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JP2017214531A - ゴム組成物、防振ゴム製品用ゴム組成物及び防振ゴム製品 - Google Patents

ゴム組成物、防振ゴム製品用ゴム組成物及び防振ゴム製品 Download PDF

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JP2017214531A
JP2017214531A JP2016111095A JP2016111095A JP2017214531A JP 2017214531 A JP2017214531 A JP 2017214531A JP 2016111095 A JP2016111095 A JP 2016111095A JP 2016111095 A JP2016111095 A JP 2016111095A JP 2017214531 A JP2017214531 A JP 2017214531A
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Abstract

【課題】圧縮永久歪特性及びスコーチタイムに優れた、ゴム組成物及び防振ゴム製品用ゴム組成物を提供することを目的とする。【解決手段】本発明は、天然ゴムを含有するゴム成分と、下記構造式を有する脂肪酸亜鉛と、を含むことを特徴とする。(ここで、Raは炭素数1〜6の炭化水素基であり、Rbは炭素数1〜6の炭化水素基であり、Ra及びRbはそれぞれ独立しており、同一であっても異なっていてもよい。)【選択図】なし

Description

本発明は、ゴム組成物、防振ゴム製品用ゴム組成物及び防振ゴム製品に関するものである。
防振ゴムは、自動車等の各種車両において、搭乗時の快適性を向上させるため、振動や騒音の発生源となる部位に配置されるものである。室内への振動や騒音の侵入を低減するために、例えば、振動や騒音の主たる発生源であるエンジンに対しては、トーショナルダンパー、エンジンマウント、マフラーハンガー等の構成部材に防振ゴムを用いることでエンジン駆動時の振動を吸収し、室内への振動及び騒音の侵入や、周辺環境への騒音の拡散を低減している。
このような防振ゴムの基本的な特性としては、エンジン等の重量物を支える強度特性や、その振動を吸収し抑制する防振性能が要求されていた。また、エンジンルーム等の高温環境下で使用される場合には、強度特性に優れ、かつ動倍率が低く防振性能に優れるのはもちろんのこと、圧縮永久歪特性に優れることが求められていた。
さらに、防振ゴム製品に用いるゴム組成物については、製造性を考慮すると、上述した性能に加えて、ゴム組成物の加工性(特に、スコーチタイム)についても改善することが望まれていた。
ゴム物性を維持しつつ、圧縮永久歪特性の改善を図る技術について、多くの検討がなされているが、圧縮永久歪特性及びスコーチタイムについて高いレベルで両立が図られたものは、いまだ開発されていなかった。
そこで、本発明の目的は、圧縮永久歪特性及びスコーチタイムに優れた、ゴム組成物及び防振ゴム製品用ゴム組成物を提供することにある。また、本発明の他の目的は、圧縮永久歪特性に優れた防振ゴム製品を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するべく鋭意研究を行った。そして、ゴム組成物中に特定の構造を有する脂肪酸亜鉛を含むことによって、圧縮永久歪特性を大きく向上できるとともに、スコーチタイムについても改善できる(スコーチタイムを長くできる)ことを見出した。
すなわち、本発明のゴム組成物は、天然ゴムを含有するゴム成分と、
下記構造式を有する脂肪酸亜鉛と、を含むことを特徴とする。
Figure 2017214531
(ここで、Rは炭素数1〜6の炭化水素基であり、Rは炭素数1〜6の炭化水素基であり、R及びRはそれぞれ独立しており、同一であっても異なっていてもよい。)
上記構成により、圧縮永久歪特性及びスコーチタイムを向上できる。
また、本発明のゴム組成物では、下記構造式を有する芳香族スルホンアミドをさらに含むことが好ましい。
Figure 2017214531
(ここで、R1は、−Sx−CnHmClpであり、xは0以上の整数、nは1以上の整数、mは0以上の整数、pは1以上の整数であり、かつ、m+p=2n+1を満たす。Sは硫黄原子、Cは炭素原子、Hは水素原子、Clは塩素原子を示すが、Clはその他のハロゲン族元素に置換が可能である。また、上記式のR2、R3としては、水素、アミノ基、又は、炭素数1〜8の直鎖状、分岐状若しくは環状或いはその組み合わせの炭化水素基であり本置換基の位置と数には定めはない。)
縮永久歪特性及びスコーチタイムを、より向上できるためである。
さらに、本発明のゴム組成物では、前記ゴム成分が、シス−1,4結合含量が95%以上である高シス含有イソプレンゴムを55質量%以下含有することが好ましい。圧縮永久歪特性をより向上できるためである。
さらにまた、本発明のゴム組成物では、前記脂肪酸亜鉛が、2−エチルヘキサン酸亜鉛であることが好ましい。より優れた圧縮永久歪特性及びスコーチタイムを得ることができるためである。
また、本発明のゴム組成物では、前記脂肪酸亜鉛の含有量が、前記ゴム成分100質量部に対して、4質量部以下であることが好ましい。他の特性を低下させることなく、より優れた圧縮永久歪特性及びスコーチタイムを得ることができるためである。
さらに、本発明のゴム組成物では、前記芳香族スルホンアミドが、N−フェニル−N−(トリクロロメチルチオ)ベンゼンスルホンアミドであることが好ましい。圧縮永久歪特性及びスコーチタイムをより向上できるためである。
さらにまた、本発明のゴム組成物では、前記芳香族スルホンアミドの含有量が、前記ゴム成分100質量部に対して、0.1〜4質量部であることが好ましい。他の特性を低下させることなく、圧縮永久歪特性及びスコーチタイムをより向上できるためである。
また、本発明のゴム組成物は、DBP吸油量が125ml/100g以下で且つヨウ素吸着量が85g/kg以下であるカーボンブラックをさらに含むことが好ましい。より優れた圧縮永久歪特性を得ることができるためである。
本発明の防振ゴム製品用ゴム組成物は、本発明のゴム組成物からなることを特徴とする。
上記構成により、圧縮永久歪特性及びスコーチタイムを向上できる。
本発明の防振ゴム製品は、上述した防振ゴム製品用ゴム組成物を用いたことを特徴とする。
上記構成により、優れた圧縮永久歪特性実現できる。
本発明によれば、圧縮永久歪特性及びスコーチタイムに優れた、ゴム組成物及び防振ゴム製品用ゴム組成物を提供できる。また、本発明によれば、圧縮永久歪特性に優れた防振ゴム製品を提供できる。
<ゴム組成物>
以下に、本発明のゴム組成物の一実施形態について詳細に説明する。
本発明のゴム組成物は、天然ゴムを含有するゴム成分と、特定構造を有する脂肪酸亜鉛とを含むゴム組成物である。
(ゴム成分)
本発明のゴム組成物に含まれるゴム成分は、天然ゴム(以下、NRと表記することもある)を含有する。
ここで、前記ゴム成分は、天然ゴム100%とすることもできるが、圧縮永久歪特性及びスコーチタイムのさらなる改善を図るべく、該天然ゴムの含有量を、40〜90質量%とすることが好ましく、45〜80質量%とすることがより好ましい。
また、前記天然ゴムの種類ついては、特に限定はされず、公知のものを適宜選択できる。例えば、RSS(Ribbed smoked sheets)、TSR(Technically Specified Rubber)等を用いることができる。
また、本発明の目的を損なわない範囲であれば、上記のゴム成分に加えて合成ゴム等の他のゴムを併用してもよい。その具体例としては、イソプレンゴム(IR)や、ブタジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体(EPDM)、ブチルゴム(IIR)、ハロゲン化ブチルゴム、ブロモ化ブチルゴム、クロロプレンゴム、イソブチレン−イソプレンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、シリコーンゴム、アクリルゴム、エポキシ化天然ゴム、アクリレートブタジエンゴム等の合成ゴム及び合成ゴムの分子鎖末端が変性されたもの等を挙げることができ、これらの中から一種又は二種以上を適宜選択して用いることができる。
また、前記ゴム成分は、上述した他のゴムの中でも、イソプレンゴムを含有することが好ましく、該イソプレンゴムの中でも、シス−1,4結合含量が95%以上である高シス含有イソプレンゴムを含有することがより好ましい。本発明のゴム組成物の圧縮永久歪特性をより向上できるためである。
なお、前記ゴム成分中の高シス含有イソプレンゴムの含有量については、特に限定はされないが、上述した強度や動倍率等の基本特性を維持しつつ、より優れた圧縮永久歪特性が得られる点からは、55質量%以下であることが好ましく、5〜55質量%であることがより好ましい。前記ゴム成分における高シス含有イソプレンゴムの含有量が55質量%を超えると、強度や動倍率等の基本特性を悪化させるおそれがある。
(脂肪酸亜鉛)
本発明のゴム組成物は、下記構造式を有する脂肪酸亜鉛を含む。
Figure 2017214531
(ここで、Rは炭素数1〜6の炭化水素基であり、Rは炭素数1〜6の炭化水素基であり、R及びRはそれぞれ独立しており、同一であっても異なっていてもよい。)
上記構造の脂肪酸亜鉛を含むことによって、ゴム組成物の圧縮永久歪特性を大きく向上できる。また、該脂肪酸亜鉛を含むことによって、スコーチタイムについても大きく改善できる。
ここで、前記脂肪酸亜鉛の種類については、上記構造式を有するものであればよく、特に限定はされない。例えば、2−エチルヘキサン酸亜鉛、2−メチルヘキサン酸亜鉛、2−プロピルヘキサン酸亜鉛等が挙げられる。これらの脂肪酸亜鉛については、ゴム組成物中に、一種のみ含まれてもよいし、複数種が含まれてもよい。
その中でも、より優れた圧縮永久歪特性及びスコーチタイムを得られる点からは、前記脂肪酸亜鉛として、2−エチルヘキサン酸亜鉛を用いることが好ましい。前記2−エチルヘキサン酸亜鉛の具体的な商品については、特に限定はされず、市販のものを用いることができる。また、前記2−エチルヘキサン酸亜鉛については、そのまま用いることもできるし、シリカ等に担持させて用いることもできる。
また、前記脂肪酸亜鉛の含有量は、前記ゴム成分100質量部に対して、4質量部以下であることが好ましい。より優れた圧縮永久歪特性及びスコーチタイムを得ることができるからである。前記脂肪酸亜鉛の含有量がゴム成分100質量部に対して4質量部を超える場合、優れた圧縮永久歪特性及びスコーチタイムが得られるものの、他の特性を低下させるおそれがある。
さらに、同様の観点から、前記脂肪酸亜鉛の含有量は、前記ゴム成分100質量部に対して、0.5〜4質量部であることがより好ましく、1〜3質量部であることが特に好ましい。
(芳香族スルホンアミド)
また、本発明のゴム組成物は、上述したゴム成分及び脂肪酸亜鉛に加えて、下記構造式を有する芳香族スルホンアミドをさらに含むことが好ましい。
Figure 2017214531
(ここで、R1は、−Sx−CnHmClpであり、xは0以上の整数、nは1以上の整数、mは0以上の整数、pは1以上の整数であり、かつ、m+p=2n+1を満たす。Sは硫黄原子、Cは炭素原子、Hは水素原子、Clは塩素原子を示すが、Clはその他のハロゲン族元素に置換が可能である。また、上記式のR2、R3としては、水素、アミノ基、又は、炭素数1〜8の直鎖状、分岐状若しくは環状或いはその組み合わせの炭化水素基であり本置換基の位置と数には定めはない。)
ゴム組成物中に、上記構造式を有する芳香族スルホンアミドを含むことによって、ゴム組成物の圧縮永久歪特性をより向上できることに加え、強度や動倍率等の基本特性についてもさらに向上できる。
前記芳香族スルホンアミドとしては、例えば、N−フェニル−N−(モノクロロメチルチオ)トルエンスルホンアミド、N−フェニル−N−(ジクロロメチルチオ)トルエンスルホンアミド、N−フェニル−N−(ジクロロメチルチオ)トルエンスルホンアミド、N−フェニル−N−(モノクロロメチルチオ)トルエンスルホンアミド、N−フェニル−N−(トリクロロメチルチオ)ベンゼンスルホンアミド、N−フェニル−N−(ジクロロメチルチオ)ベンゼンスルホンアミド、N−フェニル−N−(トリクロロメチルチオ)ベンゼンスルホンアミド、N−フェニル−N−(トリクロロエチルチオ)ベンゼンスルホンアミド、N−フェニル−N−(トリクロロプロピルチオ)ベンゼンスルホンアミド等が挙げられる。
上述の芳香族スルホンアミドの中でも、下記式で示されるN−フェニル−N−(トリクロロメチルチオ)ベンゼンスルホンアミドを用いることが好ましい。強度や動倍率等の基本特性及び圧縮永久歪特性をさらに向上できるからである。
Figure 2017214531
なお、前記N−フェニル−N−(トリクロロメチルチオ)ベンゼンスルホンアミドの具体的な商品については、特に限定はされないが、例えば、「Vulkalent E/C」(LANXESS社製)等が挙げられる。
また、前記芳香族スルホンアミドの含有量は、圧縮永久歪特性、スコーチタイムをより向上できるという観点から、前記ゴム成分100質量部に対して、0.1〜4質量部であることが好ましい。
前記芳香族スルホンアミドの含有量が、ゴム成分100質量部に対して0.1質量部未満の場合には、十分な圧縮永久歪特性を得られないおそれがあり、一方、前記含有量がゴム成分100質量部に対して4質量部を超えると、耐熱老化性、低温特性等の他の特性を低下させるおそれがある。
(その他の成分)
また、本発明のゴム組成物は、上述した、ゴム成分、脂肪酸亜鉛及び芳香族スルホンアミドに加えて、本発明の目的を損なわない範囲で、カーボンブラック、充填材、加硫促進剤、加硫剤、加硫促進助剤、オイル、老化防止剤、酸化防止剤、充填剤、発泡剤、可塑剤、滑剤、粘着付与剤、紫外線吸収剤等の添加剤を含むことができる。
ここで、前記カーボンブラックについては、ゴム工業で通常使用されているものを使用することができ、特に限定されるものではないが、本発明においては、DBP(ジブチルフタレート)吸油量が125ml/100g以下で且つヨウ素吸着量が85g/kg以下であるカーボンブラックを好適に用いることができる。ペイン効果を小さくし、動倍率をより低く保つことができるからである。さらに、前記DBP吸油量及びヨウ素吸着量の下限値については、特に限定はされないが、上述した動倍率を低く保つ効果を確実に得る点から、それぞれ、20ml/100g、5g/kgであることが好ましい。
なお、前記DBP吸油量及びヨウ素吸着量については、JIS K 6217(1997年)に準拠して測定される。また、これらのカーボンブラックは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
また、前記カーボンブラックの含有量は、ゴム組成物の圧縮永久歪をより向上できる点からは、前記ゴム成分100質量部に対して、5〜100質量部であることが好ましく、15〜60質量部であることがより好ましい。
前記充填材についても、特に限定されるものではなく、シリカ、ホワイトカーボン、微粒子ケイ酸マグネシウム、重質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、クレー、タルク等の充填材を適宜使用することができる。
前記加硫剤は、従来公知のものを用いることができ、特に限定されるものではないが、本発明においては、硫黄を好適に用いることができる。ゴム諸特性をより一層改善できるためである。前記硫黄を含有する場合、硫黄の含有量は、前記ゴム成分100質量部に対して、好ましくは0.1〜1.5質量部であり、より好ましくは0.2〜1.0質量部である。含有量が1.5質量部を超えると、耐熱老化性の悪化を招くおそれがある。
また、前記加硫剤は、ビスマレイミド化合物も好適に用いることができる。耐熱性を改善するとともに、高温における加硫戻りを防止するためである。
前記ビスマレイミド化合物の種類については、例えば、N,N’−o−フェニレンビスマレイミド、N,N’−m−フェニレンビスマレイミド、N,N’−p−フェニレンビスマレイミド、N,N’−(4,4’−ジフェニルメタン)ビスマレイミド、2,2−ビス−[4−(4−マレイミドフェノキシ)フェニル]プロパン、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタンなどを例示することができる。本発明ではN,N’−m−フェニレンビスマレイミド及びN,N’−(4,4’−ジフェニルメタン)ビスマレイミド等が挙げられる。
なお、前記ビスマレイミド化合物は、1種を単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。その含有量は、前記ゴム成分100質量部に対して0.2〜5.0質量部とすることが好ましい。前記ビスマレイミド化合物の配合量が0.2質量部未満であると耐熱老化性、圧縮永久歪み特性等が悪化するおそれがあり、一方5.0質量部を超えると引張り物性(伸び、強度)、耐久性等が悪化するおそれがある
前記加硫促進剤としては、公知のものを用いることができ、特に制限されるものではない。例えば、2−メルカプトベンゾチアゾール、ジベンゾチアジルジスルフィド、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド、N−t−ブチル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド、N−t−ブチル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド等のベンゾチアゾール系加硫促進剤;ジフェニルグアニジン等のグアニジン系加硫促進剤;テトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィド、テトラブチルチウラムジスルフィド、テトラドデシルチウラムジスルフィド、テトラオクチルチウラムジスルフィド、テトラベンジルチウラムジスルフィド、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィド等のチウラム系加硫促進剤;ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛等のジチオカルバミン酸塩系;その他ジアルキルジチオリン酸亜鉛等が挙げられる。
前記加硫促進剤には、スルフェンアミド系、チウラム系、チアゾール系、グアニジン系、ジチオカルバミン酸塩系等の1種又は2種以上を併用でき、加硫挙動(速度)の調整等のため、加硫促進能力が比較的高いチウラム系及び/又はチアゾール系と、加硫促進能力が比較的中〜低程度のグアニジン系及び/又はスルフェンアミド系の加硫促進剤とを組み合わせることが好適に採用される。具体的には、テトラメチルチウラムジスルフィドとN−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミドとの組合せ、テトラブチルチウラムジスルフィドとN−t−ブチル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミドとの組合せ、ジベンゾチアジルジスルフィドとジフェニルグアニジンとの組合せ等が挙げられる。
ただし、前記加硫促進剤の組合せは、上述の組合せに限定されない。前記加硫促進剤の総配合量は、前記ゴム成分100質量部に対して、好ましくは0.2〜10質量部である。
前記加硫促進所剤については、例えば、亜鉛華(ZnO)や脂肪酸等が挙げられる。脂肪酸としては、飽和若しくは不飽和、直鎖状若しくは分岐状のいずれの脂肪酸であってもよく、脂肪酸の炭素数も特に制限されないが、例えば炭素数1〜30、好ましくは15〜30の脂肪酸、より具体的にはシクロヘキサン酸(シクロヘキサンカルボン酸)、側鎖を有するアルキルシクロペンタン等のナフテン酸、ヘキサン酸、オクタン酸、デカン酸(ネオデカン酸等の分岐状カルボン酸を含む)、ドデカン酸、テトラデカン酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸(ステアリン酸)等の飽和脂肪酸、メタクリル酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸等の不飽和脂肪酸、ロジン、トール油酸、アビエチン酸等の樹脂酸などが挙げられる。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。本発明においては、亜鉛華及びステアリン酸を好適に用いることができる。これらの助剤の含有量は前記ゴム成分100質量部に対し、好ましくは1〜10質量部、より好ましくは2〜7質量部である。含有量が10質量部を超えると、作業性の悪化及び動倍率の悪化等を招くおそれがあり、1質量部未満になると、加硫遅延等のおそれがある。
前記オイルは、公知のものを使用でき、特に制限されないが、具体的には、アロマティック油、ナフテン油、パラフィン油等のプロセスオイルや、やし油等の植物油、アルキルベンゼンオイル等の合成油、ヒマシ油等を使用できる。
本発明においては、ナフテン油を好適に用いることができる。これらは一種単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。オイルの含有量は、特に制限されないが、上記ゴム成分100質量部に対し、概ね2〜80質量部とすることができる。配合量が上記範囲を逸脱すると、混練作業性が悪化するおそれがある。なお、油展されたゴムを上記ゴム成分に用いる場合は、該ゴムに含有されるオイルと、混合時に別途添加されるオイルとの合計量が上記範囲となればよい。
前記老化防止剤としては、公知のものを用いることができ、特に制限されない。例えば、フェノール系老化防止剤、イミダゾール系老化防止剤、アミン系老化防止剤などを挙げることができる。これら老化防止剤の含有量は、前記ゴム成分100質量部に対し、通常1〜10質量部、好ましくは2〜7質量部である。老化防止剤は一種又は二種以上を併用することができる。
なお、本発明のゴム組成物を得る際、上述した各成分の配合方法に特に制限はなく、全ての成分原料を一度に配合して混練しても良いし、2段階あるいは3段階に分けて各成分を配合して混練を行ってもよい。なお、混練に際してはロール、インターナルミキサー、バンバリーローター等の公知の混練機を用いることができる。また、シート状や帯状等に成形する際には、押出成形機、プレス機等の公知の成形機を用いればよい。
なお、前記ゴム組成物を硬化させる際の加硫条件としては、特に限定されない。例えば、140〜180℃で、5〜120分間の加硫条件を採用することができる。
<防振ゴム製品用ゴム組成物>
本発明の防振ゴム製品用ゴム組成物は、上述した本発明のゴム組成物からなることを特徴とする。
本発明の防振ゴム製品用ゴム組成物は、上記構成を備えることで、優れた圧縮永久歪特性及びスコーチタイムを実現できる。
<防振ゴム製品>
本発明の防振ゴム製品は、上述した本発明の防振ゴム製品用ゴム組成物を用いたことを特徴とする。
本発明の防振ゴム製品用ゴム組成物を用いることによって、優れた圧縮永久歪特性を実現できる。
なお、前記防振ゴム製品については、上述したゴム組成物と金属材料とが接触した(一体化した)状態で用いられる製品のことであり、例えば、車両用(自動車、トラック、バス、電車、ショベルカー等の建機類など)や、機械設備(エレベーターや駆動機を付帯した機器設備等)に用いられ。また、前記防振ゴム製品のゴムと金属材料との一体化の方法としては、例えば、金属材料中にゴムを圧入する等の非接着タイプの方法や、金属材料に接着剤を介してゴムを接着させる方法などが挙げられる。
以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明は下記の実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1〜12、比較例1〜4)
表1〜4に示した成分組成に従って、各サンプルとなるゴム組成物を調製した。
(評価)
上述の各サンプルのゴム組成物を、所定の条件で加硫硬化させたものをサンプルとして用い、(1)圧縮永久歪、(2)ムーニースコーチタイムについて評価を行った。
(1)圧縮永久歪
各サンプルについて、100℃、72時間の加熱温度条件の下、JIS K 6262に準拠して圧縮永久歪を測定した。
測定した圧縮永久歪については、表1では比較例1、表2では比較例2、表3では比較例3、表4では比較例4、の圧縮永久歪の値を100としたときの指数値で表示した。指数値については、小さいほど圧縮永久歪が少なく、良好な結果であることを示す。また、結果については、5%以上の改善があった場合に、実際の効果があると判断される。
(2)ムーニースコーチタイム
各サンプルについて、JIS K 6300-1:2001の「ムーニー粘度計による粘度及びスコーチタイムの求め方」に準拠し、ゴム組成物を130℃で測定し、余熱を始めてからの値が最低値Vmより5単位上昇するまでの時間(分)を測定することで、ムーニースコーチタイムを得た。
測定したムーニースコーチタイムについては、表1では比較例1、表2では比較例2、表3では比較例3、表4では比較例4、のムーニースコーチタイムの値を100としたときの指数値で表示した。指数値については、大きいほどスコーチタイムが長く、良好な加工安定性を有することを示す。また、結果については、5%以上の改善があった場合に、実際の効果があると判断される。
Figure 2017214531
Figure 2017214531
Figure 2017214531
Figure 2017214531
*1:「RSS#4」
*2:JSR社製 「IR2200」、シス−1,4結合含量:95%以上
*3:東海カーボン製 「シースト FM」、FEF級カーボンブラック、DBP吸油量:160ml/100g、ヨウ素吸着量:35g/kg
*4:旭カーボン製 「アサヒサーマル」、FT級カーボンブラック、DBP吸油量:28ml/100g、ヨウ素吸着量:27g/kg
*5:三菱化学製 「ダイアブラックH」、HAF級カーボンブラック、DBP吸油量:105ml/100g、ヨウ素吸着量:81g/kg
*6:新日本理化製 「ステアリン酸50S」
*7:ハクスイテック社製 「3号亜鉛華」
*8:精工化学製 「サンタイト S」
*9:大内新興化学工業(株)製 「ノクラック 6C」、N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミン
*10:ストラクトール製「ストラクトールZEH」
*11:SUN REFINING AND MARKETING COMPANY製 「Sun thene4240」
*12:鶴見化学社製 「粉末硫黄」
*13:大内新興化学社製品 「バルノックPM」、N,N’−m−フェニレンビスマレイミド
*14:川口化学工業製「アクセル TBT−P」
*15:大内新興化学社製「ノクセラーNS」
*16:LANXESS社製 「Vulkalent E/C」
表1の結果からは、ゴム組成物中に2−エチルヘキサン酸亜鉛を含む実施例1〜5については、2−エチルヘキサン酸亜鉛を含まない比較例1に比べて、圧縮永久歪及びムーニースコーチタイムのいずれについても大きく優れる結果を示すことがわかった。
表2及び表3の結果からは、グレードの異なるカーボンブラックを使用した場合であっても、ゴム組成物中に2−エチルヘキサン酸亜鉛を含む実施例については、2−エチルヘキサン酸亜鉛を含まない比較例に比べて、圧縮永久歪及びムーニースコーチタイムのいずれについても大きく優れる結果を示すことがわかった。
表4の結果からは、ゴム成分として高シス含有イソプレンゴムを含有する場合であっても、ゴム組成物中に2−エチルヘキサン酸亜鉛を含む実施例11及び12については、2−エチルヘキサン酸亜鉛を含まない比較例4に比べて、圧縮永久歪及びムーニースコーチタイムのいずれについても大きく優れる結果を示すことがわかった。
本発明によれば、圧縮永久歪特性及びスコーチタイムに優れた、ゴム組成物及び防振ゴム製品用ゴム組成物を提供できる。

Claims (10)

  1. 天然ゴムを含有するゴム成分と、
    下記構造式を有する脂肪酸亜鉛と、を含むことを特徴とする、ゴム組成物。
    Figure 2017214531
    (ここで、Rは炭素数1〜6の炭化水素基であり、Rは炭素数1〜6の炭化水素基であり、R及びRはそれぞれ独立しており、同一であっても異なっていてもよい。)
  2. 下記構造式を有する芳香族スルホンアミドをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のゴム組成物。
    Figure 2017214531
    (ここで、R1は、−Sx−CnHmClpであり、xは0以上の整数、nは1以上の整数、mは0以上の整数、pは1以上の整数であり、かつ、m+p=2n+1を満たす。Sは硫黄原子、Cは炭素原子、Hは水素原子、Clは塩素原子を示すが、Clはその他のハロゲン族元素に置換が可能である。また、上記式のR2、R3としては、水素、アミノ基、又は、炭素数1〜8の直鎖状、分岐状若しくは環状或いはその組み合わせの炭化水素基であり本置換基の位置と数には定めはない。)
  3. 前記ゴム成分が、シス−1,4結合含量が95%以上である高シス含有イソプレンゴムを55質量%以下含有することを特徴とする、請求項1又は2に記載のゴム組成物。
  4. 前記脂肪酸亜鉛が、2−エチルヘキサン酸亜鉛であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のゴム組成物。
  5. 前記脂肪酸亜鉛の含有量が、前記ゴム成分100質量部に対して、4質量部以下であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のゴム組成物。
  6. 前記芳香族スルホンアミドが、N−フェニル−N−(トリクロロメチルチオ)ベンゼンスルホンアミドであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のゴム組成物。
  7. 前記芳香族スルホンアミドの含有量が、前記ゴム成分100質量部に対して、0.1〜4質量部であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のゴム組成物。
  8. DBP吸油量が125ml/100g以下で且つヨウ素吸着量が85g/kg以下であるカーボンブラックをさらに含むことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載のゴム組成物。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載のゴム組成物からなることを特徴とする、防振ゴム製品用ゴム組成物。
  10. 請求項9に記載の防振ゴム製品用ゴム組成物を用いたことを特徴とする、防振ゴム製品。
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