JP2017217277A - リハビリテーション支援制御装置及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】出力装置に、目標画像と、外乱表示パラメータに基づいた外乱とを表示させる表示制御部を備えるリハビリテーション支援制御装置において、リハビリテーション対象者の機能回復に伴い前記外乱表示パラメータを変更可能とするリハビリテーション支援制御装置である。
【選択図】図2
Description
センサ100は、例えば、画像センサ、赤外線センサ、レーザセンサ、サーモセンサなど、対象者EPにマーカを装着することなく対象者EPの動きが検出できるセンサである。本実施形態では、このようなセンサの例として、センサ100に、距離センサと画像センサを組み込んだKinect(登録商標)を用いた場合を例に説明を行う。
センサ100は、例えば、画像センサ(不図示)を備える。前記画像センサは、(1)自らの正面方向をリアルタイムに撮像し、連続した複数枚の2次元画像(フレーム画像)を取得する動画カメラとしての機能と、(2)センサ100から、前記2次元画像(フレーム画像)内の各位置に対応する実際の位置までの距離の情報(距離情報を表示した画像)を取得する距離センサ(デプスセンサ)としての機能と、を有している。前記距離センサが有する機能により、対象者EPを撮像した画像と、当該画像に撮像された対象者EPの体の各部位の3次元空間における座標情報である距離画像情報とを取得する。センサ100が検出する3次元空間とは、図1に示すXYZ直交座標系によって示される空間である。
対象者EPの体の各部位とは、対象者EPの動作を認識するために検出することが求められる体の部位である。具体的には、対象者EPの体の各部位とは、例えば、対象者EPの頭、肩、腕、手、腰、足及び各関節部等の位置である。
センサ100は、検出した結果を示す情報(以下「検出結果情報」という。)をリハビリテーション支援制御装置300に出力する。検出結果情報とは、例えば、対象者EPの体の一部の位置情報である。
なお、センサ100は、対象者EPにマーカを装着し、そのマーカの検出により対象者EPを検出するセンサであっても構わない。
例えば、足跡が表示されて対象者がその足跡の表示上に足を移動させるリハビリテーションの場合、足跡が目標画像である。また、例えば、横断歩道が表示されてその横断歩道を横断する際に近づいて来る自動車をよけるリハビリテーションの場合、表示された自動車が目標画像である。また、例えば、手の形をした移動先が表示されて手をその位置に移動させるリハビリテーションの場合、手の移動先を示す表示が目標画像である。また、例えば、リンゴの形状をした表示の表示位置に手を移動させるリハビリテーションの場合、表示されたリンゴが目標画像である。また、例えば、炎の形状をした表示が表示され、表示された炎に手が触れないように手を移動させるリハビリテーションの場合、表示された炎が目標画像である。なお、目標画像は、大きさ、表示位置、形状など、実行されるリハビリテーションに応じてさまざまに変化するものであってよい。
入力部31は、外部からの情報を入力するインタフェースである。例えば、入力部31は、センサ100から検出結果を示す情報(検出結果情報)を取得する。
出力部32は、制御部34によって生成された画像を出力装置200に対して出力するインタフェースである。
より具体的には、例えば出力装置200がキャリブレーション用のマーカ画像を、画像面(画像の出力領域900)の四隅など、複数箇所に投影する。リハビリテーション支援制御装置300は、出力装置200の座標系における座標を既知である。
モニタ画面に表示されている画像は、センサ100が撮像した画像なので、操作者が指定した位置をセンサ100の座標系における座標で取得し得る。リハビリテーション支援制御装置300(制御部34)は、この座標と、出力装置200の座標系における出力領域900の四隅の座標とに基づいて、キャリブレーション情報を取得する。なお、高さ方向の座標として、フロアの座標を用いる。
あるいは、理学療法士等が、例えばコーンなど物理的なマーカを画像面の四隅位置に置くようにしてもよい。この場合、センサ100は、置かれたマーカを検出し、各マーカの座標を出力する。
検出履歴情報記憶部333は、認識部341が認識した対象者EPの体の一部に関する位置情報(検出結果情報)の履歴を記憶する。例えば、歩行のリハビリテーションを行う場合、検出履歴情報記憶部333は、対象者EPの足の位置の検出結果情報の履歴を記憶する。また、手の移動のリハビリテーションを行う場合、検出履歴情報記憶部333は、対象者EPの手の位置の検出結果情報の履歴を記憶する。
プログラム情報記憶部335は、リハビリテーション支援プログラムを記憶する。
記録部344は、検出結果情報を検出履歴情報記憶部333に書き込んで記録する。
認識部341が対象者EPの足の位置の動きを認識する場合、目標決定部345が、対象者EPの足が動いた間隔を歩幅として検出するようにしてもよい。あるいは、認識部341が、対象者EPが床面に足をついた位置を認識する場合、目標決定部345が、対象者EPが床面に足をついた位置から次に足をついた位置までの間隔を歩幅として検出するようにしてもよい。
さらに、例えば歩行のリハビリテーションの場合、目標決定部345が、移動目標位置を面積のある範囲にて床面上に決定し、認識部341が、対象者EPの足の位置を、対象者EPの足の形状の範囲にて認識するようにしてもよい。そして、評価部346が、移動目標位置として決定されている範囲と、対象者EPの足の位置として検出された範囲との重なりの有無を判定するようにしてもよい。
手用表示パラメータ設定部348は、手を動かすリハビリテーションにおいて、手用表示パラメータを設定する。手用表示パラメータは、対象者EPが手を動かすときの目標画像の表示に用いられるパラメータである。
外乱用表示パラメータ設定部349は、外乱用表示パラメータを設定する。外乱用表示パラメータは、リハビリテーションの対象者EPが足または手を所定の目標画像まで移動させるときに、対象者EPが足または手を目標画像まで移動させる妨げとなる外乱の表示に用いられるパラメータである。または、外乱用表示パラメータは、リハビリテーションの対象者EPが足または手を回避目標となる目標画像から回避させるときに、対象者EPが足または手を目標画像から回避させる妨げとなる外乱の表示に用いられるパラメータである。
例えば、足跡が表示されて対象者がその足跡の表示上に足を移動させるリハビリテーションにおいて、足を移動させている最中に自動車が近づいて来て足の移動を妨げる場合、表示された自動車が外乱である。また、例えば、リンゴの形状をした表示の表示位置に手を移動させるリハビリテーションにおいて、表示されたリンゴの位置に手を移動させている最中に炎が表示されて手の移動を妨げる場合、表示された炎が外乱である。なお、外乱は、大きさ、表示位置、形状など、実行されるリハビリテーションに応じてさまざまに変化するものであってよい。また、足を移動させるリハビリテーションにおいて、対象者が自動車を避けながら横断歩道を渡る際に、横断歩道に穴が表示され自動車を避けることを妨げる場合、表示された穴が外乱である。また、手を移動させるリハビリテーションにおいて、手を炎に触れないように移動させる際に、手に触れたくない手の移動範囲を制限するゴキブリなどが表示される場合、表示されたゴキブリが外乱である。
図3は、対象者EPがテーブルT(第一動作領域)上で手の移動のリハビリテーションを行っている様子を示している。出力装置200は、テーブルTに目標画像M1を投影している。対象者EPは、出力装置200が出力領域900に出力する目標画像M1に基づいて、手の移動に関するリハビリテーションを行う。
センサ100は、対象者EPが検出範囲800内において手を動作する際の対象者EPの体の一部の位置を検出し、検出結果情報を所定の時間毎にリハビリテーション支援制御装置300に出力する。
図5は、対象者EPがフロアFL(第二動作領域)上で歩行動作のリハビリテーションを行っている様子を示している。出力装置200は、フロアFLに目標画像M2〜M5を投影している。対象者EPは、出力装置200が出力領域900に出力する目標画像M2〜M5に基づいて、歩行動作のリハビリテーションを行う。例えば、対象者EPは、目標画像M2〜M5に示されるスタート位置から目標位置まで歩行するリハビリテーションを行う。センサ100は、対象者EPが検出範囲800内において対象者EPの足の位置を検出し、検出結果情報を所定の時間毎にリハビリテーション支援制御装置300に出力する。
図6は、リハビリテーション支援システム1における画像の表示の、もう1つの例を示す図である。図6では、リハビリテーション支援システム1を用いて歩行のリハビリテーションを行う場合の画像の例を示している。図6の例では、出力装置の画像の投影によって、床上の投影面(出力領域900)に画像が表示されている。具体的には、目標位置の履歴を示す目標画像M211〜M214と、対象者EPの足の位置の履歴画像M221〜M223と、対象者EPの現在の足の位置を示す画像M231と、次の目標位置を示す目標画像M241とが、それぞれ足の形の画像で示されている。
なお、図4を参照して説明したのと同様、出力装置200が表示する画像は、足の形の画像に限らない。例えば、出力装置200が、右足の目標位置を赤丸で表示し、左足の目標位置を青丸で表示するなど、足の形の画像に代えて丸印を表示するようにしてもよい。また上記の実施形態とは逆に、左右の足の目標画像を片方ずつ表示するのではなく、常に先行して左右の足の目標画像を共に表示するようにしてもよい。また現在の足の位置画像と過去の足の位置の履歴画像で異なる表示とすることも可能である。例えば現在の足の位置画像は円、方形などの図形で表示し、過去の左右の足の履歴画像は「足あと」の図形で表示してもよい。
図7は、リハビリテーション支援制御装置300による動作領域の判定処理の一例を示すフローチャートである。
まず、理学療法士又は作業療法士がこれから行おうとするリハビリテーション内容に応じて、対象者EPがリハビリテーションを行う環境にリハビリテーション支援システム1を移動させる。また、脚部310の高さを適切に調節する。次に、対象者EPが、検出範囲800で、これから行うリハビリテーション内容に応じた姿勢を取る。例えば、テーブル上での腕のリハビリテーションを行う場合であれば、対象者EPは椅子に座ってテーブル上に手を置く姿勢を取る。また、例えば、歩行動作のリハビリテーションを行う場合、対象者EPは起立した姿勢を取る。対象者EPがこれらの姿勢を取ると、理学療法士等がリハビリテーション支援制御装置300に準備開始指示情報を入力する。操作部35は、その準備開始指示情報を取得する(ステップS10)。なお、理学療法士等がリハビリテーション支援制御装置300に準備開始指示情報を入力した後に、対象者EPが、検出範囲800で、これから行うリハビリテーション内容に応じた姿勢を取っても良い。
なお、足用表示パラメータの設定及び足用表示パラメータを用いた表示制御部342による表示について、後に詳細に述べる。
なお、足用表示パラメータを設定するための表示は、リハビリテーション支援制御装置300の表示部36に表示されるものである。
外乱用表示パラメータは、例えば、図12で示したように、リハビリテーション支援制御装置300が、対象者EPが横断歩道を歩行するときに、リハビリテーションの対象者EPが足を所定の目標画像まで移動させる妨げとなる自動車の形状をした外乱を画像として映し出すために用いられるパラメータである。
目標画像が、対象者EPが手を動かすときの手の移動目標となるリハビリテーションとは、例えば、図8に示すように、リハビリテーション支援制御装置300が、対象者EPが手を動かすときの手の移動目標となるリンゴの形状をした目標画像を映し出し、対象者EPが目標画像の位置に手を移動させるリハビリテーションである。
例えば、リハビリテーション支援制御装置300が専用アプリケーションを実行し、作業療法士等がリハビリテーション支援制御装置300に対して種々の情報を入力する。外乱用表示パラメータ設定部349は、目標画像が、対象者EPが手を動かすときの手の移動目標となるリハビリテーションの場合に、リハビリテーション支援制御装置300に入力された情報に応じて、外乱用表示パラメータを設定する。
手の外乱用表示パラメータは、例えば、図9に示すように、リハビリテーション支援制御装置300が、対象者EPが選択したキャラクターである目標画像の位置に手を動かすときに、手の移動の妨げとなる選択してはいけないキャラクターである外乱を画像として映し出すために用いられるパラメータである。
なお、手用表示パラメータの設定及び手用表示パラメータを用いた表示制御部342による表示について、後に詳細に述べる。
なお、手用表示パラメータを設定するための表示は、リハビリテーション支援制御装置300の表示部36に表示されるものである。
図13は、リハビリテーション支援制御装置300による対象者EPの認識処理の一例を示すフローチャートである。
リハビリテーションを行う対象者EPが検出範囲800に入ってリハビリテーションを開始する。また、理学療法士等は、対象者EPの氏名、性別、身長等と共に、リハビリーション開始指示情報をリハビリテーション支援制御装置300に入力する。すると、操作部35がリハビリテーション開始指示情報を取得する(ステップS20)。次に、表示制御部342は、動作領域に応じた目標画像を生成する。例えば、動作領域がフロアFLの場合、表示制御部342は、足型を表示した目標画像を生成する。また、目標決定部345は、その目標画像を表示する位置の座標情報を計算する。目標画像を表示する位置は、ステップS18で設定した足用表示パラメータに応じて変化させてもよい。また、動作領域がテーブルの場合、表示制御部342は、対象者EPが手でタッチする対象となるターゲットを表示した目標画像を生成する。また、目標決定部345は、その表示位置の座標情報を計算する。出力部32は、これらの情報(目標画像と表示位置)を取得し、出力装置200に出力指示を行う。出力装置200は、出力部32の指示に従って、表示制御部342が生成した目標画像を出力領域900に表示する(ステップS21)。このように、出力装置200が動作領域に目標画像を表示すると、対象者EPは、その表示位置に検出対象部位に関連する体の部位を移動させる動作を行う。例えば、足型の目標画像が表示された場合、対象者EPは、足型が表示された位置に足を移動させる。また、例えば、テーブル上にターゲットの目標画像が表示された場合、対象者EPは、目標画像が表示された位置に手を移動させ、テーブルにタッチする。
センサ100は、対象者EPの動作を検出し続け、リハビリテーション支援制御装置300へ出力する。リハビリテーション支援制御装置300では、入力部31が検出結果情報を取得し(ステップS22)、検出結果情報を、制御部34へ出力する。
次に、制御部34は、検出処理を終了するかどうかを判定する(ステップS25)。例えば、理学療法士等がリハビリテーション終了指示情報を入力した場合、制御部34は、操作部35を介してその情報を取得し、検出処理を終了すると判定する。また、対象者EPが検出範囲800の外に出てしまった場合や対象者EPの手が検出範囲800の外に出てしまった場合、あるいは、予め設定されたリハビリテーションの実施時間が経過した場合にも、制御部34は、検出処理を終了すると判定する。
終了しないと判定した場合(ステップS25;No)、ステップS21からの処理を繰り返す。
終了すると判定した場合(ステップS25;Yes)、制御部34は、目標画像の生成処理や検出対象部位のデータを記録する処理を終了する。なお、表示制御部342は、検出履歴情報記憶部333に記録された対象者EPの検出対象部位のデータ(検出対象情報)から、今回のリハビリテーションにおける対象者EPの動作結果(例えば、検出対象部位が動いた軌跡)を表示する画像を生成し、出力装置200がこの画像を表示してもよい。
図14は、リハビリテーション支援システム1を用いたリハビリテーションにおけるパラメータ設定の一例を示すフローチャートである。
まず、リハビリテーションの実施前に理学療法士等が、対象者EPについてのパラメータ(足用表示パラメータ等)を設定する(ステップS30)。具体的には、理学療法士等が、リハビリテーション支援制御装置300に設けられた表示画面(表示部36)を参照して、各種パラメータをリハビリテーション支援制御装置300に入力する。次に理学療法士等が、リハビリテーション支援制御装置300に準備開始指示情報を入力し、リハビリテーションを実施する(ステップS31)。上記のとおり、リハビリテーション支援制御装置300の動作領域判定部343は、動作領域を判定して検出対象部位の設定を行う。動作領域がフロアFLの場合、足用表示パラメータ設定部347が、ステップS30で入力された足用表示パラメータの設定を行う。また、外乱用表示パラメータ設定部349が、ステップS30で入力された足の外乱用表示パラメータの設定を行う。一方、動作領域がテーブルTの場合、手用表示パラメータ設定部348が、ステップS30で入力された手用表示パラメータを設定し、外乱用表示パラメータ設定部349が、ステップS30で入力された手の外乱用表示パラメータの設定を行う。足用表示パラメータ設定部347等によるパラメータの設定が終了すると、表示制御部342が、動作領域に応じて目標画像等を生成し、出力装置200がそれらの画像を表示する。対象者EPは、表示された目標画像に基づいてリハビリテーションを行う。予め定められた一連のリハビリテーション・プログラムが終了すると、表示制御部342が、リハビリテーション結果を含む画像を生成し、出力装置200がリハビリテーション結果を表示する(ステップS32)。リハビリテーション結果とは、例えば、評価部346によるリハビリテーション・プログラムを通した評価結果の実績値である。リハビリテーション結果は、例えば、目標画像の全表示数に対して評価部346が目標位置到達と評価した回数の割合として表示されてもよい。
パラメータ設定の見直しが必要と判断した場合(ステップS34;Yes)、理学療法士等は、新しいパラメータを検討する(ステップS35)。例えば、今回のリハビリテーション結果が良好だった場合、理学療法士等は、より難易度の高い動作を要求するようなパラメータを検討する。あるいは、今回のリハビリテーション結果が良好ではなかった場合、理学療法士等は、難易度の低い動作を要求するようなパラメータを検討する。パラメータを検討し終えると、理学療法士等は、その新しいパラメータを設定し(ステップS30)、ステップS31からの処理を繰り返す。本実施形態のリハビリテーション支援システム1によれば、パラメータを任意に設定することができるので、対象者EPは、体調や能力に応じたリハビリテーションを実施することができる。なお上記の説明においては、リハビリテーション支援制御装置300に設けられた表示画面(表示部36)を参照してパラメータ入力・設定を実行したが、出力装置200から出力されたパラメータ設定画面を参照して、フロアやテーブル上に表示された設定画面上で各種パラメータ入力・設定を実行してもよい。
足用表示パラメータ設定部347は、足用距離パラメータ設定部、足用時間パラメータ設定部、足用ベクトルパラメータ設定部、足用位置パラメータ設定部、足用移動数パラメータ設定部、足用タイミングパラメータ設定部及び足用速度パラメータ設定部を備える。
足用表示パラメータ設定部347は、目標画像が対象者EPが足を移動させるときの足の移動目標となるリハビリテーションの場合に、操作部35から入力された情報に応じて、足用表示パラメータを設定する。
目標画像が対象者EPが足を移動させるときの足の移動目標となるリハビリテーションとは、例えば、図12で示したように、表示制御部342が対象者EPが足を移動させるときの足の移動目標となる足の形状をした目標画像を映し出し、対象者EPが目標画像の位置に足を移動させるリハビリテーションである。なお、図12には、外乱である自動車が画像として映し出されている。
より具体的には、足用距離パラメータ設定部は、目標画像が示す歩幅を決定するために用いられる足用距離パラメータ(図10で示したステップの値)を指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、足用距離パラメータを用いて、リハビリテーションにおける歩幅を示す目標画像を出力装置200に表示させることができる。
また、より具体的には、足用距離パラメータ設定部は、目標画像が示す左右の足のスタンス(歩隔を含む)を決定するために用いられる足用距離パラメータ(図10で示した歩隔)を指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、足用距離パラメータを用いて、リハビリテーションにおける左右の足のスタンスを示す目標画像を出力装置200に表示させることができる。
また、より具体的には、足用距離パラメータ設定部は、目標画像が表示される距離の範囲を決定するために用いられる足用距離パラメータを指定し、指定した足用距離パラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、足用距離パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて設定した距離の範囲内で目標画像を出力装置200に表示させることができる。
より具体的には、足用時間パラメータ設定部は、目標画像が表示されてから所定時間内に対象者EPの足が目標画像の位置に移動されないときに目標画像の表示を停止させると判定するために用いられる所定時間を示す足用時間パラメータを指定し、パラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、足用時間パラメータを用いて、リハビリテーションにおける目標画像の表示時間の間、目標画像を出力装置200に表示させることができる。
また、より具体的には、足用時間パラメータ設定部は、目標画像が表示されリハビリテーションが行われる総時間を示す足用時間パラメータを指定し、パラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、足用時間パラメータを用いて、リハビリテーションの総時間の間、目標画像を出力装置200に表示させることができる。
また、より具体的には、足用時間パラメータ設定部は、現在表示されている目標画像が表示されてから次の目標画像が表示される次のタイミングまでの時間を示す足用表示パラメータを指定し、パラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、足用時間パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて次の表示タイミングに次の目標画像を出力装置200に表示させることができる。
より具体的には、足用ベクトルパラメータ設定部は、現在表示されている目標画像を基準とした次のタイミングに表示される次の目標画像の表示方向を決定するために用いられる足用ベクトルパラメータを指定し、パラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、足用ベクトルパラメータを用いて、リハビリテーションにおいて直線的に足を移動させるか曲線的に足を移動させるかを示す目標画像を出力装置200に表示させることができる。
また、より具体的には、足用ベクトルパラメータ設定部は、目標画像が示す右足の踵からつま先に向かう方向と、左足の踵からつま先に向かう方向と、を決定するために用いられる足用ベクトルパラメータを指定し、パラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、足用ベクトルパラメータを用いて、リハビリテーションにおける目標画像の左右の足の向きを同一にするか異なる向きにするかを示す目標画像を出力装置200に表示させることができる。
また、表示制御部342が上述のように足用ベクトルパラメータを用いてリハビリテーションにおける目標画像を出力装置200に表示させることにより、直線的な移動を行える対象者EPが、今度は曲線的な移動を行うなど、より難易度の高いリハビリテーションを行うことができる。したがって、対象者EPは、日常生活の足の移動に近いリハビリテーションを実施することができる。
より具体的には、足用位置パラメータ設定部は、目標画像が表示されるエリアを決定するために用いられる足用位置パラメータを指定し、パラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、足用位置パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて表示されるエリアが制限された目標画像を出力装置200に表示させることができる。
より具体的には、足用移動数パラメータ設定部は、判定内容の異なる目標画像が表示される回数を決定するために用いられる足用位置パラメータを指定し、パラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、足用位置パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて判定内容の異なる目標画像を所定回数出力装置200に表示させることができる。
また、表示制御部342が上述のように足用移動数パラメータを用いてリハビリテーションにおける目標画像を出力装置200に表示させることにより、日常生活を想定して、トイレまで10歩などという具体的な自宅復帰を想定したリハビリテーションが可能となる。
より具体的には、足用タイミングパラメータ設定部は、連続した右足の移動目標または連続した左足の移動目標を示す目標画像が表示されるタイミングを決定するために用いられる足用タイミングパラメータを指定し、パラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、足用タイミングパラメータを用いて、リハビリテーションにおいて、目標画像を左右同時に表示されるか、左右交互に表示されるか、右または左を連続して表示されるか、更には、横方向に移動するサイドステップを誘導する位置に表示させるか、また、足を交差させて移動するクロスステップを誘導する位置に表示させるかの何れかで出力装置200に表示させることができる。
より具体的には、足用速度パラメータ設定部は、右足の移動目標または左足の移動目標を示す目標画像が表示され単位時間当たりに目標画像の表示位置が変化する変化率を決定するために用いられる足用速度パラメータを指定し、パラメータ情報記憶部334に書き込む。
例えば、足用速度パラメータを指定することにより、指定した足の移動速度を満足する距離と時間との複数の組み合わせの中からランダムに組み合わせが選択され、足用速度パラメータと共に、選択された距離と時間のそれぞれに対応する足用距離パラメータと足用時間パラメータとが、パラメータ情報記憶部334に書き込まれる。
これにより、表示制御部342は、足用速度パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて、足用距離パラメータや足用時間パラメータを用いた場合と同様に目標画像を出力装置200に表示させることができる。
外乱用表示パラメータ設定部349は、目標画像が対象者EPが足を移動させるときの足の移動目標となるリハビリテーションの場合に、操作部35から入力された情報に応じて、外乱用表示パラメータを設定する。
外乱用表示パラメータは、例えば、図12で示したように、リハビリテーション支援制御装置300が対象者EPが横断歩道を足を移動させるときに、リハビリテーションの対象者EPが足を所定の目標画像まで移動させる妨げとなる自動車の形状をした外乱を画像として映し出すために用いられるパラメータである。
外乱用距離パラメータ設定部は、現在表示されている外乱から次のタイミングに表示される外乱までの距離を決定するために用いられる外乱用距離パラメータを指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、外乱用距離パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて設定された各タイミングにおける距離で同一の外乱を出力装置200に表示させることができる。
また、外乱用距離パラメータ設定部は、表示される外乱どうしの距離を決定するために用いられる外乱用距離パラメータを指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、外乱用距離パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて設定された各タイミングにおける距離で異なる外乱を出力装置200に表示させることができる。
また、外乱用距離パラメータ設定部は、外乱が表示される距離の範囲を決定するために用いられる外乱用距離パラメータを指定し、指定した外乱用距離パラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、外乱用距離パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて設定した距離の範囲内で外乱を出力装置200に表示させることができる。
外乱用時間パラメータ設定部は、現在表示されている外乱が現在と異なる位置に表示されるまでの時間を示す外乱用時間パラメータを指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、外乱用時間パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて、設定された移動と停止の時間で外乱を出力装置200に表示させることができる。
また、外乱用時間パラメータ設定部は、外乱が表示されリハビリテーションが行われる総時間を示す外乱用時間パラメータを指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、外乱用時間パラメータを用いて、リハビリテーションの総時間の間、外乱を出力装置200に表示させることができる。
また、外乱用時間パラメータ設定部は、現在表示されている外乱が表示されてから外乱が表示される次のタイミングまでの時間を示す外乱用時間パラメータを指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、外乱用時間パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて設定された外乱を回避してからの経過時間に新たな外乱を出力装置200に表示させることができる。
外乱用ベクトルパラメータ設定部は、現在表示されている外乱を基準とした次のタイミングに表示される外乱の表示方向を決定するために用いられる外乱用ベクトルパラメータを指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、外乱用ベクトルパラメータを用いて、リハビリテーションにおいて移動する方向を示す外乱を出力装置200に表示させることができる。
外乱用位置パラメータ設定部は、表示される外乱の位置に係る外乱用表示パラメータである外乱用位置パラメータを指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、外乱用位置パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて設定されたエリアに制限して外乱を出力装置200に表示させることができる。
外乱用数パラメータ設定部は、種類の異なる外乱が表示される回数を決定するために用いられる外乱用数パラメータを指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、外乱用数パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて種類の異なる外乱を設定された回数出力装置200に表示させることができる。
外乱用タイミングパラメータ設定部は、異なる移動方向を示す異なる外乱が表示されるタイミングを決定するために用いられる外乱用タイミングパラメータを指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、外乱用タイミングパラメータを用いて、リハビリテーションにおいて異なる移動方向を示す異なる目標画像を、移動方向毎の表示する割合(頻度)を変化させて外乱を出力装置200に表示させることができる。
対象者EPは、自分の右側が連続する外乱には反応できるが、左側の不規則的に現れる外乱には反応できない場合がある。例えば、右側からの交通量が多い道路を渡る場合、右側からの情報量が多いため、対象者EPは右側に意識が集中してしまい、左側からの情報を見落とす可能性がある。日常生活では確認できない非常に危険な厳しい条件でこれらの練習を行えることは有用である。
外乱用速度パラメータ設定部は、自動車などの外乱が表示され単位時間当たりに外乱の表示位置が変化する変化率を決定するために用いられる外乱用速度パラメータを指定し、パラメータ情報記憶部334に書き込む。
例えば、外乱用速度パラメータを指定することにより、自動車の移動速度を満足する距離と時間との複数の組み合わせの中からランダムに組み合わせが選択され、外乱用速度パラメータと共に、選択された距離と時間のそれぞれに対応する外乱用距離パラメータと外乱用時間パラメータとが、パラメータ情報記憶部334に書き込まれる。
これにより、表示制御部342は、外乱用速度パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて、外乱用距離パラメータや外乱用時間パラメータを用いた場合と同様に外乱を出力装置200に表示させることができる。
手用表示パラメータ設定部348は、目標画像が対象者EPが手を動かすときの手の移動目標となるリハビリテーションの場合に、操作部35から入力された情報に応じて、手用表示パラメータを設定する。
目標画像が対象者EPが手を動かすときの手の移動目標となるリハビリテーションとは、例えば、図14に示すように、選択したキャラクターを目標画像とし、選択されないキャラクターである外乱として、リハビリテーション支援制御装置300が対象者EPが手を動かすときの手の移動目標である目標画像と外乱とを画像として映し出し、対象者EPが目標画像の位置に手を移動させるリハビリテーションである。
より具体的には、手用位置パラメータ設定部は、目標画像が表示されるエリアを決定するために用いられる手用位置パラメータを、例えば図15に示すように、目標画像が表示されるエリアを選択して指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、手用位置パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて設定されたエリアに限定して目標画像を出力装置200に表示させることができる。
より具体的には、手用時間パラメータ設定部は、目標画像が表示されてから所定時間内に対象者EPの手が目標画像の位置に移動されないときに目標画像の表示を停止すると判定するために用いられる所定時間を示す手用時間パラメータを指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、手用時間パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて設定された表示時間で目標画像を出力装置200に表示させることができる。
また、より具体的には、手用時間パラメータ設定部は、目標画像が表示されリハビリテーションが行われる総時間を示す手用時間パラメータを指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、手用時間パラメータを用いて、リハビリテーションの総時間の間、目標画像を出力装置200に表示させることができる。
また、より具体的には、手用時間パラメータ設定部は、現在表示されている目標画像が表示されてから目標画像が表示される次のタイミングまでの時間を示す手用表示パラメータを指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、手用時間パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて設定された次の表示タイミングに目標画像を出力装置200に表示させることができる。
より具体的には、手用ベクトルパラメータ設定部は、現在表示されている目標画像を基準とした次のタイミングに表示される次の目標画像の表示方向を決定するために用いられる手用ベクトルパラメータを指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、手用ベクトルパラメータを用いて、リハビリテーションにおいて手の前後方向に表示されるか手の左右方向に表示されるかの何れかで目標画像を出力装置200に表示させることができる。
また、より具体的には、手用ベクトルパラメータ設定部は、目標画像が示す右手の向かう方向と、左手の向かう方向と、を決定するために用いられる手用ベクトルパラメータを指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、手用ベクトルパラメータを用いて、リハビリテーションにおける目標画像の左右の手の移動方向を同一にするか異なる向きにするかの何れかで目標画像を出力装置200に表示させることができる。
より具体的には、手用距離パラメータ設定部は、目標画像が表示される距離の間隔を決定するために用いられる手用距離パラメータを指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、手用距離パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて設定された距離で同一目標画像を出力装置200に表示させることができる。また、これにより、表示制御部342は、手用距離パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて設定された距離で異なる目標画像を出力装置200に表示させることができる。
また、より具体的には、手用距離パラメータ設定部は、目標画像が表示される距離の範囲を決定するために用いられる手用距離パラメータを指定し、指定した手用距離パラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、手用距離パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて設定した距離の範囲内で目標画像を出力装置200に表示させることができる。
より具体的には、手用移動数パラメータ設定部は、判定内容の異なる目標画像が表示される回数を決定するために用いられる手用移動数パラメータを指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、手用移動数パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて判定内容の異なる目標画像を設定された回数出力装置200に表示させることができる。
より具体的には、手用タイミングパラメータ設定部は、連続した右手の移動目標または連続した左手の移動目標を示す目標画像が表示されるタイミングを決定するために用いられる手用タイミングパラメータを指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、手用タイミングパラメータを用いて、リハビリテーションにおいて左右交互に表示させるか、又は、右または左を連続して表示させるかの何れかで目標画像を出力装置200に表示させることができる。
より具体的には、手用速度パラメータ設定部は、右手の移動目標または左手の移動目標を示す目標画像を表示させる際、単位時間当たりに目標画像の表示位置を変化させる変化率を決定するために用いられる手用速度パラメータを指定し、パラメータ情報記憶部334に書き込む。
例えば、手用速度パラメータを指定することにより、指定した手の移動速度を満足する距離と時間との複数の組み合わせの中からランダムに組み合わせが選択され、手用速度パラメータと共に、選択された距離と時間のそれぞれに対応する手用距離パラメータと手用時間パラメータとが、パラメータ情報記憶部334に書き込まれる。
これにより、表示制御部342は、手用速度パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて、手用距離パラメータや手用時間パラメータを用いた場合と同様に、目標画像を出力装置200に表示させることができる。
外乱用表示パラメータ設定部349は、目標画像が対象者EPが手を動かすときの手の移動目標となるリハビリテーションの場合に、操作部35から入力された情報に応じて、外乱用表示パラメータを設定する。
外乱用表示パラメータは、例えば、図9で示したように、リハビリテーション支援制御装置300が対象者EPが選択したキャラクターである目標画像の位置に手を動かすときに、リハビリテーションの対象者EPが手を目標画像まで移動させる妨げとなる選択しなかったキャラクターである外乱を画像として映し出すために用いられるパラメータである。
以下、手の移動のリハビリテーションにおける外乱用表示パラメータの各具体例について説明する。
外乱用距離パラメータ設定部は、現在表示されている外乱から次のタイミングに表示される外乱までの距離を決定するために用いられる外乱用距離パラメータを指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、外乱用距離パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて設定された各タイミングにおける距離で同一の外乱を出力装置200に表示させることができる。
また、外乱用距離パラメータ設定部は、表示される外乱どうしの距離を決定するために用いられる外乱用距離パラメータを指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、外乱用距離パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて設定された各タイミングにおける距離で異なる外乱を出力装置200に表示させることができる。
また、外乱用距離パラメータ設定部は、外乱が表示される距離の範囲を決定するために用いられる外乱用距離パラメータを指定し、指定した外乱用距離パラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、外乱用距離パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて設定した距離の範囲内で外乱を出力装置200に表示させることができる。
外乱用時間パラメータ設定部は、現在表示されている外乱が現在と異なる位置に表示されるまでの時間を示す外乱用時間パラメータを指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、外乱用時間パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて、設定された移動と停止の時間で外乱を出力装置200に表示させることができる。
また、外乱用時間パラメータ設定部は、外乱が表示されリハビリテーションが行われる総時間を示す外乱用時間パラメータを指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、外乱用時間パラメータを用いて、リハビリテーションの総時間の間、外乱を出力装置200に表示させることができる。
また、外乱用時間パラメータ設定部は、現在表示されている外乱が表示されてから外乱が表示される次のタイミングまでの時間を示す外乱用時間パラメータを指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、外乱用時間パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて設定された外乱を回避してからの経過時間に新たな外乱を出力装置200に表示させることができる。
外乱用ベクトルパラメータ設定部は、現在表示されている外乱を基準とした次のタイミングに表示される外乱の表示方向を決定するために用いられる外乱用ベクトルパラメータを指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、外乱用ベクトルパラメータを用いて、リハビリテーションにおいて移動する方向を示す外乱を出力装置200に表示させることができる。
外乱用位置パラメータ設定部は、表示される外乱の位置に係る外乱用表示パラメータである外乱用位置パラメータを指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、外乱用位置パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて設定されたエリアに制限して外乱を出力装置200に表示させることができる。
また、具体的には、外乱用表示パラメータ設定部349の外乱用数パラメータ設定部は、外乱用数パラメータを設定する。
より具体的には、外乱用数パラメータ設定部は、種類の異なる外乱が表示される回数を決定するために用いられる外乱用数パラメータを指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、外乱用数パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて種類の異なる外乱を設定された回数出力装置200に表示させることができる。
外乱用タイミングパラメータ設定部は、異なる移動方向を示す異なる外乱が表示されるタイミングを決定するために用いられる外乱用タイミングパラメータを指定し、指定したパラメータをパラメータ情報記憶部334に書き込む。
これにより、表示制御部342は、外乱用タイミングパラメータを用いて、リハビリテーションにおいて異なる方向に移動する設定された割合の異なる外乱を出力装置200に表示させることができる。
対象者EPは、自分の右側が連続する外乱には反応できるが、左側の不規則的に現れる外乱には反応できない場合がある。例えば、右側からの交通量が多い道路を渡る場合、右側からの情報量が多いため、対象者EPは右側に意識が集中してしまい、左側からの情報を見落とす可能性がある。日常生活では確認できない非常に危険な厳しい条件でこれらの練習を行えることは有用である。
外乱用速度パラメータ設定部は、サルなどの外乱が表示され単位時間当たりに外乱の表示位置が変化する変化率を決定するために用いられる外乱用速度パラメータを指定し、パラメータ情報記憶部334に書き込む。
例えば、外乱用速度パラメータを指定することにより、サルの移動速度を満足する距離と時間との複数の組み合わせの中からランダムに組み合わせが選択され、外乱用速度パラメータと共に、選択された距離と時間のそれぞれに対応する外乱用距離パラメータと外乱用時間パラメータとが、パラメータ情報記憶部334に書き込まれる。
これにより、表示制御部342は、外乱用速度パラメータを用いて、リハビリテーションにおいて、外乱用距離パラメータや外乱用時間パラメータを用いた場合と同様に外乱を出力装置200に表示させることができる。
例えば、本発明の実施形態における足用表示パラメータは、足用距離パラメータのみを設定するものであってもよく、任意の数のパラメータを設定するものであってよい。
例えば、本発明の実施形態における手用表示パラメータは、手用位置パラメータのみを設定するものであってもよく、任意の数のパラメータを設定するものであってよい。
例えば、本発明の実施形態における外乱用表示パラメータは、外乱用位置パラメータのみを設定するものであってもよく、任意の数のパラメータを設定するものであってよい。
このように、パラメータ情報記憶部334が足用表示パラメータ、手用表示パラメータ、外乱用表示パラメータを記憶することにより、リハビリテーションを担当する療法士等が変更された場合であっても、同様のリハビリテーションを再現することができる。そのため、対象者は、同様のリハビリテーションを継続して受けることができ、担当する療法士等が改めて対象者にあった設定を見つけ出し設定する必要がなく療法士等の負担が低減する。
こうすることで、リハビリテーション支援制御装置300は、外乱用表示パラメータにより対象者EPの状態に適した位置や時間間隔などで目標画像と共に外乱を表示することができる。そのため、対象者EPに効果的なリハビリテーションを行うことができ、リハビリテーションの効果を対象者EPが実感することができる。また、外乱用表示パラメータによりリハビリテーションの難易度が変わるためゲーム性を持たせることができる。その結果、リハビリテーションの対象者EPが能動的にリハビリテーションを行うことを支援することができる。
図19は、リハビリテーション支援システム1のシステム構成の変形例を示す斜視図である。
リハビリテーション支援制御装置300は、複数の装置に機能を分けて実装されてもよい。例えば、入力部31及び認識部341は画像認識装置として他の装置に実装されてもよい。例えば、認識部341はセンサ100に設けられてもよい。
また、出力装置200は、画像投影装置に代えて、画像を表示する画像表示装置を用いて構成されてもよい。この場合、図19に示すように出力装置200は、上述の説明において画像投影装置が映像を投影した面(投影面)に相当する面に表示面を有したディスプレイ装置として構成される。画像表示装置の具体例として、液晶ディスプレイ装置、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ装置、タッチパネル式ディスプレイ装置等がある。例えば、テーブルの表面にディスプレイ装置を組み込んで、このディスプレイ装置の表示画面に対象者EPがタッチするマークを表示するようにしてもよい。この場合も、リハビリテーション支援制御装置300(制御部34)は、例えば、ディスプレイ装置に表示されたマーカ画像を目印にしてキャリブレーションを実施する。
Claims (4)
- 出力装置に、目標画像と、外乱表示パラメータに基づいた外乱とを表示させる表示制御部を備えるリハビリテーション支援制御装置において、
リハビリテーション対象者の機能回復に伴い前記外乱表示パラメータを変更可能とするリハビリテーション支援制御装置。 - 前記表示制御部は、
表示させる前記外乱の距離に係る前記外乱用表示パラメータである外乱用距離パラメータに基づいて、前記出力装置に前記外乱を表示させる、
請求項1に記載のリハビリテーション支援制御装置。 - 前記出力装置と位置取得手段とをさらに備える、
請求項1または請求項2に記載のリハビリテーション支援制御装置。 - 出力装置に、目標画像と、外乱表示パラメータに基づいた外乱とを表示させる表示制御部を備えるリハビリテーション支援制御装置において、
リハビリテーション対象者の機能回復に伴い前記外乱表示パラメータを変更可能とするリハビリテーション支援制御装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
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