキル基を指す。アルコキシ基の例としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ(例えば、n−プロポキシおよびイソプロポキシ)、t−ブトキシなどが挙げられる。「C1−6アルコキシ」とは、1〜6個の炭素原子を有するアルコキシ基を指す。
本明細書で使用される場合、「アルキレン」とは、アルキル基の2価の基を指す。例としては、−CH−、−CHCH−、−CH−CH−CH−、−CH−CH−CH−CH−などが挙げられる。アルキレン基は任意に置換されていてもよい。
本明細書で使用される場合、「アリール」とは、例えば、フェニル、ナフチル、アントラセニル、フェナントレニル、インダニル、インデニルなどの単環または多環式芳香族炭化水素を含む芳香族カルボシクリル基を指す。いくつかの実施形態において、アリール基は6〜約18個の炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「アルカリル」とは、アリール基により置換されたアルキル部分を指す。アラルキル基の例としては、ベンジルおよびナフチルメチル基が挙げられる。いくつかの実施形態において、アラルキル基は7〜11個の炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「ハロ」とは、F、Cl、Br、およびIを指す。
本明細書で使用される場合、「ハロアルキル」とは、1つまたは複数のハロゲン置換基を有するアルキル基を指す。ハロアルキル基の例としては、CF、C、CHF、CCl、CHCl、CClなどが挙げられる。水素原子の3つがハロゲン原子により置き換えられるアルキル基は「トリハロアルキル」と称され得る。例示的なトリハロアルキル基はCFである。
本明細書で使用される場合、「置換された」とは、化学基の少なくとも1つの水素原子が非水素部分により置き換えられていることを指す。例示的な置換基としては、−OH、オキソ(=O)、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、C1−6アルカリル、ハロ、ハロC1−6アルキル、モルホリニル、ピペラジニル、N−C1−6アルキル−ピペラジニル、またはジオキソラニルが挙げられる。
本明細書で使用される場合、「テトラヒドロチオピラニル1,1−ジオキシド」とは、
Figure 2017500362
である部分を指す。
本明細書で使用される場合、「チオモルホリニル1,1−ジオキシド」とは、
Figure 2017500362
である部分を指す。
上記の化学用語は、化学基の組み合わせを含有する部分を指すように組み合わされてもよい。
本明細書において、「薬学的に許容可能」という語句は、十分な医学的判断の範囲内で、それらの化合物、物質、組成物、および/または剤形が、過剰な毒性、炎症、アレルギー反応、または他の問題もしくは合併症を有さずに、妥当な有益性/リスク比に見合っている、ヒトおよび動物の組織との接触における使用に適していることを指すために利用される。
本発明はまた、本明細書に記載される化合物の薬学的に許容可能な塩を含む。本明細書で使用される場合、「薬学的に許容可能な塩」とは、存在する酸または塩基部分をその塩形態に変換することによって親化合物が修飾されている、開示される化合物の誘導体を指す。薬学的に許容可能な塩の例としては、限定されないが、アミンなどの塩基性残基の鉱酸または有機酸の塩;カルボン酸などの酸性残基のアルカリまたは有機塩などが挙げられる。本発明の薬学的に許容可能な塩は、従来の非毒性塩または例えば非毒性無機もしくは有機酸から形成される親化合物の第四級アンモニウム塩を含む。例えば、このような従来の非毒性塩としては、塩酸、臭化水素酸、硫酸、スルファミン酸、リン酸、硝酸などの無機酸由来の塩;および酢酸、プロピオン酸、コハク酸、グリコール酸、ステアリン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、パモン酸、マレイン酸、ヒドロキシマレイン酸、フェニル酢酸、グルタミン酸、安息香酸、サリチル酸、スルファニル酸、2−アセトキシ安息香酸、フマル酸、トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、エタンジスルホン酸、シュウ酸、イセチオン酸などの有機酸から調製された塩が挙げられる。本発明の薬学的に許容可能な塩は、従来の化学的方法によって塩基性または酸性部分を含有する親化合物から合成され得る。一般に、このような塩は、これらの化合物の遊離酸または塩基形態を、水もしくは有機溶媒中、またはその2つの混合物中の化学量論量の適切な塩基または酸と反応させることによって調製され得、一般に、エーテル、酢酸エチル、エタノール、イソプロパノール、またはアセトニトリルなどの非水性媒体が好ましい。適切な塩のリストは、Remington’s Pharmaceutical Sciences、第17版、Mack Publishing Company、Easton,Pa.、1985、p.1418に見出され、その開示は参照により本明細書に援用される。
本発明の化合物はAXLおよび/またはcMetキナーゼを阻害するのに有用である。これらのキナーゼの1つまたは両方の阻害は、がん、例えば、白血病、結腸がん、黒色腫、腎がん、肝がん、胃がん、乳がん、および脳腫瘍の治療と関連している。このように、本発明の化合物、または本発明の1つ以上の化合物を含む組成物はがんの治療に有用である。
薬剤として利用される場合、式(I)の化合物は医薬組成物の形態で投与されてもよい。これらの組成物は、経口、直腸、経皮、皮下、静脈内、筋肉内、および鼻腔内を含む、種々の経路によって投与されてもよく、薬剤分野において周知の方法で調製され得る。
本発明はまた、1種以上の薬学的に許容可能な担体と併せて上記の式(I)の化合物の1つ以上を有効成分として含有する医薬組成物を含む。本発明の組成物を作製する際に、有効成分は、典型的に、賦形剤と混合され、賦形剤により希釈され、または例えば、カプセル、小袋、紙、または他の容器の形態でこのような担体内に封入される。賦形剤が希釈剤として役立つ場合、それは、有効成分についてのビヒクル、担体または媒体として作用する、固体、半固体、または液剤物質であってもよい。このように、組成物は、錠剤、丸薬、粉剤、トローチ剤、サシェ剤、カシェ剤、エリキシル剤、懸濁剤、エマルション、液剤、シロップ剤、エアロゾル(固体としてまたは液剤媒体中)、例えば、最大10重量%の活性化合物を含有する軟膏、軟質および硬質ゼラチンカプセル剤、座剤、滅菌注射剤、および滅菌パッケージ化粉剤の形態であってもよい。
製剤を調製する際に、活性化合物は他の成分と組み合わせる前に適切な粒径を提供するように粉砕されてもよい。活性化合物が実質的に不溶性である場合、それは200メッシュ未満の粒径に粉砕されてもよい。活性化合物が実質的に水溶性である場合、粒径は、製剤中で実質的に均一の分布、例えば約40メッシュを提供するように粉砕することによって調整されてもよい。
適切な賦形剤のいくつかの例としては、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、デンプン、アカシアゴム、リン酸カルシウム、アルギン酸塩、トラガカント、ゼラチン、ケイ酸カルシウム、微結晶性セルロース、ポリビニルピロリドン、セルロース、水、シロップ、およびメチルセルロースが挙げられる。製剤はさらに、タルク、ステアリン酸マグネシウム、および鉱油などの滑沢剤;湿潤剤;乳化剤および懸濁化剤;ヒドロキシ安息香酸メチルおよびヒドロキシ安息香酸プロピルなどの防腐剤;甘味剤;および矯味矯臭剤を含んでもよい。本発明の組成物は、当該分野において公知の手順を利用することによって患者への投与後、有効成分の急速、持続性または遅延性放出を提供するように製剤化されてもよい。
組成物は単位剤形で製剤化されてもよく、各剤形は適切な量の有効成分を含有する。例えば、単位剤形は約5〜約500mgまたは約5〜約100mgの有効成分を含んでもよい。あるいは、単位剤形は約10〜約30mgの有効成分を含んでもよい。
「単位剤形」という用語は、ヒト対象および他の哺乳動物に対する単位投薬形態として適した物理的に別個の単位を指し、各単位は、適切な医薬賦形剤と関連して所望の治療効果を生じるように計算された所定量の有効物質を含有する。
活性化合物は広範な投薬範囲にわたって効果的であり得、一般に薬学的に有効な量で投与される。例えば、本発明の医薬方法に利用される化合物は、一日に約0.001mg/kg〜約100mg/kgの初期投薬量で投与されてもよい。別の実施形態において、一日用量範囲は約0.1mg/kg〜約10mg/kgである。本発明の化合物は一日に1回、2回、3回、または4回投与されてもよい。しかしながら、実際に投与される化合物の量およびタイミングは、通常、処置される状態、選択される投与経路、投与される実際の化合物、個々の患者の年齢、体重および反応、患者の症状の重症度などを含む、関連状況に応じて医師により決定されることは理解されるであろう。
錠剤などの固形組成物の調製に関して、原則となる有効成分は医薬賦形剤と混合されて、本発明の化合物の均一な混合物を含有する固形プレ製剤組成物を形成する。これらのプレ製剤組成物を均一と称する場合、有効成分は典型的に組成物全体にわたって均一に分散され、それにより組成物は、錠剤、丸薬およびカプセル剤などの等しい有効剤形に容易に細分され得る。次いでこの固形プレ製剤は、例えば、0.1〜約500mgの本発明の有効成分を含有する上記の種類の単位剤形に細分される。
本発明の錠剤または丸薬は長時間作用の利点を与える剤形を提供するように被覆または複合化されてもよい。例えば、錠剤または丸薬は内側投薬成分および外側投薬成分を含んでもよく、後者は前者の上の外皮の形態である。2つの成分は、胃内の崩壊の抵抗に役立ち、内側成分を十二指腸内にインタクトなままで通過させることができるか、または放出を遅延させることができる腸溶性層によって分離されてもよい。このような腸溶性層または被覆のための様々な物質が使用されてもよく、そのような物質は、複数のポリマー酸ならびにポリマー酸とセラック、セチルアルコールおよび酢酸セルロースなどの物質との混合物を含む。
本発明の化合物および組成物が、経口または注射による投与のために組み込まれ得る液体形態としては、水性液剤、適切に風味付けされたシロップ剤、水性または油性懸濁剤、および綿実油、ゴマ油、ココナッツ油、またはピーナツ油などの食用油と共に風味付けされたエマルション、ならびにエリキシル剤および同様の医薬ビヒクルが挙げられる。
吸入または吹送のための組成物としては、薬学的に許容可能な水性もしくは有機溶媒、またはそれらの混合物中の液剤または懸濁剤、および粉剤が挙げられる。液体または固形組成物は上記の適切な薬学的に許容可能な賦形剤を含有してもよい。いくつかの実施形態において、組成物は局所または全身効果のために経口または鼻呼吸経路により投与される。組成物は不活性ガスの使用により噴霧されてもよい。噴霧溶液は噴霧装置から直接吸い込まれてもよいか、または噴霧装置はフェイスマスクテント、もしくは間欠的陽圧呼吸器に取り付けられてもよい。液剤、懸濁剤、または粉剤組成物は、製剤を適切な様式で送達する装置から経口または鼻腔投与されてもよい。
患者に投与される化合物または組成物の量は、投与されるもの、投与目的、例えば予防的または治療的、患者の状態、投与様式などに応じて変化するであろう。治療用途において、組成物は、疾患およびその合併症の症状を治癒または少なくとも部分的に停止するのに十分な量で既に疾患を患っている患者に投与されてもよい。これを達成するのに適した量は「治療有効量」と称される。有効量は、処置される疾患状態ならびに疾患の重症度、患者の年齢、体重および全体的な健康などの要因に応じて担当医の判断に依存するであろう。
患者に投与される組成物は上記の医薬組成物の形態であってもよい。これらの組成物は従来の滅菌技術によって滅菌されてもよいか、または濾過滅菌されてもよい。水性液剤は、その状態での使用のためにパッケージ化されてもよいか、または凍結乾燥されてもよく、凍結乾燥製剤は投与前に滅菌水性担体と組み合わされる。化合物製剤のpHは典型的に3〜11、より好ましくは5〜9、最も好ましくは7〜8である。前述の特定の賦形剤、担体、または安定剤の使用により、薬学的塩が形成されることは理解されるであろう。
本発明の化合物の治療的投薬量は、例えば、治療をする目的の特定の使用、化合物の投与様式、患者の健康および状態、ならびに医師の判断に応じて変化し得る。医薬組成物中の本発明の化合物の割合または濃度は、投薬量、化学特性(例えば、疎水性)、および投与経路を含む複数の要因に応じて変化し得る。例えば、本発明の化合物は、非経口投与のために約0.1〜約10%w/vの化合物を含有する水性生理学的緩衝液中で提供されてもよい。いくつかの典型的な用量範囲は1日当たり約1μg/kg〜約1g/kg体重である。いくつかの実施形態において、用量範囲は1日当たり約0.01mg/kg〜約100mg/kg体重である。投薬量は、疾患または障害の種類および進行の程度、特定の患者の全体的な健康状態、選択される化合物の関連する生物学的効果、賦形剤の処方、およびその投与経路のような可変物に依存する可能性が高い。有効量は、インビトロまたは動物モデル試験システムから導かれる用量反応曲線から推定され得る。
本発明はまた、例えば、炎症性疾患の治療または予防に有用な薬学的キットであって、治療有効量の式(I)の化合物を含む医薬組成物を含有する1つ以上の容器を含む、キットを含む。このようなキットは、所望の場合、様々な従来の薬学的キット構成要素、例えば、1種以上の薬学的に許容可能な担体を有する容器、さらなる容器などの1つ以上をさらに含んでもよく、当業者に容易に理解されるであろう。投与される成分の量を示す挿入物またはラベルのような指示書、投与のためのガイドライン、および/または成分を混合するためのガイドラインもまた、キットに含まれてもよい。
本発明の化合物は、当業者に公知の方法に従って調製できるか、または以下の記述およびスキームを考慮して調製できる。
中間体6−ブロモ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−オールの合成(例えば国際公開第10/017047号を参照のこと)、および6−置換ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−オール中間体に対する一般経路は以下のスキーム1に概説される。1−アミノ−3−ブロモ−5−メトキシ−ピリジニウムへのアセチレンメチルエステルの1,3双極子付加により、主要生成物として6−ブロモ−4−メトキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸メチルエステルが得られた。少量の4−ブロモ−6−メトキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸メチルエステルはカラムクロマトグラフィーにより分離された。6−ブロモ−4−メトキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸メチルエステルは、48%HBr還流でワンポット反応において加水分解し、脱炭酸し、O−脱メチル化して、6−ブロモ−ピラゾロ[1,5a]ピリジン−4−オールを生成した。ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−オールは文献の手順(Heterocycles、1996、43、2249)を使用して3−ベンジルオキシピリジンで開始して合成した。
Figure 2017500362
スキーム2〜7は本発明の6−置換ピラゾロピリジン化合物の合成をまとめる。スキーム2は、Suzuki−またはStille−カップリング化学による6−アリールおよびヘテロアリールピラゾロ[1,5−a]ピリジン標的に対する一般経路を記載する。DMF中の水素化ナトリウムを用いた1,2−ジフルオロ4−ニトロベンゼンによる6−ブロモ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−オールのアルキル化により、6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンが生成した。他の置換4−フルオロニトロベンゼン(例えば4−フルオロ−3−メトキシ−1−ニトロ−ベンゼン、4−フルオロ−2−メトキシ−1−ニトロ−ベンゼン、4−フルオロ−1−ニトロ−2−トリフルオロメチル−ベンゼン、4−フルオロ−2−メチル−1−ニトロ−ベンゼンなど)での開始により、中心環置換の実施例へ入る。StilleまたはSuzukiカップリング条件下でのアリールまたはヘテロアリールスズまたはボロン酸でのニトロ−ブロモ中間体のカップリングにより、ニトロ中間体1が生成する。中間体ニトロは、触媒水素化(Pd/Cまたは水酸化パラジウム/C)、塩化スズ(II)二水和物または塩化亜鉛および塩化アンモニウムなどの標準的な手順を使用してアニリン中間体2に還元できる。本発明の最後のアミドの実施例は、標的実施例を生成するためにHATU、DCC、EDCI、TBTU、HOBT、BOP、PyBOPおよびDIEAなどのカップリング剤の存在下でカルボン酸を用いて合成されたカップリングアニリン中間体であり得る。酸無水物または酸塩化物と共にアニリンによるなどのさらなる標準的なアミド形成法により標的実施例が生成される。
Figure 2017500362
スキーム3は、モルホリン実施例56を用いて実証されるようなBuchwaldカップリング化学を使用した6−複素環実施例に対する一般経路を概説している。6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンおよびモルホリンのBuchwaldカップリングにより、4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−6−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンが生成した。ニトロのアニリン中間体への還元および以前に記載したアミド形成により実施例56が生成した。モルホリンの代わりの複素環アミンとしては、例えば、ピペリジン、ピロリジン、ピペラジン、4,4−ジフルオロピペリジン、3,3−ジフルオロピロリジン、1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカン、チオモルホリン、ピロリジン−2−オン、ピペリジン−2−オンが挙げられ、本発明の標的実施例を生成する。非芳香族複素環の実施例はまた、複素環ビニルボロンまたはスズ試薬(SuzukiまたはStille反応);例えば、4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tertブチルエステルまたは4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピランをカップリングすることによって合成できる。
Figure 2017500362
スキーム4は、6−ブロモ−4−(4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン中間体で開始するBuchwald条件を使用してアリールアミンまたはヘテロアリールアミンの実施例に対する一般手順を概説している。アニリン、置換アニリンまたはヘテロアリールアミンは実施例において実証された適切な基質である。
Figure 2017500362
スキーム5は実施例147によって例証されるように6−尿素置換の実施例に対する経路を概説している。6−ブロモ−4−(4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン中間体およびベンゾフェノンイミンを用いたBuchwaldカップリング反応、その後の酸加水分解により、6−アミノ中間体が生成する。アミンと、塩化カルバモイル、例えばN,N−ジメチルカルバモイルクロリドまたはイソシアネートとの反応により、本発明のニトロ尿素化合物が生成する。ニトロ基の還元、その後の以前に記載されるアミドカップリングにより、本発明の化合物が生成する。スキーム6に示されるように、同様の方法で、中間体6−アミド、カルバメート、スルホンアミド、およびスルファミドもまた、記載される手順を使用して合成できる。
Figure 2017500362
Figure 2017500362
スキーム7は本発明の中心環ピリジル化合物に対する提案される経路を概説している。2−フルオロ−5−ニトロ−ピリジンによる6−ブロモ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−オールのアルキル化により、6−ブロモ−4−(5−ニトロ−ピリジン−2−イルオキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン異性体が生成する。6−ブロモ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−オールおよび5−ブロモ−2−ニトロ−ピリジンの銅触媒によるカップリングにより、6−ブロモ−4−(6−ニトロ−ピリジン−3−イルオキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン異性体が生成する。アニリン中間体へのニトロ還元およびアミドカップリングにより、例えば、ピリジン位置異性体実施例116および実施例124が生成する。
Figure 2017500362
アミドカップリングについての2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸はスキーム8に概説されるように合成できる。2−アミノメチレンマロネートで開始し、任意の適切なアリール、ヘテロアリールまたはアルキルイソシアネートと反応させて、ウレイドメチレン−マロン酸エステルが生成する。ウレイドメチレン−マロン酸エステルは、エタノール中のKOH、NaOHまたはNaエトキシドなどの塩基を使用して環化されて、N1−H2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸エステルを生成できる。N−置換2−アミノメチレンマロネートでの開始により、N1置換2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸エステルが生成する。メチレンマロネート、例えば2−(1−アミノエチリデン)−マロン酸エステルまたは2−(1−アミノ−2−シクロプロピル−エチリデン)−マロン酸エステルにおける置換での開始により、対応するC6置換2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−6−メチル−5−カルボン酸エステルまたは2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−6−シクロプロピルメチル−5−カルボン酸エステルが生成する。N1−H中間体は、DMSOまたはDMFなどの溶媒中で塩基、例えばKCOを使用して標準的な条件下でアルキル化されて、N1−置換−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸エステルを生成できる。
Figure 2017500362
2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸アミドがN1アリールまたはヘテロアリールである実施例はスキーム9に概説されるように合成できる。4−フルオロアニリンと、イソシアン酸エチル、次いでジエチルエトキシメチレンマロネートとの逐次反応により、1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステルおよび3−エチル−1−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステルが生成した。1−(4−フルオロフェニル)異性体は結晶化により混合物から分離できる。2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸は塩基性加水分解または酸性条件下で生成できる。2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸エステルが置換されていないN1およびN3である実施例は、標準的な条件を使用したジ−H化合物由来のモノ−またはジアルキル化であってもよい。
Figure 2017500362
a.イソシアン酸エチル、THF、0℃。b.ジエチルエトキシメチレンマロネート、NaOEt、EtOH、室温、48時間。c.酢酸エチル/ヘキサン。d.1N LiOH、MeOH、THF、60℃、18時間。
ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸エステルはスキーム10に概説されるように合成できる。2−オキソ−マロン酸ジエチルエステルおよび4−フルオロフェニルチオセミカルバジド縮合により、4−(4−フルオロフェニル)−5−オキソ−3−チオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸エチルエステルが生成した。例えば、過酸化水素および酢酸による酸化により、4−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸エチルエステルが生成する。2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸エステルについて記載される条件下でのアルキル化により、2−置換4−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸エチルエステルが生成した。N1および/またはN4置換3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸エチルエステルがアルキル化されて、対応する置換3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸エチルエステルを生成できる。
Figure 2017500362
本発明の化合物はAXLチロシンキナーゼおよび/またはMETキナーゼを阻害する。したがって、本発明の化合物は患者におけるがんを治療するのに有用である。本発明の化合物で治療できるがんの例としては、例えば、白血病、結腸がん、黒色腫、腎がん、肝がん、胃がん、乳がん、または脳腫瘍が挙げられる。
本明細書に記載されているものに加えて本発明の種々の修飾が前述の説明から当業者に明らかになるであろう。そのような修飾もまた、添付の特許請求の範囲内であることは意図される。本出願に引用される各々の参考文献はそれらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
AXLキナーゼアッセイ
組換えヒトバキュロウイルスにより発現されたAXLのキナーゼ活性を阻害する化合物の能力を、白色の384ウェルOptiplateにおいてCisbio’s KinEASE(商標)アッセイ系を使用して均一TRF(HTRF)により測定した。アッセイ緩衝液は、1mMのDTT、2mMのMnCl、2%のDMSO、50nMの補足酵素緩衝液および1×の酵素緩衝液を含有した。アッセイ緩衝液中で作製された2×濃度のチロシンキナーゼ(TK)基質−ビオチン/ATP混合物を、Multidrop Combi(Thermo Fisher Scientific、Waltham、MA)を使用して10μL/ウェルにてプレートに加えた。最終濃度は0.3μMのTK基質−ビオチン、および1.3μMのATPであった。Biomek FX(Beckman Coulter,Inc.、Brea、CA)上で100%DMSO中で希釈した化合物(100nL)を、Biomek FX pinttol(アッセイにおいて2.5%の最終DMSO)を使用してアッセイプレートに移した。2×濃度(最終=12ng/mL)のGST−AXL(アッセイ緩衝液中で希釈した)を、Multidrop Combiを使用して10μL/ウェルにてプレートに加えた。プレートを密閉し、簡単に振盪させ、25℃にて30分間インキュベートした。4×ストックのストレプトアビジン−XL665(最終=18.8nM)および1:100希釈ストックのTK抗体−クリプテートをHTRF検出緩衝液中で作製し、Multidrop Combi上で20μL/ウェルを加える直前に一緒に混合した。プレートを密閉し、簡単に振盪させ、25℃にて1時間インキュベートした。得られた溶液の蛍光を、337nm(レーザー)の励起波長ならびに590および665nmの発光波長でPerkinElmer EnVision(商標)2102マルチラベルプレートリーダー(PerkinElmer、Waltham、MA)を使用して測定した。生データは665/590×10,000の比として表した。
C−METキナーゼアッセイ
cMETキナーゼアッセイを、アッセイ体積を半分に減少させたことを除いて、AXLについて上記のHTRF KinEASE(商標)アッセイを使用して384ウェルFluotrac(商標)200HiBaseマイクロプレートにおいて実施した。酵素濃度は8ng/mLの組換えヒトバキュロウイルスにより発現されたcMETであったのに対して、基質濃度はビオチン化ペプチドおよびATPについてそれぞれ0.1μMおよび0.02μMであった。Multidrop Combiの代わりに、BioRAPTR(登録商標)FRD微小流体ワークステーション(Beckman Coulter、Brea、CA)を試薬添加のために利用した。
データ分析
化合物についての阻害曲線を、化合物の濃度のlog10に対して対照活性パーセントをプロットすることによって生成した。IC50値を、以下のGraphPad Prismにおいてシグモイド型用量反応(可変勾配)式:
y=bottom+(top−bottom)/(1+10(logIC50−x)*Hill Slope)
(式中、yは所与の濃度の化合物におけるキナーゼ活性%であり、xは化合物の濃度の対数であり、bottomは試験した最も高い化合物濃度における対照キナーゼ活性の%であり、topは試験した最も低い化合物濃度における対照キナーゼ活性の%である)
を使用して非線形回帰により算出した。bottomおよびtopについての値はそれぞれ0および100に固定した。
2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸についての一般的合成法
方法A:1−シクロプロピルメチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸
a)1,2−ジクロロエタン(25mL、320mmol)中の2−アミノメチレン−マロン酸ジエチルエステル(16.7g、89.2mmol)および4−フルオロフェニルイソシアネート(10.6mL、93.7mmol)をN,N−ジイソプロピルエチルアミン(17.1mL、98.1mmol)に加え、100℃にて6時間加熱した。混合物を氷浴上で冷却し、固体を回収し、エーテルで洗浄して尿素(24.5g、85%)を得た。mp=198−200℃;LCMS m/z=347(M+23);H NMR(DMSO)δ:10.57(d,1H,J=12.3Hz),10.41(s,1H),J=12.45Hz),8.45(d,1H,J=12.5Hz),7.48−7.53(m,2H),7.16−7.21(m,2H),4.24(q,2H,J=7Hz),4.15(q,2H,J=7Hz),1.22−1.28(m,6H)。
b)2−[3−(4−フルオロフェニル)ウレイドメチレン]マロン酸ジエチルエステル(24g;70mmol)をエタノール(100mL)に懸濁し、EtOH(41.7mL、112mmol)中の21%NaOEtを室温にて滴下して加えた。混合物を4時間撹拌すると、その時に混合物は厚いスラリーになった。混合物を濃縮し、残渣をEtOAcと1Mのクエン酸との間に分配した。EtOAc層を水およびブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮した。固体をエーテル−ヘキサン(1/3)で粉砕して3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸エチルエステルを白色固体として得た。mp206−8℃;LCMS m/z=279(M+1);HNMR(DMSO)δ:12.0(s,1H),8.25(s,1H),7.31(bs,2H),7.29(d,2H,J=3Hz),4.17(q,2H,J=7Hz),1.23(t,3H,J=7Hz)。
c)N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中の3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル(3.50g、11.6mmol)、炭酸カリウム(3.22g、23.3mmol)およびシクロプロピルメチルブロミド(3.39mL、35.0mmol)を65℃にて12時間加熱した。混合物を室温に冷却し、EtOAcと、1NのNaCO、水およびブラインとの間に分配し、次いでMgSOで乾燥させた。LCMSm/z=333(M+1);H NMR(CDCL):8.42(s,1H),7.16−7.19(m,4H),4.35(q,2H,J=7Hz),3.74(d,2H,J=7Hz),1.35(t,3H,J=7Hz),1.25(m,1H),0.72(m,2H),0.42(m,2H)。
d)工程cからの油をメタノール(10mL)およびテトラヒドロフラン(10mL)に溶解し、1Mの水酸化リチウム(10.6mL)を加えた。室温にて6時間撹拌した後、混合物を濃縮し、1NのNaCO(2×)で抽出した。塩基性の層を氷浴上で1NのHClにより酸性にし、生成物を回収し、乾燥させて、1−シクロプロピルメチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を白色固体として得た。LCMSm/z=305(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.62(s,1H),8.82(s,1H),7.30−7.39(m,4H),3.79(d,2H,J=7.2Hz),1.20(m,1H),0.50−0.55(m,2H),0.38−0.42(m,2H)。
方法B:3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸
a)N,N−ジメチルホルムアミド(35mL)中の3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル(15g、54mmol)、炭酸カリウム(14.9g、108mmol)およびヨウ化イソプロピル(10.8mL、108mmol)を70℃にて12時間加熱した。混合物を濃縮し、EtOAcに溶解し、濾過した。EtOAc層を1NのNaCO、水およびブラインで洗浄し、濃縮した。生成物をEtOAc−エーテル−ヘキサンから結晶化させて、[3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸エチルエステルを白色固体(15.5g、90%)として得た。mp 142−4℃;LCMSm/z=321(M+1),H NMR(CDCl)δ:8.35(s,1H),7.14−7.19(m,4H),(4.91(h,1H,J=6.8Hz),4.35(q,2,J=7.2Hz),1.44(d,6H,J=7Hz),1.36(t,3H,J=7.2Hz)。
b)[3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル(15g、47mmol)を、ジオキサン(18.7mL、216mmol)および水(5mL)中の4MのHClに加え、70℃にて一晩加熱した。冷却すると生成物が沈殿し、さらなる水(約10mL)を加え、生成物を回収し、乾燥させて、3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を白色固体として得た。mp 168−9℃;LCMS m/z=293(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.67(s,1H),8.58(s,1H),7.29−7.39(M,4H),4.72(h,1H,J=6.8Hz),1.38(d,6H,J=6.8Hz)。
c)以下の2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸は合成を実証する。
3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=251(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.56(b,1H),12.39(s,1H),8.36(s,1H),7.29−7.38(M,4H)。
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。mp=166−8℃;LCMS m/z=279(M+1);H NNR(DMSO)δ:12.6(bs,1H),8.82(s,1H),7.29−7.38(m,4H),3.94(q,2H,J=7.3Hz),1.25t,3H,J=7Hz)。
3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=265(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.59(s,1H),8.80(s,1H),7.3(m,4H),3.56(s,3H)。
1−アリル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=291(M+1);H NMR(DMSO)δ:1HNMR(DMSO)δ:12.66(s,1H),8.72(s,1H),7.27−7.41(m,4H),5.89−5.99(m,1H),5.24−5.35(m,2H),4.53(m,2H)。
3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1−ペンチル−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=321(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.62(s,1H),8.78(s,1H),7.30−7.38(m,4H),3.89(m,2H),1.65(m,2H),1.28(m,4H),0.87(t,3H,J=7.4Hz)。
1−(2−エトキシエチル)−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=323(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.509(s,1H),8.66(s,1H),7.39−7.39(m,4H),4.09(t,2H,J=5Hz),3.61(t,2H,J=5Hz),3.47(q,2H,J=7.2Hz),1.11(t,3H,J=7.2Hz)。
1−(2−ベンジルオキシエチル)−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=385(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.59(s,1H),8.72(s,1H),7.31−7.34(m,9H),4.52(s,2H),4.15(t,2H,J=5Hz),3.68(t,2H,J=5Hz)。
3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸の一般合成
4−(4−フルオロフェニル)−2−イソプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸。
工程a.4−(4−フルオロフェニル)−5−オキソ−3−チオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸エチルエステル。エタノール(60mL、1000mmol)中の2−オキソ−マロン酸ジエチルエステル(2.5mL、16mmol)および4−フルオロフェニルチオセミカルバジド(3.0g、16mmol)の混合物を3日間加熱還流した。混合物を室温に冷却し、分離した固体を濾過し、冷エタノールで洗浄し、乾燥させて3.44g(71%)を得た。LCMS m/z=296(M+1);H NMR(DMSO)δ:7.35(m,4H),4.30(q,2H,J=7.1Hz),1.27(t,3H,J=7.1Hz)。
工程b.4−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸エチルエステル。N,N−ジメチルホルムアミド(100mL)および酢酸(40mL、700mmol)中の4−(4−フルオロフェニル)−5−オキソ−3−チオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸エチルエステル(11g、37mmol)の溶液に50%過酸化水素水溶液(11mL、190mmol)を加えた。混合物を室温にて2日間撹拌し、溶媒を除去し、生成物を酢酸エチル中に取り、水およびブラインで連続して洗浄した。乾燥後、溶媒を蒸発させた。得られた固体をエーテルで粉砕し、濾過し、冷エーテルで洗浄して9.85g(95%)を得た。LCMS m/z=280(M+1);H NMR(DMSO)δ:13.1(s,1H),7.42−7.28(2m,4H),4.29(q,2H,J=7.1Hz),1.27(t,3H,J=7.1Hz)。
工程c.4−(4−フルオロフェニル)−2−イソプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸エチルエステル。N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中の4−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸エチルエステル(1000mg、4mmol)、ヨウ化イソプロピル(0.72mL、7.16mmol)および炭酸カリウム(544mg、3.94mmol)を65℃にて60分間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、濃縮し、EtOAcで希釈し、セライトのパッドで濾過した。濾液を濃縮し、生成物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc 3:1)により精製して白色固体(1.1g、96%)を得た。LCMS m/z=322(M+1);H NMR(DMSO)δ:7.41−7.31(m,4H),4.86(m,1H),4.31(q,2H,J=7.0Hz),1.31−1.26(重複およびd,9H)。
工程d.4−(4−フルオロフェニル)−2−イソプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸。硫酸(10mL、200mmol)を、4−(4−フルオロフェニル)−2−イソプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸エチルエステル(1100mg、3.4mmol)および水(2mL)の混合物に注意深く加えた。混合物は数分後均一になった。反応混合物を40℃にて一晩撹拌し、室温に冷却し、氷に注意深く加えた。混合物を固体NaClで飽和させ、EtOAc(3×)から繰り返し抽出した。合わせたEtOAc層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮して泡状物(100%)として生成物を得た。LCMS m/z=294(M+1);H NMR(メタノール d4)δ:7.35−7.31(2m,4H),4.95(m,1H),4.31(q,2H,J=7.0Hz),1.41(d,6H,J=6.6Hz)。
4−(4−フルオロフェニル)−2−イソプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸についての方法を使用して、2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸を合成した。LCMS m/z=280(M+1);1H NMR(メタノール−d4)δ:7.34−7.18(m,4H),4.10(q,2H,J=7.2Hz),1.38(t,3H,J=7.2Hz)。
実施例1
Figure 2017500362
工程1.4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミン。
N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中のピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−オール(1.00g、7.46mmol)に0℃にて水素化ナトリウム(鉱油中に60%disp.、0.447g、11.2mmol)を加えた。0.5時間後、4−フルオロニトロベンゼン(1.16g、8.20mmol)を加え、混合物を室温にて一晩撹拌した。次いで1mLの水を加え、混合物を濃縮し、EtOAcに溶解し、1Mの炭酸ナトリウム溶液(25mL)、水およびブラインで洗浄し、次いでMgSOで乾燥させた。生成物をISCOクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン 25%〜60%)により精製した。ニトロ中間体をEtOAcおよびMeOH(1:1、25mL)に溶解し、Parr装置上で一晩、20%Pd(OH)/C、50%湿潤(0.1g、0.09mmol)で水素化した。触媒を濾過し、溶媒を濃縮して白色固体を得た。1H NMR(CDCl3)δ:8.21(d,1H,J=6.5Hz),7.93(s,1H),6.97(d,2H,J=7.2Hz),6.73(d,2H,J=7.2Hz),LCMSm/z=226(M+1).6.66(s,1H),6.60(t,1H,J=7.2Hz),6.31(d,1H,J=7Hz),3.67(bs,2H)。
工程2.1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。N,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中のN,N,N’,N’−テトラメチル−O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)(162mg、0.36mmol)および1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸(0.0994g、0.426mmol)にN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.21mL、1.98mmol)を加えた。0.5時間後、4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミン(0.080g、0.36mmol)を加え、反応物を室温にて20時間撹拌し、濃縮した。固体をEtOAcに溶解し、2NのNaCO溶液、水およびブラインで洗浄し、乾燥させた(MgSO)。生成物をMeOH−エーテルで粉砕して白色固体を得た。mp=172−4℃;LCMS m/z=441(M+1);HNMR(DMSO)δ:11.94(s,1H),8.58(d,1H,J=6.7Hz),8.48(d,1H,J=6.8Hz),8.10(d,1H,J=6.8Hz),8.0(s,1H),9.76(d,2H,J=9.6Hz),7.59−7.62(m,2H),7.4−7.44(t,1H,J=9.2Hz),7.16(d,2H,J=9.2Hz),6.81(t,1H,J=7.2Hz),6.71(t,1H,J=7.6Hz),6.58(m,2H)。
実施例2
Figure 2017500362
工程1.4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンについての方法を使用して3−フルオロ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンを合成した。LC/MS m/z=244(M+1)。
工程2.2−(4−フルオロ−フェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−ピリダジン−4−カルボン酸[4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この実施例は、実施例1についての方法によって4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび2−(4−フルオロ−フェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−ピリダジン−4−カルボン酸を使用して合成した。mp=220−2℃;LCMS m/z=442(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.55(s,1H),8.50(d,1H,J=6.8Hz),8.37(m,1H),8.26(m,1H),7.99(s,1H),7.79(d,2H,J=8.2Hz),7.66−7.69(m,2H),7.38−7.42(t,2H,J=8.6Hz),7.19(d,2H,J=8.2Hz),6.82(t,1H,J=6.6Hz),6.67(d,1H,J=7.8Hz),6.56(s,1H)。
実施例3
Figure 2017500362
2−(4−フルオロ−フェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−ピリダジン−4−カルボン酸[3−フルオロ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この実施例は、実施例1の方法によって3−フルオロ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび2−(4−フルオロ−フェニル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−ピリダジン−4−カルボン酸を使用して合成した。mp=209−10℃;LCMS m/z=460(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.66(s,1H),8.49(d,1H,J=7.2Hz);8.38(d,1H,J=3Hz),8.26(d,1H,J=3Hz),8.0(m,2H),7.66−7.69(m,2H),7.52(d,1H,J=8,6Hz),7.35−7.43(m,3H),6.79(t,1H,J=6.8Hz),6.69(s,1H),6.49(d,1H,J=7.6Hz)。
実施例4
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−フルオロ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この実施例は、実施例1についての方法によって3−フルオロ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸を使用して合成した。mp=214−5℃;LCMS m/z459(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.08(s,1H),8.59(d,1H,J=7.2Hz),8.48(d,1H,J=7.2Hz),8.13(d,1H,J=7.2Hz),8.0−8.03(m,2H),7.59−7.62(m,2H),7.4−7.47(m,3H),7.31−7.36(m,1H),6.7−6.8(m,3H),7.46(d,1H,J=7.2Hz)。
実施例5
Figure 2017500362
シクロプロパン−1,1−ジカルボン酸(4−フルオロ−フェニル)−アミド[3−フルオロ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この実施例は、実施例1についての方法によって3−フルオロ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニルカルバモイル)−シクロプロパンカルボン酸を使用して合成した。生成物をエーテル−ヘキサンから結晶化させて白色固体を得た。mp=78−80℃;LCMS m/z=449(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.3(s,1H),10.0(s,1H),8.42(d,1H,J=8.2Hz),8.0(s,1H),7.46(d,1H,J=12Hz),7.6(bs,2H),7.45(m,1H),7.32(m,1H),7.15(m,2H),6.78(m,1H),6.69(s,1H),6.42(m,1H)。
実施例6
Figure 2017500362
1−[2−(4−フルオロ−フェニル)−アセチル]−3−[3−フルオロ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−チオ尿素。酢酸エチル(2mL)中のチオシアン酸ナトリウム(0.03455g、0.4262mmol)の溶液に(4−フルオロ−フェニル)アセチルクロリド(0.0584mL、0.426mmol)を加えた。溶液を室温にて1時間撹拌し、塩化メチレン(2mL)中の3−フルオロ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミン(0.0864g、0.355mmol)を加えた。この混合物を室温にて2時間撹拌し、EtOAcで希釈し、2NのNaCO、水およびブラインで洗浄し、次いで乾燥させた(MgSO)。生成物をISCOクロマトグラフィー(25%〜50%のEtOAc−ヘキサン)により精製して実施例6および実施例7を得た。
実施例6データ:mp=143−5℃;LCMS m/z=439(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.42(s,1H),11.79(s,1H),8.50(d,1H,J=6.7Hz),8.0(s,1H),7.95(d,1H,J=12Hz),7.36−7.43(m,4H),7.19(m,2H),6.82(m,1H),6.67(s,1H),6.52(d,1H,J=6.7Hz).3.8(s,2H)。
実施例7
Figure 2017500362
2−(4−フルオロ−フェニル)−N−[3−フルオロ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アセトアミド。mp=160−2℃;H NMR(DMSO)δ:10.46(s,1H),8.46(d,1H,J=8.6Hz),8.0(s,1H),7.81(d,1H,J=12.8Hz),7.32−7.37(m,4H),7.16(t,2H,J=7.2Hz),6.7(s,1H),6.4(d,1H,7.6Hz),3.67(s,2H)。
実施例8
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−ベンジル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−フルオロ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この実施例は、実施例1についての方法によって3−フルオロ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−ベンジル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸を使用して合成した。mp=192−4℃;LCMs m/z=473(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.2(s,1H),8.49(t,2H,J=8.2Hz),8.33(d,1H,J=6.6Hz),8.0(m,2H),7.43(m,3H),7.34(t,1H,J=7.4Hz),7.2(t,2H,J=8.4Hz),6.8(t,1H,J=7.2Hz),6.7(m,2H),6.5(d,1H,J=7.6Hz),6.3(s,2H)。
実施例9
Figure 2017500362
1−(3−フルオロ−ベンジル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−フルオロ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この実施例は、実施例1についての方法によって3−フルオロ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−(3−フルオロ−ベンジル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸を使用して合成した。mp195−7℃;LCMS m/z=473(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.17(s,1H),8.47−8.52(m,2H),8.33(d,1H,J=6.2Hz),8.0−8.02(m,2H),7.40−7.46(m,2H),7.34(t,1H,J=9Hz),7.14−7.21(m,3H),6.79(t,1H,J=7Hz),6.69−6.72(m,2H),6.46(d,1H,J=7Hz),5.34(s,2H)。
実施例10
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−ピロリジン−3−カルボン酸[3−フルオロ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この実施例は、実施例1についての方法によって3−フルオロ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−ピロリジン−3−カルボン酸を使用して合成した。mp162−3℃;LCMS m/z=449(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.62(s,1H),8.45(d,1H,J=6.6Hz),8.02(s,1H),7.87(d,1H,J=12Hz),7.69−7.72(m,2H),7.38−7.44(m,2H),7.25(t,2H,J=8.6Hz),6.77(t,1H,J=7Hz),6.7(s,1H),6.45(d,1H,J=7Hz),3.89−3.93(m,2H),3.77(t,1H,J=7.7Hz),2.38−2.44(m,2H)。
実施例11
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[3−フルオロ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この実施例は、実施例1についての方法によって3−フルオロ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸を使用して合成した。生成物をMeOHから結晶化させて白色固体を得た。mp>300℃;LCMS m/z=476(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.4(bs,1H),11.14(s,1H),8.46(m,2H),7.95−8.01(m,2H),7.31−7.39(m,6H),6.78(t,1H,J=7.2,14Hz),6.69(s,1H),6.43(d,1H,J=7.3Hz)。
実施例12
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−フェニル)−4−ヨード−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−フルオロ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この実施例は、実施例1についての方法によって3−フルオロ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−4−ヨード−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸を使用して合成した。mp=90−2℃;LCMS m/z=585(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.1(s,1H),8.46(d,1H,J=6.2Hz),8.0(s,1H),7.84(d,1H,J=12Hz),7.4−7.6(m,3H),7.38−7.48(m,4H),6.86(d,1H,J=7.2Hz),6.75−6.79(m,1H),7.2(bs,1H),6.46(d,1H,J=7.4Hz)。
実施例13
Figure 2017500362
4−エトキシ−1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−フルオロ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミドTFA塩。テトラヒドロフラン(3mL)およびエタノール(3mL)中の実施例12(0.05g、0.08mmol)にエタノール(0.043mL、0.17mmol)中の4Mのナトリウムエトキシドを加えた。室温にて4時間撹拌した後、混合物を濃縮し、EtOAcに溶解し、2NのNaCO、水およびブラインで洗浄し、次いで乾燥させた(MgSO)。生成物を逆相分取HPLCにより精製してTFA塩として白色固体を得た。mp=230−2℃;LCMS m/z=503(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.5(s,1H),8.46(d,1H,J=6.5Hz),8.0(s,1H),7.84−7.91(m,2H),7.45(m,3H),7.32−7.39(m,3H),6.76(t,1H,J=7.2,14Hz),6.7(s,1H),6.51(d,1H,J=7.6Hz),6.43(d,1H,J=7.6Hz),4.26(q,2H,J=6.7Hz),1.30(t,3H,J=6.7,13.5Hz)
実施例14
Figure 2017500362
4−(2−エトキシ−エトキシ)−1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−フルオロ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この実施例は、実施例12および実施例13についての方法によって2−エトキシエタノールを使用して合成した。mp76−80℃;LCMS m/z=547(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.55(s,1H),8.46(d,1H,J=7.2Hz),8.0(s,1H),7.87−7.90(m,2H),7.45(m,3H),7.34−7.39(m,3H),6.77(t,1H,J=7.2Hz),6.71(s,1H),6.53(m,1H),6.42(m,1H),4.3(bs,2H),3.66(b,2H),3.46(m,2H),1.0(t,3H,J=7.4,14Hz)。
実施例15
Figure 2017500362
4−エチルアミノ−1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−フルオロ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この実施例は、実施例12および実施例13についての方法によってエチルアミンを使用して合成した。白色固体mp=114−118℃;LCMS m/z=502(M+1);H NMR(DMSO)δ:13.0(s,1H),10.5(s,1H),8.47(m,1H),8.0(m,1H),7.93(d,1H,J=12Hz),7.7(d,1H,j=8.6Hz),7.47(m,2H),7.30−7.37(m,3H),6.78(m,1H),6.69(m,1H),6.43(d,1H,J=7.45Hz),6.27(d,1H,J=7.45Hz),3.42(m,2H),1.25(m,3H)。
実施例16
Figure 2017500362
1−[3−フルオロ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−3−(2’−メトキシ−ビフェニル−3−イル)−尿素。塩化メチレン(3mL)中の3−フルオロ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミン(0.05g、0.2mmol)および3’−イソシアナート−2−メトキシ−ビフェニル(0.056g、0.25mmol)を室温にて48時間撹拌した。固体沈殿物を回収し、乾燥させて白色固体を得た。mp=193−4℃;LCMS mz=469(M+1);H NMR(DMSO)δ:9.67(s,1H),8.38−8.5(m,3H),8.0(s,1H),7.74(m,1H),7.58(b,2H),7.45(b,2H),7.32(bm,3H),7.14(m,2H),6.72−6.78(m,2H),6.41(s,1H),3.95(s,3H)。
実施例17
Figure 2017500362
1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸[4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この実施例は、実施例1についての方法によって3−フルオロ−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を使用して合成した。mp92−3℃;LCMS m/z=402(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.4(s,1H),8.48(d,1H,J=6.98Hz),8.04(s,1H),7.99(s,1H),7.77(d,1H,J=9.8Hz),7.17(d,1H,J=7.4Hz),6.81(t,1H,J=8,14Hz),6.54−6.58(m,2H),4.05(s,3H)。
以下の実施例18〜21は、実施例17についての方法および適切なピラゾール酸を使用して合成した。
実施例18
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−フェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸[4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。mp=172−3℃;LCMS m/z=428(M+1);H NMR(DMSO)δ:9.94(s,1H),8.48(d,1H,J=8.4Hz),8.31(s,1H),8.00(s,1H),7.79(d,1H,J=7.8Hz),7.60−7.63(m,2H),7.41(t,1H,J=8.4,16Hz),7.17(d,1H,J=7.4Hz),6.82(t,1H,J=7.3,14.6Hz),6.59(s,1H),6.55(d,1H,J=7.3Hz),2.5(s,3H)。
実施例19
Figure 2017500362
1−フェニル−5−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸[4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。mp=195−6℃;LCMS m/z=464(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.6(s,1H),8.49(d,1H,J=7.4Hz),8.32(s,1H),8.00(s,1H),7.78(d,2H,J=8Hz),7.62(m,3H),7.55(m,2H),7.20(d,2H,J=8Hz),6.82(t,1H,J=7,14Hz),6.56−6.59(m,2H)。
実施例20
Figure 2017500362
3,5−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸[4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。mp=206−7℃;LCMS m/z=424(M+1);H NMR(DMSO)δ:9.92(s,1H),8.47(d,1H,J=6.6Hz),8.00(s,1H),7.77(d,2H,J=7.2Hz),7.47−7.56(m,5H),7.18(d,2H,J=7.2Hz),6.81(t,1H,J=7,14Hz),6.61(s,1H),6.53(d,1H,J=8.2Hz),2.42(s,3H),2.37(s,3H)。
実施例21
Figure 2017500362
5−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸[4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。mp=204−5℃;LCMS m/z=410(M+1);H NMR(DMSO)δ:9.95(s,1H),8.48(d,1H,J=6.8Hz),8.32(s,1H),8.00(s,1H),7.80(d,2H,J−8.2Hz),7.51−7.58(m,5H),7.17(d,2H,J=8.2Hz),6.82(t,1H,J=7.2,14Hz),6.60(s,1H),6.55(d,1H,J=8.3Hz),2.50(s,3H)。
実施例22
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−メトキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この実施例は、実施例1についての方法によって3−フルオロ−4−(6−メトキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸を使用して合成した。mp=174−8℃;LCMS m/z=489(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.03(s,1H),8.57(d,1H,J=8.2Hz),8.12(d,1H,J=6.6Hz),8.07(s,1H),7.97(m,1H),7.90(s,1H),7.60(m,2H),7.37−7.44(m,2H),7.20(t,1H,J=7Hz),6.72(t,1H,J=7Hz),6.67(s,1H),6.70(s,1H),3.93(s,3H)。
実施例23
Figure 2017500362
工程1.3−クロロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−オール。アセトニトリル(10mL、200mmol)中のピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−オール(1.0g、7.4mmol)にN−クロロスクシンイミド(1.99g、14.9mmol)を加え、室温にて48時間撹拌した。沈殿した固体を回収して灰色の固体として900mgを得た。溶媒を濃縮し、固体をACNで粉砕し、回収して300mgを得た。その物質を合わせた(1.2g、90%収率)。LCMS m/z=169(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.68(s,1H),8.16(d,1H,J=6.4Hz),7.95(s,1H),6.73(m,1H),6.49(d,1H,J=7Hz)。
工程2.3−クロロ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中の3−クロロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−オール(1.2g、7.1mmol)を、0℃にて鉱油中の水素化ナトリウム(60%disp.)(0.43g、11mmol)に加えた。0.5時間後、1,2−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼン(1.2g、7.8mmol)を滴下して加えた。反応物を室温にて14時間撹拌し、濃縮し、EtOAcに溶解し、1NのNaCO、水およびブラインで洗浄し、乾燥させた(MgSO)。生成物をISCOクロマトグラフィー(25〜60%EtOAc/ヘキサン、シリカゲルカラム)により精製した。LCMS m/z=308(M+1);H NMR(DMSO)δ:8.70(d,1H),8.39(d,1H),8.19(s,1H),8.04(d,1H),7.16−7.24(m,2H),7.00(t,1H)。
工程3.4−(3−クロロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニルアミン。0℃にてメタノール(20mL)およびテトラヒドロフラン(20mL)中の3−クロロ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(0.800g、2.60mmol)に亜鉛(1.7g、26mmol)および塩化アンモニウム(0.695g、13mmol)を同時に加えた。氷浴を取り除き、反応物を室温にて8時間撹拌し、EtOAcで希釈し、1NのNaCO溶液、水およびブラインで洗浄し、次いで乾燥させ(MgSO4)、濃縮して黄褐色の固体を得た。LCMS m/z=278(M+1)。
1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[4−(3−クロロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。4−(3−クロロ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸を、実施例1についての方法を使用してカップリングした。mp=139−140℃;LCMS m/z=493(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.01(s,1H),8.58(d,1H,J=7.4Hz),8.48(d,1H,J=7.4Hz),8.15(m,2H),8.02(d,1H,J=14Hz),7.6(m,2H),7.42(m,3H),7.28(t,1H,J=7Hz),6.84(t,1H,7Hz),6.73(t,1H,J=7,14Hz),6.56(d,1H,J=7.4Hz)。
実施例24
Figure 2017500362
工程1−6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。0℃にてN,N−ジメチルホルムアミド(32mL)中の6−ブロモ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−オール(2.0g、9.4mmol)に水素化ナトリウム(0.564g、23.5mmol)を加えた。室温にて0.5時間撹拌した後、1,2−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼン(1.14mL、10.3mmol)を滴下して加えた。室温にて20時間撹拌した後、反応物をEtOAcで希釈し、1Mの炭酸ナトリウム溶液、水およびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた。生成物をISCOクロマトグラフィー(20%EtOAc/ヘキサン)により精製して6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(2.02g、61%)を黄色の固体として得た。mp=132−133℃,LCMSm/z=353(M+1);1H NMR(DMSO−d6)δ:9.05(t,1H),8.43(d,1H),8.11(q,1H),8.07(d,1H),7.49(t,1H),7.16(d,1H),6.68(dd,1H)。
工程2.4−(6−ブロモ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニルアミン。テトラヒドロフラン(4mL)およびメタノール(4mL)中の6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(0.200g、0.568mmol)に亜鉛(0.3714g、5.680mmol)および塩化アンモニウム(0.152g、2.84mmol)を加えた。室温にて一晩撹拌した後、混合物を濾過し、EtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄し、濃縮して、黄色の固体として4−(6−ブロモ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニルアミン(0.075g;41%)を得た。mp132−133℃;LCMS m/z=323(M+1),H NMR(DMSO−d6)δ:9.05(t,1H),8.43(dd,1H),8.11(q,1H),8.07(d,1H),7.49(t,1H)7.16(d,1H),6.68(dd,1H)。
工程3.(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[4−(6−ブロモ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。この実施例は、実施例1についての方法によって4−(6−ブロモ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸を使用して合成した。mp265−266℃,LCMS m/z=538(M+1).H NMR(DMSO−d6)δ:12.01(s,1H),8.89(m,1H),8.57,8.59(dd,1H,J=2.1,7.2Hz),8.12,8.14(dd,1H,J=2.2,6.6Hz),8.02−8.06(m,2H),7.59−7.63(m,2H),7.47−7.50(m,1H),7.39−7.44(m,3H),6.78(dd,1H,J=0.9,2.4Hz),6.74(m,1H),6.53(s,1H)。
実施例25
Figure 2017500362
工程1.3−フルオロ−4−(6−ピリジン−3−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミン。窒素雰囲気下でシュレンク(Schlenk)フラスコ内に1,4−ジオキサン(4mL)中の酢酸パラジウム(0.0128g、0.0568mmol)およびトリフェニルホスフィン(0.0596g、0.227mmol)を加えた。5分後、6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(実施例24、工程1からの中間体;0.200g、0.568mmol)、3−ピリジルボロン酸(0.0873g、0.710mmol)、N,N−ジメチルホルムアミド(6mL)および1.0Mの炭酸ナトリウム(1.70mL、1.70mmol)を連続して加えた。反応物を70℃にて18時間加熱し、室温に冷却し、DCMで希釈し、セライトで濾過した。DCM層を水およびブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮した。生成物をISCOクロマトグラフィー(ヘキサン中に30%〜70%のEtOAc)により精製して、4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−6−ピリジン−3−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(0.180g、91%)を得た。ニトロ中間体をEtOAc(15mL)に溶解し、40psiにて一晩、20%Pd(OH)/C、50%湿潤(50mg)により水素雰囲気下で水素化した。触媒を濾過し、溶媒を濃縮して黄色の固体として3−フルオロ−4−(6−ピリジン−3−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミン(0.160g;88%)を得た。LCMS m/z=321(M+1)。この物質を次の工程において使用した。
工程2.1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸3−フルオロ−4−(6−ピリジン−3−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル−アミド。この実施例は、実施例1についての方法によって3−フルオロ−4−(6−ピリジン−3−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸を使用して合成した。白色固体、mp223−225℃、LCMS m/z=536(M+1);H NMR(DMSO−d6)δ:12.10(s,1H),9.03(s,1H),8.93(d,1H),8.59(m,2H),8.15(dd,1H,J=2.12,6.49Hz),8.12(d,1H),8.09(m,1H),8.05(m,1H),7.63(m,2H)7.49−7.41(m,5H)6.94(s,1H),6.75(t,1H,J=7.2Hz),6.72(dd,1H)。
実施例26
Figure 2017500362
工程1.3−フルオロ−4−[6−(6−モルホリン−4−イル−ピリジン−3−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミン。この中間体は、実施例25の工程1についての手順によって4−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イル]−モルホリンおよび6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(実施例24、工程1からの中間体)を使用して合成した。LCMS m/z=406(M+1).H NMR(DMSO)δ:8.74(s,1H),8.36(d,1H,J=2.4Hz),8.01(d,1H,J=2.4hz),7.76−7.79(m,1H),7.08(t,1H,J=9.8Hz),6.89(d,1H,J=9.8Hz),6.67(m,1H),6.49−6.54(m,2H),6.41−6.44(m,1H),5.45(s,2H),3.69(m,4H),3.47(m,4H)。
工程2.1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(6−モルホリン−4−イル−ピリジン−3−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この実施例は、実施例1についての方法によって3−フルオロ−4−[6−(6−モルホリン−4−イル−ピリジン−3−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸を使用して合成した。白色固体、mp265−266℃.LCMS m/z=621(M+1);H NMR(DMSO−d6)δ:12.07(s,1H),8.84(s,1H),8.58(dd,1H,J=2.1,7.3Hz),8.43(d,1H,J=2.3Hz),8.12(dd,1H,J=2.1,6.3Hz),8.02(d,1H),8.00(dd,1H,J=2.50,12.9Hz),7.86(dd,1H,J=2.50,9.3Hz),7.60(m,2H),7.39(m,4H),6.88(d,1H,J=8.8Hz),6.83(s,1H),6.72(t,1H,J=6.95Hz),6.63(d,1H,J=2.3Hz),3.69(t,4H,J=9.8Hz)3.47(t,4H,J=5.09,9.8Hz)。
実施例27
Figure 2017500362
工程1.3−フルオロ−4−(6−ピリジン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミン。この中間体は、実施例25の工程1についての手順によって4−ピリジルボロン酸および6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(実施例24、工程1からの中間体)を使用して合成した。黄褐色の固体、LCMS m/z=321(M+1);H NMR(DMSO−d6)δ:9.04(t,1H,J=2.2Hz),8.60(dd,2H,J=1.84,4.15Hz),8.11(d,1H,J=2.20Hz),7.10(t,1H,9.9Hz),6.76(dd,1H,J=0.9,2.2Hz),6.62(s,1H),6.53(dd,1H,J=2.7,13.3Hz),6.44(dd,1H,2.7,8.8Hz),5.47(s,2H)。
工程2.1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−ピリジン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この実施例は、実施例1についての方法によって3−フルオロ−4−(6−ピリジン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸を使用して合成した。黄褐色の固体、mp209−210℃,LCMS m/z=536(M+1);HNMR(DMSO−d6)δ:12.09(s,1H),9.14(s,1H),8.59(m,3H),8.13(m,2H)8.04(dd,1H,J=2.30,12.96Hz),7.73(dd,2H,J=1.50,4.43Hz),2.60(m,2H),7.42(m,4H),6.94(s,1H),6.73(m,2H)。
実施例28
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−ピリジン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この実施例は、実施例1についての方法によって3−フルオロ−4−(6−ピリジン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸を使用して合成した。白色固体、mp357−358℃,LCMS m/z=553(M+1);H NMR(DMSO−d6)δ:12.39(s,1H)11.00(s,1H)9.13(m,1H)8.59(dd,2H,J=1.8,4.9Hz)8.45(s,1H)8.12(d,1H,J=2.4Hz)7.98(dd,1H,J=2.7,13.1Hz),7.72(dd,2H,J=1.6,4.5Hz),7.31−7.47(m,6H),6.93(s,1H),6.71(dd,1H,J=0.9,2.3Hz)。
実施例29
Figure 2017500362
工程1.3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミン。窒素雰囲気下でシュレンクフラスコ内に、1,4−ジオキサン(5mL)中の酢酸パラジウム(0.0159g、0.0710mmol)およびトリフェニルホスフィン(0.0745g、0.284mmol)を加えた。5分後、6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(0.25g、0.71mmol)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(0.185g、0.887mmol)、N,N−ジメチルホルムアミド(8mL、100mmol)および1.0Mの炭酸ナトリウム溶液(2.13mL)を連続して加えた。反応物を70℃にて18時間加熱し、室温に冷却し、DCMで希釈し、セライトで濾過し、濃縮した。生成物をISCOクロマトグラフィー(ヘキサン中に30〜70%のEtOAc)により精製して、4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(0.20g;80%)を得た。LCMS m/z=354(M+1)。EtOAcおよびMeOH(1:1;30mL)中のニトロ中間体および20%Pd(OH)/C、50%湿潤(10:40:50)(50mg)を、窒素雰囲気下で一晩、40psiにてParrで水素化した。触媒を濾過し、溶媒を濃縮して油を得た。LCMS m/z=324(M+1)。この物質を次の工程に使用した。
工程2.1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この実施例は、実施例1についての方法によって3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸を使用して合成した。mp=204−6℃;LCMS m/z=539(M+1).H NMR(DMSO)δ:12.09(s,1H),8.83(s,1H),8.57,8.60(dd,1H,J=2.2,7.3Hz),8.12−8.14(m,2H),8.01,8.04(dd,1H,J=2.2,12.6Hz),7.98(d,1H,J=2.3Hz),7.92(s,1H),7.59−7.62(m,2H),7.31−7.46(m,4H),7.71−7.76(m,2H),6.60(d,1H,J=2Hz),3.81(s,3H)。
実施例30
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この実施例は、実施例1についての方法によって3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸を使用して合成した。mp(HCl塩)248−250℃;LCMS m/z=556(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.54(d,1H),10.97(s,1H),8.82(s,1H),8.43(d,1H),8.13(s,1H),7.92−7.99(m,3H),7.29−7.46(m,6H),7.74(s,1H),6.6(s,1H),3.8(s,3H)。
実施例31
Figure 2017500362
1−(2−エトキシ−エチル)−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この実施例は、実施例1についての方法によって3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび1−(2−エトキシ−エチル)−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸を使用して合成した。mp=216−8℃;LCMS m/z=628(M+1);1H NMR(DMSO)δ:10.97(s,1H),8.82(s,1H),8.76(s,1H),8.13(s,1H),7.96−7.99(m,2H),7.92(s,1H),7.42−7.47(m,3H),7.30−7.37(m,3H),6.75(s,1H),6.60(m,1H),4.15(t,2H,J=6Hz),3.81(s,3H),3.65(t,2H,J=5Hz),3.51(q,2H,J=7Hz),1.13(t,3H,J=7Hz)。
実施例32
Figure 2017500362
シクロプロパン−1,1−ジカルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド(4−フルオロ−フェニル)−アミド。この実施例は、実施例1についての方法によって3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニルカルバモイル)−シクロプロパンカルボン酸を使用して合成した。mp>125(dec)℃;LCMS m/z=529(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.33(s,1H),9.98(s,1H),8.82(s,1H),8.1(s,1H),7.98(d,1H,J=2.3Hz),7.86−7.90(m,2H),7.61−7.65(m,2H),7.44(m,1H),7.31(t,1H,J=8.6Hz),7.15(t,1H,J=8.8Hz),6.72(s,1H),6.58(d,1H,J=2.3Hz),3.82(s,4H),1.46(d,4H,J=6.1Hz)。
実施例33
Figure 2017500362
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。
N,N−ジメチルホルムアミド(2mL、20mmol)中の1−エチル−2,4−ジオキソ−3−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸(0.044g、0.17mmol)およびN,N,N’,N’−テトラメチル−O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート(0.065g、0.17mmol)にN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.054mL、0.31mmol)を加えた。室温にて15分間撹拌した後、3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミン(0.05g、0.2mmol)を加えた。混合物を室温にて一晩撹拌し、次いでEtOAcで希釈し、1NのNaCO溶液、水およびNaCl溶液で洗浄し、次いでMgSOで乾燥させた。生成物をMeOH粉砕により精製し、回収し、真空下で65℃にて乾燥させて白色固体として60mg(60%)を得た。mp=260−2℃;LCMS m/z=584(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.00(s,1H),8.88(s,1H),8.82(s,1H),8.13(s,1H),7.96−8.00(m,2H),7.92(s,1H),7.40−7.47(m,3H),7.30−7.37(m,3H),6.75(s,1H),6.60(d,1H,J=2.2Hz),4.01(q,2H,J=7Hz),3.81(s,3H),1.29(t,3H,J=7Hz)。
実施例34
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この実施例は、実施例33についての方法によって3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸を使用して合成した。mp=216−8℃;LCMS m/z=553(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.05(s,1H),8.83(s,1H),8.49(d,1H,J=7.2Hz),8.13(s,1H),8.02(d,1H,J=13.2Hz),7.98(s,1H),7.92(s,1H),7.41−7.49(m,5H),7.31(t,1H,J=8.6Hz),6.71−6.74(m,2H),6.61(s,1H),3.81(s,1H),2.09(s,3H)。
実施例35
Figure 2017500362
工程1.3−フルオロ−4−[6−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミン。この中間体は、実施例29の工程1についての手順によって2−メトキシピリジン−5−ボロン酸および6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(実施例24、工程1からの中間体)を使用して合成した。LCMS m/z=351(M+1)。
工程2.1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この実施例は、実施例33についての方法によって3−フルオロ−4−[6−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸を使用して合成した。mp=167−9℃;LCMS m/z=566(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.1(s,1H),8.90(s,1H),8.58(d,1H,J=6.8Hz),8.48(s,1H),8.12(d,1H,J=5.2Hz),8.01−8.05(m,3H),7.60(m,2H),7.34−7.40(m,4H),6.86(m,2H),6.66−6.72(m,2H),3.9(s,3H)。
実施例36
Figure 2017500362
工程1.3−フルオロ−4−{6−[6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ピリジン−3−イル]−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ}−フェニルアミン。この中間体は、実施例29の工程1についての手順によって1−メチル−4−[5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジン−2−イル]−ピペラジンおよび6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(実施例24、工程1からの中間体)を使用して合成した。LCMS m/z=419(M+1);1H NMR(DMSO)δ:8.82(s,1H),8.33(m,1H),8.00(m,1H),7.72,7.75(dd,1H,J=2.3,9.8Hz),7.08(t,1H,J=8.8Hz),6.87(d,1H,J=8.8Hz),6.67(s,1H),6.42−6.54(m,3H),5.45(s,2H),3.51(m,4H),2.38(m,4H),2.20(s,3H)。
工程2.シクロプロパン−1,1−ジカルボン酸(3−フルオロ−4−{6−[6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ピリジン−3−イル]−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ}−フェニル)−アミド(4−フルオロ−フェニル)−アミド。この実施例は、実施例33についての方法によって3−フルオロ−4−{6−[6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ピリジン−3−イル]−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ}−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニルカルバモイル)−シクロプロパンカルボン酸を使用して合成した。mp>80℃(dec);LCMS m/z=624(M+1).H NMR(DMSO)δ:10.39(bs,1H),10.23(s,1H),9.98(s,1H),8.87(s,1H),8.45(m,1H),8.04(d,1H,J=2.8Hz),7.93,7.95(dd,1H,J=3,9.4Hz),8.85,8.88(dd,1H,J=2.8,13z),7.61−7.64(m,2H),7.45(m,1H),7.34(t,1H,J=8.8Hz),7.12−7.16(m,2H),7.04(d,1H,J=8.8Hz),6.76(s,1H),6.64(d,1H,J=2Hz),4.43(d,2H,J=14Hz),3.46(d,2H,J=8Hz),3.23(t,2H,J=12Hz),3.06(m,2H),2.8(s,3H),1.46(d,4H,J=5Hz)。
実施例37
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸(3−フルオロ−4−{6−[6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ピリジン−3−イル]−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ}−フェニル)−アミド。この実施例は、実施例33についての方法によって3−フルオロ−4−{6−[6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ピリジン−3−イル]−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ}−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸を使用して合成した。mp=228−30℃;LCMS m/z=634(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.0(s,1H),10.84(s,1H),8.89(s,1H),8.56,8.58(dd,1H,J=2.4,8.6Hz),8.48(d,1H,J=2.4Hz),8.12,8.14(dd,1H,J=2.4,7Hz),7.96−8.04(m,3H),7.58−7.62(m,2H),7.33−7.46(m,4H),7.04(d,1H,J=9.2Hz),6.85(s,1H),6.73(t,1H,J=7.8Hz),6.38(d,1H,J=1.8Hz),4.41(d,2H,J=14Hz),3.44(d,2H,12Hz),3.28(m,2H),3.03(m,2H),2.8(d,3H),1.46(d,4H,J=5Hz)。
実施例38
Figure 2017500362
工程1.3−フルオロ−4−[6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミン。窒素雰囲気下でシュレンクフラスコ内に、キシレン(8mL、20mmol)中の(2’−ジシクロヘキシルホスファニル−ビフェニル−2−イル)−ジメチル−アミン(0.0447g、0.114mmol)、6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(0.200g、0.568mmol)、1−メチルピペラジン(0.126mL、1.14mmol)、酢酸パラジウム(0.0128g、0.0568mmol)およびナトリウムtert−ブトキシド(0.0819g、0.852mmol)を加えた。管を窒素で3回パージし、次いで120℃にて一晩加熱した。混合物をDCMで希釈し、濾液を濃縮した。生成物をEtOAcに溶解し、1NのNaCO、水およびブラインで洗浄し、次いでMgSOで乾燥させた。生成物をISCOクロマトグラフィー(ヘキサン中に25%〜90%のEtOAc)により精製した。画分を濃縮し、その物質を次の工程において直接使用した。EtOAcおよびMeOH(1:1;30mL)中のニトロ中間体および20%Pd(OH)/C、50%湿潤(10:40:50)(25mg)を窒素雰囲気下で一晩、40psiにてParrで水素化した。触媒を濾過し、溶媒を濃縮して油を得た。LCMS m/z=342(M+1)。
工程2.1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この実施例は、実施例33についての方法によって3−フルオロ−4−[6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸を使用して合成した。LCMS m/z=557(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.1(s,1H),9.85(bs,1H),8.58(d,1H,J=7.2Hz),8.13(d,1H,J=6Hz),8.09(s,1H),8.02(d,1H,J=13Hz),7.99(d,1H,J=2Hz),7.58−7.62(m,2H),7.40−7.46(m,3H),7.29(m,1H),6.73(t,1H,J=6.8Hz),6.58(s,1H),6.54(d,1H,J=2Hz),3.62(d,2H,J=12Hz),3.45(d,2H,J=11Hz),3.12−3.18(m,2H),2.93(m,2H),2.81(s,3H)。
実施例39
Figure 2017500362
工程1.4−[6−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−フルオロ−フェニルアミン。この中間体は、実施例29の工程1についての手順によって1,5−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールおよび6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(実施例24、工程1からの中間体)を使用して合成した。LCMS m/z=338(M+1)。
工程2.1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{4−[6−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−フルオロ−フェニル}−アミド。この実施例は、実施例33についての方法によって4−[6−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−フルオロ−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸を使用して合成した。mp124−6℃;LCMS m/z=553(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.1(s,1H),8.57,8.59(dd,1H,J=2.1,7.5Hz),8.48(s,1H),8.11,8.13(dd,1H,J=2.1,6.6Hz),8.00−8.04(m,2H),7.58−7.62(m,2H),7.56(s,1H),7.34−7.46(m,4H),6.73(t,1H,J=7Hz),6.65(d,1H,J=2Hz),6.51(s,1H),3.74(s,3H),2.29(s,3H)。
実施例40
Figure 2017500362
工程1.3−フルオロ−4−[6−(1H−ピラゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミン。この中間体は、実施例29の工程1についての手順によって3−1H−ピラゾールボロン酸および6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(実施例24、工程1からの中間体)を使用して合成した。LCMS m/z=309(M+1)。
工程2.1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1H−ピラゾール−3−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この実施例は、実施例33についての方法によって3−フルオロ−4−[6−(1H−ピラゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび1−エチル−2,4−ジオキソ−3−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸を使用して合成した。mp>175℃(dec);LCMS m/z=570(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.83(s,1H),11.0(s,1H),8.95(s,1H),8.90(s,1H),8.03(m,1H),7.99(d,1H,J=13Hz),7.77(s,1H),7.50(m,1H),7.33−7.49(m,5H),6.94(s,1H),6.85(s,1H),6.72(m,1H),4.0(q,2H,J=7.4Hz),1.29(t,3H,J=7.4Hz)。
実施例41
Figure 2017500362
工程1.6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。窒素雰囲気下で0℃にてN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)中の6−ブロモ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−オール(2.0g、9.4mmol)に、鉱油中の水素化ナトリウム、60%分散(3:2、水素化ナトリウム:鉱油)(0.94g、24mmol)を加えた。室温にて0.5時間撹拌した後、1,2−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼン(1.1mL、10.3mmol)を滴下して加え、さらに室温にて4時間撹拌した。反応物を酢酸エチルで希釈し、水/ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、単一工程カラム(10〜30%酢酸エチル/ヘキサン)を使用してシリカゲル上でクロマトグラフし、濃縮して2.6g、77%を得た。LCMS m/z=353(M+1)。
工程2.4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−6−(2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。シュレンクフラスコに酢酸パラジウム(0.03g、0.11mmol)、トリフェニルホスフィン(0.12g、0.45mmol)、および1.4−ジオキサン(2mL)を入れ、それが明るい黄色に変わるまで5分間撹拌した。6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(0.2g、0.57mmol)、5−(1−メチル−1H−ピラゾール)ボロン酸(0.09g、0.68mmol)、N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)、および1M炭酸ナトリウム溶液(1.1mL、1.14mmol)を連続して加え、反応物を窒素雰囲気下で80℃にて一晩加熱した。室温に冷却した後、混合物をジクロロメタンで希釈し、セライトで濾過し、濃縮した。生成物を、単一工程カラム(10〜50%酢酸エチル/ヘキサン)を使用してシリカゲル上でクロマトグラフし、濃縮して0.08g、41%を得た。LCMS m/z=354(M+1)。
工程3.3−フルオロ−4−[6−(2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)−[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミン。窒素雰囲気下で酢酸エチル(10mL)およびメタノール(2mL)中の4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−6−(2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(0.08g、0.23mmol)に20%Pd(OH)/C、50%湿潤(10:40:50、水酸化パラジウム:カーボンブラック:水)(0.07g、0.05mmol)を加え、Parrで40psiにて一晩水素化した。反応物をセライトのパッドで濾過し、ジクロロメタン/メタノールで洗浄し、濃縮して0.08g(定量的)を得た;LCMS m/z=324(M+1)。
工程4.1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。N,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中の1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸(0.06g、0.26mmol)およびN,N,N,N’−テトラメチル−O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート(0.1g、0.26mmol)の混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.46mmol)を加え、室温にて撹拌した。0.5時間後、3−フルオロ−4−[6−(2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)−[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミン(0.08g、0.23mmol)を加え、65〜80℃にて2時間加熱し、次いで室温に冷却した。反応物を酢酸エチルで希釈し、1Nの炭酸ナトリウム溶液、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、分取TLCプレート(5%メタノール/ジクロロメタン)を使用して精製し、濃縮して、0.04g、28%を得た。mp=142−145℃;LCMS m/z=539(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:12.08(s,1H),8.76(s,1H),8.58(m,1H),8.12(m,2H),8.04(m,1H),7.62(m,3H),7.36−7.46(bm,4H),6.74(m,2H),6.61(s,1H),6.44(m,1H),3.83(s,3H)。
実施例42
Figure 2017500362
工程1.4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−6−(1H−ピラゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。化合物は、実施例41の工程2に記載されるsusuki法を使用して6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンおよび4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルから合成した。LCMS m/z=340(M+1)。
工程2.4−[4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル。窒素雰囲気下でジクロロメタン(10mL)中の4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−6−(1H−ピラゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(0.14g、0.40mmol)に、トリエチルアミン(0.11mL、0.81mmol)、ジ−tert−ブチルジカルボネート(0.1g、0.44mmol)、続いて4−ジメチルアミノピリジン(0.01g、0.04mmol)を加え、室温にて一晩撹拌した。反応物を1Nの炭酸ナトリウム、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、0.17g、97%を得た。LCMS m/z=440(M+1)。
工程3.4−[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル。化合物は、実施例41の工程3に記載される水素化法を使用して4−[4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルおよび20%Pd(OH)/C、50%湿潤(10:40:50、水酸化パラジウム:カーボンブラック:水)から合成した。LCMS m/z=410(M+1)。
工程4.4−[4−(2−フルオロ−4−{[1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボニル]−アミノ}−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル。化合物は、実施例41の工程4に記載されるアミドカップリング法を使用して4−[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸から合成した。LCMS m/z=625(M+1)。
工程5.1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1H−ピラゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。ジクロロメタン(10mL)中の4−[4−(2−フルオロ−4−{[1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボニル]−アミノ}−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.17g、0.28mmol)にトリフルオロ酢酸(2mL)を加え、25〜40℃にて1時間撹拌し、濃縮し、ジクロロメタンに溶解し、1Nの炭酸ナトリウム、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、分取TLCプレート(10%メタノール/ジクロロメタン)を使用して精製し、濃縮して、0.06g、42%を得た。mp=210℃;LCMS m/z=525(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:13.00(s,1H),12.10(s,1H),8.89(s,1H),8.58(m,1H),8.29(m,1H),8.15(m,1H),8.05(brm,3H),7.62(m,2H),7.42(m,3H),7.29(m,1H),6.92(s,1H),6.72(m,1H),6.55(m,1H)。
実施例43
Figure 2017500362
工程1.6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。化合物は、実施例41の工程1に記載される方法を使用して6−ブロモ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−オールおよび1,2−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンから合成した。LCMS m/z=353(M+1)。
工程2.4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−6−(2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。化合物は、実施例41の工程2に記載されるsusuki法を使用して6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンおよび5−(1−メチル−1H−ピラゾール)ボロン酸から合成した。LCMS m/z=354(M+1)。
工程3.3−フルオロ−4−[6−(2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)−[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミン。化合物は、実施例41の工程3に記載される還元法を使用して4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−6−(2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンおよび20%Pd(OH)/C、50%湿潤(10:40:50、水酸化パラジウム:カーボンブラック:水)から合成した。LCMS m/z=324(M+1)。
工程4.シクロプロパン−1,1−ジカルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド−(4−フルオロ−フェニル)−アミド。
化合物は、実施例41の工程4に記載されるアミドカップリング法を使用して合成した。N,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中の1−(4−フルオロ−フェニルカルバモイル)−シクロプロパンカルボン酸(0.07g、0.31mmol)およびN,N,N,N’−テトラメチル−O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート(0.12g、0.31mmol)の混合物にN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.1mL、0.56mmol)を加え、室温にて撹拌した。0.5時間後、3−フルオロ−4−[6−(2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)−[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミン(0.09g、0.28mmol)を加え、80℃にて一晩撹拌し、室温に冷却した。反応物を酢酸エチルで希釈し、1Nの炭酸ナトリウム、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、分取TLCプレート(5%メタノール/ジクロロメタン)を使用して精製し、濃縮して、0.01g、7%を得た。mp=70℃;LCMS m/z=529(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.32(s,1H),9.97(s,1H),8.75(s,1H),8.12(m,1H),7.88(m,1H),7.64(m,2H),7.45(m,2H),7.36(m,1H),7.14(m,2H),6.74(m,1H),6.53(s,1H),6.42(m,1H),3.83(s,3H),1.45(m,4H)。
実施例44
Figure 2017500362
工程1.4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−6−(5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。化合物は、実施例41の工程2に記載されるsusuki法を使用して6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンおよび5−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールから合成した。LCMS m/z=354(M+1)。
工程2.4−[4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−5−メチル−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル。化合物は、実施例42の工程2に記載されるboc保護法を使用して4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−6−(5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンおよびジ−tert−ブチルジカルボネートから合成した。LCMS m/z=454(M+1)。
工程3.4−[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−5−メチル−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル。化合物は、実施例41の工程3に記載される水素化法を使用して4−[4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−5−メチル−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルおよび20%Pd(OH)/C、50%湿潤(10:40:50、水酸化パラジウム:カーボンブラック:水)から合成した。LCMS m/z=424(M+1)。
工程4.4−[4−(2−フルオロ−4{[1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボニル]−アミノ}−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−5−メチル−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル。化合物は、実施例41の工程4に記載されるアミドカップリング法を使用して4−[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−5−メチル−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸から合成した。LCMS m/z=639(M+1)。
工程5.1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。化合物は、実施例42の工程5に記載されるboc−保護法を使用して4−[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−5−メチル−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸から合成した。mp=173℃;LCMS m/z=539(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:12.73(m,1H),12.08(s,1H),8.59(m,1H),8.52(s,1H),8.14(m,1H),8.00(m,2H),7.62(m,3H),7.35−7.45(m,4H),6.76(m,1H),6.63(m,2H),2.31(m,3H)。
実施例45
Figure 2017500362
工程1.4−[4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル。この化合物は、実施例41の工程2に記載されるsusuki法を使用して6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンおよび4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tertブチルエステルから合成した。LCMS m/z=455(M+1)。
工程2.4−[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル。この化合物は、実施例41の工程3に記載される水素化法を使用して4−[4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルおよび20%Pd(OH)/C、50%湿潤(10:40:50、水酸化パラジウム:カーボンブラック:水)から合成した。LCMS m/z=427(M+1)。
工程3.4−[4−(2−フルオロ−4−{[1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボニル]−アミノ)−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル。化合物は、実施例41の工程4に記載されるアミドカップリング法を使用して4−[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸から合成した。LCMS m/z=642(M+1)。
工程4.1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−ピペリジン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、実施例42の工程5に記載されるboc−保護法を使用して4−[4−(2−フルオロ−4−{[1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボニル]−アミノ)−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルおよびトリフルオロ酢酸から合成した。mp=94℃;LCMS m/z=542(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:12.08(s,1H),8.59(m,1H),8.27(s,1H),8.14(m,1H),8.04(m,1H),7.96(m,1H),7.62(m,2H),7.35−7.47(m,3H),7.30(m,1H),6.73(m,1H),6.60(m,1H),6.40(s,1H),2.99(m,2H),2.52(m,4H),1.69(m,2H),1.47(m,2H)。
実施例46
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−ピペリジン−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例45に記載される方法を使用して合成した。窒素雰囲気下でN,N−ジメチルホルムアミド(0.09mL、1.1mmol)/メタノール(4mL)/酢酸(0.02mL、0.37mmol)中の1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−ピペリジン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド(0.05g、0.09mmol)に、ホルムアルデヒド(0.01mL、0.46mmol)、続いてシアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.03g、0.46mmol)を加えた。反応物を室温にて15分間撹拌し、濃縮した。残渣をジクロロメタンに溶解し、1N炭酸ナトリウム、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、分取TLCプレート(5%メタノール/ジクロロメタン)を使用して精製し、濃縮して、0.02g、39%を得た。mp=83−85℃;LCMS m/z=556(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:12.08(s,1H),8.59(m,1H),8.30(s,1H),8.14(m,1H),8.04(m,1H),7.96(m,1H),7.62(m,2H),7.40−7.47(m,3H),7.31(m,1H),6.74(m,1H),6.59(m,1H),6.43(s,1H),2.83(m,2H),2.49(m,1H),2.15(s,3H),1.94(m,2H),1.74(m,2H),1.59(m,2H)。
実施例47
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例41に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−[6−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸から合成した。mp=90℃;LCMS m/z=543(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:12.08(s,1H),8.59(m,1H),8.31(s,1H),8.12(m,1H),8.00(m,1H),7.96(s,1H),7.63(m,2H),7.49(m,3H),7.31(m,1H),6.77(m,1H),6.54(s,1H),6.43(s,1H),3.95(m,2H),3.37(m,2H),2.79(m,1H),1.69(m,4H)。
実施例48
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{4−[6−(3,5−ジメチル−イソオキサゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−フルオロ−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例41に記載される方法を使用して4−[6−(3,5−ジメチル−イソオキサゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−フルオロ−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸から合成した。mp=97−100℃;LCMS m/z=554(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:12.08(s,1H),8.63(s,1H),8.59(dd,1H,J=2.2Hz),8.14(dd,1H,J=2.2Hz),8.08(s,1H),8.03(m,1H),7.62(m,2H),7.44(m,4H),6.74(m,2H),6.51(s,1H),2.37(s,3H),2.18(s,3H)。
実施例49
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸(3−フルオロ−4−{6−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−ピペリジン−4−イル]−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ}−フェニル)−アミド。この化合物は、実施例45に記載される方法を使用して合成した。メタノール(5mL)中の1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−ピペリジン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド(0.07g、0.12mmol)にエチレンオキシド(0.03mL、0.6mmol)(液体として−78℃に冷却した)を加え(過剰に加えた)、反応物を室温にて1時間撹拌し、濃縮した(LCMSによりモニターした)。生成物を、分取TLCプレート(5%メタノール/DCM)を使用して精製し、濃縮して、0.04g、50%を得た。mp=92−94℃;LCMS m/z=586(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:12.08(s,1H),8.59(m,1H),8.30(s,1H),8.14(m,1H),8.03(m,1H),7.95(s,1H),7.62(m,2H),7.42(m,3H),7.33(m,1H),6.74(m,1H),6.59(s,1H),6.42(s,1H),4.34(m,1H),3.47(m,2H),2.93(d,2H,J=11.5Hz),2.46(m,1H),2.36(m,2H),2.01(t,2H,J=11.5Hz),1.73(m,2H),1.55(m,2H)。
実施例50
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{4−[6−(1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−チオピラン−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−フルオロ−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例41に記載される方法を使用して合成した。窒素雰囲気下で0℃にてジクロロメタン(10mL)中の1−(フルオロ−フェニル)−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(テトラヒドロ−チオピラン−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド(0.12g、0.21mmol)に、77%mCPBA(m−クロロ過安息香酸:(0.1g、0.44mmol))を加え、室温にて30分間加温した。反応物を1Nの炭酸ナトリウム、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、分取TLCプレート(5%メタノール/ジクロロメタン)を使用して精製し、濃縮して、0.04g、28%を得た。mp>280℃;LCMS m/z=605(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:12.05(s,1H),8.50(d,1H,J=7.6Hz),8.35(s,1H),7.98(m,2H),7.48(brm,5H),7.33(m,1H),6.72(m,1H),6.64(m,1H),6.39(s,1H),3.23(m,2H),3.09(m,2H),2.90(m,1H),2.14(m,2H),2.08(s,3H),2.05(m,2H)。
実施例51
Figure 2017500362
工程1.4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−6−オキサゾール−5−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。化合物は、実施例41の工程2に記載されるsusuki法を使用して6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンおよび5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−オキサゾールから合成した。LCMS m/z=341(M+1)。
工程2.3−フルオロ−4−(6−オキサゾール−5−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミン。窒素雰囲気下で酢酸エチル(5mL)/エタノール(1mL)中の4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−6−オキサゾール−5−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(0.12g、0.34mmol)に、塩化スズ(II)二水和物(0.69g、3.1mmol)を加え、80℃にて2時間加熱し、室温に冷却し、濃縮した。混合物を1Nの水酸化ナトリウム溶液で希釈し、次いでジクロロメタンで抽出し、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、0.09g、81%を得た。LCMS m/z=311(M+1)。
工程3.1−(4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−オキサゾール−5−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、実施例41の工程4に記載されるアミドカップリング法を使用して3−フルオロ−4−(6−オキサゾール−5−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸から合成した。mp=113℃;LCMS m/z=540(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:12.06(s,1H),8.95(s,1H),8.50(d,1H,J=7.6Hz),8.41(s,1H),8.11(d,1H,J=2.3Hz),8.05(m,1H),7.73(s,1H),7.49(brm,6H),6.78(m,3H),2.08(s,3H)。
実施例52
Figure 2017500362
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−オキサゾール−5−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、実施例51に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−(6−オキサゾール−5−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=276℃;LCMS m/z=571(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.01(s,1H),8.95(s,1H),8.88(s,1H),8.42(s,1H),8.11(m,1H),8.01(brm,1H),7.74(s,1H),7.48(m,1H),7.39(brm,5H),6.79(s,1H)6.75(m,1H),4.04(q,2H),1.29(t,3H,J=7.1Hz)。
実施例53
Figure 2017500362
工程1.4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−イソチアゾール。6−ブロモ−イソチアゾール(0.5g、3.1mmol)、4,4,5,5,4,4,5,5’−オクタメチル−[2,2’]ビ[[1,3,2]ジオキサボロラニル](0.85g、3.4mmol)、トリ(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.28g、0.31mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(0.17g、0.61mmol)、酢酸カリウム(0.9g、9.14mmol)、続いて1,4−ジオキサン(20mL)を入れた、オーブンで乾燥させたシュレンクフラスコを窒素雰囲気下で5分間脱気した。反応物を100℃にて一晩加熱し、室温に冷却した。反応物をジクロロメタンで希釈し、セライトで濾過し、1Nの炭酸ナトリウム溶液、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して生成物を得た。LCMS m/z=212(M+1)。
工程2.1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−イソチアゾール−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、実施例51に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−(6−イソチアゾール−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸から合成した。mp=213℃;LCMS m/z=542(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:12.08(s,1H),9.39(s,1H),9.18(s,1H),9.13(s,1H),8.59(m,1H),8.14(m,1H),8.01−8.07(m,2H),7.62(m,2H),7.32−7.45(brm,4H),7.03(s,1H),6.74(m,1H),6.66(m,1H)。
実施例54
Figure 2017500362
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−イソチアゾール−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、実施例53に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−(6−イソチアゾール−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=242℃;LCMS m/z=587(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.99(s,1H),9.39(s,1H),9.18(s,1H),9.13(s,1H),8.87(s,1H),8.07(m,1H),7.97(m,1H),7.32−7.47(brm,6H),7.02(s,1H),6.65(m,1H),4.02(q,2H),1.31(t,3H,J=7.1Hz)。
実施例55
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−イソチアゾール−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、実施例53に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−(6−イソチアゾール−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=125−128℃;LCMS m/z=601(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.00(s,1H),9.39(s,1H),9.18(s,1H),9.12(s,1H),8.66(s,1H)8.07(m,1H),8.00(m,1H),7.31−7.47(brm,6H),7.04(s,1H),6.65(m,1H),4.77(m,1H),1.43(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例56
Figure 2017500362
工程1.4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−6−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。オーブンで乾燥させたシュレンクフラスコに、6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(0.25g、0.72mmol)、モルホリン(0.31g、3.61mmol)、酢酸パラジウム(0.03g、0.14mmol)、(2’ジシクロヘキシルホスファニル−ビフェニル−2−イル)−ジメチル−アミン(0.11g、0.29mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(0.21g、2.16mmol)、およびキシレン(10mL)を加えた。混合物を窒素雰囲気下で5分間脱気し、138℃にて一晩加熱した。反応物を室温に冷却し、ジクロロメタンで希釈し、セライトのパッドで濾過し、1Nの炭酸ナトリウム、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、単一工程カラム(0.5〜1%のメタノール/ジクロロメタン)を使用してシリカゲル上でクロマトグラフし、濃縮して、0.07g、25%を得た。LCMS m/z=359(M+1)。
工程2.3−フルオロ−4−(6−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミン。化合物は、実施例41の工程3に記載される水素化法を使用して4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−6−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンおよび20%Pd(OH)/C、50%湿潤(10:40:50、水酸化パラジウム:カーボンブラック:水)から合成した。LCMS m/z=329(M+1)。
工程3.1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、実施例41の工程4に記載されるアミドカップリング法を使用して3−フルオロ−4−(6−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸から合成した。mp=92−95℃;LCMS m/z=544(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:12.08(s,1H),8.59(m,1H),8.14(m,1H),8.03(m,1H),7.92(s,1H),7.86(m,1H),7.62(m,2H),7.44(m,3H),7.29(m,1H),6.74(m,1H),6.53(m,2H),3.69(m,4H),2.97(m,4H)。
実施例57
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−ピペリジン−1−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。以下の化合物は、実施例56に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−(6−ピペリジン−1−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸から合成した。mp=93℃;LCMS m/z=542(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:12.08(s,1H),8.59(m,1H),8.14(m,1H),8.03(m,1H),7.99(m,1H),7.88(m,1H),7.62(m,2H),7.45(m,3H),7.31(m,1H),6.74(m,1H),6.48(m,2H),2.94(m,4H),1.59(m,4H),1.48(m,2H)。
実施例58
Figure 2017500362
1−(2−エトキシ−エチル)−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は実施例56に記載される方法を使用して合成した。N,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中の3−(4−フルオロ−フェニル)−1−エトキシエチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸(0.04g、0.13mmol)およびN,N,N,N’−テトラメチル−O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート(0.05g、0.13mmol)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.35mmol)を加え、室温にて撹拌した。0.5時間後、3−フルオロ−4−(6−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[1,5−d]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミン(0.04g、0.12mmol)を加え、室温にて一晩撹拌した。反応物を酢酸エチルで希釈し、1Nの炭酸ナトリウム、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、分取TLCプレート(5%のメタノール/ジクロロメタン)を使用して精製し、濃縮して、0.02g、20%を得た。mp=79−83℃;LCMS m/z=633(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.99(s,1H),8.75(s,1H),7.93(m,2H),7.85(m,1H),7.45(m,3H),7.31(brm,3H),6.49(m,2H),4.15(m,2H),3.68(m,6H),3.52(q,2H,J=7.0Hz),2.96(m,4H),1.14(t,3H,J=7.0Hz)。
実施例59
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(4−オキソ−ピペリジン−1−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。1,4−ジオキサン(20mL)中の1−(4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{4−[6−(1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4,5]デシ−8−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−フルオロ−フェニル}−アミド(0.04g、0.07mmol)に2Mの塩酸(1mL)を加え、65℃にて1時間撹拌した。反応物をジクロロメタンと1Nの炭酸ナトリウムとの間に分配し、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、分取TLCプレート(5%のメタノール/ジクロロメタン)を使用して精製し、濃縮して、0.02g、16%を得た。mp=90−94℃;LCMS m/z=570(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:12.04(s,1H),8.50(m,1H),8.06(m,1H),7.99(m,1H),7.86(m,1H),7.44(m,5H),7.28(m,1H),6.72(m,1H),6.62(m,1H),6.49(m,1H),3.36(m,4H),2.43(m,4H),2.07(s,3H)。
実施例60
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。化合物は、実施例56の工程3に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−(6−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[1,5−d]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸から合成した。mp=209℃;LCMS m/z=558(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:12.01(s,1H),8.50(m,1H),8.05(m,1H),7.91(m,1H),7.86(m,1H),7.45(brm,5H),7.27(m,1H),6.74(m,1H),6.51(m,2H),3.68(m,4H),2.97(m,4H),2.07(s,3H)
実施例61
Figure 2017500362
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。化合物は、実施例41の工程4または実施例56に記載されるアミドカップリング法を使用して3−フルオロ−4−(6−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=107℃;LCMS m/z=589(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.98(s,1H),8.87(s,1H),7.94(m,2H),7.86(m,1H),7.28−7.44(brm,6H),6.52(m,2H),4.02(q,2H),3.69(m,4H),2.97(m,4H),1.30(t,3H,J=7.1Hz)。
実施例62
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、実施例56に記載されるアミドカップリング法を使用して3−フルオロ−4−(6−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=125℃;LCMS m/z=603(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.99(s,1H),8.66(s,1H),7.98(m,2H),7.86(m,1H),7.25−7.45(brm,6H),6.54(m,1H),6.49(m,1H),4.77(m,1H),3.69(m,4H),2.98(m,4H),1.43(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例63
Figure 2017500362
シクロプロパン−1,1−ジカルボン酸[3−フルオロ−4−(6−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド(4−フルオロ−フェニル)−アミド。化合物は実施例56に記載される方法を使用して合成した。テトラヒドロフラン(5mL)および水(1.36mL)中の3−フルオロ−4−(6−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミン(0.08g、0.24mmol)に炭酸カリウム(0.10g、0.73mmol)を加え、1−(4−フルオロ−フェニルカルバモイル)−シクロプロパンカルボニルクロリド(過剰)を滴下して加えながら混合物を室温にて撹拌した。反応物を室温にてさらに30分間撹拌し、水で希釈し、ジクロロメタンで抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、分取TLCプレート(5%メタノール/ジクロロメタン)を使用して精製し、濃縮して、0.07g、54%を得た。mp=85℃;LCMS m/z=534(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.31(s,1H),9.97(s,1H),7.92(s,1H),7.86(m,2H),7.63(m,2H),7.44(m,1H),7.28(m,1H),7.16(m,2H),6.49(m,2H),3.69(m,4H),2.97(m,4H),1.47(m,4H)。
実施例64
Figure 2017500362
工程1.6−ブロモ−4−(2−メチル−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。窒素雰囲気下で0℃にてN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)中の6−ブロモ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−オール(1.5g、7mmol)に鉱油中の水素化ナトリウム、60%分散(3:2、水素化ナトリウム:鉱油)(0.7g、18mmol)を加えた。室温にて0.5時間撹拌した後、1−フルオロ−2−メチル−4−ニトロ−ベンゼン(3.3g、21.1mmol)を滴下して加え、100℃にて一晩撹拌した。反応物を酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、単一工程カラム(5〜10%の酢酸エチル/ヘキサン)を使用してシリカゲル上でクロマトグラフし、濃縮して、1.9g、77%を得た。LCMS m/z=349(M+1)。
工程2.3−メチル−4−(6−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミン。この化合物は、実施例56の工程2から還元手順を使用して6−ブロモ−4−(2−メチル−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンから合成した。LCMS m/z=325(M+1)。
工程3.1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[3−メチル−4−(6−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、実施例41に記載される方法を使用して3−メチル−4−(6−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[1,5−d]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=118℃;LCMS m/z=585(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.87(s,1H),8.83(s,1H),7.88(s,1H),7.85(m,1H),7.63(m,2H),7.33−7.43(m,4H),7.04(m,1H),6.48(m,1H),6.31(s,1H),4.01(q,2H),3.68(m,4H),2.93(m,4H),2.16(s,3H),1.30(t,3H,J=7.1Hz)。
実施例65
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[3−メチル−4−(6−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。化合物は、実施例64に記載される方法を使用して3−メチル−4−(6−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[1,5−d]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=121−124℃;LCMS m/z=599(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.87(s,1H),8.64(s,1H),7.89(s,1H),7.84(m,1H),7.65(m,2H),7.33−7.44(m,4H),7.03(m,1H),6.47(m,1H),6.33(s,1H),4.77(m,1H),3.68(m,4H),2.94(m,4H),2.16(s,3H),1.42(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例66
Figure 2017500362
工程1.1−(4−フルオロ−フェニル)−4−ヨード−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボニルクロリド。ジクロロメタン(4mL)およびN,N−ジメチルホルムアミド(0.2mL)中の1−(4−フルオロ−フェニル)−4−ヨード−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸(0.3g、0.84mmol)の懸濁液を、ジクロロメタン(1.3mL、2.5mmol)中の2Mの塩化オキサリルを滴下して加えながら窒素雰囲気下で0℃にて冷却し、室温にて1時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、ジクロロメタンを加え、3回蒸発させ、真空下で乾燥させ、次の工程に直接使用した。LCMS m/z=378(M+1)。
工程2.1−(4−フルオロ−フェニル)−4−ヨード−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。
N,N−ジメチルホルムアミド(1.1mL)およびテトラヒドロフラン(3.3mL)中の3−フルオロ−4−(6−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミン(0.07g、0.2mmol)を、ピリジン(0.04mL、0.45mmol)を滴下して加えながら、窒素雰囲気下で0℃にて撹拌した。5分後、ジクロロメタン(5.2mL)中の1−(4−フルオロ−フェニル)−4−ヨード−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボニルクロリド(0.12g、0.31mmol)を滴下して加え、室温にて一晩撹拌し、濃縮した。反応物を酢酸エチルと水とに間に分配し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、次の工程に直接使用した。LCMS m/z=670(M+1)。
工程3.4−エトキシ−1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。窒素雰囲気下でテトラヒドロフラン(0.7mL)中の鉱油中の水素化ナトリウム、60%分散(3:2、水素化ナトリウム:鉱油)(0.01g、0.23mmol)を、エタノール(2.1mL)を室温にて10分間ゆっくり加えながら撹拌した。このナトリウムエトキシド溶液に、テトラヒドロフラン(1.4mL)およびエタノール(0.82mL)中の1−(4−フルオロ−フェニル)−4−ヨード−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド(0.12g、0.18mmol)の混合物を加え、室温にて1時間撹拌した。反応物をジクロロメタンと水との間に分配し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、分取TLCプレート(5%のメタノール/ジクロロメタン)を使用して精製し、濃縮して、0.05g、43%を得た。mp=95−100℃;LCMS m/z=588(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.54(s,1H),7.86(m,4H),7.28−7.47(brm,6H),6.53(m,2H),6.46(s,1H),4.26(q,2H),3.69(m,4H),2.95(m,4H),1.31(t,3H,J=7.0Hz)。
実施例67
Figure 2017500362
1−4−(フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{4−[6−(1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4,5]デシ−8−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−フルオロ−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例41および56に記載される方法を使用して4−[6−(1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4,5]デシ−8−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−フルオロ−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸から合成した。mp=86℃;LCMS m/z=600(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:12.07(s,1H),8.59(m,1H),8.14(m,1H),8.03(m,1H),7.95(m,1H),7.85(m,1H),7.62(m,2H),7.45(m,2H),7.29(m,2H),6.72(m,1H),6.51(m,2H),3.88(m,4H),3.08(m,4H),1.71(m,4H)。
実施例68
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(4−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は実施例59に記載される方法を使用して実施例67から合成した。窒素雰囲気下で0℃にてメタノール(5mL)中の1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(4−オキソ−ピペリジン−1−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド(0.07g、0.12mmol)に水素化ホウ素ナトリウム(0.01g、0.24mmol)を加え、反応物をこの温度にて15分間撹拌し、水でクエンチし、ジクロロメタンで分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、分取TLCプレート(5%のメタノール/ジクロロメタン)を使用して精製し、濃縮して、0.01g、15%を得た。mp=100℃;LCMS m/z=558(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:12.07(s,1H),8.60(m,1H),8.14(m,1H),8.03(m,1H),7.89(s,1H),7.83(m,1H),7.62(m,2H),7.42(m,3H),7.31(m,1H),6.74(m,1H),6.48(m,2H),4.67(d,1H,J=4.1Hz),3.58(m,1H),3.28(m,2H),2.73(m,2H),1.80(m,2H),1.48(m,2H)。
実施例69
Figure 2017500362
工程1.6−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。この化合物は、実施例62の工程1に記載されるブッフバルト(buchwald)法を使用して6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンおよび4,4−ジフルオロ−ピペリジン塩酸塩から合成した。LCMS m/z=393(M+1)。
工程2.4−[6−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−フルオロ−フェニルアミン。6−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンを、実施例41の工程3に記載される方法を使用して水素および20%Pd(OH)/C、50%湿潤(10:40:50、水酸化パラジウム:カーボンブラック:水)により水素化した。
工程3.3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{4−[6−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−フルオロ−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例41の工程4に記載される方法を使用して4−[6−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−フルオロ−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=115−119℃;LCMS m/z=637(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.99(s,1H),8.66(s,1H),8.03(s,1H),7.98(m,1H),7.87(m,1H),7.27−7.46(brm,6H),6.57(m,1H),6.50(m,1H),4.77(m,1H),3.15(m,4H),2.09(m,4H),1.43(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例70
Figure 2017500362
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{4−[6−(3,3−ジフルオロ−ピロリジン−1−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−フルオロ−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例69に記載される方法を使用して4−[6−3,3−ジフルオロ−ピロリジン−1−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−フルオロ−フェニルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=245℃;LCMS m/z=609(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.98(s,1H),8.87(s,1H),7.98(m,1H),7.82(m,2H),7.33−7.45(brm,5H),7.26(m,1H),6.43(m,2H),4.02(q,2H),3.62(m,2H),3.38(m,2H),2.46(m,2H),1.31(t,3H,J=7.0Hz)。
実施例71
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{4−[6−(3,3−ジフルオロ−ピロリジン−1−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−フルオロ−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例69に記載される方法を使用して4−[6−3,3−ジフルオロ−ピロリジン−1−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−フルオロ−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=222−225℃;LCMS m/z=623(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.98(s,1H),8.67(s,1H),7.98(m,1H),7.83(m,2H),7.33−7.44(brm,5H),7.28(m,1H),6.45(m,2H),4.77(m,1H),3.65(m,2H),3.40(m,2H),2.46(m,2H),1.42(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例72
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{4−[6−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−フルオロ−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例1または41に記載される方法を使用して4−[6−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−フルオロ−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸から合成した。mp=125℃;LCMS m/z=592(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:12.07(s,1H),8.59(m,1H),8.16(s,1H),8.14(m,1H),8.03(m,1H),7.88(m,1H),7.60(m,2H),7.44(m,3H),7.32(m,1H),6.74(m,1H),6.62(m,1H),6.50(m,1H),3.55(m,4H),3.20(m,4H)。
実施例73
Figure 2017500362
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{4−[6−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−フルオロ−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例69について記載される方法を使用して4−[6−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−フルオロ−フェニルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=133℃;LCMS m/z=637(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.99(s,1H),8.87(s,1H),8.16(s,1H),7.98(m,1H),7.88(m,1H),7.27−7.45(brm,6H),6.61(m,1H),6.51(m,1H),4.02(q,2H),3.56(m,4H),3.19(m,4H),1.29(t,3H,J=7.1Hz)。
実施例74
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{4−[6−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−フルオロ−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例69について記載される方法を使用して4−[6−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−フルオロ−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=252℃;LCMS m/z=651(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.98(s,1H),8.66(s,1H),8.16(s,1H),7.98(m,1H),7.88(m,1H),7.26−7.44(brm,6H),6.63(m,1H),6.50(m,1H),4.75(m,1H),3.56(m,4H),3.18(m,4H),1.43(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例75
Figure 2017500362
工程1.4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−6−ピロリジン−1−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。オーブンで乾燥させたシュレンクフラスコに、6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(0.2g、0.57mmol)、ピロリジン(0.95mL、1.14mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.1g、0.11mmol)、rac.−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(0.14g、0.4mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(0.08g、0.85mmol)、続いてキシレン(10mL)を加え、窒素雰囲気下で5分脱気し、120℃にて2時間加熱した。反応物を室温に冷却し、ジクロロメタンで希釈し、セライトのパッドで濾過し、1Nの炭酸ナトリウム、水/ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、単一工程カラム(0.5〜1%のメタノール/ジクロロメタン)を使用してシリカゲル上でクロマトグラフし、濃縮して、0.04g、20%を得た。LCMS m/z=343(M+1)。
工程2.1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−ピロリジン−1−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、実施例41の工程3および工程4に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−(6−ピロリジン−1−イルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸から合成した。mp=190℃;LCMS m/z=528(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:12.07(s,1H),8.59(m,1H),8.16(m,1H),8.03(m,1H),7.74(m,1H),7.62(m,3H),7.42(m,3H),7.29(m,1H),6.74(m,1H),6.40(m,1H),6.31(m,1H),3.13(m,4H),1.91(m,4H)。
実施例76
Figure 2017500362
工程1.1−[4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−ピロリジン−2−オン。オーブンで乾燥させたシュレンクフラスコに、6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(0.2g、0.57mmol)、2−ピロリジノン(0.09g、1.14mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.05g、0.06mmol)、9,9−ジメチル−4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン(0.07g、0.11mmol)、炭酸セシウム(0.56g、1.7mmol)および1,4−ジオキサン(8mL)を加え、窒素雰囲気下で5分間脱気した。混合物を100℃にて一晩加熱した。反応物を室温に冷却し、ジクロロメタンで希釈し、セライトで濾過し、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、単一工程カラム(1〜2%のメタノール/ジクロロメタン)を使用してシリカゲル上でクロマトグラフし、濃縮して、0.12g、57%を得た。LCMS m/z=357(M+1)。
工程2.1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(2−オキソ−ピロリジン−1−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例41の工程3および工程4に記載される方法を使用して1−[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]ピロリジン−2−オンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸から合成した。mp=193℃;LCMS m/z=542(M+1);H NMR(DMSO−d)δ12.09(s,1H),8.63(s,1H),8.59(m,1H),8.14(m,1H),8.01(m,2H),7.60(m,2H),7.33−7.48(brm,4H),7.24(s,1H),6.74(m,1H),6.68(m,1H),3.79(m,2H),2.43(m,2H),2.05(m,2H)。
実施例77
Figure 2017500362
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(2−オキソ−ピロリジン−1−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例76に記載される方法を使用して1−[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]ピロリジン−2−オンおよび1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=155−159℃;LCMS m/z=587(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.01(s,1H),8.88(s,1H),8.63(s,1H),8.01(m,2H),7.33−7.50(brm,6H),7.23(s,1H),6.68(m,1H),4.00(q,2H),3.81(m,2H),2.43(m,2H),2.05(m,2H),1.29(t,3H,J=7.0Hz)。
実施例78
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(2−オキソ−ピロリジン−1−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例76に記載される方法を使用して1−[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]ピロリジン−2−オンおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=119−122℃;LCMS m/z=601(M+1);H NMR(DMSO−d)δ11.01(s,1H),8.67(s,1H),8.63(s,1H),8.01(m,2H),7.33−7.50(brm,6H),7.25(s,1H),6.67(m,1H),4.79(m,1H),3.81(m,2H),2.43(m,2H),2.05(m,2H),1.43(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例79
Figure 2017500362
工程1.[4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−アミン。オーブンで乾燥させたシュレンクフラスコに、6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(0.2g、0.57mmol)、1−メチル−1H−ピラゾール−4−イルアミン;塩酸塩(0.15g、1.14mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.05g、0.06mmol)、9,9−ジメチル−4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン(0.07g、0.11mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(0.16g、1.7mmol)、続いて1,4−ジオキサン(10mL)を加え、窒素雰囲気下で5分間脱気し、100℃にて2時間加熱した。反応物を室温に冷却し、ジクロロメタンで希釈し、セライトのパッドで濾過し、水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、単一工程カラム(1〜5%のメタノール/ジクロロメタン)を使用してシリカゲル上でクロマトグラフし、濃縮して、0.09g、42%を得た。LCMS m/z=369(M+1)。
工程2.1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例41の工程3および4に記載される方法を使用して[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−アミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸から合成した。mp=98−100℃;LCMS m/z=554(M+1);H NMR(DMSO−d)δ12.08(s,1H),8.60(m,1H),8.14(m,1H),8.06(m,1H),7.58−7.76(brm,5H),7.45(m,5H),7.27(m,1H),6.78(m,1H),6.62(m,1H),6.21(s,1H),3.79(s,3H)。
実施例80
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−フェニルアミノ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、実施例79に記載される方法を使用して[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−フェニル−アミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸から合成した。mp=93−95℃;LCMS m/z=550(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:12.08(s,1H),8.59(m,1H),8.16(m,2H),8.05(m,2H),7.87(m,1H),7.62(m,2H),7.40−7.51(m,4H),7.29(m,2H),7.00(m,2H),6.83(m,1H),6.74(m,1H),6.65(m,1H),6.34(s,1H)。
実施例81
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(ピリジン−2−イルアミノ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例79に記載される方法を使用して[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−ピリジン−2−イル−アミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸から合成した。mp=176℃;LCMS m/z=551(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:12.10(s,1H),9.58(s,1H),9.05(s,1H),8.60(m,1H),8.25(m,1H),8.15(m,1H),8.08(m,1H),7.88(m,1H),7.40(m,3H),7.60(brm,4H),6.79(m,3H),6.65(m,1H),6.42(s,1H)。
実施例82
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{4−[6−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−フルオロ−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例79に記載される方法を使用して[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−アミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸から合成した。mp=105℃;LCMS m/z=568(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:12.08(s,1H),8.60(m,1H),8.14(m,1H),8.06(m,1H),7.72(m,1H),7.62(m,2H),7.52(m,1H),7.37−7.45(m,3H),7.28(m,2H),6.98(s,1H),6.80(m,1H),6.62(m,1H),6.27(s,1H),3.71(s,3H),2.08(s,3H)。
実施例83
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(5−フルオロ−ピリジン−2−イルアミノ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例79の工程1に記載されるブッフバルト法ならびに実施例61の工程2および工程3に記載される方法を使用して[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−アミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸から合成した。mp=224℃;LCMS m/z=583(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:12.07(s,1H),9.49(s,1H),9.12(s,1H),8.51(d,1H,J=7.5Hz),8.23(m,1H),8.07(m,1H),7.88(m,1H),7.55(brm,7H),6.81(m,1H),6.73(m,1H),6.65(m,1H),6.36(s,1H),2.03(s,3H)。
実施例84
Figure 2017500362
工程1.[4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−ピリミジン−2−イル−アミン。オーブンで乾燥させたシュレンクフラスコに、4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イルアミン(0.18g、0.61mmol)、2−クロロピリミジン(0.08g、0.74mmol)、酢酸パラジウム(0.01g、0.06mmol)、2,2’−ビス−ジシクロヘキシルホスファニル−ビフェニル(0.07g、0.12mmol)、炭酸セシウム(0.6g、1.84mmol)、続いて1,4−ジオキサン(8mL)を加え、窒素雰囲気下で5分間脱気し、100℃にて一晩加熱した。反応物を室温に冷却し、ジクロロメタンで希釈し、セライトのパッドで濾過し、水/ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、単一工程カラム(1〜2%のメタノール/ジクロロメタン)を使用してシリカゲル上でクロマトグラフし、濃縮して、0.16g、71%を得た。LCMS m/z=367(M+1)。
工程2.1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(ピリミジン−2−イルアミノ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例61の工程2および工程3に記載される方法を使用して[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−ピリミジン−2−イル−アミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=136−139℃;LCMS m/z=597(M+1);H NMR(DMSO−d)δ11.02(s,1H),9.60(s,1H),9.38(s,1H),8.89(s,1H),8.53(m,2H),8.03(m,1H),7.91(m,1H),7.33−7.52(brm,6H),6.89(m,1H),6.77(s,1H),6.63(m,1H),4.02(q,2H),1.31(t,3H,J=7.0Hz)。
実施例85
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(ピリミジン−2−イルアミノ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例84に記載される方法を使用して[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−ピリミジン−2−イル−アミンおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=207−210℃;LCMS m/z=611(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.03(s,1H),9.61(s,1H),9.39(s,1H),8.68(s,1H),8.53(m,2H),8.03(m,1H),7.91(m,1H),7.33−7.52(brm,6H),6.88(m,1H),6.78(s,1H),6.63(m,1H),4.79(m,1H),1.43(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例86
Figure 2017500362
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(ピリジン−2−イルアミノ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例84に記載される方法を使用して[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−ピリジン−2−イル−アミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=191℃;LCMS m/z=596(M+1);H NMR(DMSO−d)δ11.02(s,1H),9.57(s,1H),9.04(s,1H),8.89(s,1H),8.24(m,1H),8.03(m,1H),7.88(m,1H),7.33−7.59(brm,7H),6.79(m,2H),6.65(m,1H),6.41(s,1H),4.02(q,2H),1.31(t,3H,J=7.0Hz)。
実施例87
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(ピリジン−2−イルアミノ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例84に記載される方法を使用して[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−ピリジン−2−イル−アミンおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=189℃;LCMS m/z=610(M+1);H NMR(DMSO−d)δ11.03(s,1H),9.57(s,1H),9.04(s,1H),8.68(s,1H),8.24(m,1H),8.04(m,1H),7.88(m,1H),7.33−7.58(brm,7H),6.79(m,2H),6.65(m,1H),6.42(s,1H),4.79(m,1H),1.43(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例88
Figure 2017500362
工程1.4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。オーブンで乾燥させたシュレンクフラスコに、6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(0.15g、0.43mmol)、1−メチル−4−トリブチルスタンニル−1H−イミダゾール(0.79g、2.13mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(0.06g、0.09mmol)、続いてN,N−ジメチルホルムアミド(7mL)を加え、窒素雰囲気下で3回脱気し、130℃にて1時間加熱し、室温に冷却した。反応物を酢酸エチル/1N炭酸ナトリウムの間分け、水/ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、単一工程カラム(1〜5%のメタノール/ジクロロメタン)を使用してシリカゲル上でクロマトグラフし、ヘキサンで粉砕して、0.1g、66%を得た。LCMS m/z=354(M+1).H NMR(DMSO)δ:8.90(s,1H),8.42(m,1H),8.10(m,1H),8.01(m,1H),7.72(m,1H),7.66(m,1H),7.43(m,1H),7.34(m,1H),6.58(m,1H),3.67(s,3H)。
工程2.3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミン。4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンを、実施例41の工程3についての手順を使用して還元した。LCMS m/z=324(M+1);H NMR(DMSO)δ:8.71(s,1H),7.97(m,1H),7.61(m,2H),7.07(m,1H),6.70(m,2H),6.56(m,1H),6.46(m,1H),5.47(brs,2H),3.65(s,3H)。
工程3.1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例41の工程4に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸から合成した。mp=226℃;LCMS m/z=539(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:12.10(s,1H),8.77(s,1H),8.60(m,1H),8.14(m,1H),8.06(m,1H),7.99(m,1H),7.59−7.65(m,4H),7.39−7.48(m,4H),6.85(s,1H),6.75(m,1H),6.68(m,1H),3.64(s,3H)。
実施例89
Figure 2017500362
工程1.6−ブロモ−4−(5−ニトロ−ピリジン−2−イルオキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。0℃にて窒素雰囲気下でN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中の6−ブロモ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−オール(0.12g、0.56mmol)に、鉱油中の水素化ナトリウム、60%分散(3:2、水素化ナトリウム:鉱油)(0.06g、1.4mmol)を加えた。室温にて0.5時間撹拌した後、2−フルオロ−5−ニトロ−ピリジン(0.09g、1.1mmol)を滴下して加え、室温にて4時間撹拌した。反応物を酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、単一工程カラム(10〜20%の酢酸エチル/ヘキサン)を使用してシリカゲル上でクロマトグラフし、濃縮して、0.08g、43%を得た。LCMS m/z=336(M+1)。
工程2.6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(5−ニトロ−ピリジン−2−イルオキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。この化合物は、実施例41の工程2に記載されるsusuki法を使用して6−ブロモ−4−(5−ニトロ−ピリジン−2−イルオキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンおよび1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールから合成した。LCMS m/z=337(M+1)。
工程3.6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−ピリジン−3−イルアミン。この化合物は、実施例61の工程2に記載される還元法を使用して6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(5−ニトロ−ピリジン−2−イルオキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンおよび塩化スズ(II)二水和物から合成した。LCMS m/z=307(M+1)。
工程4.1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−ピリジン−3−イル}−アミド。化合物は、実施例41の工程4に記載されるアミドカップリング法を使用して6−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−ピリジン−3−イルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸から合成した。mp=213℃;LCMS m/z=522(M+1);H NMR(DMSO−d)δ11.92(s,1H),8.92(s,1H),8.58(m,1H),8.43(m,1H),8.32(m,1H),8.24(s,1H),8.13(m,1H),8.00(m,1H),7.91(m,1H),7.61(m,2H),7.41(m,2H),7.32(m,1H),7.25(m,1H),6.73(m,1H),6.28(m,1H),3.85(s,3H)。
実施例90
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例88に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸から合成した。mp=205℃;LCMS m/z=539(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:12.10(s,1H),8.82(m,1H),8.60(m,1H),8.14(m,2H),8.05(m,1H),7.62(m,2H),7.51(m,1H),7.42(m,3H),7.25(m,1H),6.92(m,1H),6.81(m,1H),6.74(m,2H)3.81(s,3H)。
実施例91
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例41の工程4に記載されるアミドカップリング法を使用して3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸から合成した。mp=245−250℃;LCMS m/z=553(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:12.06(s,1H),8.77(s,1H),8.51(d,1H,J=7.6Hz),8.05(m,2H),7.65(s,1H),7.59(s,1H),7.44(brm,6H),6.84(s,1H),6.71(m,1H),6.67(m,1H),3.64(s,3H),2.08(s,3H)。
実施例92
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(3−メチル−3H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例88に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−[6−(3−メチル−3H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸から合成した。mp=104−106℃;LCMS m/z=553(M+1);H NMR(DMSO−d)δ;12.07(s,1H),8.66(s,1H),8.49(d,1H,J=7.6Hz),8.16(m,1H),8.07(m,1H),7.69(s,1H),7.43(brm,5H),7.36(m,1H),7.06(s,1H),6.70(m,2H),6.60(s,1H),3.63(s,3H),2.07(s,3H)。
実施例93
Figure 2017500362
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例88に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=143℃;LCMS m/z=584(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.01(s,1H),8.88(s,1H),8.77(s,1H),8.03(m,2H),7.65(s,1H),7.59(s,1H),7.51(m,1H),7.40(brm,5H),6.84(s,1H),6.68(m,1H),4.04(q,2H),3.64(s,3H),1.31(t,3H,J=7.0Hz)。
実施例94
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例88の工程4に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=158℃;LCMS m/z=598(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.01(s,1H),8.77(s,1H),8.68(s,1H),8.00(m,2H),7.65(s,1H),7.60(s,1H),7.49(m,1H),7.42(brm,5H),6.86(s,1H),6.67(m,1H),4.79(m,1H),3.65(s,3H),1.43(d,6H,J=6.8Hz)。
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド;塩酸塩。酢酸エチル(2mL)およびメタノール(2mL)中の3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド(0.25g、0.04mmol)に、エタノール(0.04mL)中の2Mの塩酸を加え、濃縮した。HCl塩をMeOH−酢酸エチル−エーテルから結晶化して、0.03g、94%を得た。mp=180℃。
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド;トリフルオロ酢酸塩。酢酸エチル(2mL)およびメタノール(2mL)中の3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド(0.03g、0.04mmol)にトリフルオロ酢酸(0.01mL、0.08mmol)を加え、濃縮した。TFA塩をエタノール−エーテルから結晶化した。mp=195℃。
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド;メタンスルホン酸塩。酢酸エチル(2mL)およびメタノール(2mL)中の3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド(0.03g、0.04mmol)にメタンスルホン酸(0.01g、0.08mmol)を加え、濃縮した。塩をMeOH−酢酸エチル−エーテルから結晶化して、0.02g、62%を得た。mp=278℃。
実施例95
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−メチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例88に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−メチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=153℃;LCMS m/z=570(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.01(s,1H),8.89(s,1H),8.77(s,1H),8.01(m,2H),7.65(s,1H),7.59(s,1H),7.51(m,1H),7.42(brm,5H),6.84(s,1H),6.67(m,1H),3.65(s,3H),3.54(s,3H)。
実施例96
Figure 2017500362
1−(2−ベンジルオキシ−エチル)−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例88に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび1−(2−ベンジルオキシ−エチル)−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=213−215℃;LCMSm/z=690(M+1);HNMR(DMSO−d)δ:10.98(s,1H),8.84(s,1H),8.77(m,1H),8.01(m,2H),7.65(m,2H),7.53(m,1H),7.33−7.42(brm,10H),6.85(s,1H),6.68(m,1H),4.55(m,2H),4.23(m,2H),3.73(m,2H),3.65(s,3H)。
実施例97
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−(2−ヒドロキシ−エチル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。酢酸エチル(5mL)およびメタノール(1mL)中の実施例96(0.11g、15mmol)に、20%Pd(OH)/C、50%湿潤(10:40:50、水酸化パラジウム:カーボンブラック:水)(0.02g、0.03mmol)、続いて4滴の濃塩酸を加え、Parrで一晩40psiにて水素化した。反応物をセライトのパッドで濾過し、ジクロロメタン/メタノールで洗浄し、濃縮し、ジクロロメタンと1Nの炭酸ナトリウム溶液との間に分配し、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、分取TLCプレート(8%のメタノール/ジクロロメタン)を使用して精製し、濃縮して、0.02g、12%を得た。mp=237℃;LCMS m/z=600(M+1);H NMR(DMSO−d)δ;11.00(s,1H),8.82(m,2H),8.01(m,2H),7.63(brm,2H),7.49(m,1H),7.38(brm,5H),6.84(s,1H)6.68(m,1H),5.07(m,1H),4.05(m,2H),3.69(m,2H),3.64(s,3H)。
実施例98
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−オキサゾール−2−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、実施例88に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−(6−オキサゾール−2−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸から合成した。mp=118−120℃;LCMS m/z=540(M+1);H NMR(DMSO−d)δ;12.14(s,1H),9.03(s,1H),8.51(d,1H,J=7.5Hz),8.20(m,2H),8.08(m,1H),7.50(brm,6H),7.32(s,1H),6.89(m,1H),6.78(s,1H),6.73(m,1H),2.08(s,3H)。
実施例99
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−オキサゾール−2−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、実施例88および93に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−(6−オキサゾール−2−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=255℃;LCMS m/z=585(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.04(s,1H),9.03(s,1H),8.68(s,1H),8.21(m,2H),8.04(m,1H),7.32−7.53(brm,7H),6.89(m,1H),6.79(s,1H),4.78(m,1H),1.43(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例100
Figure 2017500362
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(3−メチル−3H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例88に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−[6−(3−メチル−3H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=151℃;LCMS m/z=584(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.03(s,1H),8.87(s,1H),8.67(s,1H),8.08(m,1H),7.98(m,1H),7.69(s,1H),7.40(brm,6H),7.06(s,1H),6.70(m,1H),6.61(s,1H),4.01(m,2H),3.63(s,3H),1.30(t,3H,J=7.0Hz)。
実施例101
Figure 2017500362
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−チアゾール−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、実施例93に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−(6−チアゾール−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=147℃;LCMS m/z=587(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.01(s,1H),9.16(m,2H),8.89(s,1H),8.27(m,1H),8.08(m,1H),8.01(m,1H),7.30−7.51(brm,6H),7.09(s,1H),6.74(m,1H),4.02(q,2H),1.29(t,3H,J=7.0Hz)。
実施例102
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−チアゾール−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、実施例93に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−(6−チアゾール−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸から合成した。mp=258℃;LCMS m/z=542(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:12.10(s,1H),9.12(m,2H),8.60(m,1H),8.27(m,1H),8.03−8.14(brm,3H),7.63(m,2H),7.39−7.50(brm,4H),7.10(s,1H),6.75(m,2H)。
実施例103
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−チアゾール−5−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、実施例93に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−(6−チアゾール−5−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=110℃;LCMS m/z=601(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.00(s,1H),9.08(s,1H),8.97(s,1H),8.67(s,1H),8.33(s,1H),8.09(m,1H),8.00(m,1H),7.33−7.48(brm,6H),6.84(s,1H),6.69(m,1H),4.78(m,1H),1.43(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例104
Figure 2017500362
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−チアゾール−5−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、実施例93に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−(6−チアゾール−5−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=246℃;LCMS m/z=587(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.00(s,1H),9.08(s,1H),8.97(s,1H),8.88(s,1H),8.33(s,1H),8.09(m,1H),8.00(m,1H),7.33−7.48(brm,6H),6.82(s,1H),6.70(m,1H),4.02(q,2H),1.31(t,3H,J=7.0Hz)。
実施例105
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−チアゾール−5−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、実施例93に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−(6−チアゾール−5−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸から合成した。mp=212−215℃;LCMS m/z=542(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:12.09(s,1H),9.08(s,1H),8.97(s,1H),8.59(m,1H),8.33(s,1H),8.02−8.14(brm,3H),7.60(m,2H),7.35−7.48(brm,4H),6.83(s,1H),6.71(m,2H)。
実施例106
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−チアゾール−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、実施例93に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−(6−チアゾール−4−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=150−155℃;LCMS m/z=601(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.01(s,1H),9.16(m,1H),9.13(s,1H),8.67(s,1H),8.28(m,1H),8.08(m,1H),8.01(m,1H),7.33−7.51(brm,6H),7.10(s,1H),6.74(m,1H),4.77(m,1H),1.43(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例107
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は実施例93に記載される方法を使用して合成した。N,N−ジメチルホルムアミド(3ml)中の3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸(0.04g、0.15mmol)およびN,N,N,N’−テトラメチル−O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート(0.06g、0.15mmol)にN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.07mL、0.40mmol)を加え、室温にて撹拌した。0.5時間後、3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]フェニルアミン(0.04g、0.13mmol)を加え、65℃にて1時間撹拌し、室温に冷却した。反応物をジクロロメタンで希釈し、1Nの炭酸ナトリウム溶液、水で洗浄し、水層中の沈殿物を回収し、乾燥させて、0.02g、27%を得た。mp=225℃;LCMS m/z=556(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.59(s,1H),8.74(s,1H),8.59(s,1H),8.00(m,2H),7.60(m,2H),7.18−7.32(brm,6H),6.79(s,1H),6.69(s,1H),3.64(s,3H)。
実施例108
Figure 2017500362
シクロプロパン−1,1−ジカルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド(4−フルオロ−フェニル)−アミド。テトラヒドロフラン(4mL)および水(1mL)中の3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミン(0.06g、0.19mmol)に、1−(4−フルオロ−フェニルカルバモイル)−シクロプロパンカルボニルクロリド(0.06g、0.25mmol)を滴下して加えながら、室温にて炭酸カリウム(0.08g、0.58mmol)を加えた。反応物を15分間撹拌し、水で希釈し、ジクロロメタンで抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、分取TLCプレート(5%のメタノール/ジクロロメタン)を使用して精製して、0.05g、49%を得た。mp=95℃;LCMS m/z=529(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.34(s,1H),10.01(s,1H),8.77(s,1H),7.99(m,1H),7.90(m,1H),7.64(m,4H),7.60(m,1H),7.40(m,1H),7.17(m,2H),6.82(s,1H),6.69(m,1H),3.65(s,3H),1.46(s,4H)。
実施例109
Figure 2017500362
工程1.6−ブロモ−4−(2−メチル−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。この化合物は、実施例41の工程1について記載される方法を使用して6−ブロモ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−オールおよび1−フルオロ−2−メチル−4−ニトロ−ベンゼンから合成した。LCMS m/z=349(M+1)。
工程2.6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−4−(2−メチル−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。この中間体は、実施例88の工程1について記載される方法を使用して6−ブロモ−4−(2−メチル−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンおよび1−メチル−4−トリブチルスタンニル−1H−イミダゾールから合成した。LCMS m/z=350(M+1)。
工程3.3−メチル−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミン。実施例88の工程2についての方法を使用した6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−4−(2−メチル−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンの還元により、標的化合物を得た。LCMS m/z=320(M+1)。
工程4.1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−メチル−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。これらの化合物は、実施例88に記載される方法を使用して3−メチル−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=160−164℃;LCMS m/z=580(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.90(s,1H),8.85(s,1H),8.73(s,1H),7.97(m,1H),7.58−7.68(m,4H),7.33−7.44(m,4H),7.13(m,1H),6.70(s,1H),6.66(m,1H),4.02(q,2H),3.64(s,3H),2.16(s,3H),1.31(t,3H,J=7.0Hz)。
実施例110
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−メチル−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例109について記載される方法を使用して3−メチル−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=136−140℃;LCMS m/z=594(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.89(s,1H),8.73(s,1H),8.66(s,1H),7.97(m,1H),7.58−7.67(m,4H),7.33−7.45(m,4H),7.13(m,1H),6.71(s,1H),6.66(m,1H),4.79(m,1H),3.63(s,3H),2.16(s,3H),1.43(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例111
Figure 2017500362
シクロプロパン−1,1−ジカルボン酸(4−フルオロ−フェニル)−アミド{3−メチル−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例108について記載される方法を使用して3−メチル−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニルカルバモイル)−シクロプロパンカルボニルクロリドから合成した。mp=85−90℃;LCMS m/z=525(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.11(brm,2H),8.73(s,1H),7.97(m,1H),7.53−7.67(m,6H),7.16(m,3H),6.68(m,2H),3.64(s,3H),2.15(s,3H),1.46(s,4H)。
実施例112
Figure 2017500362
工程1.1−(4−フルオロ−フェニル)−4−ヨード−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボニルクロリド。ジクロロメタン(4mL)およびN,N−ジメチルホルムアミド(0.2mL)中の1−(4−フルオロ−フェニル)−4−ヨード−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸(0.3g、0.84mmol)の懸濁液を、ジクロロメタン(1.3mL、2.5mmol)中の2Mの塩化オキサリルを滴下して加えながら、窒素雰囲気下で℃にて冷却し、室温にて1時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、ジクロロメタンを加え、3回蒸発させた。次いで酸塩化物を真空下で乾燥させ、次の工程において直接使用した。LCMS m/z=378(M+1)。
工程2.1−(4−フルオロ−フェニル)−4−ヨード−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。N,N−ジメチルホルムアミド(2.3mL)およびテトラヒドロフラン(9mL)中の3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]フェニルアミン(0.14g、0.43mmol)を、ピリジン(0.08mL、0.95mmol)を滴下して加えながら、窒素雰囲気下で℃にて撹拌した。5分後、ジクロロメタン(11mL)中の1−(4−フルオロ−フェニル)−4−ヨード−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボニルクロリド(0.21g、0.56mmol)を滴下して加え、室温にて2時間撹拌し、濃縮した。反応物を酢酸エチルと水との間に分配し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、単一工程カラム(1〜3%のメタノール/ジクロロメタン)を使用してシリカゲル上でクロマトグラフし、濃縮した。LCMS m/z=665(M+1)。
工程3.4−エトキシ−1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。窒素雰囲気下で水素化ナトリウム(60%分散鉱油;3:2、水素化ナトリウム:鉱油)(0.01g、0.24mmol)を、エタノール(2.1mL)をゆっくり加えながら撹拌し、室温にて10分間撹拌した。このナトリウムエトキシド溶液に、テトラヒドロフラン(1.5mL)およびエタノール(0.9mL)中の1−(4−フルオロ−フェニル)−4−ヨード−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド(0.12g、0.18mmol)の混合物を室温にて1時間撹拌した。反応物をジクロロメタンと水との間に分配し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、分取TLCプレート(5%のメタノール/ジクロロメタン)を使用して精製し、濃縮して、0.07g、65%を得た。mp=128−131℃;LCMS m/z=583(M+1);H NMR(DMSO−d)δ10.57(s,1H),8.76(s,1H),7.99(m,1H),7.90(m,2H),7.65(m,2H),7.35−7.48(brm,6H),6.80(s,1H),6.71(m,1H),6.53(m,1H),4.27(q,2H),3.64(s,3H),1.31(t,3H,J=7.0Hz)。
実施例113
Figure 2017500362
工程1.6−ブロモ−4−(4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。0℃にて窒素雰囲気下でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中の6−ブロモ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−オール(0.5g、2.35mmol)に水素化ナトリウム(鉱油中60%分散;3:2、水素化ナトリウム:鉱油)(0.24g、5.9mmol)を加えた。室温にて0.5時間撹拌した後、4−フルオロニトロベンゼン(0.4g、2.82mmol)を滴下して加え、100℃にて一晩撹拌した。反応物を室温に冷却し、酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、単一工程カラム(10%の酢酸エチル/ヘキサン)を使用してシリカゲル上でクロマトグラフし、濃縮して、0.43g、55%を得た。LCMS m/z=335(M+1)。
工程2.6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−4−(4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。この化合物は、実施例88の工程1に記載されるスティル(stille)法を使用して6−ブロモ−4−(4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンおよび1−メチル−4−トリブチルスタンナニル(tributylstannanyl)−1H−イミダゾールから合成した。LCMS m/z=336(M+1)。
工程3.4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミン。この化合物は、実施例51の工程2に記載される還元法を使用して6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−4−(4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンおよび塩化スズ(II)二水和物から合成した。LCMS m/z=306(M+1)。
工程4.1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例41の工程4に記載されるアミドカップリング法を使用して3−メチル−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=152−156℃;LCMS m/z=566(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.89(s,1H),8.85(s,1H),8.77(s,1H),7.96(m,1H),7.76(m,2H),7.65(m,2H),7.33−7.44(brm,4H),7.21(m,2H),6.97(m,1H),6.56(m,1H),4.01(q,2H),3.65(s,3H),1.30(t,3H,J=7.0Hz)。
実施例114
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例113に記載される方法を使用して3−メチル−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=148−152℃;LCMS m/z=580(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.88(s,1H),8.77(s,1H),8.65(s,1H),7.96(m,1H),7.76(m,2H),7.65(m,2H),7.33−7.44(brm,4H),7.20(m,2H),6.98(m,1H),6.56(m,1H),4.79(m,1H),3.65(s,3H),1.43(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例115
Figure 2017500362
工程1.6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(5−ニトロ−ピリジン−2−イルオキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。この化合物は、実施例41の工程2に記載されるsusuki法を使用して6−ブロモ−4−(5−ニトロ−ピリジン−2−イルオキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(実施例89の工程2)および1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールから合成した。LCMS m/z=337(M+1)。
工程2.6−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−ピリジン−3−イルアミン。6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(5−ニトロ−ピリジン−2−イルオキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンは、実施例51の工程2についての方法を使用して還元した。LCMS m/z=307(M+1)。
工程3.1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{6−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−ピリジン−3−イル}−アミド。この化合物は、実施例93に記載される方法を使用して6−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−ピリジン−3−イルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=217−220℃;LCMS m/z=567(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.85(s,1H),8.87(m,2H),8.45(m,1H),8.27(m,1H),7.92(m,1H),7.72(m,1H),7.66(s,1H),7.32−7.43(brm,5H),7.26(m,1H),6.32(m,1H),4.00(q,2H),3.67(s,3H),1.28(t,3H,J=7.0H)。
実施例116
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{6−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−ピリジン−3−イル}−アミド。この化合物は、実施例115について記載される方法を使用して6−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−ピリジン−3−イルアミンおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=134−135℃;LCMS m/z=581(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.86(s,1H),8.84(s,1H),8.66(s,1H),8.46(m,1H),8.27(m,1H),7.92(m,1H),7.72(m,1H),7.66(s,1H),7.32−7.43(brm,5H),7.26(m,1H),6.33(m,1H),4.76(m,1H),3.67(s,3H),1.42(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例117
Figure 2017500362
工程1.6−ブロモ−4−(2−メトキシ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。0℃にて窒素雰囲気下でN,N−ジメチルホルムアミド(7mL)中の6−ブロモ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−オール(0.35g、1.64mmol)に、水素化ナトリウム(鉱油中60%分散;3:2、水素化ナトリウム:鉱油)(0.16g、4.11mmol)を加えた。室温にて0.5時間撹拌した後、1−フルオロ−2−メトキシ−4−ニトロ−ベンゼン(0.34g、1.97mmol)を滴下して加え、100℃にて一晩撹拌した。反応物を酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、単一工程カラム(5〜10%の酢酸エチル/ヘキサン)を使用してシリカゲル上でクロマトグラフし、濃縮して、0.33g、55%を得た。LCMS m/z=365(M+1)。
工程2.4−(2−メトキシ−4−ニトロ−フェノキシ)−6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。この化合物は、実施例88の工程1に記載されるスティル法を使用して6−ブロモ−4−(2−メトキシ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンおよび1−メトキシ−4−トリブチルスタンナニル−1H−イミダゾールから合成した。LCMS m/z=366(M+1)。
工程3.3−メトキシ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミン。この化合物は、実施例51の工程2に記載される還元法を使用して4−(2−メトキシ−4−ニトロ−フェノキシ)−6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンおよび塩化スズ(II)二水和物から合成した。LCMS m/z=336(M+1)。
工程4.3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−メトキシ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例41の工程4に記載されるアミドカップリング法を使用して3−メトキシ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=155−158℃;LCMS m/z=610(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.95(s,1H),8.69(m,2H),7.96(m,1H),7.62(m,1H),7.59(m,2H),7.33−7.46(brm,5H),7.22(m,1H),6.64(m,2H),4.78(m,1H),3.73(s,3H),3.64(s,3H),1.43(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例118
Figure 2017500362
4−エトキシ−1−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例112の工程2〜3について記載される方法を使用して1−(4−フルオロ−フェニル)−4−ヨード−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸{4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミドから合成した。mp=189−193℃;LCMS m/z=565(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.33(s,1H),8.74(s,1H),7.96(m,1H),7.84(m,1H),7.76(m,2H),7.63(m,2H),7.47(m,2H),7.38(m,2H),7.20(m,2H),6.90(m,1H),6.60(m,1H),6.51(m,1H),4.26(q,2H),3.64(s,3H),1.32(t,3H,J=7.0Hz)。
実施例119
Figure 2017500362
工程1.4−(2−ベンジルオキシ−4−ニトロ−フェノキシ)−6−ブロモ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。この化合物は、実施例117の工程1に記載される方法を使用して6−ブロモ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−オールおよび2−ベンジルオキシ−1−フルオロ−4−ニトロ−ベンゼンから合成した。LCMS m/z=441(M+1)。
工程2.4−(2−ベンジルオキシ−4−ニトロ−フェノキシ)−6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。この化合物は、実施例88の工程1に記載されるスティル法を使用して4−(2−ベンジルオキシ−4−ニトロ−フェノキシ)−6−ブロモ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンおよび1−メチル−4−トリブチルスタンナニル−1H−イミダゾールから合成した。LCMS m/z=442(M+1)。
工程3.3−ベンジルオキシ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミン。実施例51の工程2に記載される方法を使用した塩化スズ(II)二水和物による4−(2−ベンジルオキシ−4−ニトロ−フェノキシ)−6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンの還元により、標的化合物が得られた。LCMS m/z=412(M+1)。
工程4.1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−ベンジルオキシ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例41の工程4に記載されるアミドカップリング法を使用して3−ベンジルオキシ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=240℃;LCMS m/z=672(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.03(s,1H),8.87(s,1H),8.71(s,1H),7.95(m,1H),7.61(m,3H),7.26−7.50(brm,6H),7.13(m,5H),6.74(m,1H),6.65(m,1H),5.08(s,2H),4.02(q,2H),3.64(s,3H),1.29(t,3H,J=7.1Hz)。
実施例120
Figure 2017500362
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−ヒドロキシ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。窒素雰囲気下でエタノール(15mL)およびジクロロメタン(5mL)中の1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−ベンジルオキシ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ−フェニル}−アミド(実施例119)(0.11g、0.16mmol)に、5滴の濃塩酸および20%Pd(OH)/C、50%湿潤(10:40:50、水酸化パラジウム:カーボンブラック:水)(0.03g、0.04mmol)を加え、50psiにて一晩、Parr装置で水素化した。反応物をセライトのパッドで濾過し、ジクロロメタンおよびメタノールで洗浄し、濃縮した。残渣をジクロロメタンと水との間に分配し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、単一工程カラム(1〜5%のメタノール/ジクロロメタン)を使用してシリカゲル上でクロマトグラフし、濃縮して、0.03g、33%を得た。mp=278℃;LCMS m/z=582(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.82(s,1H),9.91(s,1H),8.85(s,1H),8.68(s,1H),7.95(m,1H),7.58(m,3H),7.33−7.44(brm,4H),7.13(m,1H),7.03(m,1H),6.66(m,2H),4.02(q,2H),3.63(s,3H),1.31(t,3H,J=7.0Hz)。
実施例121
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−ベンジルオキシ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例119に記載される方法を使用して3−ベンジルオキシ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]フェニルアミンおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=118−121℃;LCMS m/z=686(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.94(s,1H),8.72(m,2H),7.95(m,1H),7.67(m,1H),7.58(m,2H),7.27−7.47(brm,6H),7.13(m,5H),6.75(m,1H),6.65(m,1H),5.08(s,2H),4.81(m,1H),3.64(s,3H),1.43(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例122
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−ヒドロキシ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例120に記載される方法を使用して3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−ベンジルオキシ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド(実施例121)および20%Pd(OH)/C(50%湿潤;10:40:50、水酸化パラジウム:カーボンブラック:水)から合成した。mp=275℃;LCMS m/z=596(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.82(s,1H),9.91(s,1H),8.69(s,1H),8.65(s,1H),7.95(m,1H),7.58(m,3H),7.33−7.44(m,4H),7.12(m,1H),7.05(m,1H),6.67(m,2H),4.79(m,1H),3.63(s,3H),1.43(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例123
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1−ペンチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例88に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび1−ペンチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=181℃;LCMS m/z=626(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.02(s,1H),8.85(s,1H),8.77(s,1H),8.01(m,2H),7.65(m,1H),7.59(m,1H),7.33−7.51(brm,6H),6.84(s,1H),6.68(m,1H),3.96(m,2H),3.64(s,3H),1.71(m,2H),1.32(m,4H),0.91(m,3H)。
実施例124
Figure 2017500362
工程1.6−ブロモ−4−(6−ニトロ−ピリジン−3−イルオキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。オーブンで乾燥させたシュレンクフラスコに、6−ブロモ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−オール(0.3g、1.41mmol)、5−ブロモ−2−ニトロ−ピリジン(0.43g、2.11mmol)、ヨウ化銅(I)(0.03g、0.14mmol)、リン酸カリウム(0.9g、4.22mmol)、ピコリン酸(0.04g、0.28mmol)、続いてDMSO(8mL)を加え、窒素雰囲気下で5分間脱気し、次いで100℃にて一晩加熱した。反応物を室温に冷却し、ジクロロメタンで希釈し、1Nの炭酸ナトリウム溶液、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、単一工程カラム(10〜20%の酢酸エチル/ヘキサン)を使用してシリカゲル上でクロマトグラフし、濃縮して、0.21g、43%を得た。LCMS m/z=336(M+1)。
工程2.6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−4−(6−ニトロ−ピリジン−3−イルオキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。この化合物は、実施例88の工程1に記載されるスティル法を使用して6−ブロモ−4−(6−ニトロ−ピリジン−3−イルオキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンおよび1−メチル−4−トリブチルスタンナニル−1H−イミダゾールから合成した。LCMS m/z=337(M+1)。
工程3.5−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−ピリジン−2−イルアミン。6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−4−(6−ニトロ−ピリジン−3−イルオキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンを、実施例51の工程2に記載される方法を使用して塩化スズ(II)二水和物により還元した。LCMS m/z=307(M+1)。
工程4.3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{5−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−ピリジン−2−イル}−アミド。この化合物は、実施例41の工程4に記載されるアミドカップリング法を使用して5−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−ピリジン−2−イルアミンおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=120−124℃;LCMS m/z=581(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.35(s,1H),8.79(s,1H),8.71(s,1H),8.33(m,2H),7.98(m,1H),7.80(m,1H),7.68(m,1H),7.62(m,1H),7.33−7.44(m,4H),7.00(m,1H),6.61(m,1H),4.77(m,1H),3.65(s,3H),1.43(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例125
Figure 2017500362
工程1.6−ブロモ−4−(4−ニトロ−2−トリフルオロメチル−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。この化合物は、実施例41の工程1に記載される方法を使用して6−ブロモ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−オールおよび1−フルオロ−4−ニトロ−2−トリフルオロメチル−ベンゼンから合成した。LCMS m/z=403(M+1)。
工程2.6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−4−(4−ニトロ−2−トリフルオロメチル−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。この化合物は、実施例88の工程1に記載されるスティル法を使用して6−ブロモ−4−(4−ニトロ−2−トリフルオロメチル−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンおよび1−メチル−4−トリブチルスタンナニル−1H−イミダゾールから合成した。LCMS m/z=404(M+1)。
工程3.4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−トリフルオロメチル−フェニルアミン。6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−4−(4−ニトロ−2−トリフルオロメチル−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンを、実施例41の工程3についての方法を使用して還元した。LCMS m/z=374(M+1)。
工程4.1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−トリフルオロメチル−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例88または93に記載される方法を使用して4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−トリフルオロメチル−フェニルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=263℃;LCMS m/z=634(M+1);H NMR (DMSO−d)δ:11.04(s,1H),8.88(s,1H),8.82(s,1H),8.36(m,1H),7.97(m,1H),7.89(m,1H),7.70(m,1H),7.62(m,1H),7.28−7.44(brm,5H),7.07(m,1H),6.49(m,1H),4.02(q,2H),3.66(s,3H),1.31(t,3H,J=7.1Hz)。
実施例126
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−トリフルオロメチル−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例126に記載される方法を使用して4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−トリフルオロメチル−フェニルアミドおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=149−151℃;LCMS m/z=648(M+1);H NMR(DMSO−d)δ;11.04(s,1H),8.82(s,1H),8.68(s,1H),8.41(m,1H),7.97(m,1H),7.87(m,1H),7.70(m,1H),7.63(m,1H),7.28−7.44(brm,5H),7.09(m,1H),6.48(m,1H),4.78(m,1H),3.65(s,3H),1.43(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例127
Figure 2017500362
工程1.6−ブロモ−4−(4−ニトロ−3−トリフルオロメチル−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。この化合物は、実施例41の工程1に記載される方法を使用して6−ブロモ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−オールおよび4−フルオロ−1−ニトロ−2−トリフルオロメチル−ベンゼンから合成した。LCMS m/z=403(M+1)。
工程2.6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−4−(4−ニトロ−3−トリフルオロメチル−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。この化合物は、実施例88の工程1に記載されるスティル法を使用して6−ブロモ−4−(4−ニトロ−3−トリフルオロメチル−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンおよび1−メチル−4−トリブチルスタンナニル−1H−イミダゾールを使用して合成した。LCMS m/z=404(M+1)。
工程3.4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−トリフルオロメチル−フェニルアミン。6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−4−(4−ニトロ−3−トリフルオロメチル−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンを、実施例41の工程3についての方法を使用して還元した。LCMS m/z=374(M+1)。
工程4.3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例88または93に記載される方法を使用して4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−2−トリフルオロメチル−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=113−115℃;LCMS m/z=648(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.13(s,1H),8.84(s,1H),8.68(s,1H),8.26(m,1H),7.98(m,1H),7.70(m,1H),7.64(s,1H),7.58(m,1H),7.33−7.52(brm,5H),7.16(m,1H),6.55(m,1H),4.76(m,1H),3.71(s,3H),1.42(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例128
Figure 2017500362
2−エチル−4−(4−フルオロ−フェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の2−エチル−4−(4−フルオロ−フェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸(0.04g、0.16mmol)およびN,N,N’,N’−テトラメチル−O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート(0.07g、0.17mmol)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.03mL、0.16mmol)を加えた。室温にて0.5時間撹拌した後、3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]フェニルアミン(0.05g、0.15mmol)を加え、80℃にて2時間撹拌した。反応物を酢酸エチルで希釈し、1Nの炭酸ナトリウム溶液、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、分取TLCプレート(5%のメタノール/ジクロロメタン)を使用して精製し、濃縮して、0.05g、55%を得た。mp=147−150℃;LCMS m/z=585(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.86(s,1H),8.78(s,1H),7.99(m,2H),7.66(m,1H),7.60(m,1H),7.55(m,1H),7.36−7.46(brm,5H),6.86(s,1H),6.69(m,1H),4.09(q,2H),3.64(s,3H),1.36(t,3H,J=7.0Hz)。
実施例129
Figure 2017500362
4−(4−フルオロ−フェニル)−2−イソプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例128に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび4−(4−フルオロ−フェニル)−2−イソプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸から合成した。mp=171−173℃;LCMS m/z=599(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.84(s,1H),8.78(s,1H),8.00(m,2H),7.66(m,1H),7.60(m,1H),7.54(m,1H),7.36−7.45(brm,5H),6.87(s,1H),6.69(m,1H),4.91(m,1H),3.65(s,3H),1.38(d,6H,J=6.6Hz)。
実施例130
Figure 2017500362
2−エチル−4−(4−フルオロ−フェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸{5−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−ピリジン−2−イル}−アミド。この化合物は、実施例128に記載されるアミドカップリング法を使用して5−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−ピリジン−2−イルアミンおよび2−エチル−4−(4−フルオロ−フェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸から合成した。mp=100℃;LCMS m/z=568(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.19(s,1H),8.80(s,1H),8.38(m,1H),8.27(m,1H),7.99(m,1H),7.83(m,1H),7.68(s,1H),7.62(s,1H),7.43(m,4H),7.02(s,1H),6.62(m,1H),4.10(q,2H),3.65(s,3H),1.36(t,3H,J=7.2Hz)。
実施例131
Figure 2017500362
4−(4−フルオロ−フェニル)−2−イソプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸{5−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−ピリジン−2−イル}−アミド。この化合物は、実施例128および130に記載される方法を使用して5−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−ピリジン−2−イルアミンおよび4−(4−フルオロ−フェニル)−2−イソプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸から合成した。mp=113℃;LCMS m/z=582(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.18(s,1H),8.80(s,1H),8.38(m,1H),8.29(m,1H),7.99(m,1H),7.83(m,1H),7.68(m,1H),7.62(m,1H),7.36−7.45(m,4H),7.03(m,1H),6.62(m,1H),4.92(m,1H),3.65(s,3H),1.37(d,6H,J=6.6Hz)。
実施例132
Figure 2017500362
工程1.4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−6−ピリミジン−2−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン。オーブンで乾燥させたシュレンクフラスコに、6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(0.25g、0.71mmol)、2−トリブチルスタンナニル−ピリミジン(0.52mL、1.42mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(0.1g、0.14mmol)、続いてN,N−ジメチルホルムアミド(8mL)を加え、窒素雰囲気下で3回脱気し、次いで130℃にて1時間加熱し、室温で冷却した。反応物をジクロロメタンと1Nの炭酸ナトリウムとの間に分配し、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、単一工程カラム(20〜50%酢酸エチル/ヘキサン)を使用してシリカゲル上でクロマトグラフし、濃縮して、0.14g、56%を得た。LCMS m/z=352(M+1)。
工程2.3−フルオロ−4−(6−ピリミジン−2−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミン。この化合物は、実施例51の工程2に記載される還元法を使用して4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−6−ピリミジン−2−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジンおよび塩化スズ(II)二水和物から合成した。LCMS m/z=322(M+1)。
工程3.1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−ピリミジン−2−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、実施例41の工程4に記載されるアミドカップリング法を使用して3−フルオロ−4−(6−ピリミジン−2−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=290℃;LCMS m/z=582(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.04(s,1H),9.31(s,1H),8.89(s,1H),8.86(m,2H),8.18(m,1H),8.04(m,1H),7.33−7.57(brm,7H),7.25(s,1H),6.88(m,1H),4.03(q,2H),1.31(t,3H,J=7.0Hz)
実施例133
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−ピリミジン−2−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、実施例132に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−(6−ピリミジン−2−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=248−250℃;LCMS m/z=596(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.04(s,1H),9.31(s,1H),8.86(m,2H),8.68(s,1H),8.18(m,1H),8.04(m,1H),7.34−7.56(brm,7H),7.25(s,1H),6.88(m,1H),4.80(m,1H),1.44(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例134
Figure 2017500362
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−ピラジン−2−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、実施例132に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−(6−ピラジン−2−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=263℃;LCMS m/z=582(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.03(s,1H),9.45(s,1H),9.40(m,1H),8.89(s,1H),8.63(m,1H),8.58(m,1H),8.17(m,1H),8.02(m,1H),7.33−7.54(brm,6H),7.16(s,1H),6.84(m,1H),4.02(q,2H),1.31(t,3H,J=7.0Hz)。
実施例135
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−ピラジン−2−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、実施例135に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−(6−ピラジン−2−イル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=242℃;LCMS m/z=596(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.03(s,1H),9.45(s,1H),9.40(m,1H),8.68(s,1H),8.63(m,1H),8.58(m,1H),8.17(m,1H),8.03(m,1H),7.33−7.54(brm,6H),7.17(s,1H),6.83(m,1H),4.79(m,1H),1.43(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例136
Figure 2017500362
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例132に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−[6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]フェニルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=266−267℃;LCMS m/z=595(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.02(s,1H),9.23(s,1H),8.88(s,1H),8.10(s,1H),8.01(m,1H),7.84(m,1H),7.76(m,1H),7.33−7.50(brm,6H),7.26(s,1H),7.21(m,1H),6.72(m,1H),4.02(q,2H),2.46(s,3H),1.31(t,3H,J=7.0Hz)。
実施例137
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例132に記載される方法を使用して3−フルオロ−4−[6−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]フェニルアミンおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=222℃;LCMS m/z=609(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.02(s,1H),9.23(s,1H),8.67(s,1H),8.10(m,1H),8.02(m,1H),7.85(m,1H),7.73(m,1H),7.33−7.50(brm,6H),7.27(s,1H),7.21(m,1H),6.72(m,1H),4.79(m,1H),2.46(s,3H),1.43(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例138
Figure 2017500362
工程1.4−ベンジルオキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−カルボニトリル。オーブンで乾燥させたシュレンクフラスコに、4−ベンジルオキシ−6−ブロモ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(0.5g、1.65mmol)、シアン化亜鉛(0.39g、3.3mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.19g、0.17mmol)、続いてN−メチルピロリジノン(40mL)を加え、窒素雰囲気下で3回脱気し、140℃にて2時間加熱し、室温で冷却した。反応物を酢酸エチルと水との間に分配し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、単一工程カラム(5〜20%の酢酸エチル/ヘキサン)を使用してシリカゲル上でクロマトグラフし、濃縮して、0.3g、72%を得た。LCMS m/z=250(M+1)。
工程2.4−ベンジルオキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−カルボン酸。エタノール(3mL)および5Mの水酸化ナトリウム(3mL)中の4−ベンジルオキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−カルボニトリル(0.28g、1.12mmol)を100℃にて2時間加熱し、濃縮して有機物を除去した。1NのHClを滴下して加えて酸性pHにし、ジクロロメタンで抽出し、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、標題化合物0.23g、75%を得た。LCMS m/z=269(M+1)。
工程3.4−ヒドロキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。N,N−ジメチルホルムアミド(7mL)中の4−ベンジルオキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−カルボン酸(0.21g、0.78mmol)に、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.16g、0.85mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.12g、0.85mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.41mL、2.33mmol)、続いてテトラヒドロフラン(0.43mL、0.85mmol)中の2Mのジメチルアミンを加え、70℃にて4時間加熱し、室温に冷却した。反応物を酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、4−ベンジルオキシ(benyloxy)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−カルボン酸ジメチルアミド0.21g、93%を得た;LCMS m/z=296(M+1)。窒素雰囲気下でエタノール(10mL)中の4−ベンジルオキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−カルボン酸ジメチルアミド(0.21g、0.73mmol)に、20%Pd(OH)/C(50%湿潤;10:40:50、水酸化パラジウム:カーボンブラック:水)(0.11g、0.16mmol)、1滴のHClを加え、Parrで40psiにて一晩水素化した。反応物をセライトのパッドで濾過し、ジクロロメタンおよびメタノールで洗浄し、濃縮した。生成物を、単一工程カラム(5%のメタノール/ジクロロメタン)を使用してシリカゲル上でクロマトグラフし、濃縮して、0.12g、79%を得た。LCMS m/z=206(M+1)。
工程4.4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。この化合物は、実施例41の工程1に記載される方法を使用して4−ヒドロキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−カルボン酸ジメチルアミドおよび1,2−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼンから合成した。LCMS m/z=345(M+1)。
工程5.4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。この化合物は、実施例41の工程3に記載される還元法を使用して4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−カルボン酸ジメチルアミドおよび20%Pd(OH)/C(50%湿潤;10:40:50、水酸化パラジウム:カーボンブラック:水)から合成した。LCMS m/z=315(M+1)。
工程6.4−(2−フルオロ−4−{[3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボニル]−アミノ}−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。この化合物は、実施例41の工程4に記載されるアミドカップリング法を使用して4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−カルボン酸ジメチルアミドおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=109℃;LCMS m/z=589(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.01(s,1H),8.67(s,2H),8.12(m,1H),8.00(m,1H),7.33−7.50(brm,6H),6.78(m,1H),6.40(s,1H),4.77(m,1H),2.95(s,6H),1.43(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例139
Figure 2017500362
4−(4−{[1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボニル]−アミノ}−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−カルボン酸ジメチルアミド。この化合物は、実施例138に記載される方法を使用して4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−カルボン酸ジメチルアミドおよび1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=99−102℃;LCMS m/z=575(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.01(s,1H),8.88(s,1H),8.66(s,1H),8.12(m,1H),8.00(m,1H),7.33−7.51(brm,6H),6.78(m,1H),6.39(s,1H),4.02(q,2H),2.95(s,6H),1.31(t,3H,J=7.0Hz)。
実施例140
Figure 2017500362
工程1.4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イルアミン。オーブンで乾燥させたシュレンクフラスコに、6−ブロモ−4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(0.32g、0.9mmol)、酢酸パラジウム(0.02g、0.09mmol)、rac.−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(0.11g、0.18mmol)、炭酸セシウム(0.88g、2.7mmol)、およびベンゾフェノンイミン(0.18mL、1.1mmol)を加えた。トルエン(10mL)を加え、窒素雰囲気下で3回脱気し、次いで100℃にて一晩加熱した。反応物を室温に冷却し、ジクロロメタンで希釈し、セライトのパッドで濾過し、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、単一工程カラム(10%酢酸エチル/ヘキサン)を使用してシリカゲル上でクロマトグラフし、濃縮して、ベンズヒドリリデン−[4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−アミン0.37g、91%を得た;LCMS m/z=453(M+1)。ベンズヒドリリデン−[4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−アミンをテトロヒドロフラン(10mL)に溶解し、2Mの塩化水素(5mL)を加え、室温にて一晩撹拌した。溶媒を蒸発させ、2Nの水酸化ナトリウムを加えてpHを約9〜10に調整し、ジクロロメタンで抽出し、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、単一工程カラム(1%のメタノール/ジクロロメタン)を使用してシリカゲル上でクロマトグラフし、濃縮して、0.18g、71%を得た。LCMS m/z=289(M+1)。
工程2.N−[4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6イル]−メタンスルホンアミド。窒素雰囲気下でピリジン(3mL)中の4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イルアミン(0.08g、0.29mmol)にメタンスルホニルクロリド(0.04mL、0.58mmol)を加え、反応物を室温にて15分間撹拌した。反応物をジクロロメタンで希釈し、飽和クエン酸水溶液3回、1Nの炭酸ナトリウム溶液、水およびブラインで洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、0.100g、95%を得た。LCMS m/z=367(M+1)。
工程3.N−[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−メタンスルホンアミド。この化合物は、実施例41の工程3に記載される還元法を使用してN−[4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6イル]−メタンスルホンアミドおよび20%Pd(OH)/C(50%湿潤;10:40:50、水酸化パラジウム:カーボンブラック:水)から合成した。LCMS m/z=337(M+1)。
工程4.1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−メタンスルホニルアミノ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、実施例41の工程4に記載されるアミドカップリング法を使用してN−[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−メタンスルホンアミドおよび1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=127℃;LCMS m/z=597(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.01(s,1H),9.58(brs,1H),8.88(s,1H),8.22(s,1H),8.00(m,2H),7.33−7.51(brm,6H),6.65(m,1H),6.32(s,1H),4.02(q,2H),2.91(s,3H),1.30(t,3H,J=7.1Hz)。
実施例141
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[3−フルオロ−4−(6−メタンスルホニルアミノ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、実施例140に記載される方法を使用してN−[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−メタンスルホンアミドおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=125℃;LCMS m/z=611(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.01(s,1H),9.58(brs,1H),8.68(s,1H),8.28(s,1H),8.00(m,2H),7.33−7.52(brm,6H),6.68(m,1H),6.38(s,1H),4.78(m,1H),2.96(s,3H),1.43(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例142
Figure 2017500362
工程1.N−[4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−アセトアミド。窒素雰囲気下で0℃にてジクロロメタン(5mL)中の4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イルアミン(0.09g、0.29mmol)に、トリエチルアミン(0.08mL、0.59mmol)、続いて塩化アセチル(0.04mL、0.59mmol)を加え、室温にて1時間加温した。反応物を1Nの炭酸ナトリウム溶液、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、生成物0.1g(100%)を得た。LCMS m/z=331(M+1)。
工程2.N−[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−アセトアミド。この化合物は、実施例41の工程3に記載される還元法を使用してN−[4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−アセトアミドおよび20%Pd(OH)/C(50%湿潤、10:40:50、水酸化パラジウム:カーボンブラック:水)から合成した。LCMS m/z=301(M+1)。
工程3.1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6−アセチルアミノ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。この化合物は、実施例41の工程4に記載されるアミドカップリング法を使用してN−[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−アセトアミドおよび1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=290℃;LCMS m/z=561(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.03(s,1H),9.94(s,1H),9.11(s,1H),8.89(s,1H),8.03(m,1H),7.95(m,1H),7.55(m,1H),7.33−7.45(brm,5H),6.71(m,1H),6.38(s,1H),4.02(q,2H),2.00(s,3H),1.31(t,3H,J=7.1Hz)。
実施例143
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6−アセチルアミノ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。この化合物は、実施例142に記載される方法を使用してN−[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−アセトアミドおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=>290℃;LCMS m/z=575(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.03(s,1H),9.94(s,1H),9.12(s,1H),8.68(s,1H),8.04(m,1H),7.95(m,1H),7.53(m,1H),7.33−7.45(brm,5H),6.71(m,1H),6.39(s,1H),4.78(m,1H),1.99(s,3H),1.43(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例144
Figure 2017500362
工程1.N−[4−(2−フルオロ−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−N−メチル−アセトアミド。窒素雰囲気下で0℃にてN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中のN−[4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−アセトアミド(0.08g、0.23mmol)に、水素化ナトリウム(鉱油中60%分散、3:2、水素化ナトリウム:鉱油)(0.01g、0.28mmol)、続いてヨウ化メチル(0.03mL、0.46mmol)を加え、この温度にて30分間撹拌した。反応物を酢酸エチルと1Nの炭酸ナトリウムとの間に分配し、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、単一工程カラム(1%のメタノール/ジクロロメタン)を使用してシリカゲル上でクロマトグラフし、濃縮して、0.08g、97%を得た。LCMS m/z=345(M+1)。
工程2.N−[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−N−メチル−アセトアミド。この化合物は、実施例41の工程3に記載される還元法を使用してN−[4−(2−フルオロ−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−N−メチル−アセトアミドおよび20%Pd(OH)/C(50%湿潤、10:40:50、水酸化パラジウム:カーボンブラック:水)から合成した。LCMS m/z=315(M+1)。
工程3.1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{4−[6−(アセチル−メチル−アミノ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−フルオロ−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例41の工程4に記載されるアミドカップリング法を使用してN−[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−N−メチル−アセトアミドおよび1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=205−208℃;LCMS m/z=575(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.00(s,1H),8.88(s,1H),8.75(s,1H),8.08(s,1H),7.99(m,1H),7.33−7.49(brm,6H),6.72(s,1H),6.62(s,1H),4.02(q,2H),3.08(s,3H),1.81(s,3H),1.30(t,3H,J=7.0Hz)。
実施例145
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{4−[6−(アセチル−メチル−アミノ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−フルオロ−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例144に記載される方法を使用してN−[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−N−メチル−アセトアミドおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=233−236℃;LCMS m/z=589(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.00(s,1H),8.75(s,1H),8.67(s,1H),8.08(s,1H),7.99(m,1H),7.33−7.48(brm,6H),6.72(m,1H),6.63(s,1H),4.77(m,1H),3.08(s,3H),1.82(s,3H),1.43(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例146
Figure 2017500362
工程1.3−[4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−1,1−ジメチル−尿素。窒素雰囲気下でピリジン(3mL)中の4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イルアミン(実施例140の工程1)(0.09g、0.31mmol)に、N,N−ジメチルカルバモイルクロリド(0.06mL、0.62mmol)を加え、50℃にて一晩撹拌した。反応物を室温に冷却し、ジクロロメタンで希釈し、クエン酸水溶液3回、1Nの炭酸ナトリウム溶液および水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、単一工程カラム(1〜2%のメタノール/ジクロロメタン)を使用してシリカゲル上でクロマトグラフし、濃縮して、0.09g、79%を得た。LCMS m/z=360(M+1)。
工程2.3−[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−1,1−ジメチル−尿素。3−[4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−1,1−ジメチル−尿素を、実施例41の工程3に記載される方法を使用して20%Pd(OH)/C(50%湿潤;10:40:50、水酸化パラジウム:カーボンブラック:水)により還元した。LCMS m/z=330(M+1)。
工程3.1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{4−[6−(3,3−ジメチル−尿素)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−フルオロ−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例41の工程4に記載されるアミドカップリング法を使用して3−[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−1,1−ジメチル−尿素および1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=165−170℃;LCMS m/z=590(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.02(s,1H),8.88(d,2H,J=5.6Hz),8.23(s,1H),8.02(m,1H),7.89(m,1H),7.53(m,1H),7.33−7.44(brm,5H),6.66(m,2H),4.02(q,2H),2.88(s,6H),1.31(t,3H,J=7.0Hz)。
実施例147
Figure 2017500362
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{4−[6−(3,3−ジメチル−ウレイド)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−3−フルオロ−フェニル}−アミド。この化合物は、実施例146に記載される方法を使用して3−[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−1,1−ジメチル−尿素および3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=174−178℃;LCMS m/z=604(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.02(s,1H),8.87(s,1H),8.68(s,1H),8.24(s,1H),8.02(m,1H),7.89(m,1H),7.53(m,1H),7.33−7.44(brm,5H),6.67(s,1H),6.63(s,1H),4.77(m,1H),2.88(s,6H),1.43(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例148
Figure 2017500362
工程1.[4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−カルバミン酸メチルエステル。窒素雰囲気下でジクロロメタン(10mL)中の4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イルアミン(実施例140の工程1)(0.21g、0.71mmol)にトリエチルアミン(0.2mL、1.42mmol)を加え、0℃にて冷却した。クロロギ酸メチル(0.11mL、1.42mmol)を加え、反応物を室温にて1時間撹拌し、1Nの炭酸ナトリウム溶液および水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、単一工程カラム(0.5〜1%のメタノール/ジクロロメタン)を使用してシリカゲル上でクロマトグラフし、濃縮して、0.14g、58%を得た。LCMS m/z=347(M+1)。
工程2.[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−カルバミン酸メチルエステル。[4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−カルバミン酸メチルエステルを、実施例41の工程3に記載される還元法を使用して20%Pd(OH)/C、50%湿潤(10:40:50、水酸化パラジウム:カーボンブラック:水)により水素化した。LCMS m/z=317(M+1)。
工程3.[4−(4−{[1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボニル]−アミノ}−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−カルバミン酸メチルエステル。この化合物は、実施例41の工程4に記載されるアミドカップリング法を使用して[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−カルバミン酸メチルエステルおよび1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=143−146℃;LCMS m/z=577(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.02(s,1H),9.60(brs,1H),8.88(s,1H),8.72(s,1H),8.01(m,1H),7.93(m,1H),7.52(m,1H),7.33−7.44(brm,5H),6.67(m,1H),6.53(s,1H),4.02(q,2H),3.65(s,3H),1.31(t,3H,J=7.1Hz)。
実施例149
Figure 2017500362
[4−(2−フルオロ−4−{[3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボニル]−アミノ}−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−カルバミン酸メチルエステル。この化合物は、実施例148に記載される方法を使用して[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−カルバミン酸メチルエステルおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=234℃;LCMS m/z=591(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.02(s,1H),9.61(brs,1H),8.73(s,1H),8.68(s,1H),8.02(m,1H),7.93(m,1H),7.52(m,1H),7.33−7.44(brm,5H),6.67(m,1H),6.54(s,1H),4.79(m,1H),3.65(s,3H),1.43(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例150
Figure 2017500362
工程1.4−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸[4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−アミド。窒素雰囲気下でテトラヒドロフラン(10mL)/アセトニトリル(5mL)中の4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イルアミン(0.25g、0.87mmol)にトリエチルアミン(0.73mL、5.2mmol)を加え、5分間撹拌した。4−メチル−ピペラジン−1−カルボニルクロリド塩酸塩(0.52g、2.6mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(0.02g、0.17mmol)を加え、70℃にて一晩加熱した。反応物を室温にて冷却し、ジクロロメタンで希釈し、1Nの炭酸ナトリウム溶液、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、単一工程カラム(10%のメタノール/ジクロロメタン)を使用してシリカゲル上でクロマトグラフし、濃縮して、0.17g、47%を得た。LCMS m/z=415(M+1)。
工程2.4−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−アミド。4−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸[4−(2−フルオロ−4−ニトロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−アミドを、実施例41の工程3に記載される還元法を使用して20%Pd(OH)/C(50%湿潤;10:40:50、水酸化パラジウム:カーボンブラック:水)により水素化した。LCMS m/z=385(M+1)。
工程3.3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸(3−フルオロ−4−{6−[(4−メチル−ピペラジン−1−カルボニル)−アミノ]−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ}−フェニル)−アミド。この化合物は、実施例41の工程4に記載されるアミドカップリング法を使用して4−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸[4−(4−アミノ−2−フルオロ−フェノキシ)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル]−アミドおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸から合成した。mp=137℃;LCMS m/z=659(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.03(s,1H),8.88(s,1H),8.68(s,1H),8.42(s,1H),8.02(m,1H),7.89(m,1H),7.33−7.53(brm,6H),6.65(m,2H),4.81(m,1H),3.39(m,4H),2.29(m,4H),2.17(s,3H),1.43(d,6H,J=6.8Hz)。
実施例151
Figure 2017500362
N−{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−N’−(4−フルオロ−フェニル)−オキサルアミド。N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中のN−4(フルオロ−フェニル)−オキサミド酸(0.08g、0.44mmol)およびN,N,N,N’−テトラメチル−O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート(0.16g、0.44mmol)にN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.1mL、0.6mmol)を加え、室温にて撹拌した。0.5時間後、3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミン(0.06g、0.2mmol)を加え、80℃にて2時間撹拌し、室温にて冷却した。反応物を酢酸エチルで希釈し、1Nの炭酸ナトリウム溶液、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、分取TLCプレート(5%のメタノール/ジクロロメタン)を使用して精製し、濃縮して、0.02g、21%を得た。mp=262−265℃;LCMS m/z=489(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.21(s,1H),11.00(s,1H),8.78(s,1H),8.08(m,1H),8.00(m,1H),7.92(m,2H),7.85(m,1H),7.67(m,1H),7.61(s,1H),7.47(m,1H),7.24(m,2H),6.85(s,1H),6.70(m,1H),3.65(s,3H)。
実施例152
Figure 2017500362
{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−ピリミジン−2−イルアミン。この化合物は、実施例84の工程1に記載されるブッフバルト法を使用して3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミンおよび2−クロロピリミジンから合成した。mp=228−230℃;LCMS m/z=402(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.01(s,1H),8.75(s,1H),8.55(m,2H),8.10(m,1H),7.99(m,1H),7.60(m,3H),7.38(m,1H),6.92(m,1H),6.78(s,1H),6.72(m,1H),3.64(s,3H)。
実施例153
Figure 2017500362
4−フルオロ−N−{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−ベンゼンスルホンアミド。窒素雰囲気下でピリジン(3mL)中の3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミン(0.05g、0.15mmol)に4−フルオロ−ベンゼンスルホニルクロリド(0.06g、0.31mmol)を加え、室温にて15分間撹拌した。反応物をジクロロメタンで希釈し、クエン酸水溶液3回、1Nの炭酸ナトリウム溶液、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、単一工程カラム(3〜5%のメタノール/ジクロロメタン)を使用してシリカゲル上でクロマトグラフし、濃縮して、0.03g、40%を得た。mp=229−231℃;LCMS m/z=482(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.59(s,1H),8.77(s,1H),7.97(m,1H),7.86(m,2H),7.64(m,2H),7.45(m,2H),7.33(m,1H),7.16(m,1H),6.96(m,1H),6.78(s,1H),6.58(m,1H),3.66(s,3H)。
実施例154
Figure 2017500362
1−{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−3−(4−フルオロ−フェニル)−尿素。窒素雰囲気下でテトラヒドロフラン(2mL)中の3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミン(0.02g、0.06mmol)に4−フルオロフェニルイソシアネート(0.01mL、0.11mmol)を加え、室温にて一晩撹拌した。反応物をジクロロメタンで希釈し、1Nの炭酸ナトリウム溶液およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、分取TLCプレート(5%のメタノール/ジクロロメタン)を使用して精製し、濃縮して、0.004g、20%を得た。mp=200−203℃;LCMS m/z=461(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:9.09(s,1H),8.90(s,1H),8.76(s,1H),7.99(m,1H),7.74(m,1H),7.63(brm,2H),7.48(m,2H),7.35(m,1H),7.23(m,1H),7.13(m,2H),6.80(s,1H),6.70(m,1H),3.65(s,3H)。
実施例155
Figure 2017500362
{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニル}−カルバミン酸4−フルオロ−フェニルエステル。窒素雰囲気下でジクロロメタン(3mL)中の3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミン(0.04g、0.12mmol)にトリエチルアミン(0.05mL、0.35mmol)を加え、0℃にて冷却した。4−フルオロフェニルクロロホルメート(0.03mL、0.24mmol)を加え、室温にて1時間撹拌した。反応物をジクロロメタンで希釈し、1Nの炭酸ナトリウム溶液およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、分取TLCプレート(5%のメタノール/ジクロロメタン)を使用して精製し、濃縮して、0.01g、18%を得た。mp=154−157℃;LCMS m/z=462(M+1);H NMR(DMSO−d)δ10.60(s,1H),8.77(s,1H),7.99(m,1H),7.67(m,3H),7.25−7.45(brm,6H),6.81(s,1H),6.69(m,1H),3.65(s,3H)。
実施例156
Figure 2017500362
工程1.2−{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミノ}−ニコチン酸。オーブンで乾燥させたシュレンクフラスコに、3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミン(0.15g、0.46mmol)、2−クロロ−ニコチン酸エチルエステル(0.13g、0.7mmol)、酢酸パラジウム(0.01g、0.05mmol)、2,2’−ビス−ジシクロヘキシルホスファニル−ビフェニル(0.05g、0.09mmol)、炭酸セシウム(0.45g、1.4mmol)、続いて1,4−ジオキサン(8mL)を加え、窒素雰囲気下で5分間脱気し、100℃にて一晩加熱した。反応物を室温に冷却し、ジクロロメタンで希釈し、セライトのパッドで濾過し、1Nの炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、単一工程カラム(1〜3%のメタノール/ジクロロメタン)を使用してシリカゲル上でクロマトグラフし、濃縮して、2−{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミノ}−ニコチン酸エチルエステル0.1g、47%を得た;LCMS m/z=473(M+1)。2−{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミノ}−ニコチン酸エチルエステルをエタノール(5mL)および1Nの水酸化ナトリウム(1mL)中でスラリーにし、室温にて1時間撹拌し、濃縮した。水層を2Nの塩酸で酸性にし、ジクロロメタンで抽出し、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、0.08g、85%を得た。LCMS m/z=445(M+1)。
工程2.2−{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミノ}−N−フェニル−ニコチンアミド。N,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中の2−{3−フルオロ−4−[6−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ]−フェニルアミノ}−ニコチン酸(0.08g、0.18mmol)に、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.04g、0.2mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.03g、0.2mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.37mmol)、続いてアニリン(0.02mL、0.2mmol)を加え、50℃にて2時間撹拌した。反応物を酢酸エチルで希釈し、1Nの炭酸ナトリウム溶液、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。生成物を、分取TLCプレート(5%のメタノール/ジクロロメタン)を使用して精製し、濃縮して、0.04g、38%を得た。mp=132−135℃;LCMS m/z=520(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.51(s,2H),8.76(s,1H),8.43(m,1H),8.30(m,1H),8.18(m,1H),7.99(m,1H),7.74(m,2H),7.66(m,1H),7.59(m,1H),7.36−7.47(brm,4H),7.16(m,1H),7.04(m,1H),6.81(s,1H),6.72(m,1H),3.64(s,3H)。
実施例157
Figure 2017500362
1−(4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸[4−(6−ブロモ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニルアミド。この実施例は、実施例1についての方法によって4−(6−ブロモ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニルアミンおよび1−(4−フルオロ−フェニル)−6−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボン酸を使用して合成した。mp=92℃;LCMS m/z=552(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.07(s,1H),8.87(s,1H),8.50(d,1H,J=7.5Hz),8.05(m,2H),7.45(brm,6H),6.78(m,1H),6.71(m,1H),6.51(s,1H),2.08(s,3H)。
本発明の特定の化合物についての生物学データを以下の表1に示す。表1において他に特定しない限り、A、BまたはCとして指定したIC50ナノモル値範囲は以下の範囲を示す:
IC50<10nM A;
IC50 10nM〜100nM B;
IC50 101nM〜1,000nM C;および
IC50 1,001nM〜10,000nM。
「NT」は非試験を示す。
他に特定しない限り、全ての値は2回以上の測定の平均である。
Figure 2017500362
Figure 2017500362
Figure 2017500362
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Figure 2017500362
Figure 2017500362
Figure 2017500362

Claims (95)

  1. 式Iの化合物:
    Figure 2017500362
    [式中、Rは、H;ハロ;−C1−6アルキル;−C1−6アルコキシ;任意に置換されたピリジル;任意に置換されたピリミジニル;任意に置換されたピラジニル;任意に置換されたピラゾリル;任意に置換されたイミダゾリル;任意に置換されたイソオキサゾリル;任意に置換されたオキサゾリル;任意に置換されたチアゾリル;任意に置換されたイソチアゾリル;任意に置換されたモルホリニル;任意に置換されたピペラジニル;任意に置換されたピペリジニル;任意に置換されたテトラヒドロピラニル;任意に置換されたピロリジニル;テトラヒドロチオピラニル1,1−ジオキシド;チオモルホリニル1,1−ジオキシド;ピロリジニル−オン;ピペリジニル−オン;任意に置換された−NH−アリール;任意に置換された−NH−ピリジル;任意に置換された−NH−ピリミジニル;−C(O)NHC1−6アルキル;−C(O)N(C1−6アルキル);−NHS(O)1−6アルキル;−N(C1−6アルキル)S(O)1−6アルキル;−NHC(O)C1−6アルキル;−NC1−6アルキルC(O)C1−6アルキル;−NHC(O)OC1−6アルキル;−NC1−6アルキルC(O)OC1−6アルキル;−NHC(O)NHC1−6アルキル;−NC1−6アルキルC(O)N(C1−6アルキル);任意に置換された−NHC(O)−ピペラジニル;または任意に置換された−NC1−6アルキルC(O)−ピペラジニルであり、
    各々のRは、独立して、H、ハロ、−C1−6アルキル、−C1−6アルコキシ、−OH、−O−アルカリル、またはトリハロアルキルであり、
    は、Hまたはハロであり、
    Aは、CRまたはNであり、
    Bは、CRまたはNであり、
    Qは、ハロまたはC1−6アルキルで任意に置換された−S(O)アリール;ハロまたは−C(O)NHフェニルで任意に置換されたピリジル;ピリミジニル;ピラジニル;ハロまたはC1−6アルキルで任意に置換された−C(O)−NHC(O)−アルカリル;ハロまたはC1−6アルキルで任意に置換された−C(S)−NHC(O)−アルカリル;ハロまたはC1−6アルキルで任意に置換された−C(O)−アルカリル;ハロ、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシで任意に置換された−C(O)NH−アリール;ハロ、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシで任意に置換された−C(O)−O−アリール;あるいは
    Figure 2017500362
    (式中、XはCR(ここでRはHまたはC1−6アルキルである)またはNであり、
    は、H;C1−6アルコキシ;ハロ;−OC1−6アルキレン−C1−6アルキル;−NHC1−6アルキル;または−N(C1−6アルキル)であり、
    は、ハロもしくはC1−6アルキルで任意に置換されたアリール;またはハロもしくはC1−6アルキルで任意に置換されたアルカリルである);あるいは
    Figure 2017500362
    (式中、YはCまたはNであり、
    は、HまたはC1−6アルキルであり;
    は、H;C1−6アルキレン−O−C1−6アルキル;C1−6アルキル;C1−6アルキレン−O−C1−6アルカリル;C1−6アルキレン−OHであり、
    は、H、C1−6アルキル;またはハロである);あるいは
    Figure 2017500362
    (式中、R10は、H;ハロ;またはC1−6アルキルである);あるいは
    Figure 2017500362
    (式中、R11は、HまたはC1−6アルキルであり;
    12は、H;C1−6アルキル;またはハロで任意に置換されたアリールであり;
    13は、H;C1−6アルキル;またはトリハロC1−6アルキルである);あるいは
    Figure 2017500362
    (式中、R14は、H;C1−6アルキル;またはハロである)である]
    またはその薬学的に許容可能な塩。
  2. AがCRである、請求項1に記載の化合物。
  3. AがNである、請求項1に記載の化合物。
  4. BがCRである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
  5. BがNである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
  6. 各々のRが独立してHまたはハロである、請求項2または4のいずれか一項に記載の化合物。
  7. ハロがFである、請求項6に記載の化合物。
  8. 各々のRが独立して−C1−6アルキル、−C1−6アルコキシ、−OH、−O−アルカリル、またはトリハロアルキルである、請求項2または4のいずれか一項に記載の化合物。
  9. がHである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物。
  10. がハロである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物。
  11. Qが
    Figure 2017500362
    である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
  12. XがCRである、請求項11に記載の化合物。
  13. がHである、請求項12に記載の化合物。
  14. がC1−6アルキルである、請求項12に記載の化合物。
  15. XがNである、請求項11に記載の化合物。
  16. がH;C1−6アルコキシ;またはハロである、請求項11〜15のいずれか一項に記載の化合物。
  17. が−OC1−6アルキレン−O−C1−6アルキル;または−NHC1−6アルキル;または−N(C1−6アルキル)である、請求項11〜15のいずれか一項に記載の化合物。
  18. がアリールである、請求項11〜17のいずれか一項に記載の化合物。
  19. がハロまたはC1−6アルキルで置換されたアリールである、請求項11〜17のいずれか一項に記載の化合物。
  20. がアルカリルである、請求項11〜17のいずれか一項に記載の化合物。
  21. がハロまたはC1−6アルキルで置換されたアルカリルである、請求項11〜17のいずれか一項に記載の化合物。
  22. Qが、
    Figure 2017500362
    である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
  23. YがCである、請求項22に記載の化合物。
  24. YがNである、請求項22に記載の化合物。
  25. がHである、請求項22〜24のいずれか一項に記載の化合物。
  26. がC1−6アルキルである、請求項22〜24のいずれか一項に記載の化合物。
  27. がH;C1−6アルキレン−O−C1−6アルキルまたはC1−6アルキルである、請求項22〜26のいずれか一項に記載の化合物。
  28. がC1−6アルキレン−O−C1−6アルカリルまたはC1−6アルキレン−OHである、請求項22〜26のいずれか一項に記載の化合物。
  29. がHである、請求項22〜28のいずれか一項に記載の化合物。
  30. がC1−6アルキルである、請求項22〜28のいずれか一項に記載の化合物。
  31. がハロである、請求項22〜28のいずれか一項に記載の化合物。
  32. Qが、
    Figure 2017500362
    である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
  33. 10がHである、請求項32に記載の化合物。
  34. 10がハロである、請求項32に記載の化合物。
  35. 10がC1−6アルキルである、請求項32に記載の化合物。
  36. Qが、
    Figure 2017500362
    である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
  37. 11がHである、請求項36に記載の化合物。
  38. 11がC1−6アルキルである、請求項36に記載の化合物。
  39. 12がHである、請求項36〜38のいずれか一項に記載の化合物。
  40. 12がC1−6アルキルである、請求項36〜38のいずれか一項に記載の化合物。
  41. 12がアリールである、請求項36〜38のいずれか一項に記載の化合物。
  42. 12がハロで置換されたアリールである、請求項36〜38のいずれか一項に記載の化合物。
  43. 13がHである、請求項36〜42のいずれか一項に記載の化合物。
  44. 13がC1−6アルキルである、請求項36〜42のいずれか一項に記載の化合物。
  45. 13がトリハロC1−6アルキルである、請求項36〜42のいずれか一項に記載の化合物。
  46. Qが、
    Figure 2017500362
    である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
  47. 14がHである、請求項46に記載の化合物。
  48. 14がC1−6アルキルである、請求項46に記載の化合物。
  49. 14がハロである、請求項46に記載の化合物。
  50. QがハロまたはC1−6アルキルで任意に置換された−S(O)アリールである、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
  51. Qがハロまたは−C(O)NHフェニルで任意に置換されたピリジル;ピリミジニル;またはピラジニルである、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
  52. QがハロまたはC1−6アルキルで任意に置換された−C(O)−NHC(O)−アルカリルである、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
  53. QがハロまたはC1−6アルキルで任意に置換された−C(S)−NHC(O)−アルカリルである、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
  54. QがハロまたはC1−6アルキルで任意に置換された−C(O)−アルカリルである、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
  55. Qがハロ、C1−6アルキルまたはC1−6アルコキシで任意に置換された−C(O)NH−アリールである、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
  56. Qがハロ、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシで任意に置換された−C(O)−O−アリールである、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
  57. がHである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  58. がハロである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  59. が−C1−6アルキルである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  60. が−C1−6アルコキシである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  61. が任意に置換されたピリジルである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  62. が任意に置換されたピリミジニルである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  63. が任意に置換されたピラジニルである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  64. が任意に置換されたピラゾリルである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  65. が任意に置換されたイミダゾリルである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  66. が任意に置換されたイソオキサゾリルである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  67. が任意に置換されたオキサゾリルである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  68. が任意に置換されたチアゾリルである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  69. が任意に置換されたイソチアゾリルである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  70. が任意に置換されたモルホリニルである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  71. が任意に置換されたピペラジニルである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  72. が任意に置換されたピペリジニルである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  73. が任意に置換されたテトラヒドロピラニルである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  74. が任意に置換されたピロリジニルである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  75. がテトラヒドロチオピラニル1,1−ジオキシドである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  76. がチオモルホリニル1,1−ジオキシドである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  77. がピロリジニル−オンである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  78. がピペリジニル−オンである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  79. が任意に置換された−NH−アリールである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  80. が任意に置換された−NH−ピリジルである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  81. が任意に置換された−NH−ピリミジニルである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  82. が−C(O)NHC1−6アルキルである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  83. が−C(O)N(C1−6アルキル)である、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  84. が−NHS(O)1−6アルキルである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  85. が−N(C1−6アルキル)S(O)1−6アルキルである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  86. が−NHC(O)C1−6アルキルである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  87. が−NC1−6アルキルC(O)C1−6アルキルである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  88. が−NHC(O)OC1−6アルキルである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  89. が−NC1−6アルキルC(O)OC1−6アルキルである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  90. が−NHC(O)NHC1−6アルキルである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  91. が−NC1−6アルキルC(O)N(C1−6アルキル)である、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  92. が任意に置換された−NHC(O)−ピペラジニルである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  93. が任意に置換された−NC1−6アルキルC(O)−ピペラジニルである、請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物。
  94. 請求項1〜93のいずれか一項に記載の化合物を患者に投与することを含む、患者におけるがんを治療する方法。
  95. 前記がんが、白血病、結腸がん、黒色腫、腎がん、肝がん、胃がん、乳がん、または脳腫瘍である、請求項94に記載の方法。
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